JP2003017748A - 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003017748A
JP2003017748A JP2001195506A JP2001195506A JP2003017748A JP 2003017748 A JP2003017748 A JP 2003017748A JP 2001195506 A JP2001195506 A JP 2001195506A JP 2001195506 A JP2001195506 A JP 2001195506A JP 2003017748 A JP2003017748 A JP 2003017748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound semiconductor
gallium nitride
semiconductor layer
layer
based compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001195506A
Other languages
English (en)
Inventor
Tahei Yamaji
太平 山路
Norio Takahashi
典生 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiwa Electric Mfg Co Ltd filed Critical Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Priority to JP2001195506A priority Critical patent/JP2003017748A/ja
Publication of JP2003017748A publication Critical patent/JP2003017748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光効率を向上させることができるGaN系
化合物半導体発光素子、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 p型のGaN系化合物半導体にて形成さ
れたp型層4に直接に接触して、ボンディング電極であ
るp電極6が形成されており、p型層4の表面のp電極
6以外の部分に、透光性でp型層4よりも高い導電性を
有する電流拡散層5が形成されている。p電極6は、p
型層4との間にオーミック接合が得られない材料で形成
されており、p型層4のp電極6が直接に接触している
部分には、p電極6から電流が流れない。このため、p
電極6の直下での発光が禁止され、p電極6の直下で発
生した光がp電極6にて遮光される従来のGaN系化合
物半導体発光素子に比べて、発光効率を向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード又
はレーザダイオード等に用いられる窒化ガリウム系化合
物半導体発光素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】窒化ガリウム(GaN)系化合物半導体
は、青色発光を示す発光ダイオードの材料として知られ
ている。近年、GaN系化合物半導体を用いたGaN系
化合物半導体発光素子の生産性の向上および発光効率の
向上を図るべく、種々の研究が成されている。例えば、
特許第2748818号公報には、GaN系化合物半導
体発光素子の発光効率を向上させる技術が開示されてい
る。
【0003】図15は、従来のGaN系化合物半導体発
光素子の構成を示す断面図である。図中1はサファイア
の基板であり、基板1の上に、n型のGaN系化合物半
導体より形成されたn型層2、GaN系化合物半導体を
用いた活性層3、p型のGaN系化合物半導体より形成
されたp型層4が、この順に積層され、GaN系化合物
半導体発光素子が構成されている。p型層4に接続した
p電極6からn型層2に接続したn電極7へ順方向電流
が流れた場合に、活性層にキャリアが注入されて発光が
行われる。
【0004】p型のGaN系化合物半導体は導電性が低
く、p型層4内で電流が拡散しにくいために、p電極6
をp型層4に直接接続した場合は広い範囲で発光が行わ
れない。そこで、特許第2748818号公報に開示さ
れたGaN系化合物半導体発光素子は、透明または半透
明の透光性を有してしかもp型のGaN系化合物半導体
と良好なオーミック接合が得られる高導電性の材料で形
成した電流拡散層5を、p型層4の上に接面して積層
し、電流拡散層5の上に接触させてp電極6を設けてい
る。これにより、p電極6から流入した電流は電流拡散
層5内を拡散し、電流拡散層5の全面から活性層3にキ
ャリアが注入されて発光素子の広い範囲で発光が行わ
れ、発生した光は、電流拡散層5を発光面として発光素
子の外部へ放出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成のGaN系
化合物半導体発光素子においては、電流拡散層の上に設
けられたp電極は通常は不透明であるため、又はp電極
が透明である場合でもp電極上に設けられるワイヤボン
ディングのボールが不透明であるため、活性層のうちp
電極の直下の部分にて発生した光がp電極または前記ボ
ールによって遮光され、効率良く光を外部へ取り出せな
いという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、p型層への良好
なオーミック接合が得られないp電極をp型層に接触さ
せて設け、p電極の直下の活性層へ電流が流れることを
防止することにより、p電極に遮光される部分での発光
を禁止して、流した電流に対する発光効率を向上させる
ことができるGaN系化合物半導体発光素子、及び該G
aN系化合物半導体発光素子を製造する方法を提供する
ことにある。
【0007】また、本発明の他の目的とするところは、
p型層とp電極との間に絶縁膜を設け、p電極の直下の
活性層へ電流が流れることを防止することにより、発光
効率を向上させることができるGaN系化合物半導体発
光素子、及び該GaN系化合物半導体発光素子を製造す
る方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的とするところは、
p型層のp電極の直下に当たる部分をプラズマに曝す処
理を行い、該部分で良好なオーミック接合が得られなく
してp電極の直下の活性層へ電流が流れることを防止す
ることにより、発光効率を向上させることができるGa
N系化合物半導体発光素子、及び該GaN系化合物半導
体発光素子を製造する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体発光素子は、p型の導電性を有する
p型窒化ガリウム系化合物半導体層と、該p型窒化ガリ
ウム系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、該p型
窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合が得
られる透光性の電流拡散層と、該電流拡散層に接続した
ボンディング電極とを備える窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子において、前記ボンディング電極は、前記p
型窒化ガリウム系化合物半導体層に接触して形成されて
おり、前記電流拡散層は、前記p型窒化ガリウム系化合
物半導体層の前記ボンディング電極が接触していない部
分に接面して形成されていることを特徴とする。
【0010】第2発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子は、前記ボンディング電極は、前記p型窒化
ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合が得られ
ない材料にて形成されていることを特徴とする。
【0011】第3発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子は、前記ボンディング電極は、前記p型窒化
ガリウム系化合物半導体層との間の接触抵抗が、前記電
流拡散層と前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層との
間の接触抵抗よりも大きい材料にて形成されていること
