JP2003005093A - 管内検査装置及び管内検査方法 - Google Patents

管内検査装置及び管内検査方法

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JP2003005093A JP2001183701A JP2001183701A JP2003005093A JP 2003005093 A JP2003005093 A JP 2003005093A JP 2001183701 A JP2001183701 A JP 2001183701A JP 2001183701 A JP2001183701 A JP 2001183701A JP 2003005093 A JP2003005093 A JP 2003005093A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査管内にセンサ本体を回転させながら挿
入する方式の検査装置であって、センサ本体まで回転力
を効率良く伝達し得ると同時に、柔軟性に優れ、結果と
して被検査管内の通線能力に優れる管内検査装置を提供
する。 【解決手段】 センサ本体11と、センサ本体11の基
端に接続され、被検査管内にセンサ本体11を挿入する
ためのフレキシブル管12と、フレキシブル管12を被
検査管内に回転させながら挿入するべく、フレキシブル
管12を軸方向周りに回転させ、且つ、軸方向に押出す
回転押出し装置13を備えた管内検査装置1である。フ
レキシブル管12は、長手方向に延伸する凸部が幅方向
の一部に形成された帯状の剛性部材121を、幅方向の
一部が重なり合うように螺旋状に巻回し、剛性部材12
1の重なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能となる
ように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像光学系や渦流
探傷式センサ等を備えるセンサ本体を、ガス管や水道管
等の管内に挿脱自在に構成した管内検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、配管内の異物検査や、継ぎ手
位置の検知、管口径の計測等を行うべく、カメラや照明
等を実装したセンサ本体を配管内に挿入して検査を行う
方法が実施されている。斯かるセンサ本体の配管内への
挿入方法としては、例えば、車両に搭載したセンサ本体
を車輪駆動によって自走させる方法が用いられてきた。
【0003】また、特開平5−126752号公報に記
載されているように、2個のバルーンと伸縮機構とを用
い、言わば尺取り虫と同様の動作で配管内を移動させる
装置も知られている。
【0004】前述した車輪駆動による自走方法におい
て、十分なケーブルの牽引力を得るには、車輪と配管内
壁の摩擦を大きくするべく、車両等の重量を大きくする
必要があるため、操作性が悪くなるのみならず、センサ
本体も比較的大型化するため、小口径の配管には使用し
難いという問題がある。
【0005】さらに、前述した特開平5−126752
号公報に記載された装置は、尺取り虫と同様の動作を行
わせるための機構が複雑となる上、センサ本体の移動速
度が遅く、曲げ継ぎ手部における通線能力も低いという
問題がある。
【0006】また、実開昭62−49761号公報に
は、センサ本体にコイルワイヤを接続し、該コイルワイ
ヤをねじ状推進機構により回転推進させる装置(コイル
ワイヤの推進速度は、回転時のねじ送りピッチ、つまり
コイルワイヤの線間ピッチに対応する)が記載されてい
る。
【0007】しかしながら、センサ本体の配管内挿入方
法として、前述したコイルワイヤを用いる場合、配管の
継ぎ手部における通線能力を高めるには、コイルワイヤ
を柔らかくする(弾性定数を小さくする)必要があり、
センサ本体が接続されたコイルワイヤの先端まで回転力
を効率良く伝達することは、コイルワイヤが長尺になれ
ばなるほど困難になるという問題がある。一方、回転力
を効率良く伝達するためにコイルワイヤを硬くする(弾
性定数を大きくする)と、柔軟性が低下するため、曲げ
継ぎ手部における通線能力が低下することになる。この
ように相反する問題点を共に解決し得る最適なコイルワ
イヤの弾性定数は決定し難く、配管の状況等に応じて適
宜使い分けざるを得ないのが現状である。また、コイル
ワイヤの推進速度は、コイルワイヤの線間ピッチに対応
するため、センサ本体の挿入速度が遅くなるという問題
もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる従来
技術の問題点を解決するべくなされたものであり、被検
査管内にセンサ本体を回転させながら挿入する方式の検
査装置及び検査方法であって、センサ本体まで回転力を
効率良く伝達し得ると同時に、柔軟性に優れ、結果とし
て被検査管内の通線能力に優れる管内検査装置及び検査
方法を提供することを第1の課題とする。また、センサ
本体の挿入速度を早め得る管内検査装置及び検査方法を
提供することを第2の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記第1及び第2の課題
を解決するべく、本発明は、請求項1に記載のように、
センサ本体と、該センサ本体の基端に接続され、被検査
管内に前記センサ本体を挿入するためのフレキシブル管
とを備えた管内検査装置であって、前記フレキシブル管
は、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成され
た帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように
螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重なり合った部分が互
いに軸方向に摺動可能となるように形成されていること
を特徴とする管内検査装置を提供するものである。
【0010】請求項1に係る発明によれば、フレキシブ
ル管が、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成
された帯状の剛性部材(例えば、SUS304、SUS
316等のステンレス材)を、幅方向の一部が、前記凸
部同士が重なり合わないような範囲で、重なり合うよう
に螺旋状に巻回することによって形成される。そのた
め、フレキシブル管の外面に螺旋状の凸部が形成される
ことになる。従って、フレキシブル管を被検査管の内壁
に接触させつつ回転させると、接触部分で軸方向の推進
力が働き、フレキシブル管を前進させる力が作用するこ
とになる。つまり、前述したような従来の押し込み方法
では推進の妨げとなる摩擦力を、回転によって軸方向へ
の推進力に容易に変換することが可能である。また、フ
レキシブル管が、金属等の1つの剛性部材を巻回して形
成されているため、断面構造が比較的強固であり、セン
