JP2003007563A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JP2003007563A
JP2003007563A JP2001189253A JP2001189253A JP2003007563A JP 2003007563 A JP2003007563 A JP 2003007563A JP 2001189253 A JP2001189253 A JP 2001189253A JP 2001189253 A JP2001189253 A JP 2001189253A JP 2003007563 A JP2003007563 A JP 2003007563A
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Japan
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capacitor
conductive film
terminal
pair
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JP2001189253A
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Inventor
Takuya Fujimaru
琢也 藤丸
Yasuhiro Izumi
泰博 泉
Jiro Ota
次郎 太田
Shoichi Ikebe
庄一 池邉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、大きな静電容量を確保できると共
に、信頼性が高いコンデンサを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明は、両端に端子部8を備えた略直
方体の基体1と、基体1の対向する一対の側面に形成さ
れ、一対の側面で互いに異なる端子部8と間隙4,5を
介し、一対の側面で互いに異なる端子部8に引き出され
た導電膜2とを備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデムカード、ビ
デオカメラ、デジタルスチルカメラや、ノート型パーソ
ナルコンピュータ等の小型薄型電子機器の中高圧回路
に、広く有用に使用されるコンデンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、中高圧回路はリード線付の円板型
中高圧磁器コンデンサが用いられてきたが、近年のデジ
タル技術の進歩によって、電子機器は小型薄型化され、
それに伴い面実装化が進み、部品のチップ化率も高まっ
ている。
【0003】そして、このような動向にあわせて、薄型
対応で、面実装可能な積層チップタイプのコンデンサが
開発されて、使用されている。
【0004】ここで、従来の積層チップタイプのコンデ
ンサについて説明する。図22は従来の積層チップコン
デンサを示す斜視図であり、図23は従来の積層チップ
コンデンサの断面図である。なお、図23は図22のA
−A線断面図である。
【0005】図22,23において、11は誘電体で構
成された基体である。また、12は内部電極、13は端
子電極である。また、20は積層チップコンデンサであ
る。
【0006】図22,23に示すように、積層チップコ
ンデンサ20は、直方体形状であり、基体11には、内
部電極12が形成されている。基体11は誘電体層が積
層されて構成され、内部電極12は、互いに誘電体層で
分離されている。また、基体11の端面で内部電極12
と端子電極13は導通する構成となっている。
【0007】更に、その他の従来のコンデンサとして
は、特開平3−232211号公報や、特開平10−8
3935号公報に開示されている。これらのコンデンサ
を図24、図25に示して説明する。
【0008】図24は、従来のコンデンサの断面図であ
り、図24において、11は基体、14は導電膜、15
は間隙、16は絶縁被膜で構成された外装材である。ま
た、30はコンデンサである。
【0009】図24に示すように、コンデンサ30は、
円柱形等の基体11の表面に導電膜14が形成され、こ
の導電膜14を基体11の外周にわたって、レーザート
リミングすることで間隙15が形成される。そして、導
電膜14が一対の電極に分離されており、外装材16で
覆われた構成となっている。
【0010】このコンデンサ30では、レーザートリミ
ングパターンを変えることによって、間隙15の長さを
変え、任意の静電容量を得ることが可能である。
【0011】また、図25は、従来のコンデンサの断面
図であり、図25において、17は凹部であり、40は
コンデンサである。
【0012】図25に示すように、コンデンサ40は、
円柱状の基体11の表面に凹部17が形成され、その間
の突部の表面が間隙15をなしている。そして、間隙1
5を除く基体11の表面に導電膜14を形成し、更に外
装材16で覆う構成である。また、導電膜14は、間隙
15の両端側をそれぞれ導電ペーストに浸積して塗布さ
れて形成される。このとき、凹部17間の突出した部分
によって、導電ペーストを堰き止めることが可能とな
り、所定の間隙15が形成される。
【0013】このコンデンサ40は、ディップ塗装にお
いても、高い精度で導電膜14間の間隙15を形成する
ことが可能で、外装材16の径も大きくならず、高い静
電容量値を得られると言うものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンデンサは以下の課題を有していた。
【0015】まず、図22,23で示した、従来の積層
チップコンデンサは、端子電極13間に外装材が形成さ
れず、基体11が剥き出しであり、加えて、積層構造で
あるので、基体11を構成する誘電体層と内部電極12
の隙間から水分が浸入し易く、耐湿負荷寿命試験で早期
に短絡が発生し、信頼性に劣ると言う問題がある。ま
た、積層構造であるので、プリント基板等に実装後の撓
み強度が弱いと言う問題もあった。
【0016】また、図24に示した従来のコンデンサ3
0においては、絶縁被膜による外装材16の中央が厚く
なると言う問題や実装性に劣ると言う問題がある。ま
た、静電容量は、間隙15の長さによって決定されるの
で、より大きな静電容量を得るには限界があった。
【0017】更に、図25に示したコンデンサ40で
は、基体11に凹部17を設け、その間の突部にて導電
ペーストを堰き止め、ディップ塗装による導電膜4を形
成可能とし、その結果、絶縁被膜による外装材16の径
が大きくなるのを若干抑制しているものの、外装材16
が誘電体磁器基体11の外形寸法よりも明らかにはみ出
すと、実装時に問題があり、外装材16の径増大の抑制
は、十分とは言えない。更に、静電容量は、間隙15の
長さが支配的であり、大きな静電容量を取ることが出来
ないと言う問題もあった。
【0018】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、大きな静電容量を確保できると共に、信頼性が高い
