JP2003022052A - 発光素子の駆動回路及び画像表示装置 - Google Patents

発光素子の駆動回路及び画像表示装置

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JP2003022052A
JP2003022052A JP2001209255A JP2001209255A JP2003022052A JP 2003022052 A JP2003022052 A JP 2003022052A JP 2001209255 A JP2001209255 A JP 2001209255A JP 2001209255 A JP2001209255 A JP 2001209255A JP 2003022052 A JP2003022052 A JP 2003022052A
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emitting element
light
drive circuit
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Yoshimitsu Tanaka
義光 田中
Hideharu Nakajima
英晴 中嶋
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造上のばらつきから均一な発光が難しい発
光素子であっても素子間のばらつきを有効に補正するよ
うな発光素子の駆動回路及び画像表示装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 画像表示装置の発光素子の駆動回路は、
複数の発光素子間の発光波長のばらつきを該発光素子に
供給する電流を制御することで補正する発光波長補正手
段と、前記複数の発光素子間の輝度のばらつきを補正す
る発光輝度補正手段を有し、これらの各補正手段によっ
て波長のばらつきと輝度のばらつきの双方を微調整によ
って解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光ダイオードなど
の発光素子を駆動して所要の表示を可能とさせる発光素
子の駆動回路及び複数の発光素子をマトリクス状に配列
した画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像を表示するためのディスプレイ装置
の1つとして、発光ダイオードをアレイ状に配列させた
構造の発光ダイオードアレイ型表示装置が知られてい
る。この発光ダイオードアレイ型表示装置は、一般に、
一画素を赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び
青色発光ダイオードの三色で構成し、このような各画素
を所定の間隔でマトリクス状に配列した上で、画像表示
を行うものである。
【0003】各発光ダイオードは通常、化合物半導体層
を基板上に積層して多層構造を形成し、所要の電極を形
成することで構成される。各発光ダイオードの発光波長
や輝度は、当該発光ダイオードの各層の膜厚、組成比、
結晶性などに応じてばらつきが発生することがあり、多
数の画素からなる発光ダイオードアレイ型表示装置では
素子間のばらつきを低減することが画質を向上させる条
件の1つとされる。
【0004】このような発光ダイオード間の素子のばら
つきを補正する装置として、例えば特開平9−2445
81号公報にはLED(発光ダイオード)表示画面が白っ
ぽくなるのを補正すると共に輝度むらを生じさせないよ
うにしたフルカラーLED表示装置についての記載があ
り、その中で映像情報補正手段はフレームメモリに保存
されたRGBデジタル情報を入力し、テレビジョン映像系
でのγ係数を逆補正すると共にLED表示画面でのRGBデー
タ輝度特性が線形になるように補正する。具体的には、
RGBデジタル情報に対応させて、テレビジョン映像系で
のγ係数を逆補正する補正係数と、LED表示画面でのRGB
データ輝度特性が線形になるように補正する補正係数と
を輝度情報に乗算している。
【0005】また、輝度に限らず、発光むらや色調むら
についての素子間のばらつきを補正する装置として、例
えば特開平7−28427号公報に記載されるLED平面
ディスプレイが知られており、各素子毎の補正係数記憶
手段(ROM)から点灯すべき素子に対応した補正係数が
読み出され、その補正係数に基づく処理から各素子の発
光強度が可変に制御されるようになっている。このよう
な補正を行うことにより、各素子のばらつきが補正さ
れ、均一な発光を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各公報に記載されるフルカラーLED表示装置やLED平面デ
ィスプレイでは、発光強度のばらつきを補正して発光む
ら、輝度むらを抑える構成となっており、製造上のばら
つきから各素子の発光波長がずれている場合などでは、
その有効な補正ができないでいる。
【0007】これに対して特開2000−155548
号公報に記載される表示装置においては、色度補正デー
タメモリに記憶された色度補正係数を利用して発光波長
(色度)のばらつきによって生ずる色むらを補正するよ
うに構成されているが、CIE色度図上での色の識別がし
にくい範囲で発光しているように見せかけて発光させる
ものであり、LEDの発光波長のばらつきを抑えるように
は機能するものの、本質的な発光波長自体を補正するよ
うには構成されていない。
【0008】そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑
み、製造上のばらつきから均一な発光が難しい発光素子
であっても素子間のばらつきを有効に補正するような発
光素子の駆動回路、及び画像表示装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の発光素子の駆動
回路は、同時に駆動される複数の発光素子を駆動する発
光素子の駆動回路において、前記複数の発光素子間の発
光波長のばらつきを該発光素子に供給する電流を制御す
