JP2003009494A - 能動制振装置、露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

能動制振装置、露光装置およびデバイス製造方法

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JP2003009494A
JP2003009494A JP2001187506A JP2001187506A JP2003009494A JP 2003009494 A JP2003009494 A JP 2003009494A JP 2001187506 A JP2001187506 A JP 2001187506A JP 2001187506 A JP2001187506 A JP 2001187506A JP 2003009494 A JP2003009494 A JP 2003009494A
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linear motor
damping device
vibration damping
sensor
active vibration
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JP2001187506A
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Yoshinori Makita
義範 牧田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマスダンパの可動部の振動センサ
を省略する。 【解決手段】 床や露光装置の構造体と剛に接する底板
8の振動を加速度センサ9によって検出し、積分補償器
15を経て制御装置10にフィードバックするととも
に、アクチュエータ1の可動部を構成するリニアモータ
可動子2aの振動を、リニアモータ2、3に給電する電
流アンプ11の出力に基づいて誘導電圧を算出する誘導
電圧演算器16による速度信号として、電流アンプ11
にフィードバックすることで減衰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータ可動
子等の可動部の可動質量(カウンタマス)の駆動反力に
よって露光装置の構造体やクリーンルームの床等の振動
を抑制するアクティブマスダンパとして知られる能動制
振装置、露光装置およびデバイス製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年では、半導体素子に対する微細化要
求に応えるため、半導体露光装置を設置するクリーンル
ームの床等の振動環境に対する要求は年々厳しくなって
いる。何故ならば、前記床等の振動が半導体露光装置の
中に侵入すると、同装置内の高精度な計測器の読み値を
狂わせたり、ウエハステージ等の位置決め機構の精度を
劣化させ、そして最終的には露光精度を劣化させるから
である。
【0003】上述のように半導体露光装置等を設置する
床の振動が露光精度などに及ぼす影響は顕著であり、ま
ずは露光装置そのものが床の振動を遮断する機能を持た
ねばならない。そのために、近年の半導体露光装置にお
ける本体部の構造体は、アクティブ除振装置によって支
持されており、除振装置のアクティブ化によって、高周
波帯の除振域を拡大できる。そのうえ、床の振動を検出
し、この信号を適切に処理してアクティブ除振装置内の
アクチュエータを駆動することによって、床の振動の本
体構造体への侵入を相殺することができる、いわゆる床
振動フィードフォワードもしくは地動フィードフォワー
ドと呼ばれる能動制振技術を適用することができる。
【0004】さらに、半導体露光装置内の駆動部、例え
ばウエハステージの駆動に起因する本体構造体の揺れ
は、同機構の駆動信号を適切に処理してアクティブ除振
装置内のアクチュエータを駆動することによって抑制で
きる。これは、反力フィードフォワード制御と呼ばれる
ものである。
【0005】図6は、一従来例による能動制振装置を示
すもので、アクチュエータ101は、一対のリニアモー
タ102、103を有し、各リニアモータ102、10
3は、永久磁石を有するリニアモータ可動子102a、
103aと、巻線コイルを有するリニアモータ固定子1
02b、103bからなり、リニアモータ可動子102
a、103aは連結板104を介して剛に結合されてい
る。
【0006】リニアモータ固定子102b、103bの
巻線コイルに通電することによって、リニアモータ可動
子102a、103aを同時に鉛直方向に動かす。リニ
アモータ可動子102a、103aを連結板104を介
して結合して一体となした理由は、大推力を得るため
と、カウンタマスである可動部の重量をアップするため
である。
【0007】リニアモータ可動子102aには、ターゲ
