JP2003009994A - 車両用内装部品 - Google Patents

車両用内装部品

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征士 山下
Shigeru Satake
茂 佐竹
Yasushi Kageyama
裕史 影山
Toku Tsutsugi
▲徳▼ 筒木
Takashi Inao
隆嗣 稲生
Katsunobu Mitsune
勝信 三根
Yasumitsu Isobe
泰充 礒部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄問題を起こすことのない車両用内装部品
を提供する。 【解決手段】 車両用内装部品の構成材料を生分解性材
料により構成する。この車両用内装部品は好ましくはヘ
ッドレストであり、シートバック上端に固定されるステ
ーと、このステーの前面側又は前面側と後面側の両面に
固定された、エネルギー吸収性を発揮する形状の基材
と、この基材表面上に固定されたクッション材と、この
クッション材を覆う表皮材より構成されるヘッドレスト
において、前記基材、クッション材及び表皮材を生分解
性材料より構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用内装部品に関
し、詳細には、構成材料が、土壌中や海中等の自然環境
中で分解する生分解性材料より構成された車両用内装部
品に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、近年、省エネルギー
のための軽量化等の目的により樹脂化が急速に進んでい
る。特に、自動車の内装部品では、樹脂化可能な構成材
料はほとんどが樹脂化されている。この樹脂化された構
成材料が使用される内装部品としては、インストルメン
トパネル、コンソールボックス、シート、ヘッドレス
ト、ドアトリム、天井、フロア、コンビネーションメー
ター、サンバイザー等が挙げられる。
【0003】例えば、インストルメントパネルは、基本
的には基材、クッション材、及び表皮材から構成されて
いるが、この基材にはアクリロニトリル、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン、ポリプロピレン、変性ポ
リフェニレンエーテル等が用いられており、クッション
材にはポリウレタンフォーム、ポリ塩化ビニルフォー
ム、ポリプロピレンフォーム等が用いられており、そし
て表皮材にはポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ート等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの樹脂は、自動
車が廃車され、廃物として投棄された場合に長期にわた
って分解せず、また焼却すれば高温を発生するため焼却
炉を傷める原因となり、さらにはいわゆるダイオキシン
等の有害物質の発生源ともなり、大きな社会問題となっ
ている。
【0005】本発明は、上記のような樹脂の使用に伴う
廃棄問題を解消し、環境問題を起こすことなく廃棄する
ことのできる車両用内装部品を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、車両用内装部品の構成材料を生分
解性材料により構成する。
【0007】また、2番目の発明によれば、シートバッ
ク上端に固定されるステーと、このステーの前面側又は
前面側と後面側の両面に固定された、エネルギー吸収性
を発揮する形状の基材と、この基材表面上に固定された
クッション材と、このクッション材を覆う表皮材より構
成されるヘッドレストにおいて、前記基材、クッション
材及び表皮材を生分解性材料より構成する。
【0008】また、3番目の発明によれば、上記ヘッド
レストにおいて、前記基材を構成する生分解性材料が生
分解性繊維を含み、生分解性繊維の配向の割合を変える
ことにより強度を調整している。
【0009】また、4番目の発明によれば、上記ヘッド
レストにおいて、前記表皮材を構成する生分解性材料が
生分解性繊維を含み、この生分解性繊維の配向の割合を
変えることによりエネルギー吸収性を調整している。
【0010】また、5番目の発明によれば、上記ヘッド
レストにおいて、前記クッション材をポリビニルアルコ
ールより構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】上記のように、本発明は、車両用
の内装部品を構成する材料を生分解性材料より構成する
ことを特徴とするものである。この内装部品としては、
インストルメントパネル、コンソールボックス、ガーニ
ッシュ(フロントピラーガーニッシュ、センターピラー
ガーニッシュ、ルーフサイドレールガーニッシュ、ルー
フサイドインナーガーニッシュ、リヤシートガーニッシ
ュ)、トリム(ドアトリム、カウルサイドトリム、パッ
ケージトレイトリム、ラッゲージサイドトリム、ラゲー
ジリアトリム、デッキトリム)、天井、フロア、シー
ト、ヘッドレスト、サンルーフガラス、バックドアガラ
ス等が挙げられる。
【0012】本発明によれば、これらの内装部品を構成
