JP2003015843A - ホスト装置及び印刷システム - Google Patents

ホスト装置及び印刷システム

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JP2003015843A
JP2003015843A JP2001203328A JP2001203328A JP2003015843A JP 2003015843 A JP2003015843 A JP 2003015843A JP 2001203328 A JP2001203328 A JP 2001203328A JP 2001203328 A JP2001203328 A JP 2001203328A JP 2003015843 A JP2003015843 A JP 2003015843A
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Shiyuuko Ookubo
修子 大久保
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションから印刷起動を行う際、プ
リンタドライバに設定される印刷条件の確認、設定の変
更操作を行う手段がユーザにより必ず認識し得、適切な
設定を可能にし、誤設定を防止し、利便性を向上させ
る。 【解決手段】 文書作成アプリ等からの印刷指示によ
り、プリンタドライバの描画処理を起動する際(S2
1,22)、従来、ユーザの操作により、しかも見つけ
難いボタンを押さなければ開かなかったプリンタドライ
バの設定画面をPCの内部処理により自動的に開くよう
にして(S24)、ユーザ操作の自然な流れで、印刷毎
に設定の確認、ユーザ所望の設定、或いは最適な設定を
開いたプリンタドライバの設定画面で行うことが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の印刷
装置へ出力する印刷データを生成するホスト装置に関
し、より詳細には、設定された印刷条件によりアプリケ
ーションからのイメージデータをPDL(ページ記述言
語)変換し、生成した印刷データをプリンタに送信する
プリンタドライバに対し、ユーザーが印刷条件の設定操
作を誤り無く、容易に行うことができるようにしたホス
ト装置及び該ホスト装置から送信されてくる描画データ
に基づいて印刷処理を行う印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの印刷システムは、印刷データ
を生成するソフトウェアとしてのプリンタドライバを備
えたホスト装置(多くはPC:パーソナルコンピュータ
或いはWS:ワークステーション。以下「ホスト」と記
す)と、ホスト側で処理された印刷データをネットワー
ク等を介して受け入れ、その紙出力処理を行うプリンタ
コントローラを備えた印刷装置(プリンタ)よりなる。
この印刷システムにおける印刷処理の流れは、ホストP
Cのオペレーティングシステム上で働く文書、グラフィ
ックス等の作成アプリケーションを起動し、ここで文書
等を作成し、或いは保存されている文書等のファイルを
オープンする、という操作が行われる。その後、文書等
の作成アプリケーション上でユーザが文書等の印刷の指
令操作を行うことにより、印刷処理が開始される。印刷
処理は、文書等の作成アプリケーションからOS管理下
の中間モジュールによりプリンタドライバを呼び出し、
プリンタドライバは、アプリケーションにより作成され
たソースイメージデータを元にプリンタ側で印字データ
による作像を行うプリンタが解釈可能なページ記述言語
(PDL)で表現された描画データを作成し、作成され
た描画データをプリンタ側のプリンタコントローラに転
送する。
【0003】図4は、アプリケーションから印刷指示が
出て、プリンタドライバが描画処理をする際の従来の処
理フローを示すものである。図4のフローによると、先
ず、ユーザーによる印刷の指令操作があり、文書等の作
成アプリケーションから印刷起動が発生すると(S4
1)、アプリケーションはそれをプリンタドライバに通
知する(S42)。印刷指令を受け取ったプリンタドラ
イバは、初期設定を行う(S43)。このとき、ドライ
バは、自身が持つユーザーインタフェイスに予め指定さ
れた内容、即ち、最も利用可能性が高い設定条件とし
て、予め用意されたデフォルト値、で自身を初期化し
(S43)、アプリケーションからの描画処理の指示を
待つ(S44)。描画処理の指示があると、設定された
印刷条件に従ってドライバは描画処理を行い(S4
5)、印刷データをプリンタに送信し、プリンタドライ
バの印刷処理が終了する。
【0004】ところで、上記したフローにおいて、プリ
ンタドライバはステップS43で初期設定を行うが、ア
プリケーションから印刷起動が発生したとき、ユーザー
に提示される操作画面は、従来、設定された条件或いは
設定可能な条件が全て表示されることはない。図5は、
