JP2003014900A - 電子線照射装置 - Google Patents

電子線照射装置

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JP2003014900A
JP2003014900A JP2001198115A JP2001198115A JP2003014900A JP 2003014900 A JP2003014900 A JP 2003014900A JP 2001198115 A JP2001198115 A JP 2001198115A JP 2001198115 A JP2001198115 A JP 2001198115A JP 2003014900 A JP2003014900 A JP 2003014900A
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JP
Japan
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electron beam
mesh conveyor
irradiated
irradiation
conveyor
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JP2001198115A
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English (en)
Inventor
Shinji Oyama
信次 大山
Taichi Okazaki
太一 岡崎
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Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく滅菌することができ、また薬剤等の
残留の心配がなく、さらに熱的影響を受けることがない
電子線照射装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 回動する網目状コンベアー1の照射部に
対応して複数の電子線照射装置を配置し、また網目状コ
ンベアーで搬送される被照射物4は上方と下方より個別
に電子線照射器5,10により照射されるように構成
し、さらに回動する網目状コンベアーは電子線により殺
菌されるように構成してある。また被照射物4は網目状
コンベアー1上で位置を変えるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子線照射装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬品や食品の容器の滅菌あるい
は殺菌には、紫外線ランプから照射される紫外線により
被照射物の表面を殺菌する方法、あるいは過酸化水素等
の薬剤に被照射物を真蹟して殺菌する方法、あるいは高
熱により被照射物に付着した菌を殺菌する方法がとられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記した紫外
線により殺菌する方法によると、被照射物が複雑な形状
で、紫外線照射に際して、影の部分ができると、紫外線
が照射されない部分が発生し、十分な殺菌効果が得られ
ない欠点がある。また、過酸化水素等の薬剤を用いる殺
菌方法によると、薬剤が容器に残留する恐れがあり、ま
た使用後の薬剤の廃棄に費用がかかるという問題があ
る。また熱による方法では、紙やプラスチックなど熱に
弱い物には使用できない問題点があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑み発明したものであ
って、効率よく滅菌することができ、また薬剤等の残留
の心配がなく、さらに熱的影響を受けることがない電子
線照射装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために次の構成とする。つまり請求項1に記載の
発明は、回動する網目状コンベアーの照射部に対応して
複数の電子線照射器を配置し、また網目状コンベアーで
搬送される被照射物は下方と上方より個別に電子線照射
器により照射されるように構成してある。また回動する
網目状コンベアーは電子線により殺菌されるように構成
してある。
【0006】請求項1記載の電子線照射装置によると、
立体容器全体を効率よく滅菌することができ、また網目
状コンベアーも下方と上方より電子線により殺菌される
ので、網目状コンベアーの菌が被照射物に付着すること
はなく、効率よく滅菌することができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
電子線照射装置における網目状コンベアーの長手方向に
沿ってガイドを配置し、またガイドの一部は曲折して構
成し、搬送される被照射物が網目状コンベアー上で位置
を変え得るように構成してある。
【0008】請求項2に記載の発明によると、網目状コ
ンベアー上で位置が変わるので、網目状コンベアーの線
状体による影の部分で滅菌されない部分がなく、被照射
物の下面全体が滅菌されることとなる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1と請求
項2記載の電子線照射装置における網目状コンベアーの
照射部に対応して設けた電子線照射器と、網目状コンベ
アーの長手方向の一部に対応して設けたX線遮蔽用構造
物の一部に空孔を形成し、同空孔を透明性の鉛ガラスで
覆って構成してある。さらに同鉛ガラスに対応して、電
子線照射装置の内部点検機構を配置して構成してある。
【0010】請求項3に記載の発明によると、電子線照
射装置の内部の状態を点検し、常に所望の条件で滅菌す
ることができ、被照射物を効率よく滅菌することができ
る。
【0011】以下本発明を図1乃至図4について説明す
る。図1は本発明に係る電子線照射装置の正面図、図2
は本発明に係る電子線照射装置の平面図である。図3は
図2の一部拡大平面図、図4は図1の断面図である。図
において、1は回動する網目状コンベアーであって、例
えばステンレスでメッシュ状に構成してある。また同コ
ンベアー1の幅は例えば100mm程度に構成し、コン
ベアーのスピードは、1分間に5m程度に構成してあ
る。また同コンベアーの開口率は約50%程度に構成して
ある。2はコンベアー1の長手方向の上面に固定配置し
てなるガイドであって、一部に曲折部3を有して構成し
てある。同曲折部3を設けることにより、搬送される被
照射物4が網目状コンベアー1上で位置を変えることが
