JP2003024488A - ゴルフパター - Google Patents
ゴルフパターInfo
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- JP2003024488A JP2003024488A JP2001218628A JP2001218628A JP2003024488A JP 2003024488 A JP2003024488 A JP 2003024488A JP 2001218628 A JP2001218628 A JP 2001218628A JP 2001218628 A JP2001218628 A JP 2001218628A JP 2003024488 A JP2003024488 A JP 2003024488A
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- Japan
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- head
- density polyethylene
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- golf putter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 打球感が良好で、ゴルフボールの転がる距
離、方向のいずれについてもそのコントロールが容易と
なり、ゴルファーにとって使用時の違和感が少ないゴル
フパターを提供すること。 【解決手段】 ヘッド1のフェース面の少なくとも一部
が、超高分子量高密度ポリエチレンからなることを特徴
とするゴルフパターとする。このとき好適には、ヘッド
1が超高分子量高密度ポリエチレンからなるフェースプ
レート3及び金属部材2からなり、金属部材2にフェー
スプレート3が装着され、かつフェースプレート3の裏
面が金属部材2で覆われているゴルフパターとする。ま
た好適には、ヘッド1の底面5が金属部材2からなるゴ
ルフパターとする。
離、方向のいずれについてもそのコントロールが容易と
なり、ゴルファーにとって使用時の違和感が少ないゴル
フパターを提供すること。 【解決手段】 ヘッド1のフェース面の少なくとも一部
が、超高分子量高密度ポリエチレンからなることを特徴
とするゴルフパターとする。このとき好適には、ヘッド
1が超高分子量高密度ポリエチレンからなるフェースプ
レート3及び金属部材2からなり、金属部材2にフェー
スプレート3が装着され、かつフェースプレート3の裏
面が金属部材2で覆われているゴルフパターとする。ま
た好適には、ヘッド1の底面5が金属部材2からなるゴ
ルフパターとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフパターに関
する。特に、ヘッドのフェース面の少なくとも一部が超
高分子量高密度ポリエチレンからなる、打球感に優れた
ゴルフパターに関する。
する。特に、ヘッドのフェース面の少なくとも一部が超
高分子量高密度ポリエチレンからなる、打球感に優れた
ゴルフパターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ほとんどのゴルフパターは、その
ヘッドの全体が金属材料でできており、ゴルフボールが
直接接触するフェース面も、金属材料で形成されてい
る。このように、金属材料からなるフェース面を有する
金属製ヘッドは、ヘッド全体を同一の材料で形成するの
で製造が容易であるし、耐久性にも優れている。
ヘッドの全体が金属材料でできており、ゴルフボールが
直接接触するフェース面も、金属材料で形成されてい
る。このように、金属材料からなるフェース面を有する
金属製ヘッドは、ヘッド全体を同一の材料で形成するの
で製造が容易であるし、耐久性にも優れている。
【0003】また、特開平10−216279号公報に
は、フェース面の一部又は全体を、ショアA硬度が30
〜80の高分子材料からなるフェースプレートにて形成
したゴルフパターが記載されている。これは、金属より
も軟らかい高分子材料をフェース面に使用することによ
って、パッティングの際にソフトな打球感を得ようとす
るものである。
は、フェース面の一部又は全体を、ショアA硬度が30
〜80の高分子材料からなるフェースプレートにて形成
したゴルフパターが記載されている。これは、金属より
も軟らかい高分子材料をフェース面に使用することによ
って、パッティングの際にソフトな打球感を得ようとす
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属製のゴルフパター
が広く使用されているのは周知のとおりであるが、パタ
ーは、その使用時の打球感が極めて重要視されるもので
あり、従来広く使用されている硬い金属製のフェース面
