JP2003011993A - 詰め替え容器 - Google Patents

詰め替え容器

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JP2003011993A
JP2003011993A JP2001192656A JP2001192656A JP2003011993A JP 2003011993 A JP2003011993 A JP 2003011993A JP 2001192656 A JP2001192656 A JP 2001192656A JP 2001192656 A JP2001192656 A JP 2001192656A JP 2003011993 A JP2003011993 A JP 2003011993A
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container
refill container
seal
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JP2001192656A
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Morihiro Sugiyama
守広 杉山
Shuji Iwao
修司 岩尾
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Lion Corp
Toppan Inc
Original Assignee
Lion Corp
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】他の容器の口へ詰め替え時に内容物がこぼれ難
いようにし、内容物が詰め替え容器の上部に残ることが
なく、内容物がこぼれ難い状態でスムースに他の容器の
口へ詰め替えできる詰め替え容器を提供するものであ
る。 【解決手段】内部に内容物の収納部を形成するようプラ
スチック製シートの上部、左右の側部および底部を巡る
周辺部をシールして下部が膨らみ上部が窄んだ立て置き
式の詰め替え容器において、内容物注ぎ用ノズルが、前
記詰め替え容器の上部隅部に先細り状に形成され、前記
収納部の上部シールには、前記ノズルの開き角度αより
も大きな開き角度βでもって前記ノズルの根元部から前
記ノズルの反対側の前記側部方向へ低く傾斜する傾斜シ
ールを形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状の内容物が収
納されておりこの内容物を他の容器へ詰め替えるための
詰め替え容器に関する。
【0002】
【従来の技術】液状の内容物が収納されておりこの内容
物を他の容器へ詰め替えるための詰め替え容器として、
一般的に、スタンディングパウチと称する立て置き式の
詰め替え容器が使用されている。斯かる詰め替え容器と
して、図11と図12に示すものがある。先ず図11の
詰め替え容器50は、底部51を構成する底面シート5
2と、胴部53を構成する矩形状の2枚の側面シート5
4、55からなり、側面シート54、55はシートの状
態でその上辺60Aと左右側辺58A、59Aとは略9
0度(90度を含む)の角度を保つ。底面シート52と
2枚の側面シート54、55は、内部に液体等の内容物
を収納する収納空間56を形成し、且つ収納空間56内
に内容物を収納したときに底面シート52の下方には空
間を形成するように周辺部を熱溶着している。具体的に
は、底面シート52と2枚の側面シート54、55の底
部接合部57、及び2枚の側面シート54、55の左右
辺接合部58、59、及び2枚の側面シート54、55
の上辺接合部60とを熱溶着しており、これによって、
底面シート52の下方には底部接合部57によって囲ま
れた空間が形成され、底部接合部57は、熱溶着によっ
て強度を保つため詰め替え容器50を立て置くための脚
部となる。
【0003】更に、詰め替え容器50の一方の上部隅に
は、詰め替え容器50の上辺接合部60よりも高く斜め
上方へ突出するように側面シート54、55の延出した
周辺部を熱溶着してノズル部61が形成され、このノズ
ル部61の上端部を切り取ることによって注ぎ口62が
形成され、詰め替え容器50を傾けてこの注ぎ口62か
ら内容物を他の容器へ詰め替えることができる。
【0004】図12に示すもう一つの詰め替え容器50
は、図11の詰め替え容器50と同様に底部51を構成
する底面シート52と胴部53を構成する2枚の側面シ
ート54、55からなり、底面シート52と2枚の側面
シート54、55は、内部に液体等の内容物を収納する
収納空間56を形成し、且つ収納空間56内に内容物を
収納したときに底面シート52の下方には空間を形成す
るように周辺部を熱溶着している。具体的には、底面シ
ート52と2枚の側面シート54、55の底部接合部5
7、及び2枚の側面シート54、55の左右辺接合部5
