JP2006258939A - 光変調装置、光変調システム、および光変調装置の校正方法 - Google Patents

光変調装置、光変調システム、および光変調装置の校正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 共振器長がばらついても、安定な共振波長の得られる光変調装置を提供する。
【解決手段】 光変調装置において、共振器16は、印可する電圧に応じて屈折率が変化する光変調膜34が反射層に挟設されるファブリーペロー型の共振器構造を有する共振器
である。制御部12は、共振器16に制御電圧を印加することにより、共振器16に入射した光を変調して出射せしめる。バイアス部14は、共振器16の共振波長を調整するためのバイアス電圧を、共振器16に印加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、共振器構造を有する光変調装置に関する。
近年、大容量の記録方式として、ホログラムの原理を利用したデジタル情報記録システムが知られている(たとえば特許文献1)。
ホログラム記録装置の空間光変調器の材料としては、たとえばチタン酸ジルコン酸ランタン鉛(以下、PLZTという)等の電気光学効果を有するものを用いることができる。PLZTは、(Pb1-yLay)(Zr1-xTix)O3の組成を有する透明セラミックスである。電気光学効果とは、物質に電界を印加するとその物質に分極が生じ屈折率が変化する現象をいう。電気光学効果を利用すると、印加電圧をオン、オフすることにより光の位相を切り替えることができる。そのため、電気光学効果を有する光変調材料を空間光変調器等の光シャッターに適用することができる。
こうした光シャッター等の素子への適用においては、従来、バルクのPLZTが広く利用されてきた(特許文献2)。しかし、バルクPLZTを用いた光シャッターは、微細化、集積化の要請や、動作電圧の低減や低コスト化の要請に応えることは困難である。また、バルク法は、原料となる金属酸化物を混合した後、1000℃以上の高温で処理する工程を含むため、素子形成プロセスに適用した場合、材料の選択や素子構造等に多くの制約が加わることとなる。
こうしたことから、バルクPLZTに代え、基材上に形成した薄膜のPLZTを光制御素子へ応用する試みが検討されている。特許文献3には、ガラス等の透明基板上にPLZT膜を形成し、その上に櫛形電極を設けた表示装置が記載されている。この表示装置は、PLZT膜が形成された表示基板の両面に偏光板が設けられた構成を有する。ここで、各画素の電極端子部が外部の駆動回路と接続されることにより、所望の画素が駆動され、表示基板の一面側に設けられた光源からの透過光により所望の表示をすることができるようになっている。
特開2002−297008号公報 特開平5−257103号公報 特開平7−146657号公報
本発明者は、薄膜のPLZTを光制御素子へ応用する例として、PLZT膜を光変調膜とし、この光変調膜の両面に反射層を設けたファブリーペロー型の共振器構造を有する光変調装置について検討を行った。この光変調装置は、光変調膜と、それを挟むようにして設けられた2枚の反射層を備え、光変調膜に印加する電界によりその屈折率を変化させ、光変調装置の共振波長をシフトさせることにより光を制御するものである。
ファブリーペロー型共振器において、その共振波長λmは、
λm=(2ntcosθ)/m …(式1)
で与えられる。ここで、mは次数、nは共振器内部の屈折率、tは共振器長、θは共振器内部のレーザ光の入射角を表す。ここでは、光変調膜の膜厚が共振器長tに相当する。
共振波長λmは、共振器長tに比例するため、光変調膜の膜厚がばらつくと、共振波長がばらついてしまうことになる。すなわち、共振波長λmの再現性を得るには、光変調膜の膜厚tについては非常に高い精度が要求される。