アプリケーションから印刷起動が発生したときにユーザ
に対して表示される画面の1例を示すものである。ま
た、ここで、図5に示される印刷範囲や印刷部数等の印
刷条件以外に、デフォルト値としてどのような設定がな
されているか、或いはここに表示されない設定可能な条
件をチェックする場合には、プロパティ(P)ボタン(キ
ー)(図5中、0にて囲む)をクリックする。図6
は、プロパティ(P)ボタン(キー)をクリックしたとき
に、表示される画面の1例を示す。図6に示す画面は、
プロパティ(P)の基本的な項目を開いた状態を示すもの
で、図示しないが、これ以外にも数多くの設定可能な印
刷条件に係わる項目が存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法によ
って、アプリケーションから印刷起動を指示した時に、
設定条件の確認や設定条件の変更を行う場合の問題点と
して、アプリケーションが発行した設定画面を基に、プ
リンタドライバでより詳細な設定条件を確認・変更をす
るためには、図5の例に示したように、画面中のプロパ
ティ(P)ボタン(キー)を押し、プリンタドライバのユ
ーザーインタフェイス画面を開く必要がある。しかしな
がら、プリンタドライバのユーザーインタフェイス画面
を開く必要があることすら知らないようなユーザーが存
在するという現状があり、こうしたユーザにとって利便
性が損なわれることになる。また、プリンタドライバの
ユーザーインタフェイス画面(図6,参照)を開いて設
定を変更しようとして操作を行っても、例えば、アプリ
ケーションで設定した用紙サイズとプリンタドライバで
設定した用紙サイズ(図6中、0にて囲む)とが整合
しないと、プリンタドライバの機能が正しく働かないと
いったことが発生し得る。しかしながら、こうした設定
の誤りを事前に見つけられないユーザーが存在するとい
う現状があり、適切に機能を利用できなかったり、印刷
実行との試行錯誤で最適な設定を探すといった手間の掛
かる方法により、やっと希望の設定が利用できるといっ
たことで、このような場合にも、ユーザの利便性が損な
われることになる。本発明は、上述の従来の印刷システ
ムにおける問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、アプリケーションから印刷起動を行う場合、プリン
タドライバに設定される印刷条件の確認や設定の変更操
作を行うため手段がユーザーにより必ず認識できるよう
にして、適切な設定を可能にし、誤設定を防止し、利便
性を向上させることにある。また、アプリケーションの
設定データとプリンタドライバで設定したデータの不整
合をチェックし、不整合を無くすことにより、機能の適
正な利用を図り、プリンタドライバの機能が正しく働か
ないといった不具合の発生を回避し、利便性を向上させ
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イメ
ージデータを作成するアプリケーションと、アプリケー
ションに対し、作成したイメージデータの印刷起動命令
を発する手段と、印刷条件の設定が可能なユーザーイン
タフェイスを有し、設定された印刷条件によりアプリケ
ーションから受け取るイメージデータをPDL変換し、
生成した印刷データをプリンタに送信するプリンタドラ
イバとを備えたホスト装置であって、前記アプリケーシ
ョンに対して発した印刷起動命令を検知し、検知時にア
プリケーションによるプリンタドライバに対する印刷処
理を停止させるとともに、前記ユーザーインタフェイス
による印刷条件の設定を可能にし、設定完了により印刷
処理の停止を解除することにより、設定された条件で動
作するプリンタドライバの描画モジュールを起動可能に
するプリンタドライバ起動システムを備えたことを特徴
とするホスト装置である。
【0007】請求項2の発明は、イメージデータを作成
するアプリケーションと、アプリケーションに対し、作
成したイメージデータの印刷起動命令を発する手段と、
印刷条件の設定が可能なユーザーインタフェイスを有
し、設定された印刷条件によりアプリケーションから受
け取るイメージデータをPDL変換し、生成した印刷デ
ータをプリンタに送信するプリンタドライバとを備えた
ホスト装置であって、前記アプリケーションに対して発
した印刷起動命令を検知し、検知時にアプリケーション
によるプリンタドライバに対する印刷処理を停止させる
とともに、前記ユーザーインタフェイスに予め保持して
おいたデフォルト値を印刷条件として設定し、設定完了
により印刷処理の停止を解除することにより、設定され
た条件で動作するプリンタドライバの描画モジュールを
起動可能にし、描画モジュールを起動する前に、前記デ
フォルト値による印刷条件との整合を図るために、アプ
リケーションに設定された印刷条件に変更を施すプリン
タドライバ起動システムを備えたことを特徴とするホス
ト装置である。
【0008】
