JP2003022393A - クーポン券発行方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者毎の仮想店舗および実店舗の購買履歴に
基づいて利用者毎の個別クーポン券を発行するクーポン
券発行方法およびその装置を提供する。 【解決手段】利用者１が店舗で商品を購入する際に、携
帯するＩＤカード１１に記憶された識別番号がＰＯＳレ
ジ２１に読取られ購入した商品の商品コードと共に端末
２２を介してデータ分析サーバ３１に送信される。仮想
店舗で購入した商品の商品コードはデータ分析サーバ３
１に送信される。データ分析サーバ３１は受信した識別
番号と商品コードを関連づけて記憶し購買履歴に基づき
利用者１毎の割引商品と割引額を有するクーポンコード
を生成し識別番号と関連づけて記憶する。個別クーポン
券発行機２３はＩＤカード１１に記憶された識別番号を
読み取りデータ分析サーバ３１に識別番号に対応するク
ーポンデータを要求し要求に応じて提供されたクーポン
データに基づき個別クーポン券１２を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ネットワ
ークを介した仮想環境での購買履歴および実環境での購
買履歴に基づいて、クーポン券を発行するクーポン券発
行方法およびその装置、特に、利用者毎の購買履歴に基
づいて、利用者毎の個別クーポン券を発行するクーポン
券発行方法およびその装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、商品を販売する店舗では、顧客を
獲得するために様々なサービスを行っている。例えば、
商品を割引いて購入できるクーポン券を配付するサービ
スや、商品を購入した際に、購入金額に基づいてポイン
トが加算され、蓄積したポイントに応じた特典が受けら
れるサービスを行っている。

【０００３】近年、インターネット等の通信ネットワー
クの普及に伴い、ネットワーク上の、仮想環境に開設さ
れた仮想店舗において、商品の販売が行われている。ま
た、仮想店舗でも同様に、商品を購入した際に、購入金
額に基づいてポイントが加算され、次回購入時以降に蓄
積したポイントに応じて特典が受けられるサービスが行
われている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クーポン券は、販売側が不特定多数の消費者に向けて作
成した割引券のため、各消費者においては購入する予定
のない商品の割引を行うものが多い。また、従来の仮想
店舗では、仮想店舗で商品を購入した購買履歴が、実店
舗での購買に反映されないという問題があった。

【０００５】したがって本発明の目的は、ネットワーク
を介した仮想店舗での購買履歴、および実店舗での購買
履歴に基づいて、利用者毎の個別クーポン券を発行する
クーポン券発行方法およびその装置を提供することにあ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のクーポン券発行方法は、利用者が購入した
商品の購買履歴データに基づいて、クーポン券を発行す
るクーポン券発行方法であって、前記利用者がネットワ
ークを介して仮想店舗で購入した商品の第１の購買履歴
データ、前記利用者が実店舗で購入した商品の第２の購
買履歴データ、および前記利用者の識別情報を対応づけ
て記憶する第１のステップと、前記記憶している第１の
購買履歴データ、第２の購買履歴データ、および前記識
別情報に基づいて、利用者毎の個別クーポン券データを
生成する第２のステップと、前記生成した個別クーポン
券データに基づいて、前記利用者に個別クーポン券を発
行する第３のステップとを有する。

【０００７】好適には、前記個別クーポン券データは、
前記記憶している第１の購買履歴データ、第２の購買履
歴データ、および前記識別情報に基づいて、前記利用者
が興味を示す商品に対して割引を行うためのデータであ
る。

【０００８】また、好適には、前記第３のステップにお
いては、前記利用者の識別情報を含み前記利用者が携帯
する前記利用者毎の携帯型情報記憶媒体から、前記利用
者の識別情報を読み取り、前記識別情報に対応する前記
個別クーポン券データに基づいて、前記利用者に個別ク
ーポン券を発行する。

【０００９】前記課題を解決するために、本発明のクー
ポン券発行装置は、利用者が購入した商品の購買履歴デ
ータに基づいて、クーポン券を発行するクーポン券発行
装置であって、前記利用者がネットワークを介して仮想
店舗で購入した商品の第１の購買履歴データ、前記利用
者が実店舗で購入した商品の第２の購買履歴データ、お
よび前記利用者の識別情報を対応づけて記憶する購買履
歴記憶手段と、前記記憶している第１の購買履歴デー
タ、第２の購買履歴データ、および前記識別情報に基づ
いて、利用者毎の個別クーポン券データを生成する個別
クーポン券データ生成手段と、前記生成した個別クーポ
ン券データに基づいて、前記利用者に個別クーポン券を
発行する個別クーポン券発行手段とを有する。

