JP2003007139A - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス

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JP2003007139A JP2001185298A JP2001185298A JP2003007139A JP 2003007139 A JP2003007139 A JP 2003007139A JP 2001185298 A JP2001185298 A JP 2001185298A JP 2001185298 A JP2001185298 A JP 2001185298A JP 2003007139 A JP2003007139 A JP 2003007139A
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重樹 森
Yoshimichi Onoda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で自動化生産が可能であると共
に、端子嵌め違いなどの発生を防止して品質向上を図る
ことができ、しかも車種や規格の異なるシステム間でも
使用できる汎用性の高いワイヤハーネスを提供する。 【解決手段】 複数の電線51を絶縁体を介して平行且
つ一体的に配置してなるパラレルサブハーネス52、5
3、54と、これらパラレルサブハーネス52、53、
54が接続されてパラレルサブハーネス52、53、5
4を構成する電線51の接続配置を変換させる変換ボッ
クス55とを備えることを特徴としている。このため、
製造が容易で自動化生産が可能であると共に、端子嵌め
違いなどの発生を防止して品質向上を図ることができ、
しかも車種や規格の異なるシステム間でも使用できる汎
用性の高いワイヤハーネスを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワイヤハーネスに
関し、さらに詳しくは、一端側が電気接続箱などに接続
されるとともに、中間部に接続を変換する変換ボックス
を備えるワイヤハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤハーネスとしては、例えば
自動車のドアやインスツルメントパネル内などの空間に
電気配線として用いられる。図5に示すように、ジャン
クションボックス1と、例えばパワーウインドモータ、
集中ドアロック用ソレノイドなどの電装機器2、3、4
とを接続する場合に、複数の電線5、6、7、8、9な
どを備えるワイヤハーネス10を用いている。また、こ
のワイヤハーネス10の中間部には、適宜ジャンクショ
ンコネクタ11が用いられている。
【0003】また、従来の他のワイヤハーネスとして
は、図6に示すようなものがある。このワイヤハーネス
20は、スイッチ/電子制御ユニット21、電気接続箱
22、例えばアースに接続されるジャンクションコネク
タ23、モータ24、他の電子制御ユニット25などの
接続に用いられている。このワイヤハーネス20は、ス
イッチ/電子制御ユニット21と、電気接続箱22、ジ
ャンクションコネクタ23、モータ24などとを結ぶ比
較的太い電線26、27、28を備えている。また、ワ
イヤハーネス20は、スイッチ/電子制御ユニット21
と、他の電子制御ユニット25とを結ぶ比較的細い信号
線29、30、31を備えている。このように、ワイヤ
ハーネス20では、電源系統の比較的太い電線26、2
7、28と、信号系統の比較的細い信号線29、30、
31とが混在している。電源系統の電線と信号系統の信
号線とでは、その電流値が異なるため、スイッチ/電子
制御ユニット21とワイヤハーネス20とを接続するコ
ネクタ32は、電源系統の電線を接続する比較的大きい
接続端子と、信号線を接続する比較的小さい接続端子と
を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の前者では、図5に示したように、電装機器
2、3、4に対して、ワイヤハーネス10側の端子ピン
配列の指定が困難であるため、ワイヤハーネスの自動化
生産が困難であった。特に、図5に示すように、ワイヤ
ハーネス10とジャンクションボックス1とを接続する
コネクタ10Aの端子配列と、電装機器2、3、4に接
続するコネクタ10B、10C、10Dの端子ピン配列
は、大幅に異なっている。そして、ワイヤハーネス10
の製造方法を容易にするために、サブアッセンブリを検
討、成立させるために要する設計時間が長期化するとい
う問題点を有している。また、図5に示すワイヤハーネ
ス10では、電線同士が錯綜しているため、誤配線を招
く虞れがあった。
【0005】一方、上記した従来技術の後者では、図6
に示したように、電源線、アース線、信号線などの太さ
や電流値が互いに異なるため、接続端子の大きさが互い
に異なりコネクタ32の構成が複雑になるという問題点
があった。このように太い電線と細い電線とが混在する
ことにより、接続端子の嵌め作業が困難となる問題点が
あった。また、電源、アース、信号などの行き先が違う