ット105が取り付けられ、変位センサ106の計測に
よってリニアモータ可動子102aの移動距離を計測す
る。また、ターゲット105にはリニアモータ可動子1
02aの鉛直方向の揺動を検出する加速度センサ107
が取り付けられており、この出力を前記可動部すなわち
カウンタマスの運動特性安定化のために使用する。
【0008】また、リニアモータ固定子102b、10
3bを立設支持する底板108に取り付けられた加速度
センサ109は、底板108と剛に接触する床などの振
動を計測する。
【0009】リニアモータ可動子102a、103aの
鉛直方向の位置については、底板108に固定した変位
センサ106がリニアモータ可動子102aに取り付け
られたターゲット105の検出面を計測しており、この
出力が、リニアモータ可動子102a、103aを鉛直
方向の所定の位置に定位させるためのフィードバック信
号となる。変位センサ106の信号を制御装置110に
入力し、適切な演算処理を施し、電流アンプ111を励
磁し、リニアモータ固定子102b、103bの巻線コ
イルに電流を通すことによって、リニアモータ可動子1
02a、103aを所定の場所に定位させる。
【0010】なお、図6にはリニアモータ可動子102
a、103aを鉛直方向に案内する機構が図示されてい
ないが、例えば、移動方向の摩擦が低い転がり案内のガ
イドレールを使用することができる。このような案内機
構を使った場合、リニアモータ可動子102a、103
aを所望の場所に定位させておくには減衰性能が劣る。
そこで、リニアモータ可動子102aと一体になって動
く加速度センサ107の信号を制御装置110に入力し
ている。この信号は制御装置110の中で適切に信号処
理されて、リニアモータ固定子102b、103bの巻
線コイルに駆動電流を通電するための電流アンプ111
を励磁するが、リニアモータ可動子102a、103a
の動きに減衰(ダンピング)を付与するように作用して
いる。
【0011】このように、変位センサ106と加速度セ
ンサ107の出力信号の制御装置110への入力によっ
て、リニアモータ可動子102a、103aを鉛直方向
の所定の位置に安定に定位させておくことができる。
【0012】床や構造体の振動については、これと接触
する底板108の振動を加速度センサ109によって検
出する。そして、この出力信号も制御装置110への入
力としている。制御装置110では、底板108の振動
に応じてリニアモータ可動子102a、103aを駆動
し、このときに発生する駆動反力を底板108を介して
床などに伝達させる。結局のところ、底板108と接す
る床などの振動をリニアモータ可動子102a、103
aの駆動反力で制御する。
【0013】制御装置110について詳しく説明する
と、リニアモータ可動子102aと一体となっている加
速度センサ107の出力は積分補償器114を介して速
度信号となり、巻線コイルであるリニアモータ固定子1
02b、103bに駆動電流を通電する電流アンプ11
1の前段に負帰還されている。このフィードバックルー
プによって、リニアモータ可動子102a、103aの
動きにダンピングが掛けられる。
【0014】また、底板108を基準としたリニアモー
タ可動子102a、103aの移動距離を計測する変位
センサ106の出力は、位置補償器112に入力されて
いる。位置補償器112へのもう一つの入力は、目標電
圧印加端子113に加える電圧であり、この電圧によっ
て底板108を基準にしたリニアモータ可動子102
a、103aの鉛直方向の定位位置を定める。位置補償
器112は、比較器とゲイン補償器もしくはPI補償器
とで構成することができる。ここで、Pは比例を、Iは
積分動作を意味する。そして、位置補償器112の出力
と先に説明した積分補償器114の負帰還信号とを加算
した信号eを電流アンプ111への入力としている。こ
のような中立位置安定化を行なう制御装置110によっ
て、リニアモータ可動子102a、103aは鉛直方向
の平衡位置に安定に定位する。
【0015】リニアモータ可動子102a、103aが
底板108と剛に接している不図示の床や構造体に対し
て制振作用を与えるには、上述した積分補償器114と
位置補償器112の出力に基づくフィードバックの他
に、新たなフィードバックループが必要となる。それ
は、底板108に装着した加速度センサ109の出力に
応動してリニアモータ可動子102a、103aを揺動
させ、そのときの駆動反力によって底板108と剛に接
する床や構造体の振動を抑制するためのループであり、
底板108に取り付けた加速度センサ109の出力を、
第2の積分補償器115に導き、その出力を電流アンプ
111の前段にフィードバックしているループがこれに
相当する。
【0016】上述した構成によって、リニアモータ可動
子102a、103aを中立位置に定位させた状態で、