を特徴とする。
【0012】第4発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子の製造方法は、p型の導電性を有するp型窒
化ガリウム系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化
ガリウム系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透
光性で該p型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミ
ック接合が得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、
該電流拡散層に接続するボンディング電極を形成して窒
化ガリウム系化合物半導体発光素子を製造する方法にお
いて、p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の一部
分を除いて電流拡散層を形成し、前記p型窒化ガリウム
系化合物半導体層の表面の前記電流拡散層が形成されて
いない部分と、該部分の周囲に形成されている前記電流
拡散層の一部分とに接触させて、ボンディング電極を形
成することを特徴とする。
【0013】第5発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子の製造方法は、前記p型窒化ガリウム系化合
物半導体層へのオーミック接合が得られない材料にて前
記ボンディング電極を形成することを特徴とする。
【0014】第6発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子の製造方法は、前記ボンディング電極と前記
p型窒化ガリウム系化合物半導体層との間の接触抵抗
が、前記電流拡散層と前記p型窒化ガリウム系化合物半
導体層との間の接触抵抗よりも大きい材料にて前記ボン
ディング電極を形成することを特徴とする。
【0015】第7発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子の製造方法は、p型の導電性を有するp型窒
化ガリウム系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化
ガリウム系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透
光性で該p型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミ
ック接合が得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、
該電流拡散層に接続するボンディング電極を形成して窒
化ガリウム系化合物半導体発光素子を製造する方法にお
いて、p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の一部
分に接触させて、ボンディング電極を形成し、前記p型
窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の前記ボンディン
グ電極が形成されていない部分と、前記ボンディング電
極の一部分とに接触させて、電流拡散層を形成すること
を特徴とする
【0016】第8発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子は、p型の導電性を有するp型窒化ガリウム
系化合物半導体層と、該p型窒化ガリウム系化合物半導
体層よりも高い導電性を有し、該p型窒化ガリウム系化
合物半導体層へのオーミック接合が得られる透光性の電
流拡散層と、該電流拡散層に接続したボンディング電極
とを備える窒化ガリウム系化合物半導体発光素子におい
て、前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層と前記ボン
ディング電極との間に、前記p型窒化ガリウム系化合物
半導体層に接面した中間膜を備え、該中間膜は、前記電
流拡散層から前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層へ
の導電性に比べて前記中間膜から前記p型窒化ガリウム
系化合物半導体層への導電性が低い材料にて形成されて
いることを特徴とする。
【0017】第9発明に係る窒化ガリウム系化合物半導
体発光素子の製造方法は、p型の導電性を有するp型窒
化ガリウム系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化
ガリウム系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透
光性で該p型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミ
ック接合が得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、
該電流拡散層に接続するボンディング電極を形成して窒
化ガリウム系化合物半導体発光素子を製造する方法にお
いて、p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の一部
分に接面させて、中間膜を形成する工程と、前記p型窒
化ガリウム系化合物半導体層の表面の前記中間膜が形成
されていない部分、及び前記中間膜の一部又は全ての部
分に接触させて、電流拡散層を形成する工程と、前記p
型窒化ガリウム系化合物半導体層との間に前記中間膜を
挟む位置に、ボンディング電極を形成する工程とを含
み、前記中間膜を形成する工程は、前記電流拡散層から
前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層への導電性に比
べて前記中間膜から前記p型窒化ガリウム系化合物半導
体層への導電性が低い材料にて前記中間膜を形成するこ
とを特徴とする。
【0018】第10発明に係る窒化ガリウム系化合物半
導体発光素子の製造方法は、p型の導電性を有するp型
窒化ガリウム系化合物半導体層に接面させて、該p型窒
化ガリウム系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、
透光性で該p型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオー
ミック接合が得られる材料を用いて電流拡散層を形成
し、該電流拡散層に接続するボンディング電極を形成し
て窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を製造する方法
において、p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の
一部分に接面させて、中間膜を形成する工程と、該中間
膜に接触させてボンディング電極を形成する工程と、前
記p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の前記中間
膜が形成されていない部分、及び前記ボンディング電極
の一部に接触させて、電流拡散層を形成する工程とを含
み、前記中間膜を形成する工程は、前記電流拡散層から
前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層への導電性に比
べて前記中間膜から前記p型窒化ガリウム系化合物半導
体層への導電性が低い材料にて前記中間膜を形成するこ
とを特徴とする。
【0019】第11発明に係る窒化ガリウム系化合物半
導体発光素子の製造方法は、p型の導電性を有するp型
窒化ガリウム系化合物半導体層に接面させて、該p型窒
化ガリウム系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、
透光性で該p型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオー
ミック接合が得られる材料を用いて電流拡散層を形成
し、該電流拡散層に接続するボンディング電極を形成し
て窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を製造する方法
において、p型窒化ガリウム系化合物半導体層の、上側
にボンディング電極が形成される部分をプラズマに曝す
工程を含むことを特徴とする。
【0020】第1乃至第7発明においては、p型の窒化
ガリウム系化合物半導体より形成したp型層の上の一部
