JP2003010829A - 水銀除去装置及び方法 - Google Patents

水銀除去装置及び方法

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JP2003010829A
JP2003010829A JP2001200909A JP2001200909A JP2003010829A JP 2003010829 A JP2003010829 A JP 2003010829A JP 2001200909 A JP2001200909 A JP 2001200909A JP 2001200909 A JP2001200909 A JP 2001200909A JP 2003010829 A JP2003010829 A JP 2003010829A
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Tadashige Yamazaki
忠成 山崎
Masahiro Maeno
正尋 前野
Sumihiro Nagata
純洋 永田
Tatsuo Arai
達雄 荒井
Hidemi Tanaka
英美 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水銀が付着した水銀汚染物から該水銀を確実
に且つ効率良く除去し得る水銀除去装置及び/又は方法
を提供する。 【解決手段】 前記水銀汚染物を密閉容器本体内に収容
する工程と、該密閉容器本体内を負圧にする初期吸引工
程と、該密閉容器本体内を前記水銀汚染物に付着した水
銀が蒸発する温度まで加熱する加熱工程と、該密閉容器
本体内に発生した水銀ガスを吸引する水銀ガス吸引工程
と、該密閉容器本体内にキャリアガスを供給するキャリ
アガス供給工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃蛍光灯等の,水
銀汚染物から水銀を除去する為の装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水銀は産業界にとって有益な物質であ
り、蛍光灯等の種々の用途に使用されているが、その一
方、人体や環境にとっては有害な物質である。従って、
水銀を利用した部材を廃棄する際には、該廃棄部材から
水銀を除去する必要がある。特に、近年、環境保護の観
点から資源の再利用化が図られているが、水銀を含む廃
棄物を再利用する場合には、水銀を分離除去し、該水銀
を再利用すると共に、水銀以外の部材の再利用化を図る
ことが望ましい。
【0003】斯かる観点から、従来、種々の水銀除去方
法が提案されている。例えば、水銀汚染物を密閉容器に
収容後、該容器内を負圧状態とすることにより水銀の蒸
発温度を下げ、該負圧状態下において容器を加熱して水
銀ガスを吸引する方法が提案されている。しかしなが
ら、水銀が酸化して酸化水銀となると蒸発温度が高くな
り除去が困難になるが、斯かる点は考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決するためになされたものであり、水銀が付着した
水銀汚染物から水銀を確実に且つ効率良く除去し得る水
銀除去装置及び/又は方法を提供することを、一の目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、水銀汚染物から水銀を除去する為の装置で
あって、前記水銀汚染物を収容する密閉容器本体と、該
密閉容器本体内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給
機構と、前記密閉容器本体内のガスを吸引する吸引機構
と、前記密閉容器本体を加熱する加熱機構とを備えた水
銀除去装置を提供する。好ましくは、前記密閉容器本体
は回転可能に構成され得る。
【0006】前記水銀除去装置は、前記水銀汚染物を容
器本体内に投入後、前記吸引機構によって該容器本体内
を負圧状態まで減圧し、その後、前記不活性ガス供給機
構により該容器本体内に不活性ガスを供給して昇圧し、
再度、該容器本体内を負圧状態まで減圧した後、前記加
熱機構により前記容器本体を加熱して水銀ガスを発生さ
せ、前記吸引機構により該水銀ガスを吸引すると共に、
前記不活性ガス供給機構を介してキャリアガスとしての
不活性ガスを供給し得るように構成され得る。
【0007】一態様において、前記キャリアガスの供給
及び水銀ガスの吸引は同時に行われるように構成され得
る。他の態様においては、前記キャリアガスの供給及び
水銀ガスの吸引は交互に行われるように構成され得る。
好ましくは、前記吸引機構により吸引される水銀ガスを
凝縮させるコンデンサをさらに備えることができる。
【0008】又、本発明は、前記目的を達成する為に、
水銀汚染物から水銀を除去する為の方法であって、前記
水銀汚染物を密閉容器本体内に収容する工程と、該密閉
容器本体内を負圧にする初期吸引工程と、該密閉容器本
体内を前記水銀汚染物に付着した水銀が蒸発する温度ま
で加熱する加熱工程と、該密閉容器本体内に発生した水
銀ガスを吸引する水銀ガス吸引工程と、該密閉容器本体
内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給工程とを
含む水銀除去方法を提供する。好ましくは、前記初期吸
