JP2003026793A - 精製ポリカーボネート樹脂の製造方法 - Google Patents

精製ポリカーボネート樹脂の製造方法

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JP2003026793A
JP2003026793A JP2001214918A JP2001214918A JP2003026793A JP 2003026793 A JP2003026793 A JP 2003026793A JP 2001214918 A JP2001214918 A JP 2001214918A JP 2001214918 A JP2001214918 A JP 2001214918A JP 2003026793 A JP2003026793 A JP 2003026793A
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Hiroshi Yamaguchi
弘 山口
Osamu Sakamoto
修 坂本
Masahiro Kuragaki
雅弘 倉垣
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Teijin Ltd
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Teijin Chemicals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工業的規模で効率よく、生産性、経済性に優
れた方法で、ポリカーボネート樹脂の粗製溶液から安定
して高品質のポリカーボネート樹脂を得ることができる
精製ポリカーボネート樹脂の製造方法を提供する。 【解決手段】 界面重合法により得られたポリカーボネ
ート樹脂の粗製溶液から精製ポリカーボネート樹脂を製
造する方法において、(1)重合により得られたポリカ
ーボネート樹脂(PC)の粗製溶液を水と混合し、該水
を遠心分離する操作を少なくとも1回実施し、PC溶液
Iを得て(遠心分離工程)、(2)得られたPC溶液I
から、その溶液中の水分を除去して、析出した固体成分
を含むPC溶液IIを得て(水分除去工程)、(3)得ら
れたPC溶液IIから、PC溶液に含有される固体成分を
分離して、PC溶液IIIを得て(分離工程)、そして、
(4)得られたPC溶液IIIからポリカーボネート樹脂
を回収する(回収工程)ことを特徴とする精製ポリカー
ボネート樹脂の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高品質の精製ポリ
カーボネート樹脂を安定して得ることのできる工業的な
製造方法に関する。更に詳しくは、界面重合法により得
られたポリカーボネート樹脂の粗製溶液から不純物を除
去し、高度に精製されたポリカーボネート樹脂を得るた
めの工業的に有利な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、界面重合法によって製造されたポ
リカーボネート樹脂の有機溶媒溶液中にはアルカリ金属
塩化物、アルカリ水酸化物、未反応ジヒドロキシ化合物
等の不純物が溶解した水が含まれている。
【0003】これらの水溶性の不純物を除去する方法と
して、反応後のポリカーボネート樹脂の粗製溶液を水洗
後、親水性のろ材層あるいは珪藻土を含むろ材層に通し
てポリカーボネート樹脂溶液を分離する方法(特公昭4
6−41622号公報、特開昭57−131225号公
報)、反応後のポリカーボネート樹脂の粗製溶液を疎水
性のろ材層に通してポリカーボネート樹脂溶液を分離す
る方法(特開昭52−96697号公報、特開昭52−
98090号公報)が知られている。また、遠心分離機
とろ過とを併用してポリカーボネート樹脂溶液と洗浄水
とを分離する方法(特開平1−24829号公報)が知
られている。
【0004】しかしながら、ろ材のみを用いる方法で
は、ポリカーボネート樹脂の性状、樹脂溶液の濃度、樹
脂溶液中の塩類、モノマ一濃度等により、更にはろ材に
よってもその精製の度合いが大きく変動し、分離に非常
に長時間を要する。また、遠心分離機を用いても上述の
ポリカーボネート樹脂の性状等の影響を受け水分の分離
に限界があり、ある程度不純物が残存し、しかも多大の
エネルギーを要する等の問題がある。さらに、再現性が
乏しいため、品質の安定した精製樹脂を得るには何度も
同様の操作を行う必要があることから、多くの設備、エ
