JP2003017549A - 半導体素子の粘着シート間転写装置および転写方法 - Google Patents
半導体素子の粘着シート間転写装置および転写方法Info
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- JP2003017549A JP2003017549A JP2001201070A JP2001201070A JP2003017549A JP 2003017549 A JP2003017549 A JP 2003017549A JP 2001201070 A JP2001201070 A JP 2001201070A JP 2001201070 A JP2001201070 A JP 2001201070A JP 2003017549 A JP2003017549 A JP 2003017549A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 UV光感光粘着シートを用いることなく半導
体チップの上下を反転しての転写をできるようにするこ
とで、半導体チップの転写の歩留を向上させる。 【解決手段】 第1の粘着シート5における複数の半導
体素子7に、第2の粘着シート1を張り合わせ、第1の
粘着シート5における粘着面と反対の裏側に押え板4を
載せ、第1の粘着シート5を、押え板4の一端に沿って
折り返し、折り返した部分を、押え板4によって半導体
素子7を第2の粘着テープ2に対して押圧した状態で、
押え板4の後方に、押え板4と相対的に摺動させながら
且つ押え板4を後方へ移動させつつ、牽引し、第1の粘
着シート5から半導体素子7から引き剥がしてこれらの
半導体素子7を第2の粘着シート2へ転写するようにし
た。
体チップの上下を反転しての転写をできるようにするこ
とで、半導体チップの転写の歩留を向上させる。 【解決手段】 第1の粘着シート5における複数の半導
体素子7に、第2の粘着シート1を張り合わせ、第1の
粘着シート5における粘着面と反対の裏側に押え板4を
載せ、第1の粘着シート5を、押え板4の一端に沿って
折り返し、折り返した部分を、押え板4によって半導体
素子7を第2の粘着テープ2に対して押圧した状態で、
押え板4の後方に、押え板4と相対的に摺動させながら
且つ押え板4を後方へ移動させつつ、牽引し、第1の粘
着シート5から半導体素子7から引き剥がしてこれらの
半導体素子7を第2の粘着シート2へ転写するようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップの粘
着シート間転写装置および転写方法に関し、より詳しく
は、例えば、粘着シートに搭載された半導体チップの上
下を逆転させるのに用いて好適な半導体チップの転写装
置および転写方法に関する。
着シート間転写装置および転写方法に関し、より詳しく
は、例えば、粘着シートに搭載された半導体チップの上
下を逆転させるのに用いて好適な半導体チップの転写装
置および転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、光ディスク用途として、CD−R
OM読取用の波長780nmのレーザ素子と、DVD−
ROM読取用の波長650nmのレーザ素子との2つの
レーザー素子をn型単結晶GaAs基板上にモノシリッ
クに形成した作り込んだ二波長レーザチップが開発され
ている。チップ上のそれぞれのレーザー素子は、独立に
駆動するために電気的に分離される。基板側n電極と発
光点側p電極との間に順方向に電圧を印加することによ
り、レーザ素子に電流が注入され、発光点からレーザ光
が出射される。
OM読取用の波長780nmのレーザ素子と、DVD−
ROM読取用の波長650nmのレーザ素子との2つの
レーザー素子をn型単結晶GaAs基板上にモノシリッ
クに形成した作り込んだ二波長レーザチップが開発され
ている。チップ上のそれぞれのレーザー素子は、独立に
駆動するために電気的に分離される。基板側n電極と発
光点側p電極との間に順方向に電圧を印加することによ
り、レーザ素子に電流が注入され、発光点からレーザ光
が出射される。
【0003】この二波長レーザチップは、ウエハからの
カッティングの後、チップ選別のため、それぞれのレー
ザ素子に、プローブを介したパルス電流を注入して、パ
ルスレーザ発振を行わせるという電気光学的測定に基づ
く検査が行われる。この選別工程の後、二波長レーザー
チップはダイボンディングされる。
カッティングの後、チップ選別のため、それぞれのレー
ザ素子に、プローブを介したパルス電流を注入して、パ
ルスレーザ発振を行わせるという電気光学的測定に基づ
く検査が行われる。この選別工程の後、二波長レーザー
チップはダイボンディングされる。
【0004】図3は、二波長レーザチップの検査工程と
ダイボンディング工程とを示した図である。
ダイボンディング工程とを示した図である。
【0005】図3(a)から分かるように、n型電極を
下部電極101に接触させ、p型電極である、波長65
0nmのレーザ素子103a及び波長780nmのレー
ザ素子103bをプローブ104に接触させる。そし
て、プローブ104からチップ102にパルス電流を注
入し、チップ102を検査する。このように、n型電極
を下に、p型電極を上にするのは、p型素子電極を下に
した場合、これに合致する電極を形成して厳密にチップ
の位置を一致させる必要があるが、実際上このようなチ
ップ位置精度確保が難しいためである。
下部電極101に接触させ、p型電極である、波長65
0nmのレーザ素子103a及び波長780nmのレー
ザ素子103bをプローブ104に接触させる。そし
て、プローブ104からチップ102にパルス電流を注
入し、チップ102を検査する。このように、n型電極
を下に、p型電極を上にするのは、p型素子電極を下に
した場合、これに合致する電極を形成して厳密にチップ
の位置を一致させる必要があるが、実際上このようなチ
ップ位置精度確保が難しいためである。
【0006】一方、図3(b)から分かるように、チッ
プ選別工程後のダイボンディングにおいては、波長65
0nmのレーザ素子103aの内部の熱抵抗が大きいた
め、発光点をヒートシンクに近づけるべく、発光点側を
