JP2003013451A - 盛土の補強構造 - Google Patents

盛土の補強構造

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JP2003013451A
JP2003013451A JP2001200867A JP2001200867A JP2003013451A JP 2003013451 A JP2003013451 A JP 2003013451A JP 2001200867 A JP2001200867 A JP 2001200867A JP 2001200867 A JP2001200867 A JP 2001200867A JP 2003013451 A JP2003013451 A JP 2003013451A
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embankment
sheet pile
ground
pile wall
walls
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JP2001200867A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Tanaka
宏征 田中
Yukio Saimura
幸生 才村
Masatake Tatsuta
昌毅 龍田
Kunihiko Onda
邦彦 恩田
Shinzo Utsunomiya
紳三 宇都宮
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JFE Steel Corp
JFE Engineering Corp
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Sumitomo Metal Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 景観や自然環境を阻害することなく、また新
たな用地確保と施工機械の開発を必要とせず、工費と工
期を抑えながら、地震時や洪水時等の盛土を崩壊させよ
うとする外力に対して盛土を補強する。 【解決手段】 のり尻を除く盛土1の内部に盛土1を貫
通し、支持地盤4に根入れされる深さを持つ少なくとも
1列の矢板壁2を盛土1の長さ方向に連続的に設置し、
盛土1を構成する地盤中に矢板壁2と、矢板壁2で締め
切られた地盤からなる構造骨格部5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は地震時や洪水時等
の盛土を崩壊させようとする外力に対して盛土を補強す
る盛土の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】河川堤
防や道路・鉄道盛土等の盛土構造物に対する補強は対象
とする盛土構造物の種別毎に機能や構造を考慮した上
で、地震、あるいは洪水,浸透,洗掘等の現象毎に対応
した対策工が提案され、実施されている。
【0003】例えば河川堤防の場合にはコンクリート等
の透水性の極めて低い材料や不透水性の材料を用いて堤
防表面を被覆することが行われる。
【0004】この方法によれば、堤体内への浸透や堤体
内側への漏水、洪水時の堤体内の浸潤線の変動による構
造の不安定化等を抑止することは可能であるが、構造自
体の強度を向上させることにならないため、地震や大洪
水時等の大きな外力による堤体の破壊や基礎地盤の軟
化、変形に伴う堤体の不安定化を防止することはでき
ず、局所的であっても堤防の破壊や堤防高さの低下が発
生すれば、河川の氾濫につながる。
【0005】また堤防表面への被覆であることから、堤
体下部の透水性の高い層を通じて生ずる堤体内部側への
漏水を防止することができないため、漏水を防止するに
は図12,図13に示すようにのり尻付近に基盤漏水防止用
の矢板壁等を打設することが必要になる。この他、コン
クリート等による被覆は景観を損ねる上、自然環境を阻
害する等の問題が指摘されている。
【0006】一方、堤体が軟弱な地盤上、あるいは液状
化の可能性のある地盤上に存在するために地震時に不安
定化することが想定される場合には基礎地盤や周辺地盤
