JP2003019679A - マイクロマニピュレータ駆動制御装置、マイクロマニピュレータ駆動制御方法およびマイクロマニピュレータ駆動制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

マイクロマニピュレータ駆動制御装置、マイクロマニピュレータ駆動制御方法およびマイクロマニピュレータ駆動制御プログラムを記録した媒体

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JP2003019679A
JP2003019679A JP2001207987A JP2001207987A JP2003019679A JP 2003019679 A JP2003019679 A JP 2003019679A JP 2001207987 A JP2001207987 A JP 2001207987A JP 2001207987 A JP2001207987 A JP 2001207987A JP 2003019679 A JP2003019679 A JP 2003019679A
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micromanipulator
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axis
mouse
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Katsuaki Oishi
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Suruga Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョイスティック等、操作性が悪かった。 【解決手段】 顕微鏡12に配設されたXYZの三軸に
駆動可能なマイクロマニピュレータ13,14をマウス
24の操作によって各XYZ軸方向に駆動制御すること
によって、利用者は片手でマイクロマニピュレータ1
3,14の操作を行うことができるとともに、マウス2
4の操作性より簡易に微小操作を実施することが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロマニピュ
レータ駆動制御装置、マイクロマニピュレータ駆動制御
方法およびマイクロマニピュレータ駆動制御プログラム
を記録した媒体に関し、特に、マイクロマニピュレータ
を空間内の3軸方向に対して駆動可能なマイクロマニピ
ュレータ駆動制御装置、マイクロマニピュレータ駆動制
御方法およびマイクロマニピュレータ駆動制御プログラ
ムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、細胞にDNA溶液の注入
処理を実施する場合、一方に微小針をまた他方に捕捉針
を配置したマイクロマイクロマニピュレータが用いられ
る。一般的なマイクロマイクロマニピュレータでは顕微
鏡視野内で微小針や捕捉針等の微小器具を操作して、シ
ャーレ等の容器内に入れられた細胞等の微小な処理物に
所定の処理を実施している。この他のマイクロマイクロ
マニピュレータではマイクロマニピュレータをステッピ
ングモータ等の駆動制御装置を利用して駆動させるもの
がある。このマイクロマニピュレータ駆動制御装置を適
用することによって、マイクロマニピュレータを駆動制
御しつつシャーレ等の容器内に入れられた細胞等の微小
な処理物に所定の処理を実施することが可能になる。
【0003】この種のマイクロマニピュレータ駆動制御
装置では、例えば、上下に傾動可能なZ軸用のスティッ
クと、前後左右に傾動可能なXY軸用のスティックとを
用い、それらを両手で操作して空間内の3軸方向(上下
前後左右方向)に駆動制御している。また、片手で操作
するマイクロマイクロマニピュレータ駆動制御装置で
は、前後左右に傾動するスティックの先端にZ軸用のダ
イヤルを設けたり、固定スティック上に3軸方向用の3
つのダイヤルを設けたりして、片手で上下前後左右方向
に駆動制御できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマイク
ロマニピュレータ駆動制御装置においては、前者の両手
で操作する構成では、マイクロマイクロマニピュレータ
が対向配置されている場合に2つのマイクロマイクロマ
ニピュレータを同時に操作することができない。また、
後者の片手で操作する構成では、平面上での曲線的又は
直線的な動きが必要な場合に、操作が困難である。特
に、Z軸上とX軸またはY軸上とでマイクロマニピュレ
ータを同時に動かす場合には、Z軸用のダイヤルを回し
てスティックを前後または左右に動かしたり、Z軸用の
ダイヤルを回しながらX軸またはY軸のダイヤルを回さ
なければならず、高度な指先の熟練性が要求される。た
とえば、細胞へ斜め上方から針を刺してそれを斜め上方
に持ち上げる場合に、その動作を片手で行うのが困難で
ある。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、マイクロマニピュレータの操作性を向上させる
ことが可能なマイクロマニピュレータ駆動制御装置、マ
イクロマニピュレータ駆動制御方法およびマイクロマニ
ピュレータ駆動制御プログラムを記録した媒体の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、XYZの三軸方向に駆動
可能なマイクロマニピュレータの各軸に対する駆動指令
をマウスから入力し、この入力した駆動指令に基づいて
同マイクロマニピュレータの各軸に対する駆動制御を実
行するマイクロマニピュレータ駆動制御装置であって、
上記マウスからXY軸方向の駆動指令を入力し、この駆
動指令に基づいて上記マイクロマニピュレータのXY軸
に対する駆動制御を実行するXY軸駆動制御手段と、上
記マウスの有する回転操作子の回転度合いに基づいてZ
軸方向の駆動指令を入力し、この駆動指令に基づいて上
記マイクロマニピュレータのZ軸に対する駆動制御を実
行するZ軸駆動制御手段とを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、XYZの三軸方向に駆動可能なマイクロ
マニピュレータの各軸に対する駆動指令をマウスから入
力し、この入力した駆動指令に基づいて同マイクロマニ
ピュレータの各軸に対する駆動制御を実行するマイクロ
マニピュレータ駆動制御装置を提供する。かかる場合、
マイクロマニピュレータ駆動制御装置をXY軸駆動制御
手段とZ軸駆動制御手段とにより構成し、XY軸駆動制
