JP2003020943A - 自動車のラジエータ冷却装置 - Google Patents

自動車のラジエータ冷却装置

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JP2003020943A
JP2003020943A JP2001204275A JP2001204275A JP2003020943A JP 2003020943 A JP2003020943 A JP 2003020943A JP 2001204275 A JP2001204275 A JP 2001204275A JP 2001204275 A JP2001204275 A JP 2001204275A JP 2003020943 A JP2003020943 A JP 2003020943A
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JP
Japan
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radiator
fan
engine
cooling device
shroud
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JP2001204275A
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English (en)
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Naoki Ueda
直樹 上田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンファンの回転が遅いアイドル時にお
けるラジエータ通過風量の増大を図り、アイドル時にお
けるラジエータの冷却性を向上させた自動車のラジエー
タ冷却装置の提供。 【解決手段】 自動車のラジエータ冷却装置Aは、円筒
状のフード14を有するシュラウド16を、背面のコア
部を覆う様に取り付け、エンジン冷却水を放熱するラジ
エータ1と、フード14の出口部17に羽根22が臨
み、走行用のエンジンによって駆動されるエンジンファ
ン2と、ラジエータ1とエンジンファン2との間のシュ
ラウド16内に、互いの回転軸31、23をオフセット
し、且つ互いの羽根32、22の一部が重なる様に配さ
れる電動ファン3とを備え、電動ファン3の羽根後方の
シュラウド16に三日月状の開口を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のラジエー
タ冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3〜図6に示す様に、エン
ジンファンと電動ファンとをラジエータのシュラウド内
に配設した自動車のラジエータ冷却装置B、C、Dが知
られている。
【0003】図3に示す自動車のラジエータ冷却装置B
では、シュラウドの下流側フード101内にエンジンフ
ァン103を配し、上流側フード104内に押込みファ
ン(電動ファン)105を配している。
【0004】図4に示す自動車のラジエータ冷却装置C
では、シュラウドのフード106内の略同一平面内に、
エンジンファン103と吸込みファン(電動ファン)1
07とを配している。
【0005】図5および図6に示す自動車のラジエータ
冷却装置Dでは、シュラウドのフード106内に、エン
ジンファン103とリングファン(吸込み用の電動ファ
ン)108とを同軸上に配している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記自動車のラジエー
タ冷却装置Bは、エンジンファン103の回転が遅いア
イドル時において、押込みファン105の後方抵抗が増
大し、アイドル時のラジエータ通過風量の向上効果が少
ない。
【0007】自動車のラジエータ冷却装置Cでは、吸込
みファン107が小さいので、アイドル時のラジエータ
通過風量が小さい。また、アイドル時のラジエータ通過
風量の増大のために大きい吸込みファン107を採用す
ると、エンジンファン103が小さくなってしまい走行
時のラジエータ通過風量が減少する。
【0008】自動車のラジエータ冷却装置Dでは、下記
に示す理由でリングファン108とエンジンファン10
3との風の流れが干渉するので、ラジエータ通過風量
が、各ファンの単独使用時の各風量を加算した量に達し
ない。 ・リングファン108下流に発生する乱流をエンジンフ
ァン103が吸い込む。 ・エンジンファン103がリングファン108の後方抵
抗になる。
【0009】本発明の目的は、エンジンファンの回転が
遅いアイドル時におけるラジエータ通過風量の増大を図
り、アイドル時におけるラジエータの冷却性を向上させ
た自動車のラジエータ冷却装置の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】[請求項1について]自
