JP2003028168A - 円錐ころ軸受 - Google Patents

円錐ころ軸受

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JP2003028168A
JP2003028168A JP2001219118A JP2001219118A JP2003028168A JP 2003028168 A JP2003028168 A JP 2003028168A JP 2001219118 A JP2001219118 A JP 2001219118A JP 2001219118 A JP2001219118 A JP 2001219118A JP 2003028168 A JP2003028168 A JP 2003028168A
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JP
Japan
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roller bearing
inner ring
tapered roller
shaft
drive shaft
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JP2001219118A
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English (en)
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Toshinobu Mugishima
俊伸 麦嶋
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • F16H57/00General details of gearing
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    • F16H57/042Guidance of lubricant
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円錐ころ軸受のコストを低減することであ
る。 【解決手段】 リヤドライブシャフト36を支持する2
つの円錐ころ軸受41の内輪部45に設けられる突き当
て面50を、リヤドライブシャフト36の中心軸にほぼ
垂直に形成することによりその加工を容易にし、内輪部
45とリヤドライブシャフト36とを一体とする。ま
た、保持器49を円錐ローラ47と共にリヤドライブシ
ャフト36に取り外し自在に装着して、この円錐ローラ
47を内輪部45に装着する際の作業を容易にする。さ
らに、リヤドライブシャフト36の軸心に形成された潤
滑油路39と内輪側軌道面45aとを連通させる潤滑穴
51を設け、この円錐ころ軸受41の潤滑効率を高め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円錐ころ軸受に関す
る。
【0002】
【従来の技術】円錐ころ軸受は、外輪と内輪および外輪
の内側に配置される複数の転動体を有する転がり軸受の
一種であり、転動体として切頭円錐形に形成された円錐
ローラが用いられたものである。外輪と内輪とにはそれ
ぞれテーパー状の外輪側軌道面と内輪側軌道面が形成さ
れており、円錐ローラはこれらの軌道面の間で転動自在
となって内輪と係合する軸部材を外輪と係合する外側部
材に対して相対回転自在に支持するようになっている。
【0003】円錐ころ軸受は、それぞれの部材間のラジ
アル荷重を支持するとともに相当大きなスラスト荷重を
も支持することができる。これは、スラスト荷重の一部
がそれぞれの軌道面と円錐ローラとを介してラジアル荷
重に変換されるためである。このような特徴を有する円
錐ころ軸受は、たとえば、車両用手動変速機に設けられ
るドライブシャフトなどラジアル荷重とスラスト荷重の
両方を支持することが必要となる部材間の支持に多数用
いられている。
【0004】このドライブシャフトには変速機の出力軸
を介してエンジンの動力が伝達されるようになってお
り、その動力伝達手段としてはす歯歯車が用いられてい
る。はす歯歯車はその歯筋がつる巻き線となった円筒歯
車であるため、出力軸からドライブシャフトへの動力伝
達が行われると同時にこのドライブシャフトにスラスト
荷重を生じることになる。このようなドライブシャフト
の支持部材として円錐ころ軸受を用いることにより、ラ
ジアル荷重を支持するとともに別途スラスト軸受等を用
いることなくスラスト荷重を支持することができること
になる。
【0005】このような円錐ころ軸受の外輪および内輪
はそれぞれトランスミッションケースおよびドライブシ
ャフトに設けられた軸受支持部に圧入されて固定される
ようになっている。この圧入の作業は専用の治具やプレ
ス機を用いて行うことになり、そのための工数がかかる
