JP2003007483A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2003007483A JP2001187528A JP2001187528A JP2003007483A JP 2003007483 A JP2003007483 A JP 2003007483A JP 2001187528 A JP2001187528 A JP 2001187528A JP 2001187528 A JP2001187528 A JP 2001187528A JP 2003007483 A JP2003007483 A JP 2003007483A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数でスイッチング回路への印加
電圧を高くし、力率を改善する。 【解決手段】 AC電源を倍電圧整流する電源回路とこ
の出力を高周波に変換するスイッチング回路とこの高周
波出力を消費する負荷回路を備え、電源回路は直列に順
極性接続した第1、2コンデンサと第1、2、3、4ダ
イオードからなり、第1コンデンサ負極と第2コンデン
サ正極を接続し、第1ダイオードカソードと第1コンデ
ンサ正極の接続点を電源回路の出力点、第4ダイオード
アノードと第2コンデンサ負極の接続点をグランドとす
る構成とし、AC電源一端を第2コンデンサ正極、他端
を第3ダイオードカソードに接続し、負荷回路一端をス
イッチング回路の出力点、他端と、第1ダイオードアノ
ードの間、第4ダイオードカソードの間、第2コンデン
サ正極の間にそれぞれ第3、4、5コンデンサを接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯を高周波点
灯する放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の放電灯点灯装置の回路図
を示したものである。図において1はAC電源、2はノ
イズフィルタ、3はダイオード3b、3cと平滑コンデ
ンサ3e、3fによって構成された倍電圧整流回路から
なる電源回路、4は回生ダイオードを内蔵したMOSF
ET(以下、スイッチング素子と称する)4a、4bと
ドライバ4cによって構成されたハーフブリッジからな
るスイッチング回路、5は放電灯(以下、ランプと称す
る)5a、チョークコイル5b、直流カットコンデンサ
5c、始動用コンデンサ5dによって構成された負荷回
路、6は位相制御式調光器である。
【0003】より詳しくは、ダイオード3bと3c、並
びに平滑コンデンサ3eと3fはそれぞれ順極性で直列
接続され、ダイオード3bのカソードと平滑コンデンサ
3eの正極、ダイオード3cのアノードと平滑コンデン
サ3fの負極がそれぞれ接続されている。ノイズフィル
タ2を介して入力されるAC入力は、一端が両ダイオー
ド3b、3cの接続点に、他端が両平滑コンデンサ3
e、3fの接続点に接続されている。また、ランプ5a
と始動用コンデンサ5dは並列接続され、ランプ5a、
チョークコイル5b及び直流カットコンデンサ5cは直
列接続され、その一端はスイッチング回路4の出力点に
接続されている。
【0004】次に図17をもとに動作を説明する。図1
7においてノイズフィルタ2を介して入力されるAC入
力のうち、ダイオード3b、3cに接続されるラインを
L1、平滑コンデンサ3e、3fに接続されるラインを
L2と称する。まず、L1の電位がL2の電位より高く
て、両者の電位差が平滑コンデンサ3eの充電電圧より
高くなった場合、L1→ダイオード3b→平滑コンデン
サ3e→L2の径路で電流が流れ、平滑コンデンサ3e
が充電される。
【0005】またL2の電位がL1の電位より高くて、
両者の電位差が平滑コンデンサ3fの充電電圧より高く
なった場合、L2→平滑コンデンサ3f→ダイオード3
c→L1の径路で電流が流れ、平滑コンデンサ3fが充
電される。この両平滑コンデンサ3e、3fの充電電圧
の和は、電源回路3の直流出力として出力される。この
直流出力はスイッチング回路4に印加され、ドライバ4
cによって駆動されるスイッチング素子4aとスイッチ
ング素子4bが交互にON、OFFすることにより高周
波電力に変換される。そして、この高周波電力は、チョ
ークコイル5bによる電流制限を受けながらランプ5a
を点灯する。
【0006】ここで、倍電圧整流した電圧によってラン
プを点灯する場合、AC電圧を全波整流して平滑するコ
ンデンサインプット型の回路の場合と比べると、スイッ
チング回路に入力する電圧がランプ電圧に対して余裕が
あるので、スイッチングの周波数を変えるだけで、幅広
いランプ出力を得ることができる。即ち、ランプの出力
を絞った場合でもランプ電圧を確保でき、ランプのちら
つきや立ち消えを防止できるとともに、出力を上げた場
合もスイッチング位相が進相にならず安全に駆動できる
というメリットがあり、AC100V電源に対して有効
な点灯装置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
に示した従来の放電灯点灯装置には、以下のような課題
があった。第1に平滑コンデンサ3e、3fが充電され
る時間が非常に短く、その期間内に回路に必要な電荷を
充電することになるため、入力電流のピークが極めて大
きくなり、平滑コンデンサの寿命を縮める恐れがあっ
た。図18(c)はこの入力電流のピークの様子を示し
たものであり、(a)、(b)はそれぞれ上記放電灯点
灯装置の電源回路3における入力電圧、出力電圧の波形
を入力電流と同じ時間軸で表したものである。またこの
時、力率が低いため、AC電源供給側の設備を破壊して
しまう恐れもあった。
【0008】第2に当該放電灯点灯装置に位相制御式調
光器6を接続し、入力電圧が位相制御された場合には、
調光器内のサイリスタがONする瞬間に、さらに大きな
突入電流が流れてしまい、平滑コンデンサ3e、3fの
寿命をさらに縮め、位相制御式調光器6と平滑コンデン
サ3eまたは3fの間に位置する部品やダイオード3
b、3c等の故障を招く恐れがあった。図19(c)は
この突入電流の様子を示したものであり、(a)、
