JP2003010064A - 柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペーパー及びこれの製造方法 - Google Patents

柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペーパー及びこれの製造方法

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JP2003010064A JP2001197868A JP2001197868A JP2003010064A JP 2003010064 A JP2003010064 A JP 2003010064A JP 2001197868 A JP2001197868 A JP 2001197868A JP 2001197868 A JP2001197868 A JP 2001197868A JP 2003010064 A JP2003010064 A JP 2003010064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペ
ーパーの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の製造方法において、ヤンキード
ライヤーのドライヤー側に針葉樹パルプ層を、フード側
に広葉樹パルプ層を配した繊維ウェブをオンマシンカレ
ンダー処理、またはプライマシンカレンダー処理、もし
くはこれらの双方のカレンダー処理を行った後、得られ
たティッシュウェブの束をマルチフォルダー加工工程に
おいて圧縮処理を施すことにより、柔軟性、表面滑性と
もに優れた圧縮ティッシュペーパーが製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性と表面滑性
に優れた圧縮ティッシュペーパーの製造方法に関する。
より詳細には、本発明は、薄型ボックスカートンに使用
するための、柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュ
ペーパーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ティッシュペーパーは所定数量の
ティッシュペーパーの枚葉を、ティッシュカートンに充
填したいわゆるボックスティッシュの製品形態で消費者
に提供されている。しかしながら、物流コスト等の削減
とともに、消費者の購入後の持ち運びや家庭内における
保管等の利便性を考慮して、所定数量のティッシュペー
パーの枚葉を充填するためのティッシュカートン寸法、
特に高さが徐々に漸減してきているのが実情である。そ
のため圧縮ティッシュペーパー製品を提供する製造技術
に関して、実開昭63-172394号及び特開平10-179441号が
提案されている。実開昭63-172394号は、自在に折り曲
げ重ねたティッシュペーパーの表面を圧縮機により自在
な高さ(約1/2)に圧縮する技術について開示している。
しかし、この方法により得られる圧縮ティッシュペーパ
ーの製品品質については全く考慮されていないため、直
ちに工業技術として実施することは困難であった。一
方、特開平10-179441号記載の技術は、ヤンキー乾燥機
の抄紙水分を一定以上に保つこと及びヤンキー乾燥機に
よる加工直後のカレンダー処理強化及び加工機で折り畳
まれ積層されたティッシュペーパーへの加圧を調整する
ことで、嵩が低く、柔らかさと手触りに優れた圧縮ティ
ッシュペーパーの製造を目的とするものであり、従来品
に比較して20%以上ティッシュカートンの高さを低くす
ることを可能としているが、新たに弾性ソフトカレンダ
ーを必要とするという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の状況に鑑みて、
本発明者は、圧縮ティッシュペーパーの製造方法につい
て種々検討した結果、柔軟性と表面滑性に優れ、かつ薄
型ボックスカートンヘ充填可能な圧縮ティッシュペーパ
ーの製造方法を考案するに至った。従って、本発明の目
的は、特定の繊維粗度を有するセルロース繊維層を配し
た繊維ウェブを熱カレンダー処理後、圧縮処理を施すこ
とにより、柔軟性と表面滑性に優れ、かつ薄型ボックス
カートンヘ充填可能な圧縮ティッシュペーパーの製造方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様におい
て、上記の目的は、ヤンキードライヤーのドライヤー側
に針葉樹パルプ層を、フード側に広葉樹パルプ層を配し
た繊維ウェブを、オンマシンカレンダーロールにより熱
カレンダー処理して、該繊維ウェブのフード側繊維層を
内層として重層しティッシュウェブを形成し、このよう
にして得られたティッシュウェブの束をマルチフォルダ