を地盤改良するか、構造的な補強が行われる。
【0007】構造的な補強の例としては『軟弱地盤ハン
ドブック』((株)建設産業調査会)に、鋼矢板で盛土
側面を締め切り、その中に盛土を施工することで本体盛
土の基底破壊を防止し、盛土側面ののり尻外方への変位
を防止する図12−(a) 〜(c)に示すような方法が紹介さ
れている。
【0008】『液状化対策工法設計・施工マニュアル
(案)』(建設省土木研究所他)でも液状化層上に施工
された盛土の液状化対策工法として、鋼材を用いた図13
−(a)〜(e) に示すような方法が示されている。
【0009】いずれも盛土ののり尻付近に支持地盤(基
盤)に到達する鋼矢板を打設することで盛土地盤を締め
切る方法であるが、河川堤防の場合には図12−(a) ,図
13−(b) に示すように対向するのり尻付近の鋼矢板間に
タイロッドを架設することによる水みちの形成を回避す
る必要から、一般的にはタイロッドを架設することをせ
ずに、図13−(a) に示すように自立の鋼矢板を打設する
ことが行われる。
【0010】しかしながら、盛土ののり尻付近に鋼矢板
を打設するのみでは、鋼矢板間距離が大きいため、締切
り内での地盤に対する拘束力が低下する上、鋼矢板は曲
げ剛性と支持地盤への根入れ部における抵抗力で荷重に
抵抗することから、変形量が大きくなるため、地盤の変
形を完全に防止することができない。
【0011】特に液状化時のように極端に地盤強度が低
下するときには、盛土地盤及び基礎地盤にある程度の変
形が生ずることは許容せざるを得ないが、鋼矢板による
補強効果が不十分であるため、堤体の変形と沈下を防止
することはできない。
【0012】盛土地盤の拘束効果を高める上では図12−
(a) ,図13−(b) のようにのり尻付近に打設した鋼矢板
の頭部間にタイロッドを架設するか、図12−(b) ,図13
−(d) に示すアースアンカーを設置する方法や図13−
(c) に示す控え杭を設置する方法が有効であるが、前記
の通り、タイロッド等が水みちを形成することになり、
地盤中への漏水が生ずる結果、地盤に対する拘束効果が
低下する等、構造上の問題が伴う。
【0013】その他、タイロッドは盛土の天端からの深
度の大きいのり尻間に架設されるため、既設の盛土に対
しては施工が難しい上、工費の上昇と工期の長期化を伴
う等の不利益がある。
【0014】またのり尻付近に打設した鋼矢板の頭部を
越える大規模洪水時等の洗掘,越水,浸透等による堤体
自身の破壊や、地震時の盛土への大きな外力の作用によ
る盛土自身の破壊に対しては頂部がのり尻に位置する鋼
矢板では地盤の拘束効果が機能しないため、堤体や盛土
の破壊を防止することはできない。
【0015】液状化時の堤体の変形や沈下、または洪水
時や地震時の盛土の破壊が生じたときには河川堤防にお
いては破堤による河川の氾濫が起こり、道路盛土におい
ては交通網の寸断に結び付く可能性が高い。
【0016】洪水時や地震時等の様々な外力条件に対す
る盛土の安定性を高めながら、自然環境にも配慮した構
造として、のり面を緩傾斜化し、盛土自体を大規模化し
た堤防が提案されているが、用地の確保や施工に莫大な
費用と年月を必要とするため、適用対象は限定される。
【0017】この発明は上記背景より、景観を阻害せ
ず、常時、あるいは洪水時や地震時等の様々な外力条件
に対応し得る盛土の補強構造を提案するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1ではのり尻を除
く盛土の内部に盛土を貫通し、支持地盤に根入れされる
深さを持つ少なくとも1列の矢板壁を盛土の長さ方向に
連続的に設置し、盛土を構成する地盤中に矢板壁と、矢
板壁で締め切られた地盤からなる構造骨格部を形成する
ことにより、盛土の幅方向の浸透,透水を防止し、洪水
時や地震時の外力による盛土構造物自体の破壊を防止す
る。
【0019】少なくとも1列の矢板壁がのり尻を除いた
位置で盛土を貫通して支持地盤に根入れされることで、
盛土内部は幅方向に2区画以上の構造骨格部に区分され
るため、地下水や浸透水が盛土内を全幅に亘って浸透す
ることが防止され、洪水時や地震時の外力により基礎地
盤が不安定化した場合でも構造骨格部自体の安定性が確