ここで、光変調膜の厚み方向に電界を印加する場合、十分な電界を得るためには電圧との関係からその膜厚を1μm程度まで薄くする必要がある。しかしながら、このような薄いPLZT膜の膜厚を1%程度の高い精度で形成することは困難である。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は共振器長がばらついても、安定な共振波長の得られる光変調装置の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光変調装置は、印可する電圧に応じて屈折率が変化する光変調膜が反射層に挟設されたファブリーペロー型の共振器構造を有する共振器と、共振器に制御電圧を印加することにより、共振器に入射した光を変調して出射せしめる制御部と、共振器の共振波長を調整するためのバイアス電圧を、共振器に印加するバイアス部と、を備える。
この態様によると、バイアス電圧を変化させることにより、共振器の共振波長をシフトさせることができるため、共振波長を調整することができる。
光変調装置は、少なくとも共振器と制御部を複数組備えてもよい。たとえば、共振器をマトリクス状に配置することによって、空間光変調装置を構成することができる。
光変調膜は、印可した電界の2乗に比例して屈折率が変化する電気光学材料であってもよい。電気光学材料は、チタン酸ジルコン酸鉛またはチタン酸ジルコン酸ランタン鉛であってもよい。
光変調膜は、印可した電界に比例して屈折率が変化する電気光学材料であり、バイアス部は、正負いずれかのバイアス電圧を生成してもよい。電気光学材料は、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸ストロンチウムバリウムのいずれかであってもよい。
共振器は、基板と、前記基板上に設けられた第1の反射層と、前記第1の反射層上に設けられ印可した電界により屈折率が制御可能な光変調膜と、前記光変調膜上に設けられた第2の反射層と、前記光変調膜に電界を印可する電極対と、を備えてもよい。
光変調装置は、バイアス部で生成されるバイアス電圧を調整する調整回路をさらに備えてもよい。この場合、バイアス電圧を調整することによって、共振器の共振波長を好適な値に調整することができる。
光変調装置は、半導体集積回路装置として1チップ化されていてもよい。また、バイアス電圧を調整するよう指示する信号を入力するための端子を備えてもよい。この場合、光変調装置を小型化することができ、光検出素子を用いてバイアス電圧のフィードバック制御を行うことができる。
本発明の別の態様は、光変調装置の校正方法である。この方法は、印可する電圧に応じて屈折率が変化する光変調膜が反射層に挟設されたファブリーペロー型の共振器構造を有する共振器と、共振器に制御電圧を印加することにより、共振器に入射した光を変調して出射せしめる制御部と、共振器の共振波長を調整するためのバイアス電圧を、共振器に印加するバイアス部と、を備える光変調装置の校正方法であって、共振器に電圧を印加しない状態で共振器から出射される光の強度を測定し、この光の強度に応じてバイアス電圧を設定する。
この態様によると、共振器の共振波長がばらついていた場合であっても、共振波長を高精度に校正することができる。
本発明のさらに別の態様は、光変調システムである。この光変調システムは、光変調装置と、当該光変調装置に光を照射する発光部と、当該光変調装置から出射される光を受ける受光部と、を備える。この態様によると、たとえばホログラム記録装置や表示装置を実現することができる。
本発明に係る光変調装置によれば、共振器長がばらついても、安定な共振波長を得ることができる。
本実施の形態に係る光変調装置の概要を説明する。この光変調装置は、外部からの電圧印加によって反射率が変化する光変調装置である。この光変調装置は、ファブリーペロー型の共振器構造を有し、電界の印可に応じて屈折率の変化する光変調膜と、この光変調膜を挟むようにして形成される2層の反射層を備える。光変調装置にレーザ光を入射した状態で、制御信号を与えると、光変調装置の反射率を変化させることができ、反射されるレーザ光の強度を制御することができる。光変調装置により反射されたレーザ光は、反射率に比例した強度を有するため、この反射光を記録媒体あるいは光検出素子等により記録、検出することによりさまざまなアプリケーションに利用することができる。
図1は、本実施の形態に係る光変調装置の構成を示す図である。光変調装置10は、制御部12と、バイアス部14と、共振器16とを備える。図1に示す共振器16は、共振器16の断面図である。共振器16は、基板30、第1反射層32、光変調膜34、透明電極36、第2反射層40を含む。