御手段にてマウスからXY軸方向の駆動指令を入力し、
この駆動指令に基づいてマイクロマニピュレータのXY
軸に対する駆動制御を実行する。そして、Z軸駆動制御
手段にてマウスの有する回転操作子の回転度合いに基づ
いてZ軸方向の駆動指令を入力し、この駆動指令に基づ
いてマイクロマニピュレータのZ軸に対する駆動制御を
実行する。
【0008】このようにマイクロマニピュレータはマウ
スの操作態様と同期して駆動制御される。そこで、マイ
クロマニピュレータの駆動制御に合わせてマウスの操作
内容を視認することができると、操作し易く好適であ
る。そこで、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に
記載のマイクロマニピュレータ駆動制御装置において、
上記マイクロマニピュレータの駆動状態を画面表示する
ディスプレイを備えるとともに、このディスプレイにて
表示される画面表示上に上記マウスにて入力された駆動
指令を視認可能に表示する構成としてある。上記のよう
に構成した請求項2にかかる発明においては、マイクロ
マニピュレータの駆動状態を画面表示するディスプレイ
を備えさせる。そして、このディスプレイにて表示され
る画面表示上にマウスにて入力された駆動指令を視認可
能に表示する。
【0009】マウスの操作に基づいて実行される駆動制
御の一例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項
1または請求項2のいずれかに記載のマイクロマニピュ
レータ駆動制御装置において、上記XY軸駆動制御手段
およびZ軸駆動制御手段は、上記マウスから入力される
駆動指令に基づいて駆動速度を算出し、この駆動速度に
従って上記マイクロマニピュレータの各軸に対する駆動
制御を実行する構成としてある。上記のように構成した
請求項3にかかる発明においては、XY軸駆動制御手段
およびZ軸駆動制御手段にて駆動制御を実行するに際し
て、マウスから入力される駆動指令に基づいて駆動速度
を算出する。そして、この駆動速度に従ってマイクロマ
ニピュレータの各軸に対する駆動制御を実行する。
【0010】マウスから入力を全て受け付けてしまう
と、意図しないマウスの動きによってマイクロマニピュ
レータ駆動制御されてしまう。そこで、請求項4にかか
る発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
マイクロマニピュレータ駆動制御装置において、上記駆
動指令の入力を受け付けるか否かを選択する駆動指令選
択手段を備える構成としてある。上記のように構成した
請求項4にかかる発明においては、駆動指令選択手段に
て駆動指令の入力を受け付けるか否かを選択する。そし
て、選択を行った後に、マウスから駆動指令を入力す
る。これにより、駆動指令の受け付けを選択した場合に
のみマイクロマニピュレータの駆動制御を行うことが可
能になる。
【0011】駆動指令選択手段にて駆動指令の選択を行
う手法の一例として、請求項5にかかる発明は、上記請
求項4に記載のマイクロマニピュレータ駆動制御装置に
おいて、上記マウスは、押し下げ操作にて所定の指示を
出力可能なボタン部を有し、上記駆動指令選択手段は、
このボタン部に対する押し下げ操作に基づいて上記入力
を受け付けるか否かの選択を行う構成としてある。上記
のように構成した請求項5にかかる発明において、駆動
指令選択手段は、マウスが有するボタン部に対する押し
下げ操作に基づいて、マウスから入力される駆動指令の
入力を受け付けるか否かの選択を行う。
【0012】一つのマウスで複数のマイクロマニピュレ
ータの操作ができると好適である。そこで、請求項6に
かかる発明は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
載のマイクロマニピュレータ駆動制御装置において、複
数のマイクロマニピュレータから駆動制御を実行する一
つのマイクロマニピュレータを選択するマニピュレータ
選択手段を備える構成としてある。上記のように構成し
た請求項6にかかる発明においては、マニピュレータ選
択手段にて複数のマイクロマニピュレータから駆動制御
を実行する一つのマイクロマニピュレータを選択する。
【0013】マニピュレータ選択手段にてマイクロマニ
ピュレータの選択を行う手法の一例として、請求項7に
かかる発明は、上記請求項6に記載のマイクロマニピュ
レータ駆動制御装置において、上記マウスは、押し下げ
操作にて所定の指示を出力可能なボタン部を有し、上記
マニピュレータ選択手段は、このボタン部に対する押し
下げ操作に基づいて上記マイクロマニピュレータの選択
を行う構成としてある。 上記のように構成した請求項
7にかかる発明においては、マニピュレータ選択手段
は、マウスが有するボタン部に対する押し下げ操作に基
づいて、複数のマイクロマニピュレータから駆動制御の
対象となる一のマイクロマニピュレータの選択を行う。
【0014】マイクロマニピュレータの駆動速度を適宜
変更できると好適である。そこで、請求項8にかかる発
明は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載のマイ
クロマニピュレータ駆動制御装置において、異なる駆動
倍率に基づく駆動指令から一の駆動倍率を選択する駆動
倍率選択手段を備える構成としてある。上記のように構
成した請求項8にかかる発明においては、駆動倍率選択
手段にて異なる駆動倍率に基づく駆動指令から一の駆動
倍率を選択する。
【0015】駆動倍率選択手段にて駆動倍率の選択を行
う手法の一例として、請求項9にかかる発明は、上記請
求項8に記載のマイクロマニピュレータ駆動制御装置に
おいて、上記マウスは、押し下げ操作にて所定の指示を
出力可能なボタン部を有し、上記駆動倍率選択手段は、
このボタン部に対する押し下げ操作に基づいて上記駆動
倍率の選択を行う構成としてある。上記のように構成し
た請求項9にかかる発明においては、駆動倍率選択手段
は、マウスが有するボタン部に対する押し下げ操作に基
づいて、異なる駆動倍率に基づく駆動指令から一の駆動
倍率を選択する。
【0016】本発明にかかるマイクロマニピュレータ駆
動制御装置を適用して好適なマイクロマニピュレータの
一例として、請求項10にかかる発明は、上記請求項1
〜請求項9のいずれかに記載のマイクロマニピュレータ
駆動制御装置において、上記マイクロマニピュレータ
は、細胞操作に利用される構成としてある。上記のよう
に構成した請求項10にかかる発明においては、細胞操
作に利用されるマイクロマニピュレータをマウスを利用
して駆動制御する。