(b)はそれぞれ上記放電灯点灯装置の入力電圧が位相
制御された場合の電源回路3における入力電圧、出力電
圧の波形を入力電流と同じ時間軸で表したものである。
またこの時、点灯装置ばかりか、調光器そのものも誤動
作や故障を招く恐れがあった。
【0009】このような課題を解決するために、例えば
図20及び図21に示すようなアクティブフィルタやト
ランスを用いて、スイッチング回路への印加電圧を高く
し、力率を改善する方法が提案されている。図をもとに
これらの動作の要点について説明する。まず、図20の
場合は、整流回路16によって全波整流されたAC電圧
をコイル17、スイッチ18及びダイオード19のチョ
ッピングにより昇圧しつつ、平滑コンデンサ20に流れ
る電流を制御し、力率を改善するというものである。ま
た、図21の場合は、トランス21のインダクタンス成
分とコンデンサ22の共振作用及び、平滑コンデンサ2
3の平滑作用により力率を改善するというものである。
それぞれ、新たにチョークコイル5bに相当する大きさ
のコイル17が必要であったり、トランス21の小型化
が難しく、大容量のコンデンサ23が必要であったりす
る等の課題が発生していた。この結果、放電灯点灯装置
の小型化が難しく、例えば、電球形蛍光灯等への搭載が
困難であった。
【0010】そこで、本発明は上記のような課題を解決
するためになされたもので、少ない部品点数でスイッチ
ング回路への印加電圧を高くし、力率の改善された放電
灯点灯装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放電灯点灯
装置は、AC電源を倍電圧整流する電源回路と、電源回
路の直流出力を高周波に変換するスイッチング回路と、
スイッチング回路の高周波出力を消費する負荷回路とを
備え、電源回路は、直列接続した第1、第2のコンデン
サ並びに直列に順極性接続した第1、第2、第3、第4
のダイオードからなり、第1のコンデンサの負極と第2
のコンデンサの正極を接続し、第1のダイオードのカソ
ードと第1のコンデンサの正極との接続点を電源回路の
出力点とし、第4のダイオードのアノードと第2のコン
デンサの負極との接続点をグランドとする構成とし、負
荷回路は、放電灯と、放電灯に流れる電流を制限するチ
ョークコイルの直列回路からなり、AC電源の一端を、
第2のコンデンサの正極に接続し、他端を第3のダイオ
ードのカソードに接続し、負荷回路の一端をスイッチン
グ回路の出力点に接続し、負荷回路の他端と、第1のダ
イオードのアノードとの間、及び第4のダイオードのカ
ソードとの間、及び第2のコンデンサの正極との間に、
それぞれ第3、第4、第5のコンデンサを接続するよう
に構成したものである。
【0012】また、AC電源を倍電圧整流する電源回路
と、電源回路の直流出力を高周波に変換するスイッチン
グ回路と、スイッチング回路の高周波出力を消費する負
荷回路とを備え、電源回路は、直列接続した第1、第2
のコンデンサ並びに直列に順極性接続した第1、第2、
第3、第4のダイオードからなり、第1のコンデンサの
負極と第2のコンデンサの正極を接続し、第1のダイオ
ードのカソードと第1のコンデンサの正極との接続点を
電源回路の出力点とし、第4のダイオードのアノードと
第2のコンデンサの負極との接続点をグランドとする構
成とし、負荷回路は、放電灯と、放電灯に流れる電流を
制限するチョークコイルの直列回路からなり、AC電源
の一端を、第2のコンデンサの正極に接続し、他端を第
3のダイオードのカソードに接続し、チョークコイルに
中間タップを設け、負荷回路の一端をスイッチング回路
の出力点に接続し、中間タップと、第1のダイオードの
アノードとの間、及び第4のダイオードのカソードとの
間に、それぞれ第3、第4のコンデンサを接続し、負荷
回路の他端と第2のコンデンサの正極との間に第5のコ
ンデンサを接続するように構成したものである。
【0013】また、AC電源を倍電圧整流する電源回路
と、電源回路の直流出力を高周波に変換するスイッチン
グ回路と、スイッチング回路の高周波出力を消費する負
荷回路とを備え、電源回路は、直列に順極性接続した第
1、第2のダイオード、第1、第2のコンデンサ並びに
直列接続した第1、第2のインダクタとからなり、第1
のダイオードのカソードと第1のコンデンサの正極との
接続点を電源回路の出力点とし、第2のダイオードのア
ノードと第2のコンデンサの負極との接続点をグランド
とし、第1のコンデンサの負極と第2のコンデンサの正
極間に第1、第2のインダクタの直列回路を接続し、負
荷回路は、放電灯と、放電灯に流れる電流を制限するチ
ョークコイルの直列回路からなり、AC電源の一端を、
第1、第2のインダクタの接続点に接続し、他端を第
1、第2のダイオードの接続点に接続し、負荷回路の一
端をスイッチング回路の出力点に接続し、他端を第1、
第2のインダクタの接続点に接続するように構成したも
のである。
【0014】また、第1、第2のインダクタの直列回路
に第3のコンデンサを並列接続するように構成したもの
である。
【0015】また、第1、第2のインダクタを磁気結合
させるように構成したものである。
【0016】また、第1のインダクタと第2のインダク
タとを、中間タップを有する単一のコイルとして一体化
し、コイルの巻線の巻き始めを第1のコンデンサの負極
に、巻線の巻き終わりを第2のコンデンサの正極に接続
し、または、コイルの巻線の巻き終わりを第1のコンデ
ンサの負極に、巻線の巻き始めを第2のコンデンサの正
極に接続し、コイルの中間タップを負荷回路の他端に接
続するように構成したものである。
【0017】また、第1、第2のインダクタとチョーク
コイルを磁気結合させるように構成したものである。
【0018】また、AC電源を倍電圧整流する電源回路
と、電源回路の直流出力を高周波に変換するスイッチン
グ回路と、スイッチング回路の高周波出力を消費する放
電灯と、放電灯に流れる電流を制限するチョークコイル
とを備え、電源回路は、直列接続した第1、第2のコン
デンサ並びに直列に順極性接続した第1、第2、第3、
第4のダイオードからなり、第1のコンデンサの負極と