ことになる。また、一度圧入された円錐ころ軸受は再使
用することができないため、ドライブシャフトを交換す
る際にはこれらの円錐ころ軸受も同時に交換されること
になる。さらに、円錐ころ軸受は一般に高い精度が要求
されるとともに部品点数が多いために高価である。これ
らの理由により、円錐ころ軸受のコストは高いものとな
っていた。
【0006】そのため、たとえば特開平10-176720号公
報や特開平7-83227号公報に示す円錐ころ軸受では外輪
を外側部材と一体に形成することにより上記の問題点の
解決を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外輪を外側部
材と一体に形成する場合にはその外側部材自体に外輪側
軌道面が形成されることになるため、その材質がたとえ
ば鋼材のように円錐ローラから受ける荷重に耐えるだけ
の硬さを有することが必要である。そのため、たとえば
外側部材となる前述のトランスミッションケースがアル
ミ製であるなどその硬さが不十分である場合には、外輪
と外側部材とを一体とすることができないことになる。
【0008】これに対して、円錐ころ軸受の内輪を軸部
材と一体に形成する方法が考えられるが、そのために
は、内輪に円錐ローラの大径側端部に接触する突き当て
面を形成することが必要となる。しかし、この突き当て
面はアンダーカット形状とされているため、その加工が
困難であり、内輪と軸部材との一体化を困難なものとし
ていた。
【0009】本発明の目的は、円錐ころ軸受のコストを
低減することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の円錐ころ軸受
は、軸部材を外側部材に対して相対回転自在に支持する
円錐ころ軸受であって、テーパー状の外輪側軌道面を有
し、前記外側部材に取り付けられる外輪と、前記外輪の
内側に配置される複数の円錐ローラと、前記外輪側軌道
面に対向する内輪側軌道面を有し、前記軸部材に一体に
形成された内輪部とを備え、前記円錐ローラの大径側端
部に接触する突き当て面を前記軸部材の中心軸にほぼ垂
直に前記内輪部に形成したことを特徴とする。
【0011】本発明の円錐ころ軸受は、前記軸部材に設
けられた潤滑油路と前記内輪側軌道面とを連通させる潤
滑穴を有することを特徴とする。
【0012】本発明の円錐ころ軸受は、前記円錐ローラ
を回転自在に支持する保持器を前記円錐ローラと共に前
記軸部材に取り外し自在に装着したことを特徴とする。
【0013】本発明にあっては、円錐ローラの大径側端
部に接触する突き当て面を軸部材の中心軸にほぼ垂直に
内輪部に形成したことにより、内輪と軸部材とを一体に
形成することができるため、この円錐ころ軸受の部品点
数を低減するとともに軸部材を内輪部に圧入するための
工数を削減して、この円錐ころ軸受のコストを低減する
ことができる。また、軸部材を交換する際に外輪と円錐
ローラとを再使用することができるので、この円錐ころ
軸受のコストをさらに低減することができる。
【0014】また、それぞれの円錐ローラと保持器とを
軸部材に対して取り外し自在に装着したことにより、こ
の円錐ころ軸受を組み付ける際の円錐ローラの組み付け
工数を低減して、この円錐ころ軸受のコストを低減する
ことができる。
【0015】さらに、軸部材に形成された潤滑油路と内
輪側軌道面とを連通させる潤滑穴を内輪部に設けたこと
により、この円錐ころ軸受の潤滑効率を高めることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態である円錐こ
ろ軸受が用いられた車両用手動変速機の概要を示すスケ
ルトン図であり、図2は図1に示す車両用手動変速機の
要部を示す一部切欠き断面図である。また、図3は図2
に示す円錐ころ軸受の詳細を示す断面図である。
【0018】図1に示す車両用手動変速機1は、エンジ
ン2により発生した動力を図示しない前輪および後輪に
伝達するために用いられるものである。この車両用手動
変速機1はエンジン2のクランク軸3に連結される入力
軸4とこれに平行となる出力軸5とを有しており、この
クランク軸3と入力軸4との間にはクラッチ6が設けら
れている。
【0019】クラッチ6はアルミ製のトランスミッショ
ンケース7の図中左側に位置して形成されたベルハウジ
ング7a内に収容されており、クランク軸3に固定され
たフライホイル8とこのフライホイル8と一体に回転す
るクラッチカバー6aおよび入力軸4に固定されたクラ
ッチディスク6bとを有している。また、クラッチカバ
ー6aの内部にはクラッチディスク6bとフライホイル
8とを圧着状態と離反状態とに切り換えるプレッシャー
プレート6cが設けられている。このプレッシャープレ
ート6cを図示しないクラッチペダルにより操作するこ
とで、クランク軸3と入力軸4とを接続状態と切断状態
とに切り換えることができるようになっている。なお、
図中に示す9a〜9fは、これらの入力軸4および出力
軸5等を支持するために設けられた玉軸受を示してい
