JP2003010294A - オートクレーブ装置 - Google Patents

オートクレーブ装置

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JP2003010294A
JP2003010294A JP2001202667A JP2001202667A JP2003010294A JP 2003010294 A JP2003010294 A JP 2003010294A JP 2001202667 A JP2001202667 A JP 2001202667A JP 2001202667 A JP2001202667 A JP 2001202667A JP 2003010294 A JP2003010294 A JP 2003010294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばピンホール、亀裂、接続部のシール不良
等を生じて内視鏡の気密性が損なわれている場合、それ
を事前に検出することにより、内視鏡の内部に水蒸気が
侵入するのを確実に防止することができるオートクレー
ブ装置を提供すること。 【解決手段】本発明のオートクレーブ装置1は、事前に
内視鏡10の気密性テストを行う。気密性テストでは、
まず、槽内排気手段3(吸引ポンプ31)により、滅菌
槽2内を減圧し、滅菌槽2内の圧力を圧力Pの減圧状
態に保つ。これにより、大気圧Pにある内視鏡10内
との間に圧力差を生じさせる。内視鏡内圧検出手段5
(圧力センサ52)で内視鏡10内の圧力を検出し、該
圧力が降下している場合には、内視鏡10の気密性が損
なわれているものと判断し、水蒸気の供給を中止して、
報知手段6で異常発生を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を水蒸気滅
菌するオートクレーブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用内視鏡は、感染等を予防するた
め、使用する都度、消毒・滅菌を行う必要がある。この
消毒・滅菌を水蒸気滅菌により行うオートクレーブ装置
が知られている。
【0003】このようなオートクレーブ装置において
は、密閉可能な滅菌槽内に内視鏡を収容し、滅菌槽内お
よび内視鏡内を減圧状態(低真空状態)とした後、滅菌
槽内に高温高圧の水蒸気を充填する。
【0004】内視鏡の外装は、気密性を有していること
から、通常は、滅菌槽内に充填された水蒸気が内視鏡の
内部に侵入することはなく、光ファイバー束、電気部品
等の内蔵物が水蒸気にさらされることはない。
【0005】ところが、例えば内視鏡の湾曲部の外皮
(湾曲ゴム)等にピンホール、亀裂等が生じて気密性が
損なわれている場合には、このピンホール、亀裂等から
水蒸気が内部に侵入し、内蔵物の機能低下、損傷を招く
という問題がある。
【0006】このような不都合を防止し得るオートクレ
ーブ装置として、内視鏡内の圧力を検出する内視鏡内圧
検出手段を設け、水蒸気充填時に内視鏡内の圧力が上昇
したことが検出されたら、水蒸気の充填を停止する安全
制御手段を設けたオートクレーブ装置が特開2000−
24094号公報において本願出願人により提案されて
いる。
【0007】このオートクレーブ装置によれば、水蒸気
が内視鏡内に侵入したのを検出した場合には、それ以上
の水蒸気の充填が停止されるので、気密性が損なわれた
内視鏡に対しても、内蔵物を保護することができる。
【0008】しかしながら、前記のオートクレーブ装置
では、前記安全制御手段が作動するまで、僅かな時間な
がら、内視鏡内に水蒸気が侵入することとなるため、内
視鏡に特に大きな亀裂、孔等が生じているような場合に
は、一気に多量の水蒸気が内視鏡内に侵入して、内蔵物
の機能低下を招くおそれがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内視
鏡の気密性が損なわれている場合、内視鏡の内部に水蒸
気が侵入するのを確実に防止することができるオートク
レーブ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(5)の本発明により達成される。
【0011】(1) 内視鏡を収容して密閉し得る滅菌
槽と、前記滅菌槽内に水蒸気を供給する水蒸気供給手段
とを有し、前記内視鏡を水蒸気滅菌するオートクレーブ