分に、ボンディング電極であるp電極を直接に接触させ
て形成し、p型層の上のp電極以外の部分に形成した透
光性の電流拡散層とp電極とを接続する。p電極は、p
型層へのオーミック電極が得られない材料にて形成され
るか、又は、オーミック電極が得られる材料であって
も、p電極とp型層との間の接触抵抗が電流拡散層とp
型層との間の接触抵抗よりも大きい材料にて形成され
る。第4乃至第6発明では、p電極を形成する部分以外
に電流拡散層を形成した後に、p型層に接触させてp電
極を形成し、第7発明では、p型層に接触させてp電極
を形成した後に、電流拡散層を形成する。
【0021】これにより、p電極から流入した電流は、
p電極とp型層とが直接に接触した部分からp電極の直
下へは流れず、電流拡散層へ流れる。発光が行われた場
合には発生した光がp電極に遮光されることになる活性
層のp電極の直下に位置する部分では、電流が流れずに
発光が行われない。活性層の他の部分では電流拡散層か
らp型層を介して電流が流入して発光が行われ、発光し
た光はp電極に遮光されずに外部へ放出される。このた
め、発生した光の一部がp電極にて遮光される従来の窒
化ガリウム系化合物半導体発光素子に比べて発光効率を
向上させることができる。
【0022】第8乃至第10発明においては、絶縁体、
又はp型層へのオーミック接合が得られない材料などを
用い、p型層との間に電流を流す導電性が低い絶縁膜を
p型層の一部に接面して形成し、p電極を絶縁膜の上側
に形成する。第9発明では絶縁膜の上に形成した電流拡
散層の上にp電極を形成し、第10発明では絶縁膜の上
に直接接触させてp電極を形成する。p電極の直下に
は、p型層に接面した絶縁膜が存在するため、p電極か
ら流入した電流はp電極の直下に位置するp型層の部分
には流れずに、活性層のp電極の直下に位置する部分で
は発光が行われない。活性層の他の部分で発生した光は
p電極に遮光されずに外部へ放出されるため、発光した
光の一部がp電極にて遮光される従来の窒化ガリウム系
化合物半導体発光素子に比べて発光効率を向上させるこ
とができる。
【0023】第11発明においては、プラズマを利用し
たスパッタリングにてp型層の上にp電極を直接に形成
するなどの方法を用いて、p電極の直下に位置するp型
層の部分を、プラズマに曝す処理を行う。p型の窒化ガ
リウム系化合物半導体は、プラズマに曝す処理を行った
場合は、本来は低抵抗で良好なオーミック接合を得られ
る筈の材料との間でも良好なオーミック接合が得られな
くなる。このため、p電極の直下に位置する部分には、
p電極または電流拡散層から電流が流入せず、発光が行
われない。他の部分で発生した光はp電極に遮光されず
に外部へ放出され、発光した光の一部がp電極にて遮光
される従来の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子に比
べて発光効率を向上させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
GaN系化合物半導体発光素子を示す平面図であり、図
2は、図1のII−II線断面図である。図中1はサフ
ァイアからなる基板であり、基板1上に、n型のGaN
系化合物半導体にて形成されたn型層2、GaN系化合
物半導体にて形成され、キャリアが注入されることによ
り発光が行われる活性層3、p型のGaN系化合物半導
体にて形成されたp型層4、透光性でp型層よりも高い
導電性を有する電流拡散層5がこの順で積層されてい
る。平面視でGaN系化合物半導体発光素子の中央付近
では、電流拡散層5は形成されずに、p型層4に直接に
接触してボンディング電極であるp電極6が形成されて
おり、p電極6は、端の部分で電流拡散層5に乗り上が
って接続している。更に、平面視でGaN系化合物半導
体発光素子の一角に当たる部分は、n型層2が露出して
おり、露出したn型層2の上には、n型層2へのオーミ
ック電極兼ボンディング電極であるn電極7が形成され
ている。
【0025】p電極6は、p型のGaN系化合物半導体
との間で低抵抗のオーミック接合が得られないTi/P
t/Auにて形成され、電流拡散層5は、p電極6との
間およびp型層4との間の双方でオーミック接合が得ら
れるITOにて形成されている。p電極6からn電極7
へ順方向電流を流した場合は、p電極6からp型層4へ
は直接に電流が流れずに、p電極6から電流拡散層5を
介してp型層4へ電流が流れ、活性層3にてキャリアが
結合して光が発生する。
【0026】図3は、実施の形態1に係るGaN系化合
物半導体発光素子の製造方法を示す断面図である。ま
ず、減圧MOCVD(有機金属気相成長)装置内にサフ
ァイアの基板1を設置し、MOCVD法を用いて、n型
層2、活性層3、p型不純物としてMgを含んだp型層
4とをこの順に形成させ、図3(a)に示すごとき積層
構造のウエハを作成する。次に、作成したウエハをMO
CVD装置から取り出した後、水銀灯を用いて紫外線を
照射しながら380℃のホットプレート上で略5分間加
熱し、Mgを活性化してMgを含んだGaN系化合物半
導体をp型化する。
【0027】次に、平面視でGaN系化合物半導体発光
素子の一角に位置する部分を除いたウエハの表面にマス
クを施し、更にエッチングを行い、図3(b)に示すご
とく、n電極7を作成するべき前記部分にてn型層2を
露出させる。
【0028】次に、電子銃を用いてITO(SnO2
10質量%含む)を蒸発させ、真空蒸着法によりp型層
4の表面に略10nmの厚さのITOを成膜し、続いて
スパッタリング法により略500nmの厚さのITOを
成膜する。次に、380℃で略1分間の加熱を行い、I
TOを透明化して、図3(c)に示すごとき電流拡散層
5を形成する。この際、パターニングを行い、p型層4
の表面のうち、平面視でGaN系化合物半導体発光素子
の中央付近に位置する部分には電流拡散層5を形成せず
に、p型層4の表面を露出させておく。
【0029】次に、真空蒸着法によりTi/Pt/Au
を成膜し、図3(d)に示すごとく、p型層4の表面を
露出させておいた部分にp電極6を形成し、エッチング
にてn型層2を露出させておいた部分にn電極7を形成
する。この際、n電極7はn型層2以外の層からは離隔
して形成し、p電極6は端の部分で電流拡散層5に乗り
上げて接続させて形成する。
【0030】最後に、ウエハの上面側からダイサーを用
いてチップ毎にハーフカットし、下面を研削、研磨、ス
クライビングした後、応力を加えてへき開することによ
りチップ毎に分離して、本発明のGaN系化合物半導体
発光素子を得る。
【0031】本実施の形態のGaN系化合物半導体発光
素子は、前述の如く、p電極6とp型層4とが接触して
いる部分からはp型層4へ電流が流れずに、電流拡散層
5を介してp型層4へ電流が流れる。また、p型層4及
び活性層3は、導電性が低いために、層方向へは電流が
流れず、結果、p電極6とp型層4とが直接に接触して
いる直下の部分には電流が流入せず、発光が行われな
い。図1に示すごとく、活性層3で発生した光が外部へ
放出される発光面となる電流拡散層5の面積のうち、p
電極6の面積は2割程度を占めているため、p電極6の
直下で発生した光がp電極6にて遮光される従来のGa
N系化合物半導体発光素子に比べて、本発明のGaN系
化合物半導体発光素子は、発光効率を2割程度向上させ
ることができる。また、その為に必要な工程は、従来と
比べて電流拡散層5の形を変更して形成することのみで
あり、従来の工程とほとんど手間は変わらず、コストも
上昇しない。
【0032】図4は、実施の形態1に係るGaN系化合
物半導体発光素子の他の構造の例、及びその製造方法を
示す断面図である。前述の製造方法と同様に、基板1の
上に、n型層2、活性層3、p型層4をこの順に積層し
たウエハをMOCVD法にて作成し、図4(a)に示す
ごとく、エッチングを行ってn電極7を作成するべき部
分にてn型層2を露出させる。次に、真空蒸着法により
Ti/Pt/Auを成膜し、図4(b)に示すごとく、
平面視でGaN系化合物半導体発光素子の中央付近に位
置する部分にp電極6を形成し、n型層2を露出させた
部分にn電極7を形成する。次に、図4(c)に示すご
とく、p型層4の表面のp電極6が形成されていない部
分に電流拡散層5を形成し、p電極6の端の部分で電流
拡散層5をp電極6の上に乗り上げて接続する。最後
に、前述の製造方法と同様にウエハをチップ毎に分離し
て、p電極6がp型層4に直接に接触して電流拡散層5
がp電極6の端に乗り上げた構造を有する、図4(d)
