JP2003012050A - 注出容器 - Google Patents

注出容器

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JP2003012050A
JP2003012050A JP2001199329A JP2001199329A JP2003012050A JP 2003012050 A JP2003012050 A JP 2003012050A JP 2001199329 A JP2001199329 A JP 2001199329A JP 2001199329 A JP2001199329 A JP 2001199329A JP 2003012050 A JP2003012050 A JP 2003012050A
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弘幸 中村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内容物の注出可能状態を保持しながら、二重
容器の減容変形する内部容体の減容変形形態を一定化さ
せること、内容物の安定した注出動作を有した容器を安
価に得る。 【解決手段】 スクイズ変形可能で、復元自在な可撓性
を有する外部容体12を形成する外殻層5と、内容物を
その内部に収容し、内圧の減少により、内方に萎み変形
自在に、減容変形する内部容体13を形成する内層6と
から構成される壜体状の容器本体1を有する。開口部2
3を有し、容器本体の口部3に嵌着される注出キャップ
体を有し、口部における外部容体部分に、外気の導入の
ための吸気孔を有し、注出キャップ体20に、吸気孔8
に連通し、逆止機能を有した吸気弁26と、開口部から
の内部容体への内容物の逆流および外気の流入を防ぐ、
逆止機能を有した逆止弁25を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクイズ変形自在な外
部容体内に、萎み変形自在な内部容体を剥離可能に積層
し、外気を吸引することなく、内容物の注出使用を可能
とした、合成樹脂製の注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】マヨネーズ等を収容する内部容体を容器
本体の内部に収容してなる注出容器は、実開昭57−4
4063号公報に記載されている。 該公報に記載の注
出容器は容器本体の底部に通気孔を設けることにより、
容器本体のスクイズにより、内部のマヨネーズを注出し
た後、容器本体と内部容体との間に外部の空気が導入さ
れ、内部容体は変形したままの形状を保持し、かつ前記
容器本体はその復元力により、元の形状に復帰するよう
にしたものである。
【0003】また実平開7−22951には、容器本体
と内部容体とを結合固定して、内部容体からの内容物の
通過は許すが、外気の内容物への進入は阻止する第一の
逆止弁と、外容体と、中容体との間への外気の通過は許
すが、外容体と中容体との間に侵入した外気の排出は阻
止する第二の逆止弁を設けて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭57−4406
3号公報、実平開7−22951に記載の容器はいずれ
も容器本体と内部容体を作成し、それを組付ける等の製
造工程が必要であり、容器のコストが高くなるという欠
点がある。
【0005】また、両公報の技術とも内部容器の胴部を
萎み変形させて、減容変形するものとなっているのであ
るが、内容物の重量の作用により、減容程度が進むに従
って、萎み変形が胴部の上半部分に集中発生して、この
ため胴部の下部の内容物を注出できなくなることがあ
る、と云う問題があった。
【0006】さらに、内部容体の萎み変形の形態は、こ
の萎み変形発生時の姿勢に従って定まるものであるの
で、内容物の安定した注出を達成できる形態に一定化さ
せることができず、このため萎み変形の形態によって
は、内容物の注出が、不良もしくは不能になることがあ
る、と云う問題があった。
【0007】そこで、本発明、上記した従来技術におけ
る問題点を解消すべく発明されたもので、内容物の注出
可能状態を保持しながら、二重容器の減容変形する内部
容体の減容変形形態を一定化させること、該二重容器を
簡単に製造することを技術的課題として、もって容器の
使用形態に影響されることなく、内容物の確実で安定し
た注出動作を有した容器を安価に得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段の内、請求項1記載の発明の手段は、剥
