JP2003005495A - 磁気ブラシ帯電装置 - Google Patents

磁気ブラシ帯電装置

Info

Publication number
JP2003005495A
JP2003005495A JP2001183222A JP2001183222A JP2003005495A JP 2003005495 A JP2003005495 A JP 2003005495A JP 2001183222 A JP2001183222 A JP 2001183222A JP 2001183222 A JP2001183222 A JP 2001183222A JP 2003005495 A JP2003005495 A JP 2003005495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic brush
layer
charging
photoconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001183222A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Atsumi
哲也 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001183222A priority Critical patent/JP2003005495A/ja
Publication of JP2003005495A publication Critical patent/JP2003005495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気ブラシ帯電装置3において、磁性粒子の劣
化を防止し、長期に渡って安定した帯電が行えるように
する。 【解決手段】磁気ブラシ帯電部材30の移動する被帯電
体1の下流側に設けられ、磁気ブラシ34からの磁性粒
子の流出を防止するための磁性粒子防止手段50と、磁
性粒子防止手段50を被帯電体1に着脱させるための着
脱手段52を有し、磁性粒子防止手段50は、着脱手段
52により、磁気ブラシ帯電装置の吐き出しモード時は
被帯電体1から離脱し、吐き出しモード時以外は被帯電
体1に接していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
装置等の画像形成装置において感光体等の被帯電体を帯
電処理(除電処理も含む)する帯電装置に関する。特
に、磁気ブラシ帯電装置(磁気ブラシ帯電器)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、被帯電体の帯電装置としては、低
オゾン、低電力等の利点を有することから接触帯電装
置、すなわち、被帯電体に対し電圧を印加した帯電部材
を当接させて被帯電体の帯電を行なう方式の装置が実用
化されてきている。
【0003】このような接触帯電方式の帯電装置におい
て、被帯電体に接触させる帯電部材にはローラ型(帯電
ローラ)、ブレード型(帯電ブレード)など種々の形態
があり、また様々な改善提案がある。
【0004】その中で、特開昭59−133569号公
報等のように、磁性体(マグネット)と磁性粒子(或い
は粉体)からなる磁気ブラシ状の接触帯電部材を用いた
磁気ブラシ帯電方式が提案されており、接触帯電部材と
してローラ型、ブレード型などを用いた場合よりも、被
帯電体と帯電部材の接触性等の特性を向上させることが
可能である。
【0005】図6は磁気ブラシ帯電装置の実施形態例の
模式図である。この磁気ブラシ帯電装置3はスリーブ回
転タイプの装置であり、芯金31と、芯金31まわりに
同心一体に設けた円筒状の多極磁性体(磁界発生手段)
としてのマグネット・ローラ32と、このマグネット・
ローラ32の外側に芯金31を中心に回転自在に同心に
外嵌させて設けられた非磁性のスリーブ(帯電スリー
ブ)33と、この帯電スリーブ33の外周面に帯電スリ
ーブ内側のマグネット・ローラ32の磁力により磁性粒
子を吸着保持させて形成される磁気ブラシ層34とで構
成される磁気ブラシ帯電部材30と、磁気ブラシ帯電部
材30に対する帯電バイアス電圧印加電源S1とからな
り、磁気ブラシ帯電部材30は、被帯電体としての感光
体(感光体ドラム)1に略平行にして芯金31の両端部
を軸受けさせ、磁気ブラシ層34を感光体1面に所定幅
の帯電ニップ部nを形成するように接触させて配設して
ある。
【0006】この磁気ブラシ帯電部材30は、帯電ニッ
プ部nにおいて感光体1の回転方向とは逆方向(カウン
ター方向)である矢示の時計方向、或いは帯電ニップ部
nにおいて感光体1の回転方向と順方向である反時計方
向に周速差をもって回転駆動され、感光体1面が帯電ニ
ップ部nにおいて磁気ブラシ層34で摺擦される。
【0007】そして帯電バイアス電圧印加電源S1によ
り帯電スリーブ33を介して磁気ブラシ層34に対して
所定の帯電バイアスが所定の極性・電位の直流電圧(V
dc単独:DC印加方式)、或いは交流電圧Vacを重
畳した振動電圧(Vdc+Vac:AC印加方式)で印
加され、回転駆動されている感光体1の外周面が接触帯
電方式にて所定の極性・電位に均一帯電される。
【0008】ここで、マグネット・ローラ32は、通
常、フェライト磁石やゴム・マグネット等の磁性材料が
用いられる。
【0009】また、磁気ブラシ層34を形成させる磁性
粒子には、Cu−Zn−Fe−O系等の磁性酸化鉄(フ
ェライト)粉、マグネタイト粉、樹脂中にフェライトや
マグネタイト等の磁性材料を分散させたもの、周知の磁
性トナー材等が、一般的に用いられる。
【0010】この磁気ブラシ帯電方式を用い、被帯電体
として有機感光体(OPC)上に導電性微粒子を分散さ
せた表層を有するものや、アモルファスシリコン系感光
体(a−Si)などを用いると、磁気ブラシ帯電部材3
0に印加したバイアスのうちの直流成分(Vdc)と略
同等の帯電電位を被帯電体表面に得ることが可能である
ため、このような帯電方法のことを注入帯電と称する。
【0011】しかも注入帯電を用いれば、被帯電体への
帯電がコロナ帯電器を用いて行なわれるような放電現象
を利用しないので、完全なオゾンレス、かつ、低電力消
費型帯電が可能となり注目されてきている。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、例
えば電子写真画像形成装置において、被帯電体としての
感光体1の帯電手段として前述した磁気ブラシ帯電方式
にも克服すべき特有の諸問題が存在する。その一つに、
以下のような問題があった。
【0013】それは、感光体1や磁気ブラシ帯電部材3
0の回転速度、印加される帯電バイアスと帯電後の感光
体表面電位や非帯電部との電位差が大きい時、磁気ブラ
シ帯電部材30の耐久性が不十分となってしまうことで
ある。
【0014】即ち、磁気ブラシ層34を構成する磁性粒
子が帯電工程時等の感光体回転中に少しずつ磁気ブラシ
層34から離脱して感光体表面側へ付着し持ち去られ、
耐久の進行に伴って磁気ブラシ層34の磁性粒子が減少
し、磁気ブラシ層34が痩せ、帯電ニップ部nの幅が狭
くなってしまう。
【0015】この磁気ブラシ層34を構成する磁性粒子
