JP2003023331A - 可変利得増幅器 - Google Patents

可変利得増幅器

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JP2003023331A JP2001209702A JP2001209702A JP2003023331A JP 2003023331 A JP2003023331 A JP 2003023331A JP 2001209702 A JP2001209702 A JP 2001209702A JP 2001209702 A JP2001209702 A JP 2001209702A JP 2003023331 A JP2003023331 A JP 2003023331A
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    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0017Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal the device being at least one of the amplifying solid state elements of the amplifier
    • H03G1/0023Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal the device being at least one of the amplifying solid state elements of the amplifier in emitter-coupled or cascode amplifiers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の削減を図る。 【解決手段】 トランジスタQ1、Q2による第1の差
動増幅回路4と、トランジスタQ3、Q4による第2の
差動増幅回路6を含み、各差動増幅回路には共通に信号
が入力されるとともに出力信号は抵抗RS1、RS2を
通じ加算して出力される。可変電圧源Vcの電圧を上げ
ると利得の大きい第1の差動増幅回路4のバイアス電流
が増大し、第1の差動増幅回路4の利得が増大して全体
の利得が高くなる。可変電圧源Vcの電圧を下げると逆
に利得の小さい第2の差動増幅回路6のバイアス電流が
増大し、第2の差動増幅回路6の利得が増大して、その
影響が大きくなり飽和入力レベルの高い増幅回路とな
る。そして利得を上げるとき第2の差動増幅回路6のバ
イアス電流は減少し、利得を下げるとき第1の差動増幅
回路4のバイアス電流は減少するので消費電力を削減で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AGC回路などに
使用する可変利得増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば通信装置では、受信信号を復調
器により復調する際、受信信号は、その信号レベルがで
きるだけ一定となるように制御した上で復調器に入力さ
れる。このように信号レベルを一定にすることにより復
調における信頼性が向上し、そして適切な信号レベルと
することでSN比(信号対雑音比)が向上するとともに
飽和による信号歪みを防止できるので、これらの点でも
復調の信頼性を高めることができる。受信信号の信号レ
ベルを一定にするためには従来よりAGC(Automatic
Gain Control)回路が用いられ、AGC回路は周知のよ
うに可変利得増幅器により構成される。
【0003】このような可変利得増幅器に要求されるの
は、レベルの低い信号を高SN比で増幅でき、かつレベ
ルの大きい信号を飽和による歪みを生じることなく増幅
できることである。これら相反する条件を同時に満たす
べく、従来より、ノイズ特性が良好で利得の大きい第1
の増幅回路と、入力飽和レベルが高く利得の小さい第2
の増幅回路とを組み合わせて用いる技術が知られてい
る。
【0004】図5はこの種の従来の可変利得増幅器の一
例を示すブロック図である。図5に示した可変利得増幅
器102は、ノイズ特性が良好で利得の大きい第1の増
幅回路104と、入力飽和レベルが高く利得の小さい第