ー加工工程において圧縮処理を施す段階からなる、柔軟
性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペーパーの製造方
法によって達成される。
【0005】本発明の別の態様において、上記の目的
は、ヤンキードライヤーのドライヤー側に針葉樹パルプ
層を、該繊維ウェブのフード側繊維層を内層として重層
することにより得られたティッシュウェブをプライマシ
ンカレンダーロールにより熱カレンダー処理後、得られ
たティッシュウェブの束をマルチフォルダー加工工程に
おいて圧縮処理を施す段階からなる、柔軟性と表面滑性
に優れた圧縮ティッシュペーパーの製造方法によって達
成される。
【0006】本発明のさらに他の態様において、上記の
目的は、ヤンキードライヤーのドライヤー側に主として
針葉樹パルプ層を、フード側に主として広葉樹パルプ層
を配した繊維ウェブをオンマシンカレンダーによる熱カ
レンダー処理し、さらに該繊維ウェブのフード側繊維層
を内層として重層することにより得られたティッシュウ
ェブをプライマシンカレンダーロールにより熱カレンダ
ー処理後、得られたティッシュウェブの束をマルチフォ
ルダー加工工程において圧縮処理を施す段階からなる、
柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペーパーの製
造方法によって達成される。
【0007】本発明の繊維ウェブは、ヤンキードライヤ
ーのドライヤー側に配する繊維層が主として針葉樹パル
プからなる繊維粗度20mg/100m以下の層であり、フード
側に配する繊維層が主として広葉樹パルプからなる繊維
粗度12mg/100m以下の層からなる。
【0008】本発明のオンマシン及び/又はプライマシ
ンカレンダーロールによる熱カレンダー処理は、温水加
熱ロールによる熱カレンダー処理である。
【0009】本発明において、オンマシンカレンダー又
はプライマシンカレンダーロールによる熱カレンダー処
理は、ティッシュウェブの表面温度が60〜80℃の範囲内
で行われる。
【0010】本発明のマルチフォルダー加工工程におけ
るティッシュウェブの束の圧縮処理が、少なくとも2回
以上行われるようになっている。
【0011】本発明のマルチフォルダー加工工程におけ
るティッシュウェブの束の圧縮は、ティッシュウェブの
束の高さの50から65%の範囲内で行われるようになって
いる。
【0012】本発明の方法により製造されるティッシュ
ペーパーは、MIU値(平均摩擦係数)及びMMD値(変動値)が
それぞれ0.15〜0.25及び0.010〜0.016の範囲にあり、か
つ、ハンドフィール値(ペーパー表面の感触及びこし)が
85から94となっている。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。
【0014】本発明の繊維ウェブの調製に使用する木材
パルプとしては、一般的にティッシュウェブ調製に用い
られるN-BKP(針葉樹漂白クラフトパルプ)またはL-BKP
(広葉樹漂白クラフトパルプ)等を用いることができる。
本発明においては、特に、ヤンキードライヤーのドライ
ヤー側に配する繊維層に使用するパルプとして、主とし
て針葉樹パルプからなる繊維粗度20mmg/100m以下のパル
プを好適に使用することができる。一方、ヤンキードラ
イヤーのフード側に配する繊維層に使用する木材パルプ
として、主として広葉樹パルプからなる繊維粗度12mg/1
00m以下のパルプを好適に使用することができる。
【0015】ここで、繊維粗度とは繊維の太さ又は細さ
を示す尺度のひとつであり、繊維100m当たりの繊維重量
をmg単位で表す。繊維粗度の数値が小さくなれば繊維が
より細く、数値が大きくなれば繊維がより太くなること
を意味する。本発明において、繊維粗度の測定には、繊
維長分布測定装置KAJAANI FS-200を用い、繊維粗度
は、その計測に要した繊維数と繊維重量、計測された数
の平均繊維長から容易に測定することができる。一般に
木材パルプの繊維粗度はその材種によっても異なるが、
通常、針葉樹クラフトパルプの場合には10〜28mg/100m
であり、広葉樹クラフトパルプの場合には6〜20mg/100m
程度である。なお、繊維粗度はパルプの製造方法には関
係なく、その材種に依存する。例えば、木材パルプの場
合、繊維長が長い程、繊維粗度は大きくなる傾向があ
る。
【0016】本発明において、ヤンキードライヤーのド
ライヤー側に配する繊維層に使用するパルプは主として
針葉樹からなり、これの繊維粗度は13〜20mg/100mであ
ることが好ましく、フード側に配する繊維層に使用する
パルプは主として広葉樹からなり、これの繊維粗度は6
〜12mg/100mであることが好ましい。これらのパルプを
使用することにより、柔軟性と表面滑性に優れた圧縮テ