離可能に積層された、スクイズ変形可能で、復元自在な
可撓性を有する外部容体を形成する外殻層と、内容物を
その内部に収容し、内圧の減少により、内方に萎み変形
自在に、減容変形する内部容体を形成する内層とから構
成されるブロー成形された壜体状の容器本体を有するこ
と、開口部を有し、容器本体の口部に嵌着される注出キ
ャップ体を有すること、前記口部における外部容体部分
に、外気の導入のための吸気孔を有すること、注出キャ
ップ体に、前記吸気孔に連通し、逆止機能を有した吸気
弁と、前記開口部からの内部容体への内容物の逆流およ
び外気の流入を防ぐ、逆止機能を有した逆止弁を有する
こと、内部容体の減容変形を一定の形態に規制する変形
規制部を、外殻層と内層を容器本体の全高さ範囲にわた
って接着する、縦帯状の接着帯で構成すること、内部容
体の減容変形における、径方向の潰れ変形を一定形態に
規制し、内容物の内部容体ら口部への流路を確保する、
容器本体のブロー成形時に同時に形成された凸凹構造
を、前記容器本体の胴部の、少なくとも上半分の高さの
範囲に、前記接着帯をさけた部分に有すること、にあ
る。
【0009】請求項1の上記構成により、容器本体のス
クイズにより、内容物を注出した後、スクイズを止め、
押し圧を解除すると、外部容体が弾性回復力により元の
形に復元し始め、開口部に設けた逆止弁の機能により、
内容物の注出が止まり、内部容体への内容物の逆流およ
び外気の流入が止められ、該内部容体は減容変形した状
態を保持したままであるので、吸気弁から吸気孔を通し
て、内部容体と外部容体の間に、外部空気が導入され、
外部容体が元の形状に復元される。
【0010】前記、外部容体が元の形状に復元した状態
から、再度スクイズすると、吸気弁の逆止機能により外
部容体と内部容体との間の空気が密封され、加圧され
て、内部容体に圧力が加えられ、内容物が注出される。
【0011】逆止弁の逆止機能により、内部容体内への
外気の流入がないので、内部容体内に空気溜りができる
恐れがなく、このため注出容器をどのような姿勢で使用
しても、簡単にすばやく注出することができ、また空気
による内容物の分解、酸化劣化等の問題も防ぐことがで
きる。
【0012】容器本体の全高さ範囲にわたって外殻層と
内層とを接着固定する縦細帯状の接着帯を設けることに
より、この接着層が位置する部分では、外殻層から、内
層を剥離することが不能であり、このため外殻層から内
層が剥離しながら進行する内部容体の容積減少変形は、
この接着層に接着した部分を不動箇所として行われるこ
とになり、内部容体の萎み変形は、高さ方向の縮小を生
じることがなく、萎み変形が一定の形態に規制される。
【0013】内容物がその重量により、内部容体の下部
に偏在するために、内部容体の径方向への萎み変形は、
上部に集中するが、容器本体の胴部の少なくとも上半分
の高さの範囲に形成した凸凹構造が、リブ構造として作
用して、内部容体の上部における萎み変形の形態を規制
して、内部容体の潰れによる平断面の閉塞を防止し、内
容物の口部への流動通路を確保する。
【0014】前記接着帯による高さ方向の縮小変形を規
制する機能と、前記、凸凹構造による流動通路を確保す
る機能とにより、胴部の全高さ範囲にわたって内容物の
流動通路を連通して確保できる。
【0015】請求項2記載の発明の手段は請求項1記載
の発明における、容器本体の胴部の少なくとも上半分の
部分に設けた、凸凹構造を、縦溝としたことにある。
【0016】請求項2の上記構成により、縦溝は、その
形状、肉厚効果により、内部容体の径方向への萎み変形
によっても、その凸凹の形状は潰れがたく、リブ構造と
しての作用を発揮し、接着帯による高さ方向の縮小変形
の規制効果と合わせて、高さ方向に連通した流動通路を
確実に確保する。
【0017】請求項3の発明の手段は、請求項1または
2記載の発明における、接着帯を、胴部の中心軸に対し
て軸対称の位置に一対、縦溝を前記接着帯に対して胴部
の中心軸に対して90°の位置に一対、形成することに
ある。
【0018】請求項3の上記構成により、内部容体は胴
部の中心軸に対して、軸対称の位置、二箇所で外部容体
に接着固定され、また該二箇所の接着固定部から中心角
が90°の位置に、一対の縦溝が形成されており、内部
容体が萎み変形した状態では、前記一対の縦溝の凹部が
間近に向かい合う形態となり、径方向への萎み変形が一
定の形態に規制され、内部容体の潰れによる平断面の閉
塞をより確実に防止して、流動通路を確保する。
【0019】請求項4の発明の手段は請求項1、2また
は3記載の発明における、容器本体の胴部の少なくとも
