JP2003007472A - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子

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JP2003007472A JP2001192865A JP2001192865A JP2003007472A JP 2003007472 A JP2003007472 A JP 2003007472A JP 2001192865 A JP2001192865 A JP 2001192865A JP 2001192865 A JP2001192865 A JP 2001192865A JP 2003007472 A JP2003007472 A JP 2003007472A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】低電圧で駆動でき、発光効率を向上し得る有機
エレクトロルミネッセンス素子を提供する。 【解決手段】陽極層及び陰極層の両電極層間に形成さ
れ、電子輸送正孔ブロック層と発光層とを有する有機エ
レクトロルミネッセンス素子において、電子輸送正孔ブ
ロック層を、 (一般式(1)中、Xは、脂肪族炭化水素基、芳香族炭
化水素基、エーテル基、複素環基のいずれかから水素1
原子を除いて成る二価以上の置換基から独立に選ばれ
る。)、または、 (一般式(2)中のYは、脂肪族炭化水素基、芳香族炭
化水素基、エーテル基、複素環基のいずれかから水素1
原子を除いて成る二価以上の置換基から、前記[化2]
中のZは、水素、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素
基、エーテル基、複素環基のいずれかから、それぞれ独
立に選ばれる。)で表される繰り返し単位を有する重合
体で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高輝度での発光が
可能な有機エレクトロルミネッセンス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発光効率を向上させることを目的
とした多層積層構造の有機エレクトロルミネッセンス素
子として、陽極層及び陰極層の両電極層間に形成され、
電子輸送層と発光層とを有するものが知られている。こ
のものにおいて、電子輸送層を構成する電子輸送性物質
として、
【0003】
【化3】
【0004】[化3]に示す3−(4−ビフェニリル)
−5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−フェニ
ル−1,2,4−トリアゾール(以下、TAZともい
う。)など電子輸送性低分子を用いることが多い。TA
Zは、イオン化ポテンシャルが5.9eVと比較的高い
ため、正孔ブロック効果をも有することが特徴である。
【0005】ところで、上記従来の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子の発光方法として、励起三重項状態から
の発光、即ち、燐光を用いると、発光の量子効率を向上
させることができる。励起一重項状態による発光、即
ち、蛍光のみを利用して発光させる場合の内部量子効率
の理論的限界が25%であるのに対し、燐光による発光
は、三重項状態の励起エネルギーが発光に寄与するため
内部量子効率の理論的限界を100%と考えてよい。こ
のため、駆動電圧に対する発光輝度で定義される発光効
率の向上が期待できる。
【0006】ところが、燐光を利用して発光する場合、
上記のように電子輸送性物質が低分子であると移動度が
低く、有機エレクトロルミネッセンス素子を発光させる
には高い印加電圧が必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、駆動電圧を軽
減することを目的として、電子輸送層を構成する電子輸
送性物質に、
【0008】
【化4】
【0009】(一般式[化4]中、Rは水素、脂肪族炭化
水素基、芳香族炭化水素基、エーテル基、複素環基のい
ずれかを示す。) [化4]で表される繰り返し単位を有するポリフルオレ
ン化合物など、電気抵抗値の低い導電性高分子を用いた
有機エレクトロルミネッセンス素子を構成することが考
えられる。
