JP2003017823A - Fpcおよびそのハンダ付け構造 - Google Patents
Fpcおよびそのハンダ付け構造Info
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- JP2003017823A JP2003017823A JP2001202080A JP2001202080A JP2003017823A JP 2003017823 A JP2003017823 A JP 2003017823A JP 2001202080 A JP2001202080 A JP 2001202080A JP 2001202080 A JP2001202080 A JP 2001202080A JP 2003017823 A JP2003017823 A JP 2003017823A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor pattern
- fpc
- cover layer
- front cover
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶パネルなどの電子機器に組み込まれるフ
レキシブルプリント配線板(FPC)において、導体パ
ターンの折り曲げによる端部断線を防ぐ。 【解決手段】 導体パターン2をその端部が突出するよ
うに表側カバー層3および裏側カバー層4で表裏両側か
ら挟持する。このとき、表側カバー層3を裏側カバー層
4より導体パターン2の先端側へ延伸させて、長さL3
が0.3mm以上の補強延伸部3aを形成する。これによ
り、表側カバー層3の補強延伸部3aが導体パターン2
の端部を補強し、その断線を未然に防止する。
レキシブルプリント配線板(FPC)において、導体パ
ターンの折り曲げによる端部断線を防ぐ。 【解決手段】 導体パターン2をその端部が突出するよ
うに表側カバー層3および裏側カバー層4で表裏両側か
ら挟持する。このとき、表側カバー層3を裏側カバー層
4より導体パターン2の先端側へ延伸させて、長さL3
が0.3mm以上の補強延伸部3aを形成する。これによ
り、表側カバー層3の補強延伸部3aが導体パターン2
の端部を補強し、その断線を未然に防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルなどの
電子機器に組み込まれるフレキシブルプリント配線板
(本発明において、これをFPCという。)のハンダ付
け構造に関するものである。
電子機器に組み込まれるフレキシブルプリント配線板
(本発明において、これをFPCという。)のハンダ付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のFPCのハンダ付け構造の
第1例を示す図であって、(a)はその断面図、(b)
はそのFPC単体の断面図、図3は従来のFPCのハン
ダ付け構造の第2例を示す断面図である。
第1例を示す図であって、(a)はその断面図、(b)
はそのFPC単体の断面図、図3は従来のFPCのハン
ダ付け構造の第2例を示す断面図である。
【0003】従来この種のFPC1としては、図2
(b)に示すように、導体パターン2をその端部が突出
するように一対のカバー層、すなわち表側カバー層3お
よび裏側カバー層4で表裏両側から挟持したものが多用
されており、このFPC1を使用する際には、図2
(a)に示すように、FPC1の導体パターン2の端部
を回路基板5のパターン6にハンダ付けして導通させて
いた。
(b)に示すように、導体パターン2をその端部が突出
するように一対のカバー層、すなわち表側カバー層3お
よび裏側カバー層4で表裏両側から挟持したものが多用
されており、このFPC1を使用する際には、図2
(a)に示すように、FPC1の導体パターン2の端部
を回路基板5のパターン6にハンダ付けして導通させて
いた。
【0004】しかし、このFPC1は表側カバー層3の
後退長さL1と裏側カバー層4の後退長さL2とがほぼ
等しくなっているので、図2(a)に示すように、その
使用時に繰り返される折り曲げに起因して導体パターン
2の端部(図2(a)のA部分)が断線する恐れがあっ
た。
後退長さL1と裏側カバー層4の後退長さL2とがほぼ
等しくなっているので、図2(a)に示すように、その
使用時に繰り返される折り曲げに起因して導体パターン
2の端部(図2(a)のA部分)が断線する恐れがあっ
た。
【0005】そこで、こうした導体パターン2の端部断
線を回避すべく、図3に示すように、FPC1のハンダ
付け時に、そのハンダ付け箇所の近傍に補強ランド7を
設けることにより、導体パターン2の端部に曲げ荷重が
加わらないようにする対策が講じられていた。
線を回避すべく、図3に示すように、FPC1のハンダ
付け時に、そのハンダ付け箇所の近傍に補強ランド7を
設けることにより、導体パターン2の端部に曲げ荷重が
加わらないようにする対策が講じられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは補強
ランド7を設ける組立工程が増えるばかりか、補強ラン
ド7用にハンダ付けスペースが余計に必要となる不都合
があった。
ランド7を設ける組立工程が増えるばかりか、補強ラン
ド7用にハンダ付けスペースが余計に必要となる不都合
があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、導体パ
ターンの折り曲げによる端部断線を防ぎつつ、組立工程
の削減およびハンダ付けスペース拡大の抑制を図ること
が可能なFPCおよびそのハンダ付け構造を提供するこ
とを目的とする。