【0017】また、XYZの三軸方向に駆動可能なマイ
クロマニピュレータの各軸に対する駆動指令をマウスか
ら入力し、この入力した駆動指令に基づいて同マイクロ
マニピュレータの各軸に対する駆動制御を実行する手法
は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その
方法としても機能することは容易に理解できる。
【0018】このため、請求項11にかかる発明は、X
YZの三軸方向に駆動可能なマイクロマニピュレータの
各軸に対する駆動指令をマウスから入力し、この入力し
た駆動指令に基づいて同マイクロマニピュレータの各軸
に対する駆動制御を実行するマイクロマニピュレータ駆
動制御方法あって、上記マウスが有する平面上を転動す
るボールの転動度合いに基づいてXY軸方向の駆動指令
を入力するボール部にてXY軸方向の駆動指令を入力
し、この駆動指令に基づいてXY軸に対する駆動制御を
実行するXY軸駆動制御工程と、上記マウスが有するホ
イールの回転度合いに基づいてZ軸方向の駆動指令を入
力するホイール部にてZ軸方向の駆動指令を入力し、こ
の駆動指令に基づいてZ軸に対する駆動制御を実行する
Z軸駆動制御工程とを具備する構成としてある。すなわ
ち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法として
も有効であることに相違はない。
【0019】ところで、このようなマイクロマニピュレ
ータ駆動制御装置は単独で存在する場合もあるし、ある
機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、
発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むも
のである。従って、ソフトウェアであったりハードウェ
アであったりするなど、適宜、変更可能である。発明の
思想の具現化例としてマイクロマニピュレータ駆動制御
装置のソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェ
アを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用
されるといわざるをえない。
【0020】その一例として、請求項12にかかる発明
は、XYZの三軸方向に駆動可能なマイクロマニピュレ
ータの各軸に対する駆動指令をマウスから入力し、この
入力した駆動指令に基づいて同マイクロマニピュレータ
の各軸に対する駆動制御を実行するマイクロマニピュレ
ータ駆動制御プログラムを記録した媒体あって、上記マ
ウスが有する平面上を転動するボールの転動度合いに基
づいてXY軸方向の駆動指令を入力するボール部にてX
Y軸方向の駆動指令を入力し、この駆動指令に基づいて
XY軸に対する駆動制御を実行するXY軸駆動制御機能
と、上記マウスが有するホイールの回転度合いに基づい
てZ軸方向の駆動指令を入力するホイール部にてZ軸方
向の駆動指令を入力し、この駆動指令に基づいてZ軸に
対する駆動制御を実行するZ軸駆動制御機能とをコンピ
ュータに実行させる構成としてある。
【0021】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。ま
た、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェア
で実現されている場合においても発明の思想において全
く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶してお
いて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものと
してあってもよい。
【0022】このようにマイクロマニピュレータの駆動
制御を行う装置は駆動制御装置単体に限られず、マイク
ロマニピュレータおよびマウスを含めた構成においても
成立する。そこで、請求項13にかかる発明は、XYZ
の三軸方向に駆動可能なマイクロマニピュレータと、ボ
ール部にて平面上を転動するボールの転動度合いに基づ
いてXY軸方向の駆動指令を入力するとともに、ホイー
ル部にてホイールの回転度合いに基づいてZ軸方向の駆
動指令を入力するマウスと、上記マウスにて入力された
XY軸方向の駆動指令およびZ軸方向の駆動指令に基づ
いて上記マイクロマニピュレータの各軸方向に対する駆
動制御を実行するコントローラとを具備する構成として
ある。
【0023】また、このようなマイクロマニピュレータ
駆動制御装置では汎用的なマウスを利用することも可能
であるためマウスを構成に含めない態様としても成立す
る。そこで、請求項14にかかる発明は、XYZの三軸
方向に駆動可能なマイクロマニピュレータと、ボール部
にて平面上を転動するボールの転動度合いに基づいてX
Y軸方向の駆動指令を入力するとともに、ホイール部に
てホイールの回転度合いに基づいてZ軸方向の駆動指令
を入力されるマウスと接続し、同マウスにて入力された
XY軸方向の駆動指令およびZ軸方向の駆動指令に基づ
いて上記マイクロマニピュレータの各軸方向に対する駆
動制御を実行するコントローラとを具備する構成として
ある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,請求項1
3,請求項14にかかる発明によれば、マウスを利用す
ることによって、簡易な操作にてマイクロマニピュレー
タに対するXYZ軸方向の駆動指令を入力し、かかる駆
動指令に基づいて当該マイクロマニピュレータの駆動制
御を実行することが可能なマイクロマニピュレータ駆動
制御装置を提供することができる。また、請求項2にか
かる発明によれば、マウスの操作に同期して駆動制御さ
れるマイクロマニピュレータの駆動態様をディスプレイ
上でマウスの操作内容と合わせて視認可能なため、マウ
ス操作を簡易に行うことが可能になる。
【0025】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
マウスの操作速度を駆動制御に反映させることが可能に
なる。さらに、請求項4にかかる発明によれば、駆動指
令の受け付けを選択した場合にのみマイクロマニピュレ
ータの駆動制御を行うことが可能になる。さらに、請求
項5にかかる発明によれば、マウスのボタン部を利用し
て駆動指令の受け付けの選択を行うことができる。さら
に、請求項6にかかる発明によれば、一つのマウスにて
複数のマイクロマニピュレータの操作を行うことが可能
になる。さらに、請求項7にかかる発明によれば、マウ
スのボタン部を利用して駆動制御対象となるマイクロマ
ニピュレータを選択することが可能になる。