装置であって、前記滅菌槽内に水蒸気を供給する前に、
前記内視鏡の気密性を調べる気密性テストを行い、前記
内視鏡の気密性が損なわれている場合には、前記滅菌槽
内に水蒸気を供給しないことを特徴とするオートクレー
ブ装置。
【0012】これにより、内視鏡の気密性が損なわれて
いる場合でも、事前に気密性テストを行うことによっ
て、内視鏡の内部に水蒸気が侵入するのを確実に防止す
ることができる。
【0013】(2) 前記内視鏡内の圧力を検出する内
視鏡内圧検出手段を有し、前記気密性テストは、前記滅
菌槽内と前記内視鏡内との間に圧力差を生じさせた状態
における前記内視鏡内の圧力変化を前記内視鏡内圧検出
手段で検出することにより行う上記(1)に記載のオー
トクレーブ装置。
【0014】これにより、簡単な構成で、迅速かつ確実
に内視鏡の気密性テストを行うことができる。
【0015】(3) 前記滅菌槽内を排気・減圧する槽
内排気手段を有し、前記気密性テストは、前記槽内排気
手段により前記滅菌槽内を減圧状態とし、前記内視鏡内
圧検出手段により前記内視鏡内の圧力降下が検出された
場合には、前記内視鏡の気密性が損なわれているものと
する上記(2)に記載のオートクレーブ装置。
【0016】これにより、簡単な構成で、迅速かつ確実
に内視鏡の気密性テストを行うことができる。
【0017】(4) 前記内視鏡内を排気・減圧する内
視鏡内排気手段を有する上記(1)ないし(3)のいず
れかに記載のオートクレーブ装置。
【0018】これにより、滅菌槽減圧時における湾曲ゴ
ムの破裂等を防止することができる。
【0019】(5) 前記気密性テストの結果、前記内
視鏡の気密性が損なわれている場合に、その旨を報知す
る報知手段を有する上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載のオートクレーブ装置。これにより、異常の発生
を速やかに知らせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオートクレーブ装
置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説
明する。
【0021】図1は、本発明のオートクレーブ装置の全
体構成を示すブロック図、図2は、図1に示すオートク
レーブ装置における滅菌槽内に内視鏡が収容された状態
を示す平面図、図3は、図1に示すオートクレーブ装置
における連通管と内視鏡とを接続するコネクタの縦断面
図、図4は、図1に示すオートクレーブ装置の正面図、
図5は、図1に示すオートクレーブ装置のフロントパネ
ルの正面図である。
【0022】これらの図に示すオートクレーブ装置1
は、内視鏡10を水蒸気滅菌するものであり、内視鏡1
0を収容する滅菌槽2と、該滅菌槽2内を排気・減圧す
る槽内排気手段3と、滅菌槽2内に水蒸気を供給する水
蒸気供給手段4と、内視鏡10内の圧力を検出する内視
鏡内圧検出手段5と、報知手段6と、各部の作動を制御
する制御手段7とを有している。以下、各部の構成につ
いて説明する。
【0023】滅菌槽2は、内視鏡10を収容(収納)し
て、密閉状態とすることができる密閉容器になってい
る。
【0024】図1に示すように、滅菌槽2には、槽内給
気流路83の一端部が接続されており、該槽内給気流路
83の他端部は、外気に開放している。槽内給気流路8
3の途中には、第4電磁弁14が設けられている。
【0025】滅菌槽2内(内部空間)が減圧状態(大気
圧より低い圧力)にあるときに第4電磁弁14を開状態
にすると、外気が槽内給気流路83を通って滅菌槽2内
に流入し、滅菌槽2内の圧力は、上昇して大気圧にな
る。第4電磁弁14を閉状態にすると、槽内給気流路8
3は、遮断(閉塞)される。
【0026】また、滅菌槽2には、排蒸流路84の一端
部が接続されており、該排蒸流路84の他端部は、外気
に開放している。排蒸流路84の途中には、第6電磁弁
16が設けられいる。
【0027】滅菌槽2内に水蒸気が充填された状態で第
6電磁弁16を開状態にすると、該水蒸気は、排蒸流路
84を通って外部に流出し、滅菌槽2内は、大気圧にな
る。第6電磁弁16を閉状態にすると、排蒸流路84
は、遮断(閉塞)される。
【0028】なお、槽内給気流路83と排蒸流路84と
は、1つの流路で兼用にしてもよい。
【0029】槽内排気手段3は、吸引ポンプ(真空ポン
プ)31と、該吸引ポンプ31と滅菌槽2とを接続する
