JP2003007635A - 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体製造装置及び半導体装置の製造方法Info
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Abstract
どを迅速的確に行うために、ランプアニール装置の高速
昇降温を実現する半導体製造装置及びこの半導体製造装
置を用いた半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 高速昇降温を実現するため処理室1に導
入する雰囲気ガス7の温度調節を行って、とくに降温過
程において冷却したガス7をチャンバーに導入できるよ
うにする。また、降温ステップに入った時点でランプか
らの輻射光を完全に遮断するため遮蔽物をウェーハ2と
ランプ3の間に挿入できるようにすることもできる。ガ
ス温度の切り替えや遮蔽物の挿入のタイミングは、ウェ
ーハ温度を計測して温度データをフィードバックするこ
とにより最適な時期を設定できるようにする。これによ
り高速でウェーハを昇降温させることが可能となり、不
純物の拡散を小さく抑制した熱処理を行うことが可能と
なる。
Description
枚葉式熱処理装置などの半導体製造装置に関し、とくに
コールドウオール式のランプアニール装置に関するもの
である。
などの半導体素子を作り込む場合、ソース/ドレイン領
域を形成するには不純物をイオン注入し、これを熱処理
して熱拡散する方法が多く採用されてきた。この時に使
用される熱処理装置は、通常ランプアニール装置が一般
的である。
略断面図である。処理室101にシリコンなどの半導体
ウェーハ(以下、ウェーハという)102を搬送した状
態で加熱源103によりウェーハ102を加熱する。加
熱源103は、タングステンフィラメントからなるハロ
ゲンランプ等を複数個配置し、ランプを挟んで処理室と
反対側に光を反射する反射板を配置したものなどが用い
られる。処理室101の壁にはガス配管108が取り付
けられ、このガス配管108により矢印104で示した
方向から窒素ガスが室温で通常5l(リットル)/mi
n〜10l/min程度の流量で供給される。また、処
理室101の壁にはガス配管105が取り付けられ、こ
のガス配管105により矢印109で示した方向(室
外)へ室内のガスが排出される。処理室101にはウェ
ーハ支持体107が設置されており、その表面には支持
ピン106が植設されている。支持ピン106の上には
ウェーハ102が載置されている。このような状態で処
理室101内は、加熱源103により加熱される。そし
て、ウェーハ102にイオン注入された不純物が熱拡散
されてウェーハ102に不純物拡散領域が形成される。
ンプアニ−ル装置は、シリコンウエーハ(以下ウエー
ハ)中に導入された不純物を拡散させる工程などに用い
られてきた。この場合の処理は、例えば、処理室にウエ
ーハを搬送した後、室温のN2ガスなどを導入しながら
ランプを発光させウエーハ温度を400℃〜1100℃
程度に加熱し一定時間(10秒〜60秒間程度)保持し
た後、ランプを消灯し、ウエーハが低温に放冷されるま
で待機し、ウエーハを処理室から取り出という条件で行
われる。処理室内に供給されるガスは、すべて室温で処
理室に導入され処理室に入る前に温度調節が行われるこ
とはない。
不純物を拡散させる工程では、拡散長を任意に調整でき
ることが重要である。とくにデバイスの微細化に伴い拡
散長を小さく制御することが必要とされている。拡散長
は、熱処理温度及び熱処理時間に対応しており、拡散長
を短くするためには熱処理温度を下げるか時間を短くす
ることが必要である。但し熱処理温度はある程度の温度
まで上げないと不純物が活性化せず基板の抵抗が大きく
なってしまうため、温度を下げるには限界がある。不純
物がホウ素(B)や砒素(As)の場合、約1000℃
程度までは上げる必要がある。処理時間は設定した温度
で保持している時間を短くできるが0秒近くまで短縮す
るとそれ以上短縮できない。そこで、さらに拡散長を抑
制する方法として、ウェーハを加熱する速度(昇温速
度)及びウェーハを冷却する速度(降温速度)を速くし
てウェーハが高温となっている時間を極力短くする方法
が検討されている。昇温速度はランプに大電力を投入す
ることにより250℃/sec程度まで高速化すること
が可能となっている。
