JP2003025667A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2003025667A
JP2003025667A JP2001214051A JP2001214051A JP2003025667A JP 2003025667 A JP2003025667 A JP 2003025667A JP 2001214051 A JP2001214051 A JP 2001214051A JP 2001214051 A JP2001214051 A JP 2001214051A JP 2003025667 A JP2003025667 A JP 2003025667A
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JP2001214051A
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English (en)
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Minoru Horikawa
稔 堀川
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は排紙される印字物を種類毎に区別しや
すくするために、左右に移動可能な排紙トレイやソータ
装置等の複雑な装置を印字装置に備えるようにしなけれ
ばならなかった。本発明は、ロール紙を利用した印字装
置の給紙機構を工夫することで印字物を種類毎に容易に
選別可能な状態で排紙できるようにする。 【解決手段】 ホストコンピュータから送信された印字
データに基づいて印字する印字部と、前記印字部に印字
用紙を供給する給紙部とを少なくとも備える印字装置に
おいて、前記給紙部は、印字用紙を保持する用紙保持手
段と、前記用紙保持手段を印字用紙の供給方向と直角方
向に移動させることが可能な用紙移動手段と、前記用紙
移動手段の動作を制御する移動制御手段とを有し、前記
用紙保持手段の位置に関連して前記印字部への印字用紙
の供給位置、および印字後の印字用紙の排出位置が変更
されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字部と該印字部
に印字用紙を供給する給紙部とを備えた印字装置に関
し、特に、ロール紙を用いた印字装置の給紙機構に適用
して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワーク技術の発達に伴い、
プリンタやプロッタ等のコンピュータ周辺機器もLAN
等のネットワークに接続され複数のコンピュータで共用
できるようになった。これにより、少数の周辺機器を複
数のコンピュータで利用することができるため、周辺機
器にかかるコストを大幅に低減できるようになった。
【0003】その反面、例えば印字装置を共用している
場合は、印字を完了した印字物がすべて一つの排紙トレ
イに積み重ねられてしまうので、印字物の選別がしにく
くなるという不具合がある。特に、複数ページからなる
ファイルを複数部印字する場合や、複数のファイルを一
度に印字する場合に、印字物をページ毎またはファイル
毎に選別しにくいのは不便である。
【0004】そこで、例えば、排紙される印字物の種類
がかわる毎に排紙トレイを左右に移動させることにより
印字物を互い違いに積み重ねるようにする機構が考えら
れている。また、ソータ機構を備えた印字装置も提供さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、排紙される印字物を種類毎に区別しやすくする
ため、左右に移動可能な排紙トレイやソータ装置等の複
雑な装置を印字装置に備えるようにしなければならなか
った。
【0006】本発明は、ロール紙を利用した印字装置の
給紙機構を工夫することで、印字物を種類毎に容易に選
別可能な状態で排紙できるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、上記目的を達成する
ためになされたものであり、ホストコンピュータから送
信された印字データに基づいて印字する印字部と、前記
印字部に印字用紙を供給する給紙部とを少なくとも備え
る印字装置において、前記給紙部は、印字用紙を保持す
る用紙保持手段と、前記用紙保持手段を印字用紙の供給
方向と直角方向に移動させることが可能な用紙移動手段
と、前記用紙移動手段の動作を制御する移動制御手段と
を有し、前記用紙保持手段の位置に関連して前記印字部
への印字用紙の供給位置、および印字後の印字用紙の排
出位置が変更されるようにした。
【0008】上記した手段によれば、印字処理された印
字用紙の排出位置を変更することができるので、排出さ
