JP6154084B1 - 電子線殺菌装置及び電子線殺菌方法 - Google Patents
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Abstract
Description
容器又はプリフォームの殺菌には、過酢酸・過酸化水素といった薬液や紫外線照射が用いられているが、近年、紫外線よりも殺菌力に勝る電子線照射による殺菌技術が検討されている。
電線線照射による殺菌を確実に行うには、容器の全体に電子線をむらなく照射することが必要となる。ところが、グリッパと称される保持具またはグリッパで掴んだままで容器を搬送する過程で電子線を照射すると、保持している部分への電子線の照射が不十分になる。容器がプラスチックボトルの場合、通常、キャップが取り付けられるネック部(又は首部)がグリッパで保持されるので、グリッパに隠れる部位の線量が不足し、または、電子線が照射されない部位がある。
また、特許文献2は、プリフォームの半側面に第1外面照射装置(42)により電子線を照射するとともに、プリフォームの残りの半側面に第2外面照射装置(43)により電子線を照射する。プリフォームは、第1外面照射装置により電子線が照射される領域から第2外面照射装置により電子線が照射される領域に移行する際に、グリッパによるプリフォームの受け渡しがなされる。
また、特許文献2の提案は、スターホィールと称される回転体を用いてプリフォームを搬送しているので、受け渡す側のグリッパ、及び、受け渡される側のグリッパの双方において、回転体の周方向の両端においてプリフォームはグリッパに把持される。したがって、プリフォームを半側面ずつ殺菌処理したとしても、グリッパの把持部分には電子線が届かない恐れがある。
電子線の殺菌対象物である容器を、グリッパに対して軸線周りに回転させれば、グリッパで隠れる部位をなくすことができるが、容器を回転させるための機構が必要になるので、装置のコストアップにつながるとともに、装置の占有スペースが広くなる。
そこで本発明は、殺菌対象物を回転させる機構を設けることなく、グリッパによる電子線の未照射領域をなくすことのできる電子線殺菌装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、掴み換えの前にグリッパで把持されていたために電子線が照射されなかった部位にも、掴み換えの後には電子線を照射ができるので、電子線が照射されない部位を生じさせない。
このように、殺菌対象物をバッチ処理により殺菌し、かつ、直線状の搬送路を搬送することにより、スターホイールを用いた回転式の搬送装置を用いるのに比べて、装置構成を簡易にできる。また、この本発明によれば、グリッパにより把持されたプリフォームが直線状の搬送経路を搬送される過程で電子線を照射すれば足りるので、プリフォームを軸線周りに回転させる機構を設ける必要がない。
また、本発明において、第一グリッパ及び第二グリッパは、それぞれが、一列に並ぶ所定数の殺菌対象物を把持していることが好ましい。本発明において、第一グリッパ及び第二グリッパの一方又は双方が、複数の殺菌対象物の並ぶ方向と直交する方向に相対的に近づくことで、掴み換え位置において、第一グリッパから第二グリッパに殺菌対象物の掴み換えが行われる。
このように、一列に並べられた殺菌対象物を、第一グリッパ及び第二グリッパにより掴み換えをするものとすれば、殺菌対象物が複数列に並んでいる場合に比べて、掴み換えのための第一グリッパ及び第二グリッパの構成を容易にできる。
そうすれば、掴み換えの前にグリッパで把持されていたために電子線が照射されなかった部位にも、掴み換えの後には電子線を照射ができるので、掴み換えの前後を通じて電子線が照射されない部位が生じない。
電子線は、空気中で散乱、減衰が生じるために、電子線を必要な部位まで到達させることができないおそれがある。そこで、照射領域を減圧雰囲気にすることで、例えば容器の底まで電子線を到達させて、殺菌の効果を十分に享受する。
