JP2003006963A - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
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- JP2003006963A JP2003006963A JP2001193775A JP2001193775A JP2003006963A JP 2003006963 A JP2003006963 A JP 2003006963A JP 2001193775 A JP2001193775 A JP 2001193775A JP 2001193775 A JP2001193775 A JP 2001193775A JP 2003006963 A JP2003006963 A JP 2003006963A
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- Japan
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- recording
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- recording medium
- tape cassette
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/22—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
- G11B17/226—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records the magazine consisting of a single rotatable tray carrying the disks
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/675—Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
- G11B15/68—Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements
- G11B15/6845—Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with rotatable magazine
- G11B15/685—Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with rotatable magazine the cassettes being arranged in a single level
Landscapes
- Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置構成を簡素化しつつ、テープカセットに
ついての管理情報として大量の情報を扱うことができる
ようにする。 【解決手段】 テープカセットに設けられた管理情報を
記憶するメモリ(MIC)用のアンテナ77は、挿脱口
24から装填されたテープカセットが搬送機構10へ移
送される前に、管理情報を読み出せる位置に設けられて
いる。
ついての管理情報として大量の情報を扱うことができる
ようにする。 【解決手段】 テープカセットに設けられた管理情報を
記憶するメモリ(MIC)用のアンテナ77は、挿脱口
24から装填されたテープカセットが搬送機構10へ移
送される前に、管理情報を読み出せる位置に設けられて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録媒体が
収納可能となされ、これら記録媒体から任意の記録媒体
を選択して情報信号の記録再生を行う記録再生装置に関
する。
収納可能となされ、これら記録媒体から任意の記録媒体
を選択して情報信号の記録再生を行う記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ装置において種々の
情報処理を行うにあたって、大量のデータを扱う場合に
は、サーバ内のデータをバックアップしておくことが必
要となっている。バックアップは、一般的に「コンパク
トディスク(CompactDisc)」(登録商標)などの光デ
ィスクや光磁気ディスクを記録媒体として用いて行われ
ているが、これら光ディスク等に記録しきれないほどの
大量のデータを扱う場合には、いわゆる「8ミリビデ
オ」(登録商標)用のテープカセットが記録媒体として
用いられている。一本のテープカセットの記録容量は、
50GB(ギガバイト)乃至100GB程度である。
情報処理を行うにあたって、大量のデータを扱う場合に
は、サーバ内のデータをバックアップしておくことが必
要となっている。バックアップは、一般的に「コンパク
トディスク(CompactDisc)」(登録商標)などの光デ
ィスクや光磁気ディスクを記録媒体として用いて行われ
ているが、これら光ディスク等に記録しきれないほどの
大量のデータを扱う場合には、いわゆる「8ミリビデ
オ」(登録商標)用のテープカセットが記録媒体として
用いられている。一本のテープカセットの記録容量は、
50GB(ギガバイト)乃至100GB程度である。
【0003】なお、テープカセットは、必要なデータに
アクセスするのに時間がかかる。そのため、通常頻繁に
使用されるデータのみを光ディスクに記録しておき、一
方、あまり使用されないデータも含む全てのデータをテ
ープカセットに記録しておくことが行われている。
アクセスするのに時間がかかる。そのため、通常頻繁に
使用されるデータのみを光ディスクに記録しておき、一
方、あまり使用されないデータも含む全てのデータをテ
ープカセットに記録しておくことが行われている。
【0004】このようなデータのバックアップにも有用
な記録再生装置として、複数のテープカセットを収納
し、これらテープカセットから任意のテープカセットを
選択して情報信号の記録再生を行う、いわゆる「データ
ライブラリ」と呼ばれる記録再生装置が提案されてい
る。
な記録再生装置として、複数のテープカセットを収納
し、これらテープカセットから任意のテープカセットを
選択して情報信号の記録再生を行う、いわゆる「データ
ライブラリ」と呼ばれる記録再生装置が提案されてい
る。
【0005】このような記録再生装置は、複数本のテー
プカセットを収容する収容機構と、テープカセットに対
する記録再生を行う記録再生部と、収容機構と記録再生
部との間のテープカセットの搬送を行う搬送機構とを有
して構成されている。
プカセットを収容する収容機構と、テープカセットに対
する記録再生を行う記録再生部と、収容機構と記録再生
部との間のテープカセットの搬送を行う搬送機構とを有
して構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な記録再生装置においては、各記録媒体の識別や管理
は、各記録媒体に表示された管理情報を表すコード、例
えば「バーコード」(登録商標)を光学的に読み取り、
このように読み取られた情報に基づいて行われている。
な記録再生装置においては、各記録媒体の識別や管理
は、各記録媒体に表示された管理情報を表すコード、例
えば「バーコード」(登録商標)を光学的に読み取り、
このように読み取られた情報に基づいて行われている。
【0007】しかしながら、このような光学的な読み取
り手段、いわゆる「バーコードリーダ」は、装置構成の
小型化が困難であるとともに製造コストも高く、しか
も、「バーコード」(登録商標)によって表示できる情
報量はあまり多いとはいえないものである。
り手段、いわゆる「バーコードリーダ」は、装置構成の
小型化が困難であるとともに製造コストも高く、しか
も、「バーコード」(登録商標)によって表示できる情
報量はあまり多いとはいえないものである。
【0008】そこで、本発明は、記録媒体についての管
理情報として大量の情報を扱うことができ、また、装置
構成が簡素化された記録再生装置を提供しようとするも
のである。
理情報として大量の情報を扱うことができ、また、装置
構成が簡素化された記録再生装置を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る記録再生装置は、外筐体と、鉛直軸を
中心として水平面内で回動操作可能な回動部材とこの回
動部材の周囲部に配設され記録媒体を収容する複数の収
容部とを有して構成されて外筐体内の前方側に位置して
配設され複数の記録媒体を収容する収容機構と、外筐体
のフロントパネルに設けられこの外筐体の前方側からの
収容機構の複数の収容部うち前方側に位置するものに対
する記録媒体の装填及び取り出しを可能とする挿脱口
と、記録媒体にデータを記録し、または、記録媒体より
データを再生する記録再生部と、収容機構の後方側に位
置して配設され収容機構の複数の収容部うち後方側に位
置するものと記録再生部との間で記録媒体を搬送する搬
送機構と、収容機構、記録再生部及び搬送機構が接続さ
れ、これらを制御する制御回路部と、記録媒体に設けら
れた管理情報を記憶するメモリ手段との間でアンテナを
介して非接触で情報信号の授受を行って得られた情報を
制御回路部に送る送受信手段とを備えている。
め、本発明に係る記録再生装置は、外筐体と、鉛直軸を
中心として水平面内で回動操作可能な回動部材とこの回
動部材の周囲部に配設され記録媒体を収容する複数の収
容部とを有して構成されて外筐体内の前方側に位置して
配設され複数の記録媒体を収容する収容機構と、外筐体
のフロントパネルに設けられこの外筐体の前方側からの
収容機構の複数の収容部うち前方側に位置するものに対
する記録媒体の装填及び取り出しを可能とする挿脱口
と、記録媒体にデータを記録し、または、記録媒体より
データを再生する記録再生部と、収容機構の後方側に位
置して配設され収容機構の複数の収容部うち後方側に位
置するものと記録再生部との間で記録媒体を搬送する搬
送機構と、収容機構、記録再生部及び搬送機構が接続さ
れ、これらを制御する制御回路部と、記録媒体に設けら
れた管理情報を記憶するメモリ手段との間でアンテナを
介して非接触で情報信号の授受を行って得られた情報を
制御回路部に送る送受信手段とを備えている。
【0010】そして、アンテナは、収容機構の近傍であ
って、挿脱口を介してこの収容機構の収容部に装填され
この収容機構の回動部材が回動操作されることにより搬
送機構側に移送される記録媒体のメモリ手段との間で、
この記録媒体の搬送機構側への移送が完了する前に、情
報信号の授受を行う位置に配設されていることを特徴と
する。
って、挿脱口を介してこの収容機構の収容部に装填され
この収容機構の回動部材が回動操作されることにより搬
送機構側に移送される記録媒体のメモリ手段との間で、
この記録媒体の搬送機構側への移送が完了する前に、情
報信号の授受を行う位置に配設されていることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この
実施の形態は、本発明に係る記録再生装置を、記録媒体
としてテープカセットを使用する装置として構成したも
のである。このテープカセットは、いわゆる「8ミリビ
デオ」(登録商標)用のテープカセットであって、一本
の記録容量が、50GB(ギガバイト)乃至100GB
程度である。
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この
実施の形態は、本発明に係る記録再生装置を、記録媒体
としてテープカセットを使用する装置として構成したも
のである。このテープカセットは、いわゆる「8ミリビ
デオ」(登録商標)用のテープカセットであって、一本
の記録容量が、50GB(ギガバイト)乃至100GB
程度である。
【0012】本発明に係る記録再生装置について、以下
の手順(項目)により説明する。
の手順(項目)により説明する。
【0013】〔1〕記録再生装置の全体構成
〔2〕基本ユニット
〔a〕外筐体
〔b〕ドライブ(記録再生部)
〔c〕カセット棚(収容機構)
〔d〕搬送機構
〔昇降台〕
〔スライド台〕
〔進退台〕
〔クランプ手段〕
〔e〕MIC送受信アンテナ
〔f〕MICのデータ構造
〔g〕ドライブの交換
〔3〕増設ユニット
〔4〕基本ユニットと増設ユニットとの結合部
〔5〕動作
〔a〕カセット棚へのテープカセットの収納および取り
出し 〔b〕カセット棚からのテープカセットの取り出し 〔c〕テープカセットのドライブヘの搬送 〔d〕ドライブからカセット棚へのテープカセットの返
却 以下、上記の手順(項目)に沿って説明する。
出し 〔b〕カセット棚からのテープカセットの取り出し 〔c〕テープカセットのドライブヘの搬送 〔d〕ドライブからカセット棚へのテープカセットの返
却 以下、上記の手順(項目)に沿って説明する。
【0014】〔1〕記録再生装置の全体構成
本発明に係る記録再生装置は、基本ユニットを有し、こ
の基本ユニットは、図1及び図2に示すように、複数の
テープカセットを収容する収容機構となるカセット棚9
と、テープカセットに対するデータの記録再生を行う記
録再生部となるドライブ8と、カセット棚9に対応する
位置及びドライブに対応する位置の間を移動操作可能と
なされこれらカセット棚9及びドライブ間でテープカセ
ットを搬送する搬送機構10とを有して構成されてい
る。これらカセット棚9、ドライブ8、搬送機構10
は、外筐体5内に収納されている。また、外筐体5内に
は、カセット棚9、ドライブ及び搬送機構10が接続さ
れ、これらを制御する制御回路部69が設けられてい
る。この制御回路部69は、システムコントローラ及び
メカニズムコントローラからなり、カニズムコントロー
ラにより後述するカセット棚9のモータ16及び搬送機
構10の各モータ30,45,54を制御するととも
に、システムコントローラによりコネクタ74を介して
ドライブ8を制御する。また、システムコントローラに
は、後述するMICアンテナ77、バーコードリーダ7
8及びカセットイン検出センサ86が接続されており、
それぞれからの検出信号が送られる。カセットイン検出
センサ86は、フロントパネル5dに設けられた挿脱口
24からテープカセットが挿入されたときに、このテー
プカセットの存在を光学的に検出するものである。
の基本ユニットは、図1及び図2に示すように、複数の
テープカセットを収容する収容機構となるカセット棚9
と、テープカセットに対するデータの記録再生を行う記
録再生部となるドライブ8と、カセット棚9に対応する
位置及びドライブに対応する位置の間を移動操作可能と
なされこれらカセット棚9及びドライブ間でテープカセ
ットを搬送する搬送機構10とを有して構成されてい
る。これらカセット棚9、ドライブ8、搬送機構10
は、外筐体5内に収納されている。また、外筐体5内に
は、カセット棚9、ドライブ及び搬送機構10が接続さ
れ、これらを制御する制御回路部69が設けられてい
る。この制御回路部69は、システムコントローラ及び
メカニズムコントローラからなり、カニズムコントロー
ラにより後述するカセット棚9のモータ16及び搬送機
構10の各モータ30,45,54を制御するととも
に、システムコントローラによりコネクタ74を介して
ドライブ8を制御する。また、システムコントローラに
は、後述するMICアンテナ77、バーコードリーダ7
8及びカセットイン検出センサ86が接続されており、
それぞれからの検出信号が送られる。カセットイン検出
センサ86は、フロントパネル5dに設けられた挿脱口
24からテープカセットが挿入されたときに、このテー
プカセットの存在を光学的に検出するものである。
【0015】さらに、システムコントローラは、外筐体
5のフロントパネル5dに設けられたLCD表示部62
が、コネクタ72を介して接続されており、このLCD
表示部62における表示内容を制御する。
5のフロントパネル5dに設けられたLCD表示部62
が、コネクタ72を介して接続されており、このLCD
表示部62における表示内容を制御する。
【0016】また、システムコントローラは、後述する
増設ユニット3,4内の制御回路部及び外部のホストコ
ンピュータ87に接続され、これら制御回路部及びホス
トコンピュータ87との間で情報信号の授受を行う。
増設ユニット3,4内の制御回路部及び外部のホストコ
ンピュータ87に接続され、これら制御回路部及びホス
トコンピュータ87との間で情報信号の授受を行う。
【0017】また、外筐体5内には、図2に示すよう
に、搬送機構10の移動をガイドする第1のガイド部材
となる一対のラックピラー26が設けられている。この
記録再生装置は、この基本ユニットだけでも使用するこ
とができるが、一対のラックピラー26に第2のガイド
