JP2003025927A - 車載用受信システム及び車載用通信システム - Google Patents

車載用受信システム及び車載用通信システム

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JP2003025927A
JP2003025927A JP2001212410A JP2001212410A JP2003025927A JP 2003025927 A JP2003025927 A JP 2003025927A JP 2001212410 A JP2001212410 A JP 2001212410A JP 2001212410 A JP2001212410 A JP 2001212410A JP 2003025927 A JP2003025927 A JP 2003025927A
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antenna
vehicle
signal
cable
receiving system
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JP2001212410A
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Yoshitoshi Fujimoto
美俊 藤元
Noburo Ito
修朗 伊藤
Junshi Imai
純志 今井
Tsuguyuki Shibata
伝幸 柴田
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Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感度がよく、取り付け作業効率のよい車載用受
信システム及び車載用通信システムを提供する。 【解決手段】車載用受信システムにおいて、周波数変換
装置12をアンテナ10近傍に配置し、RFケーブル1
1を短縮化する。又は、周波数変換装置12をアンテナ
10一体に形成し、RFケーブル11を極力短縮化す
る。同時に、短縮された分をIFケーブル13で補完す
る。即ち、RF信号を途中でIF信号に変換して復調装
置15まで伝送する。IF信号はRF信号に比べて減衰
による損失が小さいので、受信特性が向上する。又、I
Fケーブル13は、RFケーブル11に比べて柔軟性に
優れる。よって、その取り付けが容易。車載用用通信シ
ステムにおいても、周波数変換装置をアンテナに一体化
する。又は、近傍に配置する。同じ理由で、通信特性が
向上し、又そのシステムの取り付けが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌に搭載して放
送波等を受信する車載用受信システム及び車輌内で他者
と通信する車載用通信システムに関する。特に、中間周
波数に変換する周波数変換器をアンテナ近傍又はアンテ
ナと一体に配置し、中間周波数信号線路を拡張すること
で低ノイズで作業効率よく配線可能とした車載用受信シ
ステム及び車載用通信システムに関する。本発明は、車
載用TV受信システム及び車載用路車間通信システムに
適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車に搭載された車載用受信
システムがある。それは、例えば図12に示すような車
輌ルーフ上にアンテナ100を設置し、そのアンテナ1
00からRFケーブル110を延出し、車内の運転者近
傍の受信機120で受信し、表示/入力装置130で表
示するシステムである。図13にこの車載用受信システ
ムの構成をブロック図で示す。この車載用受信システム
は、アンテナ100、RFケーブル110、受信機12
0、表示/入力装置130からなり、受信機120は周
波数変換装置121、復調装置122からなる。又、表
示/入力装置130は液晶表示装置等の表示装置13
1、押しボタン式の入力装置132からなる。尚、選局
等はこの入力装置132の入力操作によって行われる。
【0003】上記構成において、運転者が入力装置13
2から例えば図示しない押しボタン式スイッチにより選
局をすると、選局されたチャネル信号(Ch信号)が復
調装置122を介して周波数変換装置121に送信され
る。周波数変換装置121は、そのチャンネルの高周波
信号(以降、RF信号)を中間周波数信号(以降、IF
信号)に変換し、復調装置122に送出する。復調装置
122はそのIF信号を映像・音声信号に復調し、表示
装置131に表示又は音声出力する。従来の車載用受信
システムはこのように構成され、このように動作する。
【0004】又、他にダイバシティアンテナを用いた例
