JP2001339125A - フレキシブルプリント基板 - Google Patents

フレキシブルプリント基板

Info

Publication number
JP2001339125A
JP2001339125A JP2000160094A JP2000160094A JP2001339125A JP 2001339125 A JP2001339125 A JP 2001339125A JP 2000160094 A JP2000160094 A JP 2000160094A JP 2000160094 A JP2000160094 A JP 2000160094A JP 2001339125 A JP2001339125 A JP 2001339125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bent portion
flexible printed
fpc
circuit board
printed circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000160094A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Terunuma
一郎 照沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2000160094A priority Critical patent/JP2001339125A/ja
Publication of JP2001339125A publication Critical patent/JP2001339125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り曲げて使用される部位の断線を防止し
て、信頼性を向上させる。 【解決手段】 FPC10は、ベース材1の上面に所定
のパターンの導体層2を形成し、更にその上をカバーレ
イ3で被覆してなる。FPC10は、折り曲げ部の内側
の部分に、折り曲げ時の曲率半径を規制するためのスペ
ーサ4が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレキシブルプ
リント基板(以下、「FPC」と略記)に関し、特に一
部が折り曲げられて使用されるFPCに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FPCを自動車のワイヤーハーネ
スの代用として使用することがなされている。即ち、図
7に示すように、例えば自動車のドア20には、これに
沿ってFPC30が配設されている。ドア20に対して
各補機の位置は決められているので、補機レイアウトの
関係から、FPC30は、その一部を図中A,Bで示す
ように、折り曲げて使用されることがある。このような
自動車に配設されるFPC30の場合、コスト上の問題
等から、ベースフィルムはポリエステルフィルム(PE
T)が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FPC
のベースフィルムにPETを使用した場合に最も問題と
なるのは、回路を折り曲げたときの回路の断線である。
実際にハーネスと同様にFPCの自動車への配設を考え
た場合、180°折り返さなくてはならない部分も出て
くる。高い屈曲性能を有するポリイミドと異なり、PE
Tの場合、180°の曲げを行うと、FPCの導体への
影響が大きくなり、亀裂が発生する。振動や他の部位と
の干渉等があった場合、亀裂が進展して断線を起こすお
それがある。FPCに断線等の不具合が起きた場合、F
PCに付属しているコネクタ、外装品等全ての部品を交
換しなければならないため、莫大なコストがかかってし
まう。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、折り曲げて使用される部位の断線
を防止して、信頼性を向上させることができるフレキシ
ブルプリント基板を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ルプリント基板は、ベース材と、このベース材の上に回
路パターンを形成する導体層とを備え、一部が折り曲げ
られて使用されるフレキシブルプリント基板において、
折り曲げ部の内側に前記折り曲げ部の曲率半径を規制す
るスペーサが設けられていることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、折り曲げ部の内側に折り
曲げ部の曲率半径を規制するスペーサが設けられている
ので、FPCが折り返された場合でも、折り曲げ部の曲
率半径が小さくなりすぎるのを防止することができ、導
体層が折り曲げによって断線に至る事態を抑えることが
できる。ここで、スペーサとしては、FPCの折り曲げ
部の内側に添設された樹脂製の柱状体若しくはゴム製の
円柱体、又は折り曲げ部の内側に貼着された板状体等を
用いることができる。また、導体層の上がカバーレイフ
ィルムによって被覆される場合には、このカバーレイフ
ィルムの前記折り曲げ部の内側の部分を予めエンボス加
工して突条部を形成し、この突条部をスペーサとして使
用するようにしても良い。
【0007】なお、本発明によれば、FPCの耐折性を
向上させることができるので、ベース材としてPETを
使用することができ、これによりコスト低減が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき、本発
明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本
発明の一実施例に係るFPC10の折り曲げ部を示す斜
視図、図2は、同折り曲げ部を展開した斜視図、図3は