サ本体まで回転力を効率良く伝達することが可能であ
る。また、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸
方向(フレキシブル管の長手方向)に摺動可能とされて
いるため、柔軟性に優れ、被検査管内におけるエルボ、
ティー等の曲げ継ぎ手部等の通線能力に優れるという効
果を奏する。このことは、センサ本体の挿入速度を早め
得ることにも通じるものである。
【0011】好ましくは、前記第2の課題をより確実に
解決するべく、請求項2に記載のように、前記フレキシ
ブル管を被検査管内に回転させながら挿入するべく、前
記フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、軸方
向に押出す回転押出し装置を備えるように構成される。
【0012】実際に、フレキシブル管を被検査管内へ挿
入する場合、フレキシブル管を強制的に被検査管内に押
し込むことで挿入可能な場合も多い。つまり、挿入開始
時には、回転推進に頼らなくても、フレキシブル管の軸
方向への強制的な押出し力を付勢することにより、数m
は挿入可能な場合もある。また、挿入距離が長くなった
場合でも、回転推進とフレキシブル管軸方向への強制的
な押出し力との併用で、挿入速度を向上させることが可
能である。
【0013】以上の観点より、請求項2に係る発明によ
れば、フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、
軸方向に押出す回転押出し装置を備えるため、単なる回
転推進のみの場合よりも高速度で被検査管内にセンサ本
体を挿入することができ、検査時間を確実に短縮するこ
とが可能である。
【0014】好ましくは、請求項3に記載のように、管
内検査装置は、前記フレキシブル管を巻回して収納する
収納ドラムを備え、前記回転押出し装置は、前記フレキ
シブル管の前記収納ドラムへの出入部に配置され、前記
フレキシブル管を所定位置で押圧し、周方向について固
定支持する押圧支持手段と、前記フレキシブル管の前記
収納ドラムへの出入部に配置され、前記フレキシブル管
を軸方向に押出しする押出し手段と、前記フレキシブル
管を軸方向周りに回転させるべく、前記収納ドラム、前
記押圧支持手段及び前記押出し手段を一体として当該軸
方向周りに回転させる回転駆動手段とを有するように構
成される。
【0015】請求項3に係る発明によれば、フレキシブ
ル管を収納ドラムの回転に応じて軸方向周りに回転させ
るべく周方向に固定支持するための押圧支持手段(例え
ば、フレキシブル管押えローラ)と共に、フレキシブル
管を軸方向に押出しする押出し手段(例えば、押出しロ
ーラ及び回転駆動用モータ)を設けることにより、高速
度で被検査管内にセンサ本体を挿入することを可能とし
ている。なお、前記押圧支持手段と前記押出し手段と
は、無論、別個に並設する構成としてもよいが、押出し
手段としての押出しローラ等に、押圧支持手段としての
機能をも同時に奏させるように構成することも可能であ
る。
【0016】或いは、請求項4に記載のように、前記フ
レキシブル管は、軸方向の所定位置に介挿された複数の
クラッチ機構から構成される回転部位制御手段を有し、
前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して
押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝
達し、前記回転押出し装置は、前記フレキシブル管を挟
持する少なくとも1対のツイストローラと、前記ツイス
トローラを回転させる回転駆動手段とを有するように構
成される。なお、「ツイストローラ」の語句は、当該ロ
ーラの回転に伴い、これに接触するフレキシブル管が回
転すると同時に軸方向に押出されるように作用するべ
く、その回転軸が、フレキシブル管の軸方向と直交する
方向に対し、所定角度だけ傾いた方向となるように設置
されたローラを意味するものとして使用する。
【0017】フレキシブル管を軸方向周りに回転させる
方法としては、請求項3に記載のように、フレキシブル
管を巻回して収納する収納ドラムを、押出し手段等と共
に一体として当該軸方向周りに回転させてもよい。しか
し、フレキシブル管が短い場合や、細い場合はこれで特
に支障がないものの、例えば、フレキシブル管が長くな
ったり、太くなった場合には、収納ドラムの寸法を大き
くする必要が生じ、収納ドラム自体を回転させる構成の
場合は、装置が大掛かりになり、また回転させるための
電力も大きくなる。
【0018】請求項4に係る発明によれば、フレキシブ
ル管が、軸方向の所定位置に介挿された複数のクラッチ
機構から構成される回転部位制御手段を有し、回転部位
制御手段が、回転押出し装置に対して押出し方向に位置
するフレキシブル管にのみ回転力を伝達するように構成
されているため、フレキシブル管を券回して収納する収
納ドラム自体を回転駆動する必要がなくなる。従って、
一般的な収納ドラムを用いることができ、装置全体を小
型化し、必要電力量も小さくできるという効果を奏す
る。また、回転押出し装置は、フレキシブル管を挟持す
る少なくとも1対のツイストローラと、ツイストローラ
を回転させる回転駆動手段とを有するため、比較的簡易
な構成で、フレキシブル管を回転させると同時に軸方向
に押し出す機構が提供されることになる。
【0019】或いは、請求項5に記載のように、前記フ
レキシブル管は、軸方向の所定位置に介挿された複数の
クラッチ機構から構成される回転部位制御手段を有し、
前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して
押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝
達し、前記回転押出し装置は、前記フレキシブル管を所
定位置で押圧し、周方向について固定支持する押圧支持
手段と、前記フレキシブル管を軸方向に押出しする押出
し手段と、前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させ
るべく、前記押圧支持手段及び前記押出し手段を一体と
して当該軸方向周りに回転させる回転駆動手段とを有す
るように構成される。
【0020】請求項5に係る発明によっても、一般的な
収納ドラムを用いることができ、装置全体を小型化し、
必要電力量も小さくできるという効果を奏する。また、
請求項2に係る発明と同様に、前記押圧支持手段と前記
押出し手段とは、無論、別個に並設する構成としてもよ
いが、押出し手段としての押出しローラ等に、押圧支持
手段としての機能をも同時に奏させるように構成するこ
とも可能である。
【0021】好ましくは、請求項6に記載のように、前
記フレキシブル管の内部に、光ファイバが敷設されてお
り、前記クラッチ機構の介挿部位において、前記クラッ
チ機構と一体に回転すると共に、前記光ファイバ内の光