2の増幅回路106とを備え、第1および第2の増幅回
路104、106に信号S10が共通に入力され、第1
および第2の増幅回路104、106の出力信号S1
1、S12は合成器108により合成して出力される構
成となっている。
【0005】ここで合成器108は、利得制御信号S5
にもとづき、可変利得増幅器102の利得を大きくする
場合には、第1の増幅回路104の出力信号S11に対
して相対的に大きい重みづけを行って2つの出力信号S
11、S12を加算する。その結果、合成器108の出
力信号、すなわち可変利得増幅器102の出力信号S1
3は、第1の増幅回路104の出力信号をより強く反映
したものとなり、したがって可変利得増幅器102の利
得が増大する。一方、可変利得増幅器102の利得を小
さくする場合には、第1の増幅回路104の出力信号S
11に対して相対的に小さい重みづけを行って2つの出
力信号S11、S12を加算する。その結果、可変利得
増幅器102の出力信号S13は、第2の増幅回路10
6の出力信号をより強く反映したものとなり、したがっ
て可変利得増幅器102の利得が減少する。
【0006】なお、図5では、可変利得増幅器102の
出力信号S13は、2段目の可変利得増幅器110に入
力され、さらに信号レベルが制御されるので、全体の利
得の変化はさらに大きく、信号レベルはいっそう広い範
囲で制御されることになる。無論、可変利得増幅器11
0以降にさらに他の可変利得増幅器を連結することも可
能である。
【0007】図6は図5の可変利得増幅器102を詳し
く示す回路図である。図6に示したように、第1の増幅
回路104はトランジスタQ1、Q2、定電流源I0、
抵抗R1、R2などによる第1の差動増幅回路112か
ら成り、第2の増幅回路106はトランジスタQ3、Q
4、定電流源I1、抵抗R3、R4などによる第2の差
動増幅回路114から成る。
【0008】第1の差動増幅回路112を構成するトラ
ンジスタQ1、Q2は、ベースがそれぞれ入力端子I
N、INBに、エミッタはともに電流路116の一端に
接続されている。抵抗R1、R2はトランジスタQ1、
Q2の負荷抵抗であり、各抵抗の一端は正の電源Vcc
に接続されている。電流路116の他端はグランドに接
続され、電流路116の途中に定電流源I0が挿入され
ている。一方、第2の差動増幅回路114を構成するト
ランジスタQ3、Q4は、ベースがそれぞれ入力端子I
N、INBに、エミッタはともに電流路118の一端に
抵抗REを介して接続されている。抵抗R3、R4はト
ランジスタQ3、Q4の負荷抵抗であり、各抵抗の一端
は電源Vccに接続されている。電流路118の他端は
グランドに接続され、電流路118の途中に定電流源I
1が挿入されている。
【0009】上記合成器108は、トランジスタQ5〜
Q12、抵抗RS1、RS2、電圧源Vb、ならびに可
変電圧源Vcにより構成されている。トランジスタQ
5、Q6、トランジスタQ7、Q8、トランジスタQ
9、Q10、トランジスタQ11、Q12の各組は、エ
ミッタがともにトランジスタQ1からQ4のコレクタに
それぞれ接続され、トランジスタQ5、Q8、Q9、Q
12のコレクタはそれぞれ抵抗R1、R2、R3、R4
の他端に接続されている。また、トランジスタQ6、Q
7、Q10、Q11のコレクタは電源Vccに接続され
ている。
【0010】トランジスタQ6、Q7、Q9、Q12の
ベースはともに電圧源Vbの正極に接続され、トランジ
スタQ5、Q8、Q10、Q11のベースはともに可変
電圧源Vcの正極に接続されている。可変電圧源Vcの
負極は電圧源Vbの正極に接続され、電圧源Vbの負極
はグランドに接続されている。また、2つの抵抗RS
1、RS2はそれぞれトランジスタQ5、Q9のコレク
タ間、およびトランジスタQ8、Q12のコレクタ間に
接続されている。そして、トランジスタQ5、Q8のコ
レクタがそれぞれ可変利得増幅器102の出力端子OU
TB、OUTに接続されている。
【0011】このような構成において、利得制御信号S
G(図5のS5に相当)により可変電圧源Vcの電圧を
制御し、たとえば可変電圧源の電圧を正の充分に大きい
値に設定した場合には、トランジスタQ5、Q8、Q1
0、Q11はオン状態、トランジスタQ6、Q7、Q
9、Q12がオフ状態となる。したがって、トランジス
タQ3、Q4のコレクタから出力される第2の差動増幅