第2のコンデンサの正極を接続し、第1のダイオードの
カソードと第1のコンデンサの正極との接続点を電源回
路の出力点とし、第4のダイオードのアノードと第2の
コンデンサの負極との接続点をグランドとする構成と
し、AC電源の一端を、第2のコンデンサの正極に接続
し、他端を第3のダイオードのカソードに接続し、スイ
ッチング回路の出力点に、放電灯とチョークコイルの直
列回路を接続し、チョークコイルに第1、第2の2次巻
線を設け、第1のダイオードのアノードに第1の2次巻
線の出力を帰還させ、第4のダイオードのカソードに第
2の2次巻線の出力を帰還させるように構成したもので
ある。
【0019】また、スイッチング回路における第1、第
2のスイッチング素子を電界効果型トランジスタで構成
し、第1のスイッチング素子を電源回路の出力点に、第
2のスイッチング素子をグランドに接続したハーフブリ
ッジ構成とし、第1の2次巻線の一端を第1のスイッチ
ング素子のソース端子に接続し、第2の2次巻線の一端
を第2のスイッチング素子のソース端子に接続し、第
1、第2の2次巻線の他端が、電源回路への帰還と、第
1、第2のスイッチング素子のゲート入力とを兼ねるよ
うに構成したものである。
【0020】また、第1のスイッチング素子をPチャネ
ルMOSFETとし、第2のスイッチング素子をNチャ
ネルMOSFETとし、第1の2次巻線の一端を電源回
路3の出力側に、他端を第3のコンデンサを介してを第
2のダイオードのアノードに接続し、第2の2次巻線の
一端をグランドに、他端を第4のコンデンサを介して第
3のダイオードのカソードに接続し、第1の2次巻線の
出力電圧を第1のスイッチング素子のゲート信号とし、
第2の2次巻線の出力電圧を第2のスイッチング素子の
ゲート信号とするように構成したものである。
【0021】さらにまた、請求項1から10のいずれか
の放電灯点灯装置を有する屈曲形蛍光ランプを用いた照
明器具とするように構成したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1に係る放電灯点灯装置の回路図を示したもの
である。図17に示した従来の回路構成と同じ点につい
ては説明を省略し、異なる点について説明する。電源回
路3は、ダイオード3aと3dが追加されている。まず
ダイオード3aは、ダイオード3bと平滑コンデンサ3
eの間に配され、ダイオード3aのアノードとカソード
は、それぞれダイオード3bのカソードと平滑コンデン
サ3eの正極に接続されている。またダイオード3d
は、ダイオード3cと平滑コンデンサ3fの間に配さ
れ、ダイオード3dのカソードとアノードはそれぞれダ
イオード3cのアノードと平滑コンデンサ3fの負極に
接続されている。
【0023】次に負荷回路5は、ランプ5aとチョーク
コイル5bが直列接続され、始動用コンデンサ5dがラ
ンプ5aに並列接続された負荷回路5の終端を、2つの
等しい容量の直流カットコンデンサ9、10とコンデン
サ11によって分岐し、それぞれをダイオード3aのア
ノード、ダイオード3dのカソード、平滑コンデンサ3
fの正極に接続されている。また、AC電源1、ノイズ
フィルタ2、電源回路3、スイッチング回路4は、従来
のものと構成、動作が同じであるので説明を省略する。
【0024】次に図1をもとに動作を説明する。まず、
コンデンサ11が接続されてない場合の動作を説明す
る。電源回路3により倍電圧整流し、この直流出力をス
イッチング回路4のよって高周波に変換し、負荷回路5
において、チョークコイル5bにより電流を制限しなが
らランプ5aを点灯する点は、従来例と同じであるの
で、説明を省略する。0<V0の場合における電流の流
れについて説明する。
【0025】(1)スイッチング素子4aがONの時 それまでに平滑コンデンサ3eに蓄えられた電気エネル
ギーが放電され、スイッチング素子4a→ランプ5a→
チョークコイル5b→直流カットコンデンサ9→ダイオ
ード3a→スイッチング素子4a のループに電流が流
れる。 (2)スイッチング素子4bの回生ダイオードがONの時 前期間でチョークコイル5bに蓄えられた電気エネルギ
ーにより、平滑コンデンサ3e→平滑コンデンサ3f→
グランド→スイッチング素子4bの回生ダイオード→ラ
ンプ5a→チョークコイル5b→直流カットコンデンサ
9→ダイオード3a→平滑コンデンサ3e のループに
電流が流れる。 (3)スイッチング素子4bがONの時 前期間でチョークコイル5bに蓄えられた電気エネルギ
ーがなくなると、AC電源1→ダイオード3b→直流カ
ットコンデンサ9→チョークコイル5b→ランプ5a→
スイッチング素子4b→グランド→平滑コンデンサ3f
→AC電源1のループに電流が流れる。 (4)スイッチング素子4aの回生ダイオードがONの時 前期間でチョークコイル5bに蓄えられた電気エネルギ
ーが放電され、チョークコイル5b→ランプ5a→スイ
ッチング素子4aの回生ダイオード→平滑コンデンサ3
e→AC電源1→ダイオード3b→直流カットコンデン
サ9→チョークコイル5b のループに電流が流れる。
【0026】上記の動作は、V0<0時の平滑コンデン
サ3f周辺の電流についても同じであり、結果として、
図2(c)に示すような入力波形を得ることができる。
この入力電流波形と図18(c)に示した従来の波形を
比べると、ピークが低減されて電流が平準化されている
ことが分かる。
【0027】なお図2において、(a)、(b)、
(d)、(e)、(f)は、それぞれコンデンサ11が
接続されていない実施の形態1の放電灯点灯装置におい
て、位相制御式調光器6の調光機能をOFFした場合の
電源回路3における入力電圧、出力電圧の波形と、平滑
コンデンサ9、10を流れる電流i1、i3の波形と、
ランプ5aを流れる電流i1の波形を、入力電流と同じ
時間軸で表したものである。なお、ランプ電流i1と、
直流カットコンデンサ9、10に流れる電流i2、i3
の間には、i1=i2+i3 なる関係が成り立つ。
【0028】次にコンデンサ11が接続されている場合
について説明する。この場合、コンデンサ11は、コン
デンサ9、10より小さな容量のものが選ばれる。負荷
