JP2003008682A - パケット転送方法、中継装置および端末装置 - Google Patents

パケット転送方法、中継装置および端末装置

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JP2003008682A
JP2003008682A JP2001194244A JP2001194244A JP2003008682A JP 2003008682 A JP2003008682 A JP 2003008682A JP 2001194244 A JP2001194244 A JP 2001194244A JP 2001194244 A JP2001194244 A JP 2001194244A JP 2003008682 A JP2003008682 A JP 2003008682A
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packet
transmission medium
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transmission protocol
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Nobuhiro Tsubone
宣宏 坪根
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  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線の伝送媒体を含んだ通信ネットワークで
あっても、有線の伝送媒体で構成されている通信ネット
ワークと同等の、通信サービスのQoS制御および通信
ネットワークの利用効率を実現可能なパケット転送方法
を得ること。 【解決手段】 転送先として決定された伝送媒体におい
て複数の伝送プロトコルが利用できるような場合、中継
装置3または4が、受信パケット中に含まれる情報およ
び内部に予め設定されている伝送プロトコル選択情報に
基づいて、採用する伝送プロトコルを選択することとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
上に展開される通信サービスのQoS制御を実現するパ
ケット転送方法、中継装置および端末装置に関するもの
である。なお、通信ネットワークにおける中継装置間あ
るいは中継装置と端末装置との間の接続には、同軸ケー
ブル,ツイストペア線,光ファイバ等の有線の伝送媒体
や、移動体通信,衛星通信,FWA(Fixed Wireless A
ccess)等の無線の伝送媒体から、任意に選択された伝
送媒体が使用されるものとする。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のパケット転送方法について
説明する。まず、以降の記述に必要な幾つかの技術用語
を以下のように定義する。QoS(Quality of Servic
e:サービス品質)とは、特定の2地点間をパケットが
伝播する際の到達信頼度,伝送遅延,スループット,コ
ストの任意の組み合せで表現される物理量を表す。局所
的なQoS制御とは、通信ネットワークを構成する各中
継装置あるいは各端末装置においてパケット転送を行う
際に、QoSをある一定の目標値に向けて変化させる動
作を示す。通信サービスとは、特定の端末装置間で実現
するファイル転送,電子メール,IP電話,動画配信,
Webアクセス,ネットワーク管理等のアプリケーショ
ンを表す。通信サービスのQoSとは、通信サービスを
実現する特定の端末装置間におけるQoSを表す。通信
サービスのQoS制御とは、通信サービスを実現する特
定の端末装置間の各所における局所的なQoS制御を組
み合せ、通信サービスのQoSをある一定の目標値に向
けて変化させる動作を示す。
【0003】通信サービスのQoS制御を実現する従来
のパケット転送方法としては、各中継装置での局所的な
QoS制御として、たとえば、パケットの優先制御や廃
棄制御を導入する方式が知られている。
【0004】上記従来のパケット転送方法としては、た
とえば、特開平7−135512号公報に開示された技
術がある。ここでは、各中継装置が、局所的なQoS制
御を実行する場合に、転送するパケットに含まれる情報
および中継装置に予め設定されている条件に基づいて、
そのパケットの処理順序に関する優先度を決定する。そ
して、そのパケットの廃棄を許容する度合いを示す廃棄
許容度を決定し、輻輳時にはこれらの決定に基づいてパ
ケットを廃棄して通信サービスのQoS制御を実現す
る。
【0005】上記従来のパケット転送方法を実現する通
信ネットワークは、中継装置,端末装置,中継装置間お
よび中継装置と端末装置の間を接続する伝送媒体から構
成される。したがって、通信サービスのQoS制御を一
般的に分析すると、通信サービスを実現するパケット転
送では、通信路に存在する各端末装置,各中継装置,各
伝送媒体におけるすべての挙動の影響を受けることにな
る。しかしながら、上記公報記載の従来技術では、通信
サービスのQoS制御において、各中継装置による挙動
の影響についてのみ考慮し、すなわち、各中継装置のパ
ケット転送で発生する輻輳の度合いについてのみ考慮
し、各端末装置や各伝送媒体における挙動の影響につい
ては考慮されていない。
