JP2003028164A - 複列円錐ころ軸受およびハブユニット軸受 - Google Patents

複列円錐ころ軸受およびハブユニット軸受

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JP2003028164A JP2001211080A JP2001211080A JP2003028164A JP 2003028164 A JP2003028164 A JP 2003028164A JP 2001211080 A JP2001211080 A JP 2001211080A JP 2001211080 A JP2001211080 A JP 2001211080A JP 2003028164 A JP2003028164 A JP 2003028164A
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英志 渋谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立の容易化や密閉性能の向上等を実現した
複列円錐ころ軸受およびハブユニット軸受を提供する。 【解決手段】 外輪3の第1シール保持面51と第1内
輪15のシール面55との間には軸シール61が介装さ
れ、第2シール保持面53と第2内輪31のシール面5
7との間にはパックシール63が介装されている。外輪
3における第1,第2軌道面7,9と第1,第2シール
保持面51,53との間にはそれぞれ環状の係止溝6
5,67が形成され、これら係止溝65,67に第1,
第2ころ列23,35の保持器21に突設された突起6
9が嵌入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複列円錐ころ軸受
およびハブユニット軸受に係り、詳しくは組立の容易化
や密閉性能の向上等を実現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や工作機械等の機械装置では、車
軸やスピンドル等を回転自在に支持するべく、種々の転
がり軸受が用いられている。転がり軸受は、通常、内外
の軌道輪(内外輪)と、内外輪間に配設された多数の転
動体と、これら転動体どうしの接触や転動体の脱落を防
止する保持器とから構成されている。例えば、自動車の
アクスル装置には、ラジアル荷重とアキシャル荷重とを
負担させるべく、二列の円錐ころを外向きに対向配置し
た複列円錐ころ軸受(複列外向き円錐ころ軸受)が一般
に用いられている。この軸受は、それぞれ外向きに開い
たテーパ状の一対の外軌道面を有する外輪と、この外輪
に内嵌して外輪の外軌道面に対応する外向きに開いたテ
ーパ状の内軌道面を有する一対の内輪と、外輪の両外軌
道面と各内輪の内軌道面との間にそれぞれ介装された一
対のころ列とからなっている。
【0003】ところで、近年、自動車用アクスル装置等
では、部品点数の削減や製品コストの低減等を図るべ
く、特開平11−44322号公報(以下、先行技術と
記す)等に記載されたように、軸受の構成要素をアクス
ル装置の構成要素と一体化したいわゆる第3世代のハブ
ユニット軸受が開発されている。先行技術のハブユニッ
ト軸受では、複列円錐ころ軸受の外輪に懸架装置の取付
フランジを形成すると共に、一方の内輪をハブと一体化
し、更に円錐ころは保持器のポケットに脱落不能に保持
されてころアセンブリを構成している。これにより、先
行技術のハブユニット軸受では、構成要素数の削減や製
品コストの低減のみならず、自動組立装置による組み立
ての容易化や組立工数の大幅な削減も実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先行技術の
ハブユニット軸受では、ころアセンブリを組み込んだ直
後にシールを外輪に装着しないと、外輪からころアセン
ブリが脱落するため、シールが予め装着された外輪に内
輪を組み込まざるを得なかった。一般に、ハブユニット
軸受では、雨中走行時における泥水の侵入等を防止する
べく、特に内側のシールには密閉性に優れたパックシー
ルを用いることが望ましい。ところが、パックシール
は、その内外カラー(金属環)を軸受の内輪と外輪とに
対して同時に圧入する必要があるため、先行技術のよう
に外輪に予めシールを装着する形態では、その採用が不
可能であった。
【0005】そこで、シールとしては、外輪に圧入する
かたちの通常の軸シールを用いることになるが、先行技
術のハブユニット軸受では、内輪を組み込む際にシール
のリップが変形する虞があった。図11には内輪31と
外輪3との間に軸シール81が正規に装着された状態を
示しており、軸シール81のメインリップ83は内輪3
1の係止大鍔部25の内周面たるシール面57に摺接し
ている。ところが、予め軸シール81が装着された外輪
3に内輪31を組み込む際、図12に示したように、メ
