JP2009140071A - プリンタドライバ及びプリンタコントローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力される印刷データ内に含まれる可能性のある文法エラーの種類とそれに対するエラー処理を定義でき、設定にしたがって文法エラーを適切に補正して印刷処理を継続したり、印刷を中止したりできる印刷制御装置を提供する。
【解決手段】 印刷データ内に文法エラーを検知すると、あらかじめ設定された文法エラー処理方法にしたがって印刷処理を継続したり、中止したりする。エラー処理方法はユーザがユーザインターフェースから文法エラーの種類ごとに文法エラーの補正規則を追加したり変更したりする。
【選択図】 図7
【解決手段】 印刷データ内に文法エラーを検知すると、あらかじめ設定された文法エラー処理方法にしたがって印刷処理を継続したり、中止したりする。エラー処理方法はユーザがユーザインターフェースから文法エラーの種類ごとに文法エラーの補正規則を追加したり変更したりする。
【選択図】 図7
Description
本発明はプリンタドライバ及びプリンタコントローラに関するものである。
この種の印刷システムは通常、印刷指示を行うホストコンピュータ側のプリンタドライバと呼ばれるソフトウェアと、印刷を行うプリンタ側のプリンタコントローラと呼ばれるファームウェアとを主な構成要素として備えている。
前者のプリンタドライバは、例えばWindows(登録商標)OS(オペレーティングシステム)においては、GDI(Draphics Driver Interface)というOSの描画エンジンから印刷データを入力されると、PDL(Page Description Language)というページ記述言語に変換して出力する。
ページ記述言語は印刷する原稿の画像情報とともに、各種プリンタ機能である部数、カラー・モノクロ印刷、用紙サイズ、用紙タイプ、ステイプルなどの設定情報も含んでいる。
後者のプリンタコントローラは、プリンタドライバによって出力された前記ページ記述言語をUSB接続やネットワーク接続を通じて入力として受信し、解釈して所望の印刷物を出力する。
このような印刷システムでは、印刷データが想定外のものであったり、設定する機能が複雑であったりするために、しばしばプリンタドライバやプリンタコントローラでの処理中にエラーが発生する。
一般的にはこうしたエラーが発生するとプリンタドライバやプリンタコントローラはエラーを検知して自動的に印刷処理を中止し、不正な印刷物が出力されることを防いでいる。
しかし、印刷データの種類によってはエラーに影響されずに印刷処理を継続して良いものもある。
そこで、例えば特許文献1が示すように予め予想されるエラーの内容に対応した処理を任意に設定し、エラーが発生した場合エラーの種類に応じて印刷を継続したり中止したりする技術が考えられている。
特開2004−243746
しかしながら、前記例として挙げた従来の技術ではエラーの内容に対応した処理を任意設定可能といっても、限定的で固定化された処理しか設定することができなかった。
例えば従来技術では、エラー発生時の処理として「キャンセル」「継続可能なら処理継続」「リトライ」「エラー状態のまま停止」などを設定できるが、エラーの原因をユーザに修正させて適切に復帰させ継続させるような処理については言及されていない。
原因を修正させて復帰させることができるエラーの例として、ページ記述言語や印刷データに含まれる文法エラーが挙げられる。
例えば、プリンタ側では、プリンタコントローラによって受信、処理されるページ記述言語にはしばしば構文上の誤りや規定されていない設定が含まれていることがしばしばある。
また、ホストコンピュータ側でも、OSから入力される印刷データに文法エラーが含まれていることがある。
印刷データ中の文法エラーは、Windows(登録商標)プリンタドライバを例にとると、現在の主流アーキテクチャとなっているGDIドライバでは入力されるGDIの描画命令は簡潔な形式であるためエラーが発生するのは稀である。
しかしながらWindows Vista(登録商標)から導入された新しいプリンタドライバのアーキテクチャであるXPSドライバでは、印刷データ中の文法エラーの発生頻度は高くなる。
以下にその理由を述べる。
XPSドライバでは、入力される印刷データとしてXPS(XML Paper Specification)というフォーマットが用いられる。
このXPSフォーマットは、文書構造を規定するパッケージ記述仕様と文書内容を規定するページ記述仕様とから構成され、高度な記述性を備えているが、その反面、文法の自由度が高いためデータ内に文法エラーが発生し易いという側面も持っている。
XPSドライバにおいて文法エラーが発生し易くなる要因は他にもある。
現在主流のGDIドライバのアークテクチャでは、EMFの生成ないしGDIの描画命令発行の手段としてGDIのAPI(Application Program Interface)のみが提供されている。
一方、XPSドライバでは複数種類のAPIが提供されており、さらにAPIを使用せずに印刷アプリケーションが自力でXPSデータを文法仕様に沿って生成・入力する手段も提供されている。
