JP2011157079A - パレット兼用梱包装置 - Google Patents

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【課題】製品製造時のパレットを当該製品の梱包具として兼用する。
【解決手段】給湯ユニット2の製造時にはケース3をパレット兼用梱包装置1の底面部4に載せ、ケース3内に給湯手段を組み込む。給湯手段の組み込み終了時には各側面部5、6、7、8を折り目10で起立方向に折り返して、ケース3を包み込み、延長板面部12を折り目11で内側に折り返して、延長板面部12の面ファスナ13を側面部6、8の外周面に形成されている面ファスナ14に結合固定して給湯ユニット2の下部を梱包する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、製造時に当該製造対象製品を載置するパレットとして機能すると共に、その製造対象製品の出荷輸送時には梱包具として機能するパレット兼用梱包装置に関するものである。
一般家庭には広く給湯ユニットが普及している。給湯ユニットには様々な周知のタイプがある。例えば、1つの例として、ケース内に熱交換器と当該熱交換器を燃焼火炎によって加熱するバーナとを装備し、熱交換器を通る水を燃焼加熱して湯にし、その湯を台所、浴槽等の給湯先に給湯するタイプの給湯ユニットや、浴槽湯水(暖房湯水)を熱交換器を通して循環させ、その循環流が熱交換器を通るときにバーナの燃焼火炎によって加熱するタイプのものもある。別の例として、ケース内に貯湯タンクを備え、発電装置の排熱や、太陽光の熱を貯湯タンク内の湯水に伝達して、貯湯タンク内に湯を貯湯し、給湯需要があるときに、その貯湯タンク内の湯を給湯先(給湯の需要先)に給湯するタイプのものもある。また、これらの熱交換器と貯湯タンクを1つのケース内に併設したものもある。
このように、様々なタイプの給湯ユニットが家庭等で使用されているが、これらの給湯ユニットを製造する際にはケースをパレット上に載置し、ケース内に給湯ユニットを構成する熱交換器、センサ、貯湯タンク、バーナ、各種弁、管路、回路基板等の構成部品を収容して組み立てる作業が行われる。
そして、組み立てが完了した後に、給湯ユニットはパレットから降ろされ、例えば、木枠等によって梱包されて仕向け先に輸送出荷される。
特開平9−58661号公報
しかしながら、従来においては、給湯ユニットの製造時に使用されるパレットと、輸送時に使用される梱包用の木枠とは全く機能の異なる別個のものであるので、給湯ユニットの製造が完了した時点で(組み立ての最終工程位置で)、給湯ユニットをパレットから降ろす作業をしなければならず、作業者に過度の負担をかけることとなっていた。
また、輸送先においては、梱包の木枠を取り外して給湯ユニットを家庭等に設置するが、その取り外した木枠はゴミとなるため、持ち帰って廃棄処分する必要がある。しかし、取り外した木枠は嵩張るので、これをトラックの荷台に積んで持ち帰る場合に、他の製品を多く積めなくなるという問題があり、また、持ち帰った木枠を廃棄処分にするのは資源利用の無駄でもあった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、製品製造時においてのパレットとしての利用と、製品輸送時の梱包具としての利用をともに図ることができ、しかも、輸送先から回収して持ち帰るときに嵩張らず、回収した後に、廃棄せずに繰り返し利用可能なパレット兼用梱包装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、ケース内に給湯手段が構築される給湯ユニットの製造時に使用されるパレットと製造後の輸送時に使用される梱包手段とを兼用するパレット兼用梱包装置であって、前記給湯ユニットを載置する底面部と、該底面部の外周縁を折り目として当該外周縁から外側に延設された複数の側面部とを有し、前記底面部に前記給湯ユニットを載置した状態で、各側面部を前記折り目位置で上方に折り曲げて前記給湯ユニットの側面に添わせた状態のときに、互いに隣り合わせとなる側面部の一方側には隣り合わせの他方側の側面部の面に折り曲げて重ね合わせるための延長板面部が設けられ、当該延長板面部と前記他方側の側面部とのそれぞれの重なり合う当接面には面ファスナが設けられている構成をもって前記課題を解決する手段と成している。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成を備え、底面部の外周は四角形状を呈しており、各側面部は四角形状を呈した底面部の各辺の外周縁から延設されており、延長板面部は前記底面部の外周縁の折り目位置で上方に折り曲げて前記底面部に載置される給湯ユニットを両側から挟む一対の各側面部のそれぞれ両端側に設けられている構成をもって前記課題を解決する手段と成している。