インリップ83が係止大鍔部25に押されて捲れてしま
い、所期の密閉性能を得ることができなくなる虞が多分
にあった。本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、
組立の容易化や密閉性能の向上等を実現した複列円錐こ
ろ軸受およびハブユニット軸受を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するべく、請求項1の発明では、それぞれ外向きに開い
たテーパ状の第1および第2外軌道面を内周側に有する
外輪と、この外輪の第1外軌道面側に配設されると共
に、前記第1外軌道面に対応する外向きに開いたテーパ
状の内軌道面ところ係止大鍔部とを外周側に有する第1
内輪と、前記外輪の第2外軌道面側に配設され、その内
側係止端が前記第1内輪の内側係止端に当接・係止され
ると共に、前記第2外軌道面に対応する外向きに開いた
テーパ状の内軌道面ところ係止大鍔部とを外周側に有す
る第2内輪と、前記外輪の第1外軌道面と前記第1内輪
の内軌道面との間に介装され、多数本の円錐ころと保持
器とからなる第1ころ列と、前記外輪の第2外軌道面と
前記第2内輪の内軌道面との間に介装され、多数本の円
錐ころと保持器とからなる第2ころ列とからなる複列円
錐ころ軸受であって、前記外輪には前記第1および第2
外軌道面の軸方向外側に環状の係止溝がそれぞれ形成さ
れ、前記保持器には前記係止溝に嵌入する複数個の突起
が形成されたものを提案する。
【0007】また、請求項2の発明では、フランジを外
周側に有すると共に、それぞれ外向きに開いたテーパ状
の第1および第2外軌道面を内周側に有する外輪と、こ
の外輪の第1外軌道面側に配設されると共に、前記第1
外軌道面に対応する外向きに開いたテーパ状の内軌道面
ところ係止大鍔部とを外周側に有する第1内輪と一体に
形成され、軸方向外端に車輪取付用フランジを有するハ
ブと、前記外輪の第2外軌道面側に配設され、その内側
係止端が前記第1内輪の内側係止端に当接・係止される
と共に、前記第2外軌道面に対応する外向きに開いたテ
ーパ状の内軌道面ところ係止大鍔部とを外周側に有する
第2内輪と、前記外輪の第1外軌道面と前記第1内輪の
内軌道面との間に介装され、多数本の円錐ころと保持器
とからなる第1ころ列と、前記外輪の第2外軌道面と前
記第2内輪の内軌道面との間に介装され、多数本の円錐
ころと保持器とからなる第2ころ列とからなるハブユニ
ット軸受であって、前記外輪には前記第1および第2外
軌道面の軸方向外側に環状の係止溝がそれぞれ形成さ
れ、前記保持器には前記係止溝に嵌入する複数個の突起
が形成されたものを提案する。
【0008】請求項1の複列円錐ころ軸受や請求項2の
ハブユニット軸受では、保持器の突起が係止溝に嵌入す
ることで第1および第2ころ列が外輪に保持されるた
め、外輪に内輪を組み込んだ後にパックシール等を装着
することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。尚、本実施形態は、本発明をFF車
(フロントエンジン・フロントドライブ型自動車)にお
ける駆動輪側の第3世代ハブユニット軸受に適用したも
のである。図1は、第1実施形態に係るハブユニット軸
受1を示す縦断面図である。図1中、符号3で示した部
材は複列円錐ころ軸受5の外輪であり、その内周側には
それぞれ外向きに開いたテーパ状の第1,第2軌道面
7,9が形成されている。外輪3の外周側にはフランジ
11が形成されており、このフランジ11を介して懸架
装置の図示しないナックルアームにハブユニット軸受1
が結合される。
【0010】外輪3の第1軌道面7側にはハブ13と一
体化された第1内輪15が内嵌しており、この第1内輪
15の外周側には第1軌道面7に対応する外向きに開い
たテーパ状の軌道面17が形成されている。第1内輪1
5の軌道面17と第1軌道面7との間には多数本の円錐
ころ19と保持器21とからなる第1ころ列23が介装
されている。図1中、符号25は第1内輪15のころ係
止大鍔部を示し、符号27は同じく内側係止端を示して
いる。
【0011】また、外輪3の第2軌道面9側には第2内
輪31が内嵌しており、この第2内輪31の外周側には
第2軌道面9に対応する外向きに開いたテーパ状の軌道
面33が形成されている。第2内輪31の軌道面33と
第2軌道面9との間には多数本の円錐ころ19と保持器
21とからなる第2ころ列35が介装されている。図1
中、符号37は第1内輪15のころ係止大鍔部を示し、
符号39は同じく内側係止端を示している。尚、第2内
輪31は、ハブ13の内側に延設された円筒部41に外
嵌すると共に、その内側係止端39が第1内輪15の内
側係止端27に当接している。
【0012】ハブ13にはハブボルト43が植設された
車輪取付用フランジ45が形成されており、この車輪取