保され、盛土の破壊が防止される。また矢板壁の頂部が
盛土の天端等、のり尻を除いた区間に位置することで、
盛土の一部に破壊が生じたときでも盛土高さが保たれ
る。
【0020】盛土下部に透水性の高い層が存在する場合
でも、矢板壁が盛土を貫通して支持地盤に根入れされる
ことで、基盤における漏水対策工を兼ねる。
【0021】矢板壁は盛土内部に打設されることで、景
観と自然環境に影響を与えることはないことから、のり
面を被覆することなく、のり面に対して自然材料を敷設
するか植生を施すことを自由に行えるため、補強後の盛
土を自然環境の保全を図る盛土構造物として完成させる
ことができる。
【0022】また既設か新設かを問わず、盛土内部に既
存の施工機械を用いて矢板壁を打設するのみで補強が施
されるため、新たな用地確保と施工装置の開発を必要と
せず、工費を抑えながら、短期間で実施することが可能
である。
【0023】請求項2では盛土の天端の範囲内、もしく
はのり肩付近に1列の矢板壁を設置し、矢板壁の頂部を
実質的に盛土の天端の高さに置くことにより、構造骨格
部を構成する矢板壁によって河川堤防等の場合に盛土高
さを確保する。盛土高さが確保されることで、破堤や堤
防高さの低下による堤防の決壊や河川の氾濫が防止され
る。
【0024】請求項3では盛土の天端を含む、両側のの
り肩付近間に2列以上の矢板壁を設置して盛土内部を幅
方向に3区画以上の構造骨格部に区分し、盛土地盤と基
礎地盤を一層狭い範囲に締め切ることにより、従来のの
り尻付近に矢板壁を打設する場合より地盤の拘束効果を
高め、盛土の構造安定性を高める。
【0025】この場合、矢板壁で挟まれた盛土の天端や
のり肩付近を含む地表が構造骨格部の一部として洪水時
や地震時にも構造安定性を確保することで、盛土の天端
高さが保持されるだけでなく、盛土天端が道路や鉄道軌
道として使用されている場合の交通網の寸断が防止され
る。
【0026】請求項4では請求項2、もしくは請求項3
において、盛土のいずれか片側ののり尻付近に1列の矢
板壁を設置し、盛土の天端を含む、両側ののり肩付近間
の1列以上の矢板壁とのり尻付近の1列の矢板壁の、計
2列以上の矢板壁によって盛土内部を幅方向に3区画以
上の構造骨格部に区分し、盛土地盤と基礎地盤を一層狭
い範囲に締め切ることにより、従来ののり尻付近に矢板
壁を打設する場合より地盤の拘束効果を高め、盛土の構
造安定性を高める。
【0027】請求項4によれば、基礎地盤が軟弱地盤や
液状化地盤で、盛土の重みによる基礎地盤の側方流動が
近隣の構造物に悪影響を及ぼす可能性がある場合に、構
造物が存在する側に構造骨格部が形成されれば、構造骨
格部が構造物側への地盤の側方流動を防止する働きをす
るため、構造物への影響を回避することが可能になる。
【0028】請求項5では請求項2、もしくは請求項3
において、盛土の両側ののり尻付近にそれぞれ1列の矢
板壁を設置し、盛土の片側ののり肩付近から他方側のの
り肩付近までの範囲内の1列以上の矢板壁と両側ののり
尻付近の各1列の矢板壁の、計3列以上の矢板壁によっ
て盛土内部を幅方向に4区画以上の構造骨格部に区分す
ることにより、請求項4より更に地盤の拘束効果を上
げ、盛土の構造安定性を高める。
【0029】この場合、盛土の両側に構造物が存在する
場合にも地盤の側方流動の防止効果により構造物への影
響が回避される。
【0030】請求項6では盛土の幅方向に2列以上の矢
板壁が設置された請求項3乃至請求項5のいずれかにお
いて、盛土の幅方向に対向する少なくともいずれか2列
の矢板壁を連結材で互いに連結し、矢板壁自身の変形を
低減することにより、締め切られた地盤の拘束効果とそ
れによる地盤の変形防止効果を一層高め、構造骨格部の
構造安定性を向上させる。
【0031】連結材は少なくとも盛土の天端の範囲内で
対向する矢板壁間、またはのり肩とのり尻間で対向する
矢板壁間に架設されることで、盛土の天端からの深度の
大きいのり尻間に架設される必要がなく、地表面寄りに
架設されればよいため、既設の盛土に対しても施工が難
しくなることはない。
【0032】請求項7では請求項2乃至請求項6のいず
れかにおいて、矢板壁で区画された構造骨格部を構成す