回路5の終端からみると、コンデンサ11のインピーダ
ンスは小さく、またAC電圧のゼロクロス近傍におい
て、V4とV2の電位差の振幅が最大となるので、コン
デンサ11を流れる電流i4もここで最大となる。ま
た、コンデンサ11を流れる電流i4と、ランプ電流、
直流カットコンデンサ9、10に流れる電流i1、i
2、i3の間には i1=i2+i3+i4なる関係が
成り立つ。
【0029】したがってこれら結果より、図3(c)、
4(c)に示すような入力波形を得ることができる。こ
れら入力電流波形と図18(c)もしくは図19(c)
に示した従来の波形を比べると、ピークが低減されて電
流が平準化されていることが分かる。
【0030】なお図3において、(a)、(b)、
(d)、(e)、(f)、(g)、(h)は、それぞれ
コンデンサ11が接続された実施の形態1の放電灯点灯
装置において、位相制御式調光器6の調光機能をOFF
した場合の電源回路3における入力電圧、出力電圧の波
形と、負荷回路5の終端電圧V4の波形と、平滑コンデ
ンサ9、10を流れる電流i2、i3の波形と、コンデ
ンサ11を流れる電流i4の波形と、ランプ5aを流れ
る電流i1の波形を入力電流と同じ時間軸で表したもの
である。
【0031】また、図4において、(a)、(b)は、
それぞれコンデンサ11が接続された実施の形態1の放
電灯点灯装置において、位相制御式調光器6の位相角を
45度程度にして調光した場合の電源回路3における入
力電圧、出力電圧の波形を入力電流と同じ時間軸で表し
たものである。
【0032】このように、負荷電流を、直流カットコン
デンサを介して、AC電源及び平滑コンデンサに帰還す
る構成として、AC電源から平滑コンデンサに流れる電
流を高周波的に分散させるようにしているので、突入電
流を低減することができ、かつ、力率を改善することが
できる。さらに、直流カットコンデンサ9、10の接続
に加え、コンデンサ11を接続することにより、ランプ
電流のリップルを低減し、発光効率を良くすることがで
きる。
【0033】また、コンデンサ11の動作により、ゼロ
クロス近傍でも、0<V0であれば電流i4が、AC電
源1→ダイオード3b→ダイオード3a→平滑コンデン
サ3e→コンデンサ11(または、コンデンサ11→A
C電源1)の径路で流れる。
【0034】またV0<0では、直流カットコンデンサ
10→平滑コンデンサ3f→ダイオード3a→ダイオー
ド3b→AC電源1(または、AC電源1→コンデンサ
11) の径路で流れるので、直流カットコンデンサ9
及び10の動作に加えて、さらに力率を高くすることが
できる。
【0035】なお、本実施の形態では、負荷回路の終端
と平滑コンデンサ3fの正極間に、コンデンサ11を接
続したが、抵抗、インダクタ等のインピーダンス素子ま
たはスイッチング素子を接続しても同様な効果が得られ
る。
【0036】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2に係る放電灯点灯装置の回路図を示したものである。
従来例もしくは実施の形態1の回路構成と一致している
点については説明を省略し、異なる点について説明す
る。図において負荷回路5は、チョークコイル5bに中
間タップ5eを設けて、直流カットコンデンサ9、10
を、中間タップ5eに接続するように構成されている。
また、AC電源1、ノイズフィルタ2、電源回路3、ス
イッチング回路4、ランプ5a、始動用コンデンサ5d
及びコンデンサ11は、実施の形態1のものと構成、動
作が同じであるので説明を省略する。
【0037】本実施の形態は、中間タップ5eの分割比
とコンデンサ9の容量を最適化することにより、力率や
ランプ電流のリップルを設定するものであり、実施の形
態1と比べて設計の自由度が広がっている。また、動作
は実施の形態1と同じであり、電圧・電流波形も図3及
び図4に示したものと同じである。
【0038】以上のように、負荷電流を、直流カットコ
ンデンサを介して、AC電源及び平滑コンデンサに帰還
する構成として、AC電源から平滑コンデンサに流れる
電流を高周波的に分散するようにしているので、突入電
流を低減することができ、かつ、力率を改善することが
できる。
【0039】また、コンデンサ11によりAC電源のゼ
ロクロス近傍でもランプ電流を確保できる構成としたの
で、ランプ電流のリップルを低減することができる。さ
らに、力率やランプ電流リップルを決めるファクタが増
えるので、最適設計を容易にすることができる。
【0040】なお、図6に示すようにチョークコイル5
bの終端に直流カットコンデンサ9及び10を接続し、
中間タップ5eにコンデンサ11を接続しても同様な効
果が得られる。また、図7のように、コンデンサ11
を、ランプ5aとチョークコイル5bの接続点と平滑コ
ンデンサ3fの正極間に接続しても同様な効果が得られ
る。さらにまた、図8のように、チョークコイル5bを
スイッチング回路4側にしても同様な効果が得られる。
【0041】実施の形態3.図9は本発明の実施の形態
3に係る放電灯点灯装置の回路図を示したものである。
従来もしくは実施の形態1、2の回路構成と一致してい
る点については説明を省略し、異なる点について説明す
る。図において、電源回路3は、平滑コンデンサ3e、
インダクタ3h、インダクタ3i及び平滑コンデンサ3
fの直列接続をダイオード3b及び3cの直列回路に並
列接続し、AC電源1の一端をダイオード3b及び3c
の接続点に、他端と負荷回路5の終端をインダクタ3h
及び3iの接続点に接続するような構成となっている。
また、AC電源1、ノイズフィルタ2、スイッチング回
路4、負荷回路5は、実施の形態1のものと、構成、動
作が同じであるので説明を省略する。
【0042】次に図9をもとに動作を説明する。両イン
ダクタ3h、3iの接続点からみた点3gの電圧をV
0、平滑コンデンサ3eの両端電圧をV1、インダクタ
3hの両端電圧をV5、V1とV5の合計をV6とす
る。0<V0の場合における電流の流れについて説明す
る。
【0043】(1)スイッチング素子4aがONの時 それまでに平滑コンデンサ3eに蓄えられた電気エネル