【0006】ただし、各端末装置については、パケット
転送を考える場合に、パケットを入力する回線がなく、
そのパケットを内部で生成する中継装置と見なすことが
できるため、各端末装置における挙動の影響について
は、直接記述されていないものの類推することができ
る。
【0007】一方、各伝送媒体における挙動の影響、特
に各伝送媒体の両端における物理サービスのQoSが与
える影響については、記述されておらず、類推すること
が困難と言える。具体的にいうと、インターネットに代
表される従来の通信ネットワークの多くは、主に有線の
伝送媒体により構築されてきており、しかもその有線の
伝送媒体に関する技術は、LANや光通信の分野を中心
にここ20年余りの間に急速に発展した。これにより、
有線の各伝送媒体の両端における物理サービスのQoS
が著しく向上したため、言い換えれば、前記物理サービ
スにおける到達信頼度が増加し、伝送遅延が減少し、ス
ループットが増加し、コストが減少したため、各伝送媒
体の両端における物理サービスのQoSの影響について
は考慮する必要がなかった。
【0008】このように、通信ネットワークが、物理サ
ービスのQoSが比較的優れている有線の伝送媒体のみ
で構成されている場合には、通信サービスのQoS制御
を行うとき、中継装置における挙動の影響を考慮した従
来のパケット転送方法を実行する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
通信ネットワークにおいては、伝送媒体の多様化が急速
に進展しており、移動体通信,衛星通信,FWA等の無
線の伝送媒体もその構成要素に加わりつつある。したが
って、各通信サービスは、有線の伝送媒体,無線の伝送
媒体を任意に組み合わせた通信経路上で実現されること
になる。
【0010】ここで、無線の伝送媒体を用いたことによ
る問題点を説明する。 (1)第1に、無線の伝送媒体は、有線の伝送媒体に比
べて、その両端における物理サービスのQoSが一般に
劣る、という問題があった。
【0011】たとえば、無線の伝送媒体は、ビット誤り
率が有線の伝送媒体に比べて一般的に大きいため、その
両端における物理サービスのQoSにおける到達信頼度
は、有線の伝送媒体に比べて低くなる。したがって、無
線の伝送媒体に接続されている中継装置では、特定種類
のパケットに対する転送優先度を高く設定し、輻輳時に
おいて特定種類のパケットが廃棄される可能性を低くす
る局所的なQoS制御を行ったとしても、伝送媒体上で
起こるビット誤りにより、送信パケットが、伝送媒体に
接続されているもう一方の中継装置に対して正しく到達
する可能性が低くなる。
【0012】(2)上記問題点の解決策としては、たと
えば、伝送媒体の両端にある中継装置間で、喪失したパ
ケットを再送する伝送プロトコルを適用する方法があ
る。しかしながら、再送が発生した場合には、端末間の
伝送遅延が増大するため、通信サービスの種別によって
は、このような伝送遅延が許容できないこともあり得
る、という問題があった。
【0013】たとえば、通信サービスがIP電話の場合
には、再送によりパケットを相手側の中継装置に確実に
到達させたとしても、伝送遅延がある一定値を越えた場
合には、通信サービスのQoSが、すなわち、端末間に
おける通話の品質が、著しく劣化することとなる。した
がって、IP電話におけるパケット再送は、通信サービ
スのQoS向上に貢献せず、伝送媒体上に無用のトラヒ
ックを発生させ、伝送媒体の利用効率を劣化させる結果
を招くことがある。
【0014】一方、たとえば、通信サービスがファイル
転送の場合には、通信サービスのQoS制御の観点か
ら、端末間でのパケットの喪失が許されないため、パケ
ット再送は、通信サービスのQoS制御に貢献すること
となる。逆に、パケット喪失時にパケット再送を行わな
かった場合には、端末間におけるトランスポート層プロ
トコルによる再送が発生し、伝送媒体以外の通信ネット
ワークに対してその再送パケットが影響を与えることに
なるため、通信ネットワークのトラヒックを増やし、通
信ネットワーク全体の利用効率を劣化させることにな
る。
【0015】以上のように、物理サービスのQoSが比
較的劣る無線の伝送媒体上では、そのQoSを補完する
ためにパケット喪失検出時の再送機能が必要となるが、
通信サービスの種別によっては、その再送機能が通信サ
ービスのQoS向上に貢献しないだけでなく、かえって
通信ネットワークの利用効率を劣化させ、全体として好
ましくない結果を招くことがある。
【0016】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、物理サービスのQoSが有線の伝送媒体に比べて
劣る無線の伝送媒体を含んだ通信ネットワークであって
も、有線の伝送媒体で構成されている通信ネットワーク
と同様の通信サービスのQoS制御を実現し、さらに有
線の伝送媒体で構成されている通信ネットワークと同等
の通信ネットワークの利用効率を実現するパケット転送
方法、中継装置および端末装置を得ることを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるパケット転送方
法にあっては、通信ネットワークを構成する中継装置に
て実現され、たとえば、受信パケット中に含まれる情報
および前記中継装置に予め設定されているルーティング
制御に関する情報に基づいて、当該受信パケットを転送