槽内排気流路32とを有している。槽内排気流路32の
途中には、第1電磁弁11が設けられている。
【0030】吸引ポンプ31を作動し、第1電磁弁11
を開状態にすると、滅菌槽2内の空気が槽内排気流路3
2を通って排出され、滅菌槽2内は、減圧状態(低真空
状態)になる。第1電磁弁11を閉状態にすると、槽内
排気流路32は、遮断(閉塞)される。
【0031】水蒸気供給手段4は、高温高圧の水蒸気を
発生する蒸気発生部41と、該蒸気発生部41と滅菌槽
2とを接続する給蒸流路42とを有している。給蒸流路
42の途中には、第3電磁弁13が設けられている。
【0032】第3電磁弁13を開状態にすると、蒸気発
生部41で発生した水蒸気は、給蒸流路42を通って滅
菌槽2内に供給される。第3電磁弁13を閉状態にする
と、給蒸流路42が遮断(閉塞)される。
【0033】内視鏡内圧検出手段5は、連通管51と、
圧力センサ52とを有している。連通管51の一端側
は、滅菌槽2内に位置し、他端側は、滅菌槽2外に位置
している。圧力センサ52は、連通管51の他端部(ま
たは途中)に設けられている。
【0034】図2に示すように、連通管51の一端部に
は、内視鏡10に接続可能なコネクタ53が設けられて
おり、滅菌を行う際には、滅菌槽2内に収容した内視鏡
10に該コネクタ53を接続する。
【0035】内視鏡10にコネクタ53を接続した状態
では、後に詳述するように、内視鏡10内(内視鏡10
の内部空間)と連通管51内とが連通するようになって
いる。すなわち、この状態では、内視鏡10内の圧力
と、連通管51内の圧力とが等しくなり、圧力センサ5
2で内視鏡10内の圧力を検出することができる。
【0036】ここで、内視鏡10について説明する。図
2に示すように、内視鏡10は、可撓性を有する長尺の
挿入部可撓管101と、該挿入部可撓管101の基端側
に設けられ、術者が把持して内視鏡10全体を操作する
操作部102と、挿入部可撓管101の先端側に設けら
れ、操作部102から湾曲状態を遠隔操作可能な湾曲部
103と、光源装置(図示せず)に差し込む光源差込部
104と、操作部102と光源差込部104とを接続す
る接続部可撓管105とを有している。この内視鏡10
の内部には、例えば、光ファイバー束、電線ケーブル、
ケーブル、またはチューブ類等の内蔵物(図示せず)が
配置、挿通されている。
【0037】このような内視鏡10の外装は、気密性を
有している。すなわち、内視鏡10の内部空間(内蔵物
の設置空間)は、密閉空間になっている。しかし、使用
回数を重ねて劣化が進行したような場合には、特に湾曲
部103の外皮(湾曲ゴム)等にピンホール、亀裂等が
生じて、気密性が損なわれる場合がある。また、内視鏡
10の各部の接続部(連結部)のシール不良を生じるこ
とにより、気密性が損なわれる場合もある。
【0038】図3に示すように、内視鏡10の光源差込
部104には、連通管51のコネクタ53と連結可能な
コネクタ110が設けられている。ここでは、図3中の
左側を「一端」、右側を「他端」として説明する。
【0039】コネクタ110は、光源差込部104から
突出するように設けられた略円筒状の内筒部材(ケーシ
ング)111と、該内筒部材111の他端側の外周に螺
合して固定された略円筒状の外筒部材(ケーシング)1
12と、内筒部材111および外筒部材112の内側に
設置された弁体113と、該弁体113を他端方向に付
勢するコイルバネ114とを有している。
【0040】弁体113は、他端側に傘状部(円錐台状
部)を有する略キノコ形状をなしており、該傘状部の外
側には、Oリング115が設置されている。
【0041】内筒部材111および外筒部材112の内
部空間は、内視鏡10全体の内部空間に連通している。
【0042】外筒部材112の他端部には、開口116
が形成されている。また、外筒部材112の他端部の内
面117は、弁体113の傘状部に対応したすり鉢状
(円錐台状)をなしている。
【0043】一方、コネクタ53は、コネクタ110を
挿入可能な有底円筒状をなしており、その底部外側に連
通管51が固着されている。コネクタ53の一端部の周
壁には、L字型をなす係合溝531が設けられており、
該係合溝531は、外筒部材112の外周に突設された
係合ピン118と係合し得るようになっている。
【0044】コネクタ53内にコネクタ110を挿入
し、コネクタ53を所定方向に僅かに回転させると、係
