JP2003008371A - Rssi回路 - Google Patents

Rssi回路

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JP2003008371A
JP2003008371A JP2001184649A JP2001184649A JP2003008371A JP 2003008371 A JP2003008371 A JP 2003008371A JP 2001184649 A JP2001184649 A JP 2001184649A JP 2001184649 A JP2001184649 A JP 2001184649A JP 2003008371 A JP2003008371 A JP 2003008371A
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Hideo Morohashi
英雄 諸橋
Kazuyuki Saijo
和幸 西城
Shinichi Tanabe
伸一 田辺
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズに強く高速伝送に適した差動電圧出力
を得ることができ、また、立ち上がりが速く、立ち下が
りが遅い出力信号でエンベロープの検出が容易なRSS
I回路を提供する。 【解決手段】 差動入力電圧がリミッタアンプ部110
で整流され、その整流信号がサンプルホールド回路部1
50に入力される。このサンプルホールド回路部150
では、整流信号をサンプルホールドし、入力信号に対し
て立ち上りが早く立ち下がりが遅いサンプルホールド電
圧信号に変換する。電圧電流変換部120では、サンプ
ルホールド電圧信号と基準電圧によって差動電流を生成
し、これを2つのカレントミラー回路を介して出力電圧
生成部130に出力し、2つの電流信号を電圧信号に変
換して電圧電圧変換回路140に入力し、任意の電圧を
中心とした差動電圧出力信号RSSIout、RSSI
outxを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば各種無線通
信の受信信号強度を短時間で検出するためのRSSI
(受信信号強度検出)回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のRSSI回路の構成例を
示すブロック図である。このRSSI回路は、差動入力
電圧Vin、Vinxの振幅制限と整流を行なうリミッ
タアンプ部10と、このリミッタアンプ部10からの整
流電圧信号Vo11、Vo12、Vo13を電流信号I
1、I2、I3に変換する電圧電流変換部20と、この
電圧電流変換部20からの電流信号の折り返し電流から
出力電圧RSSIoutを得る出力電圧生成部30とを
有する。リミッタアンプ部10は、差動増幅器等よりな
る3つのリミッタアンプ11、12、13を有し、電圧
電流変換部20では、各リミッタアンプ11、12、1
3からの3つの電圧信号をそれぞれ電流信号に変換する
3つのV−Iアンプ21、22、23を有している。ま
た、出力電圧生成部30では、3つのV−Iアンプ2
1、22、23の出力段に接続された電流源31と出力
側に設けた電流源32とでカレントミラー回路を構成
し、電流源32に接続された抵抗R33により、電圧電
流変換部20のV−Iアンプ21、22、23からの電
流信号を電圧信号に変換し、出力電圧RSSIoutを
出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のRSSI回路においては、図8に示すように、単一
出力を得る構成であるため、一般的にノイズに弱く、高
速伝送にもあまり適していないという問題がある。ま
た、図8に示すように、入力電圧に対する出力応答時間
は立ち上がり、立ち下がりが対称であるため、受信信号
のエンベロープの最大値を検出するといった場合等には
不向きである。
【0004】そこで本発明の目的は、ノイズに強く高速
伝送に適した差動電圧出力を得ることができ、また、立
ち上がりが速く、立ち下がりが遅い出力信号でエンベロ