がある。そのシステム構成図を図14に、その構成ブロ
ック図を図15に示す。ダイバシティアンテナを用いる
理由は、自動車など移動体で無線通信を行う場合や放送
波を受信する場合には、フエージングにより受信品質が
大きく劣化する場合があるからである。そのため、他例
では、図14に示すように車輌に複数のアンテナ101
と切替/合成装置105を備えている。この例は、切替
/合成装置105により複数のアンテナ101で受信し
た信号を切替えながら受信することで、感度を向上させ
ることを特徴としている。又、複数のアンテナ101か
らの複数の信号を合成することで、受信感度を向上させ
ることも特徴としている。尚、このシステムの動作、即
ち運転者による選局後、表示装置131に表示させる動
作は、前例の従来例と同一である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの従来技術例において使用するRFケーブルは高周波
ノイズに対する耐性には優れるものの剛性が高く、無理
に屈曲させると特性が劣化するという欠点がある。即
ち、車輌にそれを配設する場合は鋭角にならないように
配線する必要があり、車種によっては作業性が劣る場合
がある。又、RFケーブルは高価であり受信装置全体と
してRFケーブルの占めるコスト割合が高く、車載用受
信システムのコストを押し上げる要因ともなっている。
又、近年の自動車には数多くの電子機器が搭載されてお
り、ケーブルを設置するためのスペースが不足している
のが現状である。従って、剛性の高いケーブルを自動車
の美観を損ねることなく設置することはより困難な状況
となって来ている。又、ダイバーシティ受信やアダプテ
ィブ受信を行う例の場合は、さらに多くのRFケーブル
を必要とする。即ち、作業性の問題、美観を損ねる問
題、全体のコスト高の問題がより一層顕著となってい
る。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は車載用受信システム及び
車載用通信システムにおいて、周波数変換器をアンテナ
近傍、又はアンテナに一体に設けてRFケーブルを極力
短縮し、中間周波数ケーブルで受信機まで送信すること
である。即ち、中間周波数ケーブルを用いることで作業
性と共に美観に優れた車載用受信システム及び車載用通
信システムを提供することである。又、周波数変換装置
で変換された中間周波数信号を中間周波数ケーブルで送
信することによりその減衰を低下させることである。
又、それにより車載用受信システム及び車載用通信シス
テムの価格を安価とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の車載用受信システムは、ア
ンテナと、そのアンテナで受信された高周波信号を中間
周波数信号に変換する周波数変換装置と、周波数変換さ
れた信号を復調する復調装置と、復調された信号を出力
する出力装置とから構成される車載用受信システムであ
って、周波数変換装置をアンテナ近傍に配置、又はアン
テナと一体に配置し、高周波ケーブルを短縮し中間周波
数ケーブルを拡張したことを特徴とする。
【0008】又、本発明の請求項2に記載の車載用受信
システムは、請求項1に記載の車載用受信システムであ
って、復調装置がアンテナ及び周波数変換装置近傍に、
又はアンテナ及び周波数変換装置と一体に配置されたこ
とを特徴とする。又、本発明の請求項3に記載の車載用
受信システムは、請求項1又は請求項2に記載の車載用
受信システムであって、アンテナは複数のアンテナ素子
から構成され、それぞれのアンテナ素子で受信された信
号を切替えまたは合成するための切替/合成装置がアン
テナ近傍に配置されたことを特徴とする。
【0009】又、本発明の請求項4に記載の車載用受信
システムは請求項3に記載の車載用受信システムであっ
て、切替/合成装置はアンテナ近傍又はアンテナに一体
に配置された周波数変換装置によって変換されたIF信
号を切替/合成することを特徴とする。
【0010】又、本発明の請求項5に記載の車載用通信
システムは、通信アンテナとその通信アンテナの入出周
波数を中間周波数に変換する周波数変換装置と、その周
波数変換装置への入力信号を変調する変調装置と、その
周波数変換装置の出力を復調する復調装置と、復調装置
によって復調された信号を出力する出力装置とから構成
される車載用通信システムであって、周波数変換装置は
通信アンテナの近傍に配置、又はその通信アンテナと一
体に配置されることを特徴とする。
【0011】又、本発明の請求項6に記載の車載用通信
システムは、請求項5に記載の車載用通信システムであ
って、復調装置が他のアンテナと他の周波数変換装置と