合溝531と係合ピン118とが係合してコネクタ53
とコネクタ110とが連結され、抜けないようになる。
また、コネクタ53を前記と反対方向に僅かに回転させ
ると、コネクタ53とコネクタ110とが分離可能にな
る。
【0045】コネクタ53の内周には、Oリング533
が設けられており、コネクタ53とコネクタ110とを
連結した状態(図3に示す状態)では、外筒部材112
の外周面がOリング533の内周に接触して、気密性が
確保される。
【0046】また、コネクタ53の底部内側には、一端
方向に向かって突出する凸部532が設けられている。
【0047】コネクタ110にコネクタ53が連結され
ていない状態、すなわち、内視鏡10の通常の使用状態
では、コイルバネ114の付勢力により、弁体113の
傘状部(Oリング115)が内面117に圧接されるこ
とにより、開口116が閉塞され、内視鏡10の内部
は、気密的に密閉された状態になっている。
【0048】これに対し、コネクタ110にコネクタ5
3を連結した状態では、凸部532が弁体113をコイ
ルバネ114の付勢力に抗して一端方向に移動させ、弁
体113の傘状部が内面117から離間した状態とな
り、開口116が開通する。これにより、内視鏡10の
内部空間は、コネクタ110内およびコネクタ53内を
介して、連通管51内と連通した状態になる。
【0049】図1に示すように、連通管51と吸引ポン
プ31との間には、内視鏡内排気流路81が設けられて
いる。すなわち、内視鏡内排気流路81は、連通管51
から分岐して設けられており、分岐端の反対側の端部
は、吸引ポンプ31に接続されている。内視鏡内排気流
路81の途中には、第2電磁弁12が設けられている。
【0050】吸引ポンプ31を作動し、第2電磁弁12
を開状態にすると、内視鏡10内の空気が連通管51お
よび内視鏡内排気流路81を通って排出され、内視鏡1
0の内部を減圧状態(低真空状態)にすることができ
る。すなわち、吸引ポンプ31は、内視鏡10内を排気
・減圧する内視鏡内排気手段ともなっている。第2電磁
弁12を閉状態にすると、内視鏡内排気流路81は、遮
断(閉塞)される。
【0051】また、連通管51からは、さらに、内視鏡
内給気流路82が分岐して設けられており、分岐端の反
対側の端部は、外気に開放している。内視鏡内給気流路
82の途中には、第5電磁弁15が設けられている。
【0052】内視鏡10内が減圧状態(大気圧より低い
圧力の状態)にあるときに第5電磁弁15を開状態にす
ると、外気が内視鏡内給気流路82および連通管51を
通って内視鏡10内に流入し、内視鏡10内は、大気圧
になる。第5電磁弁15を閉状態にすると、内視鏡内給
気流路82が遮断(閉塞)される。
【0053】図4に示すように、オートクレーブ装置1
の正面には、フロントパネル(操作盤)17と、メイン
スイッチ18とがそれぞれ設けられている。メインスイ
ッチ18をオンすると、オートクレーブ装置1の各部に
電力が供給される。
【0054】図5に示すように、フロントパネル17に
は、警報音を発するアラーム61と、例えば液晶表示パ
ネルにより「漏れ発生」の文字を視覚的に表示し得る表
示部62と、スタートボタン171とがそれぞれ設けら
れている。
【0055】アラーム61と、表示部62とは、後述す
る気密性テストの結果、内視鏡10の気密性が損なわれ
ている場合に、その旨を報知する報知手段6となるもの
である。
【0056】第1電磁弁11〜第6電磁弁16、吸引ポ
ンプ31、圧力センサ52、報知手段6は、それぞれ、
制御手段7に電気的に接続されている。制御手段7は、
予め定められたプログラムや圧力センサ52からの入力
信号等に基づいて、各部の作動を制御する。
【0057】以下、オートクレーブ装置1の作動につい
て説明する。オートクレーブ装置1を使用する際には、
メインスイッチ18をオンする。次いで、図2に示すよ
うに、内視鏡10を滅菌槽2内に収容し、内視鏡10の
コネクタ110に、連通管51に設けられたコネクタ5
3を接続(連結)する。次いで、スタートボタン171
を押すと、オートクレーブ装置1の作動が開始される。
【0058】[1]気密性テスト 本発明のオートクレーブ装置1は、滅菌槽2内に水蒸気
を供給する前に、内視鏡10の気密性を調べる気密性テ
ストを行うことを特徴とする。図6は、気密性テストに
おける各部の作動を示すタイムチャートである。