【００１０】好適には、前記個別クーポン券データ生成
手段は、前記記憶している第１の購買履歴データ、第２
の購買履歴データ、および前記識別情報に基づいて、前
記利用者が興味を示す商品に対して割引を行う個別クー
ポン券データを生成する。

【００１１】前記課題を解決するために、本発明のクー
ポン券発行装置は、利用者が購入した商品の購買履歴デ
ータに基づいて、クーポン券を発行するクーポン券発行
装置であって、利用者の識別情報を入力する入力手段
と、前記利用者がネットワークを介して仮想店舗で購入
した商品の第１の購買履歴データ、前記利用者が実店舗
で購入した商品の第２の購買履歴データ、および前記利
用者の識別情報を対応づけて記憶し、個別クーポン券デ
ータを生成する管理装置に、前記入力された識別情報を
送信する送信手段と、前記管理装置が送信した前記利用
者の個別クーポン券データを受信する受信手段と、前記
受信した個別クーポン券データに基づいて、前記利用者
に個別クーポン券を発行する発行手段とを有する。

【００１２】また、前記課題を解決するために、本発明
のクーポン券発行装置は、利用者がネットワークを介し
て仮想店舗で購入した商品の第１の購買履歴データ、前
記利用者が実店舗で購入した商品の第２の購買履歴デー
タ、および前記利用者の識別情報を受信する受信手段
と、前記受信した前記利用者の第１の購買履歴データ、
第２の購買履歴データ、および前記利用者の識別情報を
関連づけて記憶する購買履歴記憶手段と、前記記憶した
第１の購買履歴データ、第２の購買履歴データ、および
前記利用者の識別情報に基づいて、前記利用者毎の個別
クーポン券データを生成する個別クーポン券データ生成
手段と、前記生成した個別クーポン券データを送信する
送信手段とを有する。

【００１３】本発明のクーポン券発行装置によれば、た
とえば、購買履歴記憶手段では、利用者がネットワーク
を介して仮想店舗で購入した商品の第１の購買履歴デー
タ、および利用者が実店舗で購入した商品の第２の購買
履歴データが、利用者の識別情報と関連付けて記憶され
ている。個別クーポン券データ生成手段では、識別情
報、第１の購買履歴データ、および第２の購買履歴デー
タに基づいて、利用者毎の個別クーポン券データが生成
される。そして、利用者により携帯型情報記憶媒体がク
ーポン券発行装置に装着された場合には、携帯型情報記
憶媒体に記憶されている識別情報が読み出され、識別情
報に基づいて、発行手段により個別クーポンが発行され
る。

【００１４】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図１〜図
５を参照して説明する。まず、本実施の形態のクーポン
券発行システムの概要について説明する。このクーポン
券発行システムは、ネットワークを介した仮想店舗およ
び実店舗で商品を購入する利用者に、利用者の購買履歴
に基づいて、利用者毎のサービスを提供するためのシス
テムであって、特に、利用者毎の個別クーポン券を提供
することができるようにしたものである。

【００１５】まず、クーポン券発行システム１００の構
成について説明する。図１は、本実施の形態のクーポン
券発行システム１００を説明する図である。クーポン券
発行システム１００は、ユーザ１に対してサービスを行
う店舗２、および仮想店舗４を開設している本部３を有
する。

【００１６】利用者１は、店舗２および仮想店舗４で商
品を購入する消費者である。店舗２は、利用者１に対し
て商品の販売および割引サービスを提供する店舗であ
り、本部３の管理の下にある。本部３は、店舗２を取り
仕切る本部であり、店舗２での商品の売上管理、購買動
向の分析を行い、商品販売および利用者１毎の割引サー
ビスを店舗２に指揮する。また、本部３は、ネットワー
クを介して商品を販売する仮想店舗４を開設している。

【００１７】次に、クーポン券発行システム１００の各
要素について詳細に説明する。クーポン券発行システム
１００は、利用者端末１０、ＩＤカード１１、個別クー
ポン券１２、ＰＯＳレジスタ２１、店舗端末２２、個別
クーポン券発行機２３、データ分析サーバ３１、仮想店
舗サーバ３２、および通信ネットワーク４０を有する。