付用フランジ45に図示しないホイールが装着される。
また、ハブ13の軸心にはスプライン孔47が形成され
ており、このスプライン孔47に図示しないドライブシ
ャフトが内嵌する。
【0013】外輪3には軸方向端部近傍(図1中左右方
向)に第1,第2シール保持面51,53が形成される
一方、第1内輪15と第2内輪31とには第1,第2シ
ール保持面51,53に対応する位置にシール面55,
57がそれぞれ形成されている。そして、第1シール保
持面51と第1内輪15のシール面55との間には軸シ
ール61が介装され、第2シール保持面53と第2内輪
31のシール面57との間にはパックシール63が介装
されている。
【0014】本実施形態のハブユニット軸受1では、外
輪3における第1,第2軌道面7,9と第1,第2シー
ル保持面51,53との間にそれぞれ環状の係止溝6
5,67が形成され、これら係止溝65,67に第1,
第2ころ列23,35の保持器21に突設された突起6
9が嵌入している。
【0015】保持器21は、その柱71が大端側と小端
側とから挿入される金型により形成されており、図2,
図3(図2中のA−A断面図),図4(図2中のB−B
断面図)に示したように、柱71は内径側に向けて柱幅
bが拡がるテーパ形状を呈している。そのため、ポケッ
ト73に保持された円錐ころ19は、ポケット73の幅
D’が円錐ころ19の外径Dより小さいことから、内径
側には通過(脱落)不可能となっている。また、前述し
た突起69は、所定の角度間隔をもって、保持器21の
大端側に複数個形成されている。
【0016】以下、ハブユニット軸受1の組立手順を記
す。本実施形態では、ハブユニット軸受1の組み立てに
あたって、組立作業者は、先ず、図5に示したように、
治具81に保持器21を載置する。この治具81には、
円錐ころ19の個数分の座ぐり83と負圧吸引用のエア
孔85とが形成されている。
【0017】組立作業者は次に、図6に示したように、
治具81を回転させながら、保持器21のポケット73
に円錐ころ19を順次嵌入させる。円錐ころ19は、治
具81の座ぐり83に嵌まり込んでエア孔85から真空
引きされることにより、治具81に吸着されて保持器2
1と共に第1ころ列23を構成する。
【0018】組立作業者は次に、図7に示したように、
治具81に保持された第1ころ列23の上方から外輪3
を下降させる。すると、保持器21の突起69は、弾性
変形しながら第1シール保持面51を通過し、外輪3の
係止溝65に嵌入した後に元形状に復帰する。これによ
り、円錐ころ19も保持器21の内径側に通過しないこ
とから、円錐ころ19と保持器21とからなる第1ころ
列23が外輪3に保持・係止されることになる。
【0019】組立作業者は次に、同様の手順で第2ころ
列35を外輪3に組み付けた後、図8に示したように、
外輪3の第1シール保持面51に軸シール61を装着し
て、図示しない治具上に載置されたハブ13上に外輪3
を下降・外嵌させる。
【0020】組立作業者は次に、図9に示したように、
第2内輪31を下降させてハブ13の円筒部41に外嵌
・圧入させ、第2内輪31の内側係止端39を第1内輪
15の内側係止端27に当接させる。これにより、第
1,第2ころ列23,35の円錐ころ19は、外輪3の
第1,第2軌道面7,9と第1,第2内輪15,31の
軌道面17,33との間にそれぞれ適正な予圧をもって
保持される。
【0021】組立作業者は最後に、図10に示したよう
に、外輪3の第2シール保持面53と第2内輪31のシ
ール面57との間にパックシール63を下降・圧入さ
せ、ハブユニット軸受1の組み立てを完了する。
【0022】このように、本実施形態では、保持器21
の突起69を外輪3の係止溝65,67に嵌入させるこ
とで、第1,第2ころ列23,35を外輪3に保持させ
ることができるため、製造工程の自動化をより進めるこ
とができた。また、ハブユニット軸受1の内側に密閉性
能の優れたパックシール63を装着できたため、悪路走
行時における泥水等の侵入等を確実に防止でき、長期に
亘る走行性能の維持も実現できた。
【0023】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態は、本発明をFF車の駆動輪側の
ハブユニット軸受に適用したものであるが、FF車やF
R車の従動輪に用いられるハブユニット軸受等に適用し
てもよいし、自動車のハブユニット軸受以外に組み込ま
れる複列円錐ころ軸受に適用してもよい。また、上述し
たパックシールに代えて、密閉性に優れたリップ形状の
軸シールを用いるようにしてもよい。その他、保持器の
具体的形状やハブユニット軸受の具体的構成等について
も、上記実施形態での例示に限られるものではなく、本
発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る複列円
