JP2003008032A - 可変容量ダイオード及びその製造方法 - Google Patents

可変容量ダイオード及びその製造方法

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JP2003008032A JP2001184330A JP2001184330A JP2003008032A JP 2003008032 A JP2003008032 A JP 2003008032A JP 2001184330 A JP2001184330 A JP 2001184330A JP 2001184330 A JP2001184330 A JP 2001184330A JP 2003008032 A JP2003008032 A JP 2003008032A
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conductivity type
junction
voltage
layer
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Masashi Matsushita
政志 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクリートの可変ダイオードにおいて、
電圧容量変化率を大きくして低電圧で駆動できるように
し、pn接合間の抵抗を低減して高周波特性を改善する
ことである。 【解決手段】 n型エピタキシャル層2の全面にn+
散層30を形成し、n+拡散層30の表面にn+拡散層3
0に囲まれるようにp+拡散層40を形成する。本発明
の可変容量ダイオードでは、容量が変化しにくく高抵抗
であるp+拡散層40とn型エピタキシャル層20との
接合が形成されないので、pn接合の容量変化率が向上
して低電圧で駆動されるようになり、pn接合の容量変
化が高周波の電圧に追従できるようになる。この結果、
可変容量ダイオードを携帯電話等のVCO(電圧制御発
信器)やチューナ回路に使用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量ダイオー
ド、特に、高周波回路に用いられるディスクリートの可
変容量ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】可変容量ダイオードは、逆バイアス電圧
を印加したときのpn接合の空乏層がコンデンサとして
働くことを利用するダイオードである。可変容量ダイオ
ードのpn接合の容量は、逆バイアスの大きさを変更す
ることにより調節される。このような空乏層の容量の変
化を利用して、可変容量ダイオードを同調・周波数逓倍
・周波数変換・自動周波数制御などに利用している。
【0003】図9は、ディスクリートの可変容量ダイオ
ードの断面斜視図である。この可変容量ダイオードは、
n型半導体基板1と、n型半導体基板1上に形成された
n型エピタキシャル層2と、n型エピタキシャル層2に
n型不純物が高濃度に拡散されて形成されたn+拡散層
3と、n+拡散層3の表面にn+拡散層3よりも広く形成
されたp+拡散層4と、n型エピタキシャル層2中のn+
拡散層3及びp+拡散層4の両側に形成されたチャンネ
ルストッパ層5とを備えている。また、図示しないが、
+拡散層4の表面に電気的に接続されるように形成さ
れたアノード電極と、n型半導体基板1の下面に形成さ
れたカソード電極とを備えている。
【0004】このようにp+拡散層4をn+拡散層3より
も広く形成して、低抵抗のp++の接合と並列に、p+
拡散層4とn型エピタキシャル層3による高抵抗の接合
を形成することにより、n型エピタキシャル層2に空乏
層が大きく広がる。これにより、p+拡散層4周辺に電
界が集中して耐圧劣化するのを防止し、可変容量ダイオ
ードの耐圧を向上させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、p+拡散層4
をn+拡散層3よりも大きく形成するため、pn接合間
の容量Cは、p+拡散層4とn+拡散層3との接合による
容量C1と、p+拡散層4とn型エピタキシャル層2と
の接合による容量C2との和になる。図10のCV特性
に示すように、容量C2は逆バイアスの印加時にもほと
んど減少しないので、電圧Vの変化に対する容量Cの変