その中立位置の周りで底板108の振動に応じてリニア
モータ可動子102a、103aを揺動させることがで
き、このときの駆動反力によって床や構造体に対して制
振を与えることができる。
【0017】また、別の従来例においては、比較的汎用
的に入手できる加速度センサ107、109の出力を積
分補償器114、115に通して速度信号に変換する替
わりに、それぞれ速度センサとゲイン補償器を用いてい
る。速度センサは絶対速度を出力するもであり、その出
力をそのまま使って電流アンプ111を駆動することに
よってダンピングとしての操作力を発生させている。こ
れは、構成が簡単で、しかもより一層制振性能を向上さ
せることができるもので、その理由は以下の通りであ
る。
【0018】図6の能動制振装置においては、加速度セ
ンサを使用していたためダンピングとしての操作力を発
生させるために積分演算が必要であり、この演算をアナ
ログの電子回路で実現する場合、コンデンサと抵抗で積
分時定数を決めるわけであるが、特に時定数が大きい場
合には容量の大きなコンデンサを使用せねばならないた
め、スペースやコンデンサの精度に問題を生じる。ま
た、加速度センサの出力は低周波数域でドリフトするの
で、低周波数域での信号をカットするフィルタリング処
理も必要であり、これが能動制振装置の性能を落として
おり、一方、積分補償器をデジタルで実現する場合、さ
ほどの困難さはないものの、ワインドアップなどの対策
を施す必要があり、若干の煩雑さが避けられない。
【0019】これに対して、加速度センサの替わりに、
速度センサを用いて、これらの出力に単純にゲインを掛
けてフィードバックするように構成すれば、フィードバ
ック装置が単純化するというメリットがある。加えて、
余計なフィルタリング処理が不要となるので、制振性能
の劣化要因も排除できるという効果が期待できるもので
ある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように、可動部(カウンタマ
ス)の振動の検出にサーボ式の加速度センサを用いて、
同センサの出力を演算処理した信号に基づいてアクチュ
エータであるリニアモータを駆動する場合は、積分演算
の処理が必要であった。しかし、積分演算を行なう場
合、加速度センサの低周波域のドリフト対策のために、
フィルタリング処理も併用せねばならず、演算処理には
若干の複雑さがあった。そして、フィルタリング処理の
ためにフィードバック系の性能を劣化させていた。
【0021】また、振動の検出にサーボ式の速度センサ
を用いる場合は、速度センサは一般的ではないため非常
に高価であり、また、揺動する物体の速度を検出するた
めには速度センサ内部のバネの剛性を上げねばならな
い。従って、一般的に速度センサは、揺動する物体の速
度を精度よく検出するのに適さないという不都合があっ
た。
【0022】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、アクチュエータであ
るリニアモータの印加電圧と駆動電流から誘導電圧を演
算によって求め、加速度センサや速度センサの替わり
に、リニアモータの移動速度に比例する前記誘導電圧に
基づくフィードバックループによってリニアモータ可動
子にダンピングを付与するように構成した安価で制振性
能にすぐれた能動制振装置、露光装置およびデバイス製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の能動制振装置は、可動部の駆動反力によっ
て床または構造体の振動を抑制する能動制振装置であっ
て、前記可動部を駆動するリニアモータと、前記可動部
の変位を計測する変位センサと、前記リニアモータの印
加電圧と駆動電流に基づいて前記可動部の移動速度に比
例する速度信号を演算する移動速度演算手段と、前記床
または構造体の振動を検出する振動センサと、前記変位
センサの出力と前記移動速度演算手段の出力と前記振動
センサの出力に基づいて前記リニアモータを制御する制
御装置を有することを特徴とする。
【0024】可動部の駆動反力によって床または構造体
の振動を抑制する能動制振装置であって、前記可動部を
駆動するリニアモータと、前記可動部の変位を検出する
変位センサと、前記リニアモータの誘導電圧を演算する
誘導電圧演算手段と、前記床または構造体の振動を検出
する振動センサと、前記変位センサの出力と前記誘導電
圧演算手段の出力と前記振動センサの出力に基づいて前
記リニアモータを制御する制御装置を有する能動制振装
置でもよい。
【0025】振動センサが加速度センサであるとよい。
【0026】振動センサが速度センサであってもよい。
【0027】本発明の露光装置は、上記能動制振装置
と、該能動制振装置を配置した床に支持された本体部を
有することを特徴とする。
【0028】上記能動制振装置と、該能動制振装置を配
設した本体部を有する露光装置でもよい。
