JP2003026536A - 2つの使用形態を有する化粧料 - Google Patents

2つの使用形態を有する化粧料

Info

Publication number
JP2003026536A
JP2003026536A JP2001216110A JP2001216110A JP2003026536A JP 2003026536 A JP2003026536 A JP 2003026536A JP 2001216110 A JP2001216110 A JP 2001216110A JP 2001216110 A JP2001216110 A JP 2001216110A JP 2003026536 A JP2003026536 A JP 2003026536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
cosmetic
parts
emulsion
polyoxyethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001216110A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Akatsuka
秀貴 赤塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP2001216110A priority Critical patent/JP2003026536A/ja
Publication of JP2003026536A publication Critical patent/JP2003026536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも2つの使用形態を有する化粧料を
提供する。 【解決手段】 1)0.5〜2重量%のセタノール、ス
テアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどの高級ア
ルコールと2)0.5〜2重量%のラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などの
脂肪酸と3)親水性非イオン界面活性剤1〜3重量%と
4)1気圧、25℃の条件下で固体のステアリン酸モノ
グリセライド、ソルビタンモノステアレートなどの親油
性非イオン界面活性剤0.2〜1重量%を乳液状の化粧
料に含有させる。本発明の化粧料は、乳液としての使用
特性と、これを擦過した場合にはワックスとしての使用
特性との2種の使用特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関し、更
に詳細には少なくとも2つの使用形態を有するのに好適
な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】整髪用化粧料は、これまで知られている
ものとしては、ワックスのオイルゲルを利用したポマー
ド状化粧料、高分子被膜を利用したエアゾール化粧料や
ローション化粧料、高分子を含む泡沫エアゾールを利用
したムース状化粧料、水溶性ゲルを形成する高分子によ
る、ゲル状化粧料、ワックスの析出を利用した、高粘度
のワックスゲルのワックス状化粧料等が知られている
が、これらは何れもその使用形態が1つに限られてい
る。しかしながら、整髪という作業そのものに注目する
と、髪型全体を整える作業、部分的な箇所の手直し作業
など複数の作業形態からなり、それぞれの作業形態で適
した剤形が異なっている。更に別の視点に立てば、剤形
に対する嗜好性は一つではなく、複数の剤形の整髪料を
所有し、TPOにあわせて整髪料を変える消費者は少な
くない。この様な現象は整髪料にとどまらず、通常の基
礎化粧料やメークアップ化粧料についてもいえることで
あり、ここに少なくとも2つの使用形態を有する剤形の
化粧料のニーズが存在するが、この様な特性を有する化
粧料は現在のところ全く知られていない。
【0003】一方、セタノール、ステアリルアルコール
などの高級アルコール、脂肪酸ポリオキシエチレン、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油等の親水性非イオン界面活性剤、ステア
リン酸モノグリセライド、ソルビタンモノ脂肪酸エステ
ルなどの1気圧、25℃の条件下で固体の親油性非イオ
ン界面活性剤及びステアリン酸やパルミチン酸などの脂
肪酸は何れも化粧料原料であり、化粧料の分野において
広く使用されているが、1)0.5〜2重量%の高級ア
ルコールと2)0.5〜2重量%の脂肪酸と3)親水性
非イオン界面活性剤1〜3重量%と4)1気圧、25℃
の条件下で固体の親油性非イオン界面活性剤0.2〜1
重量%を含有することを特徴とするエマルション化粧料
は全く知られていないし、この様な化粧料が少なくとも
2つの使用形態を有することも全く知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、少なくとも2つの使用形態を
有する化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、少なくとも2つの使用形態を有する化粧料製剤を求
めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)0.5〜2重量
%の高級アルコールと2)0.5〜2重量%の脂肪酸と
3)親水性非イオン界面活性剤1〜3重量%と4)1気
圧、25℃の条件下で固体の親油性非イオン界面活性剤
0.2〜1重量%を含有することを特徴とするエマルシ
ョン化粧料がその様な特性を備えていることを見出し、
発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す
技術に関するものである。 (1)1)0.5〜2重量%の高級アルコールと2)
0.5〜2重量%の脂肪酸と3)親水性非イオン界面活
性剤1〜3重量%と4)1気圧、25℃の条件下で固体
の親油性非イオン界面活性剤0.2〜1重量%を含有す
ることを特徴とするエマルション化粧料。 (2)乳化粒子の大きさが1000nμm以下であるこ
とを特徴とする、(1)に記載のエマルション化粧料。 (3)高級アルコールがベヘニルアルコールであること
を特徴とする、(1)又は(2)に記載のエマルション
化粧料。 (4)エマルションに於ける非イオン界面活性剤のHLB
が12以上であることを特徴とする、(1)〜(3)何
れか1項に記載のエマルション化粧料。 (5)脂肪酸がステアリン酸であることを特徴とする
(1)〜(4)何れか1項に記載のエマルション化粧
料。 (6)乳液形態とワックス形態での少なくとも2種の使
用形態を有することを特徴とする、(1)〜(5)何れ
か1項に記載のエマルション化粧料。 (7)毛髪用であることを特徴とする、(1)〜(6)
何れか1項に記載の化粧料。 以下、本発明について、実施の形態を中心に更に詳細に
説明を加える。
【0006】 [発明の詳細な説明](1)本発明の化粧料の必須成分
である高級アルコール 本発明の化粧料は、高級アルコールを0.5〜2重量%
含有することを特徴とする。本発明で言う高級アルコー
ルとは、炭素数12〜24の脂肪族の水酸基を有し、カ
ルボニル基を有さない化合物を意味し、不飽和結合を本
発明の効果を則なわない範囲において含有することがで
きるが、飽和脂肪族のアルコールであることが特に好ま
しい。これは、不飽和結合を含むとワックスゲルの形成
が損なわれることがあるためである。又、通常の条件下
(1気圧、20℃)で固体であることが好ましい。この
様な高級アルコールとしては、例えば、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、セタノール(セトステアリ
ルアルコール)、バチルアルコール、ベヘニルアルコー
ルなどが好ましく例示でき、これらの中ではベヘニルア
ルコールが特に好ましい。これらの高級アルコールは唯
一種を含有させることもできるし、2種以上を組み合わ
せて含有させることもできる。これらは、ヘアワックス
としての使用時にワックスのゲルを形成する作用を発揮
する。本発明の化粧料に於けるかかる高級アルコールの
好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で0.5
〜2重量%であり、更に好ましくは0.7〜1.5重量
%である。これは少なすぎると適切なワックスゲルが使
用時できなかったり、整髪力が損なわれたする場合があ
り、多すぎると、製剤がクリーム化して使用形態が一つ
のみになってしまう場合があるからである。
【0007】(2)本発明の化粧料の必須成分である脂
肪酸 本発明の化粧料は、脂肪酸を0.5〜2重量%含有する
ことを特徴とする。本発明で言う脂肪酸とは、脂肪族の
化合物であって、少なくとも1個のカルボキシル基を有
し、炭素数が12〜24のものを意味する。これらの中
では、通常の条件下(1気圧、25℃)で固体であるこ
とが好ましい。この様な脂肪酸としては、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
などが好ましく例示でき、これらの中では、整髪特性の
点でステアリン酸が特に好ましい。本発明の化粧料に於
いては、かかる脂肪酸は唯一種を含有させることもでき
るし、2種以上を組み合わせて含有させることもでき
る。本発明の化粧料に於けるかかる脂肪酸の好ましい含
有量は、化粧料全量に対して、総量で0.5〜2重量%
であり、更に好ましくは0.7〜1.5重量%である。
これは少なすぎると適切なワックスゲルが使用時できな
かったり、整髪力が損なわれたする場合があり、多すぎ
ると、製剤がクリーム化して使用形態が一つのみになっ
てしまう場合があるからである。
【0008】(3)本発明の化粧料の必須成分である親
水性非イオン界面活性剤 本発明の化粧料は親水性非イオン界面活性剤を1〜3重
量%含有することを特徴とする。ここで、親水性の非イ
オン界面活性剤とは、それ自体のHLBが14以上のもの
を意味し、ポリオキシエチレンが平均10モル以上付加
した、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪族炭化
水素エーテル、ポリオキシエチレングリセリルモノ脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルなどが例示でき、具体的には、ポリオキシエチレン
(25)ステアリン酸エステル(HLB15)、ポリオキ
シエチレン(40)ステアリン酸エステル(HLB17.
