JP2003009122A - 双方向番組の受信装置および受信方法 - Google Patents

双方向番組の受信装置および受信方法

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JP2003009122A JP2002091391A JP2002091391A JP2003009122A JP 2003009122 A JP2003009122 A JP 2003009122A JP 2002091391 A JP2002091391 A JP 2002091391A JP 2002091391 A JP2002091391 A JP 2002091391A JP 2003009122 A JP2003009122 A JP 2003009122A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放送側で、受信側からのアクセスの量を確実
に制御できると共に、特定の地域からの応答に制限する
ことができるようにする双方向番組の受信装置を提供す
る。 【構成】 放送側から、受信側の電話番号の市外局番の
ような地域情報を特定して応答の発信を許可または禁止
する地域発信制限情報を、放送信号に多重して放送し
て、応答装置に地域発信制限情報を取得させる。あるい
は、電話投票サービスや大量情報提供サービスに視聴者
にアクセスさせ、電話回線網を介して地域発信制限情報
を応答装置側に取得させる。応答装置は、当該装置側に
予め登録された地域情報と、取得した地域発信制限情報
とを比較参照して、応答の発信を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、応答が電話回線によ
って行なわれる双方向番組の受信装置および受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビショッピング、アンケート
調査や、視聴者参加型のクイズ番組などにおいて、テレ
ビジョン放送側で、その応答のための受付電話番号が、
適宜の時間だけ、スーパーインポーズで画面に表示さ
れ、視聴者からの応答は、電話やファクシミリによって
行なうようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電話回線に
よる応答では、1回の応答に対して、送信側・受信側の
双方とも、処理にかなりの時間と労力が必要とされると
共に、魅力的な番組であればあるほど、視聴者からの通
話および通話要求が、応答の受信側、つまり、放送局の
回線を管理する特定の電話局の回線に集中して、その回
線の処理能力を超えてしまい、電話がつながらない、つ
ながっても混線してしまう(以下、この状態を電話回線
のパンクという)などの問題があった。
【0004】このような回線のパンクの問題を解消する
ために、放送局側では、双方向番組の中で、例えば司会
者が、応答の発信を許可する視聴者の電話番号末尾の数
字を指定したりする発信制限の呼びかけを行なうことが
よくある。
【0005】しかしながら、この呼びかけは、視聴者の
善意に依存するものであるため、絶対的な効力はなく、
指定されない電話番号の視聴者がアクセスすることがで
きなくなるわけではない。
【0006】そして、電話回線のパンクは、実際に回線
が接続された状態だけでなく回線を接続しようとする動
作の部分で既に負荷がかかることから発生する仕組みに
なっている。つまり、受話器を上げただけで既に1回線
分の容量を取ってしまうために、例えば、ある電話局で
管理している地域の電話すべてが同時に受話器を上げる
と、それだけで回線はパンクすることになる。
【0007】現実には、前記のパンク状態は、地域災害
などによって急にある地域からの電話の利用が生起され
る場合に発生するが、双方向番組の放送の場合、相当の
視聴率でない限り、起こるとは考えられない。どちらか
といえば、応答の受信側つまり放送局の回線を管理する
電話局でこの問題が発生することが予想される。つま
り、実際に回線がつながらなくても、回線接続のために
多くの回線使用要求が一つの電話局の回線に集中してし
まうことに問題があり、たとえ、受信(通話)自体を行
なわなくても、発信自体を止めなければ、回線へ負荷が
かかることに変わりはない。
【0008】また、このような回線のパンクを避ける目
的ではなく、例えばCATV網や、衛星放送などによっ
て、ローカル放送局などで、そのローカル放送局に対応
した特定の地域に応答者を限った双方向番組の放送をし
たい場合がある。しかし、ローカル放送局の番組であっ
ても、他の地域での視聴が可能な現在では、ローカル放
送局の双方向番組であるからといって、その地域の住民
だけが視聴者とは限らない。このため、上述の場合と同
様にして、番組の中で応答可能地域の制限の放送をして
も、その地域以外の視聴者からの応答を禁止することは
実質上できなかった。
【0009】また、近時、アクセス先の電話番号に多数
の視聴者が同時に発呼を行なうことによる電話回線の輻
輳の問題を解消するものとして、「テレゴング」と呼ば
れる電話投票サービスや、「テレドーム」と呼ばれる大
量情報提供サービスが電話会社により提供されるように
なった。
【0010】電話投票サービスは、例えば、テレビやラ
ジオの番組におけるアンケート調査やクイズなどにおい
て、1つの設問に対する複数の回答のそれぞれごとに、
受付のための応答先電話番号がそれぞれ割り付けられ
て、個々の応答先電話番号に対する着信の回数、即ち、
視聴者からの応答の件数を電話局側でカウントし集計し
て、放送局側に通知するものである。
【0011】放送局側では、電話局から通知された集計
結果を放送番組に反映するべく、例えば、集計結果のグ
ラフなどの画面の放送を行なう。
【0012】電話投票サービスにあっては、応答者の応
答は、電話局への着信時点で、実質的な完了となり、回
線を切断することができて、電話回線への負荷が軽減さ
れると共に、視聴者側では、着信直後にオンフックする
ことができるので、回線使用料の負担が軽減される。
【0013】また、電話投票サービスにおいては、加入
者交換局で着信し、地域毎に電話投票の集計を分散する
ため、中継回線の輻輳を回避することができ、短時間に
比較的大量の発呼を投票数として放送局側に通知するこ
とができる。現在のシステムでは、例えば5分間に最大
で50万コールを処理することができる。
【0014】この電話投票サービスを双方向番組に対す
る応答に利用する場合においても、放送局側から双方向
番組の中で視聴者に呼び掛けを行なって、投票エリアを
指定するなどして発信制限をすることができるが、上述
したローカル放送局で応答を地域制限したい場合と同様
に、たとえ、応答の発信制限を、ローカル放送局の双方
向番組の中で放送しても、指定した地域の住民だけが視
聴者とは限らない。このため、例えばローカル局の地域
だけに電話投票サービスを期待しても、対象地域外から
電話投票サービスの電話番号にアクセスされる可能性が
ある。
【0015】そして、対象地域外から前記の電話投票サ
ービスにアクセスされた場合、そのアクセスは無効とな
り、「現在この番号は使われておりません。」のメッセ
ージが送出されるか、または、その対象地域外で別の双
方向番組が放送されている等の場合には、その別の双方
向番組などに対する電話投票サービスの応答になってし
まう。これは、回線に無駄な付加を与えるばかりでな
く、上述の別の双方向番組など、他の電話投票サービス
の使用者に迷惑をかけることになる。
【0016】一方、大量情報提供サービスは、音源回線
や音源装置を放送局などのサービス加入者が用意し、電
話会社が設定する所定の電話番号(例えば0180−9
9−××××)へ多数の利用者が電話をかけると、上記
音源からの音声情報が前記多数の利用者に同時に提供で
きるようにするものである。この大量情報提供サービス
の場合には、多数の利用者による上記電話番号へのアク
