JP2003020042A - パレット用係止具 - Google Patents
パレット用係止具Info
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- JP2003020042A JP2003020042A JP2001206267A JP2001206267A JP2003020042A JP 2003020042 A JP2003020042 A JP 2003020042A JP 2001206267 A JP2001206267 A JP 2001206267A JP 2001206267 A JP2001206267 A JP 2001206267A JP 2003020042 A JP2003020042 A JP 2003020042A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パレット上の載置物の荷崩れを容易に防止す
ることができるうえ、ゴミの発生を減らしつつ清潔に繰
返し再利用することができるように構成されたパレット
用係止具を提供する。 【解決手段】 パレット用係止具11は、四角板状の上
壁12と、その上壁12の周縁に沿って垂下された周壁
13とから有蓋四角筒状に形成されている。このパレッ
ト用係止具11は、繰返し洗浄可能な平面十字状の合成
樹脂板を折曲げるとともに、対向する一対の周壁13両
側部の接合布32裏面に設けられた雄型面ファスナー
と、残り一対の周壁13両側部外面に設けられた雌型面
ファスナー31とを接合させることにより組立てられ
る。また、前記面ファスナーの接合係止状態及び合成樹
脂板の折曲げ状態を解除することにより、シート状に展
開して洗浄及び殺菌処理することができる。
ることができるうえ、ゴミの発生を減らしつつ清潔に繰
返し再利用することができるように構成されたパレット
用係止具を提供する。 【解決手段】 パレット用係止具11は、四角板状の上
壁12と、その上壁12の周縁に沿って垂下された周壁
13とから有蓋四角筒状に形成されている。このパレッ
ト用係止具11は、繰返し洗浄可能な平面十字状の合成
樹脂板を折曲げるとともに、対向する一対の周壁13両
側部の接合布32裏面に設けられた雄型面ファスナー
と、残り一対の周壁13両側部外面に設けられた雌型面
ファスナー31とを接合させることにより組立てられ
る。また、前記面ファスナーの接合係止状態及び合成樹
脂板の折曲げ状態を解除することにより、シート状に展
開して洗浄及び殺菌処理することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パレット上に集
合した複数の載置物を束ねつつ周囲を取り囲むことによ
り、運搬途中で載置物が荷崩れするのを防止するために
使用されるパレット用係止具に関するものである。より
詳しくは、使用時には前記載置物の周囲を覆う筒状の組
立て状態に形成することができるとともに、不使用時に
はシート状に展開して洗浄することができるように再利
用可能に構成されたパレット用係止具に関するものであ
る。
合した複数の載置物を束ねつつ周囲を取り囲むことによ
り、運搬途中で載置物が荷崩れするのを防止するために
使用されるパレット用係止具に関するものである。より
詳しくは、使用時には前記載置物の周囲を覆う筒状の組
立て状態に形成することができるとともに、不使用時に
はシート状に展開して洗浄することができるように再利
用可能に構成されたパレット用係止具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のパレット用係止具と
しては、低密度ポリエチレンにより長帯状に形成される
とともに、添加剤として粘着性を有するポリブデンが少
量含有されたストレッチフィルムが知られている。この
ストレッチフィルムは、パレットの外側面とそのパレッ
トの載置部上に集合した複数の載置物を束ねつつその周
囲を隙間なく巻回させることにより、前記パレット及び
載置物をまとめてタイトに包装することができるように
構成されている。そして、このストレッチフィルムは、
パレット及び載置物の外側部に密着するとともに、隙間
なく巻回されたストレッチフィルムの表面同士で密着係
止され、運搬途中及び保管中の荷崩れを効果的に防止す
ることができる。一方、パレット上に集合した載置物の
周囲にゴム製のバンドを掛け渡すことによって荷崩れを
防止する方法も知られている。
しては、低密度ポリエチレンにより長帯状に形成される
とともに、添加剤として粘着性を有するポリブデンが少
量含有されたストレッチフィルムが知られている。この
ストレッチフィルムは、パレットの外側面とそのパレッ
トの載置部上に集合した複数の載置物を束ねつつその周
囲を隙間なく巻回させることにより、前記パレット及び
載置物をまとめてタイトに包装することができるように
構成されている。そして、このストレッチフィルムは、
パレット及び載置物の外側部に密着するとともに、隙間
なく巻回されたストレッチフィルムの表面同士で密着係
止され、運搬途中及び保管中の荷崩れを効果的に防止す
ることができる。一方、パレット上に集合した載置物の
周囲にゴム製のバンドを掛け渡すことによって荷崩れを
防止する方法も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
バンド掛けでは、載置物の外側部の面積に対してバンド
の幅が著しく狭かったことから、バンドによる拘束力を
全ての載置物に及ぼすことができず、荷崩れ防止効果を
期待通りに発揮させることは不可能であった。さらに、
前記従来のストレッチフィルムでは、繰返し再利用する
ことができるようには構成されていなかったことから、
1度使用したら廃棄処分する以外になく、大量のゴミが
発生するといった環境問題を引き起こす原因となってい
た。
バンド掛けでは、載置物の外側部の面積に対してバンド
の幅が著しく狭かったことから、バンドによる拘束力を
全ての載置物に及ぼすことができず、荷崩れ防止効果を
期待通りに発揮させることは不可能であった。さらに、
前記従来のストレッチフィルムでは、繰返し再利用する
ことができるようには構成されていなかったことから、
1度使用したら廃棄処分する以外になく、大量のゴミが
発生するといった環境問題を引き起こす原因となってい
た。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、パレット上の載置物の荷崩れを容易に防
止することができるうえ、ゴミの発生を減らしつつ清潔
に繰返し再利用することができるように構成されたパレ
ット用係止具を提供することにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、パレット上の載置物の荷崩れを容易に防
止することができるうえ、ゴミの発生を減らしつつ清潔
に繰返し再利用することができるように構成されたパレ
ット用係止具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明のパレット用係止具は、パ
レット上の載置物の周囲を取り囲み、その荷崩れを防止
するために使用されるパレット用係止具であって、繰返
し洗浄可能なシート状の合成樹脂板を折曲げることによ
り、筒状に形成された周壁を構成し、前記載置物の周囲
を取り囲むことができるとともに、前記合成樹脂板の折
曲げ状態を解除することにより、展開してシート状に形
成することができるように構成したことを特徴とするも
のである。
めに、請求項1に記載の発明のパレット用係止具は、パ
レット上の載置物の周囲を取り囲み、その荷崩れを防止
するために使用されるパレット用係止具であって、繰返
し洗浄可能なシート状の合成樹脂板を折曲げることによ
り、筒状に形成された周壁を構成し、前記載置物の周囲
を取り囲むことができるとともに、前記合成樹脂板の折
曲げ状態を解除することにより、展開してシート状に形
成することができるように構成したことを特徴とするも
のである。
【0006】請求項2に記載の発明のパレット用係止具
は、請求項1に記載の発明において、前記合成樹脂板
は、上壁を構成する上部折曲片と、周壁を構成する側部
折曲片とを備え、前記上部折曲片と各側部折曲片との境
界部を折曲げ可能に連結するとともに、各側部折曲片の
両側部に繰返し洗浄及び係脱可能に構成された側部接合
係止手段を設け、前記上部折曲片と側部折曲片との境界
部を折曲げた後、側部接合係止手段により側部折曲片の
側部同士を接合係止することによって、有蓋筒状に形成
することができるように構成したことを特徴とするもの
である。
は、請求項1に記載の発明において、前記合成樹脂板
は、上壁を構成する上部折曲片と、周壁を構成する側部
折曲片とを備え、前記上部折曲片と各側部折曲片との境
界部を折曲げ可能に連結するとともに、各側部折曲片の
両側部に繰返し洗浄及び係脱可能に構成された側部接合
係止手段を設け、前記上部折曲片と側部折曲片との境界
部を折曲げた後、側部接合係止手段により側部折曲片の
側部同士を接合係止することによって、有蓋筒状に形成
することができるように構成したことを特徴とするもの
である。
【0007】請求項3に記載の発明のパレット用係止具
は、請求項1に記載の発明において、前記合成樹脂板
は、その両端部間に並べられた周壁を構成する側部折曲
片を備え、隣接する側部折曲片の境界部を折曲げ可能に
連結するとともに、前記合成樹脂板の両端部に繰返し洗
浄及び係脱可能に構成された側部接合係止手段を設け、
前記側部折曲片の境界部を折曲げつつ、側部接合係止手
段により合成樹脂板の端部同士を接合係止することによ
って、筒状に形成することができるように構成したこと
を特徴とするものである。
は、請求項1に記載の発明において、前記合成樹脂板
は、その両端部間に並べられた周壁を構成する側部折曲
片を備え、隣接する側部折曲片の境界部を折曲げ可能に
連結するとともに、前記合成樹脂板の両端部に繰返し洗
浄及び係脱可能に構成された側部接合係止手段を設け、
前記側部折曲片の境界部を折曲げつつ、側部接合係止手
段により合成樹脂板の端部同士を接合係止することによ
って、筒状に形成することができるように構成したこと
を特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明のパレット用係止具
は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記
側部接合係止手段を面ファスナーにより構成したことを
特徴とするものである。
は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記
側部接合係止手段を面ファスナーにより構成したことを
特徴とするものである。
【0009】請求項5に記載のパレット用係止具は、請
求項2から請求項4のいずれかに記載の発明において、
筒状に形成された周壁の側部間に繰返し洗浄可能な伸縮
バンドを設けるとともに、その伸縮バンドの先端部に前
記側部接合係止手段を設け、周壁により載置物の周囲を
締付け方向に付勢することができるように構成したこと
を特徴とするものである。
求項2から請求項4のいずれかに記載の発明において、
筒状に形成された周壁の側部間に繰返し洗浄可能な伸縮
バンドを設けるとともに、その伸縮バンドの先端部に前
記側部接合係止手段を設け、周壁により載置物の周囲を
締付け方向に付勢することができるように構成したこと
を特徴とするものである。
【0010】請求項6に記載の発明のパレット用係止具
は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明にお
いて、前記筒状に形成された周壁の下端部とパレットと
の間を固定するための下部固定手段を設けたことを特徴
とするものである。
は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明にお