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
されたホスト装置において、前記プリンタドライバ起動
システムは、描画モジュールを起動可能とするときに、
設定による印刷結果のプレビュー機能を動作させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載された
ホスト装置において、前記プリンタドライバ起動システ
ムは、描画モジュールを起動可能とすると同時に、前記
ユーザーインタフェイスによる印刷条件の設定を可能に
するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載されたホスト装置から送信されてくる描画デ
ータに基づいて印刷処理を行うプリンタを備えた印刷シ
ステムである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。図1は、本発明の実
施例に係わる印刷システムの構成を示す概略ブロック図
である。図示のように、ホスト装置としてのPC(パー
ソナルコンピュータ)1をLANなどのコンピュータネ
ットワーク5を介してプリンタ6に接続してシステムを
構成する。このシステムにおいて、プリンタ6は、ホス
トPC1から送信されてくる描画データ、印刷条件等の
印刷指令からなる印刷データを受け取り、印刷データに
基づく印刷処理を行う。また、ホストPC1は、オペレ
ーティングシステム(以下「OS」と記す)2上でそれ
ぞれ働く文書、グラフィックス等の作成・編集アプリケ
ーション3、プリンタドライバ4、プリンタドライバ4
の上位で働くドライバ起動システム7を備える。プリン
タドライバ4は、ユーザーの操作に関連した情報の授受
を行うユーザインタフェース(UI)43と、そこに接
続した操作部41とを備える。なお、図1は、本発明を
説明するために必要な要素を概略的に示すもので、これ
以外の、通常、印刷システムを構成するために当然に必
要となる要素については省略され、図中には示していな
い。
【0013】この印刷システムにおける印刷処理の流れ
は、ホストPC1のOS2上で働くアプリケーション3
を起動し、ここで文書等を作成し、或いは保存されてい
る文書等のファイルをオープンする、といった動作を行
わせる。その後、アプリケーション3上でユーザが文書
等の印刷の指令操作を行うことにより印刷処理が開始さ
れる。印刷処理は、アプリケーション3からホストPC
1上のOS2の管理下の中間モジュール(GDI:Graph
ics Device Interface)によりプリンタドライバ4が呼
び出され、呼び出されたプリンタドライバ4は、アプリ
ケーション3により作成されたソースイメージデータを
元にしてプリンタ6側で印字データに基づいて作像を行
うプリンタエンジンを制御するプリンタコントローラ
(図示せず)が解釈可能なページ記述言語(PDL)で
表現された描画データを作成する。この時、プリンタド
ライバ4では、描画データの生成とともに、諸種の印刷
条件が設定される。印刷条件の設定は、予め内部設定値
(デフォルト値)を保持し、それを設定値として用いる
こと、或いはユーザI/F43の操作部41に提示され
るプリンタ機能等をユーザが選択し、入力操作による指
示に従って行うことが可能である。作成された描画デー
タ、設定された印刷条件等の印刷指令からなる印刷デー
タは、スプーラ経由にてネットワーク5或いはシリアル
・パラレルなどのインタフェースの通信経路を通ってプ
リンタ6側のプリンタコントローラに転送される。
【0014】次に、図1の実施例システムにおいて、ア
プリケーションからの印刷指示により起動するプリンタ
ドライバの描画処理に係わる実施例を、図2に示す処理
フローに従い詳細に説明する。本実施例は、アプリケー
ション3からの印刷指示により、プリンタドライバ4の
描画処理を起動する際、従来、ユーザーのボタン(キ
ー)操作によらなければ、開かなかったプリンタドライ
バ4の設定画面をPC1の内部処理により自動的に開く
ようにして、ユーザーが直ちに開いたプリンタドライバ
4の設定画面で設定の確認や設定の変更を可能にするも
のである。図2のフローによると、先ず、ユーザーがア
プリケーション3を操作し、文書作成等を行った後、そ
の画面で印刷の指示操作をすると、文書等の作成アプリ
ケーション3から印刷起動が発生することになる(S2
1)が、ここでは、アプリケーション3は、印刷起動指
示をドライバ起動システム7に送る。ドライバ起動シス
テム7は、送信されてくる印刷起動指示を検知する(S
22)と、アプリケーション3の印刷起動指示以降の処
理をフッキングする指令を出し、描画処理を一時停止さ
せる(S23)。
【0015】この後、ドライバ起動システム7は、プリ
ンタドライバ4のユーザーインタフェイス43を起動し
(S24)、印刷条件の設定画面(図6,参照)を開
き、ユーザーによるプリンタドライバ4への設定操作を