る少なくともいずれかの地盤の天端に頂版を設置するこ
とにより、盛土天端を道路や鉄道軌道として利用するこ
とに対応する。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は河川堤防としての盛土1中
に、盛土1の天端の範囲内、もしくはのり肩付近に1列
の矢板壁2を設置した請求項2の発明の実施例を示す。
【0034】矢板壁2は盛土1を構成する盛土地盤1aと
その直下の軟弱地盤、もしくは液状化地盤である基礎地
盤3を貫通し、支持地盤4に根入れされる深さを持ち、
盛土1の長さ方向に連続的に設置され、盛土1中に矢板
壁2と、矢板壁2で締め切られた地盤からなる構造骨格
部5を形成する。図1の場合は矢板壁2の両側に構造骨
格部5が形成される。
【0035】図1では洪水時や地震時に堤体としての盛
土1に破壊が生ずる、または基礎地盤3の液状化等によ
る大変形により盛土1が沈下、もしくは破壊する等、様
々な要因により盛土1が形状を維持できなくなった場合
でも、支持地盤4に根入れされた矢板壁2によって堤防
高さが確保されるため、河川の氾濫は確実に防止され
る。
【0036】矢板壁2には主として鋼矢板や鋼管矢板が
使用され、施工は矢板壁2の打設のみであるため、既存
の施工機械を用いることで短期間に遂行することができ
る。また盛土1が既設の場合には矢板壁2の打設のため
に新たな用地確保を必要としない。
【0037】矢板壁2は盛土1の内部に打設され、盛土
1の表面に突出しないため、景観を阻害することがない
上、のり面や水際付近の施工は自由に行え、自然材料を
敷設する他、植生する等により生物環境に適合した仕上
げを施すことができる。
【0038】図2は矢板壁2として鋼矢板より剛性と強
度の高い鋼管矢板を使用することで、図1の場合より矢
板壁2自身と構造骨格部5の剛性と強度を増した場合を
示す。図2はまた、1列でありながら、矢板壁2の頭部
が位置する盛土地盤1aの天端に頂版6を敷設すること
で、盛土1の天端に道路機能や緊急車両走行路としての
機能等を持たせた請求項7の実施例も示す。
【0039】頂版6は矢板壁2に接続され、矢板壁2の
頭部の変形を拘束する機能を発揮する。図2の場合はま
た、鋼管矢板の内部空間を緊急物資を備蓄するスペース
として利用することもできる。
【0040】図3は盛土1の両側ののり肩付近、または
盛土1の天端の範囲内に2列の矢板壁2,2を設置した
請求項3の発明に対し、両矢板壁2,2の頭部間に形鋼
やタイロッド等の連結材7を架設し、両矢板壁2,2に
接続した請求項6の発明の実施例を示す。
【0041】各矢板壁2の頭部は盛土1の表面付近に位
置し、図3の場合、連結材7は盛土1の表面寄りに実質
的に水平に架設され、両矢板壁2,2とそれに挟まれた
盛土地盤1aと基礎地盤3によって構造骨格部5が形成さ
れる。図3は矢板壁2,2に挟まれた構造骨格部5の天
端に車両等が走行可能な頂版6を設置し、盛土1が道路
盛土や鉄道盛土として使用される場合の請求項7の実施
例も示している。
【0042】連結材7が盛土1の表面寄りに架設される
場合は、既設の盛土1に対してもその天端において容易
に施工することができ、連結材7が漏水や浸透破壊を引
き起こす水みちを形成することもない。
【0043】図3では支持地盤4に根入れされ、盛土1
の天端の幅に相当する距離を隔てて対向する矢板壁2,
2によって構造骨格部5が締め切られ、拘束されること
で高い安定性を確保することから、大規模地震時等に大
きな慣性力が作用したり、基礎地盤3が液状化等により
軟化することがあっても、形態を維持する能力を持つた
め、少なくとも盛土1の天端部分の崩壊が防止され、頂
版6上の道路や鉄道軌道を健全に保持することができ
る。
【0044】矢板壁2,2が盛土地盤1aと基礎地盤4を
締め切ることによる地下水系への影響や、締め切られた
盛土地盤1aと基礎地盤4への雨水の浸透等が懸念される
場合は、矢板壁2として所定位置に所定開孔率の孔を設
けた透水性のある鋼矢板が使用される。
【0045】矢板壁2の設置と連結材7の架設によって
景観と自然環境に影響を与えないことと、用地確保を必
要とせず、既存の施工機械を用いて短期間で施工が行え
る効果は図3の場合でも維持される。