ネルギー、場所等を必要とする欠点があり、工業的に不
利である。また、これらのような水性洗浄処理だけで
は、ポリカーボネート樹脂溶液中に残存する水分に含ま
れる不純物が完全に除去し難いという問題がある。
【0005】一方、反応後のポリカーボネート樹脂の粗
製溶液において、ポリカーボネート有機溶媒溶液中の水
分量を有機溶媒の飽和溶解度以下の量にして、次いで濾
過を行う方法(特開平5−186583号公報)が知ら
れている。かかる方法は、ポリカーボネート樹脂溶液中
に分散している水分中に含まれる水溶性の不純物を除去
する効果が高く優れた方法である。
【0006】しかしながら、近年のポリカーボネート樹
脂の生産量の増大に伴い、処理するポリカーボネート樹
脂の粗製溶液中の水分量や不純物の量が多い場合には、
ポリカーボネート有機溶媒溶液中の水分量を有機溶媒の
飽和溶解度以下にするのに大きなエネルギーが必要であ
り、しかも、水溶性不純物によってろ材が目詰まりを起
こすために、ろ材を頻繁に交換するか設備を大型化する
こととなり、工業的および経済的にも有利な方法とは云
えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工業的規模
で効率よく、生産性、経済性に優れた方法で、ポリカー
ボネート樹脂の粗製溶液から安定して高品質のポリカー
ボネート樹脂を得ることができる精製ポリカーボネート
樹脂の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】本発明者は、前記目的を達成するために鋭
意研究した結果、界面重合法によって得られたポリカー
ボネート樹脂の粗製溶液を、水性洗浄液と混合し、遠心
分離によりポリカーボネート樹脂溶液を分離して、次い
でポリカーボネート樹脂溶液中に存在する水分量を、さ
らに減少させるように処理して、析出した固体成分を分
離することにより、工業的規模で効率よく高品質のポリ
カーボネート樹脂が安定して得られることを見出し、本
発明に到達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、界面重合法により得られたポリカーボネート樹脂の
粗製溶液から精製ポリカーボネート樹脂を製造する方法
において、(1)重合により得られたポリカーボネート
樹脂(PC)の粗製溶液を水と混合し、該水を遠心分離
する操作を少なくとも1回実施し、PC溶液Iを得て
(遠心分離工程)、(2)得られたPC溶液Iから、そ
の溶液中の水分を除去して、析出した固体成分を含むP
C溶液IIを得て(水分除去工程)、(3)得られたPC
溶液IIから、PC溶液に含有される固体成分を分離し
て、PC溶液IIIを得て(分離工程)、そして、(4)
得られたPC溶液IIIからポリカーボネート樹脂を回収
する(回収工程)ことを特徴とする精製ポリカーボネー
ト樹脂の製造方法が提供される。
【0010】本発明の対象とするポリカーボネート樹脂
は、二価フェノールとカーボネート前駆体とを界面重合
法で反応させて得られるものである。ここで使用される
二価フェノールの代表的な例としては、ハイドロキノ
ン、レゾルシノール、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス
{(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(通称ビスフェノールA)、2,2−ビス
{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパ
ン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ル)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(3,5−ジ
ブロモ−4−ヒドロキシ)フェニル}プロパン、2,2
−ビス{(3−イソプロピル−4−ヒドロキシ)フェニ
ル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−
フェニル)フェニル}プロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−3−メチルブタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチルブタン、
2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペン
タン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−
メチルペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−4−イソプロピルシクロヘキサン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレン、9,9−ビス{(4−ヒドロキシ
−3−メチル)フェニル}フルオレン、α,α′−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−o−ジイソプロピルベン
ゼン、α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m
−ジイソプロピルベンゼン、α,α′−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、1,
3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5,7−ジメチ
ルアダマンタン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルケ
トン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテルおよ
び4,4′−ジヒドロキシジフェニルエステル等があげ
られ、これらは単独または2種以上を混合して使用でき
る。
【0011】なかでもビスフェノールA、2,2−ビス
{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
3,3−ジメチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンおよびα,α′−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−m−ジイソプロピルベンゼンからなる群より選
ばれた少なくとも1種のビスフェノールより得られる単
独重合体または共重合体が好ましく、特に、ビスフェノ
ールAの単独重合体および1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
とビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ
−3−メチル)フェニル}プロパンまたはα,α′−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベ
ンゼンとの共重合体が好ましく使用される。
【0012】カーボネート前駆体としてはカルボニルハ
ライドまたはハロホルメート等が使用され、具体的には
ホスゲンまたは二価フェノールのジハロホルメート等が
挙げられる。
【0013】上記二価フェノールとカーボネート前駆体
を界面重縮合法によって反応させてポリカーボネート樹
脂を製造するに当っては、必要に応じて触媒、末端停止
剤、二価フェノールの酸化防止剤等を使用してもよい。
またポリカーボネート樹脂は三官能以上の多官能性芳香
族化合物を共重合した分岐ポリカーボネート樹脂であっ
ても、芳香族または脂肪族の二官能性カルボン酸を共重
合したポリエステルカーボネート樹脂であってもよく、
また、得られたポリカーボネート樹脂の2種以上を混合
した混合物であってもよい。
【0014】界面重合法による反応は、通常二価フェノ
ールとホスゲンとの反応であり、酸結合剤および有機溶
媒の存在下に反応させる。酸結合剤としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物またはピリジン等のアミン化合物が用いられる。
【0015】有機溶媒としては、常温で水と二相に分離
し、ポリカーボネート樹脂を充分に溶解し、且つ水溶性
不純物を溶解しない溶媒であればよく、例えば塩化メチ
レン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1
−ジクロロエタン、ブロモエタン、ブチルクロライド、
クロロプロパンおよびクロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素が用いられる。これらの中で塩化メチレンおよび
クロロベンゼンが好ましく、塩化メチレンが工業的に特
に好ましく用いられる。
【0016】また、反応促進のために例えばトリエチル