いて、前記筒状に形成された周壁の下端部とパレットと
の間を固定するための下部固定手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0011】請求項7に記載の発明のパレット用係止具
は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明にお
いて、前記筒状に形成された周壁の外部からパレット上
の載置物を確認するための確認窓を設けたことを特徴と
するものである。
は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明にお
いて、前記筒状に形成された周壁の外部からパレット上
の載置物を確認するための確認窓を設けたことを特徴と
するものである。
【0012】請求項8に記載のパレット用係止具は、請
求項1から請求項7のいずれかに記載の発明において、
前記周壁の下端部に高さ調節手段を設け、周壁の高さを
調節することができるように構成したことを特徴とする
ものである。
求項1から請求項7のいずれかに記載の発明において、
前記周壁の下端部に高さ調節手段を設け、周壁の高さを
調節することができるように構成したことを特徴とする
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
を具体化した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
を具体化した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1に示すように、パレット用係止具11
は、四角板状の上壁12と、その上壁12の周縁に沿っ
て垂下された四角板状の周壁13とより有蓋四角筒状に
形成されている。このパレット用係止具11は、フォー
ク挿入孔16を備えた四角板状のパレット17の周縁部
上面に載置され、パレット17上に集合された複数の載
置物18の周囲を取り囲み、その荷崩れを防止するため
に使用される。前記載置物18としては、例えば、合成
樹脂により有底四角箱状に形成された運搬用容器や段ボ
ール箱等が挙げられる。このパレット用係止具11は、
図2に示される繰返し洗浄可能な合成樹脂板21を所定
位置で折曲げることによって構成される。なお、図2に
示される展開図は、組立て状態のパレット用係止具11
の内面側から見たものである。
は、四角板状の上壁12と、その上壁12の周縁に沿っ
て垂下された四角板状の周壁13とより有蓋四角筒状に
形成されている。このパレット用係止具11は、フォー
ク挿入孔16を備えた四角板状のパレット17の周縁部
上面に載置され、パレット17上に集合された複数の載
置物18の周囲を取り囲み、その荷崩れを防止するため
に使用される。前記載置物18としては、例えば、合成
樹脂により有底四角箱状に形成された運搬用容器や段ボ
ール箱等が挙げられる。このパレット用係止具11は、
図2に示される繰返し洗浄可能な合成樹脂板21を所定
位置で折曲げることによって構成される。なお、図2に
示される展開図は、組立て状態のパレット用係止具11
の内面側から見たものである。
【0015】図2に示すように、合成樹脂板21は、比
較的硬質の発泡ポリプロピレンシートにより平面十字状
に形成されている。この合成樹脂板21の左右両側部に
は四角板状に形成された左右一対の第1側部折曲片22
が設けられ、上下両端部には四角板状に形成された上下
一対の第2側部折曲片23が設けられている。これら側
部折曲片22,23はいずれも、パレット用係止具11
を組立てたときに周壁13を構成する。この合成樹脂板
21の中央部には、四角板状に形成された上部折曲片2
4が設けられ、パレット用係止具11を組立てたときに
上壁12を構成する。各側部折曲片22,23は、その
基端部に設けられた谷折線25aに沿って上部折曲片2
4に対して折曲げ容易に構成されている。なお、前記谷
折線25aの裏面、すなわち図1に示される組立て状態
のパレット用係止具11の外面には、山折線25bが設
けられている。
較的硬質の発泡ポリプロピレンシートにより平面十字状
に形成されている。この合成樹脂板21の左右両側部に
は四角板状に形成された左右一対の第1側部折曲片22
が設けられ、上下両端部には四角板状に形成された上下
一対の第2側部折曲片23が設けられている。これら側
部折曲片22,23はいずれも、パレット用係止具11
を組立てたときに周壁13を構成する。この合成樹脂板
21の中央部には、四角板状に形成された上部折曲片2
4が設けられ、パレット用係止具11を組立てたときに
上壁12を構成する。各側部折曲片22,23は、その
基端部に設けられた谷折線25aに沿って上部折曲片2
4に対して折曲げ容易に構成されている。なお、前記谷
折線25aの裏面、すなわち図1に示される組立て状態
のパレット用係止具11の外面には、山折線25bが設
けられている。
【0016】図2に示すように、第1側部折曲片22の
両側部外面(山折線25bが設けられた側)には、合成
樹脂により長方形状に形成された雌型面ファスナー31
が添着(接着)されている。これら雌型面ファスナー3
1は、その表面全体に渡って逆U字状に形成された多数
の環状突起物が突設されている。これら雌型面ファスナ
ー31は、組立て状態のパレット用係止具11の周壁1
3の下端部、中央部及び上端部に添設されている。
両側部外面(山折線25bが設けられた側)には、合成
樹脂により長方形状に形成された雌型面ファスナー31
が添着(接着)されている。これら雌型面ファスナー3
1は、その表面全体に渡って逆U字状に形成された多数
の環状突起物が突設されている。これら雌型面ファスナ
ー31は、組立て状態のパレット用係止具11の周壁1
3の下端部、中央部及び上端部に添設されている。
【0017】第2側部折曲片23の両側部外面(山折線
25bが設けられた側)には、合成繊維により長帯状に
形成された接合布32の基端部が添着(接着)されてい
る。これら接合布32は、組立て状態のパレット用係止
具11の周壁13の下端部、中央部及び上端部に添設さ
れているうえ、その先端部が周壁13の両側縁よりも外
側方に延びるように配設されている。各接合布32の先
端部内面(谷折線25aが設けられた側)には、合成樹
脂により長方形状に形成された雄型面ファスナー33が
縫い付けられることにより添着されている。これら雄型
面ファスナー33は、その表面全体に渡って鉤状(J字
状)に形成された多数の突起物が突設されており、前記
雌型面ファスナー31に対し係脱可能に接合係止するこ
とができるように構成されている。
25bが設けられた側)には、合成繊維により長帯状に
形成された接合布32の基端部が添着(接着)されてい
る。これら接合布32は、組立て状態のパレット用係止
具11の周壁13の下端部、中央部及び上端部に添設さ
れているうえ、その先端部が周壁13の両側縁よりも外
側方に延びるように配設されている。各接合布32の先
端部内面(谷折線25aが設けられた側)には、合成樹
脂により長方形状に形成された雄型面ファスナー33が
縫い付けられることにより添着されている。これら雄型
面ファスナー33は、その表面全体に渡って鉤状(J字
状)に形成された多数の突起物が突設されており、前記
雌型面ファスナー31に対し係脱可能に接合係止するこ
とができるように構成されている。
【0018】上記パレット用係止具11の作用について
以下に記載する。上記のように構成されるパレット用係
止具11を用いて、パレット17上に集合した載置物1
8を荷崩れしないように係止する際には、パレット17
上で載置物18の周囲を取り囲むように合成樹脂板21
を組立てて図1に示されるような状態にする。この合成
樹脂板21を組立てる際には、まず、上部折曲片24に
対して各側部折曲片22,23を山折線25bに沿って
下方に90°折曲げ、各周壁13の内側面を載置物18
の周囲(外側面)と当接させる。次に、第2側部折曲片
23により構成された周壁13両側部の接合布32の先
端部を隣接する周壁13の側部に接触させ、前記接合布
32内面の雄型面ファスナー33を隣接する周壁13外
面の雌型面ファスナー31と接合させる。その結果、前
記合成樹脂板21は、パレット17上で、上壁12と周
壁13とからなる有蓋四角筒状のパレット用係止具11
に組立てられる。
以下に記載する。上記のように構成されるパレット用係
止具11を用いて、パレット17上に集合した載置物1
8を荷崩れしないように係止する際には、パレット17
上で載置物18の周囲を取り囲むように合成樹脂板21
を組立てて図1に示されるような状態にする。この合成
樹脂板21を組立てる際には、まず、上部折曲片24に
対して各側部折曲片22,23を山折線25bに沿って
下方に90°折曲げ、各周壁13の内側面を載置物18
の周囲(外側面)と当接させる。次に、第2側部折曲片
23により構成された周壁13両側部の接合布32の先
端部を隣接する周壁13の側部に接触させ、前記接合布
32内面の雄型面ファスナー33を隣接する周壁13外
面の雌型面ファスナー31と接合させる。その結果、前
記合成樹脂板21は、パレット17上で、上壁12と周
壁13とからなる有蓋四角筒状のパレット用係止具11
に組立てられる。
【0019】さて、前記パレット17上に集合された複
数の載置物18は、その周囲(外側面)が周壁13の内
側面と当接されていることから、このパレット17をフ
ォークリフトにより運搬した場合でも、載置物18の荷
崩れが極めて効果的に防止されている。さらに、前記載
置物18の周囲がパレット用係止具11により覆われて
いることから、載置物18にゴミ、埃及び汚れが付着し
難いうえ、防水性能も高められている。
数の載置物18は、その周囲(外側面)が周壁13の内
側面と当接されていることから、このパレット17をフ
ォークリフトにより運搬した場合でも、載置物18の荷
崩れが極めて効果的に防止されている。さらに、前記載
置物18の周囲がパレット用係止具11により覆われて
いることから、載置物18にゴミ、埃及び汚れが付着し
難いうえ、防水性能も高められている。
【0020】また、この組立て状態のパレット用係止具
11は、前記雌型面ファスナー31と雄型面ファスナー
33との接合係止状態を解除した後、谷折線25aに沿
って各周壁13を上壁12の下面に折り重ねることによ
って、小さくコンパクトな四角板状に折り畳まれる。そ
の結果、運搬(回収)及び収納(保管)時の占有空間を
減らすことができる。
11は、前記雌型面ファスナー31と雄型面ファスナー
33との接合係止状態を解除した後、谷折線25aに沿
って各周壁13を上壁12の下面に折り重ねることによ
って、小さくコンパクトな四角板状に折り畳まれる。そ
の結果、運搬(回収)及び収納(保管)時の占有空間を
減らすことができる。
【0021】一方、この組立て状態のパレット用係止具
11は、全ての面ファスナー31,33の接合係止状態
を解除した後、全ての折線25a,25bの折曲げ状態
を解除することによって、図2に示されるシート状(平
面十字状)の合成樹脂板21に展開することができる。
このシート状の合成樹脂板21は、展開状態で極めて容
易に洗浄(水洗)及び殺菌処理することが可能である。
前記殺菌処理としては、例えば紫外線照射又は次亜塩素
酸ナトリウム等の殺菌剤を溶解させた水溶液中に浸漬さ
せることによって行われる。その結果、ゴミや汚れを極
めて効果的に洗い流して清潔にすることができるととも
に、細菌や虫の卵等を殺してパレット用係止具11を常
に衛生的に保つことができる。最後に、前記洗浄及び殺
菌処理後の合成樹脂板21を乾燥させることによって、
面ファスナー31,33は再度接合係止可能な状態とな
り、上記のようにパレット用係止具11を繰返し組立て
て使用可能な状態にすることができる。
11は、全ての面ファスナー31,33の接合係止状態
を解除した後、全ての折線25a,25bの折曲げ状態
を解除することによって、図2に示されるシート状(平