に示すごときGaN系化合物半導体発光素子を得る。こ
の場合においても、従来と工程はほとんど変わらず、ま
たp電極6の直下で発光が行われずにGaN系化合物半
導体発光素子の発光効率が上昇する。
【0033】本実施の形態においては、p電極6は、電
流拡散層5とはオーミック接合が得られ、p型層4とは
オーミック接合が得られない材料、又は、p型層4との
オーミック接合が得られても、電流拡散層5とp型層4
との間の接触抵抗に比べてp電極6とp型層4との間の
接触抵抗が大きい材料にて形成する必要がある。Ti/
Pt/Auの他には、Al、Ti/Al、Ti/Au等
の材料が考えられる。また、電流拡散層5がp型層4に
直接接触する部分は、真空蒸着法以外の方法で形成する
ことも可能であるが、p型層4がプラズマに曝された場
合はp型層4と電流拡散層5とのオーミック接合が得ら
れなくなるため、電流拡散層5がp型層4に直接接触す
る部分はプラズマを用いない方法で形成される必要があ
る。
【0034】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2に係るGaN系化合物半導体発光素子の構造を示
す断面図である。平面図は、図1に示す実施の形態1と
同様である。平面視で中央付近に、p型層4に接触して
絶縁体で形成された絶縁膜8が形成されており、p型層
4の絶縁膜8が形成されていない部分および絶縁膜8の
上に透光性でp型層4よりも高い導電性を有する電流拡
散層5が形成されている。更に、絶縁膜8の上側に、電
流拡散層5を間に挟んでボンディング電極であるp電極
6が形成されている。本実施の形態に係るGaN系化合
物半導体発光素子のその他の構成は実施の形態1と同様
であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略
する。
【0035】p電極6の直下には、p型層4に直接接触
した絶縁膜8が存在するために、p電極6から電流拡散
層5を介してp型層4へ流れる電流は、p電極6の直下
には流れない。p電極6からn電極7へ順方向電流を流
した場合は、電流拡散層5とp型層4とが接している部
分からp型層4へ電流が流れ、活性層3にてキャリアが
結合して発光が行われる。
【0036】図6は、実施の形態2に係るGaN系化合
物半導体発光素子の製造方法を示す断面図である。実施
の形態1と同様にして、基板1の上に、n型層2、活性
層3、p型層4をこの順に積層したウエハをMOCVD
法にて作成し、図6(a)に示すごとく、エッチングを
行ってn電極7を作成するべき部分にてn型層2を露出
させる。次に、図6(b)に示すごとく、平面視でGa
N系化合物半導体発光素子の中央付近に位置する部分
に、SiO2 から成る絶縁膜8を形成する。次に、実施
の形態1と同様にして、p型層4及び絶縁膜8の表面に
ITOを成膜して透明化を行い、図6(c)に示すごと
き電流拡散層5を形成する。
【0037】次に、真空蒸着法によりTi/Pt/Au
を成膜し、図6(d)に示すごとく、絶縁膜8の上側の
電流拡散層5に接触させてp電極6を形成し、エッチン
グにてn型層2を露出させておいた部分にn電極7を形
成する。最後に、実施の形態1と同様にしてウエハをチ
ップ毎に分離して、本発明のGaN系化合物半導体発光
素子を得る。
【0038】本実施の形態のGaN系化合物半導体発光
素子は、前述の如く、p電極6とp型層4との間に絶縁
膜8が存在するために、p電極6の直下には電流が流れ
ない。p電極6の直下で発生した光がp電極6にて遮光
される従来のGaN系化合物半導体発光素子に比べて、
本実施の形態に係るGaN系化合物半導体発光素子も、
発光効率を向上させることができる。また、その為に必
要な工程は、従来と比べて絶縁膜8を新たに形成するこ
とのみであり、従来の工程とほとんど手間は変わらず、
コストの上昇はわずかである。
【0039】図7は、実施の形態2に係るGaN系化合
物半導体発光素子の他の構造の例を示す断面図である。
p型層4の上に接触して絶縁膜8が形成されており、p
型層4の表面のうち絶縁膜8が形成されていない部分に
電流拡散層5が形成され、絶縁膜8の端の部分に電流拡
散層5が乗り上げて形成されている。更に、絶縁膜8の
上に接触してp電極6が形成されている。この場合にお
いても、絶縁膜8のために電流がp電極6の直下には流
れずに、GaN系化合物半導体発光素子の発光効率が向
上する。
【0040】図8は、実施の形態2に係るGaN系化合
物半導体発光素子の他の構造の例、及びその製造方法を
示す断面図である。前述の製造方法と同様に、基板1の
上に、n型層2、活性層3、p型層4をこの順に積層し
たウエハをMOCVD法にて作成し、エッチングを行っ
てn電極7を作成するべき部分にてn型層2を露出させ
る。次に、図8(a)に示すごとく、平面視でGaN系
化合物半導体発光素子の中央付近に位置する部分に、S
iO2 から成る絶縁膜8を形成する。次に、真空蒸着法
によりTi/Pt/Auを成膜し、図8(b)に示すご
とく、絶縁膜8の上にp電極6を形成し、n型層2を露
出させた部分にn電極7を形成する。次に、図8(c)
に示すごとく、p型層4の表面の絶縁膜8が形成されて
いない部分に電流拡散層5を形成し、p電極6の端の部
分で電球拡散層5をp電極6の上に乗り上げて接続す
る。最後に、前述の製造方法と同様にしてウエハをチッ
プ毎に分離して、p電極6が絶縁膜8に直接に接触して
電流拡散層5がp電極6の端に乗り上げた構造を有す
る、図8(d)に示すごときGaN系化合物半導体発光
素子を得る。この場合においても、従来と工程はほとん
ど変わらず、またp電極6の直下で発光が行われずにG
aN系化合物半導体発光素子の発光効率が上昇する。
【0041】本実施の形態においては、絶縁膜8はSi
2 を用いることとしたが、ポリイミドなど他の絶縁体
を用いても良い。また、必ずしも絶縁体である必要はな
く、p型層4よりも導電性が低い材料で形成した低導電
膜を絶縁膜8として設けることとしてもよい。更に、そ
の他の材料であっても、p型層4との間にオーミック接
合が得られない材料、又は電流拡散層5とp型層4との
間よりも接触抵抗が大きくなる材料にて絶縁膜8を形成
しても良い。例えば、Alを用いて絶縁膜8を形成した
場合、Alとp型層4との間には低抵抗のオーミック接
合が得られないため、Alを用いた絶縁層8からp電極
6の直下のp型層4へ電流は流れない。このため、この
場合においても本発明の効果は発揮される。
【0042】(実施の形態3)図9は、本発明の実施の
形態3に係るGaN系化合物半導体発光素子を示す平面
図であり、図10は、図9のX−X線断面図である。本
実施の形態においては、p型層のうちp電極の直下に位
置する部分をプラズマに曝す処理を行うことにより、該
部分にてオーミック接合を得られなくする。平面視で中
央付近に、n型層2がエッチングによって露出してお
り、露出したn型層2に接触してn電極7が形成されて
いる。更に、平面視でGaN系化合物半導体発光素子の
一角に位置する部分には、電流拡散層5に接触してp電
極6が形成されており、p電極6の直下に当たるp型層
4の部分は、プラズマに曝されたプラズマ被曝部41と
なっている。本実施の形態に係るGaN系化合物半導体
発光素子のその他の構成は実施の形態1と同様であり、
対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
【0043】図11は、実施の形態3に係るGaN系化
合物半導体発光素子の製造方法を示す断面図である。ま
ず、実施の形態1と同様にして、基板1の上に、n型層
2、活性層3、p型層4をこの順に積層したウエハをM
OCVD法にて作成し、図11(a)に示すごとく、エ
ッチングを行ってn電極7を作成するべき中央付近の部
分にてn型層2を露出させる。次に、平面視でGaN系
化合物半導体発光素子の一角に位置する部分のみを露出
させたマスク9を作成し、ウエハを真空チャンバ内に設
置して、アルゴンプラズマに曝す。これにより、p型層
4の表面のマスク9に覆われていない部分には、図11
(b)に示すごとく、プラズマ被曝部41が生成され
る。次に、マスク9を除去した後に、p型層4の上に実
施の形態1と同様にしてITOを成膜して透明化を行
い、図11(c)に示すごとく、p型層4に接面する電
流拡散層5を形成する。次に、スパッタリングによりA
lを成膜し、図11(d)に示すごとく、プラズマ被曝
部41の上側の電流拡散層5に接触させてp電極6を形
成し、エッチングにてn型層2を露出させておいた中央
