JP2003010873A - 逆洗方法 - Google Patents

逆洗方法

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JP2003010873A JP2001202359A JP2001202359A JP2003010873A JP 2003010873 A JP2003010873 A JP 2003010873A JP 2001202359 A JP2001202359 A JP 2001202359A JP 2001202359 A JP2001202359 A JP 2001202359A JP 2003010873 A JP2003010873 A JP 2003010873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少量の逆洗水で生物活性炭層から汚濁
物を除去して逆洗水の最終濁度を十分に低減することが
でき、既設の処理槽を転用した生物活性炭処理装置であ
っても、長期にわたって十分に高い洗浄効率を達成する
ことが可能な逆洗方法を提供すること。 【解決手段】 本発明は、生物活性炭処理装置の逆洗方
法であって、空気逆洗を行うと共に、生物活性炭層の体
積膨張率が20%以上となる流速の逆洗水で水逆洗を行
い、生物活性炭層を流動化させる第1併洗工程と、空気
逆洗を行うと共に、第1併洗工程における逆洗水の流速
よりも小さい流速の逆洗水で水逆洗を行い、生物活性炭
層に付着した汚濁物を逆洗水中に浮遊させる第2併洗工
程と、水逆洗を行い、第2併洗工程において逆洗水中に
浮遊した汚濁物を逆洗水と共に処理槽外部へ流出させる
逆洗水流出工程とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆洗方法に関する
ものであり、詳しくは、生物活性炭処理装置の逆洗方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浄水処理を行うに際し、水中に含
まれる消毒副生成物の低減を目的として、生物活性炭処
理が多く採用されている。
【0003】生物活性炭処理は、生物活性炭層を通水さ
せる際に、活性炭表面において水中の汚濁物を吸着し、
活性炭表面に付着した微生物の浄化作用により汚濁物を
分解するものであるが、汚濁物の付着により生物活性炭
が汚染されると、汚濁物や細菌のろ過水へのリーク現象
が発生する恐れがある。
【0004】そこで、生物活性炭に付着した汚濁物を除
去するために、通常、所定の期間経過後の生物活性炭処
理装置には逆洗処理が施される。逆洗処理における洗浄
の度合いは逆洗排水の最終濁度に基づいて判断すること
ができ、実用上望ましい最終濁度は2度以下である。
【0005】生物活性炭処理装置の逆洗方法としては、
空気逆洗を行った後に長時間水逆洗を行う方法、空気逆
洗と水逆洗とを併用した逆洗(併洗)の後、水逆洗を行
う方法などが知られている。更に、逆洗処理における洗
浄効率を高めるための様々な方法が、特開平3−137
907号公報、特開平9−47769号公報などに開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生物活
性炭処理装置を長期間使用すると、生物活性炭に付着し
た汚濁物と微生物膜とがバインダーの役目をなして生物
活性炭同士を強固に結合して、生物活性炭層の流動性が
顕著に低下するため、上記従来の逆洗方法を用いた場合
であっても、生物活性炭層から汚濁物を除去することが
非常に困難となる。特に、併洗の後に水逆洗を行う場
合、併洗による洗浄の度合いが不十分であると、その後
の水逆洗で活性炭同士が衝突して汚濁物が剥離し、生物
活性炭層内部(特に下層)に残存するなどの逆洗不良が
起こりやすくなる。
【0007】なお、新設の生物活性炭処理装置であれ
ば、逆洗水の液面とオーバートラフとの差が十分に大き
くなるように設計し、高流速の逆洗水で長時間逆洗処理