ープの検出が容易なRSSI回路を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、差動入力信号の整流を行なう整流手段と、前
記整流手段からの整流電圧信号をサンプルホールドする
サンプルホールド手段と、前記サンプルホールド手段か
らのサンプルホールド電圧を基準電圧に基づいて差動電
流信号に変換する電圧電流変換手段と、前記電圧電流変
換手段からの差動電流信号を任意の電圧を中心とした差
動電圧に変換する差動電圧生成手段とを有することを特
徴とする。
【0006】本発明のRSSI回路では、差動入力信号
を整流し、この整流電圧信号をサンプルホールドしたサ
ンプルホールド電圧と基準電圧に基づいて差動電流信号
に変換する。そして、この差動電流信号を任意の電圧を
中心とした差動電圧に変換することから、差動電圧信号
の形で出力信号を得ることができる。したがって、ノイ
ズに強く高速伝送に適した差動電圧出力を得ることがで
きるRSSI回路を提供できる。また、サンプルホール
ド処理を通して差動電圧信号を得ることから、入力信号
に対して立ち上がりが速く、立ち下がりが遅い出力信号
でエンベロープの検出が容易なRSSI回路を提供でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるRSSI回路
の実施の形態例について説明する。なお、以下に説明す
る実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限定されないものとす
る。
【0008】図1は、本発明の実施の形態によるRSS
I回路の構成例を示すブロック図である。図8に示す従
来の回路とは違う点は、リミッタアンプ部110におい
て差動入力電圧から得られる整流出力の後に、サンプル
ホールド回路部150を入れた点と、その後の電圧電流
変換部120及び出力電圧生成部130において、従来
のシングル出力から差動出力に変えた点であり、また、
このRSSI回路では、差動出力のセンタ電圧を任意の
電圧に設定できるようにした。
【0009】すなわち、図1において、差動入力電圧が
リミッタアンプ部110に入力され、このリミッタアン
プ部110から得られる整流信号がサンプルホールド回
路部150に入力される。このサンプルホールド回路部
150では、整流信号をサンプルホールドし、入力信号
に対して立ち上りが早く立ち下がりが遅いサンプルホー
ルド電圧信号に変換して、電圧電流変換部120に入力
する。電圧電流変換部120では、このサンプルホール
ド電圧信号と基準電圧によって差動電流を生成し、これ
を2つのカレントミラー回路を介して出力電圧生成部1
30に出力する。出力電圧生成部130では、2つの電
流信号を電圧信号に変換して電圧電圧変換回路140に
入力し、任意の電圧を中心とした差動電圧に変換して差
動電圧出力信号RSSIout、RSSIoutxを得
る。
【0010】図2は、このRSSI回路の入力電圧対出
力電圧の特性例を示す説明図であり、横軸が対数表示に
よる入力電圧の変化(dB)を示し、縦軸は入力電圧に
対する差動出力電圧(V)を示している。図示のよう
に、電圧電圧変換回路140で設定される中心電圧Vc
を中心として、入力電圧に対応する2つの差動電圧を得
るものである。
【0011】図3は、このRSSI回路の入力電圧に対
する出力電圧の応答時間の特性例を示す説明図であり、
図3(A)は入力電圧の応答時間に対する特性を示し、
図3(B)は出力電圧の応答時間に対する特性を示して
いる。図3(A)に示すような差動入力信号Vin、V
inxに対し、出力信号は図3(B)に示すような差動
出力信号RSSIout、RSSIoutxを得ること
ができる。そして、サンプルホールド回路部150の機
能によって、差動入力信号Vin、Vinxの立ち下が
り後も、差動出力信号RSSIout、RSSIout
xはホールドされた状態となる。なお、サンプルホール
ド回路部150を設けない場合には、図3(B)に点線
で示すように、差動出力信号RSSIout、RSSI
outxが反転することになる。
【0012】以下、図1に示すRSSI回路の具体的構
成について順次説明する。まず、リミッタアンプ部11
0は、差動増幅器等よりなる3つのリミッタアンプ11