例えば、殺菌対象物がプリフォームの場合には、後室から搬送された先で、プリフォームよりも寸法の大きい容器に成形されるが、この容器の寸法に合わせて、搬送された時点で殺菌対象物を把持するピッチを拡げる。
このように、第一グリッパ及び第二グリッパともに、言うなれば三点支持の構造にすることにより、殺菌対象物を隠す部位を少なくできる。このような三点支持の構造は、スターホイールを用いた回転式の搬送装置のグリッパに適用するのは困難であるが、直線状の搬送経路を移動するグリッパには容易に適用できる。
本発明の電子線殺菌方法において、上述した電子線殺菌装置における好ましい手段を適用できる。
ブロー成形装置1は、殺菌部20においてプリフォームPFの内周面及び外周面の全体に電子線を漏れなく照射できるところに特徴を有している。以下、ブロー成形装置1の各構成を説明する。
なお、図1において、プリフォームPF及び容器Bは搬送方向Fに沿って搬送され、また、本実施形態において、上流U及び下流Lは、プリフォームPF又は容器Bの搬送方向Fを基準にして定義される。また、搬送方向Fに直交する方向を、幅方向Wという。さらに、搬入部10、殺菌部20及び成形部40を通じて、プリフォームPFは、図2に示すように、口部(PF1)が鉛直方向の上側に配置される正立状態で搬送及び処理がなされるものとする。プリフォームPFから成形される容器Bも同様である。
搬入部10は、図示を省略する加熱装置により成形部40における成形に適した温度に加熱されたプリフォームPFを、殺菌部20に搬入する。
搬入部10は、図1に示すように、例えば時計回りに回転(R)される回転体11と、一端が回転体11に掛け回され、他端が図示を省略する回転体に掛け回された無端状の搬送手段である搬送ベルト13と、搬送ベルト13で所定位置まで搬送されるプリフォームPFを受け取るとともに、殺菌部20まで搬送する搬送手段15と、を備えている。
殺菌部20は、搬入されたプリフォームPFに、大気圧より減圧された雰囲気下において電子線を照射することにより、その内周面及び外周面を殺菌する。
殺菌部20は、図1に示すように、プリフォームPFが搬入される前室21と、下流Lの側で前室21に隣接し、搬入されたプリフォームPFに電子線が照射される照射室23と、照射室23で電子線が照射されたプリフォームPFが搬送される後室25と、を備える。
前室21、照射室23及び後室25の間には、プリフォームPFが通過するための、図示を省略する開閉扉が設けられている。
第一搬送手段27は、前室21と照射室23に亘って設けられる。第一搬送手段27は、図1(a),(b)に示すように、前室21の内部の位置P21において搬入部10の搬送手段15からプリフォームPFを受け取り、照射室23の内部の位置P23までプリフォームPFを搬送する。なお、位置P21、位置P23などは、図1(b)に示してある。
グリッパ群27Cは、走行台車27Bに対して、幅方向Wに進退移動することができる。この進退は、第二径路L2から第一径路L1に向けた移動、第一径路L1から第二径路L2に向けた移動を意味する。グリッパ群27Cの進退は、搬送手段15からのプリフォームPFの受け取り、及び、照射室23の第二搬送手段29へのプリフォームPFの受け渡しのために行われる。この進退動作は、グリッパ群29Cが進退することでグリッパ群27Cに近づくようにしてもよいし、グリッパ群27Cとグリッパ群29Cの双方が進退して近づくようにしてもよい。
に、照射室23の内部に電子線発生装置24を備えている。
電子線発生装置24は、図2に示すように、プリフォームPFの上方から電子線EBを照射する上部照射部24Aと、プリフォームPFの下方から電子線EBを照射する下部照射部24Bと、を備えている。上部照射部24Aは、主にプリフォームPFの内周面を殺菌することを目的として設けられ、下部照射部24Bは、主にプリフォームPFの外周面を殺菌することを目的として設けられる。上部照射部24Aから照射された電子線EBがプリフォームPFの内部に進入し、かつ、その底面まで到達できるようにするために、照射室23の内部は所定の真空度まで減圧される。