【0059】気密性テストでは、まず、槽内排気手段3
により、滅菌槽2内を減圧する(大気圧Pより低くす
る)。すなわち、吸引ポンプ31を作動(オン)すると
ともに、第1電磁弁11を開状態にする(図6中のマル
a)。第2電磁弁12〜第6電磁弁16は、気密性テス
トの間、閉状態にされる。
【0060】これにより、図6に示すように、滅菌槽2
内の圧力は、次第に降下(低下)する。滅菌槽2内の圧
力が所定の圧力Pまで下がったら、吸引ポンプ31を
停止(オフ)するとともに、第1電磁弁11を閉状態に
して(図6中のマルb)、滅菌槽2内の圧力をPに保
つ。
【0061】このように、滅菌槽2内を圧力Pに減圧
した状態にすると、大気圧Pにある内視鏡10内との
間に圧力差が生じる。内視鏡10にピンホールや亀裂等
が生じて気密性が損なわれている場合には、この圧力差
によって、内視鏡10内の空気が滅菌槽2内に流出し、
内視鏡10内の圧力が降下(低下)する(図6参照)。
【0062】よって、制御手段7は、圧力センサ52で
検出された内視鏡10内の圧力が降下している場合に
は、内視鏡10の気密性が損なわれているものと判断
し、内視鏡10内の圧力が変化していない場合には、内
視鏡10の気密性が確保されているものと判断する。
【0063】気密性の有無の判断は、例えば、滅菌槽2
内の圧力がPまで下がったとき(図6中のマルb)か
ら所定時間経過後の時点で判断することができる。ま
た、内視鏡10内の圧力降下率(時間的な傾き)で判断
してもよい。
【0064】圧力Pは、特に限定されないが、通常、
大気圧Pより50〜300mmHg低い圧力であるの
が好ましく、大気圧Pより100〜200mmHg低
い圧力であるのがより好ましい。これにより、気密性テ
ストを迅速かつ正確に行うことができるとともに、滅菌
槽2内と内視鏡10内との圧力差によって例えば湾曲部
103の外皮(湾曲ゴム)が膨張、破裂するようなこと
を防止することができる。
【0065】気密性テストの結果、内視鏡10の気密性
が確保されている場合には、オートクレーブ装置1は、
後述する滅菌処理工程に移行する。
【0066】これに対し、気密性テストの結果、内視鏡
10の気密性が損なわれていた場合には、オートクレー
ブ装置1は、滅菌処理工程に移行せず、滅菌槽2内に水
蒸気を供給しない。
【0067】すなわち、オートクレーブ装置1は、例え
ばピンホール、亀裂、接続部のシール不良等が生じて内
視鏡10の気密性が損なわれていた場合には、これを事
前に検出して、水蒸気の供給を取り止める。これによ
り、内視鏡10内に水蒸気が侵入する事態を回避するこ
とができ、その結果、内視鏡10の内蔵物の機能低下、
損傷を防止することができる。
【0068】気密性が損なわれた内視鏡10は、ピンホ
ール、亀裂等が生じた部分のみを補修、交換することに
よって再使用することができる。
【0069】特に、本発明のオートクレーブ装置1で
は、内視鏡10に生じた亀裂、孔等が大きいような場合
であっても、内視鏡10内に全く水蒸気が侵入すること
がないので、内視鏡10の内蔵物の機能低下、損傷を確
実に防止することができる。
【0070】内視鏡10の気密性が損なわれていた場
合、気密性テストの終了後は、第4電磁弁14および第
5電磁弁15を開状態として、滅菌槽2内および内視鏡
10内を大気圧に戻す。
【0071】また、内視鏡10の気密性が損なわれてい
た場合には、アラーム61で警報音を発するとともに、
表示部62で「漏れ発生」の文字を表示して、内視鏡1
0の気密性が損なわれていることを報知する。これによ
り、異常の発生を速やかに知らせることができる。
【0072】なお、アラーム61は、音声を発すること
によって報知するものであってもよい。また、表示部6
2は、例えばランプを点灯することによって報知するも
のであってもよい。
【0073】また、報知手段6は、気密性テストの合否
にかかわらず、その結果を報知するものであってもよ
い。例えば、気密性テストの結果、内視鏡10の気密性
が確保されている場合には、緑色のランプを点灯し、内
視鏡10の気密性が損なわれている場合には、赤色のラ
ンプを点灯するようなものでもよい。
【0074】[2]滅菌処理工程 前述したように、気密性テストの結果、内視鏡10の気
密性が確保されている場合には、オートクレーブ装置1
は、滅菌処理工程を行う。
【0075】図7は、滅菌処理工程における各部の作動