を有するパターの打球感が最適のものであったとは言い
難い。金属製のフェース面を有するパターの場合には、
その打球感が硬すぎ、ゴルフボールの転がる距離、方向
のいずれについても、コントロールが容易ではなかっ
た。
が広く使用されているのは周知のとおりであるが、パタ
ーは、その使用時の打球感が極めて重要視されるもので
あり、従来広く使用されている硬い金属製のフェース面
を有するパターの打球感が最適のものであったとは言い
難い。金属製のフェース面を有するパターの場合には、
その打球感が硬すぎ、ゴルフボールの転がる距離、方向
のいずれについても、コントロールが容易ではなかっ
た。
【0005】一方、前記特開平10−216279号公
報には、軟質のプラスチック材料をフェース面に使用す
ることで、打球感をソフトにできると記載されている
が、実際には、軟らかすぎる軟質プラスチック材料を使
用したのでは、逆に、従来から使用されている金属製パ
ターに比べて、その打球感が大きく異なり、金属製のフ
ェース面を有するパターを使用してきた多くのゴルファ
ーにとって違和感が大き過ぎるものであった。特に、距
離感に問題があるという意見が多かった。
報には、軟質のプラスチック材料をフェース面に使用す
ることで、打球感をソフトにできると記載されている
が、実際には、軟らかすぎる軟質プラスチック材料を使
用したのでは、逆に、従来から使用されている金属製パ
ターに比べて、その打球感が大きく異なり、金属製のフ
ェース面を有するパターを使用してきた多くのゴルファ
ーにとって違和感が大き過ぎるものであった。特に、距
離感に問題があるという意見が多かった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、打球感が良好で、ゴルフボールの転がる距離、
方向のいずれについてもそのコントロールが容易とな
り、しかもゴルファーにとって使用時の違和感が少ない
ゴルフパターを提供するものである。
であり、打球感が良好で、ゴルフボールの転がる距離、
方向のいずれについてもそのコントロールが容易とな
り、しかもゴルファーにとって使用時の違和感が少ない
ゴルフパターを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ヘッドのフ
ェース面の少なくとも一部が、超高分子量高密度ポリエ
チレンからなることを特徴とするゴルフパターを提供す
ることによって達成される。超高分子量ポリエチレンは
比較的硬質のプラスチック材料であるが、それでも金属
に比べればはるかに軟らかく弾力性に富み、金属使用時
の硬すぎる打球感の改善は十分に達成される。また一方
で、軟らかすぎないので、従来広く使用して慣れている
金属製のものと比べた場合の使用時の違和感も少なく、
多くのゴルファーに受け入れられやすい。
ェース面の少なくとも一部が、超高分子量高密度ポリエ
チレンからなることを特徴とするゴルフパターを提供す
ることによって達成される。超高分子量ポリエチレンは
比較的硬質のプラスチック材料であるが、それでも金属
に比べればはるかに軟らかく弾力性に富み、金属使用時
の硬すぎる打球感の改善は十分に達成される。また一方
で、軟らかすぎないので、従来広く使用して慣れている
金属製のものと比べた場合の使用時の違和感も少なく、
多くのゴルファーに受け入れられやすい。
【0008】さらに、超高分子量高密度ポリエチレン
は、摩擦抵抗が小さい樹脂であるので、インパクトの瞬
間に不要な横方向の力がボールに伝わることが少なく、
ボールに不要な回転を与えにくい。また、吸水率が低
く、汚れ等も付着しにくい樹脂であることから、水分の
吸収や、砂や芝等の汚れの付着による打球感の変化も起
こりにくく、多様な使用環境のもとでの安定した性能の
発揮が可能である。さらに、強度や耐磨耗性にすぐれた
樹脂でもあるので、砂や土等に接触しながら長期間使用
した場合においてもフェース面の損傷が小さく、良好な
打球感を維持できるものである。
は、摩擦抵抗が小さい樹脂であるので、インパクトの瞬
間に不要な横方向の力がボールに伝わることが少なく、
ボールに不要な回転を与えにくい。また、吸水率が低
く、汚れ等も付着しにくい樹脂であることから、水分の
吸収や、砂や芝等の汚れの付着による打球感の変化も起
こりにくく、多様な使用環境のもとでの安定した性能の
発揮が可能である。さらに、強度や耐磨耗性にすぐれた
樹脂でもあるので、砂や土等に接触しながら長期間使用
した場合においてもフェース面の損傷が小さく、良好な
打球感を維持できるものである。
【0009】また、ヘッドが超高分子量高密度ポリエチ
レン及び金属部材からなり、該金属部材に超高分子量高
密度ポリエチレンからなる板状体であるフェースプレー
トが装着されているゴルフパターが好適である。超高分
子量高密度ポリエチレンは比重の小さい樹脂であるた
