JP2003019476A - 食品残渣の処理方法 - Google Patents

食品残渣の処理方法

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JP2003019476A JP2001209096A JP2001209096A JP2003019476A JP 2003019476 A JP2003019476 A JP 2003019476A JP 2001209096 A JP2001209096 A JP 2001209096A JP 2001209096 A JP2001209096 A JP 2001209096A JP 2003019476 A JP2003019476 A JP 2003019476A
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    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品残渣から醗酵、乾燥工程を経て飼料や肥
料として有効利用する方法において、醗酵により生じる
悪臭の成分を比較的簡単な装置で効果的に除去すると共
に、副生成分を回収して有効利用するようにした処理方
法を提供する。 【解決手段】 食品残渣の醗酵工程S1と、乾燥工程S
2とを含む処理方法において、醗酵工程S1で発生する
臭気ガスをアルカリ水溶液に接触させて排気するととも
に、前記臭気ガス中に含まれる有機酸を前記アルカリ水
溶液に溶解させて回収する中和回収工程S4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品残渣の有効利
用を図る方法に関し、更に詳しくは、食品残渣を醗酵、
乾燥させて高品質の飼料又は肥料を得ることにより、食
品残渣を効率良く処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レストランや家庭等から排出される一般
食品の残渣や、おから等に例示される食品工業における
製造時の副産物など、大量の食品資源の処理が問題とな
っている。これらの食品資源においては、従来は埋めた
て廃棄、焼却等によって処理されていたが、処理コスト
や処理スペースの問題、更には環境への負荷等の点から
も大きな社会問題が生じており、これに代わる、各種の
解決方法が検討されている。
【0003】上記食品資源の処理方法の一例として、こ
れを、そのまま家畜等の飼料として利用することも広く
行われている。しかしながら、残渣形態のままでは多量
の水分を含み、形態や臭い等の問題があり、保存、流
通、保管にも不適であることから飼料や肥料としての再
利用としては量的な限度があるのが現状である。また、
飼料としての品質、栄養価についても配合飼料に及ばな
いという問題もある。
【0004】一方、上記の問題点を解決すべく、食品残
渣を醗酵や乾燥させ、必要に応じて、これを流通に適す
るようにペレット化して飼料化することも提案されてお
り、各種の方法や装置が知られている。
【0005】例えば、特開平5−103650号公報に
は、食品廃棄物を水分調整し、これに好熱菌を添加して
混和し、攪拌しながら50〜85℃に保持して醗酵させ
る飼料の製造方法において、流動層乾燥炉に原料を装入
すると共に好熱菌を添加し、下方より熱風を吹き込んで
流動状態で原料を乾燥して醗酵させ、所定の含水率とな
った原料を集塵機で補集して取り出すことにより、食品
廃棄物を醗酵させて畜産用の飼料を製造する技術が開示
されている。
【0006】また、特開平10−327764号公報に
は、オカラを乳酸菌醗酵槽に入れて醗酵処理し、次段階
として水分調整を行い、更に粗繊維質補給の為に穀物皮
等を混入してペレット機械にかけ、後処理として好気性
醗酵、腐敗防止、保存性向上のために急速乾燥して袋詰
めをし、主に畜産用飼料と有機栽培用肥料とする技術が
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来技術においても以下の問題点があり、食品残
渣の処理方法として充分とはいえなかった。
【0008】すなわち、食品残渣を処理する醗酵工程及
び乾燥工程においては、醗酵、乾燥に伴って、水分と共
に低沸点の有機酸である乳酸、酢酸等や、アミノ酸等に
加えて、アンモニア、メルカプタン等の悪臭成分が発生
することがある。これらの成分は微量でも悪臭源とな