上部照射部24A及び下部照射部24Bは、電子線EBを照射する向きが異なるだけで、同じ仕様を有していてもよいし、例えば、上部照射部24Aから出射される電子線EBの強度を下部照射部24Bより強くするというように異なる仕様を有していてもよい。
また、図2(a)に示すように、電子線照射領域EAの幅方向Wについては、第一搬送手段27から第二搬送手段29にプリフォームPFの受け渡しがなされる距離よりも長く設定される。
以上の通りであるから、殺菌部20によれば、第一搬送手段27から第二搬送手段29にプリフォームPFが受け渡されるグリッパ群27Cからグリッパ群29Cへの掴み換えの位置及びその前後において、バッチ処理されるプリフォームPFに電子線EBを継続して照射することができる。
以上のとおりであるから、殺菌部20において、バッチ処理されるプリフォームPFのそれぞれの各部位は、電子線発生装置24から電子線EBを均等に照射される。
成形部40は、殺菌部20で電子線照射による殺菌処理が施されたプリフォームPFを容器Bに成形する。
成形部40は、図1(a)に示すように、成形に必要な適正な温度に加熱されているプリフォームPFが挿入される一対の成形用金型41と成形用金型43を備える。成形部40は、成形用金型41,43に保持されたプリフォームPFの内部に、図示を省略する供給源から、ブロー成形用の気体を吹付けて容器Bに延伸ブロー成形する。
第四搬送手段45は、成形部40と成形部40よりも下流Lの所定領域に亘って設けられる。第四搬送手段45は、位置P41において成形された容器Bを受け取り、成形部40よりも下流の位置P43まで容器Bを搬送する。
次に、図3〜図6を参照して、ブロー成形装置1の動作について説明する。
搬入部10の搬送ベルト13により所定位置まで搬送されたプリフォームPF(図3(a))は、搬送手段15に把持されて、殺菌部20の前室21に搬送される。これらの複数のプリフォームPFを第一群とする。搬送手段15は、位置P21で待機する走行台車27Bの前まで、第一群のプリフォームPFを搬送する(図3(b))。この搬送は、第一径路L1に沿って行われる。
第一搬送手段27は、待機していたグリッパ群27Cが搬送手段15に向けて前進し、かつ、搬送手段15が保持しているプリフォームPFをグリッパ群27Cが受け取る(図3(c))。
位置P24も電子線照射領域EAにあるために、位置P24まで搬送されたプリフォームPFは、第一径路L1から第二径路L2に移動する間にわたって、電子線の照射を受けて殺菌処理がなされる。
走行台車29Bは、位置P25まで移動すると、位置P26で待機している第三搬送手段31の走行台車31Bに向けて前進し、グリッパ群29Cから走行台車31Bのグリッパ群31CにプリフォームPFを受け渡す(図5(b))。
走行台車31Bは、グリッパ群31CがプリフォームPFを受け取ると、位置P26から成形部40の位置P41まで移動する(図5(c))。この移動により、プリフォームPFは殺菌部20の後室25から退室して、ブロー成形に供される。
容器Bを把持した走行台車45Bは、下流側の位置P43まで容器Bを搬送してから、図示を省略する搬送手段に容器Bを受け渡し、その後、成形用金型41の前の位置P42に戻る(図6(b),(c))。走行台車45Bは、この位置で、後続の第二群のプリフォームPFが位置P41に搬送されるのを待ち受けている(図6(d))。
ブロー成形装置1の殺菌部20は、グリッパ群27Cで把持されていたプリフォームPFが、グリッパ群29Cの受け渡しに伴う掴み換えの最中及びその前後において電子線照射領域EAに置かれる。
したがって、本実施形態によれば、掴み換えの前にグリッパ群27Cで把持されていたために電子線が照射されなかった部位にも、掴み換えの後には電子線を照射ができるので、掴み換えの前後を通じて電子線が照射されない部位を生じさせない。しかも本実施形態は、受け渡しに関わるグリッパ群27C及びグリッパ群29Cにより直線上を搬送されるプリフォームPFに電子線を照射すればよいので、プリフォームPFを軸線周りに回転させる機構を設ける必要がない。