の感光体表面への離脱・付着現象は、磁気ブラシ層34
を構成する磁性粒子の帯電スリーブ33側への磁気的吸
引力に対し、感光体1と磁気ブラシ帯電部材30の回転
による摩擦等の機械的力、磁気ブラシ層34と感光体1
の帯電後の表面電位や非帯電部との電位差により生じる
クーロン力等が打ち勝つことで生じる。
【0016】その結果、耐久の進行に伴って磁気ブラシ
層34の磁性粒子が減少し、磁気ブラシ層34が痩せ、
帯電ニップ部nの幅が狭くなって、帯電効率が低下し、
画像に濃度差が見られるようになる。
【0017】感光体1として、アモルファスシリコン系
感光体(a−Si)を用いた場合、特に帯電前に前露光
ランプ等を用いての除電光により除電を行なう機構を有
する画像形成装置の場合では、帯電後に感光体1の表面
電位が減衰する、いわゆる「暗減衰」があるため、この
現象はより顕著となる。
【0018】図7は磁気ブラシ帯電装置3を有機感光体
(OPC)やアモルファスシリコン系感光体(a−S
i)の帯電に用いた場合の帯電性能を示す電位図であ
る。
【0019】図7において、磁気ブラシ帯電部材30に
印加される直流電圧(Vdc)、振動電圧(Vdc+V
ac)に対し、有機感光体(OPC)の帯電電位は共に
良好だが、アモルファスシリコン系感光体(a−Si)
は帯電電位としての追従性が悪く、振動電圧の場合、印
加する直流電圧成分(Vdc)が上がるほど帯電電位と
の電位差が広がっている。
【0020】ここで、振動電圧(Vdc+Vac)は直
流電圧(Vdc)可変に対して交流電圧(Vac)を固
定(500Vpp)としている。
【0021】他にも上述の問題点に起因した耐久時の縦
スジ発生の問題がある。縦スジの発生メカニズムとして
は以下のようなことが考えられている。
【0022】即ち、上述したように磁気ブラシ層34か
ら感光体1側に離脱・付着した磁性粒子は感光体1の回
転に伴い現像手段へと搬送され、いくらかは現像手段の
現像部材としての現像スリーブに磁気的に吸引される。
そして、耐刷枚数が増加するに従い、現像スリーブに吸
引される磁性粒子の累積が増加し、それが現像の妨げと
なったり、現像スリーブが帯電スリーブ33と同様に現
像部で再帯電が行なわれ静電潜像を乱したりして、縦ス
ジが発生する。
【0023】更に、被記録材であるところのコピー用紙
に現像、転写され、いわゆる「かぶり」が発生する場合
もあった。
【0024】上述の問題点を解決するために、図8に示
すように、磁気ブラシ帯電装置3と画像露光Eとの間に
磁性粒子の流出を防止するための磁性粒子防止手段(磁
気ブラシ防止手段)50として、ウレタン・ゴム等から
なる板状弾性体またはシート状弾性体を感光体1に当接
させて配設して用いるものも提案されている。51はこ
の磁性粒子防止手段50の固定支持部材としての支持板
金である。
【0025】しかし、上記のように板状弾性体等の磁性
粒子防止手段50を用いて、磁性粒子の流出を防止する
と、画像形成装置の稼動に伴い帯電ニップ部nに持ち運
ばれて磁気ブラシ層に混入したトナーやトナーに含まれ
る外添剤もせき止められて流出が防止されることで、磁
気ブラシ帯電装置の磁性粒子が汚染されることになる。
より具体的には、感光体1のクリーニング手段が有る画
像形成装置の場合は主としてトナーに含まれる外添剤
が、また感光体1のクリーニング手段が無い画像形成装
置の場合はトナー及び外添剤が帯電ニップ部nに持ち運
ばれて磁気ブラシ層に混入して耐久に伴い蓄積されるこ
とでにより、磁気ブラシ帯電装置の磁性粒子が汚染され
続け(劣化していき)、長期耐久を行なうと帯電不良が
発生するという問題がある。
【0026】本発明は、磁気ブラシ帯電装置における上
記のような磁性粒子の劣化を防止し、長期に渡って安定
した帯電が行える磁気ブラシ帯電装置を提供することを
目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする磁気ブラシ帯電装置である。
【0028】(1)磁界発生手段により磁性粒子の磁気
ブラシを保持させた磁気ブラシ帯電部材と、前記磁気ブ
ラシ帯電部材に直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印
加するための電圧印加手段と、前記磁気ブラシ帯電部材
の移動する被帯電体の下流側に設けられ、前記磁気ブラ
シからの磁性粒子の流出を防止するための磁性粒子防止
手段と、前記磁性粒子防止手段を被帯電体に着脱させる
ための着脱手段と、を有し、前記磁気ブラシを移動する
前記被帯電体に当接させ、前記電圧印加手段より電圧を
印加して前記被帯電体を帯電させる磁気ブラシ帯電装置
において、前記磁性粒子防止手段は、前記着脱手段によ
り、磁気ブラシ帯電装置の吐き出しモード時は被帯電体
から離脱し、前記吐き出しモード時以外は被帯電体に接
していることを特徴とする磁気ブラシ帯電装置。
【0029】(2)前記磁性粒子防止手段はフィルム状
弾性体であることを特徴とする(1)記載の磁気ブラシ
帯電装置。
【0030】(3)前記磁性粒子防止手段は板状弾性体
であることを特徴とする(1)記載の磁気ブラシ帯電装
置。
【0031】(4)前記被帯電体は有機感光体であるこ
とを特徴とする(1)記載の磁気ブラシ帯電装置。
【0032】(5)前記被帯電体はアモルファスシリコ
ン感光体であることを特徴とする(1)記載の磁気ブラ
シ帯電装置。
【0033】〈作 用〉即ち本発明は、磁気ブラシ帯電
装置において、外添剤やトナーの吐き出しモードを設
け、この吐き出しモードのON/OFFに関連させて、
磁性粒子防止手段を被帯電体に対して着脱(接離)させ
るもので、吐き出しモードOFF時は磁性粒子防止手段
を被帯電体に対して当接させた状態に切換え保持させる
ことで、磁気ブラシからの磁性粒子の流出を防止させ、
吐き出しモードON時は磁性粒子防止手段を被帯電体か
ら離間させた状態に切換え保持させることで、磁気ブラ
シ帯電装置から外添剤やトナーをせき止めることなく排
出させてその蓄積による磁性粒子の劣化を防止し、長期
に渡って安定した帯電を維持させるものである。
【0034】
【発明の実施の形態】〈実施例1〉図1は本発明に係る
磁気ブラシ帯電装置を用いた画像形成装置の一例の概略
構成模型図である。本実施例の画像形成装置は、電子写
真プロセス利用のレーザビームプリンタである。
【0035】Aはプリンタ部、Bはこのプリンタ部の上
に搭載したリーダ部(イメージスキャナ)である。
【0036】(1)リーダ部B 10は装置上面に固定配設した原稿台ガラスであり、こ
の原稿台ガラスの上面に原稿Gを複写すべき面を下向き
にして載置し、その上に不図示の原稿圧着板を被せてセ
ットする。
【0037】9は原稿照射用ランプ・短焦点レンズアレ
イ・CCDセンサ等を配設した画像読み取りユニットで
ある。このユニット9は、不図示のコピーボタンが押さ
れることで、原稿台ガラス10の下側において該ガラス
の左辺側の実線示のホームポジションから右辺側にガラ
ス下面に沿って往動駆動され、所定の往動終点に達する
と復動駆動されて始めの実線示のホームポジションに戻
される。
【0038】該ユニット9の往動駆動過程において、原
稿台ガラス10上の載置セット原稿Gの下向き画像面が
ユニット9の原稿照射用ランプにより右辺側から左辺側
にかけて順次に照明走査され、その照明走査光の原稿面