付近の部分にn電極7を形成する。最後に、実施の形態
1と同様にしてウエハをチップ毎に分離して、図10に
示すごとき構造のGaN系化合物半導体発光素子を得
る。
【0044】本実施の形態に係るGaN系化合物半導体
発光素子の構造は、p電極6とn電極7との位置を逆に
した以外は図15に示す従来の構造と同様であるが、p
型層4の表面のうちp電極6の直下に位置する部分は、
プラズマに曝されたプラズマ被曝部41となっている。
プラズマに曝されたp型のGaN系化合物半導体は、本
来オーミック接合が得られる筈の材料との間でもオーミ
ック接合が得られなくなるため、プラズマ被曝部41と
電流拡散層5との間で低抵抗のオーミック接合が得られ
ない。結果、p電極6から電流拡散層5を介してp型層
4へ流れる電流は、p電極6の直下へは流れず、p電極
6の直下で発光が行われない。p電極6の直下で発生し
た光がp電極6にて遮光される従来のGaN系化合物半
導体発光素子に比べて、本実施の形態に係るGaN系化
合物半導体発光素子も、発光効率を向上させることがで
きる。
【0045】図12は、実施の形態3に係るGaN系化
合物半導体発光素子の他の構造の例を示す平面図であ
り、図13は、図12のXIII−XIII線断面図で
ある。平面視でGaN系化合物半導体発光素子の一角に
位置する部分には、電流拡散層5が形成されずに、p電
極6がp型層4に接触して形成されており、電流拡散層
5の端の部分にp電極6が乗りあげて接続されている。
また、p電極6の直下に当たるp型層4の部分は、プラ
ズマ被曝部41となっている。その他の構成は前述の例
と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明
を省略する。
【0046】図14は、実施の形態3に係るGaN系化
合物半導体発光素子の他の構造の例の製造方法を示す断
面図である。前述の製造方法と同様に、基板1の上に、
n型層2、活性層3、p型層4をこの順に積層したウエ
ハをMOCVD法にて作成し、図14(a)に示すごと
く、エッチングを行ってn電極7を作成するべき部分に
てn型層2を露出させる。次に、平面視でGaN系化合
物半導体発光素子の一角に位置する部分を除いて、前述
の製造方法と同様にしてITOを成膜し、図14(b)
に示すごとく、p型層4に接面した電流拡散層5を形成
する。
【0047】次に、平面視でGaN系化合物半導体発光
素子の一角に位置する部分を露出させたマスク9を作成
し、ウエハを真空チャンバ内に設置して、プラズマを用
いたスパッタリングによりAlを成膜して、図14
(c)に示すごとく、平面視でGaN系化合物半導体発
光素子の一角に位置する部分にp電極6を形成し、電流
拡散層5の端の部分でp電極6を電流拡散層5の上に乗
り上げて接続する。このとき、p電極6が形成されると
同時に、p電極6の直下に位置するp型層4の表面の部
分がプラズマに曝されてプラズマ被曝部41が生成され
る。
【0048】次に、マスク9を除去し、n型層2を露出
させておいた部分にAlを成膜して、図14(d)に示
すごとく、平面視でGaN系化合物半導体発光素子の中
央付近に位置する部分にn電極7を形成する。最後に、
前述の製造方法と同様にしてウエハをチップ毎に分離し
て、図13に示すごとき構造のGaN系化合物半導体発
光素子を得る。
【0049】この場合のGaN系化合物半導体発光素子
の構造は、p電極6とn電極7との位置を逆にした以外
は実施の形態1の構造と同様であるが、p型層4のp電
極6が接触する部分はプラズマ被曝部41となっている
ために、p電極6をp型層4へのオーミック接合が得ら
れる材料にて形成した場合であっても、p電極6からp
型層4へ直接に電流が流れることが無く、p電極6の直
下で発光が行われることが無い。また、実施の形態1と
同様に、p型層4への低抵抗のオーミック接合が得られ
ない材料にてp電極6を形成した場合は、より効果的に
p電極6の直下での発光が防止され、GaN系化合物半
導体発光素子の発光効率を向上させることができる。更
に、従来の工程と比べて、マスクのパターンが変化し、
工程の順が変わるなどの変化があるが、ほとんど手間は
変わらず、コストも上昇しない。
【0050】
【発明の効果】第1乃至第7発明においては、GaN系
化合物半導体発光素子にて、p型層とは低抵抗のオーミ
ック接合が得られない材料で作成したp電極をp型層に
直接に接触させて形成することにより、p電極から流入
した電流がp電極の直下へ流れてp電極の直下で発光が
行われることを防止する。p電極で遮光される光が最初
から発生しないため、発生した光の一部がp電極にて遮
光される従来のGaN系化合物半導体発光素子に比べて
発光効率を向上させることができる。また、従来とほぼ
同様の手間およびコストで発光効率を向上させたGaN
系化合物半導体発光素子を実現することができる。
【0051】第8乃至第10発明においては、p型層と
p電極との間のp型層に接面した部分に、p型層へ流れ
る電流を阻害する絶縁膜を設けることにより、p電極か
ら流入した電流が絶縁膜を介してp電極の直下へ流れて
p電極の直下で発光が行われることを防止する。これに
より、従来とほぼ同様の手間およびコストで、発光した
光の一部がp電極にて遮光される従来のGaN系化合物
半導体発光素子に比べて、GaN系化合物半導体発光素
子の発光効率を向上させることができる。
【0052】第11発明においては、p電極の直下に位
置するp型層の部分を、プラズマに曝す処理を行うこと
により、該部分で低抵抗のオーミック接合が作成される
ことを禁止して、p電極から流入した電流がp電極の直
下へ流れてp電極の直下で発光が行われることを防止す
る。これにより、従来とほぼ同様の手間およびコスト
で、発光した光の一部がp電極にて遮光される従来のG
aN系化合物半導体発光素子に比べて、GaN系化合物
半導体発光素子の発光効率を向上させることができる
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るGaN系化合物半
導体発光素子を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】実施の形態1に係るGaN系化合物半導体発光
素子の製造方法を示す断面図である。
【図4】実施の形態1に係るGaN系化合物半導体発光
素子の他の構造の例、及びその製造方法を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態2に係るGaN系化合物半
導体発光素子の構造を示す断面図である。
【図6】実施の形態2に係るGaN系化合物半導体発光
素子の製造方法を示す断面図である。
【図7】実施の形態2に係るGaN系化合物半導体発光
素子の他の構造の例を示す断面図である。
【図8】実施の形態2に係るGaN系化合物半導体発光
素子の他の構造の例、及びその製造方法を示す断面図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態3に係るGaN系化合物半
導体発光素子を示す平面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】実施の形態3に係るGaN系化合物半導体発
光素子の製造方法を示す断面図である。
【図12】実施の形態3に係るGaN系化合物半導体発
光素子の他の構造の例を示す平面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図であ
る。
【図14】実施の形態3に係るGaN系化合物半導体発
光素子の他の構造の例の製造方法を示す断面図である。
【図15】従来のGaN系化合物半導体発光素子の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 4 p型層 41 プラズマ被曝部 5 電流拡散層 6 p電極(ボンディング電極) 8 絶縁膜(中間膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F041 AA03 AA04 AA21 CA40 CA46 CA57 CA65 CA74 CA76 CA82 CA88 CA92

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p型の導電性を有するp型窒化ガリウム
    系化合物半導体層と、該p型窒化ガリウム系化合物半導
    体層よりも高い導電性を有し、該p型窒化ガリウム系化
    合物半導体層へのオーミック接合が得られる透光性の電