部材となるラックピラーを継ぎ足して上方に延長すると
ともに、図17に示すように、基本ユニット2に対し、
一、または、二以上の増設ユニット3,4を結合させて
使用することができる。すなわち、この記録再生装置
は、最下段に基本ユニット2を設置し、複数の増設ユニ
ット3,4を上段に設置して基本ユニット2に結合させ
て使用することができる。
に、搬送機構10の移動をガイドする第1のガイド部材
となる一対のラックピラー26が設けられている。この
記録再生装置は、この基本ユニットだけでも使用するこ
とができるが、一対のラックピラー26に第2のガイド
部材となるラックピラーを継ぎ足して上方に延長すると
ともに、図17に示すように、基本ユニット2に対し、
一、または、二以上の増設ユニット3,4を結合させて
使用することができる。すなわち、この記録再生装置
は、最下段に基本ユニット2を設置し、複数の増設ユニ
ット3,4を上段に設置して基本ユニット2に結合させ
て使用することができる。
【0018】基本ユニット2に増設ユニット3を結合さ
せる場合には、図18に示すように、基本ユニット2の
外筐体5と、増設ユニット3の外筐体5とを結合させ
る。各ユニット2,3の外筐体5は、後述するように、
各ユニット2,3の構成部品を収容しているものであ
る。
せる場合には、図18に示すように、基本ユニット2の
外筐体5と、増設ユニット3の外筐体5とを結合させ
る。各ユニット2,3の外筐体5は、後述するように、
各ユニット2,3の構成部品を収容しているものであ
る。
【0019】各ユニット2,3の外筐体5同士の結合
は、まず、それぞれの外筐体5の側面に4本のネジで結
合された接続板6を取り外し、次に、図19に示すよう
に、重ね合わせた外筐体5どうしを橋渡しするように接
続板6を配置し、この接続板6に再び4本のネジをねじ
込むことによって行う。このような結合を繰り返すこと
により、例えば、5つの外筐体5を結合すると、図17
に示すように、基本ユニット2と4台の増設ユニット
3,4からなる記録再生装置が構成される。
は、まず、それぞれの外筐体5の側面に4本のネジで結
合された接続板6を取り外し、次に、図19に示すよう
に、重ね合わせた外筐体5どうしを橋渡しするように接
続板6を配置し、この接続板6に再び4本のネジをねじ
込むことによって行う。このような結合を繰り返すこと
により、例えば、5つの外筐体5を結合すると、図17
に示すように、基本ユニット2と4台の増設ユニット
3,4からなる記録再生装置が構成される。
【0020】基本ユニット2の外筐体5の上面部及び下
面部、増設ユニット3,4の外筐体5の上面部及び下面
部には、相互に対応する位置に透孔が形成されている。
この透孔は、外筐体5同士を結合する前の状態では、そ
れぞれ蓋7によって閉蓋されている。そして、外筐体5
同士を結合させるときには、基本ユニット2の外筐体5
の上面部の蓋7と、最上段の増設ユニット4の外筐体5
の下面部の蓋7と、他の増設ユニット4の外筐体5の上
面部及び下面部の蓋7を取り外し、透孔を介して、各外
筐体5の内部を連通させる。このように連通された部分
は、後述するように、搬送機構10が移動するための空
間となる。
面部、増設ユニット3,4の外筐体5の上面部及び下面
部には、相互に対応する位置に透孔が形成されている。
この透孔は、外筐体5同士を結合する前の状態では、そ
れぞれ蓋7によって閉蓋されている。そして、外筐体5
同士を結合させるときには、基本ユニット2の外筐体5
の上面部の蓋7と、最上段の増設ユニット4の外筐体5
の下面部の蓋7と、他の増設ユニット4の外筐体5の上
面部及び下面部の蓋7を取り外し、透孔を介して、各外
筐体5の内部を連通させる。このように連通された部分
は、後述するように、搬送機構10が移動するための空
間となる。
【0021】〔2〕基本ユニット
基本ユニットは、図1、図2及び図3に示すように、外
筐体5の内部に、記録媒体となるテープカセットにデー
タを記録しまたは再生させるための記録再生部となるド
ライブ8と、テープカセットを収容する収容機構となる
カセット棚9と、このカセット棚9とドライブ8との間
でテープカセットを搬送するための搬送機構10とを収
容して構成されている。
筐体5の内部に、記録媒体となるテープカセットにデー
タを記録しまたは再生させるための記録再生部となるド
ライブ8と、テープカセットを収容する収容機構となる
カセット棚9と、このカセット棚9とドライブ8との間
でテープカセットを搬送するための搬送機構10とを収
容して構成されている。
【0022】〔a〕外筐体
外筐体5は、図2に示すように、一体に形成された底板
5a,背面板5b,側板5cと、前面を覆うフロントパ
ネル5dと、側面の開口部を覆う補助板5eと、図16
に示す天井板5fとで構成される。この外筐体5は、横
幅が19インチ(約48.26cm)、高さが2U(1
Uは約44.45mm、2Uは約88.9mm)となさ
れて構成されている。
5a,背面板5b,側板5cと、前面を覆うフロントパ
ネル5dと、側面の開口部を覆う補助板5eと、図16
に示す天井板5fとで構成される。この外筐体5は、横
幅が19インチ(約48.26cm)、高さが2U(1
Uは約44.45mm、2Uは約88.9mm)となさ
れて構成されている。
【0023】この外筐体5のフロントパネル5dには、
この外筐体5の前方側からカセット棚9の複数の収容部
であるケース12のうち前方側に位置するものに対する
テープカセットの装填及び取り出しを可能とする挿脱口
24が設けられている。挿脱口24は、フロントパネル
5dに設けられたシャッタにより、開閉可能となされて
いる。シャッタは、図5に示すように、フロントパネル
5dの背面部に設けられたモータにより、複数のギヤを
介して移動操作されて、挿脱口24を開閉する。また、
このフロントパネル5dには、液晶表示装置(LCD)
からなるLCD表示部62が設けられている。
この外筐体5の前方側からカセット棚9の複数の収容部
であるケース12のうち前方側に位置するものに対する
テープカセットの装填及び取り出しを可能とする挿脱口
24が設けられている。挿脱口24は、フロントパネル
5dに設けられたシャッタにより、開閉可能となされて
いる。シャッタは、図5に示すように、フロントパネル
5dの背面部に設けられたモータにより、複数のギヤを
介して移動操作されて、挿脱口24を開閉する。また、
このフロントパネル5dには、液晶表示装置(LCD)
からなるLCD表示部62が設けられている。
【0024】そして、フロントパネル5dは、図6に示
すように、外筐体5に対して着脱可能となされている。
このフロントパネル5dは、側方部分のネジ70を外す
ことによって、容易に取り外すことができる。シャッタ
を移動操作するモータ及びLCD表示部62は、外筐体
5内に設けられた制御回路部(コンピュータ装置)69
に対し、フロントパネル5dの側方側位置に設けられた
端子71及び外筐体5内のコネクタ72を介して接続さ
れている。フロントパネル5dを取り外したときには、
このコネクタ72において、モータ及びLCD表示部6
2と制御回路部69との接続は切断される。この端子7
1及びコネクタ72においては、アース(グランド)端
子が他の端子よりも長くなされており、端子71をコネ
クタ72から抜くときにはアース端子が最後に外され、
コネクタ72に差し込むときにはアース端子が最初に接
続されるようになっている。
すように、外筐体5に対して着脱可能となされている。
このフロントパネル5dは、側方部分のネジ70を外す
ことによって、容易に取り外すことができる。シャッタ
を移動操作するモータ及びLCD表示部62は、外筐体
5内に設けられた制御回路部(コンピュータ装置)69
に対し、フロントパネル5dの側方側位置に設けられた
端子71及び外筐体5内のコネクタ72を介して接続さ
れている。フロントパネル5dを取り外したときには、
このコネクタ72において、モータ及びLCD表示部6
2と制御回路部69との接続は切断される。この端子7
1及びコネクタ72においては、アース(グランド)端
子が他の端子よりも長くなされており、端子71をコネ
クタ72から抜くときにはアース端子が最後に外され、
コネクタ72に差し込むときにはアース端子が最初に接
続されるようになっている。
【0025】〔b〕ドライブ(記録再生部)
この基本ユニットにおいては、図2、図3、図5及び図
10に示すように、一対のドライブ8が、外筐体5の底
板5a上の略々中央位置に配置されている。すなわち、
これらドライブ8は、外筐体5内において、後述するカ
セット棚9の下方側に位置して配設されている。これら
ドライブ8は、データをテープカセットに記録し、ま
た、テープカセットよりデータを再生する。
10に示すように、一対のドライブ8が、外筐体5の底
板5a上の略々中央位置に配置されている。すなわち、
これらドライブ8は、外筐体5内において、後述するカ
セット棚9の下方側に位置して配設されている。これら
ドライブ8は、データをテープカセットに記録し、ま
た、テープカセットよりデータを再生する。
【0026】また、これらドライブ8は、図1及び図7
に示すように、接続基板73及びコネクタ74を介し
て、制御回路部69に対して接続されている。これらド
ライブ8は、図3に示すように、テープカセットの着脱
がなされる前面部を外筐体5の後方側に向けており、外
部機器との接続がなされる接続部を外筐体5の前方側に
向けている。これらドライブ8の接続部には、図7に示
すように、接続基板73が接続されている。この接続基
板73には、ドライブ8の側方に位置するコネクタ74
が取付けられている。このコネクタ74は、ドライブ8
の前後方向への移動によって抜き差しされる。
に示すように、接続基板73及びコネクタ74を介し
て、制御回路部69に対して接続されている。これらド
ライブ8は、図3に示すように、テープカセットの着脱
がなされる前面部を外筐体5の後方側に向けており、外
部機器との接続がなされる接続部を外筐体5の前方側に
向けている。これらドライブ8の接続部には、図7に示
すように、接続基板73が接続されている。この接続基
板73には、ドライブ8の側方に位置するコネクタ74
が取付けられている。このコネクタ74は、ドライブ8
の前後方向への移動によって抜き差しされる。
【0027】また、ドライブ8には、前方側に向けて、
延長部材75及び把手76が取付けられている。後述す
るドライブの交換においては、ドライブ8は、図7及び
図8に示すように、把手76を前方側に引き出すことに
より、延長部材75とともに、外筐体5の前方側に引き
出されることができる。
延長部材75及び把手76が取付けられている。後述す
るドライブの交換においては、ドライブ8は、図7及び
図8に示すように、把手76を前方側に引き出すことに
より、延長部材75とともに、外筐体5の前方側に引き
出されることができる。
【0028】〔c〕カセット棚(収容機構)
カセット棚9は、図2乃至図4及び図10に示すよう
に、鉛直軸を中心として水平面内で回転操作可能な回動
部材となるテーブル11と、このテーブル11の周囲部
に配設されテープカセットを収容する複数の収容部とな
るケース12とを有して構成され、外筐体5内の前方側
に位置し、各ドライブ8の上方に配設されている。この
カセット棚9は、各ケース12内にテープカセットを収
容保持することができ、複数のテープカセットを収容保
持する。
に、鉛直軸を中心として水平面内で回転操作可能な回動
部材となるテーブル11と、このテーブル11の周囲部
に配設されテープカセットを収容する複数の収容部とな
るケース12とを有して構成され、外筐体5内の前方側
に位置し、各ドライブ8の上方に配設されている。この
カセット棚9は、各ケース12内にテープカセットを収
容保持することができ、複数のテープカセットを収容保
持する。
【0029】テーブル11は、図4に示すように、円形
の支持部11aと載置部11bとを有して構成されてい
る。載置部11bは、支持部11aの外側にリング状に
形成され、支持部11aよりも低くなっている。図2に
示すように載置部11bの上面部には、テープカセット
67を収容するためのケース12が、上下2段に一体的
に結合されている。この実施の形態では、載置部11b
上の8箇所に等角度間隔で8組のケース12が設けられ
ている。これらのケース12は、いずれも放射方向の外
側へ向かって開口され、この開口された側より、テープ
カセットの挿脱が可能となっている。
の支持部11aと載置部11bとを有して構成されてい
る。載置部11bは、支持部11aの外側にリング状に
形成され、支持部11aよりも低くなっている。図2に
示すように載置部11bの上面部には、テープカセット
67を収容するためのケース12が、上下2段に一体的
に結合されている。この実施の形態では、載置部11b
上の8箇所に等角度間隔で8組のケース12が設けられ
ている。これらのケース12は、いずれも放射方向の外
側へ向かって開口され、この開口された側より、テープ
カセットの挿脱が可能となっている。
【0030】このテーブル11は、図3及び図5に示す
ように、外筐体5の底板5aの上面に取付板13を介し
て下端部を接合された鉛直軸(回動軸)14によって、
この鉛直軸の軸回りに回動可能に支持されている。すな
わち、この鉛直軸14には、外形寸法の大きいセンター
ギヤ15が、回転自在に設けられている。このセンター
ギヤ15の上面には、テーブル11における支持部11
aの下面が一体に結合されている。外筐体5の底板5a
上には、モータ16が取り付けられている。このモータ
16の出力軸は、歯車17を介して、センターギヤ15
に連動連結されている。すなわち、モータ16が駆動す
ることにより、歯車17及びセンターギヤ15を介し
て、テーブル11が回動操作される。
ように、外筐体5の底板5aの上面に取付板13を介し
て下端部を接合された鉛直軸(回動軸)14によって、
この鉛直軸の軸回りに回動可能に支持されている。すな
わち、この鉛直軸14には、外形寸法の大きいセンター
ギヤ15が、回転自在に設けられている。このセンター
ギヤ15の上面には、テーブル11における支持部11
aの下面が一体に結合されている。外筐体5の底板5a
上には、モータ16が取り付けられている。このモータ
16の出力軸は、歯車17を介して、センターギヤ15
に連動連結されている。すなわち、モータ16が駆動す
ることにより、歯車17及びセンターギヤ15を介し
て、テーブル11が回動操作される。
【0031】所定の回転位置でテーブル11を止めるた
めに、歯車17と一体の回転板18aと、エンコーダ1
8と、位置センサ19とが設けられている。また、図1
3に示すように、回転するテーブル11上のケース12
内から、遠心力によってテープカセットが落下しないよ
うに、外筐体5の底板5a上には、テーブル11の外周
部を覆うようにして、一対のフェンス21が取付金具2
0を介して取り付けられている。これらフェンス21
は、ケース12内のテープカセットとの隙間が僅かとな
るように設置されている。外筐体5の前面側からケース
12の内部ヘテープカセットを挿脱し、また、カセット
棚9の背面側から搬送機構10により挿脱して下方側の
ドライブ8に搬送するために、カセット棚9の前面側お
よび背面側は、図2に示すように、フェンス21が存在
しない外ゲート22及び内ゲート23となされている。
外筐体5のフロントパネル5dの挿脱口24は、外ゲー
ト22に対応する位置に形成されている。挿脱口24か
らは、上下に重ねられた2つのケース12のいずれにつ
いても、テープカセットの挿脱を行うことができる。L
CD表示部62は、挿脱口24の横に設けられている。
めに、歯車17と一体の回転板18aと、エンコーダ1
8と、位置センサ19とが設けられている。また、図1
3に示すように、回転するテーブル11上のケース12
内から、遠心力によってテープカセットが落下しないよ
うに、外筐体5の底板5a上には、テーブル11の外周
部を覆うようにして、一対のフェンス21が取付金具2
0を介して取り付けられている。これらフェンス21
は、ケース12内のテープカセットとの隙間が僅かとな
るように設置されている。外筐体5の前面側からケース
12の内部ヘテープカセットを挿脱し、また、カセット
棚9の背面側から搬送機構10により挿脱して下方側の
ドライブ8に搬送するために、カセット棚9の前面側お
よび背面側は、図2に示すように、フェンス21が存在
しない外ゲート22及び内ゲート23となされている。
外筐体5のフロントパネル5dの挿脱口24は、外ゲー
ト22に対応する位置に形成されている。挿脱口24か
らは、上下に重ねられた2つのケース12のいずれにつ
いても、テープカセットの挿脱を行うことができる。L
CD表示部62は、挿脱口24の横に設けられている。
【0032】〔d〕搬送機構
外筐体5内には、図2、図3及び図10に示すように、