面十字状)の合成樹脂板21に展開することができる。
このシート状の合成樹脂板21は、展開状態で極めて容
易に洗浄(水洗)及び殺菌処理することが可能である。
前記殺菌処理としては、例えば紫外線照射又は次亜塩素
酸ナトリウム等の殺菌剤を溶解させた水溶液中に浸漬さ
せることによって行われる。その結果、ゴミや汚れを極
めて効果的に洗い流して清潔にすることができるととも
に、細菌や虫の卵等を殺してパレット用係止具11を常
に衛生的に保つことができる。最後に、前記洗浄及び殺
菌処理後の合成樹脂板21を乾燥させることによって、
面ファスナー31,33は再度接合係止可能な状態とな
り、上記のようにパレット用係止具11を繰返し組立て
て使用可能な状態にすることができる。
【0022】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 (イ) 実施形態のパレット用係止具11は、繰返し洗
浄可能なシート状の合成樹脂板21を折曲げることによ
り、組立て状態では、四角筒状に形成された周壁13を
構成し、パレット17上に集合した複数の載置物18の
周囲を取り囲むことができるように構成されている。さ
らに、合成樹脂板21の折曲げ状態を解除することによ
り、展開してシート状に形成させることができるように
構成されている。
いて、以下に記載する。 (イ) 実施形態のパレット用係止具11は、繰返し洗
浄可能なシート状の合成樹脂板21を折曲げることによ
り、組立て状態では、四角筒状に形成された周壁13を
構成し、パレット17上に集合した複数の載置物18の
周囲を取り囲むことができるように構成されている。さ
らに、合成樹脂板21の折曲げ状態を解除することによ
り、展開してシート状に形成させることができるように
構成されている。
【0023】このため、前記従来のバンド掛けによる係
止方法と比較して、載置物18の周囲と周壁13との当
接面積が著しく広いことから、パレット17上に集合し
た載置物18の荷崩れを極めて容易かつ効果的に防止す
ることができる。さらに、パレット17上の載置物18
の周囲をほぼ全体に渡って取り囲んで覆うように構成さ
れることから、バンド掛けの場合のように拘束力が局所
に集中することがなく、全体に渡ってほぼ均一な係止力
で係止することが可能であり、載置物18を痛めること
がほとんどない。また、前記バンド掛けと比較して、載
置物18に汚れや埃等が付着し難いという利点もある。
止方法と比較して、載置物18の周囲と周壁13との当
接面積が著しく広いことから、パレット17上に集合し
た載置物18の荷崩れを極めて容易かつ効果的に防止す
ることができる。さらに、パレット17上の載置物18
の周囲をほぼ全体に渡って取り囲んで覆うように構成さ
れることから、バンド掛けの場合のように拘束力が局所
に集中することがなく、全体に渡ってほぼ均一な係止力
で係止することが可能であり、載置物18を痛めること
がほとんどない。また、前記バンド掛けと比較して、載
置物18に汚れや埃等が付着し難いという利点もある。
【0024】加えて、このパレット用係止具11は、繰
返し洗浄が可能であるうえシート状に展開することがで
きることから、隅々までムラなく容易に洗浄及び殺菌処
理することができる。その結果、常に清潔に保ちつつ、
繰返し再利用することができて経済的である。さらに、
前記従来のストレッチフィルムは、繰返し使用すること
ができなかったことから、使用後に大量のゴミが発生し
ていたが、本実施形態のパレット用係止具11では、ゴ
ミの発生をほとんどなくすことが可能であり、極めて環
境に優しい。
返し洗浄が可能であるうえシート状に展開することがで
きることから、隅々までムラなく容易に洗浄及び殺菌処
理することができる。その結果、常に清潔に保ちつつ、
繰返し再利用することができて経済的である。さらに、
前記従来のストレッチフィルムは、繰返し使用すること
ができなかったことから、使用後に大量のゴミが発生し
ていたが、本実施形態のパレット用係止具11では、ゴ
ミの発生をほとんどなくすことが可能であり、極めて環
境に優しい。
【0025】一方、実開昭62−110190号公報で
は、周縁部に受け入れ溝を有する上下一対のパレット
と、上記受け入れ溝に端部を差込み係合して上記両パレ
ット間に設けられるスリーブとからなるコンテナについ
て開示されている。このコンテナは、上記パレットには
受け入れ溝に対して側方から進退し、前進状態において
溝をほぼ横断する係止突片を設けるとともに上記係止突
片の前進状態を保持する手段を設け、スリーブには上記
係止突片に対応して係止突片を受け入れる係合孔が設け
られている。
は、周縁部に受け入れ溝を有する上下一対のパレット
と、上記受け入れ溝に端部を差込み係合して上記両パレ
ット間に設けられるスリーブとからなるコンテナについ
て開示されている。このコンテナは、上記パレットには
受け入れ溝に対して側方から進退し、前進状態において
溝をほぼ横断する係止突片を設けるとともに上記係止突
片の前進状態を保持する手段を設け、スリーブには上記
係止突片に対応して係止突片を受け入れる係合孔が設け
られている。
【0026】しかしながら、このコンテナのスリーブ
は、展開してシート状に形成させることができるように
は構成されていないことから、洗浄が極めて困難であ
り、清潔な状態で繰返し再利用することができなかっ
た。このため、食料品や精密機器等の汚れを嫌う製品の
運搬には適していなかった。さらに、不使用時には広い
収納(保管)スペースが必要であるという欠点も存在し
ている。これに対し、本実施形態のパレット用係止具1
1では、シート状に展開することができることから、洗
浄及び殺菌処理を容易かつ確実に行うことができて清潔
であるうえ、不使用時には小さくコンパクトに収納する
ことができるという利点を有している。
は、展開してシート状に形成させることができるように
は構成されていないことから、洗浄が極めて困難であ
り、清潔な状態で繰返し再利用することができなかっ
た。このため、食料品や精密機器等の汚れを嫌う製品の
運搬には適していなかった。さらに、不使用時には広い
収納(保管)スペースが必要であるという欠点も存在し
ている。これに対し、本実施形態のパレット用係止具1
1では、シート状に展開することができることから、洗
浄及び殺菌処理を容易かつ確実に行うことができて清潔
であるうえ、不使用時には小さくコンパクトに収納する
ことができるという利点を有している。
【0027】(ロ) このパレット用係止具11の合成
樹脂板21は、上壁12を構成する上部折曲片24と、
周壁13を構成する側部折曲片22,23とを備えてい
る。さらに、上部折曲片24と各側部折曲片22,23
との境界部(折線25a,25b)を折曲げ可能に連結
するとともに、各側部折曲片22,23の両側部に繰返
し洗浄及び係脱可能に構成された側部接合係止手段(面
ファスナー31,33)が設けられている。そして、上
部折曲片24と各側部折曲片22,23との境界部を折
曲げた後、側部接合係止手段により側部折曲片22,2
3の側部同士を接合係止することによって、パレット用
係止具11を有蓋四角筒状に形成することができる。
樹脂板21は、上壁12を構成する上部折曲片24と、
周壁13を構成する側部折曲片22,23とを備えてい
る。さらに、上部折曲片24と各側部折曲片22,23
との境界部(折線25a,25b)を折曲げ可能に連結
するとともに、各側部折曲片22,23の両側部に繰返
し洗浄及び係脱可能に構成された側部接合係止手段(面
ファスナー31,33)が設けられている。そして、上
部折曲片24と各側部折曲片22,23との境界部を折
曲げた後、側部接合係止手段により側部折曲片22,2
3の側部同士を接合係止することによって、パレット用
係止具11を有蓋四角筒状に形成することができる。
【0028】このため、組立て状態のパレット用係止具
11に上壁12が設けられていることから、パレット1
7上の載置物18に汚れや埃が付着するのを効果的に防
止することができるうえ、屋外で野積みした場合でも防
水性能を発揮して雨水等による水濡れを効果的に防止す
ることが可能である。また、組立て状態のパレット用係
止具11の強度を容易に高めることもできる。
11に上壁12が設けられていることから、パレット1
7上の載置物18に汚れや埃が付着するのを効果的に防
止することができるうえ、屋外で野積みした場合でも防
水性能を発揮して雨水等による水濡れを効果的に防止す
ることが可能である。また、組立て状態のパレット用係
止具11の強度を容易に高めることもできる。
【0029】(ハ) このパレット用係止具11は、側
部接合係止手段として面ファスナー31,33が使用さ
れていることから、面ファスナー31,33同士の接合
係止作業及びその解除作業を極めて迅速かつ容易に行う
ことができる。従って、パレット用係止具11の組立
て、折り畳み及び展開作業を極めて容易に行うことがで
きる。さらに、これら面ファスナー31,33からなる
側部接合係止手段は、パレット17上の載置物18の周
囲の長さに対応するように、微調整しながらパレット用
係止具11を組立てることが可能であることから、周壁
13の内面を載置物18の外面に当接させるのが容易で
ある。その結果、パレット17上の載置物18の荷崩れ
をより一層確実に防止することができる。
部接合係止手段として面ファスナー31,33が使用さ
れていることから、面ファスナー31,33同士の接合
係止作業及びその解除作業を極めて迅速かつ容易に行う
ことができる。従って、パレット用係止具11の組立
て、折り畳み及び展開作業を極めて容易に行うことがで
きる。さらに、これら面ファスナー31,33からなる
側部接合係止手段は、パレット17上の載置物18の周
囲の長さに対応するように、微調整しながらパレット用
係止具11を組立てることが可能であることから、周壁
13の内面を載置物18の外面に当接させるのが容易で
ある。その結果、パレット17上の載置物18の荷崩れ
をより一層確実に防止することができる。
【0030】(第2実施形態)以下、この発明を具体化
した第2実施形態を図面に基づいて説明する。図4に示
すように、第2実施形態のパレット用係止具41は、長
四角板状に形成された4枚の周壁42により四角筒状に
形成されている。このパレット用係止具41は、上記第
1実施形態のパレット用係止具11と同様に、パレット
17の周縁部上面に載置され、パレット17上に集合さ
れた複数の載置物18の周囲を取り囲み、その荷崩れを
防止するために使用される。このパレット用係止具41
は、図3に示される繰返し洗浄可能な2枚の合成樹脂板
46によって構成される。なお、図3に示される展開図
は、組立て状態のパレット用係止具41の内面側から見
たものである。
した第2実施形態を図面に基づいて説明する。図4に示
すように、第2実施形態のパレット用係止具41は、長
四角板状に形成された4枚の周壁42により四角筒状に
形成されている。このパレット用係止具41は、上記第
1実施形態のパレット用係止具11と同様に、パレット
17の周縁部上面に載置され、パレット17上に集合さ
れた複数の載置物18の周囲を取り囲み、その荷崩れを
防止するために使用される。このパレット用係止具41
は、図3に示される繰返し洗浄可能な2枚の合成樹脂板
46によって構成される。なお、図3に示される展開図
は、組立て状態のパレット用係止具41の内面側から見
たものである。
【0031】図3に示すように、合成樹脂板46は、比
較的硬質の発泡ポリプロピレンシートにより平面長方形
状に形成されている。この合成樹脂板46の中央部に
は、長手方向の端縁と平行に延びる谷折線47aが設け
られている。なお、前記谷折線47aの裏面、すなわち
図4に示される組立て状態のパレット用係止具41の外
面には、山折線47bが設けられている。図3に示すよ
うに、合成樹脂板46の長手方向の一端部には第1側部
折曲片48が設けられ、他端部には第2側部折曲片49
が設けられている。両側部折曲片48,49の境界部に