【0010】ところが、この場合、電子輸送層に隣接す
る発光層における導電性高分子の使用に制約が生じる。
これは、隣接する薄膜層、即ち、電子輸送層と発光層と
に導電性高分子を用いると、この高分子の導電特性ゆえ
に両薄膜層間の障壁が低下して、電子輸送層において正
孔ブロック効果が減少し、結果的に高輝度での発光が得
られなくなるからである。このため、発光層は、電子輸
送層より高い負荷電圧を要するにもかかわらず、導電性
高分子を使用することが難しく、導電性高分子の比較的
小さい電気抵抗値を利用して駆動電圧の軽減を図ること
ができなくなる。即ち、電子輸送層において駆動電圧を
軽減できても、より大きな駆動電圧の軽減効果が期待さ
れる発光層において駆動電圧を軽減できず、結果とし
て、有機エレクトロルミネッセンス素子全体での駆動電
圧の軽減が効果的に行われない。そして、高輝度の発光
も駆動電圧の軽減も達成できないため、発光効率の悪化
という不具合が生じる。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑み、低電圧での
駆動により高輝度で発光し得る、即ち、発光効率の高い
有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することを課
題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、陽極層及び陰極層の両電極層間に形成さ
れ、電子輸送層と発光層とを有する有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記電子輸送層を、前記[化
1]または[化2]で表される繰り返し単位を有する重合
体で構成する。このような重合体は、ラジカルアニオン
化しやすく良好な電子移動度を有するので抵抗値を抑制
することができ、また、比較的高いイオン化ポテンシャ
ルを有するため高い正孔ブロック効果を維持できる。そ
して、隣接する発光層に導電性高分子を用いることも可
能である。このため、このような重合体を用いた有機エ
レクトロルミネッセンス素子では、高効率の発光が可能
である。
【0013】この場合、前記[化1]で表される繰り返
し単位中のX、または、前記[化2]で表される繰り返
し単位中のYを、アリール基から水素1原子を除いて成
る二価の置換基とすることが可能である。
【0014】さらに、これらの場合、前記[化1]また
は[化2]で表される繰り返しを有する重合体を、前記
発光層中のホスト剤よりイオン化ポテンシャルが大きく
なるように構成すると、電子輸送層への正孔の注入を抑
制できるので、電子輸送層に確実に正孔ブロック効果を
備えることができ、電子輸送層が電子輸送正孔ブロック
層として機能する。このためさらに高輝度の発光が得ら
れる。
【0015】さらに、これらの場合、前記発光層は燐光
を放射するドープ剤を有することが望ましい。このもの
では、燐光を利用して発光する有機エレクトロルミネッ
センス素子の形成が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、発光効率の向上を目的と
して多層に積層された素子構造を有する有機エレクトロ
ルミネッセンス素子の基本構造を示す。有機エレクトロ
ルミネッセンス素子の素子構造は、図外の基板上に形成
された陽極層10に、正孔輸送層20、電子ブロック層
30、発光層40、正孔ブロック層50及び電子輸送層
60の各薄膜層が、陽極層10と陰極層70との両電極
層間で順次積層されて成る多層積層構造であり、発光層
40は、発光層ドープ剤41と発光層ホスト剤42とを
有して構成されている。
【0017】図1で示される素子構造において、陽極層
10は、例えばガラス基板のような透明絶縁性支持体に
形成された透明な導電性物質が用いられ、その材料とし
ては、酸化錫、酸化インジウム、酸化錫インジウム(I
TO)などの導電性酸化物、あるいは、金、銀、クロム
などの金属、よう化銅、硫化銅などの無機導電性物質、
ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン等の導電
性ポリマーなどを用いることができる。
【0018】また、陰極層70が透明な材料で形成され
ている場合には、陽極層10は不透明な材料で形成され
ても良い。
【0019】また、図1で示される素子構造において、