ギーが放電され、スイッチング素子4a→ランプ5a→
チョークコイル5b→インダクタ3h→平滑コンデンサ
3e のループに電流が流れる。 (2)スイッチング素子4bの回生ダイオードがONの時 前期間でチョークコイル5bに蓄えられた電気エネルギ
ーにより、グランド→スイッチング素子4bの回生ダイ
オード→ランプ5a→チョークコイル5b→インダクタ
3i→平滑コンデンサ3f のループに電流が流れる。 (3)スイッチング素子4bがONの時 平滑コンデンサ3f→インダクタ3i→チョークコイル
5b→ランプ5a→スイッチング素子4b→グランド
のループに電流が流れる。 (4)スイッチング素子4aの回生ダイオードがONの時 チョークコイル5bに蓄えられた電気エネルギーが放電
され、チョークコイル5b→ランプ5a→スイッチング
素子4aの回生ダイオード→平滑コンデンサ3e→イン
ダクタ3h のループに電流が流れる。
【0044】また、ドライバ4cの発振周波数をf、振
幅をα1とすると、V6=V1+α1・sin(2πf
t) なる関係が成り立つ。ここで、α1の大きさはチ
ョークコイル5bとインダクタ3hのインダクタンス値
によって決まる。これにより、V0<V6となる期間を
高周波的に分散することとなり、力率を改善することが
できる。
【0045】上記の動作は、V0<0時の平滑コンデン
サ3f周辺の電流についても同じであり、結果として図
10(c)に示すような入力電流波形を得ることができ
る。この入力電流波形と図18(c)に示した従来の波
形を比べると、ピークが低減されて電流が平準化されて
いることが分かる。
【0046】なお図10において、(a)、(b)は、
それぞれ本実施の形態3の放電灯点灯装置において、位
相制御式調光器6の調光機能をOFFした場合の電源回
路3における入力電圧、出力電圧の波形を入力電流と同
じ時間軸で表したものである。
【0047】また、図11に示すように、図9で示した
インダクタ3h、3iを磁気結合し、一体化したコイル
3jを用いてもよく、さらには図12のように、チョー
クコイル5bに2次巻線5f及び5gを設け、インダク
タ3h、3iと同様の効果を持たせてもよい。インダク
タ3hと3iを磁気結合した場合、両者は負荷回路5の
接続点から見て互いに反対の極性となるようにコイル3
jを設計する。さらにまた、図13及び図14のよう
に、コンデンサ12を、インダクタ3h及び3iまたは
2次巻線5f及び5gに対して並列に接続することによ
り、コンデンサ12とインダクタの共振作用により、さ
らに力率を改善することができる。
【0048】以上のように、ダイオード3b及び3cを
高周波的にスイッチングすることになるので、入力電流
が流れ込む期間を分散でき、力率を改善することができ
る。
【0049】実施の形態4.図15は本発明の実施の形
態4に係る放電灯点灯装置の回路図を示したものであ
る。従来例もしくは実施の形態1、2、3の回路構成と
一致している点については説明を省略し、異なる点につ
いて説明する。図においてチョークコイル5bは、2次
巻線5h及び5iを有し、2次巻線5hの一端を電源回
路3の出力側に、他端にコンデンサ7を介してダイオー
ド3aのアノードを接続する。同様に2次巻線5iの一
端はグランド側に、他端はコンデンサ8を介してダイオ
ード3dのカソードに接続する。
【0050】スイッチング回路4は、スイッチング素子
4aをPチャネルMOSFET、スイッチング素子4b
をNチャネルMOSFETとし、両者のドレイン端子を
共通に接続し出力端とする。スイッチング素子4aは、
2次巻線5hの出力をゲート信号としてインピーダンス
素子4dを介して取り込み、スイッチング素子4bは、
2次巻線5iの出力をゲート信号としてインピーダンス
素子4eを介して取り込む。4f、4g、4h及び4i
はスイッチング素子4a、4bを保護する定電圧ダイオ
ード、4jは起動回路である。また、AC電源1、ノイ
ズフィルタ2、電源回路3は、実施の形態1のものと、
構成、動作が同じであるので説明を省略する。
【0051】力率改善に関する原理は実施の形態1と同
じであるので省略する。スイッチング回路4の動作が異
なっており、この点について説明する。起動回路4jに
よってスイッチング素子4aまたは4bが最初にON
し、自励発振を開始する。発振を開始した後の安定した
動作において、2次巻線5hに発生する電圧V7は、電
源回路3の出力点を基準として、振幅をα2、スイッチ
ング周波数をfとすると、 V7=α2・sin(2πft) となる。一方、2次巻線5iの電圧V8はグランドを基
準として、振幅をα3とすると同じスイッチング周波数
fにより V8=α3・sin(2πft) となる。
【0052】(1)0<V7、V8の時 スイッチング素子4aがOFF、4bがONとなり、 (2)V7、V8<0の時 スイッチング素子4aがON、4bがOFFとなる。こ
れにより、スイッチング素子4a及び4bが交互にON
・OFFする。なお、インピーダンス素子4d、4eが
抵抗の時は、V7<0<V8、またはその逆、V8<0
<V7にはなり得ず、両スイッチング素子4a、4bが
同時にONすることはないが、インピーダンス素子4
d、4eが例えばインダクタ等のときは、上記のような
状態を避けるように定電圧ダイオード4f、4g、4h
及び4iを適切に選定する必要がある。
【0053】以上のように、負荷回路5の高周波出力部
分と、AC電源1及び平滑コンデンサ3e、3fとを、
コンデンサ7及び8により結合する構成として、AC電
源から平滑コンデンサに流れる電流を高周波的に分散す
るようにしているので、突入電流を低減することがで
き、かつ、力率を改善することができるとともに、力率
改善に要する部品とスイッチング回路4の駆動部を構成
する部品とを兼ねることができる。
【0054】実施の形態5.図16は電球形蛍光灯装置
に、本発明に係る放電灯点灯装置を組み込んだ状態を概
略正面図である。従来例もしくは実施の形態1、2、
3、4と一致している点については説明を省略し、異な
る点について説明する。図において13は口金、14a
はカバー、14bはグローブ、15は実施の形態1〜5
で説明したいずれかに対応する放電灯点灯装置を実装し