ため、ワイヤハーネス20の製造が困難であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、製造が容易で自
動化生産が可能であると共に、端子嵌め違いなどの発生
を防止して品質向上を図ることができ、しかも車種や規
格の異なるシステム間でも使用できる汎用性の高いワイ
ヤハーネスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電装機器に接続され複数の電線を絶縁体を介して平行且
つ一体的に配置してなるパラレルサブハーネスと、ジャ
ンクションボックスと接続されると共に前記パラレルサ
ブハーネスを介して前記電装機器と接続されて該パラレ
ルサブハーネスを構成する電線の接続配置を変換させる
変換ボックスとを備えることを特徴とする。
【0008】このような構成の請求項1記載の発明で
は、パラレルサブハーネスを複数用意することで、変換
ボックスにこれらパラレルサブハーネスを単純に接続す
るだけで電装機器と接続することができ、所定の配索パ
ターンを備えるワイヤハーネスを実現することができ
る。また、この発明では、変換ボックス内の配線パター
ンを適宜変更することにより、車種や規格の異なるシス
テム間でも使用でき汎用性を高めることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のワイヤハーネスであって、前記ジャンクションボッ
クスと前記変換ボックスとが、複数の電線を絶縁体を介
して平行且つ一体的に配置してなるパラレルハーネスを
介して接続され、前記ジャンクションボックスから前記
電装機器までが前記変換ボックスを介してパラレルに接
続されていることを特徴とする。
【0010】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1に記載された発明の作用に加えて、ジャンクショ
ンボックスから電装機器までを、変換ボックスを介して
パラレルに接続することができる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のワイヤハーネスであって、前記パラレルサブハーネ
スは、電源系統に接続される前記電線同士、又は信号系
統に接続される前記電線同士で構成されていることを特
徴とする。
【0012】したがって、請求項3記載の発明では、例
えば電源線、アース線、信号線などの太さや電流値が互
いに異なる電線を備えるワイヤハーネスであっても、パ
ラレルサブハーネスが電源系統の電線同士、信号系統の
電線同士を集めて作成されているため、接続端子の大き
さの統一を図ることができ、パラレルサブハーネスの両
端のコネクタの構成を簡単にすることができる。このた
め、パラレルサブハーネスの製造を容易にすることがで
きる。また、このように、コネクタが簡単な構成となる
ため、接続端子の嵌め作業を容易且つ確実に行うことが
可能となる。また、変換ボックスにて電源、アース、信
号などの行き先別に接続を行うことが可能となるため、
ワイヤハーネスの構成を簡略化することができる。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネスであ
って、それぞれの前記パラレルサブハーネスは、両端部
同士が同一の端子配列であることを特徴とする。
【0014】したがって、請求項4記載の発明では、請
求項1乃至請求項3に記載された発明の作用に加えて、
パラレルサブハーネスの両端の端子ピン配列が同一とな
るため、自動化生産を容易に行うことができる。
【0015】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれか一項に記載されたワイヤハーネ
スであって、前記変換ボックスは、中継コネクタである
ことを特徴とする。
【0016】したがって、請求項5記載の発明では、中
継コネクタが内部に所望の配線パターンを備えることに
より、パラレルサブハーネスとの接続を容易にする作用
がある。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一項に記載されたワイヤハーネス
であって、前記変換ボックスは、プリント配線基板を備
えてなることを特徴とする。
【0018】したがって、請求項6記載の発明では、請
求項1乃至請求項4に記載された発明の作用に加えて、
変換ボックスをプリント配線基板で構成することによ
り、印刷法により容易に所望の配線パターンが得られる
ため、変換ボックスの製造を容易にすることができる。
【0019】さらに、請求項7記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれか一項に記載されたワイヤハーネ
スであって、前記変換ボックスは、フレキシブルプリン
ト配線基板を備えてなることを特徴とする。
【0020】したがって、請求項7記載の発明では、請
求項1乃至請求項4に記載された発明の作用に加えて、
変換ボックスをフレキシブルプリント配線基板で構成す
ることにより、変換ボックスが可撓性を有するため、ワ
イヤハーネスの配索性を高める作用がある。
【0021】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一項に記載されたワイヤハーネス