陰極層70には、ニオブ、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム、硼素、アルミニウム、
銅、銀、金などの単体または合金が使用できる。さら
に、これらを積層して使用することもできる。また、テ
トラヒドロアルミン酸塩により湿式で形成することもで
きる。この場合、陰極層70に用いられるテトラヒドロ
アルミン酸塩としては、特に、水素化アルミニウムリチ
ウム、水素化アルミニウムカリウム、水素化アルミニウ
ムマグネシウム、水素化アルミニウムカルシウムを挙げ
ることができる。この中で、水素化アルミニウムリチウ
ムが、特に電子輸送層への電子注入性に優れている。
【0020】また、正孔輸送層20は、陽極層10から
注入される正孔を輸送するための層であり、正孔輸送性
有機物を含む有機層である。正孔輸送層性有機物の例と
して、
【0021】
【化5】
【0022】[化5]で示されるジノルマルブチルポリ
フルオレン、
【0023】
【化6】
【0024】[化6]に示すポリ(N−ビニルカルバゾ
ール)(以下PVKともいう。)、
【0025】
【化7】
【0026】[化7]で示されるN-フェニルポリカル
バゾール
【0027】
【化8】
【0028】[化8]に示すポリ(パラ−フェニレンビ
ニレン)、などの高分子からなることが好ましい。ある
いは、
【0029】
【化9】
【0030】[化9]に示すN,N’−ジフェニル−
N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ビ
フェニル−4,4’−ジアミン(以下TPDともい
う。)
【0031】
【化10】
【0032】[化10]に示すN,N’−ジフェニル−
N,N’−ビス(1−ナフチル)―1,1’−ビフェニ
ル−4,4’−ジアミン(以下NPDとも言う。)
【0033】
【化11】
【0034】[化11]に示すカルバゾールビフェニル
(以下、CBPとも言う。)、
【0035】
【化12】
【0036】[化12]に示す4,4’−ビス(10−
フェノチアジニル)ビフェニルなどの低分子を用いるこ
とが望ましい。
【0037】また、電子ブロック層30は、陰極層70
から発光層40へ注入された電子がそのまま陽極層10
へ通過してしまうことを防ぐため電子をブロックするた
めの層であり、電子ブロック性物質で構成される。電子
ブロック性物質としては、例えば、[化5]で示されるジ
ノルマルブチルポリフルオレン、[化6]で示されるPV
K、[化8]で示されるポリ(パラ-フェニレンビニレ
ン)、[化9]で示されるTPD、[化10]で示されるN
PD、[化11]で示されるCBP、[化12]で示される
4,4’−ビス(10−フェノチアジニル)ビフェニル
や、
【0038】
【化13】
【0039】[化13]に示す2,4,6−トリフェニル
−1,3,5−トリアゾール、
【0040】
【化14】
【0041】[化14]に示すフローレン、などを挙げる
ことができる。
【0042】また、発光層40はドープ剤41とホスト
剤42とを有し、これらドープ剤41とホスト剤42と
を均一に分散させるため、バインダ高分子を添加するこ
とも可能である。ホスト剤42は、陽極層10及び陰極
層70からそれぞれ注入された正孔と電子とが発光層4
0において再結合する際に賦活されて励起子として作用
する物質であり、[化5]で示されるジノルマルブチル
ポリフルオレン、[化6]に示すPVK、[化7]で示
されるN-フェニルポリカルバゾール、
【0043】
【化15】
【0044】[化15]に示すオキサジアゾール/ジノル
マルブチルフルオレンコポリマー、
【0045】
【化16】
【0046】
【化17】
【0047】[化16]、[化17]に示すオキサジアゾー
ル系高分子化合物、
【0048】
【化18】
【0049】
【化19】
【0050】[化18]、[化19]に示すトリアゾール系
高分子化合物、などの高分子や、[化11]に示すCB
P、
【0051】
【化20】
【0052】[化20]に示す1,3,5−トリ(5−
(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキ
サジアゾール)フェニル(以下OXD−1ともい
う。)、
【0053】
【化21】
【0054】[化21]に示される1,3―ジ(5−