カセット棚9及びドライブ8の後方側に位置して、カセ
ット棚9の複数のケース12のうち後方側に位置するも
のとドライブ8との間でテープカセットを搬送する搬送
機構10が配設されている。以下、搬送機構10の構造
を説明する。
カセット棚9及びドライブ8の後方側に位置して、カセ
ット棚9の複数のケース12のうち後方側に位置するも
のとドライブ8との間でテープカセットを搬送する搬送
機構10が配設されている。以下、搬送機構10の構造
を説明する。
【0033】〔昇降台〕図9及び図10に示すように、
搬送機構10は、昇降台(移動台)25と、昇降台25
を上下方向へ案内する第1のガイド部材となる一対のラ
ックピラー26とで構成される。図9に示すように、ラ
ックピラー26は、内側溝26a,26bとの間にラッ
ク部26cを有し、ラック部26cの一方側にはラック
26dおよび転がり面26eを有し、反対側にはV溝2
6fを有する。
搬送機構10は、昇降台(移動台)25と、昇降台25
を上下方向へ案内する第1のガイド部材となる一対のラ
ックピラー26とで構成される。図9に示すように、ラ
ックピラー26は、内側溝26a,26bとの間にラッ
ク部26cを有し、ラック部26cの一方側にはラック
26dおよび転がり面26eを有し、反対側にはV溝2
6fを有する。
【0034】また、ラックピラー26の上下両端には、
水平方向へ突出する結合部26gがそれぞれ形成されて
いる。それぞれのラックピラー26は、底板5aの貫通
孔(連通部)63(図13参照)を閉塞する蓋7の下方
から結合部26gへねじ込んだネジにより、蓋7の部分
に立設されている。一方、ラックピラー26の上部は天
井板5fの貫通孔63(図16参照)を閉塞する蓋7の
上方からねじ込んだネジにより蓋7に結合される。
水平方向へ突出する結合部26gがそれぞれ形成されて
いる。それぞれのラックピラー26は、底板5aの貫通
孔(連通部)63(図13参照)を閉塞する蓋7の下方
から結合部26gへねじ込んだネジにより、蓋7の部分
に立設されている。一方、ラックピラー26の上部は天
井板5fの貫通孔63(図16参照)を閉塞する蓋7の
上方からねじ込んだネジにより蓋7に結合される。
【0035】昇降台25をラックピラー26に沿って昇
降自在に案内するための構成を以下に説明する。昇降台
25の左右の側部には、図9に示すように、転がり面2
6eを転がる一対のガイドローラ27が、回転自在に取
り付けられている。一方、昇降台25の左右の側部に
は、V溝26fの内部を転がることにより昇降しながら
昇降台25の左右方向での位置決めを行うガイドローラ
28が回転自在に取り付けられている。昇降台25は、
2組のガイドローラ27,28によってラック部26c
を挾むことにより、左右方向での位置決めがなされる。
降自在に案内するための構成を以下に説明する。昇降台
25の左右の側部には、図9に示すように、転がり面2
6eを転がる一対のガイドローラ27が、回転自在に取
り付けられている。一方、昇降台25の左右の側部に
は、V溝26fの内部を転がることにより昇降しながら
昇降台25の左右方向での位置決めを行うガイドローラ
28が回転自在に取り付けられている。昇降台25は、
2組のガイドローラ27,28によってラック部26c
を挾むことにより、左右方向での位置決めがなされる。
【0036】次に、昇降台25を駆動するための構造を
説明する。図9に示すように、昇降台25には、回転自
在に連結軸29が設けられ、この連結軸29の両端に
は、左右のラック26dに噛み合うピニオン68が一体
に結合されている。昇降台25の片側には、モータ30
が取り付けられている。このモータ30の出力軸に結合
されたウォーム歯車31は、連結軸29に固着されたハ
スバ歯車32に噛み合っている。昇降台25には、昇降
台25の位置を検出するためのエンコーダ65が取り付
けられている。エンコーダ65の回転板66は、歯車6
0を介して連結軸29に連動連結されている。
説明する。図9に示すように、昇降台25には、回転自
在に連結軸29が設けられ、この連結軸29の両端に
は、左右のラック26dに噛み合うピニオン68が一体
に結合されている。昇降台25の片側には、モータ30
が取り付けられている。このモータ30の出力軸に結合
されたウォーム歯車31は、連結軸29に固着されたハ
スバ歯車32に噛み合っている。昇降台25には、昇降
台25の位置を検出するためのエンコーダ65が取り付
けられている。エンコーダ65の回転板66は、歯車6
0を介して連結軸29に連動連結されている。
【0037】〔スライド台〕昇降台25の上には、左右
方向へ移動自在にスライド台33が設けられている。こ
のスライド台33の前方側には、ガイドを兼ねる連結軸
29が、一対のスライド軸受34を介して挿通され、ス
ライド台33の背面側に固定された一対のスライド受け
35には、昇降台25上のガイドロッド36が挿通され
ている。スライド台33は、連結軸29及びガイドロッ
ド36に沿って、左右方向ヘスライド自在になってい
る。
方向へ移動自在にスライド台33が設けられている。こ
のスライド台33の前方側には、ガイドを兼ねる連結軸
29が、一対のスライド軸受34を介して挿通され、ス
ライド台33の背面側に固定された一対のスライド受け
35には、昇降台25上のガイドロッド36が挿通され
ている。スライド台33は、連結軸29及びガイドロッ
ド36に沿って、左右方向ヘスライド自在になってい
る。
【0038】次に、スライド台33を駆動するための構
造を説明する。昇降台25の後方側には、ラック37が
一体に取り付けられている。ガイドロッド36は、この
ラック37の下方に取り付けられている。スライド台3
3には、モータ38が取り付けられている。このモータ
38の出力軸に結合された駆動歯車39は、ラック37
に噛み合っている。また、駆動歯車39と一体の回転板
40と、この回転板の回転数を検出するエンコーダ41
が設けられている。
造を説明する。昇降台25の後方側には、ラック37が
一体に取り付けられている。ガイドロッド36は、この
ラック37の下方に取り付けられている。スライド台3
3には、モータ38が取り付けられている。このモータ
38の出力軸に結合された駆動歯車39は、ラック37
に噛み合っている。また、駆動歯車39と一体の回転板
40と、この回転板の回転数を検出するエンコーダ41
が設けられている。
【0039】〔進退台〕スライド台33の上には、内ゲ
ート23あるいはドライブ8へ向かって進退自在となさ
れた進退台42が設けられている。すなわち、スライド
台33の左右には、一対のガイドロッド43が、両端を
固着されて、前後方向へ配置されている。この一対のガ
イドロッド43は、進退台42の左右の軸受部42aに
挿通されている。そして、進退台42は、前後方向へ進
退自在になっている。
ート23あるいはドライブ8へ向かって進退自在となさ
れた進退台42が設けられている。すなわち、スライド
台33の左右には、一対のガイドロッド43が、両端を
固着されて、前後方向へ配置されている。この一対のガ
イドロッド43は、進退台42の左右の軸受部42aに
挿通されている。そして、進退台42は、前後方向へ進
退自在になっている。
【0040】次に、進退台42を駆動するための構造を
説明する。スライド台33の右側には、ラック44が一
体に取り付けられている。進退台42の右側には、モー
タ45が取り付けられている。このモータ45の出力軸
に結合された駆動歯車46は、ラック44に噛み合って
いる。また、駆動歯車46と一体の回転板47と、この
回転板の回転数を検出するエンコーダ48が設けられて
いる。
説明する。スライド台33の右側には、ラック44が一
体に取り付けられている。進退台42の右側には、モー
タ45が取り付けられている。このモータ45の出力軸
に結合された駆動歯車46は、ラック44に噛み合って
いる。また、駆動歯車46と一体の回転板47と、この
回転板の回転数を検出するエンコーダ48が設けられて
いる。
【0041】〔クランプ手段〕進退台42の上には、テ
ープカセットをクランプするためのクランプ手段49が
設けられている。クランプ手段49の構成を以下に説明
する。このクランプ手段においては、49一対のピッカ
ー50,51が、進退台42に立設した固定軸52,5
3を介して回動自在に支特されている。それぞれのピッ
カー50,51は、L字型に形成され、それぞれの外端
部の内側には、テープカセットの側面の凹部に嵌り込む
爪50a,51aが形成されている。進退台42の上に
は、モータ54が取り付けられている。このモータ54
の出力軸に結合されたウォーム55は、ウォームホイー
ル56に噛み合っている。このウォームホィール56の
偏心した位置には、ピン57が立設されている。そし
て、一端にピン57が回動自在に挿通された「く」の字
形のレバー58が設けられている。この「く」の字形の
レバー58の他端には、ピン59が立設されている。こ
のピン59は、ピッカー50,51の内端部を、回動自
在に支特している。そして、ピッカー50,51の外端
部を閉じる方向へ付勢するために、これらピッカー5
0,51間に亘ってバネ60が設けられている。また、
スライド台33上でピッカー50,51が進退して通過
したことを検出する一対の通過センサ64が、スライド
台33上のガイドロッド43の近傍に固定されている。
ープカセットをクランプするためのクランプ手段49が
設けられている。クランプ手段49の構成を以下に説明
する。このクランプ手段においては、49一対のピッカ
ー50,51が、進退台42に立設した固定軸52,5
3を介して回動自在に支特されている。それぞれのピッ
カー50,51は、L字型に形成され、それぞれの外端
部の内側には、テープカセットの側面の凹部に嵌り込む
爪50a,51aが形成されている。進退台42の上に
は、モータ54が取り付けられている。このモータ54
の出力軸に結合されたウォーム55は、ウォームホイー
ル56に噛み合っている。このウォームホィール56の
偏心した位置には、ピン57が立設されている。そし
て、一端にピン57が回動自在に挿通された「く」の字
形のレバー58が設けられている。この「く」の字形の
レバー58の他端には、ピン59が立設されている。こ
のピン59は、ピッカー50,51の内端部を、回動自
在に支特している。そして、ピッカー50,51の外端
部を閉じる方向へ付勢するために、これらピッカー5
0,51間に亘ってバネ60が設けられている。また、
スライド台33上でピッカー50,51が進退して通過
したことを検出する一対の通過センサ64が、スライド
台33上のガイドロッド43の近傍に固定されている。
【0042】〔e〕MIC送受信アンテナ
この記録再生装置は、テープカセットに設けられた管理
情報を記憶するメモリ手段(Memory in Cassette:以
下、「MIC」という。)との間で、MIC送受信アン
テナ77を介して非接触で情報信号の授受を行って、得
られた情報を制御回路部69に送る送受信手段を備えて
いる。MIC送受信アンテナ77は、カセット棚9の円
周上の少なくとも1箇所に、ケース12が重ねられた段
数に対応する数だけ設けられている。このMIC送受信
アンテナ77は、カセット棚9の近傍であって、挿脱口
24を介してこのカセット棚9のケース12に装填され
このカセット棚9のテーブル11が回動操作されること
により搬送機構10側に移送されるテープカセットのM
ICとの間で、このテープカセットの搬送機構10側へ
の移送が完了する前に、情報信号の授受を行い得る位置
に配設されている。
情報を記憶するメモリ手段(Memory in Cassette:以
下、「MIC」という。)との間で、MIC送受信アン
テナ77を介して非接触で情報信号の授受を行って、得
られた情報を制御回路部69に送る送受信手段を備えて
いる。MIC送受信アンテナ77は、カセット棚9の円
周上の少なくとも1箇所に、ケース12が重ねられた段
数に対応する数だけ設けられている。このMIC送受信
アンテナ77は、カセット棚9の近傍であって、挿脱口
24を介してこのカセット棚9のケース12に装填され
このカセット棚9のテーブル11が回動操作されること
により搬送機構10側に移送されるテープカセットのM
ICとの間で、このテープカセットの搬送機構10側へ
の移送が完了する前に、情報信号の授受を行い得る位置
に配設されている。
【0043】すなわち、このMIC送受信アンテナ77
は、挿脱口24から搬送機構10に到達する前の経路上
にあるテープカセットのMICとの間で、送受信を行う
ことができる。したがって、テープカセットが搬送機構
10に到達したときには、すでに、MICからの情報の
読み取り及び制御回路部69への情報の転送が終了して
いる。
は、挿脱口24から搬送機構10に到達する前の経路上
にあるテープカセットのMICとの間で、送受信を行う
ことができる。したがって、テープカセットが搬送機構
10に到達したときには、すでに、MICからの情報の
読み取り及び制御回路部69への情報の転送が終了して
いる。
【0044】また、搬送機構10には、テープカセット
に表示された管理情報を表すコード(バーコード)を光
学的に読み取り、得られた情報を制御回路部69に送る
光学的読み取り手段であるバーコードリーダ78が設け
られている。
に表示された管理情報を表すコード(バーコード)を光
学的に読み取り、得られた情報を制御回路部69に送る
光学的読み取り手段であるバーコードリーダ78が設け
られている。
【0045】制御回路部69は、テープカセットのMI
Cから得られた情報が送受信手段より送られ、かつ、バ
ーコードリーダより情報が送られなかった場合、つま
り、テープカセットにMICが設けられているがバーコ
ードが設けられていない場合には、送受信手段より送ら
れた情報のうちの少なくとも一部を、バーコードリーダ
より送られた情報として扱う処理を行う。
Cから得られた情報が送受信手段より送られ、かつ、バ
ーコードリーダより情報が送られなかった場合、つま
り、テープカセットにMICが設けられているがバーコ
ードが設けられていない場合には、送受信手段より送ら
れた情報のうちの少なくとも一部を、バーコードリーダ
より送られた情報として扱う処理を行う。
【0046】すなわち、制御回路部69は、カセットイ
ン検出センサ86により挿脱口24を介してケース12
にテープカセットが挿入されたことが検出されると、図
11のフローチャートに示すように、ステップst1で
スタートし、ステップst2でバーコードリーダより情
報が送られたか否かを判別する。バーコードリーダより
情報が送られたならば、ステップst3に進み、バーコ
ードリーダより情報が送られていないならば、ステップ
st4に進む。ステップst3では、バーコードリーダ
より送られた情報はバーコード情報として、送受信手段
より送られた情報はMIC情報として、それぞれ扱う処
理を行う。ステップst4では、送受信手段より情報が
送られているか否かを判別する。送受信手段より情報が
送られていれば、ステップst5に進み、送受信手段よ
り情報が送られていなければ、ステップst3に進む。
この場合には、ステップst3においては、バーコード
リーダ及び送受信手段のそれぞれから情報が送られてい
ないので、実際には、情報の処理が行われないことにな
る。そして、ステップst5では、送受信手段より送ら
れた情報をMIC情報として扱うとともに、このMIC
情報のうちの一部の特定のデータを、バーコード情報と
して扱う処理を行う。この場合のバーコード情報は、仮
想バーコードから読み取られたのと同様の情報というこ
とになる。
ン検出センサ86により挿脱口24を介してケース12
にテープカセットが挿入されたことが検出されると、図
11のフローチャートに示すように、ステップst1で
スタートし、ステップst2でバーコードリーダより情
報が送られたか否かを判別する。バーコードリーダより
情報が送られたならば、ステップst3に進み、バーコ
ードリーダより情報が送られていないならば、ステップ
st4に進む。ステップst3では、バーコードリーダ
より送られた情報はバーコード情報として、送受信手段
より送られた情報はMIC情報として、それぞれ扱う処
理を行う。ステップst4では、送受信手段より情報が
送られているか否かを判別する。送受信手段より情報が
送られていれば、ステップst5に進み、送受信手段よ
り情報が送られていなければ、ステップst3に進む。
この場合には、ステップst3においては、バーコード
リーダ及び送受信手段のそれぞれから情報が送られてい
ないので、実際には、情報の処理が行われないことにな
る。そして、ステップst5では、送受信手段より送ら
れた情報をMIC情報として扱うとともに、このMIC
情報のうちの一部の特定のデータを、バーコード情報と
して扱う処理を行う。この場合のバーコード情報は、仮
想バーコードから読み取られたのと同様の情報というこ
とになる。