殺菌部20は、電子線および電子線の照射によって生じるX線の外部への漏洩を防ぐための遮蔽構造が必要であるが、スターホィールによる回転式の搬送装置に比べて、遮蔽の構造を簡易なものにできる。
このように、本実施形態は、バッチ式のグリッパ群27C,グリッパ群29Cが直線上を移動するので、スターホィールによる回転式の搬送装置を用いるのに比べて、搬送機構を簡易にできる。
したがって、特に、上部照射部24Aから照射される電子線EBは、プリフォームPFの内部に進入してその底部PF2の内周面に達することができるので、プリフォームPFの内周面を漏れなく殺菌することができる。
したがって、殺菌部20を通過してからプリフォームPFの把持ピッチを拡げるスペースを設ける必要がないので、本実施形態によれば、省スペースなブロー成形装置1を実現できる。
したがって、プリフォームPFの外周面及び内周面を、ムラなく電子線を照射できる。なお、プリフォームPFの口部が下を向く倒立の状態で処理されたとしても、同様の効果を奏することができる。
ここで説明するグリッパGは、図7及び図8に示すように、例えばグリッパ群27Cを構成するグリッパGをグリッパ100とし、グリッパ群29Cを構成するグリッパGをグリッパ200とする。つまり、グリッパ100とグリッパ200は対をなし、殺菌部20において、グリッパ100に把持されるプリフォームPFはグリッパ200に受け渡されることで、プリフォームPFの掴み換えがなされる。
グリッパ100は、揺動軸103,104が鉛直方向の下側に、また、把持爪105,106,107が鉛直方向の上側になるように配置され、アーム101とアーム102の間に配置されるプリフォームPFを把持する。この把持は、図7(a)及び図8(a)に示すように、プリフォームPFを基準にして、一方の側から把持爪105,106で把持し、他方の側から把持爪107で把持する。三つの把持爪105,106,107は、図8(a),(b)に示すように、プリフォームPFの円周方向に均等な角度をもって配置されている。
アーム201は、揺動軸203よりも上側の上部アーム201Aに、その先端部にカムピン208が固定されており、揺動軸203よりも下側の下部アーム201Bの先端部に把持爪205を備える。また、アーム202は、揺動軸204よりも上側の上部アーム202Aに、その先端部にカムピン209が固定されており、揺動軸204よりも下側の下部アーム202Bの先端部に二つの把持爪206,207を備える。グリッパ200は、揺動軸203,204が鉛直方向の上側に、また、把持爪105,106,107が鉛直方向の下側になるように配置され、アーム201とアーム202の間に配置されるプリフォームPFを把持する。
駆動カム211は、カム板212と、カム板212に形成される一対のカム溝214,215を備える。カム板212は、図示を省略するアクチュエータにより昇降運動する。カム溝214,215には、それぞれ、上部アーム201Aのカムピン208、下部アーム202Bのカムピン209が挿入されている。
駆動カム211が、最上位(図7(b)の左側)にあるときは、下部アーム201Bの把持爪205と下部アーム202Bの把持爪206,207により、プリフォームPFを把持し、最下位(図7(b)の右側)にあるときは、プリフォームPFの把持が開放される。
この把持は、図7(a)及び図8(b)に示すように、プリフォームPFを中心にして、一方の側から把持爪205で把持し、他方の側から把持爪206,207で把持する。三つの把持爪205,206,207は、図8(b),(c)に示すように、プリフォームPFの円周方向に均等な角度をもって配置されている。
したがって、グリッパ100の把持爪105,106,107とグリッパ200の把持爪205,206,207は、図8(b)に示すように、緩衝することなく、プリフォームPFの掴み換えを行うことができる。しかも、グリッパ100の把持爪105,106,107とグリッパ200の把持爪205,206,207は、プリフォームPFの異なる位置を把持するので、掴み換えの前後で同じ位置を把持することがない。よって、グリッパ100及びグリッパ200を用いれば、掴み換えの前後を通じて、電子線の照射がなされない部位を最小に抑えることができる。また、グリッパ100及びグリッパ200は、それぞれが三点支持の構造を採用するので、プリフォームPFを隠す部位を少なくできる。このような三点支持の構造は、ターホイールを用いた回転式の搬送装置のグリッパに適用するのは困難であるが、直線状の搬送経路を移動するグリッパには容易に適用できる。