1、112、113を有し、差動入力電圧Vin、Vi
nxの振幅制限と整流を行なう。図4は、本例のリミッ
タアンプ部110における各リミッタアンプの具体例を
示す図であり、図4(A)は回路構成を示し、図4
(B)(C)は整流動作を示している。図4(A)に示
すように、本例のリミッタアンプは差動増幅器(第1差
動増幅器)より構成されており、差動増幅段を構成する
一対のトランジスタQ1、Q2と、各トランジスタQ
1、Q2のエミッタと共通接続された電流源114と、
抵抗R115、R116を有している。このリミッタア
ンプでは、各トランジスタQ1、Q2のベースに入力し
た2つの電圧信号Vi、Vixの差に応じた電圧信号を
各トランジスタQ1、Q2のエミッタと電流源114と
の接続点より出力電圧Vo(1〜3)として得るもので
あり、このような差動増幅器のエミッタ出力から図4
(C)に示すような整流信号が得られる。このような構
成を有する3つのリミッタアンプ111、112、11
3を3段従属接続して、リミッタアンプ部110が構成
されている。
【0013】また、サンプルホールド回路部150は、
3つのリミッタアンプ111、112、113からの整
流信号をそれぞれサンプルホールドする3つのサンプル
ホールド回路151、152、153を並列に接続した
ものである。図5は、本例のサンプルホールド回路部1
50における各サンプルホールド回路の具体例を示す図
であり、図5(A)は回路構成を示し、図5(B)
(C)はサンプルホールド動作を示している。図5
(A)に示すように、本例のサンプルホールド回路は、
2つの電界効果トランジスタ(本例ではMOSトランジ
スタ)Q11、Q12と1つのバイポーラトランジスタ
(本例ではNPNトランジスタ)Q13によって構成さ
れるバートンアンプの出力段に蓄電用コンデンサCを挿
入したことにより、入力信号の立ち上り時には応答速度
は落とさず、立ち下がり時にだけ応答時間を遅延させる
ようなサンプルホールド回路を構成したものである。
【0014】以下、このサンプルホールド回路の構成に
ついて説明する。MOSトランジスタQ11は、ゲート
が入力端子Voに接続され、ドレインが基準電位Vcc
に接続され、ソースがMOSトランジスタQ12のドレ
イン、及び電流源154に接続されている。MOSトラ
ンジスタQ12は、ゲートが出力端子Vo1、バイポー
ラトランジスタQ13のエミッタ、及び電流源156に
接続され、ドレインが電流源155を介して基準電位V
ccに接続されている。また、MOSトランジスタQ1
2のソースは、MOSトランジスタQ11のソースとと
もに、電流源154に共通に接続されている。
【0015】また、バイポーラトランジスタQ13は、
ベースがMOSトランジスタQ12のドレインと電流源
155との接続点に接続され、コレクタが基準電位Vc
cに接続されている。また、バイポーラトランジスタQ
13のエミッタは、出力端子Vo1、MOSトランジス
タQ12のゲート、及び電流源156に接続されてい
る。そして、ピークホールド用の蓄電用コンデンサC
は、基準電位Vccと出力端子Vo1との間(すなわ
ち、MOSトランジスタQ12のゲートとバイポーラト
ランジスタQ13のエミッタとの間)に挿入されてい
る。
【0016】次に、このサンプルホールド回路の動作に
ついて説明する。なお、上述した電流源154、15
5、156の電流値をI01、I02、I03とし、MOSト
ランジスタQ11、Q12のドレイン電流をI1 、I2
とし、バイポーラトランジスタQ13のベース電流をI
3 とする。また、電流源155、154の電流値I02
01の関係は以下の(1)式を満たすように設定する。 I02=1/2×I01 …… (1) まず、立ち上がりの応答について説明する。リミッタア
ンプからの入力電圧Voが立ち上がると、MOSトラン
ジスタQ11のゲート電圧VQ1G が上昇するため、ドレ
イン電流I1 は(1)式からI1 >I02となる。する
と、I2 <I02となるため、トランジスタQ13のベー
ス電流I3 が流れ、トランジスタQ13が動作状態に入
り、コンデンサCに電荷が充電され、出力電圧Vo1が
立ち上がり、Vo=Vo1となったところで安定状態と