信号を伝送し得るカップリング手段を具備するように構
成される。
【0022】請求項6に係る発明によれば、光カップリ
ング手段は、ノイズ等の影響をほとんど受けないので、
安定した信号の伝送が可能になるという優れた効果を奏
する。
【0023】好ましくは、請求項7に記載のように、前
記センサ本体は、被検査管内を照明する照明手段と、前
記照明手段により照明された被検査管内を撮像する撮像
手段とを備えるように構成される。
【0024】請求項1に係る管内検査装置は、フレキシ
ブル管を使用するため、継ぎ手部等の通線能力に優れる
一方、構造が比較的簡単になるので、小径管を被検査対
象とすることも可能である。したがって、請求項7に係
る発明によれば、小径管内にも挿入が容易な観察装置が
実現可能となるという優れた利点を有する。
【0025】また、前記第1及び第2の課題を解決する
べく、本発明は、請求項8に記載のように、センサ本体
と、該センサ本体の基端に接続されたフレキシブル管と
を用いた管内検査方法であって、前記フレキシブル管
は、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成され
た帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように
螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重なり合った部分が互
いに軸方向(フレキシブル管の長手方向)に摺動可能と
なるように形成されており、前記フレキシブル管を軸方
向周りに回転させ、且つ、軸方向に押出すことにより、
前記フレキシブル管を被検査管内に回転させながら挿入
することを特徴とする管内検査方法を提供するものであ
る。
【0026】請求項8に係る発明によれば、被検査管内
の通線能力に優れ、センサ本体の挿入速度を早め得る管
内検査方法が提供される。
【0027】好ましくは、請求項9に記載のように、前
記センサ本体及び被検査管の端部のそれぞれに、音響送
信機及び音響受信機のうち、相異なるいずれか一方が設
置される。
【0028】ある種の検査作業においては、被検査管内
の状況をセンサ本体で把握する際に、正確な位置情報が
重要になる場合がある。例えば、地中に埋設された被検
査管内の腐食部位を特定し、その部分の交換を行うよう
な場合には、どの部分の配管を交換すれば良いか、その
位置を正確に把握する必要がある。しかしながら、フレ
キシブル管は、被検査管内への挿入時に、伸縮や屈曲等
することから、フレキシブル管の挿入長さと、実際の被
検査管の延長距離(センサ本体の管端からの位置)とが
異なることになる。したがって、フレキシブル管の挿入
長さのみを測定しても、フレキシブル管に接続されたセ
ンサ本体の正確な位置を知ることはできない。請求項9
に係る発明によれば、センサ本体及び被検査管の端部
(フレキシブル管の挿入側端部、又は反対側の端部とす
ることも可能である)のそれぞれに、音響送信機及び音
響受信機のうち、相異なるいずれか一方が設置されるた
め、音響波の伝播時間により、センサ本体と被検査管の
相対的な位置関係を知ることが可能である。
【0029】好ましくは、請求項10に記載のように、
前記センサ本体に温度センサが設置される。
【0030】請求項10に係る発明によれば、被検査管
内の雰囲気温度に応じて異なる音響波の伝搬速度を補正
し、計測精度を高めることが可能である。
【0031】好ましくは、請求項11に記載のように、
前記センサ本体と被検査管の端部との間に位置する被検
査管内に、更に音響送信機又は音響受信機が設置され
る。
【0032】請求項11に係る発明によれば、前記セン
サ本体と被検査管の端部との間に位置する被検査管内
に、更なる音響送信機又は音響受信機が設置されるの
で、当該音響送信機又は音響受信機の実際の設置位置
(被検査管の端部からの実距離)を別の手段によって予
め測定しておき、この間の音響波の伝搬時間を測定する
ことにより、被検査管内の雰囲気の組成、圧力や温度に
応じて異なる音響波の伝搬速度を補正し、計測精度を高
めることが可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、添付図
面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明す
る。図1は、本発明の第1の実施形態に係る管内検査装
置の概略構成図であり、(a)は斜視図を、(b)は部
分的縦断面図をそれぞれ示す。また、図2は、本実施形
態に係る管内検査装置が被検査管内を推進する様子を模
式的に示す模式図である。さらに、図3は、後述するよ
うに管内検査装置の一部を構成する回転押出し装置の部
分概略構成図であり、(a)は正面図を、(b)は側面
図をそれぞれ示す。図1に示すように、本実施形態に係
る管内検査装置1は、後述する光学系が搭載された検査
カプセル11と、検査カプセル11の基端に接続され、
被検査管(図2にSで示す)内に検査カプセル11を回
転推進させて挿入するためのフレキシブル管12と、フ
レキシブル管12を被検査管内に回転させながら挿入す
るための回転押出し装置13と、フレキシブル管12を
券回して収納する収納ドラム14とを備えている。さら
に、本実施形態に係る管内検査装置1には、よりスムー
ズに被検査管内にフレキシブル管12を挿入するべく、
フレキシブル管12の収納ドラム14への出入部に、清
掃ブラシ15が設置されている。また、後述する計測器
16や電源17も設置されている。
【0034】図1及び図3に示すように、回転押出し装
置13は、フレキシブル管12の収納ドラム14への出
入部に配置され、フレキシブル管12を所定位置で押圧
し、周方向について固定支持する押圧支持手段としての
フレキシブル管押さえローラ131と、フレキシブル管
12の収納ドラム14への出入部に配置され、フレキシ
ブル管12を軸方向に強制的に押出しする押出し手段1
32と、フレキシブル管12を軸方向周りに回転させる
べく、収納ドラム14、フレキシブル管押さえローラ1
31及び押出し手段132を一体として回転させるため
の回転駆動手段133とを有する。ここで、押出し手段
132は、押出しローラ132aと、押出しローラ13
2aを回転させるためのローラ回転駆動用モータ132
bとを備えている。また、回転駆動手段133は、モー
タ133a及びベルト133bを備えている。
【0035】さらに、回転押出し装置13は、収納ドラ
ム14、フレキシブル管押さえローラ131及び押出し
手段132を一体として回転させるために、これらを連
結して保持するための保持枠134と、保持枠134を
前記軸方向周りに回転可能とするべく、玉軸受け(図示
せず)等によって支持する基台135とを備えている。
なお、本実施形態では、フレキシブル管12を安定支持
するべく、フレキシブル管押さえローラ131を押出し
ローラ132aとは別個に設けているが、その機能を押
