JP2003005616A - 計算機ホログラム作成方法および装置 - Google Patents

計算機ホログラム作成方法および装置

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JP2003005616A
JP2003005616A JP2001185266A JP2001185266A JP2003005616A JP 2003005616 A JP2003005616 A JP 2003005616A JP 2001185266 A JP2001185266 A JP 2001185266A JP 2001185266 A JP2001185266 A JP 2001185266A JP 2003005616 A JP2003005616 A JP 2003005616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質の再生像を再生することができる計算
機ホログラムを高速に作成することができる方法および
装置を提供する。 【解決手段】 ホログラムにより再生されるべき目標再
生像上の複数の本来輝点それぞれについて、各本来輝点
(黒く塗りつぶした位置)に対して、3つの中間輝点
(ハッチングを施した位置)の割合で各中間輝点を想定
する。伝搬関数値記憶部により予め記憶されている伝搬
関数値は、目標再生像上の何れかの輝点から発生した光
波の波面の伝搬関数値と、中間位置に想定された輝点か
ら発生した光波の波面の伝搬関数値と、の和で表され
る。この伝搬関数値記憶部により予め記憶されている伝
搬関数値に基づいて、ホログラム面上の各画素点のホロ
グラム値が計算されて、計算機ホログラムが作成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明光の入射によ
り再生光を生じさせて目標再生像を再生する計算機ホロ
グラムを作成する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホログラムは、照明光の入射により再生
光を生じさせて再生像を再生するものである。このよう
なホログラムは、物体光と参照光とを写真乾板上で干渉
させることにより作成される他、計算によっても作成さ
れ得る。計算により作成されるホログラムは計算機ホロ
グラムと呼ばれる。この計算機ホログラムは例えば空間
光変調素子に呈示され、この空間光変調素子に照明光が
照射されると、空間光変調素子から再生光が生じて再生
像が再生される。
【0003】この計算機ホログラムの作成技術として以
下のものが知られている(例えば特開平9−25864
3号公報を参照)。先ず、目標再生像が複数の輝点の集
合からなり、これら複数の輝点それぞれから発生した球
面波がホログラム面上に達するものと仮定される。ホロ
グラム面上の各画素点について、目標再生像上の複数の
輝点それぞれとの間の伝搬関数値が計算され、これらの
伝搬関数値の総和が求められて、ホログラム値(再生時
に入射する照明光の振幅および位相の双方または何れか
一方を変調して再生光とする際の変調度)が計算され
る。そして、ホログラム面上の全ての画素点それぞれに
ついてホログラム値が計算されて、これにより計算機ホ
ログラムが作成される。
【0004】しかし、この公報に開示された計算機ホロ
グラム作成技術では、ホログラム面上の全ての画素点に
ついて、目標再生像上の複数の輝点それぞれとの間の伝
搬関数値が計算され加算されるので、目標再生像上の輝
点の数が多くなると、計算時間が多大になる。したがっ
て、実時間で計算機ホログラムを計算して空間光変調素
子に呈示することが困難である。
【0005】そこで、より高速に計算機ホログラムを作
成する技術として以下のものが提案されている(例え
ば、文献「Mark Lucente, "Interactive Computation o
f Holograms Using a Look-up Table", Journal of Ele
ctronic Imaging, Vol.2, No.1, pp.28-34 (1993)」や
特開平10−171781号公報を参照)。先ず、目標
再生像が複数の輝点の集合からなるものとみなされ、こ
れら複数の輝点それぞれとホログラム面上の各画素点と
の距離が離散化される。その離散化された各距離に応じ
た波面の伝搬関数値が予め計算されて記憶部に記憶され
る。ホログラム面上の各画素点について、目標再生像上
の複数の輝点それぞれとの間の実際の距離から上記の離
散化された距離が求められ、その求められた離散化され
た距離に応じた伝搬関数値が記憶部から読み出され、こ
れらの伝搬関数値の総和が求められて、ホログラム値が
計算される。そして、ホログラム面上の全ての画素点そ
れぞれについてホログラム値が計算されて、これにより
計算機ホログラムが作成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のLucenteの文献
や特開平10−171781号公報に記載された技術で
は、離散化された各距離に応じた伝搬関数値が予め計算
されて記憶部に記憶されていて、この記憶されている伝
搬関数値が用いられるので、伝搬関数値を都度計算する
場合と比較して、計算機ホログラムが短時間に作成され
る。しかしながら、ホログラム面上の全ての画素点それ
ぞれについて、伝搬関数値の総和が求められる必要があ
るので、やはり、計算時間が多大になる。特に、再生像
の画質を向上させるべく目標再生像上の輝点の数を多く
すると、実時間で計算機ホログラムを計算して空間光変
調素子に呈示することが困難になる。
【0007】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、高品質の再生像を再生することができ
る計算機ホログラムを高速に作成することができる方法
および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る計算機ホロ
グラム作成方法は、照明光の入射により再生光を生じさ
せて目標再生像を再生する計算機ホログラムを作成する