共振器16は、基板30上に形成される。この基板30の材料としては、表面が平坦なガラス、シリコンなどを好適に用いることができる。たとえばシリコンからなる基板30であれば、基板上にスイッチング素子を設け、その上に共振器16を形成してもよい。
基板30上には、第1反射層32が形成される。第1反射層32の材料としては、たとえばPtなどの金属材料を好適に用いることができる。第1反射層32の厚みは、200nm程度とする。本実施の形態において、第1反射層32はPtで形成され、この第1反射層32は、後述するように光変調膜34に電界を印加する電極としても機能する。第1反射層32をPtで形成した場合、第1反射層32の反射率は50%から80%程度となる。
第1反射層32の上面には光変調膜34が設けられる。この光変調膜34の材料としては、印加した電界に応じて屈折率が変化する固体の電気光学材料を選択する。このような電気光学材料としては、PLZT、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、LiNbO、GaA−MQW、SBN((Sr,Ba)Nb)等を用いることができるが、特にPLZTが好適に用いられる。光変調膜34の膜厚tは、入射光の入射角および波長に応じて決定され、たとえば入射光を650nm付近の赤色光とした場合、500nmから1500nmの範囲で形成するのが望ましい。後述のように、光変調膜34に印加される電界は、厚み方向に印加されるため、膜厚が1500nm以上であると、十分な屈折率変化を得るための電界を印加することが困難となる。また、膜厚が500nm以下であると、十分な光学膜厚変化Δntが得られない。
光変調膜34の上面には、透明電極36が設けられる。透明電極36は、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO、IrOなどにより形成することができる。透明電極36をITOやZnOで形成した場合、その厚みは100nm〜150nm程度とする。IrOで形成する場合には、膜厚をより薄く、たとえば50nm程度とすることが望ましい。この透明電極36は、抵抗値と透過率がトレードオフの関係となるため、その厚みは実験的に定めてもよい。
透明電極36の上面には、第2反射層40が形成される。この第2反射層40は、誘電体多層膜によって形成され、屈折率の異なる第1誘電体膜42、第2誘電体膜44が交互に積層される。第1誘電体膜42、第2誘電体膜44の材料の組み合わせとしては、SiO(n=1.48)、Si(n=2.0)を用いることができる。
誘電体多層膜をシリコン酸化膜およびシリコン窒化膜で形成する場合、シリコン半導体集積回路の製造プロセスおよび製造装置をそのまま使用することができる。
誘電体多層膜は、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成することができる。SiO膜は、TEOS、O雰囲気中で温度200℃の条件で成長させ、Si膜は、SiH、NH雰囲気中で温度200℃の条件で好適に成長させることができる。また、誘電体多層膜は、イオンビームスパッタ法により形成してもよい。
第1誘電体膜42、第2誘電体膜44のそれぞれの膜厚t1、t2は、共振器16に入射する光の波長の1/4となるように設計する。すなわち、共振器16に入射する光の波長をλ、誘電体膜の屈折率をnとすると、各誘電体膜1層分の膜厚tは、t=λ/(n×4)となるように調節する。
たとえば、光変調装置10に波長λ=633nmの赤色のレーザ光が用いられる場合には、第1誘電体膜42の膜厚t1は、その材料としてSiO(n=1.48)とした場合、t1=633/(4×1.48)=106nm程度とする。また、第2誘電体膜44の膜厚t2は、材料としてSi(n=2.0)を用いた場合、t2=633/(4×2)=79nm程度とする。第2反射層40を構成する誘電体膜の膜厚t1、t2は、必ずしも厳密にλ/4に設計されている必要はない。
誘電体膜の材料としてはシリコン窒化膜に替えて、TiO(n=2.2)を用いてもよい。この場合、第2誘電体膜44の膜厚t2は、t2=633/(4×2.2)=72nm程度とする。