半分の高さの位置から上方に向かって、該胴部の上端に
起立連設された口部まで漸減的に、該胴部の径を縮径す
る構成としたこと、にある。
【0020】内容物がその重量により、内部容体の下部
に偏在するために、内部容体の径方向への萎み変形は、
上部に集中するが、請求項4の上記構成により、内部容
体の上部ほど該胴部の径が小さく、ブロー成形の結果、
上部ほど、内層の肉厚が大きくなり、凸凹構造によるリ
ブ構造としての作用の効果がより大きくなり、内部容体
の上部における萎み変形の形態をより確実に規制して、
内部容体の潰れによる平断面の閉塞を防止し、内容物の
流動通路を確保する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。図1ないし図7は本発明による
注出容器の一実施例を示すもので、容器本体1は高密度
ポリエチレン製樹脂からなる外殻層5と、高密度ポリエ
チレン製樹脂との相溶性がないナイロン製樹脂からな
る、内層6と、前記高密度ポリエチレン製樹脂およびナ
イロン製樹脂に対して、充分な接着性を発揮する接着性
樹脂からなる接着帯9とから構成される。
【0022】容器本体1は、底部4と、該底部4に連設
した円筒形状の胴部2と、該胴部2の上端に起立連接し
た円筒状の口部3とを有し、前記胴部2は略半分の高さ
の位置から上方に向かって、漸減的に縮径している。
【0023】容器本体1を構成する外郭層5と内層6は
接着帯9で接着固定されている部分を除いて、剥離可能
に積層しており、外殻層5は充分な機械的強度とスクイ
ズ変形性と、復元自在な可撓性とを有する外部容体12
を形成し、内層6は充分に萎み変形を発揮できる肉厚の
内部容体13を外部容体12の内側に形成している。
【0024】容器本体1の胴部2の略半分の高さより上
の部分、すなわち該胴部2が縮径している部分に、胴部
2の中心軸に対して軸対称の位置に二箇所、該胴部2の
壁を容器本体1の内方に凹ませるようにして、縦溝10
を形成している。該縦溝10の設置位置はブロー成形の
割り金型のパーティグラインから中心角90°の位置に
形成してある。
【0025】外殻層5と内層6とを接着固定する接着帯
9は、胴部2に形成された前記縦溝10に対して胴部2
の中心軸に対して中心角90°の位置すなわち両縦溝1
0に対して等距離となる箇所に、軸対称に一対、容器本
体1の全高さ範囲にわたって設けられている。
【0026】この容器本体1のブロー成形は、図4およ
び図5に示すように、外筒17と、該外筒17の内側に
位置する円筒状の内筒16と、外筒17と内筒16の間
に、中心軸に対して軸対称の位置に一対の細帯状の接着
体9とを、共押し出しして、パリソン15を成形し、該
パリソン15をブロー成形割り金型で成形する。この際
縦溝10が同時に形成される。
【0027】円筒状である、口部3の外周面には螺条が
刻設されており、また吸気孔8を開設している。(図3
参照)
【0028】注出キャップ体20は、中央部に開口部2
3を設けた頂壁を有し、内周面に容器本体1の口部3と
螺合するための螺条を刻設した、有頂円筒体のキャップ
本体21と、該キャップ本体21の頂壁上面に、開口部
23を内部に位置して起立連接した注出筒27とを有
し、該注出筒27の先端の注出口22から内容物が外部
に注出され、該注出口22をカバーキャップ29で蓋を
している。
【0029】注出キャップ体20は螺合により容器本体
1の口部3に組みつけられ、キャップ本体21の頂壁の
下面に垂下設したシール筒片28と内周面下端に付属設
したシール部24が、それぞれ容器本体1の口部3の内
周面上端と外周面下端に密着してシールされる。
【0030】注出キャップ体20は、キャップ本体21
の開口部23に逆止弁25を設置、該逆止弁25は、常
時には開口部23を閉鎖して、外部の空気の進入を止め
る逆止機能と、容器本体1をスクイズして内容物7を注
出する際には、内部容体13の内圧により開き、開口部
23を開放する機能を有する。
【0031】また注出キャップ体20には、キャップ本
体21の筒壁に、口部3に設けた吸気孔8の位置に合せ
て、吸気弁26が付設されており、該吸気弁26は、外
部容体12と内部容体13の間の空気の圧力が外気より
低い場合には、開いて吸気孔8を通して外殻層5と内層
6の間に空気を導入する機能を有し、逆に外部容体12
と内部容体13の間の空気の圧力が外気圧と等しくなる
と、閉じて、空気を外部に逃がさない逆止機能とを有す
る。
【0032】次に上記実施例による注出容器の使用状態
について図面を参照しながら説明する。前記のように構
成された注出容器においては容器本体1をスクイズする