【００１８】図２は、ＩＤカードの表面を示す図であ
る。図３は、個別クーポン券を示す図である。利用者端
末１０は、通信ネットワーク４０を介して仮想店舗サー
バ３２にアクセスするためのコンピュータであり、利用
者１が行うキーボードやマウス等の操作に応じた要求を
仮想店舗サーバ３２に送信し、また、仮想店舗サーバ３
２が送信したデータを受信する。また、利用者端末１０
は、商品を購入する際に入力される利用者１の識別番号
を、通信ネットワーク４０を介して仮想店舗サーバ３２
に送信する。

【００１９】ＩＤカード１１は、図２に示すように、利
用者１の識別番号を記憶するカードである。ＩＤカード
１１は、店舗２で商品を購入する場合には、ＰＯＳレジ
スタ２１によりＩＤカード１１に記憶している識別番号
が読み取られる。また、個別クーポン券１２を発行する
場合には、ＩＤカード１１は、個別クーポン券発行機２
３によりＩＤカード１１に記憶している識別番号が読み
取られる。

【００２０】個別クーポン券１２は、図３に示すよう
に、商品のクーポン券であり、利用者１の氏名、割引商
品および割引額を表示する。個別クーポン券１２の割引
商品および割引額は、後述するように、店舗２および仮
想店舗４での利用者１毎の購買履歴に基づいて決定され
る。また、個別クーポン券１２は、個別クーポン券発行
機２３により発行される。

【００２１】ＰＯＳレジスタ２１は、ＰＯＳ(Point Of
Sales)システムを採用したレジスタであり、利用者１が
商品を購入した場合に、ＩＤカード１１から識別番号を
読み取り、購入した商品の商品コードと共に店舗端末２
２に送信する。店舗端末２２は、店舗２の商品の売買の
管理、および本部３と商品の売買情報の送受信を行うコ
ンピュータであり、ＰＯＳレジスタ２１が送信した識別
番号および商品コードを、通信ネットワーク４０を介し
て、データ分析サーバ３１に送信する。また、店舗端末
２２は、データ分析サーバ３１が送信した識別番号およ
びクーポンコードを受信し、個別クーポン券発行機２３
に送信する。クーポンコードは、後述するように、割引
商品およびその割引額を有するデータであり、本発明に
係る個別クーポン券データに相当する。

【００２２】個別クーポン券発行機２３は、実際にクー
ポン券を発行する装置である。具体的には、個別クーポ
ン券発行機２３は、利用者１がＩＤカード１１を装荷し
た場合には、ＩＤカード１１から読み取った識別番号お
よびクーポンコードを要求する信号を、店舗端末２２を
介してデータ分析サーバ３１に送信する。そして、デー
タ分析サーバ３１から店舗端末２２を介してクーポンコ
ードを受信し、クーポンコードに基づいて個別クーポン
券を発行する。

【００２３】データ分析サーバ３１は、利用者１毎の店
舗２および仮想店舗４での購買履歴を分析し、割引商品
およびその割引額を決定し、クーポンコードを生成する
サーバ装置である。データ分析サーバ３１の構成につい
て、図４を参照して詳細に説明する。図４は、データ分
析サーバ３１の構成を示すブロック図である。データ分
析サーバ３１は、送受信部６１、購買履歴記憶手段とし
てのデータベース６２、検索部６３、および個別クーポ
ン券データ生成手段としての分析決定部６４を有する。

【００２４】送受信部６１は、通信ネットワーク４０を
介して店舗端末２２と実際に送受信を行う。また、送受
信部６１は、仮想店舗サーバ３２と送受信を行う。送受
信部６１は、店舗端末２２および仮想店舗サーバ３２か
ら商品コードおよび識別番号を受信した場合には、これ
をデータベース６２に出力する。また、送受信部６１
は、店舗端末２２から、識別番号およびクーポンコード
を要求する信号を受信した場合には、これを検索部６３
に出力する。また、送受信部６１は、検索部６３よりク
ーポンコードが入力された場合には、これを通信ネット
ワーク４０を介して店舗端末２２へ送信する。

【００２５】データベース６２は、利用者１の氏名、住
所、識別番号、店舗２での利用者１の購買履歴、仮想店
舗４での利用者１の購買履歴、およびクーポンコードを
関連づけて記憶しているデータベースである。データベ
ース６２は、本発明に係る第１の購買履歴および第２の
購買履歴を記憶する。データベース６２は、送受信部６
１より識別番号および商品コードが入力された場合に
は、記憶している購買履歴に商品コードを追加する。ま
た、データベース６２は、検索部６３により検索された
場合には、検索結果を検索部６３に出力する。また、デ
ータベース６２は、識別番号および購買履歴を分析決定
部６４に出力する。また、分析決定部６４より入力され
た識別番号およびクーポンコードを記憶する。