なる。このように立ち上がり応答時間は速いものとな
る。
【0017】一方、入力電圧Voが立ち下がった時は、
MOSトランジスタQ11のゲート電圧VQ1G が下がる
ため、ドレイン電流I1 は(1)式からI1 <I02とな
る。すると、I2 >I02となるため、トランジスタQ1
3のベース電流I3 は逆方向に流れ、トランジスタQ1
3のベース電圧VQ3B (すなわち、MOSトランジスタ
Q2のドレイン電圧VQ2D )は下がり、MOSトランジ
スタQ12のドレイン−ソース電圧VQ2DSは少なくなる
が、トランジスタQ12はMOSトランジスタであるた
め、ゲート−ソース間でダイオード動作することはな
い。
【0018】よって、ゲート電流を引くことがないた
め、コンデンサCに充電された電荷を放電するための電
流は、電流源156の電流値I03しかないため、この電
流値I03を調整することにより、ホールド時間を設定す
ることができる。このようなサンプルホールド回路で
は、図5(B)に示すような入力信号に対し、図5
(C)に示すように、立ち上りは早く応答し、立ち下が
り時にはピークをホールドするような出力信号を出力す
る(なお、図5(C)の点線は破線はコンデンサCを挿
入しない場合の波形である)。
【0019】また、電圧電流変換部120は、各サンプ
ルホールド回路151、152、153からの3つの電
圧信号をそれぞれ電流信号に変換する3つのV−Iアン
プ121、122、123を有している。図6は、本例
の電圧電流変換部120の具体例を示す回路図である。
図示のように、この電圧電流変換部120では、上述し
た3つのV−Iアンプ121、122、123をそれぞ
れ差動増幅器(第2差動増幅器)で構成したものであ
る。各差動増幅器は、一対のPNPトランジスタQ2
1、Q22と電流源124とを有し、一方のトランジス
タQ21のベースに基準電圧Vrefが供給され、他方
のトランジスタQ22のベースにサンプルホールド回路
からの電圧信号Vo1(1〜3)が供給されている。ま
た、各トランジスタQ21、Q22のエミッタは互いに
接続され、電流源124に接続されている。
【0020】このような差動増幅器では、基準電圧Vr
efとサンプルホールド回路からの電圧Vo1との電位
差に対応して電流源124の電流値を各トランジスタQ
21、Q22で分割し、各トランジスタQ21、Q22
のコレクタ電流として出力するものである。そして、3
つの差動増幅器の各トランジスタQ21のコレクタ電流
は互いに合計されてトランジスタQ23(第1電流出力
手段)のコレクタ及びベースに出力される。また、3つ
の差動増幅器の各トランジスタQ22のコレクタ電流は
互いに合計され、さらに独立した電流源125からの電
流と合計されて、トランジスタQ24(第2電流出力手
段)のコレクタ及びベースに出力される。
【0021】例えば、各差動増幅器の電流源124にそ
れぞれ2×Ioを流し、電流源125に3×Ioを流し
た場合、全ての電流量は9×Ioとなり、最終的な差動
電流は、トランジスタQ23側に流れる電流が3Ioか
ら6Ioの間(3Io→6Io)となり、トランジスタ
Q24側に流れる電流が6Ioから3Ioの間(6Io
→3Io)となる。各トランジスタQ23、Q24は、
これらの電流をエミッタより抵抗R23、R24を通し
てGNDに流す。各トランジスタQ23、Q24及び抵
抗R23、R24は、図1に示す2つの電流源210、
211を構成しており、出力電圧生成部130の電流源
220、221との間でカレントミラー回路を構成して
いる。したがって、各電流源220、221には、電流
源210、211と等しい電流が流れる。
【0022】出力電圧生成部130は、上述したカレン
トミラー回路による電流源220、221と抵抗R13
1、R132の直列回路によって構成される電流電圧変
換回路と、この電流電圧変換回路からの2つの電圧を差
動電圧出力に変換する電圧電圧変換回路140を有する
ものである。すなわち、電流電圧変換回路では、電流源
220、221によって抵抗R131、R132に電流
を流し、各電流源220、221と抵抗R131、R1
32との接続点から電圧信号Vro、Vroxを電圧電