方法であって、(1) 目標再生像が複数の輝点の集合から
なるものとみなし、複数の輝点それぞれとホログラム面
上の各画素点との間の距離を離散化して、複数の輝点そ
れぞれについて中間位置に輝点を想定した場合の伝搬関
数値を予め伝搬関数値記憶部に記憶しておき、(2) その
伝搬関数値記憶部に記憶された伝搬関数値に基づいてホ
ログラム面上の各画素点のホログラム値を計算する、こ
とを特徴とする。
【0009】本発明に係る計算機ホログラム作成装置
は、照明光の入射により再生光を生じさせて目標再生像
を再生する計算機ホログラムを作成する装置であって、
(1) 目標再生像が複数の輝点の集合からなるものとみな
し、複数の輝点それぞれとホログラム面上の各画素点と
の間の距離を離散化して、複数の輝点それぞれについて
中間位置に輝点を想定した場合の伝搬関数値を予め記憶
する伝搬関数値記憶部と、(2) その伝搬関数値記憶部に
記憶された伝搬関数値に基づいてホログラム面上の各画
素点のホログラム値を計算する計算部と、を備えること
を特徴とする。
【0010】本発明に係る計算機ホログラム作成方法
(装置)によれば、伝搬関数値記憶部により予め記憶さ
れている伝搬関数値は、目標再生像上の複数の輝点それ
ぞれとホログラム面上の各画素点との間の距離が離散化
されて、これら複数の輝点それぞれについて中間位置
(1つでも複数でもよい)に輝点を想定した場合の伝搬
関数値であって、目標再生像上の何れかの輝点から発生
した光波の波面の伝搬関数値と、中間位置に想定された
輝点から発生した光波の波面の伝搬関数値と、の和で表
される。そして、この伝搬関数値記憶部により予め記憶
されている伝搬関数値に基づいて、ホログラム面上の各
画素点のホログラム値が計算されて、計算機ホログラム
が作成される。このようにすることで、高品質の再生像
を再生することができる計算機ホログラムが短時間に作
成される。
【0011】また、本発明に係る計算機ホログラム作成
方法は、(1) 複数の輝点のうち注目する輝点に対して隣
接する輝点の存否に応じて異なる中間位置に輝点を想定
した場合の伝搬関数値を予め伝搬関数値記憶部に記憶し
ておき、(2) 複数の輝点のうち注目する輝点に対して隣
接する輝点の存否を検知して、(3) この検知された隣接
する輝点の存否に基づいて、伝搬関数値記憶部に記憶さ
れている伝搬関数値を取得しホログラム値を計算する、
ことを特徴とする。また、本発明に係る計算機ホログラ
ム作成装置は、(1) 複数の輝点のうち注目する輝点に対
して隣接する輝点の存否を検知する隣接輝点検知部を更
に備え、(2) 伝搬関数値記憶部が、複数の輝点のうち注
目する輝点に対して隣接する輝点の存否に応じて異なる
中間位置に輝点を想定した場合の伝搬関数値を予め記憶
しており、(3) 計算部が、隣接輝点検知部により検知さ
れた隣接する輝点の存否に基づいて、伝搬関数値記憶部
に記憶されている伝搬関数値を取得しホログラム値を計
算する、ことを特徴とする。
【0012】この場合には、伝搬関数値記憶部により予
め記憶されている伝搬関数値は、目標再生像上の複数の
輝点それぞれとホログラム面上の各画素点との間の距離
が離散化されて、これら複数の輝点それぞれについて中
間位置に輝点を想定した場合の伝搬関数値であって、注
目する輝点に対して隣接する輝点の存否に応じて異なる
中間位置に輝点を想定した場合のものである。そして、
注目する輝点に対して隣接する輝点の存否が検知され、
この検知結果に基づいて伝搬関数値記憶部から読み出さ
れた何れかの伝搬関数値に基づいて、ホログラム面上の
各画素点のホログラム値が計算されて、計算機ホログラ
ムが作成される。このようにすることで、更に高品質の
再生像を再生することができる計算機ホログラムが短時
間に作成される。
【0013】また、本発明に係る計算機ホログラム作成
方法は、(1) 複数の輝点のうち注目する輝点に対して隣
接する輝点の存否および輝度に応じて異なる伝搬関数値
を予め伝搬関数値記憶部に記憶しておき、(2) 複数の輝
点のうち注目する輝点に対して隣接する輝点の存否およ
び輝度を検知して、(3) この検知された隣接する輝点の
存否および輝度に基づいて、伝搬関数値記憶部に記憶さ
れている伝搬関数値を取得しホログラム値を計算する、
ことを特徴とする。また、本発明に係る計算機ホログラ
ム作成装置は、(1) 隣接輝点検知部が、複数の輝点のう
ち注目する輝点に対して隣接する輝点が存在する場合に
対して隣接する輝点の輝度を検知し、(2) 伝搬関数値記
憶部が、複数の輝点のうち注目する輝点に対して隣接す
る輝点の存否および輝度に応じて異なる伝搬関数値を予
め記憶しており、(3) 計算部が、隣接輝点検知部により
検知された隣接する輝点の存否および輝度に基づいて、
伝搬関数値記憶部に記憶されている伝搬関数値を取得し
ホログラム値を計算する、ことを特徴とする。
【0014】この場合には、伝搬関数値記憶部により予
め記憶されている伝搬関数値は、目標再生像上の複数の
輝点それぞれとホログラム面上の各画素点との間の距離
が離散化されて、これら複数の輝点それぞれについて中
間位置に輝点を想定した場合の伝搬関数値であって、注
目する輝点に対して隣接する輝点の存否および輝度に応
じて異なるものである。すなわち、伝搬関数値記憶部に
より予め記憶されている伝搬関数値は、目標再生像上の
何れかの輝点から発生した光波の波面の伝搬関数値に或
る係数を付加したものと、中間位置に想定された輝点か
ら発生した光波の波面の伝搬関数値に或る係数を付加し
たものと、の和で表されるものであるが、付加される各
係数が隣接輝点の存否および輝度に応じて異なる。そし
て、注目する輝点に対して隣接する輝点の存否および輝
度が検知され、この検知結果に基づいて伝搬関数値記憶
部から読み出された何れかの伝搬関数値に基づいて、ホ
ログラム面上の各画素点のホログラム値が計算されて、
計算機ホログラムが作成される。このようにすること
で、更に高品質の再生像を再生することができる計算機
ホログラムが短時間に作成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0016】図1は、本実施形態に係る計算機ホログラ
