JP2003027215A - 保護膜成膜方法、保護膜成膜装置および保護膜 - Google Patents

保護膜成膜方法、保護膜成膜装置および保護膜

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐腐食性および耐剥離性に優れた保護膜を形
成することができる成膜装置の提供。 【解決手段】 基板S上にSi膜の中間層を成膜するD
Cマグネトロンスパッタ装置22には、チャンバ10内
に酸素ガスを供給する酸素ガス供給部27が設けられて
いる。そして、スパッタ開始前にチャンバ10内に酸素
ガスを所定時間導入し、チャンバ内壁やターゲット表面
等に酸素ガスを吸着させた後に、スパッタ作業を行って
基板S上に中間層を成膜する。その結果、吸着されてい
た酸素ガスがラジカル化されて中間層であるSi膜中に
取り込まれ、SiO成分を含むSi膜が中間層として
得られる。中間層の基板側はSiO成分の濃度が大き
く、炭素膜側はSi成分の濃度が大きい。そのため、炭
素膜の耐剥離性を低下させることなく、中間層の耐腐食
性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッド等に形
成される耐腐食性および耐剥離性に優れた保護膜を形成
する保護膜成膜方法,保護膜成膜装置および保護膜に関
する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置に使用されている磁
気ヘッド(GMRヘッド)においては、ヘッド面を摩耗
や腐食から保護するための保護膜が形成されている。一
般的には、磁気ヘッドのAlTiC母材上にSi
膜の中間層を形成し、その上に炭素膜(DLC薄膜やt
a−C薄膜)を形成する。Si膜および炭素膜から成る
保護膜は数nm程度と非常に薄く、中間層(Si膜)は
炭素膜の耐剥離性を向上させて密着力を高めるために形
成される。
【0003】しかし、炭素膜の剥離を完全に防止するの
は難しく、炭素膜の剥離に伴ってピンホールが生じ、そ
の部分のSi膜が腐食し易いという問題があった。例え
ば、母材上に急峻なステップがあると、その部分におい
て炭素膜の剥離が比較的起こりやすく、腐食の原因とな
りやすい。また、炭素膜そのものの緻密さの不足によっ
て、腐食が発生するおそれもあった。
【0004】このようなことから、中間層には密着力の
向上に加えて化学的に安定で腐食しにくいという性質が
求められている。例えば、化学的に安定であるというこ
とから、Si膜に代えてSiO膜を用いることが試み
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SiO
膜は化学的に安定なため、逆に炭素膜との間の密着力
が低下して炭素膜が剥離しやすくなる。そのため、Si
ターゲットを用いたスパッタによりSiO膜を形
成し、その上に炭素膜を成膜するという方法では、成膜
した炭素膜が剥離しやすいという問題があった。
【0006】本発明の目的は、耐腐食性および耐剥離性
に優れた保護膜を形成することができる成膜方法および
成膜装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1〜3に対応付けて説明する。 (1)図1,2に対応付けて説明すると、請求項1の発
明は、Siターゲット13を用いたスパッタ法により成
膜対象1にSi密着層2を成膜し、Si密着層2の上に
炭素膜3を成膜する保護膜成膜方法に適用され、スパッ
タプロセスチャンバ10内に酸素ガスを所定時間導入し
た後に、Si密着層2の成膜を行うようにしたことによ
り上述の目的を達成する。 (2)図1,3に対応付けて説明すると、請求項2の発
明は、成膜開始前に所定時間だけ酸素ガスをスパッタプ
ロセスチャンバ10内に供給し、その後、Siターゲッ
ト13を用いたスパッタ法により成膜対象S,1にSi
密着層2を成膜するスパッタ装置22と、Si密着層2
の上に炭素膜3を成膜する炭素膜成膜装置24とを備え
て上述の目的を達成する。 (3)図1に対応付けて説明すると、請求項3の発明
は、成膜対象1上に形成された密着層2と、密着層2の
上に形成された炭素膜3とから成る保護膜に適用され、
密着層2は、成膜対象側でSiO成分の濃度が大き
く、かつ、炭素膜側でSi成分の濃度が大きいSi密着
層から成ることにより上述の目的を達成する。
【0008】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態