回路114の出力信号はトランジスタQ9、Q12で阻
止され、抵抗RSを通じて第1の差動増幅回路112の
出力信号に加算されることはない。よって、第1の差動
増幅回路112の出力信号のみがトランジスタQ5、Q
8を通じて出力端子OUTB、OUTから出力される。
【0012】逆に可変電圧源Vcの電圧を負で絶対値が
充分に大きい値に設定した場合には、トランジスタQ
5、Q8、Q10、Q11はオフ状態、トランジスタQ
6、Q7、Q9、Q12がオン状態となる。したがっ
て、トランジスタQ1、Q2のコレクタから出力される
第1の差動増幅回路112の出力信号はトランジスタQ
5、Q8で阻止され、抵抗RSを通じて供給される第2
の差動増幅回路114の出力信号に加算されることはな
い。よって、第2の差動増幅回路114の出力信号のみ
が出力端子OUTB、OUTから出力される。
【0013】可変電圧源Vcの電圧を中間の電圧に設定
した場合には、トランジスタQ5、Q8、Q9、Q12
のコレクタ電流は可変電圧源Vcの電圧に応じた電流値
となり、したがって、第1および第2の差動増幅回路1
12、114の出力信号は、可変電圧源の電圧に応じ重
みづけ加算されて出力端子OUTB、OUTから出力さ
れることになる。重みの大きさは、可変電圧源Vcの電
圧が高いほど第1の差動増幅回路112の出力信号に対
する重みが大きくなり、よって第1の差動増幅回路11
2の出力信号をより強く反映した信号が出力端子OUT
B、OUTから出力される。そして、第1の差動増幅回
路112は第2の差動増幅回路114より利得が大きい
ので、可変電圧源Vcの電圧を高くすると可変利得増幅
器102の利得が高くなり、逆に、可変電圧源Vcの電
圧を低くすると可変利得増幅器102の利得は低下する
ことになる。
【0014】また、第1の差動増幅回路112では、ト
ランジスタQ1、Q2のエミッタが直接接続されエミッ
タ抵抗は挿入されていないので抵抗の熱雑音は発生せ
ず、したがって第1の差動増幅回路112のSN比は良
好である。一方、第2の差動増幅回路114ではトラン
ジスタQ3、Q4にエミッタ抵抗REが接続されている
ので、SN比は低いものの、飽和入力レベルは第1の差
動増幅回路112より高くなっている。よって、この可
変利得増幅器102では、利得を上げた場合に良好なS
N比が得られ、一方、利得を下げた場合には飽和入力レ
ベルが高くなり、信号の歪みを防止あるいは抑制するこ
とができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の可変利得増幅器102では、利得をどのような大き
さに設定する場合でも、電流路116、118には定電
流源I0、I1により、第1および第2の差動増幅回路
112、114のバイアス電流として常時一定の電流が
流されており、この点で低消費電力化の余地がある。通
信装置などの電子装置において低消費電力化は、装置の
小型化や軽量化と共に常に取り組むべき重要な課題であ
る。
【0016】そこで本発明の目的は、消費電力の削減を
図った可変利得増幅器を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、入力信号が共通に供給される第1および第2
の差動増幅回路と、前記第1および第2の差動増幅回路
の出力信号を合成する合成回路とを含み、前記第1およ
び第2の差動増幅回路はそれぞれ、差動対を成す第1お
よび第2のトランジスタを含み、前記第1および第2の
トランジスタのベースに前記入力信号が供給されコレク
タから前記合成回路に信号が出力され、前記第1および
第2の差動増幅回路は互いに増幅度が異なっている可変
利得増幅器であって、前記第1の差動増幅回路のバイア
ス電流と、前記第2の差動増幅回路のバイアス電流との
比率を、利得制御信号にもとづき変更する電流制御回路
を含むことを特徴とする。
【0018】差動増幅回路の利得は周知のようにバイア
ス電流の大きさにより変化し、バイアス電流を小さくす
るほど利得は小さくなりり、バイアス電流を大きくする
ほど利得は大きくなる。本発明の可変利得増幅器では、
第1の差動増幅回路の利得が第2の差動増幅回路の利得
より大きいとした場合、可変利得増幅器の利得を大きく
しようとするときは、利得の大きい第1の差動増幅回路
の利得を上昇させ、利得の小さい第2の差動増幅回路の
利得を低下させるべく、利得制御信号を電流制御回路に