図1において、光変調膜34から第2反射層40に入射する光の反射率R2は、光変調膜34から第1反射層32に入射する光の反射率R1と等しくなるように設計する。反射率R1は、第1反射層32に用いる金属材料によって定まり、Ptを選択する場合、50〜80%となる。
従ってこのとき、反射率R2も50〜80%となるように設計する。第2反射層40の反射率R2は、第1誘電体膜42、第2誘電体膜44の材料および膜厚によって調節することができる。本実施の形態においては、図1に示すように、第2反射層40は、第1誘電体膜42および第2誘電体膜44をそれぞれ3層づつ交互に積層している。第2反射層40において、第1誘電体膜42、第2誘電体膜44を積層する順番は逆であってもよい。また、反射率R2を微調節するために、第3の誘電体膜をさらに積層してもよい。
第2反射層40は、金属薄膜で形成されるハーフミラーとしてもよい。この場合、誘電体多層膜を形成する場合に比べて製造工程を簡易化することができる。
本実施の形態においては、透明電極36と第1反射層32とが電極対を形成する。図1に示すように、透明電極36は制御部12に接続され、制御電圧が印可される。
制御部12は、光変調装置10に入射した光を変調して出射せしめる制御電圧Vcntを生成し、出力する機能を有する。制御電圧Vcntは、ハイレベルVHまたはローレベルVLの2値をとる信号である。
バイアス部14は、共振器16の共振波長を調整するためのバイアス電圧Vbを生成し、出力する。制御電圧Vcntは、バイアス部14によってバイアス電圧Vbが重畳され、透明電極36に印可される。バイアス部14の構成およびバイアス電圧Vbの設定方法については後述する。第1反射層32は、たとえば接地電位とされる。
以上のように構成された光変調装置10の動作について説明する。図2は、光変調装置10の動作状態を模式的に示す。同図において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付している。また、簡略化のため、透明電極36などの構成要素は省略している。
共振器16の上方から、強度Iinのレーザ光が入射される。共振器16の第1反射層32、光変調膜34、第2反射層40は、ファブリーペロー型の共振器を構成し、入射された光の一部が閉じこめられ、その一部が反射される。入射するレーザ光の強度をIinとし、共振器16によって反射されるレーザ光の強度をIoutとするとき、共振器16の反射率Rは、R=Iout/Iinで定義される。
図3は、共振器16に入射する光の波長λと反射率Rの関係を示す図である。第1反射層32、光変調膜34、第2反射層40により構成されるファブリーペロー型の共振器は、式1で表される共振波長λmを有する。ここで、nは光変調膜34の屈折率、tは光変調膜34の膜厚、θは、光変調膜34におけるレーザ光の入射角である。図3に示すように、共振器16の反射率Rは、共振波長λmにおいて最小値をとる。なお、入射角がゼロとなるように、θ=0°としてもよい。
上述のように、光変調膜34の屈折率nは、電極対に印加される電界Eに依存する。光変調膜34としてPLZTを用いた場合、光変調膜34の屈折率nの変化量Δnと、印加される電界Eとの間には、
Δn=1/2×(n)×R×E …(式2)
の関係が成り立つ。ここでRは電気光学定数(カー定数)である。
図3に示す(I)は、共振器16に電圧を印可しない場合の反射特性である。このとき、共振器16の共振波長はλm1である。共振器16に電圧を印可すると、光変調膜34の屈折率が変化し、共振波長がλm1からλm2にシフトする。λm2はλm1より大きい値である。このときの反射特性を図3に(II)で示す。
いま、共振器16に入射するレーザ光の波長が、共振波長と等しいλm1であった場合、共振器16に電圧を印可すると、共振波長がλm1からλm2にシフトすることにより、共振器16の反射率RはRm1からRm2に変化する。
ここで、電圧を印加しない場合の反射率Roffと、電圧を印加した場合の反射率Ronの比Ron/Roffをオンオフ比と定義する。入射光の強度Iinが一定のとき、反射光の強度Ioutは、反射率に比例する。したがって、オンオフ比が大きい方が反射光の強度Ioutをより精度良く制御できることになる。