コンデンサを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、両端に端子部を備えた略直方体の基体と、
基体の対向する一対の側面に形成され、一対の側面で互
いに異なる端子部と間隙を介し、一対の側面で互いに異
なる端子部に引き出された導電膜とを備えた構成とした
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、両端に
端子部を備えた略直方体の基体と、基体の対向する一対
の側面に形成され、一対の側面で互いに異なる端子部と
間隙を介し、一対の側面で互いに異なる端子部に引き出
された導電膜とを備えたことを特徴とするコンデンサで
あって、大きな静電容量を得ることができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、両端に端子部を
備えた略直方体の基体と、基体の対向する一対の側面に
それぞれ形成された凹部と、対向する凹部にそれぞれ形
成され、対向する凹部で互いに異なる端子部と間隙を介
し、対向する凹部で互いに異なる端子部に引き出された
導電膜とを備えたことを特徴とするコンデンサであっ
て、大きな静電容量を得ることができると共に、機械的
強度を維持することができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、基体の凹部に、突部を設けたことを特徴とするコン
デンサであって、導電膜の面積を大きくすることがで
き、より大きな静電容量を得ることができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項2,3に
おいて、対向するそれぞれの凹部に、外装材を充填した
ことを特徴とするコンデンサであって、耐湿性及び耐電
圧特性を向上させることができる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4に
おいて、端面の導電膜の上に、端子電極を備えたことを
特徴とするコンデンサであって、導電膜を保護すること
ができると共に、基板への接合が容易である。
【0025】請求項6に記載の発明は、両端に端子部
と、端子部よりも外周に亘って凹んだ軸芯部とを備えた
基体と、軸芯部の対向する一対の面に形成され、一対の
面で互いに異なる端子部と間隙を介し、一対の面で互い
に異なる端子部に引き出された導電膜とを備えたことを
特徴とするコンデンサであって、大きな静電容量を得る
ことができる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、軸芯部と端子部の間に傾斜部を備えたことを特徴と
するコンデンサであって、気泡の発生を抑制して外装材
を充填することができる。
【0027】請求項8に記載の発明は、請求項7におい
て、軸芯部と傾斜部のなす角度が、90度〜150度で
あることを特徴とするコンデンサであって、気泡の発生
を抑制して最適に外装材を充填することができる。
【0028】請求項9に記載の発明は、請求項6〜8に
おいて、基体の端子部の高さと軸芯部の高さの比が、
1:0.5〜0.85であることを特徴とするコンデン
サであって、基体の強度を確保できる。
【0029】請求項10に記載の発明は、請求項6〜9
において、両端の端子部間に、軸芯部を覆う外装材を備
えたことを特徴とするコンデンサであって、耐湿性及び
耐電圧特性を向上させることができる。
【0030】請求項11に記載の発明は、請求項10に
おいて、外装材と両端の端子部が、略面一であることを
特徴とするコンデンサであって、確実に基板に接合する
ことができ、実装性に優れる。
【0031】請求項12に記載の発明は、請求項6〜1
1において、端子部の導電膜の上に、端子電極を備えた
ことを特徴とするコンデンサであって、導電膜を保護す
ることができると共に、基板への接合が容易である。
【0032】請求項13に記載の発明は、略直方体の基
体と、基体の対向する一対の側面に形成され、一対の側
面で互いに異なる端面と間隙を介し、一対の側面で互い
に異なる端面に引き出された導電膜とを備えたことを特
徴とするコンデンサであって、大きな静電容量を得るこ
とができる。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、本発
明のコンデンサについて、図面を参照しながら詳しく説
明する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるコンデンサを示す斜視図であり、図1
(a)は上方からの斜視図、図1(b)は下方からの斜
視図を示している。
【0035】図1において、1は基体、2は導電膜、
4,5は間隙、8は端子部である。また、100はコン
デンサを示している。
【0036】図1に示すように、コンデンサ100は、
対向する2つの端面と、4つの側面を有する略直方体の
基体1を備え、略直方体の基体1の両端部が端子部8と
なっている。
【0037】そして、基体1の対向する一対の側面及び
端子部8には導電膜2が形成されている。この導電膜2
は、対向する一対の側面で互いに異なる端子部8と間隙
4,5を介し、対向する一対の側面で互いに異なる端子
部8に引き出されている。
【0038】即ち、コンデンサ100には、基体1の表
裏で、互いに異なる端面に引き出された導電膜2が形成
され、基体1の表裏でそれぞれ間隙4,5によって分離
されている。そして、互いに異なる端面に引き出された
導電膜2のそれぞれが基体1の端子部8を覆う構成であ
り、互いに対向する端子部8間において、基体1の表裏
に形成され、導電膜2を分離する間隙4と間隙5とは点
対称の関係にある。
【0039】そして、図示はしていないが、コンデンサ
100の端子部8の部分を除いて外装材を形成し、更
に、端子部8の導電膜2に対して、導電膜2を覆うよう
に端子電極を形成してもよい。
【0040】なお、端子電極を設けずに、端子部8で露
出している導電膜2をそのまま電極として用いても良
い。また、端子部8における導電膜2は、基体1の側面
にのみ設け、端面には設けなくてもよい。
【0041】ここで、図2は、本発明の実施の形態1に
おけるコンデンサを示す斜視図であり、図2(a)は上
方からの斜視図、図2(b)は下方からの斜視図を示し
ている。
【0042】図2に示したコンデンサ110は、基体1
の対向する一対の側面及び端面に導電膜2が形成されて
いる。この導電膜2は、対向する一対の側面で互いに異
なる端面と間隙4,5を介し、対向する一対の側面で互
いに異なる端面に引き出されている。即ち、コンデンサ
110には、基体1の表裏で、互いに異なる端面に引き
出された導電膜2が形成され、基体1の表裏でそれぞれ
間隙4,5によって分離されている。そして、互いに異
なる端面に引き出された導電膜2が基体1の端面で端子
部8を構成している。また、互いに対向する端子部8間
において、基体1の表裏に形成され、導電膜2を分離す
る間隙4と間隙5とは点対称の関係にある。
【0043】また、コンデンサ110においては、端面
の端子部8の部分を除いて外装材を形成し、更に、端面
の端子部8の導電膜2に対して、導電膜2を覆うように
端子電極を形成してもよい。なお、端子電極を設けず
に、端子部8で露出している導電膜2をそのまま電極と