化の比である電圧容量変化率(CV特性の傾き)の低減
を妨げる原因となっている。
【0006】電圧容量変化率が小さい場合、pn接合間
の容量Cを変化させるために電圧Vの変化を大きくする
必要があり、可変容量ダイオードを低電圧で駆動するこ
とができない。この場合、低電圧での駆動が要求される
携帯電話等のVCO(電圧制御発信器)やチューナ回路
に可変容量ダイオードを用いることが困難になる。
【0007】また、n+拡散層3の上にこれよりも広い
+拡散層4を形成するため、これらの層3,4のアラ
イメントのためにp+拡散層4をn+拡散層3よりも一定
の長さだけ大きく形成する必要がある。従って、容量C
2を小さくして電圧容量変化率を大きくしようとする
と、n+拡散層3とp+拡散層4との接触面積S1に対す
るp+拡散層4とn型エピタキシャル層2との接触面積
S2の割合S2/S1が大きくなる。即ち、高抵抗の接
合面積S2の割合が大きくなり、pn接合間の抵抗値が
大きくなってしまう。pn接合間の抵抗値が大きくなる
と、高周波の電圧に追従しにくくなり、結局、携帯電話
等のVCO(電圧制御発信器)やチューナ回路に用いる
ことが困難となる。
【0008】また、従来のように高濃度のp+拡散層4
と低濃度のn型エピタキシャル層2との接合がある場合
は、p+拡散層4からp型不純物が低濃度のn型エピタ
キシャル層2に拡散して、n型エピタキシャル層2の一
部がp型に変わるおそれがある。これを防止するため
に、n型エピタキシャル層2中に、n型不純物が高濃度
に拡散されたチャンネルストッパ層5を形成する必要が
あり、チップサイズの低減が妨げられている。
【0009】また、n+拡散層3とp+拡散層4を形成す
るためにそれぞれマスキング工程が必要であり、レジス
トパターンの露光のためのマスクもそれぞれ必要であ
り、コストダウンの妨げとなっている。また、2回のマ
スキング工程において形成される拡散層の面積のばらつ
きが足し合わされるので、pn接合間の容量のばらつき
を低減できない原因となっている。
【0010】本発明の目的は、ディスクリートの可変ダ
イオードにおいて、電圧容量変化率を大きくして低電圧
で駆動できるようにし、pn接合間の抵抗を低減して高
周波特性を改善することである。
【0011】また本発明の別の目的は、ディスクリート
の可変容量ダイオードにおいて、チップサイズを小さく
することにある。また本発明の別の目的は、ディスクリ
ートの可変容量ダイオードにおいて、コストダウンを図
ることである。
【0012】また本発明の別の目的は、ディスクリート
の可変容量ダイオードにおいて、容量のばらつきを低減
することである。また本発明の別の目的は、ディスクリ
ートの可変容量ダイオードにおいて、容量変化比を大き
くすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る可変容量
ダイオードは、第1導電型半導体基板上に形成される可
変容量ダイオードであって、第1導電型不純物拡散層と
第2導電型不純物拡散領域と第1電極と第2電極とを備
えている。第1導電型不純物拡散層は、第1導電型半導
体基板の表面にp型又はn型の不純物が高濃度に拡散さ
れて形成されている。即ち、第1導電型不純物拡散層
は、p+拡散層又はn+拡散層である。第2導電型不純物
拡散層は、第1導電型とは反対の導電性を有する不純物
が高濃度に拡散されて形成され、n+拡散層又はp+拡散
層である。即ち、第1導電型不純物拡散層及び第2導電
型不純物拡散領域によりpn接合が形成されている。ま
た、第2導電型不純物拡散層は、第1導電型不純物拡散
層の表面に、第1導電型不純物拡散層に囲まれて形成さ
れている。第1電極は第2導電型不純物拡散領域の表面
上に形成されており、第2電極は第1導電型半導体基板
の下面に形成されている。第1電極及び第2電極は、ア
ノード電極又はカソード電極である。第1発明に係る可
変容量ダイオードでは、第1電極と第2電極間に印加す
る逆バイアスの大きさを変化させることにより、第1導
電型不純物拡散層と第2導電型不純物拡散領域との間の
容量が変化する。
【0014】第2発明に係る可変容量ダイオードの製造
方法は、第1導電型半導体基板上に可変容量ダイオード
を製造する方法であって、以下の段階を含んでいる。即
ち、第1導電型半導体基板の表面に第1導電型不純物拡