め、金属材料と併せ使用することによって、従来の金属
製パターと比べてヘッド重量が大きく減少することがな
く、違和感を少なくできる。
レン及び金属部材からなり、該金属部材に超高分子量高
密度ポリエチレンからなる板状体であるフェースプレー
トが装着されているゴルフパターが好適である。超高分
子量高密度ポリエチレンは比重の小さい樹脂であるた
め、金属材料と併せ使用することによって、従来の金属
製パターと比べてヘッド重量が大きく減少することがな
く、違和感を少なくできる。
【0010】このとき、超高分子量高密度ポリエチレン
からなるフェースプレートの裏面が金属部材で覆われて
いるゴルフパターが好適である。裏面を剛直な金属材料
で覆った、適度な厚みの超高分子量高密度ポリエチレン
板をフェース面に使用することで、ヘッドからゴルフボ
ールへの力の伝達を安定したものとすることができる。
からなるフェースプレートの裏面が金属部材で覆われて
いるゴルフパターが好適である。裏面を剛直な金属材料
で覆った、適度な厚みの超高分子量高密度ポリエチレン
板をフェース面に使用することで、ヘッドからゴルフボ
ールへの力の伝達を安定したものとすることができる。
【0011】またこのとき、ヘッドの底面が金属部材か
らなることが好適である。超高分子量高密度ポリエチレ
ンは、樹脂材料の中では極めて磨耗に強い材料である
が、金属に比べればまだまだ柔らかいので、砂や土等に
接触する機会の多い底面については、保護のために金属
材料で覆うほうが好ましい。
らなることが好適である。超高分子量高密度ポリエチレ
ンは、樹脂材料の中では極めて磨耗に強い材料である
が、金属に比べればまだまだ柔らかいので、砂や土等に
接触する機会の多い底面については、保護のために金属
材料で覆うほうが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を使用して本発明をよ
り詳細に説明する。図1は本発明の一例であるゴルフパ
ターのヘッド部分の正面側からの斜視図である。図2は
図1のゴルフパターの裏面側からの斜視図である。図3
は図1のA−A’断面図である。
り詳細に説明する。図1は本発明の一例であるゴルフパ
ターのヘッド部分の正面側からの斜視図である。図2は
図1のゴルフパターの裏面側からの斜視図である。図3
は図1のA−A’断面図である。
【0013】本例のゴルフパターは、ヘッド1が金属部
材2と超高分子量高密度ポリエチレン製のフェースプレ
ート3とからなる。ヘッド1にはシャフト4が連結され
ており、シャフト4の端部にはグリップ(図示せず)を
有する。金属部材2はSS400(JIS名称)合金製
である。
材2と超高分子量高密度ポリエチレン製のフェースプレ
ート3とからなる。ヘッド1にはシャフト4が連結され
ており、シャフト4の端部にはグリップ(図示せず)を
有する。金属部材2はSS400(JIS名称)合金製
である。
【0014】本発明のゴルフパターの最大の特徴は、ヘ
ッドのフェース面の少なくとも一部が、超高分子量高密
度ポリエチレンからなることである。超高分子量高密度
ポリエチレンは、粘度法で測定した分子量が100万以
上のものであり、汎用の高密度ポリエチレンの2〜20
万に比べて、極めて大きな分子量を有するものである。
通常、極限粘度が5dl/gを超え、190℃で測定し
たメルトインデックスが0.01g/10分未満の樹脂
である。密度は通常0.92g/cm3以上であり、好
適には0.93g/cm3以上である。
ッドのフェース面の少なくとも一部が、超高分子量高密
度ポリエチレンからなることである。超高分子量高密度
ポリエチレンは、粘度法で測定した分子量が100万以
上のものであり、汎用の高密度ポリエチレンの2〜20
万に比べて、極めて大きな分子量を有するものである。
通常、極限粘度が5dl/gを超え、190℃で測定し
たメルトインデックスが0.01g/10分未満の樹脂
である。密度は通常0.92g/cm3以上であり、好
適には0.93g/cm3以上である。
【0015】本例のゴルフパターのフェースプレート3
は、三ツ星ベルト株式会社製超高分子量高密度ポリエチ
レン板「MEP(登録商標)UHMW」NAグレードを
機械切削加工して製造した。このポリエチレン板は分子
量が350万〜650万であり、密度が0.94g/c
m3のものである。最終寸法よりも肉厚のフェースプレ
ート3を切削加工して作成し、これをヘッド1の金属部
材2に接着剤を介して嵌めこんだ。
は、三ツ星ベルト株式会社製超高分子量高密度ポリエチ
レン板「MEP(登録商標)UHMW」NAグレードを
機械切削加工して製造した。このポリエチレン板は分子
量が350万〜650万であり、密度が0.94g/c
m3のものである。最終寸法よりも肉厚のフェースプレ
ート3を切削加工して作成し、これをヘッド1の金属部
材2に接着剤を介して嵌めこんだ。
【0016】使用した接着剤は、チバ・スペシャルティ