り、これをそのまま大気に放出すると公害をもたらす。
このため、従来は、悪臭成分を除去するために、活性炭
による吸着処理や、触媒による酸化分解等の方法を併用
する必要があった。しかし、このような脱臭処理には複
雑で大型な装置が別途必要であり、コスト的にも不利に
なるという問題点があった。
【0009】また、上記の気体成分のうち、特に、有機
酸成分は肥料や飼料としての有効成分と成り得るにもか
かわらず、従来はこれを全く利用しておらず、食品残渣
の利用が不完全であるという問題も生じていた。
【0010】したがって、本発明の目的は、食品残渣か
ら醗酵、乾燥工程を経て飼料や肥料として有効利用する
方法において、醗酵により生じる悪臭の成分を比較的簡
単な装置で効果的に除去すると共に、副生成分を回収し
て有効利用するようにした食品残渣の処理方法を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の食品残渣の処理方法の第1は、食品残渣を
醗酵させる醗酵工程と、前記醗酵した食品残渣を乾燥さ
せる乾燥工程とを含む食品残渣の処理方法において、前
記醗酵工程で発生する臭気ガスをアルカリ水溶液に接触
させて排気すると共に、前記臭気ガス中に含まれる有機
酸を前記アルカリ水溶液に溶解させて回収することを特
徴とする。
【0012】上記の方法によれば、醗酵工程で発生する
乳酸や酢酸等の有機酸や、アミノ酸等が、アルカリ水溶
液に溶解して中和され回収されるので、臭い成分が大気
中に放出されることがなく、公害問題が生じることがな
い。また、従来そのまま大気中に放出、又は活性炭等に
より吸着処理後に廃棄されていた副生成分である有機酸
等が中和されて回収されるので、これを液体肥料等とし
て有効利用することが可能となる。
【0013】また、本発明の食品残渣の処理方法の第2
は、前記第1の発明における乾燥工程で発生する蒸発ガ
スを凝縮させて、前記蒸発ガス中に含まれる有機酸を凝
縮水として回収する。これにより、醗酵工程に引続き、
乾燥工程で発生する残りの有機酸成分も回収されるの
で、これも液体肥料等として有効利用することが可能と
なる。
【0014】更に、本発明の好ましい態様としては、前
記第1の発明で得られた有機酸を含む水溶液と、前記第
2の発明で得られた有機酸を含む凝縮水と、成分調整資
材とを混合する。ここで、前記成分調整資材が、カルシ
ウム、マグネシウム、鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブ
デンより選ばれる少なくとも一種のミネラル成分である
ことが特に好ましい。
【0015】これにより、回収した有機酸と上記ミネラ
ル成分とが結合して、可溶性ミネラルを豊富に含む溶液
を得ることができ、これを例えば液体肥料として有効利
用することが可能となる。また、これを醗酵飼料と併用
して使用すれば、醗酵飼料単独では不足するミネラル分
を補うことができ、より成分的に優れた飼料を得ること
ができる。
【0016】また、本発明の更に好ましい態様として
は、前記乾燥工程を経て得られた食品残渣処理物をペレ
ット化して、飼料又は肥料として利用する。これによ
り、悪臭等の公害を発生することなく食品残渣を処理
し、長期の保存性、流通性、保管性に優れる飼料又は肥
料として利用することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て更に詳細に説明する。図1〜5には本発明の食品残渣
の処理方法の一実施形態が示されている。図1は同処理
方法の工程図、図2は醗酵工程に用いられる装置の概略
構成図、図3は図2のIII−III矢視線に沿った断
面図、図4は醗酵工程で生じた臭気ガスを中和回収する
装置の概略構成図、図5は乾燥工程から蒸発ガスを凝縮
回収するための装置の概略構成図を示す。
【0018】図1の工程図に示すように、本実施形態の
処理方法は、食品残渣を醗酵工程S1で微生物によって
醗酵させた後、乾燥工程S2で乾燥して水分調整し、こ
れをペレット化工程S3で粒状に成形して飼料又は肥料
として製品化する工程からなる。一方、醗酵工程S1よ
り生じた臭気ガスは、中和回収工程S4によって悪臭成
分が除去されると共に、臭気ガス中の有機酸等が回収さ
れ、また、乾燥工程S2より生じた蒸気ガスは凝縮回収
工程S5で有機酸等が回収され、前記S4及び及びS5
で回収された有機酸等はミネラル水製造工程S6でミネ