ム作成装置1の概略構成図である。この図に示される計
算機ホログラム作成装置1は、制御部2、計算部3、伝
搬関数値記憶部4、ホログラム記憶部5および隣接輝点
検知部6を備える。制御部2は、計算機ホログラム作成
装置1の全体の動作を制御するものであって、特に、ホ
ログラム面上の各画素点の座標値(xh,yh)を順次に
発生して、これを計算部3およびホログラム記憶部5に
与える。なお、x軸およびy軸それぞれはホログラム面
上にあり、z軸はホログラム面に垂直である。
【0017】計算部3は、制御部2より与えられた座標
値(xh,yh)の画素点について、目標再生像上の複数
の輝点(座標値(xo,yo,zo))それぞれとの間の
距離を求めて、これに基づいて更に、離散化された距離
を求める。離散化された距離を求めるに当っては、x
軸,y軸およびz軸それぞれの方向成分について行な
う。以降では、離散化された距離に対応する整数値をi
x,iy,izと表す。
【0018】なお、このような距離の離散化に関連し
て、ホログラム面上の各画素点がx軸方向に間隔px
配置されy軸方向に間隔pyで配置されているとする
と、ホログラム面上の各画素点の座標値は(ihxx
hyy,0)の如く表され、目標再生像上の各輝点の
座標値は(ioxx,ioyy,iozz)の如く表され
る。ここで、ihxおよびihyそれぞれは、計算機ホログ
ラムが呈示される空間光変調素子の各画素点に対応し
て、或る連続した数値範囲に含まれる整数値である。し
かし、iox,ioyおよびiozそれぞれは、必ずしも、或
る連続した数値範囲に含まれる任意の整数値となり得る
ものでなくてもよく、例えば公差N(Nは2以上の整
数)の等差数列に含まれる整数値であってもよい。離散
化された距離に対応する各整数値は、ix=iox
hx,iy=ioy−ihy,iz=ioz なる式で表され
る。
【0019】そして、計算部3は、この整数値の組み合
わせ(ix,iy,iz)に対応するアドレスが示す伝搬
関数値記憶部4の記憶位置に予め記憶されている伝搬関
数値HT(ix,iy,iz)を読み出す。さらに、計算
部3は、目標再生像上の複数の輝点それぞれについて、
伝搬関数値HT(ix,iy,iz)と輝度値I(ix,i
y,iz)とを乗算し、この積HT・Iの総和を求めるこ
とで、ホログラム面上の座標値(xh,yh)の画素点の
ホログラム値H(xh,yh)を求める。
【0020】ホログラム記憶部5は、制御部2より与え
られた座標値(xh,yh)を受け取るとともに、計算部
3により計算されたホログラム値H(xh,yh)を受け
取って、座標値(xh,yh)に対応するアドレスが示す
記憶位置にホログラム値H(xh,yh)を記憶する。ホ
ログラム面上の各画素点の座標値(xh,yh)が制御部
2により順次に発生させられることで、ホログラム面上
の全ての画素点それぞれのホログラム値Hがホログラム
5に記憶される。これにより、計算機ホログラムが作成
される。
【0021】隣接輝点検知部6は、計算部3において目
標再生像上の複数の輝点のうち或る輝点(座標値
(xo,yo,zo))に注目しているときに、その注目
する輝点に対して隣接する輝点の存否を検知し、更に、
その注目する輝点に対して隣接する輝点が存在する場合
に当該隣接輝点の輝度を検知して、その検知結果を計算
部3に通知する。この検知結果を受け取った計算部3
は、その検知結果に対応する伝搬関数値HT(ix
y,iz)を伝搬関数値記憶部4より読み出す。
【0022】伝搬関数値記憶部4は、計算部3がホログ
ラム値を計算する際に利用する伝搬関数値を予め記憶し
ている。整数値の組み合わせ(ix,iy,iz)に対応
するアドレスが示す記憶位置に記憶されている伝搬関数
値HT(ix,iy,iz)は、
【0023】
【数1】 または、
【数2】 なる式で表される。
【0024】これらの式の右辺にある基本伝搬関数値H
0(ixx,iyy,izz)は、位置(ixx,iy
y,izz)にある輝点(以下「本来輝点」と言
う。)から発生した光波が原点に達したときの波面を表
す伝搬関数値であり、
【数3】 なる式で表される。λは照明光の波長であり、kは波数
である。
【0025】また、上記(2a)式は、(2b)式および(2c)式
の関係式を満たす位置(ixx+Δxn,iyy+Δ
n,izz)に存在すると仮定した輝点(以下「中間
輝点」と言う。)から発生した光波が原点に達したとき
の波面を表す基本伝搬関数値HT 0(ixx+Δxn,i
yy+Δyn,izz)と上記基本伝搬関数値HT0(i
xx,iyy,izz)とを加えたものである。中間輝
点の個数は、1であってもよいし、複数であってもよ
い。
【0026】計算部3は、伝搬関数値記憶部4より読み
出した上記(1)式または(2)式で表される伝搬関数値HT
(ix,iy,iz)、隠面消去処理が既に施された輝度
分布関数値I(xo,yo)および距離関数値Z(xo
o)に基づいて、
【0027】
【数4】 なる式の計算を行って、ホログラム面上の位置(xh
h)におけるホログラム値H(xh,yh)を求める。
【0028】図2は、本実施形態に係る計算機ホログラ
ム作成装置1の計算部3におけるホログラム値H
(xh,yh)の計算を説明する図である。この図には、
目標再生像上の複数の本来輝点のうちの輝点P1および
輝点P2が示されており、ホログラム面上の複数の画素
点のうちの画素点H1および画素点H2が示されている。
また、輝点P1から輝点P2への移動方向および移動量
は、画素点H1から画素点H2への移動方向および移動量
と等しいものとする。このとき、輝点P2から発生した
光波が画素点H2に達したときの波面を表す伝搬関数値
は、輝点P1から発生した光波が画素点H1に達したとき
の波面を表す伝搬関数値と等しい。したがって、ホログ
ラム面上の位置(xh,yh)におけるホログラム値H
(xh,yh)は、目標再生像上の複数の本来輝点それぞ
れについて、その本来輝点の位置とホログラム面上の位
置(xh,yh)との間の離散化された距離を表す整数値
