JP2003014822A - 半導体集積回路およびその検査方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその検査方法

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JP2003014822A JP2001202160A JP2001202160A JP2003014822A JP 2003014822 A JP2003014822 A JP 2003014822A JP 2001202160 A JP2001202160 A JP 2001202160A JP 2001202160 A JP2001202160 A JP 2001202160A JP 2003014822 A JP2003014822 A JP 2003014822A
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正義 吉村
Takashi Ishimura
貴志 石村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いクロック周波数のテストクロックが必要
とされる検査に好適な半導体集積回路およびその検査方
法を提供する 【解決手段】 半導体集積回路1は、クロック制御部5
および組合せ回路部8を備える。クロック制御部5は、
クロック生成部6、セレクタ7、クロック制御端子13
とを備える。クロック生成部6は、PLL204、フリ
ップフロップ205、206、207および208、A
NDゲート209、ORゲート210および211、な
らびにインバータ212を備える。クロック生成部6
は、クロック制御端子13に入力される信号の論理値が
1に切替わった時点から数えて、PLL204から出力
されたパルスの2番目の立下りの直後に、ANDゲート
209からPLL204のクロック信号を出力し始める
ように動作する。このことによって、クロック制御部5
は、クロック制御端子13に入力される信号の論理値が
1に切替わった時点(T2)から数えて、PLL204
から出力されたパルスの2番目の立下りの直後に、PL
L204のクロック信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路お
よびその検査方法に関し、検査結果の信頼性向上に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造プロセスにおける微細
化技術の急速な進歩によって、半導体集積回路の大規模
化、複雑化が急激に進んでいる。これに伴って、半導体
集積回路の検査が一層困難になっている。この問題に対
処するために、半導体集積回路の検査を容易にする手段
として、スキャンテスト方式や組み込み自己テスト方式
(BIST:Built−in Self Test)
などによる設計方法が開発されている。これらの方法の
普及によって、縮退故障モデルで表される故障は、効率
よく検査できるようになっている。
【0003】縮退故障モデルで表される故障を検出する
場合、故障検出の能力はクロック周波数に依存しない。
このため、従来のスキャンテスト方式の検査を実施する
際には、実動作クロック周波数よりも低いクロック周波
数を使うことが一般的である。
【0004】しかし、半導体装置の微細化の進行に伴っ
て、実際に半導体集積回路を使用する際(以下、「実動
作時」と略す)に高いクロック周波数を用いて半導体装
置を動作させた場合に、動作不良が増加している。これ
は、半導体装置の各製造プロセスにおける品質のばらつ
きが、高いクロック周波数の使用によって顕在化してい
るからである。しかし、従来のスキャンテスト方式を用
いた検査は、このようなクロック周波数に依存する動作
不良を検査するためには不十分である。この問題に対処
するために、実動作時と同じクロック周波数を使用する
検査(例えば、ディレイテスト、BIST等)が必要と
なっている。
【0005】ディレイテストは、一般にスキャンテスト
方式を用いて実施される。スキャンテスト方式では、シ
フト動作モードと通常動作モードとの2つの動作モード
が組み合わされて実施される。縮退故障モデルで表され
る故障を検出するためには、従来のスキャンテスト方式
の検査を実施する際の通常動作モードにおいて、1パル
スを入力すればよい。しかし、ディレイテストにおける
通常動作モードでは、2パルスを入力することが必要で
あり、さらにこの2パルスのクロック周波数は、実動作
時のクロック周波数と同じであることが求められる。
【0006】また、BISTを実施する際にも、クロッ
ク周波数に依存する不良を検査するためには、BIST
回路を含む半導体集積回路へ、実際に半導体集積回路を
使用するクロック周波数でパルスを入力する必要があ
る。
【0007】上記の要求を満たすために、従来は半導体
集積回路の内部に、実動作時に使用する発振回路(PL
Lなど)を内蔵している場合であっても、一定のクロッ
ク周波数の検査用クロック信号(テストクロック)を供
給する回路(例えば、テスタ)を半導体集積回路の外部
に別途設けている。検査時には、セレクタなどを用いて
発振回路からの入力に代えて、テスタからの入力に切替
えることによって、外部から検査用パルスを供給してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】発振回路からのパルス
の代わりに、セレクタなどを用いてテストクロック端子
からの入力に切替えてディレイテストやBISTを行な
う場合、検査中は外部(例えば、テスタ)から検査用パ
ルスを供給するために、実動作時のクロック周波数のパ
ルスを供給することができるテスタが必要となる。
【0009】例えば、半導体集積回路の実動作時のクロ
ック周波数が1GHzである場合、この半導体集積回路
に対して、実動作時と同じクロック周波数を使用するデ
ィレイテストやBISTを実施する場合には、1GHz
の検査用クロック周波数を供給することができる高速テ
スタが必要となる。しかしながら、実際には1GHzの
クロック周波数を供給することが可能な高速テスタは非
常に高価であり、コストの増大を招く。
【0010】この問題を解決する方法として、検査時に
高いクロック周波数が必要な場合は、半導体集積回路内
部の発振回路から出力されるパルスを利用する方法が考
えられる。しかし、発振回路から出力されるパルスの位
相を、外部から知ることはできない。このため、従来の
構成のまま半導体集積回路内部の発振回路を利用してデ
ィレイテストやBISTを実施した場合、発振回路から
出力されるパルスが不安定な波形となるおそれがある。
以下、この不具合を、図を参照しながら説明する。
【0011】図23は、従来の半導体集積回路を示す回
路図である。図23に示すように、半導体集積回路20
00は、テストクロック端子2001、クロック切替え
端子2002、PLL2003、およびセレクタ200
4を備えるクロック制御部2005と、フリップフロッ
プ2006および2007を備えるテスト回路2008
とを有する。
【0012】図24(a)および図24(b)は、テス
ト回路2008を検査対象とするディレイテストを実施
する際の、半導体集積回路2000の各部の信号波形を
示す図である。図24(a)および図24(b)に示す
各波形は、それぞれPLL2003、テストクロック端
子2001、クロック切替え端子2002、およびセレ
クタ2004の信号波形である。ここでは、PLL20
03のクロック周波数は、テストクロック端子2001
のクロック周波数の2倍である。つまり、PLL200
3のクロック周波数は、テストクロック端子2001の
クロック周波数の半分である。
【0013】まず、従来の半導体集積回路2000にお
いてスキャンテスト方式を用いてディレイテストを行な
う場合、シフト動作モードでは、クロック切替え端子2
002の出力信号を1に切替えて、低速度のテストクロ
ック端子2001からのパルスをテスト回路2008へ
供給する(図24(a)および図24(b)の期間S1
に相当)。
【0014】次に、通常動作モードに切替える(図24
(a)および図24(b)の時点S2に相当)。通常動
作モードでは、半導体集積回路2000の実動作時のク
ロック周波数が必要である。このため、クロック切替え
端子2002を0に切替えて、PLL2003からのク
ロック信号をテスト回路2008へ供給する(図24
(a)および図24(b)の期間S3に相当)。このと
き、テスト回路2008へ供給されるパルス数は正確に
2個でなければならない。従って、クロック切替え端子
2002を0に固定する時間は、PLL2003の2パ
ルス分の時間とする。
【0015】図24(a)は、通常動作モード中にテス
ト回路2008へ供給されるパルス数が正確に2個であ
る場合を示す。しかしながら、PLL2003から出力
されるクロック信号の位相は、外部からわからない。こ
のため、常に図24(a)のように動作することは保証
できない。
【0016】図24(b)は、PLL2003のクロッ
ク信号の位相が図24(a)に示す場合とは異なり、通
常動作モード中に供給されるパルス数が正確に2個でな
い場合を示す。図24(b)において、クロック切替え
端子2002の出力信号の論理値が1から0へ切替わっ
た瞬間は、PLL2003の出力信号の論理値は1であ
る。このため、セレクタ2004からの出力信号の論理
値も0から1へ変わり、幅の細いパルスP1が発生す
る。このことによって、通常動作モード中に3個のパル
スが発生することになる。さらに、パルスは所定以上の
パルス幅でなければ回路(具体的にはフリップフロップ
2006、2007)の動作が保証されない。従って、
図24(b)に示すような細い幅のパルスP1は、テス
ト回路2008が誤動作する原因となり得る。つまり、
検査結果の信頼性が非常に低くなる。
【0017】次に、従来の半導体集積回路2000にお
いてBIST方式によって検査を行なう場合を、図25
を参照しながら説明する。図25は、テスト回路200
8に代えてBIST回路が設けられており、且つ、BI
ST方式を実施する際の、半導体集積回路2000の各
部の信号波形を示す図である。図中の参照符号は、図2
4と同じものを示す。PLL2003およびテストクロ
ック端子2001のクロック周波数も図24と同じであ
る。なお、ここではクロック切替え端子2002をBI
STテスト開始信号として用いている。
【0018】まず、テストクロック端子2001の出力
信号の論理値を0に固定し、クロック切替え端子200
2の出力信号の論理値を1から0へ切替える(図25
(a)および図25(b)の時点B1に相当)。このこ
とによって、BIST回路が動作を開始する。
【0019】図25(a)は、BIST回路に供給され
るパルスが正常な場合を示す。しかし、ディレイテスト
の場合と同様に、PLL2000から出力されるクロッ
ク信号の位相は、外部からわからないので、常に図25
(a)のようになることは保証できない。
【0020】図25(b)は、PLL2003のクロッ
ク信号の位相が、図25(a)の場合とは異なり、BI
ST回路に供給されるパルスに異常なパルスが含まれる
場合を示す。図25(b)に示すように、クロック切替
え端子2002の出力信号の論理値が1から0へ切替わ
った瞬間(B1)は、PLL2003の出力信号の論理
値が1である。このため、セレクタ2004からの出力
信号の論理値も0から1へ変わり、細いパルスP2が発
生する。パルスは、所定以上のパルス幅でなければ回路
の動作が保証されない。従って、図25(b)に示すよ
うな細いパルスP2は、BIST回路が誤動作する原因
となり得る。つまり、BIST方式による検査結果を誤
った値にしてしまう危険性がある。
【0021】上述のように、従来の構成では半導体集積
回路内部の発振回路を用いてディレイテストやBIST
方式による検査を実施することは適切ではない。
【0022】本発明の目的は、高いクロック周波数のテ
ストクロックが必要とされる検査に好適な半導体集積回
路およびその検査方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、クロック信号を生成するクロック生成部、および外
部からクロック出力指令信号を受ける出力指令信号入力
部を有するクロック制御部と、上記クロック制御部から
出力される出力クロック信号によって制御される内部回
路とを備え、上記クロック制御部は、上記出力指令信号
を受けた時刻からある期間が経過したときに、上記出力
クロック信号を上記内部回路に出力するように構成され
ている。
【0024】本発明によれば、クロック制御部が出力指
令信号を受けた時刻から出力クロック信号を内部回路に
出力するまでの期間を調節することによって、クロック
制御部から出力される出力クロック信号として、クロッ
ク生成部から出力された完全な形のパルスを、半導体集
積回路の実動作時のクロック周波数で確実に内部回路に
供給することができる。
【0025】上記クロック制御部は、あるパルス数の上
記出力クロック信号を上記内部回路に出力した後、一定
の論理値信号を上記内部回路に出力するように構成され
ていることが好ましい。
【0026】このことによって、クロック制御部から出
力される出力クロック信号を必要としない場合におい
て、半導体集積回路の動作を安定化することができる。
【0027】上記内部回路は、検査入力データ発生部
と、検査終了制御部と、検査結果解析部と、被検査回路
部とを備え、上記検査入力データ発生部と、上記検査終
了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力クロッ
ク信号を用いて上記被検査回路部を検査するように構成
されていてもよい。
【0028】このことによって、組み込み自己検査(B
IST)を行なうことができる。
【0029】上記検査終了制御部は、上記出力クロック
信号のパルス数を検知する回路と、上記出力クロック信
号のパルス数があるパルス数に達したときに、上記出力
クロック信号の内部回路への出力を停止するための停止
信号を出力する停止信号出力部とを備えることが好まし
い。
【0030】このことによって、停止信号をモニターす
る検知器等を停止信号出力部に接続すると、出力クロッ
ク信号のパルス数があるパルス数に達したことを外部か
ら知ることができる。従って、出力クロック信号の内部
回路への出力を停止した後、直ちに検査結果の解析を行
なうことができる。
【0031】上記クロック制御部は、上記停止信号出力
部の停止信号をフィードバックして受けるように接続さ
れており、上記停止信号出力部に上記停止信号が出力さ
れたときに、一定の論理値信号を上記内部回路に出力す
るように構成されていることが好ましい。
【0032】このことによって、出力クロック信号のパ
ルス数があるパルス数に達すると、上記クロック制御部
は、内部回路に出力する信号を自動的に出力クロック信
号から一定の論理値信号を内部回路に切替えることがで
きる。従って、停止信号をモニターする検知器等を停止
信号出力部に接続しなくとも、出力クロック信号の内部
回路への出力を停止した後、検査結果の解析を行なうこ
とができる。
【0033】上記検査終了制御部は、外部に検査を終了
するための終了信号を出力する終了信号出力部をさらに
備え、上記出力クロック信号の上記クロック制御部から
上記内部回路への出力と、上記出力によって上記検査結
果解析部に入力された結果の読み出しとの繰り返しを行
ない、上記繰り返しの回数がある数に達した後、上記検
査終了制御部が上記終了信号出力部に上記終了信号を出
力するように構成されていることが好ましい。
【0034】このことによって、出力クロック信号のク
ロック制御部から内部回路への出力と、出力によって検
査結果解析部に入力された結果の読み出しとを、自動的
に繰り返して行なうことができる。
【0035】上記検査終了制御部は、第1数値入力部を
有するレジスタと、上記出力クロック信号の内部回路へ
の出力を停止するための停止信号を出力する停止信号出
力部とを備え、上記クロック制御部から出力される上記
クロック信号のパルス数が上記第1数値入力部の数値と
一致したときに、上記停止信号を上記停止信号出力部に
出力するように構成されていることが好ましい。
【0036】このことによって、BISTの際にクロッ
ク制御部から内部回路への出力される出力クロック信号
のパルス数を、レジスタに任意に入力された数値通りに
設定することができる。
【0037】上記検査終了制御部は、外部に終了信号を
出力する終了信号出力部をさらに備え、上記レジスタ
は、第2数値入力部と、外部から任意の数値を入力可能
な第3数値入力部とをさらに備え、上記出力クロック信
号の上記クロック制御部から上記内部回路への出力と、
上記出力によって上記検査結果解析部に入力された結果
の読み出しと、上記読み出しに要したパルス数が、上記
第2数値入力部の数値と一致したときの、上記停止信号
の上記検査終了制御部から上記停止信号出力部への出力