【0026】さらに、請求項8にかかる発明によれば、
駆動制御による駆動速度を駆動倍率を選択することによ
って適宜変更することが可能になる。さらに、請求項9
にかかる発明によれば、マウスのボタン部を利用して駆
動倍率の変更を行うことが可能になる。さらに、請求項
10にかかる発明によれば、細胞操作の微小作業をマウ
スを利用して行うことが可能になる。さらに、請求項1
1および請求項12にかかる発明によれば、マウスを利
用することによって、簡易な操作にてマイクロマニピュ
レータに対するXYZ軸方向の駆動指令を入力し、かか
る駆動指令に基づいて当該マイクロマニピュレータの駆
動制御を実行することが可能なマイクロマニピュレータ
駆動制御方法およびマイクロマニピュレータ駆動制御プ
ログラムを記録した媒体を提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態について説明する。 (1)マイクロマニピュレータシステムについて: (2)ハードウェア構成について: (3)駆動制御処理について: (4)他のハードウェア構成について: (5)まとめ:
【0028】(1)マイクロマニピュレータシステムに
ついて:図1は、本発明にかかるマイクロマニピュレー
タ駆動制御装置を適用したマイクロマニピュレータシス
テムの一実施例の構成を示した外観構成図である。同図
において、マイクロマニピュレータシステム10は、概
略、ベース11に載置された顕微鏡12と、この顕微鏡
12の両側方に配設された一対のマイクロマニピュレー
タ13,14と、この顕微鏡12およびマイクロマニピ
ュレータ13,14の駆動制御するために所定のインタ
ーフェースにて接続されるコンピュータシステム20と
を有している。
【0029】ここで、顕微鏡12は本体中央部に操作テ
ーブル15を有しており、この操作テーブル15には細
胞等の被処理物が収容されるシャーレ16が載置されて
いる。また、操作テーブル15の下方には対物レンズ1
7が配置されており、対物レンズ17の下端部にはCC
Dカメラ18が配設されている。従って、この対物レン
ズ17を介してCCDカメラ18にてシャーレ16上の
状態を撮影可能になっている。そして、この操作テーブ
ル15には図示しないステッピングモータが配設されて
おり、操作テーブル15はこのステッピングモータの回
転動作に基づいて水平面方向(XY軸)の二軸方向に駆
動可能になっている。
【0030】マイクロマニピュレータ13,14は、上
述したとおり顕微鏡12の両側方に配設されており、駆
動部13a,14aを備える構成となっている。この駆
動部13a,14aには図示しない三台のステッピング
モータが内蔵されており、各々のステッピングモータに
よって、マイクロマニピュレータ13,14を水平面方
向(XY軸)および上下方向(Z軸)の三軸方向に駆動
可能になっている。このとき、マイクロマニピュレータ
13,14は顕微鏡2本体に対して、1μmまたは数十
μm単位の動き(微動または粗動)をXYZ軸方向に実
行可能になっている。この駆動部13a,14aの顕微
鏡12側端部には、微小器具である左ピペット13bお
よび右ピペット14bが取り付けられている。これらの
左右ピペット13b,14bは、その先端部が操作テー
ブル15上に載置されたシャーレ16側に延びている。
従って、マイクロマニピュレータ13,14をXYZ軸
方向に動かすと、この動きに同期して左右ピペット13
b,14bがシャーレ16上にてXYZ軸方向に動作す
る。これによって、シャーレ16に収容されている細胞
等の被処理物に対する微小処理が実施可能になってい
る。
【0031】コンピュータシステム20は、コンピュー
タ本体21に出力デバイスとしてディスプレイ22が接
続されるとともに、入力デバイスとしてキーボード23
と、マウス24とが接続されている。このマウス24
は、左クリックボタン部24aおよび右クリックボタン
部24bと、ホイール部24cとを備えている。マウス
23は、左右クリックボタン部24a,24b何れか一
方のクリック操作によって、駆動部13a,14aの粗
動←→微動を切り換えてマイクロマニピュレータ13,
14の駆動倍率を切り替えることが可能になっていると
ともに、左右クリックボタン部24a,24bのクリッ
ク操作によって所定の選択画面をディスプレイ22上に
表示させるとともに、この選択画面から所望の選択を実
施可能になっている。
【0032】また、コンピュータ本体21にはコントロ
ールユニット30が接続されている。このコントロール
ユニット30は上述した操作テーブル15をXY各軸方
向に駆動させるステッピングモータを動作させるための
モータドライバおよびマイクロマニピュレータ13,1
4をXYZ各軸方向に駆動させるステッピングモータを
動作させるためのモータドライバが内蔵されている。こ
れらのモータドライバはコンピュータ本体21からの駆
動指令に基づいて接続する各ステッピングモータを動作
させる。
【0033】(2)ハードウェア構成について:図2
は、上述してきたマイクロマニピュレータシステム10
のハードウェア構成を示した構成図である。同図におい
て、マウス24内部には平面上を転動する図示しないボ
ール部の転動度合いに基づいて平面内のXY軸方向の動
きを検出するX軸方向検出部241と、Y軸方向検出部
242と、左ボタンクリック検出部244と、右クリッ
クボタン検出部245とが備えられている。この左右ボ
タンクリック検出部244,245は左右クリックボタ
ン部24a,24bの押し下げ状態を検知し、この検知
状況を出力する。また、マウス24に配設されたホイー
ル部24cの回転度合いに基づいてZ軸方向の動きを検
出するZ軸方向検出部243を備えている。ここで、マ
ウス24の操作内容を検出することが可能な概略構成を
図3に示すとともに、その概略動作を図4に示す。
【0034】同図において、マウス24にはエンコーダ
24eが内蔵されており、エンコーダ24eはホイール
部24cおよびボール部24dが接続され、ホイール部
24cの回転度合いおよびボール部24dの転動度合い
を入力する。そして、入力した回転度合いおよび転動度
合いに基づいて回転転動方向に応じた回転転動パルスP
2を外部に出力する。このとき同時に回転転動度合いを
計測する場合の基準となる基準パルスP1を外部に出力
する。コンピュータ本体21にはメイン基板21aが配
設されており、エンコーダ24eから出力された回転転
動パルスP2および基準パルスP1は、メイン基板21
aに配設されているカウンタ回路21a1に入力され、
当該カウンタ回路21a1はこの入力した回転転動パル
スP2のパルス数をカウントする。そして、カウンタ回