ガスによる空冷では70〜80℃/sec程度、熱交換
効率のよいヘリウムガスを処理室に導入しても90℃/
sec程度までしか高速化が進んでいない。これは昇温
速度の半分以下である。昇温速度だけを速くしても降温
速度が遅いと、結局不純物は降温の過程で拡散してしま
い、昇温速度を高速化した効果は発揮できない。その結
果、拡散長を小さく制御することは実現できないという
問題があった。本発明は、このような事情によりなされ
たものであり、半導体装置における不純物拡散領の熱拡
散などを迅速的確に行うために、ランプアニール装置の
高速昇降温を実現する半導体製造装置及びこの半導体製
造装置を用いた半導体装置の製造方法を提供する。
ル装置において、高速昇降温を実現するため処理室に導
入する雰囲気ガスの温度調節を行い、且つ降温過程にお
いて冷却したガスをチャンバーに導入できるようにする
ことを特徴としている。また、本発明は、降温ステップ
に入った時点でランプからの輻射光を完全に遮断するた
め、遮蔽物をウェーハとランプの間に挿入できるように
することを特徴としている。ガス温度の切り替えや遮蔽
物の挿入のタイミングは、ウェーハ温度を計測して温度
データをフィードバックすることにより最適な時期を設
定できるようにする。これにより高速でウェーハを昇降
温させることが可能となり、不純物の拡散を小さく抑制
した熱処理を行うことが可能となる。すなわち、本発明
の半導体製造装置は、被処理基板を収納する処理室と、
前記処理室に取り付けられ、この処理室内部に気体を導
入する配管と、前記処理室に対向配置された加熱源と、
前記処理室に導入する前記気体の温度を所定の値に調節
する手段とを具備し、前記配管から前記処理室内部に気
体を導入すると同時に前記加熱源から放射される光によ
り前記処理室内の前記被処理基板を加熱することを特徴
としている。
光部材をさらに具備するようにしても良い。前記加熱源
から放射される光を遮断する遮光部材は、前記加熱源と
前記処理室に収納された被処理基板との間を移動するこ
とにより前記加熱源から放射される光を透過あるいは遮
断させるようにしても良い。前記加熱源から放射される
光を遮断する遮光部材は、前記加熱源から放射される光
を遮断する位置にない場合には冷却されているようにし
ても良い。前記加熱源から放射される光を遮断する遮光
部材は、前記加熱源と前記処理室に収納された被処理基
板の基板温度に応じて移動させるようにしても良い。前
記処理室には計測器が設置されており、この計測器は、
前記被処理基板の基板温度を計測するようにしても良
い。前記処理室に取り付けられた前記配管には、複数の
分岐配管が取り付けられ、これらの分岐配管は、前記配
管を介して、すべて同じ気体を前記処理室に供給し、且
つこの気体の温度は、分岐配管ごとに異なるようにして
も良い。前記複数の分岐配管は、0℃以下もしくは20
℃以下の気体温度を有する分岐配管を有しているように
しても良い。前記処理室に導入されるガスは、前記複数
の分岐配管のいずれかから供給され、このガスを供給す
る分岐配管は、前記被処理基板の基板温度に応じて選択
されるようにしても良い。前記配管には、前記処理室の
外側に前記気体が接触するように、少なくとも1つの第
2の分岐配管が分岐されているようにしても良い。
電型の半導体基板主面の素子領域にゲート絶縁膜及びゲ
ート電極を順次形成する工程と、前記ゲート電極をマス
クにして、前記半導体基板主面に第2導電型不純物をイ
オン注入する工程と、前記半導体基板を熱処理して、前
記イオン注入された不純物を拡散させてソース/ドレイ
ン領域を形成する工程とを具備し、前記熱処理工程は、
上記の半導体製造装置のいずれかの内で行われることを
特徴としている。
の形態を説明する。まず、図1乃至図3を参照して第1
の実施例を説明する。図1は、ランプアニール装置の概
略断面図、図2は、本発明及び従来の半導体製造装置を
用いた場合のウェーハ温度の経時変化を示す特性図、図
3は、本発明及び従来の半導体製造装置を用いた場合の
ウェーハ中における不純物の深さ分布を示す特性図であ
る。処理室1の内部にシリコンなどのウェーハ2を搬送
した状態で、加熱源3によりウェーハ2を加熱する。加
熱源3は、タングステンフィラメントからなるハロゲン
ランプ等を複数個配置し、ランプを挟んで処理室1と反
対側に光を反射する反射板を配置したものなどが用いら
れる。ガスを処理室1に供給する処理室1の壁に取り付