8、59、及び2枚の側面シート54、55の上辺接合
部60とを熱溶着しており、これによって、底面シート
52の下方には底部接合部57によって囲まれた空間が
形成され、底部接合部57は、熱溶着によって強度を保
つため詰め替え容器50を立て置くための脚部となる。
【0005】図12の詰め替え容器50は、図11の詰
め替え容器50とはその上部の構成が異なり、矩形状の
2枚の側面シート54、55はその上部に斜めの上辺接
合部60を形成することによって、側面シート54、5
5の左右辺接合部58、59の一方とこの斜めの上辺接
合部60との間に角度Rの部分をノズル部61が形成さ
れている。このノズル部61の上端部を切り取ることに
よって注ぎ口62が形成され、詰め替え容器50を傾け
てこの注ぎ口62から内容物を他の容器へ詰め替えるこ
とができる。なお、詰め替え容器50の側面は、文字、
図形、色彩などによって表現された内容物に関する宣伝
広告部分であるが、一点鎖線で示したQ部も内容物に関
する宣伝広告部分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11と図12の詰め
替え容器50の高さHが同じであれば、図11の詰め替
え容器50は、ノズル部61を除く高さH1の部分が図
12のこれに対応する部分の高さH2(これはHに等し
い)よりも低いので、詰め替え容器50の側面の面積が
狭くなり、宣伝広告面が狭くなる欠点がある。
【0007】また、図11の詰め替え容器50は、傾け
て注ぎ口62から内容物を他の容器へ詰め替えるが、こ
の場合、詰め替え容器50を逆さまにした状態で他の容
器に詰め替える時には、Pの部分に内容物が残ることが
あり、詰め替え状態でこのことを考慮しなければならな
い問題がある。
【0008】また、図12の詰め替え容器50では、他
の容器の口へ詰め替え時に内容物がこぼれ難いようにす
るためには、他の容器の口へノズル部61が深く挿入さ
れることが必要であるが、そのようにするためには内容
物の良好な流出を考慮しつつノズル部61の開き角度R
を小さくする必要がある。しかし、このノズル部61の
開き角度Rを小さくすると、S点が下がり一点鎖線で示
したQ部が増えることになり、その結果として内容物の
収納容積が減少する。そして、広くなった一点鎖線で示
したQ部が内容物の注ぎ時に邪魔になる問題がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑み、他の容
器の口へ詰め替え時に内容物がこぼれ難いようにし、内
容物が詰め替え容器の上部に残ることがなく、内容物が
こぼれ難い状態でスムースに他の容器の口へ詰め替えで
きる詰め替え容器を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の詰め替え容器
は、内部に内容物の収納部を形成するようプラスチック
製シートの上部、左右の側部および底部を巡る周辺部を
シールして下部が膨らみ上部が窄んだ立て置き式の詰め
替え容器において、内容物注ぎ用ノズルが、前記詰め替
え容器の上部隅部に先細り状に形成され、前記収納部の
上部シールには、前記ノズルの開き角度αよりも大きな
開き角度βでもって前記ノズルの根元部から前記ノズル
の反対側の前記側部方向へ低く傾斜する傾斜シールを形
成したことを特徴とする。
【0011】これによって、詰め替え容器を逆さまにし
た状態で他の容器に詰め替える時には、傾斜シール部に
よってノズルへ向けた内容物の円滑な流れが形成でき、
詰め替えがスムースに行える。また、ノズル側から遠い
部分に内容物が残る従来の問題もなく、詰め替え作業も
容易となる。
【0012】また、本発明の詰め替え容器は、内部に内
容物の収納部を形成するようプラスチック製シートの上
部、左右の側部および底部を巡る周辺部をシールして下
部が膨らみ上部が窄んだ立て置き式の詰め替え容器にお
いて、内容物注ぎ用ノズルが、前記詰め替え容器の上部
隅部に先細り状に形成され、前記収納部の上部シールに
は、前記ノズルの開き角度αよりも大きな開き角度βで
もって前記ノズルの根元部から前記ノズルの反対側の前
記側部へかけて低く傾斜する傾斜シールとこの傾斜シー
ルから水平方向へ延びた水平シール部とを形成したこと
を特徴とする。
【0013】ノズル部から他方の側部にかけて傾斜シー
ル部を形成したものでは、傾斜シール部の傾斜角度が小
さくなると内容物の収納容積が減少するため、詰め替え
容器を大きくする必要が生じるが、この発明では、水平
シール部によって、内容物の収納容積の減少が制限され
るため、詰め替え容器を大きくする必要がなく、しかも
内容物の円滑な注ぎ出しが達成できる。
【0014】また、本発明の詰め替え容器は、前記水平
シール部と前記傾斜シール部の上方には広告部を形成
し、前記ノズルシール部と前記広告部との間には詰め替
え先の容器の口縁部に当接して前記ノズルの挿入深さを