可能にする。このとき、デフォルト値が設定されている
場合、その設定を確認し、或いは希望する設定条件に設
定を変更することを可能とし、デフォルト値が設定され
ていない場合、新規に所望の設定入力を行うことを可能
とする。ユーザーインタフェイス43でユーザーが設定
を確認する操作を行うことにより、設定が終了するの
で、そのときにドライバ起動システム7は、フッキング
を解除し、一時停止させていたアプリケーション3の描
画処理を再開させる(S25)。再開後、プリンタドラ
イバ4は、初期設定を行う(S26)が、このとき、プ
リンタドライバ4は、ステップS24においてユーザー
インタフェイス43の設定画面でユーザーにより指示、
確定された設定内容で初期化し、アプリケーション3か
らの描画処理の指示を待つ(S27)。描画処理の指示
があると、設定された印刷条件に従ってプリンタドライ
バ4は描画処理を行い(S28)、印刷データをプリン
タに送信し、プリンタドライバ4の印刷処理が終了す
る。なお、上記した処理において、「アプリケーション
からの印刷起動の指示」、「アプリケーショにおける印
刷起動指示以降の処理のフッキング」、「プリンタドラ
イバにおけるユーザーインタフェイスの起動」、「アプ
リケーショにおける処理のフッキングの解除」の処理
は、OSの用意する一般的な関数起動により実行可能で
ある。このように、本実施例によると、アプリケーショ
ン3からの印刷指示により、プリンタドライバ4の描画
処理を起動する際、プリンタドライバ4の設定画面をP
C1の内部処理により自動的に開き、ユーザー操作の自
然な流れで、ユーザーの希望する設定、或いは最適な設
定を印刷毎に行うことが可能になる。
【0016】次に、図1の実施例システムにおいて、ア
プリケーションからの印刷指示により起動するプリンタ
ドライバの描画処理に係わる他の実施例を、図3に示す
処理フローに従い詳細に説明する。本実施例は、アプリ
ケーション3からの印刷指示により、プリンタドライバ
4の描画処理を起動する際、従来、ユーザーの操作によ
りプリンタドライバの設定画面を開き、設定の確認や設
定の変更を可能にしていたために、設定の誤り(アプリ
ケーション3による設定とプリンタドライバ4による設
定の不整合)が生じたケースに対して、こうした設定ミ
スが生じることがなく、利便性を損なうことがないよう
にするものである。図3のフローによると、先ず、ユー
ザーがアプリケーション3を操作し、文書作成等を行っ
た後、その画面で印刷の指示操作をすると、文書等の作
成アプリケーション3から印刷起動が発生することにな
る(S31)が、ここでは、アプリケーション3は、印
刷起動指示をドライバ起動システム7に送る。ドライバ
起動システム7は、送信されてくる印刷起動指示を検知
する(S32)と、アプリケーション3の印刷起動指示
以降の処理をフッキングする指令を出し、描画処理を一
時停止させる(S33)。
【0017】この後、ドライバ起動システム7は、プリ
ンタドライバ4が予め内部設定値(デフォルト値)とし
てを保持している印刷条件の設定値を取得する(S3
4)。このとき、内部設定値(デフォルト値)は、最も
利用可能性が高い設定条件を採用する。なお、このフロ
ーでは、基本的に印刷条件の設定にあたり、ユーザーイ
ンタフェイス43を起動して行うユーザーの設定操作を
容れないようにする。従って、ここでは、前記実施例の
ように、プリンタドライバ4のユーザーインタフェイス
43を起動し、印刷条件の設定画面を開くという手順は
実行しない。ドライバ起動システム7は、内部設定値を
取得した後、ステップS33で行ったフッキングを解除
し、一時停止させていたアプリケーション3の描画処理
を再開させる(S35)。再開後、プリンタドライバ4
は、印刷条件の設定を確定し、次の描画処理を開始させ
るが、このとき、事前にアプリケーション3の設定をプ
リンタドライバ4の設定により最適化するための変換を
行う(S36)。これは、アプリケーション3による設
定とプリンタドライバ4による設定に不整合があると、
設定ミスになり、プリンタドライバの機能が正しく働か
ないといったことが発生するからで、これを回避するた
めに、事前にアプリケーション3の設定に修正を施す。
例えば、用紙サイズに依存して実現される機能の1つに
「変倍」処理があるが、(誤)A4→A5=67%を
(正)A3→A5=50%に修正するが、このとき、用
紙サイズを変更するとともに、適切な変倍率を求めて、
設定する。
【0018】次いで、最適化された設定内容で、アプリ
ケーション3からの描画処理の指示を待ち(S37)、
描画処理の指示があると、設定された印刷条件に従って
プリンタドライバ4は描画処理を行い(S38)、印刷
データをプリンタに送信し、プリンタドライバ4の印刷
処理が終了する。このように、本実施例によると、アプ
リケーション3からの印刷指示により、プリンタドライ
バ4の描画処理を起動する際、ユーザーはアプリケーシ