ターンの折り曲げによる端部断線を防ぎつつ、組立工程
の削減およびハンダ付けスペース拡大の抑制を図ること
が可能なFPCおよびそのハンダ付け構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】まず、本発明のうち請求
項1に係る発明は、導体パターン(2)をその端部が突
出するように表側カバー層(3)および裏側カバー層
(4)で表裏両側から挟持したFPC(1)において、
前記表側カバー層を前記裏側カバー層より前記導体パタ
ーンの先端側へ延伸させて補強延伸部(3a)を形成し
て構成される。
項1に係る発明は、導体パターン(2)をその端部が突
出するように表側カバー層(3)および裏側カバー層
(4)で表裏両側から挟持したFPC(1)において、
前記表側カバー層を前記裏側カバー層より前記導体パタ
ーンの先端側へ延伸させて補強延伸部(3a)を形成し
て構成される。
【0009】また、本発明のうち請求項2に係る発明
は、上記補強延伸部(3a)の長さ(L3)を0.3mm
以上として構成される。ここで、補強延伸部の長さの下
限値を0.3mmとしたのは、補強延伸部の長さが0.3
mm未満の場合、本発明の作用効果が薄まり、FPCを
2、3回折り曲げただけで断線する危険性があるのに対
し、補強延伸部の長さが0.3mm以上だと、FPCの折
り曲げ回数が10回を超えても断線しないことを実験的
に確かめたからである。
は、上記補強延伸部(3a)の長さ(L3)を0.3mm
以上として構成される。ここで、補強延伸部の長さの下
限値を0.3mmとしたのは、補強延伸部の長さが0.3
mm未満の場合、本発明の作用効果が薄まり、FPCを
2、3回折り曲げただけで断線する危険性があるのに対
し、補強延伸部の長さが0.3mm以上だと、FPCの折
り曲げ回数が10回を超えても断線しないことを実験的
に確かめたからである。
【0010】さらに、本発明のうち請求項3に係る発明
は、上記FPC(1)の導体パターン(2)の端部を回
路基板(5)のパターン(6)にハンダ付けして構成さ
れる。
は、上記FPC(1)の導体パターン(2)の端部を回
路基板(5)のパターン(6)にハンダ付けして構成さ
れる。
【0011】こうした構成を採用することにより、表側
カバー層の補強延伸部が導体パターンの端部を補強し、
その断線を未然に防止するように作用する。
カバー層の補強延伸部が導体パターンの端部を補強し、
その断線を未然に防止するように作用する。
【0012】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
る要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0014】図1は本発明に係るFPCのハンダ付け構
造の一実施形態を示す図であって、(a)はその断面
図、(b)はそのFPC単体の断面図、(c)はそのF
PC単体の底面図である。
造の一実施形態を示す図であって、(a)はその断面
図、(b)はそのFPC単体の断面図、(c)はそのF
PC単体の底面図である。
【0015】このFPC1では、図1(b)、(c)に
示すように、銅箔からなる複数枚の細長い導体パターン
2が互いに所定の間隔で配設されており、これら導体パ
ターン2はその端部が突出するように合成樹脂からなる
一対のカバー層、すなわち表側カバー層3および裏側カ
バー層4で表裏両側から挟持されている。ここで、表側
カバー層3は裏側カバー層4より導体パターン2の先端
側(図1(b)左側)へ延伸しており、その部分に補強
延伸部3aが所定の長さL3(望ましくは、0.3mm以
上)で形成されている。
示すように、銅箔からなる複数枚の細長い導体パターン
2が互いに所定の間隔で配設されており、これら導体パ
ターン2はその端部が突出するように合成樹脂からなる
一対のカバー層、すなわち表側カバー層3および裏側カ
バー層4で表裏両側から挟持されている。ここで、表側
カバー層3は裏側カバー層4より導体パターン2の先端
側(図1(b)左側)へ延伸しており、その部分に補強
延伸部3aが所定の長さL3(望ましくは、0.3mm以
上)で形成されている。
【0016】そして、このFPC1の使用に際しては、
図1(a)に示すように、FPC1の導体パターン2の
端部を回路基板5のパターン6にハンダ付けする。する
と、FPC1の導体パターン2と回路基板5のパターン
6とが導通する。このとき、表側カバー層3の補強延伸
部3aが導体パターン2の端部を補強し、その断線を未
然に防止するため、FPC1の使用時に繰り返される折
り曲げに起因して導体パターン2の端部が断線する恐れ
はない。しかも、FPC1のハンダ付け箇所の近傍に補
強ランド7を設ける従来の方法(図3参照)と異なり、
組立工程が増えたり、ハンダ付けスペースが余計に必要
となったりする事態は生じない。
図1(a)に示すように、FPC1の導体パターン2の
端部を回路基板5のパターン6にハンダ付けする。する
と、FPC1の導体パターン2と回路基板5のパターン
6とが導通する。このとき、表側カバー層3の補強延伸
部3aが導体パターン2の端部を補強し、その断線を未
然に防止するため、FPC1の使用時に繰り返される折
り曲げに起因して導体パターン2の端部が断線する恐れ
はない。しかも、FPC1のハンダ付け箇所の近傍に補
強ランド7を設ける従来の方法(図3参照)と異なり、
組立工程が増えたり、ハンダ付けスペースが余計に必要
となったりする事態は生じない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表側カバー層の補強延伸部が導体パターンの端部を補強
し、その断線を未然に防止することから、導体パターン