    流拡散層と、該電流拡散層に接続したボンディング電極
    とを備える窒化ガリウム系化合物半導体発光素子におい
    て、 前記ボンディング電極は、前記p型窒化ガリウム系化合
    物半導体層に接触して形成されており、前記電流拡散層
    は、前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層の前記ボン
    ディング電極が接触していない部分に接面して形成され
    ていることを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体発
    光素子。
  2. 【請求項2】 前記ボンディング電極は、前記p型窒化
    ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合が得られ
    ない材料にて形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記ボンディング電極は、前記p型窒化
    ガリウム系化合物半導体層との間の接触抵抗が、前記電
    流拡散層と前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層との
    間の接触抵抗よりも大きい材料にて形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の窒化ガリウム系化合物半
    導体発光素子。
  4. 【請求項4】 p型の導電性を有するp型窒化ガリウム
    系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化ガリウム系
    化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透光性で該p
    型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合が
    得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、該電流拡散
    層に接続するボンディング電極を形成して窒化ガリウム
    系化合物半導体発光素子を製造する方法において、 p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の一部分を除
    いて電流拡散層を形成し、前記p型窒化ガリウム系化合
    物半導体層の表面の前記電流拡散層が形成されていない
    部分と、該部分の周囲に形成されている前記電流拡散層
    の一部分とに接触させて、ボンディング電極を形成する
    ことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層
    へのオーミック接合が得られない材料にて前記ボンディ
    ング電極を形成することを特徴とする請求項4に記載の
    窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ボンディング電極と前記p型窒化ガ
    リウム系化合物半導体層との間の接触抵抗が、前記電流
    拡散層と前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層との間
    の接触抵抗よりも大きい材料にて前記ボンディング電極
    を形成することを特徴とする請求項4に記載の窒化ガリ
    ウム系化合物半導体発光素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 p型の導電性を有するp型窒化ガリウム
    系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化ガリウム系
    化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透光性で該p
    型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合が
    得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、該電流拡散
    層に接続するボンディング電極を形成して窒化ガリウム
    系化合物半導体発光素子を製造する方法において、 p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の一部分に接
    触させて、ボンディング電極を形成し、前記p型窒化ガ
    リウム系化合物半導体層の表面の前記ボンディング電極
    が形成されていない部分と、前記ボンディング電極の一
    部分とに接触させて、電流拡散層を形成することを特徴
    とする窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 p型の導電性を有するp型窒化ガリウム
    系化合物半導体層と、該p型窒化ガリウム系化合物半導
    体層よりも高い導電性を有し、該p型窒化ガリウム系化
    合物半導体層へのオーミック接合が得られる透光性の電
    流拡散層と、該電流拡散層に接続したボンディング電極
    とを備える窒化ガリウム系化合物半導体発光素子におい
    て、 前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層と前記ボンディ
    ング電極との間に、前記p型窒化ガリウム系化合物半導
    体層に接面した中間膜を備え、該中間膜は、前記電流拡
    散層から前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層への導
    電性に比べて前記中間膜から前記p型窒化ガリウム系化
    合物半導体層への導電性が低い材料にて形成されている
    ことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体発光素
    子。
  9. 【請求項9】 p型の導電性を有するp型窒化ガリウム
    系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化ガリウム系
    化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透光性で該p
    型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合が
    得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、該電流拡散
    層に接続するボンディング電極を形成して窒化ガリウム
    系化合物半導体発光素子を製造する方法において、 p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の一部分に接
    面させて、中間膜を形成する工程と、前記p型窒化ガリ
    ウム系化合物半導体層の表面の前記中間膜が形成されて
    いない部分、及び前記中間膜の一部又は全ての部分に接
    触させて、電流拡散層を形成する工程と、前記p型窒化
    ガリウム系化合物半導体層との間に前記中間膜を挟む位
    置に、ボンディング電極を形成する工程とを含み、前記
    中間膜を形成する工程は、前記電流拡散層から前記p型
    窒化ガリウム系化合物半導体層への導電性に比べて前記
    中間膜から前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層への
    導電性が低い材料にて前記中間膜を形成することを特徴
    とする窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 p型の導電性を有するp型窒化ガリウ
    ム系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化ガリウム
    系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透光性で該
    p型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合
    が得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、該電流拡