セスに対して、回線のパンクを避けて、当該多数の利用
者に同時に音声情報を提供でき、例えば、テレビやラジ
オのスポーツ中継番組などが時間切れになった場合に、
その後の放送内容を、放送局側から電話会社を介して、
視聴者に提供することができる。
【0017】この大量情報提供サービスを双方向番組に
対する応答に利用する場合においても、放送番組の中
で、利用可能エリアを指定することができるが、前述し
た電話投票サービスと同様の問題が生ずる。
【0018】この発明は、以上の点に鑑み、受信側から
の応答の発信を所望の地域のみに確実に制限することが
できる双方向番組の受信装置および双方向番組の受信方
法を提供することにより、受信側からのアクセスの量を
確実に制御することができるとともに、応答の発信可能
地域の確実な制限を行なうことができるようにすること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による双方向番組の受信装置は、双方向番
組に対する受信者の応答の発信を制限する地域を特定す
るための地域発信制限情報を含む双方向番組関連情報が
多重された放送信号を受信する受信手段と、前記双方向
番組に対する応答の操作をするための操作入力手段と、
電話回線を通じて前記応答の発信を行う発信手段と、前
記放送信号に多重された地域発信制限情報を取得する取
得手段と、予め登録された自己の地域情報を保存する保
存手段と、前記取得手段で取得された前記地域発信制限
情報と、前記保存手段に保存されている地域情報とを比
較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づい
て、前記応答の発信を制御する制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0020】また、この発明による双方向番組に対する
応答方法は、双方向番組に対する受信者の応答の発信を
制限する地域を特定するための地域発信制限情報を含む
双方向番組関連情報が多重された放送信号を受信する受
信工程と、前記双方向番組に対する応答の操作をするた
めの操作入力工程と、電話回線を通じて前記応答の発信
を行う発信工程と、前記放送信号に多重された地域発信
制限情報を取得する取得工程と、予め登録された自己の
地域情報を保存しておく保存工程と、前記取得工程で取
得された前記地域発信制限情報と、前記保存工程により
保存されている地域情報とを比較する比較工程と、前記
比較工程での比較結果に基づいて、前記応答の発信を制
御する制御工程とを備えることを特徴とする。
【0021】放送側から提供される地域発信制限情報
は、放送信号に多重するのではなく、双方向番組におい
て提供された指示に応じて、双方向番組の受信者が特定
の電話番号にアクセスすることにより、電話回線を介し
て取得するようにすることもできる。
【0022】
【作用】上述のこの発明の構成によれば、放送側から
は、地域発信制限情報によって、応答の発信を許可する
あるいは禁止する地域を指定するため、応答装置の保存
手段に予め保存されている地域情報を含む地域発信制限
情報を多重放送する。あるいは、電話回線を通じて応答
装置に対してこの地域発信制限情報を送信する。
【0023】応答装置は、この地域発信制限情報を取得
して、保存手段に保存されている自己の地域情報と比較
参照する。そして、例えば、地域発信制限情報により応
答の発信を許可する地域が指定されている場合には、取
得した地域発信制限情報に、自己の地域情報が含まれて
いる場合には、応答装置の制御手段は、自己の応答装置
からの応答の発信が許可されているとして、応答操作に
応じて応答の発信を行なう。
【0024】逆に、取得した地域発信制限情報に、自己
の地域情報が含まれていない場合には、応答装置の制御
手段は、自己の応答装置からの応答の発信が禁止されて
いるとして、応答操作が利用者から行なわれても、その
応答の発信を行なわないようにする。
【0025】例えば、地域発信制限情報により応答の発
信を許可する地域が指定されている場合には、応答装置
での応答に対する発信制限の態様が、前記とは逆にな
る。
【0026】以上のように、放送局側から、応答の発信
を制限する地域を、受信者の応答装置に保存されている
地域情報により指定することにより、確実に応答者の地
域制限を行なうことができ、特定の地域の回線のパンク
を防止したり、特定の地域からの応答を募る双方向番組
の制作などを行なうことができる。
【0027】
【実施例】以下にこの発明による双方向番組の受信装置
および受信方法の一実施例を、テレビジョン放送に適用
した場合について説明する。
【0028】この実施例では、放送局側は、双方向番組
に対する受信者の応答のための情報として、双方向番組
関連情報を放送信号に多重化して放送する。そして、特
に、この実施例では、その双方向番組関連情報を、電話
回線の選択などに利用される多周波数信号としてDTM
F(Dual Tone Multi Frequency )信号を使用して、放
送音声信号に多重化(混声)する。
【0029】一方、受信側では、受信した放送音声信号
からDTMF信号を分離・デコードして、双方向番組関
連情報を再生し、メモリに記憶して、サービス局などと
の電話通信や番組予約などに利用する。
【0030】そして、この例の場合、地域発信制限情報
は、この双方向番組関連情報の一部として、放送信号に
多重化して放送する。この例の地域発信制限情報は、電
話番号のうちの地域を限定する情報、例えば市外局番や
市内局番が使用される。
【0031】一方、この例の受信側の応答装置には、予
め受信ユーザーの加入者電話番号が登録されてメモリに
保存されている。そして、双方向番組関連情報に地域発
信制限情報が含まれている場合には、応答装置は、それ
により指定される市外局番や市内局番と、受信側の応答
装置に保存されている加入者電話番号とを比較し、その
比較結果により、応答の発信を可能としたり、応答の発
信を禁止したりして、応答の発信を制御する。
【0032】まず、図2を参照しながら、DTMF信号
について説明する。
【0033】[DTMF信号]DTMF信号方式は、1
つは低周波数のグループ(低群)、そしてもう1つは高
周波数のグループ(高群)の2つのトーンを同時に送る
音声帯域信号方式である。これらの低周波数および高周
波数のグループの各々は、どの2つも調音の関係にない
4つの音声帯域周波数のトーンからなっている。
【0034】DTMF信号では、低群の4周波数は、例
えば、697Hz、770Hz、852Hz、941H
zとされ、高群の4周波数は、例えば、1209Hz、
1336Hz、1477Hz、1633Hzとされてい
る。そして、これら低群と高群の中のそれぞれ1周波数
ずつを組み合わせ、その組み合わせからなる各DTMF
信号(この各DTMF信号のそれぞれを、以下機能信号
という)が、図2に示すように、4行4列に配設された
プッシュボタン「0」〜「D」にそれぞれ割り付けられ
る。
【0035】電話通信では、DTMF信号の16の組み
合わせの機能信号のうち、単に12個が一般に加入者ア
ドレス(電話番号)の信号に用いられている。つまり、
電話機でいわゆるテンキーとして使用されている「0」
〜「9」の数字と、「*」や「#」の記号に対して、前
記の12個の組み合わせの機能信号が対応する。図2に
破線で示した「A」、「B」、「C」、「D」の文字に
対応する機能信号は、日本国内では一般には利用してお
らず、プッシュボタン(PB)ダイアルを利用したデー
タ伝送に利用されているのみである。
【0036】このようなDTMF信号を使って電話番号
による回線選択を行なう場合、信号の送出条件は、図3
に示すように規定されている。
【0037】上述のような2周波数の組み合わせと送出
条件とによって、DTMF信号は、自然界では滅多に発
生しないものとなり、人の声などのような自然音と明確
に区別することができるので、通常の放送音声信号に多