【００２６】検索部６３は、送受信部６１より入力され
た識別番号に基づいて、データベース６２から、識別番
号のクーポンコードを検索し、検索結果を送受信部６１
へ出力する。

【００２７】分析決定部６４は、データベース６２に記
憶されている利用者１毎の店舗２および仮想店舗４での
購買履歴に基づいて、利用者１が興味を示す商品および
その割引額を決定し、商品およびその割引額を有するク
ーポンコードを生成し、それをデータベース６２に出力
し、データを更新する。

【００２８】具体的には、例えば、購買履歴を解析し、
ＰＩＩ値を算出し、利用者１毎のクーポンデータを生成
する。ＰＩＩ値は、以下の数式（１）で定義される。

【００２９】

【数１】

【００３０】ここで、買上点数は、個々に商品１品１品
に着目した数である。ＰＰＩ（Personal PI ）値は、個
々の商品の継続購買の度合であるリピート購買率を表す
指標であり、その商品に繰り返し購買行動が起こってい
るか否かを明確にする値である。

【００３１】仮想店舗サーバ３２は、通信ネットワーク
４０を介して商品を販売するサービスを行うサーバ装置
である。仮想店舗サーバ３２は、仮想店舗４のＨＰ（ホ
ームページ）を開設し、利用者端末１０からの要求に応
じて商品の販売情報を提供し、商品の販売を行う。ま
た、仮想店舗サーバ３２は、利用者１の識別番号、およ
び利用者１が購入した商品の商品コードを、データ分析
サーバ３１に送信する。

【００３２】通信ネットワーク４０は、店舗端末２２と
データ分析サーバ３１を相互に通信可能に接続する任意
の通信ネットワークであり、本実施の形態においてはイ
ンターネットである。

【００３３】次に、このような構成のクーポン券発行シ
ステム１００の動作について、図５を参照してまとめて
説明する。

【００３４】ステップＳＴ１において、まず、利用者１
は、店舗２でＩＤカード１１を提示して商品を購入す
る。

【００３５】ステップＳＴ２において、ＰＯＳレジスタ
２１は、装荷されたＩＤカード１１から読み取った識別
番号と、利用者１が購入した商品の商品コードを店舗端
末２２に出力する。店舗端末２２は、識別番号および商
品コードを通信ネットワーク４０を介してデータ分析サ
ーバ３１へ送信する。

【００３６】ステップＳＴ３において、利用者１は、利
用者端末１０から通信ネットワーク４０を介して、仮想
店舗サーバ３２にアクセスし、仮想店舗４の商品を、識
別番号を開示して、購入する。

【００３７】ステップＳＴ４において、仮想店舗サーバ
３２は、識別番号および利用者１が購入した商品の商品
コードをデータ分析サーバ３１に送信する。

【００３８】ステップＳＴ５において、データ分析サー
バ３１は、店舗端末２２および仮想店舗サーバ３２か
ら、識別番号および商品コードを受信し、データベース
６２に識別番号およびそれに対応付けて商品コードを記
憶し、購買履歴を更新する。

【００３９】ステップＳＴ６において、データ分析サー
バ３１は、購買履歴に基づいて、クーポンコードを生成
し、データベース６２に記憶する。

【００４０】ステップＳＴ７において、利用者１が個別
クーポン券発行機２３にＩＤカード１１を装荷した場合
には、個別クーポン券発行機２３は、ＩＤカード１１か
ら読み取った識別番号と、クーポンコードを要求する信
号を店舗端末２２を介して、データ分析サーバ３１に送
信する。そして、データ分析サーバ３１は、データベー
ス６２から、受信した識別番号のクーポンデータを検索
し、その検索結果の識別番号およびクーポンデータを要
求元の店舗端末２２に送信する。

【００４１】ステップＳＴ８において、個別クーポン券
発行機２３は、識別番号およびクーポンデータを受信
し、個別クーポン券発行機２３に出力する。個別クーポ
ン券発行機２３は、識別番号およびクーポンデータに基
づいて、個別クーポン券１２を発行する。