さらに、第3の発明は、前記第1又は第2の発明の構成を備え、底面部には載置される給湯ユニットの底面部位の外周を囲繞する枠部が立設されており、この枠部に囲まれた凹部は給湯ユニットの底部が嵌る嵌合凹部と成し、各側面部には当該各側面部を前記底面部の外周縁の折り目位置で折り曲げて前記給湯ユニットの側面に添わせた状態のときに、前記枠部の上面よりも上側となる位置であって前記給湯ユニットの側面に対向する面に緩衝部材が設けられている構成をもって前記課題を解決する手段と成している。
さらに、第4の発明は前記第3の発明の構成を備えた上で、各側面部を底面部の外周縁の折り目位置で折り曲げて給湯ユニットの側面に添わせた状態のときに、各側面部と枠部の外側面との当接し合う面にそれぞれ面ファスナが設けられていることをもって前記課題を解決する手段と成している。
さらに、第5の発明は、前記第3又は第4の発明の構成を備え、枠部と緩衝部材は発泡スチロール樹脂によって形成されている構成をもって前記課題を解決する手段と成している。
本発明においては、給湯ユニットの製造時には、パレット兼用梱包装置の底面部をパレットの台として機能させて、給湯ユニットを構成するケースをパレット兼用梱包装置の底面部に載せ、ケース内に給湯手段を組み立て構築する。その組立作業に際しては、ケースの少なくとも一側面の側板を取り外した状態にし、その側板が取り外されることによって形成される開口を利用してケース内での前記組立作業が行われる。この作業時にパレット兼用梱包装置の各側面部は展開状に開いた状態でもよいが、より好ましくは、ケースの前記開口が形成された側面以外の側面部分で、パレット兼用装置の各側面部を底面部の外周縁の折り目を利用して立ち上げ方向に折り返して、その折り返した側面部をケースの側面に添わせる。
そして、そのケースの各側面に添わせた側面部の隣り合わせの一方側に形成されている延長板面部を折り曲げて隣り合せの他方側のケース側面に添わせてある側面部に重ね、その重ね合せた当接面同士を面ファスナで互いに固定する。これにより、パレット兼用梱包装置に載せられたケースはパレット兼用梱包装置の底面部と側面部とによってしっかり固定されるので、パレット兼用梱包装置によって安定に自立状態に支持され、効率よく給湯手段の組み立てを行うことができる。
そして、給湯手段の組み立て作業が終了したときには、ケースの前記開口に側面板が取り付けられ、その取り付けられたケースの側面側においても、パレット兼用梱包装置の側面部を同様に折り目を利用して折り返してケースの側面に添わせ、同様に隣り合わせの側面部同士が延長板面部の重なり合う面で面ファスナにより固定されることで、給湯ユニット装置(ケース)はその底面側の部位がパレット兼用梱包装置によって梱包された状態となる。
それ故、本発明においては、パレット兼用梱包装置が給湯ユニット装置の製造時にはパレットとして機能し、製造完了時には梱包具として機能するので、給湯ユニット装置の製造完了後に給湯ユニット装置をパレット兼用梱包装置から降ろす作業は不要であり、パレット兼用梱包装置をそのまま梱包具として給湯ユニット装置を保護して出荷輸送できるので、作業者の作業負担を軽減できる。
また、出荷輸送先でパレット兼用梱包装置を回収する場合には、パレット兼用梱包装置を展開した状態で重ね合わせれば嵩張らないので、トラックの荷台の有効スペースも広くなり、その分、トラックの荷台に他の製品を多く積載することができるので、輸送の効率化を達成できる。
さらに、本発明のパレット兼用梱包装置は回収して繰り返し使用できるので、資源の有効利用の上でも望ましい。
本発明に係るパレット兼用梱包装置の一実施形態を給湯ユニット装置と共に示す説明図である。 一実施形態のパレット兼用梱包装置の使用状況の説明図である。 一実施形態のパレット兼用梱包装置を重ね合わせた状態の説明図である。 本発明に係るパレット兼用梱包装置の別の実施形態の説明図である。 パレット兼用梱包装置における延長板面部の他の形成例の説明図である。
以下、本発明に係るパレット兼用梱包装置の実施形態を図面を参照して説明する。
