JP2002308229A - 容器の殺菌方法及び殺菌装置 - Google Patents
容器の殺菌方法及び殺菌装置Info
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- JP2002308229A JP2002308229A JP2001118618A JP2001118618A JP2002308229A JP 2002308229 A JP2002308229 A JP 2002308229A JP 2001118618 A JP2001118618 A JP 2001118618A JP 2001118618 A JP2001118618 A JP 2001118618A JP 2002308229 A JP2002308229 A JP 2002308229A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子線を均一に照射できる容器の殺菌方法及
び殺菌装置を提供する。 【解決手段】 電子線照射装置２から容器３へ直進する
電子線５を、電磁気レンズ１１ａ〜１１ｃで偏向して容
器３の影になる部分に照射させることにより、直接電子
線５が照射される部分の照射量と、影になる部分に到達
する電子線５の照射量との比を小さくすることができ
る。このため、最小線量が増加するので、殺菌処理の信
頼性が向上し、最大線量を低減することができるので、
容器３の材質に対する悪影響を低減することができる。
び殺菌装置を提供する。 【解決手段】 電子線照射装置２から容器３へ直進する
電子線５を、電磁気レンズ１１ａ〜１１ｃで偏向して容
器３の影になる部分に照射させることにより、直接電子
線５が照射される部分の照射量と、影になる部分に到達
する電子線５の照射量との比を小さくすることができ
る。このため、最小線量が増加するので、殺菌処理の信
頼性が向上し、最大線量を低減することができるので、
容器３の材質に対する悪影響を低減することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の殺菌方法及
び殺菌装置に関する。
び殺菌装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の容器の殺菌方法を適用した
殺菌装置を示す概念図である。
殺菌装置を示す概念図である。
【０００３】同図に示す殺菌装置１は、電子線照射装置
２と、電子線照射装置２の電子線照射領域に殺菌すべき
空の容器３を（紙面に垂直な方向に）搬送する搬送手段
としてのコンベア４とで構成されている。
２と、電子線照射装置２の電子線照射領域に殺菌すべき
空の容器３を（紙面に垂直な方向に）搬送する搬送手段
としてのコンベア４とで構成されている。
【０００４】この殺菌装置１が作動すると、コンベア４
で搬送された容器３に電子線照射装置２から電子線５が
照射され、容器３が殺菌される。
で搬送された容器３に電子線照射装置２から電子線５が
照射され、容器３が殺菌される。
【０００５】ところで、ＰＥＴボトル等の本体の外径よ
り外形の小さい口部を有する容器を殺菌しようとする場
合、口部には電子線が強く照射されるのに対し、容器の
影の部分、すなわち側面や内壁には電子線が弱く照射さ
れ、照射ムラが生じることがある。電子線の照射ムラが
あると、過大な線量の部位では容器が変質する等の悪影
響を生じさせる。
り外形の小さい口部を有する容器を殺菌しようとする場
合、口部には電子線が強く照射されるのに対し、容器の
影の部分、すなわち側面や内壁には電子線が弱く照射さ
れ、照射ムラが生じることがある。電子線の照射ムラが
あると、過大な線量の部位では容器が変質する等の悪影
響を生じさせる。
【０００６】そこで、エネルギーの低い電子線を容器に
照射し、空気中の分子で散乱させることにより容器に均
一に電子線を照射させることが行われている。
照射し、空気中の分子で散乱させることにより容器に均
一に電子線を照射させることが行われている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直進す
る電子線に比べ、散乱される電子線の割合は低いので、
電子線のエネルギーや容器の形状によっては、容器表面