【００４２】このように、クーポン券発行システム１０
０によれば、識別番号を用いて利用者１を個別に識別
し、店舗２および仮想店舗４での購買履歴を管理し、購
買履歴を分析することにより、利用者１毎の個別クーポ
ン券１２を発行することができる。その結果、利用者１
毎のニーズに応えることができる。また、クーポン券発
行システム１００によれば、店舗２および仮想店舗４で
の購買履歴に基づいて、利用者１毎に、個別クーポン券
１２を発行しているため、店舗２の来店頻度が上がる。
また、仮想店舗での購買頻度が上がる。また、継続して
商品を購入する利用者１が増える。

【００４３】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。例え
ば、本実施の形態では、個別クーポン券発行機２３は、
店舗端末２２を介してデータ分析サーバ３１とデータの
送受信を行っていたが、店舗端末２２を介さず直接にデ
ータ分析サーバ３１とデータの送受信を行ってもよい。

【００４４】また、本実施の形態では、個別クーポン券
発行機２３は、個別クーポン券１２を発行する端末であ
ったが、これに限られるものではない。例えば、個別ク
ーポン券発行機２３は、通信ネットワーク４０を介し
て、仮想店舗サーバ３２にアクセスし、オンラインショ
ッピングを行える機能を有してもよい。

【００４５】また、本実施の形態の通信ネットワーク４
０は、インターネットを用いたが、この形態に限られる
ものではない。例えば、専用回線を用いてもよい。

【００４６】また、例えば、本実施の形態のＩＤカード
１１は、磁気カード、ＩＣカード、バーコード付きカー
ド、リライトカード等を用いてもよい。

【００４７】また、例えば、本実施の形態のクーポン券
発行システム１００は、ポイントカードシステムと組み
合わせて運営してもよい。

【００４８】また、本実施の形態では、利用者１は、利
用者端末１０、ＩＤカード１１、および個別クーポン券
１２を用いてショッピングを行うという形態を示した
が、この形態に限られるものではない。図６は、本発明
の変形例を説明するための図である。この変形例では、
図６に示すように、個別クーポン券発行機２３の替わり
にモバイルサーバ２５を設け、利用者端末装置１０およ
びＩＤカード１１の替わりに利用者が携帯する携帯型情
報端末装置１３を設ける。

【００４９】モバイルサーバ２５は、店舗端末２２や、
通信ネットワーク４０を介してデータ分析サーバ３１と
接続し、たとえば、利用者を示す識別番号、商品コー
ド、クーポンデータ等の所定のデータを示す画像、具体
的には２次元バーコードを生成し、利用者１の携帯情報
端末装置１３に通信ネットワーク４０および無線式基地
局４１を介して送信する。

【００５０】携帯型情報端末装置１３は、通信ネットワ
ーク４０および無線式基地局を介してモバイルサーバ２
５から送信された２次元バーコードを受信し、表示部に
表示する。ＰＯＳレジ２１では図示のスキャナで２次元
バーコードを読み取り、読み取った所定のデータを店舗
端末２２に出力する。それ以外の構成要素については同
様であるので説明を省略する。また、モバイルサーバ２
５は、店舗２に設置されているように図示したがこの形
態に限られるものではない。たとえば本部３に設置して
もよいし、それ以外の場所に設置してもよい。

【００５１】上述したように、この変形例では、２次元
コード式のバーコードを用いることで、より多くのデー
タ、たとえば識別番号やクーポンデータ等を同時に扱う
ことができるという利点がある。また、モバイルサーバ
２５を設け、利用者１の携帯型情報端末装置１３に２次
元バーコードを表示させ、ＰＯＳレジのスキャナで読み
取ることにより、より簡単にシステムを構築することが
できる。

【００５２】

【発明の効果】このように、本発明のクーポン券発行装
置によれば、ネットワークを介した仮想店舗における購
買履歴、および実店舗での購買履歴に基づいて、利用者
毎の個別クーポン券を発行するクーポン券発行方法およ
びその装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の実施の形態のクーポン券発行
システムを説明する図である。

【図２】図２は、図１に示したクーポン券発行システム
のＩＤカードの表面を示す図である。

【図３】図３は、図１に示したクーポン券発行システム
の個別クーポン券を示す図である。

【図４】図４は、図１に示したクーポン券発行システム
のデータ分析サーバの構成を示す図である。

【図５】図５は、図１に示したクーポン券発行システム
のフローチャートである。

【図６】図６は、本発明に係るクーポン券発行システム
の変形例を説明する図である。

【符号の説明】

１…利用者、２…店舗、３…本部、４…仮想店舗、１０
…利用者端末、１１…ＩＤカード、１２…個別クーポン
券、１３…携帯型情報端末装置、２１…ＰＯＳレジス
タ、２２…店舗端末、２３…個別クーポン券発行機、２
５…モバイルサーバ、３１…データ分析サーバ、３２…
仮想店舗サーバ、４０…通信ネットワーク、４１…無線
式基地局、６１…送受信部、６２…データベース、６３
…検索部、６４…分析決定部、１００…クーポン券発行
システム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０７Ｇ 1/14 Ｇ０７Ｇ 1/14