との繰り返しを行ない、上記出力クロック信号の出力、
上記読み出しおよび上記停止信号の出力の繰り返しの回
数が上記第3数値入力部の数値と一致したときに、上記
検査終了制御部が検査終了信号を上記終了信号出力部に
出力するように構成されていることが好ましい。
【0038】このことによって、検査結果解析部に入力
された結果の読み出しに要するパルス数をレジスタに入
力された数値通りに設定することができ、出力クロック
信号の出力、読み出しおよび停止信号の出力の繰り返し
を、任意の回数に設定することができる。
【0039】上記第1数値入力部と、上記第2数値入力
部とは、外部から任意の数値を入力可能であってもよ
い。
【0040】上記第1数値入力部、上記第2数値入力部
および上記第3数値入力部は、スキャンチェーンを構成
しており、上記スキャンチェーンによって、数値を入力
される構成としてもよい。
【0041】上記検査結果解析部は、上記被検査回路部
の検査結果の実測値を格納する検査結果レジスタと、上
記被検査回路部の検査結果の期待値を格納する期待値レ
ジスタと、上記検査結果の実測値と上記検査結果の期待
値とを比較する比較部を有することが好ましい。
【0042】パルス数、検査結果の読み出しに要する時
間、繰り返し回数をあらかじめ定めておくことによっ
て、自由に設定することができ、検査結果の解析を自動
化することができる。また、検査結果に基づく故障の有
無の判定を出力しながら、組込み自己検査を行なうこと
ができる。
【0043】上記検査結果レジスタは、被検査回路部の
検査結果の実測値を1ビットずつ出力する機能を備え、
上記比較器は、1ビットずつ比較するように構成されて
いてもよい。
【0044】このことによって、故障判定を比較的小さ
な回路構成で容易に実現できる。
【0045】上記比較部は、1パルスのクロック信号の
入力によって、上記検査結果レジスタから出力される実
測値と上記期待値レジスタから出力される期待値とを一
括して比較する機能を備えていてもよい。
【0046】このことによって、故障判定に要する時間
を短縮できる。
【0047】本発明の半導体集積回路の検査方法は、ク
ロック信号を生成するクロック生成部、および外部から
出力指令信号を受ける出力指令信号入力部を有するクロ
ック制御部と、上記クロック制御部から出力される出力
クロック信号によって制御される内部回路とを備え、上
記出力指令信号を受けた時刻からある期間が経過したと
きに、上記出力クロック信号を上記内部回路に出力する
ように構成されている半導体集積回路の検査方法であっ
て、上記時刻以降では、上記出力クロック信号を用いて
上記内部回路をスキャン方式によって検査する。
【0048】本発明によれば、クロック制御部が出力指
令信号を受けた時刻から出力クロック信号を内部回路に
出力するまでの期間を調節することによって、クロック
制御部から出力される出力クロック信号として、クロッ
ク生成部から出力された完全な形のパルスを、半導体集
積回路の実動作時のクロック周波数で確実に内部回路に
供給することができるので、クロック周波数に依存する
動作不良をスキャン方式で検査する場合の通常動作モー
ドに必要な実動作時の周波数のパルスを使用できる。
【0049】上記クロック制御部は、外部からテストク
ロック信号を受けるテストクロック信号入力部をさらに
有し、上記スキャン方式を用いる半導体集積回路の検査
は、上記時刻以前には、上記クロック制御部が出力クロ
ック信号として上記テストクロック信号を上記内部回路
に出力するスキャン方式によるディレイテストであって
もよい。
【0050】上記出力指令信号は、論理値の立上りまた
は立下りであってもよい。
【0051】上記出力指令信号は、一定の論理値に維持
されてもよい。
【0052】本発明の半導体集積回路の検査方法は、ク
ロック信号を生成するクロック生成部、および外部から
出力指令信号を受ける出力指令信号入力部を有するクロ
ック制御部と、検査入力データ発生部と、検査終了制御
部と、検査結果解析部と、被検査回路部とを有し、上記
クロック制御部から出力される出力クロック信号によっ
て制御される内部回路とを備え、上記内部回路の上記検
査入力データ発生部と、上記検査終了制御部と、上記検
査結果解析部とは、上記出力クロック信号によって上記
被検査回路部を検査するように構成された半導体集積回
路の検査方法であって、上記出力指令信号を受けた時刻
から、上記クロック制御部が上記内部回路に出力する上
記出力クロック信号のパルス数を設定するステップ
(a)と、上記クロック制御部が、上記出力指令信号を
受けた時刻からある期間が経過したときに、上記出力ク
ロック信号を上記内部回路に出力するステップ(b)
と、上記ステップ(a)で設定された上記パルス数の上
記出力クロック信号の入力が完了した以降に、上記検査
結果解析部から検査結果を読み出すステップ(c)とを
含む。
【0053】本発明によれば、クロック制御部が出力指
令信号を受けた時刻から出力クロック信号を内部回路に
出力するまでの期間を調節することによって、クロック
制御部から出力される出力クロック信号として、クロッ
ク生成部から出力された完全な形のパルスを、半導体集
積回路の実動作時のクロック周波数で確実に内部回路に
供給することができるので、クロック周波数に依存する
動作不良を組み込み自己検査(BIST)で検査する場
合に必要な実動作時の周波数のパルスを使用できる。
【0054】本発明の半導体集積回路の検査方法は、ク
ロック信号を生成するクロック生成部、および外部から
出力指令信号を受ける出力指令信号入力部を有するクロ
ック制御部と、検査入力データ発生部と、終了信号出力
部を有する検査終了制御部と、検査結果解析部と、被検
査回路部とを有し、上記クロック制御部から出力される
出力クロック信号によって制御される内部回路とを備
え、上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記
検査終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力
クロック信号によって上記被検査回路部を検査するよう
に構成された半導体集積回路の検査方法であって、上記
出力指令信号を受けた時刻から、上記クロック制御部が
上記内部回路に出力する上記出力クロック信号のパルス
数を設定するステップ(a)と、上記出力指令信号を受
けた時刻からある期間が経過したときに、上記クロック
制御部が上記出力クロック信号を上記内部回路に出力す
るステップ(b)と、上記ステップ(a)で設定された
上記パルス数の上記出力クロック信号の入力が完了した
ときに、上記検査終了制御部が検査を終了するための終
了信号を上記終了信号出力部に出力するステップ(c)
と、上記終了信号を受けた上記検査結果解析部から検査
結果を読み出すステップ(d)とを含む。
【0055】このことによって、故障判定に要する時間
を短縮できる。
【0056】本発明の半導体集積回路の検査方法は、ク
ロック信号を生成するクロック生成部、および外部から
出力指令信号を受ける出力指令信号入力部を有するクロ
ック制御部と、検査入力データ発生部と、検査終了制御
部と、検査結果解析部と、被検査回路部とを有し、上記
クロック制御部から出力される出力クロック信号によっ
て制御される内部回路とを備え、上記内部回路の上記検
査入力データ発生部と、上記検査終了制御部と、上記検
査結果解析部とは、上記出力クロック信号によって上記
被検査回路部を検査するように構成された半導体集積回
路の検査方法であって、上記出力指令信号を受けた時刻
からある期間が経過したときに、上記クロック制御部が
上記出力クロック信号を上記内部回路に出力するステッ
プ(a)と、上記検査結果解析部に入力された結果を読
み出すステップ(b)とを含み、上記ステップ(a)と
上記ステップ(b)とを繰り返す。
【0057】組み込み自己検査を繰り返し行なうことに
よって、故障診断の精度を高めることができる。
【0058】本発明の半導体集積回路の検査方法は、ク
ロック信号を生成するクロック生成部、および外部から
出力指令信号を受ける出力指令信号入力部を有するクロ
ック制御部と、検査入力データ発生部と、数値入力部を
有するレジスタおよび停止信号出力部を備える検査終了
制御部と、検査結果解析部と、被検査回路部とを有し、
上記クロック制御部から出力される出力クロック信号に
よって制御される内部回路とを備え、上記内部回路の上
記検査入力データ発生部と、上記検査終了制御部と、上
記検査結果解析部とは、上記出力クロック信号によって
上記被検査回路部を検査するように構成された半導体集
積回路の検査方法であって、上記出力指令信号を受けた
時刻から、上記クロック制御部が上記内部回路に出力す
る上記出力クロック信号のパルス数を上記数値入力部に
入力するステップ(a)と、上記出力指令信号を受けた
時刻からある期間が経過したときに、上記クロック制御
部が上記出力クロック信号を上記内部回路に出力するス
テップ(b)と、上記クロック制御部から出力される上
記クロック信号のパルス数が上記数値入力部の数値と一
致したときに、上記出力クロック信号の内部回路への出
力を停止するための停止信号を上記停止信号出力部に出
力するステップ(c)と、上記検査結果解析部から検査
結果を読み出すステップ(d)とを含み、上記ステップ
(a)から(d)までを、上記ステップ(d)と同時に
次の上記ステップ(a)を実行するように繰り返す。
【0059】検査結果の読み出しと同時に、次のクロッ
ク制御部が上記内部回路に出力する出力クロック信号の
パルス数を数値入力部に入力するステップを開始するこ
とによって、検査に要する時間を短縮することができ
る。
【0060】本発明の半導体集積回路の検査方法は、ク
ロック信号を生成するクロック生成部、および外部から
出力指令信号を受ける出力指令信号入力部を有するクロ
ック制御部と、検査入力データ発生部と、検査終了制御
部と、検査結果解析部と、被検査回路部とを有し、上記
クロック制御部から出力される出力クロック信号によっ
て制御される内部回路とを備え、上記内部回路の上記検
査入力データ発生部と、上記検査終了制御部と、上記検
査結果解析部とは、上記出力クロック信号によって上記
被検査回路部を検査するように構成された半導体集積回
路の検査方法であって、上記出力指令信号を受けた時刻
からある期間が経過したときに、上記クロック制御部が
上記出力クロック信号を上記内部回路に出力するステッ
プ(a)と、上記ステップ(a)によって上記検査結果
解析部に入力された結果を読み出すステップ(b)と、
上記ステップ(a)と上記ステップ(b)とを繰り返
し、上記ステップ(b)において読み出された上記結果
に不良が確認された時点で半導体集積回路の検査を終了
するステップ(c)とを含む。
【0061】読み出された結果に不良が確認された時点
で半導体集積回路の検査を終了することによって、検査
時間を短縮することができる。
【0062】本発明の半導体集積回路の検査方法は、ク
ロック信号を生成するクロック生成部、および外部から
出力指令信号を受ける出力指令信号入力部を有するクロ
ック制御部と、検査入力データ発生部と、終了信号出力
部を備える検査終了制御部と、検査結果解析部と、被検
査回路部とを有し、上記クロック制御部から出力される
出力クロック信号によって制御される内部回路とを備
え、上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記
検査終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力
クロック信号によって上記被検査回路部を検査するよう
に構成された半導体集積回路の検査方法であって、上記
出力指令信号を受けた時刻からある期間が経過したとき
に、上記クロック制御部が上記出力クロック信号を上記
内部回路に出力するステップ(a)と、上記検査結果解
析部に入力された結果を読み出すステップ(b)とを含
み、上記ステップ(a)と上記ステップ(b)とを繰り
返し、上記繰り返しの回数がある数に達すると、上記検
査終了制御部が上記終了信号出力部に終了信号を出力し
た後に、上記ステップ(b)において読み出された上記
結果に基づいて故障診断を行なうステップ(c)とを含
む。
【0063】読み出された結果に不良が確認されたとし
ても検査を繰り返し行なうことによって、得られた検査
結果から回路中の故障個所を特定するための情報を得る
ことができる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。簡単のため、各実施形態に共
通する構成要素は、同一の参照符号で示す。
【0065】(実施形態1)まず、本実施形態の半導体
集積回路の構成を説明する。
【0066】図1は、本実施形態の半導体集積回路の回
路図である。半導体集積回路1は、スキャンイネーブル
端子2、スキャンイン端子3、スキャンアウト端子4、
クロック制御部5、組合せ回路部8、スキャンフリップ
フロップ10、11および12を備える。また、スキャ
ンイン端子3、スキャンフリップフロップ10、スキャ
ンフリップフロップ11、スキャンフリップフロップ1
2、スキャンアウト端子4の順にそれぞれを接続するこ
とによって、スキャンチェーンが構成されている。
【0067】また、組合せ回路部8は、本実施形態で
は、ANDゲート9のみからなる構成となっている。
【0068】スキャンフリップフロップ10、11およ
び12は、図1に示すように、それぞれスキャンイネー
ブル端子SE、スキャンイン端子SI、クロック入力端
子CK、データ入力端子D、および出力端子Qを備え
る。スキャンフリップフロップ10、11および12の
スキャンイネーブル端子SEは、それぞれスキャンイネ
ーブル端子2に接続されている。スキャンフリップフロ
ップ10、11および12のクロック入力端子CKは、
それぞれクロック制御部5に接続されている。スキャン
フリップフロップ10のおよび11の出力端子Qは、共
に組合せ回路部8の入力側に接続されている。スキャン
フリップフロップ10および12のデータ入力端子D
は、組合せ回路部8の出力側に接続されている。スキャ
ンフリップフロップ11および12のデータ入力端子D
は、スキャンフリップフロップ12の出力端子Qに接続
されている。
【0069】図3は、図1におけるスキャンフリップフ
ロップ10、11および12の内部構成を示す回路図で
ある。スキャンフリップフロップ10、11および12
は、クロック入力端子CK3、データ端子D3、および
出力端子Q3を備えるフリップフロップ301と、セレ
クタ302とを備える。フリップフロップ301のデー
タ端子D3は、セレクタ302に接続されている。フリ
ップフロップ301の出力端子Q3は、スキャンフリッ
プフロップ10(11および12)の出力端子Qに接続
されている。また、フリップフロップ301のクロック
入力端子CK3は、スキャンフリップフロップ10(1
1および12)のクロック入力端子CKに接続されてい
る。セレクタ302は、スキャンフリップフロップ10
(11および12)のスキャンイネーブル端子SE、ス
キャンイン端子SI、およびデータ端子Dに接続されて
いる。
【0070】フリップフロップ301は、クロック入力
端子CK3に与えられたクロック信号に同期して、デー
タ端子D3に与えられた信号の論理値を取り込む。取り
込まれた値は、出力端子Q3へ出力される。セレクタ3
02は、スキャンイネーブル端子SEの信号の論理値が
0(通常動作モード)の場合、データ端子Dの信号を選
択し、スキャンイネーブル端子SEの信号の論理値が1
(シフト動作モード)の場合、スキャンイン端子SI端
子の信号を選択する。
【0071】クロック制御部5は、図1に示すように、
クロック生成部6、セレクタ7、クロック制御端子1
3、テストモード端子14、テストクロック端子15、
クロック切替え端子16とを備える。図1に示すクロッ
ク制御部5およびクロック生成部6のさらに詳しい回路
図を図2に示す。図2に示すように、クロック生成部6
は、PLL204、フリップフロップ205、206、
207および208、ANDゲート209、ORゲート
210および211、ならびにインバータ212を備え
る。
【0072】PLL204は、ANDゲート209と、
フリップフロップ205〜208の各クロック入力端子
CK2に接続されている。
【0073】フリップフロップ205、206、207
および208は、それぞれのデータ端子D2と出力端子
Q2とが互いに接続されて直列に配置されている。但
し、フリップフロップ205のデータ端子D2は、電源
にのみ接続されており、フリップフロップ206の出力
端子Q2は、分岐してORゲート210と接続されてい
る。また、フリップフロップ208の出力端子Q2には
なにも接続されておらず、フリップフロップ208の出
力端子NQ2は、ORゲート211と接続されている。
また、フリップフロップ205、206、207および
208のそれぞれのリセット端子R2は、クロック制御
端子13に接続されている。