【0047】〔f〕MICのデータ構造
以下、テープカセットに備えられるMICのデータ構造
について説明する。このMICの記憶領域としては、フ
ィールドFL1乃至FL4が設定されている。
について説明する。このMICの記憶領域としては、フ
ィールドFL1乃至FL4が設定されている。
【0048】これらフィールドFL1乃至FL4におい
て、テープカセットの製造時の各種情報、初期化時のテ
ープ情報やパーティションごとの情報などが書き込まれ
る。
て、テープカセットの製造時の各種情報、初期化時のテ
ープ情報やパーティションごとの情報などが書き込まれ
る。
【0049】フィールドFL1は、マニファクチャーイ
ンフォーメーション(ManufactureInformation)とさ
れ、主にテープカセットの製造時の各種情報が記憶され
るマニュファクチャパートとされている。
ンフォーメーション(ManufactureInformation)とさ
れ、主にテープカセットの製造時の各種情報が記憶され
るマニュファクチャパートとされている。
【0050】フィールドFL2は、メモリマネージメン
トインフォーメーション(Memory Management Informat
ion)とされ、主に初期化時の情報等が記憶されるドラ
イブイニシャライズパートとされている。
トインフォーメーション(Memory Management Informat
ion)とされ、主に初期化時の情報等が記憶されるドラ
イブイニシャライズパートとされている。
【0051】フィールドFL3はボリュームタグ(Volu
me Tag)とされ、テープカセット全体の基本的な管理情
報が記憶される。
me Tag)とされ、テープカセット全体の基本的な管理情
報が記憶される。
【0052】フィールドFL4は、メモリフリープール
の領域とされ、管理情報の追加記憶が可能な領域とされ
る。このメモリフリープールには記録再生動作の経過や
必要に応じて各種情報が記憶される。なお、メモリフリ
ープールに記憶される1単位のデータ群を「セル」とい
う。
の領域とされ、管理情報の追加記憶が可能な領域とされ
る。このメモリフリープールには記録再生動作の経過や
必要に応じて各種情報が記憶される。なお、メモリフリ
ープールに記憶される1単位のデータ群を「セル」とい
う。
【0053】フィールドFL1のマニファクチャーイン
フォーメーションには、まず、先頭1バイトにマニュフ
ァクチャパート・チェックサム(manufacture part che
cksum)として、このマニュファクチャインフォーメー
ションのデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。このマニュファクチャパート・チェックサムの情報
はカセット製造時に与えられる。
フォーメーションには、まず、先頭1バイトにマニュフ
ァクチャパート・チェックサム(manufacture part che
cksum)として、このマニュファクチャインフォーメー
ションのデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。このマニュファクチャパート・チェックサムの情報
はカセット製造時に与えられる。
【0054】そして、マニュファクチャパートを構成す
る実データとして、MICタイプ(mic type)からライ
トプロテクテッドデータバイトカウント(Write Protec
teddata byte count)までが記述される。なお、リザー
ブ(reserved)とは、将来的なデータ記憶のための予備
とされている未定義の領域を示している。これは以降の
説明でも同様である。
る実データとして、MICタイプ(mic type)からライ
トプロテクテッドデータバイトカウント(Write Protec
teddata byte count)までが記述される。なお、リザー
ブ(reserved)とは、将来的なデータ記憶のための予備
とされている未定義の領域を示している。これは以降の
説明でも同様である。
【0055】MICタイプ(mic type)は、当該テープ
カセットに実際に備えられるMICのタイプ、及び、当
該テープカセットが対応すべきとされるデータフォーマ
ットを示す。なお、MICタイプの定義内容について
は、後述する。
カセットに実際に備えられるMICのタイプ、及び、当
該テープカセットが対応すべきとされるデータフォーマ
ットを示す。なお、MICタイプの定義内容について
は、後述する。
【0056】MICマニュファクチャ・デート(mic ma
nufacture date)は、当該MICの製造年月日(及び時
間)が示される。
nufacture date)は、当該MICの製造年月日(及び時
間)が示される。
【0057】MICマニュファクチャ・ラインネーム
(mic manufacture line name)はMICを製造したラ
イン名の情報が示される。
(mic manufacture line name)はMICを製造したラ
イン名の情報が示される。
【0058】MICマニュファクチャ・プラントネーム
(mic manufacture plant name)はMICを製造した工
場名の情報が示される。
(mic manufacture plant name)はMICを製造した工
場名の情報が示される。
【0059】MICマニュファクチュアラ・ネーム(mi
c manufacturer name)は、MICの製造社名の情報が
示される。
c manufacturer name)は、MICの製造社名の情報が
示される。
【0060】MICネーム(mic name)はMICのベン
ダー名の情報が示される。
ダー名の情報が示される。
【0061】また、カセットマニュファクチャデート
(cassette manufacture date)、カセットマニュファ
クチャ・ラインネーム(cassette manufacture line na
me)、カセットマニュファクチャ・プラントネーム(ca
ssette manufacture plant name)、カセットマニュフ
ァクチュアラ・ネーム(cassette manufacturer nam
e)、カセットネーム(cassette name)は、それぞれ上
述したMICに関する情報と同様のカセット自体の情報
が記述される。
(cassette manufacture date)、カセットマニュファ
クチャ・ラインネーム(cassette manufacture line na
me)、カセットマニュファクチャ・プラントネーム(ca
ssette manufacture plant name)、カセットマニュフ
ァクチュアラ・ネーム(cassette manufacturer nam
e)、カセットネーム(cassette name)は、それぞれ上
述したMICに関する情報と同様のカセット自体の情報
が記述される。
【0062】OEMカスタマネーム(oem customer nam
e)としては、OEM(Original Equipment Manufactur
es)の相手先の会社名の情報が格納される。
e)としては、OEM(Original Equipment Manufactur
es)の相手先の会社名の情報が格納される。
【0063】フィジカルテープキャラクタリステックI
D(physical tape characteristicID)としては、例え
ば、テープカセットにおけるテープの材質、テープ厚、
テープ長等の、物理的な磁気テープの特性の情報が示さ
れる。
D(physical tape characteristicID)としては、例え
ば、テープカセットにおけるテープの材質、テープ厚、
テープ長等の、物理的な磁気テープの特性の情報が示さ
れる。
【0064】マキシマムクロックフリケンシー(maximu
m clock frequency)としては、当該MICが対応する
最大クロック周波数を示す情報が格納される。
m clock frequency)としては、当該MICが対応する
最大クロック周波数を示す情報が格納される。
【0065】マキシマムライトサイクル(maximum writ
e cycle)では、例えばMICの特性としてドライブ8
との1回の通信によって何バイトのデータを転送するこ
とができるかという情報が示される。この情報はMIC
として使用する不揮発性メモリの物理的な特性に依存す
るものである。
e cycle)では、例えばMICの特性としてドライブ8
との1回の通信によって何バイトのデータを転送するこ
とができるかという情報が示される。この情報はMIC
として使用する不揮発性メモリの物理的な特性に依存す
るものである。
【0066】MICキャパシティ(mic capacity)とし
ては、当該MICの記憶容量情報が示される。
ては、当該MICの記憶容量情報が示される。
【0067】ライトプロテクト・スタートアドレス(wr
ite protect start address)は、MICの所要の一部
の領域を書き込み禁止とするために用いられ、書き込み
禁止領域の開始アドレスを示す。
ite protect start address)は、MICの所要の一部
の領域を書き込み禁止とするために用いられ、書き込み
禁止領域の開始アドレスを示す。
【0068】ライトプロテクトバイトカウント(write
protect byte count)は書き込み禁止領域のバイト数が
示される。つまり、上記ライトプロテクト・トップアド
レスで指定されたアドレスから、このライトプロテクト
カウントの領域により示されるバイト数により占められ
る領域が、書き込み禁止領域として設定されることにな
る。
protect byte count)は書き込み禁止領域のバイト数が
示される。つまり、上記ライトプロテクト・トップアド
レスで指定されたアドレスから、このライトプロテクト
カウントの領域により示されるバイト数により占められ
る領域が、書き込み禁止領域として設定されることにな
る。
【0069】続いて、フィールドFL2のメモリマネジ
メントインフォーメーションの構造を説明する。メモリ
マネジメントインフォーメーションには、まず、ドライ
ブイニシャライズパートチェックサム(drive Initiali
ze part checksum)として、このドライブイニシャライ
ズパートとされるメモリマネジメントインフォーメーシ
ョンのデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。
メントインフォーメーションの構造を説明する。メモリ
マネジメントインフォーメーションには、まず、ドライ
ブイニシャライズパートチェックサム(drive Initiali
ze part checksum)として、このドライブイニシャライ
ズパートとされるメモリマネジメントインフォーメーシ
ョンのデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。
【0070】そしてメモリマネージメントインフォーメ
ーションを構成する実データとして、MICロジカルフ
ォーマットタイプ(mic logical format type)からフ
リープールボトムアドレス(Free Pool Bottom Addres
s)までの情報が記述される。
ーションを構成する実データとして、MICロジカルフ
ォーマットタイプ(mic logical format type)からフ
リープールボトムアドレス(Free Pool Bottom Addres
s)までの情報が記述される。
【0071】まず、MICロジカルフォーマットタイプ
(mic logical format type)として、MICの論理フ
ォーマットのIDナンバが格納される。MICフォーマ
ットとしては、例えば、基本MICフォーマットのほか
に、ファームウェア更新テープMICフォーマット、リ
ファレンステープMICフォーマット、クリーニングカ
セットMICフォーマット等に関連するフォーマットが
各種存在するものとされ、当該テープカセットのMIC
フォーマットに応じたIDナンバが示されることにな
る。
(mic logical format type)として、MICの論理フ
ォーマットのIDナンバが格納される。MICフォーマ
ットとしては、例えば、基本MICフォーマットのほか
に、ファームウェア更新テープMICフォーマット、リ
ファレンステープMICフォーマット、クリーニングカ
セットMICフォーマット等に関連するフォーマットが
各種存在するものとされ、当該テープカセットのMIC
フォーマットに応じたIDナンバが示されることにな
る。
【0072】アブソリュートボリュームマップポインタ
(absolute volume map pointer)には、アブソリュー
トボリュームマップインフォメーションセルの領域の先
頭アドレスを示すポインタが配置される。
(absolute volume map pointer)には、アブソリュー
トボリュームマップインフォメーションセルの領域の先
頭アドレスを示すポインタが配置される。
【0073】ユーザボリュームノートセルポインタ(us
er volume note cell pointer)は、テープカセットに
対してユーザがSCSI経由で自由にデータの読み書き
が可能な記憶領域、つまり、ユーザボリュームノートセ
ルの開始アドレスを示す。
er volume note cell pointer)は、テープカセットに
対してユーザがSCSI経由で自由にデータの読み書き
が可能な記憶領域、つまり、ユーザボリュームノートセ
ルの開始アドレスを示す。
【0074】ユーザパーティションノートセルポインタ
(user partition note cell pointer)は、各パーティ
ションに対してユーザがSCSI経由で自由にデータの
読み書きが可能な記憶領域、つまり、ユーザパーティシ
ョンノートセルの開始アドレスを示している。なお、ユ
ーザーパーティションノートセルは、複数個記憶される
場合があるが、このユーザパーティションノートセルポ
インタは、複数のユーザーパーティションノートセルの
うちの先頭のセルの開始アドレスを示す。
(user partition note cell pointer)は、各パーティ
ションに対してユーザがSCSI経由で自由にデータの
読み書きが可能な記憶領域、つまり、ユーザパーティシ
ョンノートセルの開始アドレスを示している。なお、ユ
ーザーパーティションノートセルは、複数個記憶される
場合があるが、このユーザパーティションノートセルポ
インタは、複数のユーザーパーティションノートセルの
うちの先頭のセルの開始アドレスを示す。
【0075】パーティションインフォーメーションセル
ポインタ(partition informationcell pointer)は、
パーティションインフォメーションセル#0の開始アド
レスを示す。
ポインタ(partition informationcell pointer)は、
パーティションインフォメーションセル#0の開始アド
レスを示す。
【0076】メモリフリープールに書き込まれていくパ
ーティションインフォーメーションは、磁気テープに形
成されるパーティションの数だけ形成されることになる
が、全てのパーティションインフォーメーションセル#
0乃至#Nは、リンク構造によりポインタによって連結
されている。つまり、パーティションインフォーメーシ
ョンセルポインタがパーティション#0のアドレスを示
すルートとされ、それ以降のパーティションインフォメ
ーションセルのポインタは、直前のパーティションイン
フォメーションセル内に配される。
ーティションインフォーメーションは、磁気テープに形
成されるパーティションの数だけ形成されることになる
が、全てのパーティションインフォーメーションセル#
0乃至#Nは、リンク構造によりポインタによって連結
されている。つまり、パーティションインフォーメーシ
ョンセルポインタがパーティション#0のアドレスを示
すルートとされ、それ以降のパーティションインフォメ
ーションセルのポインタは、直前のパーティションイン
フォメーションセル内に配される。
【0077】以上のように各ポインタ(アブソリュート
ボリュームマップポインタ、ユーザボリュームノートセ
ルポインタ、ユーザパーティションノートセルポイン
タ、パーティションインフォーメーションセルポイン
タ)により、フィールドFL4内の各データ位置が管理
される。
ボリュームマップポインタ、ユーザボリュームノートセ
ルポインタ、ユーザパーティションノートセルポイン
タ、パーティションインフォーメーションセルポイン
タ)により、フィールドFL4内の各データ位置が管理
される。
【0078】ボリュームアトリビュートフラグ(Volume
Attribute Flags)は、MICに対する論理的な書込み
禁止タブを提供するために1バイトのフラグとされてい