反射光が短焦点レンズアレイによってCCDセンサに結
像入射する。
【0039】CCDセンサは受光部、転送部、出力部よ
り構成されている。CCD受光部において光信号が電荷
信号に変えられ、転送部でクロックパルスに同期して順
次出力部へ転送され、出力部において電荷信号を電圧信
号に変換し、増幅、低インピーダンス化して出力する。
得られたアナログ信号は周知の画像処理を行なわれデジ
タル信号に変換されプリンタ部Aに送られる。
【0040】即ち、リーダBにより原稿Gの画像情報が
時系列電気デジタル画素信号(画像信号)として光電読
み取りされる。
【0041】(2)プリンタ部A 1は像担持体(被帯電体)としての回転ドラム型の電子
写真感光体である。本例の感光体1は直径30mmのa
−C:H(アモルファスシリコン系感光体、後述する図
5の(c)の層構成)である。
【0042】待機状態のプリンタにコピー開始信号が入
力されると、感光体1は矢印の時計方向に100mm/
secのプロセス・スピード(周速度)をもって回転駆
動され、前露光ランプ8で均一に除電を受けた後、帯電
装置3により所定の極性・電位になるように一様に帯電
される。
【0043】帯電装置3は磁気ブラシ帯電装置である。
図2は本実施例における磁気ブラシ帯電装置3の模式図
である。この磁気ブラシ帯電装置3は、前述した図8の
磁気ブラシ帯電装置3と同様の、磁性粒子防止手段50
を具備させた、スリーブ回転タイプの装置であり、磁気
ブラシ帯電部材30の回転可能な非磁性の帯電スリーブ
33にマグネット・ローラ32の磁力により導電性磁性
粒子が磁気ブラシ層34として付着している。帯電スリ
ーブ33には帯電バイアス電圧印加電源S1から直流電
圧−700Vの直流帯電バイアスに対して矩形状の交番
電圧2kHz、750Vppを重畳した振動バイアスが
印加されていて、電荷注入帯電によって感光体1の外周
面がほぼ−550Vに一様に帯電される。この磁気ブラ
シ帯電装置3については次の(3)項で詳述する。
【0044】そして該回転感光体1の一様帯電面に対し
て、固体レーザ素子、高速で回転するポリゴン・ミラー
等を含むレーザ露光手段2から出力される、前記リーダ
部Bの光電読み取り画像情報のデジタル信号に対応して
強度変調されたレーザビームによる走査露光Eがなさ
れ、感光体1の周面に対して原稿画像の画像情報に対応
した静電潜像が形成される。
【0045】その静電潜像は磁性一成分絶縁トナー(ネ
ガトナー)tを用いた現像装置4によりトナー像として
現像される。41はマグネット・ローラ(不図示)を内
包する直径16mmの非磁性の現象スリーブであり、こ
の現象スリーブ41に上記ネガトナーtをコートし、感
光体1表面との距離を200μmに固定した状態で、感
光体1と等速で回転させ、現像スリーブ41に現像バイ
アス電源(不図示)より現像バイアス電圧を印加する。
印加電圧は、−350Vの直流電圧と、周波数1.8k
Hz、ピーク間電圧1.6kVの矩形の交流電圧を重畳
したものを用い、現像スリーブ41と感光体1の間でジ
ャンピング現象を行なわせる。
【0046】一方、給紙カセット12内に収納の記録材
としての転写材Pが給紙ローラ13により一枚宛繰り出
されてプリンタ部A内に給送され、レジストローラ14
により所定の制御タイミングにて感光体1と接触転写手
段としての中抵抗の転写ローラ7との圧接ニップ部であ
る転写部Tに給紙される。
【0047】転写ローラ7には転写バイアス印加電源
(不図示)から所定の転写バイアス電圧が印加される。
本実施例ではローラ抵抗値は5×108Ωのものを用
い、+2000Vの直流電圧を印加して転写を行った。
転写部Tに導入された転写材Pはこの転写部Tを挟持搬
送されて、その表面側に感光体1の表面に形成担持され
ているトナー画像が順次に静電気力と押し圧力にて転写
されていく。
【0048】転写部Tでトナー画像の転写を受けた転写
材Pは感光体1の面から分離されて熱定着方式等の定着
装置6へ導入されてトナー画像の定着を受け、画像形成
物(コピー、プリント)として装置外へ排出される。
【0049】また、転写材Pに対するトナー画像転写後
の感光体表面はクリーニング装置5により残留トナー等
の付着汚染物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像
に供される。
【0050】本実施例のプリンタは、感光体1、後述す
る磁性粒子防止手段50を含む磁気ブラシ帯電装置3、
現像装置4及びクリーニング装置5の4つのプロセス機
器をカートリッジ11に包含させてプリンタ本体に対し
て一括して着脱交換自在のカートリッジ方式にした装置
にしてあるが、これに限るものではない。
【0051】(3)磁気ブラシ帯電装置3 図2において、磁気ブラシ帯電装置3は、内部に磁界発
生手段である固定のマグネット・ローラ32が設けら
れ、回転自在に担持された外径16mmの非磁性の帯電
スリーブ33上に、磁性粒子が磁気ブラシ層34として
磁界によってブラシ状に形成されて、上記帯電スリーブ
33の回転にともない磁性粒子の磁気ブラシ層34が搬
送される。また、上記帯電スリーブ33は感光体1に対
しカウンター方向に回転しており、本実施例において
は、感光体1の回転速度100mm/secに対し帯電
スリーブ33は150mm/secで回転している。ま
た、感光体1に対して形成される帯電ニップ部nのニッ
プ幅は略6mmになるよう調整している。
【0052】上記帯電スリーブ33に、帯電電圧を印加
することにより、磁性粒子から電荷が感光体1上に与え
られ、帯電電圧に対応した電位に帯電される。回転速度
については速いほど帯電均一性が良好になる傾向にあ
る。
【0053】磁性粒子(磁性キャリア)としては、フェ
ライト粒子が好ましく、組成としては、銅、亜鉛、マン
ガン、マグネシウム、鉄、リチウム、ストロンチウム、
バリウム等の金属元素を含むものが好適に使用される。
また、平均粒径(体積50%のメジアン径)が10〜1
00μm、飽和磁化が20〜250emu/cm3、抵
抗が1×102〜1×1010Ω・cmのものが用いられ
るが、感光体にピンホールのような絶縁欠陥が存在する
ことを考慮すると1×106Ω・cm以上のものを用い
ることが好ましい。一方、帯電性能を良くするには可能
な限り抵抗の小さいものを用いる方が良好なので、本実
施例においては、平均粒径25μm、飽和磁化200e
mu/cm3、抵抗が5×106Ω・cmの磁性粒子で、
フェライト表面を酸化、還元処理して抵抗調整を行った
ものを用いている。
【0054】ここで、磁性粒子の抵抗値は、底面積が2
28(mm2)の金属セルに磁性粒子を2g入れた後、
6.6kg/cm2で加重し、100Vの直流電圧を印
加して測定している。
【0055】(4)磁性粒子防止手段50 磁性粒子防止手段50は前述したように磁気ブラシ帯電
装置3からの磁性粒子の流出を防止するための手段であ
り、前述図8の磁気ブラシ帯電装置3と同様に、磁気ブ
ラシ帯電装置3の帯電ニップ部nよりも感光体回転移動
方向下流側で、感光体1に対する画像露光Eの位置より
も感光ドラム回転移動方向上流側に設けた、ウレタン・
ゴム等からなる板状弾性体またはシート状弾性体であ
る。
【0056】この磁性粒子防止手段50は、その支持板
金51を感光体1に対して接近する方向と、逆に離れる