けられた配管4は、複数の分岐配管13、14に接続さ
れている。この分岐配管13、14からガス配管4を通
して矢印7で示した方向より窒素ガスが室温で通常5l
(リットル)/min〜10l/min程度の流量で処
理室1の内部に供給される。そして、処理室1の壁に取
り付けられたガス配管8により矢印9で示した方向(室
外)へ室内のガスが排出される。処理室1にはウェーハ
支持体10が設置されており、その表面には支持ピン1
2が植設されている。
れている。このような状態で処理室1内は、加熱源3に
より加熱される。そして、ウェーハ2にイオン注入され
た不純物が熱拡散されて、ウェーハ2にソース/ドレイ
ン領域などの不純物拡散領域が形成される。分岐配管1
3、14は、それぞれ熱交換器5の中を通っており、こ
こでガスの温度調節が行われる。すなわち、同一のガス
が2個以上の経路で処理室1の内部に供給されるように
なっており、各経路に熱交換器5が付いているのでそれ
ぞれの経路毎に温度調整を行うことが可能となってい
る。処理室1に導入する経路の選択は、ガス配管4と分
岐配管13、14との分岐点に取り付けられた切り換え
バルブ6により行われる。切り換えバルブ6の操作は、
予め設定した制御プログラムにしたがって自動的に行わ
れる。窒素ガスの温度設定は、例えば、2個の経路1
3、14の内1個が25℃、他の1個が10℃に設定さ
れている。ウェーハ温度は、処理室1の下部のウェーハ
支持体10に配置された光学式温度計測器11により計
測される。温度計測方法は、接触式の温度測定器でも良
い。
理は、以下の順で行われる。ここで0秒のアニールとは
ウェーハ温度が1000℃に達すると同時に降温過程に
入る事を意味している。加熱源3に電力を投入してウェ
ーハ温度を昇温し、ウェーハ温度600℃から1000
℃まで昇温速度200℃/secで昇温する。昇温を開
始した時、窒素ガス温度は、例えば、10℃の経路(例
えば、分岐配線14)を選択する。この状態でウェーハ
温度計測器11による計測温度が1000℃に到達する
直前のやや低い温度で切り換えバルブ6が動作を開始す
るように設定しておくことにより、実際に10℃設定の
窒素ガスが処理室1に入りウェーハ2に到達する時、保
持時間が終了し、降温過程に達しているようにすること
が可能となる。切り換えバルブ6の動作開始の時間指定
は、導入するガス流量や昇温速度により変更すること
で、ウェーハ処理が降温過程に入った時間と、低温の窒
素ガスがウェーハ2に達する時間をほぼ合わせることが
可能となる。降温過程では20l/min以上の大流量
のガスを導入しウェーハ1の冷却効果を高めることが望
ましい。
る特性図であり、縦軸がウェーハ温度(℃)を表し、横
軸が熱処理時間(秒)を表している。図は、本発明の半
導体製造装置を用いた場合のウェーハ温度の経時変化を
表す特性線Aと、従来の半導体製造装置を用いた場合の
ウェーハ温度の経時変化を表す特性線Bを示したもので
ある。点線で示される特性線Cは、熱処理に必要な所望
のウェーハ温度を示している。従来例では1000℃に
達した後もウェーハ温度は上昇し降温過程に入るのが遅
れている(特性線B)が、これはランプには熱容量があ
るため加熱源からの輻射熱が停止するには時間がかか
り、その間ウェーハ温度が上昇するためである。これに
対して、本発明の半導体製造装置である図1に示すラン
プアニール装置を用いた場合、降温過程に入る時間に処
理室内に冷却したガスが導入されるようになっているの
で、ランプからの輻射熱が残留していてもガスによる空
冷効果が加わっているのでウェーハ温度の上昇が抑制さ
れる。その結果、ウェーハ温度の設定温度に対する超過
上昇(以下オーバーシュート)が従来例よりも抑制され
ている(特性線A)。また降温過程では温度低下が急峻
であり従来例よりも降温速度が速くなっていることが分
かる。この場合降温速度は、最大で100℃/秒以上と
なっている。
示す特性図であり、縦軸がウェーハ中の拡散領域の不純
物濃度(/cm3 )を表し、横軸がウェーハ表面からの
基板深さを表している。図は、本発明の半導体製造装置
を用いた場合におけるウェーハのアニール後の不純物濃
度の深さプロファイルを示す特性線Dと、従来の半導体
製造装置を用いた場合におけるウェーハのアニール後の
不純物濃度の深さプロファイルを示す特性線E及びアニ
ール前のウェーハの不純物濃度の深さプロファイルを示
す特性線Fを表している。シリコン単結晶からなるウェ