下にしてすなわちp型電極を下にして、サブマウント1
07に半田接着を行っている。
プ選別工程後のダイボンディングにおいては、波長65
0nmのレーザ素子103aの内部の熱抵抗が大きいた
め、発光点をヒートシンクに近づけるべく、発光点側を
下にしてすなわちp型電極を下にして、サブマウント1
07に半田接着を行っている。
【0007】このように、チップ選別工程とダイボンデ
ィング工程においては二波長レーザーチップ102の上
下が逆転するため、両工程の間にチップ102の上下を
逆転させる工程が必要となる。
ィング工程においては二波長レーザーチップ102の上
下が逆転するため、両工程の間にチップ102の上下を
逆転させる工程が必要となる。
【0008】図4は、チップ102の上下を逆転させる
転写工程の概略を示したもので、より具体的には、粘着
シート105に貼り付けられた半導体チップ102が粘
着シート106に転写される工程を示している。上記チ
ップ選別工程と上記ダイボンディング工程との間におけ
るチップ102の搬送は、チップ102を粘着シート1
05に貼付けた形で行われる。このため、ダイソーティ
ングとダイボンディングとの間の半導体チップの転写は
図4に示すようなシート転写としておこなわれる。
転写工程の概略を示したもので、より具体的には、粘着
シート105に貼り付けられた半導体チップ102が粘
着シート106に転写される工程を示している。上記チ
ップ選別工程と上記ダイボンディング工程との間におけ
るチップ102の搬送は、チップ102を粘着シート1
05に貼付けた形で行われる。このため、ダイソーティ
ングとダイボンディングとの間の半導体チップの転写は
図4に示すようなシート転写としておこなわれる。
【0009】図5に、半導体チップの従来のシート転写
工程を示す。
工程を示す。
【0010】図5(a)から分かるように、まず、紫外
線(UV)光112の照射によって粘着力を失う粘着物
質110が塗布された粘着シート(UV光感光粘着シー
ト)109上に半導体チップ102を貼付ける。半導体
チップ102上には塵等からの保護のための透明カバー
シート111をかぶせる。かかる状態で、UV光感光粘
着シート109に下からUV光112を照射し、UV光
感光粘着シート109の粘着力を失わせる(図5
(a))。
線(UV)光112の照射によって粘着力を失う粘着物
質110が塗布された粘着シート(UV光感光粘着シー
ト)109上に半導体チップ102を貼付ける。半導体
チップ102上には塵等からの保護のための透明カバー
シート111をかぶせる。かかる状態で、UV光感光粘
着シート109に下からUV光112を照射し、UV光
感光粘着シート109の粘着力を失わせる(図5
(a))。
【0011】次に、図5(b)から分かるように、透明
カバーシート111を引き剥がす。その後、別の粘着物
質113を塗布した粘着シート114を粘着物質113
が半導体チップ102側となるようにしてUV光感光粘
着シート109と向かい合わせて張りつける。
カバーシート111を引き剥がす。その後、別の粘着物
質113を塗布した粘着シート114を粘着物質113
が半導体チップ102側となるようにしてUV光感光粘
着シート109と向かい合わせて張りつける。
【0012】次に、図5(c)から分かるように、粘着
シート114上にローラ115などによる加重Wを印加
し、粘着シート114を半導体チップ102に密着させ
る。
シート114上にローラ115などによる加重Wを印加
し、粘着シート114を半導体チップ102に密着させ
る。
【0013】次に、図5(d)から分かるように、UV
光感光粘着シート109を引き剥がす。これにより、粘
着シート114上に、上下が逆転された半導体チップ1
02が貼り付けられる。
光感光粘着シート109を引き剥がす。これにより、粘
着シート114上に、上下が逆転された半導体チップ1
02が貼り付けられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな転写工程には以下のような問題点があった。図5
(a)(b)に示したように、UV光感光粘着シート1
09にUV光112を照射した後、透明カバーシート1
11を引き剥がすが、このときに粘着力を失ったUV光
感光粘着シート109から半導体チップ102がこぼれ
落ちることがあり、歩留が低下し、生産性が阻害され
る。また、図5(a)から分かるように、チップ102
は、チップ102、102間の距離をとってUV光感光
粘着シート109上に配置される。UV光感光粘着シー
ト上においてチップ102、102間の距離をとって配
置するのは困難であるため、チップ102は、ピックア
ップ工程等他の工程を経た後に図5(a)のような状態
とされる。このため、工程数の増加を招き、生産性が阻
害されていた。
うな転写工程には以下のような問題点があった。図5
(a)(b)に示したように、UV光感光粘着シート1
09にUV光112を照射した後、透明カバーシート1
11を引き剥がすが、このときに粘着力を失ったUV光
感光粘着シート109から半導体チップ102がこぼれ
落ちることがあり、歩留が低下し、生産性が阻害され
る。また、図5(a)から分かるように、チップ102
は、チップ102、102間の距離をとってUV光感光
粘着シート109上に配置される。UV光感光粘着シー
ト上においてチップ102、102間の距離をとって配
置するのは困難であるため、チップ102は、ピックア
ップ工程等他の工程を経た後に図5(a)のような状態
とされる。このため、工程数の増加を招き、生産性が阻
害されていた。
【0015】本発明は、このような問題点を解決すべ
く、半導体チップの上下を反転しての転写の歩留を向上
させると共に、工程数における効率をよくすることを目
的とする。
く、半導体チップの上下を反転しての転写の歩留を向上
させると共に、工程数における効率をよくすることを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の半導体素
子の粘着シート間転写装置は、第1の粘着シートの粘着
面に、それぞれの第1の面で貼り付けられた複数の半導
体素子を、その上下を反転させて前記第1の面と対向す
る第2の面で第2の粘着シートに転写すべく貼り付ける