このように記述性の高いXPSフォーマットを、複数の手段で入力可能なXPSドライバの印刷システムでは、文法エラーの発生率が必然的に高くなるという問題がある。
特にXPSの仕様に習熟していないソフトウェアベンダーが、XPSを自力で生成・入力する印刷アプリケーションを開発する場合、文法エラー発生率が高くなる傾向はより顕著となる。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、印刷処理中に発生するエラー、中でも印刷データ中の文法エラーを文法エラー毎に適切に修正して復帰し、印刷を継続することが可能な方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、印刷データやページ記述言語に含まれる文法エラーの種類に応じて文法エラーを修正し、印刷処理を復帰させる処理を予め設定し実行できる印刷システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のプリンタドライバは、
入力された印刷データをページ記述言語に変換してプリンタに出力するプリンタドライバにおいて、
前記文法エラーの種類を定義するエラー種類定義手段と、
前記文法エラーの種類に応じて文法エラーを修正して印刷処理を復帰させる補正規則を予め設定する文法エラー処理設定手段と、
前記印刷データに含まれる文法エラーを検知する文法エラー検知手段と、
前記文法エラー検知手段によって検知された内容と前記文法エラー処理設定手段により設定された設定内容とに基づき、文法エラーを修正して印刷動作処理を制御する文法エラー補正手段とを備えることを特徴とする。
入力された印刷データをページ記述言語に変換してプリンタに出力するプリンタドライバにおいて、
前記文法エラーの種類を定義するエラー種類定義手段と、
前記文法エラーの種類に応じて文法エラーを修正して印刷処理を復帰させる補正規則を予め設定する文法エラー処理設定手段と、
前記印刷データに含まれる文法エラーを検知する文法エラー検知手段と、
前記文法エラー検知手段によって検知された内容と前記文法エラー処理設定手段により設定された設定内容とに基づき、文法エラーを修正して印刷動作処理を制御する文法エラー補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によると、ユーザはプリンタドライバに入力される印刷データまたはプリントコントローラに入力されるページ記述言語に含まれる可能性のある文法エラーの種類を定義し、同時にそれに対応する文法エラー処理を定義することができる。
これにより、プリンタドライバおよびプリントコントローラは、設定した内容に基づいて文法エラーを適切に修正して復帰するので、ユーザの望む印刷出力を効率的に得ることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
<図1:印刷システムの構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成例を説明する図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成例を説明する図である。
図1において、10はホストコンピュータでユーザが印刷を指示するための端末である。
20はプリンタでここではデジタル複合機の場合で示しているが、本発明はこれに限定されない。
ここで、ホストコンピュータ10とプリンタ20とはセントロニクス等のインターフェース或はイーサネット(登録商標)等のネットワークを介して接続されている。
<図2:ホストコンピュータの内部システム構成>
図2は一般的なコンピューターであるホストコンピュータ10の内部システムを表すブロック構成図である。
図2は一般的なコンピューターであるホストコンピュータ10の内部システムを表すブロック構成図である。
CPU101はROM102あるいはRAM103あるいは外部記憶装置105に格納されたプログラムに従って装置全体の制御を行う。
RAM103はCPU101が各種処理を行う際のワークエリアとして使用される。
外部記憶装置105はオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションソフト、プリンタドライバソフト等を記録する。
キーボード104もしくは図示していないマウスなどの入力機器は、ユーザーが各種指示を与えるためのデバイスである。
ネットワークI/F106およびプリンタI/F107はイーサネット(登録商標)または専用インターフェースを介してプリンタ20と接続し、データの授受を行うためのインターフェースである。
モニタI/F108はモニタに接続し表示データの転送を行うためのインターフェースである。また、110は共通データバスである。
<図3:印刷処理のための詳細なシステム構成>
図3はホストコンピュータ10における印刷処理のための詳細な構成を表すブロック図である。
図3はホストコンピュータ10における印刷処理のための詳細な構成を表すブロック図である。
アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、その内部コンポーネントであるデータ変換部204とフィルタ205、およびシステムスプーラ206は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在する。
そして、これらは、OSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされて実行されるプログラムモジュールである。
また、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部メモリ11のHDに追加することが可能となっている。
アプリケーション201からプリンタ20に対して印刷を行う際には、グラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202は、プリンタなどのプリンタごとに用意されたプリンタドライバ203を、アプリケーション201の出力先として設定する。
また、グラフィックエンジン202はアプリケーション201から受け取るGDI関数をDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へ出力する。
プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタ20が認識可能な制御コマンドであるページ記述言語(PDL)データに変換する。
XPSドライバのアーキテクチャで構成されているプリンタドライバである場合、プリンタドライバ203の内部処理は大きくデータ変換部204とフィルタ205に分けられる。
データ変換部204はDDI関数に基づいてOSやプリンタに依存しないデータであるXPSデータを生成する。
フィルタ205はデータ変換部204で生成されたXPSデータを入力として受け取り、PDLデータへ変換する。
変換されたPDLデータは、システムスプーラ206を経てインターフェース21経由でプリンタ20へ印刷ジョブとして出力される仕組みとなっている。
<図4:フィルタ内部の構成を示す図>
図4はフィルタ205における文法エラー処理のためのさらに詳細な構成を表すブロック図である。
図4はフィルタ205における文法エラー処理のためのさらに詳細な構成を表すブロック図である。
ユーザはアプリケーション201から印刷を指示する前に文法エラー処理設定部301を呼び出して文法エラーの処理方法に関する設定を行う。
印刷制御部302、データ解釈部303(その内部の文法エラー検知部304、文法エラー補正部305)、およびPDL生成部306はフィルタ205がロードされることにより内部的にロードされるコンポーネントである。
データ変換部204からXPSデータがフィルタ205に入力されると、印刷制御部302はXPSデータをその構成要素である個々のパーツに展開して、データ解釈部303に入力する。
データ解釈部303は、入力されるパーツに含まれるページ記述データを解釈し、描画命令に変換して描画命令をPDL生成部306に入力する。
データ解釈部303における解釈中に、文法エラー検知部304はページ記述データ内に文法エラーが含まれていればそれを検知する。
文法エラー補正部305は、文法エラー検知部304によって検知された文法エラーを、文法エラー処理設定部301に設定された処理方法にしたがって補正する。
PDL生成部306は、データ解釈部303から入力された描画命令をプリンタ20が解釈できるPDLデータに変換して、システムスプーラ206に送信する。
<図5:文法エラー処理設定部のユーザインターフェース>
図5は文法エラー処理設定部301の設定画面であるユーザインターフェースの一例を表す図である。
図5は文法エラー処理設定部301の設定画面であるユーザインターフェースの一例を表す図である。
ユーザがアプリケーションを通じて印刷前に文法エラー処理設定部301を呼び出すと、モニタI/F108を通じて例に示すようなユーザインターフェースが表示される。
ユーザはキーボード104や不図示のマウスなどを用いて入力を行い、文法エラー毎の処理を設定する。
文法エラーの種類は大別すると、XPSの文法規則に沿っていない場合の「XPS文法エラー」とXPSがベースとするXMLの記述に沿っていない場合の「XML文法エラー」の2つがあり、それぞれについて設定を行うことができる。
XPS文法エラーの具体的な例としては「要素名のスペルミス」、「属性名、属性値のスペルミス、間違い」、「必須の属性値の欠落」、「配列数の間違い」などがある。
一方のXML文法エラーの具体例としては「開始タグと終了タグが合っていない」、「属性が“”でくくられていない」などがある。
401、405の「ただちに印刷を中止する」の選択肢を有効にすると、該当する文法エラーが発生次第、印刷が中止されるようになる。
402、406の「以下の場合は文法エラーを修正して印刷を継続する」の選択肢を有効にすると、403、407の領域で選択が有効化された種類の文法エラーが発生した際に、文法エラーを修正して印刷が継続されるようになる。
ボタン404、408を押すと、図6に示すユーザインターフェースが表示される。
ボタン409を押すと設定が完了となり印刷処理に反映される。
ボタン410を押すと設定は取り消される。
<図6:文法エラー処理の詳細な設定のユーザインターフェース>