すべき伝送媒体を決定する伝送媒体決定ステップ(後述
する実施の形態1のステップS1に相当)と、前記ルー
ティング制御に関する情報に基づいて、転送先として決
定した伝送媒体にて複数の伝送プロトコルが使用できる
か否かを判定する判定ステップ(ステップS2に相当)
と、複数の伝送プロトコルが使用できるよう設定されて
いる場合に、受信パケット中に含まれる情報および前記
中継装置に予め設定されている伝送プロトコル選択条件
に関する情報に基づいて、転送先として決定した伝送媒
体で用いる伝送プロトコルを決定する伝送プロトコル決
定ステップ(ステップS3に相当)と、決定した伝送プ
ロトコルにより、転送先として決定した伝送媒体に対し
てパケットを転送するパケット転送ステップ(ステップ
S4に相当)と、を含むことを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかるパケット転送方法にあ
っては、通信ネットワークを構成する端末装置にて実現
され、たとえば、前記端末装置に予め設定されているル
ーティング制御に関する情報に基づいて、転送先の伝送
媒体にて複数の伝送プロトコルが使用できるか否かを判
定する判定ステップ(ステップS2に相当)と、複数の
伝送プロトコルが使用できるよう設定されている場合
に、内部で生成されたパケット中に含まれる情報および
前記端末装置に予め設定されている伝送プロトコル選択
条件に関する情報に基づいて、転送先の伝送媒体で用い
る伝送プロトコルを決定する伝送プロトコル決定ステッ
プ(ステップS3に相当)と、決定した伝送プロトコル
により、転送先の伝送媒体に対してパケットを転送する
パケット転送ステップ(ステップS4に相当)と、を含
むことを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる中継装置にあっては、
受信パケットの転送先として使用可能な伝送媒体を、複
数種類の伝送プロトコルが利用できるように設定してお
き、転送先として決定した伝送媒体にて複数種類の伝送
プロトコルを利用できる場合には、受信パケット中に含
まれる情報および予め内部に設定されている伝送プロト
コル選択条件に関する情報に基づいて、当該伝送媒体で
使用する伝送プロトコルを選択することを特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかる中継装置にあっては、
前記予め内部に設定されている伝送プロトコル選択条件
に関する情報として、転送するパケットに使用されてい
る上位層プロトコルあるいはアプリケーションの特性に
関連する条件を用いることを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかる中継装置にあっては、
前記受信パケットの転送先として使用可能な伝送媒体に
おいて、その両端における通信サービスのQoS(Qual
ityof Service)が十分でないと判断される場合には、
その両端におけるデータリンクサービスのQoSを向上
させる伝送プロトコルを選択することを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかる端末装置にあっては、
内部で生成されたパケットの転送先として使用可能な伝
送媒体を、複数種類の伝送プロトコルが利用できるよう
に設定しておき、転送先の伝送媒体にて複数種類の伝送
プロトコルを利用できる場合には、パケット中に含まれ
る情報および予め内部に設定されている伝送プロトコル
選択条件に関する情報に基づいて、当該伝送媒体で使用
する伝送プロトコルを選択することを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかる端末装置にあっては、
前記予め内部に設定されている伝送プロトコル選択条件
に関する情報として、転送するパケットに使用されてい
る上位層プロトコルあるいはアプリケーションの特性に
関連する条件を用いることを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかる端末装置にあっては、
前記パケットの転送先として使用可能な伝送媒体におい
て、その両端における通信サービスのQoS(Quality
of Service)が十分でないと判断される場合には、その
両端におけるデータリンクサービスのQoSを向上させ
る伝送プロトコルを選択することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるパケット
転送方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0026】実施の形態1.図1は、本発明にかかるパ
ケット転送方法を実現する実施の形態1の通信ネットワ
ークの構成を示す図である。図1において、1,2は端
末装置であり、3,4は本実施の形態のデータ転送方法
を実行する中継装置であり、5は端末装置1と中継装置
3とを接続する有線の伝送媒体であり、6は中継装置3
と中継装置4とを接続する無線の伝送媒体であり、7は
端末装置2と中継装置4とを接続する有線の伝送媒体で
あり、8は端末装置1と端末装置2との間で実現される
通信サービスを表している。
【0027】なお、本実施の形態における通信ネットワ
ークは、IETF(Internet Engineering Task Forc