する材料、すなわちパネル材、ボード材、クッション
材、表皮材、透明材等を生分解性材料により構成する。
この生分解性材料としては、その使用部位及び求められ
る特性に応じて各種の材料を用いることができ、例えば
ポリ乳酸、ポリヒドロキシブチレート、ポリカプロラク
トン、ポリブチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサク
シネート/アジペート)、ポリ(ブチレンサクシネート
/カーボネート)、ポリエチレンサクシネート、ポリビ
ニルアルコール、酢酸セルロース、デンプン変性樹脂、
セルロース変性樹脂等を用いることができる。
【0013】例えば、インストルメントパネルは図1の
断面図に示すように、基本的には基材1、クッション材
2、表皮材3より構成されている。基材1には、車体に
直接取り付けられるため、高い剛性が要求され、また、
夏場では締め切った室内はかなりの高温となるため、高
い耐熱性も要求される。クッション材2には、インスト
ルメントパネルに手を触れた際における柔軟性が要求さ
れ、また車両の衝突時に乗員の頭部の損傷を軽減するた
め、高い衝撃吸収性も要求される。さらに表皮材3に
は、手触り及び見栄えのよさが要求され、また耐熱性、
耐候性も要求される。そこでこれらの要求を満たすよう
に材料を選択し、適切な成形法によってインストルメン
トパネルを製造する。具体的には、図1に示すようなフ
ルパッドタイプのインストルメントパネルを製造する場
合、あらかじめ射出成形法等により、樹脂としてガラス
繊維強化ASを用いて基材を成形し、またPVCを用いてフ
ィルム状の表皮材を成形しておく。次いで成形型にこの
基材と表皮材をセットしておき、注入機によりウレタン
を流し込み、成形型を閉じて一体発泡させて成形する。
【0014】図2は、ヘッドレストの一般的な構造を示
す。ヘッドレストは、通常コ字状のステー4に固定され
たクッション材5と、このクッション材5を覆う表皮材
6から構成され、ステー4はシート7の上端に挿入され
装備される。従来のヘッドレストは、クッション材とし
てポリウレタンが、また表皮材としてポリエステル布や
塩化ビニル等の樹脂が用いられている。本発明では、こ
のクッション材5及び表皮材6を生分解性材料より構成
する。
【0015】好ましくは、このクッション材6は、ポリ
ビニルアルコールを含む材料より形成する。具体的に
は、ポリビニルアルコール20〜30重量部、デンプン20〜
30重量部、エチレングリコール160〜200重量部、ホウ酸
10〜15重量部、水120〜180重量部を含む混合物より形成
する。ポリビニルアルコールは特定の微生物によって分
解されていることが知られており、デンプンも当然に微
生物によって分解されることから、この混合物より形成
されたクッション材は埋立地等に廃棄した後は微生物に
よって完全に分解されることになる。
【0016】本発明において、ポリビニルアルコールは
クッション材の骨格を形成するものであり、このポリビ
ニルアルコールとしては特に制限はないが、鹸化度が85
モル%以上であり、分子量が500であるものが好まし
い。また、このポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニ
ルを鹸化したもののほか、酢酸ビニルと他の共重合可能
なモノマー、例えばエチレン、塩化ビニル、ビニルエー
テル、アクリロニトリル、アクリルアミド等との共重合
体鹸化物であってもよい。
【0017】デンプン及びエチレングリコールは、ポリ
ビニルアルコールとホウ酸との架橋(水素結合)を妨
げ、クッション材のクッション性を調整する。従って、
デンプン及びエチレングリコールの配合量を変えること
により、得られるクッション材のクッション性を任意に
設定することができる。このデンプンとしては、様々な
植物、例えばトウモロコシ、ジャガイモ、米、豆類、小
麦等から得られる生デンプン、及びこの生デンプンを改
質した加工デンプン、例えば物理的変性デンプン、酵素
変性デンプン、化学分解変性デンプン、化学変性デンプ
ン、エーテル化デンプン等を用いることができる。
【0018】ホウ酸は架橋剤として機能し、ポリビニル
アルコールを水素結合によって架橋させる。また、この
ホウ酸は難燃剤としても機能し、従って得られるクッシ
ョン材は難燃性が高い。
【0019】表皮材6は、上記の生分解性材料から形成
した繊維の織物もしくはシートより形成する。好ましく
は、この表皮材6は生分解性材料の繊維の織物から構成
する。
【0020】図3は、本発明のヘッドレストの好ましい
態様を示す。このヘッドレストは、ステー4と、このス
テー4の前面に固定された基材8と、この基材表面上に
固定されたクッション材9と、このクッション材9を覆
う表皮材10より構成されている。
【0021】この基材8は、図3に示すようなエネルギ
ー吸収性を発揮する「くの字」状の形状、又は波型の形
状となっており、クッション性を示す。尚、図3ではヘ
ッドレストの垂直方向にくの字状となっているが、ヘッ
ドレストの水平方向にこのくの字状となっていてもよ
い。この基材8は上記の生分解性材料より構成されてお