アミン、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド、
テトラ−n−ブチルホスホニウムブロマイド等の第三級
アミン、第四級アンモニウム化合物、第四級ホスホニウ
ム化合物等の触媒を用いることもできる。その際、反応
温度は通常0〜40℃、反応時間は10分〜5時間程
度、反応中のpHは9以上に保つのが好ましい。
【0017】また、かかる重合反応において、通常末端
停止剤が使用される。かかる末端停止剤として単官能フ
ェノール類を使用することができる。単官能フェノール
類は末端停止剤として分子量調節のために一般的に使用
され、また得られたポリカーボネート樹脂は、末端が単
官能フェノール類に基づく基によって封鎖されているの
で、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。か
かる単官能フェノール類としては、一般にはフェノール
又は低級アルキル置換フェノールであって、下記式
(1)で表される単官能フェノール類を示すことができ
る。
【0018】
【化1】
【0019】[式中、Aは水素原子、炭素数1〜9の直
鎖または分岐のアルキル基あるいはアリールアルキル基
であり、rは1〜5、好ましくは1〜3の整数であ
る。]上記単官能フェノール類の具体例としては、例え
ばフェノール、p−tert−ブチルフェノール、p−
クミルフェノールおよびイソオクチルフェノールが挙げ
られる。
【0020】また、他の単官能フェノール類としては、
長鎖のアルキル基あるいは脂肪族ポリエステル基を置換
基として有するフェノール類または安息香酸クロライド
類、もしくは長鎖のアルキルカルボン酸クロライド類を
使用することができ、これらを用いてポリカーボネート
共重合体の末端を封鎖すると、これらは末端停止剤また
は分子量調節剤として機能するのみならず、樹脂の溶融
流動性が改良され、成形加工が容易になるばかりでな
く、殊に光学ディスク基板としての物性、特に樹脂の吸
水率を低くする効果があり、また、基板の複屈折が低減
される効果もあり好ましく使用される。なかでも、下記
式(2)および(3)で表される長鎖のアルキル基を置
換基として有するフェノール類が好ましく使用される。
【0021】
【化2】
【0022】
【化3】
【0023】[式中、Xは−R−O−、−R−CO−O
−または−R−O−CO−である、ここでRは単結合ま
たは炭素数1〜10、好ましくは1〜5の二価の脂肪族
炭化水素基を示し、nは10〜50の整数を示す。] かかる式(2)の置換フェノール類としてはnが10〜
30、特に10〜26のものが好ましく、その具体例と
しては例えばデシルフェノール、ドデシルフェノール、
テトラデシルフェノール、ヘキサデシルフェノール、オ
クタデシルフェノール、エイコシルフェノール、ドコシ
ルフェノール及びトリアコンチルフェノール等を挙げる
ことができる。
【0024】また、式(3)の置換フェノール類として
はXが−R−CO−O−であり、Rが単結合である化合
物が適当であり、nが10〜30、特に10〜26のも
のが好適であって、その具体例としては例えばヒドロキ
シ安息香酸デシル、ヒドロキシ安息香酸ドデシル、ヒド
ロキシ安息香酸テトラデシル、ヒドロキシ安息香酸ヘキ
サデシル、ヒドロキシ安息香酸エイコシル、ヒドロキシ
安息香酸ドコシル及びヒドロキシ安息香酸トリアコンチ
ルが挙げられる。
【0025】これらの末端停止剤は、得られたポリカー
ボネート樹脂の全末端に対して少くとも5モル%、好ま
しくは少くとも10モル%末端に導入されることが望ま
しく、また、末端停止剤は単独でまたは2種以上混合し
て使用してもよい。
【0026】ポリカーボネート樹脂の分子量は、粘度平
均分子量(M)で10,000〜100,000が好まし
く、11,000〜45,000がより好ましく、12,
000〜30,000が特に好ましい。殊に、好適に採
用される光学ディスク基板用の材料として好ましい粘度
平均分子量は12,000〜18,000の範囲である。
かかる粘度平均分子量を有するポリカーボネート樹脂
は、十分な強度が得られ、また、成形時の溶融流動性も
良好であり成形歪みが発生せず好ましい。かかる粘度平
均分子量は塩化メチレン100mlにポリカーボネート
樹脂0.7gを20℃で溶解した溶液から求めた比粘度
(ηsp)を次式に挿入して求めたものである。 ηsp/c=[η]+0.45×[η]2c(但し[η]
は極限粘度) [η]=1.23×10-40.83 c=0.7
【0027】本発明で用いられるポリカーボネート樹脂