ィッシュペーパーを得ることができる。すなわちドライ
ヤー側に配する繊維層に使用するパルプの繊維粗度が13
mg/100m以下の場合には、ティッシュペーパーの強度が
低下し、また、20mg/100m以上の場合には、脱水性及び
地合の低下と共に紙粉の発生が増加するため好ましくな
い。また、ヤンキードライヤーのフード側に配する繊維
層に使用するパルプの繊維粗度が6mg/100m以下の場合に
は、得られるティッシュペーパーの強度が低下すると共
に抄紙工程における紙粉が増加し、12mg/100m以上では
柔軟性と表面滑性が低下する。従って、本発明におい
て、ドライヤー側に配する繊維層に使用するパルプに、
主として針葉樹からなる繊維粗度が13〜20mg/100mの木
材パルプを、フード側に配する繊維層に使用するパルプ
に、主として広葉樹からなる繊維粗度が6〜12mg/100mの
木材パルプを使用することが、本発明の効果を得る上で
最も重要である。
【0017】本発明における繊維ウェブの抄造におい
て、サクションブレストロール型抄紙機の他にツインワ
イヤー型抄紙機などを含む通常の抄紙機を使用できる
が、特にクレセントフォーマーを使用することが好まし
い。
【0018】なお、抄紙水分は、約5%であれば十分であ
るが、得られる繊維ウェブにおける水分分布の点からみ
ると、抄紙水分は、より低い方が好ましい。
【0019】上述したように、本発明は、ヤンキードラ
イヤーのドライヤー側に配する繊維層に使用するパルプ
に、主として針葉樹パルプを、フード側に配する繊維層
に使用するパルプに、主として広葉樹パルプを用い、さ
らにフード側繊維層を内層として重層させ2層抄き2プラ
イのティッシュウェブを構成することにより、抄紙時に
おける繊維ウェブの地合が改良され、紙質強度が改善さ
れる。これに加え、本発明は、クレープ工程における紙
粉発生が抑えられると同時に操業性も向上するという利
点を有する。
【0020】以上のように抄造工程により得られた繊維
ウェブは、直ちに、オンマシンカレンダーロールによ
り、熱カレンダー処理が行われる。プライマシンロール
による熱カレンダー処理に際しては、先ず、木材パルプ
の抄造により得られた繊維ウェブのフード側繊維層を内
層として互いに重層すると同時に、熱カレンダー処理が
行われる。ところで、熱カレンダー処理は、繊維ウェブ
又はティッシュウェブ表面温度が60〜80℃の範囲内で行
われることが望ましい。一般的に、繊維ウェブ形成後に
おけるヤンキードライヤーによる乾燥直後の繊維ウェブ
の表面温度が、通常約100℃であるため、その余熱を利
用し、非加熱ロールによりいわゆるホットカレンダー処
理する方法が考えられる。しかし、本発明における熱カ
レンダー処理工程においては、温水等の加熱ロール、す
なわち温水循環ロールによる熱カレンダー処理が施され
ることにより、繊維ウェブに対する好ましい圧縮効果を
十分に確保し、安定して得ることができる。
【0021】これらの熱カレンダーロールによる圧縮効
果は、ロール圧縮時の温度条件の他、ロール線圧が重要
な要因になる。通常、オンマシンカレンダー又はプライ
マシンカレンダーによる熱カレンダー処理時におけるロ
ール線圧は、約2〜5kg/cm2程度であれば十分である。な
お、オンマシンカレンダー又はプライマシンカレンダー
に用いるカレンダーロールとして、ショアーD硬度が約7
0〜80度の金属製ロールが用いられる。熱カレンダーロ
ールによるカレンダー処理回数は、オンマシンカレンダ
ー又はプライマシンカレンダーにより少なくとも1回以
上であり、オンマシンカレンダー処理が1回かつプライ
マシンカレンダー処理が1〜2回行われることがより好ま
しい。すなわち、本発明は、抄造工程により得られた繊
維ウェブにオンマシンカレンダー処理またはプライマシ
ンカレンダー処理のいずれかのみ行ってもよいし、オン
マシンカレンダー処理後、さらにプライマシンカレンダ
ー処理を行ってもよい。
【0022】次いで、このようにして得られた熱カレン
ダー処理されたティッシュウェブがマルチフォルダー加
工工程において、所定枚数に折り畳まれると同時に順次
仕組まれ、ティッシュウェブの束が形成されることにな
る。この後、ティッシュウェブの束はカートニングされ
るが、その際、マルチフォルダーによる加工工程におい
て多段圧縮が施される。即ち、マルチフォルダーで形成
された所定数量のティッシュの束は、通常、ガイドユニ
ット、プルユニット、パッケージクランプ等を経てクリ
ッパーへ供給されるが、その際、ガイドユニット及びプ
ルユニット部においてティッシュ束の圧縮処理が2回以
上段階的に行われる。
【0023】これらのガイドユニット及びプルユニット
は、通常、複数組の上下ロールにそれぞれ展設されたゴ
ムベルトによりティッシュウェブの束をクリッパーに搬
送する機能を有する。本発明においては、この機能に加