散層を形成する段階と、第1導電型不純物拡散層の表面
に第1導電型不純物拡散層に囲まれるように第2導電型
不純物拡散領域を形成する段階と、第2導電型不純物拡
散領域の表面上に第1電極を形成する段階と、第1導電
型半導体基板の裏面に第2電極を形成する段階とを含ん
でいる。
【0015】本発明では、第2導電型不純物拡散領域が
第1導電型不純物拡散層に囲まれるように形成されてい
るために、pn接合間の容量は、第1導電型不純物拡散
層と第2導電型不純物拡散領域との接合による容量C1
のみによって決まる。この場合、従来のように第2不純
物拡散領域と第1導電型半導体基板との接合による容量
C2がなく、電圧によりほとんど変化しない容量C2が
形成されないので、電圧容量変化率を大きくすることが
できる。これにより、可変容量ダイオードを低電圧で駆
動することができるようになる。また、第2不純物拡散
領域と第1導電型半導体基板との高抵抗の接合がないの
で、pn接合間の容量変化が高周波の電圧にも追従でき
るようになる。これにより、可変容量ダイオードを高周
波で駆動することができるようになる。この結果、本発
明によれば、可変容量ダイオードを、低電圧かつ高周波
電圧で駆動することができ、携帯電話等のVCO(電圧
制御発信器)やチューナ回路に使用することが可能にな
る。
【0016】なお、耐圧を高めるための、第2不純物拡
散領域と第1導電型半導体との高抵抗の接合を形成して
いないが、低電圧で駆動される携帯電話等のVCO(電
圧制御発信器)やチューナ回路等には十分に使用するこ
とができる。
【0017】本発明では、第1導電型不純物拡散層を第
1導電型半導体基板の全面に形成すればよいので、第1
導電型不純物拡散層を形成するためのマスキング工程を
削減できる。マスキング工程を削減することにより、p
n接合の接合面積のばらつきを小さくし、pn接合間の
容量のばらつきを小さくすることができる。
【0018】また、本発明によれば、高濃度の第2導電
型不純物拡散領域と低濃度の第1導電型半導体基板との
接合を形成しないので、チャンネルストッパ層を形成す
る必要がなく、チップサイズを小さくできる。
【0019】また、上述したように第1導電型不純物拡
散層を形成するためのマスキング工程が必要ないので、
製造工程を簡素化して生産性を向上させることができ
る。また、レジストパターンを露光するためのマスクを
削減することができ、コストダウンを図ることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】〔構成〕図1は、本発明の一実施
形態例に係る可変容量ダイオードの断面斜視図である。
同図に示すように、この可変容量ダイオードは、n型半
導体基板10と、n型半導体基板10上に形成されたn
型エピタキシャル層20と、n型エピタキシャル層20
上に形成されたn+拡散層30と、n+拡散層30の表面
にn+拡散層30に囲まれるように形成されたp+拡散層
40とを備えている。また、図示していないが、p+
散層40に電気的に接続されるアノード電極と、n型半
導体基板10の下面に形成されるカソード電極とを備え
ている。この可変容量ダイオードでは、アノード電極及
びカソード電極に印加する逆バイアス電圧を変化させる
ことにより、pn接合間の容量を変化させる。
【0021】本実施形態では、p+拡散層40は、n+
散層30とのみpn接合を形成し、n型エピタキシャル
層20との接合は形成されていない。この場合、従来の
ように、p+拡散層4とn型エピタキシャル層2との接
合による容量C2(図9参照)が形成されない。このた
め、pn接合の容量Cはp+拡散層40とn+拡散層30
との接合による容量C1のみによって決定される。図2
は、従来及び本実施形態例に係る可変容量ダイオードの
CV特性を示す図である。本実施形態例では、電圧Vの
変化によってほとんど変化しない容量C2(図10参
照)が形成されないので、図2に示すようにCV特性の
傾きを従来より大きくすることができる。即ち、本実施
形態例に係る可変容量ダイオードによれば、電圧容量変
化率が大幅に改善される。
【0022】図3は、従来及び本実施形態例に係るpn
接合間の容量C及び抵抗値Rとの関係を示す図である。
従来の可変容量ダイオードは、p+拡散層4をn+拡散層
3よりも広く形成するための一定のアライメントマージ
ンが必要であり、pn接合間の容量Cを小さくするため