錐ころ軸受やハブユニット軸受によれば、外輪の軸方向
外側に環状の係止溝を形成する一方、保持器に係止溝に
嵌入する複数個の突起を形成するようにしたため、保持
器の突起が係止溝に嵌入することで第1および第2ころ
列が外輪に保持されるようになり、外輪に内輪を組み込
んだ後にパックシール等を装着することが可能となって
密閉性能の大幅な向上が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るハブユニット軸受を示
した縦断面図である。
【図2】保持器の縦断面図である。
【図3】図2中のA−A断面図である。
【図4】図2中のB−B断面図である。
【図5】ハブユニット軸受の組立手順を示す説明図であ
る。
【図6】ハブユニット軸受の組立手順を示す説明図であ
る。
【図7】ハブユニット軸受の組立手順を示す説明図であ
る。
【図8】ハブユニット軸受の組立手順を示す説明図であ
る。
【図9】ハブユニット軸受の組立手順を示す説明図であ
る。
【図10】ハブユニット軸受の組立手順を示す説明図で
ある。
【図11】従来のハブユニット軸受を示した要部縦断面
図である。
【図12】従来のハブユニット軸受を示した要部縦断面
図である。
【符号の説明】
1‥‥ハブユニット軸受 3‥‥外輪 5‥‥複列円錐ころ軸受 7‥‥第1軌道面 9‥‥第2軌道面 13‥‥ハブ 15‥‥第1内輪 17‥‥軌道面 19‥‥円錐ころ 21‥‥保持器 23‥‥第1ころ列 25‥‥ころ係止大鍔部 27‥‥内側係止端 31‥‥第2内輪 33‥‥軌道面 35‥‥第2ころ列 37‥‥ころ係止大鍔部 39‥‥内側係止端 45‥‥車輪取付用フランジ 51‥‥第1シール保持面 53‥‥第2シール保持面 55‥‥シール面 57‥‥シール面 61‥‥軸シール 63‥‥パックシール 65,67‥‥係止溝 69‥‥突起 71‥‥柱 73‥‥ポケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ外向きに開いたテーパ状の第1お
    よび第2外軌道面を内周側に有する外輪と、 この外輪の第1外軌道面側に配設されると共に、前記第
    1外軌道面に対応する外向きに開いたテーパ状の内軌道
    面ところ係止大鍔部とを外周側に有する第1内輪と、 前記外輪の第2外軌道面側に配設され、その内側係止端
    が前記第1内輪の内側係止端に当接・係止されると共
    に、前記第2外軌道面に対応する外向きに開いたテーパ
    状の内軌道面ところ係止大鍔部とを外周側に有する第2
    内輪と、 前記外輪の第1外軌道面と前記第1内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数本の円錐ころと保持器とからなる第
    1ころ列と、 前記外輪の第2外軌道面と前記第2内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数本の円錐ころと保持器とからなる第
    2ころ列とからなる複列円錐ころ軸受であって、 前記外輪には前記第1および第2外軌道面の軸方向外側
    に環状の係止溝がそれぞれ形成され、前記保持器には前
    記係止溝に嵌入する複数個の突起が形成されたことを特
    徴とする複列円錐ころ軸受。
  2. 【請求項2】フランジを外周側に有すると共に、それぞ
    れ外向きに開いたテーパ状の第1および第2外軌道面を
    内周側に有する外輪と、 この外輪の第1外軌道面側に配設されると共に、前記第
    1外軌道面に対応する外向きに開いたテーパ状の内軌道
    面ところ係止大鍔部とを外周側に有する第1内輪と一体
    に形成され、軸方向外端に車輪取付用フランジを有する
    ハブと、 前記外輪の第2外軌道面側に配設され、その内側係止端
    が前記第1内輪の内側係止端に当接・係止されると共
    に、前記第2外軌道面に対応する外向きに開いたテーパ
    状の内軌道面ところ係止大鍔部とを外周側に有する第2
    内輪と、 前記外輪の第1外軌道面と前記第1内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数本の円錐ころと保持器とからなる第
    1ころ列と、 前記外輪の第2外軌道面と前記第2内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数本の円錐ころと保持器とからなる第
    2ころ列とからなるハブユニット軸受であって、 前記外輪には前記第1および第2外軌道面の軸方向外側
    に環状の係止溝がそれぞれ形成され、前記保持器には前
    記係止溝に嵌入する複数個の突起が形成されたことを特
    徴とするハブユニット軸受。
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