・ケミカルズ株式会社製二液性エポキシ樹脂接着剤「ア
ラルダイト(登録商標)」であり、樹脂「AW136
N」と硬化剤「HY994」を混合してから塗布し、固
化させた。エポキシ系接着剤は金属と樹脂双方に対する
接着強度が高い上に、固化した後の弾性率が高く、金属
部材からフェースプレートに力を伝達する際の減衰が少
なくて好適である。使用する接着剤は、金属部材とフェ
ースプレートを接着できるものであれば特に限定され
ず、上記エポキシ系接着剤以外にも使用可能である、例
えば、シアノアクリレート系接着剤なども、金属への接
着性が良好で、固化した後の弾性率が高いことから、好
適なものとして例示される。
・ケミカルズ株式会社製二液性エポキシ樹脂接着剤「ア
ラルダイト(登録商標)」であり、樹脂「AW136
N」と硬化剤「HY994」を混合してから塗布し、固
化させた。エポキシ系接着剤は金属と樹脂双方に対する
接着強度が高い上に、固化した後の弾性率が高く、金属
部材からフェースプレートに力を伝達する際の減衰が少
なくて好適である。使用する接着剤は、金属部材とフェ
ースプレートを接着できるものであれば特に限定され
ず、上記エポキシ系接着剤以外にも使用可能である、例
えば、シアノアクリレート系接着剤なども、金属への接
着性が良好で、固化した後の弾性率が高いことから、好
適なものとして例示される。
【0017】接着剤が固化してから、金属部材2の形成
するフェース面から突出している部分を再度切削加工し
て、金属部材2とフェースプレート3がほぼ同一の面を
形成するようにした。このようにフェース面を揃えるこ
とで、パッティングの際にインパクトの位置を確認しや
すくなる。大量に生産する場合には、本実施例のように
切削加工する代わりに、超高分子量高密度ポリエチレン
を射出成形等の溶融成形によって成形した成形品を金属
部材に嵌め込むようにしても良い。この場合には、寸法
精度よく成形すれば接着後の切削加工が不要になるの
で、生産性が向上する。
するフェース面から突出している部分を再度切削加工し
て、金属部材2とフェースプレート3がほぼ同一の面を
形成するようにした。このようにフェース面を揃えるこ
とで、パッティングの際にインパクトの位置を確認しや
すくなる。大量に生産する場合には、本実施例のように
切削加工する代わりに、超高分子量高密度ポリエチレン
を射出成形等の溶融成形によって成形した成形品を金属
部材に嵌め込むようにしても良い。この場合には、寸法
精度よく成形すれば接着後の切削加工が不要になるの
で、生産性が向上する。
【0018】本例のフェースプレート3の厚みは5mm
であり、その裏面を覆う金属部材2の厚みも5mmであ
る。裏面を剛直な金属部材2で覆うことで、ヘッド1か
らゴルフボールへの力の伝達を安定したものとすること
ができる。また、超高分子量高密度ポリエチレンからな
るフェースプレート3の厚みが厚いほど打球感は弾力性
に富んだものになり、薄いほど金属製のパターに近い硬
い感触になる。フェースプレート3の厚みは適宜調整さ
れるが、好適には1〜10mmである。また、裏面の金
属部材2の厚みは1mm以上であることが、十分な剛性
が得られて好ましい。
であり、その裏面を覆う金属部材2の厚みも5mmであ
る。裏面を剛直な金属部材2で覆うことで、ヘッド1か
らゴルフボールへの力の伝達を安定したものとすること
ができる。また、超高分子量高密度ポリエチレンからな
るフェースプレート3の厚みが厚いほど打球感は弾力性
に富んだものになり、薄いほど金属製のパターに近い硬
い感触になる。フェースプレート3の厚みは適宜調整さ
れるが、好適には1〜10mmである。また、裏面の金
属部材2の厚みは1mm以上であることが、十分な剛性
が得られて好ましい。
【0019】また、本例のヘッド1の底面5は金属部材
2からなる。砂や土等に接触する機会の多い底面につい
ては、硬度の高い金属材料で覆うほうが好ましいもので
ある。本例ではフェース面において超高分子量高密度ポ
リエチレンからなるフェースプレート3がその周囲を金
属部材2で囲まれる形になっていて、使用中にフェース
プレート3が脱落しにくくなっているが、必ずしも全周
が囲まれている必要はない。また、本例のフェースプレ
ート3の形状は長方形の2辺に曲率を持たせた形状であ
るが、このような形状以外にも、長方形や楕円形など、
性能やデザインの要求に対応して適当な形状を選択する
ことができる。
2からなる。砂や土等に接触する機会の多い底面につい
ては、硬度の高い金属材料で覆うほうが好ましいもので
ある。本例ではフェース面において超高分子量高密度ポ
リエチレンからなるフェースプレート3がその周囲を金
属部材2で囲まれる形になっていて、使用中にフェース
プレート3が脱落しにくくなっているが、必ずしも全周
が囲まれている必要はない。また、本例のフェースプレ
ート3の形状は長方形の2辺に曲率を持たせた形状であ