動車のラジエータ冷却装置は、円筒状のフードを有する
シュラウドを、エンジン冷却水を放熱するラジエータの
背面のコア部を覆う様に取り付けている。走行用のエン
ジンによって、フードの出口部に羽根を臨ませたエンジ
ンファンが駆動される。
【0011】ラジエータとエンジンファンとの間のシュ
ラウド内に、互いの回転軸をオフセットし、且つ互いの
羽根の一部が重なる様に電動ファンを配している。そし
て、電動ファンの羽根後方のシュラウドに開口部を形成
している。
【0012】エンジンファンの回転が遅く、エンジンフ
ァンに起因する後方抵抗が増大するアイドル時において
も、開口部から電動ファンの風が抜ける。このため、エ
ンジンファンの回転が遅いアイドル時にも、大風量の風
がラジエータ中を通過するので、アイドル時におけるラ
ジエータの冷却性が向上する。
【0013】また、開口部から抜けた風がフードの外側
に沿って流れるので、アイドル時に起き易い、エンジン
ファンによる風の巻き返し(空気が逆にシュラウド内に
入る様な風の流れ)を抑えることができる。
【0014】[請求項2について]開口部を、電動ファ
ンの羽根が臨む大きさの三日月状にすると、エンジンフ
ァンの回転が遅く、エンジンファンに起因する後方抵抗
が増大するアイドル時に、三日月状の開口部から電動フ
ァンの風を効率良く抜くことができる。このため、エン
ジンファンの回転が遅いアイドル時において、更に、大
風量の風がラジエータ中を通過するので、アイドル時に
おけるラジエータの冷却性を一層、向上させることがで
きる。
【0015】開口部を、電動ファンの羽根が臨む大きさ
の三日月状にすると、三日月状の開口部から抜けた風
が、より一層、フードの外側に沿って流れるので、アイ
ドル時に起き易い、エンジンファンによる風の巻き返し
(空気が逆にシュラウド内に入る様な風の流れ)を更に
抑えることができる。
【0016】[請求項3について]各ファンの回転軸の
オフセット方向を、ラジエータの長手方向にしている。
これにより、エンジンファンの送風の関与が小さいラジ
エータ端部のラジエータ通過風量を電動ファンの送風に
よって補え、エンジンファンの回転が遅いアイドル時に
おける、ラジエータの冷却性を一層、向上させることが
できる。
【0017】[請求項4について]エンジンファンは、
走行用のエンジンによって駆動されるので、エンジン回
転数に基づく回転数で回転する。電動ファンは、ラジエ
ータを効率良く冷却するため、エンジン冷却水温と空調
装置の作動状態とに基づく回転数で回転させる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る自動車の
ラジエータ冷却装置A(請求項1〜4に対応)を、図1
および図2に基づいて説明する。自動車のラジエータ冷
却装置Aは、ラジエータ1と、エンジンファン2と、電
動ファン3とを備える。
【0019】ラジエータ1は、上下方向に間隔を隔てて
入口側タンク11および出口側タンク12を配置し、こ
れら各タンク間にコア部13を形成して構成されてい
る。このラジエータ1を背面側または前面側から見た形
状は、横方向に長い長方形である。
【0020】コア部13は、チューブとコルゲートフィ
ン(何れも図示せず)とを交互に積層して形成され、エ
ンジン冷却水を放熱する。このラジエータ1には、円筒
状のフード14と、後述する電動ファン3の風抜け用の
開口15とを有するシュラウド16が、背面のコア部1
3を覆う様に取り付けられている。開口15は、電動フ
ァン3の羽根32が臨む大きさの三日月状であり、電動
ファン3の羽根後方のシュラウド16に形成されてい
る。
【0021】エンジンファン2は、ラジエータ1のコア
部13の対角を結んだ交点から図示左方向にずれた場所
にボス部21が位置し、羽根22がフード14の出口部
17に臨む様に配置され、走行用のエンジン(図示せ
ず)によって駆動される。なお、エンジンファン2は、
走行用のエンジン(図示せず)に連結した回転軸23が
エンジンにより駆動されるので、エンジン回転数に基づ
く回転数で回転する。
【0022】電動ファン3は、互いの回転軸31、23
をオフセットし、且つ互いの羽根32、22の一部が重
なる様に、ラジエータ1とエンジンファン2との間のシ
ュラウド16内に配される。この電動ファン3は、ラジ
エータ1を効率良く冷却するため、エンジン冷却水温と
空調装置の作動状態とに基づく回転数で回転する様に通
電制御される。
【0023】なお、本実施例では、回転軸31がエンジ
ンファン2の羽根22の略中央に位置する様に、電動フ
ァン3の回転軸31をラジエータ1の長手方向(横方
向)にずらすことにより、互いの回転軸31、23をオ
フセットしている。また、本実施例では、エンジンファ
ン2と電動ファン3の回転方向は同じであり、羽根2
2、32の回転により、ラジエータ1のコア部13に前
面から背面側に抜けるラジエータ通過風を発生させる。
【0024】本実施例の自動車のラジエータ冷却装置A
は、以下の利点を有する。ラジエータ冷却装置Aは、ラ
ジエータ1とエンジンファン2との間のシュラウド16