【0074】インバータ212は、入力側がテストモー
ド端子14に、出力側がORゲート210および211
のそれぞれに接続されている。
【0075】ANDゲート209は、入力側がPLL2
04、ORゲート210および211のそれぞれに接続
されており、出力側がセレクタ7に接続されている。
【0076】セレクタ7は、入力側がANDゲート20
9と、テストクロック端子15と、クロック切替え端子
16とに接続されており、出力側が出力端子213に接
続されている。
【0077】フリップフロップ205、206、207
および208は、それぞれのクロック入力端子CK2へ
入力された立下り信号に同期して、データ端子D2に与
えられた信号の論理値を取り込み、この値を出力端子Q
2から出力する。出力端子NQ2からは、出力端子Q2
の反転値を出力する。リセット端子R2に0が入力され
ると、クロック入力端子CK2に入力されたクロック信
号とは非同期で出力端子Q2から信号値0が出力され
る。なお、フリップフロップ205のデータ端子D2
は、電源と接続されている。このため、データ端子D2
の入力値は常に1となっている。
【0078】次に、半導体集積回路1の検査方法を説明
する。本実施形態では、半導体集積回路1の実動作クロ
ック周波数よりも低いクロック周波数のテストクロック
を供給するテスタを用いて、半導体集積回路1を検査す
る方法について説明する。なお、以下では、半導体集積
回路1中の信号経路(スキャンフリップフロップ11の
Q端子→ANDゲート9→スキャンフリップフロップ1
2のD端子)および、信号経路の始点(スキャンフリッ
プフロップ11のQ端子)において1から0への遷移に
対するディレイテストの説明を行なう。本実施形態で
は、スキャン方式によるディレイテストを行なっている
が、本発明はこれに限定されず、スキャン方式を用いる
一般的な検査に適用できる。
【0079】図4は、本実施形態の半導体集積回路1を
検査対象とするディレイテストを示すフローチャートで
ある。図5は、図1の半導体集積回路1を検査対象とす
るディレイテストを実施する際の、半導体集積回路1の
各端子における信号波形を示す図である。なお、図中の
参照符号は、それぞれ図1および図2に示す参照符号に
対応している。本実施形態では、PLL204のクロッ
ク周波数は、テストクロック端子15のクロック周波数
の2倍である。つまり、テストクロック端子15のクロ
ック周波数は、PLL204のクロック周波数の半分で
ある。
【0080】まず、図4に示すように、ステップSt1
で検査を開始する。具体的には、半導体集積回路1に対
してスキャンテスト方式によるディレイテストを行なう
場合、テストモード端子14における信号の論理値を1
にする。なお、この値は検査中常に1に固定する。イン
バータ212によってこの値は0に変換される。このこ
とによって、ORゲート210および211から出力さ
れる信号の論理値は常に0となる。
【0081】検査が開始されると、次に、図4に示すよ
うに、ステップSt2において、PLL204のクロッ
ク信号が出力されないようにする。具体的には、クロッ
ク制御端子13に入力される信号の論理値を0にする。
このとき、フリップフロップ205、206、207お
よび208の出力端子Qから出力される信号の論理値は
すべて0になる(逆に、出力端子NQの信号の論理値は
すべて1になる)。このため、ANDゲート209の出
力は0に固定される。つまり、PLL204のクロック
信号は、セレクタ7から出力されない。
【0082】次に、図4に示すように、ステップSt3
では、シフト動作モードへ切替える。具体的には、シフ
ト動作モードへの切替えを行なう際には、スキャンイネ
ーブル端子2およびクロック切替え端子16に入力され
る信号の論理値を1にする。特に、本実施形態では、ス
キャンイネーブル端子2とクロック切替え端子16と
は、同じ操作を行なう。この操作によって、セレクタ7
は、テストクロック端子15を選択する。この結果、ク
ロック制御部5から、テスタからテストクロック端子1
5を経て供給されたクロック信号が出力される。また、
スキャンフリップフロップ10〜12は、SI端子に入
力された信号の論理値を選択するようになる。
【0083】次に、図4に示すように、ステップSt4
では、テストクロック端子15からのテストクロック信
号を使って、スキャンインデータを入力する。このステ
ップSt4は、図5の期間T1に相当する。具体的に
は、テストクロック端子15のクロック信号に同期し
て、スキャンイン端子3から、例えば0、1、1の順で
スキャンインデータを入力すると、それぞれのデータが
スキャンフリップフロップ12、11、10の順でセッ
トされる。このときの信号経路(スキャンフリップフロ
ップ11のQ端子→ANDゲート9→スキャンフリップ
フロップ12のD端子)上の信号の論理値は全て1であ
る。
【0084】次に、図4に示すように、ステップSt5
では、通常動作モードへ切替える。このステップSt5
は、図5に示したT2の時点に相当する。具体的には、
スキャンデータ入力終了後に、スキャンイネーブル端子
2、クロック切替え端子16に入力される信号の論理値
を0にする。この操作によって、セレクタ7は、クロッ
ク生成部6から出力される信号を選択するようになる。
また、スキャンフリップフロップ10〜12は、データ
端子Dの信号の論理値を選択する。このため、半導体集
積回路1は実動作時と同じ動作(通常動作)を行なう。
【0085】また、上記の操作と同時に、クロック制御
端子13に入力される信号の論理値を1に切替える。こ
のことによって、図4に示すように、ステップSt6で
は、セレクタ7からPLL204のクロック信号の出力
を開始する。このステップSt6は、図5の期間T3に
相当する。以下にステップSt6におけるクロック生成
部6の動作を具体的に説明する。
【0086】まず、クロック制御端子13に入力される
信号の論理値が0のとき、フリップフロップ205〜2
08のそれぞれの出力端子Q2から信号の論理値0が出
力されている。クロック制御端子13に入力される信号
の論理値が1に切替わると、フリップフロップ205〜
208は、それぞれのクロック入力端子CK2に入力さ
れた立下り信号に同期して、データ端子D2に与えられ
た信号の論理値を取り込み、この値を出力端子Q2から
出力するようになる。フリップフロップ205では、デ
ータ端子D2における信号の論理値は常に1に固定され
ているので、クロック入力端子CK2に入力された立下
り信号に同期して、出力端子Q2から信号の論理値1を
出力する。
【0087】次に、フリップフロップ206、207お
よび208は、それぞれのクロック入力端子CK2へ入
力された立下り信号に同期して、データ端子D2に与え
られた信号の論理値を取り込む。取り込まれた値は、出
力端子Q2へ出力される。このため、クロック入力端子
CK2に入力されるPLL204のクロック信号の立下
り1つ毎に、出力端子Q2における信号の論理値1がフ
リップフロップ205、206、207および208の
順に伝わっていく。
【0088】フリップフロップ206の出力端子Q2
は、ORゲート210を経てANDゲート209に接続
されている。このため、上記の動作の結果、クロック生
成部6は、図5の期間T3に示すように、クロック制御
端子13に入力される信号の論理値が1に切替わった時
点(T2)から数えて、PLL204から出力されたパ
ルスの2番目の立下りの直後に、ANDゲート209か
らPLL204のクロック信号を出力し始めるように動
作する。
【0089】次に、図4に示すように、ステップSt7
では、セレクタ7からのクロック出力を停止する。フリ
ップフロップ208の出力端子NQ2は、ORゲート2
11を経てANDゲート209に接続されている。この
ため、フリップフロップ208は、図5の期間T3に示
すように、クロック制御端子13に入力される信号の論
理値が1に切替わった時点(T2)から数えて4番目の
PLL204から出力されたパルスの立下りの直後に出
力端子NQ2から信号の論理値0を出力し、ANDゲー
ト209の出力信号の論理値が再び0に固定されるよう
に動作する。ANDゲート209の出力信号の論理値を
再び0に固定することによって、検査に不要な出力クロ
ック信号のパルスを除くことができるので、半導体集積
回路の動作を安定化することができる。なお、上述のス
テップSt6およびステップSt7の動作からわかるよ
うに、図5の期間T3において、クロック制御端子1
3、クロック切替え端子16、スキャンイネーブル端子
2における信号の論理値(それぞれ1、0、0)は、最
低でもPLL204のクロック信号の4パルス分の間、
固定しておく必要がある。
【0090】上記ステップステップSt6およびステッ
プSt7の操作によって、通常動作モード期間中に、ク
ロック生成部6はPLL204が発生したクロック信号
のパルスを2個出力する。このうち、1個目のパルスに
よって、スキャンフリップフロップ12、11、10に
おける信号の論理値は、それぞれ順に1、0、1とな
り、信号経路(スキャンフリップフロップ11のQ端子
→ANDゲート9→スキャンフリップフロップ12のD
端子)上に、信号の論理値1から0への遷移が発生す
る。続いて2個目のパルスによって、信号経路(スキャ
ンフリップフロップ11のQ端子→ANDゲート9→ス
キャンフリップフロップ12のD端子)上の遷移によっ
て変化した信号の論理値が、スキャンフリップフロップ
12に取込まれる。このとき、スキャンフリップフロッ
プ12に取込まれる値は、回路が正常な場合は0であ
り、回路が故障している場合は1となる。
【0091】次に、図4に示すように、ステップSt8
では、シフト動作モードへ切替える。このステップSt
8は、図5に示すT4の時点に相当する。具体的には、
スキャンフリップフロップ10〜12に取り込まれた検
査結果をスキャンアウト動作によって外部へ出力するた
めに、スキャンイン動作と同様に、クロック制御端子1
3に入力される信号の論理値を0にし、スキャンイネー
ブル端子2およびクロック切替え端子16に入力される
信号の論理値を1にする。この操作によって、セレクタ
7は、テストクロック端子15を選択するようになる。
【0092】次に、テストクロック端子15から供給さ
れるテストクロック信号によって、スキャンフリップフ
ロップ10〜12に取込まれた信号の論理値がスキャン
アウト端子4から順次出力される。これらの値のうち、
スキャンフリップフロップ12における信号の論理値を
スキャンアウト端子4で観測する。
【0093】次に、図4に示すように、ステップSt9
では、他に入力すべきテストパターンが残っているかど
うかを判定する。
【0094】次に、上記ステップSt9において、他に
入力すべきテストパターンが残っている場合、図4に示
すように、ステップSt10に進む。ステップSt10
では、テストクロック端子15からのテストクロック信
号を使って、スキャンイン端子3からスキャンインデー
タを入力する。つまり、ステップSt5に戻る。また、
このスキャンインデータの入力と同時に、スキャンアウ
ト端子4からテスト結果をスキャンアウトして回路に不
良があるか否かをチェックする。
【0095】次に、上記ステップSt9において、他に
入力すべきテストパターンが残っていない場合、図4に
示すように、ステップSt11に進む。ステップSt1
1では、テストクロック端子15からのテストクロック
信号を使って、スキャンアウト端子4からテスト結果を
スキャンアウトして回路に不良があるか否かをチェック
する。
【0096】次に、ステップSt11を行なった後にの
み、図4に示すように、ステップSt12で検査を終了
する。
【0097】以上に述べたステップSt1からステップ
St12までの操作によって、信号経路(スキャンフリ
ップフロップ11のQ端子→ANDゲート9→スキャン
フリップフロップ12のD端子)および、信号経路の始
点(スキャンフリップフロップ11のQ端子)における
信号の論理値の1から0への遷移に対するディレイテス
トを行なうことができる。特に、本実施形態では、通常
動作モードにおいて、PLL204が出力した2個のパ
ルスは、実動作時の周波数である。このため、信号経路
(スキャンフリップフロップ11のQ端子→ANDゲー
ト9→スキャンフリップフロップ12のD端子)上の実
動作時における遅延の不良の有無を検査することができ
る。つまり、PLL204から出力されるクロック信号
のパルス数を限定するように制御することによって、高
速なテスタを使用しなくても、ディレイテストを行なう
ことができる。
【0098】図5は、上記ディレイテストを実施する際
の、半導体集積回路1の各端子における信号波形を示す
図である。図5(a)は、クロック制御端子13、スキ
ャンイネーブル端子2(およびクロック切替え端子1
6)のシフト動作モードから通常動作モードへの切替え
が、PLL204のクロック信号の論理値が0のときに
行なわれた場合を示す図であり、図5(b)は、シフト
動作モードから通常動作モードへの切替えが、PLL2
04のクロック信号の論理値が1のときに行なわれた場
合を示す図である。
【0099】図5(b)と同じ状態(クロック制御端子
13の0から1への切替えと、その後にPLL204か
ら出力されるクロックの最初の立下りとの時間間隔(図
中の幅LAG)が非常に短い)である図24(b)に示
した従来の構成による動作では、非常に幅の小さいパル
スP1を含む3個のパルスが回路内へ供給される。それ
に対して、本実施形態の構成では、上記図5(a)およ
び図5(b)のいずれの場合においても、PLL204
から出力された完全な形の2個のパルスが、正確に組合
せ回路部8内へ供給される。
【0100】したがって、ディレイテストにおいて、半
導体集積回路1内のPLL204を使って通常動作モー
ドに必要な実動作時の周波数のパルスを使用できるた
め、高速なテスタが不要となる。
【0101】また、シフト動作モードではテスタから供
給された低速のクロックを使用できるので、高速なテス
タを使用しなくてもスキャン方式におけるディレイテス
トを実行することができる。
【0102】なお、本実施形態では、通常動作モードに
おいて組合せ回路部8内へ供給されるパルス数を2個で
ある場合の説明を行なったが、フリップフロップ207
とフリップフロップ208との間に、フリップフロップ
207と同じ構造のフリップフロップをさらに直列に設
置することで、通常動作モードにおいて組合せ回路部8
内へ供給されるパルス数を3個とすることができる。こ
のことによって、通常動作モードにおいて3個のパルス
が必要とされるようなディレイテストにおいても有効で
ある。また、フリップフロップ207とフリップフロッ
プ208との間に直列に追加するフリップフロップの数
を調節することによって、通常動作モードにおいて入力
されるパルス数を任意に調節することができる。つま
り、通常動作モードにおいて組合せ回路部8内へ供給す
べきパルス数に応じて、フリップフロップ207とフリ
ップフロップ208との間に、フリップフロップ207
と同じフリップフロップを直列に設置すればよい。
【0103】さらに、フリップフロップ205とフリッ
プフロップ206との間に、フリップフロップ206と
同じ構造のフリップフロップを任意の数だけ直列に追加
することによって、クロック制御端子13における信号
の論理値が1から0へ変わった後に、ANDゲート20
9からPLL204のクロックが出力され始めるまでの
タイミングを、PLL204から出力される任意のパル
ス数に調節することも可能である。なお、ANDゲート
209からPLL204のクロックが出力され始めるま
でのタイミングは、クロック制御端子13に入力される
信号の論理値が1に切替わった時点(T2)から数えて
PLL204から出力されたパルスの1番目以降の立下
りの直後(すなわち、1パルス分遅れた時刻)に設定し
ておく必要があるが、ディレイテストの結果の高い信頼
性を維持するために、PLL204から出力されたパル
スの2番目以降の立下りの直後に設定しておくことが好
ましい。
【0104】(実施形態2)図6は、本実施形態のクロ
ック制御部25を示す回路図である。本実施形態の半導
体集積回路は上記実施形態1とほぼ同じ構成であり、上
記実施形態1のクロック制御部5に代えて、図6に示す
クロック制御部25を設けた点でのみ異なる。以下に、
本実施形態のクロック制御部25の回路構成を説明す
る。
【0105】本実施形態のクロック制御部25は、図6
に示すように、クロック生成部26、セレクタ7、クロ
ック制御端子13、テストモード端子14、テストクロ
ック端子15、クロック切替え端子16とを備える。
【0106】クロック生成部26は、図6に示すよう
に、PLL204、フリップフロップ205および20
6、ANDゲート209および216、ORゲート21
0、ならびにインバータ212および217、カウンタ
215を備える。
【0107】PLL204は、ANDゲート209と、