出しローラ132aに集約させることも可能である。つ
まり、フレキシブル管押さえローラ131を設けなくて
も、押出しローラ132a自体によってフレキシブル管
12は周方向にある程度固定支持される。すなわち、押
出しローラ132aに押出し手段としての機能と、押圧
支持手段としての機能とを併せ持たせることも可能であ
る。ただし、フレキシブル管押さえローラ131を併設
した方が、よりスムーズにフレキシブル管12を押し出
すことが可能であると考えられる。
【0036】押出し手段132によってフレキシブル管
12を被検査管内に強制的に押し込むことにより、例え
ば、挿入口近傍など、挿入抵抗が小さい領域における検
査カプセル11の挿入速度を早めることが可能である。
また、前記強制的な押出し力と回転推進力とを併用する
ことにより、より効率的な挿入が可能となる。さらに、
フレキシブル管12と被検査管の内壁との摩擦力が小さ
く、回転推進力が十分に得られない場合であっても、押
出し力によって検査カプセル11を被検査管内へと進行
させることが可能である。なお、収納ドラム14にはハ
ンドル141が設置されており、フレキシブル管12の
収納時には、ハンドル141を回転させることにより、
収納ドラム14のみが回転し、フレキシブル管12を巻
回収納することができるように構成されている。
【0037】なお、収納ドラム14は、図4に示す形態
にすることも可能である。この場合も図1に示す場合と
同様に、収納ドラム14、フレキシブル管押さえローラ
131及び押出し手段132を連結して保持する保持枠
134を回転させることにより、収納ドラム14、フレ
キシブル管押さえローラ131及び押出し手段132を
一体として回転させることができる。なお、ハンドル1
41が回転の妨げとなるような場合には、折り畳み式や
脱着式のハンドルとすればよい。
【0038】図5は、本実施形態に係るフレキシブル管
12を部分的に示す縦断面図である。図5に示すよう
に、フレキシブル管12は、長手方向に延伸する凸部1
21aが幅方向の一部に形成された長い帯状の剛性部材
(例えば、SUS304、SUS316等のステンレス
材)121を、凸部121a同士が重なり合わない範囲
で、幅方向の一部が重なり合うように螺旋状に巻回し、
剛性部材121の重なり合った部分が互いに軸方向に摺
動可能となるように形成されている。本実施形態では、
凸部121aと、凸部が形成されていない部分121b
(本実施形態では凹部)とが重なり合うように螺旋状に
巻回されている。そして、この互いに重なり合っている
凸部121aと、凸部が形成されていない部分121b
とが互いに軸方向(フレキシブル管の長手方向)に摺動
可能となるように構成されている。なお、上記幅方向と
は、帯状の剛性部材121の長手方向と直交する方向を
意味する。
【0039】本実施形態に係るフレキシブル管12は、
以上に述べたような構成を有するため、図6に示すよう
に、フレキシブル管12を被検査管Sの内壁に接触させ
つつ回転させると、接触部分(図6にA、Bで示す)で
軸方向の推進力が働き、フレキシブル管12を前進させ
る力が作用することになる。つまり、従来の単純な押し
込み方法では推進の妨げとなる摩擦力を、回転によって
軸方向への推進力に容易に変換することが可能である。
また、フレキシブル管12は、剛性部材を巻回して形成
されているため、断面構造が比較的強固であり、検査カ
プセル11まで回転力を効率良く伝達することが可能で
ある。さらに、隣接する凸部121aと凹部121bと
が、軸方向に互いに摺動自在に嵌合しているため、柔軟
性に優れ、被検査管内における継ぎ手部等の通線能力に
優れるという効果を奏する。なお、フレキシブル管12
の剛性(柔軟性)は、フレキシブル管12の管径、剛性
部材121の材質や厚さ、凹凸ピッチ等で変化するが、
相異なる複数の剛性部材121を長手方向に溶接して連
結する等の加工を施せば、フレキシブル管12の部位に
よって前記厚さ等のパラメータを適宜変更することも可
能である。したがって、例えば、フレキシブル管12の
先端側(検査カプセル11に接続されている側)につい
ては剛性部材121の厚さを薄くすること等により屈曲
し易い柔軟性の高いものとし、基端側については剛性部
材121の厚さを増すこと等によりやや屈曲しにくいも
のの回転力を伝達し易いものとすれば、長距離において
も高い通線能力を得ることができる。
【0040】図7は、検査カプセル11とフレキシブル
管12内における信号伝送を説明する説明図であり、
(a)は検査カプセル11及びフレキシブル管12全体
の構成を、(b)は検査カプセル11の近傍における概
略の内部構成を示す。前述のように、フレキシブル管1
2は回転するため、フレキシブル管12内への電力供給
や信号の取り出しは、フレキシブル管12の基端部に取
り付けられた回転伝送器(回転を伴う各種装置への信号
及び動力の伝送を行う機器であり、スリップリング等か
ら形成される)122を用いて行われる。また、回転伝
送器122には、計測器16及び電源17が接続されて
いる。計測器16は、後述する出力信号を表示、記録又
は信号処理するための機器であり、モニタ、ビデオレコ
ーダ、信号処理装置等から構成されている。検査カプセ
ル11には、電源17から回転伝送器122及びフレキ
シブル管12内の配線123を介して必要な電力が供給
される。一方、検査カプセル11で検出した出力信号
(例えば被検査管内の観察像)は、計測器16に送信さ
れ、計測器16が具備するモニター等に表示される。
【0041】検査カプセル11の内部には、図7(b)
に示すように、被検査管内を照明する照明111と、照
明111により照明された被検査管内を撮像するための
撮像手段を構成する光学レンズ112及びCMOSイメ
ージセンサやCCDイメージセンサ等の撮像素子113
と、撮像素子113の出力を増幅する電子回路114と
が搭載されている。電子回路114で増幅された出力信
号は、コネクタ124を介してフレキシブル管12内の
配線123によって伝送される。
【0042】以上に説明した管内検査装置1のフレキシ
ブル管12を回転させることにより、検査カプセル11
は順次被検査管内を進行していき、被検査管内の状況を
観察することが可能である。例えば、本実施形態の管内
検査装置1を内径25mmの配管に使用する場合には、
フレキシブル管12の直径は10mm程度で、検査カプ
セル11の最大直径は20mm程度とすることが可能で
あり、配管内に存在する継ぎ手部も容易に通過すること
が可能である。
【0043】なお、検査カプセル11と被検査管Sの相
対的な位置関係を正確に計測するためには、検査カプセ
ル11及び被検査管Sの端部のそれぞれに、音響送信機
及び音響受信機のうち、相異なるいずれか一方を設置す
ればよい。これにより、音響波の伝搬時間を計測すれ
ば、検査カプセル11と被検査管Sの相対的な位置関係
を正確に検知することが可能である。図8は、音響波の