からなる他の受信系統の信号が入力可能であることを特
徴とする。又、本発明の請求項7に記載の車載用通信シ
ステムは請求項5に記載の車載用通信システムであっ
て、変調装置と復調装置が他の通信アンテナと他の周波
数変換装置とからなる他の通信系統の信号が接続可能で
あることを特徴とする。
【0012】
【作用および効果】本発明の請求項1に記載の車載用受
信システム及び車載用通信システムは、車載用受信シス
テムにおいて、周波数変換装置をアンテナ近傍に配置、
又はアンテナと一体に配置している。一般にアンテナと
周波数変換装置は、RFケーブルで接続される。しかし
ながら本発明の構成では、周波数変換装置をアンテナ近
傍に配置、又はアンテナと一体に配置して、このRFケ
ーブルを最小限に抑えるか、又は省略している。即ち、
アンテナからのRF信号を即座に周波数変換器によって
中間周波数(以降、IF周波数)に変換し、中間周波数
ケーブル(以降、IFケーブル)でIF信号を復調装置
に送信する構成である。IFケーブルによるIF信号の
減衰は、RFケーブルにおけるRF信号の減衰に比較し
て小である。よって、アンテナから復調装置に至る経路
において、RFケーブルの占める割合を低減すればRF
信号の減衰量を低減することができ、受信性能を向上さ
せることができる。又、一般にIFケーブルはRFケー
ブルに比較して柔軟性に優れ、その価格は安価である。
よって、車輌等への取り付け作業を容易とすることがで
き、又その車載用受信システムのコストを低減すること
ができる。
【0013】又、請求項2に記載の車載用受信システム
は、請求項1に記載の車載用受信システムであって、復
調装置をアンテナ及び周波数変換装置近傍に、又はアン
テナ及び周波数変換装置と一体に配置している。この構
成は、復調装置をもアンテナ近傍に配置し、RFケーブ
ルとIFケーブルを極力小とする構成、又は省略する構
成である。そして、復調された映像・音声信号を表示装
置に出力する構成である。この場合も、映像・音声信号
ケーブルは柔軟性に富んだケーブルとすることができ
る。よって、車輌等への取り付け作業効率、及びコスト
効率は請求項1に記載の車載用受信システムと同等とな
る。又、復調された映像・音声信号ケーブルによる信号
の減衰は、RFケーブル、IFケーブルにおける高周波
信号の減衰に比較して小である。よって、よりアンテナ
から復調装置に至る経路での減衰量を低減することがで
き、受信性能をより向上させることができる。
【0014】又、請求項3に記載の車載用受信システム
は、請求項1又は請求項2に記載の車載用受信システム
であって、アンテナを複数のアンテナ素子とし、その複
数のアンテナ素子近傍に、それぞれのアンテナ素子で受
信された信号を切替えまたは合成する切替/合成装置を
備えている。この構成は、請求項1又は請求項2に記載
の車載用受信システムにおいて、アンテナを複数のアン
テナ素子とした構成である。又、それぞれのアンテナ素
子で受信された信号を切替えまたは合成する切替/合成
装置をその複数のアンテナ素子近傍に備えた構成であ
る。ここで、複数のアンテナ素子とは、例えばダイバー
シティアンテナ、アレイアンテナ等の素子である。ダイ
バーシティアンテナは、様々な方向に感度を有する。そ
して、切替/合成装置は、最も感度良く受信するように
それぞれのアンテナ素子を切替える。又は、アレイアン
テナの各アンテナ素子の信号を合成して、次段の周波数
変換器に送信する。これにより、遅延波による影響を排
除することができる。このような構成にすれば、RFケ
ーブル長さを極力小とすることができる。そして、柔軟
性に優れたIFケーブルで周波数変換器と復調装置を配
線することができる。即ち、複数の素子からなるアンテ
ナと切替/合成装置を有した車載用受信システムに対し
ても、その取り付け作業を容易とすることができる。
又、IFケーブルを用いることから、その減衰を抑え受
信性能をより向上させることができる。
【0015】又、請求項4に記載の車載用受信システム
は、請求項3に記載の車載用受信システムであって、切
替/合成装置はアンテナ近傍又はアンテナに一体に配置
された周波数変換装置によって変換されたIF信号を切
替/合成する。請求項3の車載用受信システムは、切替
/合成装置はアンテナからのRF信号を直接、切替又は
合成した。本発明の車載用受信システムでは、切替/合
成装置がアンテナ近傍又はアンテナに一体に配置された
周波数変換装置によって、一旦IF信号に変換された信
号を切替又は合成している。そして、結果的にはそのI
F信号をIFケーブルで復調装置まで送信している。よ
って、請求項3に記載の車載用受信システムと同等の効
果がある。
【0016】又、請求項5に記載の車載用通信システム