る。
【0020】入力軸4には第1速と第2速の駆動歯車1
1,12が固定されるとともに第3速から第5速までの
駆動歯車13〜15が回転自在に取り付けられている。
また、出力軸5には第1速と第2速の従動歯車21,2
2が回転自在に取り付けられるとともに第3速から第5
速までの従動歯車23〜25が固定されている。それぞ
れの駆動歯車11〜15は対応する従動歯車21〜25
に噛み合って変速ギヤ列となっており、動力を伝達する
ことになる変速ギヤ列を切り換えることによって変速動
作が行われる。
【0021】出力軸5には第1速の従動歯車21と第2
速の従動歯車22との間に第1のシンクロメッシュ機構
31が設けられている。また、第3速の駆動歯車13と
第4速の駆動歯車14との間には第2のシンクロメッシ
ュ機構32が設けられ、第5速の駆動歯車15に隣接さ
せて第3のシンクロメッシュ機構33が設けられてい
る。
【0022】シンクロメッシュ機構31は出力軸5に固
定されたシンクロハブ31aとこれに常時噛み合うシン
クロスリーブ31bとを有し、このシンクロスリーブ3
1bを第1速の従動歯車21に一体形成されたスプライ
ン21aに噛み合わせると変速比は第1速に設定され、
逆に第2速の従動歯車22に一体形成されたスプライン
22aに噛み合わせると第2速に設定される。他のシン
クロメッシュ機構32,33も同様に、入力軸4に固定
されたシンクロハブ32a,33aとこれらにそれぞれ
常時噛み合うシンクロスリーブ32b,33bとを有
し、これらにそれぞれ対応するスプライン13a,14
aおよび15aのいずれかに噛み合わせることにより変
速比は第3速から第5速に設定される。また、入力軸4
にはリバースドライブギヤ16が固定されており、この
リバースドライブギヤ16には図示しないアイドラギヤ
が噛み合わされている。さらに、シンクロスリーブ31
bの外周部にはリバースドリブンギヤ26が固定されて
おり、シンクロスリーブ31bがスプライン21aとス
プライン22aとの間に位置するときにアイドラギヤと
リバースドリブンギヤ26が噛み合って、入力軸4の回
転が逆転して出力軸5に伝達されるようになっている。
なお、それぞれのシンクロスリーブ31b,32bおよ
び33bの軸方向の噛み合い移動によるシフトチェンジ
動作は、図示しないチェンジレバーを運転者が操作する
ことにより行われるようになっている。
【0023】出力軸5の一端にはセンターディファレン
シャルギヤ34(以下センターデフ34とする)が取り
付けられており、出力軸5の回転はこのセンターデフ3
4を介してドライブピニオンシャフト35とリヤドライ
ブシャフト36に伝達されるようになっている。
【0024】ドライブピニオンシャフト35はセンター
デフ34の一方の差動歯車軸34aと連結されており、
軸部35aが出力軸5の軸心に形成された中空部5aに
位置して出力軸5に対して回転自在となっている。ま
た、ドライブピニオンシャフト35の前端部に形成され
たピニオンギヤ35bはフロントディファレンシャルギ
ヤ37と係合されている。したがって、出力軸5の回転
は、センターデフ34とドライブピニオンシャフト35
およびフロントディファレンシャルギヤ37とを介して
図示しない前輪に伝達されるようになっている。
【0025】軸部材としてのリヤドライブシャフト36
は出力軸5と平行に設けられており、その後端部がトラ
ンスミッションケース7の後端側に取り付けられたアル
ミ製のリヤエクステンションケース38の開口端部38
aに位置するようになっている。また、リヤドライブシ
ャフト36の軸心には図示しないオイルポンプからの油
圧が供給される潤滑油路39が形成されている。このリ
ヤドライブシャフト36はそれぞれその前端部および略
中央部に位置して設けられた2つの円錐ころ軸受40,
41に支持されている。
【0026】図2に示すように、これらの円錐ころ軸受
40,41はそれぞれ外輪42,43と内輪部44,4
5および切頭円錐形に形成された複数の円錐ローラ4
6,47とを備えている。外輪42,43は外形が円環
状に形成されており、それぞれ外側部材としてのトラン
スミッションケース7もしくは外側部材としてのリヤエ
クステンションケース38に形成された軸受座部7b,
38bに圧入されている。また、内輪部44,45はリ
ヤドライブシャフト36の前端部および略中央部におい
てリヤドライブシャフト36と一体に形成されている。
そして、複数の円錐ころ46,47は外輪42,43の
内側に配置されて外輪42,43と内輪部44,45と
の間でそれぞれ転動自在となっている。
【0027】これらの軸受40,41により、リヤドラ
イブシャフト36はトランスミッションケース7および
リヤエクステンションケース38に対して回転自在に支
持されることになる。なお、本実施の形態においては、
円錐ころ軸受40,41を外側部材としてのトランスミ
ッションケース7およびリヤエクステンションケース3
8に対して軸部材としてのリヤドライブシャフト36を