供給して第1の差動増幅回路のバイアス電流の比率が大
きくなるように制御する。一方、可変利得増幅器の利得
を小さくしようとする場合には、利得の大きい第1の差
動増幅回路の利得は低下させ、利得の小さい第2の差動
増幅回路の利得を上昇させるべく、利得制御信号を電流
制御回路に供給して第2の差動増幅回路のバイアス電流
の比率が大きくなるように制御する。
【0019】したがって、本発明では、利得を大きくす
る場合には第2の差動増幅回路のバイアス電流が抑制さ
れ、利得を小さくする場合には第1の差動増幅回路のバ
イアス電流が抑制される。よって、従来のように第1お
よび第2の差動増幅回路のバイアス電流が常に一定であ
る場合に比べ消費電力を削減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による可変利
得増幅器の一例を示す回路図、図2は図1の可変利得増
幅器を構成する電流制御回路周辺を詳しく示す回路図で
ある。図中、図6と同一の要素には同一の符号が付され
ている。図1に示したように、本実施の形態例の可変利
得増幅器2は、第1および第2の差動増幅回路4、6、
合成回路8、電流制御回路10などを含んで構成されて
いる。第1の差動増幅回路4はトランジスタQ1、Q
2、可変電流源I0V、抵抗R1、R2などを含み、ト
ランジスタQ1、Q2は、ベースがそれぞれコンデンサ
ーCを介して入力端子IN、INBに、エミッタはとも
に電流路116の一端に接続されている。電流路116
の他端はグランドに接続され、途中に可変電流源I0V
が挿入されている。抵抗R1、R2はそれぞれトランジ
スタQ1、Q2のコレクタと正の電源Vccとの間に接
続されている。
【0021】一方、第2の差動増幅回路6はトランジス
タQ3、Q4、可変電流源I1V、抵抗R3、R4など
を含み、トランジスタQ3、Q4は、ベースがそれぞれ
コンデンサーCを介して入力端子IN、INBに、エミ
ッタはともに電流路118の一端に抵抗REを介して接
続されている。電流路118の他端はグランドに接続さ
れ、途中に定電流源I1が挿入されている。抵抗R3、
R4はトランジスタQ3、Q4のコレクタと電源Vcc
との間に接続されている。
【0022】第1の差動増幅回路4の出力であるトラン
ジスタQ1、Q2のコレクタはそれぞれ可変利得増幅器
2の出力端子OUTB、OUTに接続され、また、第2
の差動増幅回路6の出力であるトランジスタQ3、Q4
のコレクタはそれぞれ抵抗RS1、RS2を介してトラ
ンジスタQ1、Q2のコレクタに接続されている。な
お、抵抗RS1、RS2は合成回路8を構成している。
【0023】ここで、第1の差動増幅回路4では、従来
と同様にトランジスタQ1、Q2のエミッタが直接電流
源I0Vに接続されエミッタ抵抗は挿入されていないの
で抵抗の熱雑音は発生せず、したがって高いSN比が得
られ、かつ高い利得が得られる。一方、第2の差動増幅
回路6ではトランジスタQ3、Q4にエミッタ抵抗RE
が接続されているので、SN比は低いものの、飽和入力
レベルは第1の差動増幅回路4より高くなっており、ま
た利得は低い。
【0024】電流制御回路10は、可変電圧源Vcおよ
び電流制御回路本体16を含み、電流制御回路本体16
は、図2に示したように、差動対回路18およびバッフ
ァー回路20、22を含んで構成されている。差動対回
路18はPNP型のトランジスタQ13、Q14、定電
流源I、抵抗R13、R14を含み、定電流源Iからの
電流がトランジスタQ13、Q14のエミッタに供給さ
れ、トランジスタQ13、Q14のコレクタは抵抗R1
3、R14を通じてグランドに接続されている。可変電
圧源Vcは、トランジスタQ13、Q14のベース間
に、トランジスタQ13のベース側を正極として接続さ
れている。
【0025】また、可変電流源I0V、I1Vはそれぞ
れトランジスタQ0V、Q1Vおよび抵抗R0V、R1
Vを含んでいる。トランジスタQ0V、Q1Vのコレク
タは図1に示したトランジスタQ1、Q2のエミッタ、
および抵抗REの共通接続点にそれぞれ電流路116、
118を介して接続されている。一方、トランジスタQ
0V、Q1Vのエミッタは抵抗R0V、R1Vを通じて
グランドに接続されている。
【0026】そして、差動対回路18の出力電圧、すな
わちトランジスタQ13、Q14のコレクタ電圧はバッ