して用いても良い。
【0044】また、外装材を基体1の側面に均一に設け
ることによって、外形が略直方体となり、チップコンデ
ンサとしての実装性に優れるものである。
【0045】そして、本発明の実施の形態1におけるコ
ンデンサ100,110は、対向する端子部8間におい
て、導電膜2を分離する間隙4と間隙5によって静電容
量を得ることができると共に、更に、基体1を介して互
いに対向する導線膜2が形成され、基体1の厚みによっ
て、静電容量を得ることができる。また、基体1の厚み
を変更することによって、所望の静電容量を得ることが
できる。
【0046】次に、コンデンサ100,110の各構成
について詳しく説明する。
【0047】まず、基体1は、チタン酸ストロンチウ
ム、チタン酸カルシウム等の誘電体材料の主成分に、酸
化ビスマス、酸化チタン、酸化マンガン等の添加剤やそ
の他焼成助剤等を混合して、これを焼成した誘電体セラ
ミックスで構成される。
【0048】更に、基体1の表面に形成される導電膜2
としては、Ag,Cu,Ni,Znの中から選ばれる少
なくとも1種以上の金属を用いることができる。この中
でも、Agは、Q値が高いと言う理由で特に好ましい。
【0049】(実施の形態2)図3(a)は本発明の実
施の形態2におけるコンデンサを示す透視斜視図であ
り、図3(b)は本発明の実施の形態2におけるコンデ
ンサの外装材のない状態を示す斜視図である。また、図
4は本発明の実施の形態2におけるコンデンサを示す断
面図である。なお、図4は図3のA−A線断面図であ
る。
【0050】図3,4において、1は基体、2は導電
膜、4,5は間隙、6は外装材である。更に、7は軸芯
部、8は端子部、10は傾斜部であり、200はコンデ
ンサを示している。なお、θは傾斜部10と軸芯部8と
がなす角度である。
【0051】なお、図3,4では、実施の形態1の図
1,2で説明した部分と同じものには同じ符号を付して
いる。そして、本実施の形態2においては、コンデンサ
200を構成する各部は、実施の形態1で説明したもの
と同様である。
【0052】図3(a)に示すように、コンデンサ20
0は、端子部8間に外装材6が充填され、外形が略直方
体である。
【0053】更に、図4に示すように、基体1は、その
両端に端子部8、中央に軸芯部7を備えた構成であり、
基体1には外周に亘って凹部3が形成され、軸芯部7は
端子部8よりも外周に亘って凹んでいる。そして、この
凹んだ部分に外装材6が充填される。
【0054】また、軸芯部7と、両端の端子部8との間
には、それぞれ傾斜部10が形成されている。この傾斜
部10を備えることによって、外装材6が確実かつ安定
して充填でき、本発明の実施の形態2におけるコンデン
サ200においては、外装材6と基体1の間には、気泡
の抱き込みがほとんどないものとなっている。
【0055】そして、この傾斜部10と軸芯部7とがな
す角度θは、90度〜150度であることが好ましい。
90度以下であると、気泡が発生し、安定した外装材6
の充填が困難である。また、150度を超えると充填さ
れる外装材6が薄くなってしまい、耐湿性の低下など、
信頼性が悪くなる。
【0056】更に、以上のような構成を有する基体1の
表面には、導電膜2が形成され、更に、軸芯部7におい
て導電膜2は間隙4,5によって分離されている。そし
て、図3(b)、図4に示すように、軸芯部7の対向す
る一対の側面及び端子部8には導電膜2が形成され、こ
の導電膜2は、対向する一対の側面で互いに異なる端子
部8と間隙4,5を介し、対向する一対の側面で互いに
異なる端子部8に引き出されている。即ち、コンデンサ
200には、基体1の軸芯部7の表裏で、互いに異なる
方向に引き出された導電膜2が形成され、基体1の表裏
でそれぞれ間隙4,5によって分離されている。そし
て、互いに異なる方向に引き出された導電膜2のそれぞ
れが端子部8を覆う構成であり、互いに対向する端子部
8間において、基体1の表裏に形成され、導電膜2を分
離する間隙4と間隙5とは点対称の関係にある。また、
端子部8における導電膜2は、側面にのみ設け、端面に
は設けなくてもよい。
【0057】そして、図3(a)、図4に示すように、
間隙4,5、軸芯部7及び傾斜部10に形成された導電
膜2を覆うように外装材6が形成されている。
【0058】また、外装材6で被覆されていない端子部
8の導電膜2の上には、導電膜2を覆うように端子電極
9が形成されている。なお、端子電極9を設けずに、端
子部8で露出している導電膜2をそのまま電極として用
いても良い。
【0059】また、外装材6と端子部8は略面一であ
り、外形が略直方体となり、チップコンデンサとしての
実装性に優れるものである。また、コンデンサ200の
外形は略直方体であることが実装性に優れるので好まし
いが、チップコンデンサとしての実装性を阻害しない範
囲で、円柱状、多角形状であってもよい。
【0060】次に、コンデンサ200の各構成について
詳しく説明する。
【0061】まず、基体1は、チタン酸ストロンチウ
ム、チタン酸カルシウム等の誘電体材料の主成分に、酸
化ビスマス、酸化チタン、酸化マンガン等の添加剤やそ
の他焼成助剤等を混合して、これを焼成した誘電体セラ
ミックスで構成される。
【0062】また、基体1は中央の軸芯部7がその両端
の端子部8よりも外周に亘って凹んでいる形状であり、
軸芯部7と端子部8との間に傾斜部10を備えている。
【0063】この基体1の形成方法としては、金型に上
記した誘電体材料を装填して所定形状に加圧成形し、こ
れを焼成することによって形成される。或いは、焼成さ
れた略直方体のベース基体の中央を削って軸芯部7及び
傾斜部10を形成してもよい。
【0064】ここで、図5(a)は本発明の実施の形態
2におけるコンデンサを示す断面図であり、図3のB−
B線断面図である。図5(a)に示すように、軸芯部7
の断面形状は、端子部8と相似形状となっている。即
ち、本発明の実施の形態2において端子部8の断面形状
は略四角形であり、軸芯部7の断面形状もその相似形状
である略四角形となっている。
【0065】なお、図5(b),(c)は本発明の実施
の形態2におけるコンデンサの他の例を示す断面図であ
り、図5(b),(c)に示すように、軸芯部7の形状
を円形や6角形等として、端子部8の断面形状と異なら
せてもよい。
【0066】また、端子部8の断面形状は略四角形であ
ることが実装性に優れるので好ましいが、チップコンデ
ンサの実装性を阻害しない範囲で、円柱状、三角形、五
角形等の多角形状であってもよい。
【0067】更に、基体1の表面に形成される導電膜2
としては、Ag,Cu,Ni,Znの中から選ばれる少
なくとも1種以上の金属を用いることができる。この中
でも、Agは、Q値が高いと言う理由で特に好ましい。
【0068】また、外装材6としては、絶縁性を有する
材料を用いられ、ガラス、絶縁性樹脂等を用いることが
できる。この中でも、絶縁性樹脂が加工適正、低価格で
あり好ましく、更に、熱硬化型のエポキシ樹脂が強度、
耐湿性に優れているので特に好ましい。
【0069】また、端子電極9は、実装時の半田付け性
を向上させ、導電膜4を保護することができる。この端
子電極9としては、Ni,Sn,半田の中から選ばれる