(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキ
サジアゾール)フェニル(以下OXD−7ともい
う。)、
【0055】
【化22】
【0056】[化22] に示す2−(4−ビフェニリ
ル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール、(以下PBDともい
う。)、
【0057】
【化23】
【0058】[化23]で示される3,4,5―トリ
(1−ナフチル)―1,2,4―トリアゾール
【0059】
【化24】
【0060】[化24]で示されるN-フェニルカルバ
ゾール、
【0061】
【化25】
【0062】[化25]で示されるN-メチルカルバゾ
ール、
【0063】
【化26】
【0064】[化26]に示すバソキュプロイン(以下B
CPともいう。)、
【0065】
【化27】
【0066】[化27]に示す4,4’−ビス(1,1
−ジフェニルエテニル)ビフェニル(以下にDPVBi
ともいう。)、などが挙げられる。
【0067】一方、発光層40のドープ剤41は、励起
子たるホスト剤42の励起エネルギーにより燐光を放射
する物質であり、
【0068】
【化28】
【0069】[化28]に示すトリ(2フェニルピリジ
ン)イリジウム錯体(以下Ir(ppy)3とも言
う。)、
【0070】
【化29】
【0071】
【化30】
【0072】
【化31】
【0073】
【化32】
【0074】
【化33】
【0075】
【化34】
【0076】(化学式[化34]中、acacは、
【0077】
【化35】
【0078】[化35]で示される官能基を示す。下記
[化36]乃至[化40]に示す化学式において同じ。)
【0079】
【化36】
【0080】
【化37】
【0081】
【化38】
【0082】
【化39】
【0083】
【化40】
【0084】[化29]乃至[化34]、[化36]乃至[化
40]で示されるイリジウム錯体化合物、
【0085】
【化41】
【0086】[化41]に示す2,3,7,8,12,
13,17,18−オクタエチル−21H,23H−白
金(II)ポルフィン(以下PtOEPとも言う。)、
【0087】
【化42】
【0088】[化42]に示す3-(2’-ベンゾチアゾ
リル)-7-ジエチルアミノクマリン(以下、クマリン6
とも言う。)、などを挙げることができる。
【0089】また、発光層40に添加可能なバインダ高
分子の例として、ポリスチレン、ポリビニルビフェニ
ル、ポリビニルフェナントレン、ポリビニルアントラセ
ン、ポリビニルペリレン、ポリ(エチレン−co−ビニ
ルアセテート)、ポリブタジエンのcisとtran
s、ポリ(2−ビニルナフタレン)、ポリビニルピロリ
ドン、ポリスチレン、ポリ(メチルメタクリレート)、
ポリ(ビニルアセテート)、ポリ(2−ビニルピリジン
−co−スチレン)、ポリアセナフチレン、ポリ(アク
リロニトリル−co−ブタジエン)、ポリ(ベンジルメ
タクリレート)、ポリ(ビニルトルエン)、ポリ(スチ
レン−co−アクリロニトリル)、ポリ(4−ビニルビ
フェニル)、ポリエチレングリコールなどが挙げられ
る。
【0090】また、正孔ブロック層50は、陽極層10
から発光層40へ注入された正孔がそのまま陰極層70
へ通過してしまうことを防ぐため正孔をブロックするた
めの層であり、正孔ブロック性物質で構成される。正孔
ブロック性物質としては、例えば、[化20]に示すOX
D−1、[化22] に示すPBD、[化26]に示すBC
P、[化27]に示すDPVBi、
【0091】
【化43】
【0092】[化43]に示す2,5−ビス(1−ナフ
チル)−1.3.4−オキサジアゾール(以下にBND
ともいう。)
【0093】
【化44】
【0094】[化44]に示される4,4’−ビス
(1,1−ビス(4−メチルフェニル)エテニル)ビフ
ェニル(以下DTVBiとも言う。)、
【0095】
【化45】
【0096】[化45]に示される2,5−ビス(4−
ビフェニリル)−1,3,4−オキサジアゾール(以下
BBDともいう。)、また、電子輸送層60は、陰極層
70から注入される電子を輸送するための層であり、電
子輸送剤を含む。電子輸送剤は、電子輸送性高分子で構
成され、さらに電子輸送性低分子を含む構成が可能であ
る。