る。すなわち、MICヘッダフラグが示す内容として
は、マニュファクチャパート部分の書込み許可/禁止、
またはマニュファクチャパート以外の部分の書込み許可
/禁止である。
Attribute Flags)は、MICに対する論理的な書込み
禁止タブを提供するために1バイトのフラグとされてい
る。すなわち、MICヘッダフラグが示す内容として
は、マニュファクチャパート部分の書込み許可/禁止、
またはマニュファクチャパート以外の部分の書込み許可
/禁止である。
【0079】フリープールトップアドレス(Free Pool
Top Address)及びフリープールボトムアドレス(Free
Pool Bottom Address)は、フィールドFL2における
その時点でのメモリフリープールの開始アドレスと終了
アドレスを示す。メモリフリープールとしての領域は、
パーティションインフォメーションやユーザーパーティ
ションノート等の書込や消去に応じて変化するため、そ
れに応じてフリープールトップアドレスやフリープール
ボトムアドレスが更新される。
Top Address)及びフリープールボトムアドレス(Free
Pool Bottom Address)は、フィールドFL2における
その時点でのメモリフリープールの開始アドレスと終了
アドレスを示す。メモリフリープールとしての領域は、
パーティションインフォメーションやユーザーパーティ
ションノート等の書込や消去に応じて変化するため、そ
れに応じてフリープールトップアドレスやフリープール
ボトムアドレスが更新される。
【0080】続いて、フィールドFL3のボリュームタ
グの構造を説明する。ボリュームタグの先頭にはボリュ
ームインフォメーションチェックサム(Volume Informa
tionChecksum)として、テープカセット全体の基本的な
管理情報が記憶されるボリュームインフォメーション
(Volume Information)のデータに対するチェックサム
の情報が格納される。
グの構造を説明する。ボリュームタグの先頭にはボリュ
ームインフォメーションチェックサム(Volume Informa
tionChecksum)として、テープカセット全体の基本的な
管理情報が記憶されるボリュームインフォメーション
(Volume Information)のデータに対するチェックサム
の情報が格納される。
【0081】さらに、アキュムレイティブパーティショ
ンインフォーメーションチェックサム(Accumulative P
artition Information Checksum)として、テープカセ
ット製造時からの履歴情報が記憶されるアキュムレイテ
ィブパーティションインフォメーション(Accumulative
Partition Information)のデータに対するチェックサ
ムの情報が格納される。
ンインフォーメーションチェックサム(Accumulative P
artition Information Checksum)として、テープカセ
ット製造時からの履歴情報が記憶されるアキュムレイテ
ィブパーティションインフォメーション(Accumulative
Partition Information)のデータに対するチェックサ
ムの情報が格納される。
【0082】ボリュームノートチェックサム(Volume n
ote checksum)、ボリュームノート(Volume note)に
続いて、カートリッジシリアルナンバ(Cartridge Seri
al Number)は、例えば、ASCIIコードに基づいた
32文字の文字情報とされるシリアルナンバが格納され
る。
ote checksum)、ボリュームノート(Volume note)に
続いて、カートリッジシリアルナンバ(Cartridge Seri
al Number)は、例えば、ASCIIコードに基づいた
32文字の文字情報とされるシリアルナンバが格納され
る。
【0083】マニュファクチュアラID(Manufacturer
ID)は、製造業者識別子としてテープカセットの製造
業者のコードナンバーが格納される。
ID)は、製造業者識別子としてテープカセットの製造
業者のコードナンバーが格納される。
【0084】セカンダリーID(Secondary ID)は、テ
ープカセットのタイプに応じた二次識別子とされ、例え
ば、1バイトのコード値として、テープの属性情報が格
納される。
ープカセットのタイプに応じた二次識別子とされ、例え
ば、1バイトのコード値として、テープの属性情報が格
納される。
【0085】カートリッジシリアルナンバーパートチェ
ックサム(Cartridge Serial Number Part Checksum)
は、カートリッジシリアルナンバ、マニュファクチュア
ラID、セカンダリーIDのチェックサム情報である。
ックサム(Cartridge Serial Number Part Checksum)
は、カートリッジシリアルナンバ、マニュファクチュア
ラID、セカンダリーIDのチェックサム情報である。
【0086】スペシフィックボリュームタグ(Specific
Volume Tag)1乃至13は、例えば、リザーブとし
て、各エリアが例えば36バイトで構成されている。
Volume Tag)1乃至13は、例えば、リザーブとし
て、各エリアが例えば36バイトで構成されている。
【0087】続いて、フィールドFL4に記憶されるセ
ルについて説明する。上述したように、フィールドFL
4には、パーティションインフォメーションセル、ユー
ザーパーティションノートセル等が記憶される。
ルについて説明する。上述したように、フィールドFL
4には、パーティションインフォメーションセル、ユー
ザーパーティションノートセル等が記憶される。
【0088】1つのセルは、8バイトのリンクインフォ
メーションと、nバイト(セル種別によって異なる)の
データから形成される。8バイトのリンクインフォメー
ションは、各セルに設けられている。
メーションと、nバイト(セル種別によって異なる)の
データから形成される。8バイトのリンクインフォメー
ションは、各セルに設けられている。
【0089】まず、セル内のデータに関するチェックサ
ムとして、1バイトのセルチェックサム(cell checksu
m)が設けられる。
ムとして、1バイトのセルチェックサム(cell checksu
m)が設けられる。
【0090】また、2バイトのセルサイズ(cell siz
e)が、そのセルのサイズを示している。
e)が、そのセルのサイズを示している。
【0091】プリビアスセルポインタ(previous cell
pointer)及びネクストセルポインタ(next cell point
er)は、実際のリンケージデータ(リンク構造を構築す
るデータ)であり、同一種類の複数のセルがリンクされ
る際に、このプリビアスセルポインタとネクストセルポ
インタで前後のセルが指定される。
pointer)及びネクストセルポインタ(next cell point
er)は、実際のリンケージデータ(リンク構造を構築す
るデータ)であり、同一種類の複数のセルがリンクされ
る際に、このプリビアスセルポインタとネクストセルポ
インタで前後のセルが指定される。
【0092】このような構造のセルとしては、パーティ
ションインフォメーションセル、アブソリュートボリュ
ームマップインフォメーションセル、ユーザーボリュー
ムノートセル、ユーザーパーティションノートセルが存
在する。そしてパーティションインフォメーションセル
は、セルサイズは固定値となる。その他のセルは、セル
サイズは可変値となる。
ションインフォメーションセル、アブソリュートボリュ
ームマップインフォメーションセル、ユーザーボリュー
ムノートセル、ユーザーパーティションノートセルが存
在する。そしてパーティションインフォメーションセル
は、セルサイズは固定値となる。その他のセルは、セル
サイズは可変値となる。
【0093】セルサイズが固定値となるパーティション
インフォメーションセルについて説明する。パーティシ
ョンインフォメーションセルは、8バイトのリンクイン
フォメーションと、56バイトのデータから形成され
る。そして56バイトのデータのうち8バイトは、パー
ティションメモとされ、48バイトはパーティションイ
ンフォメーションとされている。
インフォメーションセルについて説明する。パーティシ
ョンインフォメーションセルは、8バイトのリンクイン
フォメーションと、56バイトのデータから形成され
る。そして56バイトのデータのうち8バイトは、パー
ティションメモとされ、48バイトはパーティションイ
ンフォメーションとされている。
【0094】このパーティションインフォメーション
(システムログ)には、そのセルが対応するパーティシ
ョンにおける磁気テープに対する使用履歴に関する各種
情報が格納され、ドライブ8が自身の記録/再生動作の
管理のための情報として利用されるものとなる。
(システムログ)には、そのセルが対応するパーティシ
ョンにおける磁気テープに対する使用履歴に関する各種
情報が格納され、ドライブ8が自身の記録/再生動作の
管理のための情報として利用されるものとなる。
【0095】4バイトのプリビアスグループリトゥン
(Previous Groups written)には、当該パーティショ
ンインフォメーションが最後に更新されたときから起算
して、磁気テープに対して物理的に記録された当該パー
ティション内のグループ数の情報が示される。
(Previous Groups written)には、当該パーティショ
ンインフォメーションが最後に更新されたときから起算
して、磁気テープに対して物理的に記録された当該パー
ティション内のグループ数の情報が示される。
【0096】4バイトのトータルグループリトゥン(To
tal Groups written)には、これまで当該パーティショ
ンに対して記録されたグループの総数が示される。この
値は、例えばテープカセットが寿命となって使用不能あ
るいは廃棄処分されるまで積算される。
tal Groups written)には、これまで当該パーティショ
ンに対して記録されたグループの総数が示される。この
値は、例えばテープカセットが寿命となって使用不能あ
るいは廃棄処分されるまで積算される。
【0097】これらプリビアスグループリトゥン及びト
ータルグループリトゥンには、例えば、ドライブ8によ
り磁気テープに対してデータを記録中の状態であれば、
ドライブ8のシステムコントローラの処理により、現在
の記録動作によって新たに記録されるグループ数に応じ
て、その領域の値がインクリメントされていくことにな
る。
ータルグループリトゥンには、例えば、ドライブ8によ
り磁気テープに対してデータを記録中の状態であれば、
ドライブ8のシステムコントローラの処理により、現在
の記録動作によって新たに記録されるグループ数に応じ
て、その領域の値がインクリメントされていくことにな
る。
【0098】3バイトのプリビアスグループリード(Pr
evious Groups read)には、当該パーティションインフ
ォメーションが最後に更新されたときから起算して、物
理的に読み出しが行われたグループ数が示される。
evious Groups read)には、当該パーティションインフ
ォメーションが最後に更新されたときから起算して、物
理的に読み出しが行われたグループ数が示される。
【0099】4バイトのトータルグループリード(Tota
l Groups read)には、これまで当該パーティションよ
り読み出されたグループ数が積算された値が示される。
l Groups read)には、これまで当該パーティションよ
り読み出されたグループ数が積算された値が示される。
【0100】3バイトのトータルリリトゥンフレーム
(Total Rewritten frames)は、当該パーティションに
おいてリード・アフター・ライト(READ-AFTER-WRITE)
(以下略してRAWと記述する)に基づいてデータ再書
き込みの要求がなされたフレーム数を積算した値が示さ
れる。
(Total Rewritten frames)は、当該パーティションに
おいてリード・アフター・ライト(READ-AFTER-WRITE)
(以下略してRAWと記述する)に基づいてデータ再書
き込みの要求がなされたフレーム数を積算した値が示さ
れる。
【0101】なお、以上のようなMICのデータ構造は
あくまで一例であり、データの配置や領域設定、データ
内容、データサイズ等はこれに限定されるものではな
い。
あくまで一例であり、データの配置や領域設定、データ
内容、データサイズ等はこれに限定されるものではな
い。
【0102】〔g〕ドライブの交換
この記録再生装置においては、フロントパネル5dを外
して、ドライブ8の交換を行うことができる。そして、
このドライブ8の交換は、いわゆる「HotSwap」
であって、制御回路部69の電源が投入されたままの状
態で行うことができる。すなわち、ドライブ8は、外筐
体5のフロントパネル5dが取り外された状態におい
て、制御回路部69への接続を断って外筐体5の前方側
に向けて取り外すことが可能となっているとともに、こ
の外筐体5の前方側より取り付けて制御回路部69に接
続されることが可能となっている。
して、ドライブ8の交換を行うことができる。そして、
このドライブ8の交換は、いわゆる「HotSwap」
であって、制御回路部69の電源が投入されたままの状
態で行うことができる。すなわち、ドライブ8は、外筐
体5のフロントパネル5dが取り外された状態におい
て、制御回路部69への接続を断って外筐体5の前方側
に向けて取り外すことが可能となっているとともに、こ
の外筐体5の前方側より取り付けて制御回路部69に接
続されることが可能となっている。
【0103】このとき、ドライブ8と制御回路部69と
の挿脱は、図7に示すように、このドライブ8の側方の
コネクタ74において行われる。このコネクタ74にお
いては、アース(グランド)端子が他の端子よりも長く
なされており、コネクタ74を抜くときにはアース端子
が最後に外され、コネクタ74を差し込むときにはアー
ス端子が最初に接続されるようになっている。
の挿脱は、図7に示すように、このドライブ8の側方の
コネクタ74において行われる。このコネクタ74にお
いては、アース(グランド)端子が他の端子よりも長く
なされており、コネクタ74を抜くときにはアース端子
が最後に外され、コネクタ74を差し込むときにはアー
ス端子が最初に接続されるようになっている。
【0104】制御回路部69は、この制御回路部69に
対するドライブ8の接続の解除及び接続(交換)を行う
ことがキースイッチ等の入力手段を介して指示されたと
きには、この制御回路部69に対するドライブ8の接続
の解除を可能とする処理を行うとともに、再動作の指示
待ち状態となり、フロントパネル5d上のLCD表示部
62を介してドライブ8の接続の解除(取り外し)が可
能であること及び再動作の指示待ちであることを表示す
る。また、制御回路部69は、ドライブ8上に配設され
たLED(発光ダイオード)等の表示器を介して、接続
の解除(取り外し)が可能となっているドライブである
ことを表示する。そして、制御回路部69は、キースイ
ッチ等を介して再動作の指示がなされたときには、接続
されているドライブ8を使用可能とする処理を行う。
対するドライブ8の接続の解除及び接続(交換)を行う
ことがキースイッチ等の入力手段を介して指示されたと
きには、この制御回路部69に対するドライブ8の接続
の解除を可能とする処理を行うとともに、再動作の指示
待ち状態となり、フロントパネル5d上のLCD表示部
62を介してドライブ8の接続の解除(取り外し)が可
能であること及び再動作の指示待ちであることを表示す
る。また、制御回路部69は、ドライブ8上に配設され
たLED(発光ダイオード)等の表示器を介して、接続
の解除(取り外し)が可能となっているドライブである
ことを表示する。そして、制御回路部69は、キースイ
ッチ等を介して再動作の指示がなされたときには、接続
されているドライブ8を使用可能とする処理を行う。
【0105】すなわち、制御回路部69は、図12のフ
ローチャートに示すように、ステップst6でスタート
すると、ステップst7において、記録再生装置全体に
ついて、ドライブ8の交換を行うための準備を指示する
とともに、交換の対象となるドライブ8において、図7
に示すように、LED(発光ダイオード)等の表示器7
9を介して、取り外しが可能となっているドライブであ
ることを表示する。次に、ステップst8において、記
録再生装置の動作を、安全な状態で停止させる。続くス
テップst9においては、フロントパネル5d上のLC
D表示部62を介してドライブ8の取り外しが可能であ
ること及び再動作の指示待ちであることを表示し、ユー
ザに知らせる。そして、ステップst10においては、