【0029】上記能動制振装置と、該能動制振装置の近
傍に配設された位置決めステージを有する露光装置でも
よい。
【0030】本発明のデバイス製造方法は、上記露光装
置によってウエハを露光する工程を有することを特徴と
する。
【0031】
【作用】カウンタマスである可動部の移動速度に比例す
るリニアモータの誘導電圧を用いて可動部に減衰を付与
し、マスダンパの安定性を向上させる。
【0032】可動部の振動検出に用いる高価な速度セン
サや加速度センサを省略して低コスト化を促進できるう
えに、インナーループの周波数特性を改善することが可
能であり、より一層高性能でしかも安価なアクティブマ
スダンパを実現できる。
【0033】このような能動制振装置を、露光装置を配
設したクリーンルームの床や、露光装置の構造体等に設
けることで、露光装置のウエハ等基板の位置決め精度を
向上させたり、計測機器の出力の信頼性等を改善でき
る。これによって、露光装置の転写精度や生産性を大幅
に向上できる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0035】図1は、一実施の形態による能動制振装置
を示すもので、露光装置を載置するクリーンルームの床
や、露光装置本体部の構造体、あるいはウエハステージ
等の位置決めステージの近傍に取り付けられてその駆動
反力を利用するアクチュエータ1は、一対のリニアモー
タ2、3を有し、各リニアモータ2、3は、永久磁石を
有するリニアモータ可動子2a、3aと、巻線コイルを
有するリニアモータ固定子2b、3bからなり、リニア
モータ可動子2a、3aは連結板4を介して剛に結合さ
れている。
【0036】リニアモータ固定子2b、3bの巻線コイ
ルに通電することによって、リニアモータ可動子2a、
3aを同時に鉛直方向に動かす。リニアモータ可動子2
a、3aを連結板4を介して結合して一体の可動部とな
した理由は、大推力を得るためと、マスダンパを構成す
る可動部の重量をアップするためである。
【0037】リニアモータ可動子2aには、ターゲット
5が取り付けられ、変位センサ6の計測によってリニア
モータ可動子2aの移動距離を計測する。また、リニア
モータ固定子2b、3bを立設支持する底板8に取り付
けられた加速度センサ9は、底板8と剛に接触する床や
露光装置本体部の構造体などの振動を計測する振動セン
サである。
【0038】リニアモータ可動子2a、3aの鉛直方向
の位置については、底板8に固定した変位センサ6がリ
ニアモータ可動子2aに取り付けられたターゲット5の
検出面を計測しており、この出力は、リニアモータ可動
子2a、3aを鉛直方向の所定の位置に定位させるため
のフィードバック信号となる。変位センサ6の信号を制
御装置10に入力し、適切な演算処理を施し、電流アン
プ11を励磁し、リニアモータ固定子2b、3bの巻線
コイルに電流を通すことによって、リニアモータ可動子
2a、3aを所定の場所に定位させる。
【0039】なお、図1にはリニアモータ可動子2a、
3aを鉛直方向に案内する機構が図示されていないが、
例えば、移動方向の摩擦が低い転がり案内のガイドレー
ルを使用することができる。このような案内機構を使っ
た場合、リニアモータ可動子2a、3aを所望の場所に
定位させておくには減衰性能が劣る。そこで、従来例で
は、リニアモータ可動子と一体になって動く加速度セン
サの信号を制御装置に入力して、リニアモータ可動子の
動きに減衰(ダンピング)を付与しているが、本実施の
形態においては、加速度センサ等の振動センサを用いる
ことなく、電流アンプ11の出力信号である誘導電圧を
演算し、リニアモータ可動子2a、3aの移動速度に比
例する速度信号としてフィードバックすることで、リニ
アモータ可動子2a、3aを鉛直方向の所定の位置に安
定に定位させておく。
【0040】床や構造体の振動は、これと接触する底板
8の振動を加速度センサ9によって検出する。そして、
この出力信号も制御装置10への入力としている。制御
装置10では、底板8の振動に応じてリニアモータ可動
子2a、3aを駆動し、このときに発生する駆動反力を
底板8を介して床などに伝達させる。結局のところ、底
板8と接する床や構造体の振動をリニアモータ可動子2
a、3aの駆動反力で制御する。
【0041】制御装置10について詳しく説明すると、
後述するように電流アンプ11の出力に基づいて算出さ
れた速度信号は、巻線コイルであるリニアモータ固定子
2b、3bに駆動電流を通電する電流アンプ11の前段
に負帰還され、このフィードバックループによって、リ
ニアモータ可動子2a、3aの動きにダンピングが掛け
られる。
【0042】次に、底板8を基準としたリニアモータ可
動子2a、3aの移動距離を計測する変位センサ6の出
力は、位置補償器12に入力されている。位置補償器1
2へのもう一つの入力は、目標電圧印加端子13に加え