ョン3からの印刷指示のみの操作で、予め用意されてい
るプリンタドライバ4の内部設定値を用い、且つ設定ミ
スを修正して、自動的に設定する。従って、好みの設定
が固定しているユーザーにとっては、プリンタドライバ
4に対して一度だけ好みの設定をし、それを内部設定値
として用いるようにしておけば、ミスのない安定した印
刷結果を得ることが可能になる。
【0019】次に、図1の実施例システムにおいて、ア
プリケーションからの印刷指示により起動するプリンタ
ドライバの描画処理に係わるさらに他の実施例を示す。
本実施例は、アプリケーション3からの印刷指示によ
り、プリンタドライバ4の描画処理を起動する上記した
各実施例を採用する際、特に図3のフローに示す実施例
においては、PC1の判断で設定に変更が施されるケー
スがあるところから、アプリケーション3からの描画指
示が発生したときに、設定結果による印刷画像をプレビ
ューすることができるようにし、プレビューしたユーザ
ーによる修正を更に行うことを可能にするものである。
図3の実施例フローにおいては、ステップS37でアプ
リケーション3からの描画処理の指示が発せられたとき
に、プレビュー画面を表示させるようにする。このと
き、従来のプレビューは、プリンタドライバ4の画面と
同様に、アプリケーション3のどこかのキー(ボタン)
を押下するなどの必要があったが、ここでは、アプリケ
ーション3からの印刷指示を行うだけで、プレビュー画
面を見ることができるようにする。また、プレビュー画
面を表示した後、必要に応じて、プリンタドライバ4の
ユーザーインタフェイス43を起動し、設定の修正がで
きるようにする。なお、図2の実施例フローにおいて
も、プレビュー機能を付加するようにすることができ
る。この例の場合、ステップS24のプリンタドライバ
4のユーザーインタフェイス43を起動した時に、実施
することができる。また、本発明の印刷システムは、上
述のホスト装置と、ホスト装置から送信されてくる印刷
データに基づいて描画処理を行うプリンタをシステム要
素として備えることによりシステムを構成しうるもの
で、既存のプリンタ及びホスト装置とプリンタのインタ
ーフェースとして既存の技術手段を用いることにより実
施可能である。
【0020】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明に対応する効果 文書作成アプリ等からの印刷指示により、プリンタドラ
イバの描画処理を起動する際に、プリンタドライバ起動
システムの働きにより、従来、ユーザの操作により、し
かも見つけ難いボタンを押さなければ開かなかったプリ
ンタドライバの設定画面を自動的に開くようにし、ユー
ザ操作の自然な流れで、印刷毎に設定の確認、ユーザ所
望の設定が可能になり、誤設定を防止し、利便性を向上
させることができる。 (2) 請求項2の発明に対応する効果 文書作成アプリ等からの印刷指示により、プリンタドラ
イバの描画処理を起動する際に、プリンタドライバ起動
システムの働きにより、ユーザーインタフェイスの設定
画面を開かずに、予め保持しておいたデフォルト値を印
刷条件として設定し、且つアプリケーションの設定デー
タとプリンタドライバで設定したデータの不整合をチェ
ックし、不整合を無くすことにより、機能の適正な利用
を図り、プリンタドライバの機能が正しく働かないとい
った不具合の発生を回避し、利便性を向上させることが
可能になる。 (3) 請求項3,4の発明に対応する効果 上記(1)、(2)の効果に加えて、アプリケーション
からの描画指示が発生したときに、設定結果による印刷
画像をプレビューすることができるようにしたことによ
り、従来、アプリケーションのどこかのボタンを押下す
るなどの操作を必要とせずに、アプリケーションからの
印刷指示を行うだけで、プレビュー画面を見ることがで
きるようになり、設定結果をもれなくチェックすること
が可能なる。また、プレビューしたユーザーによる設定
の修正を行うことを可能にしたことにより、利便性が向
上する。 (4) 請求項5の発明に対応する効果 請求項1乃至4のいずれかに記載されたホスト装置から
送信されてくる描画データに基づいて印刷処理を行うプ
リンタを備えた印刷システムにおいて、上記(1)〜
(3)の効果を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わる印刷システムの構成
を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1の印刷システムにおけるプリンタドライ
バの描画処理に係わるフローチャートを示す。
【図3】 図1の印刷システムにおけるプリンタドライ
バの描画処理に係わるフローチャートの他の例を示す。
【図4】 従来の印刷システムにおけるプリンタドライ
バの描画処理に係わるフローチャートの1例を示す。
【図5】 アプリケーションから印刷起動が発生したと
きに表示される従来の操作画面の1例を示す。