    散層に接続するボンディング電極を形成して窒化ガリウ
    ム系化合物半導体発光素子を製造する方法において、 p型窒化ガリウム系化合物半導体層の表面の一部分に接
    面させて、中間膜を形成する工程と、該中間膜に接触さ
    せてボンディング電極を形成する工程と、前記p型窒化
    ガリウム系化合物半導体層の表面の前記中間膜が形成さ
    れていない部分、及び前記ボンディング電極の一部に接
    触させて、電流拡散層を形成する工程とを含み、前記中
    間膜を形成する工程は、前記電流拡散層から前記p型窒
    化ガリウム系化合物半導体層への導電性に比べて前記中
    間膜から前記p型窒化ガリウム系化合物半導体層への導
    電性が低い材料にて前記中間膜を形成することを特徴と
    する窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 p型の導電性を有するp型窒化ガリウ
    ム系化合物半導体層に接面させて、該p型窒化ガリウム
    系化合物半導体層よりも高い導電性を有し、透光性で該
    p型窒化ガリウム系化合物半導体層へのオーミック接合
    が得られる材料を用いて電流拡散層を形成し、該電流拡
    散層に接続するボンディング電極を形成して窒化ガリウ
    ム系化合物半導体発光素子を製造する方法において、 p型窒化ガリウム系化合物半導体層の、上側にボンディ
    ング電極が形成される部分をプラズマに曝す工程を含む
    ことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
    の製造方法。
JP2001195506A 2001-06-27 2001-06-27 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 Pending JP2003017748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001195506A JP2003017748A (ja) 2001-06-27 2001-06-27 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001195506A JP2003017748A (ja) 2001-06-27 2001-06-27 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003017748A true JP2003017748A (ja) 2003-01-17

Family

ID=19033468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001195506A Pending JP2003017748A (ja) 2001-06-27 2001-06-27 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003017748A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011936A2 (en) * 2004-06-30 2006-02-02 Cree, Inc. Light emitting devices having current blocking structures and methods of fabricating light emitting devices having current blocking structures
WO2007058331A1 (en) * 2005-11-16 2007-05-24 Showa Denko K.K. Gallium nitride-based compound semiconductor light-emitting device
US7344967B2 (en) 2004-09-30 2008-03-18 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method for forming an electrode
JP2008218878A (ja) * 2007-02-09 2008-09-18 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2008227109A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2008226866A (ja) * 2007-02-13 2008-09-25 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2009054889A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Yamaguchi Univ Ito電極及びその作製方法、並びに窒化物半導体発光素子
US7795623B2 (en) 2004-06-30 2010-09-14 Cree, Inc. Light emitting devices having current reducing structures and methods of forming light emitting devices having current reducing structures
JP2011517100A (ja) * 2008-06-26 2011-05-26 ブリッジラックス・インク 電極面積を縮小したled
US8410499B2 (en) 2005-01-24 2013-04-02 Cree, Inc. LED with a current confinement structure aligned with a contact

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794782A (ja) * 1993-09-21 1995-04-07 Nichia Chem Ind Ltd 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JPH08250769A (ja) * 1995-03-13 1996-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd 半導体光素子
JPH08250768A (ja) * 1995-03-13 1996-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd 半導体光素子
JPH10173224A (ja) * 1996-12-09 1998-06-26 Toshiba Corp 化合物半導体発光素子及びその製造方法
JPH1187772A (ja) * 1997-09-01 1999-03-30 Showa Denko Kk 半導体発光素子用の電極
JP2000196152A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Toshiba Corp 半導体発光素子およびその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794782A (ja) * 1993-09-21 1995-04-07 Nichia Chem Ind Ltd 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JPH08250769A (ja) * 1995-03-13 1996-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd 半導体光素子
JPH08250768A (ja) * 1995-03-13 1996-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd 半導体光素子
JPH10173224A (ja) * 1996-12-09 1998-06-26 Toshiba Corp 化合物半導体発光素子及びその製造方法
JPH1187772A (ja) * 1997-09-01 1999-03-30 Showa Denko Kk 半導体発光素子用の電極