ることで補正する発光波長補正手段と、前記複数の発光
素子間の輝度のばらつきを補正する発光輝度補正手段を
有することを特徴とする。
【0010】発光素子として発光ダイオードの如き半導
体発光素子を用いた場合、その発光素子に供給する電流
を変化させることで発光波長を微調整することができ
る。従って、本発明の発光素子の駆動回路の発光波長補
正手段によって発光素子に供給する電流を制御すること
で、発光波長の微調整が可能となり、素子間のばらつき
を補正した発光が各素子で行われる。発光輝度補正手段
は、素子間の輝度のばらつきを補正するものであり、例
えば時間軸方向での制御によって輝度のばらつきを補正
できるものである。
【0011】本発明の画像表示装置は、複数の発光素子
がマトリクス状に配列され、三発色光に対応する画素毎
に前記発光素子間のばらつきを補正する駆動回路が配設
されることを特徴とする。この画像表示装置において
は、前記駆動回路は前記複数の発光素子間の発光波長の
ばらつきを該発光素子に供給する電流を制御することで
補正する発光波長補正手段と、前記複数の発光素子間の
輝度のばらつきを補正する発光輝度補正手段を有する構
成とすることが可能である。
【0012】本発明の画像表示装置においては、各画素
ごとに素子間のばらつきを補正する駆動回路が設けられ
るため、例えば、素子に供給される電流量の微調整が画
素ごと更には素子ごとにも可能であり、駆動回路自体に
送られる信号はシリアル伝送のごとき、配線のパターン
の負担とならない伝送方法を選ぶことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。本実施形態は、RGB(赤、
緑、青)の3色の発光を行う3種の発光ダイオードによ
って1画素を構成し、このような画素をマトリクス状に
配列した構造を有する画像表示装置に関する。
【0014】図1は本実施形態の画像表示装置のブロッ
ク図である。画像表示装置10は、マトリクス状に配列
される画素部11を有する表示部12と、各画素部11
に電源を供給するための電源回路15と、各画素内の発
光素子の補正データを格納する読み出し専用記憶装置1
4と、各画素部11内の各発光素子に補正データを反映
したシリアル信号を供給するための信号処理回路13と
からなる。
【0015】各画素部11は、それぞれ赤色発光ダイオ
ードの樹脂パッケージ17R、緑色発光ダイオードの樹
脂パッケージ17G、及び青色発光ダイオードの樹脂パ
ッケージ17Bを並べた構成を有し、さらに駆動回路を
形成した素子としてアクティブ素子16Aが形成されて
いる。このような各樹脂パッケージ17R、17G、17
Bは、例えば、素子形成基板上に密に形成した後、転写
などによって離間し、その離間後に所要の比較的融点が
高い材質の合成樹脂材で周囲を包み込むことで形成され
る。
【0016】信号処理回路13は、外部からの映像入力
信号Vinに基づき表示部12の各画素を制御する信号を
出力するための回路である。この信号処理回路13に
は、各画素内の発光素子の補正データを格納する読み出
し専用記憶装置(ROM)14が接続されており、該読み
出し専用記憶装置(ROM)14から読み出されたデータ
によって信号処理回路13には輝度及び波長についての
補正が含まれた信号が信号処理回路13から出力され
る。この信号処理回路13からの出力信号は垂直方向の
各列ごとのデータ信号(DATA)、ラッチ回路のタイミン
グを与えるラッチ信号(LATCH)、及び回路動作のタイ
ミングを与えるクロック信号(CLOCK)とからなり、特
にデータ信号は垂直方向にシリアル伝送される。データ
信号の具体的な形式については、後述するが、波長のば
らつきを補正するデータと、輝度のばらつきを補正する
ためのデータとから構成される。波長のばらつきを補正
するデータは、発光ダイオードに供給される電流を微調
整するためのデータであり、輝度のばらつきを補正する
データは発光ダイオードに供給される電流の時間軸方向
で微調整するためのデータである。このような信号は表
示部12の各画素部11に供給され、各樹脂パッケージ
17R、17G、17B内に保持された各発光ダイオード
を駆動するのに用いられる。
【0017】電源回路15は各画素部11のアクティブ
素子16A、及び各樹脂パッケージ17R、17G、17
B内の各発光ダイオードに電源電圧Vcc、ダイオード用電
圧VL ED、及び接地電圧GNDを与えるための回路である。
これらの電源電圧Vcc、ダイオード用電圧VLED、及び接
地電圧GNDの各電圧は水平方向の配線によって供給され
ることになり、水平方向の一方向のみであるために配線
パターンは比較的に加工しやすい形状になる。
【0018】図2は一画素の平面レイアウトである1画
素内には、赤、青、緑の3色それぞれの発光源となる発
光ダイオードを内包した赤色発光樹脂パッケージ17
R、緑色発光樹脂パッケージ17G、青色発光樹脂パッケ
ージ17B、及びこれら発光ダイオードを駆動するため
の駆動トランジスタを有するアクティブ素子16Aが例
えば透明ガラス製のディスプレイ基板25上に配置され
ている。各樹脂パッケージ17R、17G、17Bが固定
される配列ピッチは、約200μm程度であり、一画素
のサイズは約600μm角程度である。また、ディスプ
レイ基板25には、これら樹脂パッケージ17R、17
G、17B内の各発光ダイオード及びアクティブ素子16
Aの配線を行うための配線パターンが予め形成されてい
る。配線パターンは、水平方向を長手方向とする電源電
圧(Vcc)線26、ダイオード用電圧(VLED)線27、
及び接地電圧(GND)線28と、垂直方向を長手方向と
するクロック(CLOCK)信号線29、データ(DATA)信
号線30、及びラッチ(LATCH)信号線31とからな
り、赤色発光樹脂パッケージ17R、緑色発光樹脂パッ
ケージ17G、青色発光樹脂パッケージ17B、及び各発
光ダイオードを駆動するための駆動トランジスタを有す
るアクティブ素子16Aは、これら配線パターンと接続
され、相互に電気的に接続されている。なお、データ信
号線30は、データ入力側とデータ出力側に分けられて