回転自在とするように用いているがこれに限らず、外側
部材を軸部材に対して回転自在に支持する場合など、軸
部材と外側部材とを相対回転自在に支持していればいず
れの場合に用いてもよい。
【0028】また、これらの円錐ころ軸受40,41
は、それぞれ支持可能なスラスト荷重の方向が逆向きと
なるように互いに逆向きに配置されている。つまり、円
錐ころ軸受40はそれぞれの円錐ローラ46の軸心の延
長線が図中左側で交わるように形成され、円錐ころ軸受
41は円錐ローラ47の軸心の延長線が図中右側で交わ
るように形成されている。したがって、円錐ころ軸受4
0はリヤドライブシャフト36の図中左側方向のスラス
ト荷重を支持し、円錐ころ軸受41はリヤドライブシャ
フト36の図中右側方向のスラスト荷重を支持するよう
になっている。
【0029】円錐ローラ46,47は円環状に形成され
た保持器48,49に支持されており、互いに等間隔か
つ回転自在となっている。また、この保持器48,49
は円錐ローラ46,47と共にリヤドライブシャフト3
6に取り外し自在に装着されている。したがって、円錐
ころ軸受40,41の組み付けもしくは分解を行うとき
には、これらの円錐ローラ46,47を保持器48,4
9と共に着脱することができるようになっている。
【0030】次に、これらの円錐ころ軸受40,41の
詳細について説明するが、これらの円錐ころ軸受40,
41は互いにほぼ同一の構造となっているためその詳細
については円錐ころ軸受41についてのみ説明する。図
3に示すように、円錐ころ軸受41の外輪43の内周側
にはそれぞれ円錐ローラ47の外周面と接するテーパー
状の外輪側軌道面43aが形成されている。また、内輪
部45にはその外周側に外輪側軌道面43aと対向する
テーパー状の内輪側軌道面45aが形成されている。
【0031】内輪部45にはリヤドライブシャフト36
の中心軸にほぼ垂直となる突き当て面50が形成されて
いる。そして、円錐ローラ47が軸方向に移動した際に
は、その大径側端部47aがこの突き当て面50と接触
して、その移動が係止されるようになっている。また、
内輪部45に円錐ローラ47を組み付ける際には円錐ロ
ーラ47の位置決めが必要となるが、円錐ローラ47の
大径側端部47aをこの突き当て面50に当接させるこ
とにより容易に位置決めを行うことができる。
【0032】また、内輪部45には潤滑油路39と内輪
側軌道面45aとを連通させる潤滑穴51が形成されて
いる。したがって、潤滑油路39に供給された潤滑油が
この潤滑穴51を介して内輪側軌道面45aに供給され
ることになる。
【0033】このように、内輪部45に形成される突き
当て面50をリヤドライブシャフト36の中心軸にほぼ
垂直としたことにより、この突き当て面50を内輪部4
5に形成する際の加工が容易となり、内輪部45とリヤ
ドライブシャフト36とを一体に形成することができ
る。したがって、円錐ころ軸受40,41の部品点数を
低減するとともに内輪部44,45をリヤドライブシャ
フト36に圧入するための工数を削減して、この円錐こ
ろ軸受40,41のコストを低減することができる。ま
た、内輪部45とリヤドライブシャフト36とを一体に
形成したことにより、リヤドライブシャフト36を交換
する際に外輪42,43と円錐ローラ46,47とを再
使用することができるので、この円錐ころ軸受40,4
1のコストを低減することができる。
【0034】また、保持器48,49を円錐ローラ4
6,47と共にリヤドライブシャフト36に取り外し自
在に装着したことにより、この円錐ころ軸受40,41
を組み付ける際の円錐ローラ46,47の組み付け工数
を低減して、この円錐ころ軸受40,41のコストを低
減することができる。
【0035】さらに、内輪部44,45にリヤドライブ
シャフト36の軸心に形成された潤滑油路39と内輪側
軌道面44a,45aとを連通させる潤滑穴51を設け
たことにより、この円錐ころ軸受40,41の潤滑効率
を高めることができる。
【0036】このリヤドライブシャフト36とセンター
デフ34との間には、センターデフ34の回転をリヤド
ライブシャフト36に伝達するためのトランスファギヤ
52が設けられている。トランスファギヤ52は、セン
ターデフ34の他方の差動歯車軸34bに固定されるト
ランスファドライブギヤ52aとリヤドライブシャフト
36に固定されるトランスファドリブンギヤ52bとに
より構成されている。これらのギヤ52a,52bはそ
れぞれその歯筋がつる巻き線であるはす歯歯車となって
おり、小型にして大容量の動力伝達を行うことができる
ようになっている。リヤドライブシャフト36の後端部
に設けられた連結部36aには図示しないリヤディファ
レンシャルギヤに連結された図示しないプロペラシャフ
トが連結されるようになっており、このプロペラシャフ
トおよびリヤディファレンシャルギヤを介してリヤドラ
イブシャフト36の回転が後輪に伝達されるようになっ