重(混声)して放送することができて、受信側での分離
も比較的容易である。
【0038】ちなみに、DTMF信号は、多機能電話に
おいても利用されており、外出先からプッシュボタン式
の電話のボタン操作によって、自宅の電話に留守番録音
されている用件を再生させたり、留守番録音の応答メッ
セージを録音、再生したり、用件を消去したりすること
ができる。
【0039】[双方向番組関連情報の多重放送]この実
施例の送信側、つまり放送局側においては、双方向番組
関連情報の送信に当たって、上述のようにPB回線選択
には使用されていない「A」、「B」、「C」、「D」
を意味する機能信号のうち、「A」、「B」、「C」の
機能信号は、双方向番組関連情報の送信開始情報として
用い、「D」の機能信号は送信終了情報として用いる。
【0040】送信開始情報が3種類あるので、この例で
は、3種類の双方向番組関連情報を区別して送信するこ
とができる。つまり、3種の双方向番組関連情報は、そ
の種別ごとに、「A」、「B」、「C」の機能信号のい
ずれかと、「D」の機能信号とで区切られて放送され
る。
【0041】例えば、双方向番組への応答アクセスに関
する情報、例えば応答の送信先の電話番号、伝送レート
などの双方向番組関連情報は、「A」の機能信号を送信
開始情報とし、送信終了情報である「D」の機能信号と
の間に挟まれた状態の信号として送信される。
【0042】同様に、応答側の地域発信制限情報や現在
時刻設定などの環境設定に関する双方向番組関連情報
は、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間に、受
信データのクリアに関する情報は「C」の機能信号と
「D」の機能信号との間に、それぞれ挟まれた状態の信
号として多重化されて放送される。
【0043】そして、受信側においては、送信開始情報
としての「A」、「B」、「C」の機能信号のいずれか
と、送信終了情報としての「D」の機能信号とに挟まれ
た数値や記号データが双方向番組関連情報のデータ列
(情報群)とみなされて、後述のように、メモリの所定
の格納域にそれぞれ区別されて保存される。
【0044】例えば、応答アクセスに関する情報とし
て、インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バー
ジョンが00の受信機に対して、受付電話番号0990
−1234−1234に、伝送レート300bpsで1
20分間アクセスを許可する場合は、双方向番組関連情
報は、 00#120#0990*1234*1234 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で、放送音声信号に多重化されて送出さ
れる。
【0045】ここで、データ列のうち、最初の00は、
インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バージョ
ンが00(伝送レート300bps)を示し、次の記号
「#」の後の数値データは応答アクセスの許可時間が1
20分であることを示し、2個目の記号「#」の後の数
値データは応答受付電話番号である。
【0046】また、インタラクティブテレビジョン規格
バージョンが01の受信機に対し、電話番号0990−
1234−1235に、伝送レート1200bpsで6
0分間アクセスを許可する場合には、 01#060#0990*1234*1235 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で放送音声信号に多重化されて送出され
る。
【0047】ここで、データ列のうち、最初の01は、
インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バージョ
ンが01(伝送レート1200bps)を示し、次の記
号「#」の後の数値データは応答アクセスの許可時間が
60分であることを示し、2個目の記号「#」の後の数
値データは応答受付電話番号である。
【0048】なお、上述のような応答アクセスに関する
データ列では、記号「#」がセパレータを表わし、記号
「*」がポーズを表わす。
【0049】環境設定に関する情報として、特定の地域
の視聴者のみにアクセスを制限するために地域発信制限
情報を多重放送する場合、例えば、電話番号の市外局番
が「03」の東京地域の視聴者のみに応答の発信を許可
するときは、 0#03 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、また、電話番号の市外局番が「044」の川
崎地域の視聴者のみに応答の発信を許可するときは、 0#044 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、それぞれ、「B」の機能信号と「D」の機能
信号との間に挟まれた状態で、放送音声信号に多重化さ
れて送出される。
【0050】この場合、記号「#」の前の数字「0」
は、記号「#」の後の数字列を、市外局番として有する
電話番号からの応答の発信を許可することを意味する。
【0051】また、東京地域と川崎地域のみに応答の発
信を許可するときは、 0#03*0#044 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、それぞれ、「B」の機能信号と「D」の機能
信号との間に挟まれた状態で、放送音声信号に多重化さ
れて送出される。ここでは、記号「*」は論理和を意味
している。
【0052】なお、電話番号の市内局番までを地域発信
制限情報とすることにより、より細かな地域制限をする
こともできる。例えば、東京地域であって、市内局番が
「3343」である地域のみの視聴者の応答の発信を許
可する場合には、 0#03*3343 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、それぞれ、「B」の機能信号と「D」の機能
信号との間に挟まれた状態で、放送音声信号に多重化さ
れて放送される。
【0053】逆に、この例では、東京地域の視聴者の応
答の発信を禁止する場合には、 1#03 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で、放送音声信号に多重化されて送出さ
れる。この場合、記号「#」の前の数字「1」は、記号
「#」の後の数字列を、市外局番として有する電話番号
からの応答の発信を禁止することを意味する。
【0054】上述のような地域制限のために、各応答装
置への、視聴者による電話番号の登録は、市外局番から
登録させる。このとき、応答装置側では、例えば、電話
番号の先頭の「0」が入力されたか否かにより、登録の
チェックを行なうことができる。
【0055】なお、上述の例では、放送局側で多重する
地域発信制限情報の市外局番には、先頭の「0」をも含
ませたが、この先頭の「0」は省略して、エリア番号の
みでもよい。
【0056】その他の双方向番組関連情報としては、次
のようなものがある。例えば、放送番組の受信予約や録
画予約などのための時刻情報として、例えば、現在時刻
が1995年03月23日木曜日7時00分の場合は、 2#1995032340700 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で、主放送音声信号に多重化されて送出
される。
【0057】また、ある放送番組が、現時点から見て、
次の日曜の7時00分から7時29分まで放送される場
合は、 10#07000729 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出され、別の放送番組が次の月曜の12時
00分から14時15分まで放送される場合には、 11#12001415 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
【0058】さらに、受信データのクリアに関する情報