を示すタイムチャートである。滅菌処理工程では、ま
ず、滅菌槽2内および内視鏡10内が排気、減圧され
る。すなわち、吸引ポンプ31を作動するとともに、第
1電磁弁11および第2電磁弁12が開状態、第3電磁
弁13〜第6電磁弁16が閉状態とされる(図7中の
)。
【0076】これにより、滅菌槽2内および内視鏡10
内は、同期的に圧力が降下し、所定の圧力Pとなるま
で減圧される。このときの圧力Pは、特に限定されな
いが、通常、大気圧Pよりも600mmHg程度以上
低い圧力であるのが好ましく、例えば、大気圧Pより
も740mmHg程度低い圧力とすることができる。
【0077】滅菌槽2内および内視鏡10内の圧力がP
になったら、減圧を終了し、滅菌槽2内に水蒸気を供
給して滅菌を行う。すなわち、吸引ポンプ31を停止す
るとともに、第1電磁弁11および第2電磁弁12を閉
状態、第3電磁弁13を開状態とする(図7中の)。
【0078】これにより、蒸気発生部41で発生した水
蒸気が滅菌槽2内に供給、充填される。この水蒸気の圧
力Pは、特に限定されないが、1.0〜3.0kg/
cm 程度であるのが好ましく、例えば、2.2kg/
cmとすることができる。また、この水蒸気の温度
は、特に限定されないが、100〜200℃程度である
のが好ましく、例えば、135℃とすることができる。
また、滅菌時間は、特に限定されないが、1〜20分程
度であるのが好ましい。
【0079】滅菌槽2内に充填された水蒸気により、内
視鏡10の外表面、処置具挿通チャンネルの内面等が消
毒、滅菌される。なお、内視鏡10内(内部空間)は、
滅菌・乾燥の間、圧力Pの減圧状態に保たれる。
【0080】滅菌が終了したら、第3電磁弁13を閉状
態として水蒸気の供給を停止するとともに、第6電磁弁
16を開状態として滅菌槽2内の水蒸気を排出する(図
7中の)。
【0081】滅菌槽2内の圧力が大気圧Pまで降下し
たら、槽内排気手段3を作動して、滅菌槽2内の水蒸気
をさらに排出する(真空乾燥)。すなわち、吸引ポンプ
31を作動するとともに、第1電磁弁11を開状態、第
6電磁弁16を閉状態とする(図7中の)。これによ
り、滅菌槽2内は、圧力Pの減圧状態となり、乾燥さ
れる。
【0082】真空乾燥の後は、パルス乾燥を行う。この
パルス乾燥では、まず、第1電磁弁11を閉状態、第4
電磁弁14を開状態とする(図7中の)。これによ
り、槽内給気流路83を通って外気が滅菌槽2内に流入
する。滅菌槽2内の圧力がPまで上昇したところで、
第1電磁弁11を開状態、第4電磁弁14を閉状態とす
る。これにより、滅菌槽2内に流入した外気が排出さ
れ、滅菌槽2内の圧力がP まで降下する。
【0083】この後、第1電磁弁11と第4電磁弁14
との開・閉を交互に2〜10サイクル程度繰り返す。こ
れにより、滅菌槽2内の水蒸気が完全に排出されて外気
に換気され、滅菌槽2内および内視鏡10が乾燥する。
【0084】前記圧力Pは、特に限定されないが、大
気圧Pとほぼ同じ〜大気圧Pより300mmHg程
度低い圧力であるのが好ましく、例えば、大気圧P
り150mmHg程度低い圧力とすることができる。
【0085】パルス乾燥が終了したら、吸引ポンプ31
を停止するとともに、第1電磁弁11を閉状態、第4電
磁弁14および第5電磁弁15を開状態とする(図7中
の)。これにより、滅菌槽2内および内視鏡10内に
外気が流入し、それぞれの内圧が大気圧Pまで上昇す
る。これで、オートクレーブ装置1の滅菌処理工程が完
了する。
【0086】以上、本発明のオートクレーブ装置を図示
の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定
されるものではなく、オートクレーブ装置を構成する各
部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換
することができる。
【0087】例えば、気密性テストは、内視鏡内を排気
・減圧した後、内視鏡内圧が上昇するかどうかを検出す
ることによって行うようなものや、内視鏡内に空気を送
り込んで内圧を高めた後、内視鏡内圧が降下するかどう
かを検出することによって行うようなものなどであって
もよい。すなわち、気密性テストは、滅菌槽内と内視鏡
内との間に圧力差を生じさせた状態における内視鏡内の
圧力変化を検出することによって行うものであればいか
なるものでもよい。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、例