おり、接続部分としては一方のみ図示している。
【0019】ここで改めて各樹脂パッケージの構造を説
明すると、樹脂パッケージ32は、その模式的な平面図
を図3に示すように、樹脂製のチップ33のほぼ中央に
発光ダイオード34が埋め込まれてなるものである。そ
の大きさは、例えば160μm角、厚さ約40μm程度
である。また、チップ33の表面には、各樹脂パッケー
ジに含まれる発光ダイオード34に電流を流すための略
正方形の電極ランド35a、35bがチップ33の中心
に対してほぼ点対称となる位置に設けられている。
【0020】各樹脂パッケージは、上記の通りディスプ
レイ基板上に形成された配線パターンと接続されるが、
樹脂パッケージと配線パターンの接続状態の一例を図4
に示す。図4は、樹脂パッケージ32と配線パターンの
接続状態を示す断面図であり、樹脂パッケージ32や配
線パターン(ここでは電源電圧(Vcc)線26、ダイオ
ード用電圧(VLED)線27)は、例えば透明樹脂製の絶
縁層36、37を介してディスプレイ基板25上に積層
され、更に樹脂パッケージ32は透明樹脂製の絶縁層3
8に被覆され、絶縁層36、37の間は他の絶縁層43
が形成されている。また、絶縁層36、37、38に対
して鉛直方向にビアホールを開け、ここに導電性物質を
充填して層間接続用配線39、40を形成するととも
に、これら層間接続用配線39、40と接続される引き
出し配線41、42を配することにより、樹脂パッケー
ジ32の電極ランド35aはアクティブ素子16Aと、
電極ランド35bはダイオード用電圧(VLED)線27と
それぞれ電気的に接続されている。
【0021】図5は表示部の回路構成を示すブロック図
である。マトリクス状に画素部が配列されており、各画
素部の内部にはアクティブ素子51と、該アクティブ素
子51によって駆動される3つの発光ダイオード52
R、52G、52Bがアクティブ素子51に接続される。
アクティブ素子51はシリコンチップなどからなる集積
回路であるが、アクティブ素子51自体もパッケージ化
された後に転写されたものであっても良い。
【0022】図5の横方向である水平方向には、前述の
ように、水平方向を長手方向とする電源電圧(Vcc)線
53、ダイオード用電圧(VLED)線54、及び図示しな
い接地電圧(GND)線が延長されている。電源電圧線5
3はアクティブ素子51に給電するための電圧線であ
り、ダイオード用電圧線54は各発光ダイオード52
R、52G、52Bに給電するための電圧線である。図5
のブロック図では水平方向の1ラインで共通の電源電圧
線53とダイオード用電圧線54が使用されているが、
水平2ラインでそれぞれ共通の電源電圧線53とダイオ
ード用電圧線54を交互に形成すれば、電源電圧線53
とダイオード用電圧線54の配線本数を約半分にするこ
とができる。
【0023】図5の垂直方向では、クロック(CLOCK)
信号線55、データ(DATA)信号線56、及びラッチ
(LATCH)信号線57がそれぞれ延長されるように形成
されており、それぞれの信号線はシリアル伝送されるよ
うに設定されている。すなわち、赤色発光ダイオード5
2R、緑色発光ダイオード52G、青色発光ダイオード5
2Bのそれぞれは共通のデータ(DATA)信号線56の信
号を用いて発光動作する。例えば、水平ラインの数を1
71本とした場合では、171個の画素部が垂直方向に
並ぶことになる。
【0024】発光ダイオードは、本実施形態において
は、例えばGaN系の発光ダイオードであり、サファイア
基板上にバッファ層を介して形成したn型GaN層と、InG
aNなどからなる活性層と、該活性層上に形成されたp型
GaN層などからなる積層構造を有している。n型GaN層は
成長阻害膜を開口した窓からの選択成長によってピラミ
ッド形状に形成されるものであっても良く、特にS面を
傾斜面とするストライプ状や六角錐形状の成長層を有し
ていても良い。ここで簡単に、発光ダイオードに供給さ
れる電流Iとその発光波長λの関係について図6を参照
しながら説明する。
【0025】一般に、発光ダイオードは化合物半導体膜
を積層することによって形成され、その膜厚、組成比、
不純物濃度、結晶性などの種々の要因によってその発光
波長がばらついたり、輝度がばらついたりする。そこで
本実施形態においては、波長のばらつきを補正すると共
に輝度のばらつきも補正するが、特に発光波長の素子間
のばらつきを補正するために、本実施形態の発光素子の
駆動回路では、発光ダイオードに供給する電流を制御す
ることで補正する。図6のように、順電流に対して波長
特性は必ずしも一定ではなく、順電流Ifが増加するに
従って発光波長λが徐々に短波長側にシフトして行く。
従って、このような発光波長の電流依存性を利用するこ
とで、製造上の発光波長が短波長側にずれていた場合に
は、供給する電流を小さくすることで長波長側に戻すこ
とができ、同様に製造上の発光波長が長波長側にずれて
いた場合には、供給する電流を大きくすることで短波長
側に戻すことができる。
【0026】図7は1個のアクティブ素子の具体的な回
路構成であり、複数のレジスタ回路61と、複数のラッ
チ回路62と、三発光色に対応した定電流部63R、6
3G、63Bと、各発光色ごとの比較器部64R、64G、
64Bと、各比較器に参照用のデータを送るためのカウ
ンター回路65と主な構成要素としている。
【0027】複数のレジスタ回路61は、それぞれ1ビ
ット分のデータを保持する回路であり、全部で48個の
レジスタ回路61が直列に接続された構成を有する。こ
の48個のうち、入力側の16個(b00〜b15)が
青色発光ダイオード52B用のレジスタ回路61であ
り、出力側の16個(g00〜g15)が緑色発光ダイ
オード52G用のレジスタ回路61であり、これらの中
間に位置する16個(r00〜r15)が赤色発光ダイ
オード52R用のレジスタ回路61である。これらレジ
スタ回路61は直列に接続されている。各レジスタ回路
61にはクロック信号線55が接続されていて、当該ク
ロック信号線55を介して供給されるクロック信号(CL
OCK)に応じて直列接続された48個のレジスタ回路6