フリップフロップ205および206の各クロック入力
端子CK2に接続されている。
【0108】フリップフロップ205および206は、
それぞれのクロック入力端子CK2は、PLL204に
接続されており、フリップフロップ205の出力端子Q
2と、フリップフロップ206のデータ端子D2とが互
いに接続されている。特に、フリップフロップ205の
データ端子D2は、電源と接続されており、フリップフ
ロップ206の出力端子Q2は、ORゲート210と接
続されている。また、フリップフロップ205および2
06のそれぞれのリセット端子R2は、ANDゲート2
16を通じてクロック制御端子13に接続されている。
【0109】インバータ212は、入力側がテストモー
ド端子14に、出力側がORゲート210に接続されて
いる。
【0110】ANDゲート209は、入力側がPLL2
04およびORゲート210に接続されており、出力側
がセレクタ7に接続されている。
【0111】カウンタ215は、リセット端子Rcを備
える。リセット端子Rcは、クロック制御端子13に接
続されている。さらに、カウンタ215は、ANDゲー
ト209から出力される信号を検出するために、AND
ゲート209のセレクタ7への接続に分岐して接続され
ている。また、カウンタ215は、インバータ217を
介してANDゲート216の入力側に接続されている。
【0112】セレクタ7は、入力側がANDゲート20
9と、テストクロック端子15と、クロック切替え端子
16とに接続されており、出力側が出力端子213に接
続されている。
【0113】フリップフロップ205および206は、
それぞれのクロック入力端子CK2へ入力された立下り
信号に同期して、データ端子D2に与えられた信号の論
理値を取り込み、この値を出力端子Q2から出力する。
出力端子NQ2には、出力端子Q2の反転値が出力され
る。リセット端子R2に0が入力されると、非同期で出
力端子Q2における信号の論理値は0になる。なお、フ
リップフロップ205および206のデータ端子D2
は、電源と接続されている。このため、データ端子D2
の入力値は常に1となっている。
【0114】カウンタ215は、リセット端子Rcに0
が入力されると非同期で0を出力し、リセット端子Rc
が1の場合、ANDゲート209から出力される信号の
立下りの数が所定値に達すると信号の論理値1を出力す
る。本実施形態では、カウンタ215は、ANDゲート
209から出力される信号の2個目の立下りで信号の論
理値1を出力する2進カウンタを用いているが、これに
限定されない。
【0115】次に、図1のクロック制御部5に代えて、
本実施形態のクロック制御部25を用いて、上記実施形
態1と同様に、図4に示した半導体集積回路1を検査す
るディレイテストについて説明する。なお、本実施形態
でも上記実施形態1と同様に、半導体集積回路1の実動
作クロック周波数よりも低いクロック周波数のテストク
ロックを供給するテスタを用いている。
【0116】本実施形態の半導体集積回路1の実動作時
および検査時の動作は、上記実施形態1のクロック制御
部5を用いた場合と同じである。すなわち、実動作時に
は、テストモード端子14における信号の論理値を常に
0に固定することによって、ORゲート210から出力
される信号の論理値を1に固定し、ANDゲート209
の出力をPLL204のクロック信号の出力とする。
【0117】検査時には、テストモード端子14におけ
る信号の論理値を常に1に固定し、クロック制御端子1
3における信号の論理値を0にする。このとき、フリッ
プフロップ205および206の出力端子Q2、および
カウンタ215の出力はいずれも0になる。このため、
ANDゲート209から出力される信号の論理値は0に
固定される。検査時において通常動作モードに切替える
ためには、上記実施形態1のステップSt6と同様に、
クロック制御端子13における信号の論理値を1に切替
える。以下にステップSt6におけるクロック生成部2
6の動作を具体的に説明する。
【0118】まず、クロック制御端子13に入力される
信号の論理値が0のとき、フリップフロップ205およ
び206のそれぞれの出力端子Q2から信号の論理値0
が出力されている。クロック制御端子13に入力される
信号の論理値が1に切替わると、フリップフロップ20
5および206は、それぞれのクロック入力端子CK2
に入力された立下り信号に同期して、データ端子D2に
与えられた信号の論理値を取り込み、この値を出力端子
Q2から出力するようになる。フリップフロップ205
では、データ端子D2における信号の論理値は常に1に
固定されているので、クロック入力端子CK2に入力さ
れた立下り信号に同期して、出力端子Q2から信号の論
理値1を出力する。
【0119】次に、フリップフロップ206は、クロッ
ク入力端子CK2へ入力された立下り信号に同期して、
データ端子D2に与えられた信号の論理値を取り込む。
取り込まれた値は、出力端子Q2へ出力される。このた
め、クロック入力端子CK2に入力されるPLL204
のクロック信号の立下り1つ毎に、出力端子Q2におけ
る信号の論理値1がフリップフロップ205から206
の順に伝わっていく。
【0120】フリップフロップ206の出力端子Q2
は、ORゲート210を経てANDゲート209に接続
されている。このため、上記の動作の結果、クロック生
成部6は、図5の期間T3に示すように、クロック制御
端子13に入力される信号の論理値が1に切替わった時
点(T2)から数えて、PLL204から出力されたパ
ルスの2番目の立下りの直後に、ANDゲート209か
らPLL204のクロック信号を出力し始めるように動
作する。
【0121】また、ANDゲート209からクロック信
号が出始めてから2番目のパルスが立下がった直後に、
カウンタ215の出力が0から1へと変化し、さらにイ
ンバータ217によって反転値0がANDゲート216
に入力される。このことによって、フリップフロップ2
05および206の出力端子Qにおける信号の論理値が
0になり、ANDゲート209からの出力信号の論理値
は、再び0に固定される。
【0122】本実施形態によれば、上記実施形態1と同
様のディレイテストを行なうことができる。
【0123】また、上記ディレイテストを実施する際の
半導体集積回路1の各端子における信号波形も、上記実
施形態1と同様に図5に示す通りになる。つまり、PL
L204から出力された完全な形の2個のパルスが、正
確に組合せ回路部8内へ供給される。従って、半導体集
積回路1内のPLL204を使ってディレイテストに必
要な実動作時の周波数のパルスを使用できるため、高速
なテスタが不要となる。
【0124】さらに、本実施形態では、カウンタ215
は、ANDゲート209の信号の2個目の立下りで1を
出力する2進カウンタとして説明を行なったが、例えば
カウンタ215をANDゲート209の信号の3個目の
立下りで1を出力するカウンタに変更することで、検査
時の通常動作モードにおいて3個のパルスが必要とされ
るようなディレイテストにおいても有効であることは明
らかである。つまり、通常動作モードにおいて組合せ回
路部8内へ供給すべきパルス数に応じて、カウンタ21
5を、ANDゲート209からの出力信号の供給すべき
パルス数と同じ数の立下りにおいて信号の論理値1を出
力するカウンタに変更すればよい。
【0125】(実施形態3)図7は、本実施形態のクロ
ック制御部35を示す回路図である。本実施形態の半導
体集積回路は上記実施形態1とほぼ同じ構成であり、上
記実施形態1のクロック制御部5に代えて、図7に示す
クロック制御部35を設けた点でのみ異なる。以下に、
本実施形態のクロック制御部35の回路構成を説明す
る。
【0126】本実施形態のクロック制御部35は、図7
に示すように、クロック生成部36、セレクタ7、クロ
ック制御端子13、テストモード端子14、テストクロ
ック端子15、クロック切替え端子16とを備える。
【0127】クロック生成部36は、図7に示すよう
に、PLL204、フリップフロップ205および20
6、ANDゲート209および216、ORゲート21
0、ならびにインバータ212および217、カウンタ
215を備える。本実施形態のクロック生成部36は、
(1)フリップフロップ205のデータ端子D2がフリ
ップフロップ205のNQ2端子と接続されている、
(2)フリップフロップ205の出力端子Q2がフリッ
プフロップ206のクロック入力端子CK2と接続され
ている、(3)フリップフロップ206のデータ端子D
2が電源と接続されている、という3点が上記実施形態
2のクロック生成部26と異なり、他の部分は上記実施
形態2と同じ構成となっている。
【0128】本実施形態では、カウンタ215は上記実
施形態2と同様に、リセット端子Rcに0が入力される
と非同期に0を出力し、リセット端子Rcが1の場合に
おいて、ANDゲート209から出力された信号の立下
りの数が所定値に達すると1を出力する。本実施形態で
は、カウンタ215はANDゲート209の信号の2個
目の立下りで1を出力する2進カウンタを用いている。
【0129】次に、図1のクロック制御部5に代えて、
図7に示す本実施形態のクロック制御部35を用いて、
上記実施形態1と同様に、半導体集積回路1を検査する
方法について説明する。なお、本実施形態でも上記実施
形態1と同様に、半導体集積回路1の実動作クロック周
波数よりも低いクロック周波数のテストクロックを供給
するテスタを用いている。
【0130】本実施形態の半導体集積回路1の実動作時
および検査時の動作は、上記実施形態1のクロック制御
部5を用いた場合とほぼ同じである。すなわち、実動作
時には、テストモード端子14における信号の論理値を
常に0に固定することによって、ORゲート210から
出力される信号の論理値を1に固定し、ANDゲート2
09の出力をPLL204のクロック信号の出力とす
る。
【0131】検査時には、テストモード端子14におけ
る信号の論理値を常に1に固定し、クロック制御端子1
3における信号の論理値を0にする。このとき、フリッ
プフロップ205および206の出力端子Q2、および
カウンタ215の出力はいずれも0になる。このため、
ANDゲート209から出力される信号の論理値は0に
固定される。検査時において通常動作モードに切替える
ためには、上記実施形態1のステップSt6と同様に、
クロック制御端子13における信号の論理値を1に切替
える。以下にステップSt6におけるクロック生成部2
6の動作を具体的に説明する。
【0132】まず、クロック制御端子13に入力される
信号の論理値が0のとき、フリップフロップ205およ
び206のそれぞれの出力端子Q2から信号の論理値0
が出力されており、それぞれの出力端子NQ2から信号
の論理値1が出力されている。クロック制御端子13に
入力される信号の論理値が1に切替わると、フリップフ
ロップ205および206は、それぞれのクロック入力
端子CK2に入力された立下り信号に同期して、データ
端子D2に与えられた信号の論理値を取り込み、この値
を出力端子Q2から出力するようになる。フリップフロ
ップ205では、データ端子D2における信号の論理値
は、出力端子NQ2に等しくなる。このため、クロック
制御端子13に入力される信号の論理値が1に切替わっ
た直後では、フリップフロップ205は、クロック入力
端子CK2に入力された立下り信号に同期して、出力端
子Q2から信号の論理値1を出力し、出力端子NQ2か
ら信号の論理値0を出力する。次のクロック入力端子C
K2に信号が入力されると、この信号の立下りに同期し
て、出力端子Q2から信号の論理値0を出力し、出力端
子NQ2から信号の論理値1を出力する。つまり、フリ
ップフロップ205から出力される信号は、クロック入
力端子CK2に入力された立下り信号に同期して、出力
端子Q2から信号の論理値0および1を交互に繰り返す
クロック信号となる。このフリップフロップ205の出
力端子Qから出力されるクロック信号は、PLL204
のクロック信号を2分周した波形となる。
【0133】次に、フリップフロップ206は、フリッ
プフロップ205の出力端子Q2から出力されたクロッ
ク信号の立下りに同期して、データ端子D2に与えられ
た信号の論理値を取り込み、この値を出力端子Q2から
出力する。データ端子D2は、電源に接続されているの
で、データ端子D2に与えられる信号の論理値は常に1
である。従って、フリップフロップ205の出力端子Q
2から出力されたクロック信号の立下りに同期して、信
号値1がフリップフロップ206の出力端子Q2から出
力される。このとき、フリップフロップ205の出力端
子Qから出力されるクロック信号は、PLL204のク
ロック信号を2分周した波形となっているので、信号値
1がフリップフロップ206の出力端子Q2から出力さ
れ始めるのは、PLL204から出力されたパルスの2
番目の立下りの直後となる。
【0134】フリップフロップ206の出力端子Q2
は、ORゲート210を経てANDゲート209に接続
されている。このため、上記の動作の結果、クロック生
成部6は、図5の期間T3に示すように、クロック制御
端子13に入力される信号の論理値が1に切替わった時
点(T2)から数えて、PLL204から出力されたパ
ルスの2番目の立下りの直後に、ANDゲート209か
らPLL204のクロック信号を出力し始めるように動
作する。
【0135】また、ANDゲート209からクロック信
号が出始めてから2番目のパルスが立下がった直後に、
カウンタ215の出力が0から1へと変化し、さらにイ
ンバータ217によって反転値0がANDゲート216
に入力される。このことによって、フリップフロップ2
05および206の出力端子Qにおける信号の論理値が
0になり、ANDゲート209からの出力信号の論理値
は、再び0に固定される。
【0136】本実施形態によれば、上記実施形態1およ
び2と同様のディレイテストを行なうことができる。
【0137】上記実施形態2のクロック生成部36で
は、フリップフロップ205のクロック入力端子CK2
とフリップフロップ206のクロック入力端子CK2と
の間に大きなスキューがあると、クロック制御端子13
に入力される信号の論理値が1に変化した後、PLL2
04から出力されるクロック信号のパルスの1番目の立
下りの直後からANDゲート209の出力がPLL20
4のクロック信号を出力する可能性がある。
【0138】しかし、クロック生成部36では、フリッ
プフロップ205の出力端子Qから出力されるクロック
信号が、フロップ206のクロック入力端子CK2に入
力される。このため、フリップフロップ205のクロッ
ク入力端子CK2とフリップフロップ206のクロック
入力端子CK2との間に大きなスキューが存在しても、
ANDゲート209の出力は、上述のような影響を受け
ないという利点がある。
【0139】(実施形態4)図8は、本実施形態のクロ
ック制御部45を示す回路図である。本実施形態の半導
体集積回路は上記実施形態1とほぼ同じ構成であり、上
記実施形態1のクロック制御部5に代えて、図8に示す
クロック制御部45を設けた点でのみ異なる。以下に、
本実施形態のクロック制御部45の回路構成を説明す
る。
【0140】クロック制御部45は、図8に示すよう
に、クロック生成部46、セレクタ7、クロック制御端
子13、テストモード端子14、テストクロック端子1
5、クロック切替え端子16とを備える。クロック生成
部46は、PLL204、フリップフロップ205、2
06、207および208、ANDゲート209、OR
ゲート210および211を備える。
【0141】図8と図1とを比較するとわかるように、
本実施形態のクロック生成部46は、フリップフロップ
205〜208と同じ構成のフリップフロップ220が
設けられている点でのみ、上記実施形態1のクロック生
成部6と異なる。
【0142】フリップフロップ220のデータ端子D4
は、電源端子と接続され、常に1へ固定されている。フ
リップフロップ220のリセット端子R4は、フリップ
フロップ208の出力端子NQ2に接続されており、フ
リップフロップ220の出力端子Q4は、フリップフロ
ップ205〜208のそれぞれのリセット端子R2に接
続されている。フリップフロップ220のクロック入力
端子CK4は、クロック制御端子13に接続されてい
る。
【0143】次に、図1のクロック制御部5に代えて、
図7に示す本実施形態のクロック制御部35を用いて、
上記実施形態1と同様に、半導体集積回路1を検査する
方法について、図1、図7および図9を参照しながら説
明する。図9は、本実施形態のクロック制御部35を用
いて、半導体集積回路1を検査対象とするディレイテス
トを実施する際の、半導体集積回路1の各端子における
信号波形を示す図である。なお、図中の参照符号は、そ
れぞれ図1および図7に示す参照符号に対応している。
本実施形態では、PLL204のクロック周波数は、テ
ストクロック端子15のクロック周波数の2倍である。
つまり、テストクロック端子15のクロック周波数は、