制限する切り欠きを形成したことを特徴とする。
【0015】これによって、広告部が広がると共に、詰
め替え先の容器の口に侵入するノズル深さが制限できる
ので、ノズルが深く侵入しすぎてノズルが潰れて注ぎ出
し不良に陥ることもない。このため、ノズルの侵入度合
いを考慮する面倒さもなく、詰め替えが容易に行える。
【0016】また、本発明の詰め替え容器は、前記切り
欠きが、前記ノズルと前記広告部の傾斜端との間に上方
にV字状に開いた形状であることを特徴とする。
【0017】これによって、詰め替え時に広告部が邪魔
にならず、詰め替え先の容器に対して詰め替え容器の傾
き加減の自由度が大きくなり、詰め替え作業がし易くな
る。
【0018】また、本発明の詰め替え容器は、内部に内
容物の収納部を形成するようプラスチック製シートの上
部、左右の側部および底部を巡る周辺部をシールして下
部が膨らみ上部が窄んだ立て置き式の詰め替え容器にお
いて、内容物注ぎ用ノズルが、前記詰め替え容器の上部
隅部に先細り状に形成され、前記収納部の上部シールに
は、前記ノズルの開き角度αよりも大きな開き角度βで
もって前記ノズルの根元部から前記ノズルの反対側の前
記側部へかけて低く傾斜する傾斜シール部とこの傾斜シ
ール部から水平方向へ延びた水平シール部とを形成し、
前記水平シール部と前記傾斜シール部の上方に広告部を
形成し、前記ノズルと前記広告部との間には詰め替え先
の容器の口縁部に当接して前記ノズルの挿入深さを制限
するよう上方にV字状に開いた切り欠きを形成し、前記
切り欠き部側には前記ノズルの先端部の注ぎ口形成用切
断可能部に対応して引き裂き用つまみ部を形成し、前記
切り欠きの底を丸い湾曲としたことを特徴とする。
【0019】これによって、広告部が広がるけれども詰
め替え時に広告部が邪魔にならず、詰め替え先の容器に
対して詰め替え容器の傾き加減の自由度が大きくなり、
詰め替え作業がし易くなると共に、詰め替え先の容器の
口に侵入するノズル深さが制限できるので、ノズルが深
く侵入しすぎてノズルが潰れて注ぎ出し不良に陥ること
もない。また、切り欠きの底から裂けるおそれも抑制で
き、更にノズル先端部に注ぎ口を形成するための摘み部
は詰め替え容器の外側に突出しないので、詰め替え容器
を作る上でシートの材料取りに無駄がなくなる。
【0020】また本発明の詰め替え容器は、前記ノズル
の開き角度を30°〜60°とし、水平方向に対する前
記傾斜シール部の角度を5°〜10°としたことを特徴
とする。
【0021】これによって、従来のものよりも詰め替え
時間が短くでき、内容物の収納容積が大きいものや粘度
の高い内容物を詰めた場合の詰め替え時間の短縮に寄与
する効果がある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1乃至図10は本発明の実施形態を示し
ており、図1は本発明の代表的な詰め替え容器の形態を
示す立て置き状態の斜視図、図2は本発明の詰め替え容
器の第1形態を示す説明図、図3は本発明の詰め替え容
器の第2形態を示す説明図、図4は本発明の詰め替え容
器の第3形態と第4形態を示す説明図、図5は本発明の
詰め替え容器の第5形態を示す説明図、図6は本発明の
詰め替え容器と従来の詰め替え容器との詰め替え時間の
比較の説明図、図7は本発明の詰め替え容器のノズル開
き角度αに対する詰め替え時間の説明図、図8は本発明
の詰め替え容器と従来の詰め替え容器における内容物の
粘度の差と注ぎ出し時間との関係の説明図、図9は本発
明の代表的な詰め替え容器の実施例を示す図、図10は
図9のノズル先端部の詳細図である。
【0023】先ず、本発明の詰め替え容器の各形態に共
通の構成を図1に基づき説明する。詰め替え容器1は、
その中に収納される液体内容物としては、液体洗剤、液
体柔軟剤、液体石鹸、液体リンス剤、その他があり、他
のボトルなどの容器へこの内容物を詰め替える詰め替え
用として用いる袋状柔軟性包装体(パウチ)であり、底
部を下にしてテーブル等の上に立てて置くことができ
る、スタンディングパウチと称される立て置き式の詰め
替え容器である。この詰め替え容器1は、側面シート2
と側面シート3、及び底面シート4Aを後述のように周
辺部でヒートシールして袋状に構成したものであり、側
面シート2、側面シート3及び底面シート4Aはそれぞ
れ透明材、不透明材、半透明材のいずれかのプラスチッ
ク製シートで構成される。
【0024】その具体的な構成は、底部4を構成する底
面シート4Aと、胴部5を構成する矩形状の2枚の側面
シート2、3からなり、側面シート2、3は、シートの
状態でその上辺6と左右側辺7、8とは略90度(90
度を含む)の角度を保ち縦長の長方形状である。底面シ
ート4Aと2枚の側面シート2、3は、内部に液体等の
内容物を収納する収納空間9を形成し、且つ収納空間9
内に内容物を収納したとき底部が前後に広がって底面シ
ート4Aの下方には空間を形成するように周辺部を熱溶