ラル成分が添加調整されて液体肥料が得られる。
【0019】以下、上記各工程で使用する装置の例を挙
げて説明する。図2、3には、醗酵工程S1及び乾燥工
程S2で使用する装置の概略構成が示されている。醗酵
装置10は、上面に図示しない開閉可能な投入口を有す
る醗酵槽20と、この醗酵槽20内の下方にあって、水
平方向に並列して配置された2本の主軸スクリュー4
0、41と、これらの主軸スクリュー40、41の間に
あって、しかもそれらの軸方向中間部において、上下に
配設された上昇スクリュー30と、前記主軸スクリュー
40、41の上方にあって、同じく水平方向に並列して
配置された2本の戻しスクリュー50、51とを有して
いる。
【0020】主軸スクリュー40、41は、基本的には
同じ構造をなし、図3にはそのうちの一方の主軸スクリ
ュー40が示されている。以下、一方の主軸スクリュー
40について説明し、他方の主軸スクリュー41の説明
は同じ構造なので省略することにする。主軸スクリュー
40は、その両端部を醗酵槽20の両側壁に設けられた
軸受43a、43bに支持されると共に、その中間部を
醗酵槽20内に配置された軸受43cに支持されてい
る。このように、スクリュー軸の中間部も軸受43cで
支持することにより、主軸スクリュー40の全長を長く
しても安定して支持することができる。
【0021】また、上記軸受43a、43b、43cの
それぞれは、軸受ケース42で覆われており、この軸受
ケース42には送気パイプ55が連結されている。この
送気パイプ55は、軸受ケース42内に圧縮空気(空気
以外の気体でもよい)を導入し、醗酵槽20内の食品残
渣が軸受ケース42内に混入しないようにされている。
なお、主軸スクリュー40と軸受ケース42との間には
適当なシール手段が設けられることが好ましい。
【0022】また、主軸スクリュー40は、その中間部
から一方の端部側にスクリュー羽根40aを有し、他方
の端部側に上記スクリュー羽根40aとは逆向きのスク
リュー羽根40bを有している。そして、主軸スクリュ
ー40が所定方向に回転するとき、両者のスクリュー羽
根40a、40bは、食品残渣を図3中の矢印A、Bで
示すように、主軸スクリュー40の中央部に向けて移動
させる、すなわち食品残渣を中央に寄せるようになって
いる。
【0023】戻しスクリュー50、51も上記主軸スク
リュー40、41と同様な構造をなしている。すなわ
ち、戻しスクリュー50、51は、基本的に同じ構造を
なし、図3にはそのうちの一方の戻しスクリュー50が
示されている。以下、一方の戻しスクリュー50につい
て説明し、他方の戻しスクリュー51の説明は同じ構造
なので省略することにする。戻しスクリュー50は、そ
の両端部を醗酵槽20の両側壁に設けられた軸受53
a、53bに支持されると共に、その中間部を醗酵槽2
0内に配置された軸受53cに支持されている。このよ
うに、スクリュー軸の中間部も軸受53cで支持するこ
とにより、戻しスクリュー50の全長を長くしても安定
して支持することができる。
【0024】また、上記軸受53a、53b、53cの
それぞれは、軸受ケース52で覆われており、この軸受
ケース52には送気パイプ55が連結されている。この
送気パイプ55は、軸受ケース52内に圧縮空気(空気
以外の気体でもよい)を導入し、醗酵槽20内の食品残
渣が軸受ケース52内に混入しないようにされている。
そして、戻しスクリュー50と軸受ケース52との間に
は適当なシール手段が設けられることが好ましい。
【0025】また、戻しスクリュー50は、その中間部
から一方の端部側にスクリュー羽根50aを有し、他方
の端部側に上記スクリュー羽根50aとは逆向きのスク
リュー羽根50bを有している。そして、主軸スクリュ
ー50が所定方向に回転するとき、両者のスクリュー羽
根50a、50bは、食品残渣を図3中の矢印C、Dで
示すように、戻しスクリュー50の両端部に向けて移動
させる、すなわち食品残渣を両側に戻すようになってい
る。
【0026】そして、上下に配設された上昇スクリュー
30は、主軸スクリュー40、41の間、及び戻しスク
リュー50、51の間にあって、所定方向に回転するこ
とにより、主軸スクリュー40、41によって中央に寄
せられた食品残渣を、図3中の矢印Eで示すように上昇
させて、戻しスクリュー50、51の中央に移動させる
ようになっている。
【0027】このため、食品残渣は、図3中矢印A、B