ファー回路20、22を通じてトランジスタQ0V、Q
1Vのベース、すなわち可変電流源I0V、I1Vの制
御端子24、26に印加されている。したがって、可変
電圧源Vcの電圧が正の場合は(正極側の電圧が負極側
より高い)、トランジスタQ14のコレクタ電圧の方が
トランジスタQ13のコレクタ電圧より高く、これらの
電圧がバッファー回路20、22を通じてトランジスタ
Q0V、Q1Vのベースに印加されるので、可変電流源
I0Vの電流は可変電流源I1Vの電流より大きくな
る。一方、可変電圧源Vcの電圧が負の場合は(正極側
の電圧が負極側より低い)、トランジスタQ14のコレ
クタ電圧の方がトランジスタQ13のコレクタ電圧より
低いので、可変電流源I1Vの電流の方が可変電流源I
0Vの電流より大きくなる。なお、図1では、図面が必
要以上に複雑になることを避けるため、トランジスタQ
1〜Q4のベースにバイアス電圧を供給するための抵抗
は省略されている。
【0027】次に、このように構成された可変利得増幅
器2の動作について説明する。差動増幅回路の利得は周
知のようにバイアス電流の大きさにより変化し、バイア
ス電流を小さくするほど利得は小さくなり、バイアス電
流を大きくするほど利得は大きくなる。本実施の形態例
の可変利得増幅器2では、全体(可変利得増幅器)の利
得を大きくしようとするときは、利得制御信号SGを可
変電圧源Vcに供給してその電圧を高い値に設定する。
その結果、可変電流源I0Vの制御端子24の電圧が可
変電流源I1Vの制御端子26の電圧に対して相対的に
上昇し、可変電流源I0Vにより電流路116に流れる
電流(トランジスタQ1、Q2のエミッタ電流の和、す
なわちバイアス電流)が可変電流源I1Vにより電流路
118に流れる電流(トランジスタQ3、Q4のエミッ
タ電流の和、すなわちバイアス電流)に対して相対的に
増大する(すなわち電流路116の電流の比率が高くな
る)。これにより利得の大きい第1の差動増幅回路4の
利得が上昇して、可変利得増幅器2の利得が上昇する。
なお、このとき第2の差動増幅回路6の利得は低下する
が、第2の差動増幅回路6の利得は低いので、第2の差
動増幅回路6の利得が低下することの影響は少なく、し
たがって全体の利得は上述のように上昇する。
【0028】そして、可変利得増幅器2の利得を大きい
値に設定するのは入力信号の信号レベルが小さい場合で
あり、このとき可変利得増幅器2ではSN比の高い第1
の差動増幅回路4が優勢となって動作するので、高いS
N比で低レベルの信号を増幅することができる。
【0029】一方、可変利得増幅器2の利得を小さくし
ようとするときは、利得制御信号SGを可変電圧源Vc
に供給してその電圧を低い値(たとえば可変電圧源Vc
の正極側の電圧が負極側より低い電圧)に設定する。そ
の結果、可変電流源I0Vの制御端子24の電圧が可変
電流源I1Vの制御端子26の電圧に対して相対的に下
降し、可変電流源I0Vにより電流路116に流れる電
流が可変電流源I1Vにより電流路118に流れる電流
に対して相対的に減少する。これにより利得の大きい第
1の差動増幅回路4の利得が低下し、利得の小さい第2
の差動増幅回路6の利得が増大して、全体の利得は低下
する。
【0030】そして、可変利得増幅器2の利得を小さい
値に設定するのは入力信号の信号レベルが大きい場合で
あり、このとき可変利得増幅器2では飽和入力レベルの
高い第2の差動増幅回路6が優勢となって動作するの
で、信号歪みを生じることなく信号を増幅することがで
きる。
【0031】このように、本実施の形態例の可変利得増
幅器2では、入力信号レベルが低く利得を大きい値に設
定する場合には、利得の上昇にあまり寄与しない第2の
差動増幅回路6を流れる電流が抑えられ、一方、入力信
号レベルが高く利得を小さい値に設定する場合には、飽
和入力レベルの向上に寄与しない第1の差動増幅回路4
を流れる電流が抑えられるので、従来のように第1およ
び第2の差動増幅回路4、6のバイアス電流が常に一定
である場合に比べ、消費電力を削減することが可能とな
る。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態例につい
て説明する。図3は第2の実施の形態例の可変利得増幅
器を示す回路図である。図中、図1と同一の要素には同
一の符号が付されており、それらに関する詳しい説明は
ここでは省略する。図3に示した可変利得増幅器28が