圧変換回路140に出力する。電圧電圧変換回路140
では、この2つの電圧信号Vro、Vroxを任意に設
定可能なセンタ電圧Vcを中心とした差動電圧に変換
し、差動電圧出力信号RSSIout、RSSIout
xとして出力するものである。
【0023】図7は、電圧電圧変換回路140の構成例
を示すブロック図である。2つの差動増幅器141、1
42と、センタ電圧Vcの電圧源143と、2つの分圧
抵抗R1、R2を設けたものである。一方の差動増幅器
141の+側入力端子には、電圧Vroとセンタ電圧V
cの電位差を抵抗R1と抵抗R2で分圧した電圧信号が
入力され、−側入力端子には、電圧Vroxと差動増幅
器141の出力電圧RSSIoutの電位差を抵抗R1
と抵抗R2で分圧した電圧信号が入力されている。ま
た、他方の差動増幅器141の+側入力端子には、電圧
Vroxとセンタ電圧Vcの電位差を抵抗R1と抵抗R
2で分圧した電圧信号が入力され、−側入力端子には、
電圧Vroと差動増幅器142の出力電圧RSSIou
txの電位差を抵抗R1と抵抗R2で分圧した電圧信号
が入力されている。
【0024】このような構成の電圧電圧変換回路140
において、出力電圧RSSIout、RSSIoutx
は、入力電圧Vro、Vorxとセンタ電圧Vcを用い
ると、以下の(2)式及び(3)式より得ることができ
る。 RSSIout=(R2/R1)×(Vro−Vrox)+Vc ……(2) RSSIoutx=(R2/R1)×(Vrox−Vro)+Vc ……(3) したがって、これら2つの式から、出力信号RSSIo
ut、RSSIoutxは、任意の電圧Vcをセンタ電
圧として、抵抗R1と抵抗R2の比と、入力電圧Vro
−Vroxの差から表わせることがわかる。以上のよう
な構成によるRSSI回路では、ノイズに強く高速伝送
に適し、かつ、任意の電圧を中心とした立ち上がりが速
く立ち下がりが遅い差動出力を有するRSSI回路を実
現することができる。
【0025】以上本発明の具体的実施例について説明し
たが、本発明は上記の実施例に限定されず、種々変形が
可能である。例えば、上記の実施例では、3段のリミッ
タアンプを設けた例を説明したが、リミッタアンプの段
数は3に限定されるものではなく、さらに多数段のリミ
ッタアンプを設けたものであってもよい。また、リミッ
タアンプ111、112、113、V−Iアンプ12
1、122、123、電圧電圧変換回路140、サンプ
ルホールド回路151、152、153等の具体的構成
としては、上述した例に限定されず、同様の機能を有す
るものであれば、適宜置換して用いることが可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明のRSSI回
路では、差動入力信号を整流し、この整流電圧信号をサ
ンプルホールドしたサンプルホールド電圧と基準電圧に
基づいて差動電流信号に変換し、この差動電流信号を任
意の電圧を中心とした差動電圧に変換するようにした。
したがって、本発明によれば、ノイズに強く高速伝送に
適した差動電圧出力を得ることができるRSSI回路を
提供できる効果がある。また、本発明によれば、サンプ
ルホールド処理を通して差動電圧信号を得ることから、
入力信号に対して立ち上がりが速く、立ち下がりが遅い
出力信号でエンベロープの検出が容易なRSSI回路を
提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるRSSI回路の構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すRSSI回路における入力電圧対出
力電圧の特性例を示す説明図である。
【図3】図1に示すRSSI回路の入力電圧に対する出
力電圧の応答時間の特性例を示す説明図であり、図3
(A)は入力電圧の応答時間に対する特性を示し、図3
(B)は出力電圧の応答時間に対する特性を示す。
【図4】図1に示すRSSI回路のリミッタアンプ部に
おける各リミッタアンプの具体例を示す図であり、図4
(A)は回路構成を示し、図4(B)(C)は整流動作
を示す。
【図5】図1に示すRSSI回路のサンプルホールド回
路部における各サンプルホールド回路の具体例を示す図