で示すように醗酵槽20内の下方において中央に寄せら
れた後、矢印Eで示すように上昇し、更に矢印C、Dで
示すように両側に寄せられて、再び矢印F、Gで示すよ
うに再び下降するという経路を経て、醗酵槽20内を循
環するようになっている。
【0028】また、醗酵槽20の底部には、ファン61
から熱交換器60を経て延出される空気導入管62が接
続されており、また、醗酵槽20の上部には、次工程で
ある中和回収工程S4へ臭気ガスを誘導するための導出
管22が設けられている。空気導入管62は、複数の枝
管62aに分岐して醗酵槽20の底部の複数箇所に連結
され、加熱された空気を複数箇所から醗酵槽20内に導
入するようになっている。また、熱交換器60には、図
示しない蒸気ボイラーに連結された配管が通っており、
ファン61から送られてくる空気を熱交換して昇温させ
るようになっている。
【0029】本発明において、醗酵槽20やスクリュー
30、40、41、50、51を構成する材料としては
特に限定されないが、発生する有機酸が酸性であること
から腐食に強い材料が好ましく、特にステンレス等が好
適に使用可能である。また、醗酵槽20の大きさも、一
度に投入する食品残渣の投入量に応じて適宜設定可能で
ある。
【0030】次に、上記醗酵装置10を用いた醗酵工程
S1について説明する。まず、食品残渣を醗酵槽20内
に投入して、微生物等を含有する醗酵促進液を加える。
ここで、本発明における食品残渣としては、レストラン
等から出される一般残飯等に限らず、おからやビール粕
等の食品工業からの副生物でもよく、食品資源であれば
特に限定されないが、特に豆腐製品からの副生物である
おからが好適に用いられ、更に好ましくはいくつかの種
類の残渣を、栄養バランスをとって組み合せて用いる。
【0031】また、本発明においては醗酵促進液の添加
は必須ではないが、醗酵を促進して醗酵時間を短縮する
ために添加することが好ましい。ここで、醗酵促進液と
しては、例えば乳酸菌、酵母菌等の微生物の培養液など
が好ましく使用される。
【0032】次に、スクリューを回転させて混合、撹拌
を開始する。前述したように、醗酵槽20内の食品残渣
は、主軸スクリュー40、41が回転することにより、
図3中の矢印A、Bで示すように移動して中央部に集め
られ、そこから上昇スクリュー30によって矢印Eで示
すように上方に移動し、続いて戻しスクリュー50、5
1によって矢印C、Dで示すように両側に移動し、最後
に醗酵槽20内の両側で矢印F、Gで示すように下降す
ることにより、醗酵槽20内を循環する。
【0033】このように、食品残渣は、醗酵槽20内を
循環し、その際に、主軸スクリュー40、41の中央で
衝突し合い、戻しスクリュー50、51の両端で醗酵槽
20内壁に衝突するので、均一に効率よく攪拌される。
また、スクリューを用いるので、通常の攪拌羽根を用い
た場合に比べて構造的に強く、故障を少なくして長期使
用に耐えるようにすることができる。また、軸受け43
a、43b、43c、53a、53b、53cを囲む軸
受ケース42、52内に、送気パイプ55を通して圧縮
空気が導入されることにより、軸受ケース42、52内
に食品残渣が入り込むことを防止し、軸受け43a、4
3b、43c、53a、53b、53cに食品残渣が詰
まったりする不都合を回避できる。
【0034】また、醗酵槽20内には、ファン61から
熱交換器60を通して加熱された空気が、空気導入管6
2を介して挿入され、食品残渣を加熱すると共に空気を
供給して醗酵が促進される。なお、空気導入管62から
供給する加熱空気の温度は、好ましくは50〜60℃と
する。また、醗酵槽20内の温度及び醗酵時間は、醗酵
槽20の大きさや食品残渣の投与量等に応じて適宜調整
すればよいが、好ましくは温度35〜45℃、醗酵時間
12〜48時間とする。
【0035】上記の醗酵工程S1により食品残渣の醗酵
が行われるが、同時に低沸点の有機酸である乳酸、酢酸
等や、アミノ酸等に加えて、場合によってはアンモニ
ア、メルカプタン等も含む臭気ガス成分が発生し、これ
らは醗酵槽20の上部に設けられた導出管22を通じて
中和回収工程S4に送られる。
【0036】次に、中和回収工程S4について説明す
る。図4は、中和回収工程S4で使用する中和回収装置
の概略構成図である。
【0037】この中和回収装置70は、内部にシャワー
装置73を有する中和回収塔76と、アルカリ水溶液を
シャワー装置73に供給するためのアルカリ水溶液貯留