図1には第1の実施形態のパレット兼用梱包装置1が給湯ユニット2と共に示されている。給湯ユニット2は、ケース3の内部に給湯手段が構築されるものである。給湯手段は外部へ湯を送水する機能を有していればどのような構成のものでもよい。例えば、前述したように、熱交換器とバーナをケース3内に備え、熱交換器を通る水をバーナの燃焼火炎によって加熱して湯を作り、この湯を湯の送水先に送水するタイプのものや、ケース3内に貯湯タンクを備え、発電装置や、タービンエンジンの排熱や、太陽光の熱を利用して、貯湯タンク内に湯を貯湯し、給湯需要が生じたときにその貯湯タンク内の湯を給湯需要先に供給するタイプのものでもよい。このような給湯手段の構成は周知であり、その説明を省略する。
ケース3は縦長の箱形状を呈しており、その4側面のうち、少なくとも1つの側面の側板は着脱自在に取り付けられており、ケース3内に給湯手段を構築するための作業を行う際は少なくとも1つの側面の側板を取り外し、その板面の取り外しによって形成される開口を利用して、作業が行われる。
パレット兼用梱包装置1は全体が合成樹脂等によって形成されており、底面部4と、側面部5、6、7、8と、延長板面部12とを有している。底面部4は給湯ユニット2(ケース3)の底面形状と符合する形状、大きさに形成されるもので、図1の例では、給湯ユニット2の底面形状が四角形であるので、これに合せて底面部4も四角形状に形成されている。この底面部4は給湯ユニット2を製造する際、つまり、ケース3内に給湯手段を構築する作業を行う場合、給湯ユニット2(ケース3)を載置するパレットの台として機能するものであり、そのため、底面部4はパレット台として機能するのに十分な機械的強度を有している。
四角形状を呈した底面部4の四辺は底面部4の外周縁でもあり、この外周縁を折り目10として各側面部5、6、7、8は底面部4に対して折り返しが可能と成している。折り目10は、例えば、当該折り目10部分の板厚を他の部分の板厚よりも薄くしたヒンジ構造とすることよって形成される。
底面部4の四辺の各辺からは折り目10を介して外部へ向けて側面部5、6、7、8が延設されている。側面部5、7にはそれぞれ両端側から折り目11を介して延長板面部12が側面部5、7の長手方向に突き出し形成されている。折り目11は折り目10と同様に形成される。この各延長板面部12の内側面(図1の状態では上側表面)には面ファスナ13が形成されている。また、側面部6、8には、その長手方向の両端側(延長板面部12に隣接する側)の外側面(図1の状態での下側表面(裏面))に面ファスナ14が設けられている。
パレット兼用梱包装置1をパレットとして使用するときには、図1に示されるように、底面部4の上に給湯ユニット2のケース3が載置され、ケース3内に給湯手段を組み込む作業が行われる。各工程の作業はケース3を底面部4に載置したまま各工程間の移動が行われる。ケース3の少なくとも一側面の側板3aは着脱装着可能と成しており、給湯手段の組み込み作業を行う場合には側板3aを取り外すことによって形成される開口を利用して行う。
この給湯手段の組み込み作業を行う場合、図1に示すように、各側面部5、6、7、8を開いた状態(展開した状態)にして行うことも可能であるが、パレットとしての機能をより高める場合には、例えば、図2において、側板3aを取り外して作業が行われる場合、側面部8は作業の邪魔にならないように開いた状態にし、残りの側面部5、6、7は折り目10を利用して上方(起立方向)へ折り返して側面部5、6、7をケース3の側面に添わせる。
そして、この状態で、側面部5、7に延長形成されている延長板面部12のうち、側面部6に隣り合う側の延長板面部12を、折り目11を利用して内側に折り返すことにより、延長板面部12の面ファスナ13は側面部6の面ファスナ14に重なり合って結合固定されるので、ケース3は3側面が側面部5、6、7によって包み込むように支持されることとなり、これにより、ケース3の自立安定性が増し、パレット兼用梱包装置1のパレットとしての機能が十分に発揮されることとなる。
ケース3への給湯手段の組み込み作業が終了したときには、取り外していた側板3aを装着し、側面部8を、折り目10を利用して起立方向に折り返して側面部8を側板3aに添わせ、この状態で側面部8に隣り合う側の側面部5、7の延長板面部12を、折り目11を利用して内側に折り返すことにより、その折り返した延長板面部12の面ファスナ13が側面部8の面ファスナ14に重なり合い、接合固定される。この状態においては、給湯ユニット2(ケース3)の底部側はパレット兼用梱包装置1によって底面と4側面が包み込まれるように梱包されるので、パレット兼用梱包装置1は梱包具としての機能を発揮する。