る電圧であり、この電圧によって底板8を基準にしたリ
ニアモータ可動子2a、3aの鉛直方向の定位位置を定
める。位置補償器12は、比較器とゲイン補償器もしく
はPI補償器とで構成することができる。ここで、Pは
比例を、Iは積分動作を意味する。そして、位置補償器
12の出力と、前述の速度信号であるゲイン補償器14
の負帰還信号とを加算した信号eを電流アンプ11への
入力としている。このような中立位置安定化を行なう制
御装置10によって、リニアモータ可動子2a、3aは
鉛直方向の平衡位置に安定に定位する。
【0043】リニアモータ可動子2a、3aが底板8と
剛に接している床や構造体に対して制振作用を与えるに
は、ゲイン補償器14と位置補償器12の出力に基づく
フィードバックの他に、新たなフィードバックループが
必要となる。それは、底板8に装着した加速度センサ9
の出力に応動してリニアモータ可動子2a、3aを揺動
させ、そのときの駆動反力によって底板8と剛に接する
床や構造体の振動を抑制するためのループであり、底板
8に取り付けた加速度センサ9の出力を、積分補償器1
5に導き、その出力を電流アンプ11の前段にフィード
バックしているループがこれに相当する。
【0044】上述した構成によって、リニアモータ可動
子2a、3aを中立位置に定位させた状態で、その中立
位置の周りで底板8の振動に応じてリニアモータ可動子
2a、3aを揺動させることができ、このときの駆動反
力によって床や構造体に対して制振を与えることができ
る。
【0045】次に、リニアモータ可動子2a、3aにダ
ンピングを付与するフィードバックループについて説明
する。各リニアモータ2、3の駆動回路の電流アンプ1
1は、入力された電流指令電圧eに対応する駆動電流I
c〔A〕をリニアモータ固定子2b、3bの巻線コイル
に印加するが、巻線コイルの両端に印加される印加電圧
Vc〔V〕ならびに巻線コイルに流れる駆動電流Ic
〔A〕を検出し、それぞれ検出された印加電圧信号なら
びに駆動電流信号を、移動速度演算手段および誘導電圧
演算手段である誘導電圧演算器16に出力する機能を有
する。
【0046】ここで、誘導電圧Va〔V〕は、印加電圧
Vc〔V〕、駆動電流Ic〔A〕およびコイル抵抗Rc
〔Ω〕を用いて式(1)で表わされる演算で求められ
る。 Va=Vc−Rc・Ic ・・・(1)
【0047】また、リニアモータ可動子の移動速度v
〔m/s〕は、誘導電圧Va〔V〕およびリニアモータ
の推力定数k〔N/A〕を用いて式(2)で表わされる
演算で求められる。 v=Va/k ・・・(2)
【0048】従って、誘導電圧演算器16は、電流アン
プ11から出力される印加電圧Vc〔V〕、駆動電流I
c〔A〕を入力し、式(1)の演算を行ない、演算によ
って求められた誘導電圧Va〔V〕を、移動速度に比例
する速度信号としてゲイン補償器14に出力すれば、リ
ニアモータ可動子の振動を検出する加速度センサ等を削
除した能動制振装置を実現することができる。
【0049】誘導電圧演算器16は絶対速度に比例する
誘導電圧を出力するものであり、その出力をそのまま使
って電流アンプ11を駆動することによって、ダンピン
グとしての操作力を発生させている。すなわち、誘導電
圧演算器16の出力をゲイン補償器14を介してフィー
ドバックすることによって、リニアモータ可動子2a、
2bにダンピングを与えている。
【0050】図2は図1における電流アンプ11、リニ
アモータ固定子2b、3bの巻線コイルおよび誘導電圧
演算器16の機能を表わすブロック図であり、FET等
で構成されたバッファアンプ17、リニアモータ固定子
2b、3bの巻線コイルの抵抗Rcおよびインダクタン
スLc、巻線コイルに流れる駆動電流Icを検出するた
めの電流検出抵抗Rd、電流検出抵抗Rdの両端の電圧
すなわち(Rd・Ic)を差動で計測する計測アンプ1
8、オペアンプで構成された差分器19、巻線コイルの
両端に印加される印加電圧Vcを差動で計測する計測ア
ンプ20を有する。
【0051】バッファアンプ17には差分器19を通し
て電流指令値電圧eが入力され、巻線コイルに駆動電流
を流すための電圧を供給する。差分器19のフィードバ
ック側には電流検出抵抗Rdに流れる駆動電流Icを検
出する計測アンプ18が接続されているので、バッファ
アンプ17は電流指令値電圧eに従った駆動電流Icを
流す電流アンプとして動作する。
【0052】すなわち、電流アンプ11はバッファアン
プ17、電流検出抵抗Rd、計測アンプ18、差分器1
9、計測アンプ20で構成される。
【0053】また、誘導電圧演算器16は、駆動電流検
出電圧(Rd・Ic)を(Rc/Rd)倍に増幅するオ
ペアンプ21と、印加電圧Vcから(Rc・Ic)を減
算して誘導電圧Vaを出力する差分器22と、差分器2
2の信号を(1/k)倍して速度信号vを出力するオペ
アンプ23を有し、オペアンプ23の出力する速度信号