e)が規定するインターネット標準のプロトコル体系に
基づいて制御されるものとする。すなわち、ネットワー
ク層のプロトコルはRFC(Request for Comments)7
91"Internet Protocol"に基づき、トランスポート層
のプロトコルはRFC768"User Datagram Protocol"
あるいはRFC793"Transmission Control Protoco
l"に基づく。したがって、上記通信ネットワーク上で転
送されるパケットは、ネットワーク層でのフラグメンテ
ーションが発生しない場合、図2に示す構造を有する。
なお、本実施の形態では、要点を簡潔に説明するため、
ネットワーク層でのフラグメンテーションが発生しない
場合に限定して以降の説明を行うが、これに限らず、た
とえば、本フラグメンテーションが発生する場合であっ
ても、パケットに含まれる情報を詳細に分析する処理を
加えることで本発明の構成が適用できる。
【0028】また、図3は、上記中継装置3または中継
装置4の構成を示す図である。図3において、21は有
線の伝送媒体に対する第1の伝送プロトコル制御部であ
り、22は無線の伝送媒体に対する第2の伝送プロトコ
ル制御部であり、23は有線の伝送媒体と無線の伝送媒
体との間でのパケット転送を司るパケット転送部であ
り、24は、パケット転送時におけるパケットを転送す
べき伝送媒体の決定と、転送可能な伝送媒体における使
用可能な伝送プロトコルの種別の管理、に用いられ、通
信ネットワークの運用管理者が適宜設定するルーティン
グ制御情報格納部であり、25は、パケット転送先で使
用する伝送プロトコルを選択するために用いられ、通信
ネットワークの運用管理者が適宜設定する伝送プロトコ
ル選択条件情報格納部である。なお、従来技術に記載の
通信サービスのQoS制御を実現するための機能は、パ
ケット転送部23に含まれるものとするが、本発明に必
要な機能ではないため、ここでは、その構成および動作
について明示しないものとする。
【0029】また、中継装置3と中継装置4に接続され
る無線の伝送媒体6においては、複数の伝送プロトコル
が利用できるように設定しておくものとする。一方、有
線の伝送媒体7においては、単一の伝送プロトコルが利
用できるように設定しておくものとする。すなわち、中
継装置3または中継装置4における第2の伝送プロトコ
ル制御部22には、複数の伝送プロトコルを制御する機
能を、予め実装しておく。なお、複数の伝送プロトコル
とは、以下に示す3種類の伝送プロトコルを示す。
【0030】(1)簡易型伝送プロトコル パケット転送部23から送信要求されたパケットを、相
手側の中継装置に向けて1度だけ送信し、そのデータが
相手側に正しく到達したか否かを確認しないプロトコル
【0031】(2)到達確認型伝送プロトコル パケット転送部23から送信要求されたパケットを、到
達確認が取れるまで(相手側の中継装置から到達確認パ
ケットを受け取るまで)、予め設定された回数の範囲内
で相手側に再送するプロトコル(再送の制御はデータリ
ンク層のプロトコルで実行する)
【0032】(3)連送型伝送プロトコル パケット転送部23から送信要求されたパケットを、到
達確認を取ることなく、予め設定された回数だけ連続的
に送信するプロトコル(連送の制御はデータリンク層の
プロトコルで実行する)
【0033】上記簡易型伝送プロトコルは、パケットの
転送先である無線の伝送媒体6の占有時間が最も短く、
伝送媒体の利用効率が最も高いと言えるが、伝送媒体の
両端におけるデータリンクサービスのQoSの到達信頼
性は最も低い。また、上記到達確認型伝送プロトコル
は、簡易型伝送プロトコルよりも伝送媒体の両端におけ
るデータリンクサービスのQoSの到達信頼度は高い
が、到達失敗が発生した場合の再送に伴う伝送遅延が大
きくなる。また、上記連送型伝送プロトコルにおいて
も、簡易型伝送プロトコルより伝送媒体の両端における
データリンクサービスのQoSの到達信頼度は高いが、
到達確認を取らずにパケットを連送するため、到達確認
型伝送プロトコルに比べて、伝送遅延が小さいという特
徴を持つ。
【0034】第2の伝送プロトコル制御部22では、上
記3種類の伝送プロトコルを、通信サービス8が実現す
る各アプリケーションに要求される通信サービスのQo
Sに応じて、以下のように使い分ける。これにより、通
信サービスのQoS制御を実現し、さらに通信ネットワ
ーク全体の利用効率劣化を防止する。
【0035】簡易型伝送プロトコルは、通信サービスの
QoSが特に要求されない場合に採用する。到達確認型
伝送プロトコルは、高い到達信頼性は要求されるが、伝
送遅延が許容される場合に採用する。該当するアプリケ
ーション例としては、ファイル転送,ネットワーク管理
が挙げられる。連送型伝送プロトコルは、高い到達信頼
性かつ小さい伝送遅延が要求される場合に採用する。該
当するアプリケーション例としては、IP電話,動画配
信等を始めとするリアルタイム制御が必要なアプリケー
ション全般が挙げられる。
【0036】なお、上記のように伝送プロトコルを使い
分けるためには、パケットを用いるアプリケーションを
識別する必要があるが、本実施の形態では、当該パケッ
ト中のトランスポート層ヘッダ内にある宛先ポート番号
あるいは送信元ポート番号を参照して識別を行う。代表
的なアプリケーションに割り当てられたポート番号は、
IETFが規定するRFC1700"ASSIGNED NUMBERS"