1中をデータ信号線56を介して供給されたデータ信号
(DATA)がシリアル伝送される。このような48個のレ
ジスタ回路61は、各画素部ごとにシフトレジスタを構
成し、垂直方向で隣接する画素部では直列に接続されて
いる。従って、例えば水平ライン数を171本とした場
合では、171個のシフトレジスタが直列接続された構
成となり、その間をデータがシリアル伝送されることに
なる。なお、青色発光ダイオード、赤色発光ダイオー
ド、緑色発光ダイオードの並べ方は任意であり、例えば
赤色発光ダイオード用の回路構成を画素の入力側や出力
側に配置しても良い。
【0028】ラッチ回路62は、前述のレジスタ回路6
1に対応して各レジスタ回路61毎に設けられており、
各画素部ごとに48個形成されている。ラッチ回路62
は、対応するレジスタ回路61の出力端子に当該ラッチ
回路62の入力端子が接続され、ラッチ信号(LATCH)
の立ち上がり若しくは立下りのタイミングで各レジスタ
回路61の出力レベルを保持し、その出力レベルを当該
ラッチ回路62の出力データとして次段の定電流部63
R、63G、63B及び比較器部64R、64G、64Bに送
るように構成されている。
【0029】定電流部63R、63G、63Bは、赤色発
光ダイオード52R、緑色発光ダイオード52G、青色発
光ダイオード52Bに電流を供給する回路であり、定電
流部63R、63G、63Bが赤色発光ダイオード52R、
緑色発光ダイオード52G、青色発光ダイオード52Bを
駆動する。定電流部63Bは青色発光ダイオード用の波
長補正データとしてレジスタ回路61のb12〜b15
までの4ビットをラッチ回路62を介して入力する。定
電流部63Rは赤色発光ダイオード用の波長補正データ
としてレジスタ回路61のr12〜r15までの4ビッ
トをラッチ回路62を介して入力する。定電流部63G
は緑色発光ダイオード用の波長補正データとしてレジス
タ回路61のg12〜g15までの4ビットをラッチ回
路62を介して入力する。特に、定電流部63R、63
G、63Bは、それぞれ各発光ダイオードの波長のばらつ
きを補正するようにその供給する電流量を微調整するこ
とができる。従って、赤色発光ダイオード52R、緑色
発光ダイオード52G、青色発光ダイオード52Bのそれ
ぞれが製造上のばらつきを伴っている場合でも、電流の
調整によって波長に関しばらつきを有効に補正すること
ができる。これら定電流部63R、63G、63Bの具体
的な構造例については後述する。
【0030】各発光色毎の比較器64R、64G、64B
は、パルス幅変調(PWM)方式で送られてくる輝度信号
を読み出すための回路であり、当該比較器64R、64
G、64Bの出力に基づき定電流部63R、63G、63B
を時間軸方向でオンオフ制御することで、輝度制御を行
い且つその輝度の補正も行う。比較器64Bは青色発光
ダイオード用の輝度データとしてレジスタ回路61のb
00〜b11までの12ビットをラッチ回路62を介し
て入力する。比較器64Rは赤色発光ダイオード用の輝
度データとしてレジスタ回路61のr00〜r11まで
の12ビットをラッチ回路62を介して入力する。比較
器64Gは緑色発光ダイオード用の輝度データとしてレ
ジスタ回路61のg00〜g11までの12ビットをラ
ッチ回路62を介して入力する。比較器64R、64G、
64Bは、参照用データとしてカウンター回路65から
のデータも入力する。カウンター回路65は各画素部で
1つ形成されており、カウンター回路65の出力c1〜
c12は、青色発光ダイオード用の比較器64B、赤色
発光ダイオード用の比較器64G、及び緑色発光ダイオ
ード用の比較器64Gで共通に入力されて使用される。
ここでカウンター回路65は、クロック信号(CLOCK)
とラッチ信号(LATCH)が入力するように構成されてお
り、ラッチ信号のパルス入力をトリガーして各比較器6
4R、64G、64Bに参照用データを送る。カウンター
回路65のパラレル出力c1〜c12を受けながら各発
光色毎の比較器64R、64G、64Bはパルス幅変調(P
WM)されたデータに基づき定電流部63R、63G、63
Bを時間軸方向でオンオフ制御する信号を対応する定電
流部63R、63G、63Bに送る。
【0031】図8は定電流部の回路構成を示す図であ
る。この定電流部は各色の定電流部63R、63G、63
Bで共通の構成とされる。定電流部はnpnバイポーラ
型のトランジスタ73とnpnバイポーラ型のトランジ
スタ71とがベース共通接続とされてカレントミラー回
路を構成する。このためトランジスタ73の電流量をト
ランジスタ71に反映させて、発光ダイオードの駆動電
流を調整させることができる。トランジスタ74はコレ
クタが端子85を介して供給される電源電圧Vccとさ
れ、エミッタがカレントミラー回路を構成するトランジ
スタ73、71のベースに共通に接続され、トランジス
タ74とトランジスタ73、71はダーリントン接続と
なる。
【0032】カレントミラー回路構成するトランジスタ
71は、そのコレクタが端子79を介して発光ダイオー
ド52R、52G、52Bの負極側に接続される。なお、
発光ダイオード52R、52G、52Bの正極側にはダイ
オード用電圧VLEDが供給される。この発光ダイオードの
駆動用トランジスタ71のエミッタ側にはスイッチとし
て機能するトランジスタ72がエミッタ接地で設けられ
ている。トランジスタ72のベースには、抵抗93を介
して接地されているが、抵抗94及び端子80を介して
比較器64R、64G、64Bからの比較器出力が付与さ
れる。比較器64R、64G、64Bからの出力は、パル
ス幅変調(PWM)されたデータに基づく出力であり、ト
ランジスタ72をオンオフ制御することで駆動用トラン
ジスタ71がオンオフ制御される。
【0033】もう一方のカレントミラー回路構成するト
ランジスタ73は、ベースがトランジスタ71のべース
と共通接続され、エミッタは端子86を介して接地電圧
GNDとされる。そして、このトランジスタ73のコレク
タには、電源電圧Vccとの間で並列に4つのpnpバイ
ポーラ型のトランジスタ75、76、77、78が接続