は、通信アンテナとその通信アンテナの入出周波数をI
F周波数に変換する周波数変換装置と、その周波数変換
装置への入力信号を変調する変調装置と、その周波数変
換装置の出力を復調する復調装置と、復調装置によって
復調された信号を出力する出力装置とを備えており、そ
の周波数変換装置は通信アンテナの近傍に配置、又はそ
の通信アンテナと一体に配置されている。この構成は、
周波数変換装置をアンテナ近傍に配置、又はアンテナと
一体に配置して、このRFケーブルを最小限に抑える
か、又は省略する構成である。即ち、アンテナのRF入
出力信号を即座に周波数変換器によってIF周波数に変
換し、IFケーブルでIF信号を送受信する構成であ
る。IFケーブルは、一般にRFケーブルに比較して柔
軟性に優れ、その価格は安価である。よって、車輌等へ
の取り付け作業を容易とすることができる。又、その車
載用通信システムのコストを低減することができる。
又、IFケーブルによるIF信号の減衰は、RFケーブ
ルにおけるRF信号の減衰に比較して小である。よっ
て、変調装置からアンテナ近傍の周波数変換装置、その
周波数変換装置から復調装置に至る経路での減衰量を低
減することができる。即ち、通信性能を向上させること
ができる。
【0017】又、請求項6に記載の車載用通信システム
は、その復調装置が他のアンテナと他の周波数変換装置
とからなる他の受信系統の信号が入力可能となってい
る。この構成により、容易に他の車載用受信系統が接続
できる。この他の車載用受信系統とは、例えばTV放送
波等の受信波である。復調装置を共有することができる
ので、車載用受信システムも容易に安価に構築すること
ができる。
【0018】又、本発明の請求項7に記載の車載用通信
システムは、復調装置と変調装置がが他の通信アンテナ
と他の周波数変換装置とからなる他の通信系統の信号が
接続可能となっている。この構成により、容易に他の車
載用通信系統が接続できる。この他の車載用通信系統と
は、例えば無線通信機である。変調装置と復調装置を共
有することができるので、無線通信機等の他の車載用通
信システムを容易に安価に構築することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。尚、本発明は下記実施例に限定され
るものではない。 (第1実施例)図1に本実施例の車載用受信システムの
1例を示す。図はシステム構成図である。又、図2にそ
の構成ブロック図を示す。本実施例の車載用受信システ
ムは、車輌ルーフ上に設置されたアンテナ10、RFケ
ーブル11、周波数変換装置12、IFケーブル13、
チャンネル信号ケーブル14、復調装置15、表示/入
力装置16から構成される。アンテナ10は、例えばT
V放送波を受信する受信アンテナである。RFケーブル
11は、アンテナ10で受信されたRF信号を伝送する
線路(同軸ケーブル)である。周波数変換装置12は、
RF信号を中間周波数であるIF信号に変換する変換装
置である。IFケーブル13は、そのIF信号を復調装
置15まで伝送する伝送路である。復調装置15は、I
F信号を映像・音声信号に復調する装置である。ここで
映像・音声信号とは、TV受信時の映像信号や音声信号
に限らない。車載用受信システムがGPS等の位置情報
受信システムならば、ナビゲーション情報、渋滞情報、
規制情報等の映像信号、音声信号等である。全てを含
む。又、表示/入力装置16は、表示装置16aと入力
装置16bからなり(図2)、映像・音声信号を出力
し、又選局等のチャンネルを入力する装置である。例え
ば、表示装置16aは液晶等のモニタ装置、スピーカ装
置等であり、入力装置16bはパネルスイッチ等であ
る。尚、チャンネル信号ケーブル14は、例えば運転者
から入力されたチャネル情報を周波数変換装置12に伝
送する線路(ペア線)である。
【0020】本実施例の特徴は、周波数変換装置12を
アンテナ10の近傍に設け、RFケーブル11を従来よ
り短縮し、それに代えてIFケーブル13を拡張したこ
とである。即ち、アンテナ10から復調装置15に至る
経路に対して、RFケーブル11の占める割合を減少さ
せたことである。RF信号は高周波信号であるのでIF
信号に比較して減衰率が大である。よってRFケーブル
11を短縮して、IFケーブル13を拡張すれば、信号
のトータルの減衰量が低減される。即ち、復調装置15
に入力される信号対雑音比(S /N )が改善されて受信
特性が向上する。又、IFケーブル13及びチャンネル
信号ケーブル14は従来より拡張されるが、RFケーブ
ル11に比べて共に柔軟であることから、自動車内外に
容易に配設することが可能である。即ち、取り付け作業
の効率を大幅に向上させることができる。又、IFケー