上記可変利得増幅器2と異なるのは、合成回路8を合成
回路8Aに置き換えるとともに電圧源Vofを追加した
点であり、これにより、第1の差動増幅回路4の利得を
下げた際の周波数特性の劣化防止が図られている。合成
回路8Aでは合成器30が追加され、合成器30は、ト
ランジスタQ1、Q2のコレクタと抵抗R1、R2との
間に挿入され、トランジスタQ5〜Q8により構成され
ている。トランジスタQ5、Q6のエミッタはトランジ
スタQ1のコレクタに接続され、トランジスタQ5のコ
レクタは抵抗R1と抵抗RS1との接続点に、トランジ
スタQ6のコレクタは電源Vccにそれぞれ接続されて
いる。一方、トランジスタQ7、Q8のエミッタはトラ
ンジスタQ2のコレクタに接続され、トランジスタQ8
のコレクタは抵抗R2と抵抗RS2との接続点に、トラ
ンジスタQ7のコレクタは電源Vccにそれぞれ接続さ
れている。
【0033】また、トランジスタQ5、Q8のベースは
共にオフセット電圧源Vofの負極に、オフセット電圧
源Vofの正極は可変電圧源Vcの正極にそれぞれ接続
され、トランジスタQ6、Q7のベースは可変電圧源V
cの負極に接続されている。
【0034】次に、このように構成された可変利得増幅
器28の動作について説明する。ここで、まずオフセッ
ト電圧源Vofが挿入されておらず、トランジスタQ
5、Q8のベースが可変電圧源Vcに直接接続されてい
たとすると、可変利得増幅器28の利得を下げるべく可
変電圧源Vcの電圧を下げた場合、上述のように可変電
流源I0V、I1Vの電流が変化すると同時に、トラン
ジスタQ5、Q8のベース電圧が低下するので、トラン
ジスタQ5、Q8のコレクタ電流が減少する。したがっ
て、トランジスタQ5、Q8のコレクタにおいて第1の
差動増幅回路4の出力信号と、抵抗RS1、RS2を通
じて供給される第2の差動増幅回路6の出力信号とが加
算される際に、第1の差動増幅回路4の出力信号に対し
ては小さい重みが乗じられることと等価となり、出力端
子OUTB、OUTからは第2の差動増幅回路6の出力
信号をより強く反映した信号が出力される。
【0035】そして、本実施の形態例ではオフセット電
圧源Vofが上述のように接続されているので、可変電
圧源Vcの電圧がオフセット電圧源Vofの電圧より充
分に高い領域では、トランジスタQ5、Q8のベース電
圧の方がトランジスタQ6、Q7のベース電圧より充分
に高く、トランジスタQ5、Q8はオン状態となるので
上述のような作用は生しない。しかし、可変電圧源Vc
の電圧がオフセット電圧源Vofの電圧近くまで低下し
てくると、上記重み付けの作用が生じ、出力端子OUT
B、OUTからは第2の差動増幅回路6の出力信号をよ
り反映した信号が出力されるようになる。
【0036】したがって、この可変利得増幅器28で
は、利得を、あるレベル以下に低下させた場合には、出
力信号における第1の差動増幅回路4の影響度が抑えら
る。そのため第1の差動増幅回路4の利得を下げたこと
により第1の差動増幅回路4の周波数帯域幅が狭くなる
ことの影響が緩和され、可変利得増幅器28全体の周波
数特性は良好な状態に保たれる。第1の差動増幅回路4
の利得は第2の差動増幅回路6の利得より大きいので、
その周波数特性が可変利得増幅器の周波数特性に与える
影響は大きい。よって、第1の差動増幅回路4の周波数
特性の劣化の影響を緩和する、このような技術を用いる
ことが有効である。
【0037】なお、本実施の形態例では、合成器30に
より第1の差動増幅回路4の出力比を抑える構成とした
が、たとえばトランジスタQ3、Q4の出力部に同種の
合成器を配置して、第2の差動増幅回路6の出力比を高
める構成としたり、あるいは第1および第2の差動増幅
回路4、6の出力部にともに合成器を設けて、第1の差
動増幅回路4の出力比を抑えると同時に、第2の差動増
幅回路6の出力比を高める構成とすることも可能であ
る。
【0038】次に、第3の実施の形態例について説明す
る。図4は第3の実施の形態例としての可変利得増幅器
を構成する電流制御回路を示す回路図である。図中、図
2と同一の要素には同一の符号が付されており、それら
に関する説明はここでは省略する。図4に示した電流制
御回路34は、図2に示した電流制御回路10とは、電
流制御回路本体16Aに電流規制回路36を設けた点で
異なっており、電流規制回路36は、定電流源38およ