給湯ユニット2を出荷する場合には、給湯ユニット2(ケース3)の残りの露出面を他の梱包材によって梱包した後に、仕向け先に輸送される。そして、仕向け先の現地で給湯ユニット2の設置作業を行い、パレット兼用梱包装置1は持ち帰り、再利用される。パレット兼用梱包装置1を持ち帰る場合は、図3に示されるように、パレット兼用梱包装置1を展開状態に重ねることにより、トラックの荷台で嵩張らず、トラックに他の荷物を多く積むことができる。
図4は本発明におけるパレット兼用梱包装置1の第2の実施形態を示す。前記した第1の実施形態のパレット兼用梱包装置1と異なる点は、底面部4に枠部15を設け、各側面部5、6、7、8に緩衝部材17を設け、さらに、枠部15の各外側面と各側面部5、6、7、8との当接面(各側面部5、6、7、8を起立方向に折り返したときの接合面)にそれぞれ面ファスナ18、19を設けたことであり、それ以外の構成は前記した第1の実施形態と同じであるので、同一構成部分の重複説明は省略する。
枠部15はケース3の下部の外観形状と符合する形状に形成されるものであり、図1に示されるようにケース3の下部は四角形状を呈しているので、これに合せて枠部15も四角形状に形成されている。この枠部15は底面部4の折り目10よりも僅かに内側位置に折り目10に沿って形成されている。図4の例では、枠部15の壁は連続した壁と成しているが、間欠的に壁を配置した不連続の壁であってもよい。枠部15の材料は特に限定されないが、好ましくは緩衝機能を有しているものがよく、実施形態では発泡スチロールによって枠部15が形成されている。
枠部15に囲まれた内部は凹部16と成しており、この凹部16にケース3の下部がすっぽりとがたつきなく嵌合するように凹部16の形状および大きさが設定されている。
各側面部5、6、7、8に設けられる緩衝部材17の材料は限定されないが、例えば、発泡スチロールによって形成されており、緩衝部材17を設ける位置は各側面部5、6、7、8を起立方向に折り返したときに、底面からの高さHが枠部15の高さhよりも大(H>h)となる位置に設けられている。つまり、各側面部5、6、7、8を起立方向に折り返したときに、緩衝部材17は枠部15の上側位置となる。緩衝部材17の厚みtは枠部15の幅方向の厚み(板厚)Tと等しい(又はほぼ等しい)厚みと成している(t=T又はt≒T)。
第2の実施形態のパレット兼用梱包装置1をパレットとして使用する場合には、枠部15の凹部16にケース3の下部を嵌合してケース3内に前記第1実施形態の場合と同様に給湯手段を組み込む。このときも、各側面部5、6、7、8は開いた状態で使用してもよいが、第1実施形態の場合と同様に、側板3aを取り外した開口側の側面部8は開いた状態にし、残りの側面部5、6、7は起立方向に折り返す使用形態をとり得る。そうすることにより、各側面部5の面ファスナ18は枠部15側の面ファスナ19と結合固定し、側面部6の両隣りの側面部5、7における延長板面部12は折り目11で内向きに折り返すことで、各延長板面部12の面ファスナ13が側面部6側の面ファスナ14(図1参照)と結合固定し、枠部15の上側位置ではケース3の側面は緩衝部材17が当接して各側面部5、6、7によっておさえられるので、ケース3はしっかりとパレット兼用梱包装置1によって支持される。
また、ケース3内に給湯手段の組み込みが終了した時点で、ケース3の開口部に側板3aが取り付けられ、その状態で、側面部8を起立方向へ折り返すことによって、側面部8の面ファスナ18が枠部15の面ファスナ19に結合固定し、側面部8の緩衝部材17によってケース3の側板3aをおさえ、その状態で側面部8の両隣り側の側面部5、7における延長板面部12が折り目11の位置で内側に折り返されてこれらの延長板面部12の面ファスナ13が側面部8の外側の面に形成されている面ファスナ14(図1参照)に結合固定する。これにより、給湯ユニット2(ケース3)の下部はパレット兼用梱包装置1によって梱包された状態となる。
そして、製品出荷の輸送時には、第1の実施形態の場合と同様に、ケース3の残りの露出部分が他の梱包材によって梱包された状態で仕向け先に輸送される。