【0046】図4は盛土地盤1aの天端に頂版6を敷設
し、矢板壁2,2間に連結材7を架設した図3の場合
に、頂版6の下の盛土地盤1a中に貯蔵庫・倉庫11等、水
防物品や前記した緊急物資等を備蓄するための設備を埋
設した場合を示す。
【0047】図5は盛土1の両側ののり肩付近に各1列
の矢板壁2,2を設置した請求項3の発明に対し、両矢
板壁2,2の頭部間に連結材7を架設した請求項6の発
明の他の実施例を示す。
【0048】支持地盤4に根入れされ、対向する矢板壁
2,2によって締め切られ、拘束されることで高い安定
性を確保した構造骨格部5は洗掘や浸透に対する安定性
も確保し、治水上、必要な機能を発揮することから、河
川寄りの矢板壁2の河川側に位置する盛土地盤1aに対す
る構造上の制約がないため、図5では矢板壁2の河川側
に位置する盛土地盤1aを石積み8により構成している。
【0049】図5の場合、対向する2列の矢板壁2,2
によって締め切られた構造骨格部5が洪水や地震、基礎
地盤の不安定化等の様々な外力条件に対して安定性を保
ち、破堤を防止する効果を有する上、河川側の盛土地盤
1aが石積み8で構成されることで、親水性が高く、自然
環境や景観に適合した盛土1として完成させることがで
きる。この場合、予め蛇籠等に石材を詰めた形で積み上
げて石積み8部分を形成すれば、構築作業と解体後の復
旧作業が速やかに行える。
【0050】図5ではまた、河川の反対側ののり面にお
ける景観への影響と自然環境への影響が少ない場合に、
盛土1の天端と、河川の反対側ののり面を保護材9で被
覆することにより、構造骨格部5の盛土地盤1aと基礎地
盤4内への雨水の浸透を防止すると共に、越水や地震に
対して盛土1の河川の反対側ののり面の安定性を高める
場合を示している。
【0051】図6は盛土1の一方ののり肩付近とその側
ののり尻付近に矢板壁2,2を設置した請求項4の発明
に対し、両矢板壁2,2の頭部間に連結材7を架設し、
両矢板壁2,2に接続した請求項6の発明の実施例を示
す。図6では盛土1の河川の反対側寄り、すなわち堤体
の内地側に矢板壁2,2と連結材7を配置した場合を示
す。
【0052】各矢板壁2の頭部は盛土1の表面付近に位
置し、連結材7は盛土1の表面寄りに傾斜して架設さ
れ、両矢板壁2,2とそれに挟まれた盛土地盤1aと基礎
地盤3によって構造骨格部5が形成される。
【0053】この場合、堤体である盛土1内に複数列の
矢板壁2を設置することで、構造骨格部5の締め切り幅
が小さくなることと、連結材7による矢板壁2,2の連
結により構造骨格部5に対する拘束効果が上がることか
ら、構造骨格部5の安定性が向上する。
【0054】矢板壁2,2に挟まれた構造骨格部5は洗
掘や浸透に対する安定性も確保することから、図5の場
合と同様に河川寄りの矢板壁2の河川側に位置する盛土
地盤1aに対する構造上の制約がなく、自由な構造にする
ことができるため、図6では矢板壁2の河川側に位置す
る盛土1の表面に植生する等により盛土1の河川側を自
然の形態を残した形にしている。
【0055】また連結材7は盛土1の表面寄りに位置す
るため、既設の盛土1に対しても容易に施工することが
でき、また河川に面しないため、連結材7を通じて漏水
や浸透破壊等を引き起こす水みちが形成されることはな
い。
【0056】構造骨格部5の安定性が向上することと、
連結材7が水みちを形成しないことで、大規模洪水時に
堤体の河川側に洗掘や越流が生じた場合にも構造骨格部
5により氾濫につながる破堤を構造的に、確実に防止す
ることができ、支持地盤4に根入れされた矢板壁2,2
において基盤漏水や堤体漏水も確実に防止することがで
きる。
【0057】矢板壁2が常時の地下水の流れを阻害する
ことが懸念される場合は、矢板壁2として所定位置に所
定開孔率の孔を設けた透水性のある鋼矢板が使用され
る。
【0058】地震時に盛土1直下の基礎地盤3が液状化
した場合には連結材7と矢板壁2の根入れ部分における
横抵抗とによって矢板壁2の変形が抑えられ、矢板壁
2,2で締め切られた構造骨格部5の盛土地盤1aと基礎
地盤3の変形も抑えられるため、構造骨格部5の安定性
が保たれ、破堤を確実に防止することができる。
【0059】また構造骨格部5が河川側の盛土地盤1aと