における"WELL KNOWNPORT NUMBERS"の項に規定されてい
る。また、RFC1889“RTP:A TransportProtocol
for Real-Time Applications”に基づく、IP電話,動
画配信等のアプリケーションには、“WELL KNOWN PORT
NUMBERS”で定義された特定のポート番号が規定されて
いないため、当該パケット中のネットワーク層ヘッダ,
トランスポート層ヘッダ,およびアプリケーションヘッ
ダ(RTPヘッダ)を詳細に分析する処理で、当該アプ
リケーションを識別する。また、伝送プロトコルを使い
分ける別の方法としては、特定の端末装置が送信するパ
ケットに対して、特定の伝送プロトコルを割り当てるこ
とも考えられる。この場合、特定の端末装置は、当該パ
ケット中のネットワーク層ヘッダ内にある送信元アドレ
スを参照して識別する。また、その他の方法としては、
当該パケット中のネットワーク層ヘッダ内にあるToS
(Type of Service)フィールドを参照して、伝送プロ
トコルを使い分けることも考えられる。また、将来、ネ
ットワーク層のプロトコルとして、IETFが規定する
RFC2460"Internet Protocol Version 6 (IPv6)
Specification"が普及した場合には、当該パケット中の
ネットワーク層ヘッダ内にあるフローラベルを参照し
て、伝送プロトコルを使い分けることも考えられる。
【0037】ここで、上記通信ネットワークにおける本
実施の形態のパケット転送方法について説明する。な
お、本実施の形態では、一例として、端末装置1が端末
装置2に対してパケットを送信する場合について説明す
る。
【0038】まず、端末装置1が送信したパケットは、
有線の伝送媒体5を経由して中継装置3に到達する。中
継装置3では、第1の伝送プロトコル制御部21が、有
線の伝送媒体5に対する伝送プロトコル制御機能でパケ
ットを受信し、その後、受信パケットをパケット転送部
23に対して送信する。
【0039】パケット転送部23では、受信パケットに
基づいて本実施の形態のパケット転送処理を実行する。
図4は、中継装置3(または中継装置4)におけるパケ
ット転送部23のパケット転送処理を示すフローチャー
トである。
【0040】まず、パケット転送部23では、受信パケ
ット内のネットワーク層ヘッダ、およびルーティング制
御情報格納部24を参照して、当該受信パケットを転送
すべき伝送媒体を決定する(ステップS1)。この受信
パケットは、端末装置1が端末装置2に対して送信して
いるため、ここでは、無線の伝送媒体6を転送すべき伝
送媒体として決定する。
【0041】つぎに、パケット転送部23では、ルーテ
ィング制御情報格納部24を再び参照し、転送先として
決定した無線の伝送媒体6において複数の伝送プロトコ
ルが使用できるか否かを判定する(ステップS2)。無
線の伝送媒体6では、先に説明したように、複数のプロ
トコルが利用できるよう設定されているため(ステップ
S2,Yes)、パケット転送部23では、受信パケッ
ト中に含まれる各情報、および伝送プロトコル選択条件
情報格納部25を参照して、無線の伝送媒体6で用いる
伝送プロトコルを決定する(ステップS3)。
【0042】なお、上記伝送プロトコル選択条件情報
は、フィルタリング条件とその条件に合致する場合に使
用する伝送プロトコルの種別との組合せで構成される情
報である。ここで、伝送プロトコル選択条件情報に対す
る幾つかの構成例を挙げると、以下のようになる。
【0043】(1)伝送プロトコル選択条件情報の構成
例 [条件1]受信パケットのトランスポート層ヘッダ内に
ある宛先ポート番号あるいは送信元ポート番号が10で
あれば到達確認型伝送プロトコルを選択する。[条件
2]受信パケットのトランスポート層ヘッダ内にある宛
先ポート番号あるいは送信元ポート番号が20であれば
連送型伝送プロトコルを選択する。[条件3]上記以外
の場合は簡易型伝送プロトコルを選択する。
【0044】(2)伝送プロトコル選択条件情報の他の
構成例 [条件1]受信パケットのネットワーク層ヘッダ内にあ
る送信元アドレスが端末装置1のアドレスに一致し、か
つ受信パケットのトランスポート層ヘッダ内にある宛先
ポート番号あるいは送信元ポート番号が10であれば、
連送型伝送プロトコルを選択する。 [条件2]上記以外の場合は簡易型伝送プロトコルを選
択する。
【0045】また、上記伝送プロトコル選択条件情報の
構成内容は、通信ネットワークの運用管理者が、各通信
サービスのQoSに関する要求条件や、ユーザからの個
別の要求条件等に基づいて、予め設定しておく。
【0046】上記ステップS3による処理を実行後、パ
ケット転送部23では、決定した伝送プロトコルを用い
て無線の伝送媒体6に対してパケットを転送するよう
に、第2の伝送プロトコル制御部22に対して依頼する
(ステップS4)。
【0047】その後、中継装置3から送信されたパケッ
トは、無線の伝送媒体6を伝播して中継装置4に到達す
る。中継装置4では、上記中継装置3の場合と同様に、
図4に示すフローチャートに基づいて転送処理を行う。
ただし、ステップS1の処理で決定された転送先の伝送
媒体は有線の伝送媒体7となり、有線の伝送媒体7では
先に説明したように単一の伝送プロトコルが利用可能で
あるため(ステップS2,No)、パケット転送部23
では、伝送処理の決定処理(ステップS3)を行わず、