着している。具体的には、底面シート4Aと2枚の側面
シート2、3の底部接合部10、及び2枚の側面シート
2、3の左右辺接合部11、12、及び2枚の側面シー
ト2、3の上辺接合部13とを熱溶着しており、これに
よって、底面シート4Aの下方には底部接合部10によ
って囲まれた空間が形成され、底部接合部10は、熱溶
着によって強度を保つため、詰め替え容器1を立て置く
ための環状の脚部となる。
【0025】詰め替え容器1の一方の上部隅には、ノズ
ル部14が形成され、このノズル部14の上端部には手
で引き裂き可能に破線状に切断可能部23が形成され、
この切断可能部23から引き裂くことによって、ノズル
部14の先端に注ぎ口15が形成され、この注ぎ口15
を他の容器の口へ挿入することによって内容物を詰め替
えることができる。このように、詰め替え容器1は、側
面シート2、3及び底面シート4Aをその周辺部をヒー
トシールして内部に内容物を収納する収納空間9を形成
し、液体収納部7を形成し、上部の一方コーナ部(図1
では左コーナ部)に液体注出用ノズル14を形成した下
部が膨らみ上部が窄んだ立て置き式ノズル付き詰め替え
容器である。
【0026】詰め替え容器1を構成するシート、即ち、
側面シート2、3及び底面シート4Aの構成は、二層構
造のものとして、例えば、外側層がナイロンフィルム、
内側層がポリエチレンフィルムからなる二層構造のも
の、外側層がナイロンフィルム、内側層が線状低密度ポ
リエチレンフィルムからなる二層構造のものである。
【0027】また、側面シート2、3及び底面シート4
Aが三層構造のものとしては、外側層がポリエチレンテ
レフタレートフィルム、中間層がアルミニウム箔、内側
層が低密度ポリエチレンフィルムからなる三層構造のも
の、また外側層がポリエチレンテレフタレートフィル
ム、中間層が金属化合物蒸着ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、内側層が低密度ポリエチレンフィルムから
なる三層構造のもの、また外側層がポリエチレンテレフ
タレートフィルム、中間層がアルミニウム蒸着ポリエチ
レンテレフタレートフィルム、内側層が低密度ポリエチ
レンフィルムからなる三層構造のもの、また外側層が二
軸延伸ナイロンフィルム、中間層が一軸延伸ポリオレフ
ィンフィルム、内側層が線状低密度ポリオレフィンから
なる三層構造のもの、また外側層が酸化アルミニウム蒸
着ポリエチレンテレフタレートフィルム、中間層がナイ
ロンフィルム、内側層が線状低密度ポリエチレンフィル
ムからなる三層構造のものである。更に、好ましい形態
として、外側層が厚さ15μmのナイロンフィルム、中
間層が厚さ12μmのアルミニウム真空蒸着ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、内側層が厚さ120μmの
線状低密度ポリエチレンフィルムから構成された三層構
造のものである。
【0028】また、側面シート2、3及び底面シート4
Aが四層構造のものとしては、外側層がポリエチレンテ
レフタレートフィルム、外側中間層がアルミニウム箔、
内側中間層がナイロンフィルム、内側層が線状低密度ポ
リエチレンフィルムからなる四層構造のものがある。
【0029】上記において、外側層を透明とし、中間層
をアルミニウム又はその他の無機化合物を真空蒸着法等
の方法によって蒸着して無機化合物蒸着層を設けたバリ
ア性フィルムとして、外観が銀色等を呈する詰め替え容
器1とすることもできる。また、上記の二層構造、三層
構造、四層構造のいずれにおいても、各層間は、ドライ
ラミネートによる積層であるが、その他の従来公知又は
周知の技術による積層方法によっても差し支えない。
【0030】以下、上記のような構成において、本発明
の詰め替え容器の特徴ある形態について説明する。先
ず、本発明の詰め替え容器の第1形態の構成を図2に基
づき説明する。これは第1請求項の発明に係るものであ
り、内部に内容物の収納部9を形成するようプラスチッ
ク製シートの上部6、左右の側部7、8および底部4を
巡る周辺部をシールして下部が膨らみ上部が窄んだ立て
置き式の詰め替え容器において、内容物注ぎ用ノズル1
4が、詰め替え容器の上部隅部に先細り状に形成され、
収納部9の上部シール6には、ノズル14の開き角度α
よりも大きな開き角度βでもってノズル14の根元部1
7からノズル14の反対側の側部(実施形態では側部
8)方向へ低く傾斜する傾斜シール部18を形成したこ
とを特徴とする。
【0031】更に具体的に説明すると、プラスチック製
シートの上部6、左右の側部7、8および底部4を巡る
周辺部10をシールして内部に内容物の収納部9を形成
し、下部が膨らみ上部が窄んだ立て置き式の詰め替え容
器において、内容物注ぎ用ノズル14が、左右の側部
7、8のうちの一方の側部(実施形態では側部7)とこ
の一方の側部7に対して角度αの開き角度を有するノズ