の折り曲げによる端部断線を防ぎつつ、組立工程の削減
およびハンダ付けスペース拡大の抑制を図ることが可能
なFPCおよびそのハンダ付け構造を提供することがで
きる。
表側カバー層の補強延伸部が導体パターンの端部を補強
し、その断線を未然に防止することから、導体パターン
の折り曲げによる端部断線を防ぎつつ、組立工程の削減
およびハンダ付けスペース拡大の抑制を図ることが可能
なFPCおよびそのハンダ付け構造を提供することがで
きる。
【図1】本発明に係るFPCのハンダ付け構造の一実施
形態を示す図であって、(a)はその断面図、(b)は
そのFPC単体の断面図、(c)はそのFPC単体の底
面図である。
形態を示す図であって、(a)はその断面図、(b)は
そのFPC単体の断面図、(c)はそのFPC単体の底
面図である。
【図2】従来のFPCのハンダ付け構造の第1例を示す
図であって、(a)はその断面図、(b)はそのFPC
単体の断面図である。
図であって、(a)はその断面図、(b)はそのFPC
単体の断面図である。
【図3】従来のFPCのハンダ付け構造の第2例を示す
断面図である。
断面図である。
1……FPC
2……導体パターン
3……表側カバー層
3a……補強延伸部
4……裏側カバー層
5……回路基板
6……パターン
L3……補強延伸部の長さ
Claims (3)
- 【請求項1】 導体パターン(2)をその端部が突出す
るように表側カバー層(3)および裏側カバー層(4)
で表裏両側から挟持したFPC(1)において、 前記表側カバー層を前記裏側カバー層より前記導体パタ
ーンの先端側へ延伸させて補強延伸部(3a)を形成し
たことを特徴とするFPC。 - 【請求項2】 補強延伸部(3a)の長さ(L3)を
0.3mm以上としたことを特徴とする請求項1に記載の
FPC。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のFPC
(1)の導体パターン(2)の端部を回路基板(5)の
パターン(6)にハンダ付けしたことを特徴とするFP
Cのハンダ付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202080A JP2003017823A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | Fpcおよびそのハンダ付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202080A JP2003017823A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | Fpcおよびそのハンダ付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003017823A true JP2003017823A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19038946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001202080A Pending JP2003017823A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | Fpcおよびそのハンダ付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003017823A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714648B1 (ko) * | 2005-12-02 | 2007-05-07 | 삼성전자주식회사 | 인쇄 회로 기판 |
US7374435B2 (en) | 2005-01-17 | 2008-05-20 | Epson Imaging Devices Corporation | Connecting device of a flexible printed circuit board |
WO2012161152A1 (ja) * | 2011-05-26 | 2012-11-29 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置および電気接続構造 |
-
2001
- 2001-07-03 JP JP2001202080A patent/JP2003017823A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7374435B2 (en) | 2005-01-17 | 2008-05-20 | Epson Imaging Devices Corporation | Connecting device of a flexible printed circuit board |
CN100466388C (zh) * | 2005-01-17 | 2009-03-04 | 爱普生映像元器件有限公司 | 柔性印刷电路板的连接装置 |
KR100714648B1 (ko) * | 2005-12-02 | 2007-05-07 | 삼성전자주식회사 | 인쇄 회로 기판 |
WO2012161152A1 (ja) * | 2011-05-26 | 2012-11-29 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置および電気接続構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051227 |