直接、有線の伝送媒体7に対してパケットを転送するよ
うに、第1の伝送プロトコル制御部21に対して依頼す
る(ステップS4)。
【0048】その後、中継装置4から出力されたパケッ
トは、有線の伝送媒体7を介して端末装置2に到達す
る。
【0049】このように、本実施の形態では、中継装置
にてパケットを転送するときに、転送先として決定され
た伝送媒体において複数の伝送プロトコルが利用できる
ような場合、パケット中に含まれる情報および中継装置
に予め設定されている伝送プロトコル選択情報に基づい
て、採用する伝送プロトコルを選択することとした。こ
れにより、パケットを、利用する通信サービスの種別に
応じた伝送プロトコルで転送することができるため、無
線の伝送媒体を含んだ通信ネットワークであっても、有
線の伝送媒体で構成されている通信ネットワークと同様
の通信サービスのQoS制御を実現し、さらに有線の伝
送媒体で構成されている通信ネットワークと同等の通信
ネットワークの利用効率を実現することができる。
【0050】実施の形態2.前述の実施の形態1では、
中継装置にて実行するパケット転送処理について説明し
たが、実施の形態2では、端末装置にて実行するパケッ
ト転送処理について説明する。
【0051】図5は、本発明にかかるパケット転送方法
を実現する実施の形態2の通信ネットワークの構成を示
す図である。図5において、11は本実施の形態のデー
タ転送方法を実行する端末装置であり、12は前述の端
末装置2と同様の端末装置であり、13は前述の中継装
置3または中継装置4と同様の中継装置であり、14は
前述の中継装置3または中継装置4において第2の伝送
プロトコル制御部22を第1の伝送プロトコル制御部2
1に置き換えた中継装置であり、15は端末装置11と
中継装置13とを接続する無線の伝送媒体であり、16
は中継装置13と中継装置14とを接続する有線の伝送
媒体であり、17は端末装置12と中継装置14とを接
続する有線の伝送媒体であり、18は端末装置11と端
末装置12との間で実現される通信サービスを表してい
る。
【0052】また、図6は、上記端末装置11の構成を
示す図である。図6において、30は図3の第2の伝送
プロトコル制御部22と同様の複数の伝送プロトコルを
制御する機能を有する伝送プロトコル制御部であり、3
1は図3のパケット転送部23と同様の機能を有するパ
ケット転送部であり、32は図3のルーティング制御情
報格納部24と同様のルーティング制御情報格納部であ
り、33は図3の伝送プロトコル選択条件情報格納部2
5と同様の伝送プロトコル選択条件情報格納部であり、
34はIETFが規定するRFC791"Internet Prot
ocol"等に基づく制御を行うネットワーク層プロトコル
制御部であり、35はRFC768"User Datagram Pro
tocol"あるいはRFC793"Transmission Control Pr
otocol"に基づく制御を行うトランスポート層プロトコ
ル制御部であり、36はファイル転送,電子メール,I
P電話,映像配信,Webアクセス,ネットワーク管理
等の各種アプリケーションを制御するアプリケーション
制御部である。
【0053】ここで、上記通信ネットワークにおける本
実施の形態のパケット転送方法について説明する。な
お、本実施の形態では、一例として、端末装置11が端
末装置12に対してパケットを送信する場合について説
明する。また、パケット転送部31については、前述同
様、図4のフローチャートにしたがってパケット転送処
理を行うため、ここでは、前述と異なる動作についての
み説明する。
【0054】パケット転送部31では、アプリケーショ
ン制御部36,トランスポート層プロトコル制御部3
5,ネットワーク層プロトコル制御部34の何れかが生
成したパケットを、図4に示すフローチャートに基づい
て処理する。ただし、この場合、端末装置11に接続さ
れる伝送媒体が無線の伝送媒体15のみであるため、転
送先の伝送媒体を決定するための処理(図4,ステップ
S1)が省略される。
【0055】このように、本実施の形態では、端末装置
にてパケットを転送するときに、転送先の伝送媒体にお
いて複数の伝送プロトコルが利用できるような場合、パ
ケット中に含まれる情報および中継装置に予め設定され
ている伝送プロトコル選択情報に基づいて、採用する伝
送プロトコルを選択することとした。これにより、パケ
ットを、利用する通信サービスの種別に応じた伝送プロ
トコルで転送することができるため、無線の伝送媒体を
含んだ通信ネットワークであっても、有線の伝送媒体で
構成されている通信ネットワークと同様の通信サービス
のQoS制御を実現し、さらに有線の伝送媒体で構成さ
れている通信ネットワークと同等の通信ネットワークの
利用効率を実現することができる。
【0056】なお、上記実施の形態1および2では、2
つの端末装置と2つの中継装置と3つの伝送媒体で構成
される通信ネットワークにおいて実現するデータ転送方
法について説明したが、これに限らず、本実施の形態の
パケット転送方法にあっては、端末装置の数,中継装置
の数,伝送媒体の数について、より大規模な通信ネット
ワークにおいても適用可能である。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、中継装置にて受信パケットを転送するときに、転送
先として決定された伝送媒体において複数の伝送プロト