基礎地盤3の側方流動力に抵抗し、盛土地盤1aと基礎地
盤3が堤体の内地側へ変形することを防止するため、堤
体に近接した構造物等への影響を回避することができ
る。同様の効果は基礎地盤3が軟弱なために地震時以外
に長期的に変形が生ずる可能性がある場合にも期待され
る。
【0060】矢板壁2の設置と連結材7の架設によって
景観と自然環境に影響を与えないことと、用地確保を必
要とせず、短期間で施工が行える効果は図6の場合でも
維持される。
【0061】図7は盛土1の両側ののり肩付近の2箇所
に各1列の矢板壁2,2を、堤体の内地側ののり尻付近
に1列の矢板壁2を設置した請求項4の発明に対し、対
向する各2列の矢板壁2,2間に水平に連結材7を架設
した請求項6の発明の実施例を示す。ここでは連結材7
を水平に架設しているが、矢板壁2,2の頭部間に架設
する場合もある。
【0062】この例でも図5,図6の場合と同様に支持
地盤4に根入れされ、対向する矢板壁2,2によって締
め切られた構造骨格部5が高い安定性を確保することか
ら、河川寄りの矢板壁2の河川側に位置する盛土地盤1a
に対する構造上の制約がないため、矢板壁2の河川側に
位置する盛土1の表面に植生する等により自然の形態を
残している。
【0063】図7の場合は盛土1の幅方向に3列配列す
る矢板壁2と、対向する矢板壁2,2を連結する連結材
7によって盛土1の幅方向両側に位置する矢板壁2,2
間に安定性の高い構造骨格部5,5が2区画形成される
ため、洪水や地震、基礎地盤3の不安定化等の様々な外
力条件に対する安定性が図5,図6の場合より向上す
る。
【0064】図7では対向する矢板壁2,2に挟まれた
盛土地盤1aと基礎地盤3の内、盛土地盤1aに対して攪拌
混合処理等による地盤改良13を実施し、または盛土地盤
1aを軽量盛土材料を用いて構成することにより構造骨格
部5の構造安定性を一層向上させた場合を示している。
例えば軽量盛土材料としてEPSを混合した軽量盛土材
料等を使用することで、矢板壁2に作用する土圧を低減
し、土かぶり圧の低減により基礎地盤3が液状化した際
等の側方流動圧を低減する効果が期待できる。図7にお
いてハッチを入れた箇所が地盤改良13を施した領域を示
す。
【0065】盛土地盤1a内への雨水の浸透、構造骨格部
5を構成する盛土地盤1a内での水位の上昇等が懸念され
る場合は矢板壁2として所定位置に所定開孔率の孔を設
けた透水性のある鋼矢板が使用される。
【0066】図8は盛土1の天端に1列の矢板壁2を、
両側ののり尻付近に各1列の矢板壁2,2を設置し、安
定性の高い構造骨格部5,5を2区画形成した請求項5
の発明の実施例を示す。
【0067】この例でも盛土1の幅方向に3列配列する
矢板壁2によって盛土1の幅方向に安定性の高い構造骨
格部5,5が2区画形成されるため、洪水や地震、基礎
地盤3の不安定化等の様々な外力条件に対する安定性が
図5,図6の場合より向上する。
【0068】図8では盛土1の規模が大きく、構造骨格
部5の締め切り幅が大きくなる場合や、地震等の外力条
件が厳しくなる場合を想定し、盛土1の天端に位置する
矢板壁2から少なくともいずれか一方ののり尻側へ帯鋼
やジオテキスタイル等からなる補強材10を敷設する等に
よりのり面補強工を施工した様子を示している。
【0069】この他、矢板壁2とのり面との間の盛土地
盤1aに対してはセメントミルク等の固結材の注入や充填
による補強、もしくは攪拌混合処理等による地盤改良、
あるいは固結材等を用いた補強と上記のり面補強工との
組み合わせによる補強が施される。
【0070】盛土地盤1a内への雨水の浸透、構造骨格部
5を構成する盛土地盤1a内での水位の上昇等が懸念され
る場合は矢板壁2として所定位置に所定開孔率の孔を設
けた透水性のある鋼矢板が使用される。
【0071】図9は図8に示す各矢板壁2をのり肩よ
り、盛土1天端の中央部寄りに配置し、各矢板壁2の頂
部とのり肩間に一定以上の水平距離Hを確保すること
で、のり面上部の崩壊抑止策を施した場合を示す。この
場合、矢板壁2の頂部とのり肩間の水平距離Hが0.3m程
度以上であれば、のり面の崩壊抑止効果が期待できる。
【0072】図10は矢板壁2頂部とのり肩間に一定以上
の水平距離を確保した図9の場合に、のり面を川面保護