れた印字物を容易に選別できるようになる。
【0009】例えば、前記印字データが複数種類の印字
データ群からなるとき、前記移動制御手段は前記印字デ
ータの種類に応じて前記用紙移動手段の動作を制御す
る。具体的には、ホストコンピュータから異なる複数の
ファイルの印字要求を受けた場合は、同じファイルの印
字物は同じ位置から排出するようにし、印字するファイ
ルの種類がかわったときに用紙保持手段の位置を移動さ
せるようにする。
【0010】これにより、同じファイルの印字物はひと
まとまりのスタックとして積み重ねられ、次のファイル
は先のファイルの印字物とは右(または左)にずれた位
置から排紙されその位置にひとまとまりのスタックとし
て積み重ねられる。つまり、ファイルの種類毎に互い違
いに積み重ねられるので同じファイルの印字物を選別し
やすくなる。
【0011】また、前記給紙部は前記用紙保持手段の位
置を検出可能な位置検出手段を備え、前記移動制御手段
は前記位置検出手段からの検出信号に基づいて前記用紙
移動手段の動作を制御する。例えば、投光部と受光部と
が対峙して構成される光学式のセンサを設けるようにす
るとよい。
【0012】また、前記印字用紙はロール状に捲回され
たロール紙であり、前記給紙部は、前記ロール紙の送り
出し、または巻き戻しを支援する給紙支援手段(給紙ロ
ーラ)を備え、前記用紙保持手段を移動させる際、前記
ロール紙は前記給紙支援手段から解放されるようにす
る。
【0013】これにより、用紙保持手段を移動させる際
にロール紙が給紙支援手段に固定されて、ロール紙にし
わが寄ったりロール紙が破れたりするのを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施形態のLED(発光ダイオ
ード)型プロッタの全体構成を示す斜視図である。本発
明に係るプロッタPは、例えばローカル・エリア・ネッ
トワーク(LAN)等に接続され、ネットワークに接続
されたホストコンピュータからの印字要求に従って印字
処理を実行するネットワーク・プロッタである。
【0016】本実施形態のプロッタPの特徴は、印字要
求されたデータに応じてロール紙10の給紙位置を左右
に移動してから印字部への給紙を行う点にある。例え
ば、複数ページからなるファイルを複数部印字する印字
要求があった場合、奇数ページはロール紙10の位置を
右より(10a)にして給紙するようにし、偶数ページ
はロール紙の位置を左より(10b)にして給紙するよ
うにする。これにより、印字されて排紙された印字物
は、ページ毎にひとまとまりのスタック11a,11b
として互い違いに排紙トレイに積み重ねられるのでペー
ジ毎に印字物を区別しやすくなる。
【0017】また、複数種類のファイルの印字要求が連
続して行われた場合は、奇数番目のファイルはロール紙
の位置を右よりにし、偶数番目のファイルはロール紙の
位置を左よりにしてそれぞれ給紙する。これにより、印
字物はファイル毎にひとまとまりのスタックとして互い
違いに積み重ねられるのでファイル毎に印字物を区別し
やすくなる。
【0018】図2は、本実施形態のプロッタPの内部構
造を示す概略構成図である。プロッタPは、ホストコン
ピュータからの印字要求に応じて印字を行う印字部20
0と、ロール紙10を印字部200に供給する給紙部1
00と、印字部200と給紙部100の間に設けられる
用紙搬送経路(図示しない)と、で構成される。
【0019】給紙部100は、給紙ユニット130と、
ロール紙を挟み込んでロール紙の送り出し/巻き戻しを
制御する給紙ローラ部120と、ロール紙を所定の大き
さで切断するカッタ部110とで構成される。給紙ユニ
ット130に保持されたロール紙10は給紙ローラ部1
20により適当な量だけ送り出され、印字物の大きさに
合わせてカッタ部110で切断される。例えば、ロール
紙のカッティングサイズはA1以外にA2、A3、A4
その他のサイズに設定することができる。そして、切断
された特定サイズの用紙は、用紙搬送経路の複数箇所に
配設される搬送ローラを介して印字部200に供給され
る。
【0020】印字部200は、LEDヘッド220と、
感光ドラム210と、ドラム駆動モータ211と、現像
部(図示しない)と、で構成される。LEDヘッド22
0は、多数のLED素子がアレイ状に配列されてなり、
ホストコンピュータから送信された印字データに基づい
て所定のLED素子だけを点灯してLED光を感光ドラ
ムに照射する。感光ドラム210にはLEDヘッド22
0から照射されるLED光により潜像が形成される。そ
して、現像ユニット内のトナーがこの潜像にあわせて感
光ドラムに付着して、そのトナーが用紙に転写される。
【0021】図3は、給紙部100の構成を詳細に示し
た説明図であり、(a)正面図と(b)側面図である。
【0022】ロール紙10は両端を一対のフランジ13