【0097】ここで、電子輸送性低分子の例として、
[化3]に示すTAZ、[化20]に示されるOXD−
1、[化21]に示されるOXD−7、[化22]に示
すPBD、[化26]に示すBCP、[化42]に示すD
PVBi、[化43]に示すBND、[化44]に示す
DTVBi、[化45]に示すBBD、
【0098】
【化46】
【0099】[化46]に示すトリス(8−ヒドロキシ
キノリナート)アルミニウム(以下Alq3ともい
う。)が挙げられる。
【0100】また、電子輸送性高分子の例として、[化
15]に示すオキサジアゾール/ジノルマルブチルフル
オレン共重合体、
【0101】
【化47】
【0102】
【化48】
【0103】
【化49】
【0104】
【化50】
【0105】
【化51】
【0106】
【化52】
【0107】[化47]乃至[化52]で示されるオキサジ
アゾール系高分子化合物、
【0108】
【化53】
【0109】
【化54】
【0110】
【化55】
【0111】
【化56】
【0112】
【化57】
【0113】
【化58】
【0114】[化53]乃至[化58]で示されるトリアゾ
ール系高分子化合物などが挙げられる。
【0115】[化47]乃至[化58]で示すような電
子輸送性高分子は、正孔ブロック効果も有するため、こ
のような高分子で構成される電子輸送層は、電子輸送正
孔ブロック層としての機能も備える。
【0116】発光効率のさらなる向上や構造の簡素化の
ため、図1に示す有機エレクトロルミネッセンス素子の
基本構造に変更を加えたものとして、図2または図3に
示す素子構造が可能である。
【0117】図2で示される有機エレクトロルミネッセ
ンス素子の素子構造は、本発明の有機エレクトロルミネ
ッセンス素子の第1の実施形態を示す。図1の電子ブロ
ック層30と正孔ブロック層50とが省略されている
が、正孔輸送層20に電子ブロック効果を備えさせた
り、電子輸送層60に正孔ブロック効果を持たせて電子
輸送正孔ブロック層65として形成させたりするなどし
て発光効率を維持させることができる。
【0118】図3で示される有機エレクトロルミネッセ
ンス素子の素子構造は、図1で示す素子構造において、
電子ブロック層30と正孔ブロック層50とを省略し、
電子輸送層60に正孔ブロック効果を持たせて電子輸送
正孔ブロック層65として形成し、陽極層10と正孔輸
送層20との間に正孔注入性物質で構成される正孔注入
層21を追加したものである。
【0119】正孔注入性物質としては、たとえば、
【0120】
【化59】
【0121】[化59]に示すカッパーフタロシアニンな
どの金属フタロシアニンや、
【0122】
【化60】
【0123】[化60]で示される、ポリ(3,4)エチ
レンジオキシチオフェン/ポリスチレンサルフォネート
(以下PEDT/PSSともいう。)、などが挙げられ
る。
【0124】次に、図2を本発明の第1の実施形態とし
て、有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法を説
明する。
【0125】まず、基板(図示せず)となる透明絶縁性
支持体、例えばガラス基板上に陽極層10を蒸着法また
はスパッタ法にて形成する。
【0126】次に、正孔輸送性高分子または正孔輸送性
低分子を溶媒に溶解または分散した第1の溶液を作成す
る。ここで、第1の溶液に、さらにバインダ高分子を溶
解または分散することも可能である。そして、第1の溶
液を用いた湿式法によって、陽極層10上に正孔輸送層
20を形成する。
【0127】さらに、発光層40のドープ剤41とホス
ト剤42とを溶媒に溶解または分散した第2の溶液を作
成する。ここで、第2の溶液に、さらにバインダ高分子
を溶解または分散することも可能である。そして、その
第2の溶液を用いた湿式法によって、上記正孔輸送層2
0上に発光層40を形成する。
【0128】さらに、正孔ブロック効果を有する電子輸
送性高分子または電子輸送性低分子を溶媒に溶解または
分散した第3の溶液を作成する。ここで、第3の溶液
に、さらにバインダ高分子を溶解または分散することも
可能である。その第3の溶液を用いた湿式法によって、
発光層40上に電子輸送正孔ブロック層65を形成す
る。
【0129】また、第2の溶液に用いた溶媒の溶解度パ
ラメータは、発光層40の成膜温度において、正孔輸送