コルが利用できるような場合、受信パケット中に含まれ
る情報および中継装置に予め設定されている伝送プロト
コル選択情報に基づいて、採用する伝送プロトコルを選
択することとした。これにより、受信パケットを、利用
する通信サービスの種別に応じた伝送プロトコルで転送
することができるため、無線の伝送媒体を含んだ通信ネ
ットワークであっても、有線の伝送媒体で構成されてい
る通信ネットワークと同様の通信サービスのQoS制御
を実現することができる、という効果を奏する。また、
有線の伝送媒体で構成されている通信ネットワークと同
等の通信ネットワークの利用効率を実現することができ
る、という効果を奏する。
【0058】つぎの発明によれば、端末装置内部で生成
したパケットを転送するときに、転送先の伝送媒体にお
いて複数の伝送プロトコルが利用できるような場合、パ
ケット中に含まれる情報および中継装置に予め設定され
ている伝送プロトコル選択情報に基づいて、採用する伝
送プロトコルを選択することとした。これにより、内部
で生成したパケットを、利用する通信サービスの種別に
応じた伝送プロトコルで転送することができるため、無
線の伝送媒体を含んだ通信ネットワークであっても、有
線の伝送媒体で構成されている通信ネットワークと同様
の通信サービスのQoS制御を実現することができる、
という効果を奏する。また、有線の伝送媒体で構成され
ている通信ネットワークと同等の通信ネットワークの利
用効率を実現することができる、という効果を奏する。
【0059】つぎの発明によれば、転送先として決定さ
れた伝送媒体において複数の伝送プロトコルが利用でき
るような場合、受信パケット中に含まれる情報および中
継装置に予め設定されている伝送プロトコル選択情報に
基づいて、採用する伝送プロトコルを選択することとし
た。これにより、受信パケットを、利用する通信サービ
スの種別に応じた伝送プロトコルで転送することが可能
な中継装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0060】つぎの発明によれば、伝送プロトコル選択
条件情報として、転送するパケットに使用されている上
位層プロトコルあるいはアプリケーションの特性に関連
する条件を用いる構成とした。これにより、利用する通
信サービスの種別に応じた伝送プロトコルを選択できる
ため、通信サービスのQoS制御を実現し、さらに通信
ネットワーク全体の利用効率劣化を防止することが可能
な中継装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0061】つぎの発明によれば、受信パケットの転送
先として使用可能な伝送媒体の両端における通信サービ
スのQoS(Quality of Service)が十分でないと判断
される場合には、その両端におけるデータリンクサービ
スのQoSを向上させる伝送プロトコルを選択する構成
とした。これにより、複数種類の伝送プロトコルを、各
アプリケーションに要求される通信サービスのQoSに
応じて使い分けることが可能な中継装置を得ることがで
きる、という効果を奏する。
【0062】つぎの発明によれば、転送先の伝送媒体に
おいて複数の伝送プロトコルが利用できるような場合、
内部で生成したパケット中に含まれる情報および端末装
置に予め設定されている伝送プロトコル選択情報に基づ
いて、採用する伝送プロトコルを選択することとした。
これにより、内部で生成したパケットを、利用する通信
サービスの種別に応じた伝送プロトコルで転送すること
が可能な端末装置を得ることができる、という効果を奏
する。
【0063】つぎの発明によれば、伝送プロトコル選択
条件情報として、転送するパケットに使用されている上
位層プロトコルあるいはアプリケーションの特性に関連
する条件を用いる構成とした。これにより、利用する通
信サービスの種別に応じた伝送プロトコルを選択できる
ため、通信サービスのQoS制御を実現し、さらに通信
ネットワーク全体の利用効率劣化を防止することが可能
な端末装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0064】つぎの発明によれば、パケットの転送先と
して使用可能な伝送媒体の両端における通信サービスの
QoS(Quality of Service)が十分でないと判断され
る場合には、その両端におけるデータリンクサービスの
QoSを向上させる伝送プロトコルを選択する構成とし
た。これにより、複数種類の伝送プロトコルを、各アプ
リケーションに要求される通信サービスのQoSに応じ
て使い分けることが可能な端末装置を得ることができ
る、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるパケット転送方法を実現する
実施の形態1の通信ネットワークの構成を示す図であ
る。
【図2】 通信ネットワーク上で転送されるパケットの
構造を示す図である。
【図3】 中継装置3または中継装置4の構成を示す図
である。
【図4】 パケット転送部のパケット転送処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】 本発明にかかるパケット転送方法を実現する
実施の形態2の通信ネットワークの構成を示す図であ
る。