り、好ましくは生分解性樹脂繊維と天然繊維より構成す
る。天然繊維としては、例えば麻(亜麻、ラミー、マニ
ラ麻、サイザル麻、ケナフ、ジュート)、綿等を用いる
ことができる。生分解性樹脂繊維と天然繊維の配合割合
は質量比で6:4であることが好ましい。図3に示すヘ
ッドレストでは、衝撃が加わると基材は垂直方向に伸
び、衝撃のエネルギーを吸収する。従って、この基材は
伸び方向である垂直方向に対する強度を高めることが好
ましく、このため、基材の伸び方向と繊維の配向を一致
させ、伸び方向、すなわち垂直方向に配向する繊維中の
天然繊維の比率を高めることによってこの垂直方向の強
度を高めることができる。また、このように繊維の配向
の割合を変えることによって、基材のエネルギー吸収
性、すなわちクッション性を任意に調整することができ
る。基材がヘッドレストの水平方向にくの字となってい
る場合には、水平方向に基材が伸びるため、天然繊維を
水平方向に配置し、水平方向に対する強度を高めかつク
ッション性を調整することができる。
【0022】クッション材9は、図2に示すヘッドレス
トのクッション材5と同じ材料より構成してよく、上記
のポリビニルアルコール、デンプン、エチレングリコー
ル及びホウ酸の混合物から構成することがより好まし
い。図3のヘッドレストにおいては、基材8がクッショ
ン性を有するため、クッション材9は図2のヘッドレス
トの場合に比して薄い層で、同等のクッション性を発揮
することができる。
【0023】表皮材10も、図2に示すヘッドレストと
同じ生分解性材料より構成する。この表皮材10もヘッ
ドレストに衝撃が加わると垂直方向に伸びるため、例え
ば表皮材10を構成する繊維の配向を、表皮材の伸び方
向と同じ方向にすることにより、又は垂直方向に天然繊
維を少なくとも一部混入させることにより、伸び方向に
対する強度を高めることができる。
【0024】図3において、表皮材10により囲まれた
空間において、基材8とクッション材9以外の空間は中
空であってよく、又は通気性の優れた材料、例えば低密
度フェルト等を充填してもよい。
【0025】図4は、本発明のヘッドレストの他の態様
を示す。このヘッドレストは、ステーの前面側のみなら
ず、後面側にも基材8とクッション材9を設けており、
車両の衝突時のおける、後部座席の乗員への衝撃を緩和
することができる。この後面側の基材及びクッション材
の構成材料及び形状は図3に示す基材及びクッション材
と同一であってよい。
【0026】以上のように、図2〜4に示すヘッドレス
トは、生分解性材料の構成材料より構成されているた
め、合成樹脂の廃棄に伴う問題を回避することができ
る。さらに、図3及び4に示すヘッドレストでは、基材
の形状並びに基材及び表皮材を構成する繊維の配向の割
合を変えることによってクッション性を任意に調整する
ことができ、従来よりも薄いクッション材の層によって
も従来と同等のクッション性を発揮し、全体を軽量化
し、かつ廃棄物の量を低減することができる。
【0027】
【実施例】クッション材の製造 ポリビニルアルコール(ナカライテスク(株)ポリビニ
ルアルコール、重合度500)25g、デンプン(ナカライテ
スク(株)可溶性デンプン)25g、及び水150gを80℃で
攪拌し、混合物Aを得た。一方、ホウ酸12.5g、エチレ
ングリコール180g及び水100gを80℃で攪拌し、混合物B
を得た。この混合物AとBとを80℃において攪拌し、混
合した。この混合物を型に流し込み、冷却することによ
ってクッション材を得た。
【0028】上記と同様にし、エチレングリコールの量
及びデンプンの量を以下の表1に示すように変え、クッ
ション材の製造を試みた。
【0029】
【表1】
【0030】このクッション材製造用混合物において、
エチレングリコールの量が多い場合(サンプル5)、混
合物AとBを混合し、型に流し込んで冷却しても固化し
なかった。一方、エチレングリコールの量が少ない場合
(サンプル1及び2)、混合物AとBを混合した際に、
この混合物の粘度が高いため、うまく型に流し込むこと
ができなかった。これは、エチレングリコールの量が少
ない場合、ポリビニルアルコールとホウ酸が架橋する割
合が大きくなっているためと考えられる。このように、
エチレングリコールの量は混合物の粘度に影響を与え、
クッション材の成形性に影響を与える。
【0031】また、クッション材製造用混合物中のデン
プンの有無については、デンプンを含む場合(サンプル
4)、冷却時における成形体の収縮が小さかった。これ
はデンプンが立体障害となり、ポリビニルアルコールと
ホウ酸の架橋を妨げるためであると考えられる。一方、
デンプンを含まない場合(サンプル3)、冷却時におい
て成形体が大きく収縮し、大きな空洞が生じてしまう。
これは冷却時においてポリビニルアルコールとホウ酸の
架橋が進行し、収縮するためであると考えられる。この
ように、デンプンは冷却時における成形体の収縮度に影
響を与える。
【0032】物性測定 上記のクッション材(サンプル4、100mm×100mm×5m
m)及び従来クッション材として用いられているウレタ
ンクッション材(100mm×100mm×5mm)について、衝撃