た回路基板である。ランプ5bは屈曲型蛍光ランプと
し、ランプ5b、口金13、カバー14a、グローブ1
4b及び回路基板15を一体化し、電球形蛍光灯装置を
構成する。回路基板15は、少ない部品点数で構成でき
るので、図に示すように電球形蛍光ランプに組み込むこ
と可能で、また、位相制御式調光器に対応した電球形蛍
光灯装置とすることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で以下に示すような効果を奏する。
【0056】請求項1記載の発明によれば、負荷電流
を、直流カットコンデンサを介して、AC電源及び平滑
コンデンサに帰還する構成として、AC電源から平滑コ
ンデンサに流れる電流を高周波的に分散するようにし、
さらに、AC電源のゼロクロス近傍でもランプ電流を確
保できる構成としたので、ランプ電流減流用チョークコ
イル以外のチョークコイルを用いることなく、簡単な構
成で、力率を改善できるという効果があり、加えて、位
相制御式調光器使用時の突入電流を大幅に低減すること
ができる。また、ランプ電流のリップルを大幅に低減で
き、発光効率を高めることができる。さらに、2端子の
チョークコイルを使用することができるので装置の小型
化、低コスト化が可能となる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明に加えて、部品点数を増やさずに、力率やラン
プ電流リップルを決めるファクターを増やし最適設計を
容易にすることができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、スイッチン
グ回路の動作に合わせて、倍電圧整流回路を構成するダ
イオードをスイッチングできることになるので、倍電圧
整流回路を構成するダイオードの数を増やさずに、入力
電流が流れ込む期間を高周波的に分散でき、力率を改善
することができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、力率改善に必要な2つのインダクタ
とコンデンサとを共振させる構成としたので、請求項6
記載の発明に比べてインダクタンスの小さいインダクタ
を使用することができ、インダクタ及び装置全体を小型
化することができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4記載の発明において、力率改善に必要な2つのイ
ンダクタを磁気結合する構成としたので、さらに部品点
数を減らし、装置を小型化することができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明において、磁気結合の極性を適切に設定するこ
とにより、さらに力率を改善することができる。
【0062】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明において、力率改善に必要な2つのインダクタ
とランプ電流減流用のチョークコイルを磁気結合する構
成としたので、さらに部品点数を減らし、装置を小型化
することができる。
【0063】請求項8記載の発明によれば、ランプ電流
減流用のチョークコイルに2次巻線を付加し、2次巻線
の出力と、AC電源及び平滑コンデンサとを、コンデン
サにより結合する構成として、AC電源から平滑コンデ
ンサに流れる電流を高周波的に分散するようにしている
ので、ランプ電流減流用チョークコイル以外のチョーク
コイルを用いることなく簡単な構成で、力率を改善でき
るという効果がある。また、位相制御式調光器使用時の
突入電流を大幅に低減することができる。さらに、2次
巻線の端点の接続場所を適切に選ぶことにより、上記結
合に用いられるコンデンサを低耐圧のものとし、装置を
小型化することができる。
【0064】請求項9記載の発明によれば、請求項8の
発明において、2次巻線の出力が、電源回路への帰還と
スイッチング回路のゲート信号とを兼ねる構成としたの
で、ドライブ回路及び装置を安価なものにすることがで
きる。
【0065】請求項10記載の発明によれば、第1のス
イッチング素子をPチャネルMOSFETで、第2のス
イッチング素子をNチャネルMOSFETで構成し、第
1の2次巻線の一端を電源回路の出力側に、第2の2次
巻線の一端をグランド側に接続し、第1の2次巻線の他
端が電源回路への帰還と第1のスイッチング素子のゲー
ト信号を兼ね、第2の2次巻線の他端が電源回路への帰
還と第2のスイッチング素子のゲート信号を兼ねる構成
としたので、帰還用のコンデンサ、ドライバ回路とも低
耐圧素子を用いて構成でき、装置を安価、かつ、小型に
することができる。
【0066】請求項11記載の発明によれば、請求項1
から10のいずれかの放電灯点灯装置を有する屈曲形蛍
光ランプを用いた照明器具とするように構成したので、
小型、かつ、高効率な電球形蛍光ランプ装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の
回路図を示したものである。
【図2】コンデンサ11が接続されてない、本発明の実
施の形態1に係る放電灯点灯装置において位相制御式調
光器6の調光機能をOFFにした場合の電源回路におけ
る電圧・電流波形を示したものである。
【図3】コンデンサ11が接続された、本発明の実施の
形態1に係る放電灯点灯装置において位相制御式調光器
6の調光機能をOFFにした場合の電源回路における電
圧・電流波形を示したものである。
【図4】コンデンサ11が接続された、本発明の実施の
形態1に係る放電灯点灯装置において位相制御式調光器
6の位相角を45度にした場合の電源回路における電圧
・電流波形を示したものである。
【図5】本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の
第1の回路図を示したものである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の
第2の回路図を示したものである。
【図7】本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の