8により挟持され、給紙ユニット130上に回転可能に
配置されている。給紙ユニット130は、主にコの字型
の金属部材からなるフランジフレーム137と、フラン
ジフレーム137の両側面に挟持される平行な2本の軸
棒139とで構成される。それぞれの軸棒139には2
カ所ずつ(計4カ所)フランジローラ140が設けられ
ており、この部分でロール紙を挟持したフランジ138
と摺接する。
【0023】また、一方の軸棒139aは両端をフラン
ジフレーム137の側面で回転可能に保持され、ロール
紙10(フランジ138)の回転に応じて回転する。他
方の軸棒139bは片端をフランジフレーム137の側
面で回転可能に保持され、他端はフランジフレーム13
7の側面に穿節された貫通口から外部に臨み、クラッチ
135を介してフランジモータ136に接続される。
【0024】このフランジモータ136により軸棒13
9は回転され、ロール紙10の送り出し時または巻き戻
し時の回転動作が制御される。なお、ロール紙10の送
り出しまたは巻き戻しを行わないときは、クラッチ13
5によりフランジモータ136の動力が軸棒139に伝
わるのが切断される。
【0025】ロール紙10はフランジモータ136によ
り軸棒139bが回転されることに伴い送り出され、ペ
ーパガイド123を通って互いに圧接した状態で設置さ
れた給紙ローラ122の間隙に送り込まれる。一方の給
紙ローラ122には給紙モータ121が接続されてお
り、給紙モータ121により給紙ローラ122を回転さ
せロール紙10の引き出し時または巻き戻し時の回転動
作を制御する。
【0026】さらに、本実施形態では、ロール紙10が
保持されたフランジフレーム137はロール紙10の送
り出し方向に対して直角方向に移動することができる。
ただし、ペーパガイド123、給紙ローラ122、給紙
モータ121は、本体フレームに固定されているので左
右に移動しない。
【0027】図3に示すように、ロール紙10の送り出
し方向と同じ方向に配設された平行な2本の軸棒132
の上に、4つのフレームローラ142を介してフランジ
フレーム137を配設することによりフランジフレーム
の横移動が実現される。なお、軸棒132はフランジフ
レーム137の左右の移動に応じて回転するように両端
を保持されている。
【0028】また、フレーム移動モータ133が例えば
ギア機構を介してフランジフレーム137の底側部と摺
接するように設けられており、印字するデータの種類に
応じて、フレーム移動モータ133が正回転または逆回
転することによりフランジフレーム137を左右に移動
させる。
【0029】また、フランジフレーム137の移動停止
手段としては、投光部と受光部とが対峙して構成される
光学式の位置決めセンサ131等を設けるようにすると
よい。例えば、フランジフレーム137が右側に移動す
る場合、右側の位置決めセンサ131Rの投光部と受光
部との間にフランジフレーム137の側面下方に設けら
れた薄板上の突出部141が位置したときに、前記受光
部での受光量が0になることに基づいてフランジフレー
ム137が右端まで移動したことを検出するようにす
る。そして、この位置決めセンサ131からの検出信号
に基づいてフレーム移動モータ133の動作を停止させ
て、フランジフレーム137の移動を停止させる。
【0030】なお、フランジフレーム137を左右に移
動する際、ロール紙10は一旦給紙ローラ122から解
放され、移動を完了した後にフランジモータ136によ
りロール紙10を送り出して再度給紙ローラ122に挟
み込むようにすれば、ロール紙10にしわが寄ったりし
て印字品質が低下するのを防ぐことができる。
【0031】このように、本実施形態ではフランジフレ
ーム137をロール紙10の送り出し方向とは直角方向
に移動させ、印字部200への用紙供給位置をずらすこ
とができるので、印字物を所望の位置から排紙すること
ができる。これにより、ページ毎またはファイル毎に印
字物を互い違いに積み重ねることができるので、排紙さ
れた印字物の区別をしやすくなる。
【0032】図4は、本実施形態のLED型プロッタの
回路構成を示すブロック図である。
【0033】本実施形態では、データ解析基板30でホ
ストコンピュータから送信された印字データが解析さ
れ、解析されたデータは印字制御基板40に転送されこ
の部分で印字制御が行われる。そして、印字制御基板か
ら各メカ部に制御信号が送信されそれぞれの動作が実行
される。
【0034】印字制御基板40は、印字に関する主要な
制御を行うCPU(Central Processing Unit)50
と、データ解析基板30から転送されたデータ等を記憶
しておくデータメモリ回路70と、LEDヘッド220
に印加する1ラインのストローブパルスを生成したりす
るLEDヘッド発光制御回路60と、プロッタPのメカ