であって、前記変換ボックスは、前記電線の端末を接
続、収容する端末接続部材の積層体からなることを特徴
とする。
【0022】したがって、請求項8記載の発明では、請
求項1乃至請求項4に記載された発明の作用に加えて、
変換ボックスを端末接続部材の積層体で構成することに
より、三次元的に接続を行うことが可能となり、配線パ
ターンの集約性を高める作用がある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワイヤハーネ
スの詳細を図面に示す各実施形態に基づいて説明する。
【0024】(実施形態1)図1は本発明に係るワイヤ
ハーネス50を示す説明図である。このワイヤハーネス
50は、それぞれ複数の電線51を備えてなるパラレル
サブハーネス52、53、54と、変換ボックス55
と、これらパラレルサブハーネス52、53、54が分
岐線となるパラレルハーネス56とから大略構成されて
いる。
【0025】パラレルサブハーネス52、53、54
は、それぞれ固有の数の電線51が平行に並べられて、
これらの電線51を可撓性を有する電気絶縁体で一体的
に被覆してなるフラットケーブル状のものである。そし
て、パラレルサブハーネス52の両端には、互いに同一
の端子ピン配列のコネクタ52A、52Bが設けられて
いる。同様に、パラレルサブハーネス53、54におい
ても、それぞれの両端にコネクタ53A、53B、54
A、54Bが設けられている。なお、コネクタ52A、
53A、54Aは、図1に示すように電装機器64、6
5、66に接続されるようになっている。
【0026】変換ボックス55は、図1に示すように、
内部に所望パターンの複数のパターン配線57が設けら
れている。この変換ボックス55は、具体的には例えば
図3に示すように、偏平な絶縁樹脂ボックス58内に、
所望のパターン配線57が印刷されたプリント配線基板
59が収納され、絶縁樹脂ボックス58の上が蓋60で
閉塞されている。また、図3には示さないが絶縁樹脂ボ
ックス58の側部にパラレルサブハーネス52、53、
54のコネクタ52B、53B、54Bや、パラレルハ
ーネス56側のコネクタと結合するボックス側コネクタ
部が設けられている。
【0027】なお、図4は変換ボックス55の変形例を
示している。この変形例の変換ボックス55では、複数
層(三層)のフレキシブル配線基板61の積層体でな
り、側部にはパラレルサブハーネス52、53、54の
コネクタ52B、53B、54Bや、パラレルハーネス
56側のコネクタと結合する複数のボックス側コネクタ
部62が適宜設けられている。
【0028】パラレルハーネス56は、パラレルサブハ
ーネス52、53、54が変換ボックス55を介して接
続されるケーブルであり、図1に示すように一端側に変
換ボックス55に接続されるコネクタ56Aと他端側に
ジャンクションボックス63に接続されるコネクタ56
Bが設けられている。
【0029】このような構成のワイヤハーネス50で
は、複数のパラレルサブハーネス52、53、54を用
意することで、変換ボックス55にこれらパラレルサブ
ハーネス52、53、54を単純に接続するだけで所定
の配索パターンを備えるワイヤハーネス50を実現する
ことができる。また、本実施形態では、変換ボックス5
5内の配線パターンを適宜変更することにより、車種や
規格の異なるシステム間でも使用でき汎用性を高めるこ
とができる。
【0030】また、パラレルサブハーネス52、53、
54の両端の端子ピン配列が同一となるため、自動化生
産を容易に行うことができる。
【0031】さらに、変換ボックス55としては、中継
コネクタを適用してもよい。そして、中継コネクタ内部
に所望の配線パターンを備えることにより、図1に示し
た変換ボックス55と同様にパラレルサブハーネス5
2、53、54との接続を容易に行うことができる。
【0032】また、図3に示したように、変換ボックス
55内にプリント配線基板59を備える構成とすれば、
印刷法により容易に所望の配線パターンが得られるた
め、変換ボックス55の製造を容易にすることができ
る。
【0033】さらに、変換ボックス55として、図4に
示すようにフレキシブル配線基板61の積層体を用いる
ことで、変換ボックス55が可撓性を有するため、ワイ
ヤハーネス50の配索性を高めることができる。また、
積層体としたことにより、三次元的に接続を行うことが
可能となり、配線パターンの集約性を高めることができ
る。
【0034】また、本実施形態では、ジャンクションボ
ックス63から電装機器64、65、66までを変換ボ
ックス55を介してパラレルハーネス56、パラレルサ
ブハーネス52、53、54によりパラレルに接続する
ことができる。
【0035】(実施形態2)図2は、本発明に係るワイ
ヤハーネスの実施形態2を示す説明図である。なお、図
2に示すワイヤハーネス70は、スイッチ/ECU(電
装機器)71、ジャンクションボックス72、モータ
(電装機器)73、他のECU(電装機器)74などに
接続を行った例を示している。また、本実施形態では、
ジャンクションボックス72と変換ボックス81とは、