少なくとも1種以上の材料を用いることができる。この
中でも、Ni層上にSnまたは半田を形成した電極は、
半田付性および耐熱性が向上すると言う理由で特に好ま
しい。
【0070】そして、導電膜2としてAgを用い、その
上にNi層、更にSnまたは半田を形成した端子電極9
を用いることで、Q値を高くすることが可能であり、半
田付性および耐熱性を向上させることができる。
【0071】次に、本発明のコンデンサの製造方法につ
いて説明する。
【0072】まず、金型に上記した誘電体材料を装填
し、加圧成形した後、これを焼成する。そして、焼成さ
れた略直方体のベース基体1の中央を外周に亘って削る
ことによって、両端の端子部8よりも外周に亘って凹ん
でいる軸芯部7を形成する。
【0073】また、両端の端子部8よりも外周に亘って
凹んでいる軸芯部7を備えるように予め金型を形成し、
この金型で誘電体材料を加圧成形し、これを焼成して基
体1を形成してもよい。このように形成することで、基
体1を削る工程を無くすことができる。
【0074】次に、この基体1に感光性樹脂を塗布し、
露光及び現像を行って、所定幅の間隙4,5を含む導電
膜2を形成しない部分をマスクする。或いは、所定幅の
間隙4,5を含む導電膜2を形成しない部分以外に導電
膜2を基体1に直接塗布形成してもよい。
【0075】また、導電膜2の形成方法としては、導電
ペーストに浸積して塗布するいわゆるディップ塗装や、
印刷法、電着法、鍍金法、蒸着法等の成膜方法を用いる
ことができる。
【0076】そして、所定幅の間隙4,5を含む導電膜
2を形成しない部分の感光性樹脂を除去し、所望の形状
にパターニングされた導電膜2を得ることができる。
【0077】なお、所定幅の間隙4,5を含む導電膜2
を形成しない部分をマスクする感光性樹脂に、無電解メ
ッキが付着しないタイプの感光性樹脂を用い、導電膜2
としてCuを用い、これを無電解メッキすることで、マ
スクした部分にはCu導電膜2が形成されず、基体1の
表面にのみCu導電膜2が形成される。この場合、マス
クに用いた感光性樹脂は除去してもよいし、そのまま残
しておいてもよい。
【0078】更に、種々の成膜方法によって、一旦導電
膜2を基体1の表面全面に形成した後、所定幅の間隙
4,5を含む導電膜2を形成しない部分のみを研磨、レ
ーザートリミング、物理的或いは化学的エッチング等の
方法によって除去してもよい。この中でも、レーザート
リミングは高精度であり好ましい。更に、レーザートリ
ミングにより導電膜2の不要な部分を除去する場合にお
いて、まず、レーザートリミングで不要部分の導電膜2
の所定厚み分を除去する。次に、不要部分及びその他の
部分を含め全体を一律にエッチングする。このエッチン
グは不要部分の導電膜2の膜厚が完全に除去されるまで
行う。これによって、不要部分以外の導電膜2は残留
し、所望の形状にパターニングされた導電膜2を得るこ
とができる。この方法によれば、レーザートリミングに
よって、基体1の表面に形成された導電膜2を除去する
際に、レーザーの熱が基体1にも達し、基体1の材料を
熱変性させ、特性を劣化させてしまう可能性があった
が、レーザーの熱による基体1の特性劣化を防ぐことが
できる。
【0079】更に、軸芯部7及び傾斜部10に形成され
た導電膜2を覆うように、上記した絶縁性を有する材料
を用いて外装材6を充填する。
【0080】次に、端子部8の導電膜2に対して、導電
膜2を覆うように端子電極9を形成する。
【0081】そして、本発明の実施の形態2におけるコ
ンデンサ200は、外形が略直方体となり、チップコン
デンサとしての実装性に優れる。
【0082】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3におけるコンデンサを示す断面図である。図6に
おいて、300はコンデンサ、Aは端子部8の高さであ
り、Bは軸芯部7の高さである。
【0083】なお、図6では、実施の形態1,2で説明
した部分と同じものには同じ符号を付している。そし
て、本実施の形態3においても、コンデンサ300を構
成する各部は、実施の形態1,2で説明したものと同様
であり、詳しい説明は省略する。
【0084】コンデンサ300の基体1は、その機械的
強度、諸特性を維持するために以下のような構成となっ
ている。
【0085】即ち、端子部8の高さAと、軸芯部7の高
さBとの寸法比は、B/A=0.5〜0.85である。
つまり、端子部8の高さAと、軸芯部7の高さBの比
が、A:B=1:0.5〜0.85の範囲にある。
【0086】この値が、0.5未満であると、機械的強
度が不足して、コンデンサ製品として品質を維持するこ
とができない。
【0087】また、この値が、0.85を超えると、充
填される外装材6の厚みが不足し、耐湿性の低下など、
信頼性が悪くなる。
【0088】なお、本実施の形態3において、コンデン
サ300は傾斜部10を有していない基体1で説明した
が、実施の形態2で説明したコンデンサ200のように
傾斜部10を備えていても良いことは言うまでもない。
【0089】
【実施例】次に、本実施の形態2,3のコンデンサにつ
いて実施例、比較例により詳細に説明する。なお、本発
明は以下の実施例等により、なんら限定されるものでは
ない。
【0090】(実施例1)主成分であるチタン酸ストロ
ンチウム、チタン酸カルシウム粉末及び添加剤である酸
化ビスマス、酸化チタン、酸化マンガンの各粉末を電子
天秤で所定量を秤量し、ボールミル中に水とともに投入
して所定時間混合し、その後乾燥してベース粉末を得
た。
【0091】次に、ベース粉末を通常の窯業手法で造粒
し、所定量を型に入れ押し固めて、焼成炉にて1300
〜1400℃、2時間の条件で焼成して、図3,4に示
すようなセラミック基体1を得た。なお、傾斜部10と
軸芯部7とがなす角度θは95度である。
【0092】次に、銀ペーストをディップまたは転写す
る印刷法で銀ペーストを所定の場所に塗布し、その銀ペ
ーストを600〜900℃で焼き付ける銀ぺ―スト焼き
付け法によって、間隙4,5及びAgからなる導電膜2
を形成した。
【0093】次に、熱硬化型のエポキシ樹脂を塗布して
外装材6を形成した。
【0094】更に、露出している導電膜2上に、電解N
i鍍金を施し、更にその上にSnの電解鍍金を施して端
子電極9を形成し、本実施例1のチップ型セラミックコ
ンデンサを完成させた(試作数:n=15)。
【0095】(比較例1)実施例1と同様な組成、形成
方法によって、基体1を一旦作成し、基体1を研磨して
傾斜部10と軸芯部7とがなす角度θが85度である基
体1を得た。また、この基体1を実施例1と同様に加工
して、比較例1のチップ型セラミックコンデンサを完成
させた(試作数:n=15)。
【0096】(比較例2)実施例1とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、傾斜部10と軸芯部7とがなす角度θが90度であ
る基体1を得た。また、この基体1を実施例1と同様に
加工して、比較例2のチップ型セラミックコンデンサを
完成させた(試作数:n=15)。