への電子の到達量にムラが出るおそれがある。このた
め、完全な殺菌効果を期待する場合、最小照射量の部位
でも殺菌効果が出るような線量を選択する必要があり、
容器の形状や材質に応じて個別に調整しなければならな
いという問題があった。
る電子線に比べ、散乱される電子線の割合は低いので、
電子線のエネルギーや容器の形状によっては、容器表面
への電子の到達量にムラが出るおそれがある。このた
め、完全な殺菌効果を期待する場合、最小照射量の部位
でも殺菌効果が出るような線量を選択する必要があり、
容器の形状や材質に応じて個別に調整しなければならな
いという問題があった。
【０００８】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、電子線を均一に照射できる容器の殺菌方法及び殺菌
装置を提供することにある。
し、電子線を均一に照射できる容器の殺菌方法及び殺菌
装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の容器の殺菌方法は、電子線を容器に照射して
容器を殺菌する容器の殺菌方法において、容器に電子線
を照射すると共に偏向器により電子線を偏向して容器の
影になる部分に電子線を照射させるものである。
に本発明の容器の殺菌方法は、電子線を容器に照射して
容器を殺菌する容器の殺菌方法において、容器に電子線
を照射すると共に偏向器により電子線を偏向して容器の
影になる部分に電子線を照射させるものである。
【００１０】上記構成に加え本発明の容器の殺菌方法
は、偏向器を電子線照射領域内の容器を包囲するように
複数配置すると共に、各偏向器の偏向強度及び偏向方向
を変化させてもよい。
は、偏向器を電子線照射領域内の容器を包囲するように
複数配置すると共に、各偏向器の偏向強度及び偏向方向
を変化させてもよい。
【００１１】上記構成に加え本発明の容器の殺菌方法
は、偏向器を電子線照射領域内の容器を包囲するように
配置すると共に、偏向器を電子線の照射方向に沿って揺
動させてもよい。
は、偏向器を電子線照射領域内の容器を包囲するように
配置すると共に、偏向器を電子線の照射方向に沿って揺
動させてもよい。
【００１２】上記構成に加え本発明の容器の殺菌方法
は、電子線のエネルギーを３０ｋｅＶ〜５００ｋｅＶの
低エネルギーとするのが好ましい。
は、電子線のエネルギーを３０ｋｅＶ〜５００ｋｅＶの
低エネルギーとするのが好ましい。
【００１３】本発明の容器の殺菌装置は、電子線を容器
に照射して容器を殺菌する容器の殺菌装置において、容
器に電子線を照射するための電子線照射装置と、電子線
照射装置の電子線照射領域内の容器を包囲するように配
置され容器の影になる部分に電子線を偏向して照射させ
る偏向器とを備えたものである。
に照射して容器を殺菌する容器の殺菌装置において、容
器に電子線を照射するための電子線照射装置と、電子線
照射装置の電子線照射領域内の容器を包囲するように配
置され容器の影になる部分に電子線を偏向して照射させ
る偏向器とを備えたものである。
【００１４】上記構成に加え本発明の容器の殺菌装置
は、偏向器を電子線照射領域内の容器を包囲するように
複数配置すると共に、各偏向器の偏向強度及び偏向方向
を変化させるようにしてもよい。
は、偏向器を電子線照射領域内の容器を包囲するように
複数配置すると共に、各偏向器の偏向強度及び偏向方向
を変化させるようにしてもよい。
【００１５】上記構成に加え本発明の容器の殺菌装置
は、偏向器を電子線に沿って揺動させる揺動機構を設け
てもよい。
は、偏向器を電子線に沿って揺動させる揺動機構を設け
てもよい。
【００１６】上記構成に加え本発明の容器の殺菌装置
は、電子線のエネルギーが３０ｋｅＶ〜５００ｋｅＶの
低エネルギーであるのが好ましい。
は、電子線のエネルギーが３０ｋｅＶ〜５００ｋｅＶの
低エネルギーであるのが好ましい。
【００１７】本発明によれば、電子線照射装置から容器
へ直進する電子線を、偏向器で偏向して容器の影になる
部分に照射させることにより、直接電子線が照射される
部分の照射量と、影になる部分に到達する電子線の照射
量との比を小さくすることができる。このため、最小線
量が増加するので、殺菌処理の信頼性が向上し、最大線
量を低減することができるので、容器の材質に対する悪
影響を低減することができる。
