JP2020018391A - 電子線殺菌装置及び電子線殺菌方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】開口部から容器に電子線を照射して容器内の全域を確実に殺菌する。【解決手段】電子線殺菌装置1は、プリフォーム3(容器)をグリッパ5で保持して搬送する搬送機構2と、殺菌区間Aに設けられてプリフォーム3に向けて電子線EBを照射する電子線照射機構4と、殺菌区間Aの搬送方向に沿って配置された一対の磁石6、6と、上昇端まで上昇された際に上記磁石6、6とプリフォーム3との間に挿入される左右一対のヨーク7、7を備えている。プリフォーム3が電子線EBを照射されながら殺菌区間Aを通過する際に、昇降機構8によってヨーク7、7が上昇端まで上昇されてプリフォーム3と一対の磁石6、6との間に挿入される。これにより、磁石6、6とヨーク7、7、によるプリフォーム3内の磁力線の流れが底部3bから開口部3aにわたって変更されて、電子線EBがプリフォーム3内の全域に確実に照射される。【選択図】 図3
Description
本発明は電子線殺菌装置及び電子線殺菌方法に関し、より詳しくは、容器の開口部に向けて電子線を照射して該容器内の全域を殺菌する電子線殺菌装置及び電子線殺菌方法に関する。
従来、容器の開口部から電子線を照射して容器の内部を殺菌するようにした電子線殺菌装置は公知である。
ところで、従来の電子線殺菌装置では、開口部が上方を向けた状態で搬送される容器に上方から電子線を照射して容器を殺菌する場合、電子線が150kVや300kV等のいわゆる低いエネルギーの場合には、容器の開口部から底までの距離が長いと容器の底に電子線が十分に照射されずに殺菌不良が生じていた。
そこで、照射する電子線のエネルギーを強くすれば容器の底にも充分に電子線を照射できるが、電子線のエネルギーが強いとその分だけ照射設備が大がかりとなる。また、容器の開口部付近は、電子線照射装置の照射窓に近い分だけ強いエネルギーを受けるので、変色や変形などが発生する恐れがあり、電子線を遮蔽する部材等も必要となる。
また、容器の側方に磁石を配置することによって、電子線に磁界の力を付与して電子線を容器の底に到達させる技術も存在する。その場合は、電子線は真っ直ぐ照射されるので、容器の底にも電子線が十分照射されることになるが、容器の側方部分には電子線が照射されにくくなり、殺菌不良となる恐れがある。
さらに、別の技術として、容器の搬送経路の両側に長さの異なる磁石を配置することによって磁力を異ならせ、容器の底を重点的に照射する区間と容器の胴部分を照射する区間を設けて、容器の全域を殺菌する技術も提案されている(例えば特許文献1)。
この特許文献1の装置において、複数の磁石を配置する場合、磁石間の干渉を避けるため、間隔をあけて磁石を配置することになるので、電子線の照射区間が長くなるという問題がある。また、磁石の長さも段階的に異ならせているので、容器の側方も段階的にしか電子線が照射されず、側方の全域は照射されず、殺菌漏れが生じるという問題があった。
そこで、照射する電子線のエネルギーを強くすれば容器の底にも充分に電子線を照射できるが、電子線のエネルギーが強いとその分だけ照射設備が大がかりとなる。また、容器の開口部付近は、電子線照射装置の照射窓に近い分だけ強いエネルギーを受けるので、変色や変形などが発生する恐れがあり、電子線を遮蔽する部材等も必要となる。
また、容器の側方に磁石を配置することによって、電子線に磁界の力を付与して電子線を容器の底に到達させる技術も存在する。その場合は、電子線は真っ直ぐ照射されるので、容器の底にも電子線が十分照射されることになるが、容器の側方部分には電子線が照射されにくくなり、殺菌不良となる恐れがある。
さらに、別の技術として、容器の搬送経路の両側に長さの異なる磁石を配置することによって磁力を異ならせ、容器の底を重点的に照射する区間と容器の胴部分を照射する区間を設けて、容器の全域を殺菌する技術も提案されている(例えば特許文献1)。
この特許文献1の装置において、複数の磁石を配置する場合、磁石間の干渉を避けるため、間隔をあけて磁石を配置することになるので、電子線の照射区間が長くなるという問題がある。また、磁石の長さも段階的に異ならせているので、容器の側方も段階的にしか電子線が照射されず、側方の全域は照射されず、殺菌漏れが生じるという問題があった。
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、開口部を有する容器を保持部材によって保持して搬送する搬送機構と、搬送機構によって殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、上記殺菌区間を搬送される容器を挟むように搬送方向に沿って配置された一対の磁石とを備えて、
上記殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線照射機構から電子線を照射するとともに、上記容器に上記磁石の磁力線を作用させて容器を殺菌するようにした電子線殺菌装置において、
上記保持部材によって保持された容器に対して、上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能に設けられ、上記容器と上記磁石との間に位置可能なヨークと、該ヨークを移動させる移動機構とを設け、
上記容器が殺菌区間を搬送される間に、上記移動機構によって上記ヨークを移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対し変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌するようにしたものである。
また、請求項2に記載した本発明は、開口部を有する容器を保持部材によって保持して搬送する搬送機構と、搬送機構によって殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、上記保持部材によって保持された容器を内部に収容する位置と収容しない位置とに上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能な筒状の磁石と、上記保持部材によって保持された容器を収容した状態の上記磁石と容器との間に上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能な筒状のヨークと、上記磁石を移動させる第1移動機構と、上記ヨークを移動させる第2移動機構とを備え、