層20に含まれる物質(正孔輸送性高分子または正孔輸
送性低分子など)に対して可溶範囲外を示す値を有す
る。このような溶媒を用いた、湿式法による発光層40
の形成において、下層の正孔輸送層20に含まれる有機
物を溶解することがない。
【0130】また、第3の溶液に用いる溶媒の溶解度パ
ラメータは、電子輸送正孔ブロック層65の成膜温度に
おいて、発光層40に含まれる物質(ドープ剤41、ホ
スト剤42及びバインダ高分子など)に対して可溶範囲
外を示す値を有する。このような溶媒を用いた、湿式法
による電子輸送正孔ブロック層65の形成において、下
層の発光層40に含まれる有機物を溶解することがな
い。
【0131】この時、上記の第1乃至第3の溶液に用い
る溶媒は自然乾燥によって蒸発することにより、正孔輸
送層20と発光層40と電子輸送正孔ブロック層65と
が形成される。この場合、加熱、紫外線の照射による重
合、硬化等の処理を行う必要がなく、従って、製造工程
が簡単であり生産効率を向上させることができる。
【0132】本発明で使用される湿式法には、たとえば
キャスティング法、ブレードコート法、浸漬塗工法、ス
ピンコート法、スプレイコート法、ロール塗工法、イン
クジェット塗工法などの通常の塗工法が含まれる。
【0133】最後に、電子輸送正孔ブロック層65上
に、蒸着法などを用いて陰極層70を形成し、本発明の
有機エレクトロルミネッセンス素子が得られる。
【0134】なお、溶解度パラメータSPは、モル蒸発
熱ΔH、モル体積Vの液体の絶対温度Tにおいて、 SP={(ΔH−RT)/V}1/2 で定義される。ただし、上記式中、SPは溶解度パラメ
ータ(単位:(cal/cm31/2)であり、ΔHはモ
ル蒸発熱(単位:cal/mol)であり、Rは気体定
数(単位:cal/(mol・K))であり、Tは絶対
温度(単位:K)であり、Vはモル体積(単位:cm3
/mol)である。
【0135】また、図3は、本発明の有機エレクトロル
ミネッセンス素子の第2の実施形態であり、上記図2で
示される素子構造の製造工程中、正孔輸送層20の形成
前に、陽極層10上にPEDTなどの正孔注入性物質を
湿式法により成膜して正孔注入層21を形成した後に、
該正孔注入層21上に上記図2と同様に、正孔輸送層2
0、発光層40、電子輸送正孔ブロック層65及び陰極
層70を順次形成する製造工程を経て得られる。
【0136】
【実施例】[実施例1]ゲルパーエイションクロマトグ
ラフィーにより測定したポリスチレン換算重量平均量
(以下、分子量と言う。)1,100,000を有する
[化6]で示すPVKとして6mgを1mlの1,2ジ
クロロエタンで溶解して溶液1を作成した。
【0137】[化20]で示すOXD−1(イオン化ポ
テンシャル:6.1eV)として2.5mgと[化2
8]で示すIr(ppy)3として0.17mgとバイ
ンダ高分子たるポリビニルビフェニル(分子量115,
000)として2.5mgとをm−キシレン1mlに溶
解して溶液2を作成した。
【0138】[化47]で示される重合体 (イオン化ポ
テンシャル:6.1eV、分子量:60,000)とし
て5mgをシクロヘキサン1mlに溶解して溶液3を作
成した。
【0139】酸素プラズマ処理を行なったITO基板上
(市販ITO、旭硝子社製:20Ω/□以下)に溶液1
を回転数1000rpmで1秒間スピンコートする事に
より50nmの膜厚の正孔輸送層を成膜した。
【0140】正孔輸送層上に溶液2を回転数1000r
pmで1秒間スピンコートする事により20nmの膜厚
の発光層を成膜した。
【0141】さらに、発光層上に溶液3を回転数100
0rpmで1秒間スピンコートする事により50nmの
膜厚の電子輸送層を成膜した。
【0142】蒸着速度0.01nm/secでリチウム
を0.5nmの膜厚に成膜し、さらにその上にアルミニ
ウムを蒸着速度1nm/secで50nmの膜厚に成膜
して、陰極を蒸着により形成した。
【0143】この時、8V(駆動電圧、以下同じ。)、
1mA/cm2(電流密度、以下同じ。)で600cd
/m2(発光輝度、以下同じ。)の緑色の発光が得られ
た。 [比較例1][化47]で示す重合体の替わりに、[化
20]で示すOXD−1を真空度10-3Pa、蒸着速度
1nm/secで蒸着により成膜した以外は、[実施例
1]と同様に図2に示す素子を作成した。この時、9.