される。先ず、トランジスタ75のベースには、レジス
タ回路61及びラッチ回路62で保持された各色で第1
3番目のビットデータであるb12、r12、g12の
ビットのデータが入力する。トランジスタ76のベース
には、レジスタ回路61及びラッチ回路62で保持され
た各色で第14番目のビットデータであるb13、r1
3、g13のビットのデータが入力する。更にトランジ
スタ77のベースには、レジスタ回路61及びラッチ回
路62で保持された各色で第15番目のビットデータで
あるb14、r14、g14のビットのデータが入力す
る。最後にトランジスタ78のベースには、レジスタ回
路61及びラッチ回路62で保持された各色で第16番
目のビットデータであるb15、r15、g15のビッ
トのデータが入力する。
【0034】これらの第13〜第16番目のビットに
は、波長を補正するためのデータが含まれており、例え
ば通常は4つのうちの2つのトランジスタをオン状態と
し、トランジスタ74のベース側の電流経路も併用する
ことで作動させる。発光ダイオード52R、52G、52
Bの発光波長を短波長にシフトさせる場合には通常の2個
のトランジスタをオンする状態よりは多くのすなわち3
個若しくは4個のトランジスタをオン状態とすること
で、トランジスタ73を流れる電流を大きくし、カレン
トミラー動作するトランジスタ71の電流も大きくして
該トランジスタ71に接続される発光ダイオードを大き
な電流で駆動することで発光ダイオード52R、52G、
52Bの発光波長を短波長にシフトさせる。逆に、発光
ダイオード52R、52G、52Bの発光波長を長波長に
シフトさせる場合には通常の2個のトランジスタをオン
する状態よりは少ないすなわち0個若しくは1個のトラ
ンジスタをオン状態とすることで、トランジスタ73を
流れる電流を抑え、カレントミラー動作するトランジス
タ71の電流も小さくして該トランジスタ71に接続さ
れる発光ダイオードを小さな電流で駆動することで発光
ダイオード52R、52G、52Bの発光波長を長波長に
シフトさせる。並列に4つのpnpバイポーラ型のトラ
ンジスタ75、76、77、78は、それぞれ同じ特性
のトランジスタとすることが可能であるが、異なる利得
のトランジスタを組み合わせたものであっても良い。ト
ランジスタ75、76、77、78の各ベースは抵抗9
0を介して電源電圧Vccに接続され且つ抵抗91を介し
てレジスタ回路61及びラッチ回路62で保持された波
長補正データがビット毎にベースに入力する。
【0035】このような回路構成の定電流部は、並列接
続されるトランジスタ75、76、77、78の切り替
えによってトランジスタ73を流れる電流を制御でき、
従って、そのトランジスタ73に対してカレントミラー
接続されるトランジスタ71を流れる電流も制御できる
ことから、発光ダイオード52R、52G、52Bの波長
を流れる駆動電流の調整によって微調整できることにな
る。また同時に、発光ダイオード52R、52G、52B
の輝度調整も、トランジスタ72をオンオフ制御するこ
とで駆動用トランジスタ71がオンオフ制御されること
から、容易に行うことができ、トランジスタ72を輝度
補正情報を含む比較器64R、64G、64Bの出力で制
御することで発光ダイオード52R、52G、52Bの輝
度調整を有効に行われる。
【0036】図9はライン数を171本とした場合のデ
ータ信号(DATA)のシリアル伝送を説明するための図で
あり、図9中、横方向が時間軸方向とされる。図9の
(c)が全体のタイミングチャートであり、(c)の部
分には2フィールド分のデータブロックが図示されてい
る。(c)の下側のパルス信号はラッチ信号(LATCH)
若しくはパルス幅変調(PMW)信号であり、8クロック
分のLで示すパルスのタイミングで、全画素部での輝度
信号の読み出しが行われる。このパルスLのタイミング
が発光周期と対応することになり、フリッカーを除去す
る目的で発光周期はNTSC方式で120Hz、PAL方式で1
00Hzに設定される。
【0037】図9の(b)は1フィールド分のデータブ
ロックを示しており、全部で画素数が垂直方向に171
個であるため、データブロックの数はy000からy1
70の171個であり、これら171個のデータブロッ
クが図1の信号処理回路13からシリアル伝送されるデ
ータ信号線を介して各画素部に供給される。各データブ
ロックは次に説明するように48クロック分の長さを有
し、全部で171ブロックであるため、1フィールドは
8208クロックとなり、それが1/120秒、若しく
は1/100秒のサイクルで繰り返される。
【0038】図9の(a)は1ブロック内のデータを示
しており、1ブロックは48クロックの長さである。1
ブロック内で最初の16ビットは青色発光ダイオード用
のデータであり、b00からb11での12ビットで輝
度信号がPMW方式で供給され、続く4ビットのb12か
らb15までが定電流補正の信号である。同様に、最初
の16ビットに続く16ビットは赤色発光ダイオード用
のデータであり、r00からr11での12ビットで輝
度信号がPMW方式で供給され、続く4ビットのr12か
らr15までが定電流補正の信号である。更に最後の1
6ビットは緑色発光ダイオード用のデータであり、g0
0からg11での12ビットで輝度信号がPMW方式で供
給され、続く4ビットのg12からg15までが定電流
補正の信号である。
【0039】前述のように、4ビットの定電流補正の信
号b12〜b15、r12〜r15、g12〜g15
は、定電流部の並列接続されるトランジスタ75〜78
の制御に用いられ、発光ダイオード52R、52G、52
Bの波長を流れる駆動電流の調整によって、発光ダイオ
ードの発光波長が微調整されることになる。更に、PMW
方式で供給される輝度信号は、時間軸方向の微調整デー
タを含んだ信号であり、この信号によって定電流部の駆
動トランジスタのオンオフ制御ができ、確実な輝度制御
が可能である。
【0040】図10は定電流部の変形例を示す回路図で
ある。図10は、定電流部を構成するトランジスタを電
界効果型トランジスタとした場合の例を示す。図10に