上記殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線照射機構から電子線を照射するとともに、上記磁石内に容器が収容されている状態で、上記ヨークを上記容器に対して移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対し変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌するようにしたものである。
また、請求項4に記載した本発明は、容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、搬送される容器を挟むように搬送方向に沿って配置された一対の磁石と、容器と上記一対の磁石との間に位置可能なヨークとを備え、
容器の開口部に向けて電子線を照射するとともに、上記ヨークを上記容器と一対の磁石との間で上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対して変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌することようにしたものである。
さらに、請求項5に記載した本発明は、容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、容器を収容可能な筒状の磁石と、磁石と容器との間に位置可能な筒状のヨークとを備え、
容器の開口部に向けて電子線を照射するとともに、磁石の内部に容器を収容させた状態でヨークを容器と磁石との間で上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによるの磁力線の流れを容器に対して変更させることで容器内の全域にわたって電子線を照射させて、容器を殺菌するようにしたものである。
上記殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線照射機構から電子線を照射するとともに、上記容器に上記磁石の磁力線を作用させて容器を殺菌するようにした電子線殺菌装置において、
上記保持部材によって保持された容器に対して、上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能に設けられ、上記容器と上記磁石との間に位置可能なヨークと、該ヨークを移動させる移動機構とを設け、
上記容器が殺菌区間を搬送される間に、上記移動機構によって上記ヨークを移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対し変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌するようにしたものである。
また、請求項2に記載した本発明は、開口部を有する容器を保持部材によって保持して搬送する搬送機構と、搬送機構によって殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、上記保持部材によって保持された容器を内部に収容する位置と収容しない位置とに上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能な筒状の磁石と、上記保持部材によって保持された容器を収容した状態の上記磁石と容器との間に上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能な筒状のヨークと、上記磁石を移動させる第1移動機構と、上記ヨークを移動させる第2移動機構とを備え、
上記殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線照射機構から電子線を照射するとともに、上記磁石内に容器が収容されている状態で、上記ヨークを上記容器に対して移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対し変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌するようにしたものである。
また、請求項4に記載した本発明は、容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、搬送される容器を挟むように搬送方向に沿って配置された一対の磁石と、容器と上記一対の磁石との間に位置可能なヨークとを備え、
容器の開口部に向けて電子線を照射するとともに、上記ヨークを上記容器と一対の磁石との間で上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対して変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌することようにしたものである。
さらに、請求項5に記載した本発明は、容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、容器を収容可能な筒状の磁石と、磁石と容器との間に位置可能な筒状のヨークとを備え、
容器の開口部に向けて電子線を照射するとともに、磁石の内部に容器を収容させた状態でヨークを容器と磁石との間で上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによるの磁力線の流れを容器に対して変更させることで容器内の全域にわたって電子線を照射させて、容器を殺菌するようにしたものである。
このような構成によれば、容器が殺菌区間を搬送方向に移動されるのに伴って磁石とヨークによって容器内の磁力線の流れを容器の全域にわたって変更できるので、容器内の全域に電子線を満遍なく照射することができる。したがって、容器内の全域を電子線によって確実に殺菌することができる。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において、1はライン式の電子線殺菌装置であり、この電子線殺菌装置1は、搬送機構2によってプリフォーム3(容器)を搬送して殺菌区間Aを通過させながら電子線照射機構4によって上方側からプリフォーム3の開口部3aに向けて電子線EBを照射してプリフォーム3の内部を殺菌するようになっている。
電子線殺菌装置1の殺菌対象となるのは、開口部3aを有する樹脂製のプリフォーム3であり、このプリフォーム3は、上端が開口部3aとなり、下端は閉鎖された底部3bとなった細長い円筒状をしている。また、このプリフォーム3の上方側の外周部には、つば状の環状膨出部3cが形成されている。
本実施例においては、搬送機構2が備える保持部材としての各グリッパ5によって、プリフォーム3の環状膨出部3cの隣接下方側の外周部を保持し、かつ、環状膨出部3cを支持するようになっている。そのように各グリッパ5に把持されたプリフォーム3が殺菌区間Aを通過する際に電子線照射機構4から電子線EBが照射されるようになっている。なお、電子線殺菌装置1による殺菌対象は、ペットボトルに成形前のプリフォーム3であるが、殺菌対象としてはプリフォーム以外の開口部を有する樹脂製の容器であっても良い。