5)、ポリオキシエチレン(45)ステアリン酸エステ
ル(HLB18)、ポリオキシエチレン(21)ラウリル
エーテル(HLB15.5)、ポリオキシエチレン(2
5)ラウリルエーテル(HLB16.5)、ポリオキシ
エチレン(15)セチルエーテル(HLB15.5)、
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル(HLB1
7)、ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(H
LB18.5)、ポリオキシエチレン(30)セチルエ
ーテル(HLB19.5)、ポリオキシエチレン(4
0)セチルエーテル(HLB20)、ポリオキシエチレ
ン(20)ステアリルエーテル(HLB18)、ポリオ
キシエチレン(20)ベヘニルエーテル(HLB16.
5)、ポリオキシエチレン(30)セチルエーテル(H
LB18)、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油
(HLB14)、ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマ
シ油(HLB15)、ポリオキシエチレン(100)硬
化ヒマシ油(HLB16.5)、ポリオキシエチレン
(20)ソルビタンモノラウレート(HLB16.
9)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパル
ミテート(HLB15.6)、ポリオキシエチレン(2
0)ソルビタンモノステアレート(HLB14.9)等
が好ましく例示できる。これらの内では通常条件下(1
気圧、25℃)で固体のものが好ましい。特に好ましい
ものとしては、ポリオキシエチレン(25)ステアリン
酸エステルが例示できる。これらの親水性非イオン界面
活性剤は唯一種を含有させることもできるし、二種以上
を組み合わせて含有させることもできる。かかる親水性
非イオン界面活性剤の好ましい含有量は、化粧料全量に
対して、総量で1〜3重量%であり、更に好ましくは、
1.5〜2.5重量%である。これは少なすぎると使用
形態が唯一種になってしまう場合があり、多すぎると安
定性を損なう場合があるからである。
【0009】(4)本発明の化粧料の必須成分である1
気圧、25℃の条件下で固体の親油性非イオン界面活性
剤 本発明の化粧料は、1気圧、25℃の条件下で固体の親
油性非イオン界面活性剤を0.2〜1重量%含有するこ
とを特徴とする。ここで親油性の非イオン界面活性剤と
はHLB8以下のものを意味する。この様な親油性非イオ
ン性としては、例えば、グリセリルモノステアレート
(HLB5)、ポリオキシエチレン(1)ステアレート(H
LB2)、ポリオキシエチレン(2)ステアレート(HLB
4)、ポリオキシエチレン(4)ステアレート(HLB
6.5)、ソルビタンモノパルミテート(HLB6.
7)、ソルビタンモノステアレート(HLB4.7)、
ソルビタンセスキステアレート(HLB4.2)、ソル
ビタントリステアレート(HLB2.1)等が好ましく
例示できる。これらは、唯一種を含有させることもでき
るし、二種以上を組み合わせて含有させることもでき
る。これらは、親水性非イオン界面活性剤とともにエマ
ルション粒子を二形態使用可能なサイズに調整する作
用、エマルションを安定化する作用を有すると同時に、
ワックス形態で使用時に、擦過して精製するワックスの
物性を整髪に好適なものに調整する作用を有する。本発
明の化粧料に於ける、かかる親油性非イオン界面活性剤
の本発明の化粧料に於ける好ましい含有量は、0.2〜
1重量%であり、更に好ましくは0.3〜0.7重量%
である。これは、少なすぎる、或いは多すぎると、二形
態での使用ができない場合があったり、擦過して生成し
たゲルの整髪特性が好ましくなかったり、安定性が損な
われたすることがあるためである。
【0010】(5)本発明の化粧料 本発明の化粧料は上記必須成分を含有しエマルションの
形態を取ることを特徴とする。本発明で言うエマルショ
ンとは、油性成分をミセルの形で含有するものを意味
し、通常で言う乳化物であるエマルションに加えて、可
溶化系に近いマイクロエマルションも含むものを意味す
る。かかるエマルションの粒子の平均の大きさ(平均粒
子径)は少なくとも1000nμm以下であることが好
ましく、500nμm以下であることが更に好ましい。
これは粒子が大きすぎると系全体の粘度が高くなり、ク
リーム状になり、ワックス状態における使用性との差が
少なくなり、本発明の化粧料の特徴が損なわれる場合が
あるからである。粒子径は系に含まれる非イオン界面活
性剤のHLBを12以上に調整することにより、前記の条
件を満足するものを通常の方法により製造できるが、例
えば、乳化後マイクロフルイダイザー処理或いはエクト
ルーダー処理などの物理的な処理により調整することも
可能である。又、特殊な物理的な処理を必要としないこ
とから、系の非イオン界面活性剤のHLBを12以上に
調整することは製造の容易さの点で好ましい。この様な
形態により、本発明のエマルション化粧料は粘度を10
000mPascal/sec以下に調整することが好
ましく、5000mPascal/sec以下に調整す
ることがより好ましい。(B型粘度計、3号ローターで
の測定)又、系のエマルションの非イオン界面活性剤の
HLBは12以上であることが好ましい。本発明の化粧
料に於いては、前記の必須成分以外に、通常化粧料で使
用される任意の成分を含有することができる。かかる任
意の成分としては、、例えば、スクワラン、ワセリン、
マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ
油、カルナウバワックス,オレイン酸オクチルドデシル
等のエステル類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグ
リセライド類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイ
ン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアル
コール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、ス
ルホコハク酸エステルやポリオキシエチレンアルキル硫
酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤類、アルキルベタ
イン塩等の両性界面活性剤類、ジアルキルアンモニウム
塩等のカチオン界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、脂肪酸モノグリセライド、これらのポリオキシエチ
レン付加物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性
剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−
ブタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペン
タンジオール等の多価アルコール類、増粘・ゲル化剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、有効成分、色剤、防腐剤、
粉体等を好ましく例示できる。任意の成分の内、特に好
ましいものは、髪に対して好ましい働きをする成分であ
り、例えば、加水分解コラーゲン、シャクヤクエキス
(1,3−ブタンジオール抽出物)などが例示できる。
これら任意の成分と前記必須の成分を常法に従って処理
することにより、本発明の化粧料は製造することができ
る。かくして得られた、本発明のエマルション化粧料
は、そのまま使えばエマルション形態のローションの使
い心地があり、手に取り充分に擦過し、ワックス分を析
出させると粘ちょうなワックス状となりヘアワックスと
しての使用が可能である。この様に本発明のエマルショ
ン化粧料は2つの使用形態を有する頭髪用の化粧料とし
て整髪の目的で使用することができるが、かかる少なく
とも2つの使用形態を有する肌用の化粧料としても使用
することが可能である。特に好ましいのは毛髪用の化粧
料として整髪の目的で使用する場合である。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限
定されないことは言うまでもない。
【0012】<実施例1>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハの各成分を
75℃に加熱し、可溶化し、イに徐々にロを加え乳化
し、続いてハを加え中和して、ホモミキサーで粒子を整
えた後、攪拌冷却して本発明のエマルション化粧料であ
る化粧料1を得た。このものの粘度は4200mPas
cal/secであり、エマルションの平均粒径は23
5nμmであった。このものの系の非イオン界面活性剤
のHLBは13であった。このものについて、専門パネ
ラーに整髪料としての使用性を、1)そのままミルクで
使用する形態及び手のひらで20回擦過してヘアワック
スを形成させて使用する形態のそれぞれの形態での整髪
特性は、2)二形態での使用は可能か及び3)全体とし
ての評価をしてもらった。1)については、ツヤ特性
(自然なツヤを評点1〜グリースのようなツヤを評点5
として)、ボリューム感(全く無いを評点1〜かなりあ
るを評点5)ワックス感(全く感じないを評点1〜かな
り感じるを評点5)の項目について評価してもらい、
2)については可能(○)、何ともいえない(△)、不
可能(×)で評価してもらい、3)については整髪料と
して良い(評点5)〜悪い(評点1)で評価してもらっ
た。結果を表1に示す。これより、本発明のエマルショ
ン化粧料である化粧料1は二形態での使用が可能であ
り、それぞれが異なったヘアメーク仕上がりを有し、そ
れぞれの仕上がりが整髪料として好ましいものであるこ
とが判る。尚、平均粒径は顕微鏡写真より計測した。 イ セタノール 1 重量部 流動パラフィン 6 重量部 固形パラフィン 0.5重量部 ポリオキシエチレン(25)ステアレート 2 重量部 ステアリン酸モノグリセライド 0.5重量部 ステアリン酸 1 重量部 カルナウバワックス 2 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 加水分解コラーゲン 0.1重量部 シャクヤクエキス(1,3−ブタンジオール) 0.1重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10-30) 0.1重量部 水 50 重量部 ハ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 26.6重量部
【0013】
【表1】
【0014】<実施例2>実施例1と同様に本発明のエ
マルション化粧料である化粧料2を作成した。このもの
の系の非イオン界面活性剤のHLBは11であり、粘度は
11500mPascal/secであり、エマルショ
ンの平均粒子径は563nμmであった。化粧料1と同
様に評価した結果を表2に示す。これより、本発明のエ
マルション化粧料としては、平均粒子径が1000nμ
m以下が好ましく、500nμm以下であることが更に
好ましく、粘度を10000mPascal/sec以
下に調整することが好ましく、5000mPascal