は前記折線47a,47bが設けられており、その折線
47a,47bに沿って合成樹脂板46が折曲げ容易に
構成されている。
較的硬質の発泡ポリプロピレンシートにより平面長方形
状に形成されている。この合成樹脂板46の中央部に
は、長手方向の端縁と平行に延びる谷折線47aが設け
られている。なお、前記谷折線47aの裏面、すなわち
図4に示される組立て状態のパレット用係止具41の外
面には、山折線47bが設けられている。図3に示すよ
うに、合成樹脂板46の長手方向の一端部には第1側部
折曲片48が設けられ、他端部には第2側部折曲片49
が設けられている。両側部折曲片48,49の境界部に
は前記折線47a,47bが設けられており、その折線
47a,47bに沿って合成樹脂板46が折曲げ容易に
構成されている。
【0032】合成樹脂板46の長手方向の一端部外面
(山折線47bが設けられた側)には、合成樹脂により
長方形状に形成された上下一対の雌型面ファスナー31
が添着(接着)されている。この合成樹脂板46の他端
部外面(山折線47bが設けられた側)には、合成繊維
により長帯状に形成された上下一対の接合布32の基端
部が接着されているうえ、各接合布32の先端部内面
(谷折線47aが設けられた側)には、合成樹脂により
長方形状に形成された雄型面ファスナー33が縫い付け
られることにより添着されている。
(山折線47bが設けられた側)には、合成樹脂により
長方形状に形成された上下一対の雌型面ファスナー31
が添着(接着)されている。この合成樹脂板46の他端
部外面(山折線47bが設けられた側)には、合成繊維
により長帯状に形成された上下一対の接合布32の基端
部が接着されているうえ、各接合布32の先端部内面
(谷折線47aが設けられた側)には、合成樹脂により
長方形状に形成された雄型面ファスナー33が縫い付け
られることにより添着されている。
【0033】上記パレット用係止具41の作用について
以下に記載する。上記のように構成されるパレット用係
止具41を用いて、パレット17上に集合した載置物1
8を荷崩れしないように係止する際には、図4に示され
るように、パレット17上で載置物18の周囲を取り囲
むようにパレット用係止具41を組立てる。このパレッ
ト用係止具41を組立てる際には、まず、2枚の合成樹
脂板46を対向するように配置するとともに、各合成樹
脂板46を山折線47bに沿って山折りした後、両合成
樹脂板46の周壁42内側面を載置物18の周囲(外側
面)と当接させる。この状態で、一方の合成樹脂板46
の接合布32内面の雄型面ファスナー33を他方の合成
樹脂板46外面の雌型面ファスナー31と接合させると
ともに、他方の合成樹脂板46の接合布32内面の雄型
面ファスナー33を一方の合成樹脂板46外面の雌型面
ファスナー31と接合させる。その結果、前記2枚の合
成樹脂板46は、パレット17上で、4枚の周壁42か
らなる四角筒状のパレット用係止具41に組立てられ
る。
以下に記載する。上記のように構成されるパレット用係
止具41を用いて、パレット17上に集合した載置物1
8を荷崩れしないように係止する際には、図4に示され
るように、パレット17上で載置物18の周囲を取り囲
むようにパレット用係止具41を組立てる。このパレッ
ト用係止具41を組立てる際には、まず、2枚の合成樹
脂板46を対向するように配置するとともに、各合成樹
脂板46を山折線47bに沿って山折りした後、両合成
樹脂板46の周壁42内側面を載置物18の周囲(外側
面)と当接させる。この状態で、一方の合成樹脂板46
の接合布32内面の雄型面ファスナー33を他方の合成
樹脂板46外面の雌型面ファスナー31と接合させると
ともに、他方の合成樹脂板46の接合布32内面の雄型
面ファスナー33を一方の合成樹脂板46外面の雌型面
ファスナー31と接合させる。その結果、前記2枚の合
成樹脂板46は、パレット17上で、4枚の周壁42か
らなる四角筒状のパレット用係止具41に組立てられ
る。
【0034】さて、前記パレット17上に集合した複数
の載置物18は、その周囲(外側面)が周壁42の内側
面と当接されていることから、このパレット17をフォ
ークリフトにより運搬した場合でも、載置物18の荷崩
れが極めて効果的に防止される。さらに、前記載置物1
8の周囲がパレット用係止具11により覆われているこ
とから、載置物18の外側面にゴミ、埃及び汚れが付着
し難くなっている。
の載置物18は、その周囲(外側面)が周壁42の内側
面と当接されていることから、このパレット17をフォ
ークリフトにより運搬した場合でも、載置物18の荷崩
れが極めて効果的に防止される。さらに、前記載置物1
8の周囲がパレット用係止具11により覆われているこ
とから、載置物18の外側面にゴミ、埃及び汚れが付着
し難くなっている。
【0035】また、この組立て状態のパレット用係止具
41は、一方のコーナ部の面ファスナー31,33の接
合係止状態を解除した後、谷折線47a及び他方のコー
ナ部の接合布32の中央部に沿って各周壁42を折り重
ねることによって、小さくコンパクトな長四角板状に折
り畳まれる。なお、前記周壁42を折り重ねる際には、
周壁42を前記谷折線47a及び他方のコーナ部の接合
布32の中央部に沿って谷折りしてもよく、或いは山折
りしても構わない。また、対向する一対のコーナ部に位
置する面ファスナー31,33の全ての接合係止状態を
解除した後、各合成樹脂板46を谷折線47aに沿って
谷折り(山折りしても構わない)することによって、小
さくコンパクトな長四角板状に折り畳まれた2つの部材
に分割することができる。そして、運搬(回収)及び収
納(保管)時の占有空間を減らすことができる。
41は、一方のコーナ部の面ファスナー31,33の接
合係止状態を解除した後、谷折線47a及び他方のコー
ナ部の接合布32の中央部に沿って各周壁42を折り重
ねることによって、小さくコンパクトな長四角板状に折
り畳まれる。なお、前記周壁42を折り重ねる際には、
周壁42を前記谷折線47a及び他方のコーナ部の接合
布32の中央部に沿って谷折りしてもよく、或いは山折
りしても構わない。また、対向する一対のコーナ部に位
置する面ファスナー31,33の全ての接合係止状態を
解除した後、各合成樹脂板46を谷折線47aに沿って
谷折り(山折りしても構わない)することによって、小
さくコンパクトな長四角板状に折り畳まれた2つの部材
に分割することができる。そして、運搬(回収)及び収
納(保管)時の占有空間を減らすことができる。
【0036】一方、この組立て状態のパレット用係止具
41は、全ての面ファスナー31,33の接合係止状態
を解除した後、全ての折線47a,47bの折曲げ状態
を解除することによって、図3に示されるシート状(平
面長四角板状)の2枚の合成樹脂板46に展開すること
ができる。このシート状の合成樹脂板46は、展開状態
で極めて容易に洗浄(水洗)及び殺菌処理することが可
能である。その結果、ゴミや汚れを極めて効果的に洗い
流して清潔にすることができるとともに、細菌や虫の卵
等を殺してパレット用係止具41を常に衛生的に保つこ
とができる。最後に、前記洗浄及び殺菌処理後の合成樹
脂板46を乾燥させることによって、面ファスナー3
1,33は再度接合係止可能な状態となり、上記のよう
にパレット用係止具41を繰返し組立てて使用可能な状
態にすることができる。
41は、全ての面ファスナー31,33の接合係止状態
を解除した後、全ての折線47a,47bの折曲げ状態
を解除することによって、図3に示されるシート状(平
面長四角板状)の2枚の合成樹脂板46に展開すること
ができる。このシート状の合成樹脂板46は、展開状態
で極めて容易に洗浄(水洗)及び殺菌処理することが可
能である。その結果、ゴミや汚れを極めて効果的に洗い
流して清潔にすることができるとともに、細菌や虫の卵
等を殺してパレット用係止具41を常に衛生的に保つこ
とができる。最後に、前記洗浄及び殺菌処理後の合成樹
脂板46を乾燥させることによって、面ファスナー3
1,33は再度接合係止可能な状態となり、上記のよう
にパレット用係止具41を繰返し組立てて使用可能な状
態にすることができる。
【0037】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態のパレット用係止具41は、繰返し洗浄可
能なシート状の合成樹脂板46を折曲げることにより、
組立て状態では、四角筒状に形成された周壁42を構成
し、パレット17上に集合した複数の載置物18の周囲
を取り囲むことができるように構成されている。さら
に、合成樹脂板46の折曲げ状態を解除することによ
り、展開してシート状に形成させることができるように
構成されている。このため、上記(イ)と同様の効果を
発揮することができる。
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態のパレット用係止具41は、繰返し洗浄可
能なシート状の合成樹脂板46を折曲げることにより、
組立て状態では、四角筒状に形成された周壁42を構成
し、パレット17上に集合した複数の載置物18の周囲
を取り囲むことができるように構成されている。さら
に、合成樹脂板46の折曲げ状態を解除することによ
り、展開してシート状に形成させることができるように
構成されている。このため、上記(イ)と同様の効果を
発揮することができる。
【0038】・ このパレット用係止具41の合成樹脂
板46は、その両端部間に並べられた周壁42を構成す
る側部折曲片48,49を備えているうえ、隣接する側
部折曲片48,49の境界部(折線47a,47b)が
折曲げ可能に連結されている。さらに、前記合成樹脂板
46の両端部に繰返し洗浄及び係脱可能に構成された側
部接合係止手段(面ファスナー31,33)が設けられ
ている。そして、側部折曲片22,23の境界部を折曲
げつつ、側部接合係止手段により合成樹脂板46の端部
同士を接合係止することによって、パレット用係止具4
1を四角筒状に形成することができる。このため、上記
第1実施形態のパレット用係止具11よりも簡単な構成
で、パレット17上に集合した載置物18の荷崩れを容
易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減らしつ
つ清潔に繰返し再利用することができる。
板46は、その両端部間に並べられた周壁42を構成す
る側部折曲片48,49を備えているうえ、隣接する側
部折曲片48,49の境界部(折線47a,47b)が
折曲げ可能に連結されている。さらに、前記合成樹脂板
46の両端部に繰返し洗浄及び係脱可能に構成された側
部接合係止手段(面ファスナー31,33)が設けられ
ている。そして、側部折曲片22,23の境界部を折曲
げつつ、側部接合係止手段により合成樹脂板46の端部
同士を接合係止することによって、パレット用係止具4
1を四角筒状に形成することができる。このため、上記
第1実施形態のパレット用係止具11よりも簡単な構成
で、パレット17上に集合した載置物18の荷崩れを容
易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減らしつ
つ清潔に繰返し再利用することができる。
【0039】さらに、同形状に形成された2枚の合成樹
脂板46によりパレット用係止具41を組立てるように
構成することによって、展開状態の各合成樹脂板46を
小さくすることができる。このため、合成樹脂板46の
洗浄及び殺菌処理を極めて容易に行うことができるう
え、それらの処理に用いる設備を容易に小型化すること
ができて経済的である。また、手作業で行う場合でも作
業性を容易に高めることができる。
脂板46によりパレット用係止具41を組立てるように
構成することによって、展開状態の各合成樹脂板46を
小さくすることができる。このため、合成樹脂板46の
洗浄及び殺菌処理を極めて容易に行うことができるう
え、それらの処理に用いる設備を容易に小型化すること