示すように、それぞれ抵抗119、120、121、1
22がそれぞれドレインに接続された4つのpチャンネ
ル電界効果型トランジスタ101、102、103、1
04が並列接続するように設けられている。電界効果型
トランジスタ101のゲートには波長補正を行うための
ビットとして抵抗115を介してビットb12、r1
2、g12の信号が入力し、電界効果型トランジスタ1
02のゲートには波長補正を行うためのビットとして抵
抗116を介してビットb13、r13、g13の信号
が入力し、電界効果型トランジスタ103のゲートには
波長補正を行うためのビットとして抵抗117を介して
ビットb14、r14、g14の信号が入力し、電界効
果型トランジスタ104のゲートには波長補正を行うた
めのビットとして抵抗118を介してビットb15、r
15、g15の信号が入力する。なお、pチャンネル電
界効果型トランジスタ101、102、103、104
の各ゲートはそれぞれ抵抗111、112、113、1
14を介して電源電圧Vccにも接続されている。
【0041】nチャンネル電界効果型トランジスタ10
6、107はカレントミラー回路を構成する。これら電
界効果型トランジスタ106、107の共通接続された
ゲートには、ドレインが電源電圧Vccとされたnチャン
ネル電界効果型トランジスタ105のソースが接続さ
れ、該nチャンネル電界効果型トランジスタ105のゲ
ートは前記pチャンネル電界効果型トランジスタ10
1、102、103、104のドレインに接続される。
カレントミラー回路の参照側となるnチャンネル電界効
果型トランジスタ106のドレインは、前記pチャンネ
ル電界効果型トランジスタ101、102、103、1
04のドレインに接続されると共に抵抗123を介して
電源電圧Vccに接続され、及び該nチャンネル電界効果
型トランジスタ105のゲートにも接続する。従って、
nチャンネル電界効果型トランジスタ106を流れる電
流は、前記pチャンネル電界効果型トランジスタ10
1、102、103、104の内の波長補正用のビット
に対応した電流であり、この電界効果型トランジスタ1
06にカレントミラー接続される電界効果型トランジス
タ107は、信号b12〜b15、r12〜r15、g
12〜g15に含まれる波長補正データに忠実な発光ダ
イオード100用の駆動電流の修正を行うことができ
る。
【0042】駆動トランジスタであるnチャンネル電界
効果型トランジスタ107のソース側には、スイッチン
グ用のnチャンネル電界効果型トランジスタ108が接
地電圧GNDとの間に接続される。電界効果型トランジス
タ108のゲートには、比較器の出力が入力されパルス
幅変調信号に応じた輝度信号の補正を含む制御が行われ
る。
【0043】このように定電流部の回路構成をバイポー
ラ型ではなくMOS−FETのごとき電界効果型トランジスタ
にすることも可能であり、電界効果型トランジスタによ
って定電流部を構成した場合であっても波長の補正と輝
度の補正を行う発光ダイオードの制御が実現される。
【0044】図11は定電流部の更なる変形例であり、
デコーダー131に波長補正データとしての信号b12
〜b15、r12〜r15、g12〜g15が入力し、
このデコーダー131の出力は梯子状のスイッチ群SW1
〜SW16に送られ、これらスイッチ群SW1〜SW16の各
スイッチを選択的に閉開する。スイッチ群SW1〜SW16
の各スイッチは電源電圧側に抵抗R1〜R16を直列に接
続している。カレントミラー回路がベース共通接続され
たトランジスタ133、134によって構成され、ダー
リントン接続されるトランジスタ132も共通接続され
るベースに接続される。
【0045】このカレントミラー回路では、梯子状のス
イッチ群SW1〜SW16の選択的動作に応じた電流が参照
用のトランジスタ133を流れ、それと同じ駆動電流が
トランジスタ134を介して発光ダイオード100を流
れる。駆動用トランジスタ134のエミッタ側にはスイ
ッチ用のバイポーラトランジスタ135が配され、この
トランジスタ135のベースには抵抗R19を介して比
較器の出力すなわち輝度信号の補正を含む輝度信号が供
給される。なお、トランジスタ132、135のベース
は抵抗R17、R18を介して電源電圧Vccと接地電圧GND
がバイアスされる。
【0046】このように定電流部の波長調整側の構成を
デコーダー131とスイッチ群SW1〜SW16による構成
とすることもでき、このような回路構成であっても波長
の補正と輝度の補正を行う発光ダイオード100の制御
が実現される。
【0047】図12は定電流部の更なる変形例であり、
図11の定電流部と同様に、デコーダー131に波長補
正データとしての信号b12〜b15、r12〜r1
5、g12〜g15が入力し、このデコーダー131の
出力は梯子状のスイッチ群SW1〜SW16に送られ、これ
らスイッチ群SW1〜SW16の各スイッチを選択的に閉開
する。スイッチ群SW1〜SW16の各スイッチは電源電圧
側に抵抗R1〜R16を直列に接続している。カレントミ
ラー回路がゲート共通接続された電界効果型トランジス
タ143、144によって構成され、ダーリントン接続
されるトランジスタ142も共通接続されるゲートに接
続される。
【0048】このカレントミラー回路では、梯子状のス
イッチ群SW1〜SW16の選択的動作に応じた電流が参照
用のトランジスタ143を流れ、それと同じ駆動電流が
トランジスタ144を介して発光ダイオード100を流
れる。駆動用トランジスタ144のソース側にはスイッ
チ用のバイポーラトランジスタ145が配され、このト
ランジスタ145のゲートには抵抗R19を介して比較
器の出力すなわち輝度信号の補正を含む輝度信号が供給
される。なお、トランジスタ142、145のゲートは
抵抗R17、R18を介して電源電圧Vccと接地電圧GNDが
バイアスされる。
【0049】このように定電流部の波長調整側の構成を
デコーダー131とスイッチ群SW1〜SW16による構成
とすることもでき、さらに電界効果型トランジスタを用
いた回路構成であっても波長の補正と輝度の補正を行う