内に、互いの回転軸31、23をオフセットし、且つ互
いの羽根32、22の一部が重なる様に電動ファン3を
配している。そして、電動ファン3の羽根後方のシュラ
ウド16に電動ファン3の羽根が臨む大きさの三日月状
の風抜け用の開口15を形成している。
【0025】このため、エンジンファン2の回転が遅
く、エンジンファン2に起因する後方抵抗が増大するア
イドル時に、三日月状の開口15から電動ファン3の風
が効率良く抜ける。このため、エンジンファン2の回転
が遅いアイドル時に、大風量の風がラジエータ中を通過
するので、アイドル時におけるラジエータ1の冷却性が
向上する。
【0026】また、三日月状の開口15から抜けた風が
フード14の外側に沿って流れるので、アイドル時に起
き易い、エンジンファン2による風の巻き返し(空気が
逆にシュラウド16内に入る様な風の流れ)を抑えるこ
とができる。
【0027】各ファンの回転軸31、23のオフセット
方向を、ラジエータの長手方向にしているので、エンジ
ンファン2の送風の関与が小さいラジエータ端部のラジ
エータ通過風量を電動ファン3の送風によって補うこと
ができる。このため、エンジンファンの回転が遅いアイ
ドル時における、ラジエータの冷却性の向上効果に有利
に働く。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車のラジエータ冷
却装置の部分断面図である。
【図2】その自動車のラジエータ冷却装置の背面図であ
る。
【図3】従来技術に係る自動車のラジエータ冷却装置の
部分断面図である。
【図4】従来技術に係る自動車のラジエータ冷却装置の
部分断面図である。
【図5】従来技術に係る自動車のラジエータ冷却装置の
部分断面図である。
【図6】従来技術に係る自動車のラジエータ冷却装置の
背面図である。
【符号の説明】
A 自動車のラジエータ冷却装置 1 ラジエータ 2 エンジンファン 3 電動ファン 13 コア部 14 フード 15 開口(開口部) 16 シュラウド 17 出口部 22、32 羽根 23、31 回転軸
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01P 11/10 F01P 11/10 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のフードを有するシュラウドを、
    背面のコア部を覆う様に取り付け、エンジン冷却水を放
    熱するラジエータと、 前記フードの出口部に羽根が臨み、走行用のエンジンに
    よって駆動されるエンジンファンと、 前記ラジエータと前記エンジンファンとの間のシュラウ
    ド内に、互いの回転軸をオフセットし、且つ互いの羽根
    の一部が重なる様に配される電動ファンとを備え、 前記電動ファンの羽根後方のシュラウドに開口部を形成
    したことを特徴とする自動車のラジエータ冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、前記電動ファンの羽根が
    臨む大きさの三日月状であることを特徴とする請求項1
    に記載の自動車のラジエータ冷却装置。
  3. 【請求項3】 各ファンの回転軸のオフセット方向は、
    前記ラジエータの長手方向であることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の自動車のラジエータ冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 前記エンジンファンは、エンジン回転数
    に基づく回転数で回転し、 前記電動ファンは、エンジン冷却水温と空調装置の作動
    状態とに基づく回転数で回転することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3の何れかに記載の自動車のラジエータ
    冷却装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535553A (ja) * 2006-04-28 2009-10-01 スカニア シーブイ アクチボラグ 車両の冷却ファン装置
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JP2017061860A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 日産自動車株式会社 車両の冷却装置
CN113027593A (zh) * 2021-04-08 2021-06-25 黄忠朝 一种应用于汽车发动机的高效散热装置
DE102019201876B4 (de) 2018-02-19 2022-09-29 Denso Corporation Kühlvorrichtung für ein Fahrzeug

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