電子線殺菌装置1の殺菌対象となるのは、開口部3aを有する樹脂製のプリフォーム3であり、このプリフォーム3は、上端が開口部3aとなり、下端は閉鎖された底部3bとなった細長い円筒状をしている。また、このプリフォーム3の上方側の外周部には、つば状の環状膨出部3cが形成されている。
本実施例においては、搬送機構2が備える保持部材としての各グリッパ5によって、プリフォーム3の環状膨出部3cの隣接下方側の外周部を保持し、かつ、環状膨出部3cを支持するようになっている。そのように各グリッパ5に把持されたプリフォーム3が殺菌区間Aを通過する際に電子線照射機構4から電子線EBが照射されるようになっている。なお、電子線殺菌装置1による殺菌対象は、ペットボトルに成形前のプリフォーム3であるが、殺菌対象としてはプリフォーム以外の開口部を有する樹脂製の容器であっても良い。
電子線殺菌装置1は、プリフォーム3をグリッパ5によって保持して連続的に搬送する搬送機構2と、搬送機構2の搬送過程となる殺菌区間Aの上方側に配置された電子線照射機構4と、殺菌区間Aを通過するプリフォーム3を左右両側から挟むように搬送方向に沿って配置された一対の板状の磁石6、6と、グリッパ5毎にその下方側に配置されて、上記磁石6、6の内方側となる上昇端と磁石6、6よりも下方側となる下降端とに昇降される一対のヨーク7、7と、各一対のヨーク7、7を電子線照射機構4へ接近離隔する方向に移動可能とし、殺菌区間Aにおいて下降端から上昇端まで上昇させる昇降機構8(移動機構)を備えている。
また、電子線殺菌装置1は、供給位置Bにおいて殺菌前のプリフォーム3を搬送機構2の各グリッパ5に受け渡す供給ホイール11と、排出位置Cにおいて搬送機構2のグリッパ5から殺菌済みのプリフォーム3を受け取って下流側へ排出する排出ホイール12を備えている。供給ホイール11の隣接上流位置には、殺菌前のプリフォーム3を供給ホイール11に送り込むシュート13が配置されており、排出ステーホイール12の隣接下流位置には、殺菌済みのプリフォーム3をさらに下流側の機器へ受け渡す受け渡しホイール14が配置されている。
また、電子線殺菌装置1は、供給位置Bにおいて殺菌前のプリフォーム3を搬送機構2の各グリッパ5に受け渡す供給ホイール11と、排出位置Cにおいて搬送機構2のグリッパ5から殺菌済みのプリフォーム3を受け取って下流側へ排出する排出ホイール12を備えている。供給ホイール11の隣接上流位置には、殺菌前のプリフォーム3を供給ホイール11に送り込むシュート13が配置されており、排出ステーホイール12の隣接下流位置には、殺菌済みのプリフォーム3をさらに下流側の機器へ受け渡す受け渡しホイール14が配置されている。
搬送機構2は、所定距離を隔てて鉛直方向に軸支された一対の回転軸15、15と、各回転軸15、15の大径部に取り付けられた上下一対のスプロケット16、16と、相前後する多数の揺動部材17Aを順次揺動可能に連結して構成されるとともに、各回転軸15、15の大径部を囲繞して配置された無端状走行部材17と、無端状走行部材17の揺動部材17Aの外面に等ピッチで取り付けられた開閉機構18と、各開閉機構18によって開閉されてプリフォーム3を着脱自在に保持するグリッパ5と、各開閉機構18を取り付けた揺動部材17Aに鉛直方向に軸支された回転軸21と、各回転軸21の上下両端部に取り付けられて上記回転軸15,15の上下のスプロケット16、16と係合するローラ22、22とを備えている。
無端状走行部材17の隣接内方位置には、該無端状走行部材17に沿って無端状の支持部材23が固定して配置されており、無端状走行部材17における複数の揺動部材17Aの内面に設けられたローラ24が支持部材23に載置されている。これにより、無端状走行部材17とそれに設けた開閉機構18及びグリッパ5が所定高さに支持されるとともに、支持部材23に沿って細長い楕円状の移動軌跡を描いて循環走行できるようになっている。
回転軸15はモータ25によって回転されるようになっており、このモータ25は図示しない制御装置によって作動を制御されるようになっている。制御装置が上記モータ25を回転させると、回転軸15、15とスプロケット16、16を介して無端状走行部材17が矢印方向(図1の時計方向)に連続的に循環走行され、それに伴って各グリッパ5は所定高さに支持されたまま、供給位置B、殺菌区間A、排出位置Cを循環して移動するようになっている。各グリッパ5は開閉機構18によって開閉されるようになっており、制御装置は開閉機構18を介して各グリッパ5を所要の移動領域で開閉させるようになっている。
無端状走行部材17の隣接内方位置には、該無端状走行部材17に沿って無端状の支持部材23が固定して配置されており、無端状走行部材17における複数の揺動部材17Aの内面に設けられたローラ24が支持部材23に載置されている。これにより、無端状走行部材17とそれに設けた開閉機構18及びグリッパ5が所定高さに支持されるとともに、支持部材23に沿って細長い楕円状の移動軌跡を描いて循環走行できるようになっている。
回転軸15はモータ25によって回転されるようになっており、このモータ25は図示しない制御装置によって作動を制御されるようになっている。制御装置が上記モータ25を回転させると、回転軸15、15とスプロケット16、16を介して無端状走行部材17が矢印方向(図1の時計方向)に連続的に循環走行され、それに伴って各グリッパ5は所定高さに支持されたまま、供給位置B、殺菌区間A、排出位置Cを循環して移動するようになっている。各グリッパ5は開閉機構18によって開閉されるようになっており、制御装置は開閉機構18を介して各グリッパ5を所要の移動領域で開閉させるようになっている。
両回転軸15、15を挟んで供給位置A、排出位置Cとは反対側となる、無端状走行部材17の直線状の移動区間(搬送経路)の中央側が殺菌区間Aとして設定されている。そして、殺菌区間Aの上方側に電子線照射機構4が水平に配置されるとともに、殺菌区間Aにおける下方側に上記一対の磁石6、6が電子線照射機構4と対向させて配置されている。電子線照射機構4は、プリフォーム3を保持したグリッパ5が殺菌区間Aを通過する際に、プリフォーム3の開口部3aに向けて150kV〜300kVの電子線EBを照射するようになっている。
制御装置によってモータ25が作動されると、循環走行部材17が矢印方向に循環して移動されるとともに、供給ホイール11、排出ホイール12及び受け渡しホイール14も同期して矢印方向に回転されるようになっている。