として、例えば、番号制限のクリアの場合は、 99#0 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「C」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出され、また、応答受付電話番号のクリア
の場合には、 99#1 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「C」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。なお、受信データのクリアに関
する情報は、これを受信すると、番号制限などのデータ
が直ちにクリアされるので、いわば、消去指令である。
【0059】上述のように、電話回線の選択信号として
は使用されていない「A」、「B」、「C」;「D」の
機能信号を、双方向番組関連情報の送信開始情報および
送信終了情報とすることによって、例えば、ドラマの電
話をかけるシーンなどで、DTMF音が発信されても、
双方向番組関連情報と混同されることはない。また、双
方向番組関連情報を確実に送受することができる。
【0060】[応答装置の構成]次に、図1,図4〜図
6を参照しながら、この発明による双方向放送の応答装
置の一実施例の機能を搭載したテレビジョン受信機の一
実施例について説明する。
【0061】図1において、10はテレビジョン受信機
の信号系であり、20はその制御系である。
【0062】アンテナ1で受信された放送電波が信号系
10のチューナ11に供給される。チューナ11には制
御系20から選局信号が供給されて、このチューナ11
において所望のチャンネルの放送信号が選択されて、中
間周波信号に変換される。この中間周波信号は中間周波
回路12に供給される。この中間周波回路12には、映
像復調器13と音声復調器14とが含まれ、映像信号お
よび音声信号が復調される。
【0063】映像復調器13からの映像信号Svは、映
像信号処理回路15を経て、受像管16に供給される。
音声復調器14からの音声信号Saは音声多重デコーダ
17に供給されて、2か国語信号またはステレオ信号S
L、SRがデコードされる。そして、これら信号SL、
SRが、それぞれ増幅器18L、18Rを通じて、左右
のスピーカ19L、19Rに供給される。
【0064】音声復調器14からの音声信号Saは、ま
た、前処理回路31を介してDTMFデコーダ32に供
給される。このDTMFデコーダ32は、その入力信号
中のDTMF信号を常時サーチし、DTMF信号を検知
すると、そのDTMF信号がいずれの機能信号であるか
のデコードを行う。つまり、「0」〜「9」の番号、
「#」、「*」、「A」〜「D」がデコードされる。そ
して、そのデコードしたデータを制御系20に供給す
る。
【0065】この例の場合には、このDTMFデコーダ
32としては、広く普及している市販のDTMFデコー
ダを用いる。前処理回路31は、このようにDTMFデ
コーダ32として市販のDTMFデコーダを使用して
も、より精度の高いDTMF信号のデコードを行うこと
ができるようにするための前処理を行うために設けられ
る。すなわち、前処理回路31は、音声信号Saについ
て、DTMF信号以外の周波数成分を除去して、DTM
Fデコーダ32の入力信号が、市販のDTMFデコーダ
が許容する信号となるようにするもので、フィルタ回路
からなる。
【0066】また、この実施例では、視聴者参加型番組
への応答など、双方向番組に対応するために、データ通
信用のモデム(変復調装置)33が設けられる。このモ
デム33には、オンフック、オフフック、ダイアルなど
の電話機機能部分である、ネットワーク制御ユニット
(Network Control Unit)33NCが内蔵される。ま
た、NCU33NCは、トーンリンガを備える。
【0067】このモデム33の回線接続端子Lineには電
話回線2が接続され、電話端子Telには電話機3が接続
される。このモデム33が、制御系20のシステムバス
200に接続される。また、モデム33からのデータ
が、DTMFデコーダ32に供給されており、電話回線
2を介して送られてくるDTMF信号をこのDTMFデ
コーダ32でデコードして、制御系20に取り込むこと
ができるようにされている。
【0068】制御系20は、CPU21と、ROM22
と、EEPROM22Eと、DRAM23と、SRAM
24と、ビデオRAM(VRAM)25とを備え、それ
ぞれがシステムバス200に接続される。
【0069】ROM22には、後述するDTMFデータ
の受信取り込み処理プログラムのほか、各種の制御プロ
グラムが格納されると共に、表示に用いるフォントやグ
ラフィックのデータも格納される。DRAM23は主に
演算のための作業領域として利用される。SRAM24
には、このテレビジョン受信機自身の設定情報などが保
存され、EEPROM22Eには、ID情報(この例の
テレビジョン受信機の識別番号)や、このテレビジョン
受信機のユーザーの加入者電話番号などが登録保存され
る。
【0070】ユーザーの加入者電話番号のROM22E
への登録が、例えば、このテレビジョン受信機の設置時
に際して、予めユーザーにより実施されるように、テレ
ビジョン受信機では、案内メッセージが表示される。ユ
ーザーは、この案内メッセージにしたがって、自己の加
入者電話番号を入力して登録をすることになる。
【0071】そして、VRAM25は表示に用いられ
る。このVRAM25に対しては表示制御回路25Cが
設けられている。この表示制御回路25Cは、VRAM
25へのビデオデータの読み出し及び書き込みを制御す
るとともに、読み出したビデオデータをアナログ映像信
号に変換する。
【0072】制御系20は、また、I/Oポート26
1、262、263、264およびVTRの制御ポート
27を備える。I/Oポート261を通じて制御信号が
映像信号処理回路15および音声多重デコーダ17に供
給される。
【0073】また、遠隔制御用の送信機(以下コマンダ
と呼ぶ)34からの、例えば赤外線搬送式の遠隔制御信
号が遠隔制御用の受信機35で受信され、その受信され
た遠隔制御信号がデコード回路36でデコードされ、そ
のデコードされた遠隔制御信号が、I/Oポート261
より制御系20に取り込まれる。
【0074】そして、コマンダ34での視聴者の操作に
応じた制御や前述のユーザーの加入者電話番号の登録
が、ROM22のプログラムにしたがってCPU21に
より行なわれる。例えば、ユーザーがこの例のテレビジ
ョン受信機を購入して初めて電源を投入すると、ROM
22のプログラムにしたがい、例えば「ご自分の電話番
号を市外局番から順に入力して下さい」というメッセー
ジが受像管16の画面に表示される。すなわち、必要な
文字や記号の表示のためのフォントデータが、ROM2
2から読み出されてVRAM25へ転送され、このVR
AM25のデータが、表示制御回路25Cにおいてアナ
ログ映像信号に変換されて、映像信号Svと合成(例え
ばスーパーインポーズ)されることにより、受像管16
の画面に適宜の時間、表示される。
【0075】そして、ユーザーがそのメッセージにした
がい電話番号を入力すると、ROM22のプログラムに
したがって、その入力された電話番号がEEPROM2
2Eに保存される。保存が終了すると、受像管16の画
面の前記メッセージが消え、電話番号が登録されたこと
が所定時間表示された後、消える。
【0076】なお、同様にして、例えば、選局や音量制
御などの遠隔操作の場合、チューナ選局や音量制御が実
行されると同時に、必要な文字や記号の表示のためのフ
ォントデータが、ROM22から読み出されてVRAM
25へ転送される。このVRAM25のデータが、表示
制御回路25Cにおいてアナログ映像信号に変換され
て、映像信号Svと合成(例えばスーパーインポーズ)
されることにより、受像管16の画面に適宜の時間、表