することによって、結合した生物活性炭層から汚濁物を
除去することが可能である。しかしながら、逆洗排水の
最終濁度を2度以下とするためには処理時間を非常に長
くする必要があり、処理効率が著しく低下するので、こ
のような逆洗方法は実用的とは言い難い。
【0008】また、他の用途(砂ろ過処理など)に用い
られていた既設の処理槽を転用した生物活性炭処理装置
の場合、逆洗処理の際の液面とオーバーフロートラフと
の差を十分に取ることができない場合が多い。このよう
な生物活性炭処理装置に逆洗処理を施す場合、逆洗水の
流速(流量)を小さく設定し、逆洗処理の頻度を多くす
ることで初期の洗浄効率を維持することは可能である
が、装置を長期間使用した場合には、逆洗水の使用量を
増加できないため、流動性の低下した生物活性炭層から
汚濁物を除去することは一層困難となる。例えば、逆洗
水の液面と逆洗排水のオーバーフロートラフとの差が1
000〜1500mm程度の生物活性炭処理槽の場合、
従来の方法で定期的に逆洗を行っても、その使用期間が
6ヶ月以上になるとと逆洗排水の最終濁度は5〜6度程
度に悪化する。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みてなされたものであり、比較的少量の逆洗水で生物活
性炭層から汚濁物を除去して逆洗水の最終濁度を十分に
低減することができ、既設の処理槽を転用した生物活性
炭処理装置であっても、長期にわたって十分に高い洗浄
効率を達成することが可能な逆洗方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、処理槽内に生物活性炭層が配置された生
物活性炭処理装置の逆洗方法であって、空気逆洗を行う
と共に、生物活性炭層の体積膨張率が20%以上となる
流速の逆洗水で水逆洗を行い、生物活性炭層を流動化さ
せる第1併洗工程と、空気逆洗を行うと共に、第1併洗
工程における逆洗水の流速よりも小さい流速の逆洗水で
水逆洗を行い、生物活性炭層に付着した汚濁物を逆洗水
中に浮遊させる第2併洗工程と、水逆洗を行い、第2併
洗工程において逆洗水中に浮遊した汚濁物を逆洗水と共
に処理槽外部へ流出させる逆洗水流出工程とを含むこと
を特徴とする。
【0011】本発明の逆洗方法においては、第1及び第
2併洗工程における逆洗水の流速をそれぞれ上記の条件
を満たすように設定し、生物活性炭層を十分に流動化し
て併洗を行い、更に逆洗水中に浮遊した汚濁物を逆洗水
と共に処理槽外部に流出させることによって、長期間の
処理により生物活性炭層の流動性が低下した場合であっ
ても、汚濁物の除去を効率よく且つ確実に行うことがで
き、逆洗水の最終濁度を十分に低減することが可能とな
る。また、本発明の逆洗方法における上記の効果は、逆
洗水の流量が少量の場合や、逆洗処理の際の液面に対し
てオーバーフロートラフを十分に取ることができない場
合にも達成されるものであるので、新設の生物活性炭処
理装置だけでなく、既設の処理槽を転用した生物活性炭
処理装置の逆洗方法としても非常に有用である。
【0012】本発明の逆洗方法においては、第2併洗工
程における逆洗水の流速が、生物活性炭層が膨張し得る
最小の流速の1/3以上であることが好ましい。第2併
洗工程における逆洗水の流速が上記の条件を満たすと、
第1併洗工程において流動化した生物活性炭層の沈降に
よる流動性の低下が防止されるので、より高い洗浄効率
をもって生物活性炭層に付着した汚濁物の除去を行うこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、場合により図面を参照しつ
つ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付する
こととする。
【0014】図1は本発明において用いられる生物活性
炭処理装置の一例を示す概略構成図である。図1に示す
生物活性炭処理装置は、処理槽1と、処理槽1内に収容
された生物活性炭層2とを備えるもので、被処理水を処