方向に上下移動可能な可動部材にし、該支持板金50を
着脱手段52により感光体1に対して接近する方向に移
動させることで磁性粒子防止手段先端部を図2の実線示
のように感光体1の面に対して所定の押圧力で加圧接触
させた状態(以下、ON状態と記す)と、逆に支持板金
51を感光体1から離れ方向に移動させることで磁性粒
子防止手段先端部を図2の2点鎖線示のように感光体1
の面から離間させた状態(以下、OFF状態と記す)と
に切換え制御可能にしてある。
【0057】磁性粒子防止手段50のON状態におい
て、磁性粒子防止手段先端部は帯電ニップ部nの感光体
回転方向下流側端部からほとんど離れていない位置にお
いて感光体1に接触している。磁性粒子防止手段50が
感光体1に加圧当接したON状態にあることで、磁気ブ
ラシ層34から磁性粒子が離脱しても磁性粒子防止部材
50の感光体1に対する当接部がそれをせき止めて、そ
れよりも下流側えの持ち運び、現像装置への混入が防止
される。
【0058】着脱手段52は、例えば、電磁ソレノイド
装置、ばねクラッチ機構、回転カム機構、クランク機
構、レバーやリンク機構など適宜の手段構成にすること
ができる。そして該着脱手段52が不図示の制御回路で
動作制御される。
【0059】次に本実施例において用いた磁性粒子防止
手段50の制御方法について説明する。図3は本実施例
における画像形成装置での磁気ブラシ帯電装置3の吐き
出しタイミング、磁性粒子防止手段50の動作の制御方
法を示すシーケンス・チャートである。
【0060】.前回転処理 前回転処理は、画像形成装置に画像形成前動作を実行さ
せる期間である。待機(スタンバイ)状態にある画像形
成装置の制御回路部にコピー開始信号が入力すると、メ
インモータが駆動されて、感光体1、磁気ブラシ帯電部
材30の順で駆動が開始(ON)され、帯電バイアス電
圧印加電源S1から磁気ブラシ帯電部材30へ供給され
る高圧は立ち上げに勾配をつけて、まず交流成分(A
C)、次いで直流成分(DC)が印加される。
【0061】この時、交流成分(AC)は吐き出しモー
ド用(2kHz、300Vpp)に設定され、磁性粒子
防止手段50は磁気ブラシ帯電部材30への高圧印加の
際の磁性粒子流出を防止するために感光体1に加圧され
たON状態に保持されている。
【0062】磁気ブラシ帯電部材30への高圧立ち上げ
制御が終了した時点Aにおいて、外添剤の吐き出しシー
ケンスに移行し、磁性粒子防止部材50は感光体1から
離間したOFF状態に切換え保持され、所定時間の吐き
出し動作が実行される。
【0063】この吐き出し動作で磁気ブラシ帯電部材3
0の磁気ブラシ層34に混入している外添剤の感光体1
面への積極的な吐き出しがなされる。そして、磁気ブラ
シ帯電部材30の磁気ブラシ層34から感光体1面へ吐
き出された外添剤は、磁性粒子防止部材50が感光体1
から離間したOFF状態に切換え保持されているので、
該磁性粒子防止部材50でせき止められることなく、引
き続き回転している感光体1で磁気ブラシ帯電装置3か
ら排出搬送されて現像部に持ち運ばれる。
【0064】所定時間の吐き出し動作後、前回転時の吐
き出しシーケンスを時点Bで終了して、磁気ブラシ防止
部材50は感光体1に加圧されたON状態に切換え保持
され、交流成分(AC)は画像形成モード用の設定(矩
形状の交番電圧2kHz、750Vpp)へと変更され
る。
【0065】.画像形成処理 所定の前回転処理が終了すると、画像形成装置は画像形
成処理動作に入る。即ち、前回転処理の終了に引き続い
て、回転感光体に対する作像プロセスが実行され、画像
形成物がプリントアウトされる。連続コピーモードの場
合は作像プロセスが所定の設定コピー枚数分繰り返して
実行される。
【0066】この画像形成処理時には、磁気ブラシ防止
部材50は感光体1に加圧されたON状態に切換え保持
されることで、磁気ブラシ帯電部材30の磁気ブラシ層
34からの磁性粒子の流出が防止される。
【0067】.後回転処理 設定の1枚或は複数枚分の作像プロセスが終了した後も
しばらくの間メインモータの駆動を継続させて感光体1
を回転駆動させ、所定の後動作を実行させる期間であ
る。
【0068】画像形成処理終了後の時点Cで、交流成分
(AC)は吐き出しモード用に設定された後、吐き出し
シーケンスが再開され、磁性粒子防止手段50が感光体
1から離間したOFF状態に切換え保持される。
【0069】この後回転処理時の吐き出し動作において
も、磁気ブラシ帯電部材30の磁気ブラシ層34に混入
している外添剤の感光体1面への積極的な吐き出しがな
される。そして、磁気ブラシ帯電部材30の磁気ブラシ
層34から感光体1面へ吐き出された外添剤は、磁性粒
子防止部材50が感光体1から離間したOFF状態に切
換え保持されているので、該磁性粒子防止部材50でせ
き止められることなく、引き続き回転している感光体1
で磁気ブラシ帯電装置3から排出搬送されて現像部に持
ち運ばれる。
【0070】所定時間の吐き出し動作後、時点Dにおい
て後回転時の吐き出しシーケンスを終了して、磁性粒子
防止部材50のON状態への切換え保持、帯電バイアス
電圧印加電源S1から磁気ブラシ帯電部材30へ供給さ
れている直流成分(DC)、次いで交流成分(AC)が
立ち下げに勾配をつけておとされ、磁気ブラシ帯電部材
30、感光体1の順で駆動が停止される。
【0071】上記の後回転処理が終了すると、画像形成
装置は次のコピー開始信号が入力するまで待機状態に保
たれる。
【0072】吐き出しモードにおいて、磁気ブラシ帯電
装置3に回収(または)混入したトナー及び外添剤の吐
き出しは、そのトナー及び外添剤が磁気ブラシ帯電装置
3内で攪拌(混合)されることによりネガ極性となる点
と、磁気ブラシ帯電装置3に印加するDCバイアスに対
し感光体1の帯電電位の追従性が必ずしも良好ではない
点とを利用してなされる(帯電部通過後の感光体電位は
磁気ブラシ帯電装置側から見た場合、現像される方
向)。
【0073】このとき、ACバイアスが大きいと感光体
の帯電電位の追従性が良好になること、磁性粒子が漏れ
やすい方向であることから、吐き出しモードでは、AC
バイアスを弱くする、及びDCバイアスを下げるなどの
方法をとり、磁性粒子が漏れないようにしている。吐き
出しモードでは、磁性粒子防止部材50が感光体1から
離間したOFF状態に切換え保持されるが、このときま
でに磁性粒子防止部材50でせき止められていた離脱磁
性粒子は、磁気磁性粒子防止手段先端部で帯電ニップ部
nの感光体回転方向下流側端部からほとんど離れていな
い位置に存在していること、吐き出しモード時には上記
のように磁気ブラシ帯電装置3に磁性粒子が漏れにくい
状態で帯電バイアスが制御されること、から磁気ブラシ
層34に再回収され、現像装置側に持ち運ばれることが
防止される。
【0074】以上のような磁気ブラシ帯電装置3におい
て、磁性粒子防止部材50を設けても、吐き出しモード
実行時に磁性粒子防止部材50を感光体1から離間させ
る制御をすることで、従来1万枚の通紙耐久で帯電不良
が発生していたが、5万枚の通紙耐久を行なっても、磁
性粒子の劣化が見られることなく、初期の帯電性能を維
持させることができた。また、これによる問題点であっ
た縦スジ、かぶりも防止することができた。