えばピンホール、亀裂、接続部のシール不良等が生じて
内視鏡の気密性が損なわれている場合、それを事前に検
出し、滅菌槽内に水蒸気の供給・充填をしないことか
ら、内視鏡内に水蒸気が侵入する事態を回避することが
できる。よって、内視鏡の内蔵物の機能低下、損傷を防
止することができる。
【0089】特に、内視鏡に生じた亀裂、孔等が大きい
ような場合であっても、内視鏡内に全く水蒸気が侵入す
ることがないので、内視鏡の内蔵物の機能低下、損傷を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートクレーブ装置の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示すオートクレーブ装置における滅菌槽
内に内視鏡が収容された状態を示す平面図である。
【図3】図1に示すオートクレーブ装置における連通管
と内視鏡とを接続するコネクタの縦断面図である。
【図4】図1に示すオートクレーブ装置の正面図であ
る。
【図5】図1に示すオートクレーブ装置のフロントパネ
ルの正面図である。
【図6】気密性テストにおける各部の作動を示すタイム
チャートである。
【図7】滅菌処理工程における各部の作動を示すタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 オートクレーブ装置 11 第1電磁弁 12 第2電磁弁 13 第3電磁弁 14 第4電磁弁 15 第5電磁弁 16 第6電磁弁 17 フロントパネル 171 スタートボタン 18 メインスイッチ 2 滅菌槽 3 槽内排気手段 31 吸引ポンプ 32 槽内排気流路 4 水蒸気供給手段 41 蒸気発生部 42 給蒸流路 5 内視鏡内圧検出手段 51 連通管 52 圧力センサ 53 コネクタ 531 係合溝 532 凸部 533 Oリング 6 報知手段 61 アラーム 62 表示部 7 制御手段 81 内視鏡内排気流路 82 内視鏡内給気流路 83 槽内給気流路 84 排蒸流路 10 内視鏡 101 挿入部可撓管 102 操作部 103 湾曲部 104 光源差込部 105 接続部可撓管 110 コネクタ 111 内筒部材 112 外筒部材 113 弁体 114 コイルバネ 115 Oリング 116 開口 117 内面 118 係合ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡を収容して密閉し得る滅菌槽と、
    前記滅菌槽内に水蒸気を供給する水蒸気供給手段とを有
    し、前記内視鏡を水蒸気滅菌するオートクレーブ装置で
    あって、 前記滅菌槽内に水蒸気を供給する前に、前記内視鏡の気
    密性を調べる気密性テストを行い、前記内視鏡の気密性
    が損なわれている場合には、前記滅菌槽内に水蒸気を供
    給しないことを特徴とするオートクレーブ装置。
  2. 【請求項2】 前記内視鏡内の圧力を検出する内視鏡内
    圧検出手段を有し、前記気密性テストは、前記滅菌槽内
    と前記内視鏡内との間に圧力差を生じさせた状態におけ
    る前記内視鏡内の圧力変化を前記内視鏡内圧検出手段で
    検出することにより行う請求項1に記載のオートクレー
    ブ装置。
  3. 【請求項3】 前記滅菌槽内を排気・減圧する槽内排気
    手段を有し、 前記気密性テストは、前記槽内排気手段により前記滅菌
    槽内を減圧状態とし、前記内視鏡内圧検出手段により前
    記内視鏡内の圧力降下が検出された場合には、前記内視
    鏡の気密性が損なわれているものとする請求項2に記載
    のオートクレーブ装置。
  4. 【請求項4】 前記内視鏡内を排気・減圧する内視鏡内
    排気手段を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の
    オートクレーブ装置。
  5. 【請求項5】 前記気密性テストの結果、前記内視鏡の
    気密性が損なわれている場合に、その旨を報知する報知
    手段を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のオー
    トクレーブ装置。
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