の粗製溶液は、前記界面重合法により製造された水溶性
不純物や水不溶物質等の不純物質を含有するポリカーボ
ネート樹脂の有機溶媒溶液である。
【0028】具体的には、重合反応によって得られた反
応混合物は、反応に使用された水をかなり含有してい
る。通常反応混合物は、有機溶媒を加えて希釈し、ある
いは希釈することなく有機相(有機溶媒溶液)と水相と
に分離し、分離されたこの有機相をPCの粗製溶液とし
て使用する。この際、有機相と水相との分離は、静置分
離でもよいが、遠心分離による方法が望ましい。
【0029】一方分離された有機相はそのままPCの粗
製溶液として使用してもよいが、必要に応じて、塩酸水
溶液のような酸性水溶液を使用して、PCの粗製溶液中
の塩基性成分(例えば有機アミン)などを抽出除去して
おくこと、あるいは水酸化ナトリウム水溶液のようなア
ルカリ水溶液を使用して、PCの粗製溶液中の未反応モ
ノマーであるジヒドロキシ化合物などを抽出除去してお
くことができる。この酸性水溶液あるいはアルカリ水溶
液による抽出を行った場合には、さらに遠心分離操作を
施して、有機相を分離し、この有機相をPCの粗製溶液
として使用することができる。
【0030】本発明の精製法では、このようなPCの粗
製溶液から、精製PCを分離する手段を提供する。
【0031】かかる粗製溶液中のポリカーボネート樹脂
の濃度は、3〜30重量%が好ましく、5〜25重量%
がより好ましい。粗製溶液の濃度が上記範囲内である
と、ポリカーボネート樹脂の溶液からポリカーボネート
樹脂を得る際に、有機溶媒が多過ぎず経済的で工業的に
好ましく、また、粘度平均分子量の高いポリカーボネー
ト樹脂であっても、溶液粘度が適当で、濾過効率が向上
し好ましい。
【0032】ポリカーボネート樹脂の粗製溶液における
溶媒としては、水と混じらない有機溶媒であり、具体的
には塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン、1,1−ジクロロエタン、ブロモエタン、ブチル
クロライド、クロロプロパン、クロロベンゼン等のハロ
ゲン化炭化水素等が好ましく使用され、なかでも塩化メ
チレンおよびクロロベンゼンが好ましく、塩化メチレン
が特に好ましく用いられる。
【0033】本発明においては、界面重合法によって得
られたポリカーボネート樹脂(PC)の粗製溶液から、
前記したように下記(1)〜(4)の工程により精製P
Cを製造する。 (1)遠心分離工程 (2)水分除去工程 (3)分離工程および (4)回収工程
【0034】以下これらの工程のそれぞれについて、具
体的な手段および条件を説明する。 (1)遠心分離工程では、PCの粗製溶液を、少なくと
も1回水洗し、遠心分離して、PC溶液Iを得る工程で
ある。この工程によりPCの粗製溶液中の大部分の不純
物が溶液から除去される。この工程に使用される水は、
導電率が好ましくは50μS/cm以下、より好ましく
は10μS/cm以下、さらに好ましくは1μS/cm
以下のものが有利である。具体的には精製された水であ
り、例えば蒸留水やイオン交換水が使用される。水によ
る洗浄操作は、PCの粗製溶液と水とを混合し、攪拌し
た後、遠心分離により、有機相と水相を分液し、有機相
を取り出すことにより実施される。
【0035】この工程における水洗浄は、少なくとも1
回、好ましくは1〜3回、より好ましくは1〜2回実施
される。この水洗浄の回数は、使用する水の純度や使用
量によっても変わる。通常1回に使用される水の量はP
Cの粗製溶液100容量部当り5〜200容量部、好ま
しくは10〜100容量部の範囲である。
【0036】PCの粗製溶液と水との攪拌方法は、液液
攪拌混合を行ういかなる機器も用いることができ、攪拌
翼による攪拌、オリフィスミキサー、スタティックミキ
サーが好ましく使用される。
【0037】また、水洗浄における有機相と水相との分
離は、遠心分離により分離される。使用される遠心分離
機としては、一般的に使用されているものでよく、その
際の遠心力は1000G以上が好ましく、4000G以
上がより好ましく、10,000G以下で十分である。
遠心分離することにより、静置分離槽による静置分離に
比べて、作業効率が格段に優れ、また分離されるポリカ
ーボネート樹脂溶液中の水分量や不純物量もより低減さ
れ、後述する処理において使用エネルギーの減少や固体
成分の分離の際に例えばろ過のフィルターへの負荷が小
さい等の利点がある。
【0038】かくしてこの工程によりPC溶液Iが得ら