へ直進する電子線を、偏向器で偏向して容器の影になる
部分に照射させることにより、直接電子線が照射される
部分の照射量と、影になる部分に到達する電子線の照射
量との比を小さくすることができる。このため、最小線
量が増加するので、殺菌処理の信頼性が向上し、最大線
量を低減することができるので、容器の材質に対する悪
影響を低減することができる。
【００１８】ここで、本発明の容器の殺菌方法の原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【００１９】図２は本発明の容器の殺菌方法の原理図で
あり、磁場と電子軌道との関係を示している。横軸は電
子の進行方向を示すＺ軸であり、縦軸は磁界の強度軸で
ある。図３は釣鐘型の磁場を形成するためのコイルの外
観図である。
あり、磁場と電子軌道との関係を示している。横軸は電
子の進行方向を示すＺ軸であり、縦軸は磁界の強度軸で
ある。図３は釣鐘型の磁場を形成するためのコイルの外
観図である。
【００２０】偏向器としての電磁気レンズのＺ軸方向の
磁場強度（ＢZ ）が破線Ｌ０で示すような釣鐘型である
とする。この釣鐘型の磁場強度の強弱によって同一半径
ｒで入射した電子ｅ- でも軌道が異なる（例えば電子軌
道Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３）。釣鐘型の磁場強度を変えること
により、電子軌道Ｌ１〜Ｌ３を選択することができる。
この結果、電磁気レンズを集束レンズ（凸レンズ相当）
や発散レンズ（凹レンズ相当）として機能させることが
できる。
磁場強度（ＢZ ）が破線Ｌ０で示すような釣鐘型である
とする。この釣鐘型の磁場強度の強弱によって同一半径
ｒで入射した電子ｅ- でも軌道が異なる（例えば電子軌
道Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３）。釣鐘型の磁場強度を変えること
により、電子軌道Ｌ１〜Ｌ３を選択することができる。
この結果、電磁気レンズを集束レンズ（凸レンズ相当）
や発散レンズ（凹レンズ相当）として機能させることが
できる。
【００２１】釣鐘型の磁場強度を形成するには、例えば
図３に示すような空芯の環状コイル６を用いればよい。
尚、空芯の環状コイルにポールピースを設けてもよい。
図３に示すような空芯の環状コイル６を用いればよい。
尚、空芯の環状コイルにポールピースを設けてもよい。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【００２３】図１は本発明の容器の殺菌方法を適用した
殺菌装置の一実施の形態を示す概念図である。尚、図５
に示した従来例と同様の部材には共通の符号を用いた。
殺菌装置の一実施の形態を示す概念図である。尚、図５
に示した従来例と同様の部材には共通の符号を用いた。
【００２４】本殺菌装置１０は、容器（例えば空のＰＥ
Ｔボトル）３に低エネルギー（３０ｋｅＶ〜５００ｋｅ
Ｖ）の電子線５を照射する電子線照射装置２と、電子線
照射装置２の電子線照射領域にＰＥＴボトル３を搬送す
る搬送手段としてのコンベア４と、ＰＥＴボトル３が電
子線照射領域に搬送されてきた時にＰＥＴボトル３を覆
うように配置され、電子線照射装置２からの電子線５を
偏向してＰＥＴボトル３の影になる部分（例えば側壁）
に電子線５を照射させる偏向器としての複数（図では３
個であるが限定されない。）の電磁気レンズ１１ａ、１
１ｂ、１１ｃと、ＰＥＴボトル３の殺菌時にはＰＥＴボ
トル３を包囲し、ＰＥＴボトル３の搬送（搬入搬出）時
にはＰＥＴボトル３から離れるように電磁気レンズ１１
ａ〜１１ｃを昇降させる昇降機構１２とで構成されてい
る。
Ｔボトル）３に低エネルギー（３０ｋｅＶ〜５００ｋｅ
Ｖ）の電子線５を照射する電子線照射装置２と、電子線
照射装置２の電子線照射領域にＰＥＴボトル３を搬送す
る搬送手段としてのコンベア４と、ＰＥＴボトル３が電
子線照射領域に搬送されてきた時にＰＥＴボトル３を覆
うように配置され、電子線照射装置２からの電子線５を
偏向してＰＥＴボトル３の影になる部分（例えば側壁）
に電子線５を照射させる偏向器としての複数（図では３
個であるが限定されない。）の電磁気レンズ１１ａ、１
１ｂ、１１ｃと、ＰＥＴボトル３の殺菌時にはＰＥＴボ