ルシール部16との間に先細り状に形成され、ノズルシ
ール部16の根元部17から他方の側部8にかけてノズ
ルシール部16の傾斜よりも緩く斜め下方に傾斜した傾
斜シール部18を形成した詰め替え容器1である。ここ
で、ノズル14の開き角度αは、30°〜60°であ
り、水平方向に対する傾斜シール部18の角度、即ち傾
斜シール部18の傾斜角θは、ノズル14の開き角度α
よりも小さく5°〜10°である。このため、ノズル1
4側の垂直方向の一方の側部7に対する傾斜シール部1
8の開き角度βは、80°〜85°である。
【0032】これによって、詰め替え容器1を逆さまに
した状態で他の容器に詰め替える時には、傾斜シール部
18によってノズル14へ向けた内容物の円滑な流れが
形成でき、詰め替えがスムースに行える。また、ノズル
14側から遠い部分Pに内容物が残る従来の問題もな
く、詰め替え作業も容易となる。更に、傾斜シール部1
8の開き角度βは、ノズル14の開き角度αよりも大き
いので、傾斜シール部18をノズル14の開き角度αと
同じ開き角度に形成した場合(傾斜シール部18をノズ
ル部から他方の側部にかけて直線状に形成した場合)よ
りも広告領域の減少は少なくなる。
【0033】本発明の詰め替え容器の第2形態の構成を
図3に基づき説明する。これは第2請求項の発明に係る
ものであり、上記の第1形態のものを改良したものであ
る。この第2形態の詰め替え容器は、内部に内容物の収
納部9を形成するようプラスチック製シートの上部、左
右の側部および底部を巡る周辺部をシールして下部が膨
らみ上部が窄んだ立て置き式の詰め替え容器において、
内容物注ぎ用ノズル14が、詰め替え容器の上部隅部に
先細り状に形成され、収納部9の上部シールには、前記
ノズルの開き角度αよりも大きな開き角度βでもって前
記ノズルの根元部から前記ノズルの反対側の前記側部
(実施形態では側部8)へかけて低く傾斜する傾斜シー
ル部18とこの傾斜シール部18から水平方向へ延びた
水平シール部19とを形成したことを特徴とする。
【0034】このため、傾斜シール部18をノズル14
の開き角度αと同じ開き角度に形成した場合(傾斜シー
ル部18をノズル部から他方の側部にかけて直線状に形
成した場合)には、傾斜シール部18の傾斜角θが大き
くなると内容物の収納容積が減少するため、詰め替え容
器を大きくする必要が生じるが、この発明では、水平シ
ール部19によって、内容物の収納容積の減少が制限さ
れるため、詰め替え容器を大きくする必要がなく、しか
も内容物の円滑な注ぎ出しが達成できる。更に図2の形
態に比して、水平シール部19によって広告領域の減少
は少なくなる。
【0035】本発明の詰め替え容器の第3形態の構成を
図4に基づき説明する。これは第3請求項の発明に係る
ものであり、上記の第2形態のものを改良したものであ
る。この第3形態の詰め替え容器は、内部に内容物の収
納部9を形成するようプラスチック製シートの上部、左
右の側部および底部を巡る周辺部をシールして下部が膨
らみ上部が窄んだ立て置き式の詰め替え容器において、
内容物注ぎ用ノズル14が、詰め替え容器1の上部隅部
に先細り状に形成され、収納部9の上部シール6には、
ノズル14の開き角度αよりも大きな開き角度βでもっ
てノズル14の根元部からノズル14の反対側の前記側
部(実施形態では側部8)へかけて低く傾斜する傾斜シ
ール部18とこの傾斜シール部18から水平方向へ延び
た水平シール部19とを形成し、水平シール部19と傾
斜シール部18の上方には広告部20を形成し、ノズル
14と広告部20との間には詰め替え先の容器の口縁部
に当接してノズル14の挿入深さを制限する切り欠き2
1を形成したことを特徴とする。
【0036】このため、広告部20によって広告領域が
広がるので必要な印刷面が広くなる効果と共に、詰め替
え先の容器の口に侵入するノズル14の深さが制限でき
るので、ノズル14が深く侵入しすぎてノズル14が潰
れて注ぎ出し不良に陥ることもない。このため、ノズル
14の侵入度合いを考慮する面倒さもなく、詰め替えが
容易に行える。
【0037】本発明の詰め替え容器の第4形態は、上記
の第3形態において、切り欠き21に対面する広告部2
0の端面22を斜め形成しており、これによって、切り
欠き21は、ノズルシール部16と広告部20の傾斜端
22とで上方にV字状に開いた形状をなす。これは第4
請求項の発明に係るものである。これによって、詰め替
え時に広告部20が邪魔にならず、詰め替え先の容器に
対してノズル14の潰れも抑制でき、詰め替え容器1の
傾き加減の自由度が大きくなり、詰め替え作業がし易く
なる。
【0038】次に、本発明の詰め替え容器の第5形態の
構成を図1及び図5に基づき説明する。これは第5請求
項の発明に係るものであり、上記の第4形態のものを改
良したものである。この第5形態の詰め替え容器は、内
部に内容物の収納部9を形成するようプラスチック製シ
ートの上部、左右の側部および底部を巡る周辺部をシー