示される。
【0077】そして、選局や音量制御などのデータは、
それぞれの操作の都度、不揮発性のSRAM24に書き
込まれて、電源を一旦オフとした後に再度オンとした場
合、電源オフ直前と同音量で同じチャンネルを試聴す
る、いわゆる、ラストメモリ機能が実現される。
【0078】I/Oポート263を通じては、選局信号
がチューナ11に供給される。また、この実施例では、
実時間の通知や所定の時間の割り込み発生のためのタイ
マ回路37からの時間データがI/Oポート264を通
じて制御系20に入力される。
【0079】また、VTRの制御ポート27は、この例
では3台のVTR1、VTR2、VTR3に対しての制
御が可能に構成されている。制御系20は、この制御ポ
ート27を通じてVTRに制御信号を供給すると共に、
VTRからのステータス信号を取り込み、VTRに対し
て所望の制御を行うことができる。
【0080】なお、各VTRは、チューナと中間周波数
回路を内蔵しており、例えば分配器を介してアンテナ1
に接続されて、後述のように、制御系20の制御の下
に、予約録画をすることができる。
【0081】[多重化情報の受信処理]次に、図4およ
び図5のフローチャートを参照しながら、図1の実施例
の多重化情報の受信処理について説明する。
【0082】テレビジョン受信機の電源がオンの状態で
は、前処理回路31およびDTMFデコーダ32を使用
して、現在選択されているチャンネルの番組の音声信号
に混声されているDTMF信号を、常時、監視する。す
なわち、CPU21は、I/Oポート262を通じてD
TMFデコーダ32の出力を、常時、あるいは所定の周
期でサーチし(ステップ101)、現に受信中の放送番
組の音声信号SaにDTMF信号が混声されていること
を検知したときは(ステップ102)、そのDTMF信
号のデコード出力D32を、前述したような番号や記号と
して取り込む(ステップ103)。
【0083】このとき、前述のような送出条件、すなわ
ち、DTMF信号の続く長さが50msec以上か、D
TMF信号がなくなってから次の信号の立上がりまでの
ポーズ時間は30msec以上か、DTMF信号の長さ
とポーズ時間との合計が規定値の120msec以上か
などのチェックを行い、本当に検出された信号がDTM
F信号かをチェックする(ステップ104)。これによ
り、放送電波の受信状態の悪いときのエラーデータの受
信を防ぐことができると共に、通常の音声に、偶然、D
TMF信号と同じ周波数成分が含まれていた場合の誤受
信を防ぐことができる。
【0084】ステップ104において、受信データがD
TMF信号でないと判断した場合は、ステップ105に
進んで、DRAM23の一時格納域をクリアすると共
に、保存ポインタを初期設定した後、ステップ101に
戻って、DTMFデコーダ32の出力チェックを継続す
る。
【0085】また、受信データがDTMFであると判断
した場合は、ステップ106に進んで、保存ポインタア
ドレスが一時格納域の範囲内にあるか否かをチェックす
る。そして、保存ポインタアドレスが一時格納域の範囲
内にない場合は、電源オン直後の状態、または、エラー
状態であるため、ステップ106からステップ107に
進んで、リセットの意味から、保存ポインタに一時格納
域のアドレスを初期設定する。これにより、保存ポイン
タの示すアドレスが不定のまま、DRAM23にデータ
が書き込まれ、誤動作ないしはソフトウエア暴走の原因
となることが防止される。
【0086】ステップ106でポインタアドレスが一時
格納域の範囲内にあると判別したとき、また、ステップ
107でポインタに一時格納域のアドレスを初期設定し
た後には、ステップ108に進んで受信データが“0”
〜“9”までの番号や、“#”や“*”などの記号デー
タであるかを判別する。これら数値や記号であると判別
したときには、ステップ108からステップ109に進
んで、一時格納域に空きがあるか否かをチェックする。
【0087】そして、受信データがこれらの数値や記号
データであって、かつ、一時格納域に空きがある場合、
つまりポインタが一時格納域の範囲内を指示している場
合は、ステップ110に進んで、DRAM23の、その
ポインタが示すアドレスへ受信したデータ(“0”〜
“9”、“#”、“*”)を格納する。そして、その
後、ステップ111に進んでポインタを1文字分だけ更
新する。その後、ステップ101に戻ってDTMF信号
の受信チェックを継続する。
【0088】また、ステップ109において、一時格納
域に空きがないと判断した場合は、受信エラーなので、
ステップ112に進んで一時格納域をクリアし、ポイン
タに一時格納域のアドレスを初期設定する。
【0089】また、上述のステップ108において、受
信データが、“0”〜“9”,“#”,“*”のような
数値や記号データでない場合は、前述の4つの機能信号
に対応する文字データ“A”,“B”,“C”,“D”
のいずれかであるので、図4の区分格納のルーチン12
0に入る。このルーチン120は、図5に示す内容のも
ので、まず、ステップ121において、ポインタに一時
格納域の先頭アドレスをセットする。次いで、ステップ
122、123、124で、受信データが“A”、
“B”、“C”の3つの機能信号のいずれであるかを順
次チェックする。
【0090】そして、ステップ122で受信データが
“A”の機能信号であると判断した場合は、ステップ1
25に進んで、ポインタの示すアドレスに「A」を設定
する。また、ステップ123で受信データが“B”の機
能信号であると判断した場合は、ステップ126に進ん
で、ポインタの示すアドレスに「B」を設定する。さら
に、ステップ124で受信データが“C”の機能信号で
あると判断した場合は、ステップ127に進んで、ポイ
ンタの示すアドレスに「C」を設定する。
【0091】そして、これらステップ125、126、
127の後は、ステップ111に進んで、ポインタを1
文字分だけ更新する。その後、ステップ101に戻って
DTMF信号の受信チェックを継続する。
【0092】上述のステップ122〜124において、
“A”、“B”、“C”の3つの機能信号のいずれでも
ないと判断した場合は、残りの文字“D”の機能信号で
あると判断し、ここまでに一時格納域に格納されたデー
タを1つのデータ列(情報群)として処理する。
【0093】すなわち、放送側は、DTMF信号の送信
時には、送信開始信号として、“A”、“B”、“C”
の機能信号のいずれかを送出するので、ステップ125
〜127の結果、一時格納域の先頭には、「A」、
「B」、「C」のいずれかが格納されている。そこで、
次のステップ128においては、一時格納域の先頭が
「A」、「B」、「C」の文字データのいずれであるか
を判別する。
【0094】この判別の結果、一時格納域の先頭が
「A」であれば、ステップ129に進んで、一時格納域
の先頭からポインタの示す最後の部分までのデータ列
を、対応する格納域Gaに保存する。また、一時格納域
の先頭が「B」であれば、ステップ130に進んで、一
時格納域の先頭からポインタの示す最後の部分までのデ
ータ列を、対応する格納域Gbに保存する。さらに、一
時格納域の先頭が「C」であれば、ステップ131に進
んで、一時格納域の先頭からポインタの示す最後の部分
までのデータ列を、対応する格納域Gcに保存する。こ
れら格納域Ga、Gb、Gcは、DRAM23またはS
RAM24に設定される。
【0095】そして、次にステップ132に進んで、受
信したデータ列の評価、解析を行ない、格納域Ga、G
b、Gcに格納された情報が、受信時に実行することが
必要なコマンドである場合、そのコマンドに対応した処
理、例えば、受信されている情報の一部または全部のク
リア、現在時刻のタイマーへの設定、メニュー表示選択
処理などを行なう。しかる後、ステップ101に戻って
受信チェックを継続する。
【0096】以上のように、この実施例の多重データの
受信処理では、放送番組の音声信号を常時監視しなが