部にCPUからの制御信号を出力したり、位置決めセン
サ131L,131Rからの検出信号をCPUに入力し
たりするためのI/O回路80とで構成される。
【0035】なお、I/O回路80から各メカ部にはそ
れぞれ対応したドライバを介してCPU50からの制御
信号が出力される。例えば、感光ドラム210を回転さ
せるモータ211の制御信号は感光ドラムモータドライ
バ211Dを介して出力され、カッタ110を動作させ
るモータ111はカッタモータドライバ111Dを介し
て出力され、給紙ローラ122を回転させるモータ12
1の制御信号は給紙モータドライバ121Dを介して出
力され、ロール紙を送り出すためにフランジを回転させ
るフランジモータ136の制御信号はフランジモータド
ライバ136Dを介して出力され、フランジの動作をフ
ランジモータ136から解放するクラッチ135の制御
信号はクラッチドライバ135Dを介して出力され、フ
ランジフレーム137を左右に移動するフレーム移動モ
ータ133の制御信号はフレーム移動モータドライバ1
33Dを介して出力される。
【0036】図5は、データメモリ回路70の構成を示
すブロック図である。
【0037】データメモリ回路70は、データメモリ回
路内の各ブロックおよびLEDヘッド発光制御回路60
を制御する印字制御回路71と、印字データを記憶して
おく印字データメモリ75と、データ解析基板30から
入力された印字データを印字データメモリ75に書き込
む際のアドレスを発生する書き込みアドレスカウンタ7
2と、印字データメモリ75から印字するデータを読み
出す際のアドレスを発生する読み出しアドレスカウンタ
73と、前記アドレスカウンタ72,73で発生された
アドレス信号を一つにまとめて印字データメモリ75に
出力するアドレスマルチプレクサ74と、データ解析基
板30から入力されたデータを印字データメモリ75に
書き込んだり印字データメモリ75に記録された印字デ
ータを読み出してLEDヘッド220に転送するデータ
マルチプレクサ76とで構成される。
【0038】書き込みアドレスカウンタ72は、印字制
御回路71からの制御信号にしたがって書き込みアドレ
スを発生する。そして、この書き込みアドレスに従って
データマルチプレクサ76から印字データメモリ75に
印字データが記録される。
【0039】読み出しアドレスカウンタ73は、印字制
御回路71からの制御信号に従って読み出しアドレスを
発生する。そして、この読み出しアドレスに従ってデー
タマルチプレクサ76により印字データメモリ75から
印字データが読み出され、LEDヘッド220に出力さ
れる。
【0040】図6は、印字データメモリ75に記録され
た印字データの構成例を示す説明図である。本実施形態
のプロッタにおいて、印字データメモリ75は1ライン
分のデータを連続して記憶可能なラインメモリ構成にな
っており、1ライン分の印字データには#0番地〜#1
200番地までのアドレスが割り当てられる。
【0041】例えば、解像度が400dpiのプロッタ
の場合、1200バイト(9600ビット)のメモリ領
域には24インチ(=9600/400)に相当するデ
ータを記録可能である。これより、最大24インチ(=
609.6mm)幅の用紙を記録可能であり、例えばA
1判の用紙(594mm×841mm)を縦置きにして
印字したり、A4判の用紙(210mm×297mm)
を横置きにして印字したりすることが可能である。
【0042】このような印字データメモリを有するプロ
ッタを用いて、例えばA4判の用紙を横置きにして29
7mm幅で印字する場合の印字データの書き込みアドレ
スについて説明する。このとき、297mm幅の1ライ
ンのデータ量は585バイト(≒297/25.4×4
00/8)である。
【0043】従来は印字用紙が供給される位置は常に同
じで、一般的にはLEDヘッドに対して中央に供給され
ていた。この場合は、図6(a)に示すように、120
0バイトのデータ長の中央に位置する#290番地〜#
875番地の585バイト分に印字データは記録され
る。
【0044】一方、本実施形態のプロッタはフランジフ
レームを移動して印字用紙を供給する位置を移動させる
ことができるので、それに応じて印字データメモリへの
書き込み領域も移動させる必要がある。例えば、LED
ヘッドに対して左側に15mmずらした位置に印字用紙
が供給されるときは、図6(b)に示すように、15/
25.4×400/8≒30(バイト)分だけ(a)よ
りも若い番地から書き込まれ、すなわち#260番地〜
#845番地の585バイト分に印字データは記録され
る。逆に、LEDヘッドに対して右側に15mmずらし
た位置に印字用紙が供給されるときは、図6(c)に示
すように30バイト分だけ(a)よりも後方の番地、す
なわち#320番地〜#905番地の585バイト分に