び抵抗R14Aを含んで構成されている。第3の実施の
形態例の可変利得増幅器の他の箇所は上述した可変利得
増幅器2と同一である。
【0039】図2に示した電流制御回路10では、第1
の差動増幅回路4(図1)の利得を低下させるべく可変
電圧源Vcの電圧を低下させた場合、トランジスタQ1
4のコレクタ電圧はどこまでも低下し、したがって電流
源I0Vが供給する電流もどこまでも低下してしまう。
しかし、第1の差動増幅回路4のバイアス電流が低下す
ると上述のようにその周波数特性は劣化し、そして第1
の差動増幅回路4の利得は第2の差動増幅回路6より大
きいので、可変利得増幅器全体の周波数特性の与える影
響は大きい。
【0040】そこで、本実施の形態例の電流制御回路3
4のように、電流規制回路36を設けた場合には、可変
電圧源Vcの電圧を下げてトランジスタQ14が仮にオ
フ状態になったとしても、定電流源38から抵抗R14
Aに電流が供給されるので、トランジスタQ14のコレ
クタの電圧は一定値が確保され、したがって、第1の差
動増幅回路4のバイアス電流がある値以下に低下するこ
とが防止される。よって、本実施の形態例では、利得を
大幅に低下させた場合でも、第1の差動増幅回路4の周
波数特性の劣化が抑えられ、可変利得増幅器全体の周波
数特性が大きく劣化することを回避できる。なお、電流
制御回路34において、抵抗R14A、R14Bの直列
抵抗値は、たとえば抵抗R14(図2)の抵抗値に等し
い値とすることができる。上記実施の形態例では、第1
および第2の差動増幅回路4、6を構成する電流源I0
V、I1Vを制御することで各差動増幅回路のバイアス
電流を変化させたが、バイアス電流は、このような方式
による以外にも、たとえば各差動増幅回路を構成するト
ランジスタのベース電流を制御することによっても変化
させることができる。また、上記実施の形態例では、第
1および第2の差動増幅回路4、6は電流源I0V、I
1Vを用いて構成したが、これらの電流源を抵抗により
置き換えた構成とすることも無論可能である。その際、
第2の差動増幅回路6では、たとえばトランジスタQ
3、Q4のエミッタを単一の抵抗で接続し、各エミッタ
をそれぞれ異なる抵抗でグランドに接続するといった構
成にすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の可変利得増
幅器では、第1の差動増幅回路の利得が第2の差動増幅
回路の利得より大きいとした場合、可変利得増幅器の利
得を大きくしようとするときは、利得の大きい第1の差
動増幅回路の利得を上昇させ、利得の小さい第2の差動
増幅回路の利得を低下させるべく、利得制御信号を電流
制御回路に供給して第1の差動増幅回路のバイアス電流
の比率が大きくなるように制御する。一方、可変利得増
幅器の利得を小さくしようとする場合には、利得の大き
い第1の差動増幅回路の利得は低下させ、利得の小さい
第2の差動増幅回路の利得を上昇させるべく、利得制御
信号を電流制御回路に供給して第2の差動増幅回路のバ
イアス電流の比率が大きくなるように制御する。
【0042】したがって、本発明では、利得を大きくす
る場合には第2の差動増幅回路のバイアス電流が抑制さ
れ、利得を小さくする場合には第1の差動増幅回路のバ
イアス電流が抑制される。よって、従来のように第1お
よび第2の差動増幅回路のバイアス電流が常に一定であ
る場合に比べ消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可変利得増幅器の一例を示す回路
図である。
【図2】図1の可変利得増幅器を構成する電流制御回路
周辺を詳しく示す回路図である。
【図3】第2の実施の形態例の可変利得増幅器を示す回
路図である。
【図4】第3の実施の形態例としての可変利得増幅器を
構成する電流制御回路を示す回路図である。
【図5】従来の可変利得増幅器の一例を示すブロック図
である。
【図6】図5の可変利得増幅器を詳しく示す回路図であ
る。
【符号の説明】
2……可変利得増幅器、4……第1の差動増幅回路、6
……第2の差動増幅回路、8……合成回路、10……電
流制御回路、16……電流制御回路本体、18……差動
対回路、20……バッファー回路、22……バッファー
回路、24……制御端子、26……制御端子、28……
可変利得増幅器、30……合成器、34……電流制御回