槽72と、回収された中和液を貯留する中和液貯留塔7
7より構成されている。アルカリ水溶液貯留槽72に貯
留されたアルカリ水溶液は、ポンプ79を介してシャワ
ー装置73に送られるようになっている。
【0038】そして、中和回収塔76の底部側面には、
醗酵工程S1で発生し、導出管22を通じて取出された
臭気ガスを導入するための導入管71が設けられてい
る。また、中和回収塔76の底面には、回収された溶液
を取出す導出管74が設けられている。導出管74は、
上記回収された溶液を中和液貯留塔77又はアルカリ水
溶液貯留槽72に送るようになっている。また、中和回
収塔76の頂部には、アルカリ水溶液に接触して脱臭さ
れた排ガスを大気中へ放出する排気管78が設けられて
おり、ブロア75によって大気中に放出可能となってい
る。
【0039】したがって、醗酵工程S1で発生した臭気
ガスは、導入管71より中和回収塔76に導入され、塔
内を上昇する。ここで、アルカリ水溶液貯留槽72から
供給されるアルカリ水溶液がシャワー装置73によって
噴霧され、臭気ガスはこのアルカリ水溶液に接触し、臭
気ガスに含有される悪臭成分がアルカリ水溶液に溶解し
て除去される。また、悪臭成分と共に、臭気ガス中に含
まれる有機酸、アミノ酸等もアルカリ水溶液に溶解して
回収される。そして、アルカリ水溶液は、有機酸によっ
て中和され、肥料等として有用な成分を含有する中和水
溶液となって回収される。
【0040】この回収溶液は、導出管74より取出さ
れ、その一部はアルカリ水溶液貯留槽72に戻されて循
環されると共に、残りは中和液貯留塔77に導入されて
蓄えられる。中和液貯留塔77に蓄えられた回収溶液
は、ミネラル水製造工程S6に利用される。これによ
り、臭気ガスに含まれる気体状の有機酸が容易に回収で
きると共に、中和反応時にアルカリ塩を形成するので、
ミネラル分を同時に付与することが可能となる。
【0041】一方、中和反応後のガスは、そのまま中和
回収塔76を上昇して排気管78からブロア75によっ
て外気に放出される。本発明においては、このようにア
ルカリ溶液によって酸性ガスが中和されて、醗酵工程S
1で発生した乳酸や酢酸等の有機酸が回収されるので、
悪臭成分が大気中に放出されることがなく、公害問題が
生じることがない。更に、副生した気体有機酸を中和し
て液体として回収できるので、これを液体肥料等として
有効利用することが可能となる。
【0042】本発明において使用可能なアルカリ水溶液
としては、特に限定されないが、後にこれを液体肥料等
として用いる観点から、特にカルシウムを含むアルカリ
水溶液が好ましい。この場合のカルシウム源としては、
カキ、ホタテ等の貝殻等の天然物由来のカルシウムが好
適に使用できるが、特にこれらに限定されるものではな
い。また、好ましいアルカリ水溶液のpHの範囲として
は8〜13である。
【0043】次に、乾燥工程S2及び凝縮回収工程S5
について説明する。醗酵工程S1によって醗酵された食
品残渣は未だ多量の水分を含んでおり、このままでは保
存、貯蔵性に劣るので、乾燥工程S2において水分調整
されて余分の水分を蒸発させる。また、このとき、高温
に曝すことによって、不用な雑菌や雑草の種を不活性に
することができる。
【0044】ここで、乾燥装置としては、図2、3で説
明した醗酵装置と同様の構造の装置が使用可能である。
すなわち、図2、3における醗酵槽20は、そのまま乾
燥槽となり、各スクリュー40、41、50、51、3
0は、そのまま乾燥装置における攪拌手段となる。ま
た、図2、3における空気導入管62は、乾燥のための
熱風供給管となり、導出管22は、乾燥槽で発生する水
蒸気を含む空気を取出す導出管となる。これによって、
一方の装置が故障した際にも他方の装置を流用でき、例
えば故障等の場合に一台の装置で醗酵工程S1、乾燥工
程S2を順次行うことができるので、互換性に優れる処
理システムとなる。
【0045】乾燥工程S2の乾燥条件としては、特に限
定されないが、水分を効果的に蒸発させるために、醗酵
工程S1より高温条件が望ましく、導入する加熱空気の
温度を80〜120℃とし、乾燥時間は8〜24時間の
範囲とすることが好ましい。また、乾燥後の食品残渣の
保存性等の点から、最終的な水分が5〜25%の範囲と
なるように調整することが好ましい。乾燥装置の乾燥槽
で発生する水蒸気を含む空気は、前記導出管を通して取
出され、凝縮回収工程S5に送られる。