印字データは記録される。
【0045】上述したようにメモリ領域を切り替えて印
字データを書き込むことにより、印字用紙の位置が左右
に移動しても、印字用紙に正確に印字することができ
る。
【0046】また、印字データの読み出しに関しては、
用紙の給紙位置に関係なく印字データメモリ75の1つ
のラインメモリ(1200バイト分のデータ領域)がす
べて読み出し印字データとして指定される。
【0047】次に、図7〜9を参照して本実施形態のプ
ロッタの印字動作について説明する。
【0048】図7は、プロッタPの印字動作に関する全
体的な流れを示すフローチャートである。まず、プロッ
タPのスイッチがオンされると、フランジフレームの位
置を初期化する(ステップS100)。例えば、ステッ
プS500で詳細に説明するフランジフレームの位置移
動に従って、フランジフレームを予め定められた特定の
位置(右側または左側)に移動させるようにしてもよい
し、現在のフランジフレームの位置(右側または左側)
を位置決めセンサ131L,131Rにより検出して初
期状態として設定するようにしてもよい。
【0049】次に、ステップS200でホストコンピュ
ータから送信された印字データを受信したか判定する。
印字データを受信していない場合は、印字データを受信
するまでステップS200において判定を繰り返す。一
方、印字データを受信した場合は、ステップS300に
移行して印字データのデータ解析を行う。
【0050】次に、ステップS400において、データ
解析された印字データの印字処理を実行する。ステップ
S400の印字処理が終了するとステップS500に移
行してフランジフレームを逆側に移動する。そして、フ
ランジフレームの移動が終了するとステップS200に
移行して印字データを受信するまで待機する。
【0051】図8は、図7のフローチャートにおけるス
テップS400の印字処理について詳細に示したフロー
チャートである。
【0052】まず、位置決めセンサ(光学センサ)13
1L,131Rによりフランジフレームの位置を確認す
る(ステップS401)。そして、右側の位置決めセン
サ131Rから検出信号が入力されるとステップS40
2に移行して、書き込みアドレスカウンタ72で書き込
み開始アドレスが#320番地である書き込みアドレス
信号を発生する(図6(c)参照)。一方、左側の位置
決めセンサ131Lから検出信号が入力されるとステッ
プS403に移行して、書き込みアドレスカウンタ72
で書き込み開始アドレスが#260番地である書き込み
アドレス信号を発生する(図6(b)参照)。
【0053】次に、ステップS404で読み出しアドレ
スカウンタ73で読み取り開始アドレスが#0番地であ
る読み出しアドレス信号を発生する。すなわち、本実施
例では書き込まれた印字データだけでなく1ライン分の
データをすべて読み出してLEDヘッドに転送するよう
にしている。
【0054】次に、ステップS402またはS403で
発生された書き込みアドレス信号に従って印字データメ
モリ75に書き込み開始アドレスをセットする(ステッ
プS405)。そして、ステップS405でセットした
書き込み開始アドレスから1ライン分の印字データを印
字データメモリ75に書き込む(ステップS406)。
例えば、297mm幅の用紙に印字する場合は、1ライ
ン分の印字データのデータ長は585バイトとなる。
【0055】次に、印字データの書き込みが終了する
と、ステップS404で発生された読み出しアドレス信
号に従って読み出し開始アドレスをセットする(ステッ
プS407)。そして、印字データメモリ75から印字
データを読み出し、LEDヘッドに転送する(ステップ
S408)。この転送された印字データに基づいてLE
Dヘッドを点灯し、1ライン分の印字を完了する(S4
09)。
【0056】次に、ステップS410で1ファイル分の
印字データ(ファイル名が同じ印字データ)の印字が完
了したか判定する。完了した場合は一連の印字処理を終
了し、図7のステップS500に移行しフランジフレー
ムの位置移動を行う。一方、1ファイル分の印字が完了
していない場合は、ステップS405に移行して1ライ
ンずつの印字処理が繰り返される。なお、同一ページの
印字部数が複数枚に設定されている場合は、ステップS
410で1ページ分の印字データの印字が完了したか判
定するようにすれば要求枚数だけ連続して印字した同一
ページがひとまとまりとされ、ページ毎に互い違いに積
み重ねられるので区別しやすくなる。本実施例ではフラ
ンジフレームの位置を検出した後、フランジフレームの
位置に対応するアドレスに印字データを書き込むように
したが、予め決められた書き込み開始アドレス(#26
0番地または#320番地)から印字データを書き込ん
でおき、その書き込みアドレスに応じてフランジフレー