PLL204のクロック周波数の半分である。
【0144】本実施形態の半導体集積回路1の実動作時
の動作は、上記実施形態1のクロック制御部5を用いた
場合とほぼ同じである。すなわち、実動作時には、テス
トモード端子14における信号の論理値を常に0に固定
することによって、ORゲート210から出力される信
号の論理値を1に固定し、ANDゲート209の出力を
PLL204のクロック信号の出力とする。
【0145】検査時には、テストモード端子14におけ
る信号の論理値を常に1に固定し、クロック制御端子1
3における信号の論理値を0にする。このとき、フリッ
プフロップ205および206の出力端子Q2、および
カウンタ215の出力はいずれも0になる。このため、
ANDゲート209から出力される信号の論理値は0に
固定される。
【0146】検査時において通常動作モードに切替える
ためには、上記実施形態1のステップSt6と同様に、
クロック制御端子13における信号の論理値を1に切替
える。但し、上記実施形態1と異なり、検査時において
通常動作モードに切替える際には、クロック制御端子1
3にパルスを1個入力する。以下にステップSt6およ
びSt7におけるクロック生成部26の動作を具体的に
説明する。
【0147】まず、クロック制御端子13に入力される
信号の論理値が0のとき、フリップフロップ205〜2
08のそれぞれの出力端子Q2から信号の論理値0が出
力されている。クロック制御端子13に入力される信号
の論理値が1に切替わると、フリップフロップ220の
クロック入力端子CK4にパルスが1個入力される。フ
リップフロップ220は、この入力されたパルスの信号
の立上りに同期して、データ端子D2に入力された値
(常に1)を取り込み、出力端子Q4から信号の論理値
1を出力する。従って、フリップフロップ205〜20
8の各リセット端子R2の信号の論理値は1になる。
【0148】フリップフロップ205〜208は、それ
ぞれのクロック入力端子CK2に入力された立下り信号
に同期して、データ端子D2に与えられた信号の論理値
を取り込み、この値を出力端子Q2から出力するように
なる。フリップフロップ205では、データ端子D2に
おける信号の論理値は常に1に固定されているので、ク
ロック入力端子CK2に入力された立下り信号に同期し
て、出力端子Q2から信号の論理値1を出力する。
【0149】次に、フリップフロップ206、207お
よび208は、それぞれのクロック入力端子CK2へ入
力された立下り信号に同期して、データ端子D2に与え
られた信号の論理値を取り込む。取り込まれた値は、出
力端子Q2へ出力される。このため、クロック入力端子
CK2に入力されるPLL204のクロック信号の立下
り1つ毎に、出力端子Q2における信号の論理値1がフ
リップフロップ205、206、207および208の
順に伝わっていく。
【0150】フリップフロップ206の出力端子Q2
は、ORゲート210を経てANDゲート209に接続
されている。このため、上記の動作の結果、クロック生
成部6は、図9の期間T3に示すように、クロック制御
端子13に入力される信号の論理値が1に切替わった時
点(T2)から数えて、PLL204から出力されたパ
ルスの2番目の立下りの直後に、ANDゲート209か
らPLL204のクロック信号を出力し始めるように動
作する。
【0151】次に、図4に示すように、ステップSt7
では、セレクタ7からのクロック出力を停止する。フリ
ップフロップ208の出力端子NQ2は、ORゲート2
11を経てANDゲート209に接続されている。この
ため、フリップフロップ208は、図9の期間T3に示
すように、クロック制御端子13に入力される信号の論
理値が1に切替わった時点(T2)から数えて4番目の
PLL204から出力されたパルスの立下りの直後に出
力端子NQ2から信号の論理値0を出力し、ANDゲー
ト209の出力が再び0に固定されるように動作する。
【0152】また、フリップフロップ208の出力端子
NQ2は、フリップフロップ220のリセット端子R4
に接続されている。このため、クロック制御端子13に
入力される信号の論理値が1に切替わった時点(T2)
から数えて4番目のPLL204から出力されたパルス
の立下りの直後に、フリップフロップ220のリセット
端子R4に信号の論理値0が入力され、フリップフロッ
プ220の出力端子Q4における信号の論理値が0にな
る。従って、フリップフロップ205〜208の出力端
子Qにおける信号の論理値が0になり、ANDゲート2
09からの出力信号の論理値は、再び0に固定される。
【0153】図5は、上記ディレイテストを実施する際
の、半導体集積回路1の各端子における信号波形を示す
図である。図5(a)は、クロック制御端子13、スキ
ャンイネーブル端子2(およびクロック切替え端子1
6)のシフト動作モードから通常動作モードへの切替え
が、PLL204のクロック信号の論理値が0のときに
行なわれた場合を示す図であり、図5(b)は、シフト
動作モードから通常動作モードへの切替えが、PLL2
04のクロック信号の論理値が1のときに行なわれた場
合を示す図である。
【0154】図9(b)と同じ状態(クロック制御端子
13の0から1への切替えと、その後にPLL204か
ら出力されるクロックの最初の立下りとの時間間隔(図
中の幅LAG)が非常に短い)である図24(b)に示
した従来の構成による動作では、非常に幅の小さいパル
スP1を含む3個のパルスが回路内へ供給される。それ
に対して、本実施形態によれば、上記図5(a)および
図5(b)のいずれの場合においても、PLL204か
ら出力された完全な形の2個のパルスが、正確に組合せ
回路部8内へ供給される。
【0155】従って、半導体集積回路1内のPLL20
4を使ってディレイテストに必要な実動作時の周波数の
パルスを使用できるため、高速なテスタが不要となる。
【0156】上記実施形態1〜3のクロック生成部6、
26、および36を用いた場合は、通常動作モードにお
いて組合せ回路部8内へ確実に2パルスを入力するため
には、クロック制御端子13を1に固定しておく時間
を、最低でもPLL204の立下り4つ分に設定する必
要がある。しかし、本実施形態のクロック生成部46を
用いた場合は、通常動作モードにおいてクロック制御端
子13にパルスを1個与えるだけで、組合せ回路部8内
へ確実に2つのパルスを入力することができるため、P
LL204の制御が容易になるという効果がある。
【0157】なお、上記実施形態1〜4において、発振
回路の具体例としてPLLを使って説明したが、PLL
の代わりにDLLなど、周期的なクロック信号を発生す
る他の種類の回路であってもよい。
【0158】また、上記実施形態1〜4において、シフ
ト動作モードにおいて、テスタからテストクロック端子
15を経て供給されるテストクロックに低周波数のクロ
ック信号を用いたのは以下の理由による。
【0159】まず第1の理由として、シフト動作モード
では、実動作時の高周波数のクロック信号を使用する必
然性はなく、逆にシフト動作を確実に行なうために、低
速なクロック信号を使用した方が有利だからである。
【0160】第2の理由として、シフト動作モード中
は、テストクロックと同期してスキャンイン端子3から
スキャンインデータを与える必要があるからである。仮
にシフト動作モード中のクロック信号としてPLL20
4のクロック信号を利用する場合も、スキャンイン端子
3へのスキャンインデータをテスタから与える必要があ
ることに変わりはない。つまり、PLL204のクロッ
ク信号と同じ周波数のテストクロックを供給することが
可能なテスタを使用しなければならない。従って、PL
L204のクロック信号が非常に高い周波数である場
合、スキャンインデータを与えるためには非常にコスト
がかかる。
【0161】次に、組込み自己検査(BIST)を行な
う実施形態について説明する。
【0162】(実施形態5)まず、本実施形態の半導体
集積回路の構成を説明する。
【0163】図10は、本実施形態の半導体集積回路の
回路図である。本実施形態の半導体集積回路501は、
組込み自己検査(BIST)を実施するための構成を備
えている。
【0164】半導体集積回路501は、図10に示すよ
うに、半導体集積回路501、テストモード端子50
2、検査開始端子503、判定結果出力端子504、検
査停止端子506、テストクロック端子507、パルス
数設定端子508、期待値設定端子509、クロック制
御部510、検査入力データ発生部511、検査結果解
析部512、検査終了制御部513、および被検査回路
部514を備える。なお、本実施形態では、検査入力デ
ータ発生部511としてLFSR(LinearFee
dback Shift Register)を用いて
いる。
【0165】図11は、図10におけるクロック制御部
510を示す回路図である。クロック制御部510は、
検査開始端子503、テストモード端子502、クロッ
ク出力端子603、PLL604、フリップフロップ6
05および606、ANDゲート609および616、
ORゲート610、インバータ612および617、検
査停止端子620を備える。
【0166】PLL604は、ANDゲート609と、
フリップフロップ605および606の各クロック入力
端子CK2に接続されている。
【0167】フリップフロップ605の出力端子Q2
と、フリップフロップ606のデータ端子D2とは互い
に接続されている。また、フリップフロップ605およ
び606のそれぞれのリセット端子R2は、ANDゲー
ト616を通じてクロック制御端子13と、インバータ
617を介して検査停止端子620とに接続されてい
る。また、フリップフロップ605のデータ端子D2
は、電源と接続されており、フリップフロップ606の
出力端子Q2は、ORゲート610に接続されている。
【0168】インバータ612は、入力側がテストモー
ド端子502に、出力側がORゲート610に接続され
ている。
【0169】ANDゲート609は、入力側がPLL6
04、ORゲート610に接続されており、出力側がク
ロック出力端子603に接続されている。
【0170】フリップフロップ605および606は、
それぞれのクロック入力端子CK2へ入力された立下り
信号に同期して、データ端子D2に与えられた信号の論
理値を取り込み、この値を出力端子Q2から出力する。
出力端子NQ2からは、出力端子Q2の反転値を出力す
る。リセット端子R2に0が入力されると、クロック入
力端子CK2に入力されたクロック信号とは非同期で出
力端子Q2から信号値0が出力される。なお、フリップ
フロップ605のデータ端子D2は、電源と接続されて
いる。このため、フリップフロップ605のデータ端子
D2の入力値は常に1となっている。
【0171】次に、本実施形態の検査終了制御部につい
て説明する。図12は、図10における検査終了制御部
512の回路図である。
【0172】本実施形態の検査終了制御部512は、パ
ルス数設定端子508、テストクロック端子507、検
査開始端子503、クロック制御部510のクロック出
力端子603に接続されたクロック入力端子804、検
査停止端子506、カウンタ810、レジスタ811、
複数(n個)のExORゲート812、およびNORゲ
ート813を備える。
【0173】カウンタ810は、検査開始端子503に
接続されたリセット端子Rc、クロック入力端子804
に接続されたクロック入力端子CKc、およびビットb
1〜bnを備える。カウンタ810の各ビットb1〜b
nは、それぞれExORゲート812に接続されてい
る。
【0174】カウンタ810は、検査開始端子503に
入力される信号の論理値が0である間、カウンタ810
のリセット端子Rcに信号の論理値0が入力され、カウ
ンタ810の全ビットb1〜bnの値が常に0に初期化
されている。検査開始端子503の値が1で、かつクロ
ック端子804からクロックが入力されると、パルスの
立下り信号に同期して1ずつカウントアップする。
【0175】レジスタ811は、パルス数設定端子50
8に接続されており、テストクロック端子507に接続
されたクロック入力端子CKrと、ビットb1〜bnと
を備える。レジスタ811のビットb1〜bnは、それ
ぞれカウンタ810のビットb1〜bnと対応するよう
に、それぞれExORゲート812に接続されている。
【0176】n個のExORゲート812は、NORゲ
ート813に接続されている。
【0177】次に、本実施形態の検査結果解析部につい
て説明する。図13は、図10における検査結果解析部
513の回路図である。
【0178】検査結果解析部513は、期待値設定端子
509、テストクロック端子507、検査開始端子50
3、クロック出力端子603と接続されたクロック端子
904、被検査回路部514の出力からのデータ入力端
子905、判定結果出力端子504、MISR(Mul
ti−Input Signature Regist
er)910、期待値レジスタ911、ExORゲート
912、およびORゲート913を備える。
【0179】MISR910は、検査開始端子503に
接続されたリセット端子Rc、クロック入力端子904
に接続されたクロック入力端子CKm、およびデータ入
力端子905のそれぞれに接続されたビットb1〜bn
を備える。MISR910の各ビットb1〜bnは、そ
れぞれExORゲート812に接続されている。
【0180】MISR910は、検査開始端子503に
入力される信号の論理値が0である間、リセット端子R
mに信号の論理値0が入力され、全ビットb1〜bnの
値が常に0に初期化されている。検査開始端子503の
値が1で、かつクロック端子904からクロックが入力
されると、パルスの立下り信号に同期して被検査回路部
514から出力されるデータを圧縮する。
【0181】期待値レジスタ911は、期待値設定端子
509に接続されており、テストクロック端子507に
接続されたクロック入力端子CKrと、ビットb1〜b
nとを備える。期待値レジスタ911のビットb1〜b
nは、それぞれMISR910のビットb1〜bnと対
応するように、それぞれExORゲート912に接続さ
れている。
【0182】n個のExORゲート912は、NORゲ
ート913に接続されている。
【0183】本実施形態の半導体集積回路501は、実
動作時には、テストモード端子502に入力される信号
の論理値は0に固定される。このとき、クロック制御部
510では、ORゲート610の出力は1に固定される
ため、ANDゲート609の出力は、PLL604のク
ロック信号をそのまま出力する。
【0184】次に、半導体集積回路501の検査方法
を、図を参照しながら説明する。図14は、本実施形態
の半導体集積回路501を検査対象とするBISTを示
すフローチャートである。図15は、本実施形態の半導
体集積回路501を検査対象とするBISTを実施する
際の、半導体集積回路501の各端子における信号波形
を示す図である。なお、図中の参照符号は、それぞれ図
10〜図13に示す参照符号に対応している。
【0185】まず、図14に示すように、ステップSt
21で検査を開始する。
【0186】次に、図14に示すように、ステップSt
22において検査条件を設定する。具体的には、検査の
ために被検査回路部514に入力されるクロック信号の
パルス数、および検査終了時のMISR910の出力値
の期待値を設定する。検査のために被検査回路部514
に入力されるクロック信号のパルス数と、PLL604
のクロック周波数とから検査時間を見積もることができ
る。
【0187】次に、図14に示すように、ステップSt
23では、PLL604のクロック信号を、クロック出
力端子603から出力されないようにする。具体的に
は、テストモード端子502における信号の論理値を1
にする。なお、この値は検査中常に1に固定する。次
に、検査開始端子503およびテストクロック端子50
7における信号の論理値を、いずれも0にする。このと
き、クロック制御部510では、フリップフロップ60
5、606の出力端子Qから出力される値はすべて0に
なる(出力端子NQはから出力される値はすべて1にな
る)。このことによって、ANDゲート609の出力は
0に固定され、PLL604のクロック信号は、クロッ
ク出力端子603から出力されなくなる。また、検査終
了制御部512のカウンタ810の値もすべて0にな
る。
【0188】続いてステップSt24では、検査条件を
入力する。具体的には、テストクロック端子507から
クロック信号を入力し、これに同期してパルス数設定端
子508、期待値設定端子509からそれぞれレジスタ
811、期待値レジスタ911へ、上記ステップSt2
2で設定した検査条件をスキャンイン動作によって入力
する。このときテストクロック端子507から入力する
クロックはPLL604に比較して低速で構わない。
【0189】上記のステップSt21〜St24は、図
15の期間t1に相当する。
【0190】次にステップSt25では、PLL604