路、36……電流規制回路、38……定電流源、102
……可変利得増幅器、104……第1の増幅回路、10
6……第2の増幅回路、108……合成器、110……
可変利得増幅器、112……第1の差動増幅回路、11
4……第2の差動増幅回路、116……電流路、118
……電流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J100 AA26 BA06 BB01 BB21 BC02 CA01 CA05 CA20 CA21 CA33 DA06 EA02 FA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号が共通に供給される第1および
    第2の差動増幅回路と、前記第1および第2の差動増幅
    回路の出力信号を合成する合成回路とを含み、前記第1
    および第2の差動増幅回路はそれぞれ、差動対を成す第
    1および第2のトランジスタを含み、前記第1および第
    2のトランジスタのベースに前記入力信号が供給されコ
    レクタから前記合成回路に信号が出力され、前記第1お
    よび第2の差動増幅回路は互いに増幅度が異なっている
    可変利得増幅器であって、 前記第1の差動増幅回路のバイアス電流と、前記第2の
    差動増幅回路のバイアス電流との比率を、利得制御信号
    にもとづき変更する電流制御回路を含むことを特徴とす
    る可変利得増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第1の差動増幅回路は前記第2の差
    動増幅回路より利得が大きく、前記電流制御回路は、可
    変利得増幅器の利得を大きくするとき前記第2の差動増
    幅回路の前記バイアス電流を相対的に小さく設定し、可
    変利得増幅器の利得を小さくするとき前記第1の差動増
    幅回路の前記バイアス電流を相対的に小さく設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の可変利得増幅器。
  3. 【請求項3】 前記第1の差動増幅回路の前記第1およ
    び第2のトランジスタのエミッタは相互に直接接続され
    て第1の電位点への電流路に接続され、前記第2の差動
    増幅回路の前記第1および第2のトランジスタのエミッ
    タは相互に抵抗を介し接続されて前記第1の電位点への
    電流路に接続されていることを特徴とする請求項1記載
    の可変利得増幅器。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の差動増幅回路の前
    記第1および第2のトランジスタのコレクタは抵抗を介
    して第2の電位点に接続されていることを特徴とする請
    求項1記載の可変利得増幅器。
  5. 【請求項5】 前記合成回路は前記第1および第2の差
    動増幅回路の前記第1のトランジスタのコレクタどうし
    を接続する抵抗と、前記第1および第2の差動増幅回路
    の前記第2のトランジスタのコレクタどうしを接続する
    抵抗とを含むことを特徴とする請求項1記載の可変利得
    増幅器。
  6. 【請求項6】 前記第1の差動増幅回路の前記第1およ
    び第2のトランジスタのコレクタから合成後の信号が出
    力されることを特徴とする請求項5記載の可変利得増幅
    器。
  7. 【請求項7】 前記合成回路は、前記第1の差動増幅回
    路の出力信号および前記第2の差動増幅回路の出力信号
    のうちの少なくとも一方に重み付けを行った上で2つの
    出力信号を合成し、前記電流制御回路により可変利得増
    幅器の利得が小さく設定されるとき、前記第1の差動増
    幅回路の出力信号の比率を抑えるべく重み付けを行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の可変利得増幅器。
  8. 【請求項8】 前記電流制御回路は、前記第1の差動増
    幅回路の前記バイアス電流が基準値以下となることを阻
    止する電流規制回路を含むことを特徴とする請求項1記
    載の可変利得増幅器。
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