伝搬を利用した検査カプセル11の位置計測方法を示す
説明図である。図8に示すように、検査カプセル11の
位置を計測するべく、フレキシブル管12の先端に接続
された検査カプセル11内に音響受信機18を収納し、
被検査管Sの挿入側端部に音響送信機19を設置する。
【0044】音響受信機18としては、音響波を受信し
得るセンサである限りにおいて種々のものを適用可能で
あるが、小型化が容易である観点から、小型のマイクロ
フォンや圧電素子等を使用することが望ましい。一方、
音響送信機19としては、音響波を送信できる限りにお
いて種々のものを適用可能である。
【0045】検査カプセル11の位置、つまり被検査管
Sの端部から検査カプセル11までの被検査管Sの長さ
を測定する際には、まず、音響送信機19から音響波を
発生させる。音響波は、被検査管S中を伝搬しながら、
検査カプセル11に収納された音響受信機で18受信さ
れる。受信された信号は、フレキシブル管12内部の信
号線を介して、被検査管外の計測器(図1に符号16で
示す)に入力される。計測器16の信号処理装置では、
音響波の送信から受信までの経過時間(伝搬時間)T
を、信号処理して算出する。ここで、被検査管S内部の
雰囲気を伝搬する音響波の速度を予め認識しておけば、
前記経過時間に基づき、検査カプセル11の位置を算出
することができる。
【0046】ここで、音響波の伝搬速度は、伝搬する雰
囲気の組成、圧力や温度等のパラメータに依存すること
が知られている。こららパラメータの内、雰囲気の組成
や圧力は、被検査管Sの実際の検査状況を鑑みれば、ど
の様なケースでも略同じと考えることができるため、特
に問題となり易いのは雰囲気温度の影響である。一般的
には、雰囲気温度が上昇すれば、音響波の速度は増加す
る。実際の検査状況を鑑みれば、日中に検査する場合と
夜間に検査する場合とで、また季節によっても雰囲気の
温度は大きく変化する可能性がある。従って、このよう
な場合に、雰囲気温度による影響を補正しなければ、測
定された検査カプセル11の位置には大きな誤差が含ま
れてしまうことになる。斯かる誤差を回避するには、検
査カプセル11内に、雰囲気温度を測定するための温度
センサを搭載すればよい。前記温度センサとしては、例
えば、熱電対やサーミスタ等の小型のセンサを適用する
ことが可能である。
【0047】但し、検査カプセル11内に、各種センサ
やその増幅器等が収納されている場合には、検査カプセ
ル11自体の発熱に起因して、雰囲気温度の正確な測定
が困難になる場合も考えられる。このような場合、図9
に示すような方法を採用することにより、より正確な温
度補正を行うことができる。つまり、検査カプセル11
と被検査管Sの端部との間に位置する被検査管S内の既
知の位置に、更なる音響受信機20を設けて測定する方
法である。被検査管Sの端部に設置された音響送信機1
9と音響受信機20の間の距離が既知であれば、その間
の音響波の伝搬時間T0を測定することで、正確な音響
波の伝搬速度を算出することができるため、音響送信機
19から音響受信機18までの音響波の伝搬時間T1
基づき検査カプセル11の正確な位置を測定することが
できる。換言すれば、雰囲気温度の影響を補正し、被検
査管Sの正確な総延長距離を測定することができる。な
お。図8及び図9には、音響送信機19を管端に、音響
受信機18、20をそれぞれ検査カプセル11内と被検
査管Sの中間部とに設ける例を示したが、各々の送受信
を入れ替えた構成であっても同様に検査カプセル11の
位置を計測可能である。
【0048】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図10は、本発明の第2の
実施形態に係る管内検査装置の概略構成を示す斜視図で
ある。また、図11は、後述するように管内検査装置の
一部を構成するツイストローラの配置関係を示す説明図
であり、(a)は正面図を、(b)は平面図をそれぞれ
示す。図10に示すように、本実施形態に係る管内検査
装置1も、検査カプセル11と、検査カプセル11の基
端に接続され、被検査管内に検査カプセル11を回転推
進させて挿入するためのフレキシブル管12と、フレキ
シブル管12を被検査管内に回転させながら挿入するた
めの回転押出し装置13と、フレキシブル管12を券回
して収納する収納ドラム14とを備えている。なお、図
10には示していないが、第1の実施形態と同様に、清
掃ブラシを設置することも可能である。
【0049】本実施形態に係る回転押出し装置13は、
フレキシブル管12を挟持する一対のツイストローラ1
31a、131b(以下、適宜両者を併せて、ツイスト
ローラ131と称する)と、ツイストローラ131を回
転させる回転駆動手段としてのモータ132とを有す
る。ここで、図11に示すように、一方のツイストロー
ラ131aは、その回転軸Laが、該ツイストローラ1
31aに接触する位置におけるフレキシブル管12の軸
方向(つまり、フレキシブル管12の進行(押出し)方
向に相当)と直交する方向に対し、所定角度θだけ傾い
た方向となるように設置されている。また、他方のツイ
ストローラ131bは、その回転軸Lbが、前記直交す
る方向に対し、前記ツイストローラ131aの回転軸方
向とは逆方向に所定角度θだけ傾いた方向となるように
設置されている。これにより、フレキシブル管12は、
ツイストローラ131によって回転すると同時に軸方向
に押し出される。すなわち、本実施形態に係るツイスト
ローラ131は、フレキシブル管12を軸方向に押出す
機能と軸方向周りに回転させる機能とを兼ね備えたもの
である。なお、フレキシブル管12に対する摩擦力を所
定値以上にして前記機能を十分に発揮させるべく、ツイ
ストローラ131の表面は、例えばゴム材で覆うことが
好ましい。
【0050】本実施形態に係るフレキシブル管12に
は、軸方向の略等間隔毎に(例えば1m毎に)クラッチ
機構121が介挿され、回転部位制御手段を構成してい
る。本実施形態に係るクラッチ機構121としては、例
えば、ワンウェイクラッチ(歯付きクラッチやスプリン
グクラッチ等)と称される機械部品を使用することが可
能である。例えば、歯付きクラッチは、図12に示すよ
うに、表面に放射状の鋸溝が設けられた円板dの表面同
士を当接させて構成されており、一回転方向には両者の
溝が噛合うため回転力を伝達することができるが、逆回
転方向には噛み合わず回転力を伝達することができない
ことになる。ここで、本実施形態に係るクラッチ機構1
21は、回転力の伝達方向を切り替え得るように構成さ
れており、例えば、図13に示すように、前述した2つ
の歯付きクラッチA(円板d1及びd2で構成)及びB
(円板d3及びd4で構成)を組み合わせて形成されて
いる。ここで、円板d1〜d4の表面には、歯付きクラ
ッチA及びBの各回転力伝達方向が互いに逆方向(クラ
ッチAはX方向、クラッチBはY方向(X方向と逆方
向))になるように鋸溝が設けられている。また、各歯