の組み合わせ(ix,iy,iz)を求め、この整数値の
組み合わせに対応する伝搬関数値HT(上記(1)式また
は(2)式)に基づいて、上記(4)式に従って求めることが
できる。
【0029】図3は、本実施形態に係る計算機ホログラ
ム作成装置1により作成された計算機ホログラムを用い
た再生像の再生を説明する図である。この図に示された
再生光学系10は、空間光変調素子11、レンズ12お
よびマスク13を備える。空間光変調素子11は、透過
する光の振幅および位相の双方または何れか一方を各々
変調することができる多数の液晶セルが2次元配列され
たものである。計算機ホログラムの画素点は空間光変調
素子11の液晶セルと対応しており、計算機ホログラム
は空間光変調素子11に呈示される。
【0030】空間光変調素子11が振幅変調のみ可能で
ある場合、空間光変調素子11には、その半平面(例え
ばy>0の範囲)のみに、ホログラム値Hの実数部およ
び虚数部の何れか一方の値が呈示される。このように、
ホログラム値Hの実数部および虚数部の何れか一方の値
のみを計算するには、上記(4)式に替えて、
【0031】
【数5】 なる計算式が用いられるので、計算量が低減され、計算
時間が短時間となる。図3に示された再生光学系10
は、このような場合に用いられるものである。
【0032】空間光変調素子11に波長λの照明光30
が入射したときに再生される再生像のうち、ホログラム
面から+z方向に距離zhだけ離れた位置に再生される
輝点21、および、この輝点21の共役像である輝点2
2を考える。輝点21から発生したように観測される再
生光の波面31は、マスク13の開口13A(x軸方向
の開口幅がλf/px、y軸方向の開口範囲が−λf/
2py〜0)を通過して、マスク13の右方であってy
=0の位置にある観測視点50で観測される。ここで、
fは、レンズ12の焦点距離であり、レンズ12とマス
ク13との間の距離でもある。また、pxはx軸方向の
隣接する画素間距離、pyはy軸方向の隣接する画素間
距離である。これに対して、共役像である輝点22から
発生したように観測される共役再生光の波面32は、マ
スク13により遮断されて、観測視点50で観測されな
い。このようにマスク13を設けることで、共役像を観
測することなく、再生像のみを観測することができる。
【0033】このとき観測視点50に到達する波面31
はレンズ12により虚像化されて、観測視点50からは
虚像の輝点41として観測される。この虚像の輝点41
とマスク13との間の距離をL41と表す。同様に、共役
像である輝点22から発生したように観測される波面3
2はレンズ12により虚像化されて、観測視点50から
は虚像の輝点42として観測される。この虚像の輝点4
2とマスク13との間の距離をL42と表す。
【0034】なお、図3に示される再生光学系10を用
いる場合、計算機ホログラムの作成の際に必要な空間光
変調素子11と再生される輝点21,22との間の間隔
hは、観測視点50からレンズ12越しに観測される
輝点21,22の虚像の輝点41,42までの距離
41,L42に基づいて、
【0035】
【数6】 なる関係式により求められる。
【0036】以上に説明した事項は、以下に説明する各
実施形態において共通の事項である。以下では、各実施
形態に係るホログラム作成装置および方法について説明
し、特に、伝搬関数値記憶部4に記憶される伝搬関数値
HT(ix,iy,iz)について説明する。
【0037】(第1実施形態)次に、第1実施形態に係
るホログラム作成装置および方法について説明する。図
4は、第1実施形態に係るホログラム作成装置および方
法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の説
明図である。本実施形態では、この図に示されるよう
に、目標再生像上の複数の本来輝点それぞれについて、
各本来輝点(図中で黒く塗りつぶした位置)に対して、
3つの中間輝点(図中でハッチングを施した位置)の割
合で各中間輝点を想定する。本来輝点の間隔px,py
6とする(ただし、空間光変調素子における隣接画素間
距離を単位距離とする。以下同様。)。
【0038】そして、本来輝点の位置は(ixx,iy
y,izz)であるとし、3つの中間輝点それぞれの
位置は (ixx,iyy+py/2,izz)、 (ixx+px/2,iyy,izz)、 (ixx+px/2,iyy+py/2,izz) であるとする。
【0039】このとき、伝搬関数値HT(上記(2)式)
は、
【0040】
【数7】 なる式で表される。この伝搬関数値HTは、上記(3)式
の基本伝搬関数値HT0と、本来輝点をx軸方向にpx
2だけ移動させた場合の基本伝搬関数値HT0と、本来
輝点をy軸方向にpy/2だけ移動させた場合の基本伝
搬関数値HT0と、本来輝点をx軸方向にpx/2だけ移
動させ且つy軸方向にpy/2だけ移動させた場合の基
本伝搬関数値HT0と、の和として表される。
【0041】この(7)式で表される伝搬関数値HTが用
いられ、上記(4)式に従ってホログラム面上の全ての画
素点についてホログラム値H(xh,yh)が計算され
て、計算機ホログラムが作成される。そして、この計算
機ホログラムが空間光変調素子に呈示され、この空間光
変調素子に照明光が入射することで、再生像が再生され
る。このようにして再生された再生像上には本来輝点だ
けでなく中間輝点も再生される。
【0042】px=py=6として配置された本来輝点の
みについての伝搬関数値を用いる場合と比較して、本来
輝点に加えて中間輝点も含めた伝搬関数値HTが用いら
れる本実施形態では、計算機ホログラムの作成に要する
時間は同じであるにも拘わらず、再生像上の輝点の数は
4倍である。また、px=py=3として配置された本来
輝点のみについての伝搬関数値を用いる場合と比較し
て、px=py=6として配置された本来輝点に加えて中
間輝点も含めた伝搬関数値HTが用いられる本実施形態
では、再生像上の輝点の数は同数あるにも拘わらず、計
算機ホログラムの作成に要する時間は1/4である。こ
のように、本実施形態では、高品質の再生像を再生する