2V、1mA/cm2で600cd/m2の緑色の発光が
得られた。 [比較例2][化47]で示す重合体の替わりに、[化
15]で示す重合体(イオン化ポテンシャル:5.8e
V)を使用した以外は、[実施例1]と同様に図2に示
す素子を作成した。この時、8.8V、1mA/cm2
で450cd/m2の緑色の発光が得られた。[実施例
1]と[比較例1]とを比べると、導電性高分子のオキ
サジアゾール系高分子を使用すると抵抗が下がる事が判
る。[実施例1]と[比較例2]とを比べると、電子輸
送層に、ホスト剤よりイオン化ポテンシャルが小さい物
質を使用すると1mA/cm2における輝度が低下する
事が判る。 [実施例2]〜[実施例12][化47]で示す重合体
の替わりに下記[表1]に示す重合体を使用した以外
は、[実施例1]と同様に図2に示す素子構造を作成し
たところ、[表1]に示す発光効率の発光が得られた。
【0144】
【表1】
【0145】[実施例13]ITO基板と正孔輸送層と
の間に正孔注入層として、[化59]に示すカッパーフ
タロシアニンを、真空蒸着により、真空度10-3Pa、
蒸着速度0.1nm/secで2nmの膜厚に成膜した
以外は、[実施例1]と同様にして図3に示す素子構造
を作成した。この時、7.2V、1mA/cm2で57
0cd/m2の緑色の発光であった。 [実施例14]、[実施例15]ITO基板と正孔輸送
層との間に正孔注入層として、[化60]に示すPED
T/PSSを回転数4000rpmで10秒間スピンコ
ートして50nmの膜厚に成膜したこと、正孔輸送層に
下記[表2]に示す重合体を使用したこと以外は[実施
例1]と同様にして図3に示す素子構造を作成したとこ
ろ、[表2]に示す発光効率の発光が得られた。
【0146】
【表2】
【0147】(但し、[実施例15]においては溶液1の
溶媒をシクロヘキサンに、溶液2の溶媒を1,2ジクロ
ロエタンに変更している。) [実施例16]〜[実施例22]発光層ホスト剤とし
て、[化20]で示すOXD−1に替え、下記[表3]
で示す化合物を使用した以外は、[実施例1]と同様に
図2に示す素子構造を作成したところ、[表3]に示す
発光効率の発光が得られた。
【0148】
【表3】
【0149】[実施例23]〜[実施例30]下記[表
4]に化合物として示す重合体(分子量60,000)
として5.0mgと[化28]で示すIr(ppy)3
として0.17mgとをm−キシレン1mlに溶解して
溶液2を作成した以外は[実施例1]と同様に図2に示
す素子構造を作成したところ、[表4]に示す発光効率
の発光が得られた。
【0150】
【表4】
【0151】[実施例31]〜[実施例36]陰極をリ
チウムに替え、下記[表5]に示す化合物を使用した以
外は[実施例1]と同様に図2に示す素子構造を作成し
たところ、[表5]に示す発光効率の発光が得られた。
【0152】
【表5】
【0153】[実施例37]〜[実施例48]発光層ド
ープ剤として、[化28]で示すIr(ppy)3に替
え、下記[表6]に示す化合物を使用した以外は[実施
例1]と同様に図2に示す素子構造を作成したところ、
[表6]に示す発光効率の発光が得られた。
【0154】
【表6】
【0155】[実施例49]分子量60,000の[化
5]で示されるジノルマルブチルポリフルオレン(電子
親和力:2.15eV)として6mgを1mlの1,2
ジクロロエタンで溶解して溶液1を作成した。
【0156】[化7]で示すN−フェニルポリカルバゾ
ール(電子親和力:2.00eV、分子量:60,00
0)として5.0mgと[化28]で示すIr(pp
y)3として0.17mgとをm―キシレン1mlに溶
解して溶液2を作成した。
【0157】[化47]で示される重合体(分子量5
0,000)として5.0mgをシクロヘキサン1ml
に溶解して溶液3を作成した。
【0158】酸素プラズマ処理を行なったITO基板上
(市販ITO、旭硝子社製:20Ω/□以下)に[化6
0]で示されるPEDT/PSSを回転数4000rp
mで10秒間スピンコートにより50nmの膜厚の正孔
注入層を成膜した。
【0159】次に溶液1を回転数1000rpmで1秒
間スピンコートする事により50nmの膜厚の正孔輸送
層を成膜した。
【0160】正孔輸送層上に溶液2を回転数1000r
pmで1秒間スピンコートする事により20nmの膜厚
の発光層を成膜した。
【0161】発光層の上に溶液3を回転数1000rp
mで1秒間スピンコートする事により50nmの膜厚の
電子輸送層を成膜した。
【0162】蒸着速度0.01nm/secでセシウム
を0.5nmの膜厚に成膜し、さらにその上にアルミニ
ウムを蒸着速度1nm/secで50nmの膜厚に成膜
して、陰極を蒸着により形成した。
【0163】この時、3.5V、1mA/cm2で60
0cd/m2の緑色の発光を得た。[実施例50][化
6]で示すPVK(分子量:1,100,000)とし
て6mgを1mlの1,2ジクロロエタンで溶解して溶