え、ガイドユニット及びプルユニット等における上下ロ
ールに展設されるゴムベルト等の搬送手段における上下
間隙をティッシュの束の高さの50〜65%の範囲内に狭め
て、ティッシュウェブの束に圧縮圧力を加えることによ
り、より柔軟性と表面滑性に優れ、かつ薄型ボックスカ
ートンヘ充填可能な圧縮ティッシュペーパーの製造を可
能とするものである。
【0024】なお、以上のガイドユニット及びプルユニ
ットロールには、通常複数組の金属ロールが使用されれ
ばよい。また、マルチフォルダーにより所定枚数に折り
畳まれると同時に順次仕組まれることにより得られるテ
ィッシュウェブの束の厚さに対し、圧縮処理を行う際
に、上下ロールにおけるゴムベルトの間隔は、ティッシ
ュウェブの束の厚みの50〜65%が好適である。この圧縮
率の範囲内で圧縮処理を施すことにより、このように得
られたティッシュペーパーは、吸湿によるスプリングバ
ックを考慮しても、使用時においてティッシュカートン
の取出し口よりスムーズに取出することができる。マル
チフォルダー加工工程における圧縮処理がティッシュウ
ェブの束の厚みの50%以下の場合では、十分な圧縮効果
が得られないためティッシュカートンヘの充填が困難と
なる。マルチフォルダー加工工程における圧縮処理がテ
ィッシュウェブの束の厚みの65%以上ではティッシュウ
ェブの束の搬送が困難となる。マルチフォルダーによる
加工工程における圧縮処理は、通常、ガイドユニット及
びプルユニットロール等により少なくとも2回以上行わ
れることが好ましい。この圧縮処理の回数は、ティッシ
ュウェブの厚み、米坪等にもよるが、通常は2〜3回程度
で十分である。
【0025】以上のマルチフォルダー加工工程により圧
縮処理されたティッシュウェブの束は、次いでカートニ
ングマシンによりカートン内に充填されることにより、
柔軟性と表面滑性に優れたボックスタイプの圧縮ティッ
シュ製品を得ることができる。
【0026】(例)以下、本発明を例により、さらに詳細
に説明するが、以下の実施例及び比較例に記載の試験方
法は、以下の通りである。 米坪:JIS P8124に示された方法で測定される。 密度及び厚み:JIS P8118に示された方法で測定され
る。 吸水度:JIS S3104に示された方法で測定される。 MMD値及びMIU値:摩擦感テスター(カトーテック社製KE
S-SE)により測定される。本装置は、物体の表面摩擦感
を平均摩擦係数(MIU値)及びその変動(MMD値)として数値
化し、客観的に評価することを目的に設計されたもので
ある。ここで、MIU値とは人間が感じるすべり易さ、ま
たは滑りにくさを表す。MIU値が大きい程、滑りにくい
表面を有するティッシュペーパーであることを意味す
る。またMMD値はざらつき感を表しており、その値が大
きい程、滑らかさが減少し、ざらざら感のある表面を有
するティッシュペーパーであることを意味する。 ハンドフィール値:パックの上面又は底面より1cm以上
離れた地点からランダムに5シートを試料として取出
し、この試料表面を親指と人差指でこすり、表面の感触
を評価後、手のひらの中でおだやかに握りつぶし、試料
のこしを評価する。
【0027】同様に、試料に近いと考えられる標準試料
についても、同様に表面の感触及びこしを評価し、試料
と比較してハンドフィール値についての格付けを行う。
ハンドフィール値は1から100の数値で表され、数値
が高いほど表面感触の評価が高いことを表す。
【0028】試料及び標準試料につき、各試験を5回繰
り返した後、平均値を算出する。以上の試験を2人以上
で実施し、各人の平均値の平均値を算出し2桁の整数と
して表示する。 (実施例1〜9)繊維粗度の異なる広葉樹クラフトパルプ及
び針葉樹クラフトパルプを混合することにより調製した
表1に示したような繊維粗度を有するドライヤー側繊維
層用パルプ及びフード側繊維層用パルプをツインワイヤ
ータイプ抄紙機により米坪10.91g/m2を有する二層繊維
ウェブに抄紙し、次いで表1に記載した条件で温水加熱
金属カレンダーロールを用いてオンマシン加熱カレンダ
ー処理を行った。次いで、これより得られた繊維ウェブ
のフード側繊維層を内層としてプライマシンにより重層
させながら温水加熱金属カレンダーロールによりオフマ
シン加熱カレンダー処理を行なった。この結果、米坪1
0.32g/m2のティッシュウェブを得た。得られたティッシ
ュウェブをスリット後、マルチフォルダー加工工程によ
り200組(400枚)のティッシュ束を形成しながらガイドユ
ニット及びプルユニットにおけるロール間において表1
に記載の条件で圧縮処理を行い、ロータリーカッターで
裁断した。次いで得られた圧縮ティッシュの束を、カー
トナーを用いて高さ50mmの紙箱に箱詰した。以上の工程
により得られたティッシュウェブの紙質の特性を表2に