付きクラッチA、Bの一部をそれぞれ構成する円板d2
及びd3は、裏面同士が結合されて部材121aを構成
しており、当該部材121aが更にフレキシブル管12
に結合され、フレキシブル管12と一体となって移動可
能とされている。また、各円板d1〜d4は、外枠12
1b内に収容されており、円板d1及びd2の裏面が外
枠121bの内壁に結合されている。さらに、円板d1
の裏面にフレキシブル管12が結合されている。
【0051】以上の構成を有するクラッチ機構121に
おいて、図13に示すように、回転力が伝達しない状態
(図13(a))から、フレキシブル管12に紙面左方
向の押圧力が付勢された場合には、部材121aが紙面
左方向に移動して、歯付きクラッチAが噛合う状態にな
り(図13(b))、紙面右方向の引張力が付勢された
場合には、部材121aが紙面右方向に移動して、歯付
きクラッチBが噛合う状態になる(図13(c))。従
って、図13(b)に示す状態において、クラッチ機構
121の前後の何れか一方の位置でフレキシブル管12
に矢符X方向の回転力を付勢すれば、歯付きクラッチA
が回転し、他方の位置におけるフレキシブル管12に同
方向の回転力が伝達することになる。なお、矢符Y方向
の回転力を付勢したとしても、回転力は伝達しないこと
になる。一方、図13(c)に示す状態において、クラ
ッチ機構121の前後の何れか一方の位置でフレキシブ
ル管12に矢符Y方向の回転力を付勢すれば、歯付きク
ラッチBが回転し、他方の位置におけるフレキシブル管
12に同方向の回転力が伝達することになる。なお、矢
符X方向の回転力を付勢したとしても、回転力は伝達し
ないことになる。
【0052】次に、フレキシブル管12に介挿された複
数のクラッチ機構121から構成される回転部位制御手
段の動作について以下に説明する。図14は、回転部位
制御手段の動作を示す説明図である。図14に示すよう
に、回転部位制御手段は、前述した構成を有する複数の
クラッチ機構121からなり、各クラッチ機構121
は、歯付きクラッチA及びBを組み合わせて形成されて
いる。ここで、回転押出し装置13は、矢符X方向にフ
レキシブル管12を回転させると同時に、被検査管側
(紙面左方向)に押出すように構成されている。この
際、回転押出し装置13に対して押出し方向(紙面左方
向)に位置するクラッチ機構121では、フレキシブル
管12に付勢される押出し力によって、歯付きクラッチ
Aが噛み合うことになるため、矢符X方向の回転力が伝
達し、フレキシブル管12も同方向に回転することにな
る。一方、回転押出し装置13に対して収納ドラム14
側(紙面右方向)に位置するクラッチ機構121では、
収納ドラム14の回転抵抗等に起因して、紙面右方向へ
の引張力が発生するため、歯付きクラッチAが離間し、
歯付きクラッチBが噛み合う状態となる。従って、回転
押出し装置13に対して収納ドラム14側に位置するフ
レキシブル管12には、矢符X方向の回転力が伝達しな
いことになる。以上のようにして、本実施形態に係る回
転部位制御手段によれば、回転押出し装置13に対して
押出し方向に位置するフレキシブル管12にのみ回転力
を伝達することが可能である。なお、本実施形態におけ
るクラッチ機構121は、一回転方向(矢符X方向)に
のみ回転力を伝達する構成となっているが、これは、単
純な構成とするべく歯付きクラッチを適用したためであ
って、本発明は何らこれに限定されるものではない。す
なわち、回転押出し装置13に対して押出し方向に位置
するフレキシブル管12にのみ回転力を伝達し得るよう
に、回転力の伝達をオン/オフできるクラッチ機構12
1である限りにおいて、種々の形態を採用することがで
き、例えば、電磁バルブのようなアクチュエータを適用
すれば、双方向の回転力を伝達し得るように構成するこ
とも可能である。
【0053】このように、本実施形態に係るフレキシブ
ル管12には、複数のクラッチ機構121が介挿され、
回転押出し装置13に対して押出し方向に位置するフレ
キシブル管12にのみ回転力を伝達し得るように構成さ
れているため、フレキシブル管12のうち、ツイストロ
ーラ131によって回転させられる部位よりも前方(検
査カプセル11の方向)の部位は回転するが、後方の部
位は回転しないことになる。従って、第1の実施形態の
場合と異なり、フレキシブル管12は、図10に示すよ
うな簡易な一般的収納ドラム14に巻回収納することが
でき、回転押出し装置13を単純化することが可能であ
る。なお、第1の実施形態の場合と同様に、フレキシブ
ル管12を、先端側は屈曲し易い柔軟性の高いものと
し、基端側はやや屈曲しにくいものの回転力を伝達し易
いものとすれば、長距離においても高い通線能力を得る
ことができる。
【0054】図15は、検査カプセル11とフレキシブ
ル管12内における信号伝送を説明する説明図であり、
(a)は検査カプセル11及びフレキシブル管12全体
の構成を、(b)は検査カプセル11の近傍における概
略の内部構成を示す。本実施形態における信号伝送は、
光伝送方式が採用されており、フレキシブル管12内に
は光ファイバ123が敷設されている。また、前述のよ
うに、フレキシブル管12は回転するため、フレキシブ
ル管12に敷設された光ファイバ123からの信号の取
り出しは、フレキシブル管12の基端部に取り付けられ
た光回転伝送器122を用いて行われる。また、フレキ
シブル管12には、軸方向の略等間隔毎に(例えば1m
毎に)クラッチ機構121が介挿されており、クラッチ
機構121内には、光カップリング装置124が組み込
まれている。これにより、フレキシブル管12の回転時
にも光ファイバ123をねじることなく光信号を伝送す
ることが可能である。光回転伝送器122には、計測器
16が接続されている。検査カプセル11で検出した出
力信号(例えば被検査管内の観察像)は、計測器16に
送信され、計測器16が具備するモニター等に表示され
る。
【0055】検査カプセル11の内部には、図7(b)
に示すように、被検査管内を照明する照明111と、照
明111により照明された被検査管内を撮像するための
撮像手段を構成する光学レンズ112及びCMOSイメ
ージセンサやCCDイメージセンサ等の撮像素子113
と、撮像素子113の出力を増幅する電子回路114と
が搭載されている。さらに、本実施形態では、第1の実
施形態と異なり、外部からの電力の供給がないため、検
査カプセル11内に電力供給手段としてのバッテリ11
5が搭載されている。電子回路114からの出力信号
は、検査カプセル11内の所定のデバイス(図示せず)
により光信号に変換され、光送信機116によって光フ
ァイバ123内に送信される。
【0056】以上に説明した管内検査装置1のフレキシ
ブル管12を回転させることにより、検査カプセル11
は順次被検査管内を進行していき、被検査管内の状況を
観察することが可能である。本実施形態に係る管内検査
装置1の場合、検査カプセル11内にバッテリ115を