ブル13、チャンネル信号ケーブル14は、RFケーブ
ル11に比較して安価であることから、車載用受信シス
テム全体のコストも低減させることができる。
【0021】尚、本実施例は図3に示す様に、RFケー
ブルを使用せずアンテナ10と周波数変換装置12と一
体に配置してもよい。即ち、アンテナ10と周波数変換
装置12を1つの筐体に配置し、それを車輌ルーフに設
置してもよい。このようにすれば、更に組み付け作業効
率が向上し、車載用受信システムをより安価に提供する
ことができる。
【0022】又、本実施例は、更に図4のブロック図に
示すように構成することもできる。即ち、周波数変換装
置12と復調装置15を一体に筐体17に形成し、これ
をアンテナ10の近くに配置してもよい。これにより、
映像・音声信号ケーブル18及びチャンネル信号ケーブ
ル14は長くなるがRFケーブル11、IFケーブル1
3は短縮化される。例えば、車載用受信システムが車載
用TV受信システムの場合は、復調装置15から出力さ
れる信号は映像・音声信号であり、上記映像・音声信号
ケーブル18で伝送される。この時、映像・音声信号は
IF信号より低周波であることから、より減衰されずに
表示/入力装置16まで伝送される。よって、この場合
も入力される信号対雑音比(S /N )が改善され受信特
性が向上する。又、上記映像・音声信号ケーブル18
は、IFケーブル13よりも取り扱いが容易なケーブル
を用いることができる。よって、同様に組み付け作業効
率が向上し、車載用受信システムをより安価に提供する
ことができる。
【0023】(第2実施例)図5に本発明の第2実施例
の1例を示す。図は、システム構成図である。又、図6
にその構成ブロック図を示す。本実施例の特徴は、アン
テナ20を複数のアンテナ素子21から構成し、その複
数のアンテナ素子21を切替え、又は合成する切替/合
成装置22と周波数変換装置12をアンテナ20の近傍
に配置したことである。ここで、複数のアンテナ素子2
1を有したアンテナ20とは、例えばダイバーシティア
ンテナである。ダイバーシティアンテナは、様々な方向
に感度を有するTVアンテナ装置である。そして、切替
/合成装置22は、最も感度良く受信するようにそれぞ
れのアンテナ素子21を切替える、又は、それぞれのア
ンテナ素子21の信号を合成して、次段の周波数変換器
12に送信する装置である。尚、他の構成は第1実施例
と同等であり、同一構成要素には同一番号が付してあ
る。
【0024】ダイバシティアンテナを用いた車載用受信
システムにおいても、上記構成を採れば、RFケーブル
11の長さを従来より短縮化することができる。勿論、
この場合も短縮された部分には柔軟性に優れたIFケー
ブル13が用いられる。アンテナ20で受信された信号
は途中でIF信号で復調装置15まで伝送されるので、
全てをRF信号で伝送する場合に比較して減衰が低減さ
れる。よって、従来のダイバシティアンテナを利用した
車載用受信システムにおいても受信特性を向上させるこ
とができる。又、IFケーブル13は柔軟性に優れてい
るので、ダイバシティアンテナを利用した車載用受信シ
ステムにおいても作業能率よくそれを取り付けることが
できる。特に、ダイバシティアンテナを用いる場合は、
例えば同軸ケーブルからなるRFケーブル12が多数本
となるので、作業効率の向上が顕著となる。
【0025】又、本実施例は図7に示す様に、RFケー
ブル11を極力短縮化してアンテナ20と周波数変換装
置12と切替/合成装置22を近傍に配置してもよい。
即ち、アンテナ20と周波数変換装置12と切替/合成
装置22を近傍に配置し、それらを車輌のルーフに設置
してもよい。このようにすれば、RFケーブル11が極
力短縮化されてIFケーブル13が長尺化される。即
ち、組み付け作業効率がより向上し、ダイバシティアン
テナを用いた車載用受信システムをより安価に提供する
ことができる。
【0026】更に、本実施例は図8に示すように変形す
ることもできる。即ち、アンテナ20を複数のアンテナ
素子21を窓ガラスに組み込んだアンテナとしてもよ
い。この場合は、周波数変換装置12と切替/合成装置
22を例えばトランクルームの中央付近に設置する。こ
のように配置しても、RFケーブル11を短縮すること
ができ、信号の減衰を抑制するとともに取り付け作業効
率を向上させることができる。
【0027】(第3実施例)図9、図10に本発明の第
3実施例の1例を示す。図9はシステム構成図であり、
図10はブロック構成図である。第2実施例では、切替
/合成装置22で信号を切替え又は合成して、その後周
波数変換装置12でIF信号を形成する例であった。本
実施例は、図9、図10に示すように複数の周波数変換