電圧を印可しない場合の共振器16の共振波長λm1と、レーザ光の波長が等しい場合にRoffが最小となるので、オンオフ比を高くとることができる。よって、共振器16は、電圧を印可しない場合の共振波長λmが、入射するレーザ光の波長と等しくなるように形成されることが好ましい。
しかし、共振器16の共振波長λmは、上述したように、式1で与えられるため、光変調膜34の膜厚tに比例する。共振波長λmは、膜厚tに比例するので、膜厚tが1%ばらつくと共振波長λmも1%ばらつくことになる。また、光変調膜34の屈折率nもばらつく場合があり、その結果として共振波長λmがばらつくことも考えられる。共振波長λmのばらつきの結果として、オンオフ比が低下してしまう。
上述したように、共振波長λmは、共振器16に電圧を印可することによって変化させることができる。よって、共振器16の共振波長λmのばらつきを校正するためには、制御電圧VcntがローレベルVLのときの共振波長λmがレーザ光の波長と等しくなるように、共振器16に印可する電圧を調整すればよい。
そこで、本実施の形態に係る光変調装置10においては、制御部12とは別にバイアス部14を設け、制御電圧Vcntにバイアス電圧Vbを重畳することによって、共振波長λmの校正を行う。以下において、バイアス部14の構成およびバイアス電圧Vbの設定方法について説明する。
図4は、バイアス電圧Vbを調整可能な光変調装置10の構成を示す図である。同図において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付している。また、簡略化のため、第2反射層40などの構成要素は省略している。
図4に示すバイアス部14は、バイアス電圧Vbを生成する定電圧回路である。バイアス部14は、可変抵抗45と、抵抗46と、定電圧ダイオード48と、オペアンプ49と、トランジスタ50とを備える。
バイアス部14に電源電圧を供給すると、バイアス部14の出力端子52には、バイアス電圧Vb=Vz(1+R1/R2)が出力される。R1は可変抵抗45の抵抗値、R2は抵抗46の抵抗値、Vzは定電圧ダイオード48のツェナー電圧である。バイアス電圧Vbは、電源電圧の値によらない定電圧であり、可変抵抗45の抵抗値を変化させることによって調整可能である。
制御電圧Vcntに重畳する好適なバイアス電圧Vbの値は、光変調膜34の膜厚tを測定することにより求めることができる。ファブリーペロー型共振器の共振波長λmは、式1で与えられる。よって、光変調膜34の膜厚tが分かれば共振器の共振波長λmは求めることができる。共振波長λmと共振波長の目標値との差Δλから、共振波長λmを目標値にシフトするのに必要な光変調膜34の変化量Δnが求まる。光変調膜34の屈折率nの変化量Δnと、印加される電界Eとの間には、式2の関係が成り立つので、共振波長λmを目標値にシフトさせるのに必要な電界Eを求めることができる。電界と電圧は、E=V/tの関係があるので、共振器16に印可する好適なバイアス電圧Vbの値を求めることができる。
このように、本実施の形態に係る光変調装置10によれば、共振器16の光変調膜34の膜厚tがばらついていた場合でも、バイアス部14の可変抵抗45を調整することにより、制御電圧Vcntに好適なバイアス電圧Vbを重畳することができ、共振波長λmを校正することができる。
従来においては、光変調膜34をPLZTなどで形成する場合において、その膜厚tや屈折率nを安定に製造するためには、高価な製造装置が必要となるためコスト高になるという問題があったが、上述のように光変調装置10にバイアス電圧調整手段を設けることにより、簡易に共振波長λmを校正することができ、光変調装置10の歩留まりを向上することができる。
上述したように、共振器16に電圧を印可した場合、共振器16の共振波長λmは、大きくなる方向にシフトする。また、ファブリーペロー型共振器において、共振波長λmは、式1で与えられるので、膜厚tが厚くなると共振波長λmは大きくなり、膜厚tが薄くなると共振波長λmは小さくなる。したがって、本実施の形態に係る光変調装置10においては、膜厚のばらつきを好適に校正するために、目標とする共振波長λmになる膜厚tよりも薄く膜厚を形成するとよい。