ーハの(100)面に不純物として2弗化ホウ素イオン
(BF2 +)をイオン注入装置を用いて加速エネルギー
1keV、ドーズ量1E15cm-2、注入角度0℃で注
入した後、1000℃、0秒の条件でアニールを行い、
その後ウェーハ中のホウ素の濃度を2次イオン質量分析
器により分析した結果である。この実施例ではウェーハ
中の不純物の拡散が従来例に比べて抑制されていること
が分かる。これはオーバーシュート抑制と降温速度高速
化の効果によるものである。この実施例によれば、ラン
プアニール装置の高速昇降温が実現した結果、半導体基
板に形成される不純物拡散領域の熱拡散などを迅速的確
に行うことが可能になる。
例を説明する。図4は、ランプアニール装置の概略断面
図、図5は、本発明及び従来の半導体製造装置を用いた
場合のウェーハ温度の経時変化を示す特性図、図6は、
本発明及び従来の半導体製造装置を用いた場合のウェー
ハ中における不純物の深さ分布を示す特性図、図7は、
シャッター部分を説明する断面図、図8は、シャッター
部分を説明する平面図である。処理室21の内部にシリ
コンなどのウェーハ22を搬送した状態で、加熱源23
によりウェーハ22を加熱する。加熱源23は、タング
ステンフィラメントからなるハロゲンランプ等を複数個
配置し、ランプを挟んで処理室21と反対側に光を反射
する反射板を配置したものなどが用いられる。ガスを処
理室21に供給するこの処理室の壁に取り付けられた配
管24は、複数の分岐配管33、34に接続されてい
る。この分岐配管33、34からガス配管24を通して
矢印27で示した方向より窒素ガスが室温で通常5l
(リットル)/min〜10l/min程度の流量で処
理室21の内部に供給される。そして、処理室21の壁
に取り付けられたガス配管28により矢印29で示した
方向(室外)へ室内のガスが排出される。処理室21に
はウェーハ支持体20が設置されており、その表面には
支持ピン32が植設されている。支持ピン32の上には
ウェーハ22が載置されている。
配管36が分岐しており、これらの先端からガスが処理
室21の上面及び下面に沿って流れるように構成されて
いる。さらに、加熱源23と処理室21との間には加熱
源からの光を遮断する遮光部材(以下、シャッターとい
う)35が挿入されている。シャッター35は、通常は
処理室外に設置されており、可働式であって加熱源の光
を遮らないようにその外側に配置したガイドレール(図
示しない)上にシャッター35を載せ、高圧空気で高速
に駆動するアーム(図示しない)により降温時に外から
前記加熱源と処理室との間に挿入されるように構成され
ている。このような状態で処理室21内は、加熱源23
により加熱される。そして、ウェーハ22にイオン注入
された不純物が熱拡散されて、ウェーハ22にソース/
ドレイン領域などの不純物拡散領域が形成される。
25の中を通っており、ここでガスの温度調節が行われ
る。すなわち、同一のガスが2個以上の経路で処理室2
1の内部に供給されるようになっており、各経路に熱交
換器25が付いているのでそれぞれの経路毎に温度調整
を行うことが可能となっている。処理室21に導入する
経路の選択は、ガス配管24と分岐配管33、34との
分岐点に取り付けられた切り換えバルブ26により行わ
れる。切り換えバルブ26の操作は、予め設定した制御
プログラムにしたがって自動的に行われる。窒素ガスの
温度設定は、例えば、2個の経路(分岐配管)33、3
4の内1個が25℃、他の1個が10℃に設定されてい
る。ウェーハ温度は、処理室21の下部のウェーハ支持
体20に配置された光学式温度計測器31により計測さ
れる。温度計測方法は、接触式の温度測定器でも良い。
℃、保持時間0秒の条件でのアニール処理は、以下の順
で行われる。同時にランプ出力もカットされる。加熱源
23に電力を投入してウェーハ温度を昇温し、ウェーハ
温度600℃から1000℃まで昇温速度200℃/s
ecで昇温する。昇温を開始した時窒素ガス温度は、例
えば、10℃の経路(例えば、分岐配線34)を選択す
る。この状態でウェーハ温度計測器31による計測温度
が1000℃に到達する直前のやや低い温度で切り換え
バルブ26が動作を開始するように設定しておくことに
より、実際に10℃設定の窒素ガスが処理室21に入り
ウェーハ22に到達する時、保持時間が終了し、降温過
程に達しているようにすることが可能となる。切り換え