/sec以下に調整することがより好ましく、系のエマ
ルションの非イオン界面活性剤のHLBは12以上であ
ることが好ましいことがわかる。 イ セタノール 1 重量部 流動パラフィン 6 重量部 固形パラフィン 0.5重量部 ポリオキシエチレン(25)ステアレート 1.5重量部 ステアリン酸モノグリセライド 1 重量部 ステアリン酸 1 重量部 カルナウバワックス 2 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 加水分解コラーゲン 0.1重量部 シャクヤクエキス(1,3−ブタンジオール) 0.1重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10-30) 0.1重量部 水 50 重量部 ハ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 26.6重量部
【0015】
【表2】
【0016】<実施例3〜5>実施例1の高級アルコー
ルを種々変えて、二形態使用での使用性を化粧料1を対
照に評価した。基準は評点1:二形態での使用不可、評
点2:二形態での使用は可能であるが使用性は化粧料1
より劣る、評点3:化粧料1と同等の二形態での使用性
を有する、評点4:化粧料1よりやや優れた二形態での
使用性を有する、評点5:化粧料1より格段に優れた二
形態での使用性を有するを用いた。結果を表3に示す。
これより、検討に使用した高級アルコールは何れも使用
可能であり、その中では、ベヘニルアルコールとバチル
アルコールが好ましく、中でも、ベヘニルアルコールが
特に優れていることが判る。尚、平均粒径の単位はnμ
mであり、粘度の単位はmPascal/secであ
る。 イ 高級アルコール* 1 重量部 流動パラフィン 6 重量部 固形パラフィン 0.5重量部 ポリオキシエチレン(25)ステアレート 2 重量部 ステアリン酸モノグリセライド 0.5重量部 ステアリン酸 1 重量部 カルナウバワックス 2 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 加水分解コラーゲン 0.1重量部 シャクヤクエキス(1,3−ブタンジオール) 0.1重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10-30) 0.1重量部 水 50 重量部 ハ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 26.6重量部 *詳細は表3に記す。
【0017】
【表3】
【0018】<実施例6〜8>実施例3〜6と同様に化
粧料1の親水性界面活性剤の種類を変え検討を行った。
結果を表4に示す。 イ セタノール 1 重量部 流動パラフィン 6 重量部 固形パラフィン 0.5重量部 親水性非イオン界面活性剤** 2 重量部 ステアリン酸モノグリセライド 0.5重量部 ステアリン酸 1 重量部 カルナウバワックス 2 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 加水分解コラーゲン 0.1重量部 シャクヤクエキス(1,3−ブタンジオール) 0.1重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10-30) 0.1重量部 水 50 重量部 ハ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 26.6重量部 **詳細は表4に記す。
【0019】
【表4】
【0020】<実施例9〜11>実施例3〜8と同様に
化粧料1の親油性界面活性剤の種類を変え検討を行っ
た。結果を表5に示す。これより、親油性非イオン界面
活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル乃至はポリ
オキシエチレン脂肪酸エステルが好ましいことが判る。 イ セタノール 1 重量部 流動パラフィン 6 重量部 固形パラフィン 0.5重量部 ポリオキシエチレン(25)ステアレート 2 重量部 親油性非イオン界面活性剤*** 0.5重量部 ステアリン酸 1 重量部 カルナウバワックス 2 重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 10 重量部 加水分解コラーゲン 0.1重量部 シャクヤクエキス(1,3−ブタンジオール) 0.1重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10-30) 0.1重量部 水 50 重量部 ハ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 26.6重量部 ***詳細は表5に記す。
【0021】
【表5】
【0022】<実施例12>実施例3の化粧料をそのま
ま使用時には乳液、擦過して使用するとマッサージクリ
ームという使い方で試験したところ、この様な使用方法
も可能であり、本発明の毛hそうりょうの用途は毛髪用
に限らないことが判明した。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも2つの使用
形態を有する化粧料を提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)0.5〜2重量%の高級アルコール
    と2)0.5〜2重量%の脂肪酸と3)親水性非イオン
    界面活性剤1〜3重量%と4)1気圧、25℃の条件下
    で固体の親油性非イオン界面活性剤0.2〜1重量%を
    含有することを特徴とするエマルション化粧料。
  2. 【請求項2】 乳化粒子の大きさが1000nμm以下