るが、このような形状以外にも、長方形や楕円形など、
性能やデザインの要求に対応して適当な形状を選択する
ことができる。
【0020】本発明のゴルフパターのヘッド形状も特に
限定されるものではない。上記例で示しているような断
面形状がL字型のヘッド以外にも、断面形状が四角形や
三角形あるいは半円形のものなどを採用することもでき
る。また、上記例で示したヘッドの平面形状は概略長方
形であるが、これが例えば半円形であったり台形や三角
形等であっても良い。全体の性能バランスや意匠性等を
考慮して適当なヘッド形状が選択される。
限定されるものではない。上記例で示しているような断
面形状がL字型のヘッド以外にも、断面形状が四角形や
三角形あるいは半円形のものなどを採用することもでき
る。また、上記例で示したヘッドの平面形状は概略長方
形であるが、これが例えば半円形であったり台形や三角
形等であっても良い。全体の性能バランスや意匠性等を
考慮して適当なヘッド形状が選択される。
【0021】上記例で説明した図1記載のゴルフパター
を使用してパッティングのモニター試験を行った。試験
を行ったのは、プロゴルファー及びトップアマを含む2
0名である。パッティング試験の結果、試験を行った2
0名のうち18名が、従来使用していた金属製のパター
よりも良好な打球感が得られるとの感想を述べた。その
具体的な感想を列記すると以下のようなものであった。 ・強く打ちすぎてオーバーしたと感じたときに思ってい
たよりよく止まり、弱く打ちすぎてショートしたと感じ
たときに意外に伸びる。(この意見は特に多数のモニタ
ーから得られた。) ・インパクト時のフェース面とボールとの接触時間が長
く感じられる。(この意見はモニター20名全員から得
られた。) ・ボールに当たる瞬間、ボールを包み込んでから離すよ
うな感触であり、ボールをコントロールしやすい。 ・サイドスピン(横滑り)がかかりにくい。 ・ゴルフボールがフェース面に当たる感触、いわゆるタ
ッチが、硬くなおかつ弾力性に優れている。 ・距離感、方向感ともにつかみやすい。 ・長時間、長期間使用することによってクラブが体に馴
染み、インパクト時の不安が解消されるようになる。
を使用してパッティングのモニター試験を行った。試験
を行ったのは、プロゴルファー及びトップアマを含む2
0名である。パッティング試験の結果、試験を行った2
0名のうち18名が、従来使用していた金属製のパター
よりも良好な打球感が得られるとの感想を述べた。その
具体的な感想を列記すると以下のようなものであった。 ・強く打ちすぎてオーバーしたと感じたときに思ってい
たよりよく止まり、弱く打ちすぎてショートしたと感じ
たときに意外に伸びる。(この意見は特に多数のモニタ
ーから得られた。) ・インパクト時のフェース面とボールとの接触時間が長
く感じられる。(この意見はモニター20名全員から得
られた。) ・ボールに当たる瞬間、ボールを包み込んでから離すよ
うな感触であり、ボールをコントロールしやすい。 ・サイドスピン(横滑り)がかかりにくい。 ・ゴルフボールがフェース面に当たる感触、いわゆるタ
ッチが、硬くなおかつ弾力性に優れている。 ・距離感、方向感ともにつかみやすい。 ・長時間、長期間使用することによってクラブが体に馴
染み、インパクト時の不安が解消されるようになる。
【0022】また、超高分子量高密度ポリエチレンは、
高度な性能が要求される用途に使用される特殊樹脂であ
るが、その用途のひとつに人工骨材があり、主に関節部
分で使用されている。このことから、あるモニターは、
体の一部にもなり得る人工骨材と同一の材料でできたフ
ェース面でゴルフボールを打つから、あたかも自分の腕
で直接打ったような自然さが感じられ、心にまでインパ
クトの感触が伝わるようであった、とその感想を述べ
た。
高度な性能が要求される用途に使用される特殊樹脂であ
るが、その用途のひとつに人工骨材があり、主に関節部
分で使用されている。このことから、あるモニターは、
体の一部にもなり得る人工骨材と同一の材料でできたフ
ェース面でゴルフボールを打つから、あたかも自分の腕
で直接打ったような自然さが感じられ、心にまでインパ
クトの感触が伝わるようであった、とその感想を述べ
た。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、打球感が良好で、ゴル
フボールの転がる距離、方向のいずれについてもそのコ
ントロールが容易となり、ゴルファーにとって使用時の
違和感が少ないゴルフパターが提供できる。しかも、多
様な環境の元での長期間の使用においても安定した打球
感を維持することができ、実用的な面からも極めて有用
である。
フボールの転がる距離、方向のいずれについてもそのコ
ントロールが容易となり、ゴルファーにとって使用時の
違和感が少ないゴルフパターが提供できる。しかも、多
様な環境の元での長期間の使用においても安定した打球