図6に示すように、ユーザがフロントパネル5dを取り
外す。ステップst11において、図7及び図8に示す
ように、ユーザがドライブ8を交換し、フロントパネル
5dを取付ける。すると、ステップst12において、
LCD表示部62により、フロントパネル5dを取り外
す前と同様の表示が行われる。つまり、LCD表示部6
2には、再動作の指示待ちであることが表示される。ユ
ーザがキースイッチ等の入力手段を介して再動作を指示
したときには、ステップst13において、取付けられ
ているドライブ8について、初期化等の処理を行い、異
常がなければ、ステップst14で処理を終了する。
ローチャートに示すように、ステップst6でスタート
すると、ステップst7において、記録再生装置全体に
ついて、ドライブ8の交換を行うための準備を指示する
とともに、交換の対象となるドライブ8において、図7
に示すように、LED(発光ダイオード)等の表示器7
9を介して、取り外しが可能となっているドライブであ
ることを表示する。次に、ステップst8において、記
録再生装置の動作を、安全な状態で停止させる。続くス
テップst9においては、フロントパネル5d上のLC
D表示部62を介してドライブ8の取り外しが可能であ
ること及び再動作の指示待ちであることを表示し、ユー
ザに知らせる。そして、ステップst10においては、
図6に示すように、ユーザがフロントパネル5dを取り
外す。ステップst11において、図7及び図8に示す
ように、ユーザがドライブ8を交換し、フロントパネル
5dを取付ける。すると、ステップst12において、
LCD表示部62により、フロントパネル5dを取り外
す前と同様の表示が行われる。つまり、LCD表示部6
2には、再動作の指示待ちであることが表示される。ユ
ーザがキースイッチ等の入力手段を介して再動作を指示
したときには、ステップst13において、取付けられ
ているドライブ8について、初期化等の処理を行い、異
常がなければ、ステップst14で処理を終了する。
【0106】また、制御回路部69に対するドライブ8
の交換の指示がなされないままで、ドライブ8が取り外
されてしまった場合には、ステップst15において、
違法スタートの処理を開始し、ステップst16におい
て、記録再生装置の動作を、安全な状態で停止させ、ス
テップst11に進む。
の交換の指示がなされないままで、ドライブ8が取り外
されてしまった場合には、ステップst15において、
違法スタートの処理を開始し、ステップst16におい
て、記録再生装置の動作を、安全な状態で停止させ、ス
テップst11に進む。
【0107】〔3〕増設ユニット
この記録再生装置においては、基本ユニット2には、
一、または、二以上の増設ユニット3,4の結合が可能
となされている。増設ユニット3,4は、図13に示す
ように、複数のテープカセットを収容する収容機構であ
るカセット棚9と、このカセット棚9が接続されこのカ
セット棚9を制御する制御回路部と、第1のガイド部材
となる一対のラックピラー26に連続されこの増設ユニ
ット3,4のカセット棚9に対応する位置への搬送機構
10の移動をガイドする第2のガイド部材となる一対の
ラックピラー26とを有する。
一、または、二以上の増設ユニット3,4の結合が可能
となされている。増設ユニット3,4は、図13に示す
ように、複数のテープカセットを収容する収容機構であ
るカセット棚9と、このカセット棚9が接続されこのカ
セット棚9を制御する制御回路部と、第1のガイド部材
となる一対のラックピラー26に連続されこの増設ユニ
ット3,4のカセット棚9に対応する位置への搬送機構
10の移動をガイドする第2のガイド部材となる一対の
ラックピラー26とを有する。
【0108】ところで、この記録再生装置において、上
述の基本ユニット2だけではテープカセットを収容する
ケース12の数が足りない場合には、カセット棚9の増
設が必要になる。また、上下方向へ多くの増設ユニット
を増設すると、最上段の増設ユニット4から最下段の基
本ユニット2のドライブ8までテープカセットを搬送す
るのに時間が長くかかる場合があり、上段のほうにもド
ライブが欲しい場合がある。
述の基本ユニット2だけではテープカセットを収容する
ケース12の数が足りない場合には、カセット棚9の増
設が必要になる。また、上下方向へ多くの増設ユニット
を増設すると、最上段の増設ユニット4から最下段の基
本ユニット2のドライブ8までテープカセットを搬送す
るのに時間が長くかかる場合があり、上段のほうにもド
ライブが欲しい場合がある。
【0109】このため、増設ユニットとしては、カセッ
ト棚9のみを外筐体の内部に有するもののみならず、ド
ライブ8のみを外筐体の内部に有するものや、カセット
棚9とドライブ8との双方を外筐体5の内部に有するも
の(つまり、基本ユニット2と同じもの)の3種類が考
えられ、それぞれの増設ユニットには、基本ユニット2
に結合したときに、結合した外筐体5間で基本ユニット
2の搬送機構10を機能させるための搬送空間が設けら
れている。
ト棚9のみを外筐体の内部に有するもののみならず、ド
ライブ8のみを外筐体の内部に有するものや、カセット
棚9とドライブ8との双方を外筐体5の内部に有するも
の(つまり、基本ユニット2と同じもの)の3種類が考
えられ、それぞれの増設ユニットには、基本ユニット2
に結合したときに、結合した外筐体5間で基本ユニット
2の搬送機構10を機能させるための搬送空間が設けら
れている。
【0110】図17に示す増設ユニット3は、図13に
示すように、外筐体5の内部に、上述した基本ユニット
2のカセット棚9と同様に、2段重ねのケース12が設
けられたカセット棚9と、カセット棚9の下に図示しな
い一対のドライブ8とを有して構成されている。これら
については、基本ユニット2と同一である。そして、基
本ユニット2における搬送機構10の昇降台25が、増
設ユニット3の内部でも昇降して、テープカセットを搬
送できるように、搬送空間61が設けられている。そし
て、この増設ユニット3には、昇降台25を昇降させる
ための図示しない第2のガイド部材となる一対のラック
ピラー26が付属している。
示すように、外筐体5の内部に、上述した基本ユニット
2のカセット棚9と同様に、2段重ねのケース12が設
けられたカセット棚9と、カセット棚9の下に図示しな
い一対のドライブ8とを有して構成されている。これら
については、基本ユニット2と同一である。そして、基
本ユニット2における搬送機構10の昇降台25が、増
設ユニット3の内部でも昇降して、テープカセットを搬
送できるように、搬送空間61が設けられている。そし
て、この増設ユニット3には、昇降台25を昇降させる
ための図示しない第2のガイド部材となる一対のラック
ピラー26が付属している。
【0111】次に、図17に示す最上段の増設ユニット
4について説明する。この増設ユニット4は、図14に
示すようにドライブを備えず、その厚み分だけカセット
棚9のケース12を増やし、ケース12を4段重ねにし
たものである。この増設ユニット4は、図13に示した
増設ユニット3と同様に、テープカセットを搬送するた
めの搬送空間61を有するとともに、昇降台25を昇降
させるための図示しない第2のガイド部材となる一対の
ラックピラー26が付属している。
4について説明する。この増設ユニット4は、図14に
示すようにドライブを備えず、その厚み分だけカセット
棚9のケース12を増やし、ケース12を4段重ねにし
たものである。この増設ユニット4は、図13に示した
増設ユニット3と同様に、テープカセットを搬送するた
めの搬送空間61を有するとともに、昇降台25を昇降
させるための図示しない第2のガイド部材となる一対の
ラックピラー26が付属している。
【0112】この増設ユニット4においては、ケース1
2が4段重ねになっいることから、挿脱口24の大きさ
もケース12を4段重ねた高さに対応する大きさになっ
ている。なお、増設ユニット3,4については、LCD
表示部62が省略されている。
2が4段重ねになっいることから、挿脱口24の大きさ
もケース12を4段重ねた高さに対応する大きさになっ
ている。なお、増設ユニット3,4については、LCD
表示部62が省略されている。
【0113】〔4〕基本ユニットと増設ユニットとの結
合部 上述したように、各ユニット2,3,4のそれぞれの外
筐体5における底板5aおよび天井板5fには、相互に
対応する位置に、図16に示すように、貫通孔63が形
成されている。そして、上述したように、図17に示す
それぞれの外筐体5は、貫通孔(連通部)63の部分で
相互に連通している。このため、それぞれの外筐体5に
おける搬送空間61は、互いにつながった状態になって
いる。
合部 上述したように、各ユニット2,3,4のそれぞれの外
筐体5における底板5aおよび天井板5fには、相互に
対応する位置に、図16に示すように、貫通孔63が形
成されている。そして、上述したように、図17に示す
それぞれの外筐体5は、貫通孔(連通部)63の部分で
相互に連通している。このため、それぞれの外筐体5に
おける搬送空間61は、互いにつながった状態になって
いる。
【0114】基本ユニット2に増設ユニット3,4を結
合する場合には、搬送空間61の部分に、増設ユニット
3,4の数に対応する数だけ、ラックピラー26を増設
し、上方へ延長させる。すなわち、基本ユニット2に増
設ユニット3,4を結合するにあたっては、図15に示
すように、ラックピラー26の結合部26g同士を図示
しないネジにより結合し、基本ユニット2よりも上方
ヘ、ラックピラー26を突出させて延長させる。
合する場合には、搬送空間61の部分に、増設ユニット
3,4の数に対応する数だけ、ラックピラー26を増設
し、上方へ延長させる。すなわち、基本ユニット2に増
設ユニット3,4を結合するにあたっては、図15に示
すように、ラックピラー26の結合部26g同士を図示
しないネジにより結合し、基本ユニット2よりも上方
ヘ、ラックピラー26を突出させて延長させる。
【0115】増設ユニット用のラックピラー26の長さ
寸法は、外筐体5の高さ寸法と同一になっており、基本
ユニット2用のラックピラー26の長さ寸法は、外筐体
5の高さ寸法より少し短い。図15に示す状態から、図
17に示すように、増設ユニット3,4の外筐体5を順
次重ねて相互に結合させ、最後に、最上段の増設ユニッ
ト4の天井板5fに蓋7を取付けたあとで、この蓋7の
上から最上段のラックピラー26の結合部26gにネジ
をねじ込めば、最上段のラックピラー26は、蓋7に結
合される。これにより、基本ユニット2の昇降台25
は、最上段の増設ユニット4内までに亘って昇降できる
ことになる。
寸法は、外筐体5の高さ寸法と同一になっており、基本
ユニット2用のラックピラー26の長さ寸法は、外筐体
5の高さ寸法より少し短い。図15に示す状態から、図
17に示すように、増設ユニット3,4の外筐体5を順
次重ねて相互に結合させ、最後に、最上段の増設ユニッ
ト4の天井板5fに蓋7を取付けたあとで、この蓋7の
上から最上段のラックピラー26の結合部26gにネジ
をねじ込めば、最上段のラックピラー26は、蓋7に結
合される。これにより、基本ユニット2の昇降台25
は、最上段の増設ユニット4内までに亘って昇降できる
ことになる。
【0116】また、基本ユニット2内の制御回路部69
は、この基本ユニット2に結合された各増設ユニット
3,4内の制御回路部と、外筐体5の背面部において、
ケーブルを介して接続される(「RS232C」接
続)。制御回路部同士がこのように接続されているの
で、基本ユニット2内の制御回路部69は、結合された
増設ユニット3,4の数や、どのような種類の増設ユニ
ットが何段目に結合されているかを判別することができ
る。
は、この基本ユニット2に結合された各増設ユニット
3,4内の制御回路部と、外筐体5の背面部において、
ケーブルを介して接続される(「RS232C」接
続)。制御回路部同士がこのように接続されているの
で、基本ユニット2内の制御回路部69は、結合された
増設ユニット3,4の数や、どのような種類の増設ユニ
ットが何段目に結合されているかを判別することができ
る。
【0117】そして、この記録再生装置においては、基
本ユニット2内の制御回路部69は、基本ユニット2に
一以上の増設ユニット3,4が結合されている場合にお
いては、搬送機構10の昇降台25が基本ユニット2内
にあるときには、この基本ユニット2における位置基準
点に基づいて搬送機構10のスライド台33及び進退台
42の位置及び動作を制御し、搬送機構10の昇降台2
5が増設ユニット3,4内にあるときには、この増設ユ
ニット3,4における位置基準点に基づいて、搬送機構
10のスライド台33及び進退台42の位置及び動作を
制御する。
本ユニット2内の制御回路部69は、基本ユニット2に
一以上の増設ユニット3,4が結合されている場合にお
いては、搬送機構10の昇降台25が基本ユニット2内
にあるときには、この基本ユニット2における位置基準
点に基づいて搬送機構10のスライド台33及び進退台
42の位置及び動作を制御し、搬送機構10の昇降台2
5が増設ユニット3,4内にあるときには、この増設ユ
ニット3,4における位置基準点に基づいて、搬送機構
10のスライド台33及び進退台42の位置及び動作を
制御する。
【0118】各ユニット2,3,4における位置基準点
は、各ユニット2,3,4の底板5a上に設けられ、各
ユニット2,3,4におけるドライブ8及びカセット棚
9の位置の基準となっている。したがって、制御回路部
69が搬送機構10のスライド台33及び進退台42の
位置及び動作を各ユニット2,3,4における各位置基
準点に基づいて制御することにより、結合されたラック
ピラー26同士の間に若干の位置ずれがあっても、スラ
イド台33及び進退台42は、各ユニット2,3,4に
おいて、ドライブ8及びカセット棚9に対して正確な位
置に制御されることとなる。
は、各ユニット2,3,4の底板5a上に設けられ、各
ユニット2,3,4におけるドライブ8及びカセット棚
9の位置の基準となっている。したがって、制御回路部
69が搬送機構10のスライド台33及び進退台42の
位置及び動作を各ユニット2,3,4における各位置基
準点に基づいて制御することにより、結合されたラック
ピラー26同士の間に若干の位置ずれがあっても、スラ
イド台33及び進退台42は、各ユニット2,3,4に
おいて、ドライブ8及びカセット棚9に対して正確な位
置に制御されることとなる。
【0119】この位置基準点は、図20に示すように、
搬送機構10のスライド台33及び進退台42の移動操
作の原点と、カセット棚9における各ケース12の高さ
位置について設けられている。スライド台33及び進退
台42の移動操作の原点については、それぞれを所定の
方向に移動させたときに、底板5a上に設けられた位置
基準点を示す部材80に突き当たったときの位置として
検出することができる。また、カセット棚9における各
ケース12の高さ位置については、底板5a上に設けら
れた位置基準点を示す部材81におけるスリット82の
位置として検出することができる。
搬送機構10のスライド台33及び進退台42の移動操
作の原点と、カセット棚9における各ケース12の高さ
位置について設けられている。スライド台33及び進退
台42の移動操作の原点については、それぞれを所定の
方向に移動させたときに、底板5a上に設けられた位置
基準点を示す部材80に突き当たったときの位置として
検出することができる。また、カセット棚9における各
ケース12の高さ位置については、底板5a上に設けら
れた位置基準点を示す部材81におけるスリット82の
位置として検出することができる。
【0120】基本ユニット2に増設ユニット3,4を結
合させるときには、制御回路部の電源は遮断している。
そして、各ユニット2,3,4の結合が完了した後、制
御回路部の電源を投入したときには、基本ユニット2内
の制御回路部69は、図21に示すように、これら各ユ
ニット2,3,4のそれぞれの位置基準点80,82を
検出して記憶するイニシャライズ処理を実行する。
合させるときには、制御回路部の電源は遮断している。
そして、各ユニット2,3,4の結合が完了した後、制
御回路部の電源を投入したときには、基本ユニット2内
の制御回路部69は、図21に示すように、これら各ユ
ニット2,3,4のそれぞれの位置基準点80,82を
検出して記憶するイニシャライズ処理を実行する。
【0121】このイニシャライズ処理を行うには、基本
ユニット2の制御回路部69は、図22のフローチャー
トに示すように、まず、ステップst17において、基
本ユニット2に結合された増設ユニット3,4の制御回
路部と通信して、結合された増設ユニット3,4の個数
を識別して記憶する。
ユニット2の制御回路部69は、図22のフローチャー
トに示すように、まず、ステップst17において、基