の図を用いたが、これにより本発明が発明の実施の形態
に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明による保護膜成膜方
法によって成膜された保護膜を示す図である。図1の
(a)は磁気ヘッド素子の母材1の上に形成された中間
層2および炭素膜3を示す断面図であり、(b)は中間
層2におけるSi成分の分布とSiOの分布を示した
ものである。母材1上にSiおよびSiOの混合層で
ある中間層2を成膜する。そして、中間層2の上に耐腐
食性および耐摩耗性に優れた炭素膜3が成膜される。炭
素膜3としては、DLC(Diamondlike Carbon)膜やta
−C(tetrahedral amorphous carbon)膜等が用いられ
る。
【0010】《中間層2の成膜方法について》図2は図
1(a)に示した中間層2の成膜方法を説明する図であ
り、DCマグネトロンスパッタ装置の概略構成図であ
る。図2において、(a)は酸素ガス導入工程を、
(b)はスパッタ工程を示しており、中間層2を成膜す
る際には(a),(b)の順に各工程が行われる。DC
マグネトロンスパッタ装置では、Siターゲット13は
陰極側であるターゲットホルダ14に設けられ、中間層
2が成膜される基板Sは陽極側(接地)に設けられる。
基板Sには磁気ヘッド素子が形成されている。ターゲッ
トホルダ14にはバイアス電源11が接続されており、
このバイアス電源11により数kVの直流電圧がターゲ
ットホルダ14に印加される。ターゲットホルダ14に
は磁石15が設けられている。磁石15はターゲット1
3の表面付近に平行な磁界を発生させる。18は磁石1
5による磁力線を示している。スパッタ装置のチャンバ
10内には、開閉バルブ16および17を介してアルゴ
ンガスおよび酸素ガスを導入することができる。
【0011】基板Sに中間層2を形成する際には、チャ
ンバ10内を不図示の真空排気装置により真空排気した
後に、図2(a)に示すように開閉バルブ17を開閉し
て微量の酸素ガスをチャンバ10内に導入する。酸素ガ
スを導入すると、チャンバ10の内壁面やターゲット1
3等の表面に酸素分子19が吸着される。酸素ガス導入
後に開閉バルブ17を閉じると、チャンバ10は真空排
気されているためチャンバ内空間の酸素ガスは容易に排
気されるが、チャンバ内壁面等に吸着された酸素分子1
9は容易には排気されない。
【0012】次に、開閉バルブ16を開いてアルゴンガ
スをチャンバ10内に導入してチャンバ内圧力をスパッ
タプロセス圧力(数Pa)にするとともに、ターゲット
ホルダ14にバイアス電圧を印加してマグネトロンスパ
ッタを開始する。ターゲットホルダ14にバイアス電圧
を印加するとグロー放電が発生し、このグロー放電によ
りアルゴンガスがプラズマ化する。図2(b)の20は
プラズマ領域を示している。プラズマ領域20のアルゴ
ンイオンは陰極側のSiターゲット13に引き込まれ、
Siターゲット13をスパッタする。基板S方向にスパ
ッタされたスパッタ粒子は基板Sに堆積し、基板Sの表
面にSi膜が形成される。
【0013】マグネトロンスパッタ装置ではターゲット
表面近くに平行な磁場が形成されているため、スパッタ
時にターゲット表面からたたき出された二次電子がロー
レンツ力で磁場に捕らえられてサイクロトロン運動をす
る。その結果、サイクロトロン運動をする二次電子によ
りアルゴンガスのイオン化が促進される。
【0014】マグネトロンスパッタを開始すると、チャ
ンバ内壁やターゲット表面等に吸着されていた酸素分子
もグロー放電やイオン衝撃によりラジカル化される。ラ
ジカル化された酸素分子や酸素イオンは、基板Sに形成
されつつあるSi膜中に取り込まれる。スパッタ開始当
初は吸着されていた酸素のラジカル化が盛んに行われる
が、時間の経過とともにラジカル化された酸素分子や酸
素イオンは減少する。そのため、図1(b)に示したよ
うに徐々にSi膜中の酸素濃度が減少して、最終的には
ほぼ純粋なSi膜が形成されることになる。なお、チャ
ンバ10内への酸素ガスの導入は、スパッタプロセスが
行われる度に実行される。
【0015】図1(b)は中間層2のSi成分およびS
iO成分の膜厚方向の濃度変化を定性的に示したもの
であり、横軸は濃度(%)を、縦軸は中間層2の膜厚を
それぞれ表している。上述したように、スパッタ開始当
初は酸素のラジカル化が盛んなため、中間層2の母材1
に近い部分のSiO濃度はSi濃度に比べてかなり大