工12により補強すると共に、矢板壁2とのり面との間の
盛土地盤1aの上層部に対してセメントミルク等の固結材
の充填や、盛土地盤1aとの攪拌・混合により地盤改良13
を施した場合を示す。
【0073】図11は盛土1の両側ののり肩付近の2箇所
に各1列の矢板壁2,2を、両側ののり尻付近に各1列
の矢板壁2を設置し、盛土1の幅方向に安定性の高い構
造骨格部5を3区画形成すると共に、のり肩付近の対向
する2列の矢板壁2,2間に水平に連結材7を架設した
請求項5及び請求項6の発明の実施例を示す。
【0074】図11では盛土1の幅方向に4列配列する矢
板壁2により盛土地盤1aと基礎地盤3を比較的狭い範囲
で締め切り、盛土1全体を構造骨格部5として完成させ
ることで、洪水や地震、基礎地盤3の不安定化等、様々
な外力条件に対して盛土1全体の安定性を図7,図8の
場合より更に高めることができる。
【0075】例えば基盤の漏水対策や液状化対策として
既に両側ののり尻付近に2列の矢板壁2が設置されてい
る場合に、のり肩付近に新たに矢板壁2,2を打設して
図11の構造にすることもある。
【0076】盛土地盤1a内への雨水の浸透、構造骨格部
5を構成する盛土地盤1a内での水位の上昇等が懸念され
る場合は矢板壁2として所定位置に所定開孔率の孔を設
けた透水性のある鋼矢板が使用される。
【0077】
【発明の効果】のり尻を除く盛土の内部に盛土を貫通
し、支持地盤に根入れされる深さを持つ少なくとも1列
の矢板壁を盛土の長さ方向に連続的に設置し、盛土を構
成する地盤中に矢板壁と、矢板壁で締め切られた地盤か
らなる構造骨格部を形成することで、洪水時や地震時の
外力により基礎地盤が不安定化した場合での構造骨格部
の安定性を確保するため、盛土の破壊を防止することが
できる。また矢板壁の頂部が盛土の天端等、のり尻を除
いた区間に位置するため、盛土高さも保たれる。
【0078】この結果、地震、洪水、常時の浸透,透水
等、各種の外力に対して河川堤防では治水機能を、道路
・鉄道盛土では交通網としての機能を確実に保持するこ
とができる。
【0079】矢板壁は盛土内部に打設されるため、景観
と自然環境に影響を与えることはない。また盛土内部に
矢板壁を打設するのみで補強が施されるため、新たな用
地確保も施工機械の開発を必要とせず、工費を抑えなが
ら、短期間で実施することが可能である。
【0080】請求項3では両側ののり肩付近間に2列以
上の矢板壁を設置して盛土内部を幅方向に3区画以上の
構造骨格部に区分し、盛土地盤を一層狭い範囲に締め切
るため、従来ののり尻付近に矢板壁を打設する場合より
地盤の拘束効果が高まり、盛土の構造安定性が高まる。
【0081】請求項4,請求項5では盛土の両側ののり
肩付近間に設置される1列以上の矢板壁と、いずれか片
側ののり尻付近に設置される1列の矢板壁の、計2列以
上の矢板壁によって盛土内部を幅方向に3区画以上の構
造骨格部に区分し、盛土地盤を一層狭い範囲に締め切る
ため、従来ののり尻付近に矢板壁を打設する場合より地
盤の拘束効果が高まり、盛土の構造安定性が高まる。
【0082】また基礎地盤が軟弱地盤や液状化地盤で、
盛土の重みによる基礎地盤の側方流動が近隣の構造物に
悪影響を及ぼす可能性がある場合に、構造物が存在する
側に構造骨格部が形成されることで、構造物側への地盤
の側方流動を防止できるため、構造物への影響を回避で
きる。
【0083】請求項6では盛土の幅方向に対向する少な
くともいずれか2列の矢板壁を連結材で互いに連結し、
矢板壁自身の変形を低減するため、締め切られた地盤の
拘束効果とそれによる地盤の変形防止効果が一層高ま
り、構造骨格部の構造安定性が向上する。
【0084】連結材は盛土の天端の範囲内で対向する矢
板壁間、またはのり肩とのり尻間で対向する矢板壁間に
架設されることで、地表面寄りに架設されればよいた
め、既設の盛土に対しても容易に施工することができ
る。
【0085】請求項7では矢板壁で区画された構造骨格
部を構成する少なくともいずれかの盛土の天端に頂版を
設置するため、盛土天端を道路や鉄道軌道として利用す
ることに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の発明の実施例を示した断面図であ