JP2000196152A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Toshiba Corp 半導体発光素子およびその製造方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7795623B2 (en) 2004-06-30 2010-09-14 Cree, Inc. Light emitting devices having current reducing structures and methods of forming light emitting devices having current reducing structures
WO2006011936A3 (en) * 2004-06-30 2006-12-07 Cree Inc Light emitting devices having current blocking structures and methods of fabricating light emitting devices having current blocking structures
US8704240B2 (en) 2004-06-30 2014-04-22 Cree, Inc. Light emitting devices having current reducing structures
JP2008153705A (ja) * 2004-06-30 2008-07-03 Cree Inc 電流阻止構造を有する発光デバイスおよび電流阻止構造を有する発光デバイスを作製する方法
US8436368B2 (en) 2004-06-30 2013-05-07 Cree, Inc. Methods of forming light emitting devices having current reducing structures
WO2006011936A2 (en) * 2004-06-30 2006-02-02 Cree, Inc. Light emitting devices having current blocking structures and methods of fabricating light emitting devices having current blocking structures
US8163577B2 (en) 2004-06-30 2012-04-24 Cree, Inc. Methods of forming light emitting devices having current reducing structures
US7344967B2 (en) 2004-09-30 2008-03-18 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method for forming an electrode
US8410499B2 (en) 2005-01-24 2013-04-02 Cree, Inc. LED with a current confinement structure aligned with a contact
US8410490B2 (en) 2005-01-24 2013-04-02 Cree, Inc. LED with current confinement structure and surface roughening
US8541788B2 (en) 2005-01-24 2013-09-24 Cree, Inc. LED with current confinement structure and surface roughening
US8772792B2 (en) 2005-01-24 2014-07-08 Cree, Inc. LED with surface roughening
US7741653B2 (en) 2005-11-16 2010-06-22 Showa Denko K.K. Gallium nitride-based compound semiconductor light-emitting device
US7952116B2 (en) 2005-11-16 2011-05-31 Showa Denko K.K. Gallium nitride-based compound semiconductor light-emitting device
CN101699637B (zh) * 2005-11-16 2012-02-08 昭和电工株式会社 氮化镓基化合物半导体发光器件
WO2007058331A1 (en) * 2005-11-16 2007-05-24 Showa Denko K.K. Gallium nitride-based compound semiconductor light-emitting device
JP2008218878A (ja) * 2007-02-09 2008-09-18 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2008226866A (ja) * 2007-02-13 2008-09-25 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2008227109A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2009054889A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Yamaguchi Univ Ito電極及びその作製方法、並びに窒化物半導体発光素子
JP2011517100A (ja) * 2008-06-26 2011-05-26 ブリッジラックス・インク 電極面積を縮小したled

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9142718B2 (en) Light emitting device
US6998642B2 (en) Series connection of two light emitting diodes through semiconductor manufacture process
CN108922950B (zh) 一种高亮度倒装led芯片及其制作方法
KR100999726B1 (ko) 발광소자 및 그 제조방법
CN107768495A (zh) 微型发光二极管及其制造方法
KR100986461B1 (ko) 발광 소자 및 그 제조방법
US9099627B2 (en) Method for producing group III nitride semiconductor light-emitting device
JP2009510730A (ja) 半導体発光デバイスおよびその製造方法
JPH11150303A (ja) 発光部品
KR20100094243A (ko) 발광소자 및 그 제조방법
KR20070015709A (ko) 질화물 발광 소자 및 그 제조 방법
KR101231457B1 (ko) 발광소자 및 그 제조방법
JPH10242516A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法
JP2003017748A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法
KR100391373B1 (ko) 반사막이 삽입된 p형 전극구조를 가지는 질화물계 발광다이오드 및 그 제조방법
JP2004048067A (ja) 発光部品およびその製造方法
KR101032987B1 (ko) 반도체 발광소자
JP2941743B2 (ja) 化合物半導体発光素子及びその製造方法
TWI505502B (zh) 發光二極體及其製造方法
JP5818031B2 (ja) Led素子
JP2002353503A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JPH10308533A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子およびその製造方法ならびに発光装置
KR102426781B1 (ko) 반도체 소자 및 이를 구비한 발광 모듈
KR100744024B1 (ko) 발광 다이오드의 제조방법
JP2004281581A (ja) 半導体発光素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101207