れる。このPC溶液Iにおいては、水溶性不純物を溶解
している水が含有されていることが重要である。PC溶
液I中の水の含有量は、PC溶液Iにおける水の飽和溶
解度以下であることが好ましい。PC溶液I中の含水率
は、1000〜2000ppmの範囲が好ましく、12
00〜1800ppmの範囲がより好ましい。
【0039】本発明では、前記した(1)遠心分離工程
に引き続いて(2)水分除去工程が施される。この水分
除去工程は、遠心分離工程で得られたPC溶液I中の水
分量を、さらに減少させ固体成分を析出させる処理を行
う工程である。
【0040】ポリカーボネート樹脂溶液中の水分量をさ
らに減少させる方法としては、下記の方法があり、いず
れの方法も本発明に用いることができる。 (イ)例えばジャケット等の加熱装置付き撹絆槽、ニー
ダー、遠心薄膜濃縮機等の装置を用いて常圧、加圧、減
圧下の何れかの条件下で、ポリカーボネート樹脂溶液を
溶媒の沸騰温度以上に加熱し溶媒に同伴させて水分を除
去する方法。 (ロ)シリカゲルやモレキュラーシーブの如き脱水剤
(乾燥剤)を用いて水分を除去する方法。 これらの中では(イ)の方法が工業的に有利であり好ま
しく採用される。
【0041】ポリカーボネート樹脂溶液中の水分量を減
少させることにより、ポリカーボネート樹脂溶液中の不
純物が固体成分として析出してくる(この析出した固体
成分を含む溶液をPC溶液IIと称する)。PC溶液IIの
含水率は1500ppm以下が好ましく、1200pp
m以下がより好ましく、1000ppm以下がさらに好
ましい。
【0042】本発明では、前記した(2)水分除去工程
に引き続いて(3)分離工程が施される。この分離工程
は、析出した固体成分とポリカーボネート樹脂溶液とを
分離して、精製されたポリカーボネート樹脂溶液(PC
溶液III)を得る。
【0043】析出した固体成分とポリカーボネート樹脂
溶液とを分離する方法としては、遠心分離による方法、
ろ過による方法、固体成分を沈降させる方法などが採用
され、特に効率よく固体成分を除去でき、工業的にも優
れることから遠心分離またはろ過による方法が好ましく
採用される。
【0044】前記水溶性不純物を遠心分離により除去す
る場合、使用される遠心分離機としては、一般的に使用
されているものでよく、その際の遠心力は1000G以
上が好ましく、4000G以上がより好ましく、100
00G以下で十分である。
【0045】また、前記水溶性不純物をろ過により除去
する場合、使用するろ材としては、有機溶剤によって悪
影響を受けない材質であれば特に制限する必要はない。
例えばポリプロピレン、ポリエチレンの如きプラスチッ
ク繊維製、ポリフルオロエチレン製、セルロース濾過板
の如きセルロース製、ガラス繊維クロス製、珪藻土板の
如き無機物製、ステンレス・銅・アルミニウム・チタン
等の金属繊維クロスの如き金属製、又はこれらの組合せ
による濾材を用いることができる。なかでもセルロース
製または珪藻土を含む濾材が不純物を除去する能力が高
く好ましい。
【0046】ろ材の目開きは、固形化した水溶性不純物
がろ別できればよく、ろ材の厚みとも関係するが、0.
1〜10μmが好ましい。またろ材の厚みはろ過圧に耐
える厚み以上であれば良い。
【0047】前記(3)分離工程によって得られたPC
溶液IIIは、水溶性不純物の含有量が極めて少ないもの
となる。
【0048】本発明においては、次いで得られたPC溶
液IIIからPCを固体として回収する(回収工程)。こ
の回収工程は、溶液中のPCを固化させる手段であれば
よく、通常は貧溶媒と溶液IIIとを混合する方法が好ま
しく採用される。この回収工程は、PC溶液IIIと水と
接触混合させて、PCを固体粉末として分離するのが工
業的に有利である。
【0049】本発明により得られる精製ポリカーボネー
ト樹脂は、難燃剤、熱安定剤(リン酸エステル、亜リン
酸エステル等)、離型剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、染顔料等の着色剤、抗菌剤、ガラス繊維、
炭素繊維等の強化剤、他の樹脂等を適宜添加して用いる
ことができる。
【0050】また、本発明により得られる精製ポリカー
ボネート樹脂は、熱安定性および湿熱安定性に優れるこ
とから、例えば光磁気ディスク、各種追記型ディスク、
デジタルオーディオディスク(いわゆるコンパクトディ
スク)、光学式ビデオディスク(いわゆるレーザディス
ク)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)等