バルブ26の動作開始の時間指定は、導入するガス流量
や昇温速度により変更することでウェーハ処理が降温過
程に入った時間と、低温の窒素ガスがウェーハ22に達
する時間をほぼ合わせることが可能となる。
達すると同時にシャッター35が挿入され加熱源23か
らの輻射熱を遮断する。同時に加熱源23のランプ出力
もカットされる。シャッター材にはメタル、セラミック
などの熱容量が大きく、熱ストレスに強い材質を用いる
ことが望ましい。シャッターは、例えば、熱伝導性が良
い基材としてステンレスを用い、ウェーハ側にカーボン
を塗布し、加熱源側に金箔などを張り付けるように構成
することができる。このように、基材表面に表面層を形
成することは基材の変質を防ぐ目的もあるが、加熱源側
を反射率の大きい表面にし、ウェーハ側を反射率の小さ
い表面にしてシャッター効果を向上させるという目的も
ある。したがって、加熱源側には、Au、AlやPtな
どの貴金属をコートし、ウェーハ側には、炭素(C)や
黒色SiCなどの層を形成することができる。
シャッターとは異なる構造を説明する。図7のシャッタ
ーは、加熱源と処理室との間に加熱源からの光を遮断す
る2枚の可働式シャッター37、38が挿入されている
ように構成されている。シャッター37、38は、2枚
で加熱源を完全に覆うようになっている。シャッター3
7、38は、通常処理室外に設置されており、加熱源の
光を遮らないようにその外側に配置したガイドレール上
にこれらシャッターを載せ、高圧空気で高速に駆動する
アームにより降温時に外から前記加熱源と処理室との間
に挿入されるように構成されている。図8のシャッター
は、加熱源と処理室との間に加熱源からの光を遮断す
る、例えば、4枚の可働式シャッター39〜42が挿入
されているように構成されている。シャッター39〜4
2は、4枚で加熱源を完全に覆うようになっている。シ
ャッター39〜42は、通常処理室外に設置されてお
り、加熱源の光を遮らないようにその外側に配置した支
点43上にこれらシャッターの各一点を固定し、これら
を支点43で高速に駆動させることにより、降温時に外
から前記加熱源と処理室との間に挿入されるように構成
されている。図7及び図8のシャッターは、走行距離が
短いので遮断速度が第2の実施例より格段に速くなる。
る特性図であり、縦軸がウェーハ温度(℃)を表し、横
軸が熱処理時間(秒)を表している。図は、本発明の半
導体製造装置を用いた場合のウェーハ温度の経時変化を
表す特性線Aと、従来の半導体製造装置を用いた場合の
ウェーハ温度の経時変化を表す特性線Bを示したもので
ある。点線で示される特性線Cは、熱処理に必要な所望
のウェーハ温度を示している。従来例では1000℃に
達した後もウェーハ温度は上昇し降温過程に入るのが遅
れている(特性線B)が、これはランプには熱容量があ
るため加熱源からの輻射熱が停止するには時間がかか
り、その間ウェーハ温度が上昇するためである。これに
対して、本発明の半導体製造装置である図4に示すラン
プアニール装置を用いた場合、降温過程に入る時間に処
理室内に冷却したガスが導入されるようになっており、
且つシャッターによりランプからの輻射熱を有効に遮断
するので、ランプからの輻射熱が残留していてもガスに
よる空冷効果が加わっているのでウェーハ温度の上昇が
抑制される。その結果、ウェーハ温度の設定温度に対す
る超過上昇(以下オーバーシュート)が従来例よりも抑
制されている(特性線A)。また降温過程では温度低下
が急峻であり従来例よりも降温速度が速くなっているこ
とが分かる。ウェーハ温度のオーバーシュートは、第1
の実施例よりもさらに抑制され、降温速度が最大で15
0℃/秒以上となっている。
示す特性図であり、縦軸がウェーハ中の拡散領域の不純
物濃度(/cm3 )を表し、横軸がウェーハ表面からの
基板深さを表している。図は、本発明の半導体製造装置
を用いた場合におけるウェーハのアニール後の不純物濃
度の深さプロファイルを示す特性線Dと、従来の半導体
製造装置を用いた場合におけるウェーハのアニール後の
不純物濃度の深さプロファイルを示す特性線E及びアニ
ール前のウェーハの不純物濃度の深さプロファイルを示
す特性線Fとを表している。シリコン単結晶からなるウ
ェーハの(100)面に不純物として2弗化ホウ素イオ
ン(BF2 +)をイオン注入装置を用いて加速エネルギ
ー1keV、ドーズ量1E15cm-2、注入角度0℃で
注入した後、1000℃、0秒の条件でアニールを行