図4に示すバイアス部14は、定電圧回路の一例であり、バイアス電圧Vbは、他の定電圧回路や、レギュレータを用いて生成してもよい。また、バイアス電圧Vbの設定は、制御電圧VcntがローレベルVLの状態で、共振器16にレーザ光を入射し、反射光の強度をモニタしながら可変抵抗45を調節することによって行ってもよい。このとき、反射光の強度が最小値となるべく可変抵抗45を調節する。この場合、高精度に共振波長λmの校正を行うことが可能である。
バイアス電圧Vbは、自動制御により設定してもよい。バイアス電圧Vbの自動制御を行った場合、光変調膜34の特性が経時的に変化した場合や、入射するレーザ光の波長が変化した場合であっても、好適な共振波長λmに制御することができる。たとえば、PLZTなどの強誘電体は、同一方向の電圧を印可し続けることにより、強誘電体に発生する分極量がメモリされるインプリント現象を有することが知られている。
図5は、バイアス電圧Vbを自動制御により設定する光変調装置10の構成を示す図である。図5に示すバイアス部14は、A/D変換部54と、CPUメモリ部56と、D/A変換部58とを備える。
図5に示す光変調装置10の動作について説明する。図5の光変調装置10は、共振器16から反射する光の強度をモニタし、フィードバック制御を行うことによってバイアス電圧Vbを調整する。
レーザ光源62から共振器16に照射され、反射された光は、ホトダイオードや、CCDなどの光検出素子64によって電気信号に変換される。光検出素子64は、共振器16から反射されたレーザ光を検出可能な位置に設けられる。たとえば、図示しないビームスプリッタにより、反射光を分岐させて、光検出素子64に入射させてもよい。
光検出素子64によって生成された電気信号は、入力端子51からバイアス部14に入力される。電気信号は、A/D変換部54によってデジタル値に変換され、CPUメモリ部56に取り込まれる。CPUメモリ部56は、光検出素子64で検出される光の強度が最小になるべく、バイアス電圧Vbを制御する。CPUメモリ部56から出力された信号は、D/A変換部58によってアナログ値に変換され、出力端子52にバイアス電圧Vbを出力する。
バイアス電圧Vbの自動制御を行うことによって、共振器16の共振波長λmを常にレーザ光源62の波長と等しい値に制御することができる。
図5に示すバイアス部14は、図1に示す基板30に集積化して形成してもよい。本実施の形態に係る光変調装置10は、反射型の変調器を構成するため、基板30として不透明な材料を用いることができる。たとえば、基板30としてシリコンを用いれば、制御部12とバイアス部14を基板30に形成し、光変調装置10を半導体集積回路装置として1チップ化することができる。
以上の本実施の形態に係る光変調装置10においては、バイアス電圧Vbを制御電圧Vcntに重畳して透明電極36に印可しているが、バイアス電圧Vbを、第1反射層32に印可することによって共振波長λmを調整してもよい。図6は、バイアス部14を第1反射層32に印可した光変調装置10の構成を示す図である。
バイアス電圧Vbを第1反射層32に印可する場合、共振器16に印可される電圧は、Vcnt−Vbとなるので、バイアス電圧Vbを負の電圧に設定する。
負のバイアス電圧Vbを印可すると、制御電圧VcntがローレベルVLのとき、光変調膜34には負の電圧が印可されるが、光変調膜34を、印可した電界の2乗に比例して屈折率が変化するPLZTで形成した場合、共振波長λmのシフトは、印可電圧の極性に依存しない。よって、この場合も、バイアス電圧Vbを調整することによって、共振波長λmの制御が可能である。
図6に示す光変調装置10の場合、制御電圧Vcntにバイアス電圧Vbを重畳するよりも、光変調装置10の動作電圧を低くすることができる。
本実施の形態に係る光変調装置は、共振器と制御部を複数組備えていてもよい。たとえば、図1に示す光変調装置10をマトリクス状に配置することによって、空間光変調装置を構成することができる。