【0075】〈実施例2〉図4は本発明の第2の実施例
を説明するための画像形成時での磁気ブラシ帯電装置3
の吐き出しタイミング、磁性粒子防止手段50の動作の
制御方法を示すシーケンス・チャートである。
【0076】本実施例おいて、画像形成装置の構成及び
動作、磁気ブラシ帯電装置の構成等は前述の実施例1と
同様であるため、再度の説明を省略し、この装置におけ
る吐き出しシーケンスについて述べる。
【0077】図4において、画像形成に先立って行なわ
れる前回転処理で、感光体1、磁気ブラシ帯電部材30
の順で駆動が開始され、帯電バイアス電圧印加電源S1
から磁気ブラシ帯電部材30へ供給される高圧は立ち上
げに勾配をつけて、まず交流成分(AC)、次いで直流
成分(DC)を印加される。この時、交流成分(AC)
及び直流成分(DC)は吐き出しモード用(矩形状の交
番電圧2kHz、300Vpp、直流電圧−300V)
に設定され、磁性粒子防止手段50は磁気ブラシ帯電部
材30への高圧印加の際の流出を防止するために感光体
1に加圧されたON状態に切換え保持されている。
【0078】特に、感光体1としてアモルファスシリコ
ン系感光体(a−Si)を用いた場合、磁性粒子が有る
程度劣化し高抵抗化してくると、磁気ブラシ帯電部材3
0に印加している直流成分(DC)と実際に帯電してい
る感光体1の電位との電位差が大きくなり、吐き出しモ
ード実行時、すなわち磁性粒子防止部材50が離間して
いる際に磁性粒子が流出してしまうため、直流成分(好
ましくは交流成分も)画像形成時(矩形状の交番電圧2
kHz、750Vpp、直流電圧−700V)よりも低
く設定して磁性粒子の流出を防止している。
【0079】磁気ブラシ帯電部材30への高圧立ち上げ
制御が終了した時点Aで、外添剤の吐き出しシーケンス
に移行し、磁性粒子防止部材50が感光体1から離間し
たOFF状態に切換え保持され、所定時間の吐き出し動
作後、前回転時の吐き出しシーケンスを時点B’で終了
して、磁性粒子防止部材50は感光体1に加圧接触した
ON状態に切換え保持され、また交流成分(AC)、直
流成分(DC)は画像形成モード用の設定へと変更され
て、画像形成処理に移行し、作像プロセスが所定の設定
コピー枚数分繰り返して実行される。
【0080】画像形成終了後に後回転処理に移行して時
点C’で、直流成分(DC)と交流成分(AC)は吐き
出しモード用に設定された後、吐き出しシーケンスが再
開され、磁性粒子防止手段50が感光体1から離間した
OFF状態に切換え保持され、所定時間の吐き出し動作
後、後回転の吐き出しシーケンスを時点Dで終了して、
磁性粒子防止部材50のON状態への切換え保持、帯電
バイアス電圧印加電源S1から磁気ブラシ帯電部材30
へ供給されている直流成分(DC)、次いで交流成分
(AC)が立ち下げに勾配をつけておとされ、磁気ブラ
シ帯電部材30、感光体1の順で駆動が停止される。
【0081】以上のような磁気ブラシ帯電装置3におい
て、磁性粒子防止部材50を設けても、吐き出しモード
実行時に磁性粒子防止部材50を感光体1から離間させ
る制御をすることで、かつ直流成分(DC)を低電位と
することで、7.5万枚の通紙耐久を行なっても、磁性
粒子の劣化が見られることなく初期の帯電性能を維持さ
せることができた。また、これによる問題点であった縦
スジ、かぶりも防止することができた。
【0082】なお、ここでは感光体1としてアモルファ
スシリコン系感光体(a−Si)を用いた場合について
説明を行なったが、磁気ブラシ帯電部材30に印加され
る直流電圧(Vdc)と帯電後の感光体1の帯電電位と
の電位差が大きくなるもの、即ち、感光体の静電容量の
大きいものに対して適用することができる。
【0083】〈その他の実施形態〉 1)前記の実施例では、磁気ブラシ帯電装置の吐き出し
モードは画像形成装置の前回転処理時と後回転処理時に
実行させたが、これに限られず、画像形成装置のメイン
電源スイッチがONされてから前回転処理に移行するま
での間に行われる前多回転処理時(ウォーミング期
間)、連続プリント時の紙間等も含めた非画像形成時の
少なくとも一部期間で実行させることが出来る。
【0084】2)画像形成装置がクリーナーレスである
場合には、磁気ブラシ帯電装置の吐き出しモードは、転
写部から帯電ニップ部nに持ち運ばれて磁気ブラシ層3
4に混入した転写残トナーとトナーに含まれる外添剤等
を吐き出すものである。
【0085】3)磁気ブラシ帯電装置3は、実施例のス
リーブ回転タイプのものに限られず、マグネット・ロー
ラに直接に磁性粒子を磁気ブラシ層として吸着保持させ
てマグネット・ローラを回転させるタイプ、非回転タイ
プなどにすることができる。
【0086】4)像担持体は電子写真感光体に限らず、
静電記録誘電体等であってもよい。この場合は、一様に
帯電した該像担持体の面を除電針アレイ、電子銃等の除
電手段で選択的に除電して静電潜像を形成する。
【0087】5)本発明の磁器ブラシ帯電装置は画像形
成装置の像担持体の帯電処理に限られ、広く被帯電体の
帯電処理(除電処理も含む)装置として有効である。
【0088】6)ここで、電子写真感光体に関していま
少し詳しく説明する。
【0089】磁気ブラシ帯電方式には、通常用いられて
いる有機感光体等を用いることができるが、望ましく
は、有機感光体上にその抵抗が109〜1014Ω・cm
の材質を有する表面層を持つものや、アモルファスシリ
コン系感光体などを用いると、電荷注入帯電を実現で
き、オゾン発生の防止、ならびに消費電力の低減に効果
がある。また、帯電性についても向上させることが可能
となる。
【0090】a)有機感光体(OPC) 帯電スリーブ33に対向する積層型感光体の感光層の構
成としては、導電性支持体上に電荷発生層及び電荷輸送
層をこの順に積層したものを用いている。
【0091】導電性支持体は導電性を有するものであれ
ば、いずれのものでもよく、例えばアルミニウム、銅、
クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレス等の金属をドラ
ムあるいはシート状に成形したもの、アルミニウム及び
銅等の金属箔をプラスチックフィルムにラミネートした
もの、アルミニウム、酸化インジウム及び酸化スズ等を
プラスチックフィルムに蒸着したもの、導電性物質を単
独またはバインダー樹脂とともに塗布して導電層を設け
た金属、プラスチックフィルムあるいは紙等が挙げられ
る。
【0092】これらの導電性支持体の上に形成する感光
層の塗工方法はスプレーコーティング、ビームコーティ
ング及び浸漬コーティング等の方法が用いられる。その
際、通常導電性支持体を固定して支持することが必要で
あり、その支持部材に塗工液が付着しないように維持す
るために、支持体端部に未塗工領域が残る場合がある。
また、端部まで塗工する場合、塗工液が縁にだれる場合
が生じる。感光体を本体に支持するために装着する端部
支持部材であるフランジが正しい角度で装着され、感光
体のアライメント精度を維持するためには導電性支持部
材端部の研磨行程が必要となるため、感光体製造上はで
きる限り未塗工領域の存在を許容することが望ましい。
【0093】具体例においては、負帯電の有機感光体
で、直径30mmのアルミニウム製のドラム基体上に下
記の第1〜第5の5つの層を下から順に設けた感光体を