きくなる。しかし、スパッタ成膜が進むにつれて、すな
わち中間層2の厚さが増加するにつれてSiO濃度は
減少し、逆にSi濃度は増加する。中間層2の炭素膜側
表面付近ではSiO濃度が非常に小さくほぼ純粋なS
i膜とみなせるため、炭素膜3との間の密着力は良好に
保たれる。
【0016】なお、図1(b)はSiO濃度の分布の
一例を示したものであり、これに限らず母材側でSi濃
度が大きく炭素膜側でSiO濃度が大きければ同様の
効果を得ることができる。
【0017】《保護膜成膜装置の説明》図3は保護膜成
膜装置の概略構成を模式的に示したものである。保護膜
成膜装置は上述したDCマグネトロンスパッタ装置22
の他に、クリーニング装置23,炭素膜成膜装置24お
よび搬送室25を備えている。DCマグネトロンスパッ
タ装置22,クリーニング装置23および炭素膜成膜装
置24は、それぞれゲートバルブ26A,26Bおよび
26Cを介して搬送室25に接続されている。搬送室2
5には搬送ロボット21が設けられており、この搬送ロ
ボット21により各装置への基板Sの出し入れを行う。
搬送室25内は開閉バルブ31を介して接続されたロー
タリー真空ポンプ32により真空排気される。
【0018】DCマグネトロンスパッタ装置22は図2
に示したものと同様の構成となっており、酸素ガス供給
部27とアルゴンガス供給部28を備えている。酸素ガ
ス供給部27にはガス供給源27aが設けられており、
酸素ガスはニードル27bおよび開閉バルブ27cを介
してチャンバ10内に供給される。酸素ガス流量はニー
ドル27bによって一定量に設定されている。一方、ア
ルゴンガス供給部28の場合には、ガス供給源28aか
らのアルゴンガスは、マスフローコントローラ28bお
よび開閉バルブ28cを介してチャンバ10に供給され
る。スパッタ中のチャンバ内圧力が所定プロセス圧力と
なるように、マスフローコントローラ28bによりアル
ゴンガス流量が制御される。29はチャンバ10内を真
空排気するための真空排気装置である。
【0019】クリーニング装置23は基板Sの表面の異
物(酸化膜など)をエッチング等により除去する装置で
あり、例えば、マグネトロンスパッタを利用して基板表
面をスパッタエッチングする。スパッタエッチングで
は、アルゴンガスがプラズマ化された生じたアルゴンイ
オンにより基板表面をスパッタリングする。30はター
ボ分子ポンプ30aを備えた真空排気装置であり、ター
ボ分子ポンプ30aの補助ポンプにはロータリー真空ポ
ンプ30bが用いられている。ターボ分子ポンプ30a
はメカニカルな開閉バルブ30cと電磁制御バルブ30
dとを介してクリーニング装置23のプロセスチャンバ
に接続されている。なお、DCマグネトロンスパッタ装
置22の真空排気装置29や後述する炭素膜成膜装置2
4の真空排気装置33も、真空排気装置30と同様の構
成となっている。炭素膜成膜装置24は図1(a)の炭
素膜3を成膜するための装置であり、ECR−CVD装置や、
FCVA(Filtered Cathodic Vacuum Arc)法を用いるFCVA
装置が用いられる。
【0020】《保護膜成膜手順の説明》次に、図3の保
護膜成膜装置を用いて図1(a)の中間層2および炭素
膜3を成膜する際の成膜手順を、図4を参照して説明す
る。工程1では、基板Sを搬送室25内に搬入する。搬
送室25に搬入された基板Sは、搬送ロボット21によ
りクリーニング装置23に搬送される。工程2では、ク
リーニング装置23におけるスパッタエッチにより基板
Sの表面をクリーニングする。基板クリーニングが終了
したならば、搬送ロボット21により基板Sをクリーニ
ング装置23からDCマグネトロンスパッタ装置22に
搬送する。
【0021】工程3では、DCマグネトロンスパッタ装
置22を用いて基板S上に中間層2を成膜する。まず、
DCマグネトロンスパッタ装置22内に基板Sを搬送し
たならばゲートバルブを26Aを閉じ、酸素ガス供給装
置27により酸素ガスを所定時間だけチャンバ10内に
導入する。この酸素ガス導入により、図2(a)に示す
ようにチャンバ内壁やターゲット表面に酸素分子19が
吸着される。酸素ガスの供給を停止したならば、アルゴ
ンガス供給装置28によりアルゴンガスを導入し、ター
ゲットホルダ14にバイアス電圧を印加してスパッタ作
業を行う。その結果、図1(b)に示すような濃度分布
を有する中間層2が基板S上に形成される。
【0022】基板S上に中間層2を形成したならば、搬