トル３を包囲し、ＰＥＴボトル３の搬送（搬入搬出）時
にはＰＥＴボトル３から離れるように電磁気レンズ１１
ａ〜１１ｃを昇降させる昇降機構１２とで構成されてい
る。
【００２５】昇降機構１２は、例えば電磁気レンズ１１
ａ〜１１ｃにそれぞれ取り付けられたナット１３ａ〜１
３ｃと、各ナット１３ａ〜１３ｃに螺合する鉛直な送り
ネジ１４と、送りネジ１４を回転させるギヤードモータ
１５と、案内機構１６で構成されている。
ａ〜１１ｃにそれぞれ取り付けられたナット１３ａ〜１
３ｃと、各ナット１３ａ〜１３ｃに螺合する鉛直な送り
ネジ１４と、送りネジ１４を回転させるギヤードモータ
１５と、案内機構１６で構成されている。
【００２６】案内機構１６は各電磁気レンズ１１ａ〜１
１ｃにそれぞれ取り付けられた管状部材１７ａ〜１７ｃ
と、管状部材１７ａ〜１７ｃが摺動すると共に鉛直に配
置されたガイドロッド１８とで構成されている。
１ｃにそれぞれ取り付けられた管状部材１７ａ〜１７ｃ
と、管状部材１７ａ〜１７ｃが摺動すると共に鉛直に配
置されたガイドロッド１８とで構成されている。
【００２７】このような殺菌装置１０が作動すると、コ
ンベア４によりキャップの除去された空のＰＥＴボトル
３が電子線照射装置２の電子線照射領域に紙面に垂直な
方向に搬入され、コンベア４が停止する。コンベア４が
停止すると、昇降機構１２が作動して３個の電磁気レン
ズ１１ａ〜１１ｃが矢印１９ａ方向に降下してＰＥＴボ
トル３を包囲するように配置される。電子線照射装置２
から電子線５がＰＥＴボトル３に向かって照射されると
共に、各電磁気レンズ１１ａ〜１１ｃに個別に通電され
電子線５をそれぞれ偏向して、ＰＥＴボトル３の影にな
る部分に電子線５を照射させる（例えば電磁気レンズ１
１ａ、１１ｂを集束レンズとして機能させ、電磁気レン
ズ１１ｃを発散レンズとして機能させる。）。この結
果、偏向された電子線５がＰＥＴボトル３の影の部分と
影でない部分とに照射され、均一な殺菌が行われる。殺
菌処理が終了すると、電子線５の照射が停止し、昇降機
構１２が作動して電磁気レンズ１１ａ〜１１ｃが矢印１
９ｂ方向に上昇し、ＰＥＴボトル３が搬出される。
ンベア４によりキャップの除去された空のＰＥＴボトル
３が電子線照射装置２の電子線照射領域に紙面に垂直な
方向に搬入され、コンベア４が停止する。コンベア４が
停止すると、昇降機構１２が作動して３個の電磁気レン
ズ１１ａ〜１１ｃが矢印１９ａ方向に降下してＰＥＴボ
トル３を包囲するように配置される。電子線照射装置２
から電子線５がＰＥＴボトル３に向かって照射されると
共に、各電磁気レンズ１１ａ〜１１ｃに個別に通電され
電子線５をそれぞれ偏向して、ＰＥＴボトル３の影にな
る部分に電子線５を照射させる（例えば電磁気レンズ１
１ａ、１１ｂを集束レンズとして機能させ、電磁気レン
ズ１１ｃを発散レンズとして機能させる。）。この結
果、偏向された電子線５がＰＥＴボトル３の影の部分と
影でない部分とに照射され、均一な殺菌が行われる。殺
菌処理が終了すると、電子線５の照射が停止し、昇降機
構１２が作動して電磁気レンズ１１ａ〜１１ｃが矢印１
９ｂ方向に上昇し、ＰＥＴボトル３が搬出される。
【００２８】図４は本発明の容器の殺菌方法を適用した
殺菌装置の他の実施の形態を示す概念図である。
殺菌装置の他の実施の形態を示す概念図である。
【００２９】図１に示した殺菌装置との相違点は、電磁
気コイルを電子線の照射方向に沿って揺動させるように
した点である。
気コイルを電子線の照射方向に沿って揺動させるように
した点である。
【００３０】すなわち、本殺菌装置２０は、ＰＥＴボト
ル３に電子線５を照射するための電子線照射装置２と、
電子線照射装置２の電子線照射領域にＰＥＴボトル３を
搬送するコンベア４と、電子線照射領域に（紙面に垂直
な方向に）搬送されてきた時にＰＥＴボトル３を包囲す
るように配置され、電子線照射装置２からの電子線５を
偏向してＰＥＴボトル３の影になる部分に電子線５を照
射させる電磁気レンズ２１と、ＰＥＴボトル３が電子線
照射領域で停止する時にはＰＥＴボトル３を包囲するよ
うに電磁気レンズ２１を矢印２２ａ方向に降下させ、Ｐ
ＥＴボトル３の搬送（搬入搬出）時にはＰＥＴボトル３
から離れるように電磁気レンズ２１を矢印２２ｂ方向に