第3の回路図を示したものである。
【図8】本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の
第4の回路図を示したものである。
【図9】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置の
第1の回路図を示したものである。
【図10】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置
において位相制御式調光器6の調光機能をOFFにした
場合の電源回路における電圧・電流波形を示したもので
ある。
【図11】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置
の第2の回路図を示したものである。
【図12】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置
の第3の回路図を示したものである。
【図13】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置
の第4の回路図を示したものである。
【図14】(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明の
実施の形態3に係る放電灯点灯装置の第5、6、7の回
路例に対する要部説明図である。
【図15】本発明の実施の形態4に係る放電灯点灯装置
の回路図を示したものである。
【図16】本発明に係る放電灯点灯装置を組み込んだ電
球形蛍光灯の概略正面図である。
【図17】第1の従来の放電灯点灯装置における回路図
を示したものである。
【図18】第1の従来の放電灯点灯装置における電源回
路の電圧・電流波形を示したものである。
【図19】第1の従来の放電灯点灯装置において位相制
御式調光器を調光機能させた時の電源回路における電圧
・電流波形を示したものである。
【図20】第2の従来の放電灯点灯装置における回路図
を示したものである。
【図21】第3の従来の放電灯点灯装置における回路図
を示したものである。
【符号の説明】
1 AC電源 3 電源回路 3a、3b、3c、3d ダイオード 3e、3f 平滑コンデンサ 3h、3i インダクタ 3j コイル 4 スイッチング回路 4a、4b スイッチング素子 4c ドライバ 4d、4e インピーダンス素子 4f、4g、4h、4i 定電圧ダイオード 4j 起動回路 5 負荷回路 5a ランプ 5b チョークコイル 5c、9、10 直流カットコンデンサ 5e 中間タップ 5f、5g、5h、5i 2次巻線 7、8、11、12 コンデンサ 13 口金 14a カバー 14b グローブ 15 回路基板
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 AC02 AC11 BA03 BA05 BB05 BB09 BC01 CA11 CA16 GA03 GA05 GB12 GC04 HA05 HA06 HA10 HB08 3K098 CC15 CC41 CC56 CC62 DD22 DD35 EE12 EE28 EE32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AC電源を倍電圧整流する電源回路と、
    該電源回路の直流出力を高周波に変換するスイッチング
    回路と、該スイッチング回路の高周波出力を消費する負
    荷回路とを備え、前記電源回路は、直列接続した第1、
    第2のコンデンサ並びに直列に順極性接続した第1、第
    2、第3、第4のダイオードからなり、前記第1のコン
    デンサの負極と前記第2のコンデンサの正極を接続し、
    前記第1のダイオードのカソードと前記第1のコンデン
    サの正極との接続点を前記電源回路の出力点とし、前記
    第4のダイオードのアノードと前記第2のコンデンサの
    負極との接続点をグランドとする構成とし、前記負荷回
    路は、放電灯と、該放電灯に流れる電流を制限するチョ
    ークコイルの直列回路からなり、 前記AC電源の一端を、前記第2のコンデンサの正極に
    接続し、他端を前記第3のダイオードのカソードに接続
    し、 前記負荷回路の一端を前記スイッチング回路の出力点に
    接続し、 前記負荷回路の他端と、前記第1のダイオードのアノー
    ドとの間、及び前記第4のダイオードのカソードとの
    間、及び前記第2のコンデンサの正極との間に、それぞ
    れ第3、第4、第5のコンデンサを接続したことを特徴
    とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 AC電源を倍電圧整流する電源回路と、 該電源回路の直流出力を高周波に変換するスイッチング
    回路と、 該スイッチング回路の高周波出力を消費する負荷回路と
    を備え、 前記電源回路は、直列接続した第1、第2のコンデンサ
    並びに直列に順極性接続した第1、第2、第3、第4の
    ダイオードからなり、前記第1のコンデンサの負極と前
    記第2のコンデンサの正極を接続し、前記第1のダイオ
    ードのカソードと前記第1のコンデンサの正極との接続
    点を前記電源回路の出力点とし、前記第4のダイオード
    のアノードと前記第2のコンデンサの負極との接続点を
    グランドとする構成とし、 前記負荷回路は、放電灯と、該放電灯に流れる電流を制
    限するチョークコイルの直列回路からなり、 前記AC電源の一端を、前記第2のコンデンサの正極に
    接続し、他端を前記第3のダイオードのカソードに接続
    し、 前記チョークコイルに中間タップを設け、 前記負荷回路の一端を前記スイッチング回路の出力点に
    接続し、 前記中間タップと、前記第1のダイオードのアノードと
    の間、及び前記第4のダイオードのカソードとの間に、
    それぞれ第3、第4のコンデンサを接続し、前記負荷回
    路の他端と前記第2のコンデンサの正極との間に第5の