示した。 (比較例1〜8)例1〜9に用いたパルプと同様の木材パルプ
を用いて表1に示したような繊維粗度を有するドライヤ
ー側繊維層用パルプ及びフード側繊維層用パルプをそれ
ぞれ調製し二層繊維ウェブに抄紙後、得られた繊維ウェ
ブを表1の条件で実施例1−9と同様、オンマシン加熱
カレンダー処理及びプライマシンにより重層させながら
オフマシンによる加熱カレンダー処理と加工工程におけ
る圧縮処理を行った。 表1
【0029】表2
【0030】
【発明の効果】実施例1−3は加工工程において圧縮を
2回行い、比較例1−3では、圧縮をそれぞれ1、2、
3回行った。実施例4、5では、カレンダーロールを加
熱状態でカレンダー処理を行い、比較例4、5ではカレ
ンダーロールを非加熱状態でカレンダー処理を行った。
実施例6−9および比較例6−8では繊維粗度を様々に
変更し、同一条件で処理された。このようにして得られ
たティッシュのハンドフィール及び表面特性がそれぞれ
検証された。
【0031】この結果、表2からわかるように、加工工
程における圧縮回数および繊維粗度は、ハンドフィール
への寄与率が高く、カレンダーロールの加熱は表面性へ
の寄与率が高いことがわかった。例えば、本発明の方法
から製造された例1−9のティッシュペーパーは、比較
例1−8に示したティッシュペーパーと比較すると、厚
さ、嵩密度ともに小さい。また滑り易さおよびざらつき
感ともに、本発明の例1−9のほうが比較例1−8より
も小さい、すなわち滑らかである。またハンドフィール
値については、本発明の例1−9は比較例のいずれと比
較しても高い。すなわち本発明の方法から得られたティ
ッシュペーパーは、比較例のティッシュよりもかなりテ
ィッシュペーパーの感触及びこしが優れていることがわ
かった。
【0032】以上説明したように、本発明によればヤン
キードライヤー側層及びフード側層のそれぞれに特定の
繊維粗度を有する木材パルプからなる繊維層を配すると
ともに、得られた繊維ウェブ又はティッシュウェブに対
して熱カレンダー処理後、さらにマルチフォルダー加工
工程において圧縮処理を施すことにより、柔軟性と表面
滑性に優れ、かつ薄型ボックスカートンヘ充填可能な圧
縮ティッシュペーパーの製造が可能となった。特に、本
発明においては、抄造後の繊維ウェブに熱カレンダー処
理を採用しカレンダー処理効果を高めることにより、得
られるティッシュウェブの幅方向の地合いの均一化とハ
ンドフィール値の向上が可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久木野 洋 山口県岩国市大字長野字長野尻1809 株式 会社クレシア岩国工場内 (72)発明者 高井 徹 山口県岩国市大字長野字長野尻1809 株式 会社クレシア岩国工場内 (72)発明者 古谷 利幸 山口県岩国市大字長野字長野尻1809 株式 会社クレシア岩国工場内 (72)発明者 湯谷 和正 山口県岩国市大字長野字長野尻1809 株式 会社クレシア岩国工場内 Fターム(参考) 2D034 AB00 4L055 AA02 AA03 AC06 AJ01 BD17 BE09 EA07 EA16 EA20 EA27 FA16 GA29

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシ
    ュペーパーを製造する方法であって、 ヤンキードライヤーのドライヤー側に針葉樹パルプ層
    を、フード側に広葉樹パルプ層を配して繊維ウェブを形
    成し、 該繊維ウェブをオンマシンカレンダーロールにより熱カ
    レンダー処理し、 該繊維ウェブのフード側繊維層を内層として重層して、
    ティッシュウェブを形成し、 該ティッシュウェブの束にマルチフォルダー加工工程に
    おいて圧縮処理を施す、 段階からなる柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュ
    ペーパーを製造する方法。
  2. 【請求項2】 柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシ
    ュペーパーを製造する方法であって、 ヤンキードライヤーのドライヤー側に針葉樹パルプ層
    を、フード側に広葉樹パルプ層を配して繊維ウェブを形
    成し、 該繊維ウェブのフード側繊維層を内層として重層し、 該重層して得られたウェブをプライマシンカレンダーロ
    ールにより熱カレンダー処理してティッシュウェブを形
    成し、 該ティッシュウェブの束にマルチフォルダー加工工程に
    おいて圧縮処理を施す、 段階からなる柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュ
    ペーパーを製造する方法。