【0097】(実施例2)実施例1とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、傾斜部10と軸芯部7とがなす角度θが150度で
ある基体1を得た。また、この基体1を実施例1と同様
に加工して、実施例2のチップ型セラミックコンデンサ
を完成させた(試作数:n=15)。
【0098】(比較例3)実施例1とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、傾斜部10と軸芯部7とがなす角度θが160度で
ある基体1を得た。また、この基体1を実施例1と同様
に加工して、比較例3のチップ型セラミックコンデンサ
を完成させた(試作数:n=15)。
【0099】次に、作成した実施例1,2及び比較例1
〜3のチップ型セラミックコンデンサについて次の評価
を行った。
【0100】まず、外装材6の気泡発生の有無を確認し
た。評価方法は、傾斜面に垂直に切断した後研磨して、
傾斜部断面を顕微鏡にて観察した(n=5)。更に、耐
電圧特性の評価として直流の昇圧破壊電圧(BDV)を
測定した。昇圧破壊電圧(BDV)は菊水電子製耐圧計
を使用して空気中で測定し(n=10)、その平均値を
算出した。この結果を(表1)に示す。
【0101】
【表1】
【0102】(表1)から明らかなように、傾斜部10
と軸芯部7とがなす角度θが90〜150度の範囲であ
れば、気泡の発生を抑制することが出来ると共に、耐電
圧性も良好であった。
【0103】(実施例3)実施例1とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、図6に示すセラミックの基体1を得た。なお、端子
部8の高さA(2.5mm)と、軸芯部7の高さB
(1.3mm)の比は、A:B=1:0.52である。
【0104】そして、銀ペーストをディップまたは転写
する印刷法で銀ペーストを所定の場所に塗布し、その銀
ペーストを600〜900℃で焼き付ける銀ぺ―スト焼
き付け法によって、間隙4,5及びAgからなる導電膜
2を形成した。
【0105】次に、熱硬化型のエポキシ樹脂を塗布して
外装材6を形成した。
【0106】更に、露出している導電膜4上に、電解N
i鍍金を施して更にその上にSnまたは半田の電解鍍金
を施して端子電極9を形成し、本実施例3のチップ型セ
ラミックコンデンサを完成させた(試作数:n=2
0)。
【0107】(比較例4)実施例3とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、端子部8の高さA(2.5mm)と、軸芯部7の高
さB(1.0mm)の比が、A:B=1:0.4である
基体1を得た。また、この基体1を実施例3と同様に加
工して、比較例4のチップ型セラミックコンデンサを完
成させた(試作数:n=20)。
【0108】(実施例4)実施例3とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、端子部8の高さA(2.5mm)と、軸芯部7の高
さB(2.1mm)の比が、A:B=1:0.84であ
る基体1を得た。また、この基体1を実施例3と同様に
加工して、実施例4のチップ型セラミックコンデンサを
完成させた(試作数:n=20)。
【0109】(比較例5)実施例3とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、端子部8の高さA(2.5mm)と、軸芯部7の高
さB(2.3mm)の比が、A:B=1:0.92であ
る基体1を得た。また、この基体1を実施例3と同様に
加工して、比較例5のチップ型セラミックコンデンサを
完成させた(試作数:n=20)。
【0110】次に、作成した実施例3,4及び比較例
4,5のチップ型セラミックコンデンサについて次の評
価を行った。
【0111】耐電圧特性の評価は直流の昇圧破壊電圧で
評価した。昇圧破壊電圧(BDV)は菊水電子製耐圧計
を使用して空気中で測定し(n=10)、その平均値を
算出した。更に、たわみ強度を測定した。たわみ強度
は、JIS C6429付属書2に基づき、プリント基
板のランド部にクリーム半田を塗着し、リフロー工程に
より、各チップ型セラミックコンデンサを半田付けし、
所定の治具を使用し、チップ型セラミックコンデンサに
プリント基板ごとたわみ応力を加えて、チップ型セラミ
ックコンデンサが破壊するまでのたわみの寸法を測定し
(n=10)、その平均値を算出した。
【0112】これらの結果を(表2)に示す。
【0113】
【表2】
【0114】(表2)から明らかなように、端子部8の
高さAと、軸芯部7の高さBの比が、A:B=1:0.
5〜0.85の範囲であれば、機械的強度及び耐電圧も
維持可能であった。
【0115】また、昇圧破壊電圧(BDV)、たわみ強
度については、平均値に加え、最小値を記載している。
更に、B/Aが大きくなると、ショート部位は間隙4
(或いは5)から外装材6表面へと移行した。
【0116】(実施例5)実施例1とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、図3,4に示すようなセラミック基体1を得た。
【0117】そして、銀ペーストをディップまたは転写
する印刷法で銀ペーストを所定の場所に塗布し、その銀
ペーストを600〜900℃で焼き付ける銀ぺ―スト焼
き付け法によって、間隙4,5及びAgからなる導電膜
2を形成した。
【0118】次に、熱硬化型のエポキシ樹脂を塗布して
外装材6を形成した。
【0119】更に、露出している導電膜4上に、Ni鍍
金を施して更にその上にSnの電解鍍金を施して端子電
極9を形成し、本実施例5のチップ型セラミックコンデ
ンサを完成させた(試作数:n=120)。
【0120】(比較例6)実施例5とベース粉末を入れ
る型のみを変え、その他は同様な組成、形成方法によっ
て、図24に示すようなセラミック基体1を得た。ま
た、この基体1を実施例5と同様に加工して、比較例6
のチップ型セラミックコンデンサを完成させた(試作
数:n=120)。
【0121】なお、実施例5及び比較例6の外形寸法、
端子部8、軸芯部7の寸法、傾斜部10と軸芯部7とが
なす角度θを(表3)にまとめて示す。
【0122】
【表3】
【0123】なお、実施例5のチップ型セラミックコン
デンサにおいては、端子部8の断面形状、軸芯部7の断
面形状が共に略長方形であり、(表3)に示すように、
寸法はそれぞれ、端子部8=幅3.2mm×高さ2.5
mm、軸芯部7=幅2.6mm×高さ1.5mmとなっ
ている。そして、端子部8の高さ(2.5mm)と、軸
芯部7の高さ(1.5mm)の比は1:0.6、端子部
8の幅(3.2mm)と、軸芯部7の幅(2.6m)の
比は1:0.81であり、本発明による1:0.5〜
0.85の範囲を満たすものである。また、傾斜部10
は軸芯部7(長さ2.3mm)とその両端にある端子部
8(長さ各0.6mm)間の幅0.5mm内で傾斜する
ものである。
【0124】次に、作成した実施例5及び比較例6のチ
ップ型セラミックコンデンサについて次の評価を行っ
た。
【0125】まず、耐電圧特性を評価するため直流の昇
圧破壊電圧(BDV)を測定した。昇圧破壊破壊電圧
(BDV)は菊水電子製耐圧計を使用して空気中で測定