【図6】 図5の画面でプロパティ(P)ボタンをクリッ
クしたときに、表示される操作画面の1例を示す。
【符号の説明】
1…ホストPC(パーソナルコンピュータ)、2…OS
(オペレーティングシステム)、3…アプリケーショ
ン、 4…プリンタドライバ、41…操作部、
43…UI(ユーザーインターフェ
イス)、5…ネットワーク(LAN)、 6…プリ
ンタ、7…ドライバ起動システム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータを作成するアプリケーシ
    ョンと、アプリケーションに対し、作成したイメージデ
    ータの印刷起動命令を発する手段と、印刷条件の設定が
    可能なユーザーインタフェイスを有し、設定された印刷
    条件によりアプリケーションから受け取るイメージデー
    タをPDL変換し、生成した印刷データをプリンタに送
    信するプリンタドライバとを備えたホスト装置であっ
    て、前記アプリケーションに対して発した印刷起動命令
    を検知し、検知時にアプリケーションによるプリンタド
    ライバに対する印刷処理を停止させるとともに、前記ユ
    ーザーインタフェイスによる印刷条件の設定を可能に
    し、設定完了により印刷処理の停止を解除することによ
    り、設定された条件で動作するプリンタドライバの描画
    モジュールを起動可能にするプリンタドライバ起動シス
    テムを備えたことを特徴とするホスト装置。
  2. 【請求項2】 イメージデータを作成するアプリケーシ
    ョンと、アプリケーションに対し、作成したイメージデ
    ータの印刷起動命令を発する手段と、印刷条件の設定が
    可能なユーザーインタフェイスを有し、設定された印刷
    条件によりアプリケーションから受け取るイメージデー
    タをPDL変換し、生成した印刷データをプリンタに送
    信するプリンタドライバとを備えたホスト装置であっ
    て、前記アプリケーションに対して発した印刷起動命令
    を検知し、検知時にアプリケーションによるプリンタド
    ライバに対する印刷処理を停止させるとともに、前記ユ
    ーザーインタフェイスに予め保持しておいたデフォルト
    値を印刷条件として設定し、設定完了により印刷処理の
    停止を解除することにより、設定された条件で動作する
    プリンタドライバの描画モジュールを起動可能にし、描
    画モジュールを起動する前に、前記デフォルト値による
    印刷条件との整合を図るために、アプリケーションに設
    定された印刷条件に変更を施すプリンタドライバ起動シ
    ステムを備えたことを特徴とするホスト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたホスト装置
    において、前記プリンタドライバ起動システムは、描画
    モジュールを起動可能とするときに、設定による印刷結
    果のプレビュー機能を動作させるようにしたことを特徴
    とするホスト装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたホスト装置におい
    て、前記プリンタドライバ起動システムは、描画モジュ
    ールを起動可能とすると同時に、前記ユーザーインタフ
    ェイスによる印刷条件の設定を可能にするようにしたこ
    とを特徴とするホスト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載された
    ホスト装置から送信されてくる描画データに基づいて印
    刷処理を行うプリンタを備えた印刷システム。
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JP (1) JP2003015843A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7523407B2 (en) 2004-03-31 2009-04-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, computer-readable computer program, and device setup system
JP2010262336A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Sharp Corp 画像形成装置及び画像形成システム
JP2013101483A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Seiko Epson Corp 画像登録方法、プログラムおよび情報処理装置

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