ら、DTMF信号の内の機能信号に対応する文字データ
“A”と“D”、“B”と“D”、“C”と“D”の機
能信号に挟まれたデータ列を1つの情報とみなし、前述
のような情報の種類に応じて区分して、それぞれの情報
を別々の格納域Ga、Gb、Gcへ自動的に保存する。
こうして、この実施例では、受信情報を分類して保存す
ることができる。
【0097】例えば、始端が“A”の機能信号であれ
ば、双方向番組への応答アクセスに関する情報として、
データ列は格納域Gaに保存される。また、始端が
“B”の機能信号であれば、環境設定に関する情報とし
て、格納域Gbに保存される。そして、始端が“C”の
機能信号であれば、受信データのクリアに関する情報と
して、格納域Gcに保存される。
【0098】応答アクセスに関する情報など双方向番組
に対応する一時的な情報は、番号クリア信号の受信時に
クリアすることが考えられるが、クリア信号受信時にチ
ャンネルが切り替わっていたりする可能性を考えると、
電源オフのタイミングで、古い番号がクリアされること
が望ましい。したがって、応答アクセスに関する情報
は、DRAM23にそのまま保存してもよい。つまり、
格納域GaはDRAM23上に設定してもよい。
【0099】一方、環境設定に関する情報には、前述の
ように、放送番組の受信予約や録画予約などのための時
刻情報が含まれており、予約された番組の時刻情報は、
例えば、1週間を超えるような比較的長い期間にわたっ
て保存する必要がある。そこで、これらの情報は、不揮
発性のSRAM24上に転送した方がよい。
【0100】したがって、この実施例では、格納域G
a、Gb、Gcは、その保存すべきデータの性質、つま
り長期保存が必要か、電源オフで消去してもよいもの
か、などの条件に応じて、揮発性のDRAM23あるい
は不揮発性のSRAM24上に設定される。
【0101】そして、応答の送信に一般の電話回線を利
用した簡易型インタラクティブテレビジョンの、後述の
ような応答処理に際しては、DRAM23上の格納域G
aに保存された、宛先電話番号や通信条件などの必要な
情報を、自動的に読み出して、利用することができる。
【0102】また、後述のような録画予約に際しても、
DRAM23上の格納域GbからSRAM24上に転送
された予約番組の時刻情報を、自動的に、利用すること
ができる。
【0103】[双方向番組に対する応答の地域発信制
限]次に、図6のフローチャートを参照しながら、図1
の実施例の地域発信制限処理について説明する。この例
は、放送側から送られてきた地域発信制限情報中の地域
情報と、応答装置の地域情報、つまり、EEPROM2
2Eに保存された電話番号の市外局番ないし市内局番が
一致したときには、応答の発信が禁止される場合の例で
ある。
【0104】図6のステップ141において、視聴者が
コマンダ34を操作することにより、このコマンダ34
から送信された遠隔制御信号(コマンド)が、遠隔制御
受信機35に受信される。そして、受信したコマンド
が、例えば、視聴者参加型のクイズ番組のような、双方
向番組に対する応答コマンドであるか否かが判断される
(ステップ142)。
【0105】受信したコマンドが、例えば、チャンネル
切り換えのような一般のコマンドである場合、そのコマ
ンドに対応する処理がなされる(ステップ140)。受
信したコマンドが応答コマンドの場合は、前述の図4,
図5に示したような受信処理によって、応答先の受付電
話番号や通信速度などのアクセス情報が既に受信され
て、DRAM23上に保存されているか否かが判断され
(ステップ143)、受信されていない場合は、エラー
を示すアイコンやメッセージにより、アクセス情報が受
信されていないことが受像管16の画面に一定時間だけ
表示される(ステップ144)。
【0106】また、応答先の電話番号などの応答アクセ
スのための情報が受信済みの場合は、同時に受信した双
方向番組関連情報中に地域発信制限情報があるか否かの
判断を行ない(ステップ145)、地域発信制限情報が
含まれていれば、そのうちの地域情報と、EEPROM
22Eに保存されている電話番号とが比較されて、発信
制限条件に該当するか否かが判断される(ステップ14
6)。
【0107】例えば、放送局側から、前述のような環境
設定に関する情報として地域発信制限情報が送られてき
ており、それが、この例の場合に、応答禁止の地域情報
として電話番号の市外局番「03」の東京地域のみを指
定している場合には、市外局番が一致する東京地域の視
聴者の応答の発信が禁止となり、市外局番が異なる東京
以外の地域の視聴者は、応答の発信ができるようにな
る。
【0108】そこで、ステップ146において、上記の
応答禁止の地域情報と、保存された視聴者の地域情報と
が一致していると判断されたときには、当該視聴者は応
答の発信は禁止され、ステップ146からステップ14
7に進んで、「応答の発信が制限されているため応答で
きない」旨のメッセージが受像管16上に一定時間だけ
表示される。
【0109】そして、ステップ146において、上記の
応答禁止の地域情報と、保存された視聴者の地域情報と
が不一致であって応答の発信が禁止されていない場合に
は、ステップ151に進む。また、ステップ145で、
双方向番組関連情報中に地域発信制限情報が存在しない
と判断された場合にもステップ151に進む。
【0110】そして、ステップ151においては、例え
ば、双方向番組に対する応答として、所定の応答情報に
視聴者のID番号が付加されて、応答情報が作成され、
上述のような応答先情報に従って通信速度が設定され
て、DRAM23上に保存されている所定の電話番号に
宛てて、モデム33を通じて、送信される。なお、この
ような所定の応答情報の形式ではなく、応答が電話投票
サービスへの投票である場合には、応答は、その指定さ
れた投票番号の選択であって、応答の送信先として、各
投票番号に対してそれぞれ指定された電話番号への発呼
で終了となる。
【0111】次のステップ152では、この送信が成功
したか否かが判断され、正常に終了した場合は回線が切
断されて(ステップ153)、送信が成功した旨のメッ
セージが一定時間だけ表示される(ステップ154)。
送信が不首尾に終わった場合は、その旨のメッセージが
一定時間だけ表示される(ステップ155)。
【0112】なお、以上の例は、地域発信制限情報によ
り応答の発信を禁止する地域を指定する場合であるが、
前述したように、地域発信制限情報を、応答の発信の許
可する地域情報とすることができる。その場合には、図
6のフローチャートにおいて、ステップ146での判断
の結果の「YES」「NO」の後のステップが逆にな
り、地域発信制限情報の地域情報と一致する地域の視聴
者のみの応答の発信が可能になる。
【0113】このように地域発信制限をすることによ
り、放送側では、視聴者側からの応答の量を制御しなが
ら、容易に双方向放送を実施することができる。また、
地域発信制限情報を応答の発信の許可する地域情報とす
る場合には、特定の地域の視聴者のみを応答者とする双
方向番組を容易に提供することができる。
【0114】また、視聴者側では、アクセスを制限され
ているときに誤って無効な応答操作をしても、発信が行
なわれないので、回線に無用の負荷をかけることがな
く、無駄な回線使用料の発生もない。また、他の双方向
番組の応答結果に影響を与えることもない。
【0115】なお、ステップ146の発信制限の条件と
して、前述のような応答アクセスに関する応答許可時間
範囲や応答禁止時間範囲の情報などの時間制限情報とを
組み合わせることにより、特定地域の視聴者に対し、例
えば一定時間だけアクセスを禁止あるいは許可し、その
後にアクセスを許可あるいは禁止するなど、双方向番組
として種々の態様の番組を提供することもできる。
【0116】[他の実施例]前述の実施例では、発信を
制限するための地域情報として、電話番号の市外局番を
利用することにより、または、市外局番と市内局番とを