昇降させ、ＰＥＴボトル３の殺菌時には電磁気レンズ２
１を破線Ｌａで示す位置と破線Ｌｂで示す位置との間で
矢印２３方向に揺動させる昇降揺動機構２４とで構成さ
れている。
ル３に電子線５を照射するための電子線照射装置２と、
電子線照射装置２の電子線照射領域にＰＥＴボトル３を
搬送するコンベア４と、電子線照射領域に（紙面に垂直
な方向に）搬送されてきた時にＰＥＴボトル３を包囲す
るように配置され、電子線照射装置２からの電子線５を
偏向してＰＥＴボトル３の影になる部分に電子線５を照
射させる電磁気レンズ２１と、ＰＥＴボトル３が電子線
照射領域で停止する時にはＰＥＴボトル３を包囲するよ
うに電磁気レンズ２１を矢印２２ａ方向に降下させ、Ｐ
ＥＴボトル３の搬送（搬入搬出）時にはＰＥＴボトル３
から離れるように電磁気レンズ２１を矢印２２ｂ方向に
昇降させ、ＰＥＴボトル３の殺菌時には電磁気レンズ２
１を破線Ｌａで示す位置と破線Ｌｂで示す位置との間で
矢印２３方向に揺動させる昇降揺動機構２４とで構成さ
れている。
【００３１】昇降揺動機構２４は、例えば電磁気レンズ
２１に取り付けられたナット２５と、ナット２５に螺合
する鉛直な送りネジ２６と、送りネジ２６を回転させる
ギヤードモータ２７と、案内機構２８とで構成されてい
る。
２１に取り付けられたナット２５と、ナット２５に螺合
する鉛直な送りネジ２６と、送りネジ２６を回転させる
ギヤードモータ２７と、案内機構２８とで構成されてい
る。
【００３２】案内機構２８は電磁気レンズ２１に取り付
けられた管状部材２９と、管状部材２９が摺動すると共
に鉛直に配置されたガイドロッド３０とで構成されてい
る。
けられた管状部材２９と、管状部材２９が摺動すると共
に鉛直に配置されたガイドロッド３０とで構成されてい
る。
【００３３】このような殺菌装置２０も図１に示した殺
菌装置１０と同様の殺菌効果が得られる。
菌装置１０と同様の殺菌効果が得られる。
【００３４】尚、本実施の形態では偏向器として電磁気
コイルを用いて磁界偏向を行う場合で説明したが、本発
明はこれに限定されず、偏向板を用いて電界偏向を行う
ようにしてもよい。
コイルを用いて磁界偏向を行う場合で説明したが、本発
明はこれに限定されず、偏向板を用いて電界偏向を行う
ようにしてもよい。
【００３５】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【００３６】電子線を均一に照射できる容器の殺菌方法
及び殺菌装置の提供を実現することができる。
及び殺菌装置の提供を実現することができる。
【図１】本発明の容器の殺菌方法を適用した殺菌装置の
一実施の形態を示す概念図である。
一実施の形態を示す概念図である。
【図２】本発明の容器の殺菌方法の原理図である。
【図３】釣鐘型の磁場を形成するためのコイルの外観図
である。
である。
【図４】本発明の容器の殺菌方法を適用した殺菌装置の
他の実施の形態を示す概念図である。
他の実施の形態を示す概念図である。
【図５】従来の容器の殺菌方法を適用した殺菌装置を示
す概念図である。
す概念図である。
２ 電子線照射装置 ３ 容器（ＰＥＴボトル） ４ 搬送手段（コンベア） ５ 電子線 １１ａ〜１１ｃ 電磁気レンズ １２ 昇降機構 １６ 案内機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白川 秀忠 東京都江東区豊洲三丁目１番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 片岡 義経 東京都江東区豊洲三丁目１番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 打越 千恵子 東京都江東区豊洲三丁目１番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 Ｆターム(参考） 4C058 AA25 BB06 EE26 KK01 KK21 KK32 KK50
Claims (8)
- 【請求項１】 電子線を容器に照射して該容器を殺菌す
る容器の殺菌方法において、上記容器に上記電子線を照
射すると共に偏向器により上記電子線を偏向して上記容
器の影になる部分に上記電子線を照射させることを特徴