ができて経済的である。また、手作業で行う場合でも作
業性を容易に高めることができる。
【0040】・ このパレット用係止具41は、側部接
合係止手段として面ファスナー31,33が使用されて
いることから、面ファスナー31,33同士の接合係止
作業及びその解除作業を極めて迅速かつ容易に行うこと
ができる。従って、パレット用係止具41の組立て及び
展開作業を極めて容易に行うことができる。さらに、こ
れら面ファスナー31,33からなる側部接合係止手段
は、パレット17上の載置物の周囲の長さに対応するよ
うに、微調整しながらパレット用係止具41を組立てる
ことが可能であることから、周壁42の内面を載置物1
8の外面に当接させるのが容易である。特に、このパレ
ット用係止具41では、上壁12が設けられていないこ
とから、上記第1実施形態のパレット用係止具11の場
合と比較して、周壁42の内面と載置物18の外面とを
より一層密着させることが容易である。
合係止手段として面ファスナー31,33が使用されて
いることから、面ファスナー31,33同士の接合係止
作業及びその解除作業を極めて迅速かつ容易に行うこと
ができる。従って、パレット用係止具41の組立て及び
展開作業を極めて容易に行うことができる。さらに、こ
れら面ファスナー31,33からなる側部接合係止手段
は、パレット17上の載置物の周囲の長さに対応するよ
うに、微調整しながらパレット用係止具41を組立てる
ことが可能であることから、周壁42の内面を載置物1
8の外面に当接させるのが容易である。特に、このパレ
ット用係止具41では、上壁12が設けられていないこ
とから、上記第1実施形態のパレット用係止具11の場
合と比較して、周壁42の内面と載置物18の外面とを
より一層密着させることが容易である。
【0041】なお、上記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ 図5に示すように、パレット用係止具41におい
て、各周壁42の外面下端部に雄型面ファスナー33が
添着された接合布32を接着するとともに、パレット1
7の外側面上端部に前記雄型面ファスナー33と接合す
る雌型面ファスナー31を添着すること。そして、これ
ら雌型面ファスナー31及び雄型面ファスナー33によ
り下部固定手段が構成される。また、第1実施形態のパ
レット用係止具11において、各周壁13の外面下端部
に雄型面ファスナー33が添着された接合布32を接着
するとともに、パレット17の外側面上端部に前記雄型
面ファスナー33と接合する雌型面ファスナー31を添
着すること。そして、これら雌型面ファスナー31及び
雄型面ファスナー33により下部固定手段が構成され
る。このように構成した場合、前記下部固定手段によ
り、パレット17上の載置物18がパレット17の上面
から落下して荷崩れするのを効果的に防止することがで
きる。
て具体化することも可能である。 ・ 図5に示すように、パレット用係止具41におい
て、各周壁42の外面下端部に雄型面ファスナー33が
添着された接合布32を接着するとともに、パレット1
7の外側面上端部に前記雄型面ファスナー33と接合す
る雌型面ファスナー31を添着すること。そして、これ
ら雌型面ファスナー31及び雄型面ファスナー33によ
り下部固定手段が構成される。また、第1実施形態のパ
レット用係止具11において、各周壁13の外面下端部
に雄型面ファスナー33が添着された接合布32を接着
するとともに、パレット17の外側面上端部に前記雄型
面ファスナー33と接合する雌型面ファスナー31を添
着すること。そして、これら雌型面ファスナー31及び
雄型面ファスナー33により下部固定手段が構成され
る。このように構成した場合、前記下部固定手段によ
り、パレット17上の載置物18がパレット17の上面
から落下して荷崩れするのを効果的に防止することがで
きる。
【0042】・ 図5に示すように、第2実施形態のパ
レット用係止具41において、各周壁42の外面下端部
に雄型面ファスナー33が添着された接合布32を接着
するとともに、各周壁42の外面上端部に前記雄型面フ
ァスナー33と接合する雌型面ファスナー31を添着す
ること。このように構成した場合、図5に示されるよう
に、複数のパレット用係止具41を上下に多段積みする
ことが可能であることから、パレット17上に集合され
た複数の載置物18の高さに合わせてその周囲を取り囲
み、荷崩れを防止することができる。
レット用係止具41において、各周壁42の外面下端部
に雄型面ファスナー33が添着された接合布32を接着
するとともに、各周壁42の外面上端部に前記雄型面フ
ァスナー33と接合する雌型面ファスナー31を添着す
ること。このように構成した場合、図5に示されるよう
に、複数のパレット用係止具41を上下に多段積みする
ことが可能であることから、パレット17上に集合され
た複数の載置物18の高さに合わせてその周囲を取り囲
み、荷崩れを防止することができる。
【0043】・ 図5に示すように、第2実施形態のパ
レット用係止具41の上端部を閉鎖する蓋体61を設け
るとともに、その蓋体61を周壁42の上端部に係脱可
能に接合係止するように構成すること。すなわち、前記
蓋体61の上面外端部に雄型面ファスナー33が添着さ
れた接合布32を接着させるとともに、各周壁42の外
面上端部に前記雄型面ファスナー33と接合する雌型面
ファスナー31を添着すること。なお、前記蓋体61
は、周壁42を構成する合成樹脂板46と別体で構成し
てもよく、或いは合成樹脂板46と一体的に構成しても
よい。このように構成した場合、パレット17上の載置
物18にゴミや埃が付着するのを容易に防止することが
できる。
レット用係止具41の上端部を閉鎖する蓋体61を設け
るとともに、その蓋体61を周壁42の上端部に係脱可
能に接合係止するように構成すること。すなわち、前記
蓋体61の上面外端部に雄型面ファスナー33が添着さ
れた接合布32を接着させるとともに、各周壁42の外
面上端部に前記雄型面ファスナー33と接合する雌型面
ファスナー31を添着すること。なお、前記蓋体61
は、周壁42を構成する合成樹脂板46と別体で構成し
てもよく、或いは合成樹脂板46と一体的に構成しても
よい。このように構成した場合、パレット17上の載置
物18にゴミや埃が付着するのを容易に防止することが
できる。
【0044】・ 第2実施形態のパレット用係止具41
を、図6に示されるような合成樹脂板46によって構成
すること。なお、図6に示される展開図は、組立て状態
のパレット用係止具41の内面側から見たものである。
この合成樹脂板46は、第1側部折曲片48と第2側部
折曲片49との間を、上下一対の連結布62によって連
結した構造を有している。このように構成した場合で
も、両側部折曲片48,49を連結布62の中央部で折
曲げ可能に構成することができることから、上記実施形
態と同様の効果を発揮する。
を、図6に示されるような合成樹脂板46によって構成
すること。なお、図6に示される展開図は、組立て状態
のパレット用係止具41の内面側から見たものである。
この合成樹脂板46は、第1側部折曲片48と第2側部
折曲片49との間を、上下一対の連結布62によって連
結した構造を有している。このように構成した場合で
も、両側部折曲片48,49を連結布62の中央部で折
曲げ可能に構成することができることから、上記実施形
態と同様の効果を発揮する。
【0045】・ 図6に示すように、第2実施形態のパ
レット用係止具41において、合成樹脂板46の長手方
向の一端部(第2側部折曲片49の端部)に長四角板状
に形成された接合部63を設けるとともに、その接合部
63の基端を折線64(谷折線)に沿って折曲げ容易に
構成すること。さらに、前記接合部63の一側面(パレ
ット用係止具41の内面側)に雄型面ファスナー65を
添着(接着)するとともに、合成樹脂板46の長手方向
の他端部(第1側部折曲片48の端部)外面に雌型面フ
ァスナー66を添着(接着)すること。このように構成
した場合、パレット用係止具41を組立てるとき、一方
の合成樹脂板46の接合部63内面の雄型面ファスナー
65を、他方の合成樹脂板46外面の雌型面ファスナー
66と接合させることにより、パレット用係止具41を
四角筒状に形成させることができる。さらにこのとき、
合成樹脂板46の構成を容易に簡略化することもでき
る。
レット用係止具41において、合成樹脂板46の長手方
向の一端部(第2側部折曲片49の端部)に長四角板状
に形成された接合部63を設けるとともに、その接合部
63の基端を折線64(谷折線)に沿って折曲げ容易に
構成すること。さらに、前記接合部63の一側面(パレ
ット用係止具41の内面側)に雄型面ファスナー65を
添着(接着)するとともに、合成樹脂板46の長手方向
の他端部(第1側部折曲片48の端部)外面に雌型面フ
ァスナー66を添着(接着)すること。このように構成
した場合、パレット用係止具41を組立てるとき、一方
の合成樹脂板46の接合部63内面の雄型面ファスナー
65を、他方の合成樹脂板46外面の雌型面ファスナー
66と接合させることにより、パレット用係止具41を
四角筒状に形成させることができる。さらにこのとき、
合成樹脂板46の構成を容易に簡略化することもでき
る。
【0046】さらに、前記の構成に加えて、合成樹脂板
46の長手方向の他端部(第1側部折曲片48の端部)
に長四角板状に形成された接合部(前記接合部63と同
形状)を設けるとともに、その接合部の基端を谷折線に
沿って折曲げ容易に構成すること。加えて、前記接合部
の外面に雄型面ファスナーを添着(接着)するととも
に、合成樹脂板46の長手方向の一端部(第2側部折曲
片49の端部)内面に雌型面ファスナーを添着(接着)
すること。このように構成した場合、パレット用係止具
41の各コーナ部について、2対の面ファスナー65,
66による接合係止が行われることから、組立て状態の
パレット用係止具41の強度をさらに高めることができ
る。
46の長手方向の他端部(第1側部折曲片48の端部)
に長四角板状に形成された接合部(前記接合部63と同
形状)を設けるとともに、その接合部の基端を谷折線に
沿って折曲げ容易に構成すること。加えて、前記接合部
の外面に雄型面ファスナーを添着(接着)するととも
に、合成樹脂板46の長手方向の一端部(第2側部折曲
片49の端部)内面に雌型面ファスナーを添着(接着)
すること。このように構成した場合、パレット用係止具
41の各コーナ部について、2対の面ファスナー65,
66による接合係止が行われることから、組立て状態の
パレット用係止具41の強度をさらに高めることができ
る。
【0047】・ 図7に示すように、第1実施形態のパ
レット用係止具11において、接合布32を省略し、第
2側部折曲片23の両側部に長四角板状に形成された接
合部63を設けるとともに、その接合部63の基端を折
線64(山折線)に沿って折曲げ容易に構成すること。
さらに、前記接合部63の内面に雄型面ファスナー(雄
型面ファスナー66と同じ構成)を添着(接着)すると
ともに、第1側部折曲片22の両側部外面に雌型面ファ
スナー66を添着(接着)すること。このように構成し
た場合、組立て状態のパレット用係止具11内部の密閉
性が高められることから、内部にゴミや埃が進入し難
く、載置物18が汚れるのを極めて容易に防止すること
ができる。
レット用係止具11において、接合布32を省略し、第
2側部折曲片23の両側部に長四角板状に形成された接
合部63を設けるとともに、その接合部63の基端を折
線64(山折線)に沿って折曲げ容易に構成すること。
さらに、前記接合部63の内面に雄型面ファスナー(雄
型面ファスナー66と同じ構成)を添着(接着)すると
ともに、第1側部折曲片22の両側部外面に雌型面ファ
スナー66を添着(接着)すること。このように構成し
た場合、組立て状態のパレット用係止具11内部の密閉
性が高められることから、内部にゴミや埃が進入し難
く、載置物18が汚れるのを極めて容易に防止すること