装置12aでIF信号を形成しその後、切替/合成装置
22によって、それらのIF信号を切替え又は合成する
構成である。このように構成してもよい。即ち、複数の
アンテナ素子21のそれぞれに周波数変換装置12aを
設け、周波数変換後のIF信号に対して切替又は合成処
理を行う。各アンテナ素子21で受信した直後に周波数
変換を行うため、第2実施例の場合よりさらにRFケー
ブル11を短縮化できる。即ち、更に受信特性を向上さ
せることができる。又、更に取り付け作業の効率を向上
させることができる。
【0028】(第4実施例)図11に本発明の第4実施
例を示す。第1実施例乃至第3実施例は、車載用受信シ
ステムの1例であった。第4実施例は、送受信可能な車
載用通信システムの1例である。又、車載用通信システ
ムの変復調装置に他の車載用受信システムの一部、又は
他の車載用通信システムの一部を接続した例である。換
言すれば、変復調装置を車載用通信システムと他の車載
用受信システム、又は他の車載用通信システムで共用し
た例である。本実施例の車載用通信システムは、路車間
通信システム用の通信アンテナ30(例えば、DSRC
用アンテナ)、周波数変換装置32、IFケーブル3
3、変復調装置35、表示/入力装置36からなる。
尚、変復調装置35は、復調装置35a、変調装置35
bから構成される。
【0029】上記構成において、各構成要素の動作は以
下の通りである。信号を受信する場合はアンテナ30で
他車輌からのRF信号を受信しその信号を周波数変換装
置32でIF信号に変換する。そして、変換した信号を
IFケーブル33で変復調装置35の復調装置35aに
伝送する。そして、復調された信号は表示/入力装置3
6に出力される。即ち、映像情報・音声情報等に変換さ
れて運転者に出力される。逆に、送信時には運転者によ
り表示/入力装置36から入力された信号(例えば、音
声信号、データ信号)を、変復調装置35の変調装置3
5bで変調し、変調された変調信号(IF信号)をIF
ケーブル33で周波数変換装置32まで伝送する。そし
て、周波数変換装置32でRF信号に変換して通信アン
テナ30から路上局又は他車輌に送信する。
【0030】上記構成において、周波数変換装置32は
通信アンテナ30に一体に形成されている。即ち、RF
ケーブルがなく、RFケーブルに代えてIFケーブル3
3で情報が双方向に伝送されている。IF信号はRF信
号より減衰特性において優れているので、その結果、受
信特性・送信特性とも向上することになる。又、IFケ
ーブル33はRFケーブルより柔軟であるので、車載用
通信システムの取り付け作業も容易となる。
【0031】又、この変復調装置35の復調装置35a
には、ダイバシティアンテナであるアンテナ20、RF
ケーブル11、周波数変換装置12a、IFケーブル1
3、切替/合成装置22、チャンネル信号ケーブル14
からなる例えば第3実施例の車載用受信システムの一部
が接続される。即ち、変復調装置35の復調装置35a
を車載用通信システムと車載用受信システムが共有する
構成とすることができる。他の車載用受信システムが接
続可能であるので、利便性に優れた車載用通信システム
となる。又、更に変復調装置35に無線通信等の他の車
載用通信システムの一部を接続し、2つの車載用通信シ
ステムが変復調装置35を共有するようにしてもよい。
利便性に優れた車載用通信システムとなる。
【0032】(変形例)以上、本発明を表す実施例を示
したが、他に様々な変形例が考えられる。例えば第1実
施例において、入力装置16bとは受信するチャネル
(周波数)や受信する内容、表示する内容などをドライ
バーや同乗者が設定するための装置であり、ケーブルで
復調装置15や表示装置16a等に接続されているが、
必ずしもその必要はない。無線や赤外線を用いた、いわ
ゆるリモートコントローラで、復調装置15と表示装置
16aに接続されていてもよい。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る車載用受信システム構成図。
【図2】第1実施例に係る車載用受信システムの構成ブ
ロック図。
【図3】第1実施例の変形例に係る車載用受信システム
構成図。
【図4】第1実施例の変形例にかかる車載用受信システ
ムの構成ブロック図。
【図5】第2実施例に係る車載用受信システム構成図。
【図6】第2実施例に係る車載用受信システムのブロッ
ク構成図。
【図7】第2実施例の変形例にかかる車載用受信システ
ム構成図。
【図8】第2実施例の他の変形例にかかる車載用受信シ
ステム構成図。
【図9】第3実施例に係る車載用受信システム構成図。
【図10】第3実施例に係る車載用受信システムの構成
ブロック図。