ムを移動して印字するようにしてもよい。
【0057】図9は、図7のフローチャートにおけるス
テップS500のフランジフレーム137の位置移動に
ついて詳細に示したフローチャートである。
【0058】まず、ステップS501で、給紙ローラ1
22に挟み込まれているロール紙10を解放する。具体
的には、給紙モータ121を反転させるとともに、クラ
ッチ135をオンして給紙ユニット130の軸棒139
bとフランジモータ136とを接続しフランジモータ1
36を回転させる。これにより、ロール紙10は巻き戻
され給紙ローラ122から解放される。
【0059】そして、ステップS502でロール紙10
の紙端がペーパガイド123まで巻き戻されたか判定す
る。具体的には、ペーパガイド123と給紙ローラ12
2との間に光学センサ等を設けてロール紙の有無を検出
することにより判定できる。ステップS502でロール
紙がペーパガイド123まで巻き戻されていないと判定
されればステップS501で巻き戻し動作が繰り返さ
れ、ロール紙がペーパガイド123まで巻き戻されたと
判定されればステップS503に移行して給紙モータ1
21の動作を停止するとともに、クラッチをオフにして
給紙ユニットの軸棒139bとフランジモータ136と
の接続を断ってロール紙10の回転動作を解放し、続い
てフランジモータ136の動作を停止する。
【0060】次に、ステップS504で位置決めセンサ
131L,131Rからの検出信号により給紙ユニット
の現在の位置を確認する。右側の位置決めセンサ131
Rから検出信号が入力された場合はステップS505に
移行し、フレーム移動モータ133をオンしてフランジ
フレームを左側に移動させる。そして、ステップS50
6で左側の位置決めセンサ131Lから検出信号が入力
されたか判定し、検出信号が入力されるまでフランジフ
レームを左側に移動させる。一方、左側の位置決めセン
サ131Lから検出信号が入力された場合はステップS
507に移行し、フレーム移動モータ133をオンして
フランジフレームを右側に移動させる。そして、ステッ
プS508で右側の位置決めセンサ131Rから検出信
号が入力されたか判定し、検出信号が入力されるまでフ
ランジフレームを右側に移動させる。
【0061】ステップS506またはS508で位置決
めセンサ131L,131Rから検出信号が入力された
と判定すると、ステップS509に移行してフランジフ
レーム移動モータ133の動作を停止して、フランジフ
レーム137の移動を停止させる。
【0062】次に、ステップS510で給紙モータ12
1を正転させるとともに、クラッチをオンにして給紙ユ
ニットの軸棒139bにフランジモータ136の動力が
伝わるようにし、続いてフランジモータ136を動作さ
せロール紙を送り出す。
【0063】そして、ステップS511でロール紙10
の紙端がペーパガイド123をすぎて給紙ローラに挟み
込まれたか光学センサ等を用いて判定する。ステップS
511でロール紙10が給紙ローラ122まで送り出さ
れていないと判定されればステップS510における送
り出し動作が繰り返され、ロール紙10が給紙ローラま
で送り出されたと判定されればステップS512に移行
して給紙モータ121の動作を停止するとともに、クラ
ッチ135をオフにして給紙ユニット130の軸棒13
9bとフランジモータ136との接続を断ってロール紙
10の回転動作を解放し、続いてフランジモータ136
の動作を停止する。
【0064】上述した手順にしたがってフランジフレー
ム137を左右に移動させることにより、ロール紙にし
わが寄ったり破れたりする危険を回避することができ、
高品質の印字を実現することができる。
【0065】図10は、上記実施例のプロッタにより複
数部数印字した場合の印字物の排紙位置を仮想的に広げ
て示した説明図である。
【0066】本発明に係るプロッタによれば、1ページ
目(1番目のファイル)は左寄りに排紙され、2ページ
目(2番目のファイル)は右寄りに排紙され、3ページ
目(3番目のファイル)は左寄りに排紙される。このよ
うに、複数の印字データの印字要求が連続してなされた
ときは印字データの種類がかわる毎に給紙位置を移動す
ることにより排紙位置を変化させて、同ページの印字物
群または同ファイルの印字物群をひとまとまりにして印
字物群ごとに互い違いに積み重ねられるようにしてい
る。これにより、ネットワークに接続された印字装置で
あっても印字物群ごとの選別を容易に行うことができる
ので従来の不便さを解消することができる。
【0067】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではない。例えば、LED型プロッ
タだけでなく一般的なロール紙を用いた印字装置につい
て適用することができる。