液1を作成した。
【0164】[化42]に示すDPVBi(イオン化ポ
テンシャル:6.1eV)として2.5mgと[化4
2]に示すクマリン6として0.13mgとバインダ高
分子たるポリビニルビフェニル(分子量:115,00
0)として2.5mgとをm−キシレン1mlに溶解し
て溶液2を作成した。
【0165】[化47]で示される重合体 (イオン化
ポテンシャル:6.1eV、分子量60,000)とし
て5mgをシクロヘキサン1mlに溶解して溶液3を作
成した。
【0166】酸素プラズマ処理を行なったITO基板上
(市販ITO、旭硝子社製:20Ω/□以下)に溶液1
を回転数1000rpmで1秒間スピンコートする事に
より50nmの膜厚の正孔輸送層を成膜した。
【0167】正孔輸送層上に溶液2を回転数1000r
pmで1秒間スピンコートする事により20nmの膜厚
の発光層を成膜した。
【0168】さらに、発光層上に溶液3を回転数100
0rpmで1秒間スピンコートする事により50nmの
膜厚の電子輸送層を成膜した。
【0169】蒸着速度0.01nm/secでリチウム
を0.5nmの膜厚に成膜し、さらにその上にアルミニ
ウムを蒸着速度1nm/secで50nmの膜厚に成膜
して、陰極を蒸着により形成した。
【0170】この時、7.8V、1mA/cm2で12
0cd/m2の緑色の発光を得た。 [比較例3][化20]で示すOXD−1を使用して、
真空蒸着(真空度10-3Pa、蒸着速度1nm/se
c)により電子輸送層を成膜した以外は、[実施例5
0]と同様に図2に示す素子構造を作成した。この時、
9V、1mA/cm2で120cd/m2の緑色の発光が
得られた。[実施例50]と[比較例3]とを比べる
と、[化47]で示す重合体を使用した場合、低電圧化
することが判る。
【0171】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に用いる電子輸送性高分子は高い電子移動度を有する。
このため、電子輸送層から発光層へ電子が効率よく移動
できるので電気抵抗値を軽減できる。また、上記電子輸
送性高分子は比較的高いイオン化ポテンシャルを有する
ので正孔ブロック効果をも備える。したがって、本発明
の有機エレクトロルミネッセンス素子は、比較的低電圧
の駆動により高輝度の発光が得られるので発光効率を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機エレクトロルミネッセンス素子の素子構造
【図2】本発明の素子構造の第1の実施形態
【図3】本発明の素子構造の第2の実施形態
【符号の説明】
10 陽極層 40 発光層 41 ドープ剤 42 ホスト剤 65 電子輸送正孔ブロック層(電子輸送層) 70 陰極層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極層及び陰極層の両電極層間に形成さ
    れ、電子輸送層と発光層とを有する有機エレクトロルミ
    ネッセンス素子において、前記電子輸送層が、 【化1】 (一般式[化1]中、Xは、脂肪族炭化水素基、芳香族炭
    化水素基、エーテル基、複素環基のいずれかから水素1
    原子を除いて成る二価以上の置換基から独立に選ばれ
    る。)、または、 【化2】 (一般式[化2]中のYは、脂肪族炭化水素基、芳香族
    炭化水素基、エーテル基、複素環基のいずれかから水素
    1原子を除いて成る二価以上の置換基から、前記[化
    2]中のZは、水素、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水
    素基、エーテル基、複素環基のいずれかから、それぞれ
    独立に選ばれる。)で表される繰り返し単位を有する重
    合体で構成されることを特徴とする有機エレクトロルミ
    ネッセンス素子。
  2. 【請求項2】前記[化1]で表される繰り返し単位中の
    X、または、前記[化2]で表される繰り返し単位中の
    Yは、アリール基から水素1原子を除いて成る二価の置
    換基から成ることを特徴とする請求項1に記載の有機エ
    レクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】前記[化1]または[化2]で表される繰
    り返しを有する重合体は、前記発光層中のホスト剤より
    イオン化ポテンシャルが大きいことを特徴とする請求項
    1または2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素
    子。
  4. 【請求項4】前記発光層は燐光を放射するドープ剤を有
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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