理槽1の上方から導入し、生物活性炭層2を通すことに
よって、被処理水中に含まれる有機物(主に塩素消毒に
よりトリハロメタンなどを生成する物質)などの汚濁物
を除去し、浄化された処理水を得るものである。
【0015】生物活性炭層2に用いられる生物活性炭
は、活性炭表面に微生物を付着させたもので、その平均
粒径は通常1.0〜1.5mmであり、嵩密度は通常
0.45〜0.5g/mlである。
【0016】処理槽1の下部には、流路3を介して空洗
ブロワ4が接続されており、空洗ブロワ4から処理槽1
に導入された空気は空気逆洗に供される。流路3には流
速調節手段5a及び逆止弁6aが設けられており、空気
逆洗における空気の流量は流速調節手段5aにより調節
される。
【0017】また、処理槽1の下部には、流路7を介し
て逆洗水槽8が接続されており、逆洗水槽8に収容され
た逆洗水は、逆洗ポンプ9により処理槽1内に導入され
て水逆洗に供される。流路7には逆止弁6bが設けられ
ており、また、流路7は切替弁10において流路7b〜
7dの3つに分岐しており、流路7b〜7dのそれぞれ
には流速調節手段5b〜5dが設けられている。これに
より、流路7b〜7dのそれぞれを通る逆洗水の流速を
それぞれ所望の値に設定し、切替弁10を適宜切り替え
て、逆洗水を異なる流速で連続的に供給することができ
る。
【0018】処理槽1の下部に供給された空気及び逆洗
水は、集散水ノズル11を通って生物活性炭層2内に導
入される。生物活性炭層2を通った空気は処理槽1の上
部から外部に放出される。また、生物活性炭層2を通っ
た逆洗水は、フリーボード12に滞留し、その液面が処
理槽1の上部に設けられたオーバーフロートラフ13に
達すると、逆洗排水として処理槽1の外部に流出する。
【0019】本発明の逆洗方法においては、先ず、空気
ブロワ4からの空気による空気逆洗と、逆洗水槽8から
の逆洗水による水逆洗とが行われる(第1併洗工程)。
【0020】ここで、所定の流速の逆洗水で併洗を行う
と生物活性炭層2を膨張させることができ、また、逆洗
水の流速を更に増加させると生物活性炭層2の体積膨張
率を増加させることができる。そして、第1併洗工程に
おいては、当該逆洗水の流速が、予め得られている生物
活性炭層2の体積膨張率と逆洗水の流速との相関に基づ
いて、生物活性炭層2の体積膨張率が20%以上となる
ように設定される。これにより、長期間の使用により生
物活性炭層2の流動性が低下した場合であっても、生物
活性炭層2を十分に流動化することができる。なお、本
発明でいう生物活性炭層2の体積膨張率とは、次式: (体積膨張率[%])={(V2−V1)/V1}×10
0 (式中、V1は併洗工程前の生物活性炭層の体積を表
し、V2は併洗工程時の生物活性炭層の体積を表す)に
従って得られる値をいい、処理槽1内においては、生物
活性炭層2の高さの変化量に相当する。
【0021】また、空気逆洗に用いられる空気の流速
は、生物活性炭層2を十分に流動化できれば特に制限さ
れないが、好ましくは0.4〜0.8m3/m2・分であ
る。
【0022】次に、流動化した生物活性炭層2につい
て、空気逆洗が行われると共に、逆洗水の流速を第1併
洗工程よりも低くして水逆洗が行われ、生物活性炭層2
に付着した汚濁物が逆洗水中に浮遊する(第2併洗工
程)。
【0023】第2併洗工程における空気の流速の範囲
は、第1併洗工程における空気の流速の範囲と同様であ
る。また、逆洗水の流速は、第1併洗工程よりも低い限
り特に制限されないが、予め得られている生物活性炭層
の体積膨張率と逆洗水の流速との相関に基づいて、生物
活性炭層2が膨張し得る最小の流速の1/3以上に設定
されることが好ましい。このような流速の逆洗水を用い
て併洗を行うと、流動化した生物活性炭層2の沈降によ
る流動性の低下が防止されるので、生物活性炭層2から
の汚濁物の除去効率を高めることができる。
【0024】なお、本発明の逆洗方法においては、処理