    コンデンサを接続したことを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  3. 【請求項3】 AC電源を倍電圧整流する電源回路と、 該電源回路の直流出力を高周波に変換するスイッチング
    回路と、 該スイッチング回路の高周波出力を消費する負荷回路と
    を備え、 前記電源回路は、直列に順極性接続した第1、第2のダ
    イオード、第1、第2のコンデンサ並びに直列接続した
    第1、第2のインダクタとからなり、前記第1のダイオ
    ードのカソードと前記第1のコンデンサの正極との接続
    点を前記電源回路の出力点とし、前記第2のダイオード
    のアノードと前記第2のコンデンサの負極との接続点を
    グランドとし、前記第1のコンデンサの負極と前記第2
    のコンデンサの正極間に前記第1、第2のインダクタの
    直列回路を接続し、 前記負荷回路は、放電灯と、該放電灯に流れる電流を制
    限するチョークコイルの直列回路からなり、 前記AC電源の一端を、前記第1、第2のインダクタの
    接続点に接続し、他端を前記第1、第2のダイオードの
    接続点に接続し、 前記負荷回路の一端を前記スイッチング回路の出力点に
    接続し、他端を前記第1、第2のインダクタの接続点に
    接続したことを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2のインダクタの直列回路
    に第3のコンデンサを並列接続したことを特徴とする請
    求項3記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2のインダクタを磁気結合
    させたことを特徴とする請求項3または4記載の放電灯
    点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のインダクタと前記第2のイン
    ダクタとを、中間タップを有する単一のコイルとして一
    体化し、該コイルの巻線の巻き始めを前記第1のコンデ
    ンサの負極に、巻線の巻き終わりを前記第2のコンデン
    サの正極に接続し、または、前記コイルの巻線の巻き終
    わりを前記第1のコンデンサの負極に、巻線の巻き始め
    を前記第2のコンデンサの正極に接続し、前記コイルの
    中間タップを前記負荷回路の他端に接続したことを特徴
    とする請求項5記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2のインダクタと前記チョ
    ークコイルを磁気結合させたことを特徴とする請求項3
    または4記載の放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 AC電源を倍電圧整流する電源回路と、 該電源回路の直流出力を高周波に変換するスイッチング
    回路と、 該スイッチング回路の高周波出力を消費する放電灯と、 該放電灯に流れる電流を制限するチョークコイルとを備
    え、 前記電源回路は、直列接続した第1、第2のコンデンサ
    並びに直列に順極性接続した第1、第2、第3、第4の
    ダイオードからなり、前記第1のコンデンサの負極と前
    記第2のコンデンサの正極を接続し、前記第1のダイオ
    ードのカソードと前記第1のコンデンサの正極との接続
    点を前記電源回路の出力点とし、前記第4のダイオード
    のアノードと前記第2のコンデンサの負極との接続点を
    グランドとする構成とし、 前記AC電源の一端を、前記第2のコンデンサの正極に
    接続し、他端を前記第3のダイオードのカソードに接続
    し、 前記スイッチング回路の出力点に、前記放電灯とチョー
    クコイルの直列回路を接続し、 前記チョークコイルに第1、第2の2次巻線を設け、前
    記第1のダイオードのアノードに該第1の2次巻線の出
    力を帰還させ、前記第4のダイオードのカソードに該第
    2の2次巻線の出力を帰還させたことを特徴とする放電
    灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチング回路における第1、第
    2のスイッチング素子を電界効果型トランジスタで構成
    し、該第1のスイッチング素子を前記電源回路の出力点
    に、該第2のスイッチング素子をグランドに接続したハ
    ーフブリッジ構成とし、前記第1の2次巻線の一端を前
    記第1のスイッチング素子のソース端子に接続し、前記
    第2の2次巻線の一端を前記第2のスイッチング素子の
    ソース端子に接続し、前記第1、第2の2次巻線の他端
    が、前記電源回路への帰還と、前記第1、第2のスイッ
    チング素子のゲート入力とを兼ねることを特徴とする請
    求項8記載の放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のスイッチング素子をPチャ
    ネルMOSFETとし、前記第2のスイッチング素子を
    NチャネルMOSFETとし、前記第1の2次巻線の一
    端を前記電源回路3の出力側に、他端を前記第3のコン
    デンサを介してを前記第2のダイオードのアノードに接
    続し、前記第2の2次巻線の一端をグランドに、他端を
    前記第4のコンデンサを介して前記第3のダイオードの
    カソードに接続し、前記第1の2次巻線の出力電圧を前
    記第1のスイッチング素子のゲート信号とし、前記第2
    の2次巻線の出力電圧を前記第2のスイッチング素子の
    ゲート信号とすることを特徴とする請求項9記載の放電
    灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれかの放電灯
    点灯装置を有する屈曲形蛍光ランプを用いた照明器具。
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