サブハーネス82により接続されている。
【0036】このワイヤハーネス70は、電流値の大き
い複数の電線78を平行且つ絶縁性を保って一体に形成
したパラレルサブハーネス75と、電流値の小さい複数
の信号線79を平行且つ絶縁性を保って一体に形成した
パラレルサブハーネス76と、同じく電流値の小さい複
数の信号線80を平行且つ絶縁性を保って一体に形成し
たパラレルサブハーネス77と、変換ボックス81と、
電流値の大きい単数の電線でなるサブハーネス82、8
3とで構成されている。パラレルサブハーネス75の一
端には、スイッチ/ECU71に接続されるコネクタ7
5Aが設けられ、他端には変換ボックス81に接続され
るコネクタ75Bが設けられている。
【0037】また、パラレルサブハーネス76の一端に
は、スイッチ/ECU71に接続されるコネクタ76A
が設けられ、他端には変換ボックス81に接続されるコ
ネクタ76Bが設けられている。
【0038】さらに、パラレルサブハーネス77の一端
には、ECU74に接続されるコネクタ77Aが設けら
れ、他端には変換ボックス81に接続されるコネクタ7
7Bが設けられている。
【0039】変換ボックス81内には、電源系統の配線
パターンと信号系統の配線パターンとが所望パターンで
形成されている。なお、この変換ボックス81の具体的
な構成は、上記した実施形態1で説明した図3及び図4
に示すような構造を採用すればよい。
【0040】そして、ジャンクションボックス72と変
換ボックス81、変換ボックス81とモータ73との接
続は、製造が極めて用意な汎用性の高いサブハーネス8
2、83を用いて簡単に接続することができる。
【0041】この実施形態2では、例えば電源線、アー
ス線、信号線などの太さや電流値が互いに異なる電線を
備える場合であっても、パラレルサブハーネス75、7
6、77が電源系統の電線同士、信号系統の電線同士を
集めて作成されているため、接続端子の大きさの統一を
図ることができ、パラレルサブハーネス75、76、7
7の両端のコネクタ75A、75B、76A、76B、
77A、77Bの構成を簡単にすることができる。この
ため、パラレルサブハーネス75、76、77の製造を
容易にすることができる。また、このように、コネクタ
が簡単な構成となるため、接続端子の嵌め作業を容易且
つ確実に行うことが可能となる。また、変換ボックス8
1にて電源、アース、信号などの行き先別に接続を行う
ことが可能となるため、ワイヤハーネス70の構成を簡
略化することができる。
【0042】以上、実施形態1、2について説明した
が、本発明はこれらに限定されるものではなく、構成の
要旨に付随する各種の変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、パラレルサブハーネスを複数用
意することで、変換ボックスにこれらパラレルサブハー
ネスを単純に接続するだけで電装機器と接続することが
でき、所定の配索パターンを備えるワイヤハーネスを実
現することができる。また、この発明によれば、変換ボ
ックス内の配線パターンを適宜変更することにより、車
種や規格の異なるシステム間でも使用でき汎用性を高め
る効果がある。
【0044】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、ジャンクションボックスから
電装機器までを変換ボックスを介してパラレルに接続す
ることができるという効果が得られる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、電源線、ア
ース線、信号線などの太さや電流値が互いに異なる電線
を備えるワイヤハーネスであっても、パラレルサブハー
ネスが電源系統の電線同士、信号系統の電線同士を集め
て作成されているため、接続端子の大きさの統一を図る
ことができ、パラレルサブハーネスの両端のコネクタの
構成を簡単にすることができる。このため、パラレルサ
ブハーネスの製造を容易にすることができる。また、こ
のように、コネクタが簡単な構成となるため、接続端子
の嵌め作業を容易且つ確実に行うことが可能となる。ま
た、変換ボックスにて電源、アース、信号などの行き先
別に接続を行うことが可能となるため、ワイヤハーネス
の構成を簡略化することができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3に記載された発明の効果に加えて、パラレル
サブハーネスの両端の端子ピン配列が同一となるため、
自動化生産を容易に行えるという効果がある。
【0047】請求項5記載の発明によれば、中継コネク
タが内部に所望の配線パターンを備えることにより、パ
ラレルサブハーネスとの接続を容易にする効果がある。
【0048】請求項6記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項4に記載された発明の効果に加えて、変換ボッ
クスをプリント配線基板で構成することにより、印刷法
により容易に所望の配線パターンが得られるため、変換
ボックスの製造を容易にすることができる。
【0049】請求項7記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項4に記載された発明の効果に加えて、変換ボッ