【図11】第4実施例に係る車載用通信及び受信システ
ム構成図。
【図12】従来の車載用受信システム構成図。
【図13】従来の車載用受信システムの構成ブロック
図。
【図14】従来のダイバシティアンテナを用いた車載用
受信システム構成図。
【図15】従来のダイバシティアンテナを用いた車載用
受信システムの構成ブロック図。
【符号の説明】
10…アンテナ 11…RFケーブル 12、12a…周波数変換装置 13…IFケーブル 14…チャネル信号ケーブル 15…復調装置 16…表示/入力装置 17…筐体 18…映像・音声信号ケーブル 20…アンテナ 21…アンテナ素子 22…切替/合成装置 30…通信アンテナ 32…周波数変換装置 33…IF信号ケーブル 35…変復調装置 35a…復調装置 35b…変調装置 36…表示/入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/38 H04B 1/38 5K067 7/26 7/26 F (72)発明者 今井 純志 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 柴田 伝幸 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 3D020 BA06 BA13 BB01 BC01 BC13 BD05 5H180 AA01 BB04 EE18 5K011 AA06 AA16 DA02 DA03 DA15 JA01 5K016 AA07 BA01 CA01 CB06 GA05 5K062 AA02 AA06 AB10 AC01 AD05 AE05 AF05 BE08 BE09 BF04 5K067 BB03 DD02 EE02 GG01 GG11 KK01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナと、該アンテナで受信された高周
    波信号を中間周波数信号に変換する周波数変換装置と、
    周波数変換された信号を復調する復調装置と、復調され
    た信号を出力する出力装置とから構成される車載用受信
    システムであって、前記周波数変換装置は前記アンテナ
    近傍に配置、又は前記アンテナと一体に配置し、高周波
    ケーブルを短縮し中間周波数ケーブルを拡張したことを
    特徴とする車載用受信システム。
  2. 【請求項2】前記復調装置が前記アンテナ及び前記周波
    数変換装置近傍に、又は前記アンテナ及び前記周波数変
    換装置と一体に配置されたことを特徴とする請求項1に
    記載の車載用受信システム。
  3. 【請求項3】前記アンテナは複数のアンテナ素子から構
    成され、それぞれのアンテナ素子で受信された信号を切
    替えまたは合成するための切替/合成装置が、前記アン
    テナ近傍に配置されたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の車載用受信システム。
  4. 【請求項4】前記切替/合成装置は、前記アンテナ近傍
    又は前記アンテナに一体に配置された前記周波数変換装
    置によって変換された中間周波数信号を切替/合成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載用受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】通信アンテナと、該通信アンテナの入出周
    波数を中間周波数に変換する周波数変換装置と、該周波
    数変換装置への入力信号を変調する変調装置と、前記周
    波数変換装置の出力を復調する復調装置と、前記復調装
    置によって復調された信号を出力する出力装置とから構
    成される車載用通信システムであって、前記周波数変換
    装置は前記通信アンテナの近傍に配置、又は前記通信ア
    ンテナと一体に配置されることを特徴とする車載用通信
    システム。
  6. 【請求項6】前記復調装置は、他のアンテナと他の周波
    数変換装置とからなる他の受信系統の信号が入力可能で
    あることを特徴とする請求項5に記載の車載用通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】前記変調装置と前記復調装置は、他の通信
    アンテナと他の周波数変換装置とからなる他の通信系統
    の信号が接続可能であることを特徴とする請求項5に記
    載の車載用通信システム。
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