のクロック信号を、クロック出力端子603から出力す
る。このステップSt25は、図15の期間t3に相当
する。具体的には、図15に示すt2の時点で検査開始
端子503を1にする。この操作によって、図15に示
すように、クロック出力端子603からPLL604の
クロック信号が出力され始める。以下、ステップSt2
5におけるクロック制御部510の動作をさらに詳細に
説明する。
【0191】まず、検査開始端子503に入力される信
号の論理値が0のとき、フリップフロップ605および
606のそれぞれの出力端子Q2から信号の論理値0が
出力されている。検査開始端子503に入力される信号
の論理値が1に切替わると、フリップフロップ605お
よび606は、それぞれのクロック入力端子CK2に入
力された立下り信号に同期して、データ端子D2に与え
られた信号の論理値を取り込み、この値を出力端子Q2
から出力するようになる。フリップフロップ605で
は、データ端子D2における信号の論理値は常に1に固
定されているので、クロック入力端子CK2に入力され
た立下り信号に同期して、出力端子Q2から信号の論理
値1を出力する。
【0192】次に、フリップフロップ606は、クロッ
ク入力端子CK2へ入力された立下り信号に同期して、
データ端子D2に与えられた信号の論理値を取り込む。
取り込まれた値は、出力端子Q2へ出力される。このた
め、クロック入力端子CK2に入力されるPLL604
のクロック信号の立下り1つ毎に、出力端子Q2におけ
る信号の論理値1がフリップフロップ605から606
の順に伝わっていく。
【0193】フリップフロップ606の出力端子Q2
は、ORゲート610を経てANDゲート609に接続
されている。このため、上記の動作の結果、クロック制
御部510は、図15の期間T3に示すように、クロッ
ク制御端子13に入力される信号の論理値が1に切替わ
った時点(T2)から数えて、PLL604から出力さ
れたパルスの2番目の立下りの直後に、ANDゲート6
09からPLL604のクロック信号を出力し始めるよ
うに動作する。
【0194】クロック出力端子603からPLL604
のクロック信号が出力され始めると、クロック出力端子
603から出力されるクロック信号に同期して検査入力
データ発生部511から擬似乱数が発生される。このと
き、カウンタ810が0から順に1ずつカウントアップ
し、レジスタ811と同じ値になるまで、検査停止端子
506から0を出力する。さらにこのとき同時に、MI
SR910は、被検査回路部514から出力されるデー
タを圧縮する。
【0195】次に、ステップSt26では、クロック出
力端子603からのPLL604のクロック信号を停止
する。このステップSt26は、図15に示すt4の時
点に相当する。具体的には、カウンタ810の値が、レ
ジスタ811で指定されたクロック信号のパルス数と等
しくなると、検査停止端子506から信号の論理値1が
出力される。クロック制御部510は、検査停止端子5
06に接続された検査停止端子620から信号の論理値
1を受けて、クロック出力端子603から出力される信
号の論理値を再び0に固定する。これによって、カウン
タ810のカウントアップは停止し、また同時に、検査
入力データ発生部511からの擬似乱数発生、MISR
910の動作も停止する。
【0196】次にステップSt27で検査結果の解析を
行なう。このときのMISR910の値が、被検査回路
部514の故障有無の判定材料となる。MISR910
の値と、期待値レジスタ911に格納されている被検査
回路部514が正常である場合の期待値との比較結果
を、テスタを用いて判定結果出力端子504から観測す
ることによって、被検査回路部514に故障があるか否
かを判定する。
【0197】最後に、ステップSt28において検査を
終了する。
【0198】以上に述べたステップSt21からステッ
プSt28までの操作によって、BISTを行なうこと
ができる。
【0199】図15は、上記BISTを実施する際の、
半導体集積回路501の各端子における信号波形を示す
図である。図15(a)は、検査開始端子503のシフ
ト動作モードから通常動作モードへの切替えが、PLL
604のクロック信号の論理値が0のときに行なわれた
場合を示す図であり、図15(b)は、シフト動作モー
ドから通常動作モードへの切替えが、PLL604のク
ロック信号の論理値が1のときに行なわれた場合を示す
図である。
【0200】図15(b)と同じ状態(クロック制御端
子13の0から1への切替えと、その後にPLL204
から出力される最初の立下りとの時間間隔(図中の幅L
AG)が非常に短い)である図25(b)に示した従来
の構成による動作では、非常に幅の小さいパルスP2を
含むパルスが回路内へ供給される。それに対して、本実
施形態の構成では、上記図15(a)および図15
(b)のいずれの場合においても、PLL204から出
力されたクロック信号のパルスが、クロック制御部51
0のANDゲート606から完全な形で出力される。こ
のため、回路内の各部の誤動作を招くことがない。
【0201】従って、半導体集積回路501内のPLL
604を使ってBISTに必要な実動作時の周波数のク
ロック信号を使用できるため、高速なテスタが不要とな
る。
【0202】また、上述の検査方法では、テスタに検査
停止端子506からの検査停止信号に応じて処理を行な
う機能が備わってない場合でも、検査を行なうことがで
きる。
【0203】(実施形態6)本実施形態では、半導体集
積回路501を検査する方法として、図16に示す半導
体集積回路の検査方法を行なう場合について説明する。
図16は、半導体集積回路501に対する検査方法を示
したフローチャートである。図16に示す半導体集積回
路の検査方法は、検査停止端子506の信号をモニター
するステップSt26’のみが、上記実施形態5の半導
体集積回路の検査方法と異なり、その他のステップは上
記実施形態5と同じである。従って、以下にステップS
t26’のみ説明する。
【0204】ステップSt26’では、テスタを用いて
検査停止端子506からの検査停止信号をモニターす
る。具体的には、上記実施形態5の半導体集積回路の検
査方法において、MISR910の値と、期待値レジス
タ911に格納されている被検査回路部514が正常で
ある場合の期待値との比較結果を判定結果出力端子50
4から観測するテスタを、検査停止端子506からの検
査停止信号をモニターするためにも用いる。このことに
よって、検査停止端子506から検査停止信号1が出力
されたら、テスタは直ちに検査結果の解析を行なうこと
ができる。
【0205】図14の半導体集積回路の検査方法では、
検査停止信号をモニターしていないので、検査の停止時
を外部から判断できない。このため、検査が停止してか
ら検査結果の解析操作に移るまでの時間を安全のために
予めが長く見積もっておく必要があり、時間的に無駄が
多い。しかし、上述の図16に示す半導体集積回路の検
査方法では、検査停止後、直ちに検査結果の解析に移れ
るので、時間の無駄が生じないという利点がある。
【0206】(実施形態7)次に、組込み自己検査(B
IST)を行なう別の実施形態を説明する。
【0207】まず、本実施形態の半導体集積回路の構成
を説明する。
【0208】図17は、本実施形態の半導体集積回路の
回路図である。本実施形態の半導体集積回路1801
は、組込み自己検査(BIST)を実施するための構成
を備えている。
【0209】半導体集積回路1801は、図17に示す
ように、半導体集積回路501、テストモード端子50
2、検査開始端子503、判定結果出力端子504、検
査結果データ出力端子505、検査停止端子506、テ
ストクロック端子507、パルス数設定端子508、期
待値設定端子509、検査終了端子1807、クロック
制御部1810、検査入力データ発生部511、検査終
了制御部1812、検査結果解析部1813、および被
検査回路部514を備える。なお、検査入力データ発生
部511は、上記実施形態5と同様にLFSRを用いて
いる。
【0210】図18は、図17におけるクロック制御部
1810を示す回路図である。クロック制御部1810
は、検査開始端子503、テストモード端子502、ク
ロック出力端子603、PLL604、フリップフロッ
プ605および606、ANDゲート609および61
6、ORゲート610、インバータ612および61
7、検査停止端子620を備える。
【0211】以上の構成からわかるように、本実施形態
のクロック制御部1810は、上記実施形態5のクロッ
ク制御部510とほぼ同じ構成である。但し、クロック
制御部1810から検査終了制御部1813へのPLL
からのクロック信号を伝達するPLLクロック端子17
01が設けられている点が異なる。
【0212】図17に示すように、クロック制御部18
10から出力されるクロック信号は、検査入力データ発
生部1811、検査終了制御部1812、検査結果解析
部1813、被検査回路部514にそれぞれ供給され
る。また、クロック制御部1810のPLL604から
出力されるクロック信号は、検査終了制御部1613に
供給される。
【0213】次に、本実施形態の検査終了制御部につい
て説明する。図19は、図17における検査終了制御部
1812の回路図である。
【0214】本実施形態の検査終了制御部1812は、
パルス数設定端子508、テストクロック端子507、
検査開始端子503、クロック制御部1810のクロッ
ク出力端子603に接続されたクロック入力端子80
4、検査停止端子506、PLLクロック端子170
1、検査終了端子1807、検査時間設定レジスタ18
11、xビットカウンタ1815、yビットカウンタ1
816、zビットカウンタ1817、比較器1821〜
1823、ANDゲート1824および1825、OR
ゲート1826および1827、ならびにインバータ1
828および1829を備える。
【0215】xビットカウンタ1815およびyビット
カウンタ1816は、それぞれリセット端子Rcを備え
る。このそれぞれのリセット端子Rcは、それぞれAN
Dゲート1824および1825を介して検査開始端子
503に接続されている。また、zビットカウンタ18
17も検査開始端子503に接続されている。
【0216】xビットカウンタ1815、yビットカウ
ンタ1816、およびzビットカウンタ1817は、検
査開始端子503に入力される信号の論理値が0である
間、それぞれのリセット端子Rcに信号の論理値0が入
力され、値が0に初期化されている。検査開始端子50
3の信号の論理値が1で、且つそれぞれのクロック入力
端子CKcからクロック信号が入力されると、xビット
カウンタ1815、yビットカウンタ1816、zビッ
トカウンタ1817の値は、パルスの立下り信号に同期
して1ずつカウントアップする。
【0217】検査時間設定レジスタ1811は、パルス
数設定端子508に接続されており、テストクロック端
子507に接続されたクロック入力端子CKrと、xビ
ット、yビット、およびzビットを備える。検査時間設
定レジスタ1811のxビット、yビット、およびzビ
ットは、それぞれxビットカウンタ1815、yビット
カウンタ1816、およびzビットカウンタ1817に
対応する。検査時間設定レジスタ1811は、1回あた
りの検査を実行する時間と、検査結果解析を実行する時
間と、検査実行および検査結果解析の繰返しを実行する
回数とを、それぞれxビットと、yビットと、zビット
とを使って設定することができる。なお、本実施形態の
検査時間設定レジスタ1811は、xビットと、yビッ
トと、zビットとは、スキャンチェーンを構成してお
り、このスキャンチェーンによって数値を入力すること
ができるが、これに限定されない。
【0218】比較器1821は、入力側がxビットカウ
ンタ1815と、検査時間設定レジスタ1811のxビ
ットとに接続されており、出力側がORゲート1827
と、インバータ1828とに接続されている。比較器1
821は、xビットカウンタ1815の値と、検査時間
設定レジスタ1811のxビットの値とが等しい場合、
信号の論理値1を出力し、それ以外は信号の論理値0を
出力する。
【0219】比較器1822は、入力側がyビットカウ
ンタ1816と、検査時間設定レジスタ1811のyビ
ットとに接続されており、出力側がzビットカウンタ1
817のクロック入力端子CKcと、インバータ182
9を介してANDゲート1824および1825とに接
続されている。比較器1822は、yビットカウンタ1
816の値と、検査時間設定レジスタ1811のyビッ
トの値とが等しい場合、信号の論理値1を出力し、それ
以外は信号の論理値0を出力する。
【0220】比較器1823は、入力側がzビットカウ
ンタ1816と、検査時間設定レジスタ1811のzビ
ットとに接続されており、出力側が検査終了端子180
7と、ORゲート1827とに接続されている。比較器
1823は、zビットカウンタ1817の値と、検査時
間設定レジスタ1811のzビットの値とが等しい場
合、信号の論理値1を出力し、それ以外は信号の論理値
0を出力する。
【0221】図20は、本実施形態の検査結果解析部を
示す回路図である。本実施形態の半導体集積回路は上記
実施形態5とほぼ同じ構成であり、上記実施形態5の検
査結果解析部513に代えて、図20に示す検査結果解
析部1813を設けた点でのみ異なる。以下に、本実施
形態の検査結果解析部1813の回路構成を説明する。
【0222】検査結果解析部1813は、期待値設定端
子509、テストクロック端子507、検査開始端子5
03、クロック出力端子603と接続されたクロック端
子904、被検査回路部514の出力からのデータ入力
端子905、判定結果出力端子504、検査結果データ
出力端子505、MISR1850、期待値レジスタ1
851、ExORゲート1852、配線FLおよびOR
ゲート1853を備える。
【0223】MISR1850は、検査開始端子503
に接続されたリセット端子Rc、テストクロック端子5
07とクロック端子904とにORゲート1853を介
して接続されているクロック入力端子CKm、およびデ
ータ入力端子905のそれぞれに接続されたビットb1
〜bnを備える。
【0224】MISR1850は、検査開始端子503
に入力される信号の論理値が0である間、リセット端子
Rmに信号の論理値0が入力され、全ビットb1〜bn
の値が常に0に初期化されている。検査開始端子503
の値が1で、かつORゲート1853からクロック信号
が入力されると、パルスの立下り信号に同期して被検査
回路部514から出力されるデータを圧縮する。さらに
本実施形態のMISR1850は、シフトレジスタ機能
も備えており、ORゲート1853から入力されたクロ
ック信号に同期して、検査結果データ出力端子505か
ら各ビットの値を1ビットずつ出力する。また、このと
き同時に、本実施形態のMISR1850は、出力され
た各ビットの値を、配線FLを通じて各ビットにフィー
ドバックする。つまり、リング状のシフトレジスタとし
ても機能する。
【0225】期待値レジスタ1851は、期待値設定端
子509に接続されており、テストクロック端子507
に接続されたクロック入力端子CKrと、ビットb1〜
bnとを備える。期待値レジスタ1851のビットb1
〜bnは、それぞれMISR1850のビットb1〜b
nと対応している。期待値レジスタ1851は、テスト
クロック端子507から入力されたクロック信号に同期
して各ビットの値を1ビットずつ出力する。
【0226】ExORゲート1852の入力側は、MI
SR1850および期待値レジスタ1851の出力側に
接続されており、ExORゲート1852の出力側は、
判定結果出力端子504に接続されている。
【0227】次に、半導体集積回路1801の検査方法
を、図を参照しながら説明する。図21は、本実施形態
の半導体集積回路1801を検査対象とするBISTを
示すフローチャートである。本実施形態の半導体集積回
路1801を検査対象とするBISTを実施する際の、
半導体集積回路1801の各端子における信号波形は、
上記実施形態5の図15と全く同じである。
【0228】実動作時における半導体集積回路1801
の動作は、上記実施形態5と同様である。すなわち、テ
ストモード端子502の値は0に固定される。このと
き、ORゲート610の出力は1に固定されるため、A
NDゲート609の出力は、PLL604のクロック信
号をそのまま出力する。
【0229】まず、図21に示すように、ステップSt
31で検査を開始する。
【0230】次に、図21に示すように、ステップSt
32において、PLL604のクロック信号を、クロッ
ク出力端子603から出力されないようにする。具体的
には、テストモード端子502における信号の論理値を
1にする。なお、この値は検査中1に固定する。次に、
検査開始端子503およびテストクロック端子507に
おける信号の論理値をいずれも0にする。このとき、ク