【0046】図5は、凝縮回収工程S5に用いられる装
置の概略構成図である。凝縮回収装置80は、乾燥装置
から前記導出管を通して排出される水蒸気を含む空気を
凝縮させてその凝縮水を回収すると共に、その処理ガス
を再び昇温させて乾燥装置へ供給するものである。
【0047】すなわち、この凝縮回収装置80は、乾燥
槽内で発生する水蒸気を含む空気を導入する導入管90
と、この水蒸気を含む空気から凝縮水を回収した後、再
び昇温させて加熱ガスとして乾燥槽に送る導出管91
と、これらの管の間に配設された凝縮装置81、送風フ
ァン83及び加熱装置82とを有している。
【0048】凝縮装置81は、第1の熱交換器92と、
冷却器93と、外気導入部94とを有している。第1の
熱交換器92には、後述する第2の熱交換器95との間
で、配管86a及び86bを介して熱媒体が流れるよう
になっている。すなわち、配管86aは、ポンプ84を
有し、熱媒体を第1の熱交換器92から第2の熱交換器
95に送り、配管86bは、熱媒体を第2の熱交換器9
5から第1の熱交換器92に送る。このため、熱媒体
は、これらの配管86a、86b内を循環するようにな
っている。
【0049】冷却器93は、配管88a、88bを介し
て、図示しない冷凍機に接続されており、これらの配管
を通して冷媒が流れるようになっている。第1の熱交換
器92及び冷却器93には、発生した凝縮水を取出す凝
縮水回収管85が接続されている。外気導入部94に
は、図示しない空気導入ファン等に接続された配管97
が接続され、所定量の外気を導入するようになってい
る。
【0050】送風ファン83は、モータ98で作動する
ようになっており、凝縮装置81で凝縮処理された空気
を加熱装置82側に送ると共に、加熱装置82で加熱さ
れた空気を再び乾燥装置に送る役割をなしている。
【0051】加熱装置82は、第2の熱交換器95と、
加熱器96とを有している。第2の熱交換器95には、
前述したように、第1の熱交換器92との間で熱媒体を
循環させるための配管86a、86bが接続されてい
る。加熱器96には、図示しないボイラーから供給され
る加熱蒸気を導入する配管89aと、熱交換して温度低
下した蒸気を返送する配管89bが接続されている。
【0052】なお、導入管90と導出管91には、温度
センサ87が取付けられ、この温度センサ87の値が所
定の温度になるように、冷却器93の冷媒の温度や、加
熱器96の蒸気の温度が制御されるようになっている。
【0053】また、第1の熱交換器92、冷却器93、
第2の熱交換器95、加熱器96等は、内部を流れる熱
媒体との熱交換を促進するため、表面積を大きくするた
めのフィン等を有している。
【0054】したがって、乾燥装置で発生した水蒸気を
含む空気は、導入管90を通して凝縮装置81に導入さ
れる。そして、水蒸気を含む空気は、凝縮装置81にお
いて、まず、第1の熱交換器92に接触し、その内部を
流れる熱媒体に熱を奪われて冷却される。続いて、冷却
器93に接触し、その内部を流れる冷媒に熱を奪われて
更に冷却され、含有する水蒸気が凝縮水として分離され
る。この凝縮水は、凝縮水回収管85を通して回収さ
れ、図1におけるミネラル水製造工程S6に送られるよ
うになっている。
【0055】こうして凝縮処理された空気は、更に外気
導入部97で外気と混合され、送風ファン83によって
加熱装置82に送られる。そして、加熱装置82の第2
の熱交換器95に接触して、その内部を流れる熱媒体と
熱交換して再び昇温され、続いて加熱器96内を流れる
ボイラーからの蒸気と熱交換して更に昇温された後、導
出管91を通って乾燥装置に戻される。
【0056】配管86a、86bを通して循環する熱媒
体は、第1の熱交換器92において乾燥装置から導出さ
れる水蒸気を含有する空気から熱を奪い、第2の熱交換
器95において上記で奪った熱を放出する。このため、
凝縮器81で回収した熱を加熱器82で利用することが
でき、省エネルギー化を図ることができる。
【0057】こうして、中和回収工程S4及び凝縮回収
工程S5により生じた回収液は、図4の中和液貯留塔7
7に蓄えられ、ここでミネラル水製造工程S6によって
成分調整資材が添加されて最終的な液体肥料製品等とさ
れる。ここで、成分調整資材としては、肥料として有効
な無機成分であれば特に限定されず、例えば、カルシウ
ム、マグネシウム、鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブデ
ンより選ばれる少なくとも一種を含有する資材が好適に
用いられる。この場合、中和回収工程S4にて既にカル
シウムが添加されている場合には、カルシウム以外のミ
ネラル成分が添加されることが好ましい。添加する無機
元素源としては特に限定されないが、例えばマグネシウ
ム源としては海水からの苦汁、鉄源としては岩石等が好
適に使用できる。また、好ましい最終pH及び濃度は、
pH3.5〜5.5、濃度は電気伝導度(EC)で10
〜50mS/cmの範囲である。
【0058】このようにして製造されたミネラル水は、
植物の育成に必要な液体肥料として特に好適に使用可能
であり、単独で無機肥料としてもよく、また他の有機系
肥料と併用して使用することもできる。
【0059】なお、図1に示すように、本実施形態にお
いては、醗酵工程S1、乾燥工程S2を経て得られた食
品残渣処理物は、最終的にペレット化工程3によって、
所定の形状、大きさに成形され、必要に応じて包装、梱
包されて製品化されて飼料又は肥料として利用される。
ここで、ペレット化の方法としては押出し法による圧縮
成形等、従来公知の方法が使用可能であり特に限定され
ない。
【0060】これにより、悪臭等の公害を発生すること
なく食品残渣を再利用してペレット化した飼料又は肥料
を製造することが可能となり、長期の保存、流通、保管
に適する飼料又は肥料が得られる。
【0061】このように製品化されたペレット製品は、
養豚等の飼料として、又は植物の育成肥料として好適に
用いることができる。また、上記のミネラル水製造工程
S6により得られたミネラル水を併用することも可能で
あり、これにより醗酵飼料のみでは不足するミネラル分
を補うことができ、優れた食品残渣の有効利用が可能と
なる。
【0062】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。
【0063】図2〜5に示した装置を用い、図1の工程
にしたがって本発明の処理方法によって食品残渣を処理
した。
【0064】まず、食品残渣として、豆腐粕50%、レ
ストラン調理残渣30%、パンクズ5%、ライ麦ヌカ5
%、配合飼料10%の割合で混合して原料とした。この
ときの原料残渣の水分は65%であった。
【0065】次に、上記原料60kgを、図2、3に示
したような構造の醗酵槽に投入し、乳酸菌、酵母の培養
液からなる醗酵促進液6Lを加えて、40℃で24時
間、撹拌させ、通性嫌気醗酵て醗酵させた。このとき、
醗酵後の残渣の水分は60%であった。次に、醗酵後の
残渣を、上記醗酵槽と同様の構造をもつ乾燥槽を用い、
乾燥温度を80℃で12時間、水分が30%となるまで
残渣を乾燥させた。最後に乾燥後の残渣を乾燥槽から取
出し、押出し法により直径5mm、平均長さ7mmのペ
レットとして成形し、計30kgのペレットを得た。
【0066】一方、上記の醗酵槽にて発生した臭気ガス
は図4に示した中和回収装置を用い、カルシウムを含む
pH12のアルカリ水溶液でシャワー噴霧により接触さ
せて中和液を回収した。このとき回収した水溶液のpH
は9であった。また、このとき中和回収後の大気中に排
気した気体について官能による臭気検査を実施したとこ
ろ、ほとんど異臭は除去されていた。
【0067】また、上記乾燥工程で発生した温度80℃
の蒸発ガスは、図5に示した装置を用いて10℃まで冷
却され、凝縮水として18L回収された。
【0068】更に、上記の回収水にミネラル成分とし
て、貝殻カルシウム、にがりを添加して、ミネラル液を
製造した。
【0069】このとき、ミネラル液のpHは4.5であ
り、電気伝導度(EC)は20mS/cmであった。ま
た、上記のミネラル液の有機成分を液体クロマトグラフ
ィーで分析した結果、有機酸として、乳酸、酢酸、リン
ゴ酸の存在が確認された。
【0070】試験例 実施例のペレットの一般栄養成分を常法により分析し
た。その結果、粗蛋白質(乾物中)27.9%、粗脂肪
15.9%、糖、デンプン、有機酸類15.6%、総繊
維36.4%、粗灰分6.1%であり、飼料として各種
の有効な栄養成分を含むペレットが製造可能であった。
また、一般細菌数、カビ、酵母、豚丹毒に関する安全性
試験を常法にて実施したところ、いずれも未検出又は問
題のないレベルであり、飼料としての安全性が確認でき
た。
【0071】また、このペレットを飼料とし、これを豚