ことができる計算機ホログラムが短時間に作成される。
【0043】(第2実施形態)次に、第2実施形態に係
るホログラム作成装置および方法について説明する。図
5は、第2実施形態に係るホログラム作成装置および方
法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の説
明図である。本実施形態では、この図に示されるよう
に、目標再生像上の複数の本来輝点それぞれについて、
各本来輝点(図中で黒く塗りつぶした位置)に対して、
8つの中間輝点(図中でハッチングを施した位置)の割
合で各中間輝点を想定する。本来輝点の間隔px,py
9とする。
【0044】そして、本来輝点の位置は(ixx,iy
y,izz)であるとし、8つの中間輝点それぞれの
位置は (ixx,iyy+py/3,izz)、 (ixx,iyy+2py/3,izz)、 (ixx+px/3,iyy+py,izz)、 (ixx+px/3,iyy+py/3,izz)、 (ixx+px/3,iyy+2py/3,izz)、 (ixx+2px/3,iyy+py,izz)、 (ixx+2px/3,iyy+py/3,izz)、 (ixx+2px/3,iyy+2py/3,izz) であるとする。
【0045】このとき、伝搬関数値HT(上記(2)式)
は、
【0046】
【数8】 なる式で表される。この(8)式で表される伝搬関数値H
Tが用いられ、上記(4)式に従ってホログラム面上の全
ての画素点についてホログラム値H(xh,yh)が計算
されて、計算機ホログラムが作成される。そして、この
計算機ホログラムが空間光変調素子に呈示され、この空
間光変調素子に照明光が入射することで、再生像が再生
される。このようにして再生された再生像上には本来輝
点だけでなく中間輝点も再生される。
【0047】px=py=9として配置された本来輝点の
みについての伝搬関数値を用いる場合と比較して、本来
輝点に加えて中間輝点も含めた伝搬関数値HTが用いら
れる本実施形態では、計算機ホログラムの作成に要する
時間は同じであるにも拘わらず、再生像上の輝点の数は
9倍である。また、px=py=3として配置された本来
輝点のみについての伝搬関数値を用いる場合と比較し
て、px=py=9として配置された本来輝点に加えて中
間輝点も含めた伝搬関数値HTが用いられる本実施形態
では、再生像上の輝点の数は同数あるにも拘わらず、計
算機ホログラムの作成に要する時間は1/9である。こ
のように、本実施形態では、高品質の再生像を再生する
ことができる計算機ホログラムが短時間に作成される。
【0048】(第3実施形態)次に、第3実施形態に係
るホログラム作成装置および方法について説明する。図
6〜図13は、第3実施形態に係るホログラム作成装置
および方法における本来輝点および中間輝点それぞれの
配置の説明図である。本実施形態では、これらの図に示
されるように、注目する或る1つの本来輝点(図中で黒
く塗りつぶした位置)に対して、隣接する位置に他の本
来輝点が存在する場合に、その隣接する本来輝点の存在
位置に応じて、中間輝点(図中でハッチングを施した位
置)を想定する。本来輝点の間隔px,pyを6とする。
そして、注目する本来輝点の位置は(ixx,iyy
zz)であるとする。
【0049】図6(a)に示されるように、注目する本
来輝点に対して3つの隣接位置(i xx+px,i
yy,izz)、(ixx,iyy+py,izz)お
よび(ixx+px,iyy+py,izz)の何れにも
他の本来輝点が存在しない場合には、同図(b)に示さ
れるように、注目する本来輝点に対して中間輝点を想定
しない。この場合における伝搬関数値HTは、
【0050】
【数9】 なる式で表される。
【0051】図7(a)に示されるように、注目する本
来輝点に対して上記3つの隣接位置のうち位置(ixx
+px,iyy,izz)のみに他の本来輝点が存在す
る場合には、同図(b)に示されるように、注目する本
来輝点に対して、位置(ixx+px/2,iyy,iz
z)のみに中間輝点を想定する。この場合における伝搬
関数値HTは、
【0052】
【数10】 なる式で表される。
【0053】図8(a)に示されるように、注目する本
来輝点に対して上記3つの隣接位置のうち位置(i
xx,iyy+py,izz)のみに他の本来輝点が存
在する場合には、同図(b)に示されるように、注目す
る本来輝点に対して、位置(ixx,iyy+py/2,
zz)のみに中間輝点を想定する。この場合における
伝搬関数値HTは、
【0054】
【数11】 なる式で表される。
【0055】図9(a)に示されるように、注目する本
来輝点に対して上記3つの隣接位置のうち位置(ixx
+px,iyy+py,izz)のみに他の本来輝点が存
在する場合には、同図(b)に示されるように、注目す
る本来輝点に対して、位置(ixx+px/2,iyy
y/2,izz)のみに中間輝点を想定する。この場合
における伝搬関数値HTは、
【0056】
【数12】 なる式で表される。
【0057】図10(a)に示されるように、注目する
本来輝点に対して上記3つの隣接位置のうち2つの位置
(ixx+px,iyy,izz)および(ixx
x,i yy+py,izz)のみに他の本来輝点が存在
する場合には、同図(b)に示されるように、注目する
本来輝点に対して、2つの位置(ixx+px/2,iy
y,izz)および(ixx+px/2,iyy+py/2,
zz)それぞれのみに中間輝点を想定する。この場合
における伝搬関数値HTは、
【0058】
【数13】 なる式で表される。
【0059】図11(a)に示されるように、注目する
本来輝点に対して上記3つの隣接位置のうち2つの位置
(ixx,iyy+py,izz)および(ixx
x,i yy+py,izz)のみに他の本来輝点が存在
する場合には、同図(b)に示されるように、注目する
本来輝点に対して、2つの位置(ixx,iyy+py/
2,izz)および(ixx+px/2,iyy+py/2,
zz)それぞれのみに中間輝点を想定する。この場合
における伝搬関数値HTは、
【0060】
【数14】 なる式で表される。