同側方から見た拡大断面図である。このFPC10は、
ベース材1の上面に所定のパターンの導体層2を形成
し、更にその上をカバーレイ3で被覆してなる。ベース
材1はPETからなり、導体層2は電解銅箔、圧延銅箔
等からなる。また、カバーレイ3としては、UV硬化樹
脂、カバーレイフィルム等を使用することができる。
【0009】このFPC10は、一部が折り曲げられて
ほぼ180°折り返される。折り曲げ部の内側に相当す
る部分には、折り曲げ線に沿って樹脂4が柱状に盛られ
ている。このため、この実施例によれば、折り曲げ部の
曲率半径が、樹脂4の存在によって規制され、極端に小
さくなることはない。従って、折り曲げによって導体層
2に亀裂が入るようなことはない。
【0010】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。図4に示すFPC11は、折り曲げ部
の内側に、折り曲げ線に沿ってゴム製の円柱体5を添設
してなるものである。また、図5に示すFPC12は、
折り曲げ部の内側に相当する部分のカバーレイ3(カバ
ーレイフィルム)をエンボス加工して突条部6を形成
し、この突条部6によって折り曲げ時の曲率半径が小さ
くなりすぎるのを防止するようにしている。図6に示す
FPC13は、折り曲げ部の内側に相当する部分に板状
体7を添設している。この場合にも、折り曲げ部の曲率
半径が小さくなりすぎるのを防止することができる。こ
れにより、折り曲げ部の曲率半径が極端に小さくなっ
て、導体層2に亀裂が入るという事態に至ることを防止
することができる。
【0011】また、以上の実施例では、カバーレイ3側
を内側に折り曲げる例を示したが、カバーレイ3側を外
側に折り曲げる場合についても、本発明を適用すること
ができる。この場合、スペーサは、ベース材1側に配置
されることになる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、折り
曲げ部の内側に折り曲げ部の曲率半径を規制するスペー
サが設けられているので、FPCが折り返された場合で
も、折り曲げ部の曲率半径が小さくなりすぎるのを防止
することができ、導体層が曲げによって断線に至る事態
を抑えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るFPCの折り曲げ部を
示す斜視図である。
【図2】 同折り曲げ部を展開して示す平面図である。
【図3】 同折り曲げ器の要部の断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係るFPCの要部の
断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施例に係るFPCの要部の
断面図である。
【図6】 本発明の第4の実施例に係るFPCの要部の
断面図である。
【図7】 FPCがハーネスの代わりに自動車に配設さ
れた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…ベース材、2…導電層、3…カバーレイ、4…樹
脂、5…円柱体、6…突条部、7…板状体、10,1
1,12,13,30…FPC。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース材と、このベース材の上に回路パ
    ターンを形成する導体層とを備え、一部が折り曲げられ
    て使用されるフレキシブルプリント基板において、 折り曲げ部の内側に前記折り曲げ部の曲率半径を規制す
    るスペーサが設けられていることを特徴とするフレキシ
    ブルプリント基板。
  2. 【請求項2】 前記ベース材は、ポリエステルフィルム
    (PET)であることを特徴とする請求項1記載のフレ
    キシブルプリント基板。
  3. 【請求項3】 前記スペーサは、前記折り曲げ部の内側
    に添設された樹脂製の柱状体であることを特徴とする請
    求項1又は2記載のフレキシブルプリント基板。
  4. 【請求項4】 前記スペーサは、前記折り曲げ部の内側
    に添設されたゴム製の円柱体であることを特徴とする請
    求項1又は2記載のフレキシブルプリント基板。
  5. 【請求項5】 前記導体層の上にカバーレイフィルムが
    更に形成され、 前記スペーサは、前記カバーレイフィルムの前記折り曲
    げ部の内側にエンボス加工によって形成された突条部で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載のフレキシブ
    ルプリント基板。
  6. 【請求項6】 前記スペーサは、前記折り曲げ部の内側
    に貼着された板状体であることを特徴とする請求項1又
    は2記載のフレキシブルプリント基板。
JP2000160094A 2000-05-30 2000-05-30 フレキシブルプリント基板 Pending JP2001339125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160094A JP2001339125A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 フレキシブルプリント基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160094A JP2001339125A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 フレキシブルプリント基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001339125A true JP2001339125A (ja) 2001-12-07