vをゲイン補償器14に入力する。この信号は制御装置
10の中で適切に信号処理されて、リニアモータ固定子
2b、3bの巻線コイルに電流を通電するための電流ア
ンプ11を励磁するが、リニアモータ可動子2a、3a
の動きに減衰(ダンピング)を付与するように作用して
いる。すなわち、変位センサ6の出力信号の制御装置1
0への入力と、電流アンプ11の出力信号を誘導電圧演
算器16で演算し、電流アンプ11に負帰還する制御装
置内部のフィードバックループを構成することによっ
て、リニアモータ可動子2a、3aを鉛直方向の所定の
位置に安定に定位させておくことができる。
【0054】前述の従来例による能動制振装置において
は、加速度センサを使用していたためダンピングとして
の操作力を発生させるために積分演算が必要である。こ
の演算をアナログの電子回路で実現する場合、コンデン
サと抵抗で積分時定数を決めるわけであるが、特に時定
数が大きい場合には容量の大きなコンデンサを使用せね
ばならないため、実装空間およびコンデンサの精度に問
題を生じる。また、加速度センサの出力は低周波数域で
ドリフトするので、低周波数域での信号をカットするフ
ィルタリング処理も必要であり、これが能動制振装置の
性能を落としている。一方、積分補償器をデジタルで実
現する場合、さほどの困難さはないものの、ワインドア
ップなどの対策を施す必要があり、若干の煩雑さが避け
られない。
【0055】これに対して、本実施の形態による能動制
振装置では、誘導電圧演算器16の出力に単純にゲイン
を掛けてフィードバックすればよいので、フィードバッ
ク装置が単純化するというメリットがある。加えて、イ
ンナーループであるダンピングループに従来の余計なフ
ィルタリング処理が不要となるので、制振性能の劣化要
因も半減できるという効果がある。
【0056】また、図1に示す能動制振装置は、リニア
モータ2、3のコイル抵抗が温度上昇により変化した場
合は、演算効果である誘導電圧Vaにオフセットを発生
してしまうが、フィードバックループにゲイン補償器1
4を使用しているので、位置補償器12を比較器とPI
補償器とで構成すれば誘導電圧Vaに含まれるオフセッ
トを相殺することができる。ここで、Pは比例を、Iは
積分動作を意味する。そして、位置補償器12の出力と
先に説明したゲイン補償器14の負帰還信号とを加算し
た信号eを電流アンプ11への入力としている。このよ
うな破線で囲む中立位置安定化を行なう制御装置10に
よって、リニアモータ可動子2a、3aは鉛直方向の平
衡位置に安定に定位する。
【0057】図3は一変形例を示す。これは、底板8の
振動を検出する振動センサとして、加速度センサ9の替
わりに速度センサ29を用いたものである。汎用的に入
手できる加速度センサ9は、その出力を積分補償器15
に通して速度信号に変換していたが、本変形例は、加速
度センサ9を速度センサ29に置き換えるとともに、積
分補償器15の替わりにゲイン補償器25を設けてい
る。
【0058】速度センサ29は絶対速度を出力するもの
であり、底板8に装着した速度センサ29の出力をゲイ
ン補償器25を介して電流アンプ11の前段にフィード
バックすることにより、底板8と剛に接する床や構造体
の共振に対してリニアモータ可動子2a、3aの駆動反
力によるダンピングとしての制振力を与えているのであ
る。
【0059】図1の能動制振装置においては、加速度セ
ンサを使用していたためダンピングとしての操作力を発
生させるために積分演算が必要である。この演算をアナ
ログの電子回路で実現する場合、コンデンサと抵抗で積
分時定数を決めるわけであるが、特に時定数が大きい場
合には容量の大きなコンデンサを使用せねばならないた
め、実装空間およびコンデンサの精度に問題を生じる。
また、加速度センサの出力は低周波数域でドリフトする
ので、低周波数域での信号をカットするフィルタリング
処理も必要であり、これが能動制振装置の性能を落とし
ている。一方、積分補償器15をデジタルで実現する場
合、さほどの困難さはないものの、ワインドアップなど
の対策を施す必要があり、若干の煩雑さが避けられな
い。
【0060】これに対して、図3の能動制振装置によれ
ば、速度センサ29の出力に単純にゲインを掛けてフィ
ードバックすればよいので、フィードバック装置が単純
化するというメリットがある。加えて、余計なフィルタ
リング処理が不要となるので、制振性能の劣化要因も排
除できるという効果がある。
【0061】次にデバイス製造方法の実施例を説明す
る。図4は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チ
ップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造フローを
示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回