10 搬入部
11 回転体
13 搬送ベルト
15 搬送手段
20 殺菌部
21 前室
23 照射室
24 電子線発生装置
24A 上部照射部
24B 下部照射部
124A 出射面
124B 出射面
25 後室
27 第一搬送手段
27A ガイドレール
27B 走行台車
27C グリッパ群
29 第二搬送手段
29A ガイドレール
29B 走行台車
29C グリッパ群
31 第三搬送手段
31A ガイドレール
31B 走行台車
31C グリッパ群
40 成形部
41,43 成形用金型
42,44 金型要素
45 第四搬送手段
45A ガイドレール
45B 走行台車
45C グリッパ群
60 制御部
100 グリッパ
101,102 アーム
103,104 揺動軸
105,106,107 把持爪
200 グリッパ
201,202 アーム
201A,202A 上部アーム
201B,202B 下部アーム
203,204 揺動軸
205,206,207 把持爪
208,209 カムピン
211 駆動カム
212 カム板
214,215 カム溝
B 容器
PF プリフォーム
PF1 口部
PF2 底部
PF3 ネックリング
EA 電子線照射領域
EB 電子線
L1 第一径路
L2 第二径路
Claims (14)
- 殺菌対象物を受け取った後に、掴み換え位置まで前記殺菌対象物を把持しながら搬送する第一グリッパと、前記第一グリッパから前記殺菌対象物を受け取った後に、前記殺菌対象物を把持しながら下流に向けて搬送する第二グリッパと、前記掴み換え位置と前記掴み換え位置の前後を含む照射領域を通過する前記殺菌対象物に電子線を照射する電子線照射部と、を備え、
前記第一グリッパ及び前記第二グリッパは、それぞれが、所定数の前記殺菌対象物を把持しながら、上流から下流へと向けて直線状の搬送経路を移動し、
前記第一グリッパ及び前記第二グリッパの一方又は双方が、前記搬送経路の方向と直交する方向に相対的に近づくことで、前記掴み換え位置において、前記第一グリッパから前記第二グリッパに前記殺菌対象物の掴み換えが行われる、
ことを特徴とする電子線殺菌装置。 - 前記第一グリッパ及び前記第二グリッパは、それぞれが、一列に並ぶ所定数の前記殺菌対象物を把持する、
請求項1に記載の電子線殺菌装置。 - 前記第一グリッパと前記第二グリッパは、互いに異なる位置で前記殺菌対象物を把持する、
請求項1または請求項2に記載の電子線殺菌装置。 - 前記電子線照射部における前記電子線の前記照射領域は、減圧雰囲気とされる、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電子線殺菌装置。 - 殺菌対象物を受け取った後に、掴み換え位置まで前記殺菌対象物を把持しながら搬送する第一グリッパと、前記第一グリッパから前記殺菌対象物を受け取った後に、前記殺菌対象物を把持しながら下流に向けて搬送する第二グリッパと、前記掴み換え位置と前記掴み換え位置の前後を含む照射領域を通過する前記殺菌対象物に電子線を照射する電子線照射部と、を備え、
前記電子線照射部は、
所定数の前記殺菌対象物を前記第一グリッパで受け取る前室と、
前記第一グリッパで搬送される前記殺菌対象物が前記第二グリッパに掴み換えられる過程で、前記殺菌対象物に前記電子線が照射される照射室と、
前記照射室で前記電子線が照射された前記殺菌対象物が前記第二グリッパにより搬送される後室と、
前記照射室において、前記電子線を照射する電子線発生装置と、を備え、
前記照射室は、前記前室及び前記後室よりも、真空度が高い、
ことを特徴とする電子線殺菌装置。 - 前記第二グリッパは、