し、平均値と標準偏差を算出した(n=10)。静電容
量(Cap)およびQ値はYHP製LCRメータ428
4Aを使用して1V/1MHzの信号電圧下で測定し、
平均値と標準偏差を算出した(n=10)。
【0126】これらの結果を(表4)に示す。
【0127】
【表4】
【0128】更に、プリント基板のランド部にクリーム
半田を塗着し、リフロー工程により、各チップ型セラミ
ックコンデンサを半田付けし、その接続状態を評価した
(n=100)。
【0129】この結果を(表5)に示す。
【0130】
【表5】
【0131】(表4),(表5)から明らかなように、
本発明のコンデンサは、電気特性も良好であり、実装性
にも優れるものであった。
【0132】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4におけるコンデンサを示す斜視図であり、図8は
本発明の実施の形態4におけるコンデンサを示す断面図
である。なお、図8(a)は図7のA−A線断面図、図
8(b)は図7のB−B線断面図、図8(c)は図7の
C−C線断面図である。
【0133】図7,8において、70は中央対向部であ
る。また、400はコンデンサを示している。また、L
は凹部3に挟まれた中央対向部70の基体1の厚みであ
る。
【0134】なお、図7,8では、実施の形態1〜3で
説明した部分と同じものには同じ符号を付している。そ
して、本実施の形態4においても、コンデンサ400を
構成する各部は、実施の形態1〜3で説明したものと同
様であり、詳しい説明は一部省略する。
【0135】図7に示すように、コンデンサ400は、
基体1の両端部に端子電極9を備え、端子電極9間の凹
部3に外装材6が充填され、外形が略直方体である。
【0136】更に、図8(a)に示すように、コンデン
サ400は、略直方体である基体1の対向する一対の面
に凹部3がそれぞれ形成されている。この対向する凹部
3の深さは任意であり、対向する凹部3の深さによっ
て、基体1の中央対向部70の厚みLが決定される。対
向する凹部3は、中央対向部700を挟み対称形状であ
り、体積も同一である事が好ましいが、互いに異なって
いてもよい。
【0137】また、図8(a)、(b)、(c)に示す
ように、基体1の表面には、対向する凹部3で、即ち、
基体1の中央対向部70の表裏で、互いに異なる端面に
引き出された導電膜2が形成されている。更に、導電膜
2は、基体1の中央対向部70の表裏でそれぞれ間隙
4,5によって分離されている。
【0138】そして、互いに異なる端面に引き出された
導電膜2のそれぞれが基体1の端子部8を覆う構成であ
り、互いに対向する端子部8間において、基体1の中央
対向部70の表裏に形成され、導電膜2を分離する間隙
4と間隙5とは点対称の関係にある。
【0139】更に、対向する凹部3には、それぞれ外装
材6が充填され、基体1の中央対向部70の表裏の導電
膜2及び間隙4,5を覆う構成となっている。
【0140】また、端子部8の導電膜2に対して、導電
膜2を覆うように端子電極9が形成されている。なお、
端子電極9を設けずに、端子部8で露出している導電膜
2をそのまま電極として用いても良い。
【0141】また、外装材6を端子部8と略面一に充填
することで、外形が略直方体となり、チップコンデンサ
としての実装性に優れるものである。
【0142】そして、本発明の実施の形態4におけるコ
ンデンサ400は、対向する端子部8間において、導電
膜2を分離する間隙4と間隙5によって静電容量を得る
ことができると共に、更に、中央対向部70を介して互
いに対向する導線膜3が形成され、基体1の中央対向部
70の厚みLによって、静電容量を得ることができる。
また、基体1の中央対向部70の厚みLを変更すること
によって、所望の静電容量を得ることができる。
【0143】特に、大きな静電容量を得るために、基体
1の中央対向部70の厚みLを小さくしても、基体1の
中央対向部70を取り囲む基体1の存在によって、コン
デンサ100の機械的強度を維持することが可能であ
る。
【0144】次に、コンデンサ400の製造方法につい
て説明する。
【0145】図9は、本発明の実施の形態4におけるコ
ンデンサの基体を示す斜視図であり、図10は、本発明
の実施の形態4におけるコンデンサの凹部を形成した基
体を示す斜視図である。
【0146】図9,10に示すように、基体1は略直方
体であり、基体1の対向する一対の面に凹部3がそれぞ
れ形成されている。なお、図10では一方の凹部3のみ
が示されている。
【0147】この基体1の形成方法としては、まず、金
型に上記した誘電体材料を装填し加圧成形後これを焼成
する。そして、焼成されたこの略直方体のベース基体1
の対向する一対の面の中央を削ることによって、凹部3
を形成する。
【0148】また、基体1の対向する一対の面の中央に
それぞれ凹部3を備えるように予め金型を形成し、この
金型で誘電体材料を加圧成形し、これを焼成してもよ
い。このように形成することで、基体1を削る工程を無
くすことができる。
【0149】ここで、図11は、本発明の実施の形態4
におけるコンデンサを示す斜視図であり、図11(a)
は上方からの斜視図、図11(b)は下方からの斜視図
を示している。
【0150】図11(a)、(b)に示すように、基体
1の表裏に導電膜2が形成される。図11(a)に示す
ように、凹部3において導電膜2は間隙4を備えるよう
に形成され、図11(b)に示すように、凹部3におい
て導電膜2は間隙5を備えるように形成される。
【0151】導電膜2の形成方法としては、実施の形態
2で説明した方法と同様であり、その概略は、導電ペー
ストに浸積して塗布するいわゆるディップ塗装や、印刷
法、電着法、鍍金法、蒸着法等の成膜方法を用いること
ができる。基体1の表面において、端子部8及び凹部3
の一部を除いた導電膜2が形成されない部分や、間隙
4,5は、導電膜2を形成する前にマスキングし、導電
膜2を形成した後マスク材料を除去する、或いは、基体
1の全面に導電膜2を形成した後、エッチングやレーザ
ートリミング、研磨等によって、不要な導電膜2を除去
することによって形成される。
【0152】次に、図12に示すように、凹部3に上記
した絶縁性を有する材料を用いて外装材6を充填する。
なお、図12は、本発明の実施の形態4におけるコンデ
ンサを示す斜視図である。外装材6は端子部8と略面一
に形成することが好ましい。
【0153】更に、図13は、本発明の実施の形態4に
おけるコンデンサを示す斜視図であり、図13に示すよ
うに、端子部8の導電膜2に対して、導電膜2を覆うよ
うに端子電極9を形成する。
【0154】そして、本発明の実施の形態4におけるコ
ンデンサ400は、外形が略直方体となり、チップコン
デンサとしての実装性に優れる。
【0155】(実施の形態5)図14は、本発明の実施
の形態5におけるコンデンサを示す斜視図であり、図1
5は本発明の実施の形態5におけるコンデンサを示す断
面図である。なお、図15(a)は図14のA−A線断
面図、図15(b)は図14のB−B線断面図、図15
(c)は図14のC−C線断面図である。
【0156】図14,15において、71は突部、50
0はコンデンサである。