ルして下部が膨らみ上部が窄んだ立て置き式の詰め替え
容器において、内容物注ぎ用ノズル14が、前記詰め替
え容器の上部隅部に先細り状に形成され、収納部9の上
部シール6には、ノズル14の開き角度αよりも大きな
開き角度βでもってノズル14の根元部からノズル14
の反対側の前記側部(実施形態では側部8)へかけて低
く傾斜する傾斜シール部18とこの傾斜シール部18か
ら水平方向へ延びた水平シール部19とを形成し、水平
シール部19と傾斜シール部18の上方に広告部20を
形成し、ノズル14と広告部20との間には詰め替え先
の容器の口縁部に当接してノズル14の挿入深さを制限
するよう上方にV字状に開いた切り欠き21を形成し、
切り欠き21側にはノズル14の先端部の注ぎ口15形
成用切断可能部23に対応して引き裂き用つまみ部24
を形成し、切り欠き21の底を丸い湾曲25としたこと
を特徴とする。
【0039】これによって、広告領域が広がる効果と共
に詰め替え時に広告部20が邪魔にならず、詰め替え先
の容器に対して詰め替え容器1の傾き加減の自由度が大
きくなり、詰め替え作業がし易くなる。また、詰め替え
先の容器の口に侵入するノズル深さが制限できるので、
ノズルが深く侵入しすぎてノズルが潰れて注ぎ出し不良
に陥ることもない。更に、湾曲25によって、切り欠き
の底から裂けるおそれも抑制でき、更にノズル先端部に
注ぎ口を形成するための摘み部24は詰め替え容器の外
側に突出しないので、詰め替え容器1を作る上でシート
の材料取りに無駄がなくなる。注ぎ口15は、引き裂き
用つまみ部24を指で掴んで点線で示した切断可能部2
3(通常、ミシン目と称する部分)を引き裂くことによ
って形成される。
【0040】図1及び図5に示す詰め替え容器1は、本
発明の代表的な形態を示しており、これに関して、好ま
しい実施例として、縦が約213mm、横が140mm
の長方形状の側面シート2、3で構成された詰め替え容
器1の寸法(単位はミリメートル)及び角度(度)の詳
細を図9及び図10に示す。これによって、後述の図6
及び図7に示す短時間の詰め替え時間の達成と、図8に
示すように粘度が高い内容物での注ぎ出し時間の短縮が
図れる効果を奏する。
【0041】また、本発明の詰め替え容器は、上記各形
態において、垂直方向に対する角度、即ち、ノズル14
の開き角度αは、30°〜60°であり、水平方向に対
する傾斜シール部18の角度、即ち傾斜シール部18の
傾斜角θは、ノズル14の開き角度αよりも小さく5°
〜10°である。このため、ノズル14側の垂直方向の
一方の側部7に対する傾斜シール部18の開き角度β
は、80°〜85°であることを特徴とする。これは第
5請求項の発明に係るものであり、従来のものよりも詰
め替え時間が短くでき、特に、内容物の収納容積が大き
いものにおいてその効果が大きくなる。このことを図6
及び図7に基づき説明する。
【0042】図6には、詰め替え容器1の収納部9の上
部シール6の形状を種々変更した場合の内容物の詰め替
え時間の変化を示すものである。これにおいて、詰め替
えに用いた詰め替え容器は、同じ粘性の流動性液体であ
る洗剤を300g詰めたものとと400g詰めたものと
の二種類用意し、Aは従来形態の詰め替え容器の場合で
あり、Bのものは図2に示す形態の詰め替え容器におい
て傾斜シール部18の傾斜角度θが5°の場合であり、
Cは図2に示す形態の詰め替え容器において傾斜シール
部18の傾斜角度θが10°の場合であり、Dは図3に
示す形態の詰め替え容器において傾斜シール部18の傾
斜角度θが10°の場合である。図3に示す形態の詰め
替え容器の収納部9の上部シール形状は、実質的に図
1、図4及び図5の場合と同じであり、図1、図4及び
図5の場合も実質的にDと同じになる。
【0043】この図6から判るように、Aの従来形態の
詰め替え容器の場合に比して、本発明の詰め替え容器
B、C、Dの場合が内容物の詰め替え時間が半分程度に
短くなり、特に、400g詰めたものでは、従来のもの
に比して20秒以上短縮できることが判明し、本発明の
ものが優れていることが明瞭である。
【0044】図7にはノズル14の開き角度αに対する
詰め替え時間の変化を示すものである。これにおいて、
詰め替えに用いた詰め替え容器は、同じ粘性の流動性液
体である洗剤を300g詰めたものとと400g詰めた
ものとの二種類使用した。これによって、300gのも
のと400gのものとでは、ノズル14の開き角度αに
対する詰め替え時間の変化は同様の様相であり、ノズル
14の開き角度αが30°よりも小さくなると詰め替え
時間が長くなり過ぎ、またノズル14の開き角度αが6
0°よりも大きくなると詰め替え時間が長くなり過ぎて
実用的でなくなることが判る。このことから、ノズル1
4の開き角度αは、30°〜60°の範囲が適切とな
る。
【0045】図8には本発明の詰め替え容器と従来の詰
め替え容器における内容物の粘度の差と注ぎ出し時間と