搭載するため、第1の実施形態の場合よりも若干寸法が
大きくなる。例えば、本実施形態の管内検査装置1を内
径50mmの配管に使用する場合には、フレキシブル管
12の直径は20mm程度で、検査カプセル11の最大
直径は35mm程度とすることが可能であり、配管内に
存在する継ぎ手部も容易に通過することが可能である。
【0057】なお、本実施形態では、図10に示すよう
に、フレキシブル管12を軸方向に押出す機構と軸方向
周りに回転させる機構とを併せ持つ手段としてツイスト
ローラ131を用いたが、第1の実施形態と同様に、両
機構を別々に設ける構成とすることも可能である。
【0058】上記構成は、例えば、図16に示すよう
に、フレキシブル管12の収納ドラム14への出入部
に、図1に示す第1の実施形態の一部と同様の構成を有
する回転押出し装置13を設けることによって実現可能
である。つまり、図16に示す回転押出し装置13は、
フレキシブル管12を軸方向に押出すための押出しロー
ラ及び該押出しローラを回転させるローラ回転駆動用モ
ータからなる押出し手段132と、フレキシブル管12
を所定位置で押圧し周方向について固定支持するフレキ
シブル管押さえローラ131と、押出し手段132及び
フレキシブル管押さえローラ131を一体として回転さ
せるべく、これらを一体として支持する外枠134と、
外枠134を回転可能に支持する基台135と、外枠1
34を回転させるためのモータ133aやベルト133
bを具備した回転駆動手段133とを備えている。外枠
134は、前述のように、押出し手段132及びフレキ
シブル管押さえローラ131を一体として回転させるべ
く、玉軸受け(図示せず)等を介して基台135上に回
転可能に支持されている。外枠134を回転駆動手段1
33によって回転させることにより、押出し手段132
の押出しローラやフレキシブル管押さえローラ131が
回転し、これらのローラで保持されたフレキシブル管1
2を軸方向周りに回転させることが可能である。また、
押出し手段132を構成する前記ローラ回転駆動用モー
タによって押出しローラを回転させることにより、フレ
キシブル管13を軸方向へ押出すことが可能である。
【0059】以上に説明した図16に示す構成の場合、
モータ133aと前記ローラ回転駆動用モータとを独立
別個に制御することができるので、軸方向周りの回転速
度と、軸方向への押出し速度を独立して制御することが
可能である。なお、押出し手段132の詳細な構成は、
前述した第1の実施の形態の場合と同様である。また、
第1の実施の形態と同様に、フレキシブル管押えローラ
131の機能を、押出し手段132の押出しローラに集
約することも可能である。
【0060】なお、検査カプセル11及び被検査管Sの
端部のそれぞれに、音響送信機及び音響受信機のうち、
相異なるいずれか一方を設置するのが好ましい点、さら
には、検査カプセル11に温度センサを設置したり、被
検査管Sに更なる音響送信機又は音響受信機を設置すれ
ば、より一層好ましい点は、第1の実施形態の場合と同
様である。
【0061】また、第1及び第2の実施形態共に、検査
カプセル11内に撮像光学系を搭載し、被検査管内の状
況を観察する形態を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限るものではなく、渦流探傷式センサ等、被検査管
内の状況を計測し得る限りにおいて種々のセンサを搭載
可能である。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る管
内検査装置及び管内検査方法によれば、フレキシブル管
が、長手方向に延伸する凸部が幅方向の一部に形成され
た帯状の剛性部材を、幅方向の一部が重なり合うように
螺旋状に巻回することによって形成されているため、フ
レキシブル管の外面に螺旋状の凸部が形成されることに
なる。従って、フレキシブル管を被検査管の内壁に接触
させつつ回転させると、接触部分で軸方向の推進力が働
き、フレキシブル管を前進させる力が作用することにな
る。つまり、前述したような従来の押し込み方法では推
進の妨げとなる摩擦力を、回転によって軸方向への推進
力に容易に変換することが可能である。また、フレキシ
ブル管が、金属等の1つの剛性部材を巻回して形成され
ているため、断面構造が比較的強固であり、センサ本体
まで回転力を効率良く伝達することが可能である。ま
た、前記剛性部材の重なり合った部分が互いに軸方向に
摺動可能とされているため、柔軟性に優れ、被検査管内
におけるエルボ、ティー等の曲げ継ぎ手部等の通線能力
に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施形態に係る管内
検査装置の概略構成図である。
【図2】 図2は、本発明に係る管内検査装置が被検査
管内を推進する様子を模式的に示す模式図である。
【図3】 図3は、本発明の第1の実施形態に係る管内
検査装置の一部を構成する回転押出し装置の部分概略構
成図である。
【図4】 図4は、本発明の第1の実施形態に係る管内
検査装置において、他の形態の収納ドラムを適用した例
を示す概略構成図である。
【図5】 図5は、本発明に係るフレキシブル管を部分
的に示す縦断面図である。
【図6】 図6は、本発明に係るフレキシブル管の回転
推進の原理を説明する説明図である。
【図7】 図7は、本発明の第1の実施形態に係る検査
カプセルとフレキシブル管内における信号伝送を説明す
る説明図である。
【図8】 図8は、音響波の伝搬を利用した検査カプセ
ルの位置計測方法を示す説明図である。
【図9】 図9は、音響波の伝搬を利用した検査カプセ
ルの位置計測方法の他の例を示す説明図である。
【図10】 図10は、本発明の第2の実施形態に係る
管内検査装置の概略構成図である。
【図11】 図11は、本発明の第2の実施形態に係る
ツイストローラの配置関係を示す説明図である。
【図12】 図12は、本発明の第2の実施形態に係る
クラッチ機構を構成する円板の概略構成図である。
【図13】 図13は、本発明の第2の実施形態に係る
クラッチ機構の概略構成図である。
【図14】 図14は、本発明の第2の実施形態に係る
回転部位制御手段の動作を示す説明図である。
【図15】 図15は、本発明の第2の実施形態に係る
検査カプセルとフレキシブル管内における信号伝送を説
明する説明図である。
【図16】 図16は、本発明の第2の実施形態に係る
管内検査装置において、他の形態の押出し装置を適用し
た例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ・・・管内検査装置 11・・・検査カプセル 12・・・フレキシブル管 13・・・回転押出し装