半導体素子の粘着シート間転写装置であって、前記第1
の粘着シートに貼り付けられた前記複数の半導体素子の
前記第2の面に前記第2の粘着シートが張り合わせられ
た状態における前記第1の粘着シートの前記粘着面と反
対の裏側に載せられて、前記第1の粘着シートを介して
前記半導体素子を前記第2の粘着シートに押圧する、押
え板と、前記押え板の一端に沿って、この押え板の後方
にほぼU字上に折り返された前記第1の粘着シートの一
端としての折り返し部分を、前記押え板によって前記第
1の粘着テープ及び前記半導体素子が前記第2の粘着テ
ープに対して押圧された状態で、前記押え板の後方に、
前記押え板と相対的に摺動させながら且つ押え板を後方
へ移動させつつ、牽引し、これにより前記第1の粘着シ
ートから前記半導体素子から引き剥がしてこれらの半導
体素子を前記第2の粘着シートへ転写する、牽引手段
と、を備えるものとして構成される。
子の粘着シート間転写装置は、第1の粘着シートの粘着
面に、それぞれの第1の面で貼り付けられた複数の半導
体素子を、その上下を反転させて前記第1の面と対向す
る第2の面で第2の粘着シートに転写すべく貼り付ける
半導体素子の粘着シート間転写装置であって、前記第1
の粘着シートに貼り付けられた前記複数の半導体素子の
前記第2の面に前記第2の粘着シートが張り合わせられ
た状態における前記第1の粘着シートの前記粘着面と反
対の裏側に載せられて、前記第1の粘着シートを介して
前記半導体素子を前記第2の粘着シートに押圧する、押
え板と、前記押え板の一端に沿って、この押え板の後方
にほぼU字上に折り返された前記第1の粘着シートの一
端としての折り返し部分を、前記押え板によって前記第
1の粘着テープ及び前記半導体素子が前記第2の粘着テ
ープに対して押圧された状態で、前記押え板の後方に、
前記押え板と相対的に摺動させながら且つ押え板を後方
へ移動させつつ、牽引し、これにより前記第1の粘着シ
ートから前記半導体素子から引き剥がしてこれらの半導
体素子を前記第2の粘着シートへ転写する、牽引手段
と、を備えるものとして構成される。
【0017】本発明の第2の半導体素子の粘着シート間
転写装置は、前記牽引手段は、前記第1の粘着シートの
前記折り返し部分を、折り返されていない部分に対して
ほぼ平行な角度で牽引するようにしたものとして構成さ
れる。
転写装置は、前記牽引手段は、前記第1の粘着シートの
前記折り返し部分を、折り返されていない部分に対して
ほぼ平行な角度で牽引するようにしたものとして構成さ
れる。
【0018】本発明の第3の半導体素子の粘着シート間
転写装置は、第2の半導体素子の粘着シート間転写装置
において、前記折り返し部分上からの押圧力により、前
記押え板、前記第1の粘着シート及び前記半導体素子を
前記第2の粘着シートに対して押圧する手段をさらに備
えるものとして構成される。
転写装置は、第2の半導体素子の粘着シート間転写装置
において、前記折り返し部分上からの押圧力により、前
記押え板、前記第1の粘着シート及び前記半導体素子を
前記第2の粘着シートに対して押圧する手段をさらに備
えるものとして構成される。
【0019】本発明の第4の半導体素子の粘着シート間
転写装置は、第1の半導体素子の粘着シート間転写装置
において、前記牽引手段は、前記第1の粘着シートの前
記折り返し部分を、折り返されていない部分に対して鋭
角をもって牽引するようにしたものとして構成される。
転写装置は、第1の半導体素子の粘着シート間転写装置
において、前記牽引手段は、前記第1の粘着シートの前
記折り返し部分を、折り返されていない部分に対して鋭
角をもって牽引するようにしたものとして構成される。
【0020】本発明の第5の半導体素子の粘着シート間
転写装置は、第1〜第4の半導体素子の粘着シート間転
写装置において、前記第2の粘着シートを、微細孔を有
する微細孔付平板に搭載し、前記微細孔から真空排気を
することにより前記第2の粘着シートを固定する手段を
さらに備えるものとして構成される。
転写装置は、第1〜第4の半導体素子の粘着シート間転
写装置において、前記第2の粘着シートを、微細孔を有
する微細孔付平板に搭載し、前記微細孔から真空排気を
することにより前記第2の粘着シートを固定する手段を
さらに備えるものとして構成される。
【0021】本発明の第1の半導体素子の粘着シート間
転写方法は、第1の粘着シートの粘着面に、それぞれの
第1の面で貼り付けられた複数の半導体素子を、その上
下を反転させて前記第1の面と対向する第2の面で第2
の粘着シートに転写すべく貼り付ける半導体素子の粘着
シート間転写方法であって、前記第1の粘着シートにお
ける前記複数の半導体素子の前記第2の面に、第2の粘
着シートをそれの粘着面を内側にして張り合わせ、前記
第1の粘着シートにおける前記粘着面と反対の裏側に押
え板を載せ、前記第1の粘着シートの一端を、前記押え
板の一端に沿って、この押え板の後方にほぼU字状に折
り返し、前記第1の粘着テープにおける前記折り返した
折り返し部分を、前記押え板によって前記第1の粘着テ
ープ及び前記半導体素子を前記第2の粘着テープに対し
て押圧した状態で、前記押え板の後方に、前記押え板と
相対的に摺動させながら且つ押え板を後方へ移動させつ
つ、牽引し、前記第1の粘着シートから前記半導体素子
から引き剥がしてこれらの半導体素子を前記第2の粘着
シートへ転写するようにしたものとして構成される。
転写方法は、第1の粘着シートの粘着面に、それぞれの
第1の面で貼り付けられた複数の半導体素子を、その上
下を反転させて前記第1の面と対向する第2の面で第2
の粘着シートに転写すべく貼り付ける半導体素子の粘着
シート間転写方法であって、前記第1の粘着シートにお
ける前記複数の半導体素子の前記第2の面に、第2の粘
着シートをそれの粘着面を内側にして張り合わせ、前記
第1の粘着シートにおける前記粘着面と反対の裏側に押
え板を載せ、前記第1の粘着シートの一端を、前記押え
板の一端に沿って、この押え板の後方にほぼU字状に折
り返し、前記第1の粘着テープにおける前記折り返した
折り返し部分を、前記押え板によって前記第1の粘着テ
ープ及び前記半導体素子を前記第2の粘着テープに対し
て押圧した状態で、前記押え板の後方に、前記押え板と
相対的に摺動させながら且つ押え板を後方へ移動させつ