Family

ID=18664340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000160094A Pending JP2001339125A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 フレキシブルプリント基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001339125A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005109132A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Optrex Corp フレキシブル基板
EP1962233A1 (en) 2007-02-22 2008-08-27 Fujitsu Limited Radio frequency tag and method for manufacturing radio frequency tag
JP2009026042A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア及びその製造方法
JP2009026044A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア及びその製造方法
JP2009026041A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア
JP2010153540A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Nitto Denko Corp プリント配線基板
US8302869B2 (en) 2007-02-22 2012-11-06 Fujitsu Limited RFID tag and RFID tag manufacturing method
US8593820B2 (en) 2010-06-30 2013-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Flexible printed wiring board and electronic apparatus
CN108770184A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 昆山国显光电有限公司 柔性电路板、柔性电路板制作方法及柔性显示面板

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005109132A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Optrex Corp フレキシブル基板
EP1962233A1 (en) 2007-02-22 2008-08-27 Fujitsu Limited Radio frequency tag and method for manufacturing radio frequency tag
KR101005059B1 (ko) 2007-02-22 2010-12-30 후지쯔 가부시끼가이샤 Rfid 태그 및 rfid 태그의 제조 방법
US8154410B2 (en) 2007-02-22 2012-04-10 Fujitsu Limited Radio frequency tag and method for manufacturing radio frequency tag
US8302869B2 (en) 2007-02-22 2012-11-06 Fujitsu Limited RFID tag and RFID tag manufacturing method
JP2009026042A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア及びその製造方法
JP2009026044A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア及びその製造方法
JP2009026041A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア
JP2010153540A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Nitto Denko Corp プリント配線基板
US8593820B2 (en) 2010-06-30 2013-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Flexible printed wiring board and electronic apparatus
CN108770184A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 昆山国显光电有限公司 柔性电路板、柔性电路板制作方法及柔性显示面板
CN108770184B (zh) * 2018-05-29 2019-12-27 广州国显科技有限公司 柔性电路板、柔性电路板制作方法及柔性显示面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060225914A1 (en) Double sided flexible printed circuit board
JP2006324406A (ja) フレックスリジッド多層配線板
JP2001339125A (ja) フレキシブルプリント基板
US7558078B2 (en) Information processing equipment
JP2013544029A (ja) 電気部品とプリント回路基板とを電気的に接続するためのフレキシブルデバイス、システム、及び、システム取り付け方法
JP2001339126A (ja) フレキシブルプリント基板
JP3992470B2 (ja) ケーブル部を有するフレキシブルプリント基板
JPH0888448A (ja) フレキシブルプリント基板
JP4220928B2 (ja) フラット配線材の取付方法
JP2014011910A (ja) 配線材及び車載電子ユニット
JP4434898B2 (ja) フレキシブルプリント基板の設置構造
JPH06208873A (ja) フレキシブルプリント配線板を用いたワイヤリングハーネス
JPH08130351A (ja) 多層フレキシブル配線基板
JP4692815B2 (ja) フレキシブルプリント基板
JP2002203431A (ja) フラットハーネス
JP2006253217A (ja) フレキシブル基板の接続構造、ピックアップ、電子機器およびフレキシブル基板の接続方法
JP4338535B2 (ja) 可撓性の配線部材を有する電子機器
JP2005268173A (ja) 可撓性フラット配線回路部材の折曲げ固定具
JP2000077148A (ja) フィルム基板の折り返し部固定部品
JP2008166496A (ja) フレキシブル配線基板
JP2010050305A (ja) フレキシブル基板、配線ケーブル保持構造、および配線ケーブル保持方法
JPH0686363U (ja) フレキシブル配線基板
JP2007311517A (ja) 電子機器用回路基板
JP2003017823A (ja) Fpcおよびそのハンダ付け構造
JP2006041102A (ja) プリント配線板およびその製造方法