の光学ディスク基板用の材料として、あるいはシリコン
ウエハー等の精密機材収納容器の材料として好適に使用
でき、殊に光学ディスク基板用の材料として好適に採用
される。
【0051】
【実施例】以下、実施例にしたがって、本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。なお、評価は次に示す方法で行っ
た。 (1)ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量 ポリカーボネート樹脂0.7gを塩化メチレン100m
lに溶解し、20℃で測定した比粘度より求めた。 (2)ポリカーボネート溶液中の水分量 全自動カールフィッシャー水分測定機[メトローム社
製]により測定した。 (3)ポリカーボネート樹脂中の遊離塩素量 ポリカーボネート樹脂40gを塩化メチレン400ml
に溶解した後、アセトン100mlを10分で滴下す
る。さらに、HNO3/アセトン溶液(HNO3:アセト
ン=1:50)を3ml滴下する。得られた溶液を平沼
式オートタイトレーター(電極:Ag312、MS−2
31)を用いて、硝酸銀アセトン溶液(0.002M)
で電位差滴定によって求めた。 (4)ポリカーボネート樹脂溶液中のナトリウムイオン
量 ポリカーボネート樹脂溶液1600mlに精製水100
mlを加え、約23℃でホモミキサーにより10000
rpmで2分間攪拌した後、静置分離した水相をダイオ
ックス製イオンクロマトグラフィーで測定した。 (5)光ディスクのブロックエラーレート 光ディスクのブロックエラーレート(BLER値)は得
られたペレットを用いてディスク用成形機(住友重機
(株)製DISK3MIII)により成形した光ディス
ク基板(直径120mm、厚さ1.2mm)にアルミニ
ウム膜を蒸着し、光ディスクを作成し、ソニー(株)製
CDP−X33ESにより測定した。
【0052】[実施例1]ビスフェノールAのアルカリ
水溶液とホスゲンとを塩化メチレン存在下で常法により
反応させポリカーボネート樹脂を合成した。反応終了後
のポリカーボネート樹脂の粗製溶液のポリカーボネート
樹脂濃度は25重量%であり、このポリカーボネート樹
脂の粗製溶液を塩化メチレンにて希釈して、ポリカーボ
ネート樹脂濃度を12重量%とした後、遠心分離機を用
いて水相とポリカーボネート樹脂の粗製溶液相とを分離
した(このポリカーボネート樹脂の粗製溶液をポリカー
ボネート樹脂溶液Aとする)。
【0053】ポリカーボネート樹脂溶液A20リットル
を容量50リットルの攪拌槽に入れ、イオン交換水4リ
ットルを投入して300rpm回転で10分間攪拌混合
した。次いで、この混合溶液を遠心分離機(ウエストフ
ァリアセパーレーター製TA−1型遠心分離機)により
遠心力4500Gで水相とポリカーボネート樹脂溶液相
とを分離した(液温30℃)。分離したポリカーボネー
ト樹脂溶液中の水分量は1700ppmであり、ナトリ
ウムイオン量は4ppmであった。(このポリカーボネ
ート樹脂溶液をポリカーボネート樹脂溶液Bとする)。
【0054】このポリカーボネート樹脂溶液B50リッ
トルを覗窓を設けた70リットルのジャケット付き攪拌
槽に入れ、ジャケットに約90℃の熱水を通じて塩化メ
チレンを約8.6リットル留出(水分も塩化メチレンと
同伴して一部留出)させて、14.5重量%のポリカー
ボネート樹脂溶液を得た。このポリカーボネート樹脂溶
液中の水分量は700ppmであった。次いで、このポ
リカーボネート樹脂溶液を遠心分離機に供給し、固体不
純物を分離した。得られたポリカーボネート樹脂溶液中
の水分量は700ppm、ナトリウムイオン濃度は0.
1ppmであった。
【0055】得られたポリカーボネート樹脂溶液を45
℃の温水中に添加して塩化メチレンを留出し、ポリカー
ボネート樹脂の粒状物を得た。このポリカーボネート樹
脂の粘度平均分子量は15,200であった。この粒状
物を脱水し熱風循環式乾燥機により120℃で8時間乾
燥した後、ベント付30mm押出機でペレット化した。
このペレット中の遊離塩素濃度は0.1ppmであっ
た。このペレットより成形された光ディスクのBLER
値は3個/secであった。
【0056】[実施例2]実施例1のポリカーボネート
樹脂溶液B50リットルを覗窓を設けた70リットルの
ジャケット付き攪拌槽に入れ、ジャケットに約90℃の
熱水を通じて塩化メチレンを約8.6リットル留出(水
分も塩化メチレンと同伴して一部留出)させて、14.