上記のように、本実施形態例のパレット兼用梱包装置1は給湯ユニット2を製造する際のパレットとして機能し、かつ、梱包具としても機能するので、製造終了後に、従来例のように、いちいち給湯ユニット2をパレットから降ろして梱包するという作業は必要ないので、作業者の作業負担を大幅に軽減することが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では延長板面部12を側面部6、8の外側に被せたが、その逆に、延長板面部12の外側を側面部6、8で覆うようにしてもよい。この場合にも、延長板面部12と側面部6、8の当接面にそれぞれ面ファスナ13、14を設けることとなる。
また、上記実施形態では、側面部5、7の両端側に延長板面部12を形成したが、例えば、図5に示されるように、それぞれの側面部5、6、7、8の片端側に延長板面部12を形成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態ではケース3の底部の形状を四角形状としたが、ケース3の底部の形状は四角以外の多面形状としてもよく、円や楕円等のような曲面形状のものでもよい。その場合には、底面部4の形状もそれらの形状に符合する形状にすればよい。この場合、第2の実施形態のように、枠部15を形成する場合は、その枠部15の形状(凹部16の形状)もそれらのケース底部の形状に符合する形状にすればよい。
さらに、上記実施の形態ではパレット兼用梱包装置1を、給湯ユニット2の製造時のパレットとしての用途と製造後の給湯ユニット2の梱包具の用途を兼用する例で説明したが、本発明のパレット兼用梱包装置1はケース内に機能部品が装備される様々なユニットタイプの製品の製造用のパレットとしての用途と梱包具の用途を兼ねたパレット兼用梱包装置として適用できる。
本発明のパレット兼用梱包装置は、パレットに載せて製品を製造し、その製造した製品を梱包して出荷輸送する用途に適している。
1 パレット兼用梱包装置
2 給湯ユニット
3 ケース
4 底面部
5、6、7、8 側面部
10、11 折り目
12 延長板面部
13、14、18、19 面ファスナ
15 枠部
16 凹部
17 緩衝部材

Claims (5)

  1. ケース内に給湯手段が構築される給湯ユニットの製造時に使用されるパレットと製造後の輸送時に使用される梱包手段とを兼用するパレット兼用梱包装置であって、前記給湯ユニットを載置する底面部と、該底面部の外周縁を折り目として当該外周縁から外側に延設された複数の側面部とを有し、前記底面部に前記給湯ユニットを載置した状態で、各側面部を前記折り目位置で上方に折り曲げて前記給湯ユニットの側面に添わせた状態のときに、互いに隣り合わせとなる側面部の一方側には隣り合わせの他方側の側面部の面に折り曲げて重ね合わせるための延長板面部が設けられ、当該延長板面部と前記他方側の側面部とのそれぞれの重なり合う当接面には面ファスナが設けられていることを特徴とするパレット兼用梱包装置。
  2. 底面部の外周は四角形状を呈しており、各側面部は四角形状を呈した底面部の各辺の外周縁から延設されており、延長板面部は前記底面部の外周縁の折り目位置で上方に折り曲げて前記底面部に載置される給湯ユニットを両側から挟む一対の各側面部のそれぞれ両端側に設けられていることを特徴とする請求項1記載のパレット兼用梱包装置。
  3. 底面部には載置される給湯ユニットの底面部位の外周を囲繞する枠部が立設されており、この枠部に囲まれた凹部は給湯ユニットの底部が嵌る嵌合凹部と成し、各側面部には当該各側面部を前記底面部の外周縁の折り目位置で折り曲げて前記給湯ユニットの側面に添わせた状態のときに、前記枠部の上面よりも上側となる位置であって前記給湯ユニットの側面に対向する面に緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパレット兼用梱包装置。
  4. 各側面部を底面部の外周縁の折り目位置で折り曲げて給湯ユニットの側面に添わせた状態のときに、各側面部と枠部の外側面との当接し合う面にそれぞれ面ファスナが設けられていることを特徴とする請求項3記載のパレット兼用梱包装置。
  5. 枠部と緩衝部材は発泡スチロール樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のパレット兼用梱包装置。
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