つ、牽引し、前記第1の粘着シートから前記半導体素子
から引き剥がしてこれらの半導体素子を前記第2の粘着
シートへ転写するようにしたものとして構成される。
【0022】本発明の第2の半導体素子の粘着シート間
転写方法は、前記折り返し部分の牽引時に、前記第1の
粘着シートの前記折り返されていない部分に対してほぼ
平行な角度で牽引するものとして構成される。
転写方法は、前記折り返し部分の牽引時に、前記第1の
粘着シートの前記折り返されていない部分に対してほぼ
平行な角度で牽引するものとして構成される。
【0023】本発明の第3の半導体素子の粘着シート間
転写方法は、第2の半導体素子の粘着シート間転写方法
において、前記折り返し部分上からの押圧力により、前
記押え板、前記第1の粘着シート及び前記半導体素子を
前記第2の粘着シートに対して押圧するようにしたもの
として構成される。
転写方法は、第2の半導体素子の粘着シート間転写方法
において、前記折り返し部分上からの押圧力により、前
記押え板、前記第1の粘着シート及び前記半導体素子を
前記第2の粘着シートに対して押圧するようにしたもの
として構成される。
【0024】本発明の第4の半導体素子の粘着シート間
転写方法は、第1の半導体素子の粘着シート間転写方法
において、前記折り返し部分の牽引時に、前記第1の粘
着シートの前記折り返し部分を、折り返される前の部分
に対して鋭角をもって牽引するものとして構成される。
転写方法は、第1の半導体素子の粘着シート間転写方法
において、前記折り返し部分の牽引時に、前記第1の粘
着シートの前記折り返し部分を、折り返される前の部分
に対して鋭角をもって牽引するものとして構成される。
【0025】本発明の第5の半導体素子の粘着シート間
転写方法は、第1〜第4の半導体素子の粘着シート間転
写方法において、前記第2の粘着シートを、微細孔を有
する微細孔付平板に搭載し、前記微細孔から真空排気を
することにより前記第2の粘着シートを固定するものと
して構成される。
転写方法は、第1〜第4の半導体素子の粘着シート間転
写方法において、前記第2の粘着シートを、微細孔を有
する微細孔付平板に搭載し、前記微細孔から真空排気を
することにより前記第2の粘着シートを固定するものと
して構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について簡単
に説明すると以下の通りである。
に説明すると以下の通りである。
【0027】本実施形態にかかる転写装置は、粘着シー
トに半導体チップを貼付けた状態で半導体チップの搬送
・ピックアップ・プルダウン等を行うシート貼付搬送シ
ステムにおいて、半導体チップの上下を逆転させるのに
用いられるものである。より詳しくは以下の通りであ
る。本装置は、上部に発光点を有し下部には発光点を有
さない半導体チップを対象としている。ウエハからダイ
ソーティングされた該半導体チップは、該半導体チップ
の発光点を上側にして検査される。次に、該半導体チッ
プの上下を逆転させられる。そして、発光点を下側にし
て該半導体チップを最終基板にボンディングされる。本
装置は、この半導体チップの上下逆転させる工程におい
て、第1の粘着シート上の該半導体チップを第2の粘着
シートに転写させるのに用いられるものである。この転
写は、具体的には以下のようにして行われる。検査後の
チップが貼付けられた粘着シート(転写前シート)に、
これと同等の粘着性を有する粘着シート(転写後シー
ト)を、チップを挟み込むようにして張り合わせる。転
写前シート上に摩擦係数の少ない略1mmの厚さの薄板
(押え板)をのせる。転写前シートを、薄板を挟むよう
にして反対側に折り返す。薄板に加重を印加しつつ、折
り返された転写前シートを牽引する。折り返された転写
前シートを牽引すると、薄板は、この転写前シートによ
り引っ張られる。半導体チップは転写前シートから引き
剥がされつつ、転写後シートに貼り付けられる。このよ
うにして上下逆転された半導体チップは、ピックアップ
されボンディングに付される。以下、より詳しく本発明
の実施の形態について説明する。
トに半導体チップを貼付けた状態で半導体チップの搬送
・ピックアップ・プルダウン等を行うシート貼付搬送シ
ステムにおいて、半導体チップの上下を逆転させるのに
用いられるものである。より詳しくは以下の通りであ
る。本装置は、上部に発光点を有し下部には発光点を有
さない半導体チップを対象としている。ウエハからダイ
ソーティングされた該半導体チップは、該半導体チップ
の発光点を上側にして検査される。次に、該半導体チッ
プの上下を逆転させられる。そして、発光点を下側にし
て該半導体チップを最終基板にボンディングされる。本
装置は、この半導体チップの上下逆転させる工程におい
て、第1の粘着シート上の該半導体チップを第2の粘着
シートに転写させるのに用いられるものである。この転
写は、具体的には以下のようにして行われる。検査後の
チップが貼付けられた粘着シート(転写前シート)に、
これと同等の粘着性を有する粘着シート(転写後シー
ト)を、チップを挟み込むようにして張り合わせる。転
写前シート上に摩擦係数の少ない略1mmの厚さの薄板
(押え板)をのせる。転写前シートを、薄板を挟むよう
にして反対側に折り返す。薄板に加重を印加しつつ、折
り返された転写前シートを牽引する。折り返された転写
前シートを牽引すると、薄板は、この転写前シートによ
り引っ張られる。半導体チップは転写前シートから引き
剥がされつつ、転写後シートに貼り付けられる。このよ
うにして上下逆転された半導体チップは、ピックアップ
されボンディングに付される。以下、より詳しく本発明
の実施の形態について説明する。
【0028】図1(a)は、本発明の第1の実施の形態
である半導体チップ(半導体素子)の転写装置を示す図
である。本装置は、図2に示すように粘着シート(転写
前シート)5に貼り付けられている半導体チップ7を粘
着シート(転写後シート)に転写させ、これにより半導
体チップ7の上下を逆転させるものである。
である半導体チップ(半導体素子)の転写装置を示す図
である。本装置は、図2に示すように粘着シート(転写
前シート)5に貼り付けられている半導体チップ7を粘
着シート(転写後シート)に転写させ、これにより半導