すると、搬送機構2における開放状態の各グリッパ5が順次、供給位置Bを通過するので、供給位置Bにおいて供給ホイール11から各グリッパ5にプリフォーム3が供給される。供給位置Aでプリフォーム3が供給された各グリッパ5は直ちに開閉機構18によって閉鎖されるので、プリフォーム3における外周部がグリッパ5によって緩やかに保持されるとともに環状膨出部3cが支持されるようになっている。
その後、プリフォーム3を保持した各グリッパ5は順次下流側へ搬送されて殺菌区間Aを通過するようになっており、その際にグリッパ5に保持されたプリフォーム3の開口部3aに向けて電子線照射機構4から電子線EBが照射されるようになっている。後に詳述するが、その際には、昇降機構8によってヨーク7、7が下降端から上昇端まで上昇されて磁石6、6の内方側に位置するようになっており、それにともなって各一対の磁石6、6とヨーク7、7とからプリフォーム3内に作用する磁力線の流れを変更させることで、プリフォーム3の内部全域を確実に殺菌できるようになっている。
そして、殺菌区間Aを通過することで内部の殺菌が済んだプリフォーム3がグリッパ5によって排出位置Cまで搬送されると、該排出位置Cにおいてグリッパ5が開閉機構18によって開放される一方、排出ホイール12側の把持機構によって把持して取り出されてから下流側の受け渡しホイール14へ排出されるようになっている。
制御装置によってモータ25が作動されると、循環走行部材17が矢印方向に循環して移動されるとともに、供給ホイール11、排出ホイール12及び受け渡しホイール14も同期して矢印方向に回転されるようになっている。
すると、搬送機構2における開放状態の各グリッパ5が順次、供給位置Bを通過するので、供給位置Bにおいて供給ホイール11から各グリッパ5にプリフォーム3が供給される。供給位置Aでプリフォーム3が供給された各グリッパ5は直ちに開閉機構18によって閉鎖されるので、プリフォーム3における外周部がグリッパ5によって緩やかに保持されるとともに環状膨出部3cが支持されるようになっている。
その後、プリフォーム3を保持した各グリッパ5は順次下流側へ搬送されて殺菌区間Aを通過するようになっており、その際にグリッパ5に保持されたプリフォーム3の開口部3aに向けて電子線照射機構4から電子線EBが照射されるようになっている。後に詳述するが、その際には、昇降機構8によってヨーク7、7が下降端から上昇端まで上昇されて磁石6、6の内方側に位置するようになっており、それにともなって各一対の磁石6、6とヨーク7、7とからプリフォーム3内に作用する磁力線の流れを変更させることで、プリフォーム3の内部全域を確実に殺菌できるようになっている。
そして、殺菌区間Aを通過することで内部の殺菌が済んだプリフォーム3がグリッパ5によって排出位置Cまで搬送されると、該排出位置Cにおいてグリッパ5が開閉機構18によって開放される一方、排出ホイール12側の把持機構によって把持して取り出されてから下流側の受け渡しホイール14へ排出されるようになっている。
しかして、本実施例は、殺菌区間Aに一対の磁石6、6を配置するとともに、殺菌区間A内のプリフォーム3に電子線EBが照射される際に、プリフォーム3に対応する一対のヨーク7、7を昇降機構8により上昇端まで上昇させることで、プリフォーム3の内部全域を殺菌するようにしたことが特徴である。
すなわち、図2ないし図3に示すように、一対の板状の磁石6、6は、縦横の寸法と肉厚が同一の長方形となっており、これら一対の磁石6、6は搬送機構2の搬送経路を挟んで相互に対向させて所定高さに固定されている。磁石6、6の搬送方向に沿った長さは、殺菌位置Aを通過する一列で5個のプリフォーム3を左右両側から一度に挟み込む長さに設定されている(図1参照)。
また、磁石6、6における上端部6A,6A及び下端部6B、6Bは水平になっており、上端部6A、6Aは、グリッパ5に保持されて殺菌区間Aを通過するプリフォーム3の開口部3aよりも少し高い位置に位置している。また、磁石6、6の下端6B、6Bは、殺菌区間Aを通過するプリフォーム3の底部3bよりも少し下方側に位置している。これにより、殺菌区間Aを移動するプリフォーム3の上下方向の全域に、一対の磁石6、6の磁力が作用するようになっている。また、本実施例では、各磁石6、6は、その上端6AがN極となり、下端部6BがS極となっている。
すなわち、図2ないし図3に示すように、一対の板状の磁石6、6は、縦横の寸法と肉厚が同一の長方形となっており、これら一対の磁石6、6は搬送機構2の搬送経路を挟んで相互に対向させて所定高さに固定されている。磁石6、6の搬送方向に沿った長さは、殺菌位置Aを通過する一列で5個のプリフォーム3を左右両側から一度に挟み込む長さに設定されている(図1参照)。
また、磁石6、6における上端部6A,6A及び下端部6B、6Bは水平になっており、上端部6A、6Aは、グリッパ5に保持されて殺菌区間Aを通過するプリフォーム3の開口部3aよりも少し高い位置に位置している。また、磁石6、6の下端6B、6Bは、殺菌区間Aを通過するプリフォーム3の底部3bよりも少し下方側に位置している。これにより、殺菌区間Aを移動するプリフォーム3の上下方向の全域に、一対の磁石6、6の磁力が作用するようになっている。また、本実施例では、各磁石6、6は、その上端6AがN極となり、下端部6BがS極となっている。
次に、一対のヨーク7、7は、厚さと縦横の長さが同一の縦長の長方形をした鋼板からなり、各グリッパ5の下方側に配置されている。ヨーク7、7の下端部は、昇降部材27の上端となる水平部27Aに固定されており、昇降部材27の内方側となる側部には、スライダ28が固定されている。開閉機構18の下方側に位置する無端状走行部材17の揺動部材17Aには、支持部材29が鉛直方向に固定されており、その支持部材29に鉛直方向のガイドレール29Aが連結されている。
このガイドレール29Aに昇降部材27のスライダ28が昇降可能に係合されている。これにより、水平部27Aに固定された一対のヨーク7、7は鉛直方向に支持されるとともに、該ヨーク7、7と昇降部材27はガイドレール29Aに沿って昇降可能となっている。
ヨーク7の搬送方向の長さ(横の長さ)は、プリフォーム3における環状膨出部3Cよりも少し大きな寸法に設定されており、ヨーク7の上下方向寸法(縦の長さ)は、プリフォーム3の底部3cから上端の開口部3aの少し下方側に至る寸法に設定されている。水平部27Aに固定された一対のヨーク7、7が隔てた距離は、グリッパ5に保持されたプリフォーム3が余裕をもって通過できる寸法に設定されている。そして、殺菌区間Aにおいて昇降機構8により一対のヨーク7、7が下端部から上昇端まで上昇される際には、グリッパ5に保持されたプリフォーム3の外面と一対の磁石6、6との間にプリフォーム7、7が下方側から挿入されるようになっている(図3参照)。