用いた。
【0094】第1層は下引き層であり、アルミニウム基
体(以下アルミ基体と称する)の欠陥等をならすために
設けられている厚さ20μmの導電層である。
【0095】第2層は正電荷注入防止層であり、アルミ
基体から注入された正電荷が感光体表面に帯電された負
電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミラン樹
脂とメトキシメチル化ナイロンによって1×106Ω・
cm程度に抵抗調整された厚さ1μmの中抵抗層であ
る。
【0096】第3層は電荷発生層であり、ジスアゾ系の
顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であり、露
光を受けることによって正負の電荷対を発生する。
【0097】第4層は電荷輸送層であり、ポリカーボネ
ート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型半導
体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷はこ
の層を移動することができず、電荷発生層で発生した正
電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0098】第5層は電荷注入層であり、絶縁性樹脂の
バインダーにSnO2超微粒子を分散した材料の塗工層
である。具体的には絶縁性樹脂に光透過性の絶縁フィラ
ーであるアンチモンをドーピングして低抵抗化(導電
化)した粒径約0.03μmのSnO2粒子を樹脂に対
して70重量パーセント分散した材料の塗工層である。
【0099】このように調合した塗工液をディッピング
塗工法にて厚さ約4μmに塗工して電荷注入層とした。
この際、感光体の奥側端部に5mmの感光層未塗工領域
が存在した。
【0100】b)アモルファスシリコン系感光体(a−
Si) 電子写真において、感光体における感光層を形成する光
導電材料としては、高感度で、SN比〔光電流(Ip)
/暗電流(Id)〕が高く、照射する電磁波のスペクト
ル特性に適合した吸収スペクトルを有すること、光応答
性が早く、所望の暗抵抗値を有すること、使用時におい
て人体に対して無害であること、等の特性が要求され
る。
【0101】特に、事務機としてオフィスで使用される
画像形成装置内に組み込まれる画像形成装置用感光体の
場合には、大量に、且つ長期にわたり使用される事を考
えると、画質、画像濃度の長期安定性も重要な点であ
る。
【0102】この様な点に優れた性質を示す光導電材料
に水素化アモルファスシリコン(以下、「a−Si:
H」と表記する)があり、例えば、特公昭60−350
59号公報には画像形成装置用感光体としての応用が記
載されている。
【0103】このような画像形成装置用感光体は、一般
的には、導電性支持体を50℃〜400℃に加熱し、該
支持体上に真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレ
ーティング法、熱CVD法、光CVD法、プラズマCV
D法等の成膜法によりa−Siからなる光導電層を形成
する。なかでもプラズマCVD法、すなわち、原料ガス
を直流または高周波あるいはマイクロ波グロー放電によ
って分解し、支持体上にa−Si堆積膜を形成する方法
が好適なものとして実用に付されている。
【0104】また、特開昭54−83746号公報にお
いては、導電性支持体と、ハロゲン原子を構成要素とし
て含むa−Si(以下、「a−Si:X」と表記する)
光導電層からなる画像形成装置用感光体が提案されてい
る。当該公報においては、a−Siにハロゲン原子を1
乃至40原子%含有させることにより、耐熱性が高く、
画像形成装置用感光体の光導電層として良好な電気的、
光学的特性を得ることができるとしている。
【0105】また、特開昭57−115556号公報に
は、a−Si堆積膜で構成された光導電層を有する光導
電部材の、暗抵抗値、光感度、光応答性等の電気的、光
学的、光導電的特性及び耐湿性等の使用環境特性、さら
には経時的安定性について改善を図るため、シリコン原
子を母体としたアモルファス材料で構成された光導電層
上に、シリコン原子及び炭素原子を含む非光導電性のア
モルファス材料で構成された表面障壁層を設ける技術が
記載されている。
【0106】更に、特開昭60−67951号公報に
は、アモルファスシリコン、炭素、酸素及び弗素を含有
してなる透光絶縁性オーバーコート層を積層する感光体
についての技術が記載され、特開昭62−168161
号公報には、表面層として、シリコン原子と炭素原子と
41〜70原子%の水素原子を構成要素として含む非晶
質材料を用いる技術が記載されている。
【0107】また更に、特開昭57−158650号公
報には、水素を10〜40原子%含有し、赤外吸収スペ
クトルの2100cm-1と2000cm-1の吸収ピーク
の吸収係数比が0.2〜1.7であるa−Si:Hを光
導電層に用いることにより高感度で高抵抗な画像形成装
置用感光体が得られることが記載されている。
【0108】一方、特開昭60−95551号公報に
は、アモルファスシリコン感光体の画像品質向上のため
に、感光体表面近傍の温度を30乃至40℃に維持して
帯電、露光、現像および転写といった画像形成行程を行
なうことにより、感光体表面での水分の吸着による表面
抵抗の低下とそれに伴って発生する画像流れを防止する
技術が開示されている。
【0109】これらの技術により、画像形成装置用感光
体の電気的、光学的、光導電的特性及び使用環境特性が
向上し、それに伴って画像品質も向上してきた。
【0110】図5の(a)〜(f)はそれぞれ画像形成
装置用感光体の層構成を説明するための模式的構成図で
ある。
【0111】(a)に示す画像形成装置用感光体200
は、感光体用としての支持体201の上に、感光層20
2が設けられている。該感光層202はa−Si:H,
Xからなり光導電性を有する光導電層203で構成され
ている。
【0112】(b)に示す画像形成装置用感光体200
は、感光体用としての支持体201の上に、感光層20
2が設けられている。該感光層202はa−Si:H,
Xからなり光導電性を有する光導電層203と、アモル
ファスシリコン系、及び/又はアモルファスカーボン系
表面層204とから構成されている。
【0113】(c)に示す画像形成装置用感光体200
は、感光体用としての支持体201の上に、感光層20
2が設けられている。該感光層202はa−Si:H,
Xからなり光導電性を有する光導電層203と、アモル
ファスシリコン系、及び/又はアモルファスカーボン系
表面層204と、光導電層203と支持体201の間の
アモルファスシリコン系電荷注入阻止層205、また光
導電層203と表面層204との間の同205’とから
構成されている。
【0114】(d)及び(e)に示す画像形成装置用感
光体200は、それぞれ、感光体用としての支持体20
1の上に、感光層202が設けられている。該感光層2
02は光導電層203を構成するa−Si:H,Xから
なる電荷発生層207ならびに電荷輸送層208と、ア
モルファスシリコン系、及び/又はアモルファスカーボ
ン系表面層204と、光導電層203と支持体201の