本ユニット2に結合された増設ユニット3,4の制御回
路部と通信して、結合された増設ユニット3,4の個数
を識別して記憶する。
【0122】次に、ステップst18において、基本ユ
ニット2の制御回路部69は、基本ユニット2及び各増
設ユニット3,4それぞれについての位置基準点を検出
し、記憶する。この各ユニット2,3,4についての位
置基準点の検出は、各ユニット2,3,4内に搬送機構
10の昇降台25を移動させ、各ユニット2,3,4ご
とに、スライド台33及び進退台42を位置基準点を示
す部材に突き当てるとともに、各ユニット2,3,4ご
とに、位置基準点を示す部材におけるスリットの位置を
検出することによって行う。
ニット2の制御回路部69は、基本ユニット2及び各増
設ユニット3,4それぞれについての位置基準点を検出
し、記憶する。この各ユニット2,3,4についての位
置基準点の検出は、各ユニット2,3,4内に搬送機構
10の昇降台25を移動させ、各ユニット2,3,4ご
とに、スライド台33及び進退台42を位置基準点を示
す部材に突き当てるとともに、各ユニット2,3,4ご
とに、位置基準点を示す部材におけるスリットの位置を
検出することによって行う。
【0123】制御回路部69は、このようなイニシャラ
イズ処理が完了すれば、以後は、記憶されている各ユニ
ット2,3,4ごとの位置基準点に基づいて、各ユニッ
ト2,3,4ごとに、搬送機構10のスライド台33及
び進退台42の位置及び動作を制御することができる。
イズ処理が完了すれば、以後は、記憶されている各ユニ
ット2,3,4ごとの位置基準点に基づいて、各ユニッ
ト2,3,4ごとに、搬送機構10のスライド台33及
び進退台42の位置及び動作を制御することができる。
【0124】なお、電源投入時にこのようなイニシャラ
イズ処理を行わずに、まず、基本ユニット2についての
位置基準点を検出して記憶しておき、その後、搬送機構
10の昇降台25が増設ユニット3,4内に移動された
ときに、その増設ユニット3,4についての位置基準点
を検出して記憶するようにしてもよい。
イズ処理を行わずに、まず、基本ユニット2についての
位置基準点を検出して記憶しておき、その後、搬送機構
10の昇降台25が増設ユニット3,4内に移動された
ときに、その増設ユニット3,4についての位置基準点
を検出して記憶するようにしてもよい。
【0125】ところで、基本ユニット2の制御回路部6
9と搬送機構10との間は、図23に示すように、複数
の導線が並列されて絶縁部材によって接合されて長尺帯
状に形成されたフラットケーブル83を介して接続され
ている。
9と搬送機構10との間は、図23に示すように、複数
の導線が並列されて絶縁部材によって接合されて長尺帯
状に形成されたフラットケーブル83を介して接続され
ている。
【0126】このフラットケーブル83は、長手方向の
略々中央部分において二つに折り曲げられるとともに、
この折り曲げ部分の近傍において折り曲げ保持部材84
によって挟持されている。そして、このフラットケーブ
ル83は、搬送機構10の昇降台25が増設ユニット
3,4内に移動されたときには、図24に示すように、
基本ユニット2の制御回路部69とこの搬送機構10と
の間の距離に応じて、折り曲げ部分を中心とした両端側
間の角度が可変される。
略々中央部分において二つに折り曲げられるとともに、
この折り曲げ部分の近傍において折り曲げ保持部材84
によって挟持されている。そして、このフラットケーブ
ル83は、搬送機構10の昇降台25が増設ユニット
3,4内に移動されたときには、図24に示すように、
基本ユニット2の制御回路部69とこの搬送機構10と
の間の距離に応じて、折り曲げ部分を中心とした両端側
間の角度が可変される。
【0127】したがって、この記録再生装置において
は、所定の数までの増設ユニットの増設においては、基
本ユニット2の制御回路部69と搬送機構10との間を
接続するフラットケーブル83を交換する必要がない。
は、所定の数までの増設ユニットの増設においては、基
本ユニット2の制御回路部69と搬送機構10との間を
接続するフラットケーブル83を交換する必要がない。
【0128】折り曲げ保持部材84は、合成樹脂材料に
よりモールド成型されたものであって、図25に示すよ
うに、フラットケーブル83の両端側間が開かれるとき
に、このフラットケーブル83によって押圧される部分
が、フラットケーブル83の主面部に平行で長手方向に
直交する軸回りの円筒面形状となされている。フラット
ケーブル83は、折り曲げ部分を中心とした両端側間の
角度を拡げられたときにも、折り曲げ保持部材84の円
筒面形状の部分85に当接するので、断線の危険を生じ
させるようなストレスを受けることがない。
よりモールド成型されたものであって、図25に示すよ
うに、フラットケーブル83の両端側間が開かれるとき
に、このフラットケーブル83によって押圧される部分
が、フラットケーブル83の主面部に平行で長手方向に
直交する軸回りの円筒面形状となされている。フラット
ケーブル83は、折り曲げ部分を中心とした両端側間の
角度を拡げられたときにも、折り曲げ保持部材84の円
筒面形状の部分85に当接するので、断線の危険を生じ
させるようなストレスを受けることがない。
【0129】なお、フラットケーブル83は、折り曲げ
部分において、図26に示すように、円弧状に屈曲され
ていることとしてもよい。また、折り曲げ保持部材は、
可撓性を有する材料により形成してもよい。
部分において、図26に示すように、円弧状に屈曲され
ていることとしてもよい。また、折り曲げ保持部材は、
可撓性を有する材料により形成してもよい。
【0130】〔5〕動作
次に、上述のように構成された記録再生装置の動作を説
明する。
明する。
【0131】〔a〕カセット棚へのテープカセットの装
填及び取り出し テープカセットをカセット棚9へ装填したり取り出した
りしたい場合には、挿入ボタンあるいは取り出しボタン
を押す。すると、基本ユニット2、または、増設ユニッ
ト3,4のいずれかのカセット棚9のケース12が選択
され、選択された選択ケース12が、挿脱口24と対応
する外ゲート22の位置へ来るまで、テーブル11が回
転操作される。そこで、挿脱口24より、ケース12の
内部へテープカセットを挿入し、あるいは、取り出す。
填及び取り出し テープカセットをカセット棚9へ装填したり取り出した
りしたい場合には、挿入ボタンあるいは取り出しボタン
を押す。すると、基本ユニット2、または、増設ユニッ
ト3,4のいずれかのカセット棚9のケース12が選択
され、選択された選択ケース12が、挿脱口24と対応
する外ゲート22の位置へ来るまで、テーブル11が回
転操作される。そこで、挿脱口24より、ケース12の
内部へテープカセットを挿入し、あるいは、取り出す。
【0132】テーブル11の回転は、以下のようにして
行われる。図5のモータ16が回転すると、その回転力
が歯車17を介してセンターギヤ15に伝わり、センタ
ーギヤ15と一体のテーブル11が回転する。テーブル
11を回転させた後の停止の際の位置決めは、エンコー
ダ18と位置センサ19とによって行われる。
行われる。図5のモータ16が回転すると、その回転力
が歯車17を介してセンターギヤ15に伝わり、センタ
ーギヤ15と一体のテーブル11が回転する。テーブル
11を回転させた後の停止の際の位置決めは、エンコー
ダ18と位置センサ19とによって行われる。
【0133】〔b〕カセット棚からのテープカセットの
取り出し テープカセットに対する記録または再生を行う場合に
は、テープカセットの選択ボタンと記録ボタンまたは再
生ボタンを押す。すると、選択されたテープカセットが
ドライブ8まで搬送される。ドライブ8は、この実施の
形態においては、基本ユニット2と増設ユニット3と
に、それぞれ2台ずつ設けけられており、選択されたテ
ープカセットのケース12に一番近いドライブ8が選択
される。例えば、最下段の基本ユニット2の上段のテー
プカセットが選択され、基本ユニット2の前面から見て
左側のドライブ8が選択された場合は、以下のようにな
る。
取り出し テープカセットに対する記録または再生を行う場合に
は、テープカセットの選択ボタンと記録ボタンまたは再
生ボタンを押す。すると、選択されたテープカセットが
ドライブ8まで搬送される。ドライブ8は、この実施の
形態においては、基本ユニット2と増設ユニット3と
に、それぞれ2台ずつ設けけられており、選択されたテ
ープカセットのケース12に一番近いドライブ8が選択
される。例えば、最下段の基本ユニット2の上段のテー
プカセットが選択され、基本ユニット2の前面から見て
左側のドライブ8が選択された場合は、以下のようにな
る。
【0134】テープカセットが選択されると、図10に
示すように、選択されたテープカセットが内ゲート23
と対応する位置となるまで、テーブル11が回転されて
停止する。一方、それと同時に、搬送機構10の昇降台
25が、内ゲート23へ向かって移動する。すなわち、
以下のようにして移動する。図9において、モータ30
が回転し、その回転力がウォーム歯車31,ハスバ歯車
32,連結軸29を介して一対のピニオン68に伝わ
り、一対のピニオン68がラック26dを転がる。そし
て、エンコーダ65により位置検出が行われると、モー
タ30の回転が停止して、昇降台25の上昇が停止す
る。その後、モータ38が回転すると、駆動歯車30が
ラック37上を転がるので、スライド台33がガイドロ
ッド36及び連結軸29に沿って移動する。そして、エ
ンコーダ41により位置検出が行われると、モータ38
の回転が停止して、スライド台33の移動が停止する。
その後、モータ45が回転すると、駆動歯車46がラッ
ク44上を転がるので、進退台42が一対のガイドロッ
ド43に沿って前進し、ピッカー50,51がケース1
2の内部に挿入される。そして、一対の通過センサ64
の間をピッカー50,51が通過したことと、エンコー
ダ48による位置検出が行われると、モータ45の回転
が停止して、進退台33の移動が停止する。その後、モ
ータ54が回転すると、ウォーム55によりウォームホ
イール56が回転し、ウォームホイール56上の偏心位
置にあるピン57が円を描くので、一端にピン57が挿
入された「く」の字形のレバー58の一端が後退する。
このとき、バネ60の付勢力も作用してピッカー50,
51が閉じ、爪50a,51aの部分がケース12の内
部のテープカセットの両側面の凹部に入り込み、テープ
カセットがピッカー50,51によりクランプされる。
示すように、選択されたテープカセットが内ゲート23
と対応する位置となるまで、テーブル11が回転されて
停止する。一方、それと同時に、搬送機構10の昇降台
25が、内ゲート23へ向かって移動する。すなわち、
以下のようにして移動する。図9において、モータ30
が回転し、その回転力がウォーム歯車31,ハスバ歯車
32,連結軸29を介して一対のピニオン68に伝わ
り、一対のピニオン68がラック26dを転がる。そし
て、エンコーダ65により位置検出が行われると、モー
タ30の回転が停止して、昇降台25の上昇が停止す
る。その後、モータ38が回転すると、駆動歯車30が
ラック37上を転がるので、スライド台33がガイドロ
ッド36及び連結軸29に沿って移動する。そして、エ
ンコーダ41により位置検出が行われると、モータ38
の回転が停止して、スライド台33の移動が停止する。
その後、モータ45が回転すると、駆動歯車46がラッ
ク44上を転がるので、進退台42が一対のガイドロッ
ド43に沿って前進し、ピッカー50,51がケース1
2の内部に挿入される。そして、一対の通過センサ64
の間をピッカー50,51が通過したことと、エンコー
ダ48による位置検出が行われると、モータ45の回転
が停止して、進退台33の移動が停止する。その後、モ
ータ54が回転すると、ウォーム55によりウォームホ
イール56が回転し、ウォームホイール56上の偏心位
置にあるピン57が円を描くので、一端にピン57が挿
入された「く」の字形のレバー58の一端が後退する。
このとき、バネ60の付勢力も作用してピッカー50,
51が閉じ、爪50a,51aの部分がケース12の内
部のテープカセットの両側面の凹部に入り込み、テープ
カセットがピッカー50,51によりクランプされる。
【0135】テープカセットがクランプされた状態で、
上述と逆の動きにより、進退台42が後退すると、テー
プカセットがケース12から取り出される。
上述と逆の動きにより、進退台42が後退すると、テー
プカセットがケース12から取り出される。
【0136】〔c〕テープカセットのドライブヘの搬送
この状態から、昇降台25が上述とは反対に2段だけ降
下して図10の状態になった後に、スライド台33が右
へ(前面から見て左へ)向かって移動する。これによ
り、スライド台33は、目的のドライブ8と対向するの
で、進退台42が前進し、クランプされているテープカ
セット67がドライブ8の内部に挿入される。その後、
モータ54が上述とは逆の方向へ回転すると、バネ60
の付勢力に抗して一対のピッカー50,51が開き、テ
ープカセット67がピッカー50,51から離れてドラ
イブ8の中に装填される。その後、進退台42が後退
し、ドライブ8へのテープカセット67の搬送が終了す
る。
下して図10の状態になった後に、スライド台33が右
へ(前面から見て左へ)向かって移動する。これによ
り、スライド台33は、目的のドライブ8と対向するの
で、進退台42が前進し、クランプされているテープカ
セット67がドライブ8の内部に挿入される。その後、
モータ54が上述とは逆の方向へ回転すると、バネ60
の付勢力に抗して一対のピッカー50,51が開き、テ
ープカセット67がピッカー50,51から離れてドラ
イブ8の中に装填される。その後、進退台42が後退
し、ドライブ8へのテープカセット67の搬送が終了す
る。
【0137】〔d〕ドライブからカセット棚へのテープ
カセットの返却 テープカセットに対する記録または再生が終了すると、
テープカセットは、ドライブ8から、元のカセット棚9
のケース12に収納される。この場合の各部の動きは、
テープカセットをケース12から取り出してドライブ8
に挿入する場合の上述した動きと反対の動きとなる。
カセットの返却 テープカセットに対する記録または再生が終了すると、
テープカセットは、ドライブ8から、元のカセット棚9
のケース12に収納される。この場合の各部の動きは、
テープカセットをケース12から取り出してドライブ8
に挿入する場合の上述した動きと反対の動きとなる。
【0138】なお、カセット棚9におけるケースは、上
述の実施の形態では、2段または4段重ねとしたが、3
段、または、5段以上としてもよい.また、増設ユニッ
トとしては、ドライブ8のみを設け、カセット棚9を備
えないものでもよい。さらに、各ユニットを横置きに
し、横方向へ増設するようにしてもよい。また、挿脱口
は、全てのユニットに設ける必要はなく、基本ユニット
のみに設けるようにしてもよい。
述の実施の形態では、2段または4段重ねとしたが、3
段、または、5段以上としてもよい.また、増設ユニッ
トとしては、ドライブ8のみを設け、カセット棚9を備
えないものでもよい。さらに、各ユニットを横置きに
し、横方向へ増設するようにしてもよい。また、挿脱口
は、全てのユニットに設ける必要はなく、基本ユニット
のみに設けるようにしてもよい。
【0139】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録再生装
置においては、記録媒体に設けられた管理情報を記憶す
るメモリ手段との間でアンテナは、収容機構の近傍であ
って、挿脱口を介してこの収容機構の収容部に装填され
この収容機構の回動部材が回動操作されることにより搬
送機構側に移送される記録媒体のメモリ手段との間で、
この記録媒体の搬送機構側への移送が完了する前に、情
報信号の授受を行う位置に配設されている。
置においては、記録媒体に設けられた管理情報を記憶す
るメモリ手段との間でアンテナは、収容機構の近傍であ
って、挿脱口を介してこの収容機構の収容部に装填され
この収容機構の回動部材が回動操作されることにより搬
送機構側に移送される記録媒体のメモリ手段との間で、
この記録媒体の搬送機構側への移送が完了する前に、情
報信号の授受を行う位置に配設されている。
【0140】したがって、この記録再生装置において
は、収納機構によって、記録媒体が搬送機構側へ移送さ
れたときには、すでに、記録媒体のメモリ手段からの管
理情報の読出しが完了している。
は、収納機構によって、記録媒体が搬送機構側へ移送さ
れたときには、すでに、記録媒体のメモリ手段からの管
理情報の読出しが完了している。
【0141】すなわち、本発明は、記録媒体についての
管理情報として大量の情報を扱うことができ、また、装