の関係を示している。図8の(ロ)は、図11の従来形
態の詰め替え容器において、そのノズルの注ぎ口の口径
を20mmとし、それぞれ別個に300gの水、洗剤、
ボディソープ、リンス剤を詰めた場合の排出(注ぎ出
し)時間を表したものである。一方、図8の(イ)は、
図9の本発明の形態の詰め替え容器においてそのノズル
の注ぎ口の口径を20mmとし、それぞれ別個に300
gの水、洗剤、ボディソープ、リンス剤を詰めた場合の
排出(注ぎ出し)時間を表したものである。
【0046】これから明らかなように、低粘度から中粘
度までの内容物の排出(注ぎ出し)時間には大差がない
が、粘度が1500mpa・秒/25℃以上の高粘度の
範囲では、従来形態の詰め替え容器では排出(注ぎ出
し)時間がかなり長くなるのに比して、本発明の詰め替
え容器では、排出(注ぎ出し)時間が殆ど長くならない
効果があることが判明する。このことからも、本発明の
詰め替え容器が、従来のものに比して優れた効果を奏す
ることが判る。
【0047】本発明では、上部シール6の主体をノズル
シール部16、傾斜シール部18及び水平シール部19
で構成している。この中で、ノズル14の開き角度αは
30°〜60°であり、水平方向に対する傾斜シール部
18の傾斜角θはノズル14の開き角度αよりも小さく
5°〜10°(垂直方向に対する傾斜シール部18の開
き角度βは80°〜85°)である。これにおいて、図
9に示すように、水平シール部19の長さLは、側面シ
ート2、3の横幅の半分以下にすることが適切であり、
一つの実施例として、側面シート2、3の横幅が140
mmの場合に水平シール部19の長さLは、50〜60
mmによって良好な内容物の注ぎ出し効果を得ている。
【0048】また、ノズル14には、その中央部を長さ
方向に延びたエンボス加工や折り曲げ罫線加工を施すこ
とによって、ノズル14を外側方向へ膨らませる効果が
得られ、内容物の注ぎ出しが円滑になる。
【0049】本発明は、上記実施形態に限定されず、本
発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えら
れ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によると、詰め替え容器
を逆さまにした状態で他の容器に詰め替える時には、傾
斜シール部によってノズルへ向けた内容物の円滑な流れ
が形成でき、詰め替えがスムースに行える。また、ノズ
ル側から遠い部分に内容物が残る従来の問題もなく、詰
め替え作業も容易となる。
【0051】請求項2の発明によると、ノズル部から他
方の側部にかけて傾斜シール部を形成したものでは、傾
斜シール部の傾斜角度が小さくなると内容物の収納容積
が減少するため、詰め替え容器を大きくする必要が生じ
るが、この発明では、水平シール部によって、内容物の
収納容積の減少が制限されるため、詰め替え容器を大き
くする必要がなく、しかも内容物の円滑な注ぎ出しが達
成できる。
【0052】請求項3の発明によると、広告部が広がる
と共に、詰め替え先の容器の口に侵入するノズル深さが
制限できるので、ノズルが深く侵入しすぎてノズルが潰
れて注ぎ出し不良に陥ることもない。このため、ノズル
の侵入度合いを考慮する面倒さもなく、詰め替えが容易
に行える。
【0053】請求項4の発明によると、詰め替え時に広
告部が邪魔にならず、詰め替え先の容器に対して詰め替
え容器の傾き加減の自由度が大きくなり、詰め替え作業
がし易くなる。
【0054】請求項5の発明によると、これによって、
広告部が広がるけれども詰め替え時に広告部が邪魔にな
らず、詰め替え先の容器に対して詰め替え容器の傾き加
減の自由度が大きくなり、詰め替え作業がし易くなると
共に、詰め替え先の容器の口に侵入するノズル深さが制
限できるので、ノズルが深く侵入しすぎてノズルが潰れ
て注ぎ出し不良に陥ることもない。また、切り欠きの底
から裂けるおそれも抑制でき、更にノズル先端部に注ぎ
口を形成するための摘み部は詰め替え容器の外側に突出
しないので、詰め替え容器を作る上でシートの材料取り
に無駄がなくなる。
【0055】請求項6の発明によると、従来のものより
も詰め替え時間が短くでき、内容物の収納容積が大きい
ものや粘度の高い内容物を詰めた場合の詰め替え時間の
短縮に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な詰め替え容器の形態を示す立
て置き状態の斜視図である。
【図2】本発明の詰め替え容器の第1形態を示す説明図
である。
【図3】本発明の詰め替え容器の第2形態を示す説明図
である。
【図4】本発明の詰め替え容器の第3形態と第4形態を
示す説明図である。
【図5】本発明の詰め替え容器の第5形態を示す説明図
である。
【図6】本発明の詰め替え容器と従来の詰め替え容器と
の詰め替え時間の比較の説明図である。
【図7】本発明の詰め替え容器のノズル開き角度αに対