ロック制御部1810では、フリップフロップ605、
606の出力端子Qから出力される値はすべて0になる
(出力端子NQはから出力される値はすべて1にな
る)。このことによって、ANDゲート609の出力は
0に固定され、PLL604のクロック信号は、クロッ
ク出力端子603から出力されなくなる。また、xビッ
トカウンタ1815、yビットカウンタ1816、およ
びzビットカウンタ1817のそれぞれの値もすべて0
になる。
【0231】次に、図21に示すように、ステップSt
33において検査条件を設定し、入力する。具体的に
は、検査のために被検査回路部514に入力されるクロ
ック信号のパルス数、および検査終了時におけるMIS
R1850の出力値の期待値を設定し、入力する。検査
条件の入力は、テストクロック端子507からクロック
信号を入力し、これに同期してパルス数設定端子50
8、期待値設定端子509からそれぞれ検査時間設定レ
ジスタ1811、期待値レジスタ1851へスキャンイ
ンすることによって行なう。このときテストクロック端
子507から入力するクロック信号は、PLL604に
比較して低周波数で構わない。検査時間設定レジスタ1
811、期待値レジスタ1851へのデータ入力が終了
したら、テストクロック端子507の値を再び0に固定
する。
【0232】上記のステップSt31〜St33は、図
15の期間t1に相当する。
【0233】次にステップSt34では、PLL604
のクロック信号を、クロック出力端子603から出力す
る。このステップSt34は、図15の期間t3に相当
する。具体的には、図15に示すt2の時点で検査開始
端子503を1にする。この操作によって、図15に示
すように、クロック出力端子603からPLL604の
クロック信号が出力され始める。なお、ステップSt3
4におけるクロック制御部1810の動作は、上記実施
形態5のステップSt25におけるクロック制御部51
0の動作とほぼ同じである。
【0234】クロック出力端子603からPLL604
のクロック信号が出力され始めると、クロック出力端子
603から出力されるクロック信号に同期して検査入力
データ発生部511から擬似乱数が発生される。このと
き、カウンタ1815は、0から順に1ずつカウントア
ップし、検査時間設定レジスタ1811と同じ値になる
まで検査停止端子506および検査終了端子1807か
ら0を出力する。さらにこのとき同時に、MISR18
50は、被検査回路部514から出力されるデータを圧
縮する。
【0235】次に、ステップSt35では、検査停止信
号をモニターする。このステップSt35は、図15に
示すt4の時点に相当する。ステップSt35における
本実施形態の半導体集積回路1801の具体的な動作は
以下の通りである。
【0236】xビットカウンタ1815の値が、検査時
間設定レジスタ1811のxビットで指定されたテスト
クロックのパルス数(すなわち検査実行時間)と等しく
なると、比較器1821の出力値が1となる。このと
き、検査停止端子506から検査停止信号である1が出
力され、この信号は直ちにクロック制御部1810の端
子620に入力される。このとき、ANDゲート616
からの出力信号の論理値は0になるので、フリップフロ
ップ605および606が0になる。従って、クロック
出力端子603から出力される信号の論理値は、再び0
に固定される。これによって、xビットカウンタ181
5のカウントアップは停止する。これと同時に、検査入
力データ発生部511からの擬似乱数発生、MISR1
850の動作も停止する。
【0237】次にステップSt36では、ステップSt
33で設定した繰返し回数がすべて終了したか否かを判
定する。終了していない場合は、ステップSt37へ進
み、繰返しがすべて終了した場合にはステップSt38
へ進む。
【0238】ステップSt37では、検査結果解析と次
回のMISR1850に対する期待値の設定および入力
を行なう。具体的には、上記ステップSt35では、P
LLクロック端子1701には常にPLL604からの
クロック信号が入力されている。また、比較器1821
の出力値が1になっている。このため、PLL604か
らのクロック信号がyビットカウンタ1816に入力さ
れ、yビットカウンタ1816はカウントアップを開始
する。さらに上述のように、ステップSt35では、ク
ロック出力端子603から出力されるクロック信号は停
止している。この間にMISR1850の値を解析する
検査結果解析操作を行なう。なお、検査結果解析を実行
する時間(所要パルス数)を、検査時間設定レジスタ1
811のyビットに指定する際には、検査結果解析操作
を行なうに十分な時間を、テストクロックのクロック周
波数およびPLL604のクロック周波数などから予め
見積もっておく必要がある。
【0239】検査停止端子506から0が出力されてい
る間の検査結果解析部1813の動作は、検査結果解析
部513と同じである。一方、ステップSt37におい
て、検査停止端子506から検査停止信号1が出力され
ることによって検査が停止すると、テストクロック端子
507からクロック信号を与え、MISR1850およ
び期待値レジスタ1851をシフトレジスタ動作させ
る。この動作によって、MISR1850中および期待
値レジスタ1851中に格納された値が1ビットずつ読
み出されて、ExOR1852で比較される。その比較
結果を判定結果出力端子504で観測することによっ
て、MISR1850中に格納された検査結果が正常で
あるか、不良であるかを判別することができる。
【0240】次に、yビットカウンタ1816の値が、
検査時間設定レジスタ1811のyビットの値と等しく
なると、比較器1822の出力値が1となる。このと
き、zビットカウンタ1817が1だけカウントアップ
されると同時に、xビットカウンタ1815およびyビ
ットカウンタ1816のすべてのビットが0に初期化さ
れる。これにより、比較器1821、1822の出力値
は0になり、検査終了端子1807の信号の論理値は0
となる。
【0241】また、本実施形態の検査結果の解析におい
ては、テストクロック端子507からクロック信号を入
力することによって、MISR1850の値と、被検査
回路部514が正常である場合の期待値を格納した期待
値レジスタ1851の値とを、1ビットずつ比較する。
さらに、その比較結果を判定結果出力端子504で観測
することによって、被検査回路部514に故障があるか
否かが判定すると同時に、テストクロック端子507か
らクロック信号を用いて期待値レジスタ1851の値を
読み出す際に、同時に期待値設定端子509から、次回
の繰返しにおけるMISR1850の期待値を設定し、
期待値レジスタ1851に入力する。
【0242】検査結果データ出力端子505からMIS
R1850の値をすべて読み出して、読み出した値を故
障診断のためのデータとする。これらの操作が終了した
ら、テストクロック端子507の値は再び0に固定す
る。
【0243】この後、検査時間設定レジスタ1811の
yビットに設定した検査結果解析時間が経過すると、検
査停止端子506の値が0になり、ステップSt35に
戻る。この繰り返し動作は、zビットカウンタ1817
の値が、検査時間設定レジスタ1811のzビットに設
定した値(すなわち、検査実行および検査結果解析の繰
返しを実行する回数)になるまで継続される。
【0244】これらの検査実行、検査結果解析操作の繰
返しを行なうと、そのたびにカウンタ1817がカウン
トアップされる。zビットカウンタ1817の値が検査
時間設定レジスタ1811のzビットの値と等しくなる
と(すなわち、検査実行および検査結果解析操作の繰返
し回数が設定値に達すると)、比較器1823の出力値
が1となり、検査終了端子1807と検査停止端子50
6とが共に1となり、検査を終了する。
【0245】以上の操作によって、BISTによる故障
診断を行なうことができる。
【0246】半導体集積回路1801におけるクロック
制御部1810の動作は、上記実施形態5とほぼ同じで
あり、上記図15(a)および図15(b)に示すよう
にPLL604から出力されたクロック信号のパルス
が、クロック制御部1810のANDゲート606から
完全な形で出力される。従って、PLL604から出力
されたクロック信号が完全な形で回路内の各部(検査入
力データ発生部511、検査終了部1812、検査結果
解析部1813、被検査回路部514)へ供給されるた
め、回路内の各部の誤動作を招くことがない。このた
め、回路内の各部の誤動作を招くことがない。
【0247】つまり、半導体集積回路1801内のPL
L604を用いて、BISTに必要な実動作時の周波数
のクロック信号を使用できるため、高速なテスタが不要
となる。
【0248】特に、本実施形態の検査結果解析部181
3を用いた場合、MISR1850中に格納された検査
結果の値を、テストクロック端子507からのクロック
信号に同期して、各ビットの値を検査結果データ出力端
子505から1ビットずつ読み出すことができるので、
回路中の故障個所を特定するための情報を得ることがで
きる。また、本実施形態の検査結果解析部1813は、
MISR1850から出力された各ビットの値を配線F
Lを通じて各ビットにフィードバックする、リング状の
シフトレジスタとしても機能するので、MISR185
0からの値の読み出しが完了した時点では、MISR1
850中の値は、再び読み出し前の状態へ戻る。この特
徴を使って、故障診断を行なうことができる。
【0249】なお、本実施形態では、MISR1850
から出力された各ビットの値を各ビットにフィードバッ
クする配線FLを設けているが、勿論配線FLを設けな
い構成としてもよい。
【0250】(実施形態8)本実施形態では、半導体集
積回路501を検査する方法として、図22に示す半導
体集積回路の検査方法を行なう場合について説明する。
図22は、半導体集積回路1801に対する検査方法を
示したフローチャートである。図22に示す半導体集積
回路の検査方法は、検査停止端子506の信号をモニタ
ーするステップSt37’のみが、上記実施形態7の半
導体集積回路の検査方法と異なり、その他のステップは
上記実施形態7と同じである。従って、以下にステップ
St37’のみ説明する。
【0251】ステップSt37’では、故障が検出され
たかどうかを判定する。具体的には、ステップSt3
7’では、ステップSt37において、判定結果出力端
子504で故障が観測されたかどうかを判定し、もし故
障が観測されていなければ、検査時間設定レジスタ18
11にyビットで設定した検査結果解析時間が経過した
後、自動的にステップSt35へ進む。
【0252】一方、故障が観測されていれば、ただちに
ステップSt39へ進み、検査を終了する。この場合、
故障診断は最後に故障が検出された時点でのMISR1
850から読み出された故障した値と、それまでの繰返
しにおける検査結果解析操作において、MISR185
0から読み出された正常な値(まだ故障の影響が現れて
いない時の値)を使って故障診断が行なわれる。
【0253】上記実施形態7と比較すると、本実施形態
の半導体集積回路の検査方法は、故障が検出された時点
で検査を終了するので、検査時間が短くて済む。
【0254】
【発明の効果】本発明によれば、実動作時と同じ周波数
の波形の安定したクロック信号を使用して検査を実行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、半導体集積回路の回路図である。
【図2】図2は、図1に示すクロック制御部およびクロ
ック生成部のさらに詳しい回路図を示す。
【図3】図3は、図1におけるスキャンフリップフロッ
プの内部構成を示す回路図である。
【図4】図4は、ディレイテストを示すフローチャート
である。
【図5】図5は、ディレイテストを実施する際の、半導
体集積回路の各端子における信号波形を示す図である。
【図6】図6は、クロック制御部を示す回路図である。
【図7】図7は、クロック制御部を示す回路図である。
【図8】図8は、クロック制御部を示す回路図である。
【図9】図9は、ディレイテストを実施する際の、半導
体集積回路の各端子における信号波形を示す図である。
【図10】図10は、半導体集積回路の回路図である。
【図11】図11は、図10におけるクロック制御部を
示す回路図である。
【図12】図12は、図10における検査終了制御部の
回路図である。
【図13】図13は、図10における検査結果解析部の
回路図である。
【図14】図14は、BISTを示すフローチャートで
ある。
【図15】図15は、BISTを実施する際の、半導体
集積回路の各端子における信号波形を示す図である。
【図16】図16は、半導体集積回路に対する検査方法
を示したフローチャートである。
【図17】図17は、半導体集積回路の回路図である。
【図18】図18は、図17におけるクロック制御部を
示す回路図である。
【図19】図19は、図17における検査終了制御部1
812の回路図である。
【図20】図20は、検査結果解析部を示す回路図であ
る。
【図21】図21は、半導体集積回路を検査対象とする
BISTを示すフローチャートである。
【図22】図22は、半導体集積回路を検査対象とする
BISTを示すフローチャートである。
【図23】図23は、従来の半導体集積回路を示す回路
図である。
【図24】図24(a)および図24(b)は、ディレ
イテストを実施する際の、従来の半導体集積回路の各部
の信号波形を示す図である。
【図25】図25(a)および図25(b)は、BIS
Tを実施する際の、従来の半導体集積回路の各部の信号
波形を示す図である。
【符号の説明】
1、501、1801 半導体集積回路 2、502 スキャンイネーブル端子 3 スキャンイン端子 4 スキャンアウト端子 5、25、35、45 クロック制御部 6、26、36、46 クロック生成部 7 セレクタ 8 組合せ回路部 9 ANDゲート 10、11、12 スキャンフリップフロップ SE スキャンイネーブル端子 SI スキャンイン端子 CK、CK2、CK3、CK4 クロック入力端子 D、D2、D3、D4 データ入力端子 Q、Q2、Q3、Q4、NQ2、NQ4 出力端子 R2、R4 リセット端子 301 フリップフロップ 302 セレクタ 13 クロック制御端子 14 テストモード端子 15 テストクロック端子 16 クロック切替え端子 204 PLL 205、206、207、208 フリップフロップ 209、216 ANDゲート 210、211 ORゲート 212、217 インバータ 213 出力端子 215 カウンタ 220 フリップフロップ 502 テストモード端子 503 検査開始端子 504 判定結果出力端子 505 検査結果データ出力端子 506 検査停止端子 507 テストクロック端子 508 パルス数設定端子 509 期待値設定端子 510、1810 クロック生成部 511 検査入力データ発生部 512、1812 検査終了制御部 513、1813 検査結果解析部 514 被検査回路部 603 クロック出力端子 604 PLL 605、606 フリップフロップ 609、616 ANDゲート 610 ORゲート 612、617 インバータ 620 検査停止端子 804 クロック入力端子 810 カウンタ 811 レジスタ 812 ExORゲート 813 NORゲート Rc、Rm リセット端子 CKc、CKr クロック入力端子、 904 クロック端子 905 データ入力端子 910、1850 MISR 911、1851 期待値レジスタ 912、1852 ExORゲート 913 ORゲート Rc リセット端子 CKm クロック入力端子 CKr クロック入力端子 1701 PLLクロック端子 1807 検査終了端子 1815、1816、1817 カウンタ 1821、1822、1823 比較器 1824、1825 ANDゲート 1826、1827、1853 ORゲート 1828、1829 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉村 正義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石村 貴志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G132 AA05 AB04 AC03 AC14 AD05 AG08 AH01 AK23 AK29 AL09 5F038 CD09 DT02 DT03 DT04 DT06 DT08 DT15 EZ20

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部からクロック出力指令信号を受ける出力
    指令信号入力部を有するクロック制御部と、 上記クロック制御部から出力される出力クロック信号に
    よって制御される内部回路とを備え、 上記クロック制御部は、上記出力指令信号を受けた時刻
    からある期間が経過したときに、上記出力クロック信号