併せて利用することにより、特定地域の視聴者の応答の
発信の制限(禁止あるいは許可)をするようにしたが、
発信を制限するための地域情報として、わが国では郵便
番号、米国ではジップコード(Zip Code)など、各国の
郵便番号を基準とすることもできる。この郵便番号は、
対象地域が階層的に明確に限定されると共に、情報が一
括管理され、更新も厳格に行なわれており、電話の市外
局番+市内局番に比べて、より細かく地域限定をするこ
とができる。
【0117】また、視聴者に電話番号の代わりに、その
住所を入力させることにより、これを都道府県や市区町
村を表す、例えばJISコードや特定のコードに変換し
てメモリに保存しておき、地域発信制限情報の地域情報
として、都道府県コードないし市区町村コードを指定す
るようにしてもよい。
【0118】また、前述の実施例では、発信を制限する
ための地域情報を、DTMF信号形式で、放送音声信号
に多重して放送するようにしたが、次のようにして、予
め地域発信制限情報などの双方向関連情報を提供する音
源を設定しておき、その音源に対して視聴者が必ず電話
を掛けて、その音源から前記の地域発信制限情報を視聴
者側の応答装置が取得するようにすることもできる。
【0119】例えば、双方向番組において、応答を期待
する番組内容を放送する前に、前述のような電話投票サ
ービスや大量情報提供サービスの電話番号を案内し、必
ず、その電話投票サービスや大量情報提供サービスに視
聴者に電話をかけさせるようにする。そして、視聴者
が、これら電話投票サービスや大量情報提供サービスの
電話番号にアクセスすると、その自動応答の音声情報と
して、発信制限のための地域発信制限情報を、DTMF
信号形式で、視聴者に通知するのである。このとき、応
答の受付電話番号も併せて送信して、この電話投票サー
ビスや大量情報提供サービスにアクセスした視聴者のみ
が応答が可能とする。
【0120】すなわち、例えば電話投票サービスでは、
着信すると、「ご投票ありがとうございました。」のよ
うな応答メッセージが自動的に送出されるが、例えば、
これに加えて、あるいは、この応答メッセージに代え
て、上述したような特定地域の視聴者からの応答の発信
を制限するための地域発信制限情報と応答先の電話番号
などを含む双方向番組関連情報を、DTMF信号形式
や、その他のモデムで受信およびデコード可能な状態の
データ形式でサービス側から送出する。
【0121】大量情報提供サービスの場合には、その音
源回線あるいは音源として、上述のような、応答先の電
話番号と、地域発信制限情報とを含む双方向番組関連情
報をDTMF信号や、その他のモデムで受信およびデコ
ーダ可能なデータ形式で用意すればよい。
【0122】一方、受信側では、サービス側から電話回
線を通じて受信した、DTMF信号形式や前記のデータ
形式の双方向番組関連情報を、図1のモデム33によ
り、データに変換して制御系20に取り込み、SRAM
24などに格納する。
【0123】これにより、放送側では、前述の実施例と
同様に、視聴者側からの応答の量を制御しながら、容易
に双方向放送を実施することができる。
【0124】更に、前述の実施例では、応答の返信先に
関する情報、例えば電話投票サービスの10桁の電話番
号[01800×××××](×は0〜9の間の任意の
数字)をすべて多重放送するようにしたが、このような
長い電話番号と、各電話番号に対応する短い識別番号と
の変換テーブルを、受信機の制御系のEEPROM(図
1参照)に搭載しておき、放送局側から、各電話番号に
対応する短い識別番号を多重放送すると共に、受信側で
は、変換テーブルを用いて、受信した短い識別番号を1
0桁の電話番号に復元することもできる。
【0125】これにより、複数個の応答先の電話番号の
情報量が圧縮されて、前述のDTMF信号の周期から明
かなように、8文字/秒程度の遅い伝送レートによる、
所要の伝送時間を短縮することができる。
【0126】なお、上述の変換テーブルは、電話投票サ
ービスや大量情報提供サービスの自動応答によって、発
信制限のための地域情報を、例えばDTMF信号形式
で、電話回線を通じて視聴者に通知する場合にも用いる
ことができる。すなわち、例えば、双方向番組で、当該
番組に参加するか否かの問い合わせを、例えば「参加な
らば11」「不参加ならば22」のようにして、視聴者
に識別番号を放送する。もし、視聴者の選択が、「参
加」であり、視聴者が「11」を操作すると、双方向関
連情報のデータを送信する電話投票サービスや大量情報
提供サービスの電話番号の識別番号が「11」であるの
で、自動的に当該電話投票サービスや大量情報提供サー
ビスにアクセスされ、双方向番組関連情報が取得され
る。
【0127】また、この変換テーブルを用いる例の場
合、受信機のEEPROMに搭載された、応答受付電話
番号と識別番号との変換テーブルは、地域の放送局側か
ら、電話回線を介して随時書き換えることができるの
で、変換テーブルの存在によって、受信機の設置地域が
制限されることはない。
【0128】そして、前述の各実施例では、DTMFデ
コーダやモデムを内蔵したテレビジョン受信機にこの発
明を適用した場合について説明したが、多重方法がDT
MF信号を放送音声に混声するものであれば、DTMF
デコーダやモデムと、関連の制御系とを、テレビジョン
受信機とは別個の筐体に収納し、テレビジョン受信機に
対するアダプタとしてまとめてもよい。
【0129】すなわち、図7はその場合の構成例であ
る。この例の場合、テレビジョン受信機40は従来の構
造のままとする。一方、アダプタ50は、電話回線Lに
接続されるアダプタ本体51と、応答操作や電話番号を
入力するためのリモコンのコマンダ52とからなる。ア
ダプタ本体51は、コマンダ52からの赤外線コマンド
を受け取る受光部を備える。
【0130】また、アダプタ本体51は、テレビジョン
受信機40のスピーカ40SPの再生音を収音するマイ
クロホン53を備えると共に、DTMFデコーダと、双
方向関連情報を記憶するメモリと、全体を制御するマイ
クロコンピュータとを備える。なお、54は電話機であ
る。
【0131】DTMF信号形式の双方向番組関連情報が
多重化されている場合には、テレビジョン受信機40の
スピーカ40SPからはDTMF音が放送音声に混声し
て再生される。アダプタ本体51は、マイクロホン53
により、このスピーカ40SPの再生音を収音し、その
中からDTMF音をDTMFデコーダで分離し、再生す
る。そして、応答先の受付電話番号や地域発信制限情報
をメモリに取り込む。そして、コマンダ52からユーザ
ーが応答操作をすると、前述と同様にして双方向番組に
対する応答ができ、地域発信制限情報に応じた応答の発
信制御が行なわれる。
【0132】以上は、この発明をテレビジョン放送およ
び受信機に適用した場合について説明したが、この発明
は、応答のアクセス用データを放送信号に多重して放送
すると共に、受信側の電話番号の市外局番のような地域
情報を特定して応答の情報の送信を許可または禁止する
地域発信制限情報を、放送信号に多重して放送するもの
であるから、アクセス用データや、地域発信制限用デー
タなどの情報を、比較的狭い音声帯域内の例えばDTM
F信号を用いて構成するときは、AM、FMのラジオ放
送やPCM音声放送と、それぞれ対応の受信機に適用す
ることも可能である。
【0133】また、上述の各実施例では、放送音声信号
にDTMF信号形式の地域発信制限情報を多重して放送
するようにしたが、文字多重放送形式で、地域発信制限
情報を映像信号に多重して放送するようにしても、上述
の実施例と同様の効果が期待できる。
【0134】また、地域発信制限情報を含む双方向番組
関連情報は、音声多重放送のサブチャンネルに多重化す
るようにしてもよい。さらには、FM文字多重方式によ
って、前記の双方向番組関連情報を多重化するようにし