図7(a)、(b)は、光変調装置がマトリクス状に配置された空間光変調装置を示す図である。図7(a)は、空間光変調装置8の平面図を示す。空間光変調装置8は、基板30上に8行8列の2次元状に配列された複数の画素20を備える。画素20は、20μm×20μm程度のサイズにて構成される。
図7(b)は、図7(a)に示す空間光変調装置のA−A’線断面図を示す。光変調膜34などの構成要素については、図1に示す共振器16と同一である。
図7(b)に示すように、ビアおよび配線38を介して透明電極36が外部に引き出されている。配線38の材料としてはAlなどが好適に用いられる。配線38の上面には、さらに保護膜を形成してもよい。
空間光変調装置8には、画素20ごとに制御部12から制御電圧Vcntが与えられ、画素20ごとに反射率を制御することができる。
バイアス部14は、制御電圧Vcntにバイアス電圧Vbを重畳する。バイアス部14の構成およびバイアス電圧Vbの設定方法に関しては、上記で説明した構成および方法と同様である。空間光変調装置8において、各画素20間の膜厚ばらつきが小さい場合には、各画素20に共通のバイアス電圧Vbを重畳すればよいため、バイアス部14は、1つの空間光変調装置8に対して少なくとも1つ備えていればよい。
バイアス部14は画素20ごとに備えていてもよい。この場合は、より高精度に共振波長λmの校正を行うことができる。
空間光変調装置8を用いてさまざまな光変調システムを構成することができる。図8は、空間光変調装置8を用いたホログラム記録装置70を示す図である。ホログラム記録装置70は、発光部80と、受光部82と、空間光変調装置8とを備える。発光部80は、レーザ光源72と、ビームエクスパンダ74とを備える。受光部82は、フーリエ変換レンズ76と、記録媒体78とを備える。
ホログラム記録装置70において、レーザ光源72から発せられたレーザ光は、図示しないビームスプリッタで2つの光に分割される。このうち一方の光は、参照光として用いられ、記録媒体78内に導かれる。もう一方の光は、ビームエクスパンダ74でビーム径が拡大され、平行光として空間光変調装置8に照射される。
空間光変調装置8に照射された光は、画素毎に異なる強度を有する信号光として空間光変調装置8から反射される。この信号光は、フーリエ変換レンズ76を通過してフーリエ変換され、記録媒体78内に集光される。記録媒体78内において、ホログラムパターンを含む信号光と参照光の光路とが交差して光干渉パターンを形成する。光干渉パターン全体が屈折率の変化(屈折率格子)として記録媒体78に記録される。
上記においては、空間光変調装置8をホログラム記録装置70に用いる場合について説明したがこれには限定されず、表示装置、光通信用スイッチ、光通信用変調器、光演算装置、および暗号化回路等にも使用することができる。
本実施の形態においては、光変調膜34の材料として、印可電界の2乗に比例して屈折率が変化する電気光学材料として、PLZTを用いた場合について説明を行ったが、光変調膜は、印可電界に比例して屈折率が変化する電気光学材料を用いて形成してもよい。
このような電気光学材料としては、たとえばLiNbO(ニオブ酸リチウム)、LiTaO(タンタル酸リチウム)、SBN(ニオブ酸ストロンチウムバリウム)などが知られている。
印可電界に比例して屈折率が変化する電気光学材料を用いた場合、共振器に印可する電圧の極性を変えることによって、共振波長λmがシフトする方向を逆にすることができる。バイアス部の構成を、バイアス電圧Vbが正負いずれの極性にも調整できる構成とすれば、膜厚tが目標値からばらついた場合であっても、共振波長λmを好適に調整することができる。すなわち、膜厚tが目標値よりも厚く、共振波長λmが大きい値にシフトしている場合は、負の電圧を印可すればよい。一方、膜厚tが目標値よりも薄く、共振波長λmが小さい値にシフトしている場合には、正の電圧を印可すればよい。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