とする容器の殺菌方法。 - 【請求項２】 上記偏向器を電子線照射領域内の上記容
器を包囲するように複数配置すると共に、各偏向器の偏
向強度及び偏向方向を変化させる請求項１に記載の容器
の殺菌方法。 - 【請求項３】 上記偏向器を電子線照射領域内の上記容
器を包囲するように配置すると共に、上記偏向器を上記
電子線の照射方向に沿って揺動させる請求項１に記載の
容器の殺菌方法。 - 【請求項４】 上記電子線のエネルギーを３０ｋｅＶ〜
５００ｋｅＶの低エネルギーとする請求項１から３のい
ずれかに記載の容器の殺菌方法。 - 【請求項５】 電子線を容器に照射して該容器を殺菌す
る容器の殺菌装置において、容器に電子線を照射するた
めの電子線照射装置と、該電子線照射装置の電子線照射
領域内の上記容器を包囲するように配置され上記容器の
影になる部分に上記電子線を偏向して照射させる偏向器
とを備えたことを特徴とする容器の殺菌装置。 - 【請求項６】 上記偏向器を電子線照射領域内の上記容
器を包囲するように複数配置すると共に、各偏向器の偏
向強度及び偏向方向を変化させるようにした請求項５に
記載の容器の殺菌装置。 - 【請求項７】 上記偏向器を上記電子線に沿って揺動さ
せる揺動機構を設けた請求項５に記載の容器の殺菌装
置。 - 【請求項８】 上記電子線のエネルギーが３０ｋｅＶ〜
５００ｋｅＶの低エネルギーである請求項５から７のい
ずれかに記載の容器の殺菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001118618A JP4715018B2 (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 容器の殺菌方法及び殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001118618A JP4715018B2 (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 容器の殺菌方法及び殺菌装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002308229A true JP2002308229A (ja) | 2002-10-23 |
| JP4715018B2 JP4715018B2 (ja) | 2011-07-06 |
Family
ID=18968987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001118618A Expired - Fee Related JP4715018B2 (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 容器の殺菌方法及び殺菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4715018B2 (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007046213A1 (ja) * | 2005-10-18 | 2007-04-26 | Japan Ae Power Systems Corporation | 電子線照射方法、電子線照射装置および開口容器用電子線照射装置 |
| WO2007145561A1 (en) * | 2006-06-13 | 2007-12-21 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Method of sterilizing packages |
| US7520108B2 (en) | 2006-06-13 | 2009-04-21 | Tetra Laval Holdings & Finance Sa | Method of sterilizing packages |
| DE102008054110A1 (de) * | 2008-10-31 | 2010-05-06 | Khs Ag | Vorrichtung zum Sterilisieren eines Behälters |
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