間、及び/または光導電層203と電荷注入阻止層に電
荷注入阻止層205、205’とから構成されている。
【0115】(f)に示す画像形成装置用感光体200
は、感光体用としての支持体201の上に、感光層20
2が設けられている。該感光層202は光導電層203
を構成するa−Si:H,Xからなる電荷発生層207
ならびに電荷輸送層208と、アモルファスシリコン
系、及び/又はアモルファスカーボン系表面層204と
から構成されている。
【0116】特に図示はしていないが、光導電層203
と支持体201の間、及び/または光導電層203と電
荷注入阻止層に電荷注入阻止層205、205’があっ
ても良い。
【0117】[支持体201]支持体201としては、
導電性でも電気絶縁性であってもよい。導電性支持体と
しては、Al、Cr、Mo、Au、In、Nb、Te、
V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金属、およびこれらの
合金、例えばステンレス等が挙げられる。また、ポリエ
ステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロース
アセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルムまたはシー
ト、ガラス、セラミック等の電気絶縁性支持体の少なく
とも感光層を形成する側の表面を導電処理した支持体も
用いることができる。
【0118】[光導電層203]光導電層203は、支
持体201上、必要に応じて下引き層(不図示)上に形
成され、感光層202の一部を構成する光導電層203
は真空堆積膜形成方法によって、所望特性が得られるよ
うに適宜成膜パラメーターの数値条件が設定されて作成
される。
【0119】具体的には、例えばグロー放電法(低周波
CVD法、高周波CVD法またはマイクロ波CVD法等
の交流放電CVD法、あるいは直流放電CVD法等)、
スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング
法、光CVD法、熱CVD法などの数々の薄膜堆積法に
よって形成することができる。
【0120】これらの薄膜堆積法は、製造条件、設備資
本投資下の負荷程度、製造規模、作成される画像形成装
置用感光体に所望される特性等の要因によって適宜選択
されて採用されるが、所望の特性を有する画像形成装置
用感光体を製造するに当たっての条件の制御が比較的容
易であることからしてグロー放電法、特にRF帯、μW
帯またはVHF帯の電源周波数を用いた高周波グロー放
電法が好適である。
【0121】グロー放電法によって光導電層203を形
成するには、基本的には周知のごとくシリコン原子(S
i)を供給し得るSi供給用の原料ガスと、水素原子
(H)を供給し得るH供給用の原料ガスまたは/及びハ
ロゲン原子(X)を供給し得るX供給用の原料ガスを、
内部が減圧にし得る反応容器内に所望のガス状態で導入
して、該反応容器内にグロー放電を生起させ、あらかじ
め所定の位置に設置されてある所定の支持体201上に
a−Si:H,Xからなる層を形成すればよい。
【0122】また、ハロゲン原子供給用の原料ガスとし
て有効なのは、たとえばハロゲンガス、ハロゲン化物、
ハロゲンをふくむハロゲン間化合物、ハロゲンで置換さ
れたシラン誘導体等のガス状のまたはガス化し得るハロ
ゲン化合物が好ましく挙げられる。
【0123】また、さらにはシリコン原子とハロゲン原
子とを構成要素とするガス状のまたはガス化し得る、ハ
ロゲン原子を含む水素化珪素化合物も有効なものとして
挙げることができる。
【0124】一般にa−Siは伝導性を制御する原子を
含有させない場合、弱いn型伝導特性を有するため、ネ
ガa−Siにおいては、伝導性を制御する原子を含有
(ドープ)させなくても良いが、i型にする為、あるい
は製造安定性のラチチュードを広げる為等、必要に応じ
て伝導性を制御する原子を含有させてもよい。
【0125】前記伝導性を制御する原子としては、半導
体分野における、いわゆる不純物を挙げることができ、
p型伝導特性を与える周期律表IIIb族に属する原子
(以後「第IIIb族原子」と略記する)またはn型伝導
特性を与える周期律表Vb族に属する原子(以後「第V
b族原子」と略記する)を用いることができる。
【0126】第IIIb族原子としては、具体的には、硼
素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、
インジウム(In)、タリウム(Tl)等があり、特に
B、Al、Gaが好適である。第Vb族原子としては、
具体的には燐(P)、砒素(As)、アンチモン(S
b)、ビスマス(Bi)等があり、特にP、Asが好適
である。
【0127】第Vb族原子導入用の原料物質として有効
に使用されるのは、燐原子導入用としては、PH3、P2
4等の水素化燐、PH4I、PF3、PF5、PCl3
PCl5、PBr3、PBr5、PI3等のハロゲン化燐が
挙げられる。この他、AsH 3、AsF3、AsCl3
AsBr3、AsF5、SbH3、SbF3、SbF5、S
bCl3、SbCl5、BiH3、BiCl3、BiBr3
等も第Vb族原子導入用の出発物質の有効なものとして
挙げることができる。
【0128】[表面層204]本例においては、上述の
ようにして支持体201上に形成された光導電層203
の上に、更にアモルファスシリコン系及び/またはアモ
ルファスカーボン系の表面層204を形成することが好
ましい。
【0129】この表面層204は自由表面を有し、主に
耐湿性、連続繰り返し使用特性、電気的耐圧性、使用環
境特性、耐久性において本発明の目的を達成するために
設けられる。
【0130】表面層204は、アモルファスシリコン系
の材料であればいれずの材質でも可能であるが、例え
ば、水素原子(H)及び/またはハロゲン原子(X)を
含有し、更に炭素原子を含有するアモルファスシリコン
(以下「a−SiC:H,X」と表記する)、水素原子
(H)及び/またはハロゲン原子(X)を含有し、更に
酸素原子を含有するアモルファスシリコン(以下「a−
SiO:H,X」と表記する)、水素原子(H)及び/
またはハロゲン原子(X)を含有し、更に窒素原子を含
有するアモルファスシリコン(以下「a−SiN:H,
X」と表記する)、水素原子(H)及び/またはハロゲ
ン原子(X)を含有し、更に炭素原子、酸素原子、窒素
原子の少なくとも一つを含有するアモルファスシリコン
(以下「a−SiCON:H,X」と表記する)等の材
料が好適に用いられる。
【0131】該表面層204は、例えばグロー放電法
(低周波CVD法、高周波CVD法またはマイクロ波C
VD法等の交流放電CVD法、あるいは直流放電CVD
法等)、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレー
ティング法、光CVD法、熱CVD法など周知の薄膜堆
積法によって形成することができる。これらの薄膜堆積
法は、製造条件、設備資本投資下の負荷程度、製造規
模、作成される画像形成装置用感光体に所望される特性
等の要因によって適宜選択されて採用される。
【0132】表面層204の層厚としては、通常0.0
1〜3μm、好適には0.05〜2μm、最適には0.