発光ダイオード100の制御が実現される。
【0050】図13乃至図18はそれぞれカレントミラ
ー回路の変形例である。図13乃至図18においては、
発光ダイオードD1と波長補正データの入力部は可変抵
抗Rrefとして表されている。
【0051】図13の回路は、電源電圧Vccと接地電圧G
NDの間の直列に発光ダイオードD1、発光ダイオードの
駆動トランジスタ202、及び抵抗204が接続され、
カレントミラー回路の参照側構成としてトランジスタ2
01と、該トランジスタ01のエミッタと接地電圧GND
との間に接続される抵抗203とを有している。トラン
ジスタ201のベースはコレクタに接続されると共にト
ランジスタ202のベースに接続される。この回路で
は、波長調整用のビットに応じて可変抵抗Rrefの抵抗
を変えることで、駆動トランジスタ202を流れる電流
値を調整できる。
【0052】図14の回路は、図13と同様の回路構成
であるが、エミッタ側の抵抗がない形で一対のトランジ
スタ205、206が設けられている。このような回路
構成においても、波長調整用のビットに応じて可変抵抗
Rrefの抵抗を変えることで、駆動トランジスタ206
を流れる電流値を調整できる。
【0053】図15の回路は、ベースが共通に接続され
る一対のトランジスタ208、209と、その共通接続
されるベースにエミッタが接続されるトランジスタ20
7とを有する。トランジスタ207は一対のトランジス
タ208、209に対してダーリントン接続となり、電
流増幅率を高めるように機能する。
【0054】図16の回路は、図15の回路構成を電界
効果型トランジスタで構成した例であり、ゲートが共通
に接続される一対のトランジスタ211、212と、そ
の共通接続されるゲートにドレインが接続されるトラン
ジスタ210とを有する。トランジスタ210は一対の
トランジスタ211、212に対してダーリントン接続
となり、電流増幅率を高めるように機能する。
【0055】図17の回路は、図14の回路の電源電圧
Vccと接地電圧GNDとの関係を置き換え、接地電圧GND側
に発光ダイオードD1や可変抵抗Rrefを形成したもので
ある。エミッタ側の抵抗がない形で一対のトランジスタ
213、214が設けられるが、本例において形成され
るのはpnp型バイポーラトランジスタである。
【0056】図18の回路は、図15の回路構成に、電
源電圧Vccと接地電圧GNDとの関係を置き換え、接地電圧
GND側に発光ダイオードD1や可変抵抗Rrefを形成したも
のである。ベースが共通に接続される一対のトランジス
タ215、216と、その共通接続されるベースにエミ
ッタが接続されるトランジスタ217とを有する。
【0057】以上のような各種のカレントミラー回路に
よっても定電流部の駆動トランジスタ部分を構成するこ
とができ、波長の補正と輝度の補正を行う発光ダイオー
ドの制御が実現される。
【0058】なお、上述の実施形態においては、データ
信号をシリアル伝送するものとして説明したが、パラレ
ル伝送にすることも可能であり、輝度信号についての変
調方式もパルス幅変調(PMW)信号に限らず、パルス周
波数変調信号、パルス位置変調信号、パルス数変調信
号、パルス符号変調信号、定差変調信号、又は差分パル
ス符号変調信号などの種々の信号を用いることができ
る。また、本実施形態では、表示装置を構成する素子を
発光ダイオードとしたが、レーザー素子やその他の発光
素子などを用いて表示装置を構成しても良い。また、本
実施形態では、発光素子のばらつきに関する情報がROM
に格納されて、表示のための信号ごとに信号処理回路か
らシリアル伝送されていくものとしているが、画素自体
に不揮発性記憶装置を設けて、その画素ごとに設けられ
た不揮発性記憶装置から波長や輝度に関する補正データ
を読み出すようにすることも可能である。また、本実施
形態ではデータ信号をシリアル伝送する方向を垂直方向
としているが、水平方向とすることも可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明の発光素子の駆動回路及び画像表
示装置によれば、発光素子を駆動する際に、発光波長の
補正情報を含んだ電流値での制御によって、発光素子の
駆動電流の微調整が可能であり、発光波長の均一化が可
能となる。また、同時に輝度信号についても時間軸方向
での微調整が可能であり、素子間のばらつきを有効に補
正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の一実施形態を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の画像表示装置の一実施形態の画素部の
平面図である。
【図3】本発明の画像表示装置の一実施形態の発光ダイ
オードを内包する樹脂パッケージの平面図である。
【図4】本発明の画像表示装置の一実施形態の画素部の
断面図である。
【図5】本発明の画像表示装置の一実施形態の表示部の
ブロック回路図である。
【図6】発光ダイオードの順電流と発光波長の関係を示
す特性図である。
【図7】本発明の画像表示装置の一実施形態のアクティ
ブ素子の回路構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の画像表示装置の一実施形態の定電流部
の構成を示す回路図である。
【図9】本発明の画像表示装置の一実施形態に供給され
る信号のフォーマットを示す図である。
【図10】本発明の画像表示装置の一実施形態における
定電流部の変形例を示す回路図である。
【図11】本発明の画像表示装置の一実施形態における
定電流部の他の変形例を示す回路図である。
【図12】本発明の画像表示装置の一実施形態における
定電流部の更に他の変形例を示す回路図である。
【図13】本発明の画像表示装置の一実施形態における
カレントミラー回路の変形例を示す回路図である。
【図14】本発明の画像表示装置の一実施形態における
カレントミラー回路の他の変形例を示す回路図である。
【図15】本発明の画像表示装置の一実施形態における
カレントミラー回路の更に他の変形例を示す回路図であ
る。