てもよい。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、受信側では、応答装置に予め登録された当該応答装
置側に固有の地域情報と、取得した前記地域発信制限情
報とを比較参照し、その結果に基づいて、応答の発信を
制御するようにしたので、受信側からのアクセスの量
を、放送側で、確実に制御することができると共に、特
定の地域からの応答に制限する双方向番組を容易に提供
することができるなど、双方向番組の制作の自動度が高
くなる。
【0136】また、受信側では、アクセスを制限されて
いるときに、誤って無効な応答操作をしても、発信が行
なわれないので、回線に無用の負荷をかけることがな
く、無駄な回線使用料の発生もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による双方向番組の受信装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
【図2】DTMF信号を説明するための概念図である。
【図3】DTMF信号の送出条件を説明するための図で
ある。
【図4】図1の実施例のDTMF信号による双方向番組
関連情報の受信動作の全体を説明するための流れ図であ
る。
【図5】図4の流れ図の一部の流れ図である。
【図6】図1の実施例における双方向番組に対する応答
処理動作を説明するための流れ図である。
【図7】この発明による双方向番組の受信装置の他の実
施例の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10・・・信号系、14・・・音声復調器、20・・・
制御系、21・・・CPU、23・・・DRAM、24
・・・SRAM、31・・・前処理回路、32・・・D
TMFデコーダ、33・・・モデム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 国生 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C063 AB05 AC01 AC06 DA07 5C064 BA01 BB10 BC06 BC16 BC20 BD02 BD03 BD08 BD09 5K101 KK18 LL01 NN14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】双方向番組に対する受信者の応答の発信を
    制限する地域を特定するための地域発信制限情報を含む
    双方向番組関連情報が多重された放送信号を受信する受
    信手段と、前記双方向番組に対する応答の操作をするた
    めの操作入力手段と、電話回線を通じて前記応答の発信
    を行う発信手段と、前記放送信号に多重された地域発信
    制限情報を取得する取得手段と、 予め登録された自己の地域情報を保存する保存手段と、 前記取得手段で取得された前記地域発信制限情報と、前
    記保存手段に保存されている地域情報とを比較する比較
    手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記応答
    の発信を制御する制御手段とを備える双方向番組の受信
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の双方向番組の受信装置に
    おいて、 前記保存手段に保存される前記地域情報は電話番号の情
    報であり、前記地域発信制限情報は、前記電話番号のう
    ちの地域を示す番号を含む情報であることを特徴とする
    双方向番組の受信装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の双方向番組の受信装置に
    おいて、 前記保存手段に保存される前記地域情報は郵便番号の情
    報であり、前記地域発信制限情報は、前記郵便番号を含
    む情報であることを特徴とする双方向番組の受信装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の双方向番組の受信装置に
    おいて、 前記地域発信制限情報は、前記双方向番組関連情報の送
    信開始情報と送信終了情報との間に挟まれた状態で送信
    されることを特徴とする双方向番組の受信装置。
  5. 【請求項5】双方向放送番組に対する応答の操作をする
    ための操作入力手段と、 上記応答を電話回線を通じて上記放送側に送信する送信
    手段と、 上記応答の発信を許可もしくは禁止する地域を特定する
    ための地域発信制限情報を電話回線を通じて受信し、再
    生する手段と、 予め登録された地域情報を保存する保存手段と、 上記再生された地域発信制限情報と、上記保存手段の地
    域情報とを参照して、その結果に基づいて上記応答の発
    信を制御する制御手段とを備える双方向番組に対する応
    答装置。
  6. 【請求項6】双方向番組に対する受信者の応答の発信を
    制限する地域を特定するための地域発信制限情報を含む
    双方向番組関連情報が多重された放送信号を受信する受
    信工程と、前記双方向番組に対する応答の操作をするた
    めの操作入力工程と、電話回線を通じて前記応答の発信
    を行う発信工程と、前記放送信号に多重された地域発信
    制限情報を取得する取得工程と、 予め登録された自己の地域情報を保存しておく保存工程
    と、 前記取得工程で取得された前記地域発信制限情報と、前
    記保存工程により保存されている地域情報とを比較する
    比較工程と、前記比較工程での比較結果に基づいて、前
    記応答の発信を制御する制御工程とを備える双方向番組
    の受信方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の双方向番組の受信方法に
    おいて、 前記保存工程により保存される前記地域情報は電話番号
    の情報であり、前記地域発信制限情報は、前記電話番号
    のうちの地域を示す番号を含む情報であることを特徴と
    する双方向番組の受信方法。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の双方向番組の受信方法に
    おいて、 前記保存工程により保存される前記地域情報は郵便番号
    の情報であり、前記地域発信制限情報は、前記郵便番号
    を含む情報であることを特徴とする双方向番組の受信方
    法。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の双方向番組の受信方法に
    おいて、 前記地域発信制限情報は、前記双方向番組関連情報の送
    信開始情報と送信終了情報との間に挟まれた状態で送信
    されることを特徴とする双方向番組の受信方法。
  10. 【請求項10】双方向放送番組に対する応答の操作をす
    るための操作入力工程と、 前記応答を電話回線を通じて前記放送側に送信する送信
    工程と、 前記応答の発信を許可もしくは禁止する地域を特定する
    ための地域発信制限情報を前記電話回線を通じて受信
    し、再生する工程と、 予め登録された地域情報を保存する保存工程と、 前記再生された地域発信制限情報と、前記保存工程によ
    り保存されている前記地域情報とを参照して、その結果
    に基づいて前記応答の発信を制御する制御工程とを備え
    る双方向番組の受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007274372A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kddi Corp 視聴者端末およびその通信規制方法

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