ができる。
【0048】・ 図8に示すように、第1実施形態のパ
レット用係止具11において、上部折曲片24の各コー
ナ部に斜め45°に延びる幅調節手段を構成する切込み
71を切欠き形成するとともに、それら切込み71を通
るとともに側部折曲片22,23の側縁と平行に延びる
幅調節手段を構成する第1谷折線72a及び第2谷折線
73aを設けること。なお、前記第1谷折線72aは切
込み71の中央部を通るように延設され、第2谷折線7
3aは切込み71の先端を通るように延設されている。
さらに、第2側部折曲片23に設けられた接合布32を
長く形成するとともに、第1側部折曲片22外面に設け
られた雌型面ファスナー31をその第1側部折曲片22
の中央部外面に添着すること。なお、図8に示される展
開図は、組立て状態のパレット用係止具11の内面側か
ら見たものである。このように構成した場合、第1谷折
線72a又は第2谷折線73a全体に沿って合成樹脂板
21を谷折りすることによって、周壁13の幅(上壁1
2の面積)を任意に変更しながらパレット用係止具11
を有蓋筒状に形成させることができる。従って、パレッ
ト17のサイズ又はパレット17上の載置物18の周囲
の長さに合わせてパレット用係止具11を組立てること
ができる。
レット用係止具11において、上部折曲片24の各コー
ナ部に斜め45°に延びる幅調節手段を構成する切込み
71を切欠き形成するとともに、それら切込み71を通
るとともに側部折曲片22,23の側縁と平行に延びる
幅調節手段を構成する第1谷折線72a及び第2谷折線
73aを設けること。なお、前記第1谷折線72aは切
込み71の中央部を通るように延設され、第2谷折線7
3aは切込み71の先端を通るように延設されている。
さらに、第2側部折曲片23に設けられた接合布32を
長く形成するとともに、第1側部折曲片22外面に設け
られた雌型面ファスナー31をその第1側部折曲片22
の中央部外面に添着すること。なお、図8に示される展
開図は、組立て状態のパレット用係止具11の内面側か
ら見たものである。このように構成した場合、第1谷折
線72a又は第2谷折線73a全体に沿って合成樹脂板
21を谷折りすることによって、周壁13の幅(上壁1
2の面積)を任意に変更しながらパレット用係止具11
を有蓋筒状に形成させることができる。従って、パレッ
ト17のサイズ又はパレット17上の載置物18の周囲
の長さに合わせてパレット用係止具11を組立てること
ができる。
【0049】・ 図8に示すように、第1実施形態のパ
レット用係止具11において、側部折曲片22,23の
先端部に、各側部折曲片22,23の先端縁と平行に延
びる高さ調節手段としての第1折線74及び第2折線7
5を設けること。なお、前記折線74,75は谷折線又
は山折線のいずれであっても構わない。また、対向する
一対の側部折曲片(第1側部折曲片22又は第2側部折
曲片23)の先端部を折線74に沿って切断することに
より短く形成しても構わない。このように構成した場
合、側部折曲片22,23の先端部を第1折線74又は
第2折線75に沿って折曲げることにより、パレット用
係止具11の周壁13の高さを任意に調節することがで
きる。
レット用係止具11において、側部折曲片22,23の
先端部に、各側部折曲片22,23の先端縁と平行に延
びる高さ調節手段としての第1折線74及び第2折線7
5を設けること。なお、前記折線74,75は谷折線又
は山折線のいずれであっても構わない。また、対向する
一対の側部折曲片(第1側部折曲片22又は第2側部折
曲片23)の先端部を折線74に沿って切断することに
より短く形成しても構わない。このように構成した場
合、側部折曲片22,23の先端部を第1折線74又は
第2折線75に沿って折曲げることにより、パレット用
係止具11の周壁13の高さを任意に調節することがで
きる。
【0050】・ 第2実施形態のパレット用係止具41
を1枚の合成樹脂板(上記第2実施形態の合成樹脂板4
6を長手方向に2枚並べて連結させた形状)によって構
成すること。
を1枚の合成樹脂板(上記第2実施形態の合成樹脂板4
6を長手方向に2枚並べて連結させた形状)によって構
成すること。
【0051】・ 接合布32を長く形成し、載置物18
の周囲の長さに合わせて雄型面ファスナー33と雌型面
ファスナー31との接合位置を調節することができるよ
うに構成すること。このように構成した場合、周壁1
3,42の内面と載置物18の外面とをより一層確実に
密着させることができることから、載置物18の荷崩れ
をさらに確実に防止することができる。
の周囲の長さに合わせて雄型面ファスナー33と雌型面
ファスナー31との接合位置を調節することができるよ
うに構成すること。このように構成した場合、周壁1
3,42の内面と載置物18の外面とをより一層確実に
密着させることができることから、載置物18の荷崩れ
をさらに確実に防止することができる。
【0052】・ パレット用係止具11,41を、三角
筒状、長四角筒状、六角筒状、八角筒状等の多角筒状に
形成してもよい。 ・ 合成樹脂板21,46を、段ボール様の合成樹脂
板、いわゆる段プラによって構成すること。この段プラ
は、平坦面から構成される2枚のポリプロピレンシート
の間に、波状又はハニカム状に形成されたハニカムシー
トを挟持固定させることによって、所定の厚みを有する
ように板状に形成されている。このように構成した場
合、合成樹脂板21,46の強度を高めることができ
る。
筒状、長四角筒状、六角筒状、八角筒状等の多角筒状に
形成してもよい。 ・ 合成樹脂板21,46を、段ボール様の合成樹脂
板、いわゆる段プラによって構成すること。この段プラ
は、平坦面から構成される2枚のポリプロピレンシート
の間に、波状又はハニカム状に形成されたハニカムシー
トを挟持固定させることによって、所定の厚みを有する
ように板状に形成されている。このように構成した場
合、合成樹脂板21,46の強度を高めることができ
る。
【0053】・ 合成樹脂板21,46を発泡させない
ポリプロピレンシート(ソリッド状のシート)によって
構成してもよい。 ・ 合成樹脂板21,46は、折線がない部分を両手で
把持して折曲げようとしたとき、湾曲させることが可能
な比較的硬質の合成樹脂シート又は合成樹脂板(シート
状)によって構成されていてもよく、或いは手では湾曲
させることが困難な硬質の合成樹脂板(シート状)によ
って構成されていてもよい。
ポリプロピレンシート(ソリッド状のシート)によって
構成してもよい。 ・ 合成樹脂板21,46は、折線がない部分を両手で
把持して折曲げようとしたとき、湾曲させることが可能
な比較的硬質の合成樹脂シート又は合成樹脂板(シート
状)によって構成されていてもよく、或いは手では湾曲
させることが困難な硬質の合成樹脂板(シート状)によ
って構成されていてもよい。
【0054】・ 少なくとも1つ以上の側部折曲片2
2,23,48,49を透明又は半透明な合成樹脂、よ
り好ましくは透明な合成樹脂により構成すること。すな
わち、例えば、合成樹脂板21,46全体、周壁13,
42を構成する側部折曲片22,23,48,49、又
は対向する一対の周壁13,42を構成する第1側部折
曲片22,48又は第2側部折曲片23,49を透明又
は半透明な合成樹脂により構成すること。このように構
成した場合、パレット17上の載置物18を組立て状態
のパレット用係止具11,41の外部から容易に確認す
ることができる。
2,23,48,49を透明又は半透明な合成樹脂、よ
り好ましくは透明な合成樹脂により構成すること。すな
わち、例えば、合成樹脂板21,46全体、周壁13,
42を構成する側部折曲片22,23,48,49、又
は対向する一対の周壁13,42を構成する第1側部折
曲片22,48又は第2側部折曲片23,49を透明又
は半透明な合成樹脂により構成すること。このように構
成した場合、パレット17上の載置物18を組立て状態
のパレット用係止具11,41の外部から容易に確認す
ることができる。
【0055】・ 周壁13,42に確認窓を設け、パレ
ット用係止具11,41の周壁13,42の外部からパ
レット17上の載置物18を容易に確認することができ
るように構成すること。
ット用係止具11,41の周壁13,42の外部からパ
レット17上の載置物18を容易に確認することができ
るように構成すること。
【0056】・ パレット17の上面周縁部に、下部固
定手段としての断面U字状の係合溝を穿設し、パレット
用係止具11,41の周壁13,42の下端縁を挿入す
ることができるように構成すること。このように構成し
た場合、パレット用係止具11,41の下端部がパレッ
ト17の周縁部と係合されることから、パレット用係止
具11,41とパレット17との位置関係を固定してよ
り一層荷崩れし難くすることができる。
定手段としての断面U字状の係合溝を穿設し、パレット
用係止具11,41の周壁13,42の下端縁を挿入す
ることができるように構成すること。このように構成し
た場合、パレット用係止具11,41の下端部がパレッ
ト17の周縁部と係合されることから、パレット用係止
具11,41とパレット17との位置関係を固定してよ
り一層荷崩れし難くすることができる。
【0057】・ パレット17の上面周縁に沿って連続
又は断続的に、下部固定手段としての係合壁を立設し、
パレット用係止具11,41の周壁13,42の下端部
と当接するように構成すること。このように構成した場
合、パレット用係止具11,41の下端部がパレット1
7周縁部の係合壁と係合されることから、パレット用係
止具11,41とパレット17との位置関係を固定して
より一層荷崩れし難くすることができる。
又は断続的に、下部固定手段としての係合壁を立設し、
パレット用係止具11,41の周壁13,42の下端部
と当接するように構成すること。このように構成した場
合、パレット用係止具11,41の下端部がパレット1
7周縁部の係合壁と係合されることから、パレット用係
止具11,41とパレット17との位置関係を固定して
より一層荷崩れし難くすることができる。
【0058】・ 周壁13,42の外面に側部接合係止
手段を構成するボタン様の引掛け凸部を突設するととも
に、接合布32の先端部に側部接合係止手段を構成する
引掛け孔を開口させること。このように構成した場合で
も、側部接合係止手段を繰返し洗浄及び係脱可能に構成
することができる。
手段を構成するボタン様の引掛け凸部を突設するととも
に、接合布32の先端部に側部接合係止手段を構成する
引掛け孔を開口させること。このように構成した場合で
も、側部接合係止手段を繰返し洗浄及び係脱可能に構成
することができる。
【0059】・ 接合布32を、伸縮バンドとしての伸
縮可能に構成された帯状の布、ゴムバンド又は熱可塑性
エラストマーにより構成すること。或いは、図6に示さ
れる連結布62を、伸縮バンドとしての伸縮可能に構成
された帯状の布、ゴムバンド又は熱可塑性エラストマー
により構成してもよい。このように構成した場合、周壁
13,42によりパレット17上の載置物18の周囲を
締付け方向に付勢することができることから、載置物1
8の荷崩れをさらに効果的に防止することができる。
縮可能に構成された帯状の布、ゴムバンド又は熱可塑性
エラストマーにより構成すること。或いは、図6に示さ
れる連結布62を、伸縮バンドとしての伸縮可能に構成
された帯状の布、ゴムバンド又は熱可塑性エラストマー
により構成してもよい。このように構成した場合、周壁
13,42によりパレット17上の載置物18の周囲を
締付け方向に付勢することができることから、載置物1
8の荷崩れをさらに効果的に防止することができる。
【0060】・ 第1実施形態のパレット用係止具11
において、第1側部折曲片22に添設された雌型面ファ
スナー31を省略するとともに、接合布32を長く形成
すること。さらに、一方の第2側部折曲片23の両側部
に添着された接合布32の内面に雄型面ファスナー33