5重量%のポリカーボネート樹脂溶液を得た。このポリ
カーボネート樹脂溶液中の水分量は700ppmであっ
た。次いで、このポリカーボネート樹脂溶液を市販の濾
過精度1μmの珪藻土を含むろ過板(厚み3mm)で濾
過し、固体不純物を分離した。得られたポリカーボネー
ト樹脂溶液のナトリウムイオン濃度は0.1ppmであ
った。
【0057】このポリカーボネート樹脂溶液を実施例1
と同様にして粒状化、ペレット化した。このペレット中
の遊離塩素濃度は0.1ppmであった。このペレット
から成形した光ディスクのBLER値は3個/secで
あった。
【0058】[実施例3]直径10cm、高さ27cm
の所に液流口を有するステンレスカラムに、十分に乾燥
した乾燥用シリカゲル(粒径2〜3mm)2kgを充填
し、実施例1で得られたポリカーボネート樹脂溶液B5
0リットルをカラム下部よりポンプにて注入し脱水し
た。次いで、濾過精度1μmのセルロース製濾材で濾過
し、固体不純物を分離した。濾過後のポリカーボネート
樹脂溶液中の水分量は1000ppmであり、ナトリウ
ムイオン濃度は0.1ppmであった。
【0059】このポリカーボネート樹脂溶液を実施例1
と同様にして粒状化、ペレット化した。このペレット中
の遊離塩素濃度は0.1ppmであった。このペレット
から成形した光ディスクのBLER値は6個/secで
あった。
【0060】[比較例1]実施例1で得られたポリカー
ボネート有機溶媒溶液B2リットルを加熱することな
く、濾過精度1μmのセルロース製濾材で濾過した。得
られたポリカーボネート樹脂溶液中にはナトリウムイオ
ンが4ppm含有されていた。このポリカーボネート樹
脂溶液を実施例1と同様にして粒状化、ペレット化し
た。このペレット中の遊離塩素濃度は3.5ppmであ
った。このペレットから成形した光ディスクのBLER
値は110個/secであった。
【0061】[比較例2]実施例1で得られたポリカー
ボネート樹脂溶液Bを45℃の温水中に添加して塩化メ
チレンを留出し、ポリカーボネート樹脂の粒状物を得
た。この粒状物を脱水し熱風循環式乾燥機により120
℃で8時間乾燥した後、ベント付30mm押出機でペレ
ット化した。このペレット中の遊離塩素濃度は8.9p
pmであった。このペレットから成形した光ディスクの
BLER値は289個/secであった。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、ポリカーボネート有機
溶媒溶液を工業的に効率よく、経済的に優れた方法で精
製することができ、得られるポリカーボネート樹脂は高
品質であり、一般用途は勿論のこと光学用途に特に好適
であり、その奏する工業的効果は格別である。
フロントページの続き (72)発明者 倉垣 雅弘 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号 帝 人化成株式会社内 Fターム(参考) 4J029 AA09 AB04 BB04A BB05A BB09A BB10A BB12A BB12B BB13A BB15B BC03A BC03B BD08 BD09A BE05A BF14A HC01 KA01 KE09 KE11 KH04 KH05 KJ01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面重合法により得られたポリカーボネ
    ート樹脂の粗製溶液から精製ポリカーボネート樹脂を製
    造する方法において、(1)重合により得られたポリカ
    ーボネート樹脂(PC)の粗製溶液を水と混合し、該水
    を遠心分離する操作を少なくとも1回実施し、PC溶液
    Iを得て(遠心分離工程)、(2)得られたPC溶液I
    から、その溶液中の水分を除去して、析出した固体成分
    を含むPC溶液IIを得て(水分除去工程)、(3)得ら
    れたPC溶液IIから、PC溶液に含有される固体成分を
    分離して、PC溶液IIIを得て(分離工程)、そして、
    (4)得られたPC溶液IIIからポリカーボネート樹脂
    を回収する(回収工程)ことを特徴とする精製ポリカー
    ボネート樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリカーボネート樹脂の溶液におけ
    る溶媒は、塩化メチレンである請求項1記載の精製ポリ
    カーボネート樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水分除去工程は、PC溶液Iを溶媒
    の沸点以上の温度で加熱して、溶媒に同伴させて水分を
    除去する方法である請求項1記載の精製ポリカーボネー
    ト樹脂の製造方法。
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