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/954 G01N 21/954 A 2G053 27/90 27/90 2H040 29/26 501 29/26 501 // G01B 17/00 G01B 17/00 B G01N 21/84 G01N 21/84 B (72)発明者 芦田 耕司 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA49 FF04 JJ03 JJ26 2F068 AA06 BB09 CC11 EE02 FF25 GG01 2F069 AA51 CC02 DD17 GG01 GG06 GG07 GG09 GG43 GG51 GG62 HH30 JJ05 JJ08 JJ10 JJ25 KK01 MM04 MM13 MM32 2G047 AB01 BA01 BC18 EA10 2G051 AA82 AC17 CA03 CB01 EA21 2G053 AA11 AB21 BA21 BB05 BB06 BC14 CA03 DB07 DB20 DB27 2H040 AA02 BA22 BA23 CA03 CA11 CA26 DA11 DA16 DA42 DA54 DA55 GA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ本体と、該センサ本体の基端に接
    続され、被検査管内に前記センサ本体を挿入するための
    フレキシブル管とを備えた管内検査装置であって、 前記フレキシブル管は、長手方向に延伸する凸部が幅方
    向の一部に形成された帯状の剛性部材を、幅方向の一部
    が重なり合うように螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重
    なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能となるように
    形成されていることを特徴とする管内検査装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル管を被検査管内に回転
    させながら挿入するべく、前記フレキシブル管を軸方向
    周りに回転させ、且つ、軸方向に押出す回転押出し装置
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の管内検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブル管を巻回して収納する
    収納ドラムを備え、 前記回転押出し装置は、 前記フレキシブル管の前記収納ドラムへの出入部に配置
    され、前記フレキシブル管を所定位置で押圧し、周方向
    について固定支持する押圧支持手段と、 前記フレキシブル管の前記収納ドラムへの出入部に配置
    され、前記フレキシブル管を軸方向に押出しする押出し
    手段と、 前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させるべく、前
    記収納ドラム、前記押圧支持手段及び前記押出し手段を
    一体として当該軸方向周りに回転させる回転駆動手段と
    を有することを特徴とする請求項2に記載の管内検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブル管は、軸方向の所定位
    置に介挿された複数のクラッチ機構から構成される回転
    部位制御手段を有し、 前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して
    押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝
    達し、 前記回転押出し装置は、 前記フレキシブル管を挟持する少なくとも1対のツイス
    トローラと、 前記ツイストローラを回転させる回転駆動手段とを有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の管内検査装置。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブル管は、軸方向の所定位
    置に介挿された複数のクラッチ機構から構成される回転
    部位制御手段を有し、 前記回転部位制御手段は、前記回転押出し装置に対して
    押出し方向に位置するフレキシブル管にのみ回転力を伝
    達し、 前記回転押出し装置は、 前記フレキシブル管を所定位置で押圧し、周方向につい
    て固定支持する押圧支持手段と、 前記フレキシブル管を軸方向に押出しする押出し手段
    と、 前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させるべく、前
    記押圧支持手段及び前記押出し手段を一体として当該軸
    方向周りに回転させる回転駆動手段とを有することを特
    徴とする請求項2に記載の管内検査装置。
  6. 【請求項6】 前記フレキシブル管の内部に、光ファイ
    バが敷設されており、 前記クラッチ機構の介挿部位において、前記クラッチ機
    構と一体に回転すると共に、前記光ファイバ内の光信号
    を伝送し得るカップリング手段を具備することを特徴と
    する請求項4又は5に記載の管内検査装置。
  7. 【請求項7】 前記センサ本体は、被検査管内を照明す
    る照明手段と、前記照明手段により照明された被検査管
    内を撮像する撮像手段とを備えることを特徴とする請求
    項1から6のいずれかに記載の管内検査装置。
  8. 【請求項8】 センサ本体と、該センサ本体の基端に接
    続されたフレキシブル管とを用いた管内検査方法であっ
    て、 前記フレキシブル管は、長手方向に延伸する凸部が幅方
    向の一部に形成された帯状の剛性部材を、幅方向の一部
    が重なり合うように螺旋状に巻回し、前記剛性部材の重
    なり合った部分が互いに軸方向に摺動可能となるように
    形成されており、 前記フレキシブル管を軸方向周りに回転させ、且つ、軸
    方向に押出すことにより、前記フレキシブル管を被検査
    管内に回転させながら挿入することを特徴とする管内検
    査方法。
  9. 【請求項9】 前記センサ本体及び被検査管の端部のそ
    れぞれに、音響送信機及び音響受信機のうち、相異なる
    いずれか一方を設置することを特徴とする請求項8に記
    載の管内検査方法。
  10. 【請求項10】 前記センサ本体に温度センサを設置す
    ることを特徴とする請求項9に記載の管内検査方法。
  11. 【請求項11】 前記センサ本体と被検査管の端部との
    間に位置する被検査管内に、更に音響送信機又は音響受
    信機を設置することを特徴とする請求項9又は10に記
    載の管内検査方法。
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