送ロボット21により基板SをDCマグネトロンスパッ
タ装置22から炭素膜成膜装置24に搬送する。次い
で、工程4では、炭素膜成膜装置24を用いて中間層2
の上に炭素膜3を成膜する。所定膜厚の炭素膜3が形成
されたならば、基板Sを炭素膜成膜装置24から搬送室
25へと搬送した後に搬送室25から装置外に搬出す
る。
【0023】以上説明したように、本実施の形態の成膜
法で成膜された中簡層2は、図1(b)に示したように
母材1側ではSiO成分の濃度が大きく、炭素膜3と
の界面付近ではSi成分の濃度が大きくなる。その結
果、炭素膜3との間の密着力を低下させることなく中間
層2の耐腐食性を向上させることができ、耐剥離性およ
び耐腐食性に優れた保護膜を形成することができる。
【0024】上述した実施の形態では、DCマグネトロ
ンスパッタ装置により中間層2を形成したが、RFマグ
ネトロンスパッタ装置やイオンビームスパッタ装置を用
いて形成しても良い。いずれの装置を用いて成膜する場
合も、成膜開始前にプロセスチャンバ内に酸素ガスを所
定時間だけ導入してチャンバ内壁やターゲット表面等に
酸素分子を吸着させる。そして、酸素分子を吸着させた
後にSi膜(中間層2)の成膜を行うと、上述したDC
マグネトロンスパッタと同様の原理でSiO成分の混
入した中間層2が形成される。
【0025】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、母材1および基板Sは成膜対
象を、中間層2はSi密着層をそれぞれ構成する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
の発明によれば、スパッタ時にプロセスチャンバ内に残
留している酸素がラジカル化され、成膜されつつあるS
i密着層に混入する。その結果、スパッタ初期に形成さ
れる成膜対象側のSi密着層ではSiO成分の濃度が
大きく、スパッタ終期に形成される炭素膜側のSi密着
層ではSi成分の濃度に比べてSiO成分の濃度が小
さくなる。そのため、炭素膜の耐剥離性を低下させるこ
となくSi密着層の耐腐食性を向上させることができ、
耐腐食性および耐剥離性に優れた保護膜を形成すること
ができる。請求項3の発明によれば、密着層は成膜対象
側でSiO成分の濃度が大きく、かつ、炭素膜側でS
i成分の濃度が大きいSi密着層なので、炭素膜の耐剥
離性を低下させることなく密着層の耐腐食性を向上させ
ることができ、耐腐食性および耐剥離性に優れた保護膜
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による成膜装置の一実施の形態を示す図
である。
【図2】中間層2の成膜方法を説明する図であり、
(a)は酸素ガス導入工程、(b)はスパッタ工程であ
る。
【図3】保護膜成膜装置の概略構成を示す模式図であ
る。
【図4】保護膜の成膜手順を示す図である。
【符号の説明】
1 母材 2 中間層 3 炭素膜 11 バイアス電源 13 Siターゲット 14 ターゲットホルダ 22 DCマグネトロンスパッタ装置 23 クリーニング装置 24 炭素膜成膜装置 25 搬送室 27 酸素ガス供給部 28 アルゴンガス供給部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Siターゲットを用いたスパッタ法によ
    り成膜対象にSi密着層を成膜し、前記Si密着層の上
    に炭素膜を成膜する保護膜成膜方法において、 スパッタプロセスチャンバ内に酸素ガスを所定時間導入
    した後に、前記Si密着層の成膜を行うようにしたこと
    を特徴とする保護膜成膜方法。
  2. 【請求項2】 成膜開始前に所定時間だけ酸素ガスをス
    パッタプロセスチャンバ内に供給し、その後、Siター
    ゲットを用いたスパッタ法により成膜対象にSi密着層
    を成膜するスパッタ装置と、 前記Si密着層の上に炭素膜を成膜する炭素膜成膜装置
    とを備えたことを特徴とする保護膜成膜装置。
  3. 【請求項3】 成膜対象上に形成された密着層と、前記
    密着層の上に形成された炭素膜とから成る保護膜におい
    て、 前記密着層は、成膜対象側でSiO成分の濃度が大き
    く、かつ、炭素膜側でSi成分の濃度が大きいSi密着
    層から成ることを特徴とする保護膜。
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