【0157】なお、図14,15では、実施の形態1〜
4で説明した部分と同じものには同じ符号を付してい
る。そして、本実施の形態5においても、コンデンサ5
00を構成する各部は、実施の形態1〜4で説明したも
のと同様であり、詳しい説明は省略する。
【0158】図14或いは図15(a)、(b)、
(c)に示すように、コンデンサ500の基体1の中央
対向部70には、導電膜2の引出方向に対して垂直に突
部71が形成されている。突部71は中央対向部70の
表裏にそれぞれ2つずつ設けているが、これに限定され
るものでなく、更に増やして設けてもよく、中央対向部
70の表裏のいずれか1方に、少なくとも1つ設ければ
よい。即ち、中央対向部70の表裏のいずれか1方、或
いは両方に、少なくとも1つ以上設けることができる。
【0159】また、導電膜2は、基体1の中央対向部7
0の表裏でそれぞれ間隙4,5によって分離され、互い
に異なる端面に引き出された導電膜2のそれぞれが基体
1の端子部8を覆う構成であり、互いに対向する端子部
8間において、導電膜2を分離する間隙4と間隙5とは
点対称の関係にある。
【0160】そして、本発明の実施の形態5におけるコ
ンデンサ500は、対向する端子部8間において、導電
膜2を分離する間隙4と間隙5によって静電容量を得る
ことができ、突部71を設けることによって、導電膜2
の面積を増加させ、更に大きな静電容量を得ることがで
きると共に、中央対向部70を介して互いに対向する導
電膜2が形成され、基体1の中央対向部70の厚みLに
よって、静電容量を得ることができる。
【0161】そして、突部71の設置数や大きさにより
導電膜2の面積を変更し、更に基体1の中央対向部70
の厚みLを適宜設定することによって、容易に静電容量
を調整することができる。
【0162】(実施の形態6)図16は、本発明の実施
の形態6におけるコンデンサを示す斜視図であり、図1
7は本発明の実施の形態6におけるコンデンサを示す断
面図である。なお、図17(a)は図16のA−A線断
面図、図17(b)は図16のB−B線断面図、図17
(c)は図16のC−C線断面図である。
【0163】図16,17において、600はコンデン
サである。
【0164】なお、図16,17では、実施の形態1〜
5で説明した部分と同じものには同じ符号を付してい
る。そして、本実施の形態6においても、コンデンサ6
00を構成する各部は、実施の形態1〜5で説明したも
のと同様であり、詳しい説明は省略する。
【0165】図16或いは図17(a)、(b)、
(c)に示すように、コンデンサ300の基体1の中央
対向部70には、導電膜2の引出方向に対して平行に突
部71が形成されている。突部71は中央対向部70の
表裏にそれぞれ1つずつ設けているが、これに限定され
るものでなく、増やして設けてもよく、中央対向部70
の表裏のいずれか1方に、少なくとも1つ設ければよ
い。即ち、中央対向部70の表裏のいずれか1方、或い
は両方に、少なくとも1つ以上設けることができる。
【0166】また、導電膜2は、基体1の中央対向部7
0の表裏でそれぞれ間隙4,5によって分離され、互い
に異なる端面に引き出された導電膜2のそれぞれが基体
1の端子部8を覆う構成であり、互いに対向する端子部
8間において、導電膜2を分離する間隙4と間隙5とは
点対称の関係にある。
【0167】そして、本発明の実施の形態6におけるコ
ンデンサ600は、対向する端子部8間において、導電
膜2を分離する間隙4と間隙5によって静電容量を得る
ことができ、突部71を設けることによって、導電膜2
の面積を増加させ、更に大きな静電容量を得ることがで
きると共に、中央対向部70を介して互いに対向する導
電膜2が形成され、基体1の中央対向部70の厚みLに
よって、静電容量を得ることができる。
【0168】そして、突部71の設置数や大きさにより
導電膜2の面積を変更し、更に基体1の中央対向部70
の厚みLを適宜設定することによって、容易に静電容量
を調整することができる。
【0169】(実施の形態7)図18は、本発明の実施
の形態7におけるコンデンサを示す斜視図であり、図1
9は本発明の実施の形態7におけるコンデンサを示す断
面図である。なお、図19(a)は図18のA−A線断
面図、図19(b)は図18のB−B線断面図、図19
(c)は図18のC−C線断面図である。
【0170】図18,19において、700はコンデン
サである。
【0171】なお、図18,19では、実施の形態1〜
6で説明した部分と同じものには同じ符号を付してい
る。そして、本実施の形態7においても、コンデンサ7
00を構成する各部は、実施の形態1〜6で説明したも
のと同様であり、詳しい説明は省略する。
【0172】図18或いは図19(a)、(b)、
(c)に示すように、コンデンサ700の基体1の中央
対向部70は、導電膜2の引出方向に対して平行に波状
の突部71が形成されている。波状の突部71の折り返
し数は任意であり、少なくとも1回折り返して設けるこ
とができる。
【0173】また、導電膜2は、基体1の中央対向部7
0の表裏でそれぞれ間隙4,5によって分離され、互い
に異なる端面に引き出された導電膜2のそれぞれが基体
1の端子部8を覆う構成であり、互いに対向する端子部
8間において、導電膜2を分離する間隙4と間隙5とは
点対称の関係にある。
【0174】そして、本発明の実施の形態7におけるコ
ンデンサ700は、対向する端子部8間において、導電
膜2を分離する間隙4と間隙5によって静電容量を得る
ことができ、波状の突部71を設けることによって、導
電膜2の面積を増加させ、更に大きな静電容量を得るこ
とができると共に、中央対向部70を介して互いに対向
する導電膜2が形成され、基体1の中央対向部70の厚
みLによって、静電容量を得ることができる。
【0175】そして、波状の突部71の折り返し数や大
きさにより導電膜2の面積を変更し、更に基体1の中央
対向部70の厚みLを適宜設定することによって、容易
に静電容量を調整することができる。
【0176】(実施の形態8)図20は、本発明の実施
の形態8におけるコンデンサを示す斜視図であり、図2
1は本発明の実施の形態8におけるコンデンサを示す断
面図である。なお、図21(a)は図20のA−A線断
面図、図21(b)は図20のB−B線断面図、図21
(c)は図20のC−C線断面図である。
【0177】図20,21において、800はコンデン
サである。
【0178】なお、図20,21では、実施の形態1〜
7で説明した部分と同じものには同じ符号を付してい
る。そして、本実施の形態8においても、コンデンサ8
00を構成する各部は、実施の形態1〜7で説明したも
のと同様であり、詳しい説明は省略する。
【0179】図20或いは図21(a)、(b)、
(c)に示すように、コンデンサ800の基体1の中央
対向部70は、導電膜2の引出方向に対して垂直に波状
の突部71が形成されている。波状の突部71の折り返
し数は任意であり、少なくとも1回折り返して設けるこ
とができる。
【0180】また、導電膜2は、基体1の中央対向部7
0の表裏でそれぞれ間隙4,5によって分離され、互い
に異なる端面に引き出された導電膜2のそれぞれが基体