に与えて豚飼養試験(肥育試験)を行い、市販の配合肥
料のみ与えた対照区と比較した。その結果、体重測定、
肉質評価、食味評価のいずれにおいても対照区と同等で
あり、市販の配合飼料に劣らない結果が得られた。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
食品残渣の醗酵、乾燥により生じる異臭の排出を防止し
て醗酵処理し、飼料や肥料として有効利用できるので環
境汚染を生じることなく、また、副生する有機酸を回収
してミネラル分を含む液体肥料等として有効利用できる
食品残渣の処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の食品残渣の処理方法の一実施形態を
示す工程図である。
【図2】 上記工程図における醗酵工程及び乾燥工程に
用いられる装置の概略構成図である。
【図3】 図2のIII−III矢視線に沿った断面図
である。
【図4】 上記工程図における中和回収工程に用いられ
る装置の概略構成図である。
【図5】 上記工程図における凝縮回収工程に用いられ
る装置の概略構成図である。
【符号の説明】
S1 醗酵工程 S2 乾燥工程 S3 ペレット化工程 S4 中和回収工程 S5 凝縮回収工程 S6 ミネラル水製造工程 10 醗酵装置 20 醗酵槽 30 上昇スクリュー 40 主軸スクリュー 50 戻しスクリュー 60 熱交換器 62 空気導入管 70 中和回収装置 72 アルカリ水溶液貯留槽 73 シャワー装置 76 中和回収塔 77 中和液貯留塔 80 凝縮回収装置 81 凝縮装置 82 加熱装置 85 凝縮水回収管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/77 B01D 53/34 118C C05F 9/00 (72)発明者 奈良 誠 茨城県つくば市島名3572−1 株式会社ト ータルウェルネス研究所内 Fターム(参考) 2B150 AA01 AA03 BA05 BB01 BD06 CD37 4D002 AA40 AB02 BA02 CA01 DA01 DA12 FA04 FA05 4D004 AA04 BA04 CA14 CA15 CA19 CA22 CA42 CA48 CB04 CB27 CB28 CB36 CB44 DA02 DA09 4H061 CC42 DD11 EE12 EE14 EE15 EE16 EE17 EE19 FF02 FF06 GG19 GG49 GG68 GG69 HH42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品残渣を醗酵させる醗酵工程と、前記
    醗酵した食品残渣を乾燥させる乾燥工程とを含む食品残
    渣の処理方法において、前記醗酵工程で発生する臭気ガ
    スをアルカリ水溶液に接触させて排気すると共に、前記
    臭気ガス中に含まれる有機酸を前記アルカリ水溶液に溶
    解させて回収することを特徴とする食品残渣の処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥工程で発生する蒸発ガスを凝縮
    させて、前記蒸発ガス中に含まれる有機酸を凝縮水とし
    て回収する請求項1記載の食品残渣の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1で得られた有機酸を含む水
    溶液と、前記請求項2で得られた有機酸を含む凝縮水
    と、成分調整資材とを混合する請求項2記載の食品残渣
    の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記成分調整資材が、カルシウム、マグ
    ネシウム、鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブデンより選
    ばれる少なくとも一種のミネラル成分を含有するもので
    ある請求項3記載の食品残渣の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記乾燥工程を経て得られた食品残渣処
    理物をペレット化して、飼料又は肥料として利用する請
    求項1〜4のいずれか一つに記載の食品残渣の処理方
    法。
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