【図16】本発明の画像表示装置の一実施形態における
カレントミラー回路のまた更に他の変形例を示す回路図
である。
【図17】本発明の画像表示装置の一実施形態における
カレントミラー回路の他の変形例を示す回路図である。
【図18】本発明の画像表示装置の一実施形態における
カレントミラー回路のまた更に他の変形例を示す回路図
である。
【符号の説明】
10 画像表示装置 11 画素部 12 表示部 13 信号処理回路 14 ROM 15 電源回路 16A、51 アクティブ素子 17R、17G、17B 樹脂パッケージ 52R、52G、52B 発光ダイオード 61 レジスタ回路 62 ラッチ回路 63R、63G、63B 定電流部 64R、64G、64B 比較器 65 カウンター回路 71、72、73、74、75、76、77、78 ト
ランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 G09G 3/20 641D 642 642B H01L 33/00 H01L 33/00 J Fターム(参考) 5C080 AA07 BB05 CC03 DD05 EE28 FF11 HH14 JJ02 JJ03 JJ05 JJ06 5F041 AA10 BB06 BB13 BB22 BB26 BB27 BB33 FF06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時に駆動される複数の発光素子を駆動
    する発光素子の駆動回路において、前記複数の発光素子
    間の発光波長のばらつきを該発光素子に供給する電流を
    制御することで補正する発光波長補正手段と、前記複数
    の発光素子間の輝度のばらつきを補正する発光輝度補正
    手段を有することを特徴とする発光素子の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記発光波長補正手段は駆動される発光
    素子毎に設けられたカレントミラー回路を有し、該カレ
    ントミラー回路によって該発光素子を流れる電流を調整
    することを特徴とする請求項1記載の発光素子の駆動回
    路。
  3. 【請求項3】 前記カレントミラー回路の参照側を流れ
    る電流は、並列接続された複数の能動素子を流れる電流
    の制御によって制御されることを特徴とする請求項2記
    載の発光素子の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記発光輝度補正手段は駆動される発光
    素子に電流を供給する定電流回路を有し、該定電流回路
    のスイッチング素子のオンオフを制御することを特徴と
    する請求項1記載の発光素子の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記発光輝度補正手段に供給される制御
    信号はパルス変調信号であることを特徴とする請求項4
    記載の発光素子の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記パルス変調信号はパルス幅変調信
    号、パルス周波数変調信号、パルス位置変調信号、パル
    ス数変調信号、パルス符号変調信号、定差変調信号、又
    は差分パルス符号変調信号のいずれかであることを特徴
    とする請求項5記載の発光素子の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記パルス変調信号は比較回路を用いて
    読み出されるパルス幅変調信号であることを特徴とする
    請求項5記載の発光素子の駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記発光素子は発光ダイオードであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の発光素子の駆動回路。
  9. 【請求項9】 複数の発光素子がマトリクス状に配列さ
    れ、三発色光に対応する画素毎に前記発光素子間のばら
    つきを補正する駆動回路が配設されることを特徴とする
    画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動回路は前記複数の発光素子間
    の発光波長のばらつきを該発光素子に供給する電流を制
    御することで補正する発光波長補正手段と、前記複数の
    発光素子間の輝度のばらつきを補正する発光輝度補正手
    段を有することを特徴とする請求項9記載の画像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記駆動回路に供給される信号は前記
    発光輝度補正手段に供給される輝度補正信号と、前記発
    光波長補正手段に供給される定電流補正信号とからなる
    ことを特徴とする請求項10記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動回路に供給される信号は、行
    方向若しくは列方向にシリアル伝送されることを特徴と
    する請求項9記載の画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記駆動回路は各画素毎の1チップ構
    成とされることを特徴とする請求項9記載の画像表示装
    置。
  14. 【請求項14】 前記発光素子は樹脂パッケージに保持
    されて装置基板上に転写されたものであることを特徴と
    する請求項9記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記駆動回路は各発光素子毎に配設さ
    れることを特徴とする請求項9記載の画像表示装置。
  16. 【請求項16】 前記発光素子は発光ダイオードである
    ことを特徴とする請求項9記載の画像表示装置。
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