路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計し
た回路パターンを形成した原版であるマスク(レチク
ル)を製作する。ステップ3(ウエハ製造)ではシリコ
ン等の材料を用いて基板であるウエハを製造する。ステ
ップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意
したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によっ
てウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組
立)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製された
ウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセ
ンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージ
ング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの
動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こう
した工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷
(ステップ7)される。
【0062】図5は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記の露光装置によってマスクの
回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ17
(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18
(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削
り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチング
が済んで不要となったレジストを、前述の基板処理方法
によって、取り除く。これらのステップを繰り返し行な
うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成
される。本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が
難しかった高集積度の半導体デバイスを製造することが
できる。
【0063】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0064】(1)高価な加速度センサや速度センサの
必要個数を減らし、単純な演算回路で実現可能な誘導電
圧演算器から速度に比例する誘導電圧を出力する構成で
あるため、装置コストを大幅に低減できる。加えて、セ
ンサに起因する故障も減少し、その結果、能動制振装置
の信頼性が向上する。
【0065】(2)カウンタマスの振動を加速度センサ
によって計測する場合は、この出力を1回積分して速度
信号に変換して、能動制振装置内のアクチュエータを駆
動するが、誘導電圧演算器を用いるとフィードバックの
演算処理の中に積分を入れる必要がなくなる。つまり、
誘導電圧演算器の出力をダイレクトにフィードバックす
ればよいので、フィードバック装置を単純に構成できる
という効果がある。
【0066】(3)加速度センサを用いると、その出力
に対する主たる積分補償以外のフィルタリング処理も併
用するため、このフィルタリング処理に起因して制振効
果に限界がある。すなわち、制振性能を高めるためにゲ
インを強くすると発振を招き易い。しかるに、誘導電圧
演算器の使用によってフィルタリング処理が不要となっ
て、制振のためのゲインを高くとることが可能となり、
制振効果を高めることができるという特筆すべき効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による能動制振装置を示す図であ
る。
【図2】図1の電流アンプおよび誘導電圧演算器の機能
を示すブロック図である。
【図3】一変形例を示す図である。
【図4】半導体製造プロセスを示すフローチャートであ
る。