にn+拡散層3及びp+拡散層4を共に小さくすると、n
+拡散層3とp+拡散層4との接合面積S1に対して、p
+拡散層4とn型エピタキシャル層2との高抵抗の接合
の接合面積S2の割合S2/S1が大きくなる。即ち、
高抵抗の接合面積S2の割合が大きくなるため、図3に
示すように、pn接合間の抵抗値が急激に増加してしま
う。一方、本実施形態例に係る可変容量ダイオードで
は、p+拡散層40とn型エピタキシャル層20とによ
る高抵抗の接合が形成されず、pn接合間の容量Cを小
さくするためには、p+拡散層40を小さく形成してn+
拡散層30との接合面積を小さくすればよい。p+拡散
層40とn+拡散層30との接合は低抵抗であるので、
+拡散層40を小さく形成しても、pn接合間の抵抗
値の増加を図3に示すように従来より大幅に抑えること
ができる。このように本実施形態例の可変容量ダイオー
ドでは、低容量及び低抵抗が実現でき、高周波で変化す
る電圧にも容量変化が追従できるようになり、携帯電話
等のVCO(電圧制御発信器)やチューナ回路に用いる
ことが可能となる。
【0023】なお、本実施形態例では、従来のように耐
圧を確保するために低抵抗のp++接合と並列に高抵抗
のp+拡散層40とn型エピタキシャル層20との接合
を形成していないが、低電圧で駆動される携帯電話等の
VCO(電圧制御発信器)やチューナ回路等に用いるこ
とは十分に可能である。
【0024】さらに、本実施形態によれば、p+拡散層
40とn型エピタキシャル層20との接合を形成しない
のでチャンネルストッパ層を形成する必要がなく、チッ
プサイズを大幅に低減することが可能になる。
【0025】〔製造プロセス〕以下、本実施形態に係る
可変容量ダイオードの製造プロセスについて、図4から
図8を参照して説明する。
【0026】まず、図4に示すように、1019〜5×1
19atoms/cm3のAsを含むn型半導体基板1
0に、Siをエピタキシャル成長させ、厚さ1μm〜3
μmのn型エピタキシャル層20を形成する。続いて、
n型エピタキシャル層20の表面を熱酸化させて熱酸化
膜50を形成し、この熱酸化膜50を介してn型エピタ
キシャル層20の表面にAs又はPをイオン注入する。
【0027】次に、図5に示すように、n型エピタキシ
ャル層20をアニールしてAs又はPを熱拡散させ、厚
さ1〜2μm、As又はP濃度が1016〜1018ato
ms/cm3のn+拡散層30を形成する。
【0028】次に、熱酸化膜50上にフォトレジストパ
ターンを形成後にエッチングしてイオン注入用のスルー
熱酸化膜を500〜1500Å形成することにより、図
6に示すように、熱酸化膜50上に窓部51を形成す
る。続いて、窓部51からn型エピタキシャル層20の
表面にBをイオン注入する。
【0029】次に、図7に示すようにCVD酸化膜60
を形成し、アニールすることによりBを拡散させ、n型
エピタキシャル層20の表面にn+拡散層30に囲まれ
るように、厚さ0.3μm〜0.6μm、B濃度1019
〜1020atoms/cm3のp+拡散層40を形成す
る。
【0030】次に、図8に示すように、CVD酸化膜6
0及び熱酸化膜50をエッチングしてp+拡散層40を
露出するようにコンタクトホールを形成し、p+拡散層
40に電気的に接続されるアノード電極70を形成す
る。このアノード電極70の材料としてはAl又はAl
Siを用いることができる。そして、アノード電極70
及びCVD酸化膜60の表面を覆うように保護膜80を
形成し、その後、保護膜80をエッチングしてアノード
電極70の一部を露出させる。最後にn型半導体基板1
0の裏面を研磨後、AuやTiを蒸着させてカソード電
極90を形成する。
【0031】本実施形態例では、図1に示したように、
+拡散層30をn型エピタキシャル層20の全面に形
成するので、n+拡散層30を形成するためのマスキン
グ工程を削減できる。即ち、本実施形態例では、p+
散層40を形成するためのマスキング工程のみで良いの
で、pn接合の接合面積のばらつきを抑え、pn接合間
の容量Cのばらつきを大幅に小さくすることができる。
【0032】また、上述したようにn+拡散層3を形成
するためのマスキング工程が必要ないので、n型エピタ
キシャル層2の表面を熱酸化して酸化膜上にレジスト膜
を形成する工程と、レジスト膜を露光・現像してレジス