を設けるとともに、他方の第2側部折曲片23の両側部
に添着された接合布32の外面に雌型面ファスナーを設
けること。このように構成した場合、前記雄型面ファス
ナー33と雌型面ファスナーとが第1側部折曲片22に
よって構成される周壁13の中央部で接合係止されるこ
とから、周壁13によりパレット17上の載置物18の
周囲を取り囲んで荷崩れを防止することができる。
において、第1側部折曲片22に添設された雌型面ファ
スナー31を省略するとともに、接合布32を長く形成
すること。さらに、一方の第2側部折曲片23の両側部
に添着された接合布32の内面に雄型面ファスナー33
を設けるとともに、他方の第2側部折曲片23の両側部
に添着された接合布32の外面に雌型面ファスナーを設
けること。このように構成した場合、前記雄型面ファス
ナー33と雌型面ファスナーとが第1側部折曲片22に
よって構成される周壁13の中央部で接合係止されるこ
とから、周壁13によりパレット17上の載置物18の
周囲を取り囲んで荷崩れを防止することができる。
【0061】さらに、前記接合布32を伸縮可能に構成
された帯状の布、ゴムバンド又は熱可塑性エラストマー
により構成すること。このように構成した場合、周壁1
3によりパレット17上の載置物18の周囲を締付け方
向に付勢することができることから、載置物18の荷崩
れをより一層効果的に防止することができる。
された帯状の布、ゴムバンド又は熱可塑性エラストマー
により構成すること。このように構成した場合、周壁1
3によりパレット17上の載置物18の周囲を締付け方
向に付勢することができることから、載置物18の荷崩
れをより一層効果的に防止することができる。
【0062】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 略四角形状に形成された2枚の合成樹脂板により四
角筒状に形成するとともに、前記側部接合係止手段を対
向するコーナ部に沿って設けたことを特徴とする請求項
3から請求項8のいずれかに記載のパレット用係止具。
このように構成した場合、展開状態の合成樹脂板を容易
に小さく形成させることができることから、その洗浄及
び殺菌処理を容易に行うことができる。
的思想について以下に記載する。 ・ 略四角形状に形成された2枚の合成樹脂板により四
角筒状に形成するとともに、前記側部接合係止手段を対
向するコーナ部に沿って設けたことを特徴とする請求項
3から請求項8のいずれかに記載のパレット用係止具。
このように構成した場合、展開状態の合成樹脂板を容易
に小さく形成させることができることから、その洗浄及
び殺菌処理を容易に行うことができる。
【0063】・ 前記合成樹脂板の一端部に接合部を設
け、その接合部の表面に前記側部接合係止手段を設けた
ことを特徴とする請求項3から請求項8のいずれかに記
載のパレット用係止具。
け、その接合部の表面に前記側部接合係止手段を設けた
ことを特徴とする請求項3から請求項8のいずれかに記
載のパレット用係止具。
【0064】・ 前記側部折曲片の側部に接合部を設
け、その接合部の表面に前記側部接合係止手段を設けた
ことを特徴とする請求項2及び請求項4から請求項8の
いずれかに記載のパレット用係止具。
け、その接合部の表面に前記側部接合係止手段を設けた
ことを特徴とする請求項2及び請求項4から請求項8の
いずれかに記載のパレット用係止具。
【0065】・ 前記側部折曲片の側部に接合部を設
け、その接合部の表面に前記側部接合係止手段を設ける
とともに、前記接合部により隣接する周壁の側部を上下
方向全体に渡って覆うように構成したことを特徴とする
請求項2及び請求項4から請求項8のいずれかに記載の
パレット用係止具。このように構成した場合、組立て状
態のパレット用係止具内部の密閉性を容易に高めること
ができる。
け、その接合部の表面に前記側部接合係止手段を設ける
とともに、前記接合部により隣接する周壁の側部を上下
方向全体に渡って覆うように構成したことを特徴とする
請求項2及び請求項4から請求項8のいずれかに記載の
パレット用係止具。このように構成した場合、組立て状
態のパレット用係止具内部の密閉性を容易に高めること
ができる。
【0066】・ 前記合成樹脂板に幅調節手段を設け、
周壁の幅を調節することができるように構成したことを
特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のパ
レット用係止具。このように構成した場合、パレット又
は載置物の周囲の長さに合わせてパレット用係止具を組
立てることができる。
周壁の幅を調節することができるように構成したことを
特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のパ
レット用係止具。このように構成した場合、パレット又
は載置物の周囲の長さに合わせてパレット用係止具を組
立てることができる。
【0067】・ 離間した位置に設けられた周壁の両側
部に伸縮バンドを設けるとともに、各伸縮バンドの先端
部に側部接合係止手段を設け、それら側部接合係止手段
により前記両周壁の側部同士を接合係止するように構成
したことを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか
に記載のパレット用係止具。このように構成した場合、
周壁により載置物の周囲を締付け方向に付勢することが
可能であることから、載置物の荷崩れをさらに効果的に
防止することができる。
部に伸縮バンドを設けるとともに、各伸縮バンドの先端
部に側部接合係止手段を設け、それら側部接合係止手段
により前記両周壁の側部同士を接合係止するように構成
したことを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか
に記載のパレット用係止具。このように構成した場合、
周壁により載置物の周囲を締付け方向に付勢することが
可能であることから、載置物の荷崩れをさらに効果的に
防止することができる。
【0068】・ 少なくとも1つの周壁を透明な合成樹
脂板により構成したことを特徴とする請求項1から請求
項8のいずれかに記載のパレット用係止具。このように
構成した場合、パレット上の載置物を外部から容易に確
認することができる。
脂板により構成したことを特徴とする請求項1から請求
項8のいずれかに記載のパレット用係止具。このように
構成した場合、パレット上の載置物を外部から容易に確
認することができる。
【0069】・ 請求項1から請求項8のいずれかに記
載のパレット用係止具を装着するためのパレットであっ
て、周縁部上面に前記パレット用係止具の周壁下端部を
係合するための係合溝を穿設したことを特徴とするパレ
ット。このように構成した場合、パレット上の載置物の
荷崩れを容易に防止することができるうえ、ゴミの発生
を減らしつつ清潔に繰返し再利用することができるよう
に構成されたパレット用係止具を容易に装着することが
できる。
載のパレット用係止具を装着するためのパレットであっ
て、周縁部上面に前記パレット用係止具の周壁下端部を
係合するための係合溝を穿設したことを特徴とするパレ
ット。このように構成した場合、パレット上の載置物の
荷崩れを容易に防止することができるうえ、ゴミの発生
を減らしつつ清潔に繰返し再利用することができるよう
に構成されたパレット用係止具を容易に装着することが
できる。
【0070】・ 請求項1から請求項8のいずれかに記
載のパレット用係止具を装着するためのパレットであっ
て、周縁部に前記パレット用係止具の周壁下端部と当接
する係合壁を立設したことを特徴とするパレット。この
ように構成した場合、パレット上の載置物の荷崩れを容
易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減らしつ
つ清潔に繰返し再利用することができるように構成され
たパレット用係止具を容易に装着することができる。
載のパレット用係止具を装着するためのパレットであっ
て、周縁部に前記パレット用係止具の周壁下端部と当接
する係合壁を立設したことを特徴とするパレット。この
ように構成した場合、パレット上の載置物の荷崩れを容
易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減らしつ
つ清潔に繰返し再利用することができるように構成され
たパレット用係止具を容易に装着することができる。
【0071】・ 請求項1から請求項8のいずれかに記
載のパレット用係止具と、周縁部上面に前記パレット用
係止具の周壁下端部を係合するための係合溝が穿設され
たパレットとからなることを特徴とするパレットボック
ス。このように構成した場合、パレット上の載置物の荷
崩れを容易に防止することができるうえ、ゴミの発生を
減らしつつ清潔に繰返し再利用することができる。
載のパレット用係止具と、周縁部上面に前記パレット用
係止具の周壁下端部を係合するための係合溝が穿設され
たパレットとからなることを特徴とするパレットボック
ス。このように構成した場合、パレット上の載置物の荷
崩れを容易に防止することができるうえ、ゴミの発生を
減らしつつ清潔に繰返し再利用することができる。
【0072】・ 請求項1から請求項8のいずれかに記
載のパレット用係止具と、周縁部上面に前記パレット用
係止具の周壁下端部と当接する係合壁が立設されたパレ
ットとからなることを特徴とするパレットボックス。こ
のように構成した場合、パレット上の載置物の荷崩れを
容易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減らし
つつ清潔に繰返し再利用することができる。
載のパレット用係止具と、周縁部上面に前記パレット用
係止具の周壁下端部と当接する係合壁が立設されたパレ
ットとからなることを特徴とするパレットボックス。こ
のように構成した場合、パレット上の載置物の荷崩れを
容易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減らし
つつ清潔に繰返し再利用することができる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
パレット用係止具によれば、パレット上の載置物の荷崩
れを容易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減
らしつつ清潔に繰返し再利用することができる。
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
パレット用係止具によれば、パレット上の載置物の荷崩
れを容易に防止することができるうえ、ゴミの発生を減
らしつつ清潔に繰返し再利用することができる。
【0074】請求項2に記載の発明のパレット用係止具
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、パレ
ット上の載置物を清潔に保つのが容易である。請求項3
に記載の発明のパレット用係止具によれば、請求項1に
記載の発明の効果に加えて、構成を容易に簡略化するこ
とができる。
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、パレ
ット上の載置物を清潔に保つのが容易である。請求項3
に記載の発明のパレット用係止具によれば、請求項1に
記載の発明の効果に加えて、構成を容易に簡略化するこ
とができる。
【0075】請求項4に記載の発明のパレット用係止具
によれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の効果に
加えて、組立て及び展開作業を極めて容易に行うことが
できる。
によれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の効果に
加えて、組立て及び展開作業を極めて容易に行うことが
できる。
【0076】請求項5に記載の発明のパレット用係止具