    を上記内部回路に出力するように構成されていることを
    特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記クロック制御部は、あるパルス数の上記出力クロッ
    ク信号を上記内部回路に出力した後、一定の論理値信号
    を上記内部回路に出力するように構成されていることを
    特徴とすることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記内部回路は、検査入力データ発生部と、検査終了制
    御部と、検査結果解析部と、被検査回路部とを備え、 上記検査入力データ発生部と、上記検査終了制御部と、
    上記検査結果解析部とは、上記出力クロック信号を用い
    て上記被検査回路部を検査するように構成されているこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記検査終了制御部は、上記出力クロック信号のパルス
    数を検知する回路と、上記出力クロック信号のパルス数
    があるパルス数に達したときに、上記出力クロック信号
    の内部回路への出力を停止するための停止信号を出力す
    る停止信号出力部とを備えることを特徴とする半導体集
    積回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記クロック制御部は、上記停止信号出力部の停止信号
    をフィードバックして受けるように接続されており、上
    記停止信号出力部に上記停止信号が出力されたときに、
    一定の論理値信号を上記内部回路に出力するように構成
    されていることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記検査終了制御部は、外部に検査を終了するための終
    了信号を出力する終了信号出力部をさらに備え、 上記出力クロック信号の上記クロック制御部から上記内
    部回路への出力と、上記出力によって上記検査結果解析
    部に入力された結果の読み出しとの繰り返しを行ない、
    上記繰り返しの回数がある数に達した後、上記検査終了
    制御部が上記終了信号出力部に上記終了信号を出力する
    ように構成されていることを特徴とする半導体集積回
    路。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記検査終了制御部は、第1数値入力部を有するレジス
    タと、上記出力クロック信号の内部回路への出力を停止
    するための停止信号を出力する停止信号出力部とを備
    え、 上記クロック制御部から出力される上記クロック信号の
    パルス数が上記第1数値入力部の数値と一致したとき
    に、上記停止信号を上記停止信号出力部に出力するよう
    に構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記検査終了制御部は、外部に終了信号を出力する終了
    信号出力部をさらに備え、 上記レジスタは、第2数値入力部と、外部から任意の数
    値を入力可能な第3数値入力部とをさらに備え、 上記出力クロック信号の上記クロック制御部から上記内
    部回路への出力と、上記出力によって上記検査結果解析
    部に入力された結果の読み出しと、上記読み出しに要し
    たパルス数が、上記第2数値入力部の数値と一致したと
    きの、上記停止信号の上記検査終了制御部から上記停止
    信号出力部への出力との繰り返しを行ない、 上記出力クロック信号の出力、上記読み出しおよび上記
    停止信号の出力の繰り返しの回数が上記第3数値入力部
    の数値と一致したときに、上記検査終了制御部が検査終
    了信号を上記終了信号出力部に出力するように構成され
    ていることを特徴とする半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体集積回路におい
    て、 上記第1数値入力部と、上記第2数値入力部とは、外部
    から任意の数値を入力可能なことを特徴とする半導体集
    積回路。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の半導体集積回路にお
    いて、 上記第1数値入力部、上記第2数値入力部および上記第
    3数値入力部は、スキャンチェーンを構成しており、上
    記スキャンチェーンによって、数値を入力されることを
    特徴とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 請求項3に記載の半導体集積回路にお
    いて、 上記検査結果解析部は、上記被検査回路部の検査結果の
    実測値を格納する検査結果レジスタと、上記被検査回路
    部の検査結果の期待値を格納する期待値レジスタと、上
    記検査結果の実測値と上記検査結果の期待値とを比較す
    る比較部を有することを特徴とする半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の半導体集積回路に
    おいて、 上記検査結果レジスタは、被検査回路部の検査結果の実
    測値を1ビットずつ出力する機能を備え、 上記比較器は、1ビットずつ比較するように構成されて
    いることを特徴とする半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の半導体集積回路に
    おいて、 上記比較部は、1パルスのクロック信号の入力によっ
    て、上記検査結果レジスタから出力される実測値と上記
    期待値レジスタから出力される期待値とを一括して比較
    する機能を備えていることを特徴とする半導体集積回
    路。
  14. 【請求項14】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部から出力指令信号を受ける出力指令信号
    入力部を有するクロック制御部と、上記クロック制御部
    から出力される出力クロック信号によって制御される内
    部回路とを備え、上記出力指令信号を受けた時刻からあ
    る期間が経過したときに、上記出力クロック信号を上記
    内部回路に出力するように構成されている半導体集積回
    路の検査方法であって、 上記時刻以降では、上記出力クロック信号を用いて上記
    内部回路をスキャン方式によって検査することを特徴と
    する半導体集積回路の検査方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の半導体集積回路の
    検査方法において、 上記クロック制御部は、外部からテストクロック信号を
    受けるテストクロック信号入力部をさらに有し、 上記スキャン方式を用いる半導体集積回路の検査は、上
    記時刻以前には、上記クロック制御部が出力クロック信
    号として上記テストクロック信号を上記内部回路に出力
    するスキャン方式によるディレイテストであることを特
    徴とする半導体集積回路の検査方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の半導体集積回路の
    検査方法において、 上記出力指令信号は、論理値の立上りまたは立下りであ
    ることを特徴とする半導体集積回路の検査方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の半導体集積回路の
    検査方法において、 上記出力指令信号は、一定の論理値に維持されることを
    特徴とする半導体集積回路の検査方法。
  18. 【請求項18】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部から出力指令信号を受ける出力指令信号
    入力部を有するクロック制御部と、 検査入力データ発生部と、検査終了制御部と、検査結果
    解析部と、被検査回路部とを有し、上記クロック制御部
    から出力される出力クロック信号によって制御される内
    部回路とを備え、 上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記検査
    終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力クロ
    ック信号によって上記被検査回路部を検査するように構
    成された半導体集積回路の検査方法であって、 上記出力指令信号を受けた時刻から、上記クロック制御
    部が上記内部回路に出力する上記出力クロック信号のパ
    ルス数を設定するステップ(a)と、 上記クロック制御部が、上記出力指令信号を受けた時刻
    からある期間が経過したときに、上記出力クロック信号
    を上記内部回路に出力するステップ(b)と、 上記ステップ(a)で設定された上記パルス数の上記出
    力クロック信号の入力が完了した以降に、上記検査結果
    解析部から検査結果を読み出すステップ(c)と、 を含む半導体集積回路の検査方法。
  19. 【請求項19】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部から出力指令信号を受ける出力指令信号
    入力部を有するクロック制御部と、 検査入力データ発生部と、終了信号出力部を有する検査
    終了制御部と、検査結果解析部と、被検査回路部とを有
    し、上記クロック制御部から出力される出力クロック信
    号によって制御される内部回路とを備え、 上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記検査
    終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力クロ
    ック信号によって上記被検査回路部を検査するように構
    成された半導体集積回路の検査方法であって、 上記出力指令信号を受けた時刻から、上記クロック制御
    部が上記内部回路に出力する上記出力クロック信号のパ
    ルス数を設定するステップ(a)と、 上記出力指令信号を受けた時刻からある期間が経過した
    ときに、上記クロック制御部が上記出力クロック信号を
    上記内部回路に出力するステップ(b)と、 上記ステップ(a)で設定された上記パルス数の上記出
    力クロック信号の入力が完了したときに、上記検査終了
    制御部が検査を終了するための終了信号を上記終了信号
    出力部に出力するステップ(c)と、 上記終了信号を受けた上記検査結果解析部から検査結果
    を読み出すステップ(d)と、 を含む半導体集積回路の検査方法。
  20. 【請求項20】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部から出力指令信号を受ける出力指令信号
    入力部を有するクロック制御部と、 検査入力データ発生部と、検査終了制御部と、検査結果
    解析部と、被検査回路部とを有し、上記クロック制御部
    から出力される出力クロック信号によって制御される内
    部回路とを備え、 上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記検査
    終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力クロ
    ック信号によって上記被検査回路部を検査するように構
    成された半導体集積回路の検査方法であって、 上記出力指令信号を受けた時刻からある期間が経過した
    ときに、上記クロック制御部が上記出力クロック信号を
    上記内部回路に出力するステップ(a)と、上記検査結
    果解析部に入力された結果を読み出すステップ(b)と
    を含み、 上記ステップ(a)と上記ステップ(b)とを繰り返す
    ことを特徴とする半導体集積回路の検査方法。
  21. 【請求項21】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部から出力指令信号を受ける出力指令信号
    入力部を有するクロック制御部と、 検査入力データ発生部と、数値入力部を有するレジスタ
    および停止信号出力部を備える検査終了制御部と、検査
    結果解析部と、被検査回路部とを有し、上記クロック制
    御部から出力される出力クロック信号によって制御され
    る内部回路とを備え、 上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記検査
    終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力クロ
    ック信号によって上記被検査回路部を検査するように構
    成された半導体集積回路の検査方法であって、 上記出力指令信号を受けた時刻から、上記クロック制御
    部が上記内部回路に出力する上記出力クロック信号のパ
    ルス数を上記数値入力部に入力するステップ(a)と、 上記出力指令信号を受けた時刻からある期間が経過した
    ときに、上記クロック制御部が上記出力クロック信号を
    上記内部回路に出力するステップ(b)と、 上記クロック制御部から出力される上記クロック信号の
    パルス数が上記数値入力部の数値と一致したときに、上
    記出力クロック信号の内部回路への出力を停止するため
    の停止信号を上記停止信号出力部に出力するステップ
    (c)と、 上記検査結果解析部から検査結果を読み出すステップ
    (d)とを含み、 上記ステップ(a)から(d)までを、上記ステップ
    (d)と同時に次の上記ステップ(a)を実行するよう
    に繰り返すことを特徴とする半導体集積回路の検査方
    法。
  22. 【請求項22】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部から出力指令信号を受ける出力指令信号
    入力部を有するクロック制御部と、 検査入力データ発生部と、検査終了制御部と、検査結果
    解析部と、被検査回路部とを有し、上記クロック制御部
    から出力される出力クロック信号によって制御される内
    部回路とを備え、 上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記検査
    終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力クロ
    ック信号によって上記被検査回路部を検査するように構
    成された半導体集積回路の検査方法であって、 上記出力指令信号を受けた時刻からある期間が経過した
    ときに、上記クロック制御部が上記出力クロック信号を
    上記内部回路に出力するステップ(a)と、 上記ステップ(a)によって上記検査結果解析部に入力
    された結果を読み出すステップ(b)と、 上記ステップ(a)と上記ステップ(b)とを繰り返
    し、上記ステップ(b)において読み出された上記結果
    に不良が確認された時点で半導体集積回路の検査を終了
    するステップ(c)と、 を含む半導体集積回路の検査方法。
  23. 【請求項23】 クロック信号を生成するクロック生成
    部、および外部から出力指令信号を受ける出力指令信号
    入力部を有するクロック制御部と、 検査入力データ発生部と、終了信号出力部を備える検査
    終了制御部と、検査結果解析部と、被検査回路部とを有
    し、上記クロック制御部から出力される出力クロック信
    号によって制御される内部回路とを備え、 上記内部回路の上記検査入力データ発生部と、上記検査
    終了制御部と、上記検査結果解析部とは、上記出力クロ
    ック信号によって上記被検査回路部を検査するように構
    成された半導体集積回路の検査方法であって、 上記出力指令信号を受けた時刻からある期間が経過した
    ときに、上記クロック制御部が上記出力クロック信号を
    上記内部回路に出力するステップ(a)と、 上記検査結果解析部に入力された結果を読み出すステッ
    プ(b)とを含み、 上記ステップ(a)と上記ステップ(b)とを繰り返
    し、上記繰り返しの回数がある数に達すると、上記検査
    終了制御部が上記終了信号出力部に終了信号を出力した
    後に、上記ステップ(b)において読み出された上記結
    果に基づいて故障診断を行なうステップ(c)と、 を含む半導体集積回路の検査方法。
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