槽1への空気や逆洗水の導入に伴い逆洗水の液面が上昇
するが、第1及び第2併洗工程における逆洗水の流量
は、各併洗工程中に逆洗水の液面がオーバーフロートラ
フに達しないように設定されることが好ましい。逆洗水
の液面がオーバーフロートラフに達すると、生物活性炭
の一部が処理槽外に流出してしまうからである。
【0025】このように汚濁物が除去された生物活性炭
層2について、更に水逆洗が行われ、第2併洗工程にお
いて逆洗水中に浮遊した汚濁物が逆洗水と共に処理槽1
外部へ流出する(逆洗水流出工程)。
【0026】逆洗水流出工程における逆洗水の流速は特
に制限されないが、好ましくは0.8〜1.2m3/m2
・分である。逆洗水の流速が前記下限値未満であると、
汚濁物の除去効率が低下する傾向にある。また、逆洗水
の流速が前記上限値を超えても、流速の増加に見合う除
去効率向上効果は得られず、逆洗排水量が増加してしま
う傾向にある。
【0027】なお、第1及び第2併洗工程において生物
活性炭層2内部に気泡が残留する場合があるが、このよ
うな気泡は逆洗水流出工程で処理槽1外部に放出するこ
とができる。
【0028】また、本発明においては、第2併洗工程と
逆洗水流出工程とを連続的に行ってもよいが、第2併洗
工程の後で所定の時間空洗のみを行い、次いで逆洗水流
出工程を行うと、生物活性炭層2内に残留する汚濁物や
気泡の抜けがよくなるので好ましい。
【0029】このように、本発明の逆洗方法は、生物活
性炭層が汚濁物などによって強固に結合した場合であっ
ても、汚濁物の除去を効率よく且つ確実に行うことがで
きるものであり、これらの効果は、逆洗水の流量が少量
の場合や、逆洗処理の際の液面に対してオーバーフロー
トラフを十分に取ることができない場合にも達成される
ものである。従って、本発明の逆洗方法は、新設の生物
活性炭処理装置だけでなく、既設の処理槽を転用した生
物活性炭処理装置の逆洗方法としても非常に有用であ
る。
【0030】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら
限定されるものではない。
【0031】実施例1〜3、比較例1〜7 以下の実施例及び比較例では、図1に示す生物活性炭処
理装置を用いた。なお、処理槽は、内径100mmφ、
生物活性炭層下端からオーバーフロートラフまでの長さ
3000mmのものを用い、静置時の生物活性炭層の層
厚を1500mm、フリーボードを1500mmとした。
また、生物活性炭層は、従来の逆洗方法で48時間に1
回逆洗を行いながら2年間使用したもので、活性炭の有
効径(フルイ下が10%となる径)が1.17mm、均
等係数(フルイ下が60%となる径/有効径の比)が
1.34のものを用いた。また、逆洗水には水道水(2
0℃)を用いた。
【0032】実施例1 (生物活性炭層の体積膨張率と逆洗水の流速との相関)
図1に示す生物活性炭処理装置において、空気逆洗にお
ける空気の流速を0.7m3/m2・分、水逆洗における
逆洗水の流速を0.30、0.45、0.65、0.7
5、0.90m3/m2・分のいずれかに設定して併洗を
行い、生物活性炭層の体積膨張率と逆洗水の流速との相
関を求めた。得られた結果を図2に示す。
【0033】図2に示すように、生物活性炭層が膨張し
得る最小の流速は0.36m3/m2・分であり、それ以
上の流速では、流速の増加に伴い生物活性炭層の体積膨
張率が単調に増加することが確認された。
【0034】(生物活性炭処理装置の逆洗)図1に示す
生物活性炭処理装置において、空気の流速を0.7m3
/m2・分、逆洗水の流速を0.9m3/m2・分として
40秒間併洗を行った(第1併洗工程)。次いで、空気
の流速を0.7m3/m2・分、逆洗水の流速を0.2m
3/m2・分として3分間併洗を行った(第2併洗工
程)。第2併洗工程後の水面上昇は1200mmであっ
た。
【0035】第2併洗工程の後、空気の流速を0.7m
3/m2・分として20秒間空洗を行い、更に逆洗水の流