1〜1μmとされるのが望ましいものである。層厚が
0.01μmよりも薄いと感光体を使用中に摩耗等の理
由により表面層が失われてしまい、3μmを越えると残
留電位の増加等の電子写真特性の低下がみられる場合が
ある。
【0133】その他に、表面層として炭素を主体とした
非晶質炭素膜(以下「a−C:H」と表記する)を使用
することが好ましい。さらに、内部且つ/又は最表面に
フッ素との結合を有する非晶質炭素膜(以下「a−C:
H:F」と表記する)を使用することが好ましい。
【0134】a−C:Hは撥水性に優れ、低摩擦であ
り、また、a−SiCと同等乃至はそれ以上の高硬度で
有り、環境対策ヒーターを除去した状態においても高湿
環境下での画像のぼけを防止する効果がある。また、帯
電促進粒子や磁性粒子の機械的な摩擦による感光体への
移動や感光体の摩耗を低減できる。
【0135】[電荷注入阻止層805]画像形成装置用
感光体200においては、導電性支持体201と光導電
層203との間に、導電性支持体201側からの電荷の
注入を阻止する働きのある電荷注入阻止層805を、ま
た光導電層203と表面層204の間に、表面層側から
の電荷の注入を阻止する働きのある電荷注入阻止層20
5’を設けてもよい。
【0136】前述の電荷注入阻止層205を下部注入阻
止層(UBL;Under Blocking Lay
er)、後述の電荷注入阻止層205’を上部注入阻止
層(Top Blocking Layer)と称す
る。
【0137】これらの電荷注入阻止層は、感光層が一定
極性の帯電処理をその自由表面に受けた際、支持体側、
或いは表面層側より光導電層側に電荷が注入されるのを
阻止する機能を有している。逆の極性の帯電処理を受け
た際にはそのような機能は発揮されない、いわゆる極性
依存性を有している事が好ましい。
【0138】そのような機能を付与するために、電荷注
入阻止層には伝導性を制御する原子等を光導電層に比べ
比較的多く含有させる。
【0139】該層に含有される伝導性を制御する原子
は、該層中に万偏なく均一に分布されても良いし、ある
いは層厚方向には万偏なく含有されてはいるが、不均一
に分布する状態で含有している部分があってもよい。分
布濃度が不均一な場合には、UBL205では支持体側
に、またTBL205’では表面層側に多く分布するよ
うに含有させるのが好適である。いずれの場合にも支持
体の表面と平行面内方向においては、均一な分布で万偏
なく含有されることが面内方向における特性の均一化を
はかる点からも必要である。
【0140】電荷注入阻止層に含有される伝導性を制御
する原子としては、半導体分野における、いわゆる不純
物を挙げることができ、「第III族原子」または「第V
族原子」を用いることができる。
【0141】本例において、電荷注入阻止層の層厚は所
望の電子写真特性が得られること、及び経済的効果等の
点から好ましくは0.05〜5μm、より好ましくは
0.1〜4μm、最適には0.5〜3μmとされるのが
望ましい。
【0142】また、画像形成装置用感光体200に於い
ては、支持体201と光導電層203あるいはUBL2
05との間の密着性の一層の向上を図る目的で、例え
ば、Si34、SiO2、SiO、あるいはシリコン原
子を母体とし、水素原子及び/またはハロゲン原子と、
炭素原子及び/または酸素原子及び/または窒素原子と
を含む非晶質材料等で構成される密着層を設けても良
い。更に、前述のごとく、支持体からの反射光による干
渉模様の発生を防止するための光吸収層を設けても良
い。
【0143】上記の各層は、例えば13.56MHz等
のRF帯を用いた高周波プラズマCVD法(RF−PC
VD)や50〜450MHzのVHF帯を用いた講習は
プラズマCVD法(VHF−PCVD)などの周知の装
置および膜形成方法にて製造される。
【0144】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
磁気ブラシ帯電装置について改善して、磁性粒子の劣化
を防止し、長期に渡って安定した帯電を行なうことに効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における画像形成装置の構成概略図
【図2】 磁気ブラシ帯電装置部分の模式図
【図3】 吐き出しモード制御と、磁性粒子防止手段の
感光体に対する着脱制御のシーケンス・チャート
【図4】 実施例2における画像形成装置の、吐き出し
モード制御と、磁性粒子防止手段の感光体に対する着脱
制御のシーケンス・チャート
【図5】 アモルファスシリコン系感光体の各種の層構
成を説明する模式図
【図6】 磁気ブラシ帯電装置の一例の模式図
【図7】 従来の磁気ブラシ帯電装置による帯電性能の
電位図
【図8】 従来の磁性粒子防止部材を設けた磁気ブラシ
帯電装置の模式図
【符号の説明】
1:感光体、2:レーザ露光手段、3:磁気ブラシ帯電
装置、31:芯金、32:マグネット・ローラ、33:
帯電スリーブ、34:磁気ブラシ層、4:現像装置、
5:クリーニング装置、6:定着装置、7:転写ロー
ラ、8:前露光ランプ、50:磁性粒子防止部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁界発生手段により磁性粒子の磁気ブラシ
    を保持させた磁気ブラシ帯電部材と、 前記磁気ブラシ帯電部材に直流電圧に交流電圧を重畳し
    た電圧を印加するための電圧印加手段と、 前記磁気ブラシ帯電部材の移動する被帯電体の下流側に
    設けられ、前記磁気ブラシからの磁性粒子の流出を防止
    するための磁性粒子防止手段と、 前記磁性粒子防止手段を被帯電体に着脱させるための着
    脱手段と、を有し、 前記磁気ブラシを移動する前記被帯電体に当接させ、前
    記電圧印加手段より電圧を印加して前記被帯電体を帯電
    させる磁気ブラシ帯電装置において、 前記磁性粒子防止手段は、前記着脱手段により、磁気ブ
    ラシ帯電装置の吐き出しモード時は被帯電体から離脱
    し、前記吐き出しモード時以外は被帯電体に接している
    ことを特徴とする磁気ブラシ帯電装置。
  2. 【請求項2】前記磁性粒子防止手段はフィルム状弾性体
    であることを特徴とする請求項1記載の磁気ブラシ帯電
    装置。
  3. 【請求項3】前記磁性粒子防止手段は板状弾性体である
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ブラシ帯電装置。
  4. 【請求項4】前記被帯電体は有機感光体であることを特
    徴とする請求項1記載の磁気ブラシ帯電装置。
  5. 【請求項5】前記被帯電体はアモルファスシリコン感光
    体であることを特徴とする請求項1記載の磁気ブラシ帯
    電装置。
JP2001183222A 2001-06-18 2001-06-18 磁気ブラシ帯電装置 Pending JP2003005495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001183222A JP2003005495A (ja) 2001-06-18 2001-06-18 磁気ブラシ帯電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001183222A JP2003005495A (ja) 2001-06-18 2001-06-18 磁気ブラシ帯電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003005495A true JP2003005495A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19023200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001183222A Pending JP2003005495A (ja) 2001-06-18 2001-06-18 磁気ブラシ帯電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003005495A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3634547B2 (ja) 画像形成装置
US6459872B1 (en) Image forming apparatus which can clean auxiliary member erasing image traces
JP3302326B2 (ja) 画像形成装置
JP3890320B2 (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP2002229303A (ja) 電子写真装置
JP3352292B2 (ja) 画像形成装置
JP4194390B2 (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP2003122098A (ja) 画像形成方法
JP2004021175A (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP2004219855A (ja) 画像形成装置
JP2003005495A (ja) 磁気ブラシ帯電装置
JP2004347870A (ja) 画像形成装置
JP2003280334A (ja) 画像形成装置
JP2003255668A (ja) 画像形成装置
JP2002244412A (ja) 磁気ブラシ帯電方法、及び磁気ブラシ帯電装置
JP3535664B2 (ja) 電子写真装置
JP2002372837A (ja) 磁気ブラシ帯電装置
JPH08272190A (ja) 帯電装置および画像形成装置
JP2003107848A (ja) 磁気ブラシ帯電装置
JP2000231246A (ja) 電子写真方法及び電子写真装置
JP2004054022A (ja) 帯電装置および画像形成装置
JP2005165113A (ja) 画像形成装置
JPH09222773A (ja) 磁気ブラシ帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッヂ
JPH11149194A (ja) 画像形成装置
JP3714567B2 (ja) 電子写真装置