い、その後ウェーハ中のホウ素の濃度を2次イオン質量
分析器により分析した結果である。この実施例ではウェ
ーハ中の不純物の拡散が従来例に比べて抑制され、アニ
ール前のプロファイル(特性線E参照)に近いものとな
っていることが分かる。これはオーバーシュート抑制と
降温速度高速化の効果によるものである。
の高速昇降温が実現した結果、半導体基板に形成される
不純物拡散領域の熱拡散などを迅速的確に行うことが可
能になる。この実施例によれば、遮蔽物の挿入のタイミ
ングは、ウェーハ温度を計測して温度データをフィード
バックすることにより最適な時期を設定できる。これに
より高速でウェーハを昇降温させることが可能となり、
不純物の拡散を小さく抑制した熱処理を行うことが可能
となる。また、本発明の半導体製造装置に用いられるガ
スは、実施例では窒素ガスであったが、このガスに限定
されない。例えば、Ne、Ar、Kr、Xeなどがあ
り、さらに、この半導体製造装置がO2 ガス、N2 /H
2 ガスなどのプロセスガスを用いる場合には、これらの
プロセスガスを適用することができる。なお、第1及び
第2の実施例に示す加熱源には、例えば、図9に示すよ
うなランプが用いられる。図9(b)に示す豆球を円盤
状に配列した構造(図9(a))あるいは棒状ランプを
配列した構造(図9(c))のものがある。
に示されたランプアニール装置を用いた半導体装置の製
造方法を説明する。図10は、半導体装置の製造方法を
説明する工程断面図である。シリコンなどの半導体基板
40の主面にシリコン酸化膜などから構成された絶縁膜
41を形成して、その上にパターニングされたフォトレ
ジスト42を形成する(図10(a))。パターニング
されたフォトレジスト42をマスクにして不純物、例え
ば、ホウ素(B)43を半導体基板40中にイオン注入
する(図10(b))。フォトレジスト42を取り除い
た後、半導体基板40を第1及び第2の実施例において
説明されたランプアニール装置により熱処理し、イオン
注入されたホウ素43を熱拡散(約1200℃)させて
Pウエル44を形成する。その後、素子分離領域45を
形成し、素子分離領域45に区画された素子領域にポリ
シリコンなどのゲート電極を形成する。すなわち、Pウ
エル44が形成された素子領域及びPウエル以外の素子
領域にシリコン酸化膜などのゲート絶縁膜46を介して
ゲート電極47が形成される。
た後に新たに形成される。そして、Pウエル44にはひ
素(As)を、Pウエル以外の領域にはホウ素(B)を
半導体基板40にイオン注入し、その後、第1及び第2
の実施例において説明したランプアニール装置による熱
処理によって不純物を熱拡散して、Pウエル44にはN
型ソース/ドレイン領域48を形成し、Pウエル以外の
領域にはP型ソース/ドレイン領域49を形成する。こ
のようにして、CMOS構造の半導体素子が半導体基板
40に形成される。本発明の半導体製造装置を用いるの
でウエル領域やソース/ドレイン領域などの不純物拡散
領域は、ランプアニール装置の高速昇降温が実現した結
果、迅速かつ的確に形成される。
を複数個設け、各経路毎のガス温度を制御し、ウェーハ
温度計測器などからの温度データのフィードバックによ
り熱処理過程の昇温過程、降温過程などの過程に応じて
ガス経路を切り換え、処理室の内部あるいは外部に導入
するガス温度を変化させることにより、ウェーハを高速
で昇降温させることが可能となる。また、ウェーハ温度
計測器からの温度データのフィードバックなどにより加
熱源とウェーハの間に不透明な部材である遮光部材(シ
ャッター)を移動させることによって、加熱源からの輻
射熱を遮断し、ウェーハを高速で降温させることを可能
にする。以上により、ウェーハ中の不純物の拡散を抑制
した熱処理を行うことができる。
装置の概略断面図。
のウェーハ温度の経時変化を示す特性図。
のウェーハ中における不純物の深さ分布を示す特性図。
装置の概略断面図。
のウェーハ温度の経時変化を示す特性図。
のウェーハ中における不純物の深さ分布を示す特性図。
分を説明する断面図。
分を説明する平面図。
図及び平面図。
の製造方法を説明する断面図。
・被処理基板(ウェーハ)、3、23、103・・・加
熱源、4、8、24、28、105、108・・・配
管、5、25・・・熱交換器、 6、26・・・切り
換えバルブ、7、9、27、29、104、109・・
・ガスの流れを示す矢印、10、20、107・・・ウ