速を0.9m3/m2・分として15分間水洗を行った。
(逆洗水流出工程)。
【0036】上記の逆洗処理における逆洗水の最終濁度
を表1に示す。
【0037】実施例2〜3、比較例1〜2 実施例2〜3及び比較例1〜2においては、それぞれ第
1併洗工程における逆洗の流速及び処理時間を表1に示
す通りとしたこと以外は実施例1と同様にして、生物活
性炭処理装置の逆洗を行った。各実施例及び比較例にお
ける逆洗水の最終濁度を表1に示す。
【0038】比較例3〜7 比較例3〜7においては、逆洗水の流速及び処理時間を
表1に示す通りとして第1併洗工程を行った後、第2併
洗工程を行わずに逆洗水流出工程を行った。各比較例に
おける逆洗水の最終濁度を表1に示す。
【0039】
【表1】 表1に示す通り、実施例1〜3においては、逆洗水の最
終濁度が十分に低減されており、生物活性炭層が十分に
洗浄されていることが確認された。
【0040】実施例4〜6 (第2併洗処理における逆洗水の流速)実施例1と同様
にして第1併洗処理を行った後、第2併洗工程において
空気の流速を0.7m3/m2・分とし、逆洗水の流速を
0.05、0.10、0.15m3/m2・分としたとき
の生物活性炭層の流動状態を目視で観察し、下層の10
%が流動化しなくなるまでの時間(流動化停止時間)を
測定した。逆洗水の流速と流動化停止時間との相関を図
3に示す。
【0041】図3に示す通り、第2併洗工程における逆
洗水の流速が、生物活性炭層が膨張し得る最小の流速
(0.36m3/m2・分)の1/3以上である場合に、
流動化停止時間が顕著に増加した。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の逆洗方法に
よれば、比較的少量の逆洗水で生物活性炭層から汚濁物
を除去して逆洗水の最終濁度を十分に低減することがで
き、既設の処理槽を転用した生物活性炭処理装置であっ
ても、長期にわたって十分に高い洗浄効率を達成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる生物活性炭処理装置
の一例を示す概略構成図である。
【図2】実施例で得られた、生物活性炭層の体積膨張率
と逆洗水の流速との相関を示すグラフである。
【図3】実施例で得られた、第2併洗工程における逆洗
水の流速と流動化停止時間とのの相関を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1…処理槽、2…生物活性炭層、3、7、7b〜7d…
流路、4…空洗ブロワ、5a〜5d…流速調節手段、6
a、6b…逆止弁、8…逆洗水槽、9…逆洗ポンプ、1
0…切替弁、11…集散水ノズル、12…フリーボー
ド、13…オーバーフロートラフ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に生物活性炭層が配置された生
    物活性炭処理装置の逆洗方法であって、 空気逆洗を行うと共に、前記生物活性炭層の体積膨張率
    が20%以上となる流速の逆洗水で水逆洗を行い、前記
    生物活性炭層を流動化させる第1併洗工程と、 空気逆洗を行うと共に、前記第1併洗工程における逆洗
    水の流速よりも小さい流速の逆洗水で水逆洗を行い、前
    記生物活性炭層に付着した汚濁物を逆洗水中に浮遊させ
    る第2併洗工程と、 水逆洗を行い、前記第2併洗工程において逆洗水中に浮
    遊した前記汚濁物を逆洗水と共に前記処理槽外部へ流出
    させる逆洗水流出工程とを含むことを特徴とする逆洗方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第2併洗工程における逆洗水の流速
    が、前記生物活性炭層が膨張し得る最小の流速の1/3
    以上であることを特徴とする、請求項1に記載の逆洗方
    法。
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