  3. 【請求項3】 柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシ
    ュペーパーを製造する方法であって、 ヤンキードライヤーのドライヤー側に針葉樹パルプ層
    を、フード側に広葉樹パルプ層を配して繊維ウェブを形
    成し、 該繊維ウェブをオンマシンカレンダーロールにより熱カ
    レンダー処理し、 該繊維ウェブのフード側繊維層を内層として重層し、 該重層して得られたウェブをプライマシンカレンダーロ
    ールにより熱カレンダー処理してティッシュウェブを形
    成し、 該ティッシュウェブの束にマルチフォルダー加工工程に
    おいて圧縮処理を施す、 段階からなる柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュ
    ペーパーを製造する方法。
  4. 【請求項4】 前記繊維ウェブにおける前記ヤンキード
    ライヤーのドライヤー側に配する前記繊維層が主として
    針葉樹パルプからなる繊維粗度20mg/100m以下の層であ
    り、前記フード側に配する前記繊維層が主として広葉樹
    パルプからなる繊維粗度12mg/100m以下の層であること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の柔軟性
    と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペーパーの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記オンマシンカレンダーロールによる
    熱カレンダー処理が、温水加熱ロールによる熱カレンダ
    ー処理であることを特徴とする請求項1または3に記載
    の柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペーパーの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記プライマシンカレンダーロールによ
    る熱カレンダー処理が、温水加熱ロールによる熱カレン
    ダー処理であることを特徴とする請求項2または3に記
    載の柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペーパー
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記オンマシンカレンダーロールによる
    熱カレンダー処理は、ティッシュウェブ表面温度が60〜
    80℃の範囲内で行われることを特徴とする請求項1、3ま
    たは5のいずれかに記載の柔軟性と表面滑性に優れた圧
    縮ティッシュペーパーの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記プライマシンカレンダーロールによ
    る熱カレンダー処理は、ティッシュウェブ表面温度が60
    〜80℃の範囲内で行われることを特徴とする請求項2、
    3または6のいずれかに記載の柔軟性と表面滑性に優れ
    た圧縮ティッシュペーパーの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記マルチフォルダー加工工程における
    ティッシュウェブの束の圧縮処理が、少なくとも2回以
    上行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1つに記載の柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシ
    ュペーパーの製造方法。
  10. 【請求項10】前記マルチフォルダー加工工程における
    前記ティッシュウェブの束の圧縮処理を、前記ティッシ
    ュウェブの束の高さの50〜65%の範囲内となるように行
    なうことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに1
    つに記載の柔軟性と表面滑性に優れた圧縮ティッシュペ
    ーパーの製造方法。
  11. 【請求項11】ティッシュペーパーの平均摩擦係数(MI
    U)値及びこれの変動(MMD)値がそれぞれ0.15〜0.25及
    び0.010〜0.016の範囲であり、前記ティッシュペーパー
    の表面の感触及びこし(ハンドフィール)の値が85〜94の
    範囲にあることを特徴とする請求項1ないし10のいず
    れかの製造方法により得られた柔軟性と表面滑性に優れ
    た圧縮ティッシュペーパー。
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