できる。同曲折部3は例えば約20度の角度に構成して
ある。
【0012】5はコンベアーの下部に配置してなる電子
線照射器であって、搬送される被照射物の下方より電子
線を照射するように構成してある。同電子線照射器5か
らは、例えば加速電圧110kVの電子線で照射され容
器の底面が滅菌される。また電子線照射器5はガイド2
の曲折部3に対応する位置に配置して構成してある。さ
らに回動する網目状コンベアーは電子線により殺菌され
るように構成してある。つまり網目状コンベアー1は電
子線照射器5の照射ゾーンを通過するように構成してあ
り、コンベアーを殺菌する。同電子線照射器5は、照射
ヘッド6と、電源収納部7と、照射ヘッドと電源収納部
を接続する接続体8を有して構成してある。
【0013】10はコンベアーの上部に配置してなる電
子線照射器であって、搬送される被照射物の上方より電
子線を照射するように構成してある。同電子線照射器1
0からは、例えば150kVの加速電圧で電子線照射を
行う。また網目状コンベアー1は電子線照射器10の照
射ゾーンを通過するように構成し、電子線照射器5と同
じようにコンベアーを滅菌する。11は走行するコンベ
アー1の一端部に配置してなるピッチ維持器であって、
搬送する被照射物4に所定の間隔が形成されるように構
成してある。例えば目薬容器を滅菌する場合、容器と容
器の間隔は例えば6mm程度に構成してある。容器と容
器の間に間隔を設けることにより、容器全体が電子線に
より効率よく滅菌される。
【0014】20は電子線照射器5と電子線照射器10
の前後で且つ被照射部の入口と出口付近に設けてなるタ
ーンテーブルである。このターンテーブル20によりX
線が装置の外部に漏れないように構成してある。つま
り、照射された電子が金属に当たるとX線が発生する
が、このX線は直進性があるためめ、X線遮蔽用構造物
(主に鉛)をクランク状に曲げ、X線を数回反射させる
ことで人体に無害な程度に減衰させるように形成してあ
る。21は倒瓶排出機構であって、倒れた被照射物4を
排出するように構成してある。
【0015】31は網目状コンベアーの長手方向の一部
に対応して設けたX線遮蔽板である。32は網目状コン
ベアーに対応して設けた電子線照射器とX線遮蔽板の所
望の箇所に設けた空孔であって、同空孔32は透明性の
鉛ガラス33で覆って構成してある。34は鉛ガラス3
3に対応して配置してなる電子線照射装置の内部点検機
構であって、例えば、赤外線検出器あるいは数値確認機
構等を配置して構成してある。また作業者が肉眼で電子
線照射装置の内部の状態を点検してもよい。
【0016】
【容器を滅菌する例】薬剤の注入された容器が、コン
ベアー1により所定の間隔を有して搬送され、ターンテ
ーブル20により、コンベアー1の搬送方向が変えら
れ、さらに電子線照射器5の位置まで搬送される。この
とき、搬送される被照射物4は曲折部3により網目状コ
ンベアー1の上部で位置が変えられ、被照射物4の底面
を含む下方全体に電子線が照射され滅菌される。 さらに被照射物4は、ピッチ維持器11により所定の
間隔が維持され、上方より電子線照射器10により電子
線が照射され容器は滅菌される。同装置によると、滅菌
保証である生菌率10−6まで滅菌することができる。
また電子線は回り込みがあるので、容器が立体物であっ
ても効果的に滅菌することができる。 また網目状コンベアー1の上部で倒れた被照射物は、
電子線により照射されない箇所があり得るので、倒瓶排
出機構21により網目状コンベアー1の外部に排出され
る。 また電子線により処理された被照射物は、次の工程に
搬送される。
【0017】
【発明の効果】上記した請求項1に記載の発明による
と、立体容器全体が、熱による悪影響を受けることな
く、さらに残留する薬剤はなく低コストで効率よく殺菌
することができる。また網目状コンベアーは下方と上方
より電子線により殺菌されるので、網目状コンベアーの
菌が被照射物に付着することはなく、効率よく被照射物
を滅菌することができる特別な効果がある。
【0018】上記した請求項2に記載の発明によると、
網目状コンベアーの上部で被照射物の移動するので、網
目状コンベアーの線状体による影の部分で殺菌されない
部分がなく、被照射物の下面全体が滅菌される効果があ
る。
【0019】上記した請求項3に記載の発明によると、
電子線照射装置の内部の状態を点検し、常に所望の条件
で滅菌することができるので、被照射物を効率よく滅菌
することができる特別な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子線照射装置の正面図。
【図2】本発明に係る電子線照射装置の平面図。
【図3】図2の一部拡大平面図。
【図4】図1の正面からの断面図。
【符号の説明】
1 網目状コンベアー 2 ガイド 3 曲折部 4 被照射物 5 電子線照射器 6 照射ヘッド 7 電源収納部 10 電子線照射器 11 ピッチ維持器 20 ターンテーブル 21 倒瓶排出機構 31 X線遮蔽板 32 空孔 33 鉛ガラス 34 内部点検機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21K 5/10 G21K 5/10 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動する網目状コンベアーの照射部に対応
    して複数の電子線照射器を配置し、また網目状コンベア
    ーで搬送される被照射物は下方と上方より個別に電子線
    照射器により照射されるように構成し、さらに回動する
    網目状コンベアーは電子線により殺菌されるように構成
    したことを特徴とする電子線照射装置。
  2. 【請求項2】網目状コンベアーの長手方向に沿ってガイ
    ドを配置し、またガイドの一部は曲折して構成し、搬送
    される被照射物が網目状コンベアー上で位置を変え得る
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の電子線
    照射装置。
  3. 【請求項3】網目状コンベアーの照射部に対応して設け
    た電子線照射器と、網目状コンベアーの長手方向の一部
    に対応して設けたX線遮蔽用構造物の一部に空孔を形成
    し、同空孔を透明性の鉛ガラスで覆い、さらに同鉛ガラ
    スに対応して、電子線照射装置の内部点検機構を配置し
    たことを特徴とする請求項1と請求項2記載の電子線照
    射装置。
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