昇降部材27の下端部には、カムフォロワ31が回転自在に取り付けられており、このカムフォロワ31は、殺菌区間Aにおけるグリッパ5の移動軌跡の下方側に配置されたカム32に載置されている。このカム32は、殺菌区間Aにおける搬送方向の上流端が最も高さが低くなり、そこから殺菌区間Aの搬送方向における下流の高さが徐々に高くなって下流端の高さが最も高くなっている(図3(a)〜図3(c)参照)。
本実施例においては、殺菌区間Aのみにカム32が配置されているので、殺菌区間A以外の領域では、昇降部材27とそれに設けられたヨーク7、7は、自重によって下降端に位置するようになっている。この下降端に位置した状態では、図3(a)の場合と同様に、ヨーク7、7は磁石6、6及びグリッパ5に保持されるプリフォーム3よりも下方側となる下降端に位置するようになっている。
他方、無端状走行部材17が走行されるのに伴って、プリフォーム3を保持したグリッパ5が殺菌区間Aを通過する際には、電子線殺菌機構4から下方側のプリフォーム3の開口部3aに向けて電子線EBが照射されるとともに、各グリッパ5に対応する一対のヨーク7、7がカム32とカムフォロワ31によって下降端から徐々に上昇端まで上昇される。これにより、ヨーク7、7が磁石6、6の下方側からそれらの内方側となる上昇端まで上昇されると同時に、プリフォーム3を搬送方向の左右両側から一対のヨーク7、7が挟み込んだ状態となる(図3(a)〜図3(c)参照)。
したがって、電子線EBを照射されつつ殺菌区間Aを通過するプリフォーム3内に作用する磁石6、6、とヨーク7、7の磁力線の流れは、プリフォーム3内に対して変更されるようになっている。すなわち、殺菌区間Aにおいてヨーク7、7の上端部7B、7Bがプリフォーム3の底部3bよりも低い区間では、図4(A)に示すように、磁力線の流れは磁石6、6の上端部6A、6Aから下端部6B、6Bとなり、電子線照射機構4から照射された電子線EBは磁力線の流れに誘導されてプリフォーム3の底部3bに向かって移動される。そして、ヨーク7、7の上端部7B、7Bが搬送されるプリフォーム3の底部3bよりも高い区間では、図4(B)に示すように、磁石6、6の上端部6A、6Aから底部6B、6Bに向かって流れる磁力線はその途中でヨーク7、7の上端部7B、7B付近に向かって流れが変更され、電子線照射機構4から照射された電子線EBは磁力線の流れに誘導されてプリフォーム3の側面を通ってヨーク7、7の上端部付近に向かって移動される。殺菌区間Aにおいてヨーク7、7の上端部7B、7Bの高さは搬送されるプリフォーム3の底部3bから開口部3a付近にわたって変更されるので、それに伴い、電子線EBも磁力線の流れに誘導されてプリフォーム3内の底部3bの位置から上方側の開口部3aの少し下方側の位置へと移動される。
そのため、殺菌区間Aを通過することにより、電子線EBが照射されるプリフォーム3内には、その底部3bから上端となる開口部3aまでの全域にわたって電子線EBが満遍なく確実に照射されるので、プリフォーム3の底部3bから側壁、及び開口部3aにわたる内部全域が満遍なく確実に殺菌されるようになっている。上記昇降部材27、カムフォロワ31、カム32によって昇降機構8が構成されている。
このガイドレール29Aに昇降部材27のスライダ28が昇降可能に係合されている。これにより、水平部27Aに固定された一対のヨーク7、7は鉛直方向に支持されるとともに、該ヨーク7、7と昇降部材27はガイドレール29Aに沿って昇降可能となっている。
ヨーク7の搬送方向の長さ(横の長さ)は、プリフォーム3における環状膨出部3Cよりも少し大きな寸法に設定されており、ヨーク7の上下方向寸法(縦の長さ)は、プリフォーム3の底部3cから上端の開口部3aの少し下方側に至る寸法に設定されている。水平部27Aに固定された一対のヨーク7、7が隔てた距離は、グリッパ5に保持されたプリフォーム3が余裕をもって通過できる寸法に設定されている。そして、殺菌区間Aにおいて昇降機構8により一対のヨーク7、7が下端部から上昇端まで上昇される際には、グリッパ5に保持されたプリフォーム3の外面と一対の磁石6、6との間にプリフォーム7、7が下方側から挿入されるようになっている(図3参照)。
昇降部材27の下端部には、カムフォロワ31が回転自在に取り付けられており、このカムフォロワ31は、殺菌区間Aにおけるグリッパ5の移動軌跡の下方側に配置されたカム32に載置されている。このカム32は、殺菌区間Aにおける搬送方向の上流端が最も高さが低くなり、そこから殺菌区間Aの搬送方向における下流の高さが徐々に高くなって下流端の高さが最も高くなっている(図3(a)〜図3(c)参照)。
本実施例においては、殺菌区間Aのみにカム32が配置されているので、殺菌区間A以外の領域では、昇降部材27とそれに設けられたヨーク7、7は、自重によって下降端に位置するようになっている。この下降端に位置した状態では、図3(a)の場合と同様に、ヨーク7、7は磁石6、6及びグリッパ5に保持されるプリフォーム3よりも下方側となる下降端に位置するようになっている。
他方、無端状走行部材17が走行されるのに伴って、プリフォーム3を保持したグリッパ5が殺菌区間Aを通過する際には、電子線殺菌機構4から下方側のプリフォーム3の開口部3aに向けて電子線EBが照射されるとともに、各グリッパ5に対応する一対のヨーク7、7がカム32とカムフォロワ31によって下降端から徐々に上昇端まで上昇される。これにより、ヨーク7、7が磁石6、6の下方側からそれらの内方側となる上昇端まで上昇されると同時に、プリフォーム3を搬送方向の左右両側から一対のヨーク7、7が挟み込んだ状態となる(図3(a)〜図3(c)参照)。
したがって、電子線EBを照射されつつ殺菌区間Aを通過するプリフォーム3内に作用する磁石6、6、とヨーク7、7の磁力線の流れは、プリフォーム3内に対して変更されるようになっている。すなわち、殺菌区間Aにおいてヨーク7、7の上端部7B、7Bがプリフォーム3の底部3bよりも低い区間では、図4(A)に示すように、磁力線の流れは磁石6、6の上端部6A、6Aから下端部6B、6Bとなり、電子線照射機構4から照射された電子線EBは磁力線の流れに誘導されてプリフォーム3の底部3bに向かって移動される。そして、ヨーク7、7の上端部7B、7Bが搬送されるプリフォーム3の底部3bよりも高い区間では、図4(B)に示すように、磁石6、6の上端部6A、6Aから底部6B、6Bに向かって流れる磁力線はその途中でヨーク7、7の上端部7B、7B付近に向かって流れが変更され、電子線照射機構4から照射された電子線EBは磁力線の流れに誘導されてプリフォーム3の側面を通ってヨーク7、7の上端部付近に向かって移動される。殺菌区間Aにおいてヨーク7、7の上端部7B、7Bの高さは搬送されるプリフォーム3の底部3bから開口部3a付近にわたって変更されるので、それに伴い、電子線EBも磁力線の流れに誘導されてプリフォーム3内の底部3bの位置から上方側の開口部3aの少し下方側の位置へと移動される。