    であることを特徴とする、請求項1に記載のエマルショ
    ン化粧料。
  3. 【請求項3】 高級アルコールがベヘニルアルコールで
    あることを特徴とする、請求項1又は2に記載のエマル
    ション化粧料。
  4. 【請求項4】 エマルションに於ける非イオン界面活性
    剤のHLBが12以上であることを特徴とする、請求項1
    〜3何れか1項に記載のエマルション化粧料。
  5. 【請求項5】 脂肪酸がステアリン酸であることを特徴
    とする請求項1〜4何れか1項に記載のエマルション化
    粧料。
  6. 【請求項6】 乳液形態とワックス形態での少なくとも
    2種の使用形態を有することを特徴とする、請求項1〜
    5何れか1項に記載のエマルション化粧料。
  7. 【請求項7】 毛髪用であることを特徴とする、請求項
    1〜6何れか1項に記載の化粧料。
JP2001216110A 2001-07-17 2001-07-17 2つの使用形態を有する化粧料 Pending JP2003026536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001216110A JP2003026536A (ja) 2001-07-17 2001-07-17 2つの使用形態を有する化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001216110A JP2003026536A (ja) 2001-07-17 2001-07-17 2つの使用形態を有する化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003026536A true JP2003026536A (ja) 2003-01-29

Family

ID=19050626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001216110A Pending JP2003026536A (ja) 2001-07-17 2001-07-17 2つの使用形態を有する化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003026536A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200489457Y1 (ko) 2018-11-28 2019-06-20 주식회사 권능정밀 직수형 구강 세정 유닛

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200489457Y1 (ko) 2018-11-28 2019-06-20 주식회사 권능정밀 직수형 구강 세정 유닛

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4646269B2 (ja) 皮膚外用剤
US20190209446A1 (en) Oil-in-wateroil-in-water type emulsion having excellent stability and cosmetic composition comprising same
EP0815846B1 (fr) Emulsion huile-dans-eau ultrafine contenant un poly(acide 2-acrylamido-2-méthylpropane sulfonique) réticulé et neutralisé à au moins 90% et procédé de préparation
JPS60197610A (ja) 乳化化粧料およびその製造法
JP5203623B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
KR20150029407A (ko) 전상이 빠른 수중유형 워셔블 클렌징 화장료 조성물
US20210220234A1 (en) Nano-Emulsion Cosmetic Composition In Which High Content Oils Are Stabilized
JP2006273855A (ja) 起泡性o/wエマルションおよびその化粧品における使用
JP3774176B2 (ja) 整髪用乳化化粧料
JP4812241B2 (ja) 毛髪用乳化組成物
JP2002145733A (ja) 固形状油中水型乳化化粧料
JP2013189429A (ja) 水中油中水型乳化化粧料
JP2003026536A (ja) 2つの使用形態を有する化粧料
JP2004161628A (ja) ベタツキ、ゴワツキのない毛髪用の化粧料
JP4574873B2 (ja) 毛髪用の化粧料
EP4076350A1 (en) Oil-in-water emulsified cosmetic
KR101834196B1 (ko) 겔 형상의 모발 화장료 조성물
JP2002241243A5 (ja)
JP4129204B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP4456778B2 (ja) ゲル状組成物及びそれからなる皮膚外用剤
JP7221010B2 (ja) ゲル粒子及びそれを含む皮膚外用剤
JP4034677B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2007153770A (ja) 整髪用乳化組成物
JP2004161629A (ja) 優れたツヤ質の毛髪用化粧料
JP2022088595A (ja) 化粧水