図6は文法エラー処理に関するさらに詳細な設定を行うためのユーザインターフェースの一例を表す図である。
図6は文法エラー処理に関するさらに詳細な設定を行うためのユーザインターフェースの一例を表す図である。
ボタン404、408を押すことによって表示された図6のユーザインターフェース上では、発生した文法エラーをどのように補正するかが設定できる。
ここでは文法エラーの補正方法として「スペルミスの補正」と「欠落した必須属性のデフォルト値」が設定可能である。
領域501には補正対象となる間違ったスペルと正しいスペルの組み合わせが補正規則として列挙される。
図示する例では、「Pass」という誤った綴りが「Path」に、「Arcsegment」という誤った綴りが「ArcSegment」に訂正されるという規則が挙げられている。
文法エラー補正部305では、これらの規則にしたがって入力されたページ記述データに含まれるスペルミスを訂正して印刷処理を継続させる。
領域505には補正対象となる属性の属する要素名、属性名、補う属性値の組が補正規則として列挙される。
図示する例では、「FixedPage要素のWidth属性」のデフォルト値が「816」、「FixedPage要素のHeight属性」のデフォルト値が「1056」、「SolidColorBrush要素のColor属性」のデフォルト値が「Black」として補正されるという規則が挙げられている。
文法エラー補正部305では、これらの規則にしたがって入力されたページ記述データ内の、必須の属性値が欠落してしまっている属性に対してデフォルトの属性値を補足して印刷処理を継続させる。
「スペルミスの補正」及び「欠落した必須属性のデフォルト値」のそれぞれに対して、ボタン502、506を押すと新たに規則を追加することができる。
また、ボタン503、507を押すことによって既存の規則の編集(変更)ができ、ボタン504、508を押すことによって既存の規則の削除ができる。
ボタン509を押すと設定が完了となり印刷処理に反映される。
ボタン510を押すと設定は取り消される。
<図7:印刷システムの動作を示すフローチャート>
図7は本発明の実施形態に係るエラー処理方法の、フィルタ205における処理の流れを示すフローチャートである。
図7は本発明の実施形態に係るエラー処理方法の、フィルタ205における処理の流れを示すフローチャートである。
まずステップS1において、ユーザはアプリケーション201を通じて印刷を指示する前に文法エラー処理設定部301を呼び出し、図5および図6に示したユーザインターフェースを表示させ、文法エラー処理設定を行う。
設定された文法エラー処理設定はRAM103に記憶され、後段の印刷処理が完了するまで保持される。
次にステップS2において、印刷制御部302はデータ変換部204から入力されたXPSデータを構成要素である個々のパーツに展開して、データ解釈部303に入力する。
なお、印刷制御部302からデータ解釈部303に対しては、XPSデータ内に含まれるすべてのパーツが一度に複数入力されるわけではなく、ステップS9でパーツの処理が終了するたびにひとつまたひとつと逐次入力される。
次にステップS3において、データ解釈部303の中の文法エラー検知部304は入力されたパーツの一種であるページ記述データを読み込み、もし文法エラーが含まれていればステップS4に、含まれていなければステップS8へ進む。
ステップS4に進む場合、文法エラー検知部304はどのような文法エラーの種類であるかを示すエラー情報を文法エラー補正部305に入力する。
次にステップS4において、文法エラー補正部305は、文法エラー処理設定部301で設定された情報をRAM103から読み込み、設定にしたがって印刷を中止するかどうか判断する。
XPS文法エラーないしXML文法エラーのいずれかが発生し、かつ該当する文法エラーに対して選択肢401ないし405の「ただちに印刷を中止する」が選択されているとき、文法エラー補正部305は印刷制御部302に指示を出して印刷処理を中止させる。
それ以外の場合はステップS5に進む。
次にステップS5において、文法エラー補正部305は、文法エラー処理設定部301で設定された情報と、文法エラー検知部304から入力されたエラー情報から、発生した文法エラーが修正対象の文法エラーであるかどうか判断する。
修正対象の文法エラーであるとは、図6のユーザインターフェースの領域501および505に例示するような補正規則の一覧に含まれる種類の文法エラーであることを指す。
例えば、「Pass」というXPSの文法で規定されていない要素が出現する文法エラーが発生したときに、それを補正するような補正規則(PassをPathに訂正する)が存在すれば、それは修正対象の文法エラーである。
発生したエラーが修正対象の文法エラーである場合はステップS6に進み、それ以外の場合はステップS7に進む。
ステップS6において、文法エラー補正部305は、修正規則の設定にしたがって発生した文法エラーを修正する。
前記例でいえば、「Pass」という誤ったスペルは「Path」に訂正されて、印刷処理が継続される。
一方のステップS7では、デフォルトのエラー処理が行われる。