感を維持することができ、実用的な面からも極めて有用
である。
【図1】本発明の一例であるゴルフパターのヘッド部分
の正面側からの斜視図である。
の正面側からの斜視図である。
【図2】図1のゴルフパターの裏面側からの斜視図であ
る。
る。
【図3】図1のA−A’断面図である。
1 ヘッド
2 金属部材
3 フェースプレート
4 シャフト
5 底面
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘッドのフェース面の少なくとも一部
が、超高分子量高密度ポリエチレンからなることを特徴
とするゴルフパター。 - 【請求項2】 ヘッドが、超高分子量高密度ポリエチレ
ン及び金属部材からなり、該金属部材に超高分子量高密
度ポリエチレンからなるフェースプレートが装着され、
かつ該フェースプレートの裏面が金属部材で覆われてい
る請求項1記載のゴルフパター。 - 【請求項3】 ヘッドが、超高密度ポリエチレン及び金
属部材からなり、該金属部材に超高分子量高密度ポリエ
チレンからなるフェースプレートが装着され、かつヘッ
ドの底面が金属部材からなる請求項1記載のゴルフパタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001218628A JP2003024488A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | ゴルフパター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001218628A JP2003024488A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | ゴルフパター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003024488A true JP2003024488A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=19052786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001218628A Pending JP2003024488A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | ゴルフパター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003024488A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006116208A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Sri Sports Ltd | パター型ゴルフクラブヘッド |
US11452922B2 (en) | 2019-03-06 | 2022-09-27 | Karsten Manufacturing Corporation | Co-molded golf putter with integral interlocking features |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001224716A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-21 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフ用パター |
-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001218628A patent/JP2003024488A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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US11452922B2 (en) | 2019-03-06 | 2022-09-27 | Karsten Manufacturing Corporation | Co-molded golf putter with integral interlocking features |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080715 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100617 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101019 |