置構成が簡素化された記録再生装置を提供することがで
きるものである。
管理情報として大量の情報を扱うことができ、また、装
置構成が簡素化された記録再生装置を提供することがで
きるものである。
【図1】本発明に係る記録再生装置の実施の形態におけ
る基本ユニットのブロック図である。
る基本ユニットのブロック図である。
【図2】本発明に係る記録再生装置の実施の形態におけ
る基本ユニットの斜視図である。
る基本ユニットの斜視図である。
【図3】本発明に係る記録再生装置の実施の形態におけ
る基本ユニットを斜め下方から見た斜視図である。
る基本ユニットを斜め下方から見た斜視図である。
【図4】本発明に係る記録再生装置の実施の形態におけ
る基本ユニットに係り、カセット棚を構成するテーブル
の部分を示す斜視図である。
る基本ユニットに係り、カセット棚を構成するテーブル
の部分を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る記録再生装置の実施の形態におけ
る基本ユニットに係り、カセット櫃を構成するテーブル
を除去して示す斜視図である。
る基本ユニットに係り、カセット櫃を構成するテーブル
を除去して示す斜視図である。
【図6】上記基本ユニットにおいて、フロントパネルを
取り外した状態を示す斜視図である。
取り外した状態を示す斜視図である。
【図7】上記基本ユニットにおいて、ドライブを前方側
に引き出している状態を示す斜視図である。
に引き出している状態を示す斜視図である。
【図8】上記基本ユニットにおいて、ドライブを前方側
に引き出した状態を示す斜視図である。
に引き出した状態を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る記録再生装置の実施の形態におけ
る基本ユニットに係り、搬送機構を示す斜視図である。
る基本ユニットに係り、搬送機構を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る記録再生装置の実施の形態にお
ける基本ユニットに係り、カセット棚とドライブと搬送
機構との関係を示す斜視図である。
ける基本ユニットに係り、カセット棚とドライブと搬送
機構との関係を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る記録再生装置におけるMICデ
ータの処理を示すフローチャートである。
ータの処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る記録再生装置におけるドライブ
の交換の手順を示すフローチャートである。
の交換の手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る記録再生装置の実施の形態に係
り、増設ユニットの斜視図である。
り、増設ユニットの斜視図である。
【図14】本発明に係る記録再生装置の実施の形態に係
り、他の増設ユニットの斜視図である。
り、他の増設ユニットの斜視図である。
【図15】本発明に係る記録再生装置の実施の形態に係
り、基本ユニットにラックピラーを複数取り付けた状態
を示す斜視図である。
り、基本ユニットにラックピラーを複数取り付けた状態
を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る記録再生装置の実施の形態に係
り、基本ユニットにラックピラーを複数取り付けて天非
板を取リつけた状態を示す斜視図である。
り、基本ユニットにラックピラーを複数取り付けて天非
板を取リつけた状態を示す斜視図である。
【図17】本発明に係る記録再生装置の実施の形態に係
り、基本ユニットと4つの増設ユニットとを結合して構
成した斜視図である。
り、基本ユニットと4つの増設ユニットとを結合して構
成した斜視図である。
【図18】本発明に係る記録再生装置の実施の形態に係
り、基本ユニットに増設ユニットを結合する前の状態を
示す斜視図である。
り、基本ユニットに増設ユニットを結合する前の状態を
示す斜視図である。
【図19】本発明に係る記録再生装置の実施の形態に係
り、基本ユニットに増設ユニットを結合した状態を示す
斜視図である。
り、基本ユニットに増設ユニットを結合した状態を示す
斜視図である。
【図20】本発明に係る記録再生装置における位置基準
点を示す斜視図である。
点を示す斜視図である。
【図21】本発明に係る記録再生装置の各ユニットにお
ける位置基準点を示す側面図である。
ける位置基準点を示す側面図である。
【図22】本発明に係る記録再生装置においてユニット
を増設した後のイニシャライズ処理を示すフローチャー
トである。
を増設した後のイニシャライズ処理を示すフローチャー
トである。
【図23】本発明に係る記録再生装置において搬送機構
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの構成を示
す斜視図である。
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの構成を示
す斜視図である。
【図24】本発明に係る記録再生装置において搬送機構
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの構成を示
す側面図である。
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの構成を示
す側面図である。
【図25】本発明に係る記録再生装置において搬送機構
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの要部の構
成を示す縦断面図である。
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの要部の構
成を示す縦断面図である。
【図26】本発明に係る記録再生装置において搬送機構
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの要部の構
成の他の例を示す縦断面図である。
と制御回路部とを接続するフラットケーブルの要部の構
成の他の例を示す縦断面図である。
2 基本ユニット、3,4 増設ユニット、5 外筐
体、8 ドライブ、9カセット棚、10 搬送機構、6
1 搬送空間、63 貫通孔、67 テープカセット
体、8 ドライブ、9カセット棚、10 搬送機構、6
1 搬送空間、63 貫通孔、67 テープカセット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 黒川 俊哉
東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ
ー株式会社内
Fターム(参考) 5D057 AA02 BB02 BC03 BE05 CA15
CC08 CD02 CD10 EB20
5D110 AA04 AA22 AA27 AA29 BB16
BB21 BB25 DA01 DA08 DA11
DB09 DC05 DE04
Claims (3)
- 【請求項1】 外筐体と、 鉛直軸を中心として水平面内で回動操作可能な回動部材
と、この回動部材の周囲部に配設され記録媒体を収容す
る複数の収容部とを有して構成されて、上記外筐体内の
前方側に位置して配設され、複数の記録媒体を収容する
収容機構と、 上記外筐体のフロントパネルに設けられ、この外筐体の
前方側からの上記収容機構の複数の収容部うち前方側に
位置するものに対する記録媒体の装填及び取り出しを可
能とする挿脱口と、 記録媒体にデータを記録し、または、記録媒体よりデー
タを再生する記録再生部と、 上記収容機構の後方側に位置して配設され、収容機構の
複数の収容部うち後方側に位置するものと、記録再生部
との間で記録媒体を搬送する搬送機構と、 上記収容機構、上記記録再生部及び上記搬送機構が接続
され、これらを制御する制御回路部と、 上記記録媒体に設けられた管理情報を記憶するメモリ手
段との間で、アンテナを介して非接触で情報信号の授受
を行って、得られた情報を上記制御回路部に送る送受信
手段とを備え、 上記アンテナは、上記収容機構の近傍であって、上記挿
脱口を介してこの収容機構の収容部に装填されこの収容
機構の回動部材が回動操作されることにより搬送機構側
に移送される記録媒体のメモリ手段との間で、この記録
媒体の上記搬送機構側への移送が完了する前に、情報信
号の授受を行う位置に配設されていることを特徴とする
記録再生装置。 - 【請求項2】 搬送機構には、記録媒体に表示された管
理情報を表すコードを光学的に読み取り、得られた情報
を制御回路部に送る光学的読み取り手段が設けられてい
ることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項3】 制御回路部は、記録媒体のメモリ手段か
ら得られた情報が送受信手段より送られ、かつ、光学的
読み取り手段より情報が送られなかった場合には、送受
信手段より送られた情報のうちの少なくとも一部を、光
学的読み取り手段より送られた情報として扱う処理を行
うことを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193775A JP2003006963A (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 記録再生装置 |
US10/178,450 US6829117B2 (en) | 2001-06-26 | 2002-06-24 | Data library that reads a memory while transporting the recording medium |
CNB021286418A CN1201319C (zh) | 2001-06-26 | 2002-06-26 | 记录/重放装置和数据文件库 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193775A JP2003006963A (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003006963A true JP2003006963A (ja) | 2003-01-10 |
Family
ID=19031997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001193775A Pending JP2003006963A (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 記録再生装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2003006963A (ja) |
CN (1) | CN1201319C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008186499A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Sony Corp | ドライブ装置、記録メディアの取り扱い可能性報知方法、記録メディアの取り扱い動作制御方法および記録メディア |
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JP2005259179A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カセットライブラリー装置およびその姿勢制御方法 |
JP4328682B2 (ja) * | 2004-07-13 | 2009-09-09 | 富士通株式会社 | 光記録媒体用の無線タグアンテナ構造および無線タグアンテナ付き光記録媒体の収納ケース |
JP4281687B2 (ja) * | 2005-01-06 | 2009-06-17 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および情報処理方法、プログラム |
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JP4268170B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2009-05-27 | 富士通株式会社 | 記憶媒体収容装置外付けユニット |
JP4720689B2 (ja) * | 2006-09-05 | 2011-07-13 | 日立工機株式会社 | 遠心機 |
JP4362506B2 (ja) * | 2006-12-08 | 2009-11-11 | 富士通株式会社 | 記憶媒体収容装置 |
US8400728B2 (en) * | 2011-05-23 | 2013-03-19 | Spectra Logic Corp. | Efficient moves via repository |
WO2014205259A1 (en) | 2013-06-20 | 2014-12-24 | Gencell Ltd. | Gas diffusion electrode and process for making same |
US9218132B2 (en) * | 2014-03-07 | 2015-12-22 | Thomson Licensing | System and method of writing to a non-volatile storage medium |
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---|---|---|---|---|
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US6201474B1 (en) * | 1998-10-21 | 2001-03-13 | Intermec Ip Corp. | Magnetic tape storage media having RFID transponders |
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KR20010103628A (ko) * | 2000-05-08 | 2001-11-23 | 이데이 노부유끼 | 테이프 카세트와 정보저장장치 |
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2001
- 2001-06-26 JP JP2001193775A patent/JP2003006963A/ja active Pending
-
2002
- 2002-06-24 US US10/178,450 patent/US6829117B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-26 CN CNB021286418A patent/CN1201319C/zh not_active Expired - Fee Related
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JP2008186499A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Sony Corp | ドライブ装置、記録メディアの取り扱い可能性報知方法、記録メディアの取り扱い動作制御方法および記録メディア |
US8149660B2 (en) | 2007-01-29 | 2012-04-03 | Sony Corporation | Drive apparatus, method of informing possibility of handling and operating recording medium, control method of handling and operating recording medium, and recording medium |
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Publication number | Publication date |
---|---|
CN1395244A (zh) | 2003-02-05 |
US20030039051A1 (en) | 2003-02-27 |
US6829117B2 (en) | 2004-12-07 |
CN1201319C (zh) | 2005-05-11 |
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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