吸収特性を測定した。図5に示すような衝撃吸収特性測
定装置を用い、クッション材サンプル11に、振り子の
先端に設けた重り12を衝突させ、Gセンサ13、Gセ
ンサ用アンプ14及びオシロスコープ15により、衝突
したときの発生Gを測定した。なお、Gセンサとしては
ブリュエルケアー加速度ピックアップ4371を、Gセンサ
用アンプとしては小野測器チャージアンプCH1100を、そ
してオシロスコープとしては横河8chデジタルオシロDL7
08を用いた。サンプルを配置しない場合の発生Gは750G
であり、本発明のサンプル4についての発生Gは19Gで
あり、ウレタンサンプルについての発生Gは365Gであっ
た。ウレタンサンプルの場合、重りが底付きし、大きな
Gが発生した。このように、本発明のクッション材は大
きな衝撃吸収特性を示した。
【0033】次に、上記のサンプル4に加え、エチレン
グリコール含有量を10%高めたサンプル(サンプル6)
及び20%高めたサンプル(サンプル7)、並びにウレタ
ンクッション材について、JIS K 6400の方法に基づき、
反発弾性係数、25%硬さ及び50%硬さを測定した。この
結果を以下の表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】上記表2に示す結果より、本発明のクッシ
ョン材はエチレングリコールの含有量を変えることによ
り反発弾性係数を任意に変えることができる。25%硬さ
はウレタンクッション材と同等にすることが可能であ
り、50%硬さはウレタン材に比べて大きく、従ってクッ
ション層の厚みを薄くすることが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明の車両用内装部品は、構成材料を
生分解性材料より構成しているため、合成樹脂より構成
している従来の車両用内装部品の廃棄に伴う問題を回避
することができる。さらに、本発明において用いるクッ
ション材は衝撃吸収性に優れ、従来のクッション材より
も薄くても、必要なクッション性を発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インストルメントパネルの構成を示す断面図で
ある。
【図2】ヘッドレストの構成を示す断面図である。
【図3】他の態様のヘッドレストの構成を示す断面図で
ある。
【図4】さらに他の態様のヘッドレストの構成を示す断
面図である。
【図5】衝撃吸収測定用の測定装置の構成を示す略図で
ある。
【符号の説明】
1、8…基材 2、5、9…クッション材 3、6、10…表皮材 4…ステー 7…シート 11…サンプル 12…重り 13…Gセンサ 14…Gセンサ用アンプ 15…オシロスコープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 裕史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 筒木 ▲徳▼ 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 稲生 隆嗣 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三根 勝信 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 礒部 泰充 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3B084 DD00 3B087 DC05 DE03 DE05 4J002 AB021 AB022 AB041 AB042 BE021 BE022 CF181 CF182 CF191 CF192 FA042 GN00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成材料が生分解性材料により構成され
    ていることを特徴とする車両用内装部品。
  2. 【請求項2】 シートバック上端に固定されるステー
    と、このステーの前面側又は前面側と後面側の両面に固
    定された、エネルギー吸収性を発揮する形状の基材と、
    この基材表面上に固定されたクッション材と、このクッ
    ション材を覆う表皮材より構成され、前記基材、クッシ
    ョン材及び表皮材が生分解性材料より構成されているこ
    とを特徴とするヘッドレスト。
  3. 【請求項3】 前記基材を構成する生分解性材料が生分
    解性繊維を含み、この生分解性繊維の配向の割合を変え
    ることにより強度を調整することができる、請求項2記
    載のヘッドレスト。
  4. 【請求項4】 前記表皮材を構成する生分解性材料が生
    分解性繊維を含み、この生分解性繊維の配向の割合を変
    えることによりエネルギー吸収性を調整することができ
    る、請求項1記載のヘッドレスト。
  5. 【請求項5】 前記クッション材がポリビニルアルコー
    ルより構成されている、請求項2記載のヘッドレスト。
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