路21a1にはメイン基板21aに配設されている位相
検出回路21a2が接続されている。この位相検出回路
21a2はカウンタ回路21a1から回転転動パルスP
2と基準パルスP1とを入力し位相Dを検出する。
【0035】このように位相Dが検出されると、コンピ
ュータ本体21にインストールされているオペレーティ
ングシステムの機能によって、マウス24におけるホイ
ール部24cおよびボール部24dの操作内容を検出す
ることが可能になっている。また、オペレーティングシ
ステムは、メイン基板21aに入力される左右クリック
ボタン検出部244,245の出力状態に基づいて左右
クリックボタン部24a,24bに対する操作内容を検
出可能になっている。
【0036】コンピュータ本体21には、画像入力ボー
ド21bが内蔵されており、この画像入力ボード21b
はCCDカメラ18に接続されるとともに、メイン基板
21aに接続されている。メイン基板21aは、この画
像入力ボード21bを介してCCDカメラ18の撮影状
況を入力してディスプレイ22に出力して表示させる。
そして、コンピュータ本体21には、パルス出力ボード
21cが内蔵されており、このパルス出力ボード21c
にはコントロールユニット30が有するモータコントロ
ーラ30aが接続されている。
【0037】ここで、コンピュータ本体21には、マイ
クロマニピュレータシステム10の機能を実現するため
の所定のアプリケーションがインストールされている。
本実施形態においてはこのアプリケーションをマイクロ
マニピュレータ制御プログラムと呼ぶ。そして、このマ
イクロマニピュレータ制御プログラムが起動されると、
マイクロマニピュレータ操作に関するインターフェース
画面がディスプレイ22に表示され、利用者はこのイン
ターフェース画面を通してマイクロマニピュレータシス
テム10の操作が可能となる。
【0038】マイクロマニピュレータ制御プログラムは
オペレーティングシステムがマウス24から入力したカ
ウント数および位相Dや左右クリックボタン検出部24
4,245の出力に基づいて検出した操作内容をこのオ
ペレーティングシステムを介して取得する。そして、取
得した操作内容に基づいてステッピングモータを駆動す
るための制御パルスを発生させる。この制御パルスは、
コンピュータ本体21に配設されたパルス出力ボード2
1cを介してモータコントローラ30aに出力される。
モータコントローラ30aには各XYZ軸モータドライ
バが内蔵された左ピペット駆動ユニット30bと、各X
Y軸モータドライバが内蔵されたシャーレ駆動ユニット
30cと、各XYZ軸モータドライバが内蔵された右ピ
ペット駆動ユニット30dとが接続されており、モータ
コントローラ30aは左右クリックボタン部24a,2
4bの操作による駆動対象の選択に応じて各駆動ユニッ
ト30b〜30dにコンピュータ本体21から入力した
制御パルスに基づく駆動パルスを出力する。
【0039】左ピペット駆動ユニット30bには駆動部
13aが接続される。この駆動部13aはX軸方向駆動
用としてステッピングモータL−Mx,Y軸方向駆動用
としてステッピングモータL−My,Z軸方向駆動用と
してステッピングモータL−Mzを備えている。シャー
レ駆動ユニット30cはシャーレ16をXY軸方向に駆
動させるためのステッピングモータC−Mx,C−My
が接続される。そして、右ピペット駆動ユニット30d
には駆動部14aが接続される。この駆動部13aはX
軸方向駆動用としてステッピングモータR−Mx,Y軸
方向駆動用としてステッピングモータR−My,Z軸方
向駆動用としてステッピングモータR−Mzを備えてい
る。各駆動ユニット30b〜30dはモータコントロー
ラ30aから出力された駆動パルスに基づいて駆動電流
を発生させ、各ステッピングモータに供給する。そし
て、各ステッピングモータはこの駆動電流に基づいて駆
動し、マウス24における操作内容に基づいてステッピ
ングモータの駆動制御を実現している。
【0040】(3)駆動制御処理について:図5は、マ
イクロマニピュレータ制御プログラムが実行する駆動制
御処理の処理内容を示したフローチャートである。同図
において、マイクロマニピュレータ制御プログラムが起
動されるとともに、マウス24の右クリックボタン24
bが押し下げらると、ディスプレイ22に図6に示す選
択ウィンドウ22aを表示させる(ステップS10
0)。この選択ウィンドウ22aにて駆動22a1ある
いは非駆動22a2が選択されると、その内容をメモリ
に格納する(ステップS105)。かかる状況におい
て、マウス24が操作された場合、駆動22a1が選択
されているか否かを判別する(ステップS110)。こ
こで、非駆動22a2が選択されている場合は処理を終
了させる。一方、駆動22a1が選択されている場合は
モータコントローラ30aに初期駆動指令を出力する。
これにより各ステッピングモータ移動速度を0にリセッ
トするとともに、各ステッピングモータを駆動可能状態
とする(ステップS115)。また、マウス24の現在
値を取得して初期位置をメモリする(ステップS12
0)。
【0041】ここで、マウス24が操作されたか否かを
判別する(ステップS125)。マウスが操作されてい
る場合は、回転転動パルスP2を入力しつつ、マウス2
4の現在位置をカウントするとともに(ステップS13
0)、移動パルスを演算する(ステップS135)。次
に演算した移動パルス数の正負に基づいて移動方向を判
断するとともに(ステップS140)、この移動方向に
対する駆動速度を設定する(ステップS145)。そし
て、この移動方向および駆動速度に基づいてパルス出力
ボード21cを介してモータコントローラ30aに制御
パルスを出力する(ステップS150)。モータコント
ローラ30aはこの制御パルスに基づいて駆動パルスを
発生させて、駆動対象になっているコントロールユニッ
ト30b〜30dの何れかのコントロールユニット30
b〜30cのモータドライバに出力し、モータドライバ
は駆動パルスに基づいて駆動電流を接続するステッピン
グモータに出力する。これにより、ステッピングモータ
は駆動し、マウス24の操作に応じた駆動制御が実現さ
れることになる。
【0042】ここで、駆動対象とするコントロールユニ
ット30b〜30cの選択はモータコントローラ30a
に所定のスイッチを設けて適宜スイッチを切り替えるこ
とによって簡易な構成にて実施可能である。一方、駆動
対象を選択する手法は限定されるものではなく、コンピ
ュータシステム20を利用するようにしても良い。すな
わち、コンピュータ本体21にて動作するマイクロマニ
ピュレータ駆動制御プログラムにて駆動対象となるコン