【0068】なお、本実施形態のように印字装置で印字
データの種類がかわる毎に自動的に印字用紙の給紙位置
を移動させるようにしてもよいし、印字用紙の給紙位置
の変更をユーザによって任意に制御することも可能であ
る。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、ホストコンピュータか
ら送信された印字データに基づいて印字する印字装置に
おいて、給紙部は印字用紙を保持する用紙保持手段と、
前記用紙保持手段を印字用紙の供給方向と直角方向に移
動させることが可能な用紙移動手段と、前記用紙移動手
段の動作を制御する移動制御手段とを有し、前記用紙保
持手段の位置に関連して前記印字部への印字用紙の供給
位置、および印字後の印字用紙の排出位置が変更される
ようにしたので、印字処理された印字用紙の排出位置を
自由に変更することができ、排出された印字物を容易に
選別できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】LED(発光ダイオード)型プロッタの全体構
成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態のプロッタPの内部構造を示す概略
構成図である。
【図3】給紙部100の構成を詳細に示した説明図であ
る。
【図4】本実施形態のLED型プロッタの回路構成を示
すブロック図である。
【図5】データメモリ回路70の構成を示すブロック図
である。
【図6】印字データメモリ75に記録された印字データ
の構成例を示す説明図である。
【図7】プロッタPの印字動作に関する全体的な流れを
示すフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートにおけるステップS40
0の印字処理について詳細に示したフローチャートであ
る。
【図9】図7のフローチャートにおけるステップS50
0のフランジフレームの位置移動について詳細に示した
フローチャートである。
【図10】複数部数印字した場合の印字物の排紙位置を
仮想的に広げて示した説明図である。
【符号の説明】
P LED型プロッタ 10 ロール紙 100 給紙部 110 カッタ部 120 給紙ローラ部 130 給紙ユニット 200 印字部 210 感光ドラム 211 感光ドラムモータ 220 LEDヘッド
フロントページの続き Fターム(参考) 2C060 BA04 BA05 BC03 BC12 BC15 BC34 BC38 BC84 BC99 3F048 AA05 AB01 AC02 BA05 BB03 CA08 CA10 DA01 DB02 3F052 AA01 AB05 BA02 BA11 CA03 DA02 DA15 3F103 AA02 BA04 BA25 EA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータから送信された印字
    データに基づいて印字する印字部と、前記印字部に印字
    用紙を供給する給紙部と、を少なくとも備える印字装置
    において、 前記給紙部は、印字用紙を保持する用紙保持手段と、前
    記用紙保持手段を印字用紙の供給方向と直角方向に移動
    させることが可能な用紙移動手段と、前記用紙移動手段
    の動作を制御する移動制御手段と、を有し、 前記用紙保持手段の位置に関連して前記印字部への印字
    用紙の供給位置、および印字後の印字用紙の排出位置が
    変更されることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記印字データが複数種類の印字データ
    群からなるとき、前記移動制御手段は、前記印字データ
    の種類に応じて前記用紙移動手段の動作を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙部は、前記用紙保持手段の位置
    を検出可能な位置検出手段を備え、 前記移動制御手段は、前記位置検出手段からの検出信号
    に基づいて前記記録媒体移動手段の動作を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の印字装
    置。
  4. 【請求項4】 前記印字用紙はロール状に捲回されたロ
    ール紙であり、 前記給紙部は、前記ロール紙の送り出し、または巻き戻
    しを支援する給紙支援手段を備え、 前記用紙保持手段を移動させる際、前記ロール紙は前記
    給紙支援手段から解放されることを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載の印字装置。
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