引工程の後に、前記密閉容器本体内に不活性ガスを供給
する不活性ガス供給工程と、該密閉容器本体内を再度負
圧にする2次吸引工程とを、さらに含むことができる。
【0009】一態様においては、前記水銀ガス吸引工程
及びキャリアガス供給工程を同時に行うことができる。
他態様においては、前記水銀ガス吸引工程及びキャリア
ガス供給工程を交互に行うことができる。好ましくは、
前記加熱工程は前記容器本体を回転させながら行うこと
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水銀除去装置
の好ましい実施の形態について図面を参照しつつ説明す
る。図1は本実施の形態に係る水銀除去装置の概略図で
あり、図2は図1におけるII部の拡大断面図である。
【0011】本実施の形態に係る水銀除去装置1は、水
銀が付着した水銀汚染物から該水銀を除去する為の装置
であって、廃蛍光灯のリサイクル工程等において有用に
利用される。なお、本実施の形態においては、水銀除去
装置を廃蛍光灯のリサイクル工程に利用した場合を説明
するが、本発明は斯かる態様に限定されるものではな
く、水銀を含んだランプ類や電池、さらには、水銀体温
計等の測定器類を含む種々の部材のリサイクル工程に使
用し得る。
【0012】蛍光灯は、ガラス本体と、該ガラス本体の
両側に連結された口金部と、蛍光粉及び水銀とを含んで
いる。斯かる蛍光灯をリサイクルする際には、前記ガラ
ス本体や口金部に付着している水銀、及び/又は蛍光粉
と混ざり合っている水銀を分離除去する必要がある。該
水銀を分離除去することにより、水銀自体の再利用化と
共に、ガラス本体や口金部、及び蛍光粉の再利用化を図
ることが可能となる。
【0013】本実施の形態に係る水銀除去装置1は、斯
かる廃蛍光灯からの水銀除去処理に使用されるものであ
り、水銀が付着したガラス本体,口金部及び/又は蛍光
粉(水銀汚染物)を収容する密閉可能な容器本体10
と、該容器本体10内に不活性ガスを供給する不活性ガ
ス供給機構20と、該容器本体10内のガスを吸引する
吸引機構30と、該容器本体10を加熱する加熱機構4
0とを備えている。
【0014】前記容器本体10は、水銀汚染物の供給口
及び排出口を備えており、該供給口及び排出口を密閉し
得るように構成されている。本実施の形態においては、
前記容器本体10は回転軸11回り回転可能に構成され
ており、単一の供給/排出口12のみが備えられてい
る。即ち、該供給/排出口12が上方を向くように容器
本体を位置させた場合には原料ホッパー100から該容
器本体10内への水銀汚染物の供給が可能となり、且
つ、該供給/排出口12が下方を向くように容器本体1
0を位置させた場合には該容器本体内から回収ホッパー
110への処理後の除染物の排出が可能となるように構
成されている。
【0015】前記不活性ガス供給機構20は、窒素ガス
やヘリウムガス,アルゴンガス等の不活性ガスを前記容
器本体10内に供給し得るように構成されている。本実
施の形態においては、該不活性ガス供給機構20は、先
端部が容器本体10内に連通された供給配管21と、該
供給配管21の基端部に接続された不活性ガス供給源
(図示せず)とを備えている。好ましくは、該不活性ガ
ス供給機構20は流量計を備え、該流量計からの信号に
基づき前記容器本体10内へ供給する不活性ガスの流量
を調整し得るように構成される。
【0016】前記吸引機構30は、前記容器本体10内
の気体を吸引し、該容器本体内を負圧状態とし得るよう
に構成されている。本実施の形態においては、該吸引機
構30は、先端部が容器本体10内に連通された吸気配
管31と、該吸気配管の基端部に接続された吸引ポンプ
32とを備えている。好ましくは、前記吸引機構30
は、容器本体内の圧力を検出する圧力計を備え、該圧力
計からの信号に基づき容器本体内の圧力を所定圧力に維
持し得るように構成される。
【0017】より好ましくは、前記吸気配管31及び供
給配管21の先端部を前記容器本体10の回転軸11に
内挿することができ、これにより、容器本体10の回転
軸11回りの回転を妨げることなく、吸気配管31及び
供給配管21の先端部を容器本体10内に連通させるこ
とができる。なお、本実施の形態においては、吸気配管
31及び供給配管21の先端部を2重配管構造とし、こ
れにより、省スペース化を図っている(図2参照)。
【0018】前記加熱機構40は、前記容器本体10の
内部を所定温度まで昇温させ得るようになっている。該
加熱機構40は、好ましくは、容器本体内の温度を検出
する温度センサー41を備え、該温度センサー41から
の信号に基づき容器本体内の温度を所定温度範囲に維持
し得るように構成される。本実施の形態においては、該
加熱機構として、容器本体10の外周面に加熱媒体を流
す加熱配管42を備えているが(図1参照)、これに代
えて、容器本体10の外周壁に電熱ヒータを備えること
も可能である。
【0019】次に、前記水銀除去装置1を用いた水銀除
去方法について説明する。図3は、容器本体10の内圧
の変化を示すグラフである。まず、前記供給/排出口1
2が上方を向くように容器本体10を回転軸11回りに
回転させ、原料ホッパー100から水銀汚染物を容器本
体内に投入させた後、前記吸引機構30を作動させて容
器本体内を所定負圧状態(好ましくは、0.1torr(13.