によれば、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、周壁により載置物の周囲を締付け方
向に付勢することが可能であることから、載置物の荷崩
れをさらに効果的に防止することができる。
によれば、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、周壁により載置物の周囲を締付け方
向に付勢することが可能であることから、載置物の荷崩
れをさらに効果的に防止することができる。
【0077】請求項6に記載の発明のパレット用係止具
によれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、載置物の荷崩れをより一層効果的に
防止することができる。
によれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、載置物の荷崩れをより一層効果的に
防止することができる。
【0078】請求項7に記載の発明のパレット用係止具
によれば、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、パレット上の載置物を外部から容易
に確認することができる。
によれば、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、パレット上の載置物を外部から容易
に確認することができる。
【0079】請求項8に記載の発明のパレット用係止具
によれば、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、載置物の高さに合わせて周壁の高さ
を容易に調節することができる。
によれば、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、載置物の高さに合わせて周壁の高さ
を容易に調節することができる。
【図1】 第1実施形態の使用状態のパレット用係止具
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図2】 第1実施形態の合成樹脂板を示す展開図。
【図3】 第2実施形態の合成樹脂板を示す展開図。
【図4】 第2実施形態の使用状態のパレット用係止具
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図5】 実施形態以外のパレット用係止具を示す斜視
図。
図。
【図6】 実施形態以外の合成樹脂板を示す展開図。
【図7】 実施形態以外のパレット用係止具を示す斜視
図。
図。
【図8】 実施形態以外の合成樹脂板を示す展開図。
11…パレット用係止具、12…上壁、13…周壁、1
7…パレット、18…載置物、21…合成樹脂板、22
…側部折曲片としての第1側部折曲片、23…側部折曲
片としての第2側部折曲片、24…上部折曲片、25a
…境界部としての谷折線、25b…境界部としての山折
線、31…側部接合係止手段を構成する雌型面ファスナ
ー、32・・・伸縮バンドとしての接合布、33…側部接
合係止手段を構成する雄型面ファスナー、41…パレッ
ト用係止具、42…周壁、46…合成樹脂板、47a…
境界部としての谷折線、47b…境界部としての山折
線、48…側部折曲片としての第1側部折曲片、49…
側部折曲片としての第2側部折曲片、62…境界部又は
伸縮バンドとしての連結布、65…側部接合係止手段を
構成する雄型面ファスナー、66…側部接合係止手段を
構成する雌型面ファスナー、74,75・・・高さ調節手
段としての折線。
7…パレット、18…載置物、21…合成樹脂板、22
…側部折曲片としての第1側部折曲片、23…側部折曲
片としての第2側部折曲片、24…上部折曲片、25a
…境界部としての谷折線、25b…境界部としての山折
線、31…側部接合係止手段を構成する雌型面ファスナ
ー、32・・・伸縮バンドとしての接合布、33…側部接
合係止手段を構成する雄型面ファスナー、41…パレッ
ト用係止具、42…周壁、46…合成樹脂板、47a…
境界部としての谷折線、47b…境界部としての山折
線、48…側部折曲片としての第1側部折曲片、49…
側部折曲片としての第2側部折曲片、62…境界部又は
伸縮バンドとしての連結布、65…側部接合係止手段を
構成する雄型面ファスナー、66…側部接合係止手段を
構成する雌型面ファスナー、74,75・・・高さ調節手
段としての折線。
Claims (8)
- 【請求項1】 パレット上の載置物の周囲を取り囲み、
その荷崩れを防止するために使用されるパレット用係止
具であって、 繰返し洗浄可能なシート状の合成樹脂板を折曲げること
により、筒状に形成された周壁を構成し、前記載置物の
周囲を取り囲むことができるとともに、 前記合成樹脂板の折曲げ状態を解除することにより、展
開してシート状に形成することができるように構成した
ことを特徴とするパレット用係止具。 - 【請求項2】 前記合成樹脂板は、上壁を構成する上部
折曲片と、周壁を構成する側部折曲片とを備え、 前記上部折曲片と各側部折曲片との境界部を折曲げ可能
に連結するとともに、各側部折曲片の両側部に繰返し洗
浄及び係脱可能に構成された側部接合係止手段を設け、 前記上部折曲片と側部折曲片との境界部を折曲げた後、
側部接合係止手段により側部折曲片の側部同士を接合係
止することによって、有蓋筒状に形成することができる
ように構成したことを特徴とする請求項1に記載のパレ
ット用係止具。 - 【請求項3】 前記合成樹脂板は、その両端部間に並べ
られた周壁を構成する側部折曲片を備え、隣接する側部
折曲片の境界部を折曲げ可能に連結するとともに、前記
合成樹脂板の両端部に繰返し洗浄及び係脱可能に構成さ
れた側部接合係止手段を設け、 前記側部折曲片の境界部を折曲げつつ、側部接合係止手
段により合成樹脂板の端部同士を接合係止することによ
って、筒状に形成することができるように構成したこと
を特徴とする請求項1に記載のパレット用係止具。 - 【請求項4】 前記側部接合係止手段を面ファスナーに
より構成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に
記載のパレット用係止具。 - 【請求項5】 筒状に形成された周壁の側部間に繰返し
洗浄可能な伸縮バンドを設けるとともに、その伸縮バン
ドの先端部に前記側部接合係止手段を設け、周壁により
載置物の周囲を締付け方向に付勢することができるよう
に構成したことを特徴とする請求項2から請求項4のい
ずれかに記載のパレット用係止具。 - 【請求項6】 前記筒状に形成された周壁の下端部とパ
レットとの間を固定するための下部固定手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載
のパレット用係止具。 - 【請求項7】 前記筒状に形成された周壁の外部からパ
レット上の載置物を確認するための確認窓を設けたこと
を特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の
パレット用係止具。 - 【請求項8】 前記周壁の下端部に高さ調節手段を設
け、周壁の高さを調節することができるように構成した
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記
載のパレット用係止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001206267A JP2003020042A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | パレット用係止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001206267A JP2003020042A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | パレット用係止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003020042A true JP2003020042A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19042427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001206267A Pending JP2003020042A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | パレット用係止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003020042A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335725A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 架台 |
JP2006182377A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Heiwa Corp | 遊技盤の格納容器 |
JP2010215253A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Hitachi Transport Syst Ltd | 荷崩れ防止装置 |
JP2011046399A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Okamoto Kk | 荷崩れ防止シート |
JP2011157079A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Gastar Corp | パレット兼用梱包装置 |
KR20180029780A (ko) * | 2016-09-13 | 2018-03-21 | 김희원 | 재사용이 가능한 팔레트 화물 포장구 |
KR102333998B1 (ko) * | 2021-06-14 | 2021-12-02 | 주식회사 주영피앤에스 | 팔레트용 적재물 보호시트 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2291110A1 (fr) * | 1974-11-12 | 1976-06-11 | Lebre Charles | Ceinture housse pour maintien de charge sur palette |
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JP2001171670A (ja) * | 1999-12-13 | 2001-06-26 | Lion Corp | 積載用具およびこれを用いた物品の積載方法 |
-
2001
- 2001-07-06 JP JP2001206267A patent/JP2003020042A/ja active Pending
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KR20180029780A (ko) * | 2016-09-13 | 2018-03-21 | 김희원 | 재사용이 가능한 팔레트 화물 포장구 |
KR102333998B1 (ko) * | 2021-06-14 | 2021-12-02 | 주식회사 주영피앤에스 | 팔레트용 적재물 보호시트 |
WO2022265194A1 (ko) * | 2021-06-14 | 2022-12-22 | 주식회사 주영피앤에스 | 팔레트용 적재물 보호시트 |
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