ェーハ支持体、11、31・・・温度計測器、 1
2、32、106・・・支持ピン、13、14、33、
34・・・分岐配管、35、37、38、39、40、
41、42・・・遮蔽部材(シャッター) 36・・・第2の分岐配管。
Claims (11)
- 【請求項1】 被処理基板を収納する処理室と、 前記処理室に取り付けられ、この処理室内部に気体を導
入する配管と、 前記処理室に対向配置された加熱源と、 前記処理室に導入する前記気体の温度を所定の値に調節
する手段とを具備し、 前記配管から前記処理室内部に気体を導入すると同時に
前記加熱源から放射される光により前記処理室内の前記
被処理基板を加熱することを特徴とする半導体製造装
置。 - 【請求項2】 前記加熱源から放射される光を遮断する
遮光部材をさらに具備することを特徴とする請求項1に
記載の半導体製造装置。 - 【請求項3】 前記加熱源から放射される光を遮断する
遮光部材は、前記加熱源と前記処理室に収納された被処
理基板との間を移動することにより前記加熱源から放射
される光を透過あるいは遮断させることを特徴とする請
求項2に記載の半導体製造装置。 - 【請求項4】 前記加熱源から放射される光を遮断する
遮光部材は、前記加熱源から放射される光を遮断する位
置にない場合には冷却されていることを特徴とする請求
項3に記載の半導体製造装置。 - 【請求項5】 前記加熱源から放射される光を遮断する
遮光部材は、前記加熱源と前記処理室に収納された被処
理基板の基板温度に応じて移動させることを特徴とする
請求項4に記載の半導体製造装置。 - 【請求項6】 前記処理室には計測器が設置されてお
り、この計測器は、前記被処理基板の基板温度を計測す
ることを特徴とする請求項5に記載の半導体製造装置。 - 【請求項7】 前記処理室に取り付けられた前記配管に
は、複数の分岐配管が取り付けられ、これらの分岐配管
は、前記配管を介して、すべて同じ気体を前記処理室に
供給し、且つこの気体の温度は分岐配管ごとに異なるこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装置。 - 【請求項8】 前記複数の分岐配管は、0℃以下もしく
は20℃以下の気体温度を有する分岐配管を有している
ことを特徴とする請求項7に記載の半導体製造装置。 - 【請求項9】 前記処理室に導入されるガスは、前記複
数の分岐配管のいずれかから供給され、このガスを供給
する分岐配管は、前記被処理基板の基板温度に応じて選
択されることを特徴とする請求項7に記載の半導体製造
装置。 - 【請求項10】 前記配管には、前記処理室の外側に前
記気体が接触するように、少なくとも1つの第2の分岐
配管が分岐されていることを特徴とする請求項1乃至請
求項9のいずれかに記載の半導体製造装置。 - 【請求項11】 第1導電型の半導体基板主面の素子領
域にゲート絶縁膜及びゲート電極を順次形成する工程
と、 前記ゲート電極をマスクにして、前記半導体基板主面に
第2導電型不純物をイオン注入する工程と、 前記半導体基板を熱処理して、前記イオン注入された不
純物を拡散させてソース/ドレイン領域を形成する工程
とを具備し、 前記熱処理工程は、請求項1乃至請求項10のいずれか
に記載の半導体製造装置内で行われることを特徴とする
半導体装置の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007010777A1 (ja) | 2005-07-20 | 2007-01-25 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 画像形成方法 |
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WO2023134007A1 (zh) * | 2022-01-14 | 2023-07-20 | 长鑫存储技术有限公司 | 半导体设备及其处理方法、温度测量方法 |
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- 2001-06-22 JP JP2001189578A patent/JP4481528B2/ja not_active Expired - Lifetime
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