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】利用者が購入した商品の購買履歴データに
   基づいて、クーポン券を発行するクーポン券発行方法で
   あって、 前記利用者がネットワークを介して仮想店舗で購入した
   商品の第１の購買履歴データ、前記利用者が実店舗で購
   入した商品の第２の購買履歴データ、および前記利用者
   の識別情報を対応づけて記憶する第１のステップと、 前記記憶している第１の購買履歴データ、第２の購買履
   歴データ、および前記識別情報に基づいて、利用者毎の
   個別クーポン券データを生成する第２のステップと、 前記生成した個別クーポン券データに基づいて、前記利
   用者に個別クーポン券を発行する第３のステップとを有
   するクーポン券発行方法。
2. 【請求項２】前記個別クーポン券データは、前記記憶し
   ている第１の購買履歴データ、第２の購買履歴データ、
   および前記識別情報に基づいて、前記利用者が興味を示
   す商品に対して割引を行うためのデータである請求項１
   に記載のクーポン券発行方法。
3. 【請求項３】前記第３のステップにおいては、前記利用
   者の識別情報を含み前記利用者が携帯する前記利用者毎
   の携帯型情報記憶媒体から、前記利用者の識別情報を読
   み取り、前記識別情報に対応する前記個別クーポン券デ
   ータに基づいて、前記利用者に個別クーポン券を発行す
   る請求項１に記載のクーポン券発行方法。
4. 【請求項４】利用者が購入した商品の購買履歴データに
   基づいて、クーポン券を発行するクーポン券発行装置で
   あって、 前記利用者がネットワークを介して仮想店舗で購入した
   商品の第１の購買履歴データ、前記利用者が実店舗で購
   入した商品の第２の購買履歴データ、および前記利用者
   の識別情報を対応づけて記憶する購買履歴記憶手段と、 前記記憶している第１の購買履歴データ、第２の購買履
   歴データ、および前記識別情報に基づいて、利用者毎の
   個別クーポン券データを生成する個別クーポン券データ
   生成手段と、 前記生成した個別クーポン券データに基づいて、前記利
   用者に個別クーポン券を発行する個別クーポン券発行手
   段とを有するクーポン券発行装置。
5. 【請求項５】前記個別クーポン券データ生成手段は、前
   記記憶している第１の購買履歴データ、第２の購買履歴
   データ、および前記識別情報に基づいて、前記利用者が
   興味を示す商品に対して割引を行う個別クーポン券デー
   タを生成する請求項４に記載のクーポン券発行装置。
6. 【請求項６】利用者が購入した商品の購買履歴データに
   基づいて、クーポン券を発行するクーポン券発行装置で
   あって、 利用者の識別情報を入力する入力手段と、 前記利用者がネットワークを介して仮想店舗で購入した
   商品の第１の購買履歴データ、前記利用者が実店舗で購
   入した商品の第２の購買履歴データ、および前記利用者
   の識別情報を対応づけて記憶し、個別クーポン券データ
   を生成する管理装置に、前記入力された識別情報を送信
   する送信手段と、 前記管理装置が送信した前記利用者の個別クーポン券デ
   ータを受信する受信手段と、 前記受信した個別クーポン券データに基づいて、前記利
   用者に個別クーポン券を発行する発行手段とを有するク
   ーポン券発行装置。
7. 【請求項７】利用者がネットワークを介して仮想店舗で
   購入した商品の第１の購買履歴データ、前記利用者が実
   店舗で購入した商品の第２の購買履歴データ、および前
   記利用者の識別情報を受信する受信手段と、 前記受信した前記利用者の第１の購買履歴データ、第２
   の購買履歴データ、および前記利用者の識別情報を関連
   づけて記憶する購買履歴記憶手段と、 前記記憶した第１の購買履歴データ、第２の購買履歴デ
   ータ、および前記利用者の識別情報に基づいて、前記利
   用者毎の個別クーポン券データを生成する個別クーポン
   券データ生成手段と、 前記生成した個別クーポン券データを送信する送信手段
   とを有するクーポン券発行装置。