体チップ7の上下を逆転させるものである。
【0029】先ず、この装置の構成を説明する。
【0030】微細な孔(図示せず)を多数穿った微細孔
付平板1がまず設けられている。この微細孔付平板は、
半導体チップ7が転写される粘着シート(転写後シー
ト)2を固定するためのものである。該微細孔からの真
空排気により粘着シートは固定される。
付平板1がまず設けられている。この微細孔付平板は、
半導体チップ7が転写される粘着シート(転写後シー
ト)2を固定するためのものである。該微細孔からの真
空排気により粘着シートは固定される。
【0031】微細孔付平板1の上方には、摩擦係数が小
さく、厚さが略1mmの薄板平板4が設けられている。
薄板平板4は、例えば、表面をラミネートコーティング
したプラスチックシートなどが好適である。薄板平板4
は、柔軟な粘着シート(転写前シート)5に貼り付けら
れた半導体チップ7を転写後シート2に加圧(押圧)P
しつつ連続的に転写させるためのものである。薄板平板
4は、辺4aにおいて転写前シート5が折り返されるよ
うに構成されている。折り返された転写前シート5を牽
引するにしたがい薄板平板4も引っ張られるように構成
されている。
さく、厚さが略1mmの薄板平板4が設けられている。
薄板平板4は、例えば、表面をラミネートコーティング
したプラスチックシートなどが好適である。薄板平板4
は、柔軟な粘着シート(転写前シート)5に貼り付けら
れた半導体チップ7を転写後シート2に加圧(押圧)P
しつつ連続的に転写させるためのものである。薄板平板
4は、辺4aにおいて転写前シート5が折り返されるよ
うに構成されている。折り返された転写前シート5を牽
引するにしたがい薄板平板4も引っ張られるように構成
されている。
【0032】薄板平板4上には転写前シート5を介して
重し8が設けられている。上記薄板平板による加圧Pは
この重し8を介して与えられる。この加圧Pは、他の手
段によるものでもよい。
重し8が設けられている。上記薄板平板による加圧Pは
この重し8を介して与えられる。この加圧Pは、他の手
段によるものでもよい。
【0033】次に、この装置の使用方法について説明す
る。
る。
【0034】半導体チップ7は、チップ選別工程を経た
あと、片面に粘着物質6が塗布された転写前シート5に
所定の間隔で貼り付けられた状態で、本装置が適用され
る転写工程に入る。転写前シート5上の半導体チップ7
を挟むようにして、転写後シート2と転写前シート5と
を密着させる。転写後シート2の半導体チップ7側には
粘着物質3が塗布されている。
あと、片面に粘着物質6が塗布された転写前シート5に
所定の間隔で貼り付けられた状態で、本装置が適用され
る転写工程に入る。転写前シート5上の半導体チップ7
を挟むようにして、転写後シート2と転写前シート5と
を密着させる。転写後シート2の半導体チップ7側には
粘着物質3が塗布されている。
【0035】次に、このようにして密着させたシート
を、転写後シート2側を下にして微細孔付平板1上に設
ける。
を、転写後シート2側を下にして微細孔付平板1上に設
ける。
【0036】次に、転写前シート5上に薄板平板4を載
せる。
せる。
【0037】次に、転写前シート5を辺4aにおいて約
180度折り返す。折り返された転写前シート5上には
重し8をのせる。
180度折り返す。折り返された転写前シート5上には
重し8をのせる。
【0038】かかる状態のもと、転写前シート5を図中
矢印の方向に牽引する。牽引手段は、例えば、転写前シ
ート5を機械で巻き取る手段等がある。牽引時には、微
細孔平板1の微細孔から真空排気する。転写後シート2
を微細孔平板1に固定させておくためである。転写前シ
ート5を牽引すると、薄板平板4は、転写前シート5に
より牽引の方向に移動させられる。辺4aが半導体チッ
プ7(i)(i=1〜N)の上面に達すると、半導体チ
ップ7(i)と粘着状態にある転写前シート5は半導体
チップ7(i)から除除に引き剥がされていく。これに
伴い、薄板平板4と半導体チップ7(i)上面との接触
面積も除除に減少していく。半導体チップ7(i)は重
し8を介して薄板平板4により加圧Pされているので、
半導体チップ7(i)は転写後シート2に押しつけられ
る。そのため、転写前シート5の引き剥がし時において
半導体チップ7(i)が転写後シート2から引き剥がさ
れることはない。そして、薄板平板4と半導体チップ7
(i)との接触面積がなくなる時点で、半導体チップ7
(i)は転写後シート2に押しつけられつつ、転写前シ
ート5から完全に引き剥がされ、転写後シート2へ転写
される。引き続き、転写前シート5を牽引し続けること
により、残りの半導体チップ7(i)も連続的に転写さ
れる。これにより転写が完了する。
矢印の方向に牽引する。牽引手段は、例えば、転写前シ
ート5を機械で巻き取る手段等がある。牽引時には、微
細孔平板1の微細孔から真空排気する。転写後シート2
を微細孔平板1に固定させておくためである。転写前シ
ート5を牽引すると、薄板平板4は、転写前シート5に
より牽引の方向に移動させられる。辺4aが半導体チッ
プ7(i)(i=1〜N)の上面に達すると、半導体チ
ップ7(i)と粘着状態にある転写前シート5は半導体
チップ7(i)から除除に引き剥がされていく。これに
伴い、薄板平板4と半導体チップ7(i)上面との接触
面積も除除に減少していく。半導体チップ7(i)は重
し8を介して薄板平板4により加圧Pされているので、
半導体チップ7(i)は転写後シート2に押しつけられ
る。そのため、転写前シート5の引き剥がし時において
半導体チップ7(i)が転写後シート2から引き剥がさ
れることはない。そして、薄板平板4と半導体チップ7
(i)との接触面積がなくなる時点で、半導体チップ7
(i)は転写後シート2に押しつけられつつ、転写前シ
ート5から完全に引き剥がされ、転写後シート2へ転写
される。引き続き、転写前シート5を牽引し続けること
により、残りの半導体チップ7(i)も連続的に転写さ
れる。これにより転写が完了する。
【0039】このように本実施形態による転写装置で
は、UV光感光粘着シートを用いることなく、通常の粘
着シート間で半導体チップの転写が可能となる。また、
この転写装置においては半導体チップに対する粘着力が