そのため、殺菌区間Aを通過することにより、電子線EBが照射されるプリフォーム3内には、その底部3bから上端となる開口部3aまでの全域にわたって電子線EBが満遍なく確実に照射されるので、プリフォーム3の底部3bから側壁、及び開口部3aにわたる内部全域が満遍なく確実に殺菌されるようになっている。上記昇降部材27、カムフォロワ31、カム32によって昇降機構8が構成されている。
以上のように、本実施例によれば、殺菌区間Aに一対の磁石6、6を搬送方向に沿って配置するとともに、殺菌区間Aにおいて昇降機構8によりヨーク7、7を下降端から上昇端まで上昇させて磁石6、6の内側に位置させるようにしている。
そのため、容器としてのプリフォーム3が電子線EBを照射されつつ殺菌区間Aを通過する際には、プリフォーム3内に作用する磁力線の流れを底部3bから上端の開口部3aにわたって変更させることができる。それによって、プリフォーム3内の底部3bから開口部3aにわたる内部全域に電子線EBを満遍なく確実に照射することができる。
したがって、本実施例によれば、150kV〜300kVのエネルギーが弱い電子線EBを照射する一台の電子線照射機構4を用いているにも拘わらず、プリフォーム3内の全域を電子線EBによって確実に殺菌することができる。
そのため、容器としてのプリフォーム3が電子線EBを照射されつつ殺菌区間Aを通過する際には、プリフォーム3内に作用する磁力線の流れを底部3bから上端の開口部3aにわたって変更させることができる。それによって、プリフォーム3内の底部3bから開口部3aにわたる内部全域に電子線EBを満遍なく確実に照射することができる。
したがって、本実施例によれば、150kV〜300kVのエネルギーが弱い電子線EBを照射する一台の電子線照射機構4を用いているにも拘わらず、プリフォーム3内の全域を電子線EBによって確実に殺菌することができる。
次に、図5ないし図6は本発明の第2実施例としての回転式の電子線殺菌装置1を示したものである。この第2実施例は、上記第1の実施例の無端状走行部材17の代わりに回転体102を用いた搬送機構2となっており、回転体102の外周部の等間隔位置に上記図1と同様の図示しない開閉機構とグリッパ5が配置されている。
この第2実施例では、グリッパ5の下方側に、円筒状の磁石106と、同じく円筒状のヨーク107を配置してあり、それら磁石106とヨーク107を殺菌区間Aにおいて下降端から上昇端まで上昇させることにより、プリフォーム3を相対的に磁石6、ヨーク7内に収容させるようになっている。
この第2実施例では、回転体102とそれに配置されたグリッパ5と図示しない開閉機構によって搬送機構2が構成される。また、回転体102が回転される際のプリフォーム3の搬送経路が殺菌区間Aとなっており、そこに電子線EBを照射する電子線照射機構4が配置されている。
各グリッパ5の下方側に、円筒状をした磁石106とヨーク107が配置されている。磁石106は第1昇降機構141(第1移動機構)によって電子線照射機構4へ接近離隔する方向に移動可能な構成であり、上昇端と下降端とに昇降されるようになっている。また、ヨーク107は第2昇降機構142(第2移動機構)によって電子線照射機構4へ接近離隔する方向に移動可能な構成であり、上昇端と下降端とに昇降されるようになっている。
各グリッパ5に対応させて、回転体102の外周部には内外一対の支持部材143A、143Bが対向させて配置されている。支持部材143Aには、鉛直方向のガイドレール144が固定されるとともに、ガイドレール144の下方側にボールねじ145が回転自在に取り付けられている。このボールねじ145はサーボモータ146に連動して正逆に回転されるようになっており、サーボモータ146の作動は図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
円筒状となった磁石106は、昇降部材127の上端に鉛直方向に連結されており、昇降部材127に固定したスライダ128は、ガイドレール144に昇降自在に係合されている。昇降部材127の下端部にはナット部材147が固定されており、このナット部材147はボールねじ145に螺合している。
これにより、円筒状の磁石106は、その軸心が鉛直方向となるように支持されている。制御装置によってサーボモータ146が正逆に回転されることで、磁石106は、グリッパ5に保持されたプリフォーム3よりも下方側となる下降端と、プリフォーム3を内部に収容した状態となる上昇端とに昇降されるようになっている。
第1昇降機構141は、昇降部材127、ナット部材147、ボールねじ145、サーボモータ146、ガイドレール144及びスライダ128から構成されている。
円筒状となったヨーク107を昇降させる第2昇降機構142は、上記第1昇降機構141と同様に構成されている。つまり、ヨーク107は昇降部材127′の上端に鉛直方向に固定されており、昇降部材127′にスライダ128′が固定されるとともに、該スライダ128′は支持部材143Bのガイドレール144′に摺動自在に係合されている。昇降部材127′にはナット部材147′が固定されており、該ナット部材147′は、支持部材143Bに設けたボールねじ145′に螺合している。ボールねじ145′はサーボモータ146′によって正逆に回転されるようになっており、サーボモータ146′の作動は制御装置によって制御されるようになっている。
磁石106、ヨーク107の上下方向寸法(軸方向長さ)は、略同じ寸法であって、かつ、プリフォーム3の上下方向寸法(軸方向長さ)よりも少し長い寸法となっている。
磁石106及びヨーク107の直径は、上方側の開口からプリフォーム3が余裕をもって収容可能な寸法となっており、磁石106の直径はヨーク107の外径よりも少し大きな寸法となっている。そして、磁石106及びヨーク107は、グリッパ5に保持されたプリフォーム3と同一軸心上に位置するようになっている。
殺菌区間A以外のグリッパ5の移動区間では、両サーボモータ146、146′は作動されていないので、磁石106、ヨーク107は、グリッパ5に保持されるプリフォーム3よりも下方側となる下降端に位置している。
これに対して、プリフォーム3を保持したグリッパ5が殺菌区間Aを移動する際には、電子線照射機構4から電子線EBがプリフォーム3の開口部3aに照射されるとともに、該プリフォーム3の下方側に位置する第1昇降機構141のサーボモータ146と第2昇降機構142のサーボモータ146′が順次正転される。
これにより、先ず円筒状の磁石106が下降端から上昇端まで上昇されることで、該磁石106内にプリフォーム3が収容され、その直後に、円筒状のヨーク107が下降端から上昇端まで上昇されることで、磁石106の内面とプリフォーム3の外面との間にヨーク107が下方側から挿入される。