クスをフレキシブルプリント配線基板で構成することに
より、変換ボックスが可撓性を有するため、ワイヤハー
ネスの配索性を高める効果がある。
【0050】請求項8記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項4に記載された発明の効果に加えて、変換ボッ
クスを端末接続部材の積層体で構成することにより、三
次元的に接続を行うことが可能となり、配線パターンの
集約性を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤハーネスの実施形態1を示
す説明図である。
【図2】本発明に係るワイヤハーネスの実施形態2を示
す説明図である。
【図3】実施形態1に係る変換ボックスの変形例であ
る。
【図4】実施形態1に係る変換ボックスの他の変形例で
ある。
【図5】従来のワイヤハーネスを示す説明図である。
【図6】従来の他のワイヤハーネスを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
50 ワイヤハーネス 52、53、54、75、76、77 パラレルサブハ
ーネス 55、81 変換ボックス 63、72 ジャンクションボックス 64、65、66、71、73、74 電装機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野田 好通 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株式 会社内 Fターム(参考) 5G309 AA09 5G361 BA01 BA06 BB01 BC01 5G363 AA16 BA05 DC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装機器に接続され複数の電線を絶縁体
    を介して平行且つ一体的に配置してなるパラレルサブハ
    ーネスと、 ジャンクションボックスと接続されると共に前記パラレ
    ルサブハーネスを介して前記電装機器と接続されて該パ
    ラレルサブハーネスを構成する電線の接続配置を変換さ
    せる変換ボックスとを備えることを特徴とするワイヤハ
    ーネス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤハーネスであっ
    て、前記ジャンクションボックスと前記変換ボックスと
    が、複数の電線を絶縁体を介して平行且つ一体的に配置
    してなるパラレルハーネスを介して接続され、前記ジャ
    ンクションボックスから前記電装機器までが前記変換ボ
    ックスを介してパラレルに接続されていることを特徴と
    するワイヤハーネス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のワイヤハーネスであっ
    て、前記パラレルサブハーネスは、電源系統に接続され
    る前記電線同士、又は信号系統に接続される前記電線同
    士で構成されていることを特徴とするワイヤハーネス。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載のワイヤハーネスであって、 それぞれの前記パラレルサブハーネスは、両端部同士が
    同一の端子配列であることを特徴とするワイヤハーネ
    ス。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載されたワイヤハーネスであって、 前記変換ボックスは、中継コネクタであることを特徴と
    するワイヤハーネス。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載されたワイヤハーネスであって、 前記変換ボックスは、プリント配線基板を備えてなるこ
    とを特徴とするワイヤハーネス。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載されたワイヤハーネスであって、 前記変換ボックスは、フレキシブルプリント配線基板を
    備えてなることを特徴とするワイヤハーネス。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載されたワイヤハーネスであって、 前記変換ボックスは、前記電線の端末を接続、収容する
    端末接続部材の積層体からなることを特徴とするワイヤ
    ハーネス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015100190A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 株式会社安川電機 回転電機用ケーブル
JP2016173964A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス、接続構造、及び、コネクタ

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