【0061】図12(a)または図13(a)に示され
るように、注目する本来輝点に対して上記3つの隣接位
置のうち少なくとも2つの位置(ixx,iyy
y,izz)および(ixx+px,iyy+py,iz
z)に他の本来輝点が存在する場合には、同図(b)
に示されるように、注目する本来輝点に対して、3つの
位置(ixx+px/2,iyy,izz)、(ixx
yy+py/2,izz)および(ixx+px/2,iy
y+py/2,izz)それぞれに中間輝点を想定する。
この場合における伝搬関数値HTは上記(7)式で表され
る。
【0062】そして、本実施形態では、図1に示された
計算機ホログラム作成装置1において、上記(7)式およ
び(9)式〜(14)式それぞれの伝搬関数値HTが伝搬関数
値記憶部4に予め記憶されている。注目する本来輝点に
対して上記3つの隣接位置のうち何れの位置に他の本来
輝点が存在するか否かが隣接輝点検知部6により検知さ
れる。その検知結果に対応した伝搬関数値HTが伝搬関
数値記憶部4より計算部3へ読み出される。そして、計
算部3において、上記(4)式に従ってホログラム面上の
全ての画素点についてホログラム値H(xh,yh)が計
算されて、計算機ホログラムが作成される。そして、こ
の計算機ホログラムが空間光変調素子に呈示され、この
空間光変調素子に照明光が入射することで、再生像が再
生される。
【0063】このようにして再生された再生像上には本
来輝点だけでなく中間輝点も再生される。特に本実施形
態では、注目する本来輝点に対して隣接する本来輝点の
有無および配置に応じて所定位置に中間輝点を想定して
伝搬関数値HTを異なるものとすることにより、コンピ
ュータグラフィックスの分野でジャギーと呼ばれる輪郭
線のギザギザの程度が低減されて、再生される再生像の
輪郭が滑らかになる。本実施形態では、この点でも高品
質の再生像を再生することができる計算機ホログラムが
短時間に作成される。
【0064】(第4実施形態)次に、第4実施形態に係
るホログラム作成装置および方法について説明する。本
実施形態では、図4に示されたように、1つの本来輝点
(図中で黒く塗りつぶした位置)に対して3つの中間輝
点(図中でハッチングを施した位置)の割合で各中間輝
点を想定する。本実施形態では、注目する或る1つの本
来輝点に対して、隣接する位置に他の本来輝点が存在す
る場合に、その隣接する本来輝点の相対的な輝度に応じ
て、適切な伝搬関数値が選択される。
【0065】本実施形態では、上記(7)式および下記(1
5)式〜(32)式それぞれで表される伝搬関数値HTが、計
算機ホログラム作成装置1の伝搬関数値記憶部4に予め
記憶されている。注目する本来輝点に対して隣接位置す
る他の本来輝点の相対的輝度が隣接輝点検知部6により
検知される。その検知結果に対応した伝搬関数値HTが
伝搬関数値記憶部4より計算部3へ読み出される。計算
部3において、上記(4)式に従ってホログラム面上の全
ての画素点についてホログラム値H(xh,yh)が計算
されて、計算機ホログラムが作成される。そして、この
計算機ホログラムが空間光変調素子に呈示され、この空
間光変調素子に照明光が入射することで、再生像が再生
される。
【0066】
【数15】
【0067】
【数16】
【0068】
【数17】
【0069】
【数18】
【0070】
【数19】
【0071】
【数20】
【0072】
【数21】
【0073】
【数22】
【0074】
【数23】
【0075】
【数24】
【0076】
【数25】
【0077】
【数26】
【0078】
【数27】
【0079】
【数28】
【0080】
【数29】
【0081】
【数30】
【0082】
【数31】
【0083】
【数32】 伝搬関数値記憶部4に記憶された伝搬関数値HTのうち
から何れを選択するに際しては以下のようにして行われ
る。すなわち、注目する本来輝点の位置を(i xx,i
yy,izz)とし、注目する本来輝点の輝度を1とし
たときに、隣接位置(ixx+px,iyy,izz
にある本来輝点の輝度をIxとし、隣接位置(ixx
yy+py,izz)にある本来輝点の輝度をIy
し、隣接位置(ixx+px,iyy+py,izz)に
ある本来輝点の輝度をIxyとする。
【0084】そして、比Ix:Iy:Ixyの値が以下に示
されるように何れの値に最も近いかが隣接輝点検知部6
により検知されて、その検知結果に応じて上記(7)式お
よび上記(15)式〜(32)式((7)式の右辺の4つの項それ
ぞれに係数が付加されたもの)の伝搬関数値HTの何れ
かが伝搬関数値記憶部4より計算部3へ読み出される。
具体的には、比Ix:Iy:Ixyが1:1:1に近けれ
ば、上記(7)式の伝搬関数値HTが選択される。
【0085】比Ix:Iy:Ixyが0.25:1:0.25
に近ければ、上記(15)式の伝搬関数値HTが選択され
る。比Ix:Iy:Ixyが0.5:1:0.5に近ければ、
上記(18)式の伝搬関数値HTが選択される。比Ix
y:Ixyが0.75:1:0.75に近ければ、上記(2
1)式の伝搬関数値HTが選択される。
【0086】比Ix:Iy:Ixyが1:0.25:0.25
に近ければ、上記(16)式の伝搬関数値HTが選択され
る。比Ix:Iy:Ixyが1:0.5:0.5に近ければ、
上記(19)式の伝搬関数値HTが選択される。比Ix
y:Ixyが1:0.75:0.75に近ければ、上記(2
2)式の伝搬関数値HTが選択される。
【0087】比Ix:Iy:Ixyが0.625:0.62
5:0.25に近ければ、上記(17)式の伝搬関数値HT
が選択される。比Ix:Iy:Ixyが0.875:0.87
5:0.5に近ければ、上記(20)式の伝搬関数値HTが
選択される。比Ix:Iy:Ixyが0.9375:0.93
75:0.75に近ければ、上記(23)式の伝搬関数値H
Tが選択される。
【0088】比Ix:Iy:Ixyが4:1:4に近けれ
ば、上記(24)式の伝搬関数値HTが選択される。比
x:Iy:Ixyが2:1:2に近ければ、上記(27)式の
伝搬関数値HTが選択される。比Ix:Iy:Ixyが1.