トロールユニット30b〜30cを選択するようにして
も良い。
【0043】図7は、かかる場合におけるマイクロマニ
ピュレータ駆動制御プログラムが実行する駆動制御処理
の処理内容を示したフローチャートである。同図におい
て、マイクロマニピュレータ制御プログラムが起動され
るとともに、マウス24の右クリックボタン24bが押
し下げらると、ディスプレイ22に図8に示す選択ウィ
ンドウ22bを表示させる(ステップS200)。この
選択ウィンドウ22bにて駆動22a1あるいは非駆動
22a2および駆動対象として左ピペット22a3,シ
ャーレ22a4,右ピペット22a5の何れか一つが選
択されると、その内容をメモリに格納する(ステップS
205)。かかる状況において、マウス24が操作され
た場合、駆動22a1および駆動対象が選択されている
か否かを判別する(ステップS210)。ここで、非駆
動22a2が選択されている場合は処理を終了させる。
一方、駆動22a1が選択されている場合はモータコン
トローラ30aに初期駆動指令を出力する。これにより
各ステッピングモータ移動速度を0にリセットするとと
もに、各ステッピングモータを駆動可能状態とする(ス
テップS215)。また、マウス24の現在値を取得し
て初期位置をメモリする(ステップS220)。
【0044】ここで、マウス24が操作されたか否かを
判別する(ステップS225)。マウスが操作されてい
る場合は、回転転動パルスP2を入力しつつ、マウス2
4の現在位置をカウントするとともに(ステップS23
0)、移動パルスを演算する(ステップS235)。次
に演算した移動パルス数の正負に基づいて移動方向を判
断するとともに(ステップS240)、この移動方向に
対する駆動速度を設定する(ステップS245)。そし
て、この移動方向および駆動速度に基づいてパルス出力
ボード21cを介してモータコントローラ30aに制御
パルスを出力する(ステップS250)。このとき、制
御パルスにヘッダデータとして駆動対象データを付加す
る。モータコントローラ30aは、駆動対象データに基
づいて駆動パルスを出力するユニット30b〜30cを
選択するとともに、制御パルスに基づいて駆動パルスを
発生させる。そして、選択した駆動対象のコントロール
ユニット30b〜30dのモータドライバに出力し、モ
ータドライバは駆動パルスに基づいて駆動電流を接続す
るステッピングモータに出力する。これにより、ステッ
ピングモータは駆動し、所望の駆動対象をマウス24の
操作に応じて駆動制御することが可能になる。
【0045】ステッピングモータにてマイクロマニピュ
レータを駆動制御する場合、所定の駆動倍率に基づいて
行って駆動させても良いし、複数の駆動倍率にて駆動制
御可能としておき、状況に応じて適宜所望の駆動倍率を
選択し、この選択した駆動倍率に基づいて駆動制御する
ようにしても良い。
【0046】図9は、かかる場合におけるマイクロマニ
ピュレータ駆動制御プログラムが実行する駆動制御処理
の処理内容を示したフローチャートである。同図におい
て、マイクロマニピュレータ制御プログラムが起動され
るとともに、マウス24の右クリックボタン24bが押
し下げらると、ディスプレイ22に図10に示す選択ウ
ィンドウ22bを表示させる(ステップS300)。こ
の選択ウィンドウ22bにて、駆動22a1あるいは非
駆動22a2、および、駆動対象、および、駆動倍率と
して粗動22a6,通常22a7,微動22a8の何れ
か一つが選択されると、その内容をメモリに格納する
(ステップS305)。かかる状況において、マウス2
4が操作された場合、駆動22a1,駆動対象および駆
動倍率が選択されているか否かを判別する(ステップS
310)。ここで、非駆動22a2が選択されている場
合は処理を終了させる。一方、駆動22a1が選択され
ている場合はモータコントローラ30aに初期駆動指令
を出力する。これにより各ステッピングモータ移動速度
を0にリセットするとともに、各ステッピングモータを
駆動可能状態とする(ステップS315)。また、マウ
ス24の現在値を取得して初期位置をメモリする(ステ
ップS320)。
【0047】ここで、マウス24が操作されたか否かを
判別する(ステップS325)。マウスが操作されてい
る場合は、回転転動パルスP2を入力しつつ、マウス2
4の現在位置をカウントするとともに(ステップS33
0)、移動パルスを演算する(ステップS335)。次
に演算した移動パルス数の正負に基づいて移動方向を判
断するとともに(ステップS340)、メモリに格納さ
れた駆動倍率を取得して移動パルス数とこの駆動倍率か
ら上記移動方向に対する駆動速度を演算して設定する
(ステップS345)。そして、この移動方向および駆
動速度に基づいてパルス出力ボード21cを介してモー
タコントローラ30aに制御パルスを出力する(ステッ
プS350)。
【0048】このとき、制御パルスにヘッダデータとし
て駆動対象データおよび駆動速度データを付加する。モ
ータコントローラ30aは、駆動対象データに基づいて
駆動パルスを出力するユニット30b〜30cを選択す
るとともに、制御パルスおよび駆動速度データに基づい
て駆動パルスを発生させる。そして、選択した駆動対象
のコントロールユニット30b〜30dのモータドライ
バに出力し、モータドライバは駆動パルスに基づいて駆
動電流を接続するステッピングモータに出力する。これ
により、ステッピングモータは駆動し、所望の駆動倍率
に基づいてマウス24の操作に応じた駆動制御すること
が可能になる。
【0049】(4)他のハードウェア構成について:上
述してきた実施形態においては、コンピュータシステム
20を介してマウス24の操作内容をコントロールユニ
ット30が取得しマイクロマニピュレータ13,14を
駆動制御する構成を採用した。このようにコンピュータ
システム20を介してマウス24の操作内容を取得すれ
ば、オペレーティングシステムの機能によって、XYZ
軸方向に対する操作をマウスアイコンにてディスプレイ
22上に表示することが可能になる。これにより、CC
Dカメラ8にて撮影された映像とマウスアイコンの動き
を連動して視認することができ、利用者は作業がし易く
なり好適である。しかし、マウス24の操作内容に基づ
いてマイクロマニピュレータ13,14を駆動制御する
という観点においては、必ずしもコンピュータシステム
20を介する構成に限定されるものではない。ここで、
コンピュータシステム20を介さない場合におけるマイ
クロマニピュレータシステム10のハードウェア構成を
図11に示す。
【0050】同図においては、マウス24をコントロー