と、吸気弁26が閉じ、内部容体13に収容されている
内容物7の圧力が上昇して、逆止弁25を開き、注出キ
ャップ体20の先端の注出口22より外部に注出され、
内部容体13は内容物7が減少した分だけ萎む。
【0033】その後容器本体1のスクイズを止め、押し
圧を解除すると、外部容体12は弾性回復力により、元
の形に復元し始め、外部容体12と内部容体13の間の
空気が減圧され、その結果、内部容体13の内圧が外気
圧に戻り、逆止弁25が閉じ内容物7の注出が止まり、
内部容体13は萎んだ形状を保持しつつ、吸気弁26が
開いて、吸気孔8を通して、外殻層5と内層6との間に
外部の空気が導入され、外部容体12は元の形状に復
元、外部容体12と内部容体13の間の空気の圧力が外
部と等しくなると吸気弁26は閉じる。この際、外殻層
5と内層6との剥離が進行する。
【0034】再度容器本体1をスクイズした場合は、前
記吸気弁26は閉じたままなので、スクイズによる圧力
が、外部容体12と内部容体13との間の空気を介し
て、内部容体13に伝達され、内部容体13の内圧が上
昇して、逆止弁25が開いて、内容物7が注出口22よ
り注出され、その分、内部容体13がさらに萎む。容器
本体1のスクイズを止め、押し圧を解除した場合は前記
と同様であり、上述の如く注出作業を繰り返すことによ
り、内部容体13は内容物7がなくなるまで萎み変形す
る。
【0035】図6に本実施例の注出容器で、内容物7が
減少し、内部容体13が萎み変形した状態での、注出容
器の部分縦断面図を示す。高さ全範囲にわたって接着帯
で接着されているため、内部容体13の高さ方向への縮
小変形が無い。また内容物7はその重量により下部に偏
在して、萎み変形が上部に集中している。
【0036】図7に、図6に示した、内部容体13が萎
み変形した状態での注出容器の平断面図を示す。内部容
体13が中心軸に対して軸対称の位置に形成した一対の
接着帯9により固定され、縦溝10の凹部が向かい合っ
て位置しているので、径方向への萎み変形による形態が
規制され、平断面が潰れて閉塞することなく、内容物7
の通路が確保さている。
【0037】また内容物7がその重量により、内部容体
1の下部に偏在するために、内部容体13の径方向への
萎み変形は、内部容体13の上部に集中するが、縦溝1
0を容器本体1の胴部2の略上半分の部分に形成したこ
とと、該胴部2を略上半分の高さの位置から上に向かっ
て縮径したことと、前記接着帯9の高さ方向の縮小変形
を規制する機能とにより、内部容体13で全高さ範囲に
わたって内容物7が口部3に至る流動通路が確保され
る。
【0038】前記した一実施例では、縦溝10の形成す
る領域、胴部2の縮径する領域を略胴部2の半分の高さ
より上の部分に設定したが、内容物の粘度等の性質によ
り、最適な高さを設計することができる。また接着帯9
および縦溝10の本数は、その効果により、2本以上に
することもできる。
【0039】また前記した一実施例では凸凹構造を、縦
溝10としたが、横溝条、千鳥足状、螺旋状等の凸凹構
造によっても、その配置によって、径方向への萎み変形
の形態を規制することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記した構成としたので、以
下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明は、内部容
体の高さ方向および径方向の萎み変形の形態が、接着帯
と凸凹構造によって規制されるので、内容物注出時の姿
勢により、内容物の注出が、不良もしくは不能になると
云う不都合の発生はなく、常に安定して安全な注出動作
を得ることができ、また内容物を最後まで確実にかつ円
滑に注出使用することができる。
【0041】外郭層、内層、接着層からなる容器本体
を、凸凹構造を同時に形成しながらブロー成形で成形す
るので、製造コストを安価にすることができる。
【0042】請求項2記載の発明は、凸凹構造を縦溝と
したため、特に内部容体の径方向への萎み変形に対し
て、その凸凹の形状は潰れがたく、リブ構造としての作
用を発揮し、内容物の安定した注出動作をより確実に、
最後まで維持できる。
【0043】請求項3記載の発明は、接着帯を容器本体
の中心軸に対して、軸対称の位置に一対、縦溝を接着帯
に対して、90°の位置に一対形成する構成としたの
で、内部容体が、萎み変形した状態で一対の縦溝の凹部
が間近に向き合った形態となり、内容物の流動通路の潰
れを確実に防止することができる。
【0044】請求項3記載の発明は、容器本体の胴部の
少なくとも半分の高さの位置から上方に向かって、胴部