転写直前まで失われることがないため、UV光感光粘着
シートで問題となった半導体チップの脱落が発生せず、
歩留が向上する。また、転写前シートとして通常の柔軟
な粘着シートが使用できるため、転写前シート上でチッ
プ間の距離をとることが容易となり、工程数における効
率を上げることができる。このため、生産性に非常に優
れたチップ搬送システムが構築できる。
は、UV光感光粘着シートを用いることなく、通常の粘
着シート間で半導体チップの転写が可能となる。また、
この転写装置においては半導体チップに対する粘着力が
転写直前まで失われることがないため、UV光感光粘着
シートで問題となった半導体チップの脱落が発生せず、
歩留が向上する。また、転写前シートとして通常の柔軟
な粘着シートが使用できるため、転写前シート上でチッ
プ間の距離をとることが容易となり、工程数における効
率を上げることができる。このため、生産性に非常に優
れたチップ搬送システムが構築できる。
【0040】図1(b)は、第1の実施の形態にかかる
転写装置の変形例を示す図である。図1(a)異なると
ころは、薄板平板4の辺4aで折り返した転写前シート
5を、折り返されていない転写前シート5あるいは薄板
平板4と平行とせずに、これと鋭角の角度θをなさしめ
ているところにある。
転写装置の変形例を示す図である。図1(a)異なると
ころは、薄板平板4の辺4aで折り返した転写前シート
5を、折り返されていない転写前シート5あるいは薄板
平板4と平行とせずに、これと鋭角の角度θをなさしめ
ているところにある。
【0041】以下、本実施形態について説明する。
【0042】半導体チップ7が貼り付けられた転写前シ
ート5と、転写後シート2とを半導体チップ7を挟み込
むようにして密着させる。この密着させたシートを転写
後シート2を下側として微細孔付平板1上に設ける。上
側の転写前シート5上には薄板平板4を設ける。転写前
シート5を辺4aにおいて折り返す。折り返しは、薄板
平板4あるいは折り返されていない転写前シート5との
角度が角度θとなるようにする。角度θは0〜30度が
望ましいが、鋭角であれば本装置の稼働は可能である。
ート5と、転写後シート2とを半導体チップ7を挟み込
むようにして密着させる。この密着させたシートを転写
後シート2を下側として微細孔付平板1上に設ける。上
側の転写前シート5上には薄板平板4を設ける。転写前
シート5を辺4aにおいて折り返す。折り返しは、薄板
平板4あるいは折り返されていない転写前シート5との
角度が角度θとなるようにする。角度θは0〜30度が
望ましいが、鋭角であれば本装置の稼働は可能である。
【0043】かかる状態で、折り返された転写前シート
5を図中矢印の方向に角度θで牽引する。牽引時には、
微細孔平板1の微細孔から真空排気するとともに、薄板
平板4をその上面及び移動方向の逆側(右側側面)から
加圧Pする。右側側面からも加圧するのは薄板平板の位
置を安定させるためである。ただし、右側側面から加圧
しなくとも本装置の可動は可能である。転写前シート5
を牽引すると、薄板平板4は、転写前シート5により引
っ張られる。薄板平板4の辺4aが半導体チップ7
(i)の上面に達すると、半導体チップ7(i)と粘着
状態にある転写前シート5は半導体チップ7(i)から
除除に引き剥がされていく。薄板平板4と半導体チップ
7(i)との接触面積は徐々に減少していく。そして、
薄板平板4と半導体チップ(i)との接触面積がなくな
る時点で、半導体チップ7(i)は転写後シート2に押
しつけられつつ、転写前シート5から完全に引き剥がさ
れ、転写後シート2へ転写される。引き続き、転写前シ
ート5を牽引し続けることにより、残りの半導体チップ
7(i)も連続的に転写される。これにより転写が完了
する。
5を図中矢印の方向に角度θで牽引する。牽引時には、
微細孔平板1の微細孔から真空排気するとともに、薄板
平板4をその上面及び移動方向の逆側(右側側面)から
加圧Pする。右側側面からも加圧するのは薄板平板の位
置を安定させるためである。ただし、右側側面から加圧
しなくとも本装置の可動は可能である。転写前シート5
を牽引すると、薄板平板4は、転写前シート5により引
っ張られる。薄板平板4の辺4aが半導体チップ7
(i)の上面に達すると、半導体チップ7(i)と粘着
状態にある転写前シート5は半導体チップ7(i)から
除除に引き剥がされていく。薄板平板4と半導体チップ
7(i)との接触面積は徐々に減少していく。そして、
薄板平板4と半導体チップ(i)との接触面積がなくな
る時点で、半導体チップ7(i)は転写後シート2に押
しつけられつつ、転写前シート5から完全に引き剥がさ
れ、転写後シート2へ転写される。引き続き、転写前シ
ート5を牽引し続けることにより、残りの半導体チップ
7(i)も連続的に転写される。これにより転写が完了
する。
【0044】このように本実施形態による転写装置で
は、第1の実施の形態と同様に、UV光感光粘着シート
を用いることなく、通常の粘着シート間で半導体チップ
の転写が可能となる。また、この転写装置においては半
導体チップに対する粘着力が転写直前まで失われること
がないため、UV光感光粘着シートで問題となった半導
体チップの脱落が発生せず、歩留が向上する。また、転
写前シートとして通常の柔軟な粘着シートが使用できる
ため、転写前シート上でチップ間の距離をとることが容
易となり、工程数における効率を上げることができる。
このため、生産性に非常に優れたチップ搬送システムが
構築できる。さらに本実施の形態においては転写前シー
トを角度θの方向に引っ張るようにしたので、転写前シ
ート5の回収機構を別途もうけることにより転写前シー
ト5を回収することが容易となる。
は、第1の実施の形態と同様に、UV光感光粘着シート
を用いることなく、通常の粘着シート間で半導体チップ
の転写が可能となる。また、この転写装置においては半
導体チップに対する粘着力が転写直前まで失われること
がないため、UV光感光粘着シートで問題となった半導
体チップの脱落が発生せず、歩留が向上する。また、転
写前シートとして通常の柔軟な粘着シートが使用できる
ため、転写前シート上でチップ間の距離をとることが容
易となり、工程数における効率を上げることができる。