トパターンを形成する工程と、レジストパターンにより
マスクして酸化膜をエッチングしてn型不純物のイオン
注入用の熱酸化膜を形成する工程との3工程を削減でき
る。この結果、製造工程を簡素化して生産性を向上させ
ることができる。また、レジストパターンを露光するた
めのマスクを削減することができる。生産性の向上及び
マスクの削減により、コストダウンを図ることができ
る。
【0033】また、半導体製造に使用される空調設備の
フィルタにはボロンガラスが使用されており、エッチン
グに使用されるフッ酸がボロンガラスに接触してボロン
がクリーンルーム内に発生する場合がある。本実施形態
では、n+拡散層30をn型エピタキシャル層20の全
面に形成するため、n型エピタキシャル層20が露出さ
れる時間を短縮することができる。したがって、n型エ
ピタキシャル層20がボロンにより汚染されてp型に変
わるのを防止することができ、pn接合間の容量Cがば
らつくのを防止することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、第2不純物拡散領域と
第1導電型半導体基板との接合により、電圧によりほと
んど変化しない容量が形成されない。この結果、電圧容
量変化率を大きくなり、可変容量ダイオードを低電圧で
駆動することができるようになる。
【0035】また本発明によれば、第2不純物拡散領域
と第1導電型半導体基板との接合による高抵抗の接合が
ないので、pn接合間の容量変化が高周波の電圧にも追
従できるようになる。これにより、可変容量ダイオード
を高周波で駆動することができるようになる。
【0036】また本発明によれば、マスキング工程が従
来よりも少ないので、pn接合の接合面積のばらつきが
小さくなり、pn接合間の容量のばらつきが小さくな
る。また、チャンネルストッパ層を形成する必要がない
ので、チップサイズを小さくできる。また、製造工程を
簡素化して生産性を向上させることができ、コストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る可変容量ダイオー
ドの断面斜視図。
【図2】本発明の一実施形態例に係る可変容量ダイオー
ドのCV特性。
【図3】pn接合間の容量・抵抗値の測定図。
【図4】本発明の一実施形態例に係る可変容量ダイオー
ドの製造工程図(その1)。
【図5】本発明の一実施形態例に係る可変容量ダイオー
ドの製造工程図(その2)。
【図6】本発明の一実施形態例に係る可変容量ダイオー
ドの製造工程図(その3)。
【図7】本発明の一実施形態例に係る可変容量ダイオー
ドの製造工程図(その4)。
【図8】本発明の一実施形態例に係る可変容量ダイオー
ドの製造工程図(その5)。
【図9】従来の可変容量ダイオードの断面斜視図。
【図10】従来の可変容量ダイオードのCV特性。
【符号の説明】
10 半導体基板 20 n型エピタキシャル層 30 n+拡散層 40 p+拡散層 50 熱酸化膜 60 CVD酸化膜 70 アノード電極 80 保護膜 90 カソード電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型半導体基板上に形成される可変
    容量ダイオードであって、 前記第1導電型半導体基板の表面に形成された第1導電
    型不純物拡散層と、 前記第1導電型不純物拡散層の表面に前記第1導電型不
    純物拡散層に囲まれて形成された第2導電型不純物拡散
    領域と、 前記第2導電型不純物拡散領域の表面上に形成された第
    1電極と、 前記第1導電型半導体基板の裏面に形成された第2電極
    と、を備える可変容量ダイオード。
  2. 【請求項2】第1導電型半導体基板上に可変容量ダイオ
    ードを製造する方法であって、 前記第1導電型半導体基板の表面に第1導電型不純物拡
    散層を形成する段階と、 前記第1導電型不純物拡散層の表面に前記第1導電型不
    純物拡散層に囲まれるように第2導電型不純物拡散領域
    を形成する段階と、 前記第2導電型不純物拡散領域の表面上に第1電極を形
    成する段階と、 前記第1導電型半導体基板の裏面に第2電極を形成する
    段階と、を含む可変容量ダイオードの製造方法。
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