1の端子部8を覆う構成であり、互いに対向する端子部
8間において、導電膜2を分離する間隙4と間隙5とは
点対称の関係にある。
【0181】そして、本発明の実施の形態8におけるコ
ンデンサ800は、対向する端子部8間において、導電
膜2を分離する間隙4と間隙5によって静電容量を得る
ことができ、波状の突部71を設けることによって、導
電膜2の面積を増加させ、更に大きな静電容量を得るこ
とができると共に、中央対向部70を介して互いに対向
する導電膜2が形成され、基体1の中央対向部70の厚
みLによって、静電容量を得ることができる。
【0182】そして、波状の突部71の折り返し数や大
きさにより導電膜2の面積を変更し、更に基体1の中央
対向部70の厚みLを適宜設定することによって、容易
に静電容量を調整することができる。
【0183】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、大きな
静電容量を確保できると共に、信頼性が高いコンデンサ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコンデンサを示
す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるコンデンサを示
す斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態2におけるコンデン
サを示す透視斜視図 (b)本発明の実施の形態2におけるコンデンサの外装
材のない状態を示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態2におけるコンデンサを示
す断面図
【図5】(a)本発明の実施の形態2におけるコンデン
サを示す断面図 (b)本発明の実施の形態2におけるコンデンサの他の
例を示す断面図 (c)本発明の実施の形態2におけるコンデンサの他の
例を示す断面図
【図6】本発明の実施の形態3におけるコンデンサを示
す断面図
【図7】本発明の実施の形態4におけるコンデンサを示
す斜視図
【図8】本発明の実施の形態4におけるコンデンサを示
す断面図
【図9】本発明の実施の形態4におけるコンデンサの基
体を示す斜視図
【図10】本発明の実施の形態4におけるコンデンサの
凹部を形成した基体を示す斜視図
【図11】本発明の実施の形態4におけるコンデンサを
示す斜視図
【図12】本発明の実施の形態4におけるコンデンサを
示す斜視図
【図13】本発明の実施の形態4におけるコンデンサを
示す斜視図
【図14】本発明の実施の形態5におけるコンデンサを
示す斜視図
【図15】本発明の実施の形態5におけるコンデンサを
示す断面図
【図16】本発明の実施の形態6におけるコンデンサを
示す斜視図
【図17】本発明の実施の形態6におけるコンデンサを
示す断面図
【図18】本発明の実施の形態7におけるコンデンサを
示す斜視図
【図19】本発明の実施の形態7におけるコンデンサを
示す断面図
【図20】本発明の実施の形態8におけるコンデンサを
示す斜視図
【図21】本発明の実施の形態8におけるコンデンサを
示す断面図
【図22】従来の積層チップコンデンサを示す斜視図
【図23】従来の積層チップコンデンサの断面図
【図24】従来のコンデンサの断面図
【図25】従来のコンデンサの断面図
【符号の説明】
1 基体 2 導電膜 3 凹部 4,5 間隙 6 外装材 7 軸芯部 8 端子部 9 端子電極 10 傾斜部 11 基体 12 内部電極 13 端子電極 14 導電膜 15 間隙 16 外装材 17 凹部 20 積層チップコンデンサ 30,40 コンデンサ 70 中央対向部 71 突部 100〜800 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 次郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池邉 庄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E001 AB06 AC08 AF02 AH01 AJ03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に端子部を備えた略直方体の基体と、
    前記基体の対向する一対の側面に形成され、前記一対の
    側面で互いに異なる前記端子部と間隙を介し、前記一対
    の側面で互いに異なる前記端子部に引き出された導電膜
    とを備えたことを特徴とするコンデンサ。
  2. 【請求項2】両端に端子部を備えた略直方体の基体と、
    前記基体の対向する一対の側面にそれぞれ形成された凹
    部と、前記対向する凹部にそれぞれ形成され、前記対向
    する凹部で互いに異なる前記端子部と間隙を介し、前記
    対向する凹部で互いに異なる前記端子部に引き出された
    導電膜とを備えたことを特徴とするコンデンサ。
  3. 【請求項3】前記基体の凹部に、突部を設けたことを特
    徴とする請求項2記載のコンデンサ。
  4. 【請求項4】前記対向するそれぞれの凹部に、外装材を
    充填したことを特徴とする請求項2,3いずれか1記載
    のコンデンサ。
  5. 【請求項5】前記端面の導電膜の上に、端子電極を備え
    たことを特徴とする請求項2〜4いずれか1記載のコン
    デンサ。
  6. 【請求項6】両端に端子部と、前記端子部よりも外周に
    亘って凹んだ軸芯部とを備えた基体と、前記軸芯部の対
    向する一対の面に形成され、前記一対の面で互いに異な
    る前記端子部と間隙を介し、前記一対の面で互いに異な
    る前記端子部に引き出された導電膜とを備えたことを特
    徴とするコンデンサ。
  7. 【請求項7】前記軸芯部と端子部の間に傾斜部を備えた
    ことを特徴とする請求項6記載のコンデンサ。
  8. 【請求項8】前記軸芯部と前記傾斜部のなす角度が、9
    0度〜150度であることを特徴とする請求項7記載の
    コンデンサ。
  9. 【請求項9】前記基体の前記端子部の高さと前記軸芯部
    の高さの比が、1:0.5〜0.85であることを特徴
    とする請求項6〜8いずれか1記載のコンデンサ。
  10. 【請求項10】前記両端の端子部間に、前記軸芯部を覆
    う外装材を備えたことを特徴とする請求項6〜9いずれ
    か1記載のコンデンサ。
  11. 【請求項11】前記外装材と前記両端の端子部が、略面
    一であることを特徴とする請求項10記載のコンデン
    サ。
  12. 【請求項12】前記端子部の導電膜の上に、端子電極を
    備えたことを特徴とする請求項6〜11いずれか1記載
    のコンデンサ。
  13. 【請求項13】略直方体の基体と、前記基体の対向する
    一対の側面に形成され、前記一対の側面で互いに異なる
    端面と間隙を介し、前記一対の側面で互いに異なる端面
    に引き出された導電膜とを備えたことを特徴とするコン
    デンサ。
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