の径を縮径する構成としたので、内部容体の上部におけ
る萎み変形の形態を確実に規制して、平断面の閉塞をよ
り確実に防止でき、内容物の安定した注出動作をより確
実に最後まで維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を組付けた注出容器の半縦断
正面図。
【図2】図1に示した一実施例の、A−A線に沿っての
平断面図。
【図3】図1に示した一実施例の要部拡大半縦断面図。
【図4】本発明により容器本体にブロー成形される、パ
リソンの一実施例を示す正 面図。
【図5】図4に示したパリソンの実施例の、B−B線に
沿っての平断面図。
【図6】本発明の一実施例の内部容体が萎み変形した注
出容器の部分縦断正面図。
【図7】図6に示した内部容体が萎み変形した注出容器
のC−C線に沿っての平断面図。
【符号の説明】
1; 容器本体 2: 胴部 3; 口部 4; 底部 5; 外殻層 6; 内層 7; 内容物 8; 吸気孔 9; 接着帯 10;縦溝 12;外部容体 13;内部容体 15;パリソン 16;内筒 17;外筒 20;注出キャップ体 21;キャップ本体 22;注出口 23;開口部 24;シール部 25;逆止弁 26;吸気弁 27;注出筒 28;シール筒片 29;カバーキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA03 PB03 PC04 PC07 PD22 PE18 PF06 3E065 AA02 BA12 CA20 DA04 DA11 DB06 DD01 DE12 GA02 HA03 3E067 AA03 AA04 AB21 BA03C BA13B BB14B BB15C EE59 FC01 3E084 AA03 AA12 AA24 AA25 AB06 BA03 CA01 CB02 DA01 DB12 DB13 FA09 FB01 FC01 GA04 GA08 GB04 GB12 HA03 HB03 HD03 KA05 LA17 LB02 LB07 LC01 LD02 LD16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離可能に積層された、スクイズ変形可
    能で、復元自在な可撓性を有する外部容体(12)を形成す
    る外殻層(5)と、内容物(7)をその内部に収容し、内圧の
    減少により、内方に萎み変形自在に、減容変形する内部
    容体(13)を形成する内層(6)とから構成されるブロー成
    形された壜体状の容器本体(1)と、開口部(23)を有し、
    容器本体(1)の口部(3)に嵌着される注出キャップ体(20)
    からなり、前記口部(3)における外部容体(12)部分に、
    外気の導入のための吸気孔(8)を開設し、注出キャップ
    体(20)に、前記吸気孔(8)に連通し、逆止機能を有した
    吸気弁(26)と、前記開口部(23)からの内部容体(13)への
    内容物(7)の逆流および外気の流入を防ぐ、逆止機能を
    有した逆止弁(25)とを設け、内部容体(13)の減容変形を
    一定の形態に規制する変形規制部を、外殻層(5)と内層
    (6)を容器本体(1)の全高さ範囲にわたって接着する、縦
    帯状の接着帯(9)で構成し、内部容体(13)の減容変形に
    おける、径方向の潰れ変形を一定形態に規制し、内容物
    (7)の内部容体(13)から口部(3)への流路を確保する、容
    器本体(1)のブロー成形時に同時に形成された、凸凹構
    造を、前記容器本体(1)の胴部(2)の、少なくとも上半分
    の高さの範囲に、前記接着帯(9)をさけた部分に設けて
    なる、注出容器。
  2. 【請求項2】 容器本体(1)の胴部(2)の少なくとも上半
    分の部分に設けた、凸凹構造を、縦溝(10)とした請求項
    1記載の注出容器。
  3. 【請求項3】 接着帯(9)を胴部(2)中心軸に対して軸対
    称の位置に一対、縦溝(10)を前記接着帯(9)に対して胴
    部(2)の中心軸に対して90°の位置に一対、形成し
    た、請求項1または2記載の注出容器。
  4. 【請求項4】 容器本体(1)の胴部(2)の少なくとも半分
    の高さの位置から上方に向かって、該胴部(2)の上端に
    起立連設された口部(3)まで漸減的に、該胴部(2)の径を
    縮径する構成とした請求項1、2または3記載の注出容
    器。
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