33:1:1.33に近ければ、上記(30)式の伝搬関数
値HTが選択される。
【0089】比Ix:Iy:Ixyが1:4:4に近けれ
ば、上記(25)式の伝搬関数値HTが選択される。比
x:Iy:Ixyが1:2:2に近ければ、上記(28)式の
伝搬関数値HTが選択される。比Ix:Iy:Ixyが1:
1.33:1.33に近ければ、上記(31)式の伝搬関数値
HTが選択される。
【0090】比Ix:Iy:Ixyが1.6:1.6:4に近
ければ、上記(26)式の伝搬関数値HTが選択される。比
x:Iy:Ixyが1.14:1.14:2に近ければ、上
記(29)式の伝搬関数値HTが選択される。比Ix:Iy
xyが1.07:1.07:1.33に近ければ、上記(3
2)式の伝搬関数値HTが選択される。
【0091】このように、本実施形態では、注目する本
来輝点に対して隣接位置する他の本来輝点の相対的輝度
の比Ix:Iy:Ixyに対応した伝搬関数値HTが伝搬関
数値記憶部4より計算部3へ読み出されて、上記(4)式
に従ってホログラム面上の全ての画素点についてホログ
ラム値H(xh,yh)が計算され、計算機ホログラムが
作成される。そして、この計算機ホログラムが空間光変
調素子に呈示され、この空間光変調素子に照明光が入射
することで、再生像が再生される。
【0092】このようにして再生された再生像上には本
来輝点だけでなく中間輝点も再生される。特に本実施形
態では、注目する本来輝点に対して隣接する本来輝点の
輝度比に応じて伝搬関数値HTを異なるものとすること
により、濃淡の変化が滑らかとなって、再生される再生
像の輪郭が滑らかになる。本実施形態では、この点でも
高品質の再生像を再生することができる計算機ホログラ
ムが短時間に作成される。
【0093】(第5実施形態)次に、第5実施形態に係
るホログラム作成装置および方法について説明する。本
実施形態では、図4に示されたように、1つの本来輝点
(図中で黒く塗りつぶした位置)に対して3つの中間輝
点(図中でハッチングを施した位置)の割合で各中間輝
点を想定する。本実施形態では、注目する或る1つの本
来輝点に対して、隣接する位置に他の本来輝点が存在す
る場合に、その隣接する本来輝点の相対的な輝度に応じ
て、適切な伝搬関数値が選択される。
【0094】本実施形態では、上記(1)式および上記(7)
式それぞれで表される伝搬関数値HTが、計算機ホログ
ラム作成装置1の伝搬関数値記憶部4に予め記憶されて
いる。注目する本来輝点に対して隣接位置する他の本来
輝点の相対的輝度が隣接輝点検知部6により検知され
る。その検知結果に対応した伝搬関数値HTが伝搬関数
値記憶部4より計算部3へ読み出される。計算部3にお
いて、上記(4)式に従ってホログラム面上の全ての画素
点についてホログラム値H(xh,yh)が計算されて、
計算機ホログラムが作成される。そして、この計算機ホ
ログラムが空間光変調素子に呈示され、この空間光変調
素子に照明光が入射することで、再生像が再生される。
【0095】伝搬関数値記憶部4に記憶された伝搬関数
値HTのうちから何れを選択するに際しては以下のよう
にして行われる。すなわち、注目する本来輝点の位置を
(i xx,iyy,izz)とし、注目する本来輝点の
輝度を1としたときに、隣接位置(ixx+px,iy
y,izz)にある本来輝点の輝度をIxとし、隣接位置
(ixx,iyy+py,izz)にある本来輝点の輝
度をIyとし、隣接位置(ixx+px,iyy+py
zz)にある本来輝点の輝度をIxyとする。
【0096】また、Ix1,Iy1およびIxy1それぞれを
値1より小さいが値1に近い値とし、Ix2,Iy2および
xy2それぞれを値1より大きいが値1に近い値とした
ときに、
【0097】
【数33】 なる関係式が満たされるか否かが隣接輝点検知部6によ
り検知される。そして、上記(33)式が満たされる場合に
は、注目する本来輝点については上記(7)式の伝搬関数
値HTが選択されてホログラム値Hが計算され、上記3
つの隣接位置それぞれにある本来輝点についてのホログ
ラム計算が省略される。一方、上記(33)式が満たされな
い場合には、上記(1)式の伝搬関数値HTが選択され
て、ホログラム値Hが計算される。
【0098】このように、本実施形態では、注目する本
来輝点に対して隣接位置する他の本来輝点の相対的輝度
の比Ix:Iy:Ixyに対応した伝搬関数値HTが伝搬関
数値記憶部4より計算部3へ読み出されて、上記(4)式
に従ってホログラム面上の全ての画素点についてホログ
ラム値H(xh,yh)が計算され、計算機ホログラムが
作成される。そして、この計算機ホログラムが空間光変
調素子に呈示され、この空間光変調素子に照明光が入射
することで、再生像が再生される。
【0099】このようにして再生された再生像上には本
来輝点だけでなく、必要に応じて中間輝点も再生され
る。特に本実施形態では、注目する本来輝点に対して隣
接する本来輝点の輝度比に応じて伝搬関数値HTを異な
るものとすることにより、濃淡の変化が滑らかとなっ
て、再生される再生像の輪郭が滑らかになる。本実施形
態では、この点でも高品質の再生像を再生することがで
きる計算機ホログラムが短時間に作成される。また、上
記(33)式が満たされる場合(この確率は低い)には計算
量が更に低減されるので、この点でも計算機ホログラム
が短時間に作成される。
【0100】(変形例)本発明は、上記実施形態に限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。例え
ば、目標再生像の本来輝点とは別に想定される中間輝点
の数および配置は任意である。また、本来輝点の持つ距
離に対応した基本伝搬関数値HT0と前記本来輝点の持
つ距離と異なる中間輝点の距離に対応した基本伝搬関数
値HT0とを加算した新たな伝搬関数値HTを用いるこ
とにより、再生される再生像の距離感を滑らかにするこ
とも可能である。さらに、再生光学系は図2に示された
ものに限らず、他の光学系であっても本発明は適用され
得る。
【0101】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、伝搬関数値記憶部により予め記憶されている伝
搬関数値は、目標再生像上の複数の輝点それぞれとホロ
グラム面上の各画素点との間の距離が離散化されて、こ
れら複数の輝点それぞれについて中間位置に輝点を想定
した場合の伝搬関数値であって、目標再生像上の何れか
の輝点から発生した光波の波面の伝搬関数値と、中間位
置に想定された輝点から発生した光波の波面の伝搬関数
値と、の和で表される。そして、この伝搬関数値記憶部
により予め記憶されている伝搬関数値に基づいて、ホロ
グラム面上の各画素点のホログラム値が計算されて、計
算機ホログラムが作成される。このようにすることで、
高品質の再生像を再生することができる計算機ホログラ
ムが短時間に作成される。
【0102】また、伝搬関数値記憶部により予め記憶さ
れている伝搬関数値は、目標再生像上の複数の輝点それ
ぞれとホログラム面上の各画素点との間の距離が離散化
されて、これら複数の輝点それぞれについて中間位置に
輝点を想定した場合の伝搬関数値であって、注目する輝
点に対して隣接する輝点の存否に応じて異なる中間位置
に輝点を想定した場合のものであるのが好適である。そ
して、注目する輝点に対して隣接する輝点の存否が検知
され、この検知結果に基づいて伝搬関数値記憶部から読
み出された何れかの伝搬関数値に基づいて、ホログラム
面上の各画素点のホログラム値が計算されて、計算機ホ
ログラムが作成される。このようにすることで、再生像
の輪郭線のギザギザの程度が低減されて再生像の輪郭が
滑らかになり、更に高品質の再生像を再生することがで
きる計算機ホログラムが短時間に作成される。
【0103】また、伝搬関数値記憶部により予め記憶さ