このように、磁石106とヨーク107が順次上昇端まで上昇されることにより、磁石106とヨーク107のプリフォーム3内に作用する磁力線の流れが、底部3bから開口部3aの近傍にわたって変更されるので、プリフォーム3内の全域に電子線EBが照射されるようになっている。
その他の構成は、上記第1の実施例と同じであり、第1の実施例と対応する各部材に同じ部材番号、或いは100を加算した部材番号を付している。このような構成の第2実施例においても、上述した第1の実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
この第2実施例では、グリッパ5の下方側に、円筒状の磁石106と、同じく円筒状のヨーク107を配置してあり、それら磁石106とヨーク107を殺菌区間Aにおいて下降端から上昇端まで上昇させることにより、プリフォーム3を相対的に磁石6、ヨーク7内に収容させるようになっている。
この第2実施例では、回転体102とそれに配置されたグリッパ5と図示しない開閉機構によって搬送機構2が構成される。また、回転体102が回転される際のプリフォーム3の搬送経路が殺菌区間Aとなっており、そこに電子線EBを照射する電子線照射機構4が配置されている。
各グリッパ5の下方側に、円筒状をした磁石106とヨーク107が配置されている。磁石106は第1昇降機構141(第1移動機構)によって電子線照射機構4へ接近離隔する方向に移動可能な構成であり、上昇端と下降端とに昇降されるようになっている。また、ヨーク107は第2昇降機構142(第2移動機構)によって電子線照射機構4へ接近離隔する方向に移動可能な構成であり、上昇端と下降端とに昇降されるようになっている。
各グリッパ5に対応させて、回転体102の外周部には内外一対の支持部材143A、143Bが対向させて配置されている。支持部材143Aには、鉛直方向のガイドレール144が固定されるとともに、ガイドレール144の下方側にボールねじ145が回転自在に取り付けられている。このボールねじ145はサーボモータ146に連動して正逆に回転されるようになっており、サーボモータ146の作動は図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
円筒状となった磁石106は、昇降部材127の上端に鉛直方向に連結されており、昇降部材127に固定したスライダ128は、ガイドレール144に昇降自在に係合されている。昇降部材127の下端部にはナット部材147が固定されており、このナット部材147はボールねじ145に螺合している。
これにより、円筒状の磁石106は、その軸心が鉛直方向となるように支持されている。制御装置によってサーボモータ146が正逆に回転されることで、磁石106は、グリッパ5に保持されたプリフォーム3よりも下方側となる下降端と、プリフォーム3を内部に収容した状態となる上昇端とに昇降されるようになっている。
第1昇降機構141は、昇降部材127、ナット部材147、ボールねじ145、サーボモータ146、ガイドレール144及びスライダ128から構成されている。
円筒状となったヨーク107を昇降させる第2昇降機構142は、上記第1昇降機構141と同様に構成されている。つまり、ヨーク107は昇降部材127′の上端に鉛直方向に固定されており、昇降部材127′にスライダ128′が固定されるとともに、該スライダ128′は支持部材143Bのガイドレール144′に摺動自在に係合されている。昇降部材127′にはナット部材147′が固定されており、該ナット部材147′は、支持部材143Bに設けたボールねじ145′に螺合している。ボールねじ145′はサーボモータ146′によって正逆に回転されるようになっており、サーボモータ146′の作動は制御装置によって制御されるようになっている。
磁石106、ヨーク107の上下方向寸法(軸方向長さ)は、略同じ寸法であって、かつ、プリフォーム3の上下方向寸法(軸方向長さ)よりも少し長い寸法となっている。
磁石106及びヨーク107の直径は、上方側の開口からプリフォーム3が余裕をもって収容可能な寸法となっており、磁石106の直径はヨーク107の外径よりも少し大きな寸法となっている。そして、磁石106及びヨーク107は、グリッパ5に保持されたプリフォーム3と同一軸心上に位置するようになっている。
殺菌区間A以外のグリッパ5の移動区間では、両サーボモータ146、146′は作動されていないので、磁石106、ヨーク107は、グリッパ5に保持されるプリフォーム3よりも下方側となる下降端に位置している。
これに対して、プリフォーム3を保持したグリッパ5が殺菌区間Aを移動する際には、電子線照射機構4から電子線EBがプリフォーム3の開口部3aに照射されるとともに、該プリフォーム3の下方側に位置する第1昇降機構141のサーボモータ146と第2昇降機構142のサーボモータ146′が順次正転される。
これにより、先ず円筒状の磁石106が下降端から上昇端まで上昇されることで、該磁石106内にプリフォーム3が収容され、その直後に、円筒状のヨーク107が下降端から上昇端まで上昇されることで、磁石106の内面とプリフォーム3の外面との間にヨーク107が下方側から挿入される。
このように、磁石106とヨーク107が順次上昇端まで上昇されることにより、磁石106とヨーク107のプリフォーム3内に作用する磁力線の流れが、底部3bから開口部3aの近傍にわたって変更されるので、プリフォーム3内の全域に電子線EBが照射されるようになっている。
その他の構成は、上記第1の実施例と同じであり、第1の実施例と対応する各部材に同じ部材番号、或いは100を加算した部材番号を付している。このような構成の第2実施例においても、上述した第1の実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、上記各実施例においては、保持部材としてのグリッパ5によって開口部3aが上方を向くようにプリフォーム3を保持し、電子線照射機構4により上方側からプリフォーム3の開口部3aに向けて電子線EBを照射しているが、図7に示すように、開口部3aを横に向けた状態で搬送されるプリフォーム3の場合には、プリフォーム3の開口部3aに向けて側方から電子線EBを照射するように電子線照射機構4を配置する。なお、開口部3aを下方に向けた状態で搬送されるプリフォーム3に対しては下方から電子線EBを照射するように電子線照射機構4を配置すれば良い。