本実施の形態に係る光変調装置の構成を示す図である。 光変調装置の動作状態を模式的に示す図である。 共振器に入射する光の波長λと反射率Rの関係を示す図である。 バイアス電圧Vbを調整可能な光変調装置の構成を示す図である。 バイアス電圧Vbを自動制御により設定する光変調装置の構成を示す図である。 バイアス部を第1反射層に印可した光変調装置の構成を示す図である。 図7(a)、(b)は、光変調装置がマトリクス状に配置された空間光変調装置を示す図である。 空間光変調装置を用いたホログラム記録装置を示す図である。
符号の説明
10 光変調装置、 12 制御部、 14 バイアス部、 16 共振器、 30 基板、 32 第1反射層、 34 光変調膜、 36 透明電極、 40 第2反射層、 42 第1誘電体膜、 44 第2誘電体膜。

Claims (12)

  1. 印可する電圧に応じて屈折率が変化する光変調膜が反射層に挟設されたファブリーペロー型の共振器構造を有する共振器と、
    前記共振器に制御電圧を印加することにより、前記共振器に入射した光を変調して出射せしめる制御部と、
    前記共振器の共振波長を調整するためのバイアス電圧を、前記共振器に印加するバイアス部と、
    を備えることを特徴とする光変調装置。
  2. 少なくとも前記共振器と前記制御部を複数組備えることを特徴とする請求項1に記載の光変調装置。
  3. 前記光変調膜は、印可した電界の2乗に比例して屈折率が変化する電気光学材料であることを特徴とする請求項1または2に記載の光変調装置。
  4. 前記電気光学材料は、チタン酸ジルコン酸鉛またはチタン酸ジルコン酸ランタン鉛であることを特徴とする請求項3に記載の光変調装置。
  5. 前記光変調膜は、印可した電界に比例して屈折率が変化する電気光学材料であり、前記バイアス部は、正負いずれかのバイアス電圧を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の光変調装置。
  6. 前記電気光学材料は、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸ストロンチウムバリウムのいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の光変調装置。
  7. 前記共振器は、
    基板と、
    前記基板上に設けられた第1の反射層と、
    前記第1の反射層上に設けられ印可した電界により屈折率が制御可能な光変調膜と、
    前記光変調膜上に設けられた第2の反射層と、
    前記光変調膜に電界を印可する電極対と、
    を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光変調装置。
  8. 前記バイアス部で生成されるバイアス電圧を調整する調整回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光変調装置。
  9. 当該光変調装置は、半導体集積回路装置として1チップ化されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の光変調装置。
  10. 前記バイアス電圧を調整するよう指示する信号を入力するための端子を備えることを特徴とする請求項9に記載の光変調装置。
  11. 印可する電圧に応じて屈折率が変化する光変調膜が反射層に挟設されたファブリーペロー型の共振器構造を有する共振器と、
    前記共振器に制御電圧を印加することにより、前記共振器に入射した光を変調して出射せしめる制御部と、
    前記共振器の共振波長を調整するためのバイアス電圧を、前記共振器に印加するバイアス部と、
    を備える光変調装置の校正方法であって、
    前記共振器に電圧を印加しない状態で共振器から出射される光の強度を測定し、この光の強度に応じて前記バイアス電圧を設定することを特徴とする光変調装置の校正方法。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の光変調装置と、
    当該光変調装置に光を照射する発光部と、
    当該光変調装置から出射される光を受ける受光部と、
    を備えることを特徴とする光変調システム。
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