【図5】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【図6】一従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2、3 リニアモータ 2a、3a リニアモータ可動子 2b、3b リニアモータ固定子 4 連結板 5 ターゲット 6 変位センサ 8 底板 9 加速度センサ 10 制御装置 11 電流アンプ 12 位置補償器 14、25 ゲイン補償器 15 積分補償器 16 誘導電圧演算器 29 速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 5/00 101 H01L 21/30 503F Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 HA55 JA01 JA32 JA45 LA08 MA27 5F046 AA23 CC03 CC17 5H540 AA10 BA03 EE05 EE06 FB01 5H633 BB08 BB10 GG02 GG08 HH03 HH07 JA05 JA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部の駆動反力によって床または構造
    体の振動を抑制する能動制振装置であって、前記可動部
    を駆動するリニアモータと、前記可動部の変位を計測す
    る変位センサと、前記リニアモータの印加電圧と駆動電
    流に基づいて前記可動部の移動速度に比例する速度信号
    を演算する移動速度演算手段と、前記床または構造体の
    振動を検出する振動センサと、前記変位センサの出力と
    前記移動速度演算手段の出力と前記振動センサの出力に
    基づいて前記リニアモータを制御する制御装置を有する
    能動制振装置。
  2. 【請求項2】 可動部の駆動反力によって床または構造
    体の振動を抑制する能動制振装置であって、前記可動部
    を駆動するリニアモータと、前記可動部の変位を検出す
    る変位センサと、前記リニアモータの誘導電圧を演算す
    る誘導電圧演算手段と、前記床または構造体の振動を検
    出する振動センサと、前記変位センサの出力と前記誘導
    電圧演算手段の出力と前記振動センサの出力に基づいて
    前記リニアモータを制御する制御装置を有する能動制振
    装置。
  3. 【請求項3】 振動センサが加速度センサであることを
    特徴とする請求項1または2記載の能動制振装置。
  4. 【請求項4】 振動センサが速度センサであることを特
    徴とする請求項1または2記載の能動制振装置。
  5. 【請求項5】 構造体が、露光装置の本体部を構成して
    いることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記
    載の能動制振装置。
  6. 【請求項6】 床が、露光装置を支持していることを特
    徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の能動制振
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4いずれか1項記載の能
    動制振装置と、該能動制振装置を配置した床に支持され
    た本体部を有する露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4いずれか1項記載の能
    動制振装置と、該能動制振装置を配設した本体部を有す
    る露光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし4いずれか1項記載の能
    動制振装置と、該能動制振装置の近傍に配設された位置
    決めステージを有する露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9いずれか1項記載の
    露光装置によってウエハを露光する工程を有するデバイ
    ス製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100344053C (zh) * 2003-03-28 2007-10-17 住友重机械工业株式会社 振动控制装置
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JP2009130354A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Asml Netherlands Bv 構造物と能動減衰システムとの組合せ、およびリソグラフィ装置
JP2010541529A (ja) * 2007-10-01 2010-12-24 アレグロ・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド ホール効果ベースのリニアモータコントローラ
WO2023071641A1 (zh) * 2021-10-29 2023-05-04 歌尔股份有限公司 线性马达的控制方法、控制装置、设备以及介质

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