る。
【図2】請求項2及び請求項7の発明の実施例を示した
断面図である。
【図3】請求項6及び請求項7の発明の実施例を示した
断面図である。
【図4】図3において頂版下に貯蔵庫・倉庫を設置した
場合を示した断面図である。
【図5】請求項3及び請求項6の発明の実施例を示した
断面図である。
【図6】請求項4及び請求項6の発明の実施例を示した
断面図である。
【図7】請求項4及び請求項6の発明の他の実施例を示
した断面図である。
【図8】請求項5の発明の実施例を示した断面図であ
る。
【図9】図8において矢板壁とのり肩間に一定の水平距
離を確保した場合を示した断面図である。
【図10】図9においてのり面に川面保護工を設置する
と共に、矢板壁と川面保護工間の上層部分に地盤改良を
施した場合を示した断面図である。
【図11】請求項5及び請求項6の発明の実施例を示し
た断面図である。
【図12】(a) 〜(c) は従来の盛土の補強例を示した断
面図である。
【図13】(a) 〜(e) は従来の他の盛土の補強例を示し
た断面図である。
【符号の説明】
1……盛土、1a……盛土地盤、2……矢板壁、3……基
礎地盤、4……支持地盤、5……構造骨格部、6……頂
版、7……連結材、8……石積み、9……保護材、10…
…補強材、11……貯蔵庫・倉庫、12……川面保護工、13
……地盤改良。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000001258 川崎製鉄株式会社 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番28 号 (72)発明者 田中 宏征 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 才村 幸生 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 龍田 昌毅 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 恩田 邦彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 宇都宮 紳三 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 Fターム(参考) 2D044 CA01 2D049 EA02 FB03 FB12 FB14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 のり尻を除く盛土の内部に盛土を貫通
    し、支持地盤に根入れされる深さを持つ少なくとも1列
    の矢板壁を盛土の長さ方向に連続的に設置し、盛土を構
    成する地盤中に矢板壁と、矢板壁で締め切られた地盤か
    らなる構造骨格部を形成する盛土の補強構造。
  2. 【請求項2】 盛土の天端の範囲内、もしくはいずれか
    片側ののり肩付近に1列の矢板壁を設置してある請求項
    1記載の盛土の補強構造。
  3. 【請求項3】 盛土の天端を含む、両側ののり肩付近間
    に2列以上の矢板壁を設置してある請求項1記載の盛土
    の補強構造。
  4. 【請求項4】 盛土のいずれか片側ののり尻付近に1列
    の矢板壁を設置してある請求項2、もしくは請求項3記
    載の盛土の補強構造。
  5. 【請求項5】 盛土の両側ののり尻付近にそれぞれ1列
    の矢板壁を設置してある請求項2、もしくは請求項3記
    載の盛土の補強構造。
  6. 【請求項6】 盛土の幅方向に対向する少なくともいず
    れか2列の矢板壁を連結材で互いに連結してある請求項
    3乃至請求項5のいずれかに記載の盛土の補強構造。
  7. 【請求項7】 矢板壁で区画された構造骨格部を構成す
    る少なくともいずれかの地盤の天端に頂版を設置してあ
    る請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の盛土の補強
    構造。
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