3Pa)〜10torr(1333.3Pa))まで減圧する初期減圧工
程を行う。好ましくは、該初期減圧工程の後に、前記不
活性ガス供給機構20を作動させて前記容器本体内に不
活性ガスを供給する。斯かる不活性ガスの供給は、例え
ば、容器本体内が大気圧状態(1.013×105 Pa)となる
まで行う。そして、再度、前記吸引機構30を作動させ
て、容器本体内を所定負圧(好ましくは、0.1torr(1
3.3Pa)〜10torr(1333.3 Pa))まで減圧する2次減圧
工程を行う。
【0020】このように、容器本体10内の空気を吸引
した後、不活性ガスを供給し、該不活性ガスを吸引して
容器本体10を真空状態とすることにより、容器本体内
の酸素量を可及的に低減させることができる。従って、
水銀汚染物に付着している水銀の酸化を有効に防止で
き、これにより、水銀蒸発温度の上昇を防止できる。即
ち、酸化水銀は水銀に比して蒸発温度が高い。従って、
水銀が酸化して酸化水銀となると、後の加熱工程におい
て容器本体をより高温まで加熱する必要がある。これに
対し、本実施の形態においては、容器本体内の酸素を可
及的に減少させているので、水銀の酸化を有効に防止で
きる。従って、後の加熱工程の際に、加熱温度を下げる
ことができる。なお、前記初期減圧及び2次減圧のセッ
トを複数回繰り返すことも当然に可能である。
【0021】次に、前記加熱機構40を作動させて、容
器本体10内の温度を水銀の沸点温度以上に維持する。
前述のように、容器本体内は負圧状態とされているか
ら、大気圧状態下に比して低温度で水銀を蒸発させるこ
とができる。即ち、大気圧下では水銀の沸点温度は約3
60度であるが、13×103 Pa,1.3×103 Pa及び133 Pa
まで圧力を低下させると、沸点温度は、それぞれ、約2
60度,約185度及び約127度まで低下する。前述
のように、本実施の形態においては、容器本体内を負圧
状態としており、従って、より低温で水銀を蒸発させる
ことが可能となっている。
【0022】好ましくは、該加熱工程は、前記容器本体
10を回転軸11回りに回転させながら行うことができ
る。このように、容器本体10を回転させながら加熱す
ることにより、容器本体10内の水銀汚染物を均等に加
熱することが可能となる。斯かる容器本体10の回転速
度は、被処理物が破損の恐れのないものの場合には、温
度均一化の観点から、例えば、1〜10r.p.m.とするこ
とができる。他方、廃蛍光灯のように、破損の恐れがあ
る場合には、容器本体10の回転は、例えば1r.p.m.以
下の低速で行うのが好ましく、これにより、水銀汚染物
の破損や損傷を有効に防止できる。
【0023】その後、前記吸引機構30を作動させて蒸
発した水銀ガスを吸引すると共に、前記不活性ガス供給
機構20を作動させて容器本体内にキャリアガスとして
の不活性ガスを供給する。このように、キャリアガスを
供給しながら、水銀ガスを吸引することにより、容器本
体に水銀ガスの気流を生じさせることができ、水銀ガス
を効率良く吸引することができる。
【0024】より好ましくは、図2に示すように、キャ
リアガスの供給口21aと水銀ガスの吸引口31aとを
回転軸11を挟んで互いに反対側に位置させることがで
き、これにより、容器本体内に水銀ガスの気流を効率的
に発生させることができ、該水銀ガスをより効率的に吸
引することができる。前記キャリアガスの供給量は、例
えば、容器本体内の圧力が前記所定負圧内に維持される
ように調整される(図3参照)。
【0025】より好ましくは、図1に示すように、前記
吸気配管31に水銀ガスを凝縮させるコンデンサ50を
備えることができ、これにより、水銀ガスの飛散を防止
し、水銀自体の有効利用を図ることができる。本実施の
形態においては、該コンデンサ50は、前記吸気配管3
1に介挿された中空本体部51と、該中空本体部51を
冷却する為の冷却配管52と、前記中空本体部内におい
て凝縮された水銀を取り出す為のドレイン配管53とを
備えている。
【0026】さらに、該コンデンサ50によって凝縮し
きれなかった水銀ガスが大気中に放出されることを防止
する為に、前記吸引ポンプ32の後段にフィルター60
を備えることができる。
【0027】なお、本実施の形態においては、容器本体
内を所定温度に加熱した後、水銀ガスを吸引しながらキ
ャリアガスを供給する方法(図3参照)を説明したが、
これに代えて、水銀ガスの吸引とキャリアガスの供給と
を交互に行うことも可能である(図4参照)。即ち、水
銀ガスの吸引を所定時間行った後、容器本体内の圧力が
前記所定負圧を越えるまでキャリアガスを供給し、再
度、容器本体内を吸引する。このように、容器本体内の
吸引とキャリアガスの供給とを繰り返し行うことによっ
ても、水銀ガスを効率的に吸引除去することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る水銀除去装
置及び方法によれば、水銀の酸化を有効に防止しつつ、
負圧状態化で水銀を蒸発させるように構成したので、従