ルユニット30に直接接続する態様を示している。マウ
ス24内部には上述したのと同様にX軸方向検出部24
1と、Y軸方向検出部242と、左ボタンクリック検出
部244と、右クリックボタン検出部245と、Z軸方
向検出部243とが備えられている。マウス24には図
示しないエンコーダが内蔵されており、上述と同様にホ
イール部24cおよびボール部24dの回転度合いおよ
び転動度合いに基づいて回転転動方向に応じた回転転動
パルスP2をコントロールユニット30に出力する。こ
のとき同時に回転転動度合いを計測する場合の基準とな
る基準パルスP1をコントロールユニット30に出力す
る。
【0051】コントロールユニット30にはXYZ軸に
対応したパルスカウンタ回路30e1〜30e3および
位相検出回路30e4〜30e6を有するインターフェ
ース部30eが配設されている。このインターフェース
部30eは、マウス24のエンコーダから出力された回
転転動パルスP2および基準パルスP1を各パルスカウ
ンタ回路30e1〜30e3にて入力する。当該パルス
カウンタ回路30e1〜30e3はこの入力した回転転
動パルスP2のパルス数をカウントする。そして、パル
スカウンタ回路30e1〜30e3には位相検出回路3
0e4〜30e6が接続されており、この位相検出回路
30e4〜30e6はパルスカウンタ回路30e1〜3
0e3から回転転動パルスP2と基準パルスP1とを入
力し位相Dを検出する。
【0052】このように検出された位相Dはモータコン
トローラ30aに入力される。モータコントローラ30
aには、この位相Dに基づいてマウス24におけるホイ
ール部24cおよびボール部24dの操作内容を検出す
ることが可能な専用プログラムが起動されており、この
専用プログラムの動作によってマウス24の操作内容を
検出する。また、専用プログラムは、左右クリックボタ
ン検出部244,245の出力状態に基づいて左右クリ
ックボタン部24a,24bに対する操作内容を検出可
能になっている。
【0053】そして、モータコントローラ30aは、検
出したマウス24の操作内容に基づいてステッピングモ
ータを駆動するための制御パルスを発生させる。モータ
コントローラ30aには上述と同様に左ピペット駆動ユ
ニット30bと、シャーレ駆動ユニット30cと、右ピ
ペット駆動ユニット30dとが接続されており、モータ
コントローラ30aは左右クリックボタン部24a,2
4bの操作による駆動対象の選択に応じて各駆動ユニッ
ト30b〜30dに発生させた制御パルスに基づく駆動
パルスを出力する。各駆動ユニット30b〜30dはモ
ータコントローラ30aから出力された駆動パルスに基
づいて駆動電流を発生させ、各ステッピングモータに供
給する。そして、各ステッピングモータはこの駆動電流
に基づいて駆動し、マウス24における操作内容に基づ
いてステッピングモータの駆動制御を実現する。以上よ
り、コンピュータシステム20を介さない簡易な構成に
おいても本発明にかかるマイクロマニピュレータシステ
ム10を実現することは可能である。
【0054】上述した実施形態においては、マウス24
の右クリックボタン24bの操作に基づいて選択ウィン
ドウ22aをディスプレイ22に表示し、この選択ウィ
ンドウ22aにて駆動/非駆動、駆動対象、駆動倍率を
設定する態様を採用したが、むろん、これらの設定する
態様は特に限定されるものではない。例えば、マイクロ
マニピュレータ駆動制御プログラムを起動したときに、
図12に示すようなそれぞれの設定エリアを設けた画面
を表示させて、この設定エリアに対して選択操作を行う
ようにしても良いことは言うまでもない。
【0055】(5)まとめ:このように、顕微鏡12に
配設されたXYZの三軸に駆動可能なマイクロマニピュ
レータ13,14をマウス24の操作によって各XYZ
軸方向に駆動制御することによって、利用者は片手でマ
イクロマニピュレータ13,14の操作を行うことがで
きるとともに、マウス24の操作性より簡易に微小操作
を実施することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるマイクロマニピュレータシステ
ムの構成を示した外観構成図である。
【図2】マイクロマニピュレータシステムのハードウェ
ア構成を示したハードウェア構成図である。
【図3】マウス操作内容を検出する構成を示した構成図
である。
【図4】基準パルスと回転転動パルスとの関係を示した
図である。
【図5】駆動制御処理の処理内容を示したフローチャー
トである。
【図6】駆動/非駆動を選択する選択画面を示した図で
ある。
【図7】駆動制御処理の他の処理内容を示したフローチ
ャートである。
【図8】駆動対象を選択する選択画面を示した図であ
る。
【図9】駆動制御処理の他の処理内容を示したフローチ
ャートである。
【図10】駆動倍率を選択する選択画面を示した図であ
る。
【図11】マイクロマニピュレータシステムの他のハー
ドウェア構成を示したハードウェア構成図である。
【図12】選択画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
10…マイクロマニピュレータシステム 11…ベース 12…顕微鏡 13,14…マイクロマニピュレータ 13a,14a…駆動部 13b…左ピペット 14b…右ピペット 15…操作テーブル 16…シャーレ 17…対物レンズ 18…CCDカメラ 20…コンピュータシステム 21…コンピュータ本体 22…ディスプレイ 23…キーボード 24…マウス 24a…左クリックボタン部 24b…右クリックボタン部 24c…ホイール部 30…コントロールユニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XYZの三軸方向に駆動可能なマイクロ
    マニピュレータの各軸に対する駆動指令をマウスから入
    力し、この入力した駆動指令に基づいて同マイクロマニ
    ピュレータの各軸に対する駆動制御を実行するマイクロ
    マニピュレータ駆動制御装置であって、 上記マウスからXY軸方向の駆動指令を入力し、この駆
    動指令に基づいて上記マイクロマニピュレータのXY軸
    に対する駆動制御を実行するXY軸駆動制御手段と、 上記マウスの有する回転操作子の回転度合いに基づいて
    Z軸方向の駆動指令を入力し、この駆動指令に基づいて
    上記マイクロマニピュレータのZ軸に対する駆動制御を
    実行するZ軸駆動制御手段とを具備することを特徴とす
    るマイクロマニピュレータ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記マイクロマニピュレータの駆動状態