前記照射室から前記後室に前記殺菌対象物を搬送する過程で、または、前記後室に前記殺菌対象物を搬送してから、前記殺菌対象物を把持するピッチを拡げる、
請求項5に記載の電子線殺菌装置。 - 前記殺菌対象物は、
口部と、前記口部に連なり、内容物を収容する収容空間と、を備える容器、または、前記容器の予備成形体であり、
前記殺菌対象物は、前記口部が鉛直方向の上を向く正立の状態、または、その逆の倒立の状態で、前記第一グリッパ及び前記第二グリッパで把持され、
前記電子線照射部は、
前記殺菌対象物に対して、鉛直方向の上方から下方に向けて前記電子線を照射する第一電子線発生装置と、
前記殺菌対象物に対して、鉛直方向の下方から上方に向けて前記電子線を照射する第二電子線発生装置と、を備える、
請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電子線殺菌装置。 - 殺菌対象物を受け取った後に、第一グリッパにより掴み換え位置まで前記殺菌対象物を把持しながら搬送するステップと、
前記第一グリッパから前記殺菌対象物を受け取った後に、第二グリッパにより前記殺菌対象物を把持しながら下流に向けて搬送するステップと、
前記掴み換え位置と前記掴み換え位置の前後を含む照射領域を通過する前記殺菌対象物に電子線を照射する電子線照射ステップと、を備え、
前記第一グリッパ及び前記第二グリッパは、それぞれが、所定数の前記殺菌対象物を把持しながら、上流から下流へと向けて直線状の搬送経路を移動し、
前記第一グリッパ及び前記第二グリッパの一方又は双方が、前記搬送経路の方向と直交する方向に相対的に近づくことで、前記掴み換え位置において、前記第一グリッパから前記第二グリッパに前記殺菌対象物の掴み換えが行われる、
ことを特徴とする電子線殺菌方法。 - 前記第一グリッパ及び前記第二グリッパは、それぞれが、一列に並ぶ所定数の前記殺菌対象物を把持する、
請求項8に記載の電子線殺菌方法。 - 前記第一グリッパと前記第二グリッパは、互いに異なる位置で前記殺菌対象物を把持する、
請求項8または請求項9に記載の電子線殺菌方法。 - 前記電子線の前記照射領域は、減圧雰囲気とされる、
請求項8〜請求項10のいずれか一項に記載の電子線殺菌方法。 - 殺菌対象物を受け取った後に、第一グリッパにより掴み換え位置まで前記殺菌対象物を把持しながら搬送するステップと、
前記第一グリッパから前記殺菌対象物を受け取った後に、第二グリッパにより前記殺菌対象物を把持しながら下流に向けて搬送するステップと、
前記掴み換え位置と前記掴み換え位置の前後を含む照射領域を通過する前記殺菌対象物に電子線を照射する電子線照射ステップと、を備え、
所定数の前記殺菌対象物を前記第一グリッパで受け取る前室と、
前記第一グリッパで搬送される前記殺菌対象物が前記第二グリッパに掴み換えられる過程で、前記殺菌対象物に前記電子線が照射される照射室と、
前記照射室で前記電子線が照射された前記殺菌対象物が前記第二グリッパにより搬送される後室と、
前記照射室において、前記電子線を照射する電子線発生装置と、を使用し、
前記照射室は、前記前室及び前記後室よりも、真空度が高い、
ことを特徴とする電子線殺菌方法。 - 前記第二グリッパは、
前記照射室から前記後室に前記殺菌対象物を搬送する過程で、または、前記後室に前記殺菌対象物を搬送してから、前記殺菌対象物を把持するピッチを拡げる、
請求項12に記載の電子線殺菌方法。 - 前記殺菌対象物は、
口部と、前記口部に連なり、内容物を収容する収容空間と、を備える容器、または、前記容器の予備成形体であり、
前記殺菌対象物は、前記口部が鉛直方向の上を向く正立の状態、または、その逆の倒立の状態で、前記第一グリッパ及び前記第二グリッパで把持され、
前記電子線は、前記殺菌対象物に対して、鉛直方向の上方から下方に向けて照射されるとともに、鉛直方向の下方から上方に向けて照射される、
請求項8〜請求項13のいずれか一項に記載の電子線殺菌方法。
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