また、図2に想像線で示すように、上記各実施例において、殺菌区間A内の所定高さに搬送方向に沿って摺動バー20を配置して、グリッパ5に保持されたプロフォーム3の外面に摺動バー20を接触させることで、プリフォーム3を自転させるようにしても良い。この回転手段として摺動バー20を設けることで、プリフォーム3が自転されながら殺菌区間Aを移動されることになるので、電子線EBによるプリフォーム3殺菌が迅速でより一層確実なものとなる、なお、回転手段としては摺動バー20の構成に限るものではなく、各グリッパにサーボモーターやカム機構などの回転機構を設けるなど他の構成を採用しても良い。
さらに、上記各実施例では、殺菌区間Aを連続搬送されるプリフォーム3に電子線EBを照射して殺菌していたが、プリフォーム3を間欠搬送してプリフォーム3の停止時にヨーク7を上昇させつつ電子線EBを照射しても良い。なお、その場合は磁石106やヨーク7、107を搬送機構2に設ける必要は無く、殺菌区間Aにおけるプリフォーム3の停止位置に配置しても良い。
また、殺菌する容器はプリフォーム3に限るものではなく、他の形状の容器であっても良い。
また、図2に想像線で示すように、上記各実施例において、殺菌区間A内の所定高さに搬送方向に沿って摺動バー20を配置して、グリッパ5に保持されたプロフォーム3の外面に摺動バー20を接触させることで、プリフォーム3を自転させるようにしても良い。この回転手段として摺動バー20を設けることで、プリフォーム3が自転されながら殺菌区間Aを移動されることになるので、電子線EBによるプリフォーム3殺菌が迅速でより一層確実なものとなる、なお、回転手段としては摺動バー20の構成に限るものではなく、各グリッパにサーボモーターやカム機構などの回転機構を設けるなど他の構成を採用しても良い。
さらに、上記各実施例では、殺菌区間Aを連続搬送されるプリフォーム3に電子線EBを照射して殺菌していたが、プリフォーム3を間欠搬送してプリフォーム3の停止時にヨーク7を上昇させつつ電子線EBを照射しても良い。なお、その場合は磁石106やヨーク7、107を搬送機構2に設ける必要は無く、殺菌区間Aにおけるプリフォーム3の停止位置に配置しても良い。
また、殺菌する容器はプリフォーム3に限るものではなく、他の形状の容器であっても良い。
1‥電子線殺菌装置 2‥搬送機構
3‥プリフォーム(容器) 3a‥開口部
4‥電子線照射機構 5‥グリッパ(保持部材)
6、106‥磁石 7、107‥ヨーク
8‥昇降機構(移動機構)
141‥第1昇降機構(第1移動機構)
142‥第2昇降機構(第2移動機構) A‥殺菌区間
3‥プリフォーム(容器) 3a‥開口部
4‥電子線照射機構 5‥グリッパ(保持部材)
6、106‥磁石 7、107‥ヨーク
8‥昇降機構(移動機構)
141‥第1昇降機構(第1移動機構)
142‥第2昇降機構(第2移動機構) A‥殺菌区間
Claims (5)
- 開口部を有する容器を保持部材によって保持して搬送する搬送機構と、搬送機構によって殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、上記殺菌区間を搬送される容器を挟むように搬送方向に沿って配置された一対の磁石とを備えて、
上記殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線照射機構から電子線を照射するとともに、上記容器に上記磁石の磁力線を作用させて容器を殺菌するようにした電子線殺菌装置において、
上記保持部材によって保持された容器に対して、上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能に設けられ、上記容器と上記磁石との間に位置可能なヨークと、該ヨークを移動させる移動機構とを設け、
上記容器が殺菌区間を搬送される間に、上記移動機構によって上記ヨークを移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対し変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌することを特徴とする電子線殺菌装置。 - 開口部を有する容器を保持部材によって保持して搬送する搬送機構と、搬送機構によって殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、上記保持部材によって保持された容器を内部に収容する位置と収容しない位置とに上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能な筒状の磁石と、上記保持部材によって保持された容器を収容した状態の上記磁石と容器との間に上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動可能な筒状のヨークと、上記磁石を移動させる第1移動機構と、上記ヨークを移動させる第2移動機構とを備え、
上記殺菌区間を搬送される容器の開口部に向けて電子線照射機構から電子線を照射するとともに、上記磁石内に容器が収容されている状態で、上記ヨークを上記容器に対して移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対し変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌することを特徴とする電子線殺菌装置。 - 上記保持部材に保持された容器を回転させる回転手段を設け、上記保持部材に保持された容器を回転手段で回転させながら容器に電子線を照射することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子線殺菌装置。
- 容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、搬送される容器を挟むように搬送方向に沿って配置された一対の磁石と、容器と上記一対の磁石との間に位置可能なヨークとを備え、
容器の開口部に向けて電子線を照射するとともに、上記ヨークを上記容器と一対の磁石との間で上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによる磁力線の流れを容器に対して変更させることで電子線を容器内の全域にわたって照射させて、容器を殺菌することを特徴とする電子線殺菌方法。 - 容器の開口部に向けて電子線を照射する電子線照射機構と、容器を収容可能な筒状の磁石と、磁石と容器との間に位置可能な筒状のヨークとを備え、
容器の開口部に向けて電子線を照射するとともに、磁石の内部に容器を収容させた状態でヨークを容器と磁石との間で上記電子線照射機構へ接近離隔する方向に移動させることにより、上記容器内に作用する磁石とヨークによるの磁力線の流れを容器に対して変更させることで容器内の全域にわたって電子線を照射させて、容器を殺菌することを特徴とする電子線殺菌方法。
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