する詰め替え時間の説明図である。
【図8】本発明の詰め替え容器と従来の詰め替え容器に
おける内容物の粘度の差と注ぎ出し時間との関係の説明
図である。
【図9】本発明の代表的な詰め替え容器の実施例を示す
図である。
【図10】図9のノズル先端部の詳細図である。
【図11】従来の一つの詰め替え容器の説明図である。
【図12】従来の他の詰め替え容器の説明図である。
【符号の説明】
1……詰め替え容器 2……側面シート 3……側面シート 4……底部 4A……底面シート 5……胴部 6……上部シール 7……側部 8……側部 9……内容物の収納部 10…底部4を巡る周辺部 14…ノズル 15…注ぎ口 16…ノズルシール部 17…ノズルの根元部 18…傾斜シール部 19…水平シール部 20…広告部 21…切り欠き 22…広告部の端面 23…切断可能部 24…摘み部 25…湾曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩尾 修司 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AB23 BA22 EA12 EA23 FA03 GA02 HG07 HN05 HP02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に内容物の収納部を形成するようプ
    ラスチック製シートの上部、左右の側部および底部を巡
    る周辺部をシールして下部が膨らみ上部が窄んだ立て置
    き式の詰め替え容器において、内容物注ぎ用ノズルが、
    前記詰め替え容器の上部隅部に先細り状に形成され、前
    記収納部の上部シールには、前記ノズルの開き角度αよ
    りも大きな開き角度βでもって前記ノズルの根元部から
    前記ノズルの反対側の前記側部方向へ低く傾斜する傾斜
    シールを形成したことを特徴とする詰め替え容器。
  2. 【請求項2】 内部に内容物の収納部を形成するようプ
    ラスチック製シートの上部、左右の側部および底部を巡
    る周辺部をシールして下部が膨らみ上部が窄んだ立て置
    き式の詰め替え容器において、内容物注ぎ用ノズルが、
    前記詰め替え容器の上部隅部に先細り状に形成され、前
    記収納部の上部シールには、前記ノズルの開き角度αよ
    りも大きな開き角度βでもって前記ノズルの根元部から
    前記ノズルの反対側の前記側部へかけて低く傾斜する傾
    斜シールとこの傾斜シールから水平方向へ延びた水平シ
    ール部とを形成したことを特徴とする詰め替え容器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記水平シール部と
    前記傾斜シール部の上方には広告部を形成し、前記ノズ
    ルシール部と前記広告部との間には詰め替え先の容器の
    口縁部に当接して前記ノズルの挿入深さを制限する切り
    欠きを形成したことを特徴とする詰め替え容器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記切り欠きは、前
    記ノズルと前記広告部の傾斜端との間に、上方にV字状
    に開いた形状に形成したことを特徴とする詰め替え容
    器。
  5. 【請求項5】 内部に内容物の収納部を形成するようプ
    ラスチック製シートの上部、左右の側部および底部を巡
    る周辺部をシールして下部が膨らみ上部が窄んだ立て置
    き式の詰め替え容器において、内容物注ぎ用ノズルが、
    前記詰め替え容器の上部隅部に先細り状に形成され、前
    記収納部の上部シールには、前記ノズルの開き角度αよ
    りも大きな開き角度βでもって前記ノズルの根元部から
    前記ノズルの反対側の前記側部へかけて低く傾斜する傾
    斜シール部とこの傾斜シール部から水平方向へ延びた水
    平シール部とを形成し、前記水平シール部と前記傾斜シ
    ール部の上方に広告部を形成し、前記ノズルと前記広告
    部との間には詰め替え先の容器の口縁部に当接して前記
    ノズルの挿入深さを制限するよう上方にV字状に開いた
    切り欠きを形成し、前記切り欠き部側には前記ノズルの
    先端部の注ぎ口形成用切断可能部に対応して引き裂き用
    つまみ部を形成し、前記切り欠きの底を丸い湾曲とした
    ことを特徴とする詰め替え容器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5の何れかにおい
    て、前記ノズルの開き角度αを30°〜60°とし、水
    平方向に対する前記傾斜シール部の角度を5°〜10°
    としたことを特徴とする詰め替え容器。
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