ている。また、センターデフ34とトランスファドライ
ブギヤ52aとの間にはビスカスカップリング53が設
けられており、ドライブピニオンシャフト35とリヤド
ライブシャフト36の差動回転数を制限するようになっ
ている。
【0037】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態
においては、本発明の円錐ころ軸受40,41を車両用
手動変速機1のリヤドライブシャフト36に用いた場合
を示しているがこれに限らず、車両用手動変速機1にお
ける他の軸など軸部材であればいずれのものに適用して
もよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、円錐ローラの大径側端
部に接触する突き当て面を軸部材の中心軸にほぼ垂直に
内輪部に形成したことにより、内輪と軸部材とを一体に
形成することができるため、この円錐ころ軸受の部品点
数を低減するとともに軸部材を内輪部に圧入するための
工数を削減して、この円錐ころ軸受のコストを低減する
ことができる。また、軸部材を交換する際に外輪と円錐
ローラとを再使用することができるので、この円錐ころ
軸受のコストをさらに低減することができる。
【0039】また、それぞれの円錐ローラと保持器とを
軸部材に対して取り外し自在に装着したことにより、こ
の円錐ころ軸受を組み付ける際の円錐ローラの組み付け
工数を低減して、この円錐ころ軸受のコストを低減する
ことができる。
【0040】さらに、軸部材に形成された潤滑油路と内
輪側軌道面とを連通させる潤滑穴を内輪部に設けたこと
により、この円錐ころ軸受の潤滑効率を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である円錐ころ軸受が用
いられた車両用手動変速機の概要を示すスケルトン図で
ある。
【図2】図1に示す車両用手動変速機の要部を示す一部
切欠き断面図である。
【図3】図2に示す円錐ころ軸受の詳細を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用手動変速機 2 エンジン 3 クランク軸 4 入力軸 5 出力軸 6 クラッチ 7 トランスミッションケース 11〜15 駆動歯車 21〜25 従動歯車 34 センターディファレンシャルギヤ 36 リヤドライブシャフト 39 潤滑油路 40,41 円錐ころ軸受 42,43 外輪 44,45 内輪部 46,47 円錐ローラ 48,49 保持器 50 突き当て面 51 潤滑穴 52 トランスファギヤ
フロントページの続き Fターム(参考) 3J063 AA01 AB02 AC03 BB48 CA01 CB43 CD03 CD06 3J101 AA16 AA25 AA32 AA42 AA54 AA62 AA72 AA82 BA34 BA44 BA53 BA57 CA05 CA08 FA32 FA44 FA46 FA48 FA55 GA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材を外側部材に対して相対回転自在
    に支持する円錐ころ軸受であって、 テーパー状の外輪側軌道面を有し、前記外側部材に取り
    付けられる外輪と、 前記外輪の内側に配置される複数の円錐ローラと、 前記外輪側軌道面に対向する内輪側軌道面を有し、前記
    軸部材に一体に形成された内輪部とを備え、 前記円錐ローラの大径側端部に接触する突き当て面を前
    記軸部材の中心軸にほぼ垂直に前記内輪部に形成したこ
    とを特徴とする円錐ころ軸受。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の円錐ころ軸受において、
    前記軸部材に設けられた潤滑油路と前記内輪側軌道面と
    を連通させる潤滑穴を有することを特徴とする円錐ころ
    軸受。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の円錐ころ軸受に
    おいて、前記円錐ローラを回転自在に支持する保持器を
    前記円錐ローラと共に前記軸部材に取り外し自在に装着
    したことを特徴とする円錐ころ軸受。
JP2001219118A 2001-07-19 2001-07-19 円錐ころ軸受 Pending JP2003028168A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063802A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Ntn Corporation 円錐ころ軸受
JP2009121513A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Ntn Corp 円錐ころ軸受

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