例えば、「Pass」という誤った要素が出現する文法エラーが発生しても、「PassをPathに訂正する」ような補正規則が存在しなければこのステップS7が実行されるが、このときは文法エラー補正部305に予め規定された処理が実行される。
より具体的には、スペルの間違った要素をそのまま無視して継続するなどの処理が行われる。
ステップS6およびS7はともに次にステップS8へ進む。
ステップS8において、PDL解釈部303は、解釈したページ記述データに基づいて描画命令をPDL生成部306に発行し、PDL生成部306は発行された描画命令にしたがってPDLコマンドを生成し、システムスプーラー206へ送信する。
次にステップS9において、印刷制御部302は、XPSデータ内に次に処理すべきページ記述データがあるかどうかを検索する。
もし次に処理すべきページ記述データが検索されれば、再びステップS2へ戻ってデータ解釈部303がページ記述データの解釈を行う。
これ以上処理すべきページ記述データがなければ印刷処理を終了する。
[他の実施の形態]
上記実施例では、プリンタドライバ内のデータ解釈部における文法エラーの検知と処理について述べたが、同様のステップをプリントコントーラにおいて実現することも可能である。
上記実施例では、プリンタドライバ内のデータ解釈部における文法エラーの検知と処理について述べたが、同様のステップをプリントコントーラにおいて実現することも可能である。
例えば、プリンタが受信するPDLデータをプリントコントローラが解釈する際に上記実施例と同様の文法エラーチェックのステップを適用してもよい。
また、中間言語への変換ステップを省略して、プリンタにXPSデータを直接送信するような印刷システムにおいてもプリントコントローラでXPSデータを解釈する際に上記実施例と同様の文法エラーチェックのステップを適用してもよい。
Claims (6)
- 入力された印刷データをページ記述言語に変換してプリンタに出力するプリンタドライバにおいて、
前記文法エラーの種類を定義するエラー種類定義手段と、
前記文法エラーの種類に応じて文法エラーを修正して印刷処理を復帰させる補正規則を予め設定する文法エラー処理設定手段と、
前記印刷データに含まれる文法エラーを検知する文法エラー検知手段と、
前記文法エラー検知手段によって検知された内容と前記文法エラー処理設定手段により設定された設定内容とに基づき、文法エラーを修正して印刷動作処理を制御する文法エラー補正手段とを備えることを特徴とするプリンタドライバ。 - 前記文法エラー処理設定手段は、文法エラーの種類ごとに文法エラーの補正規則を定義できることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
- 前記文法エラー補正手段は、前記文法エラー処理設定手段において文法エラー補正規則が規定されていれば前記補正規則にしたがって補正し、そうでなければ予め規定された文法エラーの処理方法にしたがって印刷処理を継続することを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
- 入力されたページ記述言語に基づいて印刷出力処理を行うプリントコントローラにおいて、
前記文法エラーの種類を定義するエラー種類定義手段と、
前記文法エラーの種類に応じて文法エラーを修正して印刷処理を復帰させる補正規則を予め設定する文法エラー処理設定手段と、
前記印刷データに含まれる文法エラーを検知する文法エラー検知手段と、
前記文法エラー検知手段によって検知された内容と前記文法エラー処理設定手段により設定された設定内容とに基づき、文法エラーを修正して印刷動作処理を制御する文法エラー補正手段とを備えることを特徴とするプリントコントローラ。 - 前記文法エラー処理設定手段は、文法エラーの種類ごとに文法エラーの補正規則を定義できることを特徴とする請求項4に記載のプリントコントローラ。
- 前記文法エラー補正手段は、前記文法エラー処理設定手段において文法エラー補正規則が規定されていれば前記補正規則にしたがって補正し、そうでなければ予め規定された文法エラーの処理方法にしたがって印刷処理を継続することを特徴とする請求項4に記載のプリントコントローラ。
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WO2010143368A1 (ja) | 2009-06-11 | 2010-12-16 | 日本電気株式会社 | 呼制御システム及び呼制御方法 |
JP2013071406A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Brother Industries Ltd | 印刷装置及び印刷システム |
JP2013180452A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Brother Industries Ltd | 印刷装置 |
JP2018063475A (ja) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
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