来に比して低温での処理が可能となり、低コストで効率
的に水銀を分離除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る水銀除去装置の一実施の
形態の模式図である。
【図2】図2は、図1におけるII部拡大断面図である。
【図3】図3は、図1に示す水銀除去装置の一使用例に
おける容器本体の圧力変化を示すグラフである。
【図4】図4は、図1に示す水銀除去装置の他の使用例
における容器本体の圧力変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 水銀除去装置 10 容器本体 11 回転軸 20 不活性ガス供給機構 30 吸引機構 40 加熱機構 50 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 達雄 兵庫県神戸市垂水区多聞台5−2−30 (72)発明者 田中 英美 兵庫県神戸市西区糀台二丁目26番地 3− 1208 Fターム(参考) 4D004 AA21 AB03 BA05 CA22 CA32 CA50 CB09 CB31 CC01 DA03 DA06 4D076 AA05 AA15 BA01 BC03 HA03 4K001 AA14 BA22 DA06 EA02 GA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水銀汚染物から水銀を除去する為の装置
    であって、 前記水銀汚染物を収容する密閉容器本体と、 該密閉容器本体内に不活性ガスを供給する不活性ガス供
    給機構と、 前記密閉容器本体内のガスを吸引する吸引機構と、 前記密閉容器本体を加熱する加熱機構とを備えているこ
    とを特徴とする水銀除去装置。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器本体は回転可能に構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の水銀除去装
    置。
  3. 【請求項3】 前記水銀汚染物を容器本体内に投入後、
    前記吸引機構によって該容器本体内を負圧状態まで減圧
    し、その後、前記不活性ガス供給機構により該容器本体
    内に不活性ガスを供給して昇圧し、再度、該容器本体内
    を負圧状態まで減圧した後、前記加熱機構により前記容
    器本体を加熱して水銀ガスを発生させ、前記吸引機構に
    より該水銀ガスを吸引すると共に、前記不活性ガス供給
    機構を介してキャリアガスとしての不活性ガスを供給し
    得るように構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の水銀除去装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリアガスの供給及び水銀ガスの
    吸引は同時に行われるように構成されていることを特徴
    とする請求項3に記載の水銀除去装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリアガスの供給及び水銀ガスの
    吸引は交互に行われるように構成されていることを特徴
    とする請求項3に記載の水銀除去装置。
  6. 【請求項6】 前記吸引機構により吸引される水銀ガス
    を凝縮させるコンデンサをさらに備えていることを特徴
    とする請求項1から5の何れかに記載の水銀除去装置。
  7. 【請求項7】 水銀汚染物から水銀を除去する為の方法
    であって、 前記水銀汚染物を密閉容器本体内に収容する工程と、 該密閉容器本体内を負圧にする初期吸引工程と、 該密閉容器本体内を前記水銀汚染物に付着した水銀が蒸
    発する温度まで加熱する加熱工程と、 該密閉容器本体内に発生した水銀ガスを吸引する水銀ガ
    ス吸引工程と、 該密閉容器本体内にキャリアガスを供給するキャリアガ
    ス供給工程とを含むことを特徴とする水銀除去方法。
  8. 【請求項8】 前記初期吸引工程の後に、 前記密閉容器本体内に不活性ガスを供給する不活性ガス
    供給工程と、 前記密閉容器本体内を再度負圧にする2次吸引工程とを
    含むことを特徴とする請求項7に記載の水銀除去方法。
  9. 【請求項9】 前記水銀ガス吸引工程及びキャリアガス
    供給工程を同時に行うことを特徴とする請求項7又は8
    に記載の水銀除去方法。
  10. 【請求項10】 前記水銀ガス吸引工程及びキャリアガ
    ス供給工程は交互に行われることを特徴とする請求項7
    又は8に記載の水銀除去方法。
  11. 【請求項11】 前記加熱工程は前記容器本体を回転さ
    せながら行うことを特徴とする請求項7から10の何れ
    かに記載の水銀除去方法。
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