このため、生産性に非常に優れたチップ搬送システムが
構築できる。さらに本実施の形態においては転写前シー
トを角度θの方向に引っ張るようにしたので、転写前シ
ート5の回収機構を別途もうけることにより転写前シー
ト5を回収することが容易となる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、UV光感光粘着シート
を用いることなく、通常の粘着シート間で半導体チップ
の転写を可能とすることにより、半導体チップに対する
粘着力が転写直前まで失われることのないように半導体
チップの転写をすることができるようにしたので、半導
体チップの上下を反転しての転写の歩留を向上させるこ
とができる。
を用いることなく、通常の粘着シート間で半導体チップ
の転写を可能とすることにより、半導体チップに対する
粘着力が転写直前まで失われることのないように半導体
チップの転写をすることができるようにしたので、半導
体チップの上下を反転しての転写の歩留を向上させるこ
とができる。
【図1】本発明にかかる半導体チップの転写装置を示す
図である。
図である。
【図2】本発明の実施形態における転写工程の概略を示
した図である。
した図である。
【図3】従来の半導体チップのチップ選別工程及びダイ
ボンディング工程を示す図である。
ボンディング工程を示す図である。
【図4】従来の半導体チップの転写工程の概略を示した
図である。
図である。
【図5】従来の半導体チップの転写工程を示す図であ
る。
る。
1 微細孔付平板
2 粘着シート(転写後シート)
3 粘着物質
4 薄板平板(押え板)
5 粘着シート(転写前シート)
6 粘着物質
7 半導体素子(半導体チップ)
8 重し
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 佐 藤 文 明
神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株
式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン
ター内
Fターム(参考) 5F031 CA13 DA15 FA22 HA13 MA37
MA38
Claims (10)
- 【請求項1】第1の粘着シートの粘着面に、それぞれの
第1の面で貼り付けられた複数の半導体素子を、その上
下を反転させて前記第1の面と対向する第2の面で第2
の粘着シートに転写すべく貼り付ける半導体素子の粘着
シート間転写装置であって、 前記第1の粘着シートに貼り付けられた前記複数の半導
体素子の前記第2の面に前記第2の粘着シートが張り合
わせられた状態における前記第1の粘着シートの前記粘
着面と反対の裏側に載せられて、前記第1の粘着シート
を介して前記半導体素子を前記第2の粘着シートに押圧
する、押え板と、 前記押え板の一端に沿って、この押え板の後方にほぼU
字上に折り返された前記第1の粘着シートの一端として
の折り返し部分を、前記押え板によって前記第1の粘着
テープ及び前記半導体素子が前記第2の粘着テープに対
して押圧された状態で、前記押え板の後方に、前記押え
板と相対的に摺動させながら且つ押え板を後方へ移動さ
せつつ、牽引し、これにより前記第1の粘着シートから
前記半導体素子から引き剥がしてこれらの半導体素子を
前記第2の粘着シートへ転写する、牽引手段と、 を備える、半導体素子の粘着シート間転写装置。 - 【請求項2】前記牽引手段は、前記第1の粘着シートの
前記折り返し部分を、折り返されていない部分に対して
ほぼ平行な角度で牽引するようにしたものであること特
徴とする、請求項1に記載の半導体素子の粘着シート間
転写装置。 - 【請求項3】前記牽引手段は、前記折り返し部分上から
の押圧力により、前記押え板、前記第1の粘着シート及
び前記半導体素子を前記第2の粘着シートに対して押圧
する手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2に
記載の半導体素子の粘着シート間転写装置。 - 【請求項4】前記牽引手段は、前記第1の粘着シートの
前記折り返し部分を、折り返されていない部分に対して
鋭角をもって牽引するようにしたものであることを特徴
とする、請求項1に記載の半導体素子の粘着シート間転
写装置。 - 【請求項5】前記第2の粘着シートを、微細孔を有する
微細孔付平板に搭載し、前記微細孔から真空排気をする
ことにより前記第2の粘着シートを固定する手段をさら
に備えることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか
に記載の半導体素子の粘着シート間転写装置。 - 【請求項6】第1の粘着シートの粘着面に、それぞれの
第1の面で貼り付けられた複数の半導体素子を、その上
下を反転させて前記第1の面と対向する第2の面で第2
の粘着シートに転写すべく貼り付ける半導体素子の粘着
シート間転写方法であって、 前記第1の粘着シートにおける前記複数の半導体素子の
前記第2の面に、第2の粘着シートをそれの粘着面を内
側にして張り合わせ、 前記第1の粘着シートにおける前記粘着面と反対の裏側
に押え板を載せ、 前記第1の粘着シートの一端を、前記押え板の一端に沿
って、この押え板の後方にほぼU字状に折り返し、 前記第1の粘着テープにおける前記折り返した折り返し
部分を、前記押え板によって前記第1の粘着テープ及び
前記半導体素子を前記第2の粘着テープに対して押圧し
た状態で、前記押え板の後方に、前記押え板と相対的に
摺動させながら且つ押え板を後方へ移動させつつ、牽引
し、前記第1の粘着シートから前記半導体素子から引き
剥がしてこれらの半導体素子を前記第2の粘着シートへ
転写するようにした、 半導体素子の粘着シート間転写方法。 - 【請求項7】前記折り返し部分の牽引時に、前記第1の
粘着シートの前記折り返されていない部分に対してほぼ
平行な角度で牽引することを特徴とする、請求項6に記
載の半導体素子の粘着シート間転写方法。 - 【請求項8】前記折り返し部分の牽引時に、前記折り返
し部分上からの押圧力により、前記押え板、前記第1の
粘着シート及び前記半導体素子を前記第2の粘着シート
に対して押圧するようにしたことを特徴とする、請求項