    を画面表示するディスプレイを備えるとともに、このデ
    ィスプレイにて表示される画面表示上に上記マウスにて
    入力された駆動指令を視認可能に表示することを特徴と
    する請求項1に記載のマイクロマニピュレータ駆動制御
    装置。
  3. 【請求項3】 上記XY軸駆動制御手段およびZ軸駆動
    制御手段は、上記マウスから入力される駆動指令に基づ
    いて駆動速度を算出し、この駆動速度に従って上記マイ
    クロマニピュレータの各軸に対する駆動制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに
    記載のマイクロマニピュレータ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 上記駆動指令の入力を受け付けるか否か
    を選択する駆動指令選択手段を備えることを特徴とする
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のマイクロマニピ
    ュレータ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 上記マウスは、押し下げ操作にて所定の
    指示を出力可能なボタン部を有し、上記駆動指令選択手
    段は、このボタン部に対する押し下げ操作に基づいて上
    記入力を受け付けるか否かの選択を行うことを特徴とす
    る請求項4に記載のマイクロマニピュレータ駆動制御装
    置。
  6. 【請求項6】 複数のマイクロマニピュレータから駆動
    制御を実行する一つのマイクロマニピュレータを選択す
    るマニピュレータ選択手段を備えることを特徴とする請
    求項1〜請求項5のいずれかに記載のマイクロマニピュ
    レータ駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 上記マウスは、押し下げ操作にて所定の
    指示を出力可能なボタン部を有し、上記マニピュレータ
    選択手段は、このボタン部に対する押し下げ操作に基づ
    いて上記マイクロマニピュレータの選択を行うことを特
    徴とする請求項6に記載のマイクロマニピュレータ駆動
    制御装置。
  8. 【請求項8】 異なる駆動倍率に基づく駆動指令から一
    の駆動倍率を選択する駆動倍率選択手段を備えることを
    特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のマイ
    クロマニピュレータ駆動制御装置。
  9. 【請求項9】 上記マウスは、押し下げ操作にて所定の
    指示を出力可能なボタン部を有し、上記駆動倍率選択手
    段は、このボタン部に対する押し下げ操作に基づいて上
    記駆動倍率の選択を行うことを特徴とする請求項8に記
    載のマイクロマニピュレータ駆動制御装置。
  10. 【請求項10】 上記マイクロマニピュレータは、細胞
    操作に利用されることを特徴とする請求項1〜請求項9
    のいずれかに記載のマイクロマニピュレータ駆動制御装
    置。
  11. 【請求項11】 XYZの三軸方向に駆動可能なマイク
    ロマニピュレータの各軸に対する駆動指令をマウスから
    入力し、この入力した駆動指令に基づいて同マイクロマ
    ニピュレータの各軸に対する駆動制御を実行するマイク
    ロマニピュレータ駆動制御方法あって、 上記マウスが有する平面上を転動するボールの転動度合
    いに基づいてXY軸方向の駆動指令を入力するボール部
    にてXY軸方向の駆動指令を入力し、この駆動指令に基
    づいてXY軸に対する駆動制御を実行するXY軸駆動制
    御工程と、 上記マウスが有するホイールの回転度合いに基づいてZ
    軸方向の駆動指令を入力するホイール部にてZ軸方向の
    駆動指令を入力し、この駆動指令に基づいてZ軸に対す
    る駆動制御を実行するZ軸駆動制御工程とを具備するこ
    とを特徴とするマイクロマニピュレータ駆動制御方法。
  12. 【請求項12】 XYZの三軸方向に駆動可能なマイク
    ロマニピュレータの各軸に対する駆動指令をマウスから
    入力し、この入力した駆動指令に基づいて同マイクロマ
    ニピュレータの各軸に対する駆動制御を実行するマイク
    ロマニピュレータ駆動制御プログラムを記録した媒体あ
    って、 上記マウスが有する平面上を転動するボールの転動度合
    いに基づいてXY軸方向の駆動指令を入力するボール部
    にてXY軸方向の駆動指令を入力し、この駆動指令に基
    づいてXY軸に対する駆動制御を実行するXY軸駆動制
    御機能と、 上記マウスが有するホイールの回転度合いに基づいてZ
    軸方向の駆動指令を入力するホイール部にてZ軸方向の
    駆動指令を入力し、この駆動指令に基づいてZ軸に対す
    る駆動制御を実行するZ軸駆動制御機能とをコンピュー
    タに実行させることを特徴とするマイクロマニピュレー
    タ駆動制御プログラムを記録した媒体。
  13. 【請求項13】 XYZの三軸方向に駆動可能なマイク
    ロマニピュレータと、 ボール部にて平面上を転動するボールの転動度合いに基
    づいてXY軸方向の駆動指令を入力するとともに、ホイ
    ール部にてホイールの回転度合いに基づいてZ軸方向の
    駆動指令を入力するマウスと、 上記マウスにて入力されたXY軸方向の駆動指令および
    Z軸方向の駆動指令に基づいて上記マイクロマニピュレ
    ータの各軸方向に対する駆動制御を実行するコントロー
    ラとを具備することを特徴とするマイクロマニピュレー
    タ駆動制御装置。
  14. 【請求項14】 XYZの三軸方向に駆動可能なマイク
    ロマニピュレータと、 ボール部にて平面上を転動するボールの転動度合いに基
    づいてXY軸方向の駆動指令を入力するとともに、ホイ
    ール部にてホイールの回転度合いに基づいてZ軸方向の
    駆動指令を入力されるマウスと接続し、同マウスにて入
    力されたXY軸方向の駆動指令およびZ軸方向の駆動指
    令に基づいて上記マイクロマニピュレータの各軸方向に
    対する駆動制御を実行するコントローラとを具備するこ
    とを特徴とするマイクロマニピュレータ駆動制御装置。
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