【図6】 端末装置11の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2,11,12 端末装置、3,4,13,14
中継装置、5,6,7,15,16,17 伝送媒体、
8,18 通信サービス、21 第1の伝送プロトコル
制御部、22 第2の伝送プロトコル制御部、23,3
1 パケット転送部、24,32 ルーティング制御情
報格納部、25,33 伝送プロトコル選択条件情報格
納部、30 伝送プロトコル制御部、34 ネットワー
ク層プロトコル制御部、35 トランスポート層プロト
コル制御部、36 アプリケーション制御部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを構成する中継装置に
    て実現するパケット転送方法において、 受信パケット中に含まれる情報および前記中継装置に予
    め設定されているルーティング制御に関する情報に基づ
    いて、当該受信パケットを転送すべき伝送媒体を決定す
    る伝送媒体決定ステップと、 前記ルーティング制御に関する情報に基づいて、転送先
    として決定した伝送媒体にて複数の伝送プロトコルが使
    用できるか否かを判定する判定ステップと、 複数の伝送プロトコルが使用できるよう設定されている
    場合に、受信パケット中に含まれる情報および前記中継
    装置に予め設定されている伝送プロトコル選択条件に関
    する情報に基づいて、転送先として決定した伝送媒体で
    用いる伝送プロトコルを決定する伝送プロトコル決定ス
    テップと、 決定した伝送プロトコルにより、転送先として決定した
    伝送媒体に対してパケットを転送するパケット転送ステ
    ップと、 を含むことを特徴とするパケット転送方法。
  2. 【請求項2】 通信ネットワークを構成する端末装置に
    て実現するパケット転送方法において、 前記端末装置に予め設定されているルーティング制御に
    関する情報に基づいて、転送先の伝送媒体にて複数の伝
    送プロトコルが使用できるか否かを判定する判定ステッ
    プと、 複数の伝送プロトコルが使用できるよう設定されている
    場合に、内部で生成されたパケット中に含まれる情報お
    よび前記端末装置に予め設定されている伝送プロトコル
    選択条件に関する情報に基づいて、転送先の伝送媒体で
    用いる伝送プロトコルを決定する伝送プロトコル決定ス
    テップと、 決定した伝送プロトコルにより、転送先の伝送媒体に対
    してパケットを転送するパケット転送ステップと、 を含むことを特徴とするパケット転送方法。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークを構成する中継装置に
    おいて、 受信パケットの転送先として使用可能な伝送媒体を、複
    数種類の伝送プロトコルが利用できるように設定してお
    き、 転送先として決定した伝送媒体にて複数種類の伝送プロ
    トコルを利用できる場合には、受信パケット中に含まれ
    る情報および予め内部に設定されている伝送プロトコル
    選択条件に関する情報に基づいて、当該伝送媒体で使用
    する伝送プロトコルを選択することを特徴とする中継装
    置。
  4. 【請求項4】 前記予め内部に設定されている伝送プロ
    トコル選択条件に関する情報として、転送するパケット
    に使用されている上位層プロトコルあるいはアプリケー
    ションの特性に関連する条件を用いることを特徴とする
    請求項3に記載の中継装置。
  5. 【請求項5】 前記受信パケットの転送先として使用可
    能な伝送媒体において、その両端における通信サービス
    のQoS(Quality of Service)が十分でないと判断さ
    れる場合には、その両端におけるデータリンクサービス
    のQoSを向上させる伝送プロトコルを選択することを
    特徴とする請求項3または4に記載の中継装置。
  6. 【請求項6】 通信ネットワークを構成する中継装置に
    おいて、 内部で生成されたパケットの転送先として使用可能な伝
    送媒体を、複数種類の伝送プロトコルが利用できるよう
    に設定しておき、 転送先の伝送媒体にて複数種類の伝送プロトコルを利用
    できる場合には、パケット中に含まれる情報および予め
    内部に設定されている伝送プロトコル選択条件に関する
    情報に基づいて、当該伝送媒体で使用する伝送プロトコ
    ルを選択することを特徴とする端末装置。
  7. 【請求項7】 前記予め内部に設定されている伝送プロ
    トコル選択条件に関する情報として、転送するパケット
    に使用されている上位層プロトコルあるいはアプリケー
    ションの特性に関連する条件を用いることを特徴とする
    請求項6に記載の端末装置。
  8. 【請求項8】 前記パケットの転送先として使用可能な
    伝送媒体において、その両端における通信サービスのQ
    oS(Quality of Service)が十分でないと判断される
    場合には、その両端におけるデータリンクサービスのQ
    oSを向上させる伝送プロトコルを選択することを特徴
    とする請求項6または7に記載の端末装置。
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