れている伝搬関数値は、目標再生像上の複数の輝点それ
ぞれとホログラム面上の各画素点との間の距離が離散化
されて、これら複数の輝点それぞれについて中間位置に
輝点を想定した場合の伝搬関数値であって、注目する輝
点に対して隣接する輝点の存否および輝度に応じて異な
るものであるのが好適である。そして、注目する輝点に
対して隣接する輝点の存否および輝度が検知され、この
検知結果に基づいて伝搬関数値記憶部から読み出された
何れかの伝搬関数値に基づいて、ホログラム面上の各画
素点のホログラム値が計算されて、計算機ホログラムが
作成される。このようにすることで、濃淡の変化が滑ら
かとなって、再生される再生像の輪郭が滑らかになり、
更に高品質の再生像を再生することができる計算機ホロ
グラムが短時間に作成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る計算機ホログラム作成装置1
の概略構成図である。
【図2】本実施形態に係る計算機ホログラム作成装置1
の計算部3におけるホログラム値H(xh,yh)の計算
を説明する図である。
【図3】本実施形態に係る計算機ホログラム作成装置1
により作成された計算機ホログラムを用いた再生像の再
生を説明する図である。
【図4】第1実施形態に係るホログラム作成装置および
方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の
説明図である。
【図5】第2実施形態に係るホログラム作成装置および
方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の
説明図である。
【図6】第3実施形態に係るホログラム作成装置および
方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の
第1の説明図である。
【図7】第3実施形態に係るホログラム作成装置および
方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の
第2の説明図である。
【図8】第3実施形態に係るホログラム作成装置および
方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の
第3の説明図である。
【図9】第3実施形態に係るホログラム作成装置および
方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置の
第4の説明図である。
【図10】第3実施形態に係るホログラム作成装置およ
び方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置
の第5の説明図である。
【図11】第3実施形態に係るホログラム作成装置およ
び方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置
の第6の説明図である。
【図12】第3実施形態に係るホログラム作成装置およ
び方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置
の第7の説明図である。
【図13】第3実施形態に係るホログラム作成装置およ
び方法における本来輝点および中間輝点それぞれの配置
の第8の説明図である。
【符号の説明】
1…計算機ホログラム作成装置、2…制御部、3…計算
部、4…伝搬関数値記憶部、5…ホログラム記憶部、6
…隣接輝点検知部、10…再生光学系、11…空間光変
調素子、12…レンズ、13…マスク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光の入射により再生光を生じさせて
    目標再生像を再生する計算機ホログラムを作成する方法
    であって、 前記目標再生像が複数の輝点の集合からなるものとみな
    し、前記複数の輝点それぞれとホログラム面上の各画素
    点との間の距離を離散化して、前記複数の輝点それぞれ
    について中間位置に輝点を想定した場合の伝搬関数値を
    予め伝搬関数値記憶部に記憶しておき、 その伝搬関数値記憶部に記憶された伝搬関数値に基づい
    て前記ホログラム面上の各画素点のホログラム値を計算
    する、 ことを特徴とする計算機ホログラム作成方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の輝点のうち注目する輝点に対
    して隣接する輝点の存否に応じて異なる中間位置に輝点
    を想定した場合の伝搬関数値を予め伝搬関数値記憶部に
    記憶しておき、 前記複数の輝点のうち注目する輝点に対して隣接する輝
    点の存否を検知して、 この検知された隣接する輝点の存否に基づいて、前記伝
    搬関数値記憶部に記憶されている伝搬関数値を取得しホ
    ログラム値を計算する、 ことを特徴とする請求項1記載の計算機ホログラム作成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の輝点のうち注目する輝点に対
    して隣接する輝点の存否および輝度に応じて異なる伝搬
    関数値を予め伝搬関数値記憶部に記憶しておき、 前記複数の輝点のうち注目する輝点に対して隣接する輝
    点の存否および輝度を検知して、 この検知された隣接する輝点の存否および輝度に基づい
    て、前記伝搬関数値記憶部に記憶されている伝搬関数値
    を取得しホログラム値を計算する、 ことを特徴とする請求項2記載の計算機ホログラム作成
    方法。
  4. 【請求項4】 照明光の入射により再生光を生じさせて
    目標再生像を再生する計算機ホログラムを作成する装置
    であって、 前記目標再生像が複数の輝点の集合からなるものとみな
    し、前記複数の輝点それぞれとホログラム面上の各画素
    点との間の距離を離散化して、前記複数の輝点それぞれ
    について中間位置に輝点を想定した場合の伝搬関数値を
    予め記憶する伝搬関数値記憶部と、 その伝搬関数値記憶部に記憶された伝搬関数値に基づい
    て前記ホログラム面上の各画素点のホログラム値を計算
    する計算部と、 を備えることを特徴とする計算機ホログラム作成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の輝点のうち注目する輝点に対
    して隣接する輝点の存否を検知する隣接輝点検知部を更
    に備え、 前記伝搬関数値記憶部が、前記複数の輝点のうち注目す
    る輝点に対して隣接する輝点の存否に応じて異なる中間
    位置に輝点を想定した場合の伝搬関数値を予め記憶して
    おり、 前記計算部が、前記隣接輝点検知部により検知された隣
    接する輝点の存否に基づいて、前記伝搬関数値記憶部に
    記憶されている伝搬関数値を取得しホログラム値を計算
    する、 ことを特徴とする請求項4記載の計算機ホログラム作成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記隣接輝点検知部が、前記複数の輝点
    のうち注目する輝点に対して隣接する輝点が存在する場
    合に前記隣接する輝点の輝度を検知し、 前記伝搬関数値記憶部が、前記複数の輝点のうち注目す
    る輝点に対して隣接する輝点の存否および輝度に応じて
    異なる伝搬関数値を予め記憶しており、 前記計算部が、前記隣接輝点検知部により検知された隣
    接する輝点の存否および輝度に基づいて、前記伝搬関数
    値記憶部に記憶されている伝搬関数値を取得しホログラ
    ム値を計算する、 ことを特徴とする請求項5記載の計算機ホログラム作成
    装置。
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