であり、図5(A)は回路構成を示し、図5(B)
(C)はサンプルホールド動作を示している。
【図6】図1に示すRSSI回路の電圧電流変換部の構
成例を示す回路図である。
【図7】図1に示すRSSI回路の電圧電圧変換回路の
構成例を示すブロック図である。
【図8】従来のRSSI回路の構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
110……リミッタアンプ部、111、112、113
……リミッタアンプ、120……電圧電流変換部、12
1、122、123……V−Iアンプ、130……出力
電圧生成部、140……電圧電圧変換回路、141、1
42……差動増幅器、150……サンプルホールド回路
部、151、152、153……サンプルホールド回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA41 CA65 FA09 HA08 HA09 HA18 HA25 HA29 KA00 KA02 KA05 KA07 KA09 KA19 KA20 KA51 MA21 SA13 TA01 TA02 TA06 5J069 AA01 AA12 CA41 CA65 FA09 HA08 HA09 HA18 HA25 HA29 KA00 KA02 KA05 KA07 KA09 KA19 KA20 KA51 MA21 SA13 TA01 TA02 TA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動入力信号の整流を行なう整流手段
    と、 前記整流手段からの整流電圧信号をサンプルホールドす
    るサンプルホールド手段と、 前記サンプルホールド手段からのサンプルホールド電圧
    を基準電圧に基づいて差動電流信号に変換する電圧電流
    変換手段と、 前記電圧電流変換手段からの差動電流信号を差動電圧に
    変換する差動電圧生成手段と、 を有することを特徴とするRSSI回路。
  2. 【請求項2】 前記整流手段は、複数のリミッタアンプ
    を従属接続した回路よりなることを特徴とする請求項1
    記載のRSSI回路。
  3. 【請求項3】 前記リミッタアンプは第1差動増幅器よ
    りなることを特徴とする請求項2記載のRSSI回路。
  4. 【請求項4】 前記サンプルホールド手段は、前記複数
    のリミッタアンプからの出力をサンプルホールドする複
    数のサンプルホールド回路よりなることを特徴とする請
    求項2記載のRSSI回路。
  5. 【請求項5】 前記サンプルホールド回路は、電界効果
    トランジスタとバイポーラトランジスタとを組み合わせ
    たバートンアンプの出力段にコンデンサを挿入した回路
    よりなることを特徴とする請求項4記載のRSSI回
    路。
  6. 【請求項6】 前記電圧電流変換手段は、前記複数のサ
    ンプルホールド回路からのサンプルホールド電圧と基準
    電圧とを入力し、前記サンプルホールド電圧と基準電圧
    の電圧差に対応した差動電流を出力する複数の第2差動
    増幅器と、前記複数の第2差動増幅器の一方の出力電流
    を合計して出力する第1電流出力手段と、他方の出力電
    流を合計して出力する第2電流出力手段とを有すること
    を特徴とする請求項4記載のRSSI回路。
  7. 【請求項7】 前記差動電圧生成手段は、前記電圧電流
    変換手段の第1電流出力手段及び第2電流出力手段から
    出力された2つの電流信号をそれぞれカレントミラー回
    路を通して2つの電圧信号に変換する電流電圧変換部
    と、前記電流電圧変換部によって出力される2つの電圧
    信号を任意の電圧を中心とした差動電圧に変換する電圧
    電圧変換部とを有することを特徴とする請求項6記載の
    RSSI回路。
  8. 【請求項8】 前記電圧電圧変換部における差動電圧の
    中心電圧を可変制御する可変制御手段を有することを特
    徴とする請求項7記載のRSSI回路。
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