7に記載の半導体素子の粘着シート間転写方法。 - 【請求項9】前記折り返し部分の牽引時に、前記第1の
粘着シートの前記折り返し部分を、折り返される前の部
分に対して鋭角をもって牽引することを特徴とする、請
求項6に記載の半導体素子の粘着シート間転写方法。 - 【請求項10】前記第2の粘着シートを、微細孔を有す
る微細孔付平板に搭載し、前記微細孔から真空排気をす
ることにより前記第2の粘着シートを固定することを特
徴とする、請求項6乃至9のいずれかに記載の半導体素
子の粘着シート間転写方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201070A JP2003017549A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 半導体素子の粘着シート間転写装置および転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201070A JP2003017549A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 半導体素子の粘着シート間転写装置および転写方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003017549A true JP2003017549A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19038094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001201070A Pending JP2003017549A (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 半導体素子の粘着シート間転写装置および転写方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003017549A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4462638B1 (ja) * | 2009-07-17 | 2010-05-12 | 上野精機株式会社 | 貼替え装置及び分類貼替え方法 |
JP2016157791A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | リンテック株式会社 | 転写装置および転写方法 |
WO2019203531A1 (ko) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 한국기계연구원 | 마이크로 소자 전사방법과 전사장치 및 이를 이용한 전자제품 |
JP2021157111A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 一時保持用部材、及び表示装置の製造方法 |
-
2001
- 2001-07-02 JP JP2001201070A patent/JP2003017549A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4462638B1 (ja) * | 2009-07-17 | 2010-05-12 | 上野精機株式会社 | 貼替え装置及び分類貼替え方法 |
WO2011007397A1 (ja) * | 2009-07-17 | 2011-01-20 | 上野精機株式会社 | 貼替え装置及び分類貼替え方法 |
CN102473665A (zh) * | 2009-07-17 | 2012-05-23 | 上野精机株式会社 | 重新粘贴装置以及分类重新粘贴方法 |
CN102473665B (zh) * | 2009-07-17 | 2014-11-19 | 上野精机株式会社 | 重新粘贴装置以及分类重新粘贴方法 |
JP2016157791A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | リンテック株式会社 | 転写装置および転写方法 |
KR20190120658A (ko) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 한국기계연구원 | 마이크로 소자 전사방법 |
WO2019203531A1 (ko) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 한국기계연구원 | 마이크로 소자 전사방법과 전사장치 및 이를 이용한 전자제품 |
KR102048747B1 (ko) | 2018-04-16 | 2019-11-26 | 한국기계연구원 | 마이크로 소자 전사방법 |
TWI708308B (zh) * | 2018-04-16 | 2020-10-21 | 韓國機械研究院 | 用於轉移微型裝置之方法與設備、及使用該設備之電子產品 |
CN111989767A (zh) * | 2018-04-16 | 2020-11-24 | 韩国机械研究院 | 微器件转移方法和转移装置、以及使用该方法和装置的电子产品 |
US11417546B2 (en) | 2018-04-16 | 2022-08-16 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Method and apparatus for transferring micro device, and electronic product using the same |
JP2021157111A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 一時保持用部材、及び表示装置の製造方法 |
JP7382265B